富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

お金の話しが苦手な筆者の反省文

いつものシアトル系コーヒーチェーン店に、いつもの時間に、いつもの席につき、コーヒーカップ片手に、ブログ執筆に向き合おうとした矢先‥。近くの席からの会話が無性に耳についてしまうんですね。盗み聞きするつもりなんて毛頭ないですし、なんなら耳を塞ぎたいほどなのですが、その席のお二人、特に相談を持ちかけているであろう女性の声が通るんです。

およそ、お金の話しなんだろうと思います。家計のあらゆるお金事情を赤裸々に、そして熱心に伝えている模様を見ると、流行りの資産運用サービス的なものなんじゃないかしら。

ただ、この手の話しが、どうにもこうにも筆者は苦手でもあり、たぶん嫌いです。いくらシアトル系でも、旦那さんの年収やお小遣いの額まで言っちゃうもんなんですかね。これね、本当に聞きたくなかったのですが、耳についたので、少しだけ考えたんですけど‥けっこう稼いでんだけど、けっこう浪費しちゃっててね。でも浪費はやめられないから、保険とか税金とか投資とか、もろもろを、もっと上手く運用できないもんかね⁉︎そんな相談なんじゃないかしら。

思えばですね、筆者自身が育てられた環境(昭和61年生まれ)も、もちろんお金がかかっていました。習い事もさせてもらっていました。左利き、ギッチョって呼ばわれていましたね、それを矯正しようと硬筆に習字に習っていました。カナヅチをマシにするために水泳も習っていました。中学生では、野球部に入っていましたから、練習着やユニホーム、バットにグローブを買ってもらいました。なんの気無しに塾にも数ヶ月通いましたから、月謝も発生していました。

それに加えて、当時は乳幼児だからって医療費なんかもタダじゃありませんから、虫歯ができたり中耳炎になるたびに支払ってもらっていたはずです。

筆者の家庭は、いわゆるカブで出勤するサラリーマンの父親とパートの母親家庭でした。筆者は、学生時代、ほとんど従兄弟のお兄ちゃんの服をお下がりで着ていました。中学生くらいまでは、散髪も自宅で素人の母親がして下さっていましたし‥ミカンを買う際に、ミカンを包んでいる、あの赤い編み編みの袋の中に、小さくなって使いづらくなった固形石鹸を集めて、最後まで使おうって気概のある家庭です。

ですが、家庭で親の年収やお小遣いの話しなんて聞いたことはありませんでしたね。(「もっと、親に感謝しろよ!ボンクラ!」って、どこからか聞こえてきそうです。)


筆者のように、どこかお金の話しを苦手とする、嫌いとする場合には、必ずこのようなご意見をいただくことがあります。

「だから、小さな頃から、お金にまつわる勉強をしていないから、お金の使い方、運用の仕方が、乏しいのだよ。」

そう言われると、一理もニ理もある気がしますが、でも、やっぱりいけすかないんだよなぁ。シーサーなのか、ニーサーなのか、よく分かりませんが、投資だったりですね、もちろん、ちゃんとすれば、生きるうえで糧になるんでしょうがね。あくまでも、やっぱりお金は目的でなくて、手段や道具のようなもんですから、振り回されると、いろいろと見失なうんじゃないかと思うんです。


さて、どうしたもんでしょうか。独身だから呑気なことを言っているような気もしてきましたね。子育てには、医療費以外にも、保育料もかかりますしね、習い事だって物価高騰の影響が出てるかもしれないですしね。自動車だって、ファミリーカーだと保険料もいい値段がするでしょう。電話だって、一家に固定電話一台なんて時代はとうの昔のことですしね。これから到来する冬も、コタツ一台で乗り切るには、あまりにもしんどい時代ですよね。

どこのどのようなお金が軽減されると、子育てが、少しでも気楽になるんですかね?

冒頭の女性に対して、どこか否定的な感想を持ってしまった筆者ですが、現在は反省しております。娘さんが東京の大学に行ったりで、学費に仕送りに、そりゃあ切羽詰まっているかもしれないじゃないですか。そりゃあシアトル系でも声が大きくなっちゃいますよね。(反省しながら、席を移動しました。)

ブログ読者で、子育て世代の方がおられれば、お金にまつわる話しが苦手な筆者に、ボンクラに物申して下さい。そして、どこのどのようなお金がしんどかったりするのかを具体的に教えて下さると、大変勉強になりますので、どうか率直に宜しくお願い致します。


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順調‼︎のらぼう菜‼︎
2023-11-13
先生たちのいろいろなスタンス

富岡保育園の学区である笠岡東海成学園(施設分離型小中一貫校)学校運営協議会メンバーの方にお誘いいただき、「第64回 笠岡市児童生徒音楽発表会」に足を運ばせてもらいました。

学生たちが、一致団結する姿は、アラフォーのおじさんの胸と目頭を熱くするもので、ただただ感動させてもらいました。このような機会に恵まれたこと、関係者の方々、そして学生たちに感謝したいと思います。本当にありがとうございました。


さて、ついつい職業柄でしょうか、学生たちだけでなく、一生懸命学生たちを支える先生方にも注目してしまうんですね。各小学校、中学校の、指揮棒を持つ先生や、その周りの先生、また受付などにおられる校長先生たち。皆が、音楽発表会の成功に向けて、気持ちを1つにしていることは、ひしひしと伝わってくるものです。

対照的なスタンスをとられていた先生を2人紹介してみたいと思います。(あくまでも、筆者の個人的見解ですので、アテにはなりませんけど。)

おひとりは、見るからにとても統制がとられているチームの先生でした。学生もきびきびしていましたし、先生も学生もとても自信に満ちた表情をされていました。これもあくまでも、ですが、そうとう練習を重ねたのでしょう。聞き応えも抜群で、目をつむって聞かせていただきましたが、その世界観に魅了されたことは言うまでもありません。この先生は、その世界観を守るため、また観客に伝わりやすいようにするために、はじまる前に、観客にマイクであることを促しました。それは拍手の規制です。興奮していく観客をうまくコントロールされていました。

もうひとりは、指揮棒は持つものの、その指揮棒を動かす場面は、始めと終わりのみでした。なぜならば、そのチームのメンバーは、見るからに人数がギリギリと言いましょうか、先生たちが入って、どうにかこうにか各楽器のバランスが保たれるようでもありました。各楽器も、ほぼ、ひとりずつであるため、それはどこか心細いような旋律が響いていました。ただ、その旋律に、観客は胸を打たれては、拍手がどんどん大きくなっていきました。応援しごたえのある、その懸命で実直な姿に感動したのは言うまでもありません。

どちらの先生も、どの先生も、素敵でしたし、各学校の人数や実力なども影響はしているのはもちろんなのですが、学生に対するスタンスは対照的、いや、いろいろだなぁと思った、ひとときでもありました。(筆者は、いろいろなスタンスがあってこそ、人間が先生という職業を営む意味があると思っています。)

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手巻き寿司パーティー
2023-11-12
【番外編】男前の訃報

学生時代、自宅の郵便受けに、定期的に配布される封筒があった。その中身を読むと、つい‥「なんだか、勉強ができるようになる“気”がする」なんて思ってしまうから、勘違い甚だしいものだ。

ピンときたブログ読者はいるだろうか。赤ペン先生こと、進研ゼミの営業チラシです。漫画調の内容を読み進めていくと、100点なんか、あっという間に獲れるって錯覚しちゃうもんだから、ついつい入会したくなるんですよ。

その進研ゼミは、岡山県岡山市に本社を置く、「ベネッセ」の事業の1つで、他にも有名どころで言えば、乳幼児期に活躍する、しまじろうのこどもちゃれんじなどがありますよね。

そのベネッセが、このたび上場廃止する、そんなニュースが舞い込んできました。経営陣が自社の株式を買い取ってMBOを行い、上場を廃止するんだそうです。この手の話しに弱い筆者としては、よく分からないまでも、とにかくベネッセは変わり目にあることくらいは理解できます。変わり目になっている原因は、やはり少子化なんだろうとも想像がつきます。


さて、この手の話し、苦手な話しは、このあたりにしまして‥実は、このベネッセの創業者にあたる福武總一郎さんとは、ちょっとした因縁、いや福武さんはまったく筆者のことは知らないのですがね、話しがあるんです。

実は、2018年、ちょうど筆者が癌を患う前、ある塾に入塾しようとしていたんです。それは、「岡山政経塾」という、松下政経塾の派生である、福武總一郎さんを塾長とした塾です。(結局は、癌治療によって入塾には至りませんでした。)

何度か、体験入塾して、ハンセン病問題について学ぶために現地視察に同行したり、経産省の方の話しを聞いたりしました。しましたが、その時、毎度、面倒をみて下さっていたのが、福武さんを敬愛してやまない、塾の事務局長の小山さんという、自称男前のパワフルな方でした。

この小山さんという方が、パワハラセクハラの線ギリギリなのか、それともぶっ飛んでいるのかというほどに、熱くて優しい方なんですね。「多くの言葉で少しを語るんじゃない!少しの言葉で多くを語れ!」と、よく檄を飛ばされたもので、たぶんこの長ったらしいブログを読まれたら、ギャフンと言わされそうでもあります。

癌治療の際にはお見舞いにも来てもらったりしたものですから、その後は、ランチをする仲にまでなれました。ときどき、あのハラハラ的なノリが欲しくなると、誘ってみては、小山さん行きつけのお店に連れて行ってくれたものです。

ベネッセのニュースを見て、久しぶりに、小山さんに連絡をとってみようと‥まずは、岡山政経塾の近況を下調べしておこうと、ネットをクリックすると‥小山さんの訃報と、塾の閉塾を知ってしまったんです。何度かしか会ったことがない方ではあるものの、あまりにもインパクトがあったせいか、とても、ポカンとした気分になってしまいました。

天国と地獄を行き来しながら、ハラハラ的なノリながらも、熱く背中を押しながら、数々の方を励ましている姿が目に浮かびます。ご冥福をお祈りします。


最後に、男前小山さんの胸に突き刺さるメッセージを少しだけ記させていただき、これからの筆者ならびに読者の肥やしにさせてもらいましょう。

『夢や希望を実現させる第一歩は、“目標を決めること”』

『目標を達成する唯一の方法は、“今を変えること”』

『今を変えるために必要なものは、“変える勇気”』


ー真剣にやると知恵が出る。

ー中途半端にやると愚痴が出る。

ーいい加減にやると言い訳が出る。

ーやる気がないとため息が出る。


「村上太志、人間とは何だ!言ってみろ!」

「国家とは何だ!社会とは!憲法とは!政治とは!行政とは!選挙とは!経済とは!環境とは!福祉とは!教育とは!アートとは!幸福とは!青春とは!農業とは!食とは!」

「物事の本質が理解できていないから定義ができないんだ!」

「心に届く言葉は、心から出た言葉だけだ!わかったか!」

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小山さん、実は、一度、富岡保育園にも足を運んで下さいました。その際には、出会った職員に名刺を。そして、一億円の札束風チョコレートを下さいました。必ず足跡を残す芸風、いやお人柄に感銘したことを記憶しています。

先輩と後輩
2023-11-11
【コア読者限定】筆者の生態

富岡保育園副園長ブログ読者を名乗ると、もしかすると新興宗教や悪徳商法に入会してしまったのではないか‥そのような勘違いを怖れて声高に言えない方もおられるのではないでしょうか。信者性や利益性の、これっぽっちも無い、ただの、保育をベースにしたユニークで、日々の暮らしに、一滴のエッセンスを加えようとしたブログであることを、ここに念押ししておきたいと思います。なので、安心してお読み下されば幸いです。

さて、そんなブログ読者の中には、コア層もおられるはずで、その方たちが気にして下さる点と言えば、副園長ブログ筆者の生態です。

実は、先日、東京からの来客者とのドライブコースを記したところ、一本のお電話が鳴りました。

「村上先生、いつもお世話になっております。たくさんの来客者が集われて、富岡保育園は凄いですね。お忙しいとは思いますが、どうか、お身体を大切になさって下さい。」

なんて、あたたかいメッセージを下さるんでしょうか。本来なら、筆者がブログ読者へ伝えねばならない言葉を、逆にプレゼンして下さるなんて‥筆者冥利に尽きるものです。本当にありがとうございました。

(常々、筆者を労えよ‼︎と、遠回しに表現しているわけではありませんので、誤解の無いようにお願い致します。純粋に素直にちょこっと涙して、めちゃんこ嬉しかったメッセージを紹介したのみです。)


