富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

頭でっかちにならないように

“主体”ってキーワード、昨今の保育界ならびに教育界では間違いなくトレンド入りしているんじゃないでしょうか。

ことあるごとに主体性だとか、主体的だとか、とにもかくにも“主体”って引っ付けたり、貼っつけたりしておけばね。「お〜!ここは良い保育園だ」「ふむふむ。ここは良い教育してんな」ってね。

ただ“主体”って言葉が氾濫しているようで乱用しているようで、何が何だか分かんなくなってきちゃいないだろうかなって、ここのところ思っているわけだ。


そこへきて、ふとストンと来ちゃった“身体の感覚”ってキーワード。主体って言えば「自分の頭で考える」ことから行動を起こすわけだろうけど‥問題は“考える”ってところ。もちろん“考える”ことは大事なんだけども、その前の“感覚”が近頃ないがしろにされてはいまいだろうかなって。

たとえば、自分の頭で考えて良い食べ物を選んで食べることは、もちろん良いことなんだけど‥実はそれより前に、匂ってみたり触ってみたり口に入れたりしてみて、自分の身体の感覚を通して「良い食べ物だな」って思うことが本当は大切なんじゃないかってこと。

食べ物で例えてみたんだけど、病気であったり、それこそ教育であったり、人間関係であったり、なんにでも当てはまるんじゃないだろうかなって。

うまく説明できていないし、なんなら考えながらブログを綴っている僕ではあるんだけど。“身体の感覚”を磨けたり、また特に乳幼児であれば守れたりする環境が、保育や教育現場では“考える”より先にあるようで必要な気がする、この頃。

頭でっかちになり過ぎないように、すこし海や空をながめながら散歩でもしてみようと思う。人間も動物だって忘れないように。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・私設公民館とみほ村文庫・ワンコインランチ・古民家一時保育へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

身体で。
身体と。
2022-09-25
大変であるにも関わらず‥

ブログ読者への報告が遅くなりましたが‥富岡保育園では、今週末まで休園措置となっています。理由はと言いますと、副園長村上が何かをやらかした訳ではなく‥とあるウイルス感染拡大によるところです。このたびは、セキやノドの痛みなどの症状はほとんどないようで、急な発熱や節々の痛み、倦怠感が主な症状のようです。今のところ、重症化している園児はいないようで、ひと安心するところもありますが‥看病にあたってくださっている保護者の方たちにも感染してしまっているようで、申し訳ない気持ちと心配に重ねて回復を祈る気持ちでもあります。どうかご自愛ください。


さて、休園期間中に、何度かご家庭に電話をさせていただきました。あえて一斉メールだったり、そういったアプリを使用しての連絡は富岡保育園ではしておりません。理由を挙げるとしたら、世帯数が50程度であることももちろんありますが、やはり“生”(ナマ)の声で、互いの気持ちの確認をしたいことにあります。どんな気持ちで休園期間を過ごしているのかって、分かりやすく文字に起こせる方もいるだろうけど、声のやりとりでは、口調や声色などの情報から察することができるじゃないですか。


「もしもし、富岡保育園の村上です。大変迷惑をおかけしていておりますが‥〇〇君は、その後、いかがお過ごしですか?」

「いえいえ〜。〇〇は、2.3日で元気になって、今は元気過ぎで困っています。」

「そぉですか。それはよかったです。ご家族の方はご無事ですか?」

「それが、昨日くらいから、私や旦那が熱が出てしまって。」

「うわぁ〜。そうなんですか。しんどい時に電話してすみません。くれぐれもお大事になさってください。」

「(ママー、だれから電話?)(むらかみ先生!)(ちょっとかわって!)あの〜、ちょっと待ってくれますか?」

「・・・。」

「・・・。」

「すみません!ちょっと子どもが電話かわってくれって言うもんだから。かわった途端しゃべらなくなって。」

「いえいえ、後ろで元気そうな声が聞こえて良かったです。ありがとうございました。」

「先生たちも、身体に気をつけて、ご無事になさって下さいね。」

「ありがとうございます。それでは、皆さまお大事にしてください。」


こんな電話のやりとりをするわけです。看病して大変だったり、感染してしまって大変だったり、また仕事を休んで大変だったり。どの保護者の方たちも、それぞれに大変であるにも関わらず、園や職員に対して心からの労いの言葉、気持ちを傾けて下さるんです。ありがたい限りであり、このご恩を日々の保育実践でしっかりと返していけるよう、あらためて誠実に謙虚に努めてまいりたいと思います。


26日(月)から通常運転の予定です。休園期間中の体調の変化や、またご家庭での出来事など共有できれば幸いです。

※26日(月)14時から、笠岡警察署交通課の方による交通教室が園庭で開催されます。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・私設公民館とみほ村文庫・古民家一時保育・ワンコインランチへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

各施設の方へ敬老の気持ちをbyクレヨンKIDS
2022-09-24
またいつか会えたら‥

毎日ブログを綴っていますと、もちろんのこと“言葉”にそれ相応のこだわりというものを持つようになります。それは“伝える”ための工夫とも言えると思います。けれども、勘違いしちゃいけないって自分に言い聞かせていることの中に「あくまでも言葉は伝えるための1つのツールに過ぎない」って、言葉を過大評価し過ぎないように戒めている節があります。伝わんないな〜って思うところがあれば、それは言葉だけのせいじゃなくて、話す表情や仕草、また雰囲気にだってなにかしらの訳があるかもしれないよねってこと。


これからご紹介するNarrative Tree(ナラティブツリー 現場保育者が綴る物語)も、実は“言葉”に対しての想いが改まった内容でした。

言葉で伝わらない世界を、現場保育者が丁寧に懸命に言葉で伝えようと綴った物語を、どうぞお読みください。


Title 言葉ではなく心で繋がる

 8月、笠岡弁が渦巻く、とみほ村に、新鮮な風が吹いた。カナダから帰国したAちゃん(4歳9ヶ月)が、1ヶ月の間、入園してくれたからだ。

 Aちゃんは、母や祖父母が日本人ではあるものの、日本語はほとんど話すことなく、英語で一生懸命伝えたり、うなずいたり、首を振ったりしながら意思の疎通をしていた。

 やはり知らない土地で、知らない言葉を話す人のなかで過ごすのは、不安や恐怖もあったのだろう。登園しても母と離れがたいこともあり「ママ〜」と泣いてしまう日が続いた。

 私たち保育者はみんな「なんとかAちゃんが安心して過ごせないだろうか」と、関わり方や表情、いろんなことを試行錯誤してみてはいたが、やはり大人にとっての言葉の力は大きく「どうしたら伝わるのか」ということに頭を悩ませる日もあった。

 しかし、ある日の出来事を見て「あぁ、いらない心配だったな」と胸を撫で下ろすような気持ちになった。

 Aちゃんが、そらグループ(0.1.2歳児生活グループ)で過ごしていた時のこと。Bちゃん(1歳7ヶ月)が、おもむろに本棚から絵本を1冊とり、Aちゃんにすっと差し出したんです。Aちゃんはそれを受けとると、自分のお膝をポンポンとたたき「すわっていいよ」の合図をしました。それを見たBちゃんは、ちょこんとAちゃんのお膝に座り、絵本を見せてもらいはじめました。

※この間、2人は無言でした。

 Aちゃんは絵本に書いてある文字を読むことができないだろうけど、絵を見ながら英語で何かを話していました。

 BちゃんはAちゃんが話していることを理解できてはいないだろうけど、その声を聞きながら絵本をじーっと見つめています。

1冊読み終えると、Bちゃんはまた次の絵本を取りに行き、日本語を話す私たち保育者ではなく、英語を話すAちゃんに差し出しました。そしてまた、同じようにAちゃんのお膝に座って読んでもらっています。

 2人の間では、言葉によるコミュニケーションはそれほど重要ではなかったんだろう。お互いに自分を受け入れてくれている“あたたかい存在だ”と認識しているからこそ、その子のために文字の読めない絵本を丁寧に読み聞かせ、また聞き覚えのない言葉を話すお姉ちゃんのお膝の上で安心することができたんじゃないかと思う。

 約1ヶ月しかなかったAちゃんとの日々。Aちゃんも私たちも言葉の勉強がしたかったわけじゃないんだ。まず1番大切だったことは“心”で繋がること。AちゃんとBちゃん、4歳と1歳の友情から改めて気づかされた日であった。

 またいつか会えたら、今日のことを思い出し“心”で関わり合いたいと思う。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・私設公民館とみほ村文庫・ワンコインランチ・古民家一時保育へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-23
保育士の賃金の未来について

保育士の賃金の未来について、予想してみたいと思います。結論から言えば、僕が生きている間においては、大きな変動は起こらないんじゃないかと思います。

なぜかって、これだけAIだのデジタルだのにあらゆる職業がとって代わられると言われてはいても、保育士の仕事はロボットには代替えがきかないんだと思うんですね。例えば、目の前にケンカをする子どもの気持ちを聞いている側で、つまずいて転んでしまった子どもをなだめつつ、背後にはおしっこをもらしちゃった子どももいたりしながら、斜め前には‥と、いった具合にあらゆるセンサーを張り巡らせて心情を読み取ったり、優先順位を即座に判断して行動したりと、とにかく複雑過ぎるがゆえに、代替えがきかないんだと思うんです。

しかし、逆に考えると、複雑でない仕事は代替えがきくわけですから、おおよその人間が、こぞって代替えがきかない職業に集中していくことになるかもしれません。そうなると、職業インフラみたいになりかねないんじゃないかと思うんです。つまりは、あふれちゃうからこそ、賃金を上げる必要性がなくなっちゃうんじゃないかって。すこし補足すると“あふれる”ってことは、保育士を希望する人が増えるってことでもあるんだけど、これは本当に保育士になりたいと思っている人と、しょうがなくなりたいと思っている人が合わさっているからなんです。


こんな根も葉もないことを綴っちゃっていますと、「おまえは、保育士の価値を下げる気なのか!バカヤロー!」とでも怒鳴られてしまいかねない。なんたって、世間は保育士の価値を上げて賃金を上げようって旗を振っているんですもの。

保育士の価値を上げるためには、なんたって「保育士の専門性の向上」がもってこいの口上なわけですがね。ただ、ここでも足を引っ張るような発言になりかねないのですが、何をどう見繕って“専門性”と言うのでしょうか。新聞やテレビや雑誌などで有名な名だたる保育の専門家や、国の中枢機関にいる方たちの考える専門性を専門性と呼ぶのか‥とにもかくにも、複雑過ぎる仕事に、さらにどこぞの誰かが考えて呼ぶ専門性を引っ付けちゃって、さらに仕事は複雑さを極めていくわけですよ。

ここで、一度整理してしまうと‥賃金を上げようとする→専門性を上げようとする→仕事が複雑になり過ぎる→保育士のストレスは増幅する→退職者が増える→保育士が不足する→賃金を上げて就職者を増やそうとする、との図式が見えてきませんかね?

この図式が多少なりとも合っていれば、どこぞの誰かが考えて呼ぶ複雑極まりない専門性に従順かつ、ストレスに非常に強い保育士が増えれば増えるほど賃金が上がる可能性は残るってことになるのかな。ただ、そのような保育士って幸せなんだろうか?心から楽しんで仕事ができているんだろうか?って疑問がよぎっちゃいます。


さて、どん詰まりな保育士の未来予想になっちゃってますが、僕なりの解決策はちゃんとあります。それは「“ほどほど”にしていきませんか?」との提言です。

賃金も“ほどほど”専門性も“ほどほど”ストレスも“ほどほど”でいいんじゃないでしょうか。

なぜかって「子ども」の幸せ、心身の健康を守るためです。

あえて付け添えると、賃金を上げるために考えられた専門性は「大人が〇〇をしたら子どもは〇〇に育つ」との公式が大前提なわけですが、そもそもこの公式が正しいのでしょうか?また、そもそも専門性とは賃金を上げるために考えることなのか?

