富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

潮見さんありがとうございました

先日、この富岡地区において、地域に【全身全霊を懸けて】携わっておられた方が、あの世へ旅立たれました。

この場をお借りして、ご冥福お祈り申し上げます。

この方と筆者とのご縁について、今日は少しだけ綴らせて下さい。

この方と、はじめて知り合ったのは「富岡北地区まちづくり協議会」理事会でのことでした。

各町内会ごとの代表が集い、地域のさまざまな課題に向き合うのですが‥各町内会ごとの性質って、ほんの数10メートル先で、違うこともあるんですね。性質が違えば、課題も違う、代表者の意見も違う。

つまりは、それらを、まとめて、切り盛りするのって、かなりの難易度なんです。

ただ、この方は、いつも、毅然とされており、また事前の準備も入念にしておられました。そして、それぞれの違いを、しっかりと交換させながら、会の終わりには、いつも、うまくまとめておられました。

また、この方とのご縁が深くなったエピソードの1つに‥筆者が笠岡市のコミュニティラジオの番組を持っていた時、ゲスト出演してくれたんです。

富岡北地区まちづくり協議会や、行政協力委員長など、地域貢献活動への質問もしましたが‥若かりし頃のことや、ご趣味などのプライベートな質問にも、誠実に、また楽しみながら答えて下さいました。

お仕事をされていた頃は、さまざまな外国の方へプレゼンする際に、にわかに対象となる外国語を、連日の徹夜で勉強して、想いを伝えたエピソードであったり‥。ペルーのマチュピチュへ行ったエピソード‥。お好きな自動車遍歴を語って下さったり‥。

この方の、誠実で、真っ直ぐな、また努力を惜しまない、そんな人柄に触れることができ、尊敬の眼差しは、さらに熱くなったことを思い出します。

晩年は、ご病気によって、思うように動かない身体を、懸命に奮い立たせ、地域への貢献を惜しまない、その姿に‥筆者だけでなく、地域のさまざまな方たちが、胸を打たれ、また背中を押され励まされたことは、言うまでもありません。

あの世があるならば、この世でのお疲れを、しっかりと休んでとっていただきたい。そして、晩年は、ほとんど食べれなかったとお聞きしています、お好きなお食事を召し上がっていただきたい。そしてまた、あの世でも、旅を楽しんでいただきたい。そして、そして、一息つきましたら、またあの世から、この富岡地区を見守っていただきたい。

地域貢献の強い意志を引き継ぎ、富岡地区、笠岡市の持続と発展に、筆者もまた懸命でありたいと思います。


あらためて、本当に長い間、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-04-14
私の 名前は 村 上 た い し です

さきほど「第2回 備南聴覚障がい者協会 定期総会」に、顧問という立場で参加させてもらいました。

貴重な機会を与えて下さいました、協会の皆さま、誠にありがとうございました。また、会の、これからの発展を心よりお祈り申し上げます。

ちなみに、来賓には、浅口県議、笠岡市長、浅口市長、里庄副町長、そして、顧問として、筆者と、浅口市議が、顔を揃えていました。

各人、挨拶では、不慣れな手話をあつかい、気持ちを伝えておられました。

ちなみに、筆者も‥「おはようございます。私の名前は、村、上、た、い、し、です。よろしくお願いします。」と、自己紹介の部分を、手話を用いて挨拶しました。

ただでさえ、挨拶となると緊張するものですが、うろ覚えの手話に、さらなる緊張を覚えたものです。

ただ、ひとつずつの手話を、たどたどしく行う、その都度、その都度、参加者の方々が「ウンウン」と、うなずいて下さり、また最後には拍手までして下さるんですね。

もしかすると、0,1,2歳児あたりの子どもが、話し始める、その時の周りの反応も、このような感じなのでしょう。

今回、筆者は、言ってみれば、話し始める子どもサイド。うなずいてもらったり、拍手してもらったりすると、とっても嬉しかったわけですよ。

子育て、保育の現場においても、あらためて、心がけなきゃなんないことですよね。

子どもが何を言っているか分からなかったり、また自分が忙しくしていたり、何かしらの理由があると、ついつい、うなずくことすら、目を見ることすら、身体を向けることすら、怠ってしまうことがありませんか?

そんな態度って、話す子ども、伝えようとしている子どもにとっては、嬉しくはないですよね。

話すこと、伝えることへ【嬉しい】という気持ちを経験することで、はじめて、他者の話しを聞こう、理解しようとするのだと思います。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-04-13
悲劇の削除ボタンタップを経て‥

やっちゃいました!朝イチから、大失敗です!

早朝から、念入りに文章構成を考えて、ブログを綴っていました。

「大きな服を着せよう!」とタイトルをうって、かれこれ2時間かけて。

綴り終え、最後に投稿のボタンをタップすれば、それで良かったんです。

ですが、何を思ったのでしょうか‥削除ボタンをタップしてしまうだなんて‥。

お風呂につかりながら綴っていたもんですから、手も足もシワシワですし、落胆から、どんな内容を綴ったか、思い返そうにも、しんどいどいものです。

たしか‥

『副園長会議』やりまっせ!と、張り切ってブログ愛読者へ呼びかけ‥

今年度、富岡保育園の各委員会の【委員長】に、なぜ社会人3年目の若手を抜擢したかを‥かくかくしかじか、細かく説明したのですが‥

もはや、説明する気が失せてしまったので‥申し訳ありませんが、当人たち、またブログ愛読者たち、察してくだされば、ありがたいです。

その他で言えば、固定担任制と、チーム保育制で育つ人材の違い、またメリットとデメリット両面を細かく分析した文章を綴りましたが‥

こちらも、申し訳ありませんが、お察しくだされば、ありがたいです。


どうしようもないブログになってしまいましたよね。申し訳ありません。

せめてもの償いで、タイトルに「大きな服を着せよう!」と打った理由くらいは、思い返してみましょう。

ブログ愛読者も、ご存知でしょう、UNIQLOという大きな企業がありますよね。

UNIQLOでは、若手の人材育成の際に「大きな服を着せる」ことを厭わないんだそうです。

実は筆者もその口で‥25の時に、主任の服を。29の時に、副園長の服を着せてもらいました。

ガッバガバの服を着こなすために、あれやこれやと、失敗に失敗を。そして失敗に成功‥そして失敗を。その積み重ねで、服に見合った体型になっていったものです。(ここのところは、少々、はみ出ているのかもしれません‥規律正しくシェイプアップが必要だと自覚しています。今日の、うっかり八兵衛、削除ボタンタップの悲劇も、その影響でしょう。)

ちなみに、服を用意してくれた理事長は、20代半ばから後半にかけて園長の服をまとっていましたよ。


上手くいかないことはもちろんあるでしょう。

トラブルやアクシデントももちろんあるでしょう。

チャレンジに、失敗‥その積み重ねで【責任感】と【信頼感】が獲得できる。

“過保護”と“過干渉”に注意した、見守る人材育成を、当法人では今年度重点的に取り組んでいきまっせ!!!

と、いった内容のブログを、綴ろうとしたんだと思います。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望とお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-04-12
抱っこひも赤ちゃん落下に要注意

おはようございます。今日から小学新一年生たちは、歩いての登校になります。

ただ、あいにくの雨‥傘をさしながらの歩行になるため、道路の凸凹や溝、また対向車などに、十分に気をつけて行ってほしいと願います。

また、僕たち自動車や自転車、バイクなどの運転手も、いつも以上に安全運転を心がけたいと思います。

ブログ読者の皆さまも、どうかご協力よろしくお願いします。


さて、リスクマネジメント系統の話題を共有したいと思います。

一昨日の朝日新聞から2つ。

1つ目は『抱っこひも 赤ちゃん落下に注意』‥抱っこひもから、赤ちゃんがすりぬけて落ち、重いけがを負う事故が後を絶たないとして、国民生活センターが注意を呼びかけている記事です。

落下事故の91%が0歳児。特に3ヶ月以下が46%と、月齢の低い赤ちゃんが、調べでは多かったそうです。

重いけがのうち、骨折あるいは、頭蓋内損傷というけがを負ったケースも複数あったとのことです。

使用状況を見ると、特に着用中が7割。抱っこひもから子どもがすり抜けたことによる落下が最も多いようです。

そして、そのうち、4割が、抱っこひもを緩めていたなど、誤った装着状態だったとのことです。

保護者の方でも、ご夫婦で兼用する場合。また保育者でも、使う人が変わったり、逆に使われる人が変わったり、また季節に応じて服装が変わるなどの場合【その都度調整する】ことが必須だと、国民生活センターはアドバイスされています。

着用中、腰を曲げて前かがみになる姿勢はとらずに、子どもを手で支えながら、ひざを曲げてしゃがむことが大切とされています。

再度、確認になりますが‥『使用時には、子どもの体格や月齢に適応しているかを確認して、ストラップを調整して、子どもと大人の体の隙間ができないようにすること』を注意しましょう。


次は2つ目。

『百日せき 患者急募~赤ちゃんは重症化の恐れ~』

激しいせきが特徴で、症状が2~3ヶ月続く「百日せき」‥国立健康危機管理研究機構によると、3月末時点で、患者は4771人。昨年1年間の患者数をすでに上回ったとのことです。

免疫がない生後数ヶ月の赤ちゃんは、重症化しやすく、脳症や肺炎になることもあるそうです。また、無呼吸発作や、けいれん、呼吸停止などを起こし、亡くなる恐れもあるとのことです。

予防は、ワクチンが有効で、定期接種化されており、生後2ヶ月から1歳半までの間に計4回の接種が勧められています。ただ、効果は次第に弱まるそうで、接種していても、感染する場合もあるようです。

激しいせきが症状としてあれば、赤ちゃんから大人まで、すみやかに最寄りの病院へ、まず受診することをオススメしたいと思います。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-04-11
保育園は、いつでも帰れる“巣”

富岡保育園の玄関口を入って、すぐのところに、ツバメの“巣”があります。

築何年だったっけな‥ツバメたち本人のドラマもあったでしょうし、園児や保護者、保育者にまつわるドラマも、たくさん生まれた巣”なんです。

思いかえしてみると‥興味がまさっちゃった子どもが、虫あみでツンツンして巣を壊してしまったり‥。

翌朝見ると、ヒナが一匹減っていて、近くで甲高くカラスが鳴いていたり‥

さまざまな苦境を重ねながら、何匹かのヒナが巣立っていった“巣”なんです。

毎年、帰ってくるツバメが、同じツバメなのか‥もしくは、この巣から巣立ったヒナが、大きくなって帰ってきているのか‥親戚筋なのか、はたまた新しいツバメなのか‥知るよしはありませんが‥

今年も、最近になって、また帰ってきているんです。おそらく夫婦なのかな。二匹くらいが、巣の補修を、代わりばんこで始めています。

今年は、この“巣”から、どんなドラマが生まれるのか!?静かに見守りたいと思います。


さて、帰ってきたのは、ツバメだけじゃないようですよ。

さきほど、小学校の入学式を終えた、新一年生たち、またご家族の皆さまが、初々しく、富岡保育園へ足を運んでくれました。

少し大きめの制服姿は、保育園時代とは違った真新しさを感じました。

小学校時代に生まれる、新しいドラマを、静かに見守りたいと願っています。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

春の交通安全運動in富岡
2025-04-10
声にメリハリと変化をつけよう!

