富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

大根の葉っぱは、ふりかけに。

富岡保育園の駐車場北に位置する、約2×5㎡の畑。食育活動の一環として、年間を通じて、多種多様な野菜を育てています。

“年間を通じて”さらには“多種多様”と記せた理由の背景には、「とみほ村サポーター」のスズキさんとイケダさんの存在があってこそのもの。

スズキさんは、子どもたちや先生たちの希望を聞いて下さり、種や苗を定期的に用意して下さいます。また希望になくとも、スズキさんを通じて初めて出会う野菜も提案して下さいます。

小さな土地の中で、年間通じて野菜を育てるって、かなり頭をひねらないといけないんですね。その年の天候はもちろん、連作に配慮したり、いろいろな要素を、時に計算し、時に感覚的に考えながら、活動を組み立てていくわけです。

スズキさんの、それらのお膳立てに、甘えに甘えながら、子どもたちと先生たちで、種をまいてみたり、苗を植えてみたりするんですね。

育てていく途中に、土づくりや、お水の管理などについても、適宜、スズキさんに指導してもらいます。また、なかなか上手くいかない時には、スズキさんとイケダさんが、こっそり、上手い具合に、お手入れを加えてくれます。

まさに、スズキさんとイケダさんから、子どもたちや先生たちは、上手い具合に見守ってもらっています。

今週に入って、大根の収穫を、連日楽しんだようです。食育委員会の先生からの報告によりますと、大根を引っこぬく時に、子どもたちは、ある絵本の描写をイメージしちゃうようで‥1本の大根を抜くのに、子どもたちは、友だちの後ろ、またその後ろへ、洋服や腰あたりに手を添えながら、つながっていくみたいなんです。あの名作絵本「おおきなかぶ」の、あの描写です。

収穫した大根は、当日のお昼ごはんで、さっそくいただいたみたいです。大根の葉っぱは、ふりかけにして余すことなく、味わったとも報告を受けましたよ。

スズキさん、イケダさん、心身ご自愛のもと、あつかましいお願いではございますが、今後も、富岡保育園のお守りを宜しくお願い致します。

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あの絵本の再現!?
生き生きとした大根でした!
2025-01-18
行為や、つぶやきを待つこと。

今日のブログは、どちらかと言えば、全国の現場保育者たち‥とまでは言い過ぎでしょうが、富岡保育園・クレヨンKIDSクルーたちに向けたものになりそうです。でも、「だったら、職員会議で言えよ!」と、なるのでしょうが、ブログ愛読者にも伝えることによって、「よりいっそう“見守る”保育に共感してもらえればありがたい」とも、あつかましく思っているんです。

“見守る”保育については、当法人は、東京都新宿区せいがこども園 園長 藤森平司先生の提唱する理論や実践から、学びをはじめました。藤森先生から学びをはじめた、全国の各園ともつながり、学びは時に掛け算のように展開し、当法人に見合った保育を見つけていくキッカケとなりました。

ただ、この“見守る”という保育業界で使われる言葉は、もちろん藤森先生以外の、専門家たちも、それぞれに見解があって、それらも、もちろん当園において、理解を深めていきたいとも思っています。

今日は、乳幼児教育実践研究家 井桁容子先生の、“見守る”についての見解を紹介したいと思います。

そして、その見解から、当法人クルーたちが、“見守る”に対して、リラックスした状態で向き合い、さらには「前向きで意欲的な子ども理解が持続できること」を望み、記したいと思います。


「見守る」ということ

とかく日本の大人たちは、子どもに正しさを教えたがる傾向が強いように思います。

そのような関わりは、子ども自身の感性でのびのびとその子なりの問いを立てること、疑問を持つことができないのです。また、いろいろな感性に気づくことは、その子どもなりの行為やつぶやきを待つことで見えてくるものです。これを換言すれば、「見守る」ということです。

時に、見守ると言うことを、何も言わずに、したいようにさせるという消極的な保育者の子どもへの関わりと捉える保育者がいますので、注意が必要です。そのような捉え違いのまなざしは、益々子ども理解が浅くなり、「困った子」と見える子どもが増えて、保育は大変だと感じる保育者になります。保育が面白くなる本当の意味での「見守る」ということは、子ども理解のまなざしが深まり、強まる瞬間とも言えるので大事にしたいことですし、なによりも、もったいないことだと思います。

そして、このようなまなざしは、「たくさんの子どもと過ごす忙しい毎日の中では、わかっていても無理!」と捉える保育者も少なくありません。保育の時間中に常にまなざしをすべての子どもに向け続けることなどは、AIにはできても人間には無理です。だとすれば、どうしたらよいのでしょう。

それは、「私は、多くのお宝のような瞬間を見逃している」という自覚をもち、謙虚さをもって子どもに関わることなのです。

そして、「おや?」「あら?」と感じた時に「見守る」を活用するということで十分なのです。また、子どもの欠席が多い日で保育者に余裕がある時に、気になっている子どもの遊びや生活の様子を一日じっくりと共感をもって「見守る」ことで理解が深まることにつながるでしょう。

本来のドキュメンテーションは、この「見守る」が基本的にあって意味のあることになります。

自分自身のドキュメンテーションが表面的なものになっていないか。対象になっている子どもたちの学びの面白さを保育者として発見できているか。前者は書くドキュメンテーションは負担感が増し、後者は感動を書かずにはいられない、または書き残しておかないともったいないと思わせてくれるものなので、意欲につながります。どうぞ、各自で振り返ってみてください。

※保育通信 2024 12月号 公益社団法人 全国私立保育連盟 「目には見えないもの 心を育てる 保育の力」「自分自身のドキュメンテーション 乳幼児教育実践研究家 井桁容子」参照

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残しておかないともったいない風景
2025-01-17
笠岡消防署でDVDを借りました

「おおきいてれび!かじ!みたんよ!」

矢継ぎ早に、筆者に何かを伝えようとする、3歳児の女の子。すると、後ろから駆けてきては‥

「ぼくも!ひあそび!だめなんよ!」

こちらも、負けないほど矢継ぎ早に、筆者に何かを伝えようとする、3歳児の男の子。

今日、富岡保育園では防災訓練がありました。毎月行うのですが、訓練内容については、担当者たちが頭をひねり、今必要だろうと思われるものを提案していきます。火事は火事でも、出火場所や被害の大きさを変更してみたり、水害、地震、土砂崩れ、さまざまな災害に考えをめぐらせていきます。

年末年始にかけて、富岡保育園からでも、たくさんの消防車や救急車のサイレンを耳にしました。善は急げとばかりに、今月は『火事の恐ろしさ』を伝えようと、担当者は考えたようです。

今回は、笠岡消防署へ相談して、『火事の恐ろしさ』が伝わるであろう、DVDをお借りして観賞しました。

富岡保育園には、テレビがありませんので(母屋に一台、避難所機能の一部として置いていますが)普段、保育中にテレビ、動画の類いを見る習慣はありません。

今回は、特別にモニターを設置して鑑賞したようで、その特別感が、子どもたちには新鮮だったようです。鑑賞がはじまると、ほぼ全園児が早々と集まったと、お聞きしています。

冒頭の子どもたちの会話も含めて、DVDの内容、『火事の恐ろしさ』について、少しは伝わったんじゃないでしょうか。今後も、基本を大事にしながら、そしてその基本を見返しながら、消防署や警察署などのご意見も聞きながら、さまざまなアプローチで、防災訓練を行っていけたらと思います。

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DVDの1本は、「ズッコケ三人組」という懐かしのアニメで展開された防火DVDでした。筆者世代の保育者たちは、懐かしみながらの鑑賞になったようです。

2025-01-16
知らない幸せを奪う顕微鏡

“木を見て森を見ず”風になりがちランキングがもしもあれば、おそらく上位は、なにかしらの専門職でしょうね。いちよう、筆者も保育士として、幼児教育ならびに保育の専門職でありますから、該当するはずですよ。

“木を見て森を見ず”の意味は‥Google先生にちゃんと聞いて下さればと思いますが‥“細部にとらわれてしまって本質を見失う”と理解しています。

例えば筆者のような保育の専門職であれば、専門書の類いから得た情報や知識と、現場で得た体験と経験をもとに、森から林、木から枝、葉っぱにその葉脈までの、子どもの理解をしようとします。なぜならば、それこそが保育の専門職の専門性だと思っているからです。

しかし、葉脈までを顕微鏡で調べて、この子どもは〇〇だ、いや〇〇の発達の凸凹がある、もしくは〇〇症だ、さすれば〇〇病かもしれない‥と、子どもの理解をしようとすればするほど、どんどんその子どもの実像から遠のいてしまう、離れていってしまう。

専門書する読んだことがない、保育の現場、むしろ子育てに携わったことすらない、顕微鏡なんてクソくらえ的な人物がいたとすれば、あんがい、森や空を語ることができるかもしれない。「元気があっていいね!」に、わざわざ「いや、この子どもは〇〇な特性があるかもしれないぞ⁉︎」なんて、野暮なことは言わないでしょう。

ただね、筆者のような保育の専門職に携わっていると、どうしても、顕微鏡がそこらじゅうにあるわけさ。研修や勉強会へ行けば、知りたくなくても知っちゃって、顕微鏡のレンズの精度が上がっちゃうの。

こんなことを書いちゃうと、「おい!村上!なんてこと言ってんだ!研修や勉強会のことディスってんじゃねえぞ!そして、むしろ、保育士のことを馬鹿にしてんのか!歴代の知見を深めた方たちに詫びろ!」なんて言われちゃったりしてね。

でもね、これくらいの、不真面目さを持っておかないと、バランスが悪くなるような気がするんだなbyみつを‥と、次世代の保育士、ならびに子育てに携わる方たちへ伝えておきたかったんです。

Google先生を筆頭に、数多の顕微鏡が乱雑している現代。「ファクトチェック廃止」なんてニュースも飛び交ってデジタル社会において、もはや、その顕微鏡のレンズはファクト⁉︎いやその顕微鏡すらがファクト⁉︎顕微鏡をのぞけばのぞくほど、子どもの実像と、そして人生の幸せからは遠のいてしまう説を問いて、本日のブログを閉じたいと思います。信じるも信じないもあなたしだいです。

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子育て系の話題を軸に、“木を見て森を見ず”を説きましたが‥ここのところ、筆者が属するもう一つのコミュニティ、議員、議会、政治活動にも、同じことが言えるらしいのですよ。今後、いっそうお世話になる先輩議員の方から「政策の勉強もしっかりせんといけんけど、それだけじゃあいけんと思うんよ。読書をしたり、映画を見たり、人と会って喋ったり、豊かに生きていくことで、本質を見極めた政治活動ができると、わしは思うんよ。」とのお言葉をいただきました。

2025-01-15
『正義感と探究心に溢れたS君』

最たる私ごとではありますが‥昨日の誕生日にて、村上太志、無事に39歳を迎えることができました。それもこれも、すべては、いろんな人の、いろんなお陰様でございます。本来なら、この場で、三十代最後の、39歳の誓い、もしくは目標を、声高らかに、バシッとキメて、宣言するところなのですが‥これがまた、若干、昨日から左肩と言いましょうか、肩甲骨あたりが痛むのですよ‥それもこれも40を前にした四十肩の洗礼なのでしょうか‥整体や整骨院、マッサージ屋さんを検索する39歳を、ご寛容に‥今後とも宜しくお願い申し上げます。

さて、本日のブログは、『とみほ村だより1月号~富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS ~』の人気コーナー「おたんじょうびおめでとう」をご紹介したいと思います。

地域の方々からは、「この誕生日の子どもたちの文章を読んでいると、楽しくなるし、嬉しくなるんよね。名前も顔も分かんないんだけど、成長をね、とっても感じて、幸せな気持ちになれるのよ。」と、ありがたいコメントをいただいております。いろんな人の、いろんな想いで、一人ひとりの子どもを見守っていければと願っております。今後とも宜しくお願い申し上げます。


【S君(6さい)】

廊下に落ちていた紙飛行機がよく飛んだ→自分でも作りたい→一度開いて折り方を研究したり、毎日違う形の紙飛行機を築山から飛ばして、飛び方を見たり、メジャーで距離を測ったりと、工作や折り紙がすごく上手で、探究心が熱い!!

