富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

副園長ブログ1000回記念

1986年山羊座の虎年生まれである僕の記憶上、1000日間続けられていることって‥寝たり起きたり、おしっこやうんちをしたり、パンツをはいたりなどであろう。なにが言いたいかって、副園長ブログを綴ることがそれらと同列に近い程度に僕の生活に組み込まれているってことですね。

なにはともあれ、無事に1000日間綴り続けられたこと、そしてブログ愛読者の方でもしも1000日間無事に読み続けられたのであれば、お互いにねぎらい合いましょう。毎日本当にありがとうございます。


さて、記念すべき1000回記念ブログは、久しぶりに筆者である副園長、村上太志についての個人的内容をおもいきっり綴っていきたいと思います。

(※と、言うことですので、保育や幼児教育、また子育てに対するためになる情報をお望みの方には期待外れになることを前もってお断りしておきますね。申し訳ございません。)


おっぱいを飲んで、母親の後ろについてまわっていた頃だったり、三輪車を後ろにしか漕げなかったり、小学校高学年くらいまでおねしょをしていた頃から振り返っていくと綴り終えれそうにないので‥20歳にして富岡保育園に就職した当時あたりまで早送りしてみますね。当時、友人(現在岡山県岡山市南区にてフリースクールを立ち上げています。)が富岡保育園へ面接に行った際に、「もう1人面接受けさせてくれるってよ!」と伝言されたことがキッカケで、流れに乗ってそのまま就職させてもらいました。就職活動もろくにせずに、そして大した夢や目標や志しもなく、正直なところ安易な気持ちで保育者の道に足を踏み入れました。同僚になった友人とは、初給料でフルローンを組んでスポーツカーを一緒に買いに行ったり、仕事で困ったことなどを駄弁りにしょっちゅうくるくる寿司に通っていたことは今では良い思い出です。

なんの疑いもなく、「保育とは?」と考えることもなく、日々、子どもたちや仲間の先生たちと「楽しい一日になるよう」にアイデアを尽くして仕事を続けていました。単純に、子どもも楽しそうにしていましたし、仲間ともうまく人間関係を築いていましたし、自分の仕事ぶりには自己満足をしていました。ただ、今から振り返ると、深みもなければ浅はかな仕事ぶりだったなとも思いますね。

さて、転機が二度訪れました。最初の転機は新宿に出向いた29歳の頃。誤解のないようにして頂きたいのは歌舞伎町で豪遊したって話しではありませんよ。園長先生のススメで東京都新宿区にあります「新宿せいがこども園」に見学へ行かせてもらったんですね。実は少し添えなければいけない話しがありまして‥現在の富岡保育園の園長先生が園長職に就任したのは、僕が就職した1年目の時なんですね。そして僕が赤いオープンカーをフルローンで購入して乗り回していた頃に、園長先生は東京に勉強に行かれて、現在の「新宿せいがこども園」にて“見守る保育”という保育実践に出会って学ばれていたんです。園長先生から約10年周回遅れをとりながら、僕も“見守る保育”に出会うことになりました。そしてこれが最初の転機です。「新宿せいがこども園」に見学するなり衝撃が走ったんです。“先生の気配がしない”って。見学者は僕を含めて50名ほどいましたが、いっこうにかまうことなく、それでいて先生たちに指示や指導をされるわけでもなく、子どもたちがあちらこちらで遊び込んでいたんです。当時の僕は、「はい!先生が〇〇やるからよく見ておいてね!はい!じゃあ、やってみようか!できた人から教えてね!」って、誰もが想像できそうな指導方法を疑いもなく実践していたのですが、見学へ行った瞬間から、自分の保育実践や保育に対する考え方に“疑問”を持つことになりました。またそれと同時に、理論や理屈や知識や情報が当時は全くありませんでしたが、野生の勘と言いましょうか、“こんな保育がしたい”と想いを馳せながら、東京から岡山への帰路へついていたかと思います。そして、園へ戻るなり園長先生から、「どうだった?」と聞かれ、衝撃を受けたことと憧れを抱いたことを素直に伝えたんです。すると「うちもやってみる!?」と園長先生はどこか慎重ではあるけれどもワクワクした表情で質問してきたように思い出します。二つ返事で、「やってみたいです!」と答えたことも加えて記しておきましょう。また富岡保育園保育実践改革は、実のところ全職員で何度も何度も議論を重ねたうえで始まったものではなく、園長先生の10年越しの「見守る保育」への憧れと、たった数秒ほどの話し合いで決められ始まったものであることもさらに加えて記しておきましょう。

「間違いなく、絶対に、今より良い保育ができる、今より良い保育園になれる!」と確信はあったものの、当時は無知が過ぎるほどで、保育実践改革と言えども、とにかくどこから手をつけていいのだか上手くいかないことだらけでした。改革をはじめて数ヶ月、30歳にて副園長職をいただき、さらにやる気をみなぎらせていたのですが、空回りと言いましょうか、空焚きと言いましょうか、熱さに熱さを重ねていたこともあり、仲間の先生たちへ、「あーしろ、こーしろ!あれは違う、これは違う!」と叱咤ばかりを浴びせていたことも事実です。

そんな時に二度目の転機が訪れるわけです。31歳の時に癌が見つかったんですね。「このままいくと来月には死ぬかもしれません。」と宣告されたわけです。叱咤を浴びせていた仲間からは逆に激励を毎日浴びせてもらいました。「大丈夫!絶対死なんけん!はやく戻って改革の続きをしよう!」とね。

命拾いしたのか、それとも奇跡的に二度目の人生をいただけたのかはさておき、幸いなことに治療がうまく進み復帰することができました。ただ、復帰するまでの1年間で、富岡保育園は大きく変わっていました。「見守る保育とは?」「見守るって、どんなことだろう?」と、とにかく仲間たちは真摯にそして必死に向き合い続け、そして日々試行錯誤を続けておられたんですね。

復帰以降、『世界一幸せな保育園を作る』と豪語してみては、全国のほうぼうの保育園や、また大学機関などへ勉強に行かせてもらったり、またYouTubeやラジオ番組を持たせてもらったりなど、とにかく好き勝手に大きくたくさん学ばせてもらっている現在であります。

さて、そろそろブログ読者も飽きてくるころですし、なにより筆者である村上が自分の思い出を語ることに少々飽き飽きしていますので、“これから”つまりは“未来”について最後に綴りたいと思います。

志しというものは、僕で言えば、もともと全くなかったのにもかかわらず、ひょんなことから小さな志しが芽生えて、どんどんと大きく太くなっていくようであります。

村上太志の次のステージですね。現在も続いている富岡保育園の保育実践改革を通じて痛感しています、「保育園という概念そのものを変える」ための発信です。そして、岡山県の笠岡市という超少子高齢化が加速的に進んでいる地域にあって、富岡保育園という保育園を自分の軸足としながら、いま住んでおられる方の暮らしが豊かになる、そして未来につなげたいと思える町づくりをするべく、自分にできることを模索し行動していきたいと思います。


最後のまとめに重ねて、よく家族や友人から耳にタコかイカかができるほどに言われることを記しておきます。

「よく、あなたみたいな人を園長先生は雇えるよね。心が広いと言うか、懐が深いと言うか、勇気があるよね。それで仲間の先生たちも、よくついてきてくれるよね。辛抱強いと言うか、忍耐強いと言うか、優しいよね。」

園長先生あわせ、仲間の先生方、もちろん現在や過去の仲間も含め、村上太志の面倒をよくみて下さり誠に感謝しております。この御恩をしっかり奉公するために、さらに邁進すべく、より学んで、より行動していきたいと思いますので、これからも宜しくお願い致します。


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2022-05-13
なっちゃん先生の魔法の正体

ブログ読者の皆様で、新番組「コドモのホンネ」(ローカルテレビ「ゆめネット笠岡放送」)を見た方はおられますか?

さきほど早朝に登園された保護者の方々からは、「おもしろくて、今日の朝も見て来ました!(録画したもの)」と反響著しくありました。

※再放送もありますし、スマホアプリでも見ることができるそうですよ。(お問い合わせは「ゆめネット笠岡放送」様まで宜しくお願い致します。)

※今日のブログは新番組の感想になりますので、これから見ようと思っている方はご注意ください。


ちなみに、ある保護者の方から‥「村上先生、あの放送を見て、なっちゃん先生はどこかの保育園に引き抜かれたりしませんか?」とのご心配の声まであがっていました。

なぜ、このような心配の声があがったかも解説してみたいと思います。


アナウンサーの方と、そのまわりに群がっていた子どもたちとで鬼ごっこをすることになった場面。

「わたし、疲れとるけん、鬼ごっこしたくない‼︎」と、さっそく子どもの本音がポロリ。

そんな中、いざ鬼ごっこがはじまって、鬼役のアナウンサーの方が、ひとりの男の子にタッチするんですね。すると、その男の子が泣き出しちゃうんです。必死にアナウンサーの方も訳を聞こうとしたり、なだめたりするわけですが、いっこうに泣き止んでくれないんです。挙げ句の果てには、男の子はその場から立ち去り、園庭の隅っこにビールケースでバリアを張って座り込んじゃうんですね。

まわりの鬼ごっこに参加していた子どもたちからは、「〇〇君は、鬼ごっこしてなかったのに、タッチされたけん泣いたんで!」との声があがったり‥「そんな偉そうな言い方したらヤンキーになるけんよ!」と子どもの本音がポロリどころではなくガツガツと。


そこで困り果てたアナウンサーの方が、なっちゃん先生(このたびの収録のアシスタント役)に助け舟を出すわけですね。

なっちゃん先生は苦笑いを浮かべつつも、「〇〇君、大丈夫~?ちょっと、とりあえずお茶でも飲もっか。」と、背中をさすりながら、無理に訳を聞こうとせずに、場所を移動して、なだめていくんです。それがあたかも“魔法”を使っているかのごとく、男の子は泣き止んでポツリポツリと訳を話していくんです。

(たぶん、この場面を見て引き抜きの心配をされたかと思うんです。)


では、なっちゃん先生が使ったとされる“魔法”の正体について解き明かしてみたいと思います。

実は、アナウンサーの方より、なっちゃん先生の方が優しいだとか、なだめることが上手いだとかの理由ではなくて、このたびの“魔法”が一朝一夕では使いこなせないところが正体を解き明かすポイントだと考えられます。

このたびバリアを張って泣いちゃった男の子は、入園当初、まわりの環境(友だち、部屋など)に慣れにくいところがありました。そんな時に、なっちゃん先生も含む保育者たちは、よく“おんぶ”をして、男の子と環境とのマッチングに精を出していたんです。そしてその効果もあったり、また男の子の成長が進むにつれ、保育者のマッチング(働きかけ)がなくとも、気の合う友だちと遊んだり、また慣れない環境に出会ったとしても、自分のなかで上手く解釈しながら適応するようになっていきました。

つまりは、男の子となっちゃん先生を含む保育者との間に、『愛着関係』が培われていたんだと思います。もう少し詳しく言えば、「あの先生がいるから、僕は大丈夫。」と、愛着関係を培った保育者を【心の安全基地】として確立していることで、男の子はどんどん環境に自ら働きかけられる、羽ばたいていけるわけです。


そろそろ“魔法”の正体が判明してきましたね。まさに日々の暮らしの中で培ってきた『愛着関係』があったからこそ、男の子のバリアを紐解くことができたんです。そして【心の安全基地】と確立していることで、泣き止んだ後、また気をとり直して遊びに出かけて行ったことも付け添えておきましょう。


準備や計画を一切しておりませんので、次の瞬間どのような展開になるかハラハラドキドキ分かりません。なるべく大人の都合ではなく子どもの本音の世界を、そのまんま、ありのまま見ていただくことができるように、富岡保育園も収録に協力していきたいと思います。第2回も乞うご期待ください。


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2022-05-12
コドモのホンネ本日放送日‼︎

おはようございます。まずはお知らせからです。本日ゆめネット笠岡放送にて、富岡保育園を舞台にしました新番組「コドモのホンネ」が放送されます。ちなみに「私は岡山県の笠岡市や浅口市じゃないから見れないよ〜。」と嘆いている方に朗報です。ゆめネット笠岡放送が無料配信しているスマホアプリがあるそうです。(※「まちのわ ゆめネット笠岡放送」と検索してみてください。)正直どのような編集をされているか、本当にフタをあけてみないと分からないスリルがあります。ワクワクドキドキ。