※本日のブログは、賃金を上げることへの批判でも無ければ、専門性を上げることへの批判でもありません。ともに「子ども」を置き去りにした議論にならないようにしないと、ね!って、確認の内容でした。誤解のないように宜しくお願い致します。もしもご意見やご感想などありましたら、副園長村上まで(←09X33715648)お気軽にお問い合わせください。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

あらゆるセンサーを張り巡らせながら
2022-09-22
風と土が混じり風土ができる

はじめに断っておきます。本日のブログはエンターテイメントの要素をふんだんに取り入れたものになる予定であり、子育てや保育や教育の話しにつながっていくのか定かではありません。なぜならば、先日のブログでお約束をしていた、婚活のお話しだからです。


クルマの車幅ピッタリ、すこしでもよそ見をすれば落っこちちゃうような道を進んでいくと、ある場所につきました。婚活会場となっているのは、山々を見下ろせるほどの山奥にある古民家。到着までを簡単には記しましたが、正直、この先、行き止まりでなかろうかと何度も不安になっていました。イベントへの参加に対するワクワク感ではなく、素敵な女性に出会えるかもとのドキドキ感でもなく、とにかく命の危険を感じる道中だったのです。

会場となる古民家のスタッフの方々は、この地で住居などの建築や田んぼや野菜作りなどをされているそうで‥無農薬での栽培や、地元の木々や竹や藁や石などを使った建築など、まるでタイムスリップしたかのような別次元の生活を送る方々でした。

イベント参加者も、そぞろに集まりはじめ‥そぞろと記したことにも訳あって、なんなら集合時間を意識していたのは僕だけだったのかと思うくらいに、そぞろだったからです。

だいたいの参加者が集まると、自己紹介をしていく運びではあったのですが‥お腹の減った参加者からの提案で、まずはお昼ごはんを食べることに。持ち寄りのおかずと、スタッフさんが作った、ご飯とお味噌汁。参加者のうち、有機栽培農家である方が次々と自家製野菜をふんだんに使ったお料理を提供してくださったり。電気を使わない生活をされている竹細工職人の方も、添加物の入っていない調味料を使ったお料理を提供してくださったり。本当に美味しいものを和気あいあいと食べると、それはそれだけで非常に素敵な時間になるわけです。

お昼ごはんを食べながら、なんとなくの自己紹介を済ませたところで、午後からは婚活イベントらしく、アクティビティのお時間。夕ごはんの準備をペアに分かれてしていくことに。夕ごはんのメニューはタコスと主催者の方が決めてくださっており、それぞれのパートごとにペアが分かれていきます。参加者の中で唯一、料理をふだん一切しない僕は、薪割りをすることになりました。ここで補足すると、決して薪割りが得意なわけでもなければ、薪割りなんて記憶のうちにした経験なんてないほどです。ペアに分かれて作業する時間には、ある課題が設けられていました。それは、自分の人生での分岐点を2つ、相手に伝えることです。(後に、ペアの分岐点を全員に伝言する時間が設けられました。自己紹介をペアとなった他者にしてもらうわけです。)

ちなみに僕のペアの方は、音楽業と左官を営んでおられる方で、分岐点の1つは最近のことに家が全焼したことだったと、記憶しています。またそれを、あっけらかんと淡々とお話しされる姿に、執着なんてものを感じさせるところがなかったことも記憶しています。(※スタッフ特製の自家製のお酒を気持ちよく飲み過ぎていると、途中から記憶が曖昧だったもので‥)

ほかの参加者で言えば、現代版百姓を目指している方や、ある島のなんでも屋を営むハンドパン奏者の方、薪カフェのオープンを控えている方、菌マニアの方、珈琲焙煎士の方、世界を旅する方などなど‥性別問わず、すべてが新しく刺激的な出会いでありました。


記憶はあいまいながらも、これだけは記憶に留めたいとの強い想いから、旅人である方の言葉をメモにとっていたので紹介してみたいと思います。

(僕が、旅人である方の生活を羨む、憧れるような発言をしたことに対してのお返事です。)

ー私たちのように無責任に思われるような自由気ままに生きている人は“風”の人。あなたのように責任感をもって地に足をつけて生きている人は“土”の人。世界に、風の人ばかりでは上手くいかないだろうし、土の人ばかりでも上手くいかないだろうし。風の人と土の人が混じりあって、その土地その土地の“風土”が上手くできるんだと思うよ。


イベント後に、ふと気づいたことがありました。イベント中、僕は時計を確認することはまったくありませんでした。なぜだろかと考えると、おそらくスタッフも参加者も“時間”を気にしていなかったから。時間やプログラムに追われることなく、焚き火の火を見つめながら、音楽を奏でたり聴きながら(バイオリンとハンドパンの即興合奏は最高でした)、美味しい食べ物や飲み物を、みんなでワイワイとする。婚活なんて言葉はどこへやらで、この時間を参加者みんなは豊かに味わっていたのだと思います。


さて、超が付く個人的な内容のブログでした。が、いずれ、とみほ村でも婚活イベントを企画してみたいと思っています。(笠岡市の定住促進センターの方に相談する予定です。)子どもたちとどのように接したり関わるかなんて、パートナー選びの際の1つの要素になったりしませんかね。企画が通ったあかつきには、時間を忘れるような素敵な暮らし体験をしてもらいたいものです。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

★園見学について・・・お子さまの入園を希望される方だけでなく、例えば‥いつか子どもを授かりたいと希望をお持ちの方や‥結婚を視野に入れているカップルの方や‥もちろん僕のように独身で子どもと遊ぶことが好きな方など、見学に決められた条件はありません。お気軽にお問い合わせください。

時間を忘れる裏の空き地
2022-09-21
プレミアムコースのご紹介⁉︎

たとえば、こんなふうに育てられるのはどうでしょうか?

■育ちに関する基本設計を作成します。

■マニュアルに沿って必要な要素を適宜投入します。

■無駄を省いたその子に最適な一貫性のあるカリキュラムで、効率よく基礎学力をつけさせます。

■個人プログラムとチームプロジェクトを並行させます。

■子どもの余裕に応じて個性を伸ばす自由課題にゲーム感覚で取り組ませます。

■泥遊びやキャンプといった自然体験を組み込みます。

■じゃれつき遊びやチームスポーツ、インプロビゼーションを取り入れたさまざまなジャンルの音楽に演劇、もの作り体験も組み込みます。

■地元の高齢者や障がい者とのふれあいボランティアも組み込みます。

上記で、すくすく育った若者は‥世界各国の若者とインターネットでつながって社会課題の解決に取り組み、持続可能な地球のために安全保障の問題や環境問題を解決していくでしょう。

と、さらに、ここでプレミアムコースのご紹介です。

■偶発性を組み込み、理不尽な体験や傷つき体験も回避できないようにします。

■それらを止揚して乗り越えていくことを課します。

■万が一の場合は救済カウンセリングもあります。

■途中で自分の好きな時期に休みを取って自由な時間を過ごす特別休暇制度もあります。


ブログ読者の方、いかがでしょうか?こんな保育園や学校に、我が子を是非とも通わせたいと思われた方もいるのではないでしょうか?もしくは逆に絶対通わせたくないと思われた方もいるのではないでしょうか?


このような、今の大人が考える良いこと尽くめの完璧なロールプレイングのような育てられ方で成功する子どもたちも一定数はいるかもしれません。でも、このゲームをクリアできる子どもばかりではないでしょう。

また、子どもたちの人生をこのように最後までうまくコントロールできる大人が多いとは思えません。

そもそも‥これほど大人の掌(てのひら)の上で踊らされて、子どもたちは自分の人生をわくわく生きていくことができるのでしょうか?

※参考文献「やりすぎ教育~商品化する子どもたち~武田信子」


とみほ村の富岡保育園、クレヨンKIDSには、園全体やクラス別のカリキュラムも無ければ、個人プログラムもありません。そして、見学される方がお見かけする、自由に遊んでいる姿も、もちろんカリキュラムやプログラムの内ではありません。大人が「〇〇ちゃんは、〇〇の時間は、〇〇の場所で自由に遊んでいいよ」と言うことはありません。トラブルやアクシデントもしょっちゅう起こりますが、これも全て予想外の出来事です。計画してトラブルやアクシデントを保育者が起こしているわけではありません。

なぜか?だって、わくわくして生きたいじゃないですか。子どもも大人も。もしも、生まれて死ぬまでの間、全て親や先生の立てた計画通りに生きることかできた方がおられましたらご紹介下さい。一度お聞きしてみたいです。「幸せでしたか?」と。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

★現在、とあるウイルス感染拡大により、富岡保育園は休園中です。御用の方がおられましたら、ホームページTOP電話番号又は村上まで→09X33715648

コースメニューにない遊びです。
2022-09-20
井桁容子先生のお言葉を紹介

連休最終日、台風が迫りくる嵐の前の静けさを感じながら。僕の命綱である“強さひきだす乳酸菌R-1”を届けてくださる牛乳屋さんと、よもやの小一時間ほど保育LABO前でUFO話しをお聞きしておりました。あれほどまでにUFOについて目をキラキラさせながら語る方に、なんだか久しぶりに会ったような気がしました。最近テレビ番組ですら、UFOや超能力であったりの非科学的な類いものはめっきり姿を消しているんじゃないかと思うんです。だとするなら、科学的根拠がなければ僕たちは信じることができなくなっているんじゃなかろうかとも思うんですね。それはそれで、なんだか寂しいような乏しいような気がしたりもします。


さて「見守る保育」を実践するにあたって、現場保育者から「子どもたちとどのような距離感でいれば良いのですか?」との質問をよくお聞きします。

ブログ読者が信じる信じないかは別として、本日は僕が毎度“ストン”と納得させられてしまう、非営利団体コドモノミカタ代表 井桁容子さんの言葉をご紹介したいと思いますので、参考にしてみて下さい。

ー全国の様々な保育施設で、0歳児の保育室をのぞかせていただくときに感じるのが、遊んでいるときの保育者と乳児の距離の近さです。入園したばかりで、環境や人に慣れていない時期に不安にならない配慮として意図的に近くにいるということではなく、園や保育室の雰囲気に慣れ親しんだ年度の終わりの時期でも見受けられる光景なのです。誤解を恐れずに申せば、実は、私はこの距離がどうにも気にかかるのです。保育者の乳児理解の幅や奥行きと関係しているのではないかと思っています。

(長文になりますが、頑張ってついてきて下さいね)

ー「何もわかっていない」「遊んであげないと遊ばない」「何が起こるかわからない」と乳児を捉えていると、「保育者の行為を見せる」「遊んであげる」「遊び方を教える」「危険から守るための介入」という理由から距離が近くなってしまうのではないかと考えます。安心と安全が保障された温かいかかわりのある環境が乳児にとって重要であることは間違いありません。しかしそれは、保育指針にも示されている通り、乳児が探索意欲を満たして自由に遊べる、また、のびのびと思いのままに過ごし、表現することができるための配慮であるはずです。保育者が、子どもの正面に位置し、接近した状態で一方的にかかわりをもつことが多すぎると、乳児は刺激のシャワーを浴び続ける受け身の立場になり、自分の興味関心と一致しない場合は、表現することや探索するに意欲をあきらめてしまうことがあります。そして、そのような状態が頻繁に起こる0歳児の保育には、乳児の行動に一つの共通点があります。

(さて、ここからが井桁先生の言わんとすることだと思います)

ーそれは、一日の中で保育者の動きを目で追う時間が圧倒的に多いことです。保育者の動きが、乳児自身の生活に様々に影響することを感じ取っているゆえの保育者へのまなざしと私には見えます。本来は、たとえば、窓の外の木々のざわめき、光、風、友達の遊びや保育室にある様々なおもちゃなど自由に見たいものに目も気持ちも向けていてもいいはずなのです。しかし、残念ながら保育者の存在や一挙手一投足を常に意識して目で追うほうに感覚を使って、暮らしているのです。

(僕も含めた保育者にとって身に覚えのあるようなお話しを、井桁先生は丁寧に説明してくれています)

ーそのような園では、常に保育者を求める、そばにいないと不安を感じるようになっていることを「愛着関係が成立している」と保育者が捉え違いをしていることもありました。さらには、その姿から保育者の指示に従えるようになる集団生活の土台作りができたと考える保育者もいます。0歳児の保育は、集団生活の基礎作りのために必要とされているのではないことをここで確認しておきたいと思います。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-19
安心と安全のセットは嘘!?

ブログ読者の皆さま、台風の影響はいかがでしょうか?岡山県笠岡市富岡保育園でも、お庭に置いてある飛んでいってしまいそうなものは片付けたりしながら対策をとっているところです。

また僕の住所のあるところでは海がすぐそばであることから、消防団活動として土嚢を作り置きしておいたり、警備をすることになった場合の懐中電灯の電池交換や、飲み物や食料の補充などを行いました。

心配ではありますが‥台風の場合、地震や火事のように突然ではなく猶予があるため、知り合いたちと顔を合わせながら対策をとることができます。この時間は完璧に防ぐことは出来ずとも、心配を和らげる(安心材料)ひとつの要素になるんだと思います。

皆さまくれぐれも安全にお過ごしくださいね。

さて、上記の終盤の文章にすこし“違和感”を見つけて下さった方いますでしょうか?せっかくなのでツッコミを入れてやって下さい。

「いやいや、安心したからって、安全ちゃうやろ!」


その通りです。“安心”と“安全”はまったく別ものですよね。

“安心”とは要するに、ホッとしているときのこと。気楽にして油断していたりもするかもしれません。つまりは、気を抜いているんだから危ないかもしれないじゃないですか。

次に“安全”とは‥客観的に、ものの性質として、危険がない状態のことを指すとします。主観的な“安心”とはまったく別ものです。

だとするなら、「安心は安全」と信じるのは、とても危険だよねってこと。

じゃあ逆に「安全は安心」なのかと言えば、これも相当に疑しいところ。なぜかって、世の中に「絶対の安全」は存在しないからです。

「安心・安全」をセットで使うときって、その裏側には“誰かに安全性を見極めてほしい”“誰かに安心させてほしい”といった、「人任せな心情」が見え隠れしているときでもあることも付け加えておきましょうか。

国や行政に丸投げすることなく“自分で考える”ことが、やはりとても大事ですよね。その際に、『本当に気になること』と『どうでもいいこと』の取捨選択をすることが鍵を握るんだと思いますよ。


台風が通り過ぎるまでは、やはり一定の心配をしておきながら、テレビやネットからの情報にアンテナを張り、また実際に雲の動きや風や波の強さを確認できる範囲でしておくことが、安全対策だと言えるかもしれません。

※参考文献‥『京大変人講座』「安心・安全」が人類を滅亡に導く 法哲学 那須耕介


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-18
道具から楽器へ生まれ変わる

Q.2022年度上半期、富岡保育園の保育実践で変化したことはありますか?