お友だちが、折り方が分からず止まっていると、「かしてみ!」とスマートに助けてくれるし、大掃除やイベント前の片付けでは、誰よりも張り切って取り組んでくれるね。

火事の避難訓練のとき、ベルが鳴ると、すぐに小さい子に駆け寄り、頭をヨシヨシ&安心させようとしてくれるなど、正義感と優しさがあふれています。

力仕事は大の得意!どこまでもカッコいい!Sくんです。

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2025-01-14
任侠「富岡南北統一」へ向けて

先日、富岡東「山彦子ども会」の解散も兼ねた新年会に参加しました。おそらく、笠岡市内でも、いや全国的にも、子ども会の存続は危機的状況でしょうし‥もはや、存続の意義が問い直されている段階にあるんだと思います。

筆者の小学生時代を振り返りますと‥子ども会で、旅行に行ったり、夏には夕涼み会、冬にはクリスマス会など、季節ごとに何らかのイベントがあり、寄り合っていました。それもこれも、子どもの人数とともに、保護者の人数も担保されていたからでしょう。もっと言えば、夫婦のどちらかがパート勤務や専業主婦であったり、子どもたちも土日に習い事の予定は少なかったこともあり、寄り合いやすかったんだと思います。

けれども、時代は変わりました。ほとんどのご夫婦が共働き、またシングル家庭も増えました。子どもたちも土日に何らかの予定が入っていたりすることでしょう。

そうなると、地域の子ども会は、負担になってくるんですね。しかも、寄り合いにくくなると、それだけ役員の方々の負担も増すわけです。負担が負担を呼び、脱退する家庭も増え、まさに負のループへと吸い込まれていくのです。

このループを抜けるべく、あくまでも“一旦は”程度にありますが‥富岡東を含む、富岡東・中・西の3地区を、秋祭りに標準を合わせながら、子どもを中心⁉︎いや、子どもをたてながら、寄り合う機会を作っていこうとする新しいグループを、水面下で少しずつ構築しています。

このグループのメイン‥メインと言っても発言権や決定権ではなく、たくさん飲んで、たくさん楽しんでいることを指しますが‥筆者のような家庭を持たない独身たちと、家庭をお持ちではありますが、すでに孫のいる世代の方たちが、そのメインにいるんです。もちろん保護者世代もおられますが、ある種で、その寄り合いの時くらいは、子どもたちは地域に任せて、ゆっくり休んだり、羽を伸ばしてもらえればとも思っています。理想的にはそう思っていますが、結局、ひとりのお父さんを電話で呼びつけて一緒に飲み明かした主犯は、はい!筆者です。

ただ飲む理由を作ろうとしているからだろうと、そう言われてしまいかねないのですが‥案外、子どもたちもまんざらじゃなくて、楽しそうなんですよ。お酒のツマミなんかも、騒々しくツマみますしね。また、保護者のお母さん方も、まんざらじゃなさそうで、楽しそうなんです。たぶん、役員の肩書きがなくなることで、肩の荷がおりて楽しめるんじゃないかしらと。

ちなみに、会場は、富岡保育園、母屋のコミュニティスペースを貸し切ってやっております。会がハメを外さず、良いバランスで楽しめる要因として、会場が園内であることは大きいんじゃないかと思っています。利害関係なく地域のために、貸し出しの許可を与えて下さることに、大変感謝しております。

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このたびの寄り合いには、国道2号線をはさんだ、富岡南に位置する樋守地区の青年団長さんもお呼びたてし、一緒に飲み明かしました。富岡の祭りは、富岡北地区の富岡東・中・西と、富岡南地区の富岡7・8丁目・樋守が徳民於賀神社を祀って行うものなんです。つまりは『富岡南北統一』こそが、祭りの成功につながる、地域の存続と結束につながる‥そう信じて、水面下で飲み明かし続けたいと思っております。

2025-01-13
“初々しい”って、素晴らしい!

2025年1月12日(日)‥笠岡市民会館にて‥午前中は「笠岡市消防出初式」‥午後には「笠岡市成人式」に、来賓として参加させてもらいました。笠岡市議会議員という立場だからこそ“いただける席”に、感謝しなければなりません。ありがとうございました。

消防出初式では、消防活動に従事しておられる、消防団や消防署の方々への表彰や感謝が続けられました。日々の暮らしに安心感と、安全な環境を整えて下さる方たちに、あらためて御礼と、無事の祈願をした次第でございます。

そして、成人式では、20歳になる主役の方々が、晴れ着をまとい、企画に司会に、主体的に式を取り仕切って下さいました。

これね‥ほんと‥式に参加しないと分かんないと思うんだけど‥晴れ着をまとった主役の方々の、その“初々しさ”が、たまらなく素晴らしいんですよ。あんまりジロジロ見ちゃうと、申し訳ないですし、小っ恥ずかしいものですから、全体的に眺め見るわけですよ。

もうね‥ほんと‥この空間にいるだけで、若返っちゃいそうで‥それでいて、代表者の祝辞なんて、結婚式のお父さんのような気持ちで聞けちゃったりして‥もはや、孫のように、みんなかわいい‥これが目に入れても痛くないやつだねって思うっちゃうわけだ。

出初式も、成人式も、参加された方々たちの、今後のご活躍と、心身の健康を祈るとともに‥その活躍と健康の土台を、この笠岡の地で築けるように、市議会議員として、いっそう責任を持って尽力することを心に誓った一日でした。

あらためて、皆様、おめでとう御座いました。

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★ご卒園児で、成人式を迎えた20歳の方がおられましたら、そのノリで、また富岡保育園に顔を出してくれたら、嬉しいです。ひそかに期待して待ってます。

2025-01-12
予感‥

新年の挨拶回りをしていますと‥かなりの割合で、「笠岡市は、どがんなるんで!?(どうなるの)」と、憂う声をお聞きします。ただ、反対の割合では、「頑張らんといけんな!」と、励む声もお聞きします。

昨年の、笠岡市は、選挙の結果、新しい首長になり、そして新しい方針に舵を切ることになりました。前首長は、理想を追い求めるがゆえに、現実が疎かになりがちだった‥との評価が、1つの原因で選挙に敗因したのではないかと分析しています。

新首長は、その点を振り返りながら、現実を正面から受け止め、市民にありのままを伝えることによって、当事者意識を持ってもらおうと策を練ったんだと思います。

昨年、市内の全域を駆け回り、財政健全化計画へ向けて、笠岡市の財政状況を説明しました。ただ、この説明後に、大きな揺れ動きがありました。その揺れ動きとは“当事者意識への負担”だったのではないかと分析します。向き合う精神力がある方もいれば、そうでない方も当然おられたかと思います。おそらくではありますが、そうでない方の割合の多さは、市長を含めた執行部の方々の目測以上だったのではないかと推測します。

憂う声の大半は、どうしても不安や心配の部分を切り取ったところに焦点が当たりがちで、安心できる部分は削り取られてしまいがちです。

例えばではありますが、笠岡市は、『10年で100億円の負債を抱える』との見栄えする言葉が先行しがちですが‥あくまでも、これは現在進行している、また進行しようとしているものを決行した場合のものです。笠岡市の人口はピーク時には7万人を超え、出生数は平成初期は500人を超えていました。しかし、現在の人口は4万5千人を割り、出生数は150人前後というわけです。この数字を見る限りでも、ダウンサイジングをしなければ、それ相応の負債を抱えることは明白です。

ただ、今のように“ダウン”などという後ろ向きの言葉を使ってしまうことにより、不安を煽ってしまうのだから、言葉というものは難しいんです。

笠岡市は、いたって税収は安定しており、また市のウィークポイントと言われる水道代の高さも、値段の反面、安心して持続可能な使用ができるように点検や修繕など、他市に負けないくらい、きちんとされています。加えて、このたび、財政健全化計画の案で打ち出された、廃止案の項目も、大半が代替え案が整っているんですね。

「じゃあ、わざわざ新首長は、財政状況を、ありのままに伝える必要がなかったのではないか!?」そんなご意見もとんできそうですよね。推測になりますが、おそらく新首長も、そのようなご意見は想定していたかと思います。思いますが、その反面、「だったら〇〇しよう!」との、危機的状況だからこそ捻り出せる、前向きな施策や、起業家の誕生などを期待しているのではないかと思うんです。

ここから先、笠岡市はブルーオーシャン化する予感が筆者はしてなりません。笠岡市の財政状況と、市民感情を正確に把握しながら、本市のもつ潜在能力を発掘し活かす、そんな新しい人物、企業が、出現する予感です。

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船長!出発します!
2025-01-11
理事長から、新年のご挨拶。

〜徒然なるままに〜

年末に猛威を振るったインフルエンザ(とマイコプラズマ肺炎も少し)。富岡保育園のみなさまにはご心配、ご不便をおかけいたしました。楽しみにしていた「歳末大感謝祭もちつき大会」も中止せざるを得ない状況でした。

富岡保育園のみなさまもクレヨンKIDS のみなさまも、年末年始を健康に、心穏やかに過ごされましたことと、心より願っております。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、この度のように感染症が流行し、在籍人数の半数もしくは10人を超える罹患が確認された場合、岡山県備中県民局井笠保健所笠岡市役所への報告が必要です。毎日、罹患された方の症状や人数などを報告するのですが、たいてい「何歳児クラスに多いですか?」と(とても愛情深く、状況を心配してくださりながら)尋ねられます。ご存じのとおり年齢別クラスではなく、罹患の分布が幅広いため少し返答に困りますし、年齢別ならその年齢のみでおさまることも考えられると、当然ながら思ったりもします。

