富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

時代遅れの筆者が持つ違和感

保育のグラデーション化‥リスペクト型マネジメント‥ストレングスモデル‥ファシリテート‥センスオブワンダー‥ホメオスタシス‥エコロジカル‥ノンヒューマンズ‥ミドルリーダー‥保育ウェブ‥

ある保育雑誌をめくっていきますと、よく分からない、横文字群が羅列されていました。この群衆は、現在の保育界では常識なのでしょうか‥そうであれば、筆者はまさに時代遅れなのでしょう。


1939年生まれの荒井冽さんの、2009年発行の著書「園をみどりのオアシスへ~幼児保育における放牧の思想~」をめくっていきますと‥

「実際、子どもが外に飛び出したくなるような、緑ゆたかな、広やかな園庭は存在しているでしょうか。残念ながら‥。子どもたちを教室風の保育室に閉じ込め、細かなタイムスケジュールに合わせて叱咤激励し、園庭はといえば、殺風景なただの広がりであるとするなら、もう何をか言わん、ということになります。(中略)遊ぶということは、すなわち外に出ること、というくらいな考え方を持たなければ、生命体として伸びつつある、おさな子たちに対して、申し訳がないと考えるべきです。」

と、よく分かる感想群が綴られていました。この群衆は、現在の保育界では常識⁉︎それとも非常識⁉︎なのでしょうか。


荒井さんの著書に、「偏差値」という言葉の出現についての記述がありました。荒井さん(1939年生まれ)の学生時代には、社会的には用いられていなかったそうです。

ここで、「偏差値」についてを簡単に説明させてもらいますと‥いわゆる平均値からの距離、この子は平均値からどのくらいの位置にあるか、というデータです。

平均値を50とするならば、この子は60、あるいは40である、といった具合です。

偏差値についてを、荒井さんは、このような感想群で綴っています。

「一人ひとりの人間存在の原点としての個々人の意志や希望や願いからスタートするのでは“ない”のであって‥(中略)社会的な使用価値というのでしょうか‥人間の持ち味を横に並べて分類化するのでは“ない”のであって‥単純に上下にそれを並べることによって、人間を序列化していくということであります。」

と、綴った上で、保育の場合の「発達段階」についても感想群を綴っています。

「子どもの発達段階というような、発達のレベルを設定すると言いましょうか、メジャーとして考え、そして一次関数のグラフの横軸に年齢を置きまして、縦軸には発達段階を置きます。このように発達段階ということでレベルを設定すれば、“差”という概念が使えるわけでありますから、“個人差”という言葉が頻繁に出てくるようになります。」

と、荒井さんは綴った上で‥「私の場合は、とても心にひっかかるものがありますから、原稿を書くときには、まず“個人差”という言葉を使ったことはございません。(中略)違ったパーソナリティとおいては“差”という概念は使えないのであって、あの人の顔とこの人の顔の差はいくらか、ということは出てこないわけであります。」


普段、何気なく使っている、その界隈の用語が、もしかすると、常識から外れていたり‥もしくは、非常識であってもその影響から常識化されてしまったり‥専門家、専門化とは、頼りになる反面、おそろしいところもあるのかもしれません。

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筆者が、すこし前から持っている“発達段階のどうたらこうたら”という違和感は、偏差値出現と、もしかすると関連性があるのでしょうか‥。

2024-07-16
“ここぞとばかりに”に要注意!

富岡保育園の畑の近くに水道があるのですが‥連日の大雨の影響もあってか‥排水溝が詰まりに詰まっていました。

ここぞとばかりに、なんやかんやの道具を持ち出して、ほじくり続けていると‥塞いで(ふさぐ)いたであろう塊(かたまり)が、スコーン‼︎とね。

気持ち良く流れ出す水に上機嫌の筆者‥ではありましたが、それも束の間‥ここぞとばかりだったのは、蚊たちも同じだったようで‥なんやかんやと、筆者を刺し続けては‥現在、顔面が、ボッコボコ‼︎とね。

さて、ここぞとばかりには、海外では、とんでもないことになっているようです。アメリカの大統領選挙で、候補者が演説をしている最中に、ここぞとばかりに、バンバン!とね。

幸い、候補者は負傷で済みましたが‥聴衆で亡くなっている方もおられるようです。

どこのどの新聞をめくっても『民主主義が脅かされている』とね。

海の向こうのニュースではありますが‥日本でも、以前、安倍元首相が撃たれ‥現首相の岸田総理も演説中に狙われました。

今、世界では何が起こっているのでしょうか‥大きな世界、小さな世界でも、どこか分断的な思考が過ぎているのかもしれません。


さて、皆さま、この連休をどのようにお過ごしでしょうか。お子さまがおられる方は、天候がおもわしくないと、活動に制限がかかりがちで、ひと苦労ふた苦労かもしれませんね。デパートに備えつけられているゲームセンターでも行ってみますか‥それとも、映画館へ行ってみますか‥あ!アンパンマンの新作がやっているかもしれませんよ!本屋で、お子さまと一緒に絵本を選んで買ってみるのも良いかもしれませんね。手を尽くして、そして疲れたら、最後に銭湯でも行ってみますか。走ったら滑りますので、どうかお気をつけてお入り下さい。

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※富岡北地区まちづくり協議会からお知らせです。7月20日~24日、富岡会館前で、夏のラジオ体操が開催されます。時間は、6時半プレイボールです。早起きは三文の徳‼︎早朝から心身を動かして、素敵な一日のスタートをきりませんか?お待ちしております。

ぬりぬり、かきかき。
2024-07-15
石田製帽と白石踊と竹喬美術館

日曜日の、富岡保育園。子どもたちがいないぶん、ほかの生き物の声が、たくさん響いています。

電線の上には、数えてみたところ、9羽のツバメがいました。園内には、現在、ツバメの巣が2つあって、ちょうど赤ちゃんたちが、それぞれにいるみたいなんですね。9羽のツバメ‥いや、もう一度数えてみると、12羽になっていました。12羽のツバメは無事に巣立つ時を待っているのでしょうかね。


さて、筆者の早朝の習慣と言えば‥新聞です。現在は、山陽・朝日・日経、3つの新聞に目を通しています。いちよう、全部を斜め読みしていますが‥やっぱり、興味のあるカテゴリーには、目が止まりやすい。生業としている、保育や教育、また最近で言えば政治について‥ここのところは、地域の公共交通についての記事などは探してでも読んでいます。

ただ、自分の興味とは別に、他者の興味のあるカテゴリーにも、目は止まるものなんです。例えば、卒園児が、スケートボードに精を出していると聞けば、スケートボードの記事を見つけると切り抜くわけです。ちなみに、意外かもしれませんが、日本経済新聞が、スケートボードについてを、よくとりあげているんですよ。

他で言えば、現在の5歳児に、電車の好きな園児がいると聞けば、とにかく、どこのどんな電車であろうと、写真が掲載されている記事であれば、切り抜きます。そして、切り抜くと、半ば強引に、手渡します。


7月14日付けの新聞には、『笠岡市』にまつわる、良い記事が、多々あったので、嬉しかったですね。

朝日新聞の一面には‥「石田製帽」さんが、笠岡市内の小学校に寄贈する、約300個の、小さな麦わら帽子の記事が大きく掲載されていました。石田製帽さんでは、麦わらなどの天然素材を、職人がミシンで縫って仕上げるんだそうで‥日差しを止め、熱を逃がしてくれる、昔ながらの素材が見直されていることが、記事にはしっかりと綴られていました。

他には、山陽新聞には、「白石踊」についての記事があがっていました。国の重要無形民俗文化財になっている、笠岡市白石島の踊りの体験ツアーが、優雅に行われたことが綴られていました。ちなみに、1183年の源平水島合戦の死者をともらったことが、はじまりのようで‥伝統ある、白石踊は8月13日から16日には、白石島内の各所で繰り広げられるんだとか。

あ!あと、もう1つ紹介させて下さい。

笠岡市の誇る「竹喬美術館」の記事も掲載されていました。昨日から、西洋美術の名品を紹介する特別展「芸術の都パリの集った巨匠たち」が開幕したんだそうです。ピカソや、シャガールらの名品が集っているみたいです。高校生以下は無料だと記されていましたよ。


そう言えば、ブログを綴っていますと‥ツバメの鳴き声が、いっそう響いてきたので、もう一度、数え直してみると‥9‥12‥いや、14羽いました。

皆さま、素敵な日曜日をお過ごしくださいね。

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休日の主役たち
2024-07-14
笠岡市の“水”を知ってみよう!

個人的な、1週間の振り返りになりますが‥今週は、「新任議員への市政説明会」に、朝から夕方までほぼ詰めて参加していました。

なので、副園長としては、いささか問題かもしれませんが‥子どもたちや先生たち、また保護者の声を聞く量が足りていませんでした。

であれば、質を求めれば良いのでしょうが、筆者の感覚では“一定の量をこなさない限り質を求めることは出来ない”と思っていますから‥なにかしらの対策を取らないと、副園長の職務を全うできないと危惧しています。二兎を追う者は一兎を得ず‥なんてことにならないように、一石三鳥のごとく励んでまいりたいと思います。ブログ読者の皆様、筆者に忖度なしに是々非々で、ご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願い致します。


さて、子どもたちの声を聞く機会を減らしてでも、参加した市政説明会ですから‥それ相応に活かさなきゃ‥「なにやってたんだよ!村上!」ってことになりかねませんよね。

この副園長ブログという尺の中で、少しずつ、笠岡市の現状を紹介していきたいと思いますので‥読者の皆様も、まずは笠岡市を正しく知ってもらって、そして一緒に愛着を沸かしていきましょう。

今日は、笠岡市と言えば‥「水道代が高い!」と印象づいちゃってると思いますので‥『上下水道部』についてを、少しばかり紹介してみます。

確かに、近隣の市町村に比べると高いんですね。県内では、真庭市に次いで2番目だったりもします。

ただ、順位なんかよりも、その理由についてを、皆さんは知りたいはずですよね。

そのためには、水道事業の歴史を少し知ってもらう必要があります。

笠岡市の水道事業は、昭和25年から始まりました。ただ、瀬戸内特有の温暖小雨の気候や、給水区域の拡大、給水人口の増加により、慢性的な水不足に悩まされてきたんですね。

この課題を解決すべく、笠岡市と、現在浅口市になっている、鴨方町、寄島町、そして里庄町で「岡山県西南水道企業団」を設立したんです。昭和47年に、共同導水路を実現させ、現在は、笠岡市に配水する全ての水を岡山県西南水道企業団から受水するにいたっているわけです。

と、書き連ねましたが、当時の設立や実現に、関わった方々の、寝る暇も惜しむ努力のお陰に成り立っていることを、どうか皆さま、ご想像下さい。

また、笠岡市には有人7島があるのですが‥こちらにも、海底送水管により、送水が可能となったんです。こちらの事業は、昭和50年から56年に、26億8,480万円の総事業費で実現されました。

で、お値段が高い理由として‥笠岡市には水源地が無いので、高梁川から、水をひっぱってこなくちゃいけないんです。加圧ポンプ室35ヶ所、排水地42ヶ所、送水管35.8km、配水管471.5kmを構成して、ひっぱっているわけで‥その管理や維持を考慮すると、やっぱり高いわけです。ただ、コチラも先人の寝る暇を惜しむ努力があったことは、ご想像の、それ以上だと思って下さい。

ちなみに、管の耐用年数が気になるところですよね。コチラは国の基準の40年よりも、診断の結果は、現状、はるかに良い状態のようで‥270年は耐えれるそうです。ただ、もちろん、こまめに、また最近ではAIを駆使して、劣化状態を確認しているそうですよ。

追記しておきますと‥西南水道企業団の経営状態は良好で‥利益は年間3億円ほどだと言うことです。

もちろん、値段は安ければ、それに越したことはありませんが‥未来の笠岡市へも、今のように、安定した水の確保をするために‥

先人たちの努力に敬意を払い、またそこに誇りを感じながら、水道を使うと‥県内2番目に高いお水も、ありがたく使用できるのではないでしょうか。

あくまでも、事実と、まとめの文章は筆者の想いが混在していますので‥また、読者の皆様のご意見ご感想もお聞かせくださいね。

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トウモロコシが順調に育っています。
2024-07-13
自立獲得への大人の距離感を考察