さて、今日の副園長ブログは、筆者の生態の中でも、できれば知られたくない生態をおもいきって綴ってみたいと思います。

それは、「副園長ブログの綴り方」です。ベストな綴り方は、早朝の脳みそがパキッとした時間に綴ると、パキッとしたブログになるのですが‥そうは問屋がおろしてくれないんですね。

早朝には、スーパーミラクルハイパーボランティアのトシさんと一緒に園庭の掃除や、小学生の登校班のお見送りをしたりですね‥園長先生や主任先生と今日の予定の再々確認(最近、忘れん坊がヒドイので)をしていると、パキッとタイムは終了しちゃうんです。

するとですね、最近ではお待ちかねの、就職希望者の面接や、入園希望者の見学案内をしていると、気づくとランチタイムに入っちゃうんです。

ランチタイムはランチタイムで、これが美味しい、美味しいというわけで、減量しようと減らして注いでもらっているにも関わらず、子どもたちと競っておかわりをしちゃうんですね。今日なんて、ビビンバ丼特盛をペロリと、蒸し餃子をパクパクいっちゃいました。

調子に乗っちゃってると、ブログへ向かう姿勢が、いよいよ低下してくるんですね。これが、いわゆる後回しにしようとするサガです。お掃除やお昼寝などに向かっている先生たちを横目に、縁側でひと息ついていると‥めざとい子どもたちは、筆者を暇人認定して下さるようで、ちゃんと遊びに誘って下さるわけです。アレを作れ、コレを読め、ソレを持ってこい‥その1つ2つの希望を聞いているところへ、たいてい、ボランティアや一時保育などの問い合わせ電話が鳴っちゃうので、担当者を気取って対応するんですよ。電話対応はどちらかと言うと苦手ではあるので、「あーだの、うーだの」と、効果音が多めなところが、相手様には若干つらいところかもしれません。

そうこうしていますと、学生様が遊びに来て下さったり、保護者様が迎えに来て下さったりしますので、おしゃべり大魔王をいかんなく発揮して、雑談に花を咲かせてしまうんですね。「最近、髪切りました?」そんな専門性のカケラもへったくれもない会話です。

たいてい夕方ごろになると、どんどんヘラヘラしてくるので、そろそろ店じまいだと、保育LABO(筆者が書斎として利用させてもらっている部屋)の、暖簾(のれん)をおろすんです。

ですが、おろすのですが、そこで我にかえるんです。「あれ!?今日、ブログ書いたっけ!?」

このくだりが、最近続いているので、筆者はある対策を取り始めました。それは“移動”です。

暖簾をおろし、保育園をあとに、となり街の、シアトル系コーヒーチェーン店に移動するんです。6時や7時には、必ず渋滞にハマるのですが、この渋滞時間に、一度頭の中身を空っぽにするんですね。そして、コーヒーを注文して、席につくと、店員やお客さんを、ただただボーッと眺めるんです。この行為がある種の変態に思われているんじゃないかと、気にはなるものの、「ただ眺めているだけなんです。ストーカーじゃないので。」なんて、訂正すると、余計と怪しまれるだろうな‥そんな想いに馳せていると、ようやくブログを綴るスイッチが入るんです。

実は、今日も、その通りでして‥「あのオッサン、いつも夕方過ぎに来て、コーヒー、ときどきココアを頼みながら、何か考え事をしながらも、それでいて回りをキョロキョロするし‥絶対ヤバいよな⁉︎」そんな風に確実にバックヤードで言われているはずです。


副園長ブログ筆者の生態なんて興味のなかった、あなたへ。今日のブログは、いわゆる、考えが煮詰まった時のヒントが隠されていたんですよ。

それは“移動”です。通勤通学時間って、無駄に思っちゃうかもしれませんよね!?でもですね、案外、その時間に脳みそは整理整頓されているんだと思いますよ。

もしかすると、コロナ禍で、オンライン授業や研修の頻度が高まっていたかと思いますが、その本当のところの能率は高まったと言えるでしょうか!?

実のところで言えば、授業や研修って、その移動の道中や、移動先での出会い、その様々に起こるハプニング的要素が学びのエッセンスになるのかもしれませんね。


となり街のシアトル系コーヒーチェーン店、店内は、クリスマスの雰囲気漂う音楽と、「Share Happiness」と記されたボードが彩られています。副園長ブログの筆者であることがバレないことを祈りながら、今日もあやしまれつつ、コーヒー、ときどきココアをすすりながら、ブログを綴り終えたいと思います。

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※調理員就職希望者のお問い合わせを、ありがたいことに、たくさんいただいています。もしもご希望しようとしている方がいましたら、打ち切る可能性もありますので、早めのお問い合わせをオススメします。

蒸し餃子、85度まで待つべし‼︎
2023-11-10
時事ネタ、こども誰でも通園制度

Q.「“こども誰でも通園制度”について、村上先生は、どのような考えをもっていますか?」

※本日、こども家庭庁が、少子化対策として、公的医療保険料を上乗せして微収する案を提出し、集めた支援金を、こども誰でも通園制度の財源に充てる考えを提示したようです。


A.「こども誰でも通園制度、つまりは、保護者が就労していない場合でも保育園に預けることができる制度について、どのような考えがあるかを答えればいいんですね?」

「これはですね‥子育てというものが、本来は、ご近所や親戚などで助け合ってされていた時代から、現代社会、それは核家族化であったり、隣近所の顔を知らない、なぁなぁ、お醤油を貸してぇな、なんて頼みごとができないような時代へと変化していることを念頭に考えなきゃいけないと思うんです。」

「それでいくと、保護者が働いていない場合、いわゆる専業主婦(夫)の場合が、この制度のポイントになるのですが‥これもツッコミたくなるのが、主婦(夫)は働いていることにならないのか論争ですね。」

「この論争は、いかにも、終わりが見えそうにないので、取り上げませんが‥【子育ては助け合ってするもの】で間違いないので、保護者の就労に関わらず、時代的には、ご近所、親戚などの間でなく、保育園などの乳幼児施設に預けて、子育てを協同していくことで、大賛成です。」

「ただ、大賛成なのですが、懸念事項もあります。それは利用の制限です。こども家庭庁が挙げているのは、月に10時間までの利用です。ここに疑問を感じるんです。なぜかって、月に10時間ほどで、利用する園の先生たちと愛着関係が築けるんだろうか、と思うからです。」

「午前中の3時間ほど利用したら、3日ほど登園したら、その月は利用できないわけですよ。乳児くらいであると、翌月には、また“はじめまして”の関係に戻るとまでは言わないまでも、愛着関係をまた1から2から築かないといけなくなるんじゃないでしょうか。」

「この意見って、どうしても、保育園の先生の負担を考えているんでしょ!と思われがちなのですが、愛着関係を築きにくいなか、生活することで、1番負担のかかっているのは、間違いなく“こども”です。ここで、再度改めてほしいところは、“こどもまんなか社会”実現に向けて、これから新しく作っていく制度を、こどもを置き去りにせずに、まんなかに据えて考えてほしい、そう思っています。」

「そして、もう1つ、ついでに。愛着関係を築きにくいからこそ、そこが保育園の先生の腕の見せ所でしょ!子育ての専門家でしょ!言い訳言ってんじゃないよ!嫌だったら辞めな!そこまで言う方はいないとは思うのですが‥それに近いツッコミによって、離職率がこれ以上、上がらないように、国も頑張って、処遇の改善を試みているんです。ただ、いるのですが、その試みに、1つ、物を申したいのです。」

「それは、処遇改善のために、保育園の先生たちは、キャリアアップ研修たるものを受ける必要があるのですが‥ここに物を申したいんです。もちろん学ぶこと、学び続けることは、めちゃんこ大事です。めちゃんこ大事なのですが、保育園の先生そのものの存在が、社会的にめちゃんこ必要とされているんだから、研修を受けたから処遇改善しまっせ!的なノリではなく、ベースですよ、基本をあげるべきじゃないですか!?と、物を申したいんです。学ぶこと、学び続けることは、処遇改善のためではなく、あくまでも保育園の先生としては、基本事項なのですから。」


せっかくの、良質な質問に対して、あくまでも村上的なノリでお答えしたこと、深くお詫びします。

ただ、世の中の流れとしては、「みんで子どもたちを守ろうよ!」そんな子育て環境を見直す向きになっていることは、非常に良いことだと思いますし、平和だからこそできる向きであることに、筆者も含めて感謝しなきゃと思います。

あらゆる制度について、あーだのこーだの言ってもはじまりませんが、あーだのこーだの考えたり興味をもつことは大事だと思いますし、それと同時に、不平不満な向きではなく、なるべく前向きに、現状の環境に少しでも感謝の気持ちを持った向きをすることが、めちゃんこ大事なのではないでしょうか。

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縁側、最高潮
2023-11-09
ハッシュタグ、カサオカドライブ

「ヒト・モノ・コト、そのすべての“調和”がとれた時に“居心地の良さ”を感じるんだろうね。」

「そして“居心地が良い”からこそ、“暮らせる”んだよね。」


本日、岡山県笠岡市富岡保育園へ、2人の見学者が足を運んで下さいました。東京都葛飾区から、「うらら保育園」園長先生、「たつみ保育園」園長先生、計2名です。お二方の園は、“暮らし”を保育の核といいましょうか、すべてとしておられるんですね。だからこそ、保育=“暮らし”と位置付けている富岡保育園としては願ったり叶ったりの見学者だったんですよ。

見学案内している間から、意見交換会での、お二方の声ですね、感想やご意見、アドバイスなど、一字一句残らず胸に刻む勢いで、案内をさせていただきました。

冒頭のお言葉も、その1つなのですが‥感性を磨いておられる方のお言葉は、自らや自園では気付けない、良さや強みを引き出してもらうことができまして、とても勉強、勉強になりました。

富岡保育園の良さ、強みは、建物から、子どもや大人の暮らす人ですね、そして流れる時間などに“調和性”があること、そうなんですよ。

本日、この遠方であります、笠岡市へ、そして富岡保育園へ足を運んでくださったこと、誠に感謝しております。今後も“暮らし”同盟として、末永くお付き合いのほどを、宜しくお願いしたいと思います。


~おまけ~

見学後に、小1時間ほど、ハッシュタグ、カサオカドライブに参加してもらいました。運転手は、筆者こと村上太志でございます。

まずは、瀬戸内海に浮かぶ島々を横目で見ながらですね、笠岡市大島の海岸線道路をドライブです。その道中に、旧大島東小学校をリノベーションした、アトリエ作家さんのシェアスペース「海の校舎」に立ち寄りました。木造の学校の雰囲気を味わいながら、屋上から一望できる瀬戸内海に、再び興奮の雨あられ。

海の校舎をあとに、軽めにUターンをしますと、今度は笠岡市神島にある社会福祉法人「天神会」へ。高齢者施設などが立ち並ぶなか、その先に、委託事業として参加させてもらっている「クレヨンKIDS」に立ち寄りました。小規模保育施設としては、園内、さらには園庭が充実しているとの感想をいただきました。

さて、せっかく笠岡市神島までタイヤを滑らせたのですから、次は、道の駅ですね。コスモス畑に心を躍らせながら、お土産コーナーにも足を止めることができたのは、運転手のナイス判断でした。

そして、陽は刻々と沈み、空が焼けかかかってきた頃、ハンドルを向けたのは、笠岡市金浦です。なぜ、金浦の、そしてとても入り組んだ道を選んだのか。それは、映画「とんび」(阿部寛さん主演)のロケ地でもあり、偶然にも、ひとりの園長先生が観たばかりだって言うんですから、通らないわけにはいかないでしょう。

みじかい時間のドライブでしたが、無事に、本日お泊まりの「辻与旅館」へお届けすることができ、ドライバー冥利につきました。

またのお越しを切にお待ちしております。素敵な時間を本当にありがとうございました。

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獅子舞に、興奮です。
2023-11-08
子どもも大人も演じる日々がある

登園時間というものは、どこかセンチメンタルでいて、ドラマティックなところがあるものだ、と言ってみたい。

なぜかと言えば、ほとんどの家庭の朝は、騒々しいのではないかと想像するのです。

例えば、母親は朝目覚めると、洗濯物を回しながら、朝ごはんの支度にうつるのかもしれない。そんな時に父親の手助けでもあればいいのだが、夜勤帰りならば、なるべく起こさないように、生活音に気をつかう場面もあるのではないか。食パンを焼きながら、そろそろ娘を起こさねばと、寝室に向かうと、カーテンから差し込む朝陽が眩しかったのか、布団に潜り込んで動こうとしない、娘。