そんなリスクを抱えながらも、あえて「異年齢」で暮らす「とみほ村」のことをふり返り、「初心忘るべからず」で、新年をスタートしたいと思います。

以前は、とみほ村も年齢別クラスでの保育を展開していました。同年齢の子どもたちに対し、職員が主導する一斉保育型でもありました。

年齢別のクラス分けになった経緯は人類の歴史からすると、ごく浅いのですが、画一的な人格、言われたことだけをする人格を育てることが急務とされた戦争などの時代背景により、国が推し進めた管理教育が現在も続いているのが事実です。

時代が流れ、社会から求められるカは、例えば「常識や前提にとらわれず、ゼロからイチを生み出す能力」「夢中を手放さず一つのことを掘り下げていく姿勢」「グローバルな社会課題を解決する意欲」「多様性を受容し他者と協働する能力」なのに、今まで通りでいいのだろうか。

そこに疑問を持ち、改革を始めたのが2017年11月でした。「子どもにとってどうか、大人の都合になっていないか」を基準とし、トライ&エラーの毎日でした。

職員や保護者の方々から寄せられる心配や困惑の声に応えるため、保育業界をはじめ他種業界から精神面や理論を請う中で、狭い視野でしか議論してこなかったことを反省しました。

と同時に「乳幼児の育ち」への責任と、保育のプロである私たちでしか全うできない「使命感」を強く感じ、保育・教育を「暮らし」と位置づけ、笑顔と感謝を巡らせる努力を続けています。

「子どもの権利条約」批准から今年で30年、「子どもの人権」について議論されることが増えてきました。

差別の禁止、子どもの最善の利益、生命・生存及び発達に対する権利、子どもの意見の尊重という4つの原則が示され、「こども基本法」にも取り入れられています。

年齢別保育や一斉保育よりも、子ども同士のかかわりと協同的な遊び(学び)を意図できる「異年齢の暮らし」の方が、「子どもの権利」と「子どもの今」を守るには適していると実感できています。

なぜなら、子どもは未来のために生きているのではなく、「今」を精一杯生きることが「未来」へと、つながるからです。

とみほ村は今年も、子どもの「今」を大切に、「信じて待つ」という原点にかえります。

富岡保育園とクレヨン KIDSが皆さまにとって「今を楽しむ場所」であるよう、信念をもち歩み続けます。

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2025-01-10
真っ青の、子育て王国そうじゃ号

たった今、「岡山県総社市保育協議会主任部会」の皆様方が、富岡保育園の見学を終え、帰路に向かわれました。どうか、無事でありますように。

約1時間半ほどの滞在時間だったかと思いますが、主任部会の皆様方が、どのような感想をお持ちになられたか‥おそらく、疑問符がたくさん並んだんじゃないかと思うんです。是非、何かを通じてでも、お声を届けていただけますと、しっかりお答えしたいと思っておりますので、遠慮なく、よろしくお願い致します。

そして、あらためまして‥遠方より、足を運んでいただけたことに感謝し、貪欲な学びへの姿勢に対して、筆者を含め、当法人全クルーで見習っていきたいと思います。このたびは、貴重な機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。


今年も、総社市主任部会の皆様方を皮切りに‥東京都葛飾区新小岩「たつみ保育園」さんから‥岡山市中区「竜之口こども園」さんから‥と、見学や保育参加のお問い合わせを頂戴しております。

誤解のないように、あらかじめ記しておきますと‥当法人、当園が、雑誌に取り上げられるような、とんでもなく目新しい実践だとか、ハイスペックな教育方針を打ち出しているわけではありません。また、県内外から新幹線やバスなどで足を運んでもらうには、少々おこがましさも感じているところもあります。

ただ、せっかく、アンテナを張っていただき、このような学びの機会を得たのならば‥それは、何かのご縁であると‥当法人、当園、全クルーをもって、できる限りのご案内とおもてなしに努めていきたいと思っております。特段、PRするものはありませんが、いたって“ふつうのへいわなくらし”を感じていただければ、それで幸いかと願っております。

もちろん、筆者も含め、私どもも、しっかりと他園や他施設、他法人に足を運び勉強していかねばなりません。そして、それと同時に、また今年もたくさんのお客さまに、保育仲間に足を運んでもらえるような、そんな場づくりにも努めてまいりたいと思います。どうか、今後とも宜しくお願い申し上げます。

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余談になりますが‥

総社市主任部会の皆様方が、乗ってこられた市のバス。青々しさ全開の目を引く真っ青のバス。そして、側面には「子育て王国そうじゃ」と大きく記されていたバス。その宣伝効果抜群のバスの運転手さんと、立ち話を少しだけさせてもらいました。

総社市の現状もさることながら、当園の所属する笠岡市の情報もキャッチしておられ、行政話しにも華が咲きました。

運転手さんには「ええところ来させてもらいましたわ!ここの保育園の先生は、明るくて優しいやん!」と、お褒めの言葉も頂戴しまして、恐縮ではありますが、とても嬉しく感動しました。またお会いできる日を楽しみにしております。

総社市主任部会の皆様ありがとうございました。
2025-01-09
王下七武海と、総社市主任部会。

明日、1月9日、岡山県総社市から「総社市主任部会」のメンバー18名が、富岡保育園へ見学に来るのだとか。“主任部会”って響きは、漫画ワンピースに登場する“王下七武海”のような迫力がありますよね。

でね、そのメンバー18名のうちの数名は、「富岡保育園って、どんなとこじゃろ⁉︎」って、予習がてら、富岡保育園のホームページをクリックしてスクロールしてるんじゃないかしらと思うんです。

そして‥と言うことは‥今日の副園長ブログを読む可能性も高いってわけですよ。

つまりは、今日の副園長ブログは、富岡保育園、ならびに当園の保育を伝えるには、とっても重要で有効な場面だということです。

だということを分かっておきながら‥今日に限って、ブログを綴りはじめた時間が19時30分を過ぎちゃっていて‥こうなると、筆者の脳内はオーバーヒートを起こしているわけですよ。

ブログ愛読者なら、もうお気づきだと思うのですが‥「この冒頭の言い訳がましい流れの時のブログは、あまり期待しない方がいいやつだね。」って、ことです。

はい!今日のブログは、今日の筆者の一日を、ダラダラと綴ることに決めました。なので、主任武海の方々でお目を通されている方がもしもおられれば、そんな行動履歴と習性を持つ奴と、明日会うんだなと思っていただければ幸いでございます。

6時40分~ 出勤。早朝クルーと一緒に、掃除や洗濯物の片付け。

7時00分~ 早朝クルーと早朝のミーティングラジオの収録。

7時30分~ 友だちの影響でピアノにハマっている園児に誘われて、ピアノの演奏を聞く。(この園児は、最近ご自宅にもピアノを設置したのだとか。)

8時00分~ 新聞3紙(山陽新聞・日本経済新聞・朝日新聞)と、保育ナビ、エデュカーレ、健、などに目を通す。今日切り抜いた記事の中には、災害用語を外国人にも理解しやすいものにする取り組みが掲載されていました。

9時00分~ とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)の心得の冊子の原稿を練る。ボランティアの方々とのトラブルを考慮しながら、良好な関係を築くために、現在、試行錯誤中です。

10時00分~ 防災委員会のクルーとミーティング。防犯について、警察官から講習を受けられないかとの相談があり、馴染みの警官に電話をする。こちらは、年度内には実現しそうです。

10時30分~ 続けて、防災委員会のクルーから、防火訓練について、適当なDVDなどがないかとの打診があり、消防署へ電話する。こちらは、すぐに借りることができ、来週、園児たちで視聴することになりました。消防署へ行くと、馴染みの消防士の方々とお会いして、そのまま雑談。

11時00分~ 思い出そうとしましたが、申し訳ございません、この時間帯の記憶が飛んでいます。

12時20分〜 お昼ごはんを、太陽のお台所へ取りに行く。かき玉汁の卵が、ふわふわで美味しかったです。

13時00分~ クレヨンKIDS園長先生とお台所会議前に打ち合わせ。

13時30分~ 富岡中、富岡西、大磯地区へ、新年の挨拶回り。

14時30分~ 浅口市役所こども未来課へ新年の挨拶。

15時30分~ 理事長先生とミーティング。岡山市からの保育参加希望の園の日程調整。明日の見学者(主任武海)の皆様への準備。

17時00分~ クレヨンKIDSで職員面談。

18時00分~ 明日の見学者の皆様へのおもてなしを、現場保育者たちと打ち合わせ。

18時30分~ 退勤

19時30分~ 場所をいつものシアトル系コーヒーチェーン店に移動して、頭を切り替えてブログ執筆。

20時30分~ たいして面白くないブログになってしまい、自己嫌悪になりそうにながらも、「こんな日もあるさ」と、ラテを飲み干しながら自分を慰め、執筆を終了する。出来れば、過去のブログに目を通していただければ助かるなぁと、一言つぶやく。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

総社市主任武海‥あ!間違えてました!主任部会の皆様。くれぐれもお気をつけてお越しください。富岡保育園一同、楽しみにお待ちしております。

2025-01-08
意味ないことができる幸せがある

岡山県笠岡市の小学校は、明日から3学期がはじまるみたいですよ。宿題をぎりぎりにせっせとしている学生もいるでしょうし、そうでない学生の中には、今日、富岡保育園に遊びに来た学生もいるようです。

小学生が遊びに来ると、4.5歳児あたりの子どもにとっては、遊びが発展するチャンスにもなるんですね。発達過程が近いようで、少しだけ経験を積んだ学生との交流は、手加減なしに本気の様(さま)があり、その様が、思ってもみない転がり方をして楽しいのでしょう。ただ、もちろん本気だからこそ、トラブルも本気と思っておいて下さい。

さて、そんな学生から、筆者のアンテナにひっかかる声が聞こえてきました。

「意味わからんし!もうなんしょん!」

これは、一緒に遊んでいた4.5歳児へ向けたのではなく、辺りにいた2.3歳児へ向けての、半ば、遊びを妨害されたのでしょうか、怒りの声です。

筆者のアンテナに、なぜ、ひっかかったか?