A.いくつかありますが‥目に見える大きな変化の1つとして「子どもがピアノを弾けるようなったこと」が挙げられると思います。

ピアノのレッスンを取り入れていると誤解を招いてしまうかもしれないので、詳しく説明していきますね。

保育園でのピアノの存在と言ったら、一般的には、先生が子どもたちに歌を歌わせるためのもの、と言っても過言ではないんだと思います。

富岡保育園でも数年前まで、毎日、朝と帰りの時間、年齢別のクラスごとに、ピアノの周辺に集まり、季節の童謡などを歌う(歌わせる)ために、先生がピアノを弾いていました。

つまり、ピアノは大人(先生)が触る(扱う)ものであって、子どもが触るものでない、との風潮がありました。

富岡保育園でも2017年から始めた保育実践改革が進めども、この風潮は残っていました。

決まった(大人が決めた)時間に、決まったクラス分けで、ピアノの周辺に集まる場面は、ほとんど無くなりましたが、そのぶん大人のピアノ活用機会は自然と減り、ほこりをかぶるようになっていました。

もともと、ピアノに対しては、音の存在感が強く、大きく重く手軽に持ち運びできない要素があるため“子ども主体”の保育には不向きな楽器だと感じるところがあったので、ほこりをかぶろうと気にはなっていませんでした。(※保育者養成校でピアノを必修科目とする国は日本くらいだそうですよ)

ただですね、ここで注釈を加える必要があるとすれば“子ども主体の保育に不向き”と記しましたが、これって大前提に「ピアノは大人が触るもの」だとの認識からきているんです。子どもに歌を歌わせる、子どもを一斉に集める、そんな道具としてのピアノなんです。

しかし、2022年度上半期、富岡保育園では「ピアノは大人が触るもの」という大前提がひっくり返りました。また、歌わせる、集める、そんな道具としてのピアノから、本来の【楽器】としての存在に生まれ変わりました。

生まれ変わったきっかけと言えば‥実習生の部分指導日の出来事。その日はピアノで弾き歌いをする予定になっており、年齢問わず、数人の子どもがそぞろに集まっていました。ちなみにそのほとんどの子どもは、実習生のことが大好きだからという理由で集まっていました。弾き歌いが始まると、一同仰天‼︎と言えば言い過ぎたかもしれませんが、その流れるような手捌きから繰り広げられるメロディーに、集まっていた子どもだけでなく、外で遊んでいた子どもたちも集まりはじめ、うっとりと感動していました。そしてその感動が、憧れに変わったことは言うまでもないでしょう。「わたしも、実習生の〇〇先生みたいに弾いてみたい!」と強く想うようになったんです。

その強い想いを鋭くキャッチした現場保育者が、はじめ、自分と集まってきた子どもを交えてピアノを弾きはじめました。ご想像の通り、バンバンバンと無茶苦茶に弾く子どももいましたが、実のところほとんどの集まってきた子どもは、憧れる実習生の手捌きを模倣してか、流れるように指をひとつひとつ動かして音を奏でていたんです。


ただ、ずっと現場保育者がピアノに常駐しているわけにはいきませんよね。子どもたちのピアノへの関心は高まるいっぽう、現場保育者がいない場面でも弾きたかったのです。

ここで浮かび上がってくるものと言えば‥以前から残っていた前提のようで風潮のような「ピアノは大人が触るもの」から出てくる「子どもが勝手にピアノを使ったら危ないじゃかいか」との問題点です。

この問題点をクリアしない限り『ピアノに興味や感心のある子どもが自分の好きな時間にピアノを弾くこと』な叶わないんです。

ちなみに、現在、富岡保育園では叶っているわけですが、どのように問題点をクリアしたかがブログ読者は一番気になるところだと思います。

ここで、すべてを公開しても良いのですが‥もちろん一朝一夕にできたわけでなく、現場保育者たちの試行錯誤の賜物なので、あえてここからは内緒にしておきたいと思います。

※どうしても気になる方は、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園までお越し下されば、現場保育者たちが、村上のようにもったいぶらずに教えてくれると思いますよ。

※キーワードとなるヒントは『子どもを信じる』です。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

憧れはつながるもの
2022-09-17
うさぎさんと、ろばさん!?

こんばんは、全国でも稀な存在かもしれません、ほぼ住み込みのように保育園にいる富岡保育園副園長村上太志です。ただいま午後21時を、お庭に生えているローズマリーと紅茶をブレンドしたオリジナルティーを飲みつつブログを綴っております。

前もって述べておきますと‥この時間帯に綴るブログは、今日の一日の村上太志の残る全てのチカラを振り絞った内容になります。ですから、読者の皆さまも一緒に最後のチカラを振り絞りながらお読み下されば幸いです。


さて、皆さまにご質問があります。『どうぞのいす』という絵本をお読みになったことがありますか?

※作 香山美子 絵 柿本幸造

簡単にあらすじを言っちゃうと‥うさぎさんが、イスを作って、野原の木の下に置くわけです。そして、そのそばに“どうぞのいす”と書いた立て札をたてるんですね。

すると、あくる日、いろいろな動物が、かわりばんこにやってきて“どうぞのいす”に置かれたモノを食べては、別の食べ物を置いていく‥と、いった物語なんですね。

“どうぞのいす”を作った、うさぎさんの優しさはもちろんなのですが、かわりばんこに登場する他の動物たちの“優しさリレー”が、非常に心あたたまるんですね。

※気になる方は原作をお読み下さい。(私設公民館とみほ村文庫にもありますよ!)


実は最近‥もしかするとブログ読者の中にお気づきの方もおられるやもしれませぬが‥富岡保育園の玄関前に“どうぞのカゴ”を、ときどき置いています。

お察しの通り“どうぞのいす”のマネです。

富岡保育園の畑で育てた無農薬野菜のうち、たくさん収穫できたピーマンやナスなどをカゴに入れて置いてみたんですね。もちろん、うさぎさんと同じ気持ちで。

※園児や保護者、またもしかすると通りすがりの方が、ちゃんと優しさを受け止めてくださり無事に売り切れました。


すると、本日のことに‥うさぎさんの次に現れる、ろばさんが‥富岡保育園にも現れたんです。

※本物のろばさんではありませんよ。

玄関前に置いてある“どうぞのカゴ”の存在に気づいた、地域の方が‥「わしも、家で育てた、無農薬の野菜あるけん、持ってっても、えぇかのぉ!?」と、まさかの“優しさリレー”が始まっちゃたんです。

無農薬のピーマン、ナス、カボチャなどをたくさん持って来て下さったんです。

※こちらも無事に売り切れましたよ。地域の方、誠にありがとうございました。


“どうぞのカゴ”のお野菜たちが、今ごろあちらこちらの食卓で心あたたまる存在となっていることを願っています。


★“どうぞのカゴ”に出品してみたい方は、うさぎさん⁉︎ではなく副園長村上まで‼︎(09X33715648)※うさぎさんと同様、無料の範囲でお受けします。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・古民家一時保育阪本屋・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

どうぞのカゴ
2022-09-16
学びの原点である“ふしぎ”

「スズムシさん、なんで鳴かないんだろうね?」

午前さまに、3歳ほどの2人の女の子が“ふしぎ”がっていました。

2人は、膝をかがめながら、ずーっと目を凝らし耳を澄ましていました。けれども、スズムシたちは、なかなか鳴いてくれないみたいです。

しびれをきらした2人は、ぼく(副園長村上)のところへ、その“ふしぎ”をぶつけに来ました。けれども、副園長村上はスズムシの生態に詳しくはないんですね。

「なんでじゃろうかな〜?夜になったら鳴くんじゃない!?」

なんて適当な答えをする大人だろうかと、我ながらに思ったふしがありました。ただ、その適当さがよく伝わったのでしょう、2人はその後も、ずーっも目を凝らし、そして耳を澄ましています。

それから少しの刻を数えたところ‥

“リーン、リーン‥”

スズムシたちの鳴き声が聞こえてきました。

思わず2人は「あ!スズムシさんが鳴いてくれた〜。スズムシさん、ありがとう。」

なんだか作り話のように思われるかもしれませんがね、本当のお話しなんですよ。「スズムシさん、ありがとう」だなんて純真無垢な言葉が小説や映画でない現実にあるんです。

ちなみに、2人の“ふしぎ”には続きがあったようで‥「スズムシさんって、ウ〇チするんかな?」

お察しのとおり、その後も目を凝らし耳を澄ましていました。


“ふしぎ”に思う感覚って、学びの原点と言いましょうか、スタートラインに立ったと言いましょうか。

スズムシに“ふしぎ”を見出した2人は、とにかく膝をかがませ目と耳を駆使してじっくりと観察しました。それに対して“ふしぎ”を見出せていない大人の代表とも言えそうな村上は、観察もろくすっぽせずに適当に答えるだとか(スマホでピピンと調べようとしたりだとか)をするわけです。

両者の間には、間違いなく【“ふしぎ”を感じる感性や感度】に大きな違いがあったんです。

学びのスタートラインに立つためには、とびっきりのハイテクノロジーな教材だとか、またとびっきりのハイスペックな先生だとかを用意する前に、子どもたちの持つ純真無垢な“ふしぎ”を感じる感性や感度を守らないといけないのでは‥。ろくすっぽな村上が言うのもなんですが‥


~こぼれ話~

さまざまな“ふしぎ”にフォーカスした小学生向きの絵本「月刊たくさんのふしぎ」8月号では‥相模中央化学研究所主任研究員 田中陵ニさんよる『石は元素の案内人』とのテーマで、さまざまな石をながめながら考える内容が掲載されていました。

世界のすべてが、たった90種類の元素の仕組みからできていることであったり‥“石”を叩き割るとどこまでいってもサイコロ型になるくせがあるだとか‥とにかく、もろもろに石の“ふしぎ”を追求しているんですね。

その“ふしぎ”を追求する田中さんは、なんと小さなときからずっと石が好きだったそうです。はじめて鉱物採集に行ったのは小学校3年生。そして5年生のときには片道75キロメートルの銅山へ、ひとりで自転車を片道7時間こいで行ったそうなんです。(中学生になると、電車で県外へ出向き、山奥でテントを張りながら放浪していたこともあるのだとか)

その頃、田中さんが学んだことと言えば‥用心しすぎると何もできないし、想像力と判断力が足りなければ事故を起こしてしまう。自分の能力と体力と相談し、全力の半分くらいの余力のところで引き返すのが大事なんだ、ということだそうです。(中学生で片道75キロメートル7時間、つまり往復150キロメートル14時間、自転車をこぐだなんて、田中さんの“ふしぎ”を追求するチカラは、ろくでもない村上からすれば常軌を逸していると思うのですが)


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育阪本屋・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-15
神の宿る大きな貝塚伊吹の木

手と手を合わせる。それは拝むとも言うだろうか。仏様やイエスキリストにそれを行う人々もいるだろう。日本古来であれば、太陽に、月に、海に、山に、それぞれの自然に神様を見出しそれを行なっていたのだろう。

遡ること、富岡保育園が保育園となる前のお話し。道端には、着物の人もいれば、洋装に身を包む人もいた時代。馬車がガタゴトと通るとアスファルトでない道には土ぼこりがたっていた頃。

当時、富岡保育園はと言えば、廻船問屋といって、船宿であったり、船荷に関しての問屋業を営んでいたと言われています。つまり保育園でなく、廻船問屋阪本屋でありました。

現在の富岡保育園のある場所から数十メートルのところにある線路まで、当時は海だったようです。笠岡町(現在は岡山県笠岡市)は、福山藩で属する町であり、海沿いであることを活かした事業でそれはそれは繁栄していたようです。船客ももちろん活気の良いお人が多かったのでしょう。また海賊のような任侠のようなお人ももちろんいたのでしょう。

当時の阪本屋は、現在の富岡保育園である敷地の4.5倍はあったと聞いております。土塀で囲まれ、表門あたりには大きな松の木が二本ドッシリと構えていたそうです。表門をくぐると、江戸建築である日本家屋(現在の富岡保育園の母屋)があり、その隣りには明治建築の洋館があったそうなんです。大事な来客には、まずは洋館に入って頂いた後、日本家屋へと案内していたそうです。洋館から日本家屋へと進むにあたって、つい目に入るものがあることも付け添えておかねばならないでしょう。それは現在も聳え立っている大きな貝塚伊吹の木です。来客もしかり、また当時の阪本屋の当主や、ご近所の人々もしかりで、この木に皆が手と手を合わせていたそうです。つまりは神を宿して今日の無事を拝んでいたのでしょう。