そろそろブログ愛読者たちにも、お伝えせねばなりませんね。

今年度、社会人福祉法人“伸成会”では【特別プロジェクトチーム】を2班結成しました。

A班は、今年の10月に、徳島で開催される、GT(見守る保育)中四国大会で、実践発表を。

B班は、来年の6月に、北九州で開催される、全国私立保育連盟全国大会で、実践発表を。

メンバー構成は‥A班は、クレヨンKIDS園長先生と、2年目保育者。B班は、富岡保育園園長先生と、3年目保育者。

ともに、現在行っている保育実践を振り返りながら、保育の質向上に活かせる、プロジェクト活動を目指します。

実践発表の機会を与えてもらったことに感謝しながら、法人全体の成長につながるよう取り組んでいきたいと思います。


筆者もオブザーバーとして、発表内容や、発表の練習に、積極的に口を挟むつもりでいます。

そのつもりで、現在、2冊の本を読み込んでいます。

著者の肩書きは‥エグゼクティブ・スピーチコーチ、コミュニケーション・ストラテジスト‥横文字が半端ない、その方は岡本純子さん。

本のタイトルは「1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!伝説の家庭教師が教える門外不出の50のルール 世界最高の話し方」‥これが、1冊目。

2冊目は「人間関係のモヤモヤ、ストレスがいっきに消える!伝説の家庭教師が教える7つの言い換えの魔法 世界最高の伝え方」‥。

もはや、著者の肩書きと、タイトルを読んだだけで、強くなった気がしているのは、単純な筆者だけでしょうか。

今後、ブログ内でも、勉強した内容を小出しにするつもりなので、プロジェクトメンバーでなくとも、参考にしてみて下さい。きっと役に立ちますよ。


ちなみに、本日、小出しするのは、【メラビアンの法則】です。

人の印象は‥「見た目が5割」「声が4割」「言葉が1割」なんだそうです。

そして、“声”で何より大切なのは‥「メリハリ」と「変化」。

キーワードは“ゆっくり”と、緩急をつけることがポイントです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-04-09
手をあげて!右!左!右!

昨日、笠岡市の小学校では、新年度の始業式がありました。なので、午前中で授業が終わったのでしょう。午後から、ぞろぞろと、富岡保育園へ、小学生たちが遊びに来てくれました。

「オレ、4年生になった!」

「わー!おめでとう!」

小学生たちの進級の喜びも分かち合いながら、園内の活気づく様子が、とても微笑ましく感じた瞬間でした。


さて、さきほど、そんな小学生たちの登校班に、付き添って歩いた筆者。

誰が何組で、誰々先生で‥新年度スタートならではの会話が弾んでいました。

そんな折に、2号線をまたぐ、歩道橋に、1人の男性が‥笠岡市のマクドナルド付近です。

歩道橋の影に隠れながら、道路に行き交うクルマを鋭い視線で見つめていました。

そして、何やらのメモをとるやいなや、トランシーバーのようなもので、連絡をとっているんですね。

筆者も含めて、運転免許をお持ちの方なら、察したはずです。

歩道橋の上から、東の方角を見渡すと‥ちょうど、カメラのキタムラ付近に、白バイが2台。

この6日から15日までが【春の交通安全運動】の期間なんですね。

おそらく、筆者が見かけた取り締まりは、シートベルトと、スマホのながら運転をチェックしていたと思います。

交通安全運動の期間だから、気をつけるってわけでもありませんが‥せっかくの機会ですから、再度、安全運転や、横断歩道の渡り方など、要注意したいと思います。

★保護者の皆さまへ

富岡保育園前には横断歩道があります。必ずお子さまと手をつないで、そして、手をあげて!右!左!右を見て!気をつけて渡りましょう。宜しくお願い致します。

★富岡保育園前を通るドライバーの方へ

富岡保育園前には横断歩道があります。横断歩道付近では、いつでも停止できるスピードを心がけましょう。また横断歩道前で渡ろうとしている歩行者がいる場合には、必ず停止しましょう。ちなみに、この場所でも、時々、取り締まりを行っていますよ。ご注意下さい。

2025-04-08
歯みがきで、便秘改善!

4月7日(月)朝日新聞15面に、こんな見出しが打たれていました。

『歯みがきする子 便秘になりにくく』

東北大と、東北福祉大のチームが、約8万組の母子のデータからとりまとめ、科学誌に発表した研究結果です。

歯みがきを毎日しない幼児は、1日2回以上の歯みがきをする幼児に比べ、慢性的な便秘になるリスクが6割増加。

過敏性腸疾患など、消化器系の病気を持つ患者は、重い歯周炎があるなど【口と大腸は消化管でつながっていて】口の中にすむ細菌と、腸内細菌の関連が指摘されているようです。

食事中の咀嚼や、ガムをかむことで、口の中に刺激を与えると、腸の運動を促して排便が改善するとの報告もあがっています。

つまりは‥歯みがきって、口の中だけでなく【全身的な健康維持】につながっているわけですよ。

歯ブラシさえ買えば、あとはタダです。タダで健康な身体が手に入るんですよ!

是非、子どもも大人も習慣化しましょう!


副園長ブログで“歯”についてのテーマを、定期的に取り上げる、その動機は‥いつだったか‥「赤ちゃん学会」という勉強会に参加したことがあるんです。赤ちゃんについて、さまざまな専門家たちが研究結果を交えながら、発表したり議論するんですね。

その学会の、早朝の分科会で、歯医者さんたちが、赤ちゃんについての発達を論じるコーナーがあったのですが‥これがまた、目に鱗だったわけですよ。根性論とか、感情論でなく、すべて理にかなった、根拠のあるもので、参加者全員、何度も、ウンウン!と、うなずいていたと記憶しています。

【健康】な身体作りは、保育のど真ん中。ど真ん中の中に【歯みがき】という活動があるわけです。

乳幼児、また小学校の低学年くらいまでは、是非とも【仕上げ磨き】をしてあげましょう。

また、低年齢児で、“噛むばっかりで意味が無い”と、歯ブラシを与えないのは、もったいないです。噛むだけでも、唾液などが分泌されて虫歯菌をやっつけてくれますし、冒頭に紹介しました、腸の運動を促すことが出来、排便の改善にもつながるわけですから。一石二鳥ならぬ、一磨全身といったところでしょうか。

★富岡保育園の“歯”のかかりつけ医は、笠岡市富岡「かさおかフレンド歯科」クニサダ先生です。

2025-04-07
【番外編】富岡北地区お花見情報

花言葉は「精神の美」‥愛でることで、日本人として、また1人の人間として、規律を正し、純粋な心を取り戻したいと思います。

全国各地で、“桜”のお花見が盛況となっております。富岡保育園の近所にあたる、「富岡公園」「徳民於賀神社」でも、この1週間くらいが見頃ではないでしょうか。

昨日、散歩がてら、富岡公園へ足を運んでみると‥ご年配の方々が宴会をしていました。桜に負けじと、酔いが回り、頬を赤めていました。

また、その姿を微笑ましく見守っていたのは、女子高校生たちでした。桜の木の下、木陰に入って、ピクニックシートを広げ‥写真を撮ったり、談笑を重ねていました。

どちらも、たまたまですが、筆者の知り合いだったもので、少し声をかけては、花見気分をお裾分けしてもらいました。

また、本日は、富岡保育園の新年度の抱負、さらには政治家としての1年の感謝と、2年目へ向けての誓いをかねて、徳民於賀神社へ御参りに行きました。年間を通じて、神社の管理をする、地域の方々の尽力もあって、とても清々しい環境でした。あらためて身の引き締まる思いを持たせてもらい、感謝の気持ちでいっぱいでございます。

帰りがけには、在園児や、卒園児の親子たちが、ちょうどお花見へ向かうところに出会しました。家族団欒の場に、この富岡の桜を選んで下さったこと、富岡冥利に尽きる思いです。

ブログ読者の皆様も、さまざまにお花見へ向かうことかと思いますが、是非、一度【富岡公園】【徳民於賀神社】へ足を運んでみて下さい。

たくさんの桜に囲まれると同時に、花壇にはチューリップも揃って満開です。

そして見上げれば、桜と応神山と青空のコラボレーションした美しさに、酔いしれるはずです。

お待ちしておりますので、お気をつけてお越しください。

※お花見後は、いつも管理して下さっている地域の方々への感謝と、“来た時よりも美しく”の心がまえで、お片付けをお願いしたいと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。