“意味わからんし”って、声の出どころは、おそらく、2.3歳児の行動に対してなんですね。でね、この行動に対しては、4.5歳児の子どもも含めて、園内では、たいして声があがらないんです。

それって、なぜかと言うと『そもそも意味を分かろうとしていないから』だと思うんです。

意味を分かろうとするから“意味分からんし”って声が出てくるわけであって‥

意味を分かろうとしていなけければ、もはや何も分からなくて良いわけです。

この声をはなった学生も、園児時代には、似たような行動はしていたでしょうし、そのような行動に対して、たいして声をあげなかったことでしょう。

じゃあ、なんで声をあげるようになったかと考えてみると‥推測してみるに、学校では「意味が分かることを学ぶ」からなんじゃないかと思うんです。もちろん、それだけではないでしょうし、違うかもしれませんがね。

ただ、ここで誤解を招かないように、注釈をつけておきたいのは‥筆者は「意味が分かることを学ぶ」ことに対して否定的ではないということです。教科別の、意味が分かる、正解のある、そのような学びも、とっても大事だと思っています。

が、けれども‥接続詞がひどいてすが、意味の分からないこと、正解のないこと、もはや学びでもないこと、そんなことも、同じくらい大事だと思っています。

個人的な意見なので、富岡保育園の総意でも、理事長や各園長の見解でもありません。あくまでも、副園長、村上太志の意見として、小学生になったら、どうせ意味の分かる、正解のある、学びになる、そんな学びをするんだから‥それらが頭をかすめないうちの乳幼児期こそ、意味の分からない、いや意味なんてない、正解のない、いや正解とか知らん、学びでない、いや学びとかどうでも良い、そんなことをしなきゃ、もったいなくないですか?と、岡山県笠岡市の、誰にも声が届かないところで言ってみたいんですね。今流行りの、STEM教育だとか、モスコミュール‥いやモンテッソーリ教育だとか、意味が成しそうなことを乳幼児期にする意味が筆者には分からんし‥と言ってみたいです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

再度、念押しをしておきますと、上記の乱筆は、すべて筆者個人の意見‥いや感想‥もしくは心のつぶやき程度と思っておいて下さい。

整えましょう。七草粥で。
2025-01-07
付き添い入院と彼の写った年賀状

【乳幼児「付き添い入院」家族向け寝具 購入補助 こども家庭庁、医療機関に】[日本経済新聞1月6日(月)]

乳幼児が入院した際に、親ら家族が泊まり込んで世話をする「付き添い入院」について、医療機関に対し、家族が利用できる休憩室の設置費や簡易ベッドなど、物品の購入費を補助するとのこと。(2024年度補正予算に、関連費用として1億9千万を計上。)


この記事を見つけた時に、筆者の頭に、パッと浮かんだ親子がいる。数年前になるのだが、病気を患った園児が、長期間入院することになったのだ。うる覚えになるのだが、想定以上に長期間でもあり、費用のかかる個室から4人部屋へと移ったと記憶している。

筆者も何度かお見舞いに足を運ばせてもらい、その入院生活のほんの一部を垣間見たのだが、およそ想像をはるかに超える大変さを感じた。その病気の種類にもよるのだろうが、無菌状態を保つために、ベッドをビニールハウスのように包み、その中で親子が生活するのだ。おそらく、親子が離れる時は、トイレやシャワーの時間だけだろう。睡眠不足や体調不良なんてものは、もう当然のこととして、その過酷さを痛感したものだ。

今回の、こども家庭庁の行う補助は、その過酷さへの軽減につながると信じている。ちなみに、家族が使える物品の補助費もあるようで、医療機関の小児病床1床当たり、上限2万円補助されるようだ。簡易ベッドやソファベッド、電子レンジに、またオンライン会話可能なタブレッド端末も認められるそう。


さきほど、新年に届いた、年賀状をあらためてめくっていますと、1枚の年賀状で、手が止まったんです。あの親子からの年賀状でした。元気に大きく成長した彼の姿に、うるっと涙するとともに、大きな勇気を分けてもらった、そんな気持ちになりました。

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あけましておめでとうございます
2025-01-06
鵜池に、コウノトリが3羽。

お酒を飲んだ帰り道。友人の息子が運転するクルマの助手席で、そのヘッドライトが照らす道を眺めながら、感傷深い気持ちになった。その息子も、成人式に参加する年ごろになったようで、握るハンドルさばきも、青葉マークとは少し違った滑らかさがあった。10数年前、あの頃は、父親と母親の都合が合わなかった時には、筆者が運転するクルマの助手席に、通園カバンをひっかけて、通っていた保育園から帰り路へ向かっていたものだった。

感傷深さは、睡眠の深さに比例するのだろうか。ぐっすりと眠った、その早朝に、富岡保育園から東へ、常夜燈なる石碑沿いを曲がり、坂本精米所を経て、そして富岡交通を過ぎると、真っ直ぐとコンビニへ向かう道と、少し北へと進む道がある。その北へと進む道、なだらかな上り坂を歩くと、そこには鵜池という、ため池がある。

この鵜池へは、ただの散歩というわけではなく、ある目的があって来たのだ。それは、その早朝に、筆者のアパートから富岡保育園へと向かっている最中に、カンダさんという顔馴染みの男性から、あることを聞いたからなのだ。

「おーい!村上先生!おはよう!ちょっと鵜池へ行ってみ!コウノトリがおるけん!」

コウノトリと聞いても、幸せの象徴のような存在としてしか認識しておらず、その姿形は、まったく分からない。

とにかく、顔馴染みのカンダさんが、早朝から、やや興奮気味に言うものだから、これはなんだか行かねばならぬと、そんな気持ちで向かったのだ。

鵜池へ到着すると、筆者と同じように、そのコウノトリ見たさに集う人たちが、数人いた。

「村上先生!あけましておめでとう!正月早々、縁起がええな!よう見ときよ!あそこにおる3羽がコウノトリで!」

鵜池の向こう端に、すらっと、そしてじっと構えた出立ちの鳥が、コウノトリのようだ。そもそも、普段、鳥を鑑賞する習慣がない筆者にとっては、コウノトリであろうとなかろうと珍しく感じたかもしれない。けれども、カンダさんが言うのだから、おそらく珍しくもあり、縁起も良いのだろうし、なんだか良いことが起こる気しかしないものだ。

★緊急のご用事のある方は、筆者まで。(09X33715648)

2025-01-05
ブツの行方(ゆくえ)

早朝、富岡保育園の前の通り、旧2号線を東に向けて、自家用車を転がしていますと‥1台の軽トラック、荷台に冷蔵箱を備えたその運転席から、ハンドルを握る反対の手が、筆者に振られたのである。

自家用車とその冷蔵箱を備えた軽トラックがすれ違う前に、その運転手が分かったものですから、ドアウインドウを開けて、挨拶をしたのだ。

「ミノルさん、あけましておめでとうございます!」

富岡保育園に牛乳を届けてくれる、坂本明治乳業の坂本さんだ。

「村上先生!ちょっと待ち!」

と、言いながら、坂本さんは、ハザードをたき、軽トラックから降りると、すぐさまその冷蔵箱の扉を開けた。中から、1ケースの紙パック飲料を出すと、筆者に手渡したのだ。

「あけましておめでとう!これ、もう切れる(賞味期限)やつじゃけん。今年もよろしく‥あ!後ろから、バイクが来たわ!」

バックミラー越しに、年賀状を配っているであろう、郵便配達のバイクが迫って来ていたのだ。まるで、何かの“ブツ”を手渡されたかのように、手短に坂本さんへ御礼を告げると、筆者はそそくさに自家用車を走らせた。しかし、最近の郵便配達のバイクは、もはやカブではなく電動なんだと、その走り出すエンジン音に、想いを馳せながら、さらに旧2号線を進んだ。

手元には、何かの“ブツ”ではなく、清い飲み物と書いて、清涼飲料水の紙パックが1ケースあるだけなのだが、どこか落ち着かない心持ちになったので、ひと呼吸置こうと、馴染みのカフェへ、自家用車をすべらせた。旧2号線から、いつものコンビニを右折し、県道288号線を進んでいく。そのまま備南街道を抜け、相生トンネルをくぐると、目的のカフェに辿り着くのである。

カフェへ入ると、オーナーが、まるでシベリアを所在とするエスキモーのような出立ちの帽子をかぶり、新年の挨拶を、やや、か細くもあり嬉しそうな声でかけてくれた。もちろん、筆者も、ほぼ同時に、頭を下げて新年の挨拶を交わす。これらの儀式を終えると、豪勢に感じるフレンチトーストと、ビールの次に好みであるホットミルクを注文した。

手持ちした山陽新聞、日経新聞、朝日新聞に目を通していくと、それらが届いたので、フレンチトーストにはハチミツを垂らし、頬張った。この甘さを感じつつ、ホットミルクを口に流すという行為が、この朝を特別なものにしてくれる。

さて、肝腎の“ブツ”、いや清涼飲料水1ケースをどうするかだ。カフェの駐車場から、自家用車を出すと、来た道を引き返した。相生トンネルをくぐり、備南街道を抜け、県道288号をとばす。そして、国道2号線をまたぐように進むと、県道47号から、これから倉敷から福山へと続くバイパス道路が通る道へと右折し、県道195号に入り、そのまま神島大橋を渡った。

渡った先を、少し南下し、その信号を右折しながら進んでいくと、神島内郵便局、神内小学校を、左に右に確認することになる。そして、その“ブツ”、いや紙パックのジュースを届けようとした先に到着するのだ。

目的地の駐車場は、大きな木の陰で、やや薄暗く、そして肌寒い。自家用車を駐車し、例の“ブツ”、いや紙パックのジュース‥いや、もう、ここまでいけば、ミノルさんから手渡された例の“ブツ”を引っ提げ、外の扉の施錠を開けた。

開けたと、ほぼ同時であったであろう。その建物から、2人の姿が現れた。

「あけましておめでとう!」

2,3歳の、男の子と女の子が、年末ぶりと言わんばかりに、馴れ馴れしく挨拶をしてくれたのだ。

「あけましておめでとう!これを、先生に渡してくれる?」

2025年、筆者と子どもたちとの関係性は、良好な滑り出しと言っていいだろう。ありがとうミノルさん。

★お正月期間、緊急のご用事のある方は筆者まて。(09X33715648)

2025-01-04
落とし穴を掘っては埋める専門家

保育施設は、国が定めた保育士の「配置基準」を守ると同時に、それに応じた補助金を得て、運営が成り立っています。

0歳児の子どもの場合、3人に1人は保育士を配置しなさいよ。1歳児の子どもの場合‥2歳児‥3歳児‥という調子に定められているんですね。

で、おそらく、来年度あたりから、1歳児の子どもの場合、6人に1人は保育士を配置しなさいよってところを‥基準はそのまんまにしておいて‥5人に1人配置すると、補助金を加算しますねって話しが進んでいるみたいなんです。

なんで、基準はそのまんまなのかは‥保育士不足の施設に配慮してのことなんだそうです。

いずれにせよ、子育てや、保育などに携わっていない方からすれば‥「今は、少子化、少子化で‥子育て関連の事業は、お金が優遇されてエエなぁ。」という感想を抱きかねないわけですが‥