日本家屋へと進むと、すぐに瓢箪型(ひょうたん)の池があったようで、もちろん鯉などが優雅に泳いでいたのでしょう。そして奥の畳の部屋へ行けば、中庭を愛でて頂きながらお茶をお出しし、旅の疲れなどを癒やしてもらっていたことは容易に想像がつくことです。

お茶と言えば、お抹茶はもちろんのこと、時には和珈琲と呼ばれるお茶でも、もてなしていたとお聞きしています。しっかり火で炒った後に深く濃く淹れた麦茶だとご想像してみてください。

廻船問屋阪本屋は船客だけでなく、近所の子どもたちも多く集っていたことも記しておきます。裏庭には多くの木々が生い茂り、かくれんぼなんて楽しめたことでしょう。蔵も多く所有していたそうなので、蔵の中から古銭なんかも出しては泥棒ごっこなんてのもしたのかもしれませんよ。また外国から輸入されたと言われる大きな孔雀も庭にすみついていたとお聞きしました。子どもたちは餌をやっては喜んでいたことでしょう。


むかし話に花が咲きましたが、このあたりで本日はまとめたいと思いますね。

当時の廻船問屋から現在の保育園へと事業形態は変われども、当時から変わっていないことがあるように思います。それはさまざまな人たちが集い行き交うことです。活気の良い風通しの良い場所だからこそ成せることなのだと思うんですよ。着物できめた粋の良い大人がガキ大将に喝を入れてみたり、産まれたばかりの赤ちゃんにベロベロバーと惚気てみたりもしたのでしょうし。


とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・古民家一時保育阪本屋・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

もーちょっとだよ、がんばって。
2022-09-14
「ええメロディーじゃな〜」

「ええメロディーじゃな〜」

と、おもわず口からこぼれ出た言葉。誰が何の音楽を聞いて出た言葉なのか、気になりますよね?


本日、第1回『とみほ村Thanks Day』を開催してみました。

日頃、とみほ村の運営にご協力して下さっている方々をお招きして、お昼ごはん(お給食)を召し上がってもらう企画です。

第1回は、富岡北地区まちづくり協議会の理事から3名参加して下さることになりました。

玄関口に現場保育者が設置した“ウエルカムボード”に感動なされ「隅々まで“おもてなし”が行き届いていて、すごいですね」とのお褒めの言葉も頂戴しました。

お昼ごはんの食材は、お米はご近所の「坂本精米所」から、おかずのお野菜などは「広恒商店」から仕入れており、厳選された旬のものを、太陽のお台所(給食室)スタッフが真心をこめて作るわけです。

ちなみに本日のお品書きは‥

・肉じゃが

・ツナサラダ

・小松菜の味噌汁

・ごはん

・みかん

そして、さらには食後には、二代目・三代目園長先生から季節の和菓子とお抹茶をおもてなしさせていただきました。

食事時間には、地域の夏祭りや敬老会が中止になったこと、また秋のお祭りも中止の方向であることなどを、雑談を交えながらお話ししたりしました。また、地域の子どもが減ったことなどを、小学生の登校班の減少と絡めてお聞きしたりしました。

そんな中、となりのお部屋から、小さな声ではありますが、黄色い声が聞こえてくるわけです。

0.1.2歳児あたりが食事をとるランチルームの隣に、このたびThanks Day会場をとりました。実はたまたまではないんです。食事をとりながら、子どもたちの食べる場面を見て欲しいとの願いがあったんです。

※もちろん一緒に食べると、より良いのですが、気を遣われ方もいるかもしれないと思い、隣の部屋とさせてもらいました。(隣と言っても、戸を開けていましたので、ほぼ続きの同じ部屋です)

時に泣いたり、時に笑ったり、とにかく聞こえてくるその黄色く眩い声に、『ええメロディーじゃな〜』と、おもわず口からこぼれ出ていたんです。

「おっ!こっち向いてくれたで」

「なんだか若返ったようじゃわ」

「久しぶりに小さな子どもを見たわ」

また、たまたま2歳児くらいの女の子が、完食後に食器を重ねて片付けへと運んでいたんですね。それも、Thanks Dayゲストの顔をチラチラと見ながら。

「ほ〜。すごいな〜!あんな小さな子どもも自分で片付けるん!?」

なんて言葉が、さらに口からこぼれ出るものですから、食器を片付ける女の子の表情はと言えば、非常に優越感に満ちた、自信と満足感が沸々とした具合に滲み出たようでした。

※Thanks Dayゲストに関しては、自称村長、副園長村上の個人的選定でお招きしております。ご了承下さい。

※ワンコインランチに関しては、随時受け付けしております。残食ロス軽減のため、事前予約をお願いしています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。富岡北地区、笠岡市でなくとも、地域内外すべての方が対象です。

※富岡保育園が舞台となっている、ゆめネット笠岡放送の番組『コドモのホンネ』、9月放送日は明日14日(水)28日(水)です。このたびのテーマは「お昼寝」です。乞うご期待ください。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育・私設公民館とみほ村文庫・ワンコインランチへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-13
ナラティブツリーの紹介です

富岡保育園・クレヨンKIDSでは、現場保育者が綴る「Narrative Tree(ナラティブツリー)」というものがあります。子どもたちの“心の動き”を読みとったり、また筆者である保育者自身の“心の動き”を、ありのままに綴った物語です。歓喜したこと、また悩んでいること、さまざまな想いを読み手である方と共有するツールでもあります。

本日は、その内から1つ紹介してみたいと思います。


Title 『子どもの気持ちを受容しつつ声掛けする難しさ』

日差しが強く暑いなか、水分補給をこまめに取りながら元気に過ごす、とみほ村の子どもたち。

エジソンclass(5歳児)の子どもたちが、何やら張り切っている姿が見られた。

なぜなら、今日は※らんらんピクニックday”だから。遊びの最中にも、お昼ごはんの話しで盛り上がっていた。

※らんらんピクニックday‥月に1度、エジソンclass(5歳児)限定で、空(から)のお弁当箱をお家から持ってきて、お台所スタッフに弁当を作ってもらい、園内(ときに園外)の好きな場所で、友だちと誘いあったり(おひとり様もOK)しながら、お昼ごはんを楽しむ活動です。

私も久しぶりに一緒に参加することになり、懐かしさ半分、楽しみが半分の気持ちでした。

約束の時間になり、エジソンclass15人が集まっている部屋をのぞくと、泣いているエジソンclassのAちゃん(6歳0ヶ月)と、ガリレオclassのBくん(3歳5ヶ月)がいた。


Aちゃんは、仲良しの友だちCちゃん(4歳9ヶ月※ニュートンclass)と、ケンカをしてしまい、悲しくて泣いていたんです。

涙がずっと止まらず、トシさん(ボランティアの方)に「お弁当、いっしょに食べよう」と、なだめられていたが、下を向いてうつむいたままである。

私はどうにかして笑顔にできないかと、Aちゃんの妹がいる、そらグループ(0.1歳児)に行って食べることを提案してみました。けれども、それでも下を向き、動きだからないAちゃん。

「じゃあ、先生(私)と一緒にテラスで食べる?」と声をかけてみると、小さな声で「うん」と返事がかえってきた。

一緒にお弁当箱のふたを開けて‥「おいしそうだね‼︎」などと、話しをしているうちに、じょじょに笑顔になるAちゃん。


もう1人泣いていた、Bくんはというと‥エジソンclassの友だちと一緒に園庭で食べたいと大泣きをし続けていた。

私は、そんなBくんを見て、「園庭で食べさせてあげたい」‥が、けれども「1人(ガリレオclass)だけ食べたいという気持ちを受容してしまうと、他の我慢している子どもたち(ニュートン・ガリレオclass)に、どのように説明すれば良いのか」とも考えて、悩みました。

そんな時に、先輩保育者が「お兄ちゃんたちと一緒に食べたかったんだね。それじゃあ、テラスだったらどうかな」などとBくんに提案していた。

私だったら「エジソンclassになるまで我慢しようね」と声をかけることが精一杯だったかもしれない。

子どもの気持ちを受容しながら声掛けする難しさを感じると同時に、先輩保育者の声掛けを聞き学ぶことが出来た。

その後、AちゃんBくんともに、笑顔に戻り楽しくご飯を食べる姿が見られて、ほっとしました。よかったです。


ミマモリスト(筆者)M


実は、この場面に少しだけ僕も遭遇していました。泣いているAちゃんを目撃したんです。泣いている理由が仲良しのお友だちとケンカをしたことを、このナラティブツリーで知りました。きちんと背景があったんですね。

そして保育者Mが、Aちゃんと手をつなぎながら、時にしゃがんで声をかけたり、時に背中をさすったりしていたことにも理由があったことを、このナラティブツリーで分かりました。どうしたらAちゃんの気持ちを受けとめることができるだろうか、どうしたら心に寄り添うことができるだろうか、と懸命だったわけです。


子どもの気持ちにピッタリど真ん中に受けとめることは非常に難しいことだと思います。ただ、受けとめようと懸命に寄り添おうとする気持ちが、それ以上に大事なことなのかもしれません。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)保育実習・園見学・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-11
様々な家庭を応援するために

他人の色恋ネタほど、つまみになる話しはないんじゃないでしょうか。

実は、ある分野に精通する方が主催される婚活パーティーに申し込んだんですよ、僕。

ちなみに、ある分野ってのが非常に興味深くて‥“パーマカルチャー”っていうもの。いまではSDGsだなんて流行り言葉があるけど、それより以前から「持続可能な建築や自己継続型の農業システムを取り入れたデザイン科学を概念とした取り組み」のことを指すみたい。ただ、だからと言って僕は農業が好きだとかでもないし、持続可能な精神を持ち合わせているかと言えば、そうでもないんだけど‥カッコいいな〜だとかスゲーな〜って尊敬の念がそのような生き方にあるのは確かなんですよ。

そして、もうひとつ興味深いのは‥婚活パーティーへ行くのも実は初めてで‥申し込み手続きももちろん初めてだったのですが‥(パソコンが苦手なので事務長にしてもらいました)

“対象”というチェック欄があったのですが‥そこへは「異性」「同性」「両性」とあったんですね。LGBTQだなんて流行り言葉のようになっていますが、本当の意味での根付くような取り組みがあるだな〜って感心しちゃったんですよ。


保育園というコミュニティに携わっている身として‥さまざまな“家庭”と出会うものなのですが‥いくら卓上で勉強したところで、自分の見識の範囲でしか、家庭って本当の意味で理解しづらいところがあるんだと思うんです。自分の家庭や、知人や友人、出会った家庭の範囲くらいなものです。もしかすると、お子さまの保護者が“お父さんとお父さん”や“お母さんとお母さん”だってあるだろうし。もしかするとエコロジカルな生活をされている家庭と向き合うこともあるだろうし。

そこんところも含めると、今回のパーマカルチャーに精通された方の主催する婚活パーティーには、ある種の興味本位で参加したくなったんです。パートナーももちろん見つかればそれに越したことはないのですが‥申し込み手続きの際、チェック欄の将来についての記述に「将来について考えたことがない」と書いてみたり‥得意なことについての記述には「ひとりでフラフラすること」と書いてみたり‥パートナーをもしかすると必要としていないんじゃなかろうかと雲行きがあやしくもなってきました‥が、かなり個人的な話題なのですが、また結果も報告しますね。


富岡保育園・クレヨンKIDSでは、とみほ村の保育実践に共感して下さる、すべての家庭を応援をすることをお約束します。子育てを家庭だけに押し付けることは、ある時代が作り上げた風潮だと言っても言い過ぎでないと思っています。社会全体で、ひとりひとりの子どもを育てていくことこそが、“子どもたちの健全な心身の発達”に望ましい環境であることは、人類の歴史や、脳科学の分野でも証明されているところであります。富岡保育園・クレヨンKIDSでは、職員はもちろんのこと、保護者であったり、ボランティアやインターンシップなどで参加する学生、また地域内外の様々な方に協力してもらいながら、ひとりひとりの子どもの健全な育ち、すべての家庭を応援しています。(とみほ村サポーター)逆説的には、協力をしてもらえない環境を作ってしまうことは、子どもの健全な育ちだけでなく、家庭の応援すらままないないことになることも、重ねて記しておきたいと思います。

日頃より、保護者の方を含めた、とみほ村サポーターの皆さまには、献身的な協力をしてもらっており、感謝でしかありません。自分のお子さまでなくとも真剣に鬼ごっこをして下さったり‥自分の兄弟姉妹でなくとも愛を込めて抱っこやおんぶなどスキンシップを取って下さったり‥非常に心強く感じております。本当にありがとうございます。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・保育実習・園見学・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

とみほ村サポーター随時募集中‼︎
2022-09-11
違法だと認めたエピソード⁉︎

同業者だとかに「コンニャロー」って、はたかれそうな記事になるかもしれません。

YouTubeだとかで【切り抜き】ってジャンルがあるのを皆さん知っておられますか?