小学生の登校班に、ついて歩くことを日課にしている筆者。あくまでも“ついて歩く”程度なので、警備隊のような姿勢は求めないで下さいね。

このように雨が降ると、傘をさして歩くわけですから、当然、傘と傘がぶつかり合って、遊んでみたり、その先にはケンカになるわけです。

そんな調子から、少し外れた、ひとりの小学生がいました。たまたまではありますが、富岡保育園の卒園児で、現在1年生の女の子ですね。

せっかくだからと、一緒に歩いて行こうかと誘ってみたところ‥

「ひとりで、行けるけん、ついてこんでええ!(ついて歩かなくてよろしい)」

と、いった威勢の良い声が跳ね返って来ました。つい、3ヶ月前あたりには、「ちょっと、ついてきて!」と園庭に遊びに誘われたものですが‥毎日、この女の子は、30分以上歩きながら“自立”を獲得していっているのでしょう。頼もしいかぎりです。


東京大学医学部名誉教授の養老孟司さん著書「まともバカ~そもそもの始まりは頭の中~」第4章あたりに、こんな記述がありました。

「じつは集団登校というのは私(1937年生まれ)が小学生のときにできたものです。しょっちゅう飛行機が飛ぶから、年中空襲警報、警戒警報がありました。鎌倉は幸い爆撃自体はありませんでしたが、通学の時にも警戒警報がある。危険だから行けない。しかし、学校へ行かないわけにはいかない。(中略)警戒警報解除になると、上級生が連れて一列で行く。学校のほうへ“歩調をとれ”で行くわけです。」

「私は集団登校というやつは、戦争中の特殊事情であるというふうにかたく信じています。子どもは、当然のことですが、仲良し同士連れだって行くのが楽しいです。何々ちゃん、遊びましょうじゃないけれども、一緒に行くのが楽しかった。」


ブログ読者の皆さまの、小学生時代には、登校班というものはありましたか?筆者の小学生時代にはありました。

養老先生の言うところも理解できますし、筆者としては、集団登校の良いところもあると思っています。

例えば、これだけ現代の地域社会で、子ども集団の関係が希薄化する中で、集団登校する時間は、異年齢での子ども集団の関係性を作るには良好な時間じゃないかと思っています。

筆者は“ついて歩く”時には、なるべく大人感を消すように心がけています。せっかく、親などの大人から離れている時間に、また大人がいるとなると、子どもたちにとって、ストレスにもなってはいけませんし、自立の面へ足を引っ張ってはいけないとも考えています。

ちなみに、“ついて歩く”登校班たちは、養老先生の言うところの“歩調をとれ”とは、相反する班たちばかりで‥班が入り乱れて、好きな友だちと歩いていたりします。安全面で、よほどのないことがないかぎりは、筆者は特に注意することなく、一緒に会話を楽しみながら歩いています。

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筆者が小学生の頃は‥石蹴りをしながら、時には、ピンポンダッシュという、そこいらのお宅のチャイムを鳴らしながら、登校班で歩いていたっけな‥。ロクデモナイので、注意できないわけだ。

2024-07-12
課題に、目を背けず、耳を塞がず

7月11日木曜日、午前6時、岡山県笠岡市は大雨でございます。出勤やお買い物、また通院などで、お車を運転される方‥通学する学生なども含めた歩行者へ気を配りながら、安全運転をお心がけ下さいね。どうか、皆さまご無事で。

さて、本日は‥岡山県に本社があるはずの、ベネッセ!の教育総合研究所が、国公立、私立の保育園、幼稚園、こども園の園長先生、さらには現場の保育者を対象とした調査の結果について、ご紹介してみたいと思います。

日頃のブログ内容には、主に富岡保育園やクレヨンKIDSの先生方の様子を描いていますが‥コチラは全国の先生方の実態です。共通する部分もあるでしょうし、そうでない部分もあると思いますので‥そのあたりを、ふんふんと解読しながら、園長先生や現場の保育者たちの現状把握に努めてまいりましょう。

ちなみに、調査についての回答数は、園長先生3,838人。現場保育者14,963人です。

それでは、テンポ良く紹介していきますよ。

まずは、「園の開所時間」については、「幼稚園の開所時間が以前に比べて長くなっている」との、まとめ。国公立の幼稚園では、16時以降の閉所が増えている傾向が見られているようです。

次、「定員充足率(0歳~2歳)」について‥「定員割れの比率が増えている」との、まとめです。特に、私立保育園、こども園では約4割の園で定員割れが起きているようです。

「定員充足率(3歳~5歳)」について‥「国公立では定員割れが9割」との、まとめ。

「保護者への情報伝達手段」は、「送迎時のやりとり・個人面談は増え、クラス懇談・保護者会・講演会は減少」との、まとめです。間接的な連絡手段は、紙からICTの活用へ移行傾向にあるようです。

それでは、園長が認識している「保護者の園への要望」については、どうでしょうか。「家庭ではできない体験をさせてほしい・集団生活のルールを教えてほしいと、園長は捉えている」との、まとめでした。付け加えると、「保護者が保育者とコミュニケーションをとりたい」と認識している園長の回答も増加していました。

「幼稚園教育要領・保育所保育指針などへの対応」について、「園内研修・勉強会の実施が減っているが、振り返りの機会は変わっていない」との、まとめでした。

「通常の保育時間の活動実態」については、いかがでしょうか。「私立園では、国公立園に比べて、遊びを通した総合的な活動以外に、体操・音楽活動・英語・ひらがなの活動を積極的に行っている」との、まとめがありました。特に私立幼稚園では増加傾向にあり、体操の分野では約7割以上が取り組んでいるとの回答結果でした。

「保育者の状況や園環境」について。こちらは「園では、保育者同士が子どもの姿をよく語り合っており、子どもの“やりたい”気持ちを尊重している」との、まとめでした。ただ、地域とのかかわりについては、とてもあてはまる、と回答した割合は1割台だったようです。

「保育者の資質向上のために必要なこと」について‥「保育者の資質向上のために必要なことは、給与面での処遇改善・職員配置基準の改善・メンタル面のサポート」と、まとめられていました。

「保育者の仕事満足感・負担感」については、「保育者は自分の職場や仕事に満足している一方、給与と仕事量のバランスは悪く、事務作業の量が多くて負担であると感じている」との、まとめが挙げられていました。まとめ以外には、「労働時間が長く負担である・配慮の必要な子どもへの対応が負担である・子どもを預かる責任が重く負担である」などが回答されていたようです。ちなみに、仕事の負担感は、特に国公立園が高い傾向にあったみたいです。

その他の「自由記述から見えてきた課題」では、「障がい・特別な支援を要する子ども、保護者への対応」「保育者の人手不足」「研修時間、職員間の話し合いの確保」「子ども主体の保育、遊びの確保」が、まとめとしてありました。


ブログ読者の皆さま、いかがでしたか?実態と、皆さまの理解と‥共通する部分、そうでない部分があったでしょうか?

日本全国、すべての園で「子どもたちの心身の健全な育ちを守る」ために、日々、試行錯誤しながら、懸命に保育に務めております。

先日、バス置き去り死亡事故の裁判に傍聴された方と、筆者はお電話する機会がありましたが‥上記に挙げられる課題などに、目を背けず、耳を塞がず、忖度せずに、真摯に取り組むことでしか、保育の現場は守れないことを、あらためて実感した次第です。

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2024-07-11
セミが鳴きはじめました。

ここのところの筆者の足跡を残しておきたいと思います。もしもご用事がある方は、足跡をたどってみると、バタリと出くわすんじゃないかしら‥。

新任議員の市政説明会に参加しているのですが‥保育関連の「こども部」へは足繁く通っているので、およそのことは把握しやすいのですが‥他の分野については、もっぱらはじめて知ることばかりなんですね。「政策部」「危機管理部」「教育委員会」「市民生活部」などなど‥他の部についても、これから説明を受けるのですが‥ひとつひとつの部の中にも、それぞれ課が設けられていて‥またその課の中に係がいくらか設けられていて‥浅くても、全部の分野を把握するには、それ相応の努力がいることを痛感しています。していますし、それだけの多種多様な分野を、行政のお勤めの方たちが担ってくれていることに、感謝、感謝だと、こちらも痛感しています。

説明会の合間をぬいながら、本日は笠岡市議会議員有志で視察に行ってきました。行き先は「笠岡モノパイル製作所~JFEエンジニアリング株式会社~」です。

とにかく、その工場の規模や、製作物のスケールに、ただただ圧倒されちゃいました。洋上風力発電の風車を支えるモノパイル、いわゆる、海底にぶっさす棒を作っているんです。洋上風力発電については、ヨーロッパなどから15年遅れているらしいですよ、日本は。なので、工場内の、鉄を溶接したり、なんだかんだする機械系は海外製のものが多かったです。工場がフル稼働する時期に入れば、雇用は300人ほど必要になるそうなので‥もしもご興味ある方は是非!

にしても、このスケールのものを作るにあたっては、安全面などが、とても配慮されていることが伝わってきました。当たり前かもしれませんが、一歩間違えば、大事故ですもんね。働く方たちが工場内で汗をしたたらせているところを見ては‥「もしかすると、この中に、うちの保護者いたりするのかな⁉︎」と思っちゃうわけです。保護者の方々は、さまざまな仕事や役割を社会で担っているわけで、それらを実際に見たり、想像をふくらませるだけでも、尊敬や労いの気持ちが高まるものです。みんな、すごい!

視察から帰りますと‥笠岡駅前にあります「秋田カラツ店」に、ひとりでふらりと入りました。ここは、食器のデパートなんですよね。実は、富岡保育園の園長先生と、食育の一環として、子どもたちの食欲がそそる食器を模索しているんです、最近‥“器”で、味まで変わるなんてことがあるんですよ。ちなみに、「秋田カラツ店」が、なんと8月末閉店だとお聞きしまして‥これも何かの縁だと、早急に模索計画を実行にうつしていきます。

さて、筆者の足跡についてきて下さっているでしょうか。「秋田カラツ店」後には、笠岡消防署の警防課へお電話を鳴らしました。法人職員の「救命救急講習」の予約のためです。子どもたちの大切な命をお預かりしているわけですから、特に、特に、この講習は必須ですので、きちんと計画を立てて会得したいと思っています。

およその日程や場所などの打ち合わせが終わると同時に、一本の電話が鳴りました。こちらは、「富岡北地区まちづくり協議会」の会報作り担当者からでした。会報に掲載する写真の相談が主でしたが‥他の地域の協議会の活動についても情報を下さいました。

いよいよ、筆者の足跡なんて、どこ吹く風と言わんばかりに‥笠岡市では一過性の大雨が降りました。そのお陰様で、水たまりが出来ますと、子どもたちにとっては、待ってましたとばかりに、泥んこ遊びに興じるわけです。

その泥んこ遊びをしている友だちたちを尻目に、ひとりの男の子が、園内で一番大きい、貝塚伊吹の木を、目を凝らすように見つめていました。

なぜかって‥セミが鳴きはじめたからです。

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ブリンバンバンボンの舞い!?
2024-07-10
この暑さは災害を超える状況です

山陽新聞、朝日新聞、日本経済新聞、現在三紙を購読していますが‥今日は、どこの記事を見ても「この暑さは災害を超える状況だ」と書かれているんですね。じょじょに気温が高くなれば、暑さに心身が慣れていくのでしょうが‥どっと気温が高くなったものですから、心身に負担がかかってしょうがないわけですよ。

「エアコンのきいた部屋にばかりいたら、体が弱くなるけん、汗をかいて、暑さに強くならんと!」

そんなアドバイスをして下さることもあるのですが‥このアドバイス、当たっているところもあるのですが、現在の災害を超える暑さの中では、不適切なところもあります。無理をせずに、マイペースに暑さに慣れていくことを筆者はオススメしたいです。