さて、お知らせはこのあたりまでで‥本日は今年度より委託事業として携わさせていただいています岡山県笠岡市神島にあります社会福祉法人天神会の小規模保育園「クレヨンKIDS」での保育実践にて、トミホクルー(とみほ村の保育者)たちが園児や自分や仲間の“心の動き”を綴りましたナラティブツリーをご紹介したいと思います。


Title 少し特別な園庭

雨がたくさん降った翌日、園庭で遊ぶ子どもたち。

A君(1歳10ヶ月)の「あめ!」と声が聞こえた。

近づいてA君が見ていたものをのぞいてみると、草花に落ちていた雨。

その一粒一粒の雨の大きさや、形を不思議そうに、そして嬉しそうにじっと見つめていた。

普段から見る「雨」。

でも、毎日は見ることのできない「雨」。

その形を一つ一つ見て、形や大きさ、光の加減による色を見つけ、「違う」ということに興味を持ったようだ。

「違う」に気づいたA君の宝探しがはじまった。

園庭のフェンスについた一粒の雫(しずく)を見つけて指で触った。

雫と雫を触って大きな一粒にした。

大きな木からぽたっと時々落ちてくる雫におどろいた。

家のお風呂や水道で触る「水」。それとは一味違う、雨が降ったあとだけにいつもの園庭で出会うことのできる「少し特別な水」。

そんな素敵な不思議を見つけた子どもたちとの雨の翌日の園庭が雨による憂鬱な気分ではなく“わくわく”な一日になり、“特別”な一日となった。


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大人気のコタン君、ありがとう。
2022-05-11
誰よりも心が動いたのは私‥

※ナラティブツリー‥ミマモリスト(富岡保育園保育者)が綴る、子どもや自分、また仲間の“心の動き”を見つめた物語。


Title‥心の大地震警報発令中‼︎

A君(4歳2ヶ月)とB君(4歳2ヶ月)が、鬼ごっこをしようと、私(ミマモリスト)を誘いに来た。

3人で鬼決めをしようとしていると、「ぼくも!」「わたしも!」と何人かが集まって来た。

みんなでしようとしたが、A君は「だめ」と言った。

みんなでやろうと何度もみんなで声をかけたが、A君は頑なに「だめ」の姿勢を貫いたため、後から来た子どもたちはスーッとどこかに行ってしまい、その場にはまた私とA君とB君だけが残った。


B君があらためて鬼決めしようとすると、A君は「かくれんぼがいい!」と急に主張を変えた。

B君は「鬼ごっこがいい!」と言ったが、A君はまた「だめ」の一点張りだった。

「じゃあ、先にかくれんぼする?」「あとで鬼ごっこもしてよ?」とB君は懸命に交渉しようとしていたが、A君は応じず、ついにB君も怒り出してしまった。


一連の流れを見ていた私は、少し気分を変えようと、一緒に鯉のぼりでも出しに行く〜?と2人を誘ってみた。B君は「行く!」とついて来たが、A君は「行かん!」と言ってその場に残った。


鯉のぼりを上げながらB君は「A君と遊ばない!だって‥」とご立腹だった。A君はというと‥座り込んで大声で泣いていた。それを見たB君は、A君のところに駆け寄って、自分から話しかけ始めた。


A君の涙が止まったところで、私は“みんなA君と遊びたいけど、だめ、だめ、ばっかりじゃ遊べないよ”とだけ伝えた。A君は黙っていたが、B君は何か一生懸命話し、A君に「ごめんね。」と言っているのが聞こえた。そのあとA君に一緒に遊ぶか尋ねると、素直に「うん。」と、うなずき無事3人で鬼ごっこをすることができた。


ほんの10分〜15分くらいの出来事だが、私も含め、その場にいたみんなの心が動いた時間でした。

まずA君。最初、鬼ごっこをしようと思っていた楽しい気持ちも、ほかの子どもたちが輪に入ってきたため→3人の鬼ごっこを邪魔されたような、主役をとられたような、とにかく面白くない気持ちになってしまい→意地になってしまい、周囲を否定していたら、周りに誰もいなくなってしまい、悲しい、寂しい、悔しい、いろんな気持ちが交差し涙が出て→けれど、友だちと先生が戻って来てくれて、ほっと安心して、やっぱり友だちと遊びたいという気持ちになった。

次にB君。A君同様に、鬼ごっこを楽しみにする気持ちから→友だちが意地を張って「だめ」ばかり言っている。そして鬼ごっこじゃなくてかくれんぼがいいと意見をかえてくる。楽しみに待ってたのに!と怒ってしまう→わがままだな、もう遊ばないと思いつつも、友だちが一人で泣いていて、心配でほっとけない→やっぱりこの友だちと遊びたいと、元気づけて、謝っておこうという気持ちになった。

そして私。最近A君が先生たちや友だちに心を開いてくれて嬉しい。今日は鬼ごっこかと楽しみにする気持ちから→えっ!?他の友だちは寄せてあげないのか。ちょっと残念だな→鬼ごっこじゃなくて、かくれんぼ⁉︎そりゃあB君も怒るのも無理ないよ。B君に共感だな→でも、B君が友だちの思いを受け止めて交渉までしている‥!ビックリ!→さらに泣いている友だちに話しかけ「ごめんね」と謝ってあげている。(B君は悪くなかったと思うが)B君の成長に感動!→A君とB君、2人は良い友だちになるだろうなという気持ちになった。

※実は少し前のB君は、「ぼくは〇〇がしたいんだ!」と自分の要求を力いっぱい主張する姿が目立っていたので“相手のやりたいこと(かくれんぼ)を先にやるから、後で自分のやりたいこと(鬼ごっこ)をやろう”と交渉していたことに、すごく驚き、そしてとても嬉しかった。


上記の物語に筆者であるミマモリストは「誰よりも心が動いたのは私だったと思う。」とも、あとがきに記されていました。


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2022-05-10
ヤギのコタン君が明日くるよ

『子育ては自分で思っているより、ずっとコントロールができない』


「最新統計データ×科学的エビデンス~世界中の育児情報をデータ分析でふるいにかけた超百科!~米国最強経済学者にして2児の母が読み解く~子どもの育て方ベスト~ブラウン大学経済学部教授エミリー・オスター」

という、なんとも長々としたタイトルの著書で綴られていた一言です。~子どもの育て方ベスト~ってタイトル自体にーあやしいな~ーとの印象を受けてページをめくったのですが、意外にも意外に、統計データや科学的エビデンスのプロでもっても、『子育てはコントロールできない』と、はっきりと記されているんです。そしてそのギャップについつい惹かれて読み進めています。


せっかくなので、おもしろいキーワードを紹介しておきますね。

【制約付き最適化問題】という、まさに子育てそのものを表す言葉です。

極端な例え話をしてみますね。

例えば‥「〇〇という食べ物を食べると賢くなる」との情報をネットで検索して選択するとします。しかし、その食べ物が1万円くらいするとしましょう。そしてその食べ物の調理には3時間ほどかかるとしましょう。あなたは頑張って働いて生活を切り詰めて、なんとかそのバカ高い賢くなる食べ物を子どものためと思い購入し、長時間働いて疲れた身体を奮い立たせて仕事後に調理場に立ち3時間でやっと調理をすませるとしましょう。ただその3時間の間、子どもは待ちに待ってしまって、YouTubeを見たり、お菓子をつまみながら、時にはうたた寝をして待っています。それでもってその賢くなる食べ物を食べ終わると、時計はすでに夜9時をさしています。さてお風呂にも入れなきゃいけない。お風呂から出ると、うたた寝もしちゃったのもあり目が冴えて眠るどころではない。ついには就寝が深夜12時を超えてしまった。

とんでもなく長々とした極端な例え話をしましたが、もしもこの食べると賢くなる食べ物が本当だとしても、YouTubeやお菓子や就寝時間なども考慮しちゃうと、賢くなるための最適解ではない気がしませんか?ブログ読者の方はいかがお考えですか?


例え話が極端過ぎると言えばそうなのですが、実は子育てにはありふれた問題だと言えます。「母乳が最適なのかどうか」「布おしめが最適なのかどうか」「ミルクならば〇〇メーカーのものが最適なのかどうか」列挙すればキリがないほどに、子育てにはありとあらゆる選択肢があります。

そんな選択肢から、どのような選択をすれば(選択を組み合わせれば)“もっと幸せでもっと肩の力を抜いた子育てができるか”を紹介しているのが、この著書なわけです。意外にも“絶対”“完璧”と称されている子育てグッズや方法ほど、さほどそうでもないデータやエビデンスが存在したりするんですね。詳しい内容についても今後のブログ内で紹介してみますので乞うご期待ください。


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※ちなみに冒頭に紹介した著書以外に最近購入した本は‥

・「無印良品の教え~仕組みを武器にする経営~」松井忠三

・「オーストリア滞在記」中谷美紀

・「子どもが心配~人としての大事な力~」養老孟司

・「弔辞」ビートたけし

※ちなみに最近「私設公民館とみほ村文庫」でレンタルしている本は‥

・「峠」司馬遼太郎

・「ロシアについて」司馬遼太郎

・「監察医の涙」上野正彦

富岡北地区の方からサクランボのお裾分け
昼から夕方までサクランボを食べ続けました
2022-05-09
ミニひまわりの苗を頂いたよ

 五月富岡客中の作


富岡駅から十里の堤が延び

南へ横たわる長蛇に似ている

首下げて水飲むところ港なり

松林幾群か、間隙に海見ゆ

長短の梢の向こうに島の影

木々の間を帆柱がよぎる

山人我この海辺に遊べば

目新しき景に眼を奪われる

門前の大道県庁に通じ

馬車の官吏カツカツと過ぐ

美酒の酔に鯛料理

都ぶりの音曲に麗人の舞

銘酒佳肴に歌舞音曲

風塵滾滾たるを如何せん

半月の淹留も何の楽しむ所ぞ

衣類汚れるも洗うに川なし

独り楽しむ南海幽趣豊かなるを

漁歌もまた哀調憔歌に劣らず

北山に早速には帰らず

南海にしばし留まり釣蓑をまとう


おはようございます。日曜日の朝から驚愕の‥読もうと思っても漢字が読めない、読んでも理解に苦しむ、そんな詩をならべてみちゃいました。なぜ掲載するにいたったか‥実はとみほ村の富岡保育園が所在します富岡北地区のまちづくり協議会事務長さんから、「村上先生!この詩、見てよ!山田方谷さんが、ここ(富岡保育園)に滞在したときに読んだ詩を、栗谷川先生(山田方谷を研究されていた方※昨年お亡くなりになったそうです。)が紹介しとるんよ!」と、かなり興奮気味にお話しをいただきました。


たぶん、ブログ読者の方にとっては、「は!?山田方谷!?誰それ!?そんで何で富岡保育園が関係ある!?むしろ保育園の公式ホームページに載せること!?」と、ハテナだらけだと思いますので、落ち着いて順をおって説明していきますね。

まず、「山田方谷」という方は幕末にかけて現在岡山県高梁市、当時の備中松山藩の政治と経済を復興した立役者なんですね。藩主の板倉勝静は江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の政権では老中にもなっているんです。(山田方谷は板倉勝静が一番信頼を寄せていた家老でもあります。板倉勝静は徳川慶喜が一番信頼を寄せていた老中でもあります。)

さらに話を進めますと、その後徳川幕府は倒され、大政奉還の後、明治維新がおこります。そして廃藩置県という大革命がなされた時に、とみほ村の富岡保育園が所在します笠岡は現在は岡山県でありますが、当時は「小田県」であり、なんなら笠岡は小田県の県庁所在地だったんですね。その当時の小田県令(現在で言う県知事です。)矢野光儀が、上京し内務省を訪れた際、大久保利通から、「山田安五郎(山田方谷)には会ったのか。小田県を治めるには、政務は山田安五郎に聴かねばならん。」と言われ‥小田県令矢野は、山田方谷を笠岡にお招きしたんですね。そんでもって、そろそろブログ読者もお察しがつくかと思いますが、山田方谷が笠岡に足を運んだ際に滞在したところが、現在富岡保育園として保育園を営んでいますところ、阪本家屋敷だということです。