例えば、村上太志が3時間ほど語った内容を、面白そうだったり炎上しそうだったりの部分を切り抜いて、15分くらいに凝縮したもののことです。ご本人の許可がある場合と、無い場合は違法動画扱いになる場合があることも付け加えておきましょう。


保育・幼児教育関連で言えば、【エピソード記録】といったジャンルがあります。子どもたちの遊んでいる姿や、生活している姿を、保育士や幼稚園教諭、また大学の教授だったりが切り抜いて、文章にしたもののことです。

専門用語をこねくり回して綴ることもできますし、どこかの記事をコピペしたように綴ることだってできます。またどこまでいっても筆者の主観が入り込みますので、筆者の人格も映し出されるところもあるんだと思います。

ちなみに、ご本人、つまりは子どもたちの許可を得ていない場合が多いはずなので、たいていは違法記録扱いって言ってもいいんじゃないかと思います。もちろん、僕も含めて。

違法記録だと認めてしまったうえで、どのように切り抜くのか?どんな場面ですら、筆者次第なんだと思うんです。ご本人(子ども)にとって益になるものか?それとも負になってしまうものなのか?読者にとって明るくなったり和んだりするものか?それとも暗く辛くなってしまうものなのか?


たまたま10数人の子どもたちのお散歩に引率することがありました。10数人は、2歳児から5歳児であって、いちように「近くの〇〇公園へ行く」という目的はありました。けれども道中は、10数人が様々に自分の興味や関心を向けるものなんですね。生き物に目がない子どもは溝に落っこちそうにもなりますし、電車に目がない子どもは線路の側から離れなくもなりますよ。公園へ着けば、まさかの遊具が減っていたこともあり、ブランコの取り合いだったりで、ひっくり返って泣いている子どももいます。

このような姿から、どのように切り抜くかは、まさに筆者(村上)次第なんですよ。「言うこときかへん!」って切り抜くこともできますし、「好奇心旺盛やん!」って切り抜くこともできます。

あえて、切り抜いてみたいのは、お散歩に行く1時間ほど前の出来事‥

一緒に引率する予定にしていた先生と「〇〇公園にでも行きますか」と話しをしていたんですね。すると、向こうの方から、ひとりの男の子がすこし悲壮な表情を浮かべて声をかけてきました。

「ねぇ。う〇ち行ってもいい?」

いつもなら、いちいち聞いて来ずとも、自分で行くだろうに。どうしてわざわざと聞きにきたのだろうかと思ったのですが、すぐに答えが分かりました。

「ねぇ。これから〇〇公園にお散歩に行くんでしょ?」

つまりは、自分がう〇ちをしている間に出発されることを恐れていたんです。

向こうの方からでも、注意深く先生たちの言動に耳を傾けるチカラもあれば、見通しのきいた予測するチカラもあることが分かりますよね。

付け添えておきますと、もちろん男の子には「あと1時間後に出発する予定だから、ゆっくり、う〇ちしてきてね。」とお伝えしましたよ。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

お散歩留守番組は新聞紙でテント作り
2022-09-10
粋で真剣なお月見お茶会開催

昨日のブログと似た類いに属するのかもしれませんがね‥

“空気感って伝染するんだな”って話しをします。


本日、とみほ村の富岡保育園、母家の畳の間では「お月見お茶会」が、盛大に‼︎ではなく、厳かに開催されていました。

床の間には、お月さまの壁飾りと、ススキなどを含んだ生花に、そしてお団子(子どもたちに粘土で使ってもらったようです)。またホンモノのコオロギまでも参加させて綺麗な音色を奏でています。

お抹茶を、富岡保育園日本文化部初代部長と、富岡保育園園長と、先代園長の3人が精神統一しながら真剣にたてて振る舞います。

秋を感じる茶碗(初代園長先生所有)が、いくらか並べられており、ひとつひとつを見たり触ったりすることで、いただく参加者(園児、職員、保護者、ご近所の方)も、それ相応に気持ちが引き締まるようで改まる様子になるんです。

1歳児だろうと、座布団に座り、お抹茶をたてる音を真剣に聞き、茶碗をしっかり持って“グイッ”と、粋な飲みっぷりをする姿を見せてくれましたよ。

まとめると、遊べる大人3人(部長、現園長、先代園長)の粋で真剣な空気感が「お月見お茶会」参加者に伝染してたよねってこと。


なのですが、ここからは‥遊べる大人3人の伝染力はとどまることがなかったよ!ってお話しをします。

母家の畳の間での“真剣な空気感”が、実は畳の間から漏れ出ていたんです。

お茶会参加後に庭で遊ぶ子どもがいたので、観察していますと‥なんだかいつも以上に“真剣な空気感”を醸し出しているわけです。

ある男の子4人は、タイヤを囲って、何やら黙ってゴソゴソとしていました。正直見たところで、何をしているのか分からなかったので、ほんの小さな声で何をしているのか尋ねてみました。

すると1人の男の子が「サラ粉を作っている」と答えてくれました。泥団子などの過程などに使ったりもする、サラサラした砂のことだと思います。

タイヤに土をふりかけて、手で擦りながら、より洗練されたサラ粉を作って集めていたんです。

そのあまりにも“真剣な空気感”は、どことなく畳の間で、厳かにお茶をたてる遊べる大人3人に似ているようでもあったんです。


『子どもは親(大人)の背中を見て育つ』って言葉、あながち間違っていない気がしませんかね⁉︎

もしそうであれば、子どもの周りにいる大人(親や先生を含む社会全体の大人)は“どんな背中”を見せることが望ましいのでしょうか。僕は遊べる大人3人を見習いたいと思います。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

※明日、富岡保育園駐車場内の電灯交換を午前中行います。

粋で
真剣な
空気感が伝染中
2022-09-09
影響の積み重ねでもある自分

不覚にも‥最近、視界に動く物体をとらえてしまうと目でおってしまうんです。バッタやカマキリ、トカゲだとしたら、気付いた時には捕獲しようとしている自分がいます。が、間違っても僕は虫や爬虫類が好きなわけではありません。ではなぜそのような行動をとってしまうのだろうかと考えてみたところ‥思い当たる節があるとすれば、とみほ村で出会った虫や爬虫類などを愛して止まない子どもたちからの“影響”だろうと。その子どもたちは朝から日が暮れるまで、虫捕り網片手に追っかけまわしているんですよね。本当に一日中と言っても言い過ぎでないほどに。だからと言って僕が一日中いっしょに虫捕りしているかと言えば、まったくそうではないんです。が、そうではないんだけど、ふと視界に動く物体をとらえると捕獲して虫好きな子どもたちに見せてあげたくなるのです。

そして、もう1つ似たような現象があるので記しておきます。園内もですし、実家やご近所、また通り歩くお家などのお庭にある花壇を見ると、ついついと目でおってしまうんです。季節の草花などが緑々しく(←造語です)イロトリドリに咲いていますと、つい足を止めてしまう自分がいます。が、間違っても僕は植物が好きだったわけではありません。種をまいたり、苗を植えたり、また水やりなんてのもしたことがありませんでした。ではなぜそのような行動をとってしまうのだろうかと考えてみたところ‥思い当たる節があるとすれば、とみほ村で出会った植物を愛して止まない先生からの“影響”だろうと。その先生は曜日に関わらず、とみほ村のお庭の植物をお世話して下さいます。まるで植物とお話しができるかのように阿吽の呼吸でお水や肥料をやっておられます。そして道端に生えているような植物さえも気にかけておられ、生花にしたりドライフラワーにしたりと、人生そのものがお花畑だと言っても言い過ぎでないほどに。だからと言って僕の人生そのものがお花畑になっているかと言えば、そうではないんです。が、そうではないんだけれど、水やりをやってみたり、時には花屋をのぞいてみてはお花を買ってみたりもしちゃっているんです。


虫好き、植物好きの紹介をしているんだなと思われた方がおられましたら、少々と誤解があるので、説明させてください。

好きを超えたような、とことん好きであったり、愛して止まないような、まさに夢中であったり熱中しているような存在からは、誰であっても大なり小なり“影響”を受けるんじゃないかと思うんです。たまたま僕の場合は、影響を受けやすいタチなもので、大なりの影響を受けましたが。


ついでに、もう一言だけつけ加えますと‥徳川家康を主人公とした小説のなかで、「人間は“人間関係”の中にこそ“人間”になれる」との表現が、記憶の片隅から浮かび上がってきました。つまり“自分”とは、他者からの“影響”によるところで“自分”となっていく節もあるんじゃないかってこと。

※自分探しの旅に出かけた経験のある方ならば、誰かしらは賛同してくれると思うんです。意外と自分の中からは自分は見つからないんですよ。旅先で出会った方々との関係の中で自分が見つかっていくものなんです。

※だからこそ乳幼児期から、さまざまな子どもや大人と出会い“影響”を受けられる環境をつくる必要があるのだと思っています。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

影響力のコダマ
影響力のトモシビ
2022-09-08
『ポーンじゃなくてポ〜ン』

“ナイスアイデア”だな~と思わず口からこぼれちゃうことってありますよね。するとたいてい、のっかってみたり、あやかってみたくなるものですよね。

5歳児の男の子、二郎とお呼びさせてもらいましょう。二郎が天井に備えつけてあるエアコンめがけて風船を投げていました。両手を使って“ポ〜ン”と。そしてその後は指先を使って“チョン”と。

すこし詳しく説明すると“ポーン”ではないってこと。“ポ〜ン”なんです。どこが違うかって“のばし棒”が真っ直ぐであるか、グニャグニャであるか。もっと詳しく説明すると、投げる“力加減”のことをお伝えしたいんですね。

ここで、ふりだしに一度戻って「何で風船をエアコンめがけて投げているのか」についてお話ししたいと思っています。

二郎は何度か投げたりを繰り返していると、その内のある一度に「ヨッシャー」と歓喜をあげるんです。

その時って、風船がエアコンの送風口に張りついた時なんです。うまい具合に投げられた時に張りつくようなのですが、その“うまい具合”の要素たるものが、投げる“力加減”なわけです。“ポーン”だと強過ぎて弾かれるんですよ。だからこそ“ポ〜ン”なんです。指先を使う場合は“バン”ではなく“チョン”なんです。

そして張りついた時からが、本番なんです。その張りいた風船めがけて、あたりに転がっている柔らかい積み木を投げるんです。今度は“ビュンッ!”と力加減など無用におもいっきり。そして何度かの内の一度、風船に積み木が命中して、天井のエアコンから外れるんです。そうなると「ヨッシャー」と、さきほど以上に歓喜をあげるんです。

おもわず“ナイスアイデア”だな~って口からこぼしちゃいました。


ただ、ここで考察を終えることも出来るのですが、さらに考察を重ねてみたいと思います。

二郎とは別に、同級生の大吉もいたんです。二郎と大吉は、遊ぶ時間も食事の時間も、最近ほとんどの時間を一緒に過ごしている仲なんです。

大吉は、エアコンに張りついた風船めがけて積み木は投げるのですが、その準備段階である風船をエアコンに“ポ〜ン”と投げることはしないんです。

ナイスアイデアだな~ってこぼしている副園長村上のなかでは「なんで、大吉は風船をエアコンに投げないんだろう。たいてい自分もやりたくなるはずだろう。そうなれば二郎と言い争うはずなのに」と思ったのですが、大吉は二郎に準備段階の場面は任せているんです。任せながら、二郎の弟、三郎(1歳児)が、二郎の準備(風船をエアコンに張りつける)の邪魔にならないように、やさしく面倒をみているんです。

ふたとおり考えてみました。ひとつ目は、三郎の存在によって、兄弟のいない大吉は面倒をみる“兄”のようでいられるからなのか。ふたつ目は、二郎と大吉はほとんどの時間を一緒に過ごしているからこそ、お互いの能力や気持ちが分かり合えているからなのか。大吉は“ポ〜ン”の力加減が不得手で、二郎が得意であることを知っていたのでしょうか。


ちなみに、あまりにもオモシロそうなので、副園長村上も張りついた風船めがけて積み木を投げてみようとしたところ‥二郎に止められちゃいました。それもそのはずで、二郎にとっては何度も何度も力加減の微調整を重ねて、やっと張りついた風船なんですもんね。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

ポ〜ン
兄のかわりに兄
本番
2022-09-07
矛盾や葛藤と向き合っている

ある見学者から「富岡保育園の子どもたちを見ていると、放牧されいる動物と重なってしまいます。ありのままに“のびのび”していて見ていて気持ちいいです。」とのお言葉をいただきました。