ちなみに、保育園などにいる子どもたちはいかがでしょうか。子どもたちは、背が大人より低いため、地面からの照り返しの熱を強く受ける傾向があります。加えて、遊びに没頭すれば、暑さに慣れていないことへの自覚が薄れ、自分の心身のペースを乱しがちになります。その結果、熱中症になりやすかったり、さまざまな夏風邪になりやすかったりもします。ちなみに、現在、手足口病が全国的に流行しているようです。対策としては、心身の免疫力を整えるほかありません。

筆者の知人に、工事現場などで働く方たちがいます。熱中症関連の質問をしてみると‥「たいてい、炭酸飲料をよく飲んでいたり、朝ご飯を食べて来なかったりする若い従業員が熱中症になりやすい」「年を食っていても、梅干しや、漬け物などを頻繁にとっている従業員の方が強い」などの答えが返ってきました。

これからの時代、災害を超える状況の暑さがスタンダードになるかもしれない日本で活躍するには‥「暑さに強い」ことが条件に入るんじゃないでしょうか。

「食事・運動・睡眠」「早寝早起き」などの基本的生活習慣を整えることは、その条件を得るための基本中の基本です。習慣は、いくつになっても努力次第で身につけることができると思いますが‥出来れば、乳幼児期から、その習慣を身につけておくと、その後の人生においては身軽に気楽に生活を整えることができそうですね。

基本中の基本をした上で、プラスアルファは、各個人に合った取り組み、好きな取り組みをしてみるのはいかがでしょうか。ちなみに、筆者は、この暑い時に、サウナへ行きます。自己流ですが‥汗をかく体作りです。そして、朦朧としながら、水風呂につかると、脳内がリセットされる感覚になるので、これもまた気持ち良いものです。

ブログ読者の方で、自己流で暑さ対策として取り組んでいることがあれば、教えて下さい。みんなで、助け合いながら、この災害を超える状況の暑さを乗り越えていきましょう。

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※富岡保育園で現在取り組んでいる暑さ対策

・エアコンは扇風機を同時に回しながら一日中使用しています。設定温度は、25度程度です。本来は27度あたりが適当なのでしょうが、窓を常時開けているため、若干下げています。

・水分補給は、ほうじ茶、白湯、そして午前の気温が高まった時にアクエリアスを飲んでいます。

・お昼ごはんには、お味噌汁などで塩分を摂取することを意識しています。また、畑で収穫した野菜や、ご寄付してもらった野菜など、新鮮なうちに適宜、塩などをふりかけたりしながら食べています。

・気温など高くなり過ぎている場合には、お外の活動を子どもたちに制限させてもらっています。温度計などで実際に目に見える形で、子どもたちに示す努力をしています。(余談になりますが、「今、何度?」と質問してくる子どももチラホラいるようです。)

・園庭に木を植え、木陰のある環境を作っています。また、園庭の随時にミストシャワーも設置しています。

・昨日から、縁側あたりに、風鈴がつるされました。そよいだ風に、涼やかな音色が聞こえてきます。

みんなで猛暑を乗りこなそう
2024-07-09
別のシンキチを見かけました。

本人が言うことでもあるまいが‥筆者は、めずらしく園内に一日腰を据えて居ました。「副園長のくせに!」とツッコまれれば、頭をかくしかありません。ひさしぶりに食べた、太陽の台所クルーたちが作るお昼ごはん、美味しかったです。何度も麻婆豆腐のお替わりに通う、子どもたちの気持ちが良く分かります。

さて、園内に居ると、およそいろいろな声が聞こえてきます。どれもがエネルギーに満ち溢れてきますので、「ここのところ元気が出ないんだよな〜。」とツブヤかれている方がいれば、どうぞ足を運んでみて下さいな。


ある男の子集団の声が、重なり合って聞こえてきました。いちよう筆者も副園長の端くれですから、声で、だいたいの子どもは認定できます。この声は、カンタに、セイキチに、アオタに、シンキチでしょう。

おもしろいことに、この4人。去年の今頃は、この4人で遊ぶことなんて、筆者は見かけたことは一度もありませんでした。去年の今頃で言えば、カンタに、セイキチ、アオタは、それぞれが気の合う年上の友だちと遊んでいました。シンキチで言えば、どちらかと言えば、年下の友だちとよく遊んでいました。

年も変わって、年上の友だちは小学校へ。カンタ、セイキチ、アオタにとっては、気の合う遊び相手を求める日々がはじまったわけで‥それぞれが求めていると、いつの間にか、いっしょに遊ぶようになったって、オチです。よくありそうですよね。

よくよく見れば、カンタもセイキチもアオタも、3人兄弟の家庭で育っていることもあってか、処世術に優れていると言いましょうか、どこか場当たり的なものを上手にこなしながら遊ぶところがあります。

そんな姿が、シンキチの目には憧れに映ったのでしょうか。3人の側で、特に多くを主張することなくついて回っているんですね。年下の友だちと遊んでいた主張の強いシンキチとは、また別のシンキチを見た気がしました。

新年度がはじまって、3ヶ月が経ちました。子どもたちの人間模様にも、少しずつ、いや複雑さもありながら変化が見られています。いろいろなことを吸収しながら、時に試し、時に転んでは、日々の成長が目まぐるしくもあります。

雲ひとつない青空のような、大きくそして広い心と‥草木の揺れる夏風のような、繊細でそして丁寧な言葉で‥子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。

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今日は内科検診を受けました。
2024-07-08
水遊びには命の危険が伴います!

ダブル高気圧だとかなんだとかで、とにかく暑い。ブログ読者の皆様、しっかりめの食事に、しっかりめの睡眠をとって、心身の基本を整えながら熱中症対策をとっていきましょうね。

さて、暑いったらありゃしない時期には、水遊びが気持ちいいわけですよ。けれども、楽しい思いや、思い出を作るためには、『水遊びには危険が伴う』ことを重ねて意識しておかなきゃいけません。

海や川へは、安全対策をとり過ぎるくらいでいいと思います。ライフジャケットを子どもはもちろん、大人も着用しておくほうが賢明でしょう。

また、ご自宅でプール遊びをする時にも、注意が必要です。水の深さが大したことないだろうから大丈夫だろうと慢心した先に、命の危険があります。

富岡保育園では、水遊びへの配慮について、日々、振り返りを行っています。大きなプールはありませんが、子どもたちがタライに水を溜めて遊んだり、なにかしら水を使って気持ちいいことを考えて遊ぶわけです。そしてもちろん、年齢やクラス別なんかで時間帯が分かれていませんから、活動時間帯中、常に、チームでぬかりのない水遊びへの配慮が求められます。

振り返りのポイントの1つに、監視、観察の仕方です。“ながら”になっていないかを確認していきます。ついつい、水遊びをしている子ども以外も、視界に入ってきますから、そちらへの配慮にも自然と体が動いてしまうわけなのですが‥その“ながら”配慮中が、一番危険なんですね。

なので監視、観察するポジションの保育者は、ここのところ蛍光色のビブス(バレーボールなどで着用するもの)を着用するようにしています。仲間の保育者への目印となることが目的です。

「あ!今、この先生が、そのポジションだから、他の配慮は私がしなきゃ!」

「あの先生、このポジションの時間長いから、熱中症になったらいけないから、私が交代しよう!」

固定担任制でなく、流動的に役割を果たしていくチーム保育を実践しているがゆえに、“ながら”になりやすいウィークポイントを改善する、ビブスの着用です。

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暑い夏を、安全に過ごすためには、ダブル高気圧、いやダブル見守りが求められます。朝の1時間でも、夕方の30分でも、少しの時間でも多くの大人が子どもを見守って下されば、ありがたいです。ご協力宜しくお願い致します。

畑の水やり、草取り、頑張るよ。
2024-07-07
副園長、小豆島へ学びの旅へ。

同じ瀬戸内海なはずなのに‥その海に惚れ惚れするなんて‥瀬戸大橋を渡り、高松港から、はじめて乗るフェリーに心を弾ませながら到着した先は‥小豆島の土庄港。街の想いを刻んだ、オリーブをモチーフとしたオブジェに‥そしてこの学びの旅を案内して下さる、海面の光がその笑顔に映し出された、ひとりの女性に‥引き込まれるように、小豆島の地に筆者は降りたちました。

小豆島は、面積で言えば、笠岡市よりやや広く‥人口で言えば、2万人ほど少ないところです。3つの町が平成の大合併で、2つの町になったところに、筆者としては当時の町同士の政治のうんぬんかんぬんが興味をそそるところでもあります。

小豆島初心者マークの筆者としては、小豆島は観光地としての特性を活かしつつ、インフラを整理整頓、整備しながら、街を持続させようと励んでいる‥そんな印象でしょうか。

実際に、道中のフェリーでは、たくさんの外国の方をお見かけしましたし‥また案内先でも、保育園や学校、病院の再編を、たくさん教えていただきました。

さて、今回の学びの旅の案内を買って出て下さった、その女性ですね。社会福祉法人聖愛財団「土庄保育園」園長先生です。

もちろん、土庄保育園にも見学に行かせていただきましたよ。二階建ての鉄筋作りの園舎‥オリーブをモチーフとした門に、心がとても軽くなるように迎え入れてもらいました。

当時は120名を超える園児がいたとお聞きしましたが‥少子化、また町立園の再編で、近くに250名定員のこども園ができたことも合間って、現在20名ほどの園児だともお聞きしました。

ただ、人数が少なくなったからと言って、保育の質が下がるわけでもなく、むしろ少なくなったからこそ‥こその、芯の強さからくるのでしょう、気概の感じる、保育室が立ち並んでいました。要所要所に、保育を発信するメッセージ‥現場の先生方の細やかな配慮‥そして細やかさが一番伝わるものとして、園内の随所に、小さな生花をお見かけしました。もしかしたら、誰も見ないところ‥それでも、子どもたちの育ちを豊かにするために愛を込めて生けたのだろうと察することができるものでした。

お寺が発祥である、こちらの園では、仏壇も大なり小なりでお見かけしました。毎日、手を合わせる習慣もあるんじゃないのかなと‥お昼ごはんどきも、お行儀良く‥また、おもてなしに、キュウリの漬物を作っていた子どもが味見もさせてくれましたよ。うん、シャキシャキで美味しかったです。

今回の学びの旅‥人口減少、少子化、近隣の園の再編‥などなど、現在富岡保育園でも向き合っている問題に、早い段階から向き合っている町、園、それらから何かしらのヒントをもらおうじゃないかと‥すがる想いもありながら駆けつけたところがありました。

焦ってもいけませし‥あきらめてもいけませんし‥土庄保育園でお見かけした、あのひとつずつの丁寧な生花のように‥またいたるところで心を鮮やかにさせてくれたオリーブの木々や苗のように‥ひとつずつ丁寧に、できることを着実に、課題に取り組む他ないことを再確認した旅でした。

「おトイレにはハンカチがいるよ」と、筆者に優し過ぎる案内をして下さった女性の、別れ際の笑顔に‥帰路の高速船から見る海は、また青く、そして光り輝いていました。

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「土庄保育園」園長先生、ならびに現場の先生方、こころよく迎え入れて下さり、ありがとうございました。そして、キュウリの漬物を作ってくれた子どもたち‥その笑顔と優しさに感動しました。ご馳走様でした。

プラネタリウムin富岡保育園
2024-07-06
七夕祭りに、プラネタリウム!?