「いい加減にしないと、保育園遅れるよ!」なんて、声をかけることだってあるのではないか。叩き起こすなんて表記はしづらいのだが、おんぶに抱っこに布団から連れ出すと、まずは顔を洗ってでもして、娘を食卓へと座らせるのだろう。ただ、想像以上に、機嫌が悪かったり、いわゆるグズグズいっていることだろう。

「いい加減にしないと、ホントに保育園遅れるよ!」なんて、復唱すればするほど、肌寒いはずの秋の気候でも汗ばむかもしれない。機嫌の悪い娘を後にして、とりあえず洗濯物を干そうじゃないか。そして、仕事用のメイクを済ませておこうじゃないか。

すると、すこし目を離したところ、機嫌の悪さは解消されてはいたものの、今度は、YouTubeを見始めている娘を目にするのではないか。

「もう!ホンマに、いい加減にしないさいよ!さっさと、ご飯を食べて、着替えなさい!」

このあたりから、チャイルドシートに乗せるまでの、数十分というものは、記憶に残ることのないほどに、目まぐるしいものだろう。

ようやく、車に乗せ、保育園に向かっている最中にも、あらゆるアクシデントが待っているかもしれない。

「ママ!このDVDじゃなくて、違うのにして。」

「アレは、家に置いてきたわよ。」

「ええー!アレがいい!え〜ん、え〜ん。」

「もう、いい加減にしなさいよ!」

静寂に霧がかった朝なんて、どこにあるんだろうかと我ながらに思いながら、保育園に到着するかもしれない。ただ到着すれば、今度は、あれほど言い合っていた母親への態度も一変するものだ。

「ママがいい!ママがいいよ〜!」と、それはそれは泣いて離れないこともあるだろう。


たまたま、玄関で離れ離れになる親子の会話を聞いたので、紹介してみよう。

「パパ〜。パパ〜。」

「どしたん?なんか車に忘れものでもした?」

「ちがう〜。パパがいい〜。」

こんな会話を、3度くらい繰り返して、ようやく先生のところへ向かった、ひとりの女の子。

「いってらっしゃい!今日も楽しんでね!」

「ママ〜。おしごとがんばってね〜!」

「ありがとう!いってきま〜す!」

お互いに、励まし合って、お互いに、駆け出していく親子。


家では家の。保育園では保育園の。職場では職場の。それぞれに、なにかしらを演じながら、日々をドラマティックに生きているんじゃないだろうか。それは、子どもも大人でも、差異がないはずだ。

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冬のイルミネーションの準備が着々とby笠工
2023-11-07
そのひと言が人間関係を左右する

「なぁ、むらかみ先生、ちょっと、わたしのカバンの中、見てみて。」

どれどれと覗く間もなく、その女の子は、カバンの中身を出しながら、その1つずつを紹介してくれました。

「これは、わたしのタオルで、これは、わたしのコップと、そのふくろ。それで、これは、わたしの帽子な。それでな、これは、わたしが昨日つくった、お菓子の袋に折り紙を入れて、それでシールをはったやつ。あとな、これは、昨日わたしが描いた絵を、こうやって、こうやって、こうやってから貼ってきたやつ。」

この女の子のカバンには、この女の子のよっぽど大事にしているものが入っているようでした。

富岡保育園には、個人用のロッカーやタンスなどがありませんので、女の子のように大事にしているものは、カバンの中にしまいこむに限るのでしょう。


女の子に影響されて、筆者も、自分のカバンの中身を見てみると‥

「どれどれ‥封筒が3つあるぞ‥。マイナンバーカード電子証明書有効期限通知書⁉︎おいおい市役所に行かなアカンのかい⁉︎倉敷中央病院‥おいおい病院に届けなアカンのがあるやん⁉︎中国電力株式会社‥おいおい支払いせなアパートの電気止まるやん⁉︎」

女の子のように、よっぽど大事にしているどころか、よっぽど情けないものばかりが出てくるじゃないですか。これでは、ブログ読者に顔が立たんぞと、探ってみると‥

「どれどれ‥本が3冊あるぞ‥“ああ 勝負師”阿佐田哲也‥おいおい賭け事の心境を綴っとるやつやんけ⁉︎“旅する力 深夜特急ノート”沢木耕太郎‥おいおいどこに旅立とうとしとるんやい⁉︎“日本の黒幕 善悪を超えた人間力”別冊宝島編集部‥おいおいが過ぎるやつやんけ⁉︎」

ブログ読者に顔が立たないばかりか、筆者のサイコパス的要素があけっぴろげに‥


ただ、せっかくなので、1冊だけでも紹介させてもらうと‥“日本の黒幕”では、政治家や右翼や総会屋、宗教家などの紹介もあるのですが、銀座の名店「クラブ順子」のママが語ったコラムもあるんです。そして、これが、どうにも、めちゃんこ勉強になったんです。

順子ママが、開店まもない頃に、大会社の社長様がお見えになったんだそうです。大会社の社長様がいらっしゃるということで、順子ママは気合いを入れて、初めて袖を通す、総絞りの白の着物で出勤したんですね。

そして、社長様が、乾杯の音頭にて、グラスを上に掲げた、その時‥

その時、ウイスキーの水割りが大きくこぼれて、その着物に、もろにかかってしまったんです。

その瞬間‥順子ママは、「あらいやだ。この着物は今日、新調したばかりだったのに‥。」と、口走ってしまったんです。

すると、社長様は、明らかに怒り、その場の空気はめちゃんこ凍りついたんだそうです。本当は、社長様は、順子ママに謝りたかった‥けれども、順子ママが抗議めいたことを口走ったがゆえに、謝ることができなかった‥ご本人も望んでいないことであったのにも関わらず、順子ママが笑顔でその場を収めなければいけなかったのにも関わらず‥。

着物は、たとえ汚れてダメになってもまた作ることができますが、人間関係は簡単に修復できない場合がある‥。この日の出来事を、順子ママは仕事の原点として忘れないようにしていたそうです。


例えば、お迎えが遅くなる電話が保育園にかかってきたとしましょう。

「もしもし。先生、すみません。少し、お迎えが遅くなりそうです。」

「はい、わかりました。」

さて、こんな応答であれば、いかがでしょうか?

「もしもし。先生、すみません、少し、お迎えが遅くなりそうです。」

「お電話ありがとうございます。気をつけて来て下さいね。」

さきほどの応答とは、雲泥の差に感じますよね?

「もしもし。先生、すみません、少し、お迎えが遅くなりそうです。」

「はい、わかりました。太郎君、お迎えが遅いと言って、不安になっているみたいで、今、泣いています。なるはやで来て下さいね。」

この応答は、問題外ですね。不安になっているだろうと心配しているから電話をしたのに、わざわざ不安を煽るなんて、どうかしていますよね?

「もしもし。先生、すみません、少し、お迎えが遅くなりそうです。」

「お電話ありがとうございます。大丈夫ですよ。花子ちゃん、さっきから折り紙に夢中になっているみたいで、楽しく遊んでいますから。安全運転で気をつけて来て下さいね。」

これは、どうも神っている応答のようですね。ここまでくると、電話をした方も安心しますし、どこか気持ちの良さや癒しの効果もあるんじゃないでしょうか。


言葉をかける。どのような言葉を選ぶか。どのタイミングでか。どのリズムでかけるか。プロの保育者にとっては永遠の課題ですし、またいくらでも意識次第では高めることができる資質・技能です。

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2023-11-06
【番外編】卒園児の近況

昨晩、卒園児のお父さんと、焼き肉を食べながら一杯やっていました。(岡山県笠岡市十一番町“焼肉たにもと”)プリプリの上ミノに、生ビール。ブリンブリンのレバーに、生ビール。最高ですね。

ちなみに卒園児と言いましても、かれこれ‥卒園して何年だっけな‥もう中学2年生の、いっぱしの青年です。体も、170センチを超えているみたいで、筆者なんて並んだら見下ろされそうですよ。

その、いっぱしの青年になっている、卒園児の近況を、お父さんづたえに聞くことができたので、そこんところを今日は綴ってみたいと思います。(多少、生ビールごしに、文章があやふやになることをお許し下さいね。)


この卒園児、彼は中学生になってからというもの、勉強は小学生時分から変わらず置いておいて‥クラス活動にとても熱心に励むようになったんだそうです。体育祭や文化祭などでは、クラスでいっぱしのリーダーとして、クラスメイトを励ます存在になっているんだとか。

正直なところ、この彼のリーダ性については、保育園時代には見い出すことができませんでした。当時は、年齢別クラスの固定担任制を敷いており、その卒園児のクラス担任こそ、筆者だったのですね。筆者の感覚では、彼は恥ずかしがり屋で、人前に出るのは苦手なんだろうなという認識でした。当時の筆者の感覚や認識って、どれほどアテにならないものなんでしょうね。

そんな彼の、体育祭でのエピソードを1つ。体育祭当日、早朝5時ごろに家を出ようとしていたので、お父さんは聞いたみたいです。「おい!いくらなんでも、早過ぎるんじゃねぇか⁉︎」とね。すると彼は、「友だちと走る練習して本番を迎えようと思う!」と言い放ったそうなんです。お父さん的には、「(だったら、もうちょっと前から特訓したらいいのに。当日にしても‥。)」と思ったそうなんです。

ただですね、このエピソードのオチは、ここからなんです。体育祭本番、お父さんも応援に駆けつけたそうなんですが、彼が出場した種目は、大縄跳びを回す役だったそうなんです。走る系の種目には一切出場しなかったみたいで、なぜ本番早朝に走る練習をしたのか疑問符が残ったそうなんです。帰宅後の彼に聞いてみると、「友だちがリレーに出るけん、それで練習に付き合ったんよ!」と言い放ったそうなんです。


今度は、文化祭のエピソードを1つ。クラスで合唱コンクールに向けて、それは精を出していたみたいなんです。クラスメイトが張り切って出来るように、先頭を切って肩を組んで声をかけていたそうなんです、彼は。

そして、本番当日。彼はインフルエンザになってしまったんだそうです。ただ、彼はクラスメイトと一緒に歌をうたうことをあきらめたくなかったようで‥担任の先生にオンラインで繋げてもらい、インフルエンザによって隔離された自宅の部屋で、パソコンに向かって、クラスメイトと一緒に歌って喜んでいたそうなんです。お父さん曰く「インフルエンザのくせに、とんでもなく大声で歌うし、ついでにめちゃくちゃ音痴で、それにもビックリしましたけど。」

このエピソードのオチも、ちゃんとあって、なんと彼のクラスは優勝したんだそうです。すると彼は、「俺がおらんで優勝って‥。」と、寂しげにインフルエンザの療養に戻ったんだそうです。

実直で、それでいて、ちょっとお茶目な彼の今後に期待と、応援をしたいです。


乳幼児期に携わる身とし、もちろん出来る限り、ひとりひとりの子どもを理解しようと努めもしますが、筆者も含め、先生たるものの感覚や認識は、全部が全部、アテにはならないものです。

なので、もしも、このブログに目を通しておられる方で、「先生に、こんな風に評価されて、凹んじゃってます‥。」そんな気持ちになっているのであれば、気にしない、気にしないです。ポジティブな評価だけを気に留めて、ネガティブな評価は右から左へ。上カルビに味噌ダレを、生ビールとともに味わいながら思った、処世術でした。

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2023-11-05
【実録】保育園のオムツ

先日、笠岡市こども育成課の方々が、「保育園向けの“おむつのサブスク”サービスを、公立園でも導入するので、富岡保育園でもいかがですか?」との、お声かけを下さいました。

さっそく“サブスク”という言葉に、戸惑ってしまいましたが‥“定額制”という意味だと教えてもらい、安心して話しをうかがうことができました。

つまりですね、保護者の方が、自宅から持参せずとも、また1枚1枚に名前を記入せずとも、そして在庫の心配をせずとも、安心して保育園の送り迎えができる、定額制の紙おむつが使い放題の【保護者応援】サービスだということです。

「めちゃんこ、いいやん!」と、思ったのですが‥実は、富岡保育園では、僕が入職する前から、サブスクなんて言葉が世の中に出回っていなかった頃から、このサービスを提供しているんですね。目的は、もちろん笠岡市こども育成課の方々と同様に【保護者応援】につきます。

正直なところ、筆者の場合、このサービスをしていない保育園で働いたことが無いため、このサービスの効果や影響力が認識できていません。なので、想像するところで、記述していきますが‥