富岡保育園園長が憧れる「幼児教育における放牧の思想」に、多少なりとも近づけているのでしょうか。非常にありがたいお褒めの言葉です。

“放牧”って、どんなイメージでしょうか。管理者が程よく環境を整えたなかで、閉鎖的でない、囲い込まれていない環境の下に“のびのび”と育っていくことを指すのでしょうか。

富岡保育園では、室内とお庭、つまりは内と外の行き来も自由にしたり‥年齢別のお部屋やプログラムなんてものも無くしたり‥出来る限り閉鎖的でなく、囲い込まていないような環境を整えることに努めましたし、現在も継続中です。

実際に、その放牧環境の下、ありのままに“のびのび”と育っていく子どもたちは大勢と目撃できます。表情や瞳を見れば一目瞭然でしょう。

ただ、大勢と記して、“全員”と記さなかったことには理由があります。

富岡保育園での出来る限りと言えば、田舎町の街中にある認可保育園でのことです。お庭であれば、草木や花壇、凸凹の地面など広がっているとはいえ、そこには大人の“手入れ”が入っています。車道沿いでもありますので、もちろんのこと道路と施設の敷地の境には門や柵といった“手入れ”が入っています。

放牧環境の中“のびのび”とする大勢ではなく、放牧環境つまりは“手入れ”の入っている環境では物足らない少数がいることも記しておかなければなりません。

大人の“手入れ”が入っていない、野生環境と呼びましょうか。次の瞬間、何に出くわすか分からない、何が起こるか分からない、好奇心や冒険心が立ち止まることのない環境を好む子どもがいるわけです。

環境を通した保育実践を使命とする保育者として、子どもの興味や関心に寄り添うことは必須であります。ありますが、寄り添った結果、環境を作ろうと“手入れ”してしまっては、野生環境でなくなるという矛盾が起こってしまうのです。

矛盾に対して、どうにかならないものだろうかと葛藤するものですが‥「じゃあ“手入れ”を、まったくせずに、敷居との境の門や柵も取っ払っちゃって、裏山だったりも行きたい放題にしてあげたらいいじゃないの。」とのご意見があるものならば、「本来は、そうしたいんです。」とお答えしたいんですよ。

けれども、自動車社会などの横行しているこの世の中にあっては、現実的ではないんです。

現実的には、野生環境を求める子どもたちと議論を交わしながら、放牧環境と野生環境との狭間の中で折り合いをつけていかなくちゃいけないんです。


ある見学者とは別の見学者から「富岡保育園は自由過ぎませんか?」との声も頂いたことがあります。

何をもって“自由”と明言されたかは定かではありませんが、富岡保育園では常に上記のような矛盾や葛藤と向き合っています。自由に“過ぎる”ことはないと考えますし、仮に自由過ぎたとしたならば、自由は決して楽(ラク)ではないことも記しておきたいです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・古民家一時保育・ワンコインランチ・保育実習・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-06
叱った園児の友だちに感謝

あれほど「子どもに感情的にであったり、大声を出して怒ってはいけない」と言っているにも関わらず、その言っている張本人の副園長村上が、さきほど夕方の時間に‥

「コラー!いけません!」

と、見本とは逆さまに、大声に加えて厳しく否定語を使って叱りつけました。見本では、優しく諭すように相手の気持ちに寄り添うように言うことが望ましかったのでしょうが‥

言い訳をするつもりはありません。しっかり大声に加えて厳しく否定語を使って叱りつけました。久しぶりに、この程度ほど叱りつけましたので、正直叱りつけている最中に息切れになりました。なりましたし、なにか罪悪感めいたものまで感じてしまいました。

世の中の親たちや現場保育者は、もしかすると、このような経験を少なからずしているとしたら、叱る場合は、非常に胸を痛める時間にもなっちゃいますよね。

胸を痛めた挙句に、叱りつけた園児と、それ以上に話し合う心身の体力に欠けていたので「君なら、もう分かったよね。次から頼むよ。」と、言葉すくなく、またもや見本とは逆さまに相手の気持ちを聞くことなく別れると‥

別れた側から、副園長村上に叱られた園児に、叱られたことを心配して何人かの友だちたちが集まって来ました。

「村上先生に怒られたん?」

「ゲンコツされた?大丈夫?」

「怖かった?」

とにかく、別れた側から、叱られた園児を心配する声が、罪悪感めいたもので胸を痛めている副園長村上の胸をさらに痛めつけるように届いて来ます。


育児書や、育児データによれば、叱ったり怒ったりしたところで逆効果だから、やめようね。育児に携わる大人(親や先生)は、アンガーマネジメントを学ばなきゃね。って、いつも言っている張本人の副園長村上の、本日の“大声に加えて厳しく否定語を使って叱りつけた”エピソードでございました。

胸を痛める非常にオススメできない育児法でございます。

ただ、ほんの少し救われた点は、その心配する友人たちの励ましにより、新しい遊びへと駆けていく、叱られた(副園長村上が主体であれば“叱った”)園児の後ろ姿が見えたことです。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-09-05
副園長村上ライバル投稿記事

「たのしそうだね。」

昨日のブログにて紹介しました、『うえまつフリースクール・保育園・学習支援室』代表の奥さまから頂いた一言。

実は昨日、富岡保育園で開催した7時間にも及ぶ懇談会後、代表のお宅にお邪魔して「もっと〇〇したいよな」「〇〇の課題には〇〇の方法をとったらどうだろうか」など、保育や教育に関わる様々な議論を深夜まで語り合っていたんですね。友人同士で、文句や愚痴などでは無く、未来に向けて希望ある語り合いができるなんて、これほど幸せなことはないのかもしれませんよね。そんな状況下にいられることに感謝して今後も励まなきゃと改めて褌(ふんどし)を締め直しているところです。


さて本日は、未来に希望をつなげる同志でありライバル⁉︎である「うえまつフリースクール・保育園・学習支援室」代表の、富岡保育園見学後のSNS記事を紹介したいと思います。

(※代表の横山さまには承諾済みです)

うえまつ保育園・フリースクール、初の外部研修ということで、笠岡市にある社会福祉法人伸成会富岡保育園さんへ、スタッフ3人でお邪魔させていただきました。

実は、横山が初めて保育士として働かせていただいた保育園なのですが、5年前から『子どもの主体性』を大事にされた保育実践改革に取り組まれており、横山が勤めていた時とは、環境設定、お子さんへの関わり方など、大きく変わっていました。

総額2000万円ほどの園庭遊具をすべて撤去し、草木や花を植え、あえて凸凹な地面にして、トンネル、山、巨木、タイヤなどを設置。(玩具というものはほとんど無いので、どのように遊ぶか考えるところから、お子さんたちの遊びは始まります。)

クラス制、担任制を廃止して事務やお台所(給食)の先生を含めた全職員が、全ての年齢のお子さんと関わることができる体制に変更。

誰でも利用可能な図書館や、お子さんたちと一緒に給食を食べることができるワンコインランチをされていて、近所のお年寄りたちの拠り所に。(実際に、ご近所にお住まいのお爺ちゃんが、クラスで普通にお子さんたちと遊んでいました。)

その他にも、ここで書き切ることができない程の様々な改革や取り組みを、試行錯誤されながら実施されています。なぜそんな改革をしたの?と思われる内容もあるかもしれません。興味のある方は是非、富岡保育園さんへ!保育園に限らず、お子さんと関わられている方は、衝撃を受けると思います。

そして、何より違っていたのはお子さんへの関わり方。お子さんへの眼差し。

お子さんに何かすることを求めるのではなく、お子さんがやりたいこと、興味をもったことを認め、優しく見守る先生方。

横山がいた頃は、活動内容を設定したり、行事の練習をしたりと、常に何か『しなければいけないこと』がお子さん、職員に求められていましたが、草木が生えている凸凹の園庭ではもう運動会の練習はできないでしょうし、園内をどこでも自由に行き来できる環境では、特定の年齢のお子さん全員を集めての設定保育はできないと思われます。

ただ、ここにいるお子さんたちはみんな笑顔で、そのお子さんたちと関わる先生方、近所の方たちも皆さん笑顔でした。

あたたかい、優しい時間が流れていました。

お子さんたちは、ここにいる先生方、関わってくださる方のことを信頼し、安心して過ごしているな、ということが伝わってきました。

語彙力が乏しいために、文章にしても伝わりにくいですね。すみません。

私たち、うえまつ保育園・うえまつフリースクールでも、お子さんたちが安心して過ごすことができる環境づくりを一番大切にしています。

一斉保育が悪いわけではなく、何が正解ということはないですが、お子さんたちが安心して過ごせる環境づくりは、お子さんたちの成長に、きっと良い影響を与えるのではないかと改めて感じることができました。

私たちもブレることなく、お子さんたちとワクワク楽しい、安心できる居場所を一緒に作り上げていきたいと思います。

最後に、スタッフのりちゃんが『ここに就職しようかな〜。』と言っていたので、全力で阻止しました。

でも、それほどまでに素敵な保育園さんなんです。

同じように、ここで働かれている先生方は、羨ましいな!と思われるよう、頑張っていきます。


※Instagramなどで「うえまつフリースクール」(又は、うえまつ保育園)と検索すると、代表の横山さまの他の記事も読むことができると思います。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

AEDのバッテリーを交換して頂きました。
2022-09-04
伸成会クルー保育の振り返り

唐突なお話しをしますね。実は、ただいま副園長村上は非常にヤル気を漲らせています。その理由について、すこしだけお話しさせてください。

本日、岡山県岡山市であらゆる垣根を越えて、学びの場を提供されている「うえまつフリースクール・保育園・学習支援室」のスタッフの方々が、富岡保育園へ見学に来られたんですね。見学と併せて、懇談会の場を設けて、保育や教育など互いの想いをぶつけ合っていたところ、時計を見ると‥なんと7時間も経っていたんです。0歳~18歳までの、現在行政が整える機関に入れない、又は合わない方々を受け入れている、非常に懐と間口が広い施設である「うえまつフリースクール・保育園・学習支援室」。このような施設に対して、僕たち認可保育園は感謝と尊敬の気持ちをもっと込めなきゃなんないとの想い。そして、だからこそ、多くを学ばせていただこうとの想いから、とにかく非常にヤル気が漲っているという訳です。

さっそく、懇談会で互いの施設の質の向上に向かって、おもしろい企画案が飛び出てきたので、実現へ向けて尽力したいと思います。乞うご期待ください。


さて、ここからは「うえまつフリースクール・保育園・学習支援室」スタッフの方々から見学前の事前質問に、伸成会クルー(富岡保育園・クレヨンKIDS)が、ありのままの気持ちで回答したものを少しだけ紹介しますね。

※字数の関係上、7つあった質問の内、本日は1つだけのご紹介となります。ご了承下さい。

Q1.「普段、どのようなことを意識して子どもたちと接していますか?」


(回答集)

■ とみほ村の子どもたち11人と笑顔で毎日挨拶を交わすことを心がけています。例えば月曜日に登園してきた際、お休みどこか行った?等コミュニケーションを図っています。特定の子どもだけにたくさん話しかけるのではなくみんなに程よい距離感で温かく見守ることができるようにいつも心がけています。


■ まずは、受け止めること。「えっ?!うわー!!」と思っても、まずは一呼吸おいて、どんな言葉をかけるか、かけないか考えています。


■ 子どもの小さな変化に気付ける様に意識しています。その日の体調や機嫌は勿論ですが、例えば、髪の毛を切ったとか、新しい服や鞄、気に入っている物や場所などもです。それらをコミュニケーションをとるきっかけにしてます。


■ 外遊びやご飯などのタイミングは一人ひとり違うので、「したい、食べたい」などの気持ちを汲み取り、その都度対応できる様に心がけています。

また、体調面にも配慮しています。目線を合わせる事楽しい・嬉しいなど一緒に楽しみ、悲しい時や寂しい時にはぎゅっと抱きしめたりしながら、気持ちに寄り添う様を心がけています。


■ “子ども達と同じ目線で遊びを一緒に楽しむことを念頭においています。

そして、子どもの成長を日々見逃さないように、また見つけたら喜べるように意識しています。


■“コミュニケーション・まなざし・言葉遣いをあたたかく丁寧に、そしてその子ども一人ひとりに寄り添うことを心がけています。また子どもとは言え、人と人として刺激し合える関係性を築いていきたいと思っています。


■ 保育理念を基に接すること、個々のその時々の様々な気持ちに寄り添い尊重して、欲求が満たされるよう言葉と態度で一人ひとりに愛情をもって接することです。何故ならば、大人も心身共に調子の良い日もあれば悪い日もあるように、子ども自身もその日その時々で状態が違い、必要とする養護も教育も異なるからです。


■ 子どもたちの発見や、自分で考える力を大切にしています。『やりたい!』には、環境や、必要なものを用意して、子どもたちが、遊ぶ姿を見守り、(必要なときには手伝うが)自分達で考ることができる力を育てられるようにしています。


■ 子どもの気持ちを受け止めたり、察したりしながら、遊びを見守ったり一緒に遊んだりしています。例えば、朝泣いて登園してきた子どもには、抱っこして座り声をかけながら落ち着くのを待つなどしています。


■ 保育者同士で連携を取り合いながら、子どもたちが安心してあそんだり、生活したりできるようにいろいろな視点から見守ったり、気持ちに寄り添ったりしています。


 ■園内の全体を見ていき、子供に事故がないように気を付けています。子供たちが安心し、落ち着いて自分の居場所作りができるように優しい気持ちで接したいと意識し、保育しています。


子供達にはなるべく笑顔で、一人一人とコミュニケーションが取れるよう接していきたいと思ってます。なぜなら、先生がいつもムスッとしていたら子供達も楽しくないですよね!私も楽しみたいと!