『プラネタリウム』という言葉の響きを聞くだけで、なんだかワクワクドキドキするのは、筆者だけでしょうか‥。

今日、富岡保育園で開催される「七夕祭り」の企画書に、“プラネタリウム”と記された部分を見つけました。

ひとつの部屋を、黒色のビニールで真っ暗にするようで‥そのビニールのところどころに、おそらく星をくり抜き‥そして、そのくり抜いたところに光が差すと‥お部屋の中が、あら不思議、プラネタリウムなわけですよ、おそらくね。

どんな結果になろうが、プラネタリウムが企画にあがっただけで、筆者は非常に嬉しいです。

そして、何より、この企画をあげたのが‥産休育休明けクルーと、昨年度後半から仲間入りした調理師クルーだそうで‥もちろん、誰が企画をあげても嬉しいのですが‥新しいこと、チャレンジすること、ワクワクドキドキすること、これらを保育者たちが率先して楽しんでくださることに、感謝しています。

ちなみに、筆者が、富岡保育園に働き出してから‥いろいろな企画を見たり、手がけてもきましたが‥プラネタリウムは、この度がはじめてです。

子どもたちも、大人たちも、今日の七夕祭りを、願い事に、またプラネタリウムの星たちに、胸をときめかせながら楽しんで下されば、幸いです。

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願い事よ
星空へ
届け
2024-07-05
『二元代表制』と『二元学習制』

昨日の本会議をもって「笠岡市議会6月定例会」が閉会されました。市議会議員として、はじめて参加した定例会。個人質問にもチャレンジすることができ、目まぐるしくもありながら充実した1ヶ月でした。

外から見る議会と、内に入って見る議会とでは、やっぱり違うもので‥その違いを見るのも、筆者は楽しみにしていたところもあります。

1ヶ月続く定例会、途中、途中に、休会日もあるんです。ただ、休会と言っても、その合間に、質問や答弁の内容を詰めていったり‥なんやかんやとあるんですね。なんやかんやって表現になったのは、まだそれだけ筆者が把握できていない証拠です。

本会議終了後に、隣町、福山市で開催された「自治体議会改革講義」に出席してきました。『議会』と『市長』の関係は、『二元代表制』であることを、耳にタコかイカかができるくらい聞いてきました。

議会は、議事機関であること。議事って何やねん!?って話しですが‥審議したり熟議したり監視することと同時に、市長に対して政策の競争ができるチカラをつけなきゃいけませんよ!って話しでした。

議員としての個人活動に励むと同時に、民主主義国家として過半数のチカラをもった『議会人』としての自覚もしっかりもたなきゃならんな!と、いったところです。

さて、勉強することが山積み、パンク寸前の筆者。二元代表制でバランスをとる必要が求められる、市長を含めた執行機関の方たちと、講義後、意見交換会にも参加してきました。笠岡市の部長級の方々、また議長を筆頭に議員全員で、場所が議場でないぶん、ざっくばらんに意見を交換をすることができました。先輩議員の方々とも、つっこんでお話しすることができ‥選挙戦を含めた、一市民の時に抱いていた印象とは大きく異なり、しっかりと人間関係を築き、これから多くを吸収していこうと思ったしだいでした。


ついつい、議員活動報告になりがちな副園長ブログ‥新人なものでお許し下さい。

今日、富岡保育園では、13時過ぎ頃より、保育実習の反省会が行われているはずです。正直なところ、筆者も出席したいのですが、変な圧がかかってしまってはいけませんので‥副園長補佐に一任しました。

富岡保育園の保育実習の指導方法は、他園とは、少々異なるかと思います。なぜかって、保育の方法が違うわけですから、指導方法も変えるのが当然ですよね。“実習生の実習目標を達成”できるように、実習環境を試行錯誤することが、わたしたち保育現場を預かる者の務めです。

例えば‥固定担任制ではありませんので、実習日誌の記入者も固定ではありません。指導経験や、またその方の特性、さらには今後の成長を見込みながら、指導リーダー(今年度から副園長補佐)が実習日誌指導記入者の予定を組んでいきます。

ちなみに、このたびは2年目の若手保育者たちにも、チャレンジしてもらいました。もちろん色々な意図が含まれていることをお察し下さい。

毎日、同じ保育者が指導するメリットもありますが、保育者が交替しながら指導するメリットもあります。ありますし、なんなら、充分過ぎるほどのメリットがあるんです。(どんなメリットがあるか気になる方は、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園までお越し下さいね。)

指導リーダーは、筆者から引き継ぎ、4代目になるでしょうか。保育の内容が見直されるたびに、さらには引き継がれるたびに、実習方法を見直し、実習環境改善に努めています。『実習生』と『現場保育者』の『二元学習制』で、これからも取り組ませていただきたいと思います。

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離乳食の盛り付け中です。
2024-07-04
会話の達人にハメられると‥

ブログ読者の周りに、こんな人はいませんか。いわゆる“会話の達人”と思わせる人です。どんなことでも、会話を起こして、そして会話をつなげる人。

達人の術中にハマってしまうと、達人の話しを延々と聞くハメになる‥もしくは、根掘り葉掘り質問されては言わなくても良いことまで言っちゃうハメになる‥。

ただ、達人となると、相手をハメても嫌な気にさせないところまで持っていくんでしょう。会話を終えると、「何の話しをしたか忘れたけど‥楽しい時間だったな、有意義な時間だったな。」そう思わせてしまうのが、会話の達人の領域なんでしょう。


富岡保育園にも、何人かいるのですが‥5歳児の女の子の1人が、その領域に入ろうとしているのかなって。ときたま、筆者の書斎(保育LABO)に訪ねて来ることがあるんですね。

「ちょっと、話したいことがあるんじゃけど。」

そんな切り口で、律儀にノックしてくるんです。

どうぞどうぞと、招き入れると‥

「あのな‥」と、神妙な面持ちで、話し始めるのですが‥内容は、特段のものではない。

ここで、その内容を紹介すれば良いのですが、正直、どんな話しか忘れるくらいのものです。

会話が落ち着くと、いったん退室するんですね。お邪魔しましたと、こちらも律儀に。

けれども、また少しの間を置くと‥

「ちょっと、話しそびれたことがあるんじゃけど‥。」

そんな切り口で、再びノックしてくるんです。

たいてい、このやりとりを繰り返し、この女の子の場合は、いくらかタイミングを見計らいながら、会話を終えていくんです。

内容はともかく、やっぱり楽しい時間、有意義な時間だったなって、思っちゃうところがあります。


マンツーマンでの会話、少人数、大人数‥いろいろなケースがあると思います。また、もちろん目的も異なるでしょうし。ただ、達人たちに共通するところは、そのプロセスや経過を楽しんでいるところだと思うんです。筆者自身も、見習いたいところです。

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以下は、少人数で行う職員会議の質の向上に向けて、職員にアドバイスをしようと思っていることのメモです。

ちなみに、メモのネタ先は、保育コンサル業などを営んでおられる「株式会社カグヤ 」からです。

一円(いちえん)となって、はじめる一円対話のルールです。

  • 悪いこと、マイナスな言葉は遣わない、または言わないこと
  • 正直に素直に話すこと、オープンでいること
  • 話している人がいる時は、最後まで横やりいれずしっかり傾聴すること
  • その人が話し終えたら、心からの拍手をすること
  • 終わらせることが目的ではなく、そのプロセスや経過を楽しむこと
  • 肩書や権威などをなくし、すべてフラット(平等)でリラックスして話をすること
  • すべての出来事は学びになっているという解釈を行うこと
  • 一円対話の時間は、途中退席や他の業務などをやらないこと
  • 時間通りにはじめられるように配慮すること
  • 仲間を支えるためにも自分から参加しているという姿でいること
  • 一円対話が大切にしているのは共感であることを忘れないこと
2024-07-03
年齢は諸刃の剣!?

どこの新聞だったか‥「北朝鮮の金正恩総書記の顔が描かれたバッジを政府幹部が装着することで、偶像化(感情的な前提の刷り込み)する狙いがあるのでは!?」と書かれた記事を見かけました。

この記事の内容に関しては、さほど心が揺れることはなかったのですが‥記されていた金正恩総書記の年齢に、ビックリマーク程度に驚いたんです。40歳なんですって。

この七夕に決する、東京都知事選に立候補している石丸伸二さんという方がおられます。こちらも、どこかの新聞で見たのですが‥つい最近まで広島県安芸高田市の市長。市長として、田舎町の政治にメスを大胆に入れられ物議を醸した方で有名なのですがね。こちらも、わかっちゃいたのですが、その年齢に、ビックリマークです。41歳ですって。

最近の世の中で言えば、年齢でとやかく言うと、またまた何かのハラスメントにあたるでしょうが‥

「まだ若いんじゃけん!」って応援のメッセージを、ここのところたくさんもらう、38歳の筆者としては‥そこに甘えてる場合じゃないんですよ。

ちょっと、市議選に立候補して、なおかつ、市内では一番若い議員になったからと言って‥井の中の蛙なわけで‥知れば知るほど自分の無知さを知っては残念に思うだけ思って‥何かと甘えていたんです、この数ヶ月。


ある喫茶店のママが、こんなことを言っていました。

『村上さん!今日が人生で一番若いんよ!』


年齢は武器にもなるでしょうが、筆者のような言い訳にもなる、まさに諸刃の剣。

それに比べて、園児たちを見ていると、年齢なんてどこへやら‥。園児は、喫茶店のママの格言を体現しているかのようです。


ここやらで、一度立ち止まって、褌を締め直したいと思います。社会福祉法人に勤める者として、富岡保育園で副園長職を務める者として、笠岡市議会議員にあたる者として‥また村上太志という者として、何がしたいのか?何を実現させたいのか?志しをハッキリとさせ、しっかり太く磨いていきたいと思います。

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坂本龍馬が薩長同盟に奔走していたのは、30歳の時なんですって‥。

ちなみに、織田信長が桶狭間の戦いに挑んだのは、27歳の時なんですって‥。

★昨日から、保育実習生が1名増えました。現在3名の大学生たちが、富岡保育園で実習中です。もちろん若いのですが‥筆者のように言い訳にせず、武器として、実習目標達成に励んでもらいたいです。皆様、応援宜しくお願い致します。

2024-07-02
7月は豚肉の柳川風煮でスタート

岡山県笠岡市では、大雨洪水警報が発令されています。笠岡市に限らず、ブログ読者の皆さま、安全運転ならびに、歩行中の転倒などにご注意下さい。


さて、今日から7月スタートです。

梅雨から猛暑へと移り変わる季節でもあります。水や土、太陽、植物や生き物などから自然のエネルギーをたくさん頂ける時期でもありますし‥エアコンや扇風機などを上手に使いながら、熱中症対策をとらなければならない時期でもあります。

また、冷たい飲み物や食べ物が美味しい時期でもありますが、それだけ胃腸への負担をかける時期でもあります。活動と休息のバランスを、子どもも大人も工夫しながらとっていきましょうね。


それでは、今日のブログは、上記のような季節を豊かに暮らすために、とみほ村ではなくてはならない‥お昼ごはん!のメニューを少しだけ紹介してみようと思います。

(ひとまず、5日分です。材料や作り方などご興味ある方は、是非、岡山県笠岡市富岡605・富岡保育園・太陽の台所までお越し下さい。)


【7月1日 月曜日】

・豚肉の柳川風煮・ミネストローネ・ごはん・果物

(おやつ・ごま塩おむすび)

【7月2日 火曜日】

・赤魚の南蛮漬・春雨サラダ・豆腐の味噌汁・ごはん・果物

(おやつ・カステラ)

【7月3日 水曜日】

・親子煮・きゅうりもみ・大根の味噌汁・ごはん・果物

(おやつ・いりこ)

【7月4日 木曜日】

・牛挽肉のカレーライス・トマトとグリーン野菜のツナサラダ・果物

(おやつ・ドーナツ)

【7月5日 金曜日】

・七夕きらきら冷やしうどん・しゅうまいとブロッコリーのマヨサラダ・果物

(おやつ・カルピスポンチ)


※ワンコインランチのご予約はお電話にて受付しております。(人数の関係上、お断りする場合もあります‥ご了承下さい。)

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2024-07-01
園庭の藤棚にキジバトの巣が!?