※近隣の富岡会館駐車場へ駐車が難しい場合は、富岡保育園の駐車場をご利用下さい。安全運転第一で宜しくお願い致します。

4月6日(月)富岡公園
2025-04-06
“素直さ”が、チームプレイの鍵

「ジムに通おうかと、探しています!」

「髪、切りました!」

「エプロン買いました!」

ここ最近、富岡保育園では、“新しい”ことに、“新しい”ヘアースタイルに、“新しい”〇〇に、チャレンジする、パートナー(職員)たちが、急増しています。

ちょうど、1週間前のこと‥理事長が、新年度法人テーマに【想像力】と【筋力】を、パートナーたちに発表しました。

【筋力】については、目に見える身体の筋力もさることながら‥“心の筋力”と解いて、説明がなされました。

「仕事でも、プライベートでも、“新しい”〇〇に積極的にチャレンジしてみましょう!そうすると、いろいろな幸せホルモンが、たくさん分泌するみたいですよ!そして、その積み重ねで、心の筋力もつくみたい!ね!“新しい”って、ワクワクするし、ドキドキしますよね!?」

こんな感じの、アゲアゲな説明だったかと、記憶しています。(実際は、もう少し、専門用語や、“新しい〇〇”についての、具体例を挙げておられました。)


で、大事なところは、その説明内容‥ではなく‥

理事長が発表した新年度法人テーマを、すぐに実践しようとする、そのパートナーたちの“素直さ”ですよ。

とっても素敵じゃないですか。

自分のスタイルを崩さない、その徹底した頑固さや意地も、大事な時もありますし、格好良くうつる場合もあります。

けれども、上司や先輩、仲間、パートナーからの助言に応え、自分を変えようとする、その“素直さ”が映っていく方が、チームとしての魅力は格段に上がっていきますよね。

「今年度の、富岡保育園・クレヨンKIDSは、パートナー同士の“素直さ”で、成長し合える良い関係になれるだろうな。」と、確信した‥新年度スタート、1週間後の感想です。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ、園見学、参加希望の方は、ホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

ちなみに、筆者も、“素直さ”を発揮して、“新しい”〇〇にチャレンジしました。

昨晩、“新しい”居酒屋へ。稀に見る粋な商売人の大将に、心が躍り‥一杯、二杯。

隣りのカウンターの、もちろんはじめてお会いしたお客様と、話しが弾み‥一杯、二杯。

ついでに、そのまま誘いに乗って、“新しい”スナックへ‥はじめて喉を通したブランデーで‥一杯、二杯。

店を出て、偶然、知り合いに会ったものだから、そのまま、いずこで‥一杯、二杯‥いや、何杯だったっけ‥。

“新しい”記憶を無くしても、心の筋力はつくのでしょうか。今度、理事長にお会いした時に、聞いてみようと思います。

2025-04-05
職員一人ひとりが、園の代表です

見習いたいと思いました。


来週、学校関係は、それぞれに入学式があります。富岡保育園を卒園した子どもたちも、それぞれに参加するでしょう。

「うちの子たちを、どうか、よろしくお願いします!」

そんな気持ちで、入学へのお祝いメッセージを、各学校へ託けに行きました。

ここからが、筆者の癖⁉︎なんだと思うのですが‥ついつい、各学校の各対応を、管理者目線で、分析しちゃうんです。

決して、どこの学校が良くって、どこの学校が悪くって‥そのような評価はしておりませんので、誤解のないようにお願いします。

駐車場に車を停め、職員室を探しあてるまでに、誰かしらの先生に会えば、スムーズにことが運ぶのですが‥ちょうど、今日なんて、年度はじめ、始業式や入学式前で、どこの学校も、職員会議で、大忙しなんですね。

どうにかこうにか探し当て、ノックをしたところからが、対応の違いが始まります。

窓越しに、目が合った方が、すぐに出てきて下さる学校もあれば‥

なぜか、目が合ったかと思ったら逸れちゃって、放置される、又は隣の方と、コソコソと相談される学校もあれば‥

各学校で、まちまちなんですね。(※注釈をつけますと、あくまでも筆者の主観だということです。そう見えてしまった、そう感じてしまった、そんな話しです。)

“各学校”と記しましたが、本当は“各先生”なのでしょう。けれども、はじめましての来客ならば、対応してくれた方が、その学校のすべてになるんですよね。

富岡保育園やクレヨンKIDSの職員へは、対応の仕方について、このように指導しています、

「電話、来客対応については、園の【代表】だと自覚して行って下さい。」

保育者経験や、社会人経験、それぞれの経験で、できる範囲は違って当然です。けれども、“誠実さ”を伝えるには、経験は必要ありません。うまく出来なくっても、たどたどしくっても、挨拶や表情や振る舞いで、伝えられるものです。

「宜しくお願い致します!」の挨拶に対して‥

実際のところ、よく分からなくっても‥

「宜しくお願い致します!」って、共鳴できた場合と‥

「あー、はい。(よく分かんないだけど‥)」って、共鳴できない場合では、大きな違いですよね。


最後に伺った学校でのこと‥すぐに、ひとりの先生が対応してくれたのですが‥それと同時に、瞬間移動のように、もうひとりの先生が来てくれました。ビシッときまったスーツと髪型、そして明るい笑顔と、深々としてお辞儀。とても恐縮したものですが、ある確信も抱きました。

「この先生のいる学校ならば、間違いない!大丈夫だ!」

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-04-04
議員も園児も、会派で学ぶべし。

笠岡市議会情報からスタートします。この4月から筆者は、最大会派である「創政みらい」(7名)で勉強することとなりました。会長の天野喜一郎議員をはじめ、大月議長など、ベテラン議員が多数おられる会派です。議会のルールや、正当な政策議論を、しっかりと吸収していきたいと思います。何卒宜しくお願い致します。

ちなみに、その他の会派を紹介すると‥讃志会(3名)、みんなの笠岡(3名)、いぶき(2名)、公明党(2名)、日本共産党(1名)、万福会(1名)、あります。

会派の利点を挙げると‥『三人寄れば文殊の知恵』という、ことわざのように、1人では平凡であっても、寄って集まれば、何か解決策や、素晴らしいアイデアが生み出せるものなのです。

寄って集まる人数が増えれば増えるほど、策やアイデアの数など豊富になるでしょう。ただ、逆に、増えれば増えるほど、1人の決定権や自由度などは減るのは、理解しておかないといけません。

筆者が、最大会派に入った理由の1つには、自分の政治への無知や無力さを痛感したからこそ、多数の中で、しっかりと人間関係を学ばないといけない、議論できる力量をつけていかないといけない、そう思ったからです。


さて、富岡保育園の話題に行きましょう。富岡保育園で遊ぶ子どもたちを見ていると、つい、こんな言葉がもれちゃいました。

「子どもたちも、新しい会派になってるなぁ。」

卒園した子ども、また転園した子ども、逆に新しく入園された子ども‥若干ではありますが、子どもたちの顔ぶれが変わりました。

変わったと同時に、集う子どもたちの顔ぶれも変わっているんです。

「あら!あの子ども、あのグループに入っとる!」

顔ぶれが変われば、遊びの展開も変わるもんなんです。

変わって、まだ間もないこともあって、どこか、ぎこちないんです。

「あのグループ、ちょっと、おとなしくなってない!?」

ただ、これも、会派‥いや、グループで集う時間が積み重なってくれば、おのずと、遊びの展開も発展的になるだろうなと予測しています。

ついでの予測としては、新しい会派も、遊びの興味や、それぞれの価値観など、ピッタリ合ったり、合わなかったり、トラブルやアクシデントなどが起これば、解消したり、組み変わったりするんでしょうよ。

※子どもたちの会派、いやグループについては、大人が介入することは、ほぼありません。(いや、ゼロかな⁉︎)顔ぶれの変わり様を、観察することは、人間関係や遊びの流行、また発達過程を理解する上で、非常に重要で、必要不可欠です。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。体制整備に少し時間がかかっており、受付にお待ちいただく場合もあります。ご容赦下さい。

2025-04-03
デジタルで本当に業務は減るの?

ちょっとした、田舎町の副園長の問題提起です。

保育業界だけに限らない“かも”しれませんが‥近頃の国の政策は、やたらめったらデジタル化を推し進めてきます。

保育業界で言えば、なにやらの補助金を申請するには、なにやらのデジタル化が必須条件となっていたりします。

これって、簡単な公式にすると‥「デジタル化=業務が減りますよ=子どもをよく見れますよ=保育の質が上がりますよ」なんだと思います。

ただですね、この簡単な、いや雑な公式に対して、田舎町の副園長は問題提起したいんです。

「ホントに、イコールですか?」と。

「デジタル化して減った業務って、そもそも必要ですか?」

「業務が減った分、また新しい業務が増えてませんか?」

「子どもより、デジタル画面ばかり見ることになっていませんか?」


富岡保育園・クレヨンKIDSの職員内で、仕事上に必要な情報を共有するために、デザイン機器を使用していました。(正確には、休止中なので、“しています”。)

現在、ブログを綴っている、このスマートフォンで利用できるアプリを通じて、全職員で同じ情報を、毎日、細やかにです。

これって、とってもメリットがあって、仕事を休んだり、早退した時や、栄養士や事務員など、職務の違いがあっても、同じ情報が同じタイミングで共有できる、チョー優れものなんですね。

2017年から、はじめた保育実践改革においても、非常に役立ちました。園児やご家庭の情報だけに限らず、保育方針や、目標、理念、その他の実践の方法について、事細かに共有できたからこそ、同じ山、同じ方向、価値観をもって、進むことができたんだと思うんです。

そんなメリットだらけのツールを、なぜ休止させているのか?

ブログ愛読者の皆さまは、なぜだと思いますか?

実は、職員にも伝えていません。

おそらく、富岡保育園・クレヨンKIDSの保育実践を色濃く行うためには、そのツールが無くなってしまうと、とても困ると思うんです。

困ってしまう理由の1つに、固定担任制でない点が挙げられるでしょう。またその他には、ランチをバイキング形式でとっていることであったり‥勤務形態がバラバラであったり‥1つだけじゃありませんね、さまざまにあると思うんです。

じゃあ、そのお困りを解消するためには!?