そもそもの話しをすれば、どこかで基準は設けないといけないわけで、この配置基準が定められているのですが‥1歳児の子ども6人を、1人の保育士がどのように面倒をみるのでしょうかね。歩き出している子どももいれば、まだハイハイの子どももいるでしょうし、ちょっとしゃべりはじめた子どももいれば、アーだのウーだのとしか声が出ない子どももいるはずです。トイレの便座に座りたい子ども、オムツを履き替えたくない子ども‥箸を持って食べたい子ども、手づかみで食べる子ども‥6人いれば6通りある生活を1人の保育士がどのように面倒をみるのでしょうか。その面倒をみるのが保育士の専門性、プロの所業だと言わんとすることは分かるのですが、まさしく、引田天功か、ミスターマリックか‥マジックでも使っているんじゃなかろうかと思う時がありますよね。

加算により、5人に1人となったところでも、マジックを手品と言い換えているくらいなもんでしょうか。

そのマジックや手品の種明かしを考えてみると‥そこは、やっぱり一斉保育なんじゃないかと思うんですね。乱暴に言ってみると、6通りの生活を1通りにしてしまえば、後はその生活に、子どもを寄せていけばいいわけですよ。

よく分からない公式にしてみると‥補助金=配置基準=保育士の専門性=一斉保育=子どもの発達‥となるでしょうか。

ただ、せっかく、専門家たちがよく分からないものを公式にできたのにも関わらず‥ここ最近“子ども主体”って、落とし穴を、どこぞやの専門家が掘っちゃったわけですよ。

困ったものだから、また、どこぞやの専門家が、その穴を埋めるにの必死になるわけだ。“子ども主体の一斉保育”って、コンクリートっぽくて良いじゃんてね。

お金と基準と人って、ワンセットなところがあったとしたら‥どこかを変えちゃうと、全部変えなきゃ、ホントは変わんない気もするのは、筆者だけでしょうか。

久しぶりに、おもしろいブログが綴れた気がします。筆者は、そのコンクリートの隙間に生えた雑草のようなものです。

★お正月期間、緊急のご用事のある方は筆者まで。(09X33715648)

ちなみに、3歳児は15人に1人の保育士をつけなさいよ‥.4.5歳児は25人に1人の保育士をつけなさいよ‥子ども主体とはどこ吹く風‥もはや、マジックでも手品でもなく、洗脳しちゃってんじゃないのって‥筆者の隣の雑草が言っちゃいそうですよ。

2025-01-03
副園長ブログらしいブログです。

年末年始にかけて、年末年始らしく、家族や友人たちと、家族や友人らしく、賑やかに、賑やからしく(こんな日本語はないんじゃないか)してみてはいるんだけど‥もうどこかで疲れているんでしょうね。

“らしく”ふる舞おうとしたり‥“らしく”ないふる舞いをしたり‥どっちに転がっても、“らしく”って、自分のイメージのうえを、演じているんでしょう。

でも、だからと言って、“らしく”をネガティブに、負の財産のように扱いたくはないんです。

ここのところ、ハラハラ限界な表現で言えば、男らしくや女らしく‥もはや社会の借金的な言葉と言ってもいいでしょう。

だけれども、本当に、“らしく”を無くして(亡くして)しまえば、誰もが息苦しさを感じることのない、公平で多様性のある、無垢で平和な社会が、そこにあるのでしょうか。

そもそも、社会という枠組み自体が、イメージのうえを走っているものだとしたら‥それぞれが、それぞれに、それぞれの“らしく”を演じた集合体が、その社会というものでしょうよ。“らしく”は、社会の秩序を作っていると言っておきたいですね。

息子らしく、弟らしく、兄らしく、親戚のおじさんらしく‥久しぶりに再会した友人らしく、あの頃の関係性が蘇った友人らしく‥たまにしか演じない“らしく”を、いっぺんに、同時に、それものんびりとしちゃったもんだから疲れるんでしょうね。

案外、副園長らしく、議員らしく、せかせかと、あくせく神経を使っているときのほうが、疲れないもんなんだよなぁ‥って。こんな、心のつぶやきは、昨日の元旦から、保育園のそばにある、カラオケ喫茶で歌いこまなきゃ、つぶやけないもんですよ。

※カラオケ喫茶「蔵等(くらら)」‥息子さんや、お孫さんたちが富岡保育園卒でもあるオーナーの経営する、さまざまな人たち(平均年齢は70.80あたりです)の最果ての居場所。筆者の“らしく”を、いつもあたたかく見守りながら、応援してくれています。感謝の気持ちは、定期的に通って、歌って飲んで伝えています。会員は常時募集していますので、歌が好きな方は是非!(笠岡市カラオケ連盟主催の大会にも出場できますよ)

★お正月期間、緊急のご用事があれば、筆者まで。(09X33715648)

2025-01-02
あけましておめでとうが過ぎてる

やけに食べ過ぎたり、飲み過ぎたり、神様に祈り過ぎたり‥いろいろとお正月だからって“過ぎる”自分を律するために。ここ数年、恒例と化しています、元旦・富岡保育園詣りに準じておりました。

園内外の、節々・端々・至るところへ【塩】を備え・撒き、『安心安全・無病息災』を願っていくんですね。今回は、加えて【お酒】も、やっておきましたので‥清め“過ぎた”感はありますが‥まぁ、これも験担ぎと言うことで。


あらためまして‥ブログ愛読者の皆様。あけましておめでとうございます。

2025年が、遂に‥いや、寝て起きたら‥やって来ましたね。テレビやネット、新聞などで報じられる新年には倣わず‥肩肘張らずに、チカラを抜いて、2025年1月1日を迎えたいと思います。

昨年は、能登半島の地震にはじまり‥日本航空機炎上‥ロシア対ウクライナ戦争‥中東紛争‥米大統領選ドナルド・トランプ元大統領の再選‥近年を支えてきた民主主義の瓦礫化、極端なポピュリズムの台頭、自国第一主義化‥今日の常識が明日の非常識に、瞬時の判断力と修正力が求められた一年‥だと、評されました。

この岡山県笠岡市の地においても、首長が変わり、理想主義から現実主義へ‥日本を覆う物価高・賃金安・超少子化・超高齢化・人口減を正面から受け止め、鋭い財政健全化計画が実行されようとしています。

世界・日本・岡山県・笠岡市‥大きな枠組みで、さまざまに語られるであろう、その評価に対して、いちように気をつけねばならないのは、その『二分法』です。

敵と味方、善と悪、正しいと正しくない‥物事を考える時に、その分かりやすい、単純な線を引くほうが、楽なんですね。ただ、楽なんだけれど、その結果、反するもの同士が、どんどんと乖離され、大きな分断と争いにつながってしまい‥がちになるんです。

世の中は、二分法からなる単純なものではなく、グラデーション豊かな、いや不確かさと混沌とする複雑なものであることを受け止め、だからこそ、謙虚に、一日一日を生きたいと思っております。


筆者の今年の抱負‥抱負を述べる前に、いろいろと新聞記事や宣伝広告などで、見栄えの良い・格好いい言葉に触れてしまったので、モロに影響を受けながらになりますが‥

『おおきな視野で、ちいさなことをする』です。

やっぱり、ちゃんと保育園の玄関は掃き掃除をしたいですし‥小学校の登校班の見守り隊をしたい‥そして、あの三叉路の街灯が切れているとの連絡があったので市役所へ連絡をしたい‥

職場や近所の方々に、ちゃんと挨拶と御礼をしたいですし‥先輩議員や市役所職員たちから、ちゃんと教えを請い習いたい‥

お見合いに興味は出たけど、結婚詐欺の小説を読んだので尻込みしたい‥身体を鍛えたいけど、ビール腹にも愛着を持ちたい‥

いや、もはや抱負でもなければ、いつもの副園長ブログの調子になっていますね。

ブログ愛読者の皆様のご多幸を祈るほど、筆者には念力はございませんが‥今年も、雨の日も風の日も、寝ても覚めても、毎日(だと思います)綴ります。こんな世の中だからこそ(どんな世の中だよ)頑張って、毎日、読んで下さい。

本年も、宜しくお願い致します。村上太志

★緊急(でなくても良いですよ)のご用事のある方は、筆者まで。(09X33715648)

2025-01-01
副園長の業の深さは果てしない‥

理事長から、法人職員グループLINEに、一通の長文のメッセージが届きました。内容は、1年間の振り返りと、感謝の言葉でした。

振り返りの中で‥今年11月に亡くなった、谷川俊太郎さんの『二十億光年の孤独』という詩が引用されていました。

人類は小さな球の上で

眠り起きそして働き

ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で

何をしてるか 僕は知らない

(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)

しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする

それはまったくたしかなことだ

万有引力とは

ひき合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる

それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく

それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に

僕は思わずくしゃみをした

‥詩の好きな理事長は、この詩から、当法人(社会福祉法人伸成会)で、筆者を含めた職員たちと出会えた“奇跡”と、そこで一緒に暮らしを営めている“感謝”を伝えたかったのでしょう。


2024年、最後のブログをどのように綴ろうかと‥理事長から職員へ向けたメッセージをあてがってみたり‥うまいこと、まとめてみたかったのですが‥本質的に、理事長と筆者とでは極端でありますが故に‥だからこそ、バランスの良い両輪となっているとも言えますが‥

筆者の手元には、1冊の小説が転がっています。大晦日‥公私に渡って、いろいろと片付けることもあったはずかもしれませんし‥反省しては来年に向けて準備することもあったはずかもしれませんが‥そんな大事な一日だったはずの、そんな貴重な時間に‥筆者は、「後妻業」(著者 黒川博行)という、ぶっちぎりの悪女が登場する小説を、一気読みしちゃいましたよね。

人間の業の深さは果てしない‥。

2024年も、365日、副園長ブログにお付き合いして下さり誠にありがとうございました。

ブログ愛読者がいること、時間を割いて読んでもらえること、富岡保育園に興味を持ってもらえること、保育に関心を持ってもらえること‥どれもが当たり前じゃない‥わけではありますが‥。

副園長の業の深さ故なのでしょうか‥2025年も、是非とも、お付き合いしてもらいたい‥見捨てず見守ってもらいたい‥愛の懇願をして、本日のブログを閉じたいと思います。

今年もありがとうございました。来年もどうか宜しくお願い致します。

★年末年始、緊急の連絡がある場合は、筆者まで。(09X33715648)

2024-12-31
社交辞令ではない、本気の挨拶。

12月30日、月曜日‥岡山県笠岡市の天気は、午前中、とても穏やかな陽射しを感じるものでした。その笠岡市神島にある、社会福祉法人“天神会”内、小規模保育施設「クレヨンKIDS」に寄ってみると‥ちょうど、天神会内をお散歩しようじゃないかと、ちっちゃな子どもが、ちっちゃな子どもに靴を履かせてあげようかと四苦八苦しているところに出会しました。