「最近、副園長ブログを読みはじめました!」

明るく快活に、お声かけして下さったのは、富岡保育園のご近所にある八百屋(ヒロツネ商店)の女将さん。

さまざまな方に目を通していただけることに感謝しながら‥飽きられないように、見聞を深め、読んではハッピーになれるような記事、また疑問が沸いたり、意見を飛ばしたくなるような記事を目指して、毎日綴っていきたいと思います。お付き合いのほど、宜しくお願い致します。


さて、今日は、現場保育者たちが綴る、子どもたちや、それらを取り巻く人々も含めた“心の動き”を考察した記録(※ナラティブツリーと呼んでいます。)を紹介したいと思います。

筆者も読んでみたのですが‥思わず、口に含んだコーヒーを吹き出してしまいそうになるくらい、鮮明に、そのドラマが描き出されていました。是非、ご賞味ください。


Title『みんなで、あっためよう~子育ては助け合い~』

ゴールデンウィークが明けたころから、藤棚の上にキジバトが巣を作り、交代であたためて守っている姿を、とみほ村の全員で見守っている。

また、ツバメも同様に巣を作り、家族を守って巣立っていく様子を、とみほ村で見ることができる。

そんな様子を知っている子どもたちは、気にかけて見上げたり、時にはちょっかいを出そうとしたりであいさつや声をかけたり...。

そんなある日、元気に登園してきたタロウ(仮名)が「おはよう」を言うよりも先に、園庭内を走り回り、あちこちに散らばっているポールを集めはじめた。

一番大きなタイヤを探してきて転がしながら場所を決めると、そこにタイヤを横向きにセットした。

その中に集めてきたボールを次々に入れて、自分自身の体でふたをするように、おおいかぶさった。

タイヤの巣の中にボールのたまごをたくさんかかえ、大切にあたためている。

しばらく様子をみていたが、じーっとあたためて守っている。

通りかかったハナ(仮名)が「タロウくん?なにしとん?」と聞くと、「いま、あたためとる人よ!」とタロウ。

「ふーん・・・」と言ったあと、ハナは少し考えて「かわろうか?」と申し出た。

タロウも少し考えて、「うん、かわろう。」と。

その後、あそんではかわる。交代が何度か続いていた。私は(本物の鳥の夫婦みたい)と思いなからボールのたまごを、かいがいしく世話する姿がかわいくて面白くて....

私はしばらく席を外したあと、どうなったか気になって、ふと園庭をみてみると、まだ同じ場所に巣があった。..が、夫婦が変わっている!?まさかのメンバーチェンジ!!

今度はユウサク(仮名)とユリ(仮名)の夫婦があたためて守っていた。

同じようなやりとりを繰り広げながら、ひとつの巣と、5つのたまごを、みんなで守り抜く子どもたちに、優しさやおもいやりの気持ちの育ちを感じずにはいられませんでした。

実体験と結びつけて、あそびを展閉していく中で、ともだちとのかかわりが広がり、言葉でのやりとりや、コミュニケーションに必要なチカラが育っていると感じたし、何よりほほえましくてかわいい。

改めて、保育の仕事は、すばらしい感動にあふれている!と思いました。

ちなみにキジバト(別名ヤマバト)は平和の象徴とされていて、平穏無事な日々の到来や、幸運やチャンスの訪れという意味があるのだとかや‥これからも見守っていきたいですね。



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2024-06-30
表情と信頼関係

昨晩、笠岡東中学校PTA意見交換会に参加させてもらいました。笠岡市富岡にある富岡保育園、笠岡市神島にあるクレヨンKIDS、ともに笠岡市で言えば東ブロックに位置し、笠岡東中学校とは縁深いものがあります。

意見交換へは、笠岡東中学校のPTA会長さんはもちろん、歴代の会長さんたち、さらには他ブロックのPTA会長さん‥先生たちで言えば、笠岡東中学校の校長先生、教頭先生、さらには歴代の校長先生、教頭先生など‥東ブロックの教育を支えてこられた方が、顔を揃えられていました。

非公式の意見交換会ですので、交換する意見も、雑談を交えながら、ざっくばらんと楽しいものでした。良い話しも、たくさんあったはずなのですが‥筆者の記憶の曖昧さを、どうかお許しください。

ただ、これだけは断言できるのですが‥とにかく、顔を揃えられた方が、熱いんです。お立ち台で喋り出すと止まらないんです。その熱さの根源は「生徒にとって良い環境を作るため」に、他なりません。

“我が子”ではなく“生徒”と記した意味がお分かりでしょうか?


そう言えば、ある教頭先生と雑談の中で‥『マスク生活の後遺症』について、ちゃぶちゃぶと喋ったのですが‥コロナ禍全盛の時には、マスクはほぼ強制、給食時間も黙食がほぼ強制されていたそうです。おそらく、全国的であって、珍しく対応や指導ではないと思います。

ほぼ強制されていた日常生活って、習慣になっちゃうんじゃないかと、筆者は、ちゃぶちゃぶ喋りました。

もしかすると、誰もいない無人島でも、飲み物を飲む時だけ、片側のヒモだけ外してマスクを外し、飲み終えると、また片側のヒモを耳にひっかけてマスクを装置するんじゃないか‥それだけ習慣になっちゃうんじゃないかと。

もちろん、マスクは感染予防のためであることは理解しています。そして、無理やり外させることや、装着させることは、コロナ禍全盛を過ぎた世の中では、何かのハラスメント行為にあたるでしょう。

ただ、マスク生活の後遺症は、子育て環境にも影響すると筆者は考えています。その1つに「感情表現」があると思っています。

マスクを装着していると、無意識のうちに、顔の表情筋が機能をサボっているはずです。無意識を因数分解してみると、マスクで顔の大半が覆われていることもあり、“他者からの視線”を気にしなくて良いという心情が働いているはずです。

これが習慣化すると、表情がなくなっていくんです。裏返すと、喜怒哀楽の表現が乏しくなるんです。

子育て環境に、もしも表情がなくなっている養育者がいたとしたら、いかがでしょうか?

赤ちゃん、子どもたちの目には、どのように映るでしょうか?

「この大人、わたしと一緒にいて、楽しいのかな!?」

「この大人、ぼくが悲しんでることを、一緒に悲しんでくれているのかな!?」

つまりは、共感が共有できないわけですから、必然と『信頼関係』を築くことは、かなり困難になりますよね。

だから、マスクを外せ!と言っているわけではなくて‥マスクを装着する場合は、いっそう、オーバー気味に表情を意識しなきゃいけないよ!と言いたいんですね。


余談になりますが‥

筆者が選挙戦初日に、一番疲労を感じた、身体の部位は『表情筋』でした。選挙戦最中、360度意識して、表情を作っていると‥自宅に帰宅すると、どっと顔が突っ張る、引き攣る感覚がありました。それだけ、普段、使っていない表情筋があったのでしょう。

筆者の場合、それからと言うもの、朝昼夕に、自己流の顔面体操をしています。大きく伸ばしたり縮めたりしながら、「あーいーうーえーおー」の動きなどを反復しています。

これは、あくまでも自己流であって、科学的根拠があるか定かでない話しだということを、ご承知下さいね。

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2024-06-29
日常会話で国語力を習得しよう!

先日、新卒クルーと、試用期間となる、この3ヶ月の振り返りをしました。新卒だろうと、なんだろうと、新しい環境、コミュニティに慣れるまでは、「今、どうしたらいいんだろう!?」「これ、合ってるのかな!?」と、戸惑うことも、しばしばですよね。

慣れることで安心感が生まれますが‥慣れ過ぎてしまうと危険性が見られてしまう‥頃合いと言うものが重要であることは間違いなさそうです。

さて、新卒クルーが、この期間、嬉しかったことがあるようです。それは「先生」と呼ばれるようになったことだそうです。“おねえちゃん”から“せんせい”と呼ばれ方が変化したことで、認めてもらえたんだと実感したそうです。

この嬉しさは、ある種、新卒の特権なのかな‥。筆者であれば“おにいちゃん”と呼ばれれば御の字でしょうが‥40手前になりますと“おじさん”“おじちゃん”あたりです。“むらかみせんせい”が本来スタンダードなのですが、近頃は“ピー”を付け添えてくれたり、呼び捨てであったりですね‥「呼ばれるうちが華」かなって思うようになっています。

そう言えば、今日、かなり久しぶりに、園児からお手紙をいただきました。

新卒の特権とは、おそらく観点が違うんでしょうが‥園に居るような居ないような、居ないような居るような副園長の特権として、嬉しかったですね。

お手紙には『むらかみせんせい しごとがんばだね だいすきだよ』と、大きくはっきりとした文字で綴られていました。

保育者冥利に尽きるのでしょう。ここぞとばかりに、専門性を意識しながら、お返事を書いてみました。

『おてがみをかいてくれてありがとう。きょうは、よくあめがふるね。』と、大きくはっきりした文字で綴って手渡しました。

どこが専門性なんだよ!ってね。意識したのは【助詞】です。【を】とか【が】のことです。


午後、市内の小学校の授業を、少しだけ参観させてもらいました。科目は算数。引き算を学んでいました。

ただ、引き算の問題と言っても、ただ単に、2−1=1だってことが分かれば、答えに辿り着ける‥わけじゃないんです。

例えば、黄色の折り紙と、緑色の折り紙があります。黄色の折り紙は何枚あるでしょうか?そんな問題であれば、色の識別は必須ですよね。

続けて‥黄色の折り紙が8枚、緑色の折り紙は5枚。折り紙の枚数の違いは何枚でしょう?なんて問題であれば【が】とか【は】の日本語として感覚的な意味も理解しないと答えづらいはずです。さらに“枚数”とか“何枚”とか、こんがらがっちゃう表現も理解しておく必要がありますよね。

つまりは、算数につながることを、保育園時代に備えるためには‥1だとか、2だとかの数字に興味を持ってもらうアプローチ以上に、特に国語力を身につける必要があるってことです。

国語力へのアプローチとしては、ワークやドリルをするよりも、もっと先にすることがあります。それは“会話”です。子どもと“会話”をする時に、さきほどの、おじさんのように【が】とか【を】とか【は】とかの助詞を意識して会話をやりとりすることです。また、日本語特有の感覚を習得するには、会話をする時に、しっかりと表情を見せることも大事です。

よくある例として‥「だいじょうぶ」って言葉。本来は、OKの意味にあたるはずなのですが、ノーセンキューの意味にあたる場合も、日本ではあるんです。その意味の違いは、前後のやりとりや、表情から予測するしかないんですね。

保育者の専門性は、案外、目立たないところにあるもの。会話もそのうちの1つです。

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2024-06-28
将棋の強そうなお師匠さんと再会

そう言えば‥筆者は小さい頃から、将棋は弱かったなぁ。たぶん、何手先を読んだり、理詰めするような思考力が乏しかったんでしょう。そして、小さい頃に限らず、現在も、そう変わりなく、弱いんだと思います。

おそらくですが、今日、会いに行った方は、将棋は強いんじゃないかなぁ。じっくり考える場面もあれば、チャンスとみれば、すかさず打って出る。その強さの秘密は“常に準備している”ところだと認識しています。常に盤上全体を見ながら、そして持ち駒を確認し、一手一手、着実に詰めていく‥。

自家用車のタイヤを転がし、進んだ先は‥島根県江津市。お約束していた方との時間に、少し余裕があったものですから‥江津市役所に、旧江津市役所、そして江津駅を、ぶらりと歩いて回ってみました。江津市は、笠岡市に引けをとらない田舎町だと思っていて‥ちょうど、市役所は令和3年に新設され‥そして、旧庁舎の今後は先行き不透明。ちょうど、笠岡市も市役所の耐震問題などもあり、建て替えの時期にさしかかっていたり‥市内にある貫閲講堂を解体するか利活用するかで揺れていたり‥駅前も廃れて微妙だったり‥抱えている問題、課題が類似しているんですよ。ぶらりと言いながらも、筆者の細い目は鋭くありました。