デジタルツールが使えなければ、残されたツールは‥そうですね、直接の【コミュニケーション】しかありませんね。


昨年度、法人内研修で、富岡保育園からクレヨンKIDSへ、期間には個人差がありますが、すべての現場保育士が勉強に行かせてもらいました。

その、参加したすべての方が、反省で記述した点が、【コミュニケーション】でした。

富岡保育園では、固定担任制でもなく、年齢別保育でもなく、そして職員の勤務形態もおよそバラバラであるため、決まった時間に、決まった先生が、決まった場所にいることは、ほぼないです。

そのため、ある時間帯にいる、ある先生たちが、ある場所に、バランス良く配置しているイメージを描いてもらえたら良いでしょう。

そのバランスを良くするための、1つの方法としてデジタルツールがあったのですが‥今や休止中。

では、どうすれば良いのか?

お昼と夕方に行うミーティング、週末に行う職員会議、主任や副主任で行うリーダーミーティング、委員会ごとに行うミーティングの、頻度や内容を見直す必要があるでしょう。

そして、最も、大事な点、法人内研修の反省で挙がったコミュニケーションは‥【雑談力】だと思います。

雑談という響きには、なんだか、長ったらしく、無意味なイメージも感じますが、そうではないんですね。

すれ違ったり、通りすがりであったり、偶然の場面に、【ひと言】が出るか、出ないか、ここが大きなポイントなんです。

天気のことでも良いですし、体調のことでも良いですし、有休で旅行に行ったことでも良いですし‥また、デジタルツールが休止されていて、情報共有ができていない“かも”と思えば、自分の知っている園児やご家庭、園の予定ごとなどを、そのすれ違いざま、通りすがりに、【ひと言】確認すれば良いんですね。

すると、「そうやね!」って相手も確認できるかもしれないし‥

もしくは、「そうなんだ!教えてくれてありがとう!」って相手を助けることができるかもしれない‥

デジタルツール利用時の“みんな知っている”前提が無いからこその、雑談、ひと言が、現場内で出てくるんじゃないか‥そう願っています。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

雨上がりの
勲章
2025-04-02
語尾に“で”を付けていた先輩

4月1日、火曜日。新年度スタートですね。

あらためて、今年度も宜しくお願い致します。

園内では、新しいクラスへの喜びに胸をときめかせる園児‥新しい職務に任ぜられ責任感を強くもった職員‥家庭や職場などで何らかの変化があった保護者‥さまざまな環境の変化に、笑顔の中にも、不安少々と言ったところでしょうか。

移ろいゆく気持ちを、これから満開へと向かう桜の移ろいと共に、味わいたいと思います。

さて、“新しい環境”になるべくして、社会で行われることの1つに“引き継ぎ”というものがありますよね。

先輩から後輩へ。上司から‥仕事をする上では、とっても大事なことですよね。

筆者も、もちろん、引き継いだ経験はあります。あらかた、自分のやり方であったり、自分の前任者のやり方などを紹介します。

ただ、結局は、やるのは引き受けた側なので、なるべく、その方の裁量でできるように、口出しは控えるように努めています。

(努めているつもりでも、時々、口出し、口を挟む時もあるのが、筆者の残念なところであり、改善しなければならないところです。大いに自覚しています。)

(疑問や困った点が浮上し、質問に来たそのタイミングで、アドバイスすることが、最も効果的だと、いちよう頭には入れているつもりです。いちよう‥。)


いろいろな引き継ぎ方、引き継がれ方があるのでしょうが‥子どもたちの社会にも、この“引き継ぎ”ってあるもんなんですね。

今日、園庭で、でくわした、新5歳児(classエジソン)2人と、会話をしていると‥

「それ、ちがう“で”!」

「はいったら、だめ“で”!」

会話の、端々、節々に、どこか違和感を感じたんですよ。

「(あれ!?この2人、今まで、僕に、こんなこと言ってきたっけ!?)」

「(ん〜!?なんか、おかしいな‥内容もそうなんだけど、しゃべり方が‥)」

「(そうか!わかった!どこかで聞いたことあると思ったんよな!)」

新5歳児2人の、語尾に“で”を付ける、このしゃべり方。

つい先日、卒園した、またこの2人と仲良しだった、園児と、おんなじなんですよ。

なるほど、まずは、しゃべり方から、引き継いだのね。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

子どもたちの“引き継ぎ”をテーマに、ブログを綴りましたが‥案外、本当のところ、そうなんだろうなと思ったんです。

仕事でも、実際に、身になるまでには時間がかかるもんです。なので、はじめのうちは、引き継ぎの際に、会話をする上司や先輩の、しゃべり方や、その振る舞いを真似るしかないんですね。

なので、裏返すと、引き継ぐ側の上司や先輩は、その方法も大事なんだけれども、しゃべり方や、その振る舞いに最も注意しなきゃなんないでしょうね。

2025-04-01
ブログを綴りながら近視に近づく

先週、日本経済新聞で、4日間にわたり組まれていた特集があります。

それは【近視パンデミック】です。

造語だと思いますが、端的に説明すると‥「近くのものを見る時には焦点が合うが、遠くのものを見る時にはボヤけてしまう、そんな人が増えてますよ」ってことでしょう。

近視は、国内では、大人であれば3人に1人が患っており‥14歳男女の場合は83%、30人学級であれば25人が発症しているんだそうです。

また2014~2020年の調べでは、3~8歳でも近視になっている子どもが増えているそうです。

原因は、さまざまにあるかもしれませんが‥そのうちの1つは、生活環境の変化だと記されていました。

屋外で活動する時間が減り、近くの本やスマホを見る時間が増えたことが挙げられていました。

世界保健機構(WHO)眼科部門担当のスチュアート・キールさんは、「近視は21世紀における公衆衛生上の重大な問題だ」と警鐘を鳴らしています。

近視の危険性を列挙しますと‥

・視野が狭まる

・失明の原因となる緑内障のリスクが数倍に高まる

・失明の原因となる近視性黄斑症のリスクが約850倍に達する

近視の時点では、眼鏡やコンタクトレンズで矯正できるものの、失明してしまうと治せない、とも記されていました。


それでは、そんな近視を予防するには!?

台湾やシンガポールでは『野外の活動』が推奨されています。

強い日光により、近視の進行を緩める神経物質の働きが、活発になる、という仮説に基づいて実践されているようです。

ちなみに、日本経済新聞だけでなく、山陽新聞でも3月29日付で紹介されていました。

【子どもの近視予防~外遊び時間を増やそう】と題され、中身については、ほぼ似たような流れで記述されていました。

慶應大学教授 根岸さんによれば「幼児期からの予防が重要」だと言うことです。


富岡保育園でも、クレヨンKIDSでも、近視予防もかねて、日光をたくさんあびる外遊びの時間を、しっかりと確保していきたいと思います。ついでに先生たちの近視予防にもなるのかな!?

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。現在、体制整備のため、休止しております。少々お待ちください。

2025-03-31
しっかりと、歩こう!

『子どもたちの未来へ希望を繋げる』ために‥

笠岡市議会議員(1期目)総務文教委員会

村上太志(むらかみたいし)

議会活動報告 2025年第1号


こちらを、午前中、笠岡市内、各家庭へ(今日は、富岡南、神島、番町)ポスティングさせてもらいました。ちなみに1,000枚印刷して、残り4分の1になりました。読んでみたい方がおられれば、お届けしますので、ご連絡下さい。

今回の活動報告は、大きく分けて3点の報告を掲載しました。

①子育て支援の充実に関する請願について

紹介議員を務めさせてもらったこともあり、特に強い気持ちで活動しました。また市民からの【請願】を通すための、道筋などを、議長をはじめとした先輩議員から、詳しく教えてもらうことができ、大変収穫の多いものになりました。

②視察研修報告について

鹿児島、大阪、京都へ、政策目的をもって、さまざまな会派の方たちと、学ぶことができました。お便りには記していませんが、議会事務局と連携して、視察行程を組んだりすること、また道中のバスや宿で、飛び交う政策議論から、新しい視野が広がることなど、大変勉強になるものでした。

③総務文教委員会活動について

笠岡市は、委員会、会派制をとった、議会運営を行っています。各委員会での議論、決定は、とても責任の重いものになっています。現在、大きな課題となっている、笠岡市の公共交通について、政策提言できるように、調査と研究を進めています。

以上の3点について、写真やイラストを交えながら作成致しました。

(※デザイン協力「アド工房」様)


昨年の今頃は‥選挙を見据えて、「村上太志後援会」活動をしておりました。後援会のお便りを持ち、市内、各家庭にピンポンダッシュしておりました。

スマホの健康データを見たところ‥昨年の今頃の、1日の平均歩数は10,000歩を超えておりました。

現在、この3月の平均歩数は6,000歩。歩くことをサボっている証拠ですね。

ちなみに、今日は11,000歩程度になっています。

しっかりと歩き、お会いした方たちと元気に挨拶を交わすこと。そして、ご意見ご要望を丁寧にお聞きすること。あらためて努めてまいりたいと思います。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせは、現在、体制整備のため、休止しております。しばらくお待ちください。

2025-03-30
【想像力】と【心の筋力】

本日、当法人(社会福祉法人伸成会)職員全体で、新年度へ向け、スタートアップ会議を行いました。

法人の理念や、園の目標の再確認。また理事長からは、保育にまつわる国の動きや、県や市の動きについての情報共有。さらには、新年度、当法人職員のテーマも発表されました。

ちなみにテーマは【想像力】と【心の筋力】でした。(詳細については、また後日)

その後、筆者も副園長という立場から、新年度へ向けて、伝えたい想いを発表させてもらいました。(詳細は、今日のブログの後半で)