■ 素直な気持ちで接しています。何か作ったり、「見て見て」等と声をかけられたりしたら最大限のリアクションで肯定するようにしています。友達に迷惑をかけたり、物を粗末に扱ったり、危険であったりしない限り、なるべく子どもの行動や言葉を受けいれるよう心がけています。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

見学案内中に事務長ギター生演奏
2022-09-03
行かないわけにはいかない園

2016年「保育園落ちた日本死ね」とのメッセージが話題を呼び、待機児童対策を加速させたところ‥受け皿の確保に力を注ぎ、2022年には待機児童が2944人と過去最小になりました。ピーク時の9分の1にまで減ったんです。しかし、皮肉なもので、今度は空き施設が増えているんですね。

※山陽新聞の記事から抜粋させてもらいました。


ただでさえ、幼児教育・保育無償化なども含めて保育政策はめまぐるしく変わっていく中、空き定員を活用した新たな取り組みにも着手しないと運営が立ちゆかなくなってしまう現状を、どのように打破すれば良いのか?

もしかするとブログ読者のなかで、似たような課題を抱えておられる方もいるのではないでしょうか?

そんな方に朗報です!

富岡保育園も入会しています保育環境研究所ギビングツリー(GT)発の研修に、下記の内容が記されていましたので、ご紹介しますね。

【保育園と地域の関係を考える見学会in岡山】

「保育を地域にひらいてみたらこうなった」

保育に関わってくれる地域の人を増やす、保育を地域にひらくことに力を入れてきて、地域住民のために園内に図書室まで作ってしまった岡山県笠岡市のGT園、富岡保育園(定員80名)を見学させてもらいます。

「一人の子どもを育てるには一つの村がいる」というアフリカのことわざがあるように、子どもの成長には多様な大人の関わりが必要です。親以外のたくさんの人が子育てに関わる「アロペアレンティング」の重要性を早くから認識し、地域の大人に園に関わってもらおうと活動してこられた富岡保育園を見学させてもらい、地域とどんな関係を目指してきたのか、そのためにどんな活動をしてきたか、その際どんな苦労や失敗があったかなどを聞かせてもらい意見交換をしましょう。

定員は15名で、あと5名の枠があります。先着順とさせてもらいますので、興味のある方はお早めにお申し込みください。申込締切は9月22日(木)です。それまでに定員に達した場合はその時点で申込受付を終了します。

日時は2022年11月7日(月)10時~15時です。当日の詳細な内容については申込後に連絡します。

全国には、いろいろな取り組みをされている園があって、アフリカのことわざを引用したり“アロペアレンティング”についてを認識しながら保育実践を行なっている園もあるんだなぁと、非常に興味深く「これは、行かないわけにはいかないな」と、さっそく応募しようと思ったわけですよ。保育環境研究所ギビングツリーの研修は全国各地から申込があるわけですから、先着順なら余計と急がなくちゃと思ったわけです。

しかしですよ。よくよく研修内容を読み返してみると‥まさかの見学園が、岡山県の笠岡市の“富岡保育園”じゃないですか⁉︎見学に行くのではなく、見学に来て頂く側になっちゃってるじゃないですか⁉︎


おもしろいことになってきましたね〜。この見学会を通して、また“とみほ村”(富岡保育園・クレヨンKIDS・富岡北地区まちづくり協議会)は、ひと皮むけそうな予感がします。

ブログ読者の方、是非とも、見学に行く側でも、また僕たちと一緒に迎え入れる側でも、どちらでも良いので、見学会の無事のため共に協力して下されば幸いです。ここは一つ、とみほ村を助けるつもりで、ひと肌ぬいで下され。よろしくお願い致します。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

富岡保育園駐車場裏が何故か楽園らしい
2022-09-02
第1111回『執念』

家を守る存在として、ヤモリ(家守り)なんていかがでしょう。都会にはいるのだろうか。

岡山県笠岡市なんて田舎であれば、夜になると窓辺に張りついているなんて、ザラですよ。

トカゲなどとの違いを説明しろと言われれば困りますが、とにかくヤモリはヤモリっぽく、家を守ってくれているんだと思います。


そして、実は副園長村上の仕事部屋(保育LABO)にも、ヤモリがいたんです。

その存在を見つけたのは、家主の僕ではなく‥富岡保育園が誇る狩猟民族の精鋭2人でした。

狩猟民族だなんて表現は理解に困りかねるかもしれないので、注釈をつけますと‥真夏なんてなんのその、早朝から夕方、つまりは登園から帰宅するまでの間、灼熱の太陽が燦々と降り注ごうと、突然の夕立ちによる土砂降りに見舞われようと、セミやトカゲやバッタやカエル、その他あらゆる動く生き物を探索し、見つけるやいなや、躊躇なく捕まえにかかる子どもたちのことを指します。

また、さらに注釈をつけるならば‥その狩猟民族の中でも、特に、あくる日もあくる日も、とにかく心身の体調を崩さず、誠心誠意、ほかの遊びごとにも目もくれず、熱中し続けることができたヒトのことを“精鋭”と呼ばせていただいています。


僕(副園長村上)が保育LABOにて、なんやかんやしていますと、突然と何かに“襲撃”された物音がしたんですね。“襲撃”と言ってしまうと物騒だと誤解を招くので、丁寧に説明しますと‥狩猟民族2人が、ビールケースを積み上げ、息を合わせたように、かわるがわるビールケースを支えながら、積み上げたビールケースに登って、持ち手の長いスコップを片手に、保育LABOの屋根と柱の隙間を突っついているんです。

「おい!あそこにヤモリの顔が見えたぞ!」


なんと、屋根と柱の隙間から、ヤモリの顔が、ほんの少しのぞいていたんです。そしてそのほんの少しだけのぞいていたヤモリの顔を、精鋭たちは見逃さなかったわけです。

見つけたからには、捕獲するまで、ご飯やおやつを食べることも忘れるほどに、執拗に襲撃、いや突っついておびき寄せようと励みます。そのたびに、保育LABO内では、物騒な、いや子どもの夢中になっている音が聞こえてきます。

ヤモリは、さすがに家を守る存在だけあって、精鋭の襲撃を巧みにかわしながら、時にしっぽだけのぞかせてみたりするわけですよ。

ただ、このままだと保育LABOの危機が迫っていることは誰もが察するんじゃないでしょうか。精鋭たちには「ヤモリは、家を守ると書いて“ヤモリ”なんだから、捕まえんといて〜」と。ヤモリ君には「家を守ってくれてありがとう。だけど明日までに引っ越ししといて〜」と。お願いしてみたものの‥


なんのその‥一夜明けた、本日‥早朝に屋根と柱の隙間をのぞくと、ヤモリ君がいたんですよ。それも、精鋭がまだ登園していないこともあって、堂々と全身をのぞかせて。

そして、数時間後、精鋭が登園するやいなや「ヤモリ、まだおるかな!?」と、さっそくと確認に入るんです。

ヤモリ君と精鋭たちの執念に、保育LABOがどれだけ持ち堪えることができるのか‥


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

※すみません副園長村上個人のお知らせ

実はまたラジオ番組はじめちゃいます。ゆめネット笠岡放送「エフエムゆめウェーブ」ラジオクラブに入会致しました。月に一度の収録で、第一・第ニ木曜日の20時〜と25時〜の配信になります。

ただ、あくまでも個人的活動ですので、保育や教育などの専門的知識には一切ふれておりません。記憶にも残らない、役にも立たない、ただ“まどろめる”時間をお届けする番組です。

新番組『まどろみの世界』よろしくお願い致します。

見つけてみてね
ここだよ
2022-09-01
「いいこと、おもいついた」

「いいこと、おもいついた!」

2022年8月31日、午前9時。岡山県笠岡市富岡605富岡保育園内、前庭あたりから響く声。数人の子どもたちで、固い土の山をスコップなどでトンチンカンしていたところ、ひとりの男の子が水を流しはじめていた。流れる水によって、土が掘りやすくもなりましたし、うまく掘ることによって、水の流れを川に見立てて遊ぶことができたのでしょう。


1843年X月X日、午前X時。X藩のX町、あるいは現在富岡保育園が佇んでいる場所でのこと。

「いいこと、おもいついた!」

と、言わんばかりに、何人もの大工さんが集まってみては“大きな家”をこしらえていたのです。

九州から選び抜かれた、太くて頑丈だとおもわれる大木の丸太を、大きな船に乗せてみては、四国へ経由し、瀬戸内海をわたりつぎ、この場所に運び込んだのです。もちろんクレーン車やトラクターなどはありませんから、太い綱などをこしらえてみたり、現代では思いもよらす方法で、船に乗せたのではないでしょうか。もしかすると、瀬戸内海を航海する際には、海賊から船を守るために、刀や銃なども携えてもいたのでしょう。

さて、現在富岡保育園が所在するあたりから南に、ほんの少し歩いたところにある線路までが、当時は海でありました。常夜燈の灯りを目印に、そして海賊や悪天候からのがれながら、ようようと運び込まれた大木の丸太。

この大木の丸太をつかって“大きな家”はこしらえられたのです。丸太と記しているってことは、角材ではないということですよ。

実は、現在富岡保育園として使わせてもらっている“大きな家”の屋根裏をのぞくと、ごつごつしていると言えばよいのでしょうか、それとも悠然と湾曲をもよおしていると言えばよいのでしょうか、非常に堂々たる梁(はり)に圧倒されるのです。

ねじり鉢巻だったり、腕を襷(たすき)でたくしあげたような大工の棟梁だったり、その子分や弟子たちが、ぞろぞろと集まっては‥

「アニキ!いいこと、おもいつきやした!」

「なんだ?ゆーてみぃや!(言ってみろ)」

「この丸太を、こーゆぅ感じで、こっちにこんくらい傾けてみたら、えんじゃねーかと思うんです?」

「おう!そりゃ、そのほうが、よさそうじゃねーか!おめー、わかっとんなら、はよー、言えや!あんごうが!(阿呆が!)」

「へい!アニキ!」


今は亡き、数々の先人たちの、その時、その時に懸ける想い、そして仲間と流した汗や涙が、この“大きな家”には血肉のようにかよっていることでしょう。

だからこそ、どんな人たちが集まろうと、懐深く、つよく、やさしく包み込むことができるのだと思います。

ブログ読者の方で、もしも「私も、僕も、大きな家で暮らしてみたい」とのお気持ちが芽生えましたら、いつでもお問い合わせください。現代は、海賊から身を守る刀や銃は不要でしょうが、笑顔と感謝を整えて下さればいかがかと。この時代に、ともに想いを懸け、集う仲間と汗や涙を流しましょう。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

★就職希望の方へ。お問い合わせありがとうございます。面接もご都合に合わせて開催しています。勤務時間や待遇などの詳細については、園見学などの際にお尋ね下さればお答えします。「朝活で2時間ほど子どもと関わってみたい」「自営業しながら週末に保育を学んでみたい」などなど、多様な要望にもお応えできるよう尽力します。(人事担当 副園長村上)

大きな家
暮らし
暮らす
暮らせ
2022-08-31
してはいけないことをしよう

“してはいけないこと”って、どんなことが思いつきますか?