さてさて、お約束の時間にお会いした、将棋が強そうだと筆者が勝手に印象付けている方です。島根県江津市「あさりこども園」園長先生です。いつからの仲と言いましょうか‥関係を持たせてもらったキッカケは‥2017年に、富岡保育園で保育実践改革を始めて、心が折れそうになるたびに、訪れては励ましてもらっては、それが主となるキッカケでしょう。励ますと言っても、ただの「頑張れ!」じゃなくてですね‥詰将棋のように、綿密に、コチラが成長できる具合に課題やチャンスを与えてくれるわけです。その手に、着実に乗っていくと、あれよあれよと成長していくので、筆者も含めて、おそらく、何人もが、その手に乗って、おもしろい成長を遂げているはずです。

ちなみにですが‥筆者が到着した時には、12時間かけて足を運ばれた先客がいました。福島県の、とある町の教育委員会の方でした。なんでも、とある町の、保育園・幼稚園・小学校・中学校の統合、また内容の相談をしているとのことで‥。

「全国に、門下生がいるのかよ!」と、心の中でツッコミながら、福島県の門下生の方と一緒に、お師匠さんから学ばせていただきました。

お師匠さんは、“まち全体を学校にしよう”と企んでいるようで‥やっぱり着実に準備していて、持ち駒を揃えながら、勝負の時を睨んでいるようでした。

帰り道‥自家用車のタイヤを転がしながら‥

「なんだか、幕末の武士みたいだなあ。」と思ったんですね。

会いたい人に会って学ぶ。

学びたい人に会いに行く。

福島県の門下生の方と、ご縁が持てたことで、さらに筆者の熱は高まりました。

もしや、これも、お師匠さんの作戦なのでしょうか‥急遽、予定を合わせてお時間をとって下さった、お師匠さん、また、あさりこども園の先生方、さらには、江津東児童クラブの皆様、また福島県の門下生様、本日は貴重な時間をありがとうございました。この、ご縁と学びを無駄にすることのないように、市政に、園運営に励んで参ります。

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2024-06-27
ユリノキテラス侵入大作戦

“新エリア『ユリノキテラス』誕生‼︎”

とみほ村新聞号外一面に大きく見出しが打たれていました。

と、言いたくなるほど、立派なエリアが、とみほ村のお庭のど真ん中に新設されました。

『ユリノキテラス』は、その名前から連想されるように“百合の木”を囲むように、あたたかい木材を組み合わせてできたスペースです。

この“百合の木”‥何年になりますでしょうか‥現園長が、「子どもを主体とした保育改革がしたい‥。」との想いを馳せていた頃に、お庭のど真ん中に植えた木なんですね。

かれこれ、何年が経つでしょうか。(詳しく知りたい方は、現園長にお聞きしてみて下さいね。)子どもを主体とするような、いや、子どもも大人も、ひとりひとりが主体となって暮らせるような、そんな保育園に近づいてきたんじゃなかろうか‥そんな雰囲気になってきた、今年度‥新エリアの計画が打ち出されました。

あの頃、馳せていた想いを‥初心を忘れることのないように。百合の木を大事に囲んで、さらに子どもたちが想像的に、また創造的になれる環境を整える、そんな計画です。

新エリア設置から、数週間が経ちました。どんな風に遊ぶんだろうか、使い込むんだろうか‥楽しみでしかたありませんでした。観察してみますと、子どもたち自身も、どんな風に遊ぼうかな、使い込もうかな‥試行錯誤している雰囲気です。付け加えると、現場の先生たちも、どんな風に見ようかな、守ろうかな‥こちらも試行錯誤している雰囲気です。 

日が経つにつれ、重ねるにつれ、『ユリノキテラス』ならではの過ごした方が、浸透していくのではなかろうか‥そんな風に筆者は予想を立てています。


昨日、18時頃だったでしょうか。ひとりの男の子、歩き出して、それはそれは行動範囲が広がりつつある男の子と、お庭を散歩していました。

ちょうど、ユリノキテラスにさしかかった時のこと。ユリノキテラスは、入り口のような出口のようなスペースが2つあるんです。

1つは、あきらかに、この男の子では登れない高さ。はじめ、そちら側からやってきては、筆者に抱っこをしろと合図を出すんです。けれども、ちょっと意地悪なんでしょうね、反対側からおいで、そのように合図し返しました。

反対側、もう1つのほうから、男の子がやってきました。こちら側は、こんもりとした築山に沿っているので、軽々と、ユリノキテラスに入れるだろうと思っていました。

けれども、よくよく見てみると、築山とユリノキテラスの間には、微妙なほどの溝がありました。どれくらい微妙かと言うと、この男の子の一歩では乗り越えることが困難だろう、それくらいの溝です。

さすがに筆者も、意地悪をやめて、手を貸そうかと思った、そんな矢先‥男の子は、ある行動に出たんです。

溝の手前で、身体の力を抜いて‥どんな表現が適当でしょうか、操り人形のようでもありました‥ユリノキテラスの柱に、身体を傾けて、そして手をうまい具合につきました。そして、その手を支えに、大股で、その溝を乗り越えては、ユリノキテラスに着地したんですね。

この一連の動作を見る限り‥この男の子は、何度も何度も、ユリノキテラス侵入を試みていたんでしょう。もしかすると、溝にハマってしまったこともあるかもしれませんし。もしかすると、泣きべそをかいたこともあるかもしれません。そんなことを繰り返しいたところ、編み出された、あの一連の動作なのでしょう。

うまく表現できない歯痒さはありますが‥ブログ読者で気になる方は、是非“生で”男の子のユリノキテラス侵入をご覧ください。

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入り口のような出口のような
出口のような入り口のような
2024-06-26
遊びは続くよ、どこまでも。

おそらく“この遊び”は、2、3年前に流行したんじゃないかと記憶しています。

砂土を、ふるう⁉︎こして、小石などを取り除き、サラサラの砂を作る。これだけならば、もっと、もっと前から流行していたんだと思うんです。

ですが、その、ふるい方、こし方が“この遊び”のポイントなんです。古タイヤに、砂土を広げて、手で、ポンポンポンポンと、古タイヤを叩くんです。すると、あら不思議、古タイヤにサラサラの砂だけ残るんです。残った砂を、手でさらって、サラサラの砂を大量生産していくってわけです。

ただですね“この遊び”も、進化を遂げていたようなんです。ある女の子が“この遊び”をしている最中に、呼び止めてきたので、駆け寄ってみると‥。

古タイヤ、一周、砂土を広がていくのですが、この手つきは、かなり大雑把と言ってしまったらいかがなものでしょう。慎重とは真逆、大胆に砂土を広げていきます。

広げ終わると同時に、女の子は、身軽にタイヤの上に、ピョンと立ち上がりました。そして、ピョンピョンピョンピョン、古タイヤの上をジャンプするんですね。

すると、あら不思議、古タイヤにサラサラの砂だけ残るんです。そして、残った砂を、手でさらって、サラサラの砂を大量生産してくのですが‥

明らかに、手で、ポンポンポンポンと叩くより、早く、そして量も多く感じました。まさに、効率的、サラサラの砂作りです。

この女の子が開発したかは、定かでありませんが‥“この遊び”が進化していることに間違いなさそうです。

余談になりますが‥試行錯誤して作った、サラサラの砂。ビニール袋に大事そうに入れて、お家に持って帰る子どももいるんです。丹精込めて作ったのですから、そりゃあ大事に持って帰りたいわけだ。帰りのお車や、お家の玄関先で、ぶちまけないことを祈るばかりで‥お許ししてくださっている、保護者の皆さま、誠にありがとうございます。また、場面によっては、難しいこともあると思いますので‥その時は、遠慮なくスタッフにお声かけ下さい。保育園でも、サラサラの砂は保管できますので。

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まずは、大雑把⁉︎いや、大胆に。
で、ジャンプ、ジャンプ!
そして、ガッツリ、さらいます。
2024-06-25
決着がつかなくて良かったかも。

「副園長ブログの読者って、どんな人がいるんですか?」

こんな質問をされることがあります。実際のところ、SNSなどと違って、誰がいつ見たり読んだりしているか、筆者には分からないんです。そして、むしろ分からなくて良いと思っています。それくらい、気楽な関係の方が、風通しも良くていいんじゃないでしょうか。

おそらく‥保護者の方や、また保護者の関係者もいるかもしれませんし‥入園や就職を考えている方‥市内外、県内外の保育関係者‥いや保育関係者だけじゃないかもしれません‥さらには、もしかすると海外に住まわれている富岡保育園のファンの方‥いずれにしても、さまざまな方たちが、トイレで気張っていたり、お風呂に浸かりながら、あるいは寝る前のベッドの中、お好きなタイミングで、見たり読んだりしてくれているんじゃないでしょうか‥又は、誰の目にも触れられていない日もあるんじゃないでしょうか。

ただ、灯台下暗し的に、案外、筆者の身近な存在、富岡保育園やクレヨンKIDSの職員たちも、見たり読んだりしてくれている‥のかもしれません。

なぜかって、副園長ブログの面白いところは、職員たちに知らせていない情報を、副園長はブログ読者に先に伝えることがあるんです。

つまり、保護者から「ねぇ、先生、ブログに〇〇って綴られていたんだけど‥」などの質問をされると職員たちは答えに困っちゃいますよね。

また、職員たちのことを勝手にネタにすることもありますので「副園長に、変なことを書かれたら、たまったもんじゃない‥」などの確認が必要なケースがあるわけですよ。

あとは、シンプルに「うちの副園長は、何をしてるんだろう?」との疑問を解決しようとしているのかもしれません。それだけ、最近、副園長は神出鬼没感が増している気がしますね。


と、言うことで‥今日のブログは、副園長の一日をさらっていきますので‥ご興味ある方のみ、読み進めて下さいね。

5:55 富岡保育園到着。園内の鍵や窓を開けながら、人差し指で細部をなぞりながら、掃除や整理整頓が行き届いているか確認‥と、記すとハラスメントですよね。現場の先生方が工夫されている保育環境を確認。

6:10 分別ゴミのゴミ出し。ご近所の方と挨拶チャンス。明るく元気良く挨拶できるかが勝負の分かれ目。

6:15 早朝スタッフたちと、お掃除などをしながら談笑して‥その後、保育LABO(副園長の棲家)にフェイドアウト。

6:30 新聞タイム。最近は山陽新聞、朝日新聞、日本経済新聞を読んでいます。笠岡市議会で、テーマになっている「公共交通問題」などの記事があれば、切り取るよう心がけています。

7:30 横断歩道で、交通安全おじさん運動。園児や保護者はもちろん、自転車通学の学生たちに闘魂注入!アントニオ猪木さんのレベルにはほど遠いですが‥。

9:00 笠岡市議会へ向かう。本日は、総務文教委員会で、令和6年度一般会計6月補正予算(歳出)の審議がありました。

11:30 委員会終了後、笠岡市神島にある喫茶「サンロック」へ。先日の笠岡市議会本会議個人質問デビューに感想をいただけたので、お礼がてらにお邪魔しました。偶然、お客さんたちが、干拓の臭気問題について熱心に話し合っていたこともあり‥勉強不足な筆者は、バナナジュースを一気飲みして、帰路へ。

12:00 理事長と、太陽のお台所スタッフたちが作って下さったお昼ごはん(給食)をともなって(果物はスモモでした!)ランチミーティング。先日の理事会・評議委員会の振り返りをしました。

午後:弁護士事務所へお届けもの‥辻与旅館へお礼のご挨拶‥理事の方へお届けもの‥

からの:島根県「あさりこども園」へお電話(6月27日にお邪魔することに決定‼︎)‥香川県「土庄保育園」へお電話(7月5日にお邪魔することに決定‼︎)しました。

そして:副園長補佐から預かりました「新卒スタッフの試用期間報告書」ならびに「実習生の実習①反省」を確認。こちらは、またブログでも紹介していきますね。

そんでもって:カラオケ喫茶「くらら」へ。こちらも個人質問デビューに感想をたくさんいただいたので、お礼がてらにお邪魔しました。決まって一曲披露するのですが、今日は、お茶を一気飲みして、帰路へ。

でもって:新理事の方からお届けものがあり、お礼。そのタイミングで、新理事から『ラーケーション』という、ラーニング(学ぶ)と、バケーション(観光)を組み合わせた取り組みを、研究していることをお聞きしました。