例えば、保護者の方がオムツの在庫を確認し忘れちゃって、朝からほとんどオムツが無い場合は、保育園の先生たちは、どうするんだろうか⁉︎

例えば、その個人のオムツの在庫が残り1枚になったとして‥お迎えの時間までに、あと1時間ほどになった場合‥オムツを替えるタイミングは、オムツの在庫と無意識に相談してしまうのだろうか⁉︎

いろいろと想像できる中、やっぱり“おむつのサブスク”(定額制の紙おむつ使い放題)は、「めちゃんこ、いいやん!」と考えます。

ちなみに、お値段が気になりますよね。笠岡市こども育成課の方々が考えられているものは、「ミラフィールビズ」という最先端ブランドで、月額2,410円(税込)です。減額を検討しているそうですが、だいたい20日登園したとすると、1日120円相当です。高いか安いかは、あなた次第‼︎なんてね。筆者からすると、毎日の手間も省ける上に、この価格なら御の字だと思います。

では、20年以上前から、このサービスを提供している富岡保育園の場合は‥現在は「メリーズ」というブランドを扱っています。Lサイズの紙パンツの場合であると、1袋に44枚入っていて1,710円なりです。1枚計算38円になります。だいたいオムツを利用する子どもは、1日3~5枚ほど使いますので‥4枚で計算すると、4×38で152円になります。それを20日登園したとすると、152×20で3,040円なりですね。富岡保育園の場合は、月額1,500円、保護者からいただいていますので‥

あれ!?「ちょっと計算おかしくない!?富岡保育園は算数知らないんですか!?」と、思った方いますよね。「残りの1,540円はどうするんですか?」ってツッコミたくなりますよね⁉︎

それはですね‥ココだけの話し‥江戸時代から続く由緒正しき家柄ですから、どこかに埋蔵金があって‥なんてね、想像したくなるところですが、現実は園負担、自腹を切るってやつですね。

物価高騰に、どれだけ富岡保育園の自腹が持つのか‥笠岡市公立園との足並みを考慮しながら、富岡保育園が持続して運営できるように、社会福祉法人としての役割も含め、価格調整も視野に入れていければとも思っています。

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2023-11-04
根回しを極秘で進めています。

11月3日、7時半。富岡保育園から徒歩5分ほどにある、富岡公園、ならびに桜椿公園の清掃活動が行われました。清掃活動を円滑に進めることができるように、先月28日に草刈り隊の方々が、ほとんどの草を処理して下さっていたこともあり、本日は熊手で集めたり、また山際の大きく伸びた木々を切ったりなどが行われました。(吉祥寺の住職さんがキコリかよ‼︎と、ツッコミたくなるほどの活躍‼︎)50名を超える参加者たちと、一緒に汗を流すことができ、爽快感もひとしおです。

「村上先生!せっかくキレイにしたんじゃけぇ、子どもら、しっかり遊ばせてあげて下さいよ!!!」との、お声をたくさんいただきましたので、また現場クルーたちに伝言しておきたいと思います。

普段、何気なく出かている公園や、その途中で見かける花壇など、当たり前であるかのように思われがちですが‥その裏と言いましょうか表なのですが、そこには手間ひまをかけて管理して下さっている方々がいることを、忘れちゃいけませんし、心から感謝しながら、利用しなくてはならないことを、あらためて実感しました。(“当たり前じゃねぇからな!”ってやつですよね。本当に感謝、感謝です。)


さて、清掃活動中、どうしても、おしゃべり好きな筆者は、さまざまな方に話かけちゃうんですね。(口より手を動かせと、真っ先に言われるタイプです。)

ただ今回、話しかけちゃう目的があったんです。その目的の裏側を、ブログ愛読者限定で披露しておこうと思うのですが、よろしいでしょうか?ちなみに、公表は今月半ばの予定ですので、それまでは心に秘めておいて下さいね。

実は、年末に‥毎年開催していた、おもちつき大会を、コロナ禍を経て‥遂に‥復活させようと、目論んでいるんですね。(まだ、職員にも言っていません。)

復活なんて、仰々しく記していますが、このイベント、もちつき大会は、過去で言えば、年間通じて、一番大勢の方々が園内に集うものだったんです。そうですね、ざっと、300人近く集まったこともあります。

その人数の方々と、いっしょに年末を無事におさめるには、それ相応の心構えと計画と準備、いわゆる段取りが極めて大事なんです。通常ですら、それくらいの意識でやっていたので、コロナ禍では、中止を即決しました。

だが、しかし、時代は刻々と進み、コロナ禍もリニューアルされたことにより、おもちつき大会への期待が水面下で沸沸と膨らんでいることから‥このたび、復活を目論んでいるってわけです。

復活させるためには、それ相応以上の段取りをせねばならないのは言うまでもないのですが‥その、はじめの一歩として、【おもちつきに精通されている方々を招集すること】が、めちゃくちゃ鍵を握っているんです。

“頃合い”だとか“塩梅”だとかが、めちゃんこ大事なおもちつきは、本とかDVDとかYouTubeなどで調べながらするようなもんじゃなくて、精通されている方々から肌で学ぶもんなんです。


「ウネザキさん、おはようございます!朝、寒く感じましたが、草とっていると汗かいて暑くなりますね!」

「そう言えば、ウネザキさん!ちょっと、お話しがありまして‥あのですね‥例の年末にするアレをですね‥おもちつきを、復活させようと思っているのですが‥いかがでしょうか?」

「むらかみ先生、おはよう!もちつき!?やるん!?大丈夫よ!また予定決まったら教えて!」


はい!バッチリ精通されている方をGETできました。ウネザキさんは、卒園児の保護者でもあり、もう何年も、富岡保育園のおもちつき大会を支えて下さっている方なんです。ついでにですね、ウネザキさんが、近くで清掃活動されていた方に‥

「おい、ミヨシ君!ミヨシ君も、もちつき来てや!」

「わかりました!ええっすよ!」


はい!これで、精通されている方を、またもやGETできました。ちなみに、ちなみに‥本日、清掃活動後に、ある方(こちらも卒園児の保護者)と、保育関係とは別案件で打ち合わせ(こちらは日をあらためてお話しします)をしている最中に‥

「ニシエさん、今年、もちつきを復活させようと思うのですが‥いかがでしょうか?」

「むらかみ先生!やりましょう!息子らも呼びますわ!」


富岡保育園年末大感謝SPもちつき大会復活祭2023(仮)実現に向け、今月は各方面に根回しを極秘で進めていきたいと思います。

ブログ愛読者の皆さまも、ご協力宜しくお願い致しますね。

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富岡北地区まちづくり協議会活動中
2023-11-03
いい縁が繋がる村、とみほ村。

おはようございます。11月2日木曜日。朝の7時を迎えたところです。今日は、なんでも、『いい縁が繋がる日』〈いい(11)縁が(0)繋がる(2)〉みたいですから、はりきっていきましょうね。

さて、今日は、中央小学校オープンスクールDAYでもありまして、ついでに言っちゃうと、エジソンclass(5歳児)の子どもたちが、1年生の算数の授業に参加させてもらえることになっている日です。(架け橋プログラムの取り組みの一環です。)

子どもたちはと言いますと、昨日、主任先生とミーティングをしたみたいで‥「明日、あたし“算数”するけんよ!たし算とか、ひき算するんじゃけん!」と、とんでもなく、はりきっていました。

実際には、空き箱を使って、形遊びをする授業を、小学校の先生方が計画して下さっているそうですが、とにかく“算数”というワードに、無性に心が躍っているのでしょう。学校の先生たちや、また在校生の方々と、いい縁が繋がることを願っています。


では、今日のブログ最後は、最近、とみほ村に、スーパーミラクルハイパーボランティアのトシさんに加えて、レギュラーボランティアクルーとして、毎日大活躍されている方のご紹介をしたいと思います。

ちなみに、今月お誕生日のようで、とみほ村だより11月号(富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS)の、Happy Birthdayコーナーの紹介文を参照させてもらいます。


ーやわらか〜い空気を身にまとい、いつもニコニコ、おだやかなお人柄。子どもたちと私たち保育者を見守ってくださる大きな存在。

子どもたちの生活と遊びをさえぎることなく、気が付けばそーっと寄り添ってくださいます。

子どもたちにも大人気で、「おばあちゃんと遊ぶ〜!」と決めて登園して来る子どももいるくらいなのです。

お昼ごはんを一緒に食べてくださる日には、隣の席は取り合いに(笑)お散歩に行くにも、なくてはならない存在に(笑)

子どもの声をしっかり聴いて、一緒に考えてくれて、でも、程よい距離感で付き合ってくださるから、み〜んな大好きなのです。

トシさんのことを立てて、家内安全を守る、母として、女性として、人として、尊敬しています。

いつも本当にありがとうございます。

お体に気をつけて、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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日々の丁寧な暮らしの積み重ねが大事です。
2023-11-02
近隣の学校を、はしご酒!?

昨日、とみほ村で「ハロウィンパーティー2023」が開催されている中‥平静を装って、近隣の学校2校、はじごして来ました。最近、テレビなどで取り扱われている、はじこ酒的なノリかもしれませんね。


1校目は、笠岡市立神内小学校です。150周年を記念するオープンスクールDAYだということもあり、地域の方々がたくさん参加されていました。

賑わっていた教室をのぞくと、そこには歴代の卒業写真が、壁一面に掲示されているんですね。(地域の方に呼びかけて、集めれるだけ集めたんだそうです。さすがに150枚は集めることができなかったみたいですが‥)その写真を見ながらですね、「なつかしいなぁ。あんた、こけぇ、おるがな!」「ホンマじゃが。あら!?あんたも来とったん!?久しぶりじゃが。元気しょーたん?」なんてね。プチ異年齢同窓会と言っても良さそうに、とても楽しげな教室になっていました。ちなみに、神内小学校の学生の特徴は、とにかく挨拶が素敵でした。廊下ですれ違うたびに、ほぼ全員と言っていいぐらいに、気持ちの良い挨拶をかけて下さるんです。清々しく、オープンスクールを満喫することができました。


神内小学校の学生の挨拶に、ほろ酔い気分になりながら、2校目に足を運びました。笠岡市立中央小学校です。こちらでは、笠岡東学区の、小中一貫校化へ向けた取り組みの1つとして、「笠岡東海成学園 学校運営協議会」が行われました。

全22クラスの授業参観をした後に、感想や、今後の取り組みなどについて協議されました。

校長室で行われる協議なので、堅苦しいものをイメージされるかもしれませんが、内容は、幅広く、終始和やかに行われました。

会話の少々を、紹介しますと‥

「学校や、こども園に、テレビなどのメディアの取材依頼が来るんですが‥一部の家庭でNGの場合があって‥なかなか難しいです。」

「そうよなぁ。最近じゃあ、都会の方は、名札を裏返しにつけたり、ポケットに入れておいたりするらしいが。もはや、なんのための名札か分からんよなぁ。」

「不審者の電話が、この前かかってきて、すぐに録音したんです。録音機能を、はじめから設定しても良いのですが、膨大なデータ量になっちゃうので‥。」

「そうよなぁ。急いどる時に、この電話は録音されます”って、機会音が流れると、イラっとする時あるよなぁ。」

「旧給食センター跡地に建てられる、ひまわりこども園は、来年度9月頃に完成予定です。現在、工事車両なども行き交っているため、生徒の通学路を変更しました。」

「この前、修学旅行に無事に行ってくることができました。USJなどの案も出ているのですが、本校は、京都奈良大阪コースでいきたいと思っています。ただ、再来年、万博が大阪で行われるので、いろいろ協議しているところです。」

「修学旅行の前視察を、学校運営協議会で行きますか!?笑」

「ちなみに、修学旅行のお小遣いって、いくらなんですか?」

「5000円です。ただ、物価高騰の波で、たくさんは買えないみたいですね。ちなみに、遠足のお小遣いは、300円です。」

「生徒たちにも、物価高騰の影響が出ているんですね。駄菓子も、昔は、5円のものでも、10円はしますしね。学生さんも大変だぁ。」

「最近は、地域学に、力を入れていまして‥例えば、笠岡ラーメンの歴史だとかです。笠岡市に、養鶏場があって、そこの親鶏の‥」

「へぇ〜。おもしろそうな授業だなぁ。今なら、ちゃんと勉強できるから、授業に参加したいなぁ。」


学校の先生や、保育園の先生だけでなく、公民館の館長さんや、民生委員会の方など、さまざまな方たちと、意見交換することで、紙面などでは分からない情報をたくさん仕入れることができます。それらを還元することで、地域の子どもたちが安心して育っていける場を提供していきたいと思います。