冒頭に掲載した詩には、『世を出て世を忘れず、世にありて世の外に遊ぶ』という山田方谷の趣が見てとれると解説がなされていました。詩も解説も、正直に言いますと‥僕には相当に難しく理解に苦しむところにあります。けれども、幕末から明治維新にかけての歴史に残る大動乱期に読まれた詩が、とあるウイルス渦やロシアやウクライナ情勢の悪化といった現代の大動乱期にも当てはまるようでいて、生き抜く指標にもなっているとも感じました。


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★添付写真‥富岡北地区まちづくり協議会副会長さんが「ミニひまわり」の苗を24株、富岡保育園に寄付して下さいました。さっそく園庭長と子どもたちで植えたようです。副会長さん「毎日水やりとかやったりしながら大きくなっていくところを見るのも自然の勉強になってえぇじゃろ。」と声をかけて下さいました。(※笠岡市神島「クレヨンKIDS」の花壇にも植えさせていただきました。)富岡北地区まちづくり協議会の方々も含め、いつも富岡保育園のことを気にかけて下さり誠にありがとうございます。

ミニひまわりの苗をせっせと。
クレヨンKIDSの花壇にも。
2022-05-08
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おはようございます。5月の土曜日早朝と言えば‥「ウキウキ!春のラジオ体操」です。第1回の本日は約20名ほどの地域の方々が参加して下さいました。「わたしゃ、保育園の中に入ったのは20年ぶりくらいじゃわ。」と、おっしゃられる方もいたり。また小学生や中学生の学生たちも早起きしていっしょに身体を動かしてくれましたよ。

ところで、なんで“ラジオ体操”なんてイベントを副園長村上はうつのか?そろそろ種明かしをしたいと思いますので、参考にしたい方はしてみて下さい。


保育園にしろ、なんにしろ、“イベント”をしようと思うと、とあるウイルス渦のご時世も絡み合ってハードルが高いんですよね。〇〇を気をつけなきゃ、〇〇を気をつけなきゃ‥ルールがルールを呼ぶもんで、いっこうに企画がまとまらなかったりすると思います。さらに言えば、「どうせイベントをうつなら成功させたい!」と気持ちが強まれば強まるほど、企画が大きくなりがちなんです。ただ大きくなればなるほど、いよいよリスクも高まってくるんですよね。

上記の“イベントの性質”を理解した上で、“ラジオ体操”というイベントをうっているんです。

(※詳しく説明していきますのでメモをする方は鉛筆をご用意下さい。)

富岡保育園のような、田舎町(岡山県笠岡市富岡)つまりは地域に根ざしたいコミュニティーの企画しなきゃいけない“イベント”は、もちろん年に1度できるかできないかのビッグイベントも良いのかもしれませんが、間違いなく効果大であるのは、年に何度でもできるスモールイベントです。なぜかって、イベント対象者が、県外や海外からのお客さまではないからです。とにかく地域の方と『顔を合わせる機会』をたくさん作ることが目的なんです。この機会をたくさん積み重なることによって、もしもビッグイベントを企画しようと思うのならばハードルやリスクを下げることも考慮しやすくなるんですね。

そんでもって、じゃあ何で“ラジオ体操”なのか?ここはシンプルに老若男女、年齢や性別などの垣根無く誰もが馴染みである、その上で「出来る・出来ない」が気にならないものであること。さらに言えば、短い時間で終わるので心身の負担が少ない、そして何より分かりやすく“無料”で開催そして参加できること。そのくせ、無料にも関わらず「早起きをして、地域の方と少し挨拶を交わせたり、少し身体を動かしてスッキリすることにより“得”した気分になる」こと。(お土産効果)


ここまでが表向きの理由で、ここからが裏の理由になります。

(※有料コンテンツにしたいくらいですが‥無料でご紹介しますね。)

実は、早朝に開催することにより、園児や職員がほとんどいない状態で地域の方々を園内にお招しています。つまりは、参加者は人目(職員など)を気にせず、園内を眺めたり観察できるんです。ここが非常に大きなポイントなんです。『無人公開保育』と名づけてみましょう。

園児や職員がいなくとも、園内には遊びや生活の残り香が必ずあります。その香りを通じて、地域の方がもしも“富岡保育園はちゃんと保育しているな”と思って頂けたら、より地域に根ざせるはずなんです。(もっと言えば、無人であるにも関わらずお招きできる状態は園と地域との“信頼関係”が成り立っていないとできないことでもあります。)

また逆説的には、職員は「自分たちが居ない状態でも、保育について発信できているか」を、頻繁に(定期的にスモールイベントをうつことで)振り返ったり、省みることをしなければならない、つまりは保育の質について常に問える状態になれるということです。


本日早朝より早起きをして参加して下さった皆様ありがとうございました。来週も土曜日7時スタートです。宜しくお願い致します。


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サツマイモの苗を植えました。
2022-05-07
細かく分けることが正解!?

知り合いの小学生Aちゃん(低学年)から、こんな質問をされました。「B君だけ、なんで違うクラスなんか知っとる?」ーなんで?と返答をするとー「B君、バカじゃけんよ。」と答えが返ってきました。まわりの大人はーそんなこと言わないのーと言い聞かせてはいたものの、おおきなやるせない空気感が漂いました。まわりの大人も詳しい事情は分からないまでもーなんとなくだが発達障がいだからなのかなーと推測しながら言い聞かせていたように感じました。

※発達障がいという言葉の理解や知識について、居合わせていた大人はそれぞれにバラバラです。ちなみに専門家であっても定義や見解はバラバラだということも付け加えておきましょう。


たまたま「五体不満足」という著書を書かれた乙武洋匡さんのコメントを聞く機会がありました。

乙武さん「ある期間、ロンドンに滞在することがあったんだけどね。ヨーロッパだから日本よりもバリアフリーとか進んでいるのかなって思ったんだけど、ロンドンの街は車椅子ユーザーには大変なの。エレベーターだって無い駅もあるの。だけどね、日本より車椅子ユーザーの方を多く見かけるわけ。なんでだろうって思ってたら、まったく知らない人でも車椅子ユーザーを見かけたら押してあげたりするわけ。つまりはマンパワーによってエレベーターだったりの環境面の不足を補っているの。」

乙武さん「ロンドンの人たちの根底にあるのは、“迷惑をかけることは悪いことではない”ってこと。自分も他者も迷惑をかけていることを前提にしているから“お互いさま”という気持ちで、自分に余裕のあるときには車椅子押しますよってことになるのね。」

乙武さん「じゃあ、ロンドンの人より日本の人の方が薄情であったり優しくないかって言ったらそんなことはないと思うの。ただ大きく違うところは“慣れていない”ってことだと思うのね。」

乙武さん「なぜ“慣れていないのか”は、教育によるところが大きいのではと思うのね。障がいごとであったり、学力の習熟度ごとであったり、なんなら偏差値ごとであったりに、クラスを細かく分ければもちろん短期的な成果は大きく得られると思うの。ただ、教育とは人生の入り口であって、出口の社会は細かく分かれているどころか1つしかないよね。人生という長期的な期間での成果を考えれば、細かく分けるのではなく、ごちゃ混ぜにしていろいろな人と慣れることが大事なんじゃないかと思うの。」


乙武さんのコメントを聞いていると、知り合いのAちゃんのやるせない発言の根っこが見えてきたように感じました。

保育園であったり、学校であったりの場所の目的は何なのでしょうか?保育園で言えば、何かが上手にできたり作れたりすることが目的なのでしょうか?それとも、いろいろは人たちがいる社会のなかで、自分の幸せを見つけたり作ることができるようになることが目的なのでしょうか?


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2022-05-06
とみほ村で子どもがデジタル機器に触れる機会がない理由

こどもの日。地方新聞(山陽新聞)に目を通しますと‥「子ども41年連続減」であったり、「デジタル機器が子どもの人体に与える影響」であったりの記事が並んでおります。

ちなみに、子どもの数は全ての都道府県で減少したようです。(1999年以来)14歳以下の子どもの数は1954年の2989万人をピークに2022年は1465万人に減少の一途を辿っているようです。多ければ良いだとか、少ないから悪いだとか、そんな話しをするつもりはありません。現代の子どもに携わるお仕事をさせてもらっている以上、少なくなっているからこそ必要な保育・教育を提案し直すことが大切だってことです。

もう1つのちなみに、デジタル機器の使用については世界保健機関(WHO)によると2歳未満は推奨されていないそうです。なぜかと言えば、デジタル機器が人体に与える影響はまだ十分に解明できていないからだそうです。デジタル機器が良い、悪いの話しをするつもりはありませんが、ただどうなるか分からないものを乳幼児に与えることは危険なんじゃないかってことです。例えで言いますと、新型コロナウイルスのワクチンについて「打ったらどうなるんだろう?どんな副作用があるんだろう?」と躊躇った方もいるんじゃないかと思うんです。さらに言えば大人でも躊躇うワクチンを、乳幼児には積極的に接種をすすめなかったはずなんですね。


めずらしく時事ネタを扱った背景には、この2つ(子どもの数の減少・デジタル機器が与える影響)に関して、なんだかおかしな矛盾があるから、ブログ読者も一緒に考えてくださいってことなんです。

デジタル機器の乳幼児の人体に与える影響を考えるときに、まずどんなときにデジタル機器に触れているかを考えてみたいんです。新聞記事によりますと、「国の政策で小学生からデジタル機器を使うから慣れさせておきたい」「赤ちゃんがぐずった時に頼るため」などが挙げられるそうです。そして上記のニーズにいち早く目を付けては、「ベビーカーにスマートフォンをとりつける器具」たるものが売られているようなんです。赤ちゃんにとってスマートフォンが良いか悪いかの話しをするつもりはないのですが、赤ちゃんがスマートフォンを扱うことでのリスクについてはご紹介しておきたいと思うんです。赤ちゃんが泣いたとして、もしもスマートフォンを見せて放置を続けてしまえば‥まず、“どうしたの”と直接声をかけたり目を合わせたりあやしたりの生身のコミュニケーションが減ってしまうでしょう。すると発達の基礎となる信頼関係や愛着形成への影響はいなめません。また、赤ちゃんにスマートフォンを与えると、ものの見事にすぐに指で画面を動かすことを覚えます。ただ、いち早くスマートフォンで遊ぶようになってしまうと、オモチャをつかんだり、絵本をめくったりといった運動機能が育つ機会が減ってしまうでしょう。また近距離で小さな画面に集中し続けると視覚機能の発達にももちろん影響を与えてしまうでしょう。これらのリスクを知ったうえで、例えば小学生からデジタル機器を使うから早くに慣れさせておきたいと考えるでしょうか。

で、ここからが本日の本題に入るわけなのですが‥赤ちゃんがぐずった時などにスマートフォンに頼るケースがあるってことを事実として踏まえて考えていきますと‥子どもの数の減少はもちろん赤ちゃんの数の減少でもあります。総人口に占める割合ももちろん減っています。何が言いたいかって、数字だけ見れば、赤ちゃんがぐずった時に頼れる大人の数は増えているはずなんですね本来は。けれどももしかすると、赤ちゃんがぐずった時に頼れる大人が減っているからスマートフォンに頼らざるを得ないんじゃないかって矛盾のある話しなんです。もしそうならば、赤ちゃんがぐずった時に頼れる大人が減っている、つまりは『子育ての孤立』が子どもの発達に大きなリスクを与えてしまうのではないかって話しです。『子育ての孤立』という問題があるとしたら、問題の要素は多岐にわたると思うんです。家族や住居の形態、また“子育ては親だけがするもんでしょ”信仰も浸透している背景があったりするんでしょう。

富岡保育園では、園生活のなかでデジタル機器にふれる機会を一切設けていません。なぜかって、上記のリスクを考慮すると導入には踏み切れないんです。さらに言えば、赤ちゃんがぐずった時も、担当制保育であったり固定担任制を敷いておりませんので、たくさんの頼れる大人(保育者)がいることも添えておきましょう。


長々と綴りましたが、もしもブログ読者も含めて、「それでもスマートフォンに頼らざるを得ないんです」「子育ての孤立という現状の真っ只中なんです」という方がおられましたら、一度、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園まで足を運んで下さいませんか。入園するしないに関わらず、頼れる大人(保育者)といっしょの時間を過ごしてみてください。

(※特定の開放日などを設けておりません。開園日は毎日開放されています。)