19:00 遅番スタッフと労いの言葉を交わし‥現在、副園長ブログを綴っています。

あ!そう言えば:今日、遊びに来てくれた卒園児と、その保護者と、夕方、真剣にババ抜きをしました。決着がなかなかつかないと思っていたところ‥そのトランプ自体が揃っていないことに、最後気づきました。ある意味、誰も負けなかったので、筆者も含めて誰かが泣かずに(ふてずに)すんで、良かったです。

以上、身も蓋もない、副園長の一日をさらいました。お付き合いありがとうございました。それでは、また明日、ここでお会いしましょう。

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キュウリの収穫‼︎inクレヨンKIDS
2024-06-24
家庭の様子を、ほんの少し紹介。

富岡保育園では、保護者とのやりとりに、手帳やノートなどの類いは扱っていません。

「じゃあ、どうやって、やりとりするんだよ?」と、言われますと‥

「顔を合わせて、おしゃべりして。」と、お答えします。

「当たり前じゃねーかよ!」と、言われますと‥

「その当たり前を、大切にしたいんです。」と、お答えします。

学校とは違い、保育園は必ず保護者(又は関係者)が送迎を行います。(富岡保育園はバスの送迎は行っておりません。)その送迎の機会を活かさない手はないですよね。

やりとりするには、顔を合わせて、おしゃべりしなきゃいけないわけです。否応がなく“コミュニケーションの量”が増えますよね。質も大事なんだけれど、量をこなさないと分からないこと、気付けないこと、築けないことってあるんです。

もちろん、顔を合わせて、そしておしゃべりすることで、やりとりをするわけですから‥たまに、上手くいかないこと、誤解が生まれること、忘れんぼしてしまうことは、相互に当然あります。当然あることで、相互に“許し合える”関係が結べるようになれば、園と家庭の連携は上手くいくんだと思っています。

顔を合わせることで、顔色が良かったり、逆に浮かない表情だったりすることに気づけるかもしれません。また、おしゃべりする口調が明るかったり、逆に歯切れが悪かったりすることに気づけるかもしれせん。気づければ、対応の仕方に微調整を加えることだって可能かもしれません。

かもしれないことに気づいたり、微調整を加えられるようになるまでには、先ほども記述しましたが、量がものを言うんじゃないかしらと。


ちなみに‥限定的ではありますが、やりとりに手帳やノートなどの類いを扱う場合もあることを記しておきます。

離乳食世代の乳児たちの保護者とは、離乳食を卒業するくらいまで、やりとりの補助として、ノートを扱っています。

やはり食事面での配慮について、現場保育者、ならびに栄養士や調理師とも濃い連携が必須であるために、限定的に扱っています。

そのノートの、保護者からのひと言欄に、読むだけでほほえましい文章が綴られていたので‥匿名で紹介させてもらおうと思います。


手離しで立っている状態から自分で1歩前に足が出ました!すぐ尻もちをつきましたが、感動しました!今、歩くことへの意欲がピークで、手を持って、何度も立ち上がり、前に歩いています。普段、手を触るのを嫌がる太郎なので、この時は握ってくれるので、幸せを感じています。笑


ーパパが寝かしつけをしてくれるので、私は太郎に全力でおやすみを伝えるのですが、塩対応で、私の顔を手で払われます。笑

泣きマネをして「ばあ」と顔をのぞかせると、ケラケラ笑ってくれたので母は救われます!笑



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2024-06-23
平和な世界は当たり前じゃない。

雨の予報にもかかわらず‥早朝は降らなかったんです。おそらく、富岡北地区の、誰かが晴れ男なり晴れ女なんでしょう。

本日、早朝より「富岡公園」ならびに「桜椿公園」の草取りが開催されました。なんだかんだと、50人くらいの方が参加されていたんじゃないかと。筆者も、熊手を持って、えっちらおっちらやっていますと‥たくさんの方々が話しかけてくれるわけですよ。

「この前、笠岡放送見たで!(本会議個人質問)わかりやすかったわ!」

「村上さん!カーブミラーの件、ありがとう。あれ、ホンマに困っとったんよ!」

「村上先生!〇〇って名前の学生、覚えとる?私の親戚になるんだけど、保育園で実習させてもらった時に、村上先生が指導してくれたって言ってたんよ!」

「村上さん!その草も持ってって!」

「村上さん!今日は公務はないの?」

ありがたい話しですよね。草取り活動なのに、こんなにも、たくさん会話させてもらえるなんて。なに冥利かに尽きます。

ちなみに、参加者の8割以上の方が顔馴染みになっていたことは、筆者にとっては、成長の証だと感じた次第です。慢心せずに、目指せ10割で、地域の活動に邁進して参りたいと思います。


さて、公務としては‥本日は「令和6年度 笠岡市戦没者追悼式」に参加させてもらいました。

笠岡市遺族連合会、岡山県遺族連盟、岡山県原爆被害者会笠岡支部の方々などを筆頭に、戦没者の追悼を行いました。

市長や、国会議員、県議、市議なども出席し、献花や追悼のことばを述べていくわけなのですが‥

筆者が特に印象に残ったことと言えば、学生たちの“平和への想い”を述べたことばです。

市内の小学生、中学生、高校生の代表の学生たちが、それぞれに想いを述べていくのですが‥どの学生も、自分のことばで、戦争に対する正直な気持ちをことばにしていました。

実際、筆者も学生たちと、そうかわることがなく、戦争体験をしていません。そして、今の、平和のお陰で、不自由なく生活させてもらっています。

学生たちのことばにあったように、今の生活は、平和であるから成り立っていることを、当たり前じゃないことを前提に、再認識する時間となりました。

「平和な世界を」と綴ると、大それたように感じてしまいますが‥けれども“平和”から目を背けず、向き合い続けることでしか、戦争をふせぐ手立てはないのかもしれないと、筆者は考えました。

ブログ読者の皆様、「平和な世界を」意識することはあるでしょうか?是非、これを機会に。

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平和に草取りin富岡公園
2024-06-22
今日もブリンバンバンボンかよ!

富岡保育園では、ホンモノのピアノを、子どもたちに開放しています。と、書いちゃうと「当たり前じゃないの!?」って、ツッコミを入れられそうですよね。そりゃあそうなんだよ。音を楽しむためにピアノを置いてんだから、子どもに開放しなくて、誰に開放するんだよって話しです。

情けない話かもしれませんが、数年前までは、大人だけ、つまりは保育者のみに開放されていました。ピアノの役割は、子どもたちに歌を歌わせる道具‥音を楽しむための楽器としての役割からは、かけ離れていたのかもしれません。

ただ、道具から楽器へと役割を変えるにあたっては、やっぱり「あの重たいフタに手を挟まれたら危ないよね」ってところを「改善、修正。改善、修正。改善、修正。」を繰り返すしかないんです。ちなみに、今でも繰り返しています。

その結果と言っては、なんですが‥多くのピアニスト、音を楽しむ子どもたちを輩出しています。

ピアノの鍵盤に、手が届くようになると、とにかく鳴らして遊ぶんです。また、先輩ピアニストたちの曲を聞いたり、さらには手の動きを注意深く見るんです。

子どもの興味や関心度にもよりますが、“ド”が付くほどハマっている子どもたちは、自分の好きな曲を耳コピして、ピアノで弾いちゃうんです。

「おいおい、そんな曲まで、弾けちゃうの!?」って、驚嘆することが、年に何度かあります。


本日、笠岡市議会本会議、さらには予算決算委員会などがありました。市長が代わり、予算を肉付けした部分の説明がありました。市民の税金を扱うわけですから、慎重に、そして注意深く吟味しながら質疑が行われるんですね。

予算の決議は、来週の総務文教委員会、厚生産業委員会などに付託される運びとなり、閉会されました。

された後、園に帰って、ひと息ついていると‥ピアノの音が聞こえるじゃないですか。

「あれ!どこかで、聞いたことがあるメロディーじゃん!?」

頭の中で、そのメロディーを繰り返してみると、わかりました。

「“ブリンバンバンボン”かよ!」

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連日、「Bling-Bang-Bang-Born」という曲についてネタにしましたが‥この曲に、恨みがあるわけでも嫌いなわけでもありません。誤解のないよう宜しくお願い致します。

先輩たちに続くピアニストたち
2024-06-21
“ブリンバンバンボン”の影響力

「Bling-Bang-Bang-Born」という曲があるようなのですが‥ジャンルで言えば、ジャパニーズヒップホップでしょうか。

どうにもこうにも、筆者は慣れないんです。おそらく、おじさん化しているからなのでしょう。

“ブリンバンバン、ブリンバンバン、ブリンバンバンボン!”と、軽快なリズムを刻んでは‥筆者にとっては、思考が停止するような、脳内麻痺するような感覚に陥っちゃうんです。

ただですね、そんな感覚が、子どもたちって好きなんでしょうね。先生たちに希望して、CDを買ってもらうと‥四六時中、CDデッキで流しては、膝を軽く曲げて、リズムに乗っているんです。

その光景は、何年代かの、六本木や新宿、渋谷などの若者が集う、クラブでの出来事のように映るんです。

ランチタイムなどでも、その曲が‥

~ブリンバンバン、ブリンバンバン、ブリンバンバンボン!”と軽快に音が流れてくるわけですが‥

おじさん化している筆者が、ときどき、理不尽にCDデッキの電源をブチッと切るとですね‥子どもたちに、とても冷たい目で見られるんです。

振り返ってみると、筆者も高校生の頃に、ヒップホップ、ラップミュージックにハマっていたこともあったのに‥


2歳くらいの女の子がお人形さんを抱いていました。その所作は、先生たちやお母さんたちが抱くような、とても柔らかく愛のこもった抱き方でした。

2歳くらいでも、大人の所作をよく見て真似ているのだろうかな。それとも人間には遺伝子レベルで、そんなテクニックが身についているのだろうかな。どちらにせよ、感心していたわけです。

その女の子は、お人形さんをあやしながら、背中を優しくトントンとしたり、またちょっとずつ、右へ左へ、前に後ろに移動しては、とっても上手にお人形さんの面倒をみていたんです。

ただですね‥じょじょに移動していくと‥その先に、CDデッキがあったんです。それも、そこから流れてくる曲が、アレだったんです。

~ブリンバンバン、ブリンバンバン、ブリンバンバンボン!~

女の子は、お人形さんを抱っこしながら、膝を軽く曲げリズムをとりだしました。そして、トントンする手つきまでもが、そのリズムなわけです。

ブリンバンバンボンの恐るべき影響力に、筆者の脳内は麻痺しています。

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本日の、笠岡市議会本会議、個人質問デビュー戦。村上太志、無事に投げ終えることが出来ました。ブログ読者の皆様、ご協力ありがとうございました。

個人質問の様子は『ゆめネット笠岡放送』で、放映されているかと思いますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。

2024-06-20
副園長の隠し球をチラ見せ

このブログに沼って(ハマる)しまう方も、少数派ではあるでしょうが、いるはずなんです。その理由として‥「筆者の現状を、ライブ感覚で知ることができる」だったりが挙げられるんじゃないでしょうか。文字を追っているだけで、遠く離れていても、同じ空間の中で、一緒に考えたり、悩んだり、喜んだり、なんだか達成感まで味わえる‥そんな不思議なブログだから沼っちゃうんだと思うんです。

さて、副園長ブログの沼リストたちなら、これだけ、ややこしげな前置きを綴った後には、必ず‥「村上さん、何か企んでるんだよね~。」って、予測しちゃってると思います。

正解です!

本日のブログは‥明日、笠岡市議会本会議で、質問デビューを飾る筆者の予行演習を、ブログ読者と一緒にしちゃおうと思っているんです。付き合ってくれますかね?