※次回は、令和6年1月19日(金)笠岡東中学校で開催されます。

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2023-11-01
伝えることができない、狂騒。

困ったものです。今日という日を、どのように振り返り、記述したものでしょうか。写真や動画で伝えれば良いのでしょうが、それだけでは伝えられないものがあるようにも思います。

とにかく、いったん、筆をとって、記述してみようじゃないか。


そうなんですね、今日は「ハロウィンパーティー2023」が、とみほ村で開催されたわけなんですね。ただですね、ブログ読者も含めて、ハロウィンにピンと来ない人だっているはずですし、筆者もそのひとりです。収穫祭だのなんだの、そんなことよりも、仮装した人が狂騒しながら、渋谷ではクルマがひっくり返されたり、DJポリスが登場する日、そんな認識の日ですよ。渋谷からの伝来だと、言っても過言じゃないように思うのは筆者だけでしょうか。

とみほ村でも、渋谷式ハロウィンが、10月に入ってから、毎日続いていました。日々、仮装する子どもたち。そして狂騒する子どもたち。その集大成が、今日だったわけですよ。

とみほ村ハロウィンパーティーの特徴は、保護者協力型なところでしょうね。もしかしたら、保育園のハロウィンパーティーは、先生たちが徹夜して作った手作りの衣装を着るんでしょ、そう勘違いしている方もいるんじゃないでしょうか。

とみほ村では、仮装したい人は、園内の貸し出しグッズでも良いですし、家庭からバッチリきめてきても良いのです。するとですね、集大成の今日となると、バッチリ具合が、これが、すんごいんです。ネイルやメイク、ヘアーエクステをしてくる子どももいますし、兄弟姉妹でお揃いの仮装をしてくる子どももいました。

ついでに言うと、先生たちもですし、なんなら保護者の方も、仮装しちゃっているんですね。

ハロウィンパーティーの良いところって、みんなが主役なところなんじゃないかと思うんです。サンタクロース主役のクリスマスとの、大きな違いですよね。


筆をとってみると、案外に、すらすらと記述できたようにも思えるのですが‥どこか、狂騒ぐあいは、伝えられないものです。仮装姿で、泥団子を作っていたり、そもそも仮装に一切興味なくいつも通り遊んでいる子どももいたり‥。

日常と、非日常。その間を行ったり来たりしながらのグラデーションのような、今日という日でした。

大事なのは、このように解説することではなく、単純に、そして素直に、今日という日を、楽しむことなのでしょう‥。


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ハロウィンパーティー2023inとみほ村(富岡保育園・クレヨンKIDS)、実行委員会の方々、またサポート役の方々、また賛同して下さり、目をみはる仮装をアシストしてくださった保護者の皆さま、誠にありがとうございました。そして、大変、お疲れさまでした。

おばけやしき、前夜の仕込み。
ステッキづくり。
ハロウィンボーリングだぜ。
ハロウィン式、千本づりや。
渋谷式。
これも、渋谷式⁉︎
2023-10-31
さかさま

さかさまに空を見上げてみると

どんな空が広がっているんだろうか


どこかの詩人が、つぶやいちゃいそうな言葉ですよね。実は、つぶやいちゃったのは(正確には心の中で)1歳をすこしこえたばかりの、ひとりの女の子。

この女の子、お庭で、微動だにせずに、立ちすくんでいました。ただ、その立ちすくみ方が、どうも、おかしいと言いますか、かわいいのです。

足を肩幅に開き、手を前につき、そして頭を下に向けて、動かないんです。

あまりにも動かないもんですから、何をしているのだろうかと、気になって、すこし近づいてみたんです。

すると、女の子は、肩幅に開いた足の股から見える“さかさまの景色”を、のぞいていたことが分かりました。

見上げていた空が、もしかすると、見下ろす空になっていたかもしれません。女の子にとって、その広がる景色は、どのように見えたのでしょうね。


おまけをつけると‥この女の子のとっている、この姿勢。大人だと、かなりしんどい姿勢になりますが、そこは1歳ほどの柔軟な身体がゆるしていたんだと思います。

しかしながら、あまりにも、ながい時間のぞいていたものですから、頭の重みで、顔面をうちつけながら、前回りのように、すってんころりんしちゃいました。泣くんだろうかと、心配したのも束の間、顔面についた土を払いのけながら、また同じ姿勢でのぞいていたのですから、あっぱれでしょう。


おまけのおまけをつけると‥この女の子の、のぞく景色を、ぜひ見てみたいと、女の子がのぞき終わった後にですね。女の子と同じ姿勢で、その“さかさまの景色”をのぞいてみようとしたんです。ですが、37歳の身体は、ゆるしてくれませんでした。ももの裏のすじを痛めつつ、立ちすくむどころが、立ちくらみしてしまいました。

おなじ空でも、おなじ景色でも、見える空と、見える景色は、それぞれに違うのでしょうね。

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じーっと、のぞいています。
たぶん、こんな景色だったのでは⁉︎
2023-10-30
虚と実

日曜日の早朝。サウナでじっくりと汗を流し、刺身になるんじゃないかとばかりに、水風呂でしまった身体をですね。その身体を、この秋晴れの広がる空の下に“曝け出す”ほど(さらけだす)、これ以上に心地の良い幸せはないんじゃないかとばかりに思うのは、筆者だけでしょうか。

ブログ読者の皆様、おはようございます。灼熱の夏から、心の臓まで凍える冬までの、このみじかい秋をお楽しみくださいね。


さて筆者の秋と言えば、安定の“読書の秋”ですね。いつものシアトル系コーヒーチェーン店の片隅で、ホットコーヒー片手に読み耽って(よみふける)います。

今日の1冊は‥「闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争~堀江ガンツ」です。新日本プロレスと全日本プロレスの1972~1988両団体存亡をかけた“リアルファイト”を再検証した1冊です。この本の主役は、権威を破壊したアントニオ猪木と、権威を追求したジャイアント馬場に間違いありません。

と、これ以上、保育園の公式ブログに、プロレスについてを語るわけにはいきませんし、むしろ筆者も、プロレスのファンだとか経験者などでもないんですよ。

ただですね、プロレスと保育(教育を含む)って、似てんじゃないかって思うからこそ、取り上げたんですね。

プロレスと言っても、この昭和時代のプロレスは、虚と実の入り混じりようが絶妙だったんですね。八百長だのと言う声に抗うアントニオ猪木。エンターテイメントでありながら、その血と汗は本物なんですね。

でね、それを、どのように、保育(教育を含む)に結びつけようかって、そりゃ、無理があるんじゃないかって思うでしょ⁉︎

全国の各園、各学校の、ホームページやSNSを見て下さい。あれはですね、虚です。そして現場に足を運べば実があるんです。その虚と実の入り混じりようはいかがでしょうか⁉︎


最近、上手く答えることが出来なくなってきた(裏返すと、少し前までは、上手く答えることが出来ていた。)問いがあります。

それは、こんな問いです。

「むらかみ先生、“異年齢児保育”って、何なんですか?どんなメリットがあるんですか?」

少し前までは、調子よくペラペラと答えることが出来ていたのですが、なぜか、最近、言葉が出てこないんですね。それってなぜだろうかと、考えてみたところ、こんな言い訳に行きつきました。

「“異年齢児保育”がスタンダードになっちゃっているから、何であるか、またメリットなんて、わざわざ考えもしなくなってきているんじゃないか。」


年齢別保育、異年齢児保育、分け方であったり、その手法は、これも虚なんですよ。どの手法をとったからと言って、全てが同じ結果になるわけでないのは、正直なところで分かっちゃいると思うんです。(結果は、人生の最期、目を瞑る瞬間に分かるんですから)思うのですが、その虚、いわゆる幻想にすがりたいところもあるんだと思うんです。

秋晴れの広がる空の下で、素っ裸で考えると、非常にクリアに分かりますよ。そもそも、皆様が所属する地域、家族、職場、コミュニティなどで、全員同年齢が集うことってありますか⁉︎

いちいち言う必要もないんでしょうが、時代劇やドラマなどでも、全員同年齢の俳優たちがいる場面ってテレビで見ないですよね⁉︎

ここで、人類のそもそものコミュニティについても言及しても良いのですが、しつこいのでやめておきます。

もうお分かりの通り、同年齢で集うことの方が、虚と言いますか、特別と言いますか、レアなんですね。

なので、どちらかと言えば、異年齢児保育のメリットやデメリットを考えるよりも、同年齢児保育のメリットやデメリットを考えて、取り入れるか取り入れないか、また、取り入れるならばどの程度取り入れるか、なんてのを考える方が、素直なんじゃないかと思うのは、筆者だけでしょうか。

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2023-10-29
ブログ読者限定情報があります!

午前中、来年度就職希望者の面接に参加しました。清潔感のあるスーツを着こなした、2人の女性。ういういしくもあり、そして緊張感漂う面持ちが、全身から伝わってきたこともあり、面接官役を担った手前、一緒にその気持ちを共有させてもらいました。

自己紹介からはじめ、後に、志望動機や、保育者を目指すキッカケなどを話してもらいました。2人とも、練習通りに、そして自分の想いをぶつけることが出来ていたら、面接官冥利に尽きます。

ちなみに、僕からは、学生時代などに励んでいた部活動や、またバイト活動。そして、休日の過ごし方なんかを聞いてみました。

もしかすると、ブログ愛読者には、「むらかみ先生、コンパと勘違いしてません!?不謹慎ですよ!」なんて、ツッコミを入れられた方がいるんじゃないでしょうかね。

違うんですよ、ちゃんと意図があるんです。部活動やバイト活動など、もちろん、していなくても構わないのですがね。もしも励んでおられたら、クラス別でない年齢別でない固定担任制でないチーム保育を軸においている当園では、ストレスなくチームに参加できるんじゃないかなと。

また、休日も、もちろん、ご自宅でのんびりゆっくり過ごして下さっていいんです。いいんですが、当法人では、仕事もプライベートも、どちらも充実した、豊かな人生を送ってほしいと考えているんですね。仕事だけ充実していて、プライベートは不満‥また、その逆も、どちらも当法人は望んでいないんです。

面接官役ともなると、なんだか偉そうに評価するんじゃないかと思うかもしれませんが‥たぶん、それは誤解なんですよ。どちらかと言うと、面接を受ける方々から、学ぶ人なんです。質問をしながら、「なるほどなぁ。勉強になるなぁ。初心に戻らなくちゃいけないなぁ。」なんて、省みる時間にもなっているんですね。

もうひとりの面接官役の、理事長が、こんな質問をしました。

「子どもが、ちょっと困った行動をとった時に、どんな関わりをしますか?実は、わたしも、最近悩んでて‥。」

するとですね、今日の就職希望者の方は‥「わたしは怒るのが苦手なので‥とにかく、話しを聞きます。」と、答えてくれました。

ついつい、その答えの後に、もうひとりの面接官役の僕は‥「そうなんだよなぁ。それが、つい、僕の場合は、怒っちゃって‥怒り過ぎたなぁって、晩酌しながら反省するんだよなぁ。」と答えちゃったのは、余談の余談です。


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保育士に限らず、調理員の募集もはじめてみようかなと計画しています。フルタイムだけでなく、短時間や週に3日程度くらいなどの方も考慮しています。年齢は18歳から118歳くらいまでの予定です。お料理を作るのが好きな方、子どもが好きな方、子どもや先生たちと一緒に賑やかなランチタイムを過ごしたい方がおられましたら、村上までご連絡下さい。(09X33715648)

築山の上から、恐怖のダッシュ‥
2023-10-28
いつも きみを みつめているよ

本日は、富岡保育園園長先生・クレヨンKIDS園長先生とともに、香川県丸亀市、全国のお城で天守閣が1番小さく、かつ、石垣が1番すごい、丸亀城から徒歩1分のところに所在します「社会福祉法人丸亀ひまわり会 幼保連携型認定こども園 丸亀ひまわりこども園」に、見学させていただきました。

園内だけでなく、子どもたちがよく足を運んでいる丸亀城までを丁寧に案内して下さり、また給食だけに留まらず、手作りパンまでご馳走して下さり‥感謝、感謝でございました。誠にありがとうございました。お櫃(おひつ)に入った、ふっくらとしたご飯を、茶碗につぐ体験もさせてもらいましたが、これがこれが、食欲を非常にそそるんですね。

学ぶべきポイントが、たくさんあり過ぎて、整理整頓しなくちゃと、思っているところなのですが‥その中で、先生方(保育士だけに限らず、調理場から事務方まで、園内の皆さま)の、佇まい(たたずまい)が、どことなく印象的だったんです。これを、どのように表現したら良いのかと、迷っていると、ちょうどいい言葉が見つかりました。

それは、こちらの「丸亀ひまわり会」の、案内冊子の言葉でした。

“いつも きみを みつめているよ。”

“「えらんでいいよ」どれにちょうせんしたい?”