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2022-05-05
おんぶは赤ちゃんの学習の場

肌間の話しをしますね。つまりは統計などをとっていない正確な話しではないってことですのでご容赦ください。

保育園への入園について。10年くらい前で言えばたいていは年度初めである4月をねらっての入園がこぞっていたように思うのですが、近年では年度途中での入園希望の方が増えているような肌間なわけです。ー1歳の誕生日を迎えたからーなど、つまりは産休ならびに育休明けのタイミングだということです。お察しがつくかと思いますが、それだけ日本という国は、産休・育休制度が成熟してきたんだろうなとも分析できる肌間なわけです。

さて、とみほ村の富岡保育園でも、さっそく年度途中入園のお子さまを5月からお迎えしています。すこし大きな子どもたちで言えば、「あたらしい赤ちゃんがくるんじゃろ~!」と、初日の登園に期待を膨らませたりなんかもして、コミュニティの活気づくさまがまざまざと感じられたりします。


そんな新しいコミュニティの仲間に、喜びをみんなで感じている最中、喜びとは多少異なった泣き声が聞こえてくることもお伝えしておきますね。誰の泣き声かなとご想像すると、たいていは新しい仲間(赤ちゃん)かなと素直に思うかもしれません。もちろん新しい赤ちゃんも泣きます。当たり前の話しで、信頼関係を築いている母親だったりと離れ離れになるのですから当然泣きますよね。そこで保育者たちは、新しい赤ちゃんと信頼関係を築こうと必死にあやす姿はご想像の通りです。あの手この手を使ってあやしてみては、新しい赤ちゃんに安心してもらおうとするんですね。すると、新しい赤ちゃんもときどき泣き止んでみたりもするわけです。

さて、新しい赤ちゃんが泣き止んでみたものの、まだ誰かの泣き声が聞こえてくるんですね。誰なのでしょうか。泣き声の主は、新しい赤ちゃんが入園する以前に自分が新しい赤ちゃんだった赤ちゃんです。こんがらがるような表現で申し訳ないのですが、具体的に言えば、5月に入園した赤ちゃんよりも1ヶ月前に入園した赤ちゃんのことです。なぜ泣くのかって言えば、今まで保育者たちが自分に対してあの手この手を尽くしてくれていた、あの手この手の先が自分ではない新しい赤ちゃんに向かっているからですよね。「ミルクが欲しいよー、うんちが出たよー‥」などの泣き声でなくて、「こっち向いてよー!こっち、こっち!」と言った具合の泣き声なのです。(←某アニメ「ドラえもん」に登場する“翻訳コンニャク”を使った場合を想定しました。)

さて、目の前には新しい赤ちゃんが新しい信頼関係を築こうと泣いている、そして隣には「こっちも向いてよー!」と、今までは自分が新しい赤ちゃんだった赤ちゃんも泣いている。そんな時に保育者がとった手段とは、いかに!?

それは、『おんぶ』ですね。新しい赤ちゃんだった赤ちゃんとはすでに信頼関係を築いている期間があるぶん、顔を見合わせて表情などで伝える安心感などがあればこそ『おんぶ』によって、身体の温もりを通した安心感によって、「大丈夫。あなたのことも愛しているよ。」と伝えることができるんですね。

そして今日のブログでは『おんぶ』という、日本では非常にあたりまえである行動が、実は赤ちゃんにとって大いなる学習の場にもなっていることをご紹介しておきたいと思います。

赤ちゃんは『おんぶ』されながら、『おんぶ』している人(精神的に安心でき信頼のおける人)と全く同じものを見ています。つまりは、目を使った情報伝達の重要な要素であり、何かの対象への注意を他者(精神的に安心でき信頼のおける人)と共有する【共同注視】たる行動をしているんです。自分がどこを見ているのかということをはっきり周囲に伝えるという意味で、目の動きを認知する機能はとても重要なんですね。特に赤ちゃんとお母さん(精神的に安心でき信頼のおける人)の間で行われる【共同注視(ジョイント・アテンション)】から、赤ちゃんはお母さんの仕草を通じてさまざまな情報を獲得していると考えられるため、『おんぶ』は赤ちゃんにとって大いなる学習の場だと言えるんです。

付け加えますと、他者の目の動きを認知する機能を前提に社会は成り立っていることも考えておきたいところです。この機能を失ってしまうとコミュニケーションも成立しませんよね。他者の目を見て、そしてそこから何らかの情報を読み解くことは、私たちの社会的行動においてとても重要な働きだということです。

(※参考文献「保育の起源~保育を巡る今日的論考~ホモ・サピエンスの誕生から最新の発達心理学研究まで」藤森平司)


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2022-05-04
『プロの保育者であること』

とりとめてテレビを見る習慣はないのですが、木村拓哉さんがドラマに出るとなれば話は変わって連ドラ予約をしちゃうようです。たぶん木村拓哉さんが好きなのでしょう。春の新ドラマ「未来への10カウント」ももちろんのこと抜かりなくチェックしております。このたび木村拓哉さんは、訳ありでピザ屋の配達をしながら、それでもってある学校のボクシング部コーチをする役を演じておられます。

(※ドラマについては詳細を知りたい方は是非テレビを見てください。)

ストーリーが進むにつれ、ひょんなことからコーチ兼、非常勤講師として教師をすることになっていくのですが‥テレビドラマなので真実では無いにしろ、非常勤講師と正規職員との“区別”がとてもあからさまなんです。例えば、「非常勤講師は生徒の家庭の事情などの案件などには関わらないこと」「非常勤講師は職員室の生徒情報がある場所には入っていけないこと」などなど。テレビドラマなのでおもしろおかしくその“区別”を表現していますし、木村拓哉さん演じる主役は“区別”にひるむことのないようにも表現されています。

ただ、テレビドラマではなく現実問題として、この(正規職員と非常勤講師)区別に対しての問題はあるんじゃないかと思うんです。それは学校だけではなく保育園というコミュニティにもです。なぜかって、保育雑誌でも1年に1度は必ず見かけもしますし、なぜかってここ数年で富岡保育園へも似たような相談を持ち寄せてくださった保育園の先生たちが何度となく来られたからなんです。

「正規」と「非常勤」という“区別”は、大きいところで言えば雇われ方ですよね。シンプルに言えばお金のところだと思います。さらに言えば、雇われ方(雇い方)を区別することによってお金について格差をつけることで当然生まれてしまう格差は、仕事内容でしょう。内容と言えども、もちろん何らかの大きな責任問題などの案件も含まれたりしますから、そういった仕事内容の格差からコミュニティ内で、「非常勤職員より正規職員の方が偉い」といった単純な公式が出来上がってしまうんだと思います。分かりきった話をしているのですが、当然このような公式が出来上がってしまいますと、コミュニティ内には不平不満や文句などが自然と湧き立つものです。そして不平不満や文句が充満としたコミュニティはコミュニティとしての滅亡に向かう、又は不平不満や文句をタネ(もしくはオカズ)にしたコミュニティへと向かわせていくのは、これも分かりきった話だと思います。

ブログ読者も、また僕も含めて、当然どちらに向かうコミュニティも望ましくないことは承知の上で‥

「じゃあ、どうやったら正規職員と非常勤職員の格差問題を解決したらいいのだろうか?」

この問題へのひとつの答えを社会福祉法人伸成会では出しています。

(※ほかにも方法はあると思いますが、参考までに。)

伸成会では、「正規職員」と「非常勤職員」との区別を一切していません。(※ただ、もちろんお金や時間などは、それぞれの職員の能力や境遇など諸々を考慮して決めています。)区別を一切せずに、伸成会の職員は、『全員、プロの保育者であること』を念頭に対応しています。もう少し具体的に言えば、勤務時間が長かろうと短かろうと、給与が高かろうと少なかろうと、経験年数が長かろうと短かろうと‥とにかくひとりひとりの職員に対して敬意を払い、そしてひとりひとりの職員が自覚をすることです。これは、雇う・雇われる関係性だけでなく、伸成会に携わるすべての人と人との関係性を指すことを確認しておきたいと思います。

もしも木村拓哉さん演じる非常勤講師の方が、富岡保育園が舞台であれば、ピザ屋の配達をかけもちでしていようと、仲間の職員から敬意を示されさらに堂々と教師生活を送ることができるんじゃないかとも想像をはり巡らせておきたいとも思います。

社会福祉法人伸成会では、いろいろな働き方、つまりは生き方の人たちが集い合うコミュニティであればとも考えています。例えば、「わたし、80歳をこえているんだけど、週に2日、2時間ほど働けないかしら?」「ぼく、将来、保育園を作りたいと思っていて‥ノウハウを学びながら3年ほど働けないでしょうか?」などなど‥『プロの保育者であること』への自覚と仲間への敬意さえあれば、是非門戸を叩いてくださればと願っています。

(※就職を希望される方は、募集状況などは毎月更新されていきますので、まずは一度お電話でお問い合わせください。)


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2022-05-03
三宅さんの畑でイチゴ狩り

頑丈な柵はタヌキ、そしてイノシシ対策。ほうぼうを張り巡らせている網はムシ対策。あらゆる万全の対策を練って下さるには理由があるんです。

それは‥「保育園の子どもたちに安心安全な無農薬のイチゴをとって食べてもらいたい‼︎」


本日、富岡保育園が所在します岡山県笠岡市富岡北地区で各種の野菜や果物を育てておられる三宅さんのご厚意による「イチゴ狩り」に、富岡保育園の園児(虹グループ3.4.5歳児)ならびに職員、そして地域のボランティア亀川さんとで参加してきました。

万全の対策で育てられた完全無農薬のイチゴ。どれもが逞しい肉感と、三宅さんの丁寧な愛情のつまった酸味と甘味がいっしょに味わえるイチゴでした。

参加した子どものうち、イチゴ狩り初体験の子どもは、はじめおそるおそるとイチゴを摘み取る様子。ただ次第に慣れてくると摘んでは口に入れて摘んでは口に入れて、もちろん手と口のまわりは薄っすらと赤く染まっているんですよね。

また完全無農薬のイチゴ畑をご想像できる方は、「良い土なんだろうな~。」と呟いたんじゃないでしょうか。もちろんのこと、良い土には、元気な虫やカエルが遊びに来ているんですよね。するともちろんのこと、イチゴ狩りの傍ら、虫捕りに夢中になる子どもたちもいるわけです。

三宅さん「子どもが畑で遊んでくれると嬉しいよ。」と、おっしゃってくださることに本当に感謝しなきゃいけません。そして、「また来年も来てくれるかな。」ともおっしゃって下さることに、あらためて富岡保育園が社会福祉法人として地域社会へ貢献することを強く自覚し努めなきゃいけないとも思いました。


本日は、大きなご厚意を与えて下さった三宅さん、またご家族の方、またお手伝いに来てくださいました社会福祉協議会あらいさん、そして地域の方との潤滑剤として活躍してくださった亀川さん、誠にありがとうございました。


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まずは三宅さんから摘み方を習いました
摘んでは口に入れています
2022-05-02
みんなの子どもなんじゃけん

マスク生活に違和感がないと言えば嘘になります。たとえば映画館へ行ったものならば、もちろんマスクをして、そしてポップコーンなどを食べるときだけは着脱が認められるといった鑑賞の仕方になるんじゃないかと思うんですね。

ただ、マスクをして映画鑑賞することで良かったと思えることだってあったんです。それは人目も憚らず(ひとめもはばからず)泣けるってことです。涙がポロポロポロポロ出てはマスクがキャッチして吸い込んでくれるんですよ。

本日鑑賞しました映画は、瀬戸内海を舞台に、しかも富岡保育園が所在します岡山県笠岡市も含まれた地域が撮影場所になっていました「とんび」という阿部寛さん主演の映画です。

(※これから見ようと思っている方はネタバレ内容を含んでいるかもしれないのでお気をつけください。)

母親がある事故で亡くなってしまった父子と、その取り巻きたちが織りなす家族愛の物語です。と、まとめてみたものの、いかんせん登場人物たちはそれぞれに何かを抱えて生きていることが見え隠れする物語でもありました。「人生山あり谷ありの方が景色が良いのよ」とのセリフなんて、まさに‥。