で!その次からは、新しい人事発表。役職や職務の内容の確認などを行いました。

このたびの、人事や、職務内容などの改良などについては、3ヶ月前ほどから、理事長と筆者で、練り上げていました。

練り上げる時に「ひとりひとりの職員が、このコミュニティ内で意欲的に“成長”できる環境作りをしよう!」「全職員がリーダーを経験できる環境作りをしよう!」これらのポイントを外さないように心がけました。

また、サプライズ発表を最後に行い、会議の参加者全員で盛り上がることもできました。(この詳細は、もったいぶりたいので、またいつの日か)

ブログ愛読者も含めて、4月からの新年度。また気持ちを新たに、ともに、当法人で歩んでいただけたらと願います。


それでは、後半は、本日、筆者が職員へ伝えた内容の、さわりの部分を紹介したいと思います。

伸成会パートナーシップ宣言2025~7つの魔法編~

昭和40年(1965)10月1日、地域住民の要望により、坂本久(ひさ)氏が開設した、富岡保育園。

令和7年(2025)は、ちょうど60年目の節目の年になります。定員については、120名や90名であった時代を経て、スタート地点と同じ60名となり、新しい年度を迎えます。

また、委託関係で運営しているクレヨンKIDSについては、丸3年の月日が経過しました。対象が0歳児~2歳児。ちょうど、一周まわった節目の年です。

記憶の新しいうちに丁寧に振り返り、自信をもって歴史を積み重ねていって欲しいと願っております。


さて、笠岡市においては、市長が変わり、財政健全化プランを掲げ、市政において新たな局面に入りました。

笠岡市に限らず、全国の地方では、人口減、出生数の減などから、さまざまな課題が浮き彫りになってきております。

(どんな課題があるかな?)

次世代へ、今、目の前にいる子どもたちへ、私たちは、どのような未来をつなげることができるでしょうか?

また、保育業界においても、局面は変わろうとしています。「子ども主体」や「見守る」という言葉が、スタンダードになった今。

そして、AIなど、さまざまなデジタル機能が主流になろうとしている今。

個性、多様性を尊重するというキャッチコピーのもと、ビジネス化しはじめている、保育・子育て・教育が蔓延る今。

私たち保育者の、これからのミッションとは?


私たちが勤める“社会福祉法人”は「社会の幸せと豊かさを作る」コミュニティです。

社会とは?幸せとは?豊かさとは?それらについて、常に向き合い、考えを共有するコミュニティでなければなりません。

(理念は何のためにあるのかな?)

(保育目標は何のためにあるのかな?)


このたび、宣言した【伸成会パートナーシップ2025】について。

先日とったアンケート(←職員)からも、皆さまがご理解ご承知のうえであること。コミュニティは、誰か1人、絶対的カリスマ性を持つリーダーが、指揮をとって作る時代は終焉を迎えています。

(稀にいますが、持続性に欠けていませんか?)

伸成会と関わるすべての人が、コミュニティのことを考える“パートナー”であれば、いかがでしょうか?

『当事者意識』と『責任感』をもった“パートナー”が作るコミュニティにこそ、持続性と将来性の未来が待っていると、そう思いませんか?

この後、パートナーシップを築く上での、ヒントとなる、『7つの魔法』を紹介しました。(詳細は、求められれば、後日明記しますね)

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。3月の受付は終了致しました。ご了承下さい。

2025-03-29
保育目標達成『あそべる子ども』

3月28日(金)、富岡保育園では5歳児の卒園児を対象とした『またねの会』‥クレヨンKIDSでは0.1.2歳児を対象とした『みんなおおきくなったねの会』‥ともに、無事、催すことが出来ました。皆さまのご理解とご協力あってのことだと承知しております。誠にありがとうございました。

「卒園“式”」ではなく「〇〇“会”」と名付けた背景を思い出してみると‥当時の主任先生たちが、参加者の皆様に少しでも肩の力を抜いてもらおう、リラックスしてもらおう、そんな意図があったかと思います。

以前は、少しでも厳粛とした雰囲気を作ろうと、卒園証書の受け取り方なども含めて、決め事を守ることに励んでいました。

誤解を招かないように、記しておきますと‥そのような厳粛とした雰囲気も、良いんですよ。ちゃんと感動しますし、気持ちが引き締まる思いにもなって。

ただ、それでも良いんだけど‥そのような雰囲気を作るには、ある程度、練習しなくちゃなんないわけです。卒園式までに、何度も何度も、座ったり、立ったり、回れ右をしたり‥っね。

これも誤解を招かないように、記しておきますと‥その練習も、良いんですよ。卒園の気持ちを高めるための、アプローチとしてやっているんだから。

でもね、当法人の保育目標に、もう一度、焦点を当てた時ね‥『あそべる子ども』ですよ。遊ばなきゃ、保育目標が達成できないじゃないですか。卒園する、最後の最後まで、子どもたちが「遊んだーっ!」って、思えなきゃ。

焦点を当てたと同時に、保育者の心がまえも、あらため直しました。

それまでは、保育園の思い出を“カタチ”にするために、あれやこれやと、手間暇と愛情をかけておりました。けれども、その“カタチ”にする時間よりも、子どもたちが『あそべる子ども』に向かって、遊べる環境作りを、最後の最後まで徹底することに重きをおきました。


富岡保育園の園児として、最後の登園となった卒園児たち。保護者の方たちと、それぞれに、さまざまな想いをまじえながら、横断歩道を渡ってくる、その表情からは‥「富岡保育園で遊び尽くしたぜ!」といった、自信にも似たものを感じました。

さぁ、4月からは新しいステージです。

キミたちなら、だいじょうぶ!

ころんでも、へっちゃら!

とみおかほいくえんのみんなが、ミカタだから!

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の皆様へ。今年度の受付は終了させてもらいました。また新年度、宜しくお願い致します。


卒園児保護者の皆様へ。

本日は、誠におめでとうございました。

ともに、お子さまの子育てができたこと、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

“ご縁”はつながります。

小学校、中学校へ行っても、お子さまのこと、またご家庭のことなど、なにかあっても、そして、なくても、お聞かせくだされば嬉しいです。

これからも、ともに、子育てに、はげんでまいりましょう。

最後になりますが、子どもたちの側にいる、保護者の皆さまも、どうかお元気で。心身ご自愛下さい。


それでは‥またね。

またね
2025-03-28
『終わり良ければすべて良し』

豚肉の脂がしっかりとのった豚汁。サツマイモの甘さと旨い具合に絡んで、とっても優しい味わい。うん、とっても美味しい。

しょうがの出汁がよくきいた赤魚の煮付。白飯によく合うんだな、これが。ご飯がすすむよ、どこまでも。

そして、キュウリのシャキシャキ具合と、じゃがいものホクホク具合が、とっても素敵なポテトサラダ。参りました。おかわりせざる得ません。

3月27日木曜日。卒園を控えた子どもたちにとっては、「最後の給食」(おひるごはん)です。

「最後だから‥」を合言葉に⁉︎何度もおかわりに通う子どもたちが大勢いました。

「ほいくえんのきゅうしょく、おいしいな!」

「きょうは、ぜんぶ、おかわりしたけん!」

ちょうど、筆者と相席していた子どもが、ほっぺにごはん粒をつけて、とっても満足げに語っていました。

「なぁ、〇〇君。キミは、今まで保育園で、何回おかわりをした?」

「えぇーっと‥、、、わからん。」

(「そりゃあ、わからんじゃろうな。キミは、特におかわりしとったもんな。最後も、しっかり、たくさん、おかわりしなよ。」)


ノーベル賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマンが発見した法則、『ピーク・エンドの法則』。

何かを体験したとき、おもに私たちの記憶に残るのは、その出来事の一番印象深い「ピーク」部分と、その「終わり」だけだそうだ。それ以外のことは、ほぼ記憶に残らないんだそうです。

20歳くらいの卒園児たちに会った時に、保育園時代の思い出を聞いてみると‥

「獅子舞が来た時、〇〇君が、めっちゃ泣いとった。」

「村上先生に怒られた時、泣いたけど、あれは泣いたフリだった。」

「〇〇ちゃんが、嫌いな食べ物を、わざと落とした時、村上先生、めっちゃ怒っとった。」

おいおい、キミたちのピークは、そこなのかい。

ちなみに、20歳くらいの卒園児たちの、当時の卒園式では、筆者は号泣していました。自分の卒業の類いでは泣いたことがなかったんですけどね。

ここのところで言えば、卒園へ近づいてくると、その姿を見るだけで、じんわり、うるうるしてしまう‥もはや孫を見る目に近いのかもしれませんね。


明日、富岡保育園では『またねの会』が‥

クレヨンKIDSでは『みんなおおきくなったねの会』が‥

開催されます。

ピークは、それぞれの子ども、それぞれの保護者で違うでしょうが、エンドは、明日、同じ日ですね。

明日は、いい日にしましょう。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせは、今年度終了と致します。宜しくお願い致します。

2025-03-27
なんでもない時間を大切にしたい

「だっこして。」

「おんぶして。」

「あのな、わたしな‥。」

「えーっと、えーっと、なんでもないんじゃけどな‥。」

今週に入って、筆者にも、やけに、話しかけてくる、くっついてくるのは、卒園を控えた5歳児の子どもたち。(現場の先生たちには、もっと、でしょう。)

はっきりとわかっているんだと思うんです。「もうちょっとで、保育園が終わる」って。

そんな5歳児の子どもたちを、じーっと見ている他の子どもたち。おそらく‥「この、おにいちゃんや、おねえちゃん、たぶん、もうちょっとなんだ。そっとしとこ。」なんて、映っては、想ってくれているんじゃないかしら。


小学校への入学を控えながら、日中の活動時間で言えば、家庭よりも長い時間を過ごしたんじゃないだろうか‥その保育園生活が終わりを告げようとしています。

新生活へ期待を胸にふくらませると同時に、うまく言葉にはできない不安もあるでしょう。

この時期、その、ふくざつな気持ちを味わうことができる、とっても貴重な時間です。そして、周りの大人にとっても、その時間を共有できる、とっても、とっても貴重な時間です。

経験則で並べますので、そうじゃない方には、ごめんなさい。

この時期、ついつい、周りの大人がしがちなこと。子どもたちの期待に応えようと、新しい習いごとなどへ、懸命になること。子どもたちの不安に応えようと、お守りになるようなモノを、気持ちを込めて作ること。

どちらも、子どものためを想っているからこその、素敵なことです。

ことですが、とっても、もったいない。

共有できる、とっても、とっても貴重な時間が、みじかくなっちゃうじゃないですか。

ながけりゃいいわけじゃありませんが‥“もうちょっと”の時間だからこそ、ね。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。年度末、年度はじめ、卒園児、転園児の保護者の方を優先的に受け入れるため、お断りする場合もあります。ご理解下さい。

卒園を控えた子どもと、なんでもない話しをしていると‥その隣りにいた、こちらも卒園を控えた子どもがね。

「だれ!?」

筆者の方をまじまじと見て、問うんですね。

あまりにもビックリして、答えが出なかった筆者を尻目に‥いっしょに話しをしていた子どもが答えてくれました。

「だれって、むかしからおる人じゃが。」

2025-03-26
「一理はある。だが・・・」

ブログ読者で「幼児教育の経済学」ジェームズ・J・ヘックマン[著]を読んだことのある方は、おられるでしょうか?