“「まってるね」じかんがかかってもいいよ。”

“「みてるよ」すごくせいちょうしたね。”

“「いこうよ」きみのすきなところへいこう。”

この言葉通りの佇まいを、先生方が実践されているからこそ、とても安心感があって、居心地が良かったんだろうなと思いました。

重ね重ねになりますが、見学を受けて下さり、誠にありがとうございました。今後も、切磋琢磨できる関係でいられるよう、富岡保育園・クレヨンKIDSも精進して参りたいと思います。どうぞご贔屓に、宜しくお願い致します。


~余談になりますが~

午前中の活動に、芸術士の方と、丸亀城内の公園で、その瞬間のパッションに導かれながら芸術活動をする時間がありました。木の実などと親しんだり、秋空の中、走っては、気持ちの良い風を浴びたりしていました。

そんな姿を見つめる視線が、どこからともなく、たくさん感じたんですね。それは、丸亀城内を散歩する方々でした。

ベンチにゆったりとかけておられた年配者に挨拶してみると‥「毎日、わしゃぁ散歩に来るんよ。それで、子どもたちが遊んでいる時は、ベンチに座って、少しゆっくりするんよ。」と、おっしゃられていました。

子どもの存在を、地域の方々が、宝物のように包み込んでいる、そんな街でした。


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2023-10-27
何度も何度もトイレに通った訳

先日、富岡保育園の栄養士の先生が、クレヨンKIDSのランチ研修に参加しました。

クレヨンKIDS(社会福祉法人天神会から委託事業として、社会福祉法人伸成会が任せてもらっている小規模保育施設)では、天神会内の、他施設(高齢者や障がい者施設)同様に、日清食品さんが作って下さるお料理を、お昼ごはんでいただいています。

調理形態など、富岡保育園と日清食品さんでは、当然異なるものですが、どこかに学ぶべきポイントがあるはずなんですね。そのポイントを探りに、このたび、栄養士の先生に、クレヨンKIDSで食事をとってもらいました。

また、調理形態だけでなく、富岡保育園とクレヨンKIDSでは、コミュニティに集う子どもたちの年齢(クレヨンKIDSは0.1.2歳児まで)も違えば、箱(敷地)の大きさも違います。富岡保育園が実践しているセミバイキング方式の配膳も、年齢や発達過程、お部屋の環境などを考慮しながら、段階的にクレヨンKIDSでも、徐々に取り入れているところなんですね。そのあたりも含めて、栄養士の先生に見ていただきながら、より良い実践に向けて、アドバイスをもらえればと、このたびランチ研修を行いました。


そんでもって、この度は、そのアドバイスの1つから生まれたエピソードを紹介してみたいと思います。

アドバイスの1つに、「やかんの大きさを変えると、ちいさな子どもたちでも、自分で扱えるのではないか」が挙げられました。

箸やお皿などは自分で持ち運んでいたのですが、コップにお茶を注ぐことは、クレヨンKIDSでは行っていなかったんですね。その理由の1つに、やかんのお茶が重たいからがあったのは、想像の範囲です。

栄養士の先生のアドバイスを受けて、さっそく、クレヨンKIDSの先生たちが、ちいさめの、やかんを用意したところ‥

ひとりの女の子が、慎重に、慎重に、やかんを持ち上げて、お茶を注ぎ始めたんだそうです。

そして、自分で注いだお茶を、ぐびぐびと飲み干したそうなんですね。

ただ、ここからが、ドラマの盛り上がりどころで‥その女の子は、何度も何度も、慎重に慎重に注いでは、ぐびぐびと飲み干していったそうなんです。

するとですね、もちろんのこと、トイレが近くなりますよね。その女の子は、何度も何度も、トイレに通うわけですよ。

ちなみに、その女の子に限らず、他の子どもたちもだったようで‥お茶の減りが、いつもの倍以上だったようですよ。


このエピソードは、おもしろエピソードととして収めるのは、ちょっともったいないことも記しておきたいと思います。

できなかったことを、“だったら〇〇したら、どうだろうか”と、前向きなアドバイスをしてくれた、栄養士の先生。

そして、仲間のアドバイスを、素直に、柔軟に受け入れ、すぐさま実践してくれた、クレヨンKIDSの先生。

どれもが、ピッタリとハマったエピソードだったんじゃないかなと思っています。

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2023-10-26
10月25日水曜日17時30分

日に日に、日暮れが早くなっていますよね。わかりやすいもので、同じ17時30分でも。

夏ごろの17時30分では、お迎えに来てくれる、お母さんやお父さんに、「はやいー!!!」なんてね。

それが、10月25日の17時30分ともなると、「おそいー!!!」なんてね。

太陽が昇るとともに活動を始め、太陽が沈むとともに活動を納める。なんとも、動物的には正しい生き方なんじゃないかと思います。


さて、ブログを綴っていると、刻々と時計の針が進み、現在17時35分となりました。さらに、日暮れが進み、空模様が暗闇がかってきました。

ふたりの女の子の会話が聞こえてきたので、ブログ読者にも、生中継しましょうね。

ひとりの女の子「なぁなぁ、暗くなってきたけん、お部屋に入ろうよ。」

もうひとりの女の子「えぇー。まだ、サラ粉(荒い砂を取り除いた、サラサラの砂)作りょーるけん、入りたくない。」

暗闇がかってきた空模様に不安を感じてきた女の子「じゃあ、保育園に誰もおらんくなっても、お部屋に入らんのんじゃな⁉︎」

まだサラ粉作りに夢中な女の子「ええー。でも、大丈夫じゃもん!むらかみ先生、保育園に、ずっとおるけん。」

早くお部屋に入りたい女の子「そりゃあ、そうじゃけどさぁ‥。早く入ろうよ。」


盗み聞きしながら、ついつい「そこ、認めちゃうのね。間違っちゃいないけどー。そろそろ入ったら⁉︎」なんてね、思いましたよ。

日暮れが進む中で遊ぶ、子どもの姿に、幼少期の自分を重ねる方は多いんじゃないでしょうか。

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日暮れが進む中
2023-10-25
感情的に怒り過ぎました‥。

いろんな誤解を解いておきます、特に今日は。

副園長ブログに、専門的な知識や用語を並べてみたり‥保護者には旨みのあるような言葉をかけてみたり‥仲間の保育者には偉そうに厳しく指導してみたり‥そんなことをしている村上は、さぞ、保育に、教育に、子育てに精通した、聖人君子のように思われている方がいましたら‥

ハッキリと断言しておきます。まったくの誤解です。


もちろん貪欲に学ぼうとしたり、保育や教育を深めようとしたり、子育てに対して理解しようと、そんな気持ちに嘘はないのですが‥

その通りに、実践できているかと言えば、そうではないんです。けっこうな具合で、夕方から晩酌どきにかけて、反省にふけっていることがあります。


今日は今日で、「あ〜。あれは、絶対、違ったよな〜。」なんて、ふけっていました。

ある男の子に対して、その行動に対して、すこし注意したんです。したんですが、ある男の子が、その注意に対して、「へへ〜ん!逃げろ〜!」と、そんな具合のリアクションをしたんですね。

頭では分かっていたのですが、「こういう時の、見守る保育者の対応だろ」とは、分かっていたのですが‥あの時は間違いなく、感情的になっていました。

逃げた、ある男の子を捕まえて、こっぴどく怒りました。怒っている最中にも、「これは、怒り過ぎだな」とは、分かっていたのですが‥あの時は、怒り切るまでが、自分の任務だとばかりになっていました。


ふけりながら、「あの時は、どうしたら良かったんだろうかな」なんて、自問自答をしているところ‥助け舟がやってきたことも記しておきたいと思います。

「あれは、やっぱ、感情的になり過ぎたよな‥怒り過ぎたよな‥」なんて、堂々巡りしながら、ため息をつきかけていたところ、ひとりの男の子が、僕のところにやって来ました。

その男の子は、つい先程の、ある男の子でした。正直なところ、かなりドキッとしました。何を言い出すのだろうかと‥事の次第では、やはり、怒り過ぎたことを謝るべきだろうかと‥。


「なぁ、むらかみ先生。あした、いっしょに、ごはん食べよう!」

この言葉に、どれほど救われたことでしょうか。いろんな嫌悪感のようなものが、吹き飛んでいくとともに、この言葉に対して、どれだけ誠意を込めれるだろうかとも考えました。

僕なりの誠意として、一枚の紙に、「あした、いっしょに、たべる。むらかみ」と、約束事を書いて、手渡しました。


いかがでしょうか‥誤解を解くことができたでしょうか。日々に反省しながら、子どもに、保護者に、仲間に、また地域内外の富岡保育園のファンに、救われながら、なんとかやっています。

これからも、どうか宜しくお願い致します。

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2023-10-24
見学者のお問い合わせが殺到!?

来年度入園・就職希望者の、見学のお問い合わせが、非常にありがたいことに、大変殺到しております。宣伝広告は、このブログなどで細々としている程度なので、およそ口コミ、又は風の噂などを聞いてのお問い合わせかもしれません。

非常にありがたいことを伝えつつ、お願いがございます。大変殺到しているってことは、もしかすると、希望する日に受付が難しい場合もあるんですね。はじめましての方の見学案内には、村上、又は園長先生の方で対応させてもらいますが、時間にして1.2時間はかかります。1日に2組程度までを調整して受付しています。

たぶん、この長ったらしい言い訳のような文章を読んでいる方には、「じゃったら、10分くらいで、ちゃちゃっと説明したらいいんじゃない!?」「むしろ、別に見学しなくても、入園や就職させてくれればええやんけ!?」なんて、意見が言いたくなるんだと思うんです。

なのですが、ここは、ここだけは、ゆずれないんですね。入園や就職を希望される方には、必ず見学してもらいたい、そして村上、又は園長先生の話しを1~2時間は聞いてもらいたいんです。

なぜかと言いますとですね、これは、富岡保育園が特別な保育や教育をしているから、だから前もって理解しておいて欲しい‥そんな理由じゃないんです。

理由は、とても簡単です。それは、大切なお子さまの命を、成長を、発達を、預ける場所選びですよね!?ネットや口コミや噂なんかでなく、自分(保護者様)の目で見て、自分の耳で聞いて、そして自分の肌で感じて決めてほしいからです。村上や園長先生が、1.2時間話すのは、これでも、ギュギュッと、かなり簡潔にまとめて話しての時間です。

どのような地域で、どのような建物で、どのような保育実践をしているのか。なぜこの地域で、なぜこの建物で、なぜこの保育実践をしているのか。

「いやいや、そんな説明は必要ないから、かかるお金と、時間と、持ち物だけ教えてくれればいいけんさ、村上先生!」なんて、言われてしまうと3時間コースになるかもしれないのでお気をつけ下さい笑


ならびに、ワンコインランチ・古民家一時保育阪本屋・私設公民館とみほ村文庫・とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)へのお問い合わせも、こちらも非常にありがたいことに、大変多くいただいております。

こちらに関しては、入園・就職希望者の見学案内をスムーズに行うために、10月、11月に関しては、いつも以上に調整をさせてもらっています。

※11月には笠岡東中学校と里庄中学校から、職場体験の学生のご予約をいただいております。


たくさんの見学者やお客さまの来園に、とても感謝しつつ‥とみほ村の暮らしを守るために、皆さまのご協力もお願いしたいと思います。宜しくお願い致します。

※10月・11月の日程調整に関しては、副園長村上で特別に行っております。村上不在の場合には、村上から掛け直させてもらっています。(電話対応には、職員一同、気持ちを込めて行うよう努めています。多少の敬語などの間違いはあるかもしれませんが、とにかく丁寧さと真心をもって行いたいと思っております。もしも、お気を悪くするようなことがありましたら、副園長村上までお申し付け下さいね‥って、もし、副園長村上の対応に気を悪くした場合には‥その時は、穴を掘って叫んで下さいね。)