さて、わざわざ保育園の公式ブログに綴るくらいですから、なにか子育てのヒントとなることがあるのでしょう。

実は、まさかの『共同養育』という視点が大きなポイントとなっていたんです。母親を亡くした小さな子どもを、もちろん父親は一生懸命育てるのですが、一人では到底抱えきれず遂には「俺が生まれてこなけりゃ‥」と思い悩んでしまうんです。そんな時に、父親の取り巻きが雪降る寒空の下、海の砂浜で父親に、「おまえが抱っこしている子どもは今おまえの体温(愛情)で半分はあたたかいじゃろう。じゃけど、背中はどうじゃ、寒いじゃろ。じゃから、背中はわしら(取り巻き)があたためてやるから安心せぇ。」と、いった具合の言葉をかけるんです。

(※正確に知りたい方は是非、映画館へ。)

この取り巻きが、子どもができない友だち夫婦であったり、幼い娘と別離して暮らしている小料理屋の女将であったりするんですね。父子がなにかとケンカすると、取り巻きたちはきまって「みんなの子どもなんじゃけん!」と言いはなつんです。


富岡保育園に限らず、日本中、いや世界中の保育園の子どもたち、いや保育園に通っていない子どもたちも含めて、子ども一人ひとりそれぞれに家庭環境、境遇は違っています。それでも一人ひとりを守るためには、父親だけでなく母親だけでなく、社会全体の大人(取り巻き)が「みんなの子どもなんじゃけん!」と胸を張って育てていくことが必要不可欠なんだと思えた、そんな映画「とんび」でした。


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2022-05-01
バラエティに富んだ人環境

おはようございます。気温の変化が激しゅーございますね。ブログ読者の方もふくめ心身ご自愛ください。そして、どんなことがあろうとなかろうと、4月も終わっちゃって5月に入っていくわけです。

本日は「とみほ村だより5月号~富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS」で好評の富岡保育園園長先生コラムをご紹介したいと思います。


【Mimamoru ~「人」環境とは~】

 5月2日(月)は富岡北地区の三宅さんのご厚意で「いちご狩り」をさせていただけるんです。6日(金)はボランティアの方の力を借りて夏野菜の苗を植えます。10日(火)には、笠岡東地区保幼小中高連携「あいさつ運動」で、笠岡工業高等学校の生徒さんが朝8時から富岡保育園前の横断歩道に立って下さいます。また同日、LIFE3091(自然生活)若月さんとヤギのコタン君が富岡保育園へ遊びに来て下さいます。さらに、5月の毎週土曜日には「ウキウキ!春のラジオ体操inとみほ村」を行います。加えてクレヨンKIDSではほぼ毎日、ご利用者の方々がふれ合いに来てくださいます。そして亀川さんが富岡保育園にもクレヨンKIDSにも笑顔を届けてくださいます。

 とみほ村ではなぜ、様々な職業の人、様々な立場の人、様々な考えを持つ人との交流を活発に進めるのでしょうか?

 私たちは「環境を通した保育・教育」を行っています。これは、保育所保育指針に謳われており、乳幼児期の関わり方の基本とされています。環境というのは、子どもを取り巻くすべてのものですが、「人」「物」「空間」を核に考えます。子どもとかかわる「人」というのは、とても大事な環境です。子どもは「人」との関わりの中で、言葉やコミュニケーションの方法、そして表現することを学び、また、規範やルールなどを学んで、次第に社会性を身に付けていきます。

 子どもと他の子ども、子どもと保育者、子どもと保護者、子どもと多様な人々‥子どもを取り巻く「人」環境が、できるだけバラエティに富んでいることが、様々な生き方や価値観に触れることにつながります。何より、とみほ村を支えてくださる「人」の温かさ、優しさが嬉しくて、いつも感謝しております。5月も楽しみですね。

 子どもたちの未来のために、いつもありがとうございます。


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生け花のある暮らし
2022-04-30
村上へのお問い合わせ大歓迎

「休日」と聞くとたいていは喜ぶものかもしれませんが、屁理屈ぽくもありへそ曲がりぽくもある僕(村上)からすれば、たいして喜ぶものでないと意識しています。なぜかって、そもそも休日という制度を作った人たちは、「いかに効率良く働かせようか」との魂胆をまる出しに産業革命を成功させていったようにも感じるからです。つまりは、雇用主と労働者との歴史的背景からなる、“なにかに操られている感”に対して、小さな小さな抵抗をこっそりしているだけに過ぎないという話しです。

※そんな僕(村上)がゴールデンウィークと称された、まるでギラギラした名前のついた本日の休日にしたことと言えば‥とみほ村にあります「私設公民館とみほ村文庫」にて、読書と昼寝を延々と繰り返すことでした。ちなみに手にとっていた一冊は司馬遼太郎さん作の「峠」です。主人公は、幕末に生きた雪深い越後長岡藩藩士である河井継之助。この男がなかなかの屁理屈と言いますかへそ曲がりと言いますか、その域を超えたように柔軟に自由に突き進んでいくんですよね。


さて、小さな小さな抵抗をこっそりしている僕(村上)から、ブログ読者の方に少しご質問したいと思います。

「いかに効率よく働かせようかと、休日制度などを設けたりしながら突き進んでいった産業革命。雇用主の言うこと、決めたことに、より効率よく取り組むことができる人材育成をするために導き出された制度とは?」

もしかすると、答えは複数あるのかもしれませんが、その答えの1つとして、同年齢での学校制度、一斉教育が挙げられるかと思います。同じ年齢の子どもたちを、ひとまとめに評価することで競争意識を持たせやすいことは多分にあるかと思います。産業革命から興った資本主義社会は競争意識なくして成功するものではないですからね。

※ちなみに、現在読み進めている司馬遼太郎さん作「峠」の主人公、河井継之助が生きた江戸時代では‥教えを請いたい先生のいる塾を学びたい者が門を叩いていたようです。ちなみに主人公の河井継之助は、30歳を超えて10代の若者と一緒に学んでいたようです。さらに付け添えると、ただ知識を得るための勉学は一切せずに、文字を記す時などは、刻むようにして気迫を込める時間としていたようです。


ここまで綴っておいてなんですが、誤解のないように僕(村上)は、休日や学校や一斉教育が嫌いではありません。(つまりは好きな面もあるということです。)ただ、歴史を振り返ったり、意識の持ちようを変えるだけで、どのようにでもなるということが言いたかったみたいです。

※屁理屈のようでへそ曲がりのような、その域を超えている河井継之助に負けず劣らずな僕(村上)と、もしも保育や教育について一緒に語りたい!という方が、もしも稀にいますれば、是非是非、岡山県笠岡市富岡605までお越し下さい。(コンサルタント的なアドバイスは一切できませんが、刻むような気迫を込めた時間になるかとは思います。)


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クレヨンKIDSに土を搬入です
クレヨンKIDSに花壇を作りました
2022-04-29
とみほ村、上半期流行語候補

“ずるい”

ここのところ、子どもたちがよく使う言葉のひとつです。

辞書などでは、「自分の利益のために悪だくみをする性質」なんて記載されている言葉です。漢字では狡猾(こうかつ)の“狡”を使って“狡い”と書くようなので、なおさら良くないイメージだと思うんです。

けれども、子どもたちの使い回しを聞いていますと‥「なぁなぁ、わたしって、“ずるい”じゃろ?」「〇〇ちゃん(わたし)だけ、〇〇して、〇〇持ってて、“ずるい”じゃろ?」と、どうも良くないイメージでは使っていないんです。

どちらかと言えば、『わたしだけ』特別であることを自覚している場合に、それを他者に自慢したり誇示したい場合に用いているようなんです。さらに言えば、特別であることに気がついて、「〇〇ちゃんだけ、ずるい!」と、言ってしまえば、それは特別であることを認められた喜びにもなるだろうし、つまるところ褒め言葉にもなりそうなんです。

正しい言葉の使い方や意味ももちろんありますが、子どもたちが言葉を進化させていくさまも、おもしろいものです。

(※似たようなケースで、“あざとい”という言葉があると思います。たいていは、抜け目がなく小賢しいといった良くないイメージで使いますよね。ただ最近“あざとかわいい”と言われる芸能人もいるそうですよ。)


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クレヨンKIDSに木製ベンチbyカサセイホームズ
2022-04-28
支配者たち

雨あがりの、とみほ村。はじめてブログをのぞいて下さった方は、まだ想像はできないでいるかもしれませんが、愛読者の方ならば、それはそれは想像がついているだろうし、ご想像どおりで概ね(おおむね)間違いありません。

お庭には大なり小なり、浅めであったり多少掘り起こされていた穴に深めであったりの、“水たまり”があるわけです。そろそろお気づきかもしれませんが、この“水たまり”が、子どもたちにとってはディズニーラ〇ドやユニバーサルスタジオジャ〇ンでワクワクやドキドキを生むであろうアトラクションに勝るとも劣らない存在になっていくわけです。

たいていはじめはおそるおそる、手を入れてみては水たまりの水や底のドロドロした感触をあじわっていくわけですが、慣れてくると今度は足でその感触をあじわっていくわけです。水たまりと馴れ合って(慣れ合い)いる最中に、もしも服や靴などが汚れちゃいますと、馴れ合い(慣れ合い)を済ませる“ふんぎり”がついちゃうんです。水たまりと馴れ合うのではなく支配していくんです。腰をしっかりと水たまりの底までつけて、パンツの中まで染み渡るほどに支配していくわけです。脱いだ靴やソックスの中に泥水をすくって入れてみたりしながら支配していくわけです。支配の仕方はそれぞれで、水たまりの中央めがけておもいっきりジャンプをして水しぶきをあげて支配する子どももいます。


ブログはじめましての方、ご想像つきましたでしょうか?もしも雨あがりにご都合つきましたら“生”(なま)でご観覧ください。(※汚れてしまう可能性もありますのでお着替えをご準備しておくことをオススメしておきます。)


ちなみに、みんながみんな水たまりを支配しているわけじゃないことを付け添えておきますね。汚れるのが嫌いな子どもだっていますよ。ちょうど通路ふきんにある水たまりで、ジャブジャブジャバジャバと支配されているところ‥ひとりの女の子がその通路を通りたかったんですね。新調されたような鮮やかなワンピースを汚したくないのでしょう。少し離れたところから、「ちょっと!やめて!」と言っているようでしたが、支配中の子どもの耳には届かない様子。さて、この女の子はどうしたと思いますか?

水たまりの中でジャンプを繰り返す子どもをよく見ていますと、ジャンプを何度か繰り返す最中に少し疲れてジャンプが少し止まる瞬間があるんです。その瞬間を見つけた女の子は、またジャンプが繰り返されジャブジャブジャバジャバ泥水が飛び散っている様子を、飛び散らないていど離れた距離から注意深く見はじめたんです。水たまりを支配する子どもがジャンプに疲れる瞬間をとらえるために。そして、その時が来たんです。「今だ!」と、みずからを決心づけるような勇気づけるような掛け声をはなって、瞬く間に水たまりの側を駆け抜けていきました。もちろん汚れることなく、そしてディズニーラ〇ドやユニバーサルスタジオジャ〇ンのアトラクションで味わえるか味えないか分からないほどの“スリル”を感じて。


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馴れ合いの関係に終止符
2022-04-27
気を遣い合っていた仲間たち

「これなら、とべるか?」

「とべるわ!どけといて!」

「よっ!‥ほらな!とべたろ!」

「そしたら、これなら、とべるか?」

「それなら、おれもとべるし!」

4人ほどの男の子たちが群がって、これだの、それだのと言いながら、跳びあいっこてしている。

ビールケースを2つほど重ねたところから、すこし離れた山あたりまで、おもいきって跳ぶような遊びに見えます。が、ただ跳躍力を競い合っているだけではなく、度胸を競い合っているようにも見えます。

ビールケースを2つ重ねた高さから、少し離れた山までを、楽々と4人が跳べることが4人ともに分かると、今度は難易度を高めようとしはじめるんです。ビールケースと山までの間に、そのあたりに転がっている玩具を置いてみるんです。障害物のようだと認識して下さると良いかもしれません。

桶(おけ)を置いてみたり‥それが楽々と跳べることが分かると、桶の上に虫かごを重ねて置いてみたり‥ 

いろいろな玩具やらを障害物として置いていくのですが、客観的に見ていると、障害物の高さはさほど変わっていってないように見えました。けれども、ある障害物を置いたときに、ひとりの男の子がおじけづきはじめたんです。それは、虫捕り網(あみ)です。横向きに置いてみているので、本当のところ、ほとんどと言っていいほどに障害物の高さは変わっていないんだと思います。ただ、ひとりの男の子にとっては、それ(虫捕り網)が威圧的に感じたのでしょう。急にビールケースの上で屁っぴり腰(へっぴりごし)になっちゃったんです。