たぶん‥おそらく‥軽快にうなずいてくれているだろうと思うので、早速、はじめちゃいますね。

議会での“質問”は、ただ疑問に思ったことを聞いて、はい!終わり!ってわけにはいかないんです。質問することで、市長や部長たちと論議を交わし、交わしたことで、笠岡市がより良くなる方向へ進むことが求められるんです。

なので、はじめに筆者が質問をした後に、市長や部長たちが、何らかの答弁をして下さるのですが‥その後に、すかさず、リターンの質問(再質問)をしなきゃいけないんですね。

で、今日のブログは、そのリターンの準備を、一緒にしたいと思っているんです。

明日の質問事項として‥

【子育て・保育・幼児教育を取り巻く環境について】と題して‥

①人口減少・少子社会における、笠岡市の乳幼児施設の役割について、どのようなお考えをお持ちかお尋ねします。

この質問の答弁に対してのリターンとして‥

・広域入所についての現状と課題をお聞きして‥その課題を解決するために、井笠圏内(井原市・笠岡市・浅口市・里庄町・矢掛町)で、包括支援センターの子育てバージョンを提案してみる作戦。

・中学生などを対象に、授業の中で、乳幼児施設の子どもと交わる体験をすることで‥これから親になる可能性のある学生と、子どもとの距離感を縮めること、中学生からの親業を提案してみる作戦。

・定住促進センターが企画した、子育てと仕事と観光、3つの要素を交えた「いくじ(育児)もケーション」の、評価をお聞きして‥市内には、公立・私立・事業者内も含めて、乳幼児施設が19ヵ所、白石島の“くわのみすくすくえん”も含めると、20ヵ所あって、建物がふんだんに揃っていること。そして、その施設が、笠岡市にとって、他市町村や、他県などへも、ウリにできるのではないかと提案してみる作戦。

この3つの、隠し球、リターンを引っさげていこうと思うのですが、うまくいくでしょうか‥。

“全ての子供たちの可能性を引き出す”、“個別最適な学び”、“協働的な学びの実現”の3つを柱とした、「令和の日本型学校教育」の構築を目指して、中央教育審議会から答申が出されましたが、幼児教育についても言及されています。笠岡市の教育における幼児教育の位置付け、また質の高さについての基準をお尋ねします。

この質問の答弁に対してのリターンとして‥

まずは、この質問は、実際のところ、学校関係がメインの教育長が、幼児教育に対して、どのくらいの理解や価値を見出しているのかを問う趣旨があること。

加えて、もし、価値を見出しているとすると、教育長の言葉は、われわれ、幼児教育に携わるモノにとっては、非常に励みになるのではないかと。

つまりは、幼児教育に携わるモノたちの、市内での価値を上げたいとの、裏目的が見え隠れする質問なんですね。

その上でのリターンは‥

・是非、教育長にも、幼児教育の現場を見ていただき、その上で、学校のカリキュラムを作成して頂きたいとの提案をしてみる作戦。

こちらは、ある程度、うまくいくんじゃないかと思っていて‥うまくいった場合には、日本の教育も、実は外国から注目されていることを付け添えちゃおうと思っています。

ちなみに、どんなところが注目されているかと言いますと‥日直、学級会、給食当番、掃除、班活動、つまりは日本の学校では当たり前にされていることが、外国からはとても高評価だってことです。

現在、日本では3歳児~5歳児の子どもたちの保育料、さらには住民税非課税世帯の0歳児~2歳児の子どもたちの保育料が無償化となっています。そして、笠岡市では、このたび2人目以降の子どもたちは年齢や住民税非課税世帯などの条件なく無償化にする方針だと、市長の所信表明でお聞きしました。子育て世代の方々にとっては、非常に朗報だったのではないかと考えます。ただ、近隣の市、例えば福山市では2024年9月から笠岡市同様条件なく2人目から無償化。また井原市では、1人目の子どもから条件なく保育料が無償化となっています。井原市よりも出生数の少ない笠岡市で、なぜ“2人目以降”とするのかお尋ねします。

この質問の答弁に対してのリターンとして‥

おそらく、無償化は、少子化対策ではなく、あくまでも現状の子育て支援だと答弁が入ると予測されます。

なので、例え話をしてみようかと思っています。

・例えば‥高額の不妊治療を経て、妊娠された方がいたとして、1人目から保育料が無償だったら助かるのではないか?

・例えば‥経済面の負担を考慮して、1人目から子どもを持つことに躊躇されている方がいたとしたら、一歩が踏み出しやすくなるのではないか?

あくまでも、例え話ではありますが、不妊治療を経て出産されるケースが、出生数の1割程度いることも付け加えておけたらと思っています。

その上でのリターンは‥

・このたび市長がチャレンジしようとしている、2人目以降の無償化は、どれくらいの予算が必要なのか?

・また、難しいことを前提に‥1人目から無償にしようとすると、どれくらいの予算が必要なのか?

このあたりを、ストレートにリターンした後に‥

笠岡市も、もちろん日本全体が、子育てに対して一生懸命対策をとっています。子どもに対して、また保護者に対して、そして保育者たちに対して。就学前児童のスムーズな学校入学へ、架け橋プログラムを組んだり、保育現場の指導や、研修の企画、栄養指導、また処遇の改善に、笠岡市では多くの広域入所利用の対応、今年から試験的にはじまる、こども誰でも通園制度‥その全てのサポートの縁の下の力持ち的存在は、笠岡市のこども部なのですが‥あまりにも、業務が多種多様、さらには増加していることもあって、縁の下で潰れそうになっていないでしょうか?

このリターンをすることによって、市役所で働く方への感謝の気持ちを、市民のみんなが持てるように。そして、頑張り過ぎて疲弊してしまっている職員がいることを市長の耳に直接入れたい。子育ては、社会のみんなが助け合って成り立つことを伝えることができたらと願い、質問を閉じる、そんな作戦です。

副園長ブログの沼リストたちの皆様、いかがでしょうか?なんとかなりますかね?直接応援したい方は、明日、9時半から、笠岡市議会傍聴席までおいで下さい。(ゆめネット笠岡放送でも生放送する‥と思います。たぶん。おそらく。)

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2024-06-19
工藤公康さんのフォームに憧れて

「プロ野球の監督は中間管理職である」なんだかビジネスマンぽいタイトルの著者は‥プロ野球選手でも、プロ野球の監督としても、数々の輝かしい実績を残されている、工藤公康さんです。

筆者は、まだ読んでもいないのですが‥たまたま移動中の車内のラジオで、工藤さんをゲストにお迎えして、パーソナリティの方が、おしゃべりをしていたところを聞いたものでね。

工藤さんは、選手の“自主性を尊重する”ことを念頭にしていることを語っておられました。

シーズンインする前の準備期間に、選手が試行錯誤してフォームを改良してきたりするみたいなんです。けれども、結果がともなわないことも。そんな時に、以前のフォームに戻したり、また違うアプローチがあることなどをアドバイスできるように、工藤さんは準備しておくんだそうです。

選手が悩んで、そして困ってアドバイスを求めてきた時に『その時に』具体的にアドバイスできるように準備しておくんだそうです。

大事なことは、とにかく『その時』まで“待つ”ことだそうです。

「プロ野球選手になるくらいだから、どの選手もプライドがあるわけで‥アドバイスが受け入れられる1番のタイミングは、アドバイスを求めてきた時です。」

ちなみに、工藤さんは、子育てでも“待つ”ことを大事にしているそうで‥やりたいことや、好きなことをお子さまが見つけると、そのタイミングで全力で背中を押すんだそうです。さらに補足しますと、やりたいことや、好きなことをする前には、必ず“責任”があることも重々と伝えるんだそうですよ。


「副園長は中間管理職である」ってタイトルだと、普通ですね。工藤さんみないに本にはなりませんね。

ただ、プロ野球選手同様に、現場保育者たちもプロです。勉強して、実習に行き、国家資格をとったプロです。保育実践に対して試行錯誤しようとする前から、あーだのこーだのと、アドバイスされてもね‥。

副園長は『その時』に備えて、準備しておくことが大事なんですよね⁉︎工藤さん‼︎

現場保育者たちの良い状態を把握してこと。さらには具体的なアドバイスができるように見識を広げておくこと。そうですよね⁉︎工藤さん‼︎


なぜ、こんなにも筆者が工藤さんの言葉に心酔するのか⁉︎それも、ラジオで耳に入った程度の言葉に。

それは、筆者が野球少年だった頃に、当時、ピッチャーであった工藤さんのフォームを見様見真似で一生懸命と真似をしていたからなんです。つまりは、工藤さんが好きなんですよ。

あのテンポよく流れるようなフォームから繰り出される伸びのあるストレートに、ブレーキの効いたカーブ。大好きだったんです。

選手時代にリーグ優勝14回、日本一11回。監督時代には、リーグ優勝3回、日本一5回。200勝を超える名球会入りを果たしている、そんな工藤さんがですよ‥選手の自主性を尊重して『その時』まで“待つ”んですよ。ただの副園長が待てないわけがないんです。

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待てないわけがない‥はずなのですが‥

ついつい‥ある保育者を呼び止めて「コレは〇〇で、〇〇だから、〇〇しているんだよ。」

ついつい‥ある実習生を呼び止めて「アレは〇〇で、〇〇だから、〇〇しなさいね。」

『その時』じゃない時に、言っちゃうんですよ‥この口が‥。あらためて、自戒の念を込めて‥今日のブログを綴っておきます。

待てないわけがない‥待つんです、その時まで。

あいさつ運動by笠岡工業高校
2024-06-18
選挙は選んでからが勝負です!

副園長でもありますが、笠岡市議会議員でもある筆者。笠岡市の行く末を決める議会の情報は、当然、富岡保育園の行く末にも関わることですから‥本日は、議会情報について、サクサクっとご紹介しますね。

(ゆめネット笠岡放送や、YouTubeなどでも、議会中継を見ることができると思いますので、ご興味ある方は、是非!)

本日開議されたのは、「令和6年第4回笠岡市議会定例会」です。

創政みらい、讃志会から選出された代表議員が、議長の許可のもと、会派の代表質問を行いました。

主に、先日行われた、市長の所信表明についてを掘り下げる質問でした。

①全市民の移動手段の確保について

②干拓の臭気対策について

③4つの無償化実現について(小学校放課後児童クラブの無償化・学校給食費の無償化・2人目以降の保育料の無償化・高校生までの医療費の無償化)

④笠岡市民病院建て替えについて

⑤小中学校再編の見直しについて

この5点について、どのように具体的に進めていくかを問う質問でした。

市長や、関係部長からの答弁では‥

各関係機関と、まずは、早急に対話をし、適切な対応をするとのことでした。

現状の制度や施設と、新たに提案する制度や施設との整合性をとりながら、笠岡市に合ったものを検討し取り組んでいく旨をお聞きました。

今年度は、その準備段階として、さらには財源の整理整頓をして、予算の確保をするとのことです。


ブログ読者の皆さま、この手の話題はいかがだったでしょうか?

「政治とか、よく分からんし。選挙で選ばれた人たちで、ちゃんとやってくれればいいから。」

そんな気持ちで読み進められた方もいるのでは!?

実際のところ、筆者も、ほんの少し前までは、似たような気持ちで、日々を過ごしていました。

けれどもですね、選挙は選んで終わりじゃないんです。選んでからが勝負です。ちゃんとやってくれているか見ておかないと。

また、よく分からんからこそ、分かろうとしてみることが大切です。“住む”って、漢字をよく見て下さい。人が主体的になってこそ、当事者意識を持ってこそ、住む、暮らす、生活は成り立つんです。

市議会議員として、市民が当事者意識を積極的に持つことができよう、そのキッカケ作りをしていきたいと思っております。

正直、筆者も分からないことばかりです。いっしょに学んでいきましょう。ご質問ご意見、またご指導ご鞭撻、引き続き宜しくお願い致します。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

筆者は、20日(木)9時半〜個人質問2日目トップバッターで、質問させてもらう予定です。

いざ、自分が、あの場で質問することを想定すると、他議員の一挙手一投足、すべてを吸収しようと必死になるものです。当事者意識の極みですよね。

公共交通を見直してくれているのかな⁉︎
2024-06-17
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