結局のところは、保育者が手を貸したわけなのですが‥履かせてあげようとする子どもも、履いてあげようとする子どもも、ともに一生懸命で可愛いものでした。

お散歩の目的の1つは、各施設の玄関へ飾られてある“門松”の見学だったみたいです。大人の上背くらいある、立派な門松は、子どももそうですが、僕たち保育者にとっても壮観で感動するものでした。邪気を払い、福を呼びこむ、力強さを全身で感じることができました。

各施設を回っていると、利用者の方はもちろん、スタッフの方々も、子どもたちを見るや、一目散に駆けて寄って下さり‥「今年もありがとね〜。また来年〜。子どもは“宝”じゃもんね〜。」と、ハイタッチや握手を通して、挨拶を交わして下さいました。

クレヨンKIDSの園長先生をはじめとしたスタッフたちも、「今年もありがとうございました。また来年も宜しくお願い致します。良いお年をお迎えください。」と、挨拶を返していると‥

子どもたちもですね、それに倣うようにして‥「ことしもありがとうございました!よいおとしを〜!」と、笑顔で感謝を伝えているんですよ。

天神会内では、この子どもたちの存在は、まさに“宝”なんだと‥その溢れんばかりに輝く希望を目にした、お散歩時間でした。

ちなみに、天神会内にある、「ベーカリー&カフェApple」の近くを通ると‥子どもたちが「パンかおう(買おう)!」って、口々に言うんです。お金を持ち合わせてなかったこともあり、寄っては挨拶だけにとどまりましたが‥「また、かいにくるね(買いに来るね)!」と呼びかける子どもの声は、社交辞令ではなく本気でした。

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2024-12-30
二足のわらじが馴染んできました

「ブログもちつき」と称して、昨日、当法人(社会福祉法人伸成会)を、うすに入れて、あれやこれやを、きねでペッタンコ!と、ついてまるめてのみこんじゃったわけなのですが‥

今日は、副園長自らを、うすに入れてみようじゃないかと。2024年、これを抜いては語れませんね。4月に行われた「笠岡市長・市議会議員選挙」に向けて、人生の中でも、これでもかって言うほどに、あつかましく、見知らぬ人たちのところへ飛び込んでは、自己アピールに励んでおりました。笠岡市には、こんなところがあったんだ、こんな人がいたんだと、歩き回ることによって、インターネットには出回らないであろう、情報にもたくさん触れたことは間違いありません。

天命でなければ、市民の皆様からの熱き一票らによって、晴れて当選した、筆者。議会に足を踏み入れる前に、すでに議会内の人間関係の思惑と言いましょうか、渦巻きの中に、身を投じざるを得ないことに‥ただ、この時とった判断は、次にとる判断への布石としては、筆者はベストでなくとも、ベターだったと納得しています。会派に入らなかったことで、会派の必要性に気づくことができたこと。また、入らなかった期間で、さまざまな会派の方たちとコミュニケーションを図ることができ、議会内の人間関係の見取り図を、筆者なりに把握することができたこと。これらは、当選以降の、一番の収穫でもあり、今後の議員議会活動に好手だったと思っています。

さて、必ずや、あげられるであろう「村上さんは、副園長と、市議会議員、二足のわらじを履いているわけだけど、いかがなものなの?」この質問に答えてみたいと思います。

おそらく、この質問には、こんな意図があるみたいです。「二足のわらじって、良し悪しがあるんじゃない?それぞれに、ちゃんと仕事できているわけ?中途半端になりませんか?まぁ、儲かるわけだから良いんでしょうけどね。」

このような意図のある質問には、当選後から、何度も出会しました。そして、答えとしては‥「僕の活動を見て、評価して下さい!」と言うしかないんですね。

副園長業に関しては、そもそも、業務内容が決まっていないため、自分の責任において活動するしかないんですね。(※活動ができていなければ、副園長業は廃業することになっています。)昨年まで取り組んでいた活動の大半は、各園長、副園長補佐、主任たちへ引き継いだこともあり、副園長業に関しても、今年は新たな局面に入っておりました。ここで言及するのもどうかと思いますが、今年は現場保育者たちへ、例年にないほど厳しい態度を敷いておりました。他者へ厳しくするって、つまりは自分へはその倍は厳しくしないといけないわけです。このプレッシャーは、自己の成長の助けになったことは言うまでもありません。

議員活動においては、副園長業よりも、いっそう手探りなところがありましたが‥1年目であることと、議員の中で最も若手であることが功を奏したのでしょう。新卒あがりの社会人1年目のような高揚感で、さまざまな方たちに、さまざまに教わることができました。

ある種で、副園長業と、市議会議員業では、属するコミュニティの中での立ち位置が反転するがため、筆者としては、おもしろいように、『言われるうちが華』を体感と体現することができたように思います。

「“ちゃんと”仕事ができているか?」‥“ちゃんと”が、どんな基準なのか‥時間なのか、ノルマなのか‥議員は、議会に参加している時に限らず、玄関から一歩出たら、議員活動が始まっていると思っていいでしょう。この思考が習慣化したことにより、副園長業も、その姿勢で臨めているところがあります。そして“中途半端”であれば、すぐさま、市民の皆様から、ちゃんと炎上するような職であるのが、議員でもあります。また“儲かる”という言い回しも、ただ単にお金の足し算であればそうなのでしょうが、もはや、副園長業と議員業で得たお金は、消費や投資などの価値観にあらずです。

筆者本人も、ようやく二足のわらじを履きこなせてきたかなと。また上司の理事長も、履きこなせてきた筆者を履きこなせてきたなかと。またもう1人の上司の議長も、さらには市長も筆者を履きこなせてきたなかと。年末にかけて、しっくりきはじめている筆者です。体力がもつ限り、二足のわらじを履きこなさないと得られない活動に従事し、結果を出していきたいと思っております。

だいぶと乱暴に、ペッタンコ!と、ついてみました。読者の皆様、上手にまるめてのみこんで下さいね。

★年末年始、緊急のご用事は、筆者まで。(09X33715648)

2024-12-29
いろいろと、のみこんで下さい。

本来ならば‥「ヨイショ!ヨイショ!」と、ぺったん!ぺったん!たくさんの人たちで、200人は超えていたでしょう、それはそれは賑やかに、おもちをついていたんだと思います。

いかんせん、このたびはインフルエンザの影響により「年末大感謝祭とみほ村もちつき大会2024」を中止にせざるを得ませんでした。ご期待に添えなかったことへは、また2025年の、日々の保育実践にて、あらためてお返ししていきたいと思います。

さて、良かったことも悪かったことも、清濁合わせ飲むように、おもちをついてついて、まるめてまるめて、のみこんじゃうことが出来なかったぶん‥この副園長ブログで、2024年のなんやかんやを、ついてついて、まるめてまるめて、のみこんじゃおうと思っています。

まずは、当法人(社会福祉法人伸成会)を、うすに入れちゃいましょう。2024年の幕開け当時‥お台所クルーの1人が怪我のためリハビリを要していたこともあり、ヘルプクルーが仲間入りしました。現在も継続して協力して下さっており、4人体制(給食室)で、富岡保育園の保育のど真ん中を支えてくれています。

食事の面においては、保護者、また保育士たちからの要望を、栄養士・調理師たちが、限りなく受け入れて下さり、メニューへの反映はもちろんのこと、配膳などに関しても、新局面を迎えることができています。正直、見学案内などでも、説明がつかないほどに、富岡保育園でしかあり得ない、食事を楽しむ環境ができつつあります。

4月からは、富岡保育園には、新卒クルーが2人、仲間入りしました。ここ10年を振り返る中で、20代クルーの占める割合が、1番多いのではないでしょうか。もちろん、指導にあたるベテランクルーたちにとっては、困難なこともあったでしょうが、日に日にハッキリと成長するクルーたちは、子どもたちの成長と重なる部分もあり、コミュニティ全体に躍動感を与えてくれました。

また、富岡保育園、クレヨンKIDS、それぞれに育休復帰クルーが仲間入りしました。2人とも、もともと落ち着いていた雰囲気の持ち主ではありましたが、産休と育休を経て、包容力に合わせて、コミュニティ全体への視野を広げてくれるようになりました。

子どもたちにおいては、クレヨンKIDSでは、0.1.2歳児という範囲の中で、周期的に今年は2歳児が少ない年度始まりでした。そのため、現場保育者たちも、子ども同士の関わりを持つキッカケ作りとしての介入に、工夫を凝らす姿が多く見受けられました。

富岡保育園では、5歳児のカラーが昨年度とは大きく異なり、子どもたちと現場保育者での話し合いが、よもやスムーズに運ぶ場面がよく見てとれました。もちろんスムーズにこしたことはないのですが、スムーズ過ぎると、大人主導の気配が漂ってしまう面もあるため、園内の“ルール”については、定期的に省みる必要がありました。最近は、2.3歳児あたりの集団の力が大きく感じられ、コミュニティ全体に与える影響力も強まっており、大人主導になりがちな面を打破するんじゃないかしらと、2025年期待している、筆者です。

ついてついて、つきまくっていると、いろいろと出てきますね。ブログ読者の皆様、うまくまるめて下さいよ。

課題もですね、大なり小なりはあってですね、来年に持ち越しているものもあります。

1つあげるとすると、就業規則です。2024年、管理職の大きな大きな反省と課題でした。弁護士さんや社労士さんにも、大変お世話になり、そして継続してお世話になるつもりでいます。筆者もそうなのですが、従業員に対して、良い職場を作るためには、法人において、一貫した強い基盤が最も必要だと、改めて思っております。それが規則だと言えばそうなのですが、筆者の考えでは、やはり理事長にあたる人物が、そうなのだと思っています。これを揺らがせる存在や事柄に対して、予防や対策をとることが、副園長の任務だと、改めて強く認識した一年でありました。

そして、もう1つあげるとすれば、とみほ村サポーターの方との、お付き合いについてです。サポーターの皆様とは、濃淡はあるものの、さまざまに、大勢の方とお付き合いをしております。ただ、あくまでも、富岡保育園、クレヨンKIDS、その保育あってのサポーターであります。法人の理念と、園の目標を真ん中にした、良好なお付き合いが継続できるように、制度ではなく、日々の細やかな心がけに重きを置いていきたいと思います。

勢い良く、つきましたので、上手くまるめこめましたでしょうか?のどに詰まらせないように、よく噛んで、あたたかいお茶でもすすりながら、のみこんで下さいね。

★年末年始、緊急のご用事のある方は、筆者まで。(09X33715648)

2024-12-28
子どもを真ん中に頭を下げる

2歳児の女の子が、2歳児の男の子に‥「あなた、なんさい(何歳)になったの?わたしは、さんさい!(3歳)」と問う姿は、年齢別のクラス活動が、ほとんどないがための質問なんだろうけど、どこか滑稽にうつっちゃうのは筆者だけでしょうか。この女の子について、姉御肌と表現することは、さて、ハラスメント又はジェンダーの問題にひっかかりはすまいでしょうか。