4人でなんとなく順番に跳んでいたものですから、1人の男の子が屁っぴり腰になっちゃいますと進まないんですね。けれども他の男の子たちは“桶の上に虫かごを重ねた上に虫捕り網を重ねた障害物”にチャレンジもしたいんです。

屁っぴり腰になっちゃった男の子を脱落させてしまうのか。「はやく、とべよ!」の声も出ているようです。屁っぴり腰になっちゃった男の子の顔はどんどんと赤くなっていきますし、汗もどんどんと滴り落ちているように見えます。

すると仲間のうちの1人が、虫捕り網をどかして、そのあたりにある銀色のボウルをかわりに置いたんです。すると、屁っぴり腰からみるみるうちに腰も伸び、おもいきって跳ぶことができたんです。するとさきほどの仲間は、次の男の子の時には銀色のボウルから虫捕り網に障害物をかえてみたんですね。(高さから言いますと、虫捕り網より銀色のボウルの方が高いんです。けれども威圧感としては虫捕り網の方が上だったということでしょうか。)

もちろん仲間同士で競い合っていたと思うんです。跳躍力であったり、度胸を。ただ、仲間のみんなが“おもいっきり跳んで楽しめる”ことにも、仲間同士で気を遣い合っていたように見えました。


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とぶで!
2022-04-26
虫捕りはれっきとした運動⁉︎

「みんな!ダンゴムシおるで!」

「おい!ここにもおるで!」

あたたかくなればなるほど、むくむくとダンゴムシなどの虫たちがあらわれては、それに呼応するように子どもたちの虫捕りも活発になっているようです。


“虫”と言えば、ついつい養老孟司さん(東京大学名誉教授・医学博士・解剖学者)を思い浮かべてしまいます。

養老さんいわく、虫捕りはれっきとした「運動」なんだそうです。その言葉を頭に置きながら子どもたちの虫捕りの様子を見てみますと‥重い丸太をひっくり返したり、陶器の鉢を仲間と持ち上げたり。しゃがんでみてはジーッと目を凝らしながら獲物を見つけるや、そーっと素早く、それでいて慎重に指先で捕まえたりしています。ただチョウなどの飛ぶ虫となると、網を振り回しては追いかけ、そして逃げられれば方向転換してまた追いかけを繰り返さざるを得ません。懸命に捕まえた虫を虫かごに入れたりしながら、じっくり観察してみては、仲間や先生たちに自慢して捕まえたときのエピソード(どの場所にいたか、どのように捕まえたか)を語ってみせているようです。虫捕りと言って侮って(あなどる)はいけないことがよく分かります。個人プレイとチームプレイが融合されたサッカーや野球などと同等のれっきとした「運動」なんだと思います。


「虫とゴリラ」という養老孟司さんと山極寿一さん(京都大学総長・霊長類学者・人類学者)の語る著書によれば、虫捕りって“世界に自分をとけ込ませていく”行為のようなんです。自分の身体や心を使って、自然と遊ぶことで、「自分でコントロールできないものとの付き合い方(共鳴)」が身につくようなんです。

さらに御二方(養老孟司さん・山極寿一さん)は、虫捕りなども含めた課外授業なんかで、「それで何を学びましたか?」「どんな能力がつきましたか?」などと成果を求めることほど野暮なことはないとも記述しています。

大事なのは、『何だろう!?』って思うこと。すぐに図鑑やインターネットなんかで調べちゃうと、何か分かっちゃった気になるけど、“本物”(生の自然)を見たことにはなっていないこと。


あらためて、本日はダンゴムシを捕まえる子どもたちの姿に勉強させていただきした。

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夢中なふたり
2022-04-25
伝わらないものを大切にする

サウナでしっかりと蒸された後、外気にふれて、ひと息ついているところって、途方もないような表情になっているもんじゃないでしょうか。それは考えごとをしているようでいて、何も考えることができないようなそんな表情をさすのかもしれません。

これ以上蒸されるところがないほどにサウナをあとに、最寄りの映画館へふらりと入りますと、まさかとお思いでしょうが、近くの席にはさきほど僕と同じように途方もないような表情でひと息ついていた方たちが座っているじゃありませんか。人生とはおもしろいものですね。


「ドライブ・マイ・カー」という村上春樹さんの短編小説を原作としたアカデミー賞なども賑わせた作品を見ました。途方もないようでいて、考えごともできないほどに蒸された心身には、“なにか”がじっくりじっくり浸透するような、それでいて刺さっていくような、そんな作品でした。

その“なにか”って、言葉ではどうも上手く表現できそうにないんのですが‥例えば、ただたんに車を走らせてすすんでいく場面が続いたりするんです。ときおりタバコをふかせてみたり、カセットテープを流してみたりするのですが、それは途方もないようにただただ車を走らせてすすんでいくんですね。

また作品の中で主人公が演じる演劇には、日本語だけでなく、韓国語だったり、また手話だったりのさまざまな言語が飛び交う場面があるのですが、演劇俳優たちは、例え言語が分かり合えなくとも“なにか”を感じ合わせていくんですね。

“なにか”の正体のヒントは、作品中、主役に対して向けられた「あなたは伝わらないものを大切にしている」という言葉に凝縮してあるような気がしています。


ブログ読者の皆さまで、他者には伝わらないかもしれない“なにか”がつまった、大切にしていることはありますか?

それは途方もないようでいて、意外に考えるまでもないようなことであったりするのかもしれません。

朝起きたらお子さまに「おはよう」と声をかならずかけることであったり、パートナーが出かけたり帰宅したときには「いってらっしゃい」「おかえり」と声をかならずかけることであったりするのかもしれません。


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縁側でランチタイム
2022-04-24
副園長村上は足裏占い師!?

好評のようなので、足裏健康話を続けてみましょう。本日は、富岡保育園が「裸足」や「鼻緒の付いた(親指と人差し指で挟むことのできる)ぞうり」を推奨して、「クロッ〇ス」や「上履き(サイズ調整できない)」を推奨していない理由をお話してみたいと思います。


さきに結論から記しておきますと、「5本の足の指で地面を掴んで歩いてほしいから」なんです。

※子どもに限らず、大人の方にも参考になるお話かもしれませんので、是非最後まで読んでみて下さいね。

ブログ読者の方も、よろしければ、裸足になって自分の足を見つめてみて下さい。足の指がまっすぐすっきりとした様になっていますか?もしかして、どこかの指が浮いていたり(浮き指)しませんか?さらに、せっかくなので、足の指を使って“グー”や“パー”の動きができるかを確認してみて下さい。もしも上手く動かせない方は、もしかして足の裏にウオノメかタコだったりが出来ていないでしょうか?

※占い師みたいな話し方になってしまっていますが、もしも自分の足について詳しく知りたい方は岡山県笠岡市富岡605にあります富岡保育園内にあります保育LABO、村上のところまで足を運んでみてください。


さぁ、話を進めていきますよ。「どうして、5本の足の指を使える方が良いか?」

少し質問を変えると、「あなたが、もし手の指で“グー”や“パー”が出来なくなれば、身体の異常を考えてしまうのではないでしょうか?」

実は、足の指がしっかり使えれば使えるほどに、『足の裏のアーチ「土踏まず)が頑丈にできる』わけなんです。この足の裏のアーチは、言わば“クッション”のような役割を果たしてくれるわけです。5本の足の指がしっかり地面を掴むことにより、足の裏に弓なりのアーチができ、地面から受ける衝撃を均等に分散させてくれるわけです。するともちろん疲労も溜まりにくくなるわけです。

※膝痛や腰痛のある方、さまざまに原因がある中で、足の指を使って歩けていない可能性も疑ってもよいかもしれません。

足の指が地面を掴めていないってことは、言い換えるなら、手の指を使わないで手の平だけで逆立ちをしているようなもんですから、どう考えても、不安定ですし、怪我もしますよね。


では、【5本の足の指を使う】ことの重要性が分かったところで、「履き物」についての話を進めていきたいと思います。

クロッ〇ス、またブカブカなサンダルを履いていると、スッポ抜けないように自然に指を浮かして歩いてしまうんです。もうお分かりですよね?足の指で地面を掴むことが出来ないんです。反対に、裸足や鼻緒のついたぞうりであると、否応なく足の指で地面を掴んで歩くことになるんです。

※もちろん、コンクリートやアスファルトなどの道を裸足で歩けと言っているわけではなく、園内の安全な場所での推奨です。

※補足として、良い靴(上履き)の条件は、かかとと甲の部分がホールドされていて、マジックテープや靴ひもなどでサイズが微調整できること。また靴底が薄過ぎず、柔らか過ぎず、硬過ぎず、重過ぎないこと。また前足部に蹴り出しやすい反りがあることなどでしょうか。

そして、なぜ保育園の公式ホームページ上のブログで、こんなにも「足」について熱く語るかと言いますと、子どもの足って大人の足に比べて「適応能力」が高いんです。のぞましくない履き物に対して、のぞましくない歩き方や、足の指の使い方を適応させちゃうんです。

もしもお子さまの生涯の健康をお考えになっておられる方は、「足」について、「履き物」についてこだわってみてはいかがでしょうか。


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地面を掴んで
2022-04-23
血液の循環から整える免疫力

とあるウイルス渦に入って間もないころ、ほんの買い物やお散歩ですらの外出も危ぶまれていましたよね。ただ、ぼくたち人間は学習能力があるはずなので、この数年の経験を、とあるウイルスなどから心身を守るために使えるはずなんです。

ブログ読者の方も含めて、特に注目されているキーワードと言えば【免疫力】ではないでしょうか。とあるウイルスに触れたり侵入してきた場合でも、自らの心身の免疫力で撃退もしくは減退させることができるからですよね。

富岡保育園でも、園児への保育実践ならびに職員も公私にわたって免疫力を整えることに、ここ数年努めています。大きなポイントとして、「食事・運動・睡眠・笑顔・感謝」の5つが挙げられます。


本日のブログは「運動」について詳しく綴ってみたいと思います。(あくまでも村上の知り得る情報と、国家資格ではない足裏健康法の資格者としての知識を駆使して文章をならべていきます。)

運動とは、身体を動かすことだということはお分かりかと思います。子どもたちを観察しますと、寝てしまうまでは、ほんとうに一日中、身体を動かし続けています。富岡保育園では、日中のほとんど、年齢別やクラス別の活動を設けていませんので、さっきはあっち(お外など)で見かけたと思ったら、今度はこっち(お部屋など)で見かけるなんてざらにあることです。実は疲れ知らずに動き回れるのには理由があるんです。大人がもしも子どもと同じ運動量をこなそうとすれば疲労もさることながら、筋肉痛にだってなるはずなんですね。けれども子どもは筋肉痛にならないんです。これには“ミルキングアクション”という作用などが関係していることを記しておきましょう。

ちょこっと説明していきますね。体内にある血液は、心臓から送り出されて全身へと駆け巡っていくわけなのですが、上から下へ、つまりは心臓から足(末端)の方へは重力に従って流れやすいのですが、足(末端)から心臓へ送り返していくには、ある作用を必要とするわけです。そろそろお分かりかと思いますが、その作用が“ミルキングアクション”なのです。ふくらはぎの筋肉の働きによって、足(末端)から心臓へ血液を送り返していくわけです。ミルキングアクション、つまりはふくらはぎの筋肉の働きが活発になればなるほど、全身への血液の循環は活発になるだろうし、心身の免疫力が整っていくということは想像がつくかと思います。そして付け添えますところ、子どものふくらはぎの筋肉は細く未発達であるがゆえに、必要なエネルギー量が少なくて済むことから、疲れ知らずに動けるという寸法なのです。さらに付け添えますと、大人は筋肉が太くエネルギーを多く使うことから疲労物質が溜まっていき筋肉痛になるのです。