※本日、午前中お電話をいただいた皆様へ。担当の村上の不在のせいで、ご回答にお時間をかけてしまいました。大変申し訳ありませんでした。余談ではありますが、本日、副園長村上、笠岡市神島外浦港から、船で15分ほどの場所にある、白石島へ行っておりました。白石幼稚園跡地で開園している「くわのみすくすくえん」へ視察に行ってきました。園児2名。2名だからこそ、【子ども同士】の関わりの重要性を改めて学ぶ機会になりました。朝、先に登園した子どもが、後に登園してきた子どもを見るなり、表情が一変したんですね。大人へ向ける表情とは全く違って、キラキラン‼︎と目が輝いたのがとても印象的でした。(親や先生たちへ向けても、もちろん輝やいていたのですが、輝き具合が、見てとれるほど違ったんです。)ついでに、白石島観光を、小一時間ほどしましたが‥是非‼︎ブログ読者の皆様で、ご都合つく方がおられましたら、一度、足を運んでみることをオススメします。まさに島時間が楽しめる、そんな島でした。

2023-10-23
おこがましさを捨てるための工夫

先日の福井県行脚での、筆者への問いと、その答えを紹介してみたいと思います。

Q.「村上さんは、親や先生に、どのような教育をしてもらって、そのような行動力を身につけたのですか?言われて響いた、印象的だった言葉などがあれば教えて下さい。」

村上.「質問して下さり、ありがとうございます。なるほど〜‥そぉ、きましたか‥。せっかくの良い質問なのですが、うまく答えることができそうにないかもしれません‥。」

村上.「なぜなら、親や先生たちに、もちろん、とても今では大変感謝(&尊敬)しているのですが、これと言って、こんな教育を受けたって、そんな自覚が僕にないからです。基本的に僕の親は、僕を甘やかしてくれていましたし、出会った先生たちも、甘やかしてくれていたと思っています。甘やかすと言っても、何かを買い与えたり、採点をゆるめてくれたり、そんなことでは決してありませんよ。靴をそろえなさい!だとか、肘をついて食べるな!だとか、授業中に騒ぐな!だとか、当たり前のことでは、もちろん怒られていましたよ。」

村上.「僕の個人的な意見になるのですがね‥“この親だったから、この先生だったから、この学校だったから、この教育を受けたから、こんな人になった”それは、行き過ぎた考えだと思うんです。もちろん、それぞれに何かしらの影響は与えているとは思うのですが、すべてが全て、その影響だけとは限らないんじゃないでしょうか。これは、逆も然りで、この親だったから、この先生だったから、この学校、この教育‥だから、こんな人になってしまった‥そんな考えも行き過ぎなんじゃないかって思うんです。」

村上.「これは、僕自身も、そして、僕の勤めている保育園の先生たちとも、共有しているのですがね。“僕のおかげ、僕たちのおかげで、この子どもは、あの子どもは立派になった”それは、とてもおこがましい考えだからやめようねってことです。そりゃあ、保育園の先生ですから、子どもの成長を喜びに感じたり、仕事へ向かう意欲や糧にするのは、もちろんのことなのですがね。でも、おこがましい考えは持つべきでないと思うんです。」

村上.「少しずつ、話しがそれつつあるので、戻しますとね。今のような活動ができている、その原動力の要素のことを知りたいんですよね?それは、僕が“人生の師匠”と出会ったり、見い出したり、作ったりすることに、自分で言うのもアレですが、天性の才能があるからだと思っています。」

村上.「僕には、現在、園の畑の監修でお世話になっている、自然農法に精通された鈴木さんや‥読書仲間である先代の園長先生‥(ここからは、当日言い忘れてしまったので、記しておきたいと思います。)保育コンサルタントで飲み友の兄貴‥副園長ブログを毎日解読して下さっている法律関係にお強い叔父貴‥島根県江津市社会福祉法人花の村の理事長先生‥(まだまだいるので、この際、書き出してみます。)遠方ばかりではなく、身近にも。闘病されながら地域へ“恩返し”の気持ちで活動をされている方‥ご近所の高齢者たちの生存確認をするために自転車で早朝に見回りをされている方‥ご高齢ながら親戚の介護を長年にわたって励みながら丁寧な暮らしを心がけている方‥猛暑の中、線路沿いのゴミ拾いを黙々とされている方‥(この調子で書き出しいると、終わりそうにないので、このあたりで一旦ストップしますね。)」

村上.「過去の中に原因を探るよりも、大事なのは“今”なんだと、僕は思っています。どこかの予備校の先生じゃありませんがね。“今”でしょ!ですよ。」


つらつらと、綴ってみると、まぁ偉そうに答えちゃったなと、反省しきりです。問いを下さった皆々様、誠に申し訳ない気持ちと、それでも答えを聞いて下さったことへの、大変感謝の気持ちでいっぱいです。

※村上の答えの中で、『“この教育を受けたから、こんな人になった、こんな人になってしまった”それは行き過ぎた考えなんじゃないだろうか』との表記があります。これは、捉え方によっては、「じゃあ、村上先生の勤める富岡保育園は、提供する教育に責任やプライドは無いんですか?そんな軽々しい気持ちで、保育をしているんですか?それって無責任じゃないですか?」などの議論を呼んでしまいそうですよね。これには、少し注釈をつけねばならないでしょう。ただ、いかんせん、本日のブログの文字数の限界が近づいてきました‥きましたので、気になる方は、是非、富岡保育園へ足を運んで下されば、ゆっくりとお話しさせてもらいたいと思います。ご足労お掛けしますが、宜しくお願い致します。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育阪本屋・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫などへのお問い合わせについて。10月、11月は、来年度入園、また就職希望なども合わせて、大変混み合っています。見学案内には、2時間程度かかる見込みです。ご予約のご協力をお願いしたいと思います。(ご希望日が混み合っていますと、延期などの調整をお願いする場合もあります。ご了承下さい。)

2023-10-22
筆者は“日常”の方が好きです。

常日頃、「何気ない“日常”が大事だよね」って、言い続けている、筆者ではありますが‥

20年ぶりに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと呼ばれるテーマパークに行って来ました。間違いなくですね、“非日常”だったと思います。

“非日常”というのは、いろいろな感覚がデタラメになるんでしょうね。奇抜な服装をしていても恥ずかしくないんでしょう。普段の倍以上の値段の飲み物も買えちゃうんでしょう。歩き疲れても前に進むことができるのでしょう。

筆者も、例外ではなく、キノコみたいな被り物を被っては、1000円近くのビールを飲み干し、2万歩以上歩いては、足が棒切れのようになりました。

アトラクションを乗ろうと思うならば、長時間、長蛇の列を並ばなきゃいけないんですがね。待っている間に、ついつい、迷路のように形作られた列に、どのような意図があるんだろうかと考えちゃったんですけど。もちろん面積的なこともあるのでしょうが、自分の番まで、あとどのくらいか、分かるようで分からない、その期待感の高まりなども計算に入れているのでしょうかね。


兎にも角にもですね、世の、お父さんお母さん、ベビーカーを押したり、おんぶや、抱っこをしながら、疲れては寝かせ、時には、おだてながら、この“非日常”空間での、刺激的な家族サービスをする姿、まさに尊敬に値すると、僕は思ってしまいました。

本当にお疲れ様です。

そして、もちろん帰りは、お車の運転が待っていたり、また新幹線や電車などの乗り継ぎが待っているのでしょう。最後の力を振り絞って、気をつけて帰って下さい。

そしてそして、もしもご都合がつけば、保育園や幼稚園、こども園に、お子さまを預けている間に、整体や整骨、マッサージなどに行って、お身体を労わって下されば幸いです。


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2023-10-21
合槌という名の“応援”

「元気ですね‥村上さん。」


昨日、足羽福祉会で開催された“挑戦力”研修。2時間のうち、90分は講師、講師って言ってしまうとどこかのビジネスマンを想像してしまいそうなので改めると、筆者ですね、筆者が90分ほど、いつもの調子で37年間の自分の人生物語を語っていくわけですよ。

いつもの調子と言えば、ブログ愛読者ならば、もう検討がつくと思うんです。3歳まで喋ることも、三輪車も前に漕ぐこともできなかった、そんなエピソードからですね。(5年生までお漏らしをしていたエピソードは言い忘れましたね、そう言えば。)高校生の頃に片道100キロある街まで通学自転車で家出をした、いわゆる、いつもの、お笑いエピソードです。

研修会には、ほとんどの方が、お仕事の合間に抜けて来て下さったこともあり、そりゃあ、そんなお笑いエピソードだけ聞かせてしまうものならば、まさに時間泥棒ですよ。その後は、社会人になってから、そして保育実践改革や、いつものガン治療のエピソードを語っていきました。

もちろん筆者は、研修参加者とはじめましてではありますが、研修参加者内でも、はじめましての方が多いんですね。なぜなら、足羽福祉会は600人規模の職員さんがおられる、BIGな社会福祉法人だからです。

90分かけての人生物語は、ただ単に、自慢したいから、笑わせたいから(本当は笑ってほしい気持ちはありましたがね。)、そのような理由で、語ったわけではありません。筆者の目的は、場を温めることにありました。鍋を美味しく食べるには、まずは、ぐつぐつと沸騰させなきゃいけないじゃないですか。

トイレ休憩を挟んで、後半戦に入る前に、1分だけ、前半のおさらいをしました。

「挑戦するには、体力が必要だと思うんですね。これは、身体の体力と、心の体力、どちらもです。」

「そして、挑戦って、誰もがやらなきゃいけないわけじゃないと思うんです。無理にやる必要はないと思うんです。けどですね、挑戦しなくとも、“応援”はみんな出来ると思うんです。挑戦する人を“応援”することです。挑戦と応援はセットだと思います。」

なんてね、最もらしいことを言っておいて、後半の30分に向かいました。

後半30分は、研修参加者からの、筆者への問いや感想をしゃべってもらうことにしました。18名の参加者を、机なしの椅子だけで、一円状にした、その研修環境の良さが、ここで活躍できました。

話しを聞くだけでなく、マイクを回しながら、ひとりひとり、しゃべってもらことで、今回の研修に“当事者”として参加できたんじゃないでしょうか。

人前でしゃべるのが苦手だとおっしゃられた参加者も、一円に囲まれ、90分沸騰させた鍋の中では、案外と言葉多くしゃべってくれたように思います。

冒頭の‥「元気ですね‥村上さん。」これは、その時、参加者からいただいたメッセージです。他者から言われますと、しっかりと自覚することができ、余計と元気が出てきた筆者です。


最後に、この2時間の“挑戦力”研修、実は、影のMVPがいたことを、お伝えしておこうと思います。

それは、筆者のお隣りの女性スタッフです。なぜならですね、筆者が沸騰させるために語り続けている間、実際のところ「おやおや、大丈夫かな、この調子で‥」と、不安になる場面が多々あったんですね。そして、その度に、お隣の女性スタッフに目配せをしていたんです。

すると、お隣の女性スタッフは、うんうんと頷いて、合槌を打って下さるんです。(まさに、合槌という名の“応援”だと思います。)その合槌に、どれほど安心させられたか。本当にありがとうございました。


福井県福井市足羽福祉会の皆様。このたびは、このような者に、お声かけをして下さったこと、誠に感謝しております。本当にありがとうございました。また、会場の準備や片付け、お仕事の合間を抜けて下さったり‥たくさんのお気遣いに感謝したいと思います。

また、会える日を楽しみに、頑張りたいと思います。重ねて、ありがとうございました。


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2023-10-20
10月19日の村上を追跡

10月19日、木曜日。やはり6時には目が覚めるものだ。そのまま、ホテルに常設されているサウナへ。三番勝負にて、心身共に気合いが入った。

7時半頃だろう、ホテルの朝食をとることにした。ホテルに泊まるたびに思うことは、普段大して朝食をとらないクセに、ホテルの朝食となると、あれもこれも食べ過ぎなくらい食べてしまうことだ。

9時。福井県福井市足羽福祉会のスタッフの方と、福井駅にて待ち合わせ。はじめましてのはずなのだが、色違いの似たような服装をしていたこともあり、すぐに打ち解け、会場まで談笑した。

9時30分、足羽福祉会本部へ到着。研修会場へピットインをする。ピットインするなり、椅子の並びの変更をお願いし、一円、つまりサークル状の並びに変えてもらった。予定していたわけではないのだが、感覚的に、今日の研修は一円対話の手法が盛り上がるだろうと判断したからだ。