少し前の、日本経済新聞の一面にも掲載されていたくらいですから、保育や幼児教育に関わる人だけでなく、一般的になりつつあるのかもしれません。

(※2015年発行)

著書の冒頭を少しだけ紹介しますと‥(句読点など、読みやすさを考慮して付け足します。)

「今日のアメリカでは、どんな環境に生まれあわせるかが、不平等の主要な原因の一つになっている。アメリカ社会は専門的な技術を持つ人と、持たない人とに両極化されており、両者の相違は、乳幼児期の体験に根差している。恵まれない環境に生まれた子供は、技術を持たない人間に成長して、生涯賃金が低く、病気や十代の妊娠や犯罪など、個人的・社会的な、さまざまな問題に直面するリスクが非常に高い。機会均等を声高に訴えながら、私たちは生まれが運命を決める社会に生きているのだ。」

(省略)

「人生で成功するかどうかは、認知的スキルだけでは決まらない。非認知的な要素、すなわち肉体的・精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といった社会的に・情動的性質もまた欠かせない。」

(省略)

「認知的スキルも、社会的・情動的スキルも、幼少期に発達し、その発達は家庭環境によって左右される。」

(省略)

「幼少期の介入に力を注ぐ、公共政策によって、問題を改善することが可能だ。人間のすべては遺伝子で決まるという考え方に反して、恵まれない家庭に生まれた子供に、幼い時期から手をかけることによって、はっきりした永続的な効果をもたらすことができることが、研究によって証明されている。」

(省略)

「個人の成功を実現することはもとより、機会均等化を進め、経済を発展させ、より健康な社会を築くためには、社会政策を大きく変化させる必要がある。早い時期の対策と、それによって得られた効果を強化するために設計された成長後の対策とが、重要なのだ。また、対策は認知能力だけでなく、社会的・情動的スキルを伸ばすものであるべきだ。」

このような内容が、綴られた後に、専門家によるコメントも著書には紹介されていました。

その中で、ケイトー研究所教育的自由センター副所長 ニール・マクラスキーさんによるコメントを紹介してみたいと思います。

「ジェームズ・ヘックマンは正しい。成功するための能力は、遺伝子だけで決定されるのではなく、幼少期のプログラムのなかには、永続的で、肯定的な効果をもたらすものがある。ただし、そうした効果は、必ずしも大きいとはかぎらないし、効果のほどを、どのようにして測るかは、答えがまだわからない重要な問いだ。」

(省略)

「遺伝子ですべてが決定されてしまう人間などおらず、幼少期の介入が、肯定的な影響をもたらすのは明白だ。だが、どうすれば一人ひとりの子供のためになる、真に効果的な介入をできるかは、それほど明白ではない。」

続けて、ペンシルヴァニア大学社会学教授 アネット・ラローさんのコメント。

「(省略)専門家たちが、頻繁に考えを変えるのも、周知の事実だ。乳幼児のためには、日課を厳しく管理する必要があると勧めたかと思えば、その10年後には、ゆとりのある子育てが必要だと勧めたりする。」

(省略)

「今日のアメリカに生まれる赤ちゃんは、親がどの社会階層に属するかによって、与えられる機会が大きく異なる。だが、親の問題にばかり気を取られて、こうした不平等のパターンを生みだし、助長している社会的機関の役割を、軽視するのは間違いだ。そして、学業成績が収入や健康など、社会でのさまざまな結果を形づくるのは確かなことだが、それが人生のすべてではない。」


10年前の著書ですから、多少、それ以降、研究が進み、新たな知見は広がっているかもしれませんが‥日本でも、ヘックマンさんの著書の影響もあって、「幼児教育」というものが、確立され始めました。また、「非認知能力」というキーワードも、その影響を受けてから、一般的になっているものと、考察します。

家庭環境による格差に配慮した政策の1つに、幼児教育の無償化があると思っています。ただ、最近の無償化ブームは、自治体ごとに人口減少・少子化対策の、看板政策に位置付けられている、ような気も、しなくはないです。


今日、なぜ、この本の内容を紹介したか?

幼児教育を受ければ人生において経済的成功をおさめますよ!

あなたのその人生は、遺伝子ではなく、生まれ育った環境のせいですよ!親ガチャですよ!

など、短絡的な結論を示したいから、ではありません。

ヘックマンさんの綴る内容も、一理はあるけど、人間の育ちは、「こうすれば、こうなる」「ああすれば、ああなる」もんじゃないことが、言いたかったんです。

専門家のコメント欄にも、子育てや、人生における成功などの価値観って、その時、その時の、世の中で影響を受けがちだと、記載がありましたよね。

では、「だったら、どうすれば、いいんですか?」と迷宮入りしそうでもありますが‥そんな時こそ、シンプルに考えればいいのではないか、そう、私は思っています。

その後の人生は分からないという前提で、“今”できること。幼少期、元気に遊び、お腹いっぱい食べて、ゆっくり寝ることができること。その環境を作るために、家庭だけでなく、専門家や行政、地域が、力を合わせていければ良いのではないでしょうか。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望者の皆さまへ。年度末・年度はじめ、受け入れ体制の整備により、お断りする場合もあります。ご理解のほどを宜しくお願い致します。

2025-03-25
鬼ごっこはスリリングでなきゃ!

たぶん、四十肩なんだろうと思っています。1月末あたりから、左肩から肘、手指にかけて、ズッキンズッキン痛むの。そして、ここ最近は、痺れもきちゃったもんだから、もうね、老いを感じずにはいられないわけ。

ただ、老いに対して、素直な時もあれば、ナニクソ‼︎な時もあったりしてね。

夕方、園庭をふらふらしていると、鬼ごっこに誘われたんです。いつもの筆者であれば、何かと言い訳をして断るのですが‥卒園マジックにかかっちゃったんだと思います。「卒園まで、もうちょっとだからなぁ‥ここは、張り切って誘いに乗ろうか!」

追って、追われて‥逃げて、逃げられて‥

時に、敵を欺き(あざむき)‥時に、味方を欺き

騙し討ちは、上等‥

この、ヒリヒリする、せめぎ合いがあってこその鬼ごっこ。

いやぁ、楽しかった!!!

楽しかったんだけれども‥富岡保育園の園庭って、とんでもないんだ。ビックリしました。

見学者を案内する時に「園庭は、〜〜で、〜〜の理由で、凸凹、起伏を多く作っています。」なんて説明するのですが‥

いざ、駆け回ると、その凸凹具合、起伏具合の、本気度が、よく分かるの。

柔軟で軽い着地をしないと、足首をすぐやっちゃいそうなのね。老いを自覚している筆者は、駆け回りながら、自身の足首の硬さを、痛感しました。

そして、目視と、感覚を統一させて足を出さないと、たちまち転んじゃうと、恐れ慄き(おそれおののく)ながら、走っていました。

「あ!お母さんが迎えにきたよ!」なんて、嘘吹いて、騙し討ちをかけた、筆者の額から、汗が滝のように流れていました。子どもたちと一緒に、半袖で走り回れたことは、何よりの思い出です。


はっきり言うと、今日のブログ‥子どものエピソードが、まったく出てきていないんだ。

なぜかって?