2024年が、刻々と、終わりを告げようとしています。富岡保育園では、丸一日、保育者たちは大掃除に明け暮れていました。もちろん子どもたちも、合間、合間に、自分たちの出来ること、気付いたところを、ヨイショ、ゴシゴシと、励んでおりました。見た目にもそうですが、「お!園内が、キリッと引き締まったな!」と感覚的にもキレイになったのは言うまでもありません。

たぶん、毎年、おんなじことを言ってんだよなぁって、筆者自身自覚はあります。年末、子どもを真ん中に、保護者の方と保育者が‥「今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。どうか良いお年をお迎え下さい。」と、頭と頭を下げて突き合わせ、挨拶をし合うわけなのですが‥これがまた、筆者の好きな光景の1つなんですよ。

もちろん、日頃もそのような光景はあるのですが、年末という節目でのこの挨拶は、一段と、頭と頭とが下がり、そして一段と心と心とが向き合っているように感じるんです。その光景を、真ん中で子どもが目撃できているってところが、より良いんです。これが教育なんですよ!と、言っちゃうとオヤジっぽいんですけどね。

社会を知ると同時に、子どもたちにとっては、「僕のために、私のために、大人たちが頭を下げている‥僕、私は、大事にされているんだな。」と、肌で感じるはずなんです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の年内お問い合わせは終了致しました。また来年宜しくお願い致します。

2024-12-27
もちつき大会中止のアナウンス

昨晩、開催されました「令和6年12月富岡北地区まちづくり協議会理事会」の会議録をご紹介したいと思います。


以下、会長からの挨拶です。

「師走になり、めっきり寒くなりました。皆さん体調を崩していませんか?冬の日は、何かと気ぜわしく、今年も残り少なくなりました。あれも出来なかった、これもやっておけば良かったと、毎年自責の日々は、私だけでしょうか。この一年理事の皆様にはお忙しい中、行事に尽力頂きまして、御礼申し上げます。寒さしのぎがたい折から、皆様にはご家族共々健やかに良き新年をお迎え下さい。」


【活動報告と予定】

①笠岡市出前講座「防火教室」の開催について

12月8日(日)富岡会館集会室および広場にて

笠岡地区消防組合の方をお迎えして、防火講話・通報訓練・消火訓練を実施しました。


②いきいき百歳体操体力測定 12月19日(木)


③いきいき百歳体操後 富岡会館窓ガラス清掃予定

12月26日(木)お手伝いして下さる方はよろしくお願いします。


④いきいき百歳体操 年始は1月9日(木)からです。


⑤出前講座「防災教室」の開催について

1月11日(土)9時〜12時 富岡会館集会室にて

防災講和・避難所開設設置訓練・炊き出し非常食試食・パーテーション設営・ダンボールベッド組立・ダンボールトイレ組立を実施します。


⑥桜椿公園ベンチ経年劣化の件

桜椿公園にベンチが欲しいとの地区要望により、ベンチを6年前に6台購入しました。その後、経年劣化のために、腐食して破損している状況です。


⑦まちづくり活動報告会 1月25日(土)13時~15時半 ギャラクシーホールにて


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。


※「年末大感謝祭とみほ村もちつき大会2024中止のお知らせ」です。12月28日(土)開催予定にしていました、もちつき大会について‥インフルエンザの影響により、保健所などとの相談の結果、このたび中止の運びとなりました。ご理解のほどを宜しくお願い致します。

2024-12-26
未来の保育の在り方を考えよう!

大雑把な説明です。先日、“情熱大陸”というテレビ番組で、元メジャーリーガー“イチローさん”の特集が放送されていました。その中で、こちらも元メジャーリーガー“松井秀喜さん”と対談するコーナーがあったのですが‥

2人揃って、現在のメジャーリーグに警鐘を鳴らすんですね。見ていてストレスがたまる、退屈であると。

その要因の1つに“データ”“数字”が、常に見えるところにあって、そして“それ”に支配されちゃって、自分で考えることのない、“感性”を失った野球になっていると、2人して言うんです。

ピッチャーがボールを投げると、そのすぐ側のボードには‥スピードだけでなく、回転数や軌道、また投球フォームだったり、さまざまなデータや数字が、瞬時に目に入るわけです。

また、試合中であっても‥このピッチャーの時の、このバッターは、ここに投げると、ここに◯%の確率で打球が飛ぶから、守備位置を変更する必要がある‥なんてね。データや数字に基づいて試合がなされていくわけです。

必要に応じで、それはデータや数字を扱えば良いのでしょうが、本当に全面的に、むしろ、それらのみを信じて野球をするってのは、もはやデータや数字を作り計算した人に野球をやらされていないだろうか‥そんな話しを、イチローさんと松井さんはしていました。

野球界に限らず、保育界も、メジャーリーグ的な風潮がいつぞやかやって来るのでしょうか。

この保育園の、子ども主体性は◯%だな。あの子どもの、非認知能力は674‥特に好奇心が96で目を引くが‥忍耐力が13と乏しいので、もう少し〇〇の活動を1日20分追加してあげて下さい。

ピピピピピ‥時間です!〇〇ちゃんのオムツ替えをお願いします。右おしりに傷があるため、◯%加減をしながら行なって下さい。

保育室にもデジタルモニターが掲げられ、保育士には、モニターとBluetoothで結ばれたイヤホンから、AIによる指示により、活動の変更や、オムツ替えをしていくんです。

保育士が考えることのない、“感性”を失った保育‥イチローさんや松井さんに言わせると、ストレスがたまる退屈な保育‥未来の保育の在り方を考える時が、やって来ています。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方、現在、インフルエンザの影響により、ご遠慮いただいております。ご理解のほど、宜しくお願い致します。

2024-12-25
サンタクロースとカブトガニクス

そもそも、サンタクロースさんは、世界中に何人いるんだか(何人もしくは何匹⁉︎)わかんないうえに、どこから、どうやって‥ノルウェーなんだか、トナカイのひくソリなんだか、さまざま憶測がある中で‥

富岡保育園は(筆者が就職して以降の統計になりますが)園のクリスマスパーティーの最中に、百発百中と言っていいくらい、現れるんですね。パーティーが、サンタクロースさんを呼ぶのか‥それとも、サンタクロースさんが、パーティーの匂いを嗅ぎつけるのか‥そのあたりも、よくわかんないのですがね。

本日、12月24日、1日早く、富岡保育園では、クリスマスパーティーが開催されました。子どもたちも、先生たちも、それぞれにカラフルな服装をまとい、クリスマス気分を味わっていますと‥やっぱり、現れたんですね、サンタクロースさんが。

それも、ここ数年、体型や背格好など同じようなサンタクロースさんのようにも見えるのですが‥これも、もしかすると、そのようなサンタクロースさんが大勢いるかもしれないので、同じとは断定できませんし、去年と似ているというくらいでしょう。

出迎えたピンクの服装をした先生に連れられて、サンタクロースさんが、子どもたちの前に現れました。その表情は、髪の毛なんだか、髭(ひげ)なんだかわかんない白い毛にまみれて、読み取れないんだけど、どこか、余裕しゃくしゃくに、子どもたちや、先生たちを、じっくり見回していました。

紹介する先生は、やっぱり、そのサンタクロースさんに圧倒されちゃって、たどたどしくもなります。それも、まだ富岡保育園歴は2年ですから、まさかパーティー中に、ピッタリのタイミングで現れるなんて、想像もつかなかったことでしょう。

ちょうど、みんなで「カブトガニカス」(昨日のブログをご参照下さい)を踊るところだったので、「サンタクロースさんも、カブトガニクスって知っていますか?一緒に踊りませんか?」そのように問いかけると‥

「知らないけど‥是非、一緒に踊りたいです!」と、ノルウェーなんだかの北の国じゃあ、カブトガニなんて初耳だろうし、まさかその踊りがあるなんてね。興味津々になっちゃった、サンタクロースさん‥これが、踊り出すと、予想以上にノリノリで、子どもたちにも負けないくらい楽しんでんのね。

まさか、まさかが続くわけですから、パーティー担当の先生たちも、おろおろしちゃいそうだったんだけど‥これがまた、担当じゃない先生たちが、絶妙なタイミングでヘルプしてるの。このタイミングの良さは、サンタクロースさんゆずりなんだろうかと思っちゃうくらい‥欲しいタイミングで、合いの手や笑い声、ほんのフォローを入れていくわけ。

1年に1度しか現れないサンタクロースさんから、僕たち保育園の先生は“タイミング”について、毎年学びのプレゼントをもらっていたんでしょう。もちろん、子どもたちへも‥全園児分、ぬかりなく、プレゼントをいただきました。本当にありがとうございました。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方、ただいまインフルエンザの影響により、当面、ご遠慮していただいております。ご理解のほどを宜しくお願い致します。

1.2.3.4!
2024-12-24
クリスマスとカブトガニクス

「笠岡青年会議所」プレゼンツ、岡山県笠岡市地域おこしソング『カブトガニクス』‥12月23日、月曜日、16時10分、富岡保育園の園庭で鳴り響いては‥園児も、職員も、踊り狂っているんですね。

『カブトガニクス』については、少々説明が要るかと思いますので、筆者の知っている限り、書き連ねますね。

実は、「ケロポンズ」という、“おかさあんといっしょ”などにも楽曲提供などされているアーティストが作った、子どもたちに大人気の『エビカニクス』という曲があるんですね。エビとカニの模写を、リズミカルに踊るダンスが、これがまた人気に拍車をかけているわけなのですが‥

この、エビとカニの代わりにですね‥笠岡青年会議所の方たちは、笠岡市の誇れる、生きた化石“カブトガニ”を当てはめちゃったんですね。思いつきそうで思いつかない‥そして、やれそうでやれない、この替え歌ダンスに、“やる”と決めて行動を起こされたわけなのです。

「ケロポンズ」の事務所に問い合わせ、許可をとり‥歌にダンスに‥たぶん、ご本人たちでしか分かり得ない、たくさんの苦労の中‥筆者と、そう年齢の変わらない男性群が、カブトガニの被りものを被り、5色の全身タイツに身を包み、ケロポンズ顔負けに踊っているわけですよ。

笠岡市内の各イベントでお披露目し、またYouTube上でも大バズりした、この『カブトガニクス』ブームが、遂に、富岡保育園へもやって来たんですね。

明日のクリスマスパーティーで、『カブトガニクス』がプログラムに組まれておりました。もしも、運良く、サンタクロースが、その時間に到着されたら、一緒に『カブトガニクス』が踊れちゃうかと思うと‥明日が楽しみで仕方ないですね。

「笠岡青年会議所」の皆様におかれましては、素敵な替え歌地域おこしソングを、工夫と勇気と努力をかけて作って下さり、大変感謝しております。感謝の気持ちをもって、『カブトガニクス』を富岡保育園でも踊り続けたいと思います。

※カブトガニは剣尾類だそうです。(甲殻類ではないそうです。※替え歌の歌詞に登場していました。)