たとえば、夜中に非常に脂っこいラーメンと、非常に甘いケーキでも、むさぼるものならば「してはいけないことをしている」と罪悪感にかられてしまうのでしょうか。

僕も含めた、たいがいの人間という生き物であれば経験済みではなかろうかと。

そのうえで、その時代や場所などの環境要因で“してはいけないこと”って、異なることは明らかであることも補足しておきましょう。戦国時代の殺人と、現代の殺人では話しがまったくもって違うんですから。


さて、僕たち大人だけに限らず、子どもの世界でも“してはいけないこと”は存在するはずなんです。ただ、ここでも注釈を付けないといけないことは、ハサミを投げてみたりだとか、スコップで友だちをブツだとかの類いは“本当にしてはいけないこと”だと認識しているんですね。

子どもの世界の“してはいけないこと”とは、“していいこと”と“本当にしてはいけないこと”との狭間のことを指すんだと思います。

ここでも注釈を付けたいのは、大人であればこの間に肩書きなどのメンツが影響しがちではありますが、幼い子どもにとってはロクデモナイ肩書きなんてあったもんじゃありませんので。

“してはいけないこと”って、冒頭の脂っこいラーメンや甘いケーキのように、非常に魅惑的な存在じゃないですか。好奇心のおもむくままに、できることなら自分のチカラを試してみたいような存在じゃないですか。


富岡保育園の子どもで言えば、例えば‥植木鉢の下に虫がいるか確認するためには、植木鉢を移動させないといけない。なんだけど、重たい植木鉢を移動させようと思えばひっくり返しちゃうことは子どもも予想の範囲なんです。なんですが、植木鉢の下にいるかもしれない虫の魅惑の存在に好奇心がかられるとともに、重たい植木鉢をあわよくばひっくり返さず移動できるかもしれないと腕力を試したくなる。

例えば‥自分の被っている帽子をどこまで遠くに投げられるか試したくなると、どうしても危なっかしいところまで投げてみたくなる。そうなると、もしも投げて届いてしまったら困るのは予想の範囲なんだけど、高い屋根を目指して投げてみたくなる。

“してはいけないこと”って分かってはいるんだけど、あわよくば、もしも、の魅惑の存在にかられて、ついには、植木鉢をひっくり返したり、高い屋根に帽子を引っ掛けてしまったりする。すると、当然と大人に叱られるわけですが、同時に自分のチカラを知ることにもなっているんだと思います。


“してはいけないことをしなさい”と、積極的に言えたもんじゃありませんが、「コラーッ!」と叱りながらも、子どもの世界の“してはいけないこと”へ寛容であったり理解を示したいとも思っています。自分の“今”のチカラを知ることへの助けにもなるんじゃないかな。ちなみに‥もちろん僕もひととおり‥公園のご近所さんの窓ガラスにボールをぶつけて割ってしまったり‥“してはいけないこと”をした経験ありです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・保育実習・園見学・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-08-30
刺咬症をあなどらないでね!

富岡保育園の玄関先を、武家屋敷のようだと言う人もいれば、旅館のようだと言う人もいます。先代の園長先生の尽力により、黒を基調とした強固な門構えとなっています。その玄関先には季節をあやかる鉢植えなども飾っていたりもします。現在は、富岡北地区まちづくり協議会副会長さんより寄付していただきました緑ゆたかな“ホウキソウ”を配置させてもらっています。

※ブログ読者の方で、もしも「うちの家で育てたお花を保育園に飾ってほしい、苗をお裾分けをしたい」などのお声がありましたら、喜んでお受けしますのでお気軽にご連絡ください。


さて、8月もあとわずかとなり、セミの鳴き声から一転して、スズムシなどの秋の虫が、やさしい風にのって、夏から秋の季節を迎え入れようとしています。

が!しかし!夏が終わるからと言って、侮っては(あなどる)ならないことを本日は強めにお伝えしたいと思います。

それは!【刺咬症】です。難しい漢字で読めないかもしれませんので、ふりがなを付けますと、【しこうしょう】となります。

ハチ、クモ、マダニ、ムカデ、サソリ、ヘビ‥人間にとって、おっかない動物に刺されたり、咬まれたりしてできる傷によって、腫れや痛み、出血や感染、アナフィラキシーらアレルギーなどの様々な影響を及ぼすことを、そう呼びます。

ブログ愛読者なら、知っての通り、昨年度のことに村上もハチに刺されてしまい病院を受診しました。(注射を打ってもらった記憶があります)

ただ同じ動物に2回刺されるとアナフィラキシーの発症の確率が高まるそうなので、今年度ハチには要注意しています。

ハチやクモ、マダニやムカデなど、とにかくおっかない動物に刺されたり、咬まれた場合、たいていは①患部を流水で洗い冷やす、②病院へ受診、の方法が適当かと思われます。

もちろん動物の種類によって多少細かな対処法は違えど、刺されたり咬まれたりした際って、たいてい驚いて冷静さを欠くんですよ。(昨年度ハチに刺されて慌てた経験あり)なので、最低限の対処法を頭に入れておくことを僕はオススメします。

その上で、できる範囲で、何の動物に刺されたり咬まれたりしたかを確認、もしくは余裕があればスマホなどで写真を撮っておくと、病院へ受診して際に役立つかもしれません。


〜おまけ〜

実は先日、富岡保育園の駐車場でヘビに出会いました。あの独特な動きは、やはり足がすくむものですね。ヘビでも毒があるものと無いものがいるそうなのですが、毒がなくとも咬まれた場合、楽観視するべからずなんです。

なぜなら、ヘビはカエルやネズミなどの野生の生き物を補食するため、口内に雑菌が多く、そのため咬まれた部位から感染をおこし、腫れ上がる可能性があるからです。なので、毒がなかろうとヘビに咬まれたら病院へ必ず受診して下さい。

また病院へ受診する前に、手足などを咬まれていた場合は、腕時計や指輪など全て外しておきましょう。腫れがひどくなって皮膚に食い込むことがあるんです。

※ヘビに咬まれた場合に、やらないでほしい行為

×毒素を出そうと受傷部位を切開する

×毒素を出そうと口で吸い出す

×毒素が身体に回らないように腕などを縛る


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。


2022-08-29
3人でお菓子作り

ある子どもから手作りのお菓子をいただきました。丸い形のチョコチップ付きのマドレーヌと、ハートのチョコチップ付きである星形のココア味クッキーです。ラッピングもされていまして、嬉しい気持ちともったいない気持ちが重なり、ひと晩冷蔵庫で寝かせたのちにいただきました。もちろんのこと、とても美味しかったです。

ある子どもはお母さんと一緒にお菓子作りを楽しんだようなのですが‥実はお母さんは出産をひかえられたご妊婦さんなんですね。手間や時間のかかるお菓子作りを出産前である今のうちに、お姉ちゃんとなる子どもとゆっくり楽しみたかったそうで‥子どももご妊婦さんであるお母さんも、とても喜びに満ち溢れておられました。


さて、本日のブログは手作りお菓子をいただきました御礼に、ご妊婦さんに耳寄りな情報をひとつ紹介したいと思います。

まず、結論から述べますと『胎児は音を聞き分けている』です。

※参考文献「赤ちゃんの心はどのように育つのか~社会性とことばの発達を科学する~」今福理博[著]

ヒトの聴覚の機能は、胎児期から働きはじめています。胎児は羊水に満たされた胎内で音を聞きます。

そのため、音の高さや明瞭さは限られますが、外界の話し声を聞くことができます。

また、お母さんの声や心音の場合には、骨伝導によってより明瞭に音を聞くことができるのです。

胎内で聞いた音の経験は、誕生後にも何らかの影響を与えるのか研究がすすんでおり、新生児の泣き声のイントネーションが、お母さんの話すことばの特徴を反映している可能性があるとの報告がされています。

例えば語尾が上がる特徴をもつフランス語圏の新生児は、発声の後半にイントネーションのピークをもって泣き、語尾が下がる特徴をもつドイツ語圏の新生児は、発声の前半にイントネーションのピークを持って泣くことが発見されています。

また、新生児は生まれたばかりであるにもかかわらず、外国語に比べて母国語を好んで聞きます。このような生後早期にみられる特徴も、胎児期から音を聞いていたおかげかもしれません。


ブログ読者でご妊婦さんであれば、すこしは役に立つ情報だったでしょうか?

ちなみに“ある子どもはお母さんと一緒にお菓子作りを楽しんだ”と記しましたが、訂正が必要のようです。“ある子どもはお母さんと赤ちゃんと一緒にお菓子作りを楽しんだ”としておきましょう。間違いなく赤ちゃんは、ある子どもとお母さんの喜びに満ち溢れたことばを、お腹の中で聞いて、一緒に喜んでいるはずだからです。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・古民家一時保育・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2022-08-28
子どもも権威を笠に着ちゃう

のびのびしていていいですね。

じゆうでいいですね。

お言葉通り、のびのびしていて、じゆうで、なんだけど、なんだけれども、子どもたちのなかでは、子どもたちにしか分からないようなルールめいたものがあるようです。


富岡保育園は、大まかに3つのグループ分けをして保育実践をしていました。

3.4.5歳児の生活グループを“虹”

2歳児の生活グループを“光”

0.1歳児の生活グループを“空”

(※名称の由来は「空に光が射して虹になる」とのファンタジー要素を盛り込んでいます。)

発達過程や成長具合などを考慮しながら、保育環境を整えるにあたって、3つのグループを構成していたのです。が、しかし、今年度、異年齢保育実践を保育者の仕掛けも加味していますが、子どもたちからいっそう進ませた傾向があり、お昼寝とランチタイム(バイキング形式と、そうでない形式)をのぞいては、ほとんどの子どもが、つまりは0歳児〜5歳児が、それはランダムに混ざり合いながら生活するようになりました。

ここで、補足の説明をしますと‥大まかに3つのグループと述べたことには理由がありまして、3.4.5歳児の生活グループ“虹”には、さらに細分化した3つのグループがあるんですね。

5歳児を“エジソン”class

4歳児を“ニュートン”class

3歳児を“ガリレオ”class

(名称の由来は「あり得ないことを閃き、何気ないことに疑問を抱き、試行錯誤をものともしない人間」に育ってほしいとの願いからきています。)

なぜ、細分化した3つのグループを設けたかと言えば、実のところ細分化する必要はないんだけれども、けれども、保護者の方であったり就学前の学校の先生などであったりへの話し合いの場に、ときどき細分化されたグループ名が必要となる場合が、たまにあるんです。たまに。大人の都合と言われても仕方ありません。

だからこそ、大人の都合にならないように、グループごとの活動はほとんど設定しません。あるとすれば、月に一度の5歳児限定の“らんらんピクニックday”くらいでしょう。

大まかな3つのグループや、細分化された3つのグループがあるとは言え、生活のほとんどを、ごっちゃ混ぜに暮らしているもんですから、大人から見れば「グループなんか、関係なしに、のびのびと、じゆうに、してんな〜!」と思っちゃうんです。

ただ、しかし、子どもたちにしてみれば“関係ないことは無い”ようです。


園庭の古めかしい小屋に、2人の男の子が集って遊んでいました。小屋の中は3階建ての構造になっていて、牛乳瓶ケースを重ねに重ねて、3階に登ってはご満悦な2人がいました。

そこへ、もう1人の男の子がやってきて、重ねに重ねた牛乳瓶ケースを登ろうとすると‥

3階に登っている2人のうちの1人が「ダメで‼︎寄せてって言わんと、登っちゃいけん!」と、威張る(えばる)もんですから、登ろうとしていた男の子は怒りますよね。

ここで、すこし補足すると、3階にすでに登っている2人、A君は4歳5ヶ月の“ニュートン”class。B君は4歳4ヶ月の“ニュートン”class。

対して、これから登ろうとしているC君は4歳1ヶ月の“ガリレオ”classなんですね。

威張っている男の子の言い分としては、「おまえはガリレオなんだから、ニュートンの俺の言うことを聞けよ!」なんです。

ほんの数ヶ月の生まれの違いと、グループの名前が違うだけにも関わらず、なぜか威張ったり、威張られたりしている。

皮肉にも、グループ名になっている偉人たちの功績は比較対象することすら、おこがましいほどのもの。


さて、登ろうとするも威張られ怒ってしまったC君。ただいつもなら喰ってかかりそうになるのだけれども、“ニュートン”という権威を笠に着られると、いつもの勢いが出てこないんです。

すこしの間を置いて、威張っていない方のA君に「寄せて」って、A君にしか聞こえないほどの声で頼むんです。すると、A君は「いいよ。おーいB君(威張っている方)!C君、寄せってって言ってきたから、登らせてあげるね!」って伝えるんです。

C君としては、威張るB君には正直言わないでほしいとの気持ちもあって小声で頼んだんだけど、A君には一切の悪気がないことは明らかなため、あきらめるしかないようです。

そろそろ、威張った威張られたの話しは終わりにしたいのですが、さらに威張るB君は「俺にも、寄せてって言わんといけんよ!ちゃんと、近くまで言いに来いよ!」と、いっそう威張り散らかします。

ここまでくると、つい副園長村上も「なんでよ!」とツッコミを入れてしまいましたが、C君は何かをあきらめたかのように、威張るB君のところへ駆け寄り「寄して」って、またあの小声で頼むんです。


ついツッコミを独り言のように入れながら見ておりました副園長村上としては、子どもたちの世界は“のびのび”や“じゆう”だけでは、片付けられないように思いました。

あるようでないような年齢別グループへの“所属意識”を子どもたちは持っていること。

また、その“所属意識”は子ども同士の関係性や活動性に何らかの影響を与え、子どもたちにしか分からないルールめいたものがあることを教えてもくれました。

“のびのび”や“じゆう”の中にも、ちゃんとルールのような、社会で起こりうる理不尽な状況を耐え抜くような環境があるんだということです。


肩書きであったり、何らかの権威を笠に着るのは、澱んだ世の中の大人の世界だけでなく、純朴な子どもの世界にもあり得る行為なんだということも付け添えておきましょう。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ・就職希望)・園見学・保育実習・古民家一時保育・私設公民館とみほ村文庫・ワンコインランチなどへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

古めかしい3階立て構造の小屋
2022-08-27
このページのトップへ