皆さまのご想像通りですよ。筆者は、自分のことで、いっぱいいっぱい、だったからです。こんなに調子に乗って、転んじゃったら、タダじゃすまないでしょうに。


汗がひいて、冷えてきました。ついでに、四十肩も思い出すように悲鳴をあげてきました。

筆者の今年度の鬼ごっこは、これで締めたいと思います。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。年度末、年度はじめに向けて、法人内の体制整備が整うまで、お断りする場合もあります。ご了承下さい。

2025-03-24
ムラカミカメレオン

昨晩、一本の電話が鳴りました。

「こんばんは。お疲れ様です。村上くん、明日、午前中、予定ある?井原市議会議員選挙が来月あるんだけど、〇〇議員さんが、明日、事務所開きをするみたいだから‥もし都合つくんだったら、勉強がてら、一緒に行く?」

「こんばんは!お疲れ様です!あ!是非!同行させて下さい!宜しくお願いします!」

「OK!じゃあ、◯時に集合で。それと、もしかすると、来賓にあたるから、挨拶を振られるかもしれんけん。よろしく。」

「挨拶ですか!?僕がですか!?どんな挨拶すれば良いのですか!?」

「そりゃあ、〜〜で、〜〜で、〜〜みたいな感じで大丈夫よ!まぁ、何事も経験よ!場慣れ、場慣れ!回数こなさんと!じゃあ、明日、よろしく!」

晩酌による、ほろ酔い気分は、電話を切った途端に、あっという間に吹き飛んでしまいましたね。

近隣市町の、現役の先輩議員の事務所開き‥選挙を控え熱気高まる中で、ヘタを打つわけにはいきません。筆者の顔は、まさに不安の2文字を型取っていたと思います。


一夜明け‥頑張ろうコール!が連呼される中、国会議員秘書や、県議、また浅口市議会議長、笠岡市議会議長の挨拶が続きました。

なるほど、なるほど、事務所開きでは、そのような挨拶が適当なのね!と、頭にメモをしながらも、自身の順番が回ってきた時には、もはや原稿は頭の中から飛んでいましたね。まさに、ヤケクソ!声を張るしかない!と、言わんばかりの気持ちでした。

が、しかし、多数の来賓や後援会の方々への配慮から、筆者以降は紹介のみとなったんですね。ビックリするほど安心して、「頑張りましょう!」と一言、声をあげさしてもらいました。


一連のエピソードを、ブログに綴りながら振り返っていますと‥あれ!?これは、この前の、あれのデジャブじゃん!と、面白おかしく思えてきたんですよね。

先日のブログで、富岡保育園の防災訓練担当者に、ある課題を、筆者が提出した話しをしましたよね。

筆者に突然振られた担当者は、それ以降、不安の2文字を型取っていました。

そして、訓練前日に、筆者のところへ、相談しに来てくれたんですね。

「村上せんせい、明日、〜〜で、〜〜で、〜〜な感じの訓練をしようと思うのですが、良いでしょうか?」

「いいと思うよ!〜〜で、〜〜で、〜〜みたいな感じで大丈夫よ!まぁ、何事も経験よ!場慣れ、場慣れ!回数こなさんと!じゃあ、明日、よろしく!」


ちなみに、このたびの防災訓練は、避難後の、避難所を設定して行われました。担当者と、また仲間たち、そして子どもたちも含めて、皆で協働しながら訓練が行われていました。

ただ、しかし、おもしろいもんですね。放つ言葉や、受け止め方って、立場が変われば変わるもんなんですね。

筆者は、富岡保育園では、ちょうど議長のようなポジションにあたるかと思います。園長先生の掲げる旗に向かって、皆が一歩ずつ進んでいくための、アシストをする役割です。このたびの、課題の提出は、そのアシストの1つでした。

ただ、笠岡市議会では、まさに課題を提出された若手保育者と同じ立場にあたるかと思います。議長のアシストに対して、ひるんだことは言うまでありません。

『立場が変われば変わるもん』を理解するには、当法人の理事長が、よく口にする〇〇力が、必要不可欠なのでしょう。(〇〇は、またの機会にお伝えしますね。)

アシストを出す役割と、アシストを受けてゴールを決める役割。両方を務めることができることに、筆者は、もっと感謝しなくちゃいけませんね。反省です。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-03-23
マインドコントロールに要注意!

①信頼関係を築き、対話の基盤をつくる

②未解決の問題を指摘し、不安をあおる

③解決方法を示して期待させる

④成功事例を示して確信させ、権威を築く

⑤日常的に従順な行動をとらせる

⑥財産や人間関係を放棄させ、元の生活に戻れなくする

数字をたどるたびに、じょじょに、怪しげなニオイがプンプンとした、あなた。

安心してください、正常ですから。


3月20日木曜日付け、日本経済新聞39面に掲載されていた記事『オウムは消えたか~地下鉄サリン事件30年~』から‥〇〇と〇〇させる、マインドコントロール6ステップの紹介です。

※立正大学 西田公昭教授(社会心理学)への取材に基づいたものです。

ちなみに、〇〇には『社会と断絶させる』が入ります。

筆者世代以上であれば、記憶にあるはずです。テロ行為にあたったカルト集団「オウム真理教」。組織を拡大させるためにとった手法こそが、冒頭のマインドコントロール。

「外部との交流を制限し、自己の内面に集中することが悟りと解脱の修行に不可欠」と示していたそうです。

苦々しく是が非でも忘れたい事件ではありますが‥過去の教訓を活かさなければ、浮かばれない魂もあるでしょう。

現代は、当時と違って、スマートフォン、そしてSNSという、マインドコントロールには、うってつけの材料がそろっています。

世界中の誰とでもつながるサービスのようでいて、【隔離】の装置にもなりかねない。

闇バイト、投資詐欺などのさまざまな事件において、グループチャットなどへの囲い込みがなされていたことは、もう皆さんも、知っての通りでしょう。


本日、第1回目の社会福祉法人伸成会スタートアップ会議が開かれました。年度末、年度はじまりへ向けて、富岡保育園・クレヨンKIDS所属のパートナーたちと、コミュニティ作りとして大事にしたいことを共通理解する会議です。(次回は来週です。)

どんな“コミュニティ”を作りたいか?また所属したいか?

冒頭のマインドコントロールは、お手本のようでいて、反面、特段の注意を払わねばならないものです。

①の信頼関係や対話は大事ですよね。②の未解決の問題を指摘するあたりまでは分かりますが、不安をあおっていく様子は気をつけねばなりません。そして③以降の、じょじょに、社会から断絶させていく様相があれば、すみやかにそのコミュニティから離れることが賢明です。

当法人は、ちいさな組織で、ちいさな集団ではありますが、【社会とのつながり】を、いっそう強め、安心して所属できるコミュニティでありたいと、再々確認した、今日この頃です。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

職場というコミュニティも居心地が良いものであればなお良し。ただ、伸成会パートナーたちへは、家庭というコミュニティや、お住まいどころの地域コミュニティ、さらにはお友だちのコミュニティ、また趣味などでつながるコミュニティ‥コミュニティ疲れにならない程度に、さまざまなコミュニティに所属し、世界、価値観を広げてもらえたらと、筆者個人は、そう願っております。

2025-03-22
『空に 光がさして 虹になる』

ついつい、この時期、卒園児(classエジソン)に注目しちゃって、目や心が奪われがちになるのですが‥卒園を意識するのは、卒園児だけじゃないみたい。

特に、4月からclassエジソンになる、classニュートン(4歳児)の子どもたちは、すこぶる意識しちゃってんの。

「もうすぐ、私たちの、僕たちの、天下だぞ!」

そこまで言わずとも、「わたしたちが、ぼくたちが、いちばん、うえになるんだぞ!」それくらいの意気込みは、ひしひしと感じます。

富岡保育園では、特段、クラス別の活動があるわけではありませんが‥集団生活において、行政や学校、家庭などとの連携を図る際に、たまに、クラス名があると、都合の良い時があります。なので、いちよう、クラスは残しています。

“いちよう”とは書きましたが、年度替わりに、クラス名が変わることで、子どもたちの感情が揺れ動くのであれば、必要枠として残しておきたいな、とも思っています。

ちなみに、今のクラス名の説明をしますと‥

ちょっと、ややこしい感じで、まずは、3つのグループがあるんですね。

・そら(0.1歳児)

・ひかり(2歳児)

・にじ(3.4.5歳児)

これは、おおよその発達過程をとらえながら、グループ分けしたものです。

ただ、にじグループには、多数の子どもが所属することになりますから、冒頭の都合を考えると、学年別のクラス名がいるよねって、ことになりまして‥

・classガリレオ(3歳児)

・classニュートン(4歳児)

・classエジソン(5歳児)

この3つのクラス名を付けました。ちなみに、この3つの名前。ブログ読者の方は、お分かりかと思います。世界の偉人ですね。なぜ、偉人にあやかったか。

アイデアを出した張本人として答えますと‥偉人になれ!偉くなれ!有名になってくれ!そんな意味じゃありません。この御三方を調べていくと、家庭環境が複雑であったり、さまざまな失敗や、世間的な炎上を起こすんです。ただ、それでも、この御三方は、しぶといんですよ。あきらめないんですよ。(もちろん会ったことはありません。あくまでも伝記を参考にしたものです。)

『どんな境遇でも、たくましく生き延びてほしい』そんな想いで、アイデアを出したと記憶しています。

正直、ピカソでも、ベートーヴェンでも良いのですが、今のところ、子どもたちからも、保護者からも、先生たちからも、特段の意見がないので、このまま継続させてもらおうと思います。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

ちなみに、以前のクラス名は‥

赤(0.1歳児)桃(2歳児)黄(3歳児)緑(4歳児)青(5歳児)でした。

そして、クラス名と同じ色の帽子を、クラス別にかぶってたっけな。

天下獲りへ向けて、着々とお手伝い。
2025-03-21
1000枚と、100枚。

「春分の日」でした。ブログ愛読者の皆さま、いかがお過ごしでしたか。ちょうど「昼と夜の長さが等しくなる日」でもあるようで‥自然と同様に、自らの心身のバランスにも耳を傾けたいものです。

富岡保育園では、今月、三寒四温というだけあって、天候や気温の変化が激しく、その影響からか、気管支系の不調が目立ちました。なかでも「ヒトメタニューモウイルス」というウイルスが、流行しました。高熱や咳などが主な症状のものです。

ただ、この春分の日を境に、じょじょに、天候や気温が高まり、心身のバランスが整えば、子どもも、保護者も、そして保育者も、気持ちの良い年度末を迎えることができるのではないか‥そう願いたいものです。

さて、本日の筆者は‥笠岡市議会議員として、はじめて作成した、議会だよりを手に、まずは富岡東地区にポスティング活動をしておりました。1,000枚を印刷しましたので、笠岡市内、どこまで配布できるか。もしもブログ愛読者で、ご希望の方がおられましたら、お持ちしますので。

ちなみに、ポスティング活動の最中に、畑仕事をしていたり、また親子で遊んでいたり、さまざま方とお話しする機会もいただけました。その中には、4月から職場で人事異動の対象になった方。また高校に進学する学生。新しい生活へ向かう方々もおられました。その表情には、不安や期待が交錯するものが見えたのは言うまでもありません。