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方、現在、インフルエンザの影響により、ご遠慮していただいております。ご理解のほど、宜しくお願い致します。

★「笠岡青年会議所」にご興味のある方がおられれば、お声かけを、副園長村上まで宜しくお願い致します。ご紹介しますね。

2024-12-23
もちつき大会【中止】のお知らせ

はじめに、お知らせからです。ご存知の方もおられるかと思いますが‥12月28日(土)に開催予定としていました『年末大感謝際とみほ村もちつき大会2024』を【中止】する運びとなりました。お察しの通り‥猛威をふるうインフルエンザ感染者増により、保健所の方々などと相談した結果の決定でございます。楽しみになされていた方も多く、大変残念ではありますが、ご理解のほどを宜しくお願い致します。

(もしも、お知り合いで、もちつき大会に意気込んでおられる方がおられましたら、中止の旨をお伝え下さい。)


さて、残念なお知らせに、げんなりしちゃった方もおられるかもしれませんので‥こんな時だからこその、筆者の恋愛事情を綴ってみたいと思います。

おそらく、大半の方にとって、本当にどうでも良い話題だと思っています。なんせ、筆者は世間一般で言うところの、アラフォーの独身男性。今日の日本経済新聞一面の見出しに掲げられていました『子いない独居高齢男性 2050年に520万人 孤独死の懸念も』の対象者と、そう変わらないわけです。もはや、恋愛などよりも介護の心配をしておけとばかりの、世論の声ですよね。

先日、出席した、笠岡市議会議員「ハラスメント研修」でのこと。独身者に対して、「いい人はいるの?」「誰か紹介しようか?」などの声かけは、ハラスメントに該当することを教えてもらいました。なるほど、たしかに、そうだよね!って、理解できる反面‥おいおい、じゃあ、どうやって知り合えばいいんだい!?と、ツッコミを入れたくもなりましたよね。

だったら、文明の利器を使って、スマホのアプリでなんとかしちゃえばと言う訳なんだけれど‥PayPayなどのデジタル決済すら出来ない筆者には、ハードルどころか、棒高跳びくらい高いのですよ。

こんなに言い訳がましいと、潔く、お見合いが性に合っているんだろうなと、ここのところ思いながらですね‥

昨日、村田沙耶香さん著書の「コンビニ人間」を読んだんですね。これがまた、痛快なまでに、現代の“普通”に対して問うわけですよ。

多様性だ、多様性だと、画一的に世間は叫んでいるものの‥実のところ、画一的な社会を望む世間。

もしも、筆者が、お見合いで“結婚”したとなれば、自ずと、次は“子ども”‥“マイホーム”‥そして、そのステージごとに出会う人生の“喜び”や“苦難”を味わうことを、画一的な社会は望み、奨励しますよねって、この本は言わんとするんですね。

もしかすると、ブログ読者の中には、「僕は、私は、いたって“普通”だから‥その本には共感できひんわ〜。」と、思う方もおられるかもしれませんが‥案外、“普通”って、もっと身近なところにあるんです。

例えばですね‥あなたが起きる時間。あなたが着る服。いかがですか?会社勤めであれば、出勤時間から逆算して起きているだろうし‥服装だって、制服の時もあれば、お母さんとしての服装、◯代の服装だなんて、世間のどこかの基準に合わせて着ていますよね。

しかし、もしも、仕事をやめたとしたら⁉︎あなたの起きる時間は、あなたが普通と思っていた時間でいられるでしょうか?服装だけに限りませんよね?お化粧や、爪やムダ毛処理など、それまで普通と思っていた通りにできるでしょうか?

恋愛事情を語る予定が、ムダ毛処理にまで話がそれて申し訳ありません。多様性を尊重する寛容な社会にあって、『多様性を尊重すればするほど画一性を求めるのが人間の性なのであれば、もはや、あらかじめ画一性を認めた方が多様性は尊重されるんじゃないだろうか』と、村田さん著書の「コンビニ人間」主人公ばりに説いてみた‥お見合いする前に、歴史や作法などを学ぼうとしている、筆者からのレポートでした。

それでは、皆様にとっての“普通”の日曜日をお過ごしできることをお祈り申し上げ‥閉じますね。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方、インフルエンザの影響により、現在、ご遠慮していただいております。もうしばらくお待ち下さいませ。

2024-12-22
逆に!?

今日は、富岡保育園のことではなく、村上太志(むらかみたいし)についてのお話しです。なので、園の情報や、保育・幼児教育についての専門的アドバイスをお求めの方は、適当にあしらって下さいね、また明日お会いしましょう。

筆者は、口癖の1つに「逆に」という言葉を持ち合わせています。この口癖って、筆者の性格が、そんまんま表されたものだと思っています。

誤解される前に、訂正して、話しを進めますが‥筆者は、特段、オリジナリティーを持ち合わせているわけではなくって‥あくまでも、スタンダードを正確に把握しながら、それでいて、その“逆”の発言や行動を好んでするわけです。

すでに、ここまでの文章を読むだけでも、その厄介さは伝わったかと思いますがね。

学生時代、クラスのグループリーダーになることがあったのですが‥メンバーを選んでいく際に、その厄介さが発動するんです。クラスの中で、嫌われてしまっている人たちでメンバーを構成するんですね。はじめこそ、上手くはいかないものですが、嫌われ者という共通項が手伝って、おもしろい人間関係が構築されちゃうんです。

これも、学生時代だったかな。家庭科で、ナップサックをミシンで作る授業がありました。10種類以上の絵柄から、布を選ぶのですが‥周りの声に聞き耳を立てながら、一番不人気の、誰も選んでいないであろう絵柄を選びました。ただ、この選び方をした同級生が、もう2人‥ブルドッグの絵柄のナップサックを背負った後ろ姿を、もう2人確認した時に分かってしまいました。ちなみに、その1人とは、数年後、親友となり、今でも親交を持たせてもらっています。

さて、もうお分かりの通り、筆者は、他者と一緒、同じであることが“苦手”ではなくって、ただ単に“嫌い”なだけなんです。なので、一緒であること、同じであることに、理解も示せますし、なんなら、一緒のことも、同じであることも、ある程度、できると思っています。あくまでも、筆者の感覚での、ある程度ですけどね。


本屋さんに足を運ぶことが日課と言ってもいいくらい‥もはや、バイトさんよりも顔を出しているんじゃないかと思っている、筆者。

本屋さんって、雑誌から、小説、漫画‥ありとあらゆる種類の本が立ち並んでいるわけなのですが‥図書館に比べると、“新刊”が絶対的に多いわけですよ。つまりは、世間の最新のスタンダードが、ざっくりと、表紙のタイトルだけに目を配ったところで分かるもんなんです。

で、このスタンダードは、世間に“需要”とされて“供給”されたものであると同時に‥厄介ではありますが、【逆に】供給されるために、需要を作り出して供給されたもの、とも思えてくるんです。分かりやすく言えば“ブームの仕掛け人”でしょうか。

教養コーナーでの、表紙見せに並ぶタイトルを眺めてみると‥発達障害とグレーゾーン・知的障害と発達障害・発達障害と間違われる子どもたち・愛着障害と複雑性PTSD・学校の中の発達障害・発達障害グレーゾーンの部下たち・子どもを呪う言葉と救う言葉‥など、3分の1が、発達障害関連のものでした。ちなみに、残り3分の1は政治関連、そして残りの3分の1は心の持ち方関連でした。

次に、育児コーナーへ。ここでも3分の1は、発達障害関連。そして、残りは、思春期・不登校・モンテッソーリ教育というキーワードが立ち並んでいました。

ちなみに、ビジネスコーナーでは‥傾聴と投資というキーワードが占領していたかと思います。

さて、何が言いたいわけではありませんが‥ブームに乗るも良し、流されるも良し、作るも良し、嫌うも良し、そして知らぬが仏といったところでしょうか。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方について、現在、インフルエンザ蔓延により、ご遠慮をお願いしております。しばしお待ち下さい。宜しくお願い致します。

2024-12-21
シャープ1のプロ根性

夕刻になりますと、あっという間に薄暗く‥いや、真っ暗になりますね。12月20日(金)、午後17時18分。富岡保育園の園庭では、いつもよりも、保育者の笑い声が、シャープ1ほど、高いような気がします。

インフルエンザが猛威をふるい‥本日、インフルエンザの認定を受けた子ども、また似たような症状の子どもも含めて、50名を超える欠席者でした。

ご想像の通り、職員も、保護者の方々も感染しています。近隣の中学校や、高校でも、学級閉鎖の声を聞いております。

こんな時って、ほんの少し前に、コロナ禍で、嫌ってほど、対策や対応を学んだので、富岡保育園として、できる範囲、できる限り、尽くしています。

たいてい、「〇〇君から‥〇〇ちゃんから‥〇〇さんから‥〇〇先生から‥」なんて、発生源の犯人当てクイズがはじまっちゃうわけですが‥特に新種のウイルスでも無いのであれば、これはかなりの無駄な行為です。

登園した子どもへは、定期的に検温をしたり、手洗い、うがいをすすめつつ‥しっかり換気をしながら、なるべく、普段通りの保育を心がけるよう努めます。

そして、保護者の方に対しては、現状をきちんと知らせながら、お互いに“おもいやり”の気持ちが巡るように、コミュニケーションに注意を払います

なぜ、注意と記したかと言いますと‥やっぱり、お仕事などにも影響しますし、なんなら、クリスマスや年末年始なども控えているわけですから、余計と神経がふるっちゃうはずなんです。なので、その、ふるえに対して、僕たち保育者は、きちんと理解を示してから、いろいろとお伝えしなきゃいけないんです。

また、同僚に対しても、心構えがあります。負のループにハマっちゃうと「あなたが、感染したから、僕たち、私たち、しんどいじゃない!」なんて、心の声が響きはじめるんです。これって、悪気がなくって、人間の防衛本能と言いましょうかね。

だからこそ、負のループにハマらないためにも、シャープ1ほど上げて、笑っては、さきほどまで、サッカーボールを勢い良く、子どもたちと蹴り合っていました。

コロナ渦もそうでしたが、コミュニティとしてピンチだな‥って、思った時こそ、チームの真価が問われるんだと思うんです。

抱っこした子どもから、鼻水が飛んでこようと、くしゃみで唾が飛んでこようと、笑い飛ばす現場保育者たち。すんごい、プロ根性だと、めちゃくちゃ感心と尊敬をしています。


園児の皆様、保護者の皆様、また現場保育者の皆様、このたびのインフルエンザ渦において、ご迷惑をおかけするとともに、愛のあるご協力に、大変感謝しております。

どうか、くれぐれも、心身ご自愛のもと、穏やかな夜をお過ごしくださいませ。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加については、現在、インフルエンザ渦において、ご遠慮していただいております。ご了承下さい。

2024-12-20
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