上記の身体の構造と言いましょうか、血液の循環、つまりは元気な源、免疫力の整え方を把握することによって保育実践にも的面に反映させることができるんです。

富岡保育園のお庭でよく見かける光景として、まだ歩けないような子どもがハイハイで築山を登ったり、立てそうで立てない、歩けそうで歩けない子どもが、何度も立てろうと歩こうとしては、土のうえで転んでみては汚れてみて起き上がってまたチャレンジしていく姿が見られます。汚れたり、または土を口の中に入れたり、転んですり傷なんかを作ってしまうことを懸念すれば、ベビーカーなんかに乗せてしまえばいいわけなんですね。ただ、ベビーカーばかりに乗せてしまっては、立ったり、歩いたり、転んだり、つまずいたり、起き上がったりの運動、もっと詳しく言えばふくらはぎの筋肉を動かすミルキングアクションの作用を引き起こすことができないんです。もっと詳しく言えば、心臓から送り出された血液を全身に駆け巡らせることができず、つまりは免疫力を整えることもままならないかもしれないわけです。

(※ベビーカーに乗せることを注意しているわけではありませんので、誤解のないようにお願いします。“保育園のお庭や公園のような安全な場所であれば”と補足させてください。)


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ミルキングアクション作動中
2022-04-22
【お知らせ】春のラジオ体操

昨日(4月20日)19時ごろのお話。富岡保育園では夕方のお迎えである園児や、またお迎えを待つ子どもにそっとほっとあたたかく寄り添う職員が帰路にむかった後のお話。富岡保育園が所在します、岡山県笠岡市富岡で暗躍⁉︎する組織「富岡北地区まちづくり協議会」4月の理事会が開催されました。暗躍という表現はいささか誤解を受けかねませんが、わざと敬意をこめてこのたびは使用しました。

ほぼ毎月開催される理事会。会議の雰囲気を一言であらわすならば、『熱狂』がピッタリなんだと思います。ほとんどの理事の方がもちろん僕よりも何回りも年上の方で、各自がその道(お仕事)で上司を務められていたり活躍されていた方が退職された後に地域貢献に励まれているのだと思われます。それに加えて、富岡北地区に長く住まわれていることも合わせて、熱い責任感と鋭い意見が応酬されていくわけです。(※ご興味ある方は参加も可能かもしれませんのでお問い合わせは村上まで)

昨日も多くの議題が話し合われました。例えば、「みんなでつくる富岡北地区まちづくり計画」の案についての最終調整。お祭りや敬老会などのイベントはもちろん、危険箇所の確認や改善、要介護者のリストづくりなどの、目立ちはしないけれども、地域の安全・安心を守るうえではとても重要な内容についても盛り込まれているんですね。(“暗躍”と表現した理由が分かっていただけたでしょうか。)

他の議題で言えば、「応神山登山道整備」について、このたび看板やマップをリニューアルするにあたっての、内容や予算についてです。限られた予算のなかで、マップに記す道や池などの形や、表記する文字なども含めて細部にわたって検討されていきました。(これからの新録の美しい時期、「応神山」の登山はオススメですよ‼︎)


熱狂する理事会の終盤。富岡北地区まちづくり協議会理事・広報のわたくし村上より1つ持ち込み企画を発信させてもらいました。

その名も‥

「ウキウキ!春のラジオ体操~心も体もリフレッシュ!最高の朝をいっしょに迎えましょう!」

場所‥富岡保育園 園庭

日程‥5月毎週土曜日

時間‥午前7時から

協賛‥富岡北地区まちづくり協議会

代表‥富岡保育園副園長 村上太志

お問い合わせ‥富岡保育園(又は村上09X33715648)


実は、富岡北地区の子ども会の方(小学生だったりの保護者)から、「昨年度“秋のラジオ体操”があったのですが、今年度、“春のラジオ体操”はないんですか?」とのご要望の声があったことで実現したイベントだということも付け添えておきますね。


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暗躍の裏側
2022-04-21
【お知らせ】新番組の予告‼︎

より多くの方々に「子どものホントの声を」「子どものホントの姿を」お届けしたい!

またお届けすることにより、地域社会に向けて、応援、勇気、癒しになれば!

そんな願いをこめた15分間の新番組がスタートします!


番組名は『コドモのホンネ』


このたび岡山県笠岡市、浅口市、里庄町のケーブルテレビ「ゆめネット笠岡放送」様からの依頼と企画により、富岡保育園を舞台にした新番組がはじまることになりました。2022年度、1年間かけて、月1回のペースで富岡保育園に取材や撮影に来て下さいます。



記念すべき第1回放送予定日は511日(水)830分からです。(毎月第2水曜日)


番組の趣旨に沿って、取材や撮影にあたって当園で前もった計画や準備は致しません。いつもどおりの富岡保育園の暮らしをお届けできればと思っています。乞うご期待ください。


ちなみに、第1回放送に向けた取材や撮影は、まだ行っておりません。どんなアクシデント⁉︎ハプニング⁉︎が起こるかワクワクドキドキ‥乞うご期待くださいね。



このような内容のお手紙を保護者の皆さまに配布しました。とてもありがたい依頼と企画に、すぐに承諾させていただき実現へと話し合いが進みました。地域貢献につながることは社会福祉法人としての本望であります。またならびに、とあるウイルス渦で、公開保育などのさまざまな方たちに保育実践を見ていただく機会が減っている点に対して、保育者の保育の質向上にもつながるとも考えています。良き機会を与えて下さったことに対して感謝をこめて取り組みたいと思います。




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生(なま)
2022-04-20
棍棒協会VS遊べる子ども

バコン、バーン、バキッ、ポォオオン、バアアアアンッ、バチッ、スカッ、ドッカアアン‥

なんだか物騒でいて爽快そうな効果音を羅列してみてみましたよ。とりあえず効果音の出所を紹介しましょうね。全日本棍棒協会のホームページに綴られていました、棍棒を振り回したあかつきの効果音です。とにもかくにもブログ読者にとっては、“全日本棍棒協会”たるものが世の中に存在することに驚きをかくせないのではないでしょうか。


しょうしょうお話をかえます。ブログ読者の方で、もしも富岡保育園へ足を運んだことのある方ならば、より想像がつきやすいお話かもしれません。午前7時ごろから9時ごろにお家からリュックサックなどを背負ってやってくる保育園児がいたとします。保育園へたどり着くまでには、とうてい文字に起こせないようなお家でのすったもんだ劇があることも付け添えておきましょう。軽やかな足どりもあれば、絡まるような足どりもあるのでしょうが、保育園へたどり着いてしまえば、玄関には笑顔で待ち構える先生と繊細な生け花が迎えてくれるでしょう。そんな瞬間に、ほんの少し目を横にやると、お庭にスコップやらが転がっているのかもしれません。そしてもうほんの少し目を横にやると、きのう誰かが作っていたお山であったり、または堅そうに固められた土を見つけてしまうのかもしれません。すると、次の瞬間‥リュックサックを背負ったまま、一目散に、無我夢中に、スコップ片手に、お山を壊し、そして堅そうに固められた土に向かって、“チカラの限り”掘りつけるような削りつけるような保育園児をあなたは目撃するのかもしれません。


“チカラの限り”をこめる保育園児の姿は、「有り余る力を放出することは、これ自体、痛快だし、壊すことは作ることより意味を考える面倒が少なくすっきりしているby全日本棍棒協会」を体現しているような爽やかなものであるように感じます。そして、全日本棍棒協会が言わんとすることは、スコップを使ってチカラの限りを尽くすように、大人も棍棒でも使ってエネルギーを放出させようよ‼︎との、迷える彷徨える鬱々とした現代人への提案でもあるんだと思います。(※ちなみに全日本棍棒協会の収益は里山作りに寄付されているそうです。)


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有り余る力を放出
2022-04-19
ボーッとする時間に価値あり

毎週日曜日の11時30分ごろになりますと行く宛てもなくドライブしたくなるんです。理由はきわめて単純なもので、FMラジオで木村拓哉さんの番組があるからなんです。家でラジオやスマホを使って聞けばいいじゃんかと思われがちなのですが、車でボケーッとしながら聴き流す時間が好きなんです。もちろん運転には集中しながらとなりますがね。

きのうの放送では、女優の満島ひかりさんがゲスト出演されていました。木村拓哉さんと春からはじまるテレビドラマで共演されるそうなんですね。ただ木村拓哉さんや満島ひかりさん、また新ドラマの説明はここでは省かせてください。気になる方はインターネットだったりで検索してみると良いかもしれません。

きょうは満島ひかりさんがラジオ放送でお話していた幼少期のエピソードのようなものを紹介してみたいと思うんです。

「小さい頃、自分が寝たあとは、両親は顔の皮をとって違う人間になっていたと、絶対そう思っていました。あと小学校の帰り道なんかに、隕石から避ける練習をひとりでしていました。けっこう本気でやっていたので、服やカバンなんかも汚れたり傷ついちゃうことがあって‥親から「どうしたの?」と心配されることもあったのですが‥“隕石が飛んでくることを私が知っている”ことを隠したくて何でもないふりをしていました。たぶん空想が過ぎる子どもだったんだと思います。弟(満島真之介さん)からは幼少期の話を人前でしない方がいいよ〜ってよく言われていましたね。」

さすがの木村拓哉さんも唖然としながら受け応えしていた、満島ひかりさんの幼少期のエピソード。

ブログ読者の方で、空想が過ぎた幼少期のエピソードをお持ちの方だったりはいますでしょうか?実は僕も満島ひかりさんに及ばないまでも、ボーッとしながら空想にふけっていることがよくありました。そして、空想にふけり過ぎるとよくこんな危機を感じることもありました。“まさか、今、空想していたことを、周りの人たちにバレていないだろうか”と、あわてて空想することをやめることがありました。なんでバレるかって、漫画の吹き出しのように、自分の頭から吹き出しが出ているんじゃなかろうかと思っていたからなんです。


保育者あるあるをひとつ紹介しますね。さまざまな子どもたちが自由に遊んでいるところに通りかかるとします。たまたま1人の子どもがボーッとしながら座っているとします。するとよくありがちな対応として、「どうしたの?なにかあったの?〇〇して遊ぶ?〇〇ちゃんたちと一緒に遊ぶ?」なんて言葉をかけることがあると思うんです。もちろんデタラメに良くない対応であるわけではなく、心配をしての言葉がけだと思うんです。けれども、ほんの少し気にかけてほしい点があって、“ボーッとすること”にも価値があるってことです。もしかすると、満島ひかりさんや僕のように空想にふけっているのかもしれないですし、くわえて脳科学では“ボーッとする”時間に【脳内では整理整頓作業が行われている】と言われています。


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2022-04-18
気になるクレヨンKIDS情報

すずめのさえずりが美しいともなれば、それだけたくさんのすずめがいるってことですよね。あたりまえの話なのですが、つまりはたくさんのすずめの巣もどこかに確保されてなきゃいけないわけです。


社会福祉法人「伸成会」が今年度より社会福祉法人「天神会」でおこなっている小規模保育事業(クレヨンKIDS)を委託することになってから、はや2週間ほど経ちます。保育実践をする保育者のほとんどが富岡保育園で10数年働いてきながら、ここ数年は「見守る保育」について学んできたメンバーでもあります。箱(園舎)が変われども、学んで培ってきたものを試行錯誤しながら保育実践にうつしているようです。そしてありがたいことに、たった1日のうちに先生も変われば保育実践方法まで変わってしまった園児ならびに保護者の方の順応性が、とてもたくましくもあり優しいということです。さらには、ご近所の方々(まわりにある高齢者施設の利用者の方や職員の方々)のお言葉がとてもウエルカムに響いて助かっています。「今度の先生たちは花が好きなんじゃなぁ。」「よぉけ(たくさん)子どもの声が聞こえて嬉しいわ。」

「見守る保育」を土台とするのはもちろんのこと、まわりにたくさんの高齢者・障害者施設があるなかでのクレヨンKIDSでしかできない保育実践を今後より試行錯誤しながら努めていきたいと思います。ブログ読者の方も含めてご協力ならびに応援宜しくお願い致します。


さて、冒頭に綴りました、すずめのお話。実はクレヨンKIDSのお庭ではとてもきれいなすずめのさえずりが聞こえるわけです。早朝なんてものは、朝の陽射しと合わせて幻想的な空間を与えてくれるものなのです。ただ、それだけのさえずりを響かせてくれるすずめたちの巣が、園舎の屋根近くであったりのお掃除が非常にしづらい隙間にたくさん作ってくれるわけです。西日が強かったりの場合に日除けテントを出そうにも、すずめの巣がからまってしまっているんです。「困ったな〜。」とクレヨンKIDS保育者たちがつぶやいていますと‥天神会敷地内の施設と施設をつなぐ通路や駐車場を掃き掃除している方が、脚立をかついでクレヨンKIDSへ来て下さいました。なんなら素手で隙間に詰まっていたすずめの巣の残骸をきれいに取って下さいもしました。御礼を言わねばとお顔をよく見ますと、10数施設の高齢者ならびに障害者施設を運営されている社会福祉法人「天神会」の理事長さまでした。誠にありがとうございました。