富岡保育園でも、そのような感情が交錯する、卒園式まで、残りわずかとなりました。この時期の卒園児たちって、すべてのチカラを振りしぼって、保育園生活を楽しむんですね。“あと、ちょっと”だと、日に日に実感しているんだと思うんです。だからこそ、この時間を、ゆっくり、じっくり味わえるように、僕たち保育者は、注意深く、心を通わせ、共感したいものです。

さきほど、ポスティング活動を一旦やめ、保育室へ入りました。休日の保育室は、しんと静かではありますが、子どもたちの息づかいが感じられる、あたたかく癒される空間でもあります。

保育室内に展示している写真を、入れ替えました。約100枚ほどでしょうか。そのどれもが、子どもたちや先生たちの声が聴こえてくるものです。

もしも、お時間の許される方は、ゆっくり、じっくり、観て下さい。感想などあれば、お近くの保育者に伝えて下されば幸いです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-03-20
ホウレンソウから子どもたちへ

お昼ごろ。富岡保育園の畑を監修してもらっているスズキさんと、食育園芸委員会の職員が、畑の前で、話し込んでいました。

話しの途中に、ほんの少しだけ、筆者が聞いたところ‥冬や春の野菜の収穫時期や、その後の夏野菜へ向けての、土づくりについて、指導を受けていたようです。

その指導の中で、【緑肥】というキーワードを、耳にしました。草も含めて、植物をあえて生やしておいて、肥料にしてしまおう。何も生やさず、すっからぴんにしちゃうと、たくましい土ができないみたい。(ほんのちょっと、耳にしたことを綴っているので、間違っていたら、スズキさん、食育園芸委員の皆様、訂正をお願い致しますね。)

たくましい土づくりには、このような地道さが必要不可欠のようで‥何年かは待っておくことが大事なようです。

「野菜も人間も、同じだよな〜。」って、よく言うもんですよね。化学肥料を使えば、即効性はあるんだけど、たくましさ、しぶとさ、粘り強さなど、目に見えないものが失われがちになっちゃう。

目に見えて分かりやすい教育は、即効性はあるんだけど‥そんな話しの進め方が、この副園長ブログでは定番ですね。


ちょうど、今、ブログを綴っている最中に、スズキさんからメッセージが飛んできました。承諾なしに紹介することをお許し下さい。

最初に出会ったAさん(食育園芸委員)が「昨日、小松菜を植えました。その時、ホウレンソウを摘みました。」

次に出会ったBさん(給食の先生)は「ホウレンソウ、美味しく頂きました。」

3人目のCさん(主任先生)「ホウレンソウごちそうさまでした!」

出会った方たちが口にされたのは、小さな小さな菜園で、今冬を生き延びた“10センチにもみたないホウレンソウ”のことでした。

手間のかかるばかりで、投げ捨てられてもいい野菜を、丁寧に、美味しく調理され、子どもたちに届けてくださる調理員の人たちの心が身に沁みます。

か細いホウレンソウの命が、子どもたちの命にリレーされていることは、些細に、見過ごされることです。

でも“命”って、こんなふうに細やかな、優しい心の持ち主で支えられ、持ちこたえているのかな。

とみほ(富岡保育園)の心が、台所の隅々にまで溢れています。

今日も“命あふれる”とみほに癒されました。

あたたかいメッセージ、ありがたき幸せでございます。本当にいつもありがとうございます。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-03-19
彼と再会して‥

とある市町の、小学校を卒業した卒園児が、家族そろって、富岡保育園へ足を運んでくれました。当時のように気軽に声をかけたり、追いかけたり出来ないくらい、お姉さんになっていたんだよな。毎日会っていると、そうでもないんだろうけど、久しぶりに会うと、びっくりするくらい、成長が早いんだよな、子どもたちって。

この卒園児には、ご兄弟がおられるのですが‥そのうちの1人に対して、筆者は格別の想いがありました‥いや今も、これからも胸の奥にはあるでしょう。

個人情報保護のため、詳細を綴ることはできませんが‥当時、この男の子が生きているだけで、ただそれだけで、胸がいっぱいでした。そして、今日、久しぶりに会うと、園庭を、力いっぱい、軽快に、走っているんですね。喜んでいる、笑っている、その姿を見るだけで、僕は感動しました。感情深くなっちゃうと、しらけちゃいせませんから、精一杯の気持ちで、彼の肩を、ぽんっぽんっとたたき、エールを送りました‥いや、もしかすると、エールを僕がもらったのかもしれません。ありがとう。

ご家族の皆さま、重ねてになりますが、ご卒業おめでとうございます。そして、再会の機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。またお会いできる日を心待ちにしております。お元気で。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

話しは変わりますが‥「小学校接続加算」という、いわゆる、国が求める要件を満たせば、補助金を施設がもらえる制度があります。

“小学校接続”と名の付いているとおり、保育園が小学校と密に連携をとって、スムーズな就学へつなげていく活動を指します。

今までに、このような活動が無かったかと言われれば、そうではないんですね。今までにも、それ相応にあったんです。ただ、ここのところは、特に手厚くなっている、いや、むしろ手厚くしようという、世の中と、国の偉い方たちの流れがあります。

手厚くすることのメリットは、皆さまのご想像通り。「小1プロブレム」という言葉が、いつだったか生まれたと記憶していますが、この活動を進めていくことで、入学後に起きていた問題は減った‥そのような展開になっています。

筆者も、もちろん、小学校接続に対しての活動は賛成です。子どもたちにとって、入学後の負担が減るようなら、間違いなくいいですよね。

けれども、この活動を認める国の要件に対しては、賛成しかねるところもあります。

体系だった、系統だった、要件を満たす証拠として作成される、マニュアルやカリキュラムの類いに、どこか違和感を感じてしまうんです。

わかるんですよ、見通しを立てたい、立てた方が安心であるし、なんだかスッキリ、キレイに見えるもんです。けど、子どもの成長、人間の成長って、そんなにスッキリ簡単に見通しが立つもんじゃないと思うんです。複雑で、凸凹で、行ったり来たりで、尚且つ、今日生きているだけで、明日生きているだけでも、すっごいことだと思うんです。

ちょっと、小学校接続から、話しが逸れちゃいましたが‥今日、彼と再会したことで、あらためて、本当に大事なことを思い起こすことができた気がします。

2025-03-18
目に浮かぶエピソードを紹介

Title ゴールはいつ!?

最近、ひとり歩きが上手になったアンナ(0歳11ヶ月)は“歩くことを”楽しんでいる。

以前まで、移動がハイハイであったのが、ひとりで立ちあがり、行きたい場所に、少し不安定ながらも歩くようになった。

“今”しか見られない、かわいい瞬間だ。

この日も、靴を履いて、園庭へ遊びに出かけいた。

園庭のゲストルーム前から、玄関側の私にむかって、ニコニコ笑顔で歩こうとしていた。

しかし、アンナには、さまざまな試練が待っていた。

まず、ひとつ目は、地面がデコボコしているところがあるため、何度も転んでいた。

けれども、強いアンナは、転ぶたびに、泣くことなく立ちあがり、ふたたび笑顔で歩きはじめる。

ふたつ目は、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちが、かけっこや鬼ごっこをしているため、近くをすごいスピードで走り去っていく。

走り去っていくごとに、その勢いに負けて、尻もちをついている。

だけど、これも、ふたたび立ちあがり、笑顔で歩きはじめる。

そして、みっつ目は、アンナのことが、かわいくてたまらない人のうちの、ひとり、サム(6歳0ヶ月)が、近くまで来て、ちょっかいを出すことだ。

半分くらいまで進んだかと思うと、サムに、ふたたびスタート地点まで戻されていた。

それが3回くらいあっただろうか。サムが、私のところまで来て、アンナがゴールするのを、一緒に待ち、ゴールできた時に、みんなで喜びを分かち合った。

日々、成長する子どもたちを、間近で見ることができ、あらためて素敵な仕事だと感じた。

※ナラティブツリー(現場保育者の綴るエピソード記録)を紹介しました。名前は仮名です。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-03-17
日常生活に潜む教育要素

「もしもし、富岡保育園の村上です。いつもお世話になっております。はい、その件のことで‥はい、はい、はい‥ご迷惑をおかけして申し訳ございません。はい、はい、はい‥すみません。はい、はい、はい‥わかりました。すみません、それでは、宜しくお願いします。」

(ガチャ)

とある市町の役所の方へ、とある用件で、筆者が電話をした、やりとりの一部です。

ブログ読者たちも、おわかりでしょう。この電話中、筆者が、受話器を耳に当てながら、何度も頭を下げたことを。

相手には、決して見えていないにも関わらず、何で、頭を下げるかって!?

やっぱり条件反射なんじゃないかな。謝ったり、お願いをする時って、自然と頭が下がるじゃないですか。

ただ、この情景って、大人には理解が得られそうですが、子どもたちへは、滑稽に映るんじゃないかと思うんです。いや、思っていました。

だって、受話器を耳に当てながら、壁や柱に向かって、何度も頭を下げているんですよ。

偶然、その電話中に、とある卒園児、小学校を卒業するあたりの子どもが通りかかったんです。

そして、電話を終えた、筆者に向けて、一言‥

「先生、カッコよかったよ!」

会話の内容、またその所作に、カッコいい要素は、1ミリも無かったはずなんです。

では、なぜカッコよく映ったのか!?

おそらく‥この、とある卒園児は、筆者が自分のためではなく、会社(保育園)のために、一生懸命、誰かに頭を下げている、そのように受け取ったのではないでしょうか。

子どもたちは、身の回りにいる大人たちの、このような何気ない1つ1つから、社会を知り、そして自分なりの大人像を培っていくのかもしれません。

カッコいいところも、カッコわるいところも、全部見てもらいましょう。受け止め方は、子どもそれぞれで違うんだろうから、任せるしかないんです。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2025-03-16
このページのトップへ