10時。『挑戦力』というお題を頂き、村上、話しはじめる。このたび、依頼主からは、僕の“熱量”の部分を評価してもらったと自己分析していたこともあり‥2時間まるまる、パワーポイントや資料など一切使わず、マイク一本で喋り倒すことになった。

12時半、福井県立図書館へ移動。館内のフリースペースに、足羽福祉会の利用者さんなども働いているカフェスペースにて昼食をとる。もちろんお客さんは、老若男女、図書館も同時に利用する方々である。ちなみに、筆者は、おろし醤油カツ丼をセレクト。

13時、足羽東こども園見学。冬季には、160センチほど雪が積もることもあるそうで、除雪などへの工夫について話を聞く。

14時。足羽学園に移動。(福祉型障害児入所施設)

15時。足羽更生園へ。(障害者支援施設)

足羽学園、足羽更生園ともに、ユニット型(完全個室)を取り入れておられ、利用者ひとりひとりの尊厳、さらには利用者の方と社会との繋がりを守ることの重要性を学ぶ。筆者が、注目したのは、建物にふんだんに木が使われているところである。特に内装や家具など、木を使うことで、あたたかみを感じるものであった。

16時、足羽福祉会本部に戻る。社会福祉ヒーローズ昨年度登壇者インタビューを、オンラインにて受ける。プロデューサーや、当時、共にプレゼンを行った仲間と顔を合わすことができ、勇気づけられる。(※すでに全国社会福祉法人経営者協議会YouTubeチャンネルにて配信されています。)

18時、足羽福祉会スタッフの方々との、意見交換会へ‥。


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2023-10-20
サンダーバードからの景色

北陸新幹線が、2024年春から開通するそうなんですね。つまり、今日、僕が新大阪駅から福井駅まで乗った“サンダーバード”も、あとわずかだってことです。

新幹線の方が断然、すぐに着いていいじゃん!って思うかもしれないんだけど、すぐに着けばいい!ってわけでもないかもしれない、そんな、艶めかしい(なまめかしい)ことを言ってみたいです。

京都、敦賀、鯖江‥と、サンバーバードが進むにつれ、車掌さんが、こんなアナウンスをしていました。

「あと、わずかになった、サンダーバードからの景色を、どうぞお楽しみ下さい。」

そんなアナウンスを聞いてしまうと、どうしてか、清潔ではありますが、スタイリッシュではない車内、古めかしいカーテンまでもが愛おしく感じるサンダーバードでした。


さて、初北陸、初福井県であった、筆者。福井駅で待っていたのは、フクイサウルス!?でした。

あれ!?どこかで似たようなもの見たっけな‥岡山県笠岡市にある恐竜公園の恐竜のオブジェを思い出しました。ただ、福井県の方は、県をあげて、本気と書いてガチで、恐竜博物館なんてものもあるんだそうです。恐竜好きな方は是非。(筆者は、駅前のオブジェで満足したので、行っておりません。ご了承下さい。)

駅前、少し、ぶらついていますと、福井県庁に着きました。ただ、これが普通の県庁とは(全国津々浦々の県庁を回った、わけではないのですが)違って、大きな石垣で囲まれているんです。

なぜかって、城の跡地だからなんですね。徳川家康の次男、結城秀康が建てた、福井城の本丸跡地。せっかくなので、入場!?いや、登城させてもらうとですね、おもしろかったんです。石垣自体も素晴らしいのですが、城の雰囲気を感じながら、その中で、スーツ姿の現代人たちが、せっせと働いている、そのギャップですね。


ちょっとした、旅日記になってしまった、本日の副園長ブログ。ちなみに、到着時刻が本日は決められていなかったこともあって、筆者は電車や新幹線などの時刻表を一切調べることはありませんでした。流れのままに、乗っては、乗り継いで、やって来ました。到着してからも、ぶらぶら、ぷらぷら、ふらふらと、計画も予定も目的も目標もなく、歩いてはつぶやき、歩いてはつぶやいて楽しんでおりました。

人生という旅でしたら、ブログ読者の皆様は、新幹線に乗って進むのと、艶めかしいサンダーバード、どちらがお好みですかね?

お子さまをお持ちの方ならば、計画や予定そして目的や目標を持って、子育てに取り組んでいくのか、そうでないのか!?

正解はないですし、お好みです。

ただ、サンダーバードから見る景色も、ぶらつきながら見る景色も、いいもんですよ。

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※担当の副園長村上は、今週は福井県にいます。ご了承下さい。

2023-10-18
トミホクルーたちのキッカケ紹介

今さら、何ゆってんだよ、バカヤロー!なんて、言われかねませんが‥今週、福井県福井市、社会福祉法人、足羽福祉会での、2時間の講演会を引き受けたことに、言葉にできないようなプレッシャーを感じ‥危うく押し潰されそうになっている、そんな筆者です。

そんな筆者が、プレッシャーに押し潰されないように、なんなら打ち克つために選んだ方法とは‥『闘魂注入』です。

昨晩、『映画 アントニオ猪木をさがして』のレイトショーを観に行きました。

「馬鹿になれ、とことん馬鹿になれ!恥をかけ、とことん恥をかけ!」

アントニオ猪木さんの、発する言葉に、講演会へ向けてのモチベーションが整った‥どちらかと言えば高まり過ぎた、そんな昨晩でした。

(高まり過ぎて、寝られなくなってしまったので、レイトショー後に、サウナへ。汗を存分にかきながら、“元気があれば何でもできる”と言い聞かせました。ましたが、ただ、闘魂注入後だったので、限界以上にサウナへ入ってしまい、意識を朦朧とさせることになってしまったのは、あまりある余談です。)


さて、アントニオ猪木さんが、プロレスラーになった、キッカケ。(少しネタバレの危険がありますので、観ようと思っている方は、お閉じ下さい。)

それは、猪木さんが、移民として日本からブラジルに渡り、農園で朝から晩まで働きながら、市場などで売り子をしているところ‥たまたま通りかかった、当時のプロレス界のスーパースター、力道山からスカウトされたんだそうです。そう、それが、キッカケなんですよ。

人生というのは、本当に、一寸先は、何が起こるか分かったもんじゃないって、映画を観ながら思ったものです。


せっかくなので、プロレス界だけでなく、保育界のスーパースターたちの、保育者になったキッカケも紹介してみましょう。

トミホクルーAさん

「職場体験と保育ボランティア体験がきっかけです。子どもと触れ合うことの楽しさと共に、子どもの成長を間近で感じることのできる喜びを心に抱いた経験から、将来、保育士になりたいと強く思うようになりました。実際に現場で働く先生方は、子どもの目線に立ち、ひとりひとりの子どもの気持ちに寄り添った保育を行っておられました。その姿に憧れを持ち、その時、自分がなりたい保育者像が、はっきり見えたことを、今でも鮮明に覚えています。」


トミホクルーBさん

「大学の先生から、富岡保育園のことを勧められ、見学に行かせていただいてから、たくさんのお話しを聞いていくうちに、今まで経験したことのない“見守る保育”という、方針に筆舌に尽くし難いような、わくわく感を感じたことが、キッカケです。」


トミホクルーCさん

「小学生の頃から、年下の子を、お世話することが、好きだったからです。」


トミホクルーDさん

「私が年長児の時の先生に憧れて、保育士になりました。」


トミホクルーEさん

「私の幼い頃、保育園でお世話して下さった先生との思い出が大きかったからです。あの頃の憧れから、小・中・高と成長する中で、保育士の仕事を知り、現実的になりました。また、身近な人や、親戚にも保育士として輝いていた人がいたことも、キッカケの1つです。」


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焼きそばに、青のりと、おかかを、注入!
2023-10-17
必殺『のらぼう菜』見参!

富岡保育園の母屋にあたる建物は、江戸時代で言えば、天保14年築なんだそうです。

天保だなんて言われても、ピンと来ないのが、普通のリアクションだと思います。もちろん、筆者自身もです。

ちょこっと調べてみますと、天保8年くらいに「大塩平八郎の乱」が起きているんですね。これは、小学校の歴史の授業なんかで、なんとなく聞いたことがあるんじゃないでしょうか。この乱の、原因になっているのが、江戸三代飢饉と呼ばれている「天保の大飢饉」。これが、天保4年くらいから、天保10年くらいまで続いたんだそうです。

なので、富岡保育園の母屋は、その大飢饉を乗り越えて、たくましく作られたと考えてもいいんじゃないかと思います。


さて、冒頭から、天保、天保、と連呼しているのには意味があるような、ないような‥いや、あるんです。

今日のお昼過ぎ頃、富岡保育園の畑活動を監修して下さっている、鈴木さんと池田さんが、畑の調整をしに来て下さいました。

夏野菜から、冬や春に向けての、モデルチェンジ作業です。

スナックエンドウに、キャベツ、ニンジン、ダイコン、カイワレダイコン‥数種類の野菜の種や苗を植えて下さいました。

その際、僕と、今年度からトミホクルーになりました若い衆と、さらに就学前の女の子、合わせて3人で、モデルチェンジ作業に参加させてもらうことができました。

水やりや、種まき、土をかぶせるなど、丁寧なアドバイスを受けながら体験させてもらうことができました。

ちょうど、女の子が、土をかぶせた、その種の野菜。これが、実は、天保にからんでいるんですよ。

その名を『のらぼう菜』と言います。菜の花に似たようなものだそうです。この、のらぼう菜は、非常に寒さに強い、耐寒性に優れているってことですね。その特性から、なんと、江戸時代の頃、あの天保の大飢饉の最中に、人々を救った野菜なんだそうです。


ちなみに、監修して下さっている、鈴木さん曰く、菜っ葉類で、『のらぼう菜』が、一番美味しいんだそうです。太陽と水の恵みで、芽が出て成長することを祈りながら、楽しみにしておきたいと思います。

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のらぼう菜の種に土を、優しく。
落花生とは!?学習中です!
2023-10-16
迷わず行けよ、行けば分かるさ!

思えば、富岡保育園に就職し、18年の月日が流れようとしています。

18年前‥10月と言えば、第一土曜日に運動会がありました。先生たちの服装は、白のポロシャツと黒のジャージと決まっていました。僕も、もちろん白のポロシャツと黒のジャージで参加しようとしていました。ましたが、だがしかし、黒のジャージではありますが、ハーフズボンを履いちゃってたんですね。すると、当時の主任先生から助言を頂いて、長ズボンに履き替えることになりました。あれは、若気の至りだったのでしょう。

6年前‥10月と言えば、癌(がん)が発覚し、まずは輸血をしていました。血の種類で言えば、血小板を投入していたのですが、血小板って、黄色なんですね。赤じゃないことに驚きつつ、ベッドに横たわっていました。横たわる側から、スマホを覗くと、何件もの動画や写真が送られてきていました。その内容は、僕の顔を拡大させた写真をですね、貼り付けたうちわで、応援して下さるものでした。それが、どれだけ心の支えになったか、何度も何度も見返していました。

さて、月日が、いよいよ流れて、今日(こんにち)に至ります。ハーフズボンを履いていた、黄色の血に驚いていた、そんな自分からは想像できない、今日(こんにち)です。

僕は、子どもに夢を持てと言うのならば、まずは大人が夢を持てと、そう思っています。あなたは、夢をお持ちでしょうか。

人は、歩みを止めた時に、そして挑戦をあきらめた時に、年老いていくのだと思います。

この道を行けば、どうなるものか。

危ぶむなかれ、危ぶめは道はなし。

踏み出せば、その一足が道となり。

その一足が、道となる。

迷わず行けよ、行けばわかるさ。

ありがとう!!!

そう叫んだ、プロレスラーの域を超えた超人、アントニオ猪木氏の燃える闘魂めいた、めらめらとした、熱い想いが、湧いている、そんな今日(こんにち)です。

昨日、徳民於賀神社例大祭、千歳楽を、地域の青年団の方々とご一緒させていただきました。

はじめましての方々がほとんどではありましたが、お神輿を力を合わせて担ぐことによって、仲良くなることができました。

今日(こんにち)の僕に、何ができるのか。富岡保育園のために何ができるのか。富岡地区のために何ができるのか。笠岡市のために何ができるのか。また社会福祉法人の職員として、何ができるのか。

たくさんの方々からの、応援や期待に、力の限り、喜びをもってこたえていきたいと思っています。

それでは、まずは、徳民於賀神社例大祭、お船のお旅所に向けて、地域の方々のおもてなしの準備を、これからしていきたいと思います。


ブログ読者の皆様、本日も素敵な日をお送り下さいね。

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2023-10-15
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