~こぼれ話~

天神会理事長さまが、「僕らに困ることでも、自然と共存するって、こーゆーことなんよな〜。今度はあえて、“巣箱”でもおいてみようか。どーなるかな〜。もっとたくさん集まってくるんじゃろうか。」とおっしゃられていたことも、ここに添えておきますね。


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2022-04-17
仮面を脱ぎ捨てたブログ記事

保育園の公式ホームページ上となりますと、どうも聡明で気品あふれる良い先生ぶったブログ記事になっちゃうものなんです。ただ今日はその仮面を脱いじゃうような内容を綴ってみたいのです。

春の日和に汗がにじむからといって脱ぐわけではなく、おもわず口に出てしまったような内容であることをご承知ください。


昨今と言えばいいのでしょうか、保育所保育指針改訂から、特に耳にふれるフレーズがあります。「環境を通した保育」というフレーズです。もちろん富岡保育園でも保育実践の核にすえているフレーズでもあります。環境とひと口に言いましても、ヒトであったりモノであったりジカンであったり。ヒトと言いましても、保育士であったり栄養士であったり。保育士と言いましても、聡明な保育士であったり、気品あるれる保育士であったり。なんにせよ、「環境を通した保育」というフレーズは、とにかく幾千通りもの考え方と理解のしようがあるわけです。

ただ、今日おもわず口からこぼれ出てしまいそうなことと言えば、「“環境を通した保育”というフレーズを売りにしたサービスは、本来の“環境を通した保育”の目的を果たせないんじゃないだろうか‥」との、元も子もないような話なわけです。


ことの発端は、仮面を脱いでしまいそうになったのは、あるチラシを見てしまったからに他ならないんですね。

そのチラシにはデカデカと『特別支援~おすすめ商品~』と打ち出し、数種類の教育用品を紹介していました。

例えばですね。「ことばが出ない、増えない‥そんな子どもたちの発語を促すツール」〇〇学習カード‼︎

例えばですね。「気持ちを落ち着かせ、感情のコントロールをサポート」〇〇ボトル‼︎

例えばですね。「自分で自分を落ち着かせる香りのお守りを携帯しよう」〇〇アロマ‼︎

例えばですね。「たすけてもらう、たすけてあげる。お礼を言う、お礼を言われる。」〇〇ゲーム‼︎

例えばですね。「人の話を聴けない子、自分の気持ちを話すのが苦手な子に。」〇〇ゲーム‼︎

例えばですねは、このあたりにしましょう。どの教育用品にもケチをつけたいわけじゃないんですよ。面白そうなモノだってある。ただですね、オススメの仕方にケチをつけたいんです。

感情を落ち着かせるために、ストレスを発散させるために、〇〇という教育用品がオススメされているとしたら。まずは、ストレスのかからない環境(時間・空間)を作る努力をしたいですよね。何かの理由で、もしかすると本人にも分からない理由で、自分の気持ちを話したくなかったり、お礼を言いたくなかったりする子どもに、オススメ商品を使って出来るように支援すれば、当然ストレスはかかりますよね。その子どもがその子どもらしくいられる環境、つまりは「わたしは、ぼくは、このまんまでも受け入れてくれる環境(ヒト)があるんだ。」が抜け落ちちゃっているように感じるんです。どこか大人の「〇〇をさせて〇〇な人間にならせる」といった意図を感じてしまうんです。


もうちょっと仮面を脱ぐようで、毒を吐くように口からこぼします。「環境を通した保育」と言えば、各社“保育室のつくり方”なる参考書をつくっては提供してくださるんです。しかし、写真や図やイラストや文章はもっともらしいことを掲載してくれてはいるのですが、「子どもの気持ち」がどこやらか抜け落ちちゃっているように感じるんです。室内の動線を考えるあたりも、子どもよりも保育者(大人)優先だったりするんですね。「子どもが待てるように〇〇を〇〇に設置する」と記されているんだけど、そもそも待たなくてもすむ環境(時間)へのアプローチがないんです。「食事の前には机上でできる、また終わりのある遊び、パズルやはめ絵を取り入れましょう」と記させれているのだけど、どこか大人の都合がぷんぷんするように感じるんです。


そろそろ仮面をかぶる時間がきたようなので、まとめます。グッズ(保育用品・教育用品)や参考書など目の惹かれるオススメフレーズを鵜呑みにする前に、まずは“目の前の子どもを見ること”と“目の前の子どもの気持ちに寄り添うこと”、つまりは【子ども主体】であるか(大人の都合でないか)を問いながら、富岡保育園は環境を通した保育実践を行なっていきたいと思います。


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子どもの“やりたい”を実現させる模様替え
2022-04-16
心強いサポーターのおひとり

 いつもダスキンアピアのお庭のサービスをご利用頂き誠にありがとうございます。サクラのお花も咲いて春風のさわやかな季節ですね。「マサキ」についていたミノウスバは毒性はありませんが、つぶれやすいので服につくと汚れやすいです。早めに対処できて良かったです。

 お庭のことで気になることがあれば、ご連絡下さい。季節の変わり目ですので、ご自愛下さい。今後ともよろしくお願い致します。


富岡保育園で衛生環境を整えるにあたって協力していただいていますダスキンアピアの担当者からのお手紙の一部をご紹介しました。毎度の丁寧なお仕事ぶりもさることながら、直筆による園へのメッセージにはこころあたたまるものがあります。子どもを守る心強いサポーターのおひとりとして、今後もお付き合い宜しくお願い致します。


さて、そんなダスキンアピアの担当者のお手紙に、とある歌の歌詞が掲載されていました。

春高楼の花の宴

巡る盃かげさして

千代の松が枝わけ出でし

昔の光いまいずこ


土井晩翠 作詞、滝廉太郎 作曲の『荒城の月』ですね。

ちなみに仙台出身の英文学者である土井晩翠のイメージにあった“荒城”と、大分県出身で父が大蔵省や内務省などで務め明治維新による没落をまぬがれ音楽の分野にすすむことができた滝廉太郎のイメージした“荒城”とは、明治四年の廃藩置県のあと数年のあいだにこわされた城どもであるとかないとか。

ここでいう「廃藩置県」とは、日本史上、最大の変動の一つと言ってもよい、明治維新以上の社会変動でもあります。当時、日本に君臨していた270の大名たちが、一夜にして消滅した出来事なんです。士族、つまりはお侍さんのことです。その家族の人口は190万人で、当時の人口が3000万人程度とすると、約6.3%にあたる人々がいっせいに失業しちゃったんです。さらに言うと、明治維新は士族による革命であって、この歴史劇を進めるために諸大名は自腹で莫大な経費や軍備費を支払ったのにもかかわらず、そのお返しが武士は失業‼︎という出来事が廃藩置県なわけです。

ここで何が言いたいかって、革命を起こした武士たちが、失業に追い込まれた廃藩置県に対して“無血”で受け入れたという点です。『荒城の月』の4番の歌詞にある「天上影は替えらねど栄枯は移る世の姿」のように、哀愁めいた無常感めいた想いで、当時の武士たちは“潔く”受け入れたことに尊敬を感じずにいられないんです。

現代でもあらゆる社会変動があります。「あしたからチョンマゲを切れよ!」と言われることはありませんが、とあるウイルスであったり、とある国々の戦争であったり、それにもともなう経済不況であったり、数えればキリがないのかもしれませんが‥そんなときこそ、“潔さ”であったり“無私の精神”であったりを心に強くもっておきたいと思います。

(※参考著書『「明治」という国家』司馬遼太郎)


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早朝時間の流行はフラフープみたいです
2022-04-15
四足歩行から直立二足歩行へ

「なんで、こんな痛いおもいをしなきゃなんないの?」

出産を経験される女性の方ならば、もしかすると一度は口にするフレーズなのかもしれません。(現代では無痛分娩という方法もあるようですが‥)


ぼくたち人類は、気候変動などの急速な環境変化を生き抜くうちに、「直立二足歩行」という特徴的なスタイルを身につけました。例えば、厳しい環境の下、予測もしなかった貴重な食べ物に出合ったとき、それを両手で持って効率よく運ぶためには「直立二足歩行」が有利だったんですね。「直立二足歩行」をすることで、人類は大きな飛躍を遂げていくことになります。両手が使えるようになったことで“道具”を使えるようになり、直立するようになったために脳を大きくすることが可能になりました。しかし、デメリットも生まれるんですね。四足歩行より足が遅くなり肉食動物などの餌食になりやすいこと。また直立した体を支えるため骨盤が椀上になると“産道の大きさが制限されてしまう”ため、大きな頭の子どもが産めなくなり、胎児の状態で赤ちゃんを産み、出生後に速いスピードで脳を成長させることにしたんです。つまりは、歩行の変化(四足歩行から直立二足歩行へ)が分娩方法の変化をもたらしたと言えます。

出産の際にともなう痛みは、人類の進化の象徴だとも言えそうです。


さて、直立二足歩行により産道が非常に狭くなってしまった人類は、あまり脳が大きくならないうちに出産し、乳児を母親が大切に育てていかなきゃなんなくなりました。けれども、出産適齢児の女性ってのは、体力的にも良いコンディションにあるため、“社会”を維持する働き手としても重要なんですね。

ここで記した“社会”というのが、直立二足歩行により足が遅くなってしまい、他の動物と比べ優れた運動能力を持たない人類が、生存戦略のためにとったものなんです。つまりは、「仲間と協力すること」で生き延びたんです。家族と、また家族と家族と、またその集まる小さな社会を形成することによってです。社会を形成するということは、「人間関係」が生まれるということでもあり、その人間関係をもとに社会を形成するためには“脳”を発達させなきゃなんないことも加えて記しておきましょう。


少々、話しが脱線してしまいましたが、直立二足歩行により痛みのともなう出産に加え、胎児として産まれる赤ちゃんの子育てをしなきゃなんなくなった人類。加えて直立二足歩行により足が遅くなってしまい肉食動物の餌食になってしまいやすい運命になってしまった人類。できるだけ短期間に多くの赤ちゃんを産みたいのだけれども、基本的に一度の出産で一人しか産むことができないため、毎年出産するという方法を選びました。毎年出産するためには、“離乳”を早くする必要があったんです。おっぱいから、赤ちゃんでも食べられる普通の食事をとらせる必要があったんです。そこで大活躍するものが、生物の中で人類だけが使うことのできる“火”です。“火”によって食べ物の加工が可能になり、早い離乳も可能になったというわけです。(ちなみにチンパンジーの離乳は5~6歳。オランウータンは7~9歳。ゴリラは3〜4歳。)

ただ、早々に離乳することかできたと言っても一歳の赤ちゃんです。次の子どもがすぐ生まれるとなると当然、母親ひとりでは手が足りませんよね。そこで、人類は“みんなで育児”をすることにしたんです。母親だけでなく、父親や兄弟姉妹に、祖父母などいろいろな人に抱っこされて育つようになったんです。(共同保育)

※特に育児を中心的に担ったのは祖母であるという説があります。出産可能期を終えても長生きするようになったのは、共同保育の暮らしの中で孫の育児を手伝ってきたからではないかと言われています。


家族やムラ(村)、つまりは社会で共同保育をしていくなかで、人類はコミュニケーション能力を持つようになり、赤ちゃん自身も社会の一員となるための「社会脳」をおのずから育んでいき、そのなかで、共感力や感情をコントロールする力、また自己抑制力など(非認知能力)を身につけていったと考えられます。


「保育」って‥僕も含めたブログ読者の皆さまも、人類の歴史、生存戦略が深く関わっているような、とんでもなく壮大で重要なプロジェクトだとは思ってもみなかったのではないでしょうか?


[参考文献]『保育の起源~保育を巡る今日的論考~(ホモ・サピエンスの誕生から最新の発達心理学研究まで)藤森平司』


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みんなで育児
2022-04-14
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