富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

ムラカミカメレオン

昨晩、一本の電話が鳴りました。

「こんばんは。お疲れ様です。村上くん、明日、午前中、予定ある?井原市議会議員選挙が来月あるんだけど、〇〇議員さんが、明日、事務所開きをするみたいだから‥もし都合つくんだったら、勉強がてら、一緒に行く?」

「こんばんは!お疲れ様です!あ!是非!同行させて下さい!宜しくお願いします!」

「OK!じゃあ、◯時に集合で。それと、もしかすると、来賓にあたるから、挨拶を振られるかもしれんけん。よろしく。」

「挨拶ですか!?僕がですか!?どんな挨拶すれば良いのですか!?」

「そりゃあ、〜〜で、〜〜で、〜〜みたいな感じで大丈夫よ!まぁ、何事も経験よ!場慣れ、場慣れ!回数こなさんと!じゃあ、明日、よろしく!」

晩酌による、ほろ酔い気分は、電話を切った途端に、あっという間に吹き飛んでしまいましたね。

近隣市町の、現役の先輩議員の事務所開き‥選挙を控え熱気高まる中で、ヘタを打つわけにはいきません。筆者の顔は、まさに不安の2文字を型取っていたと思います。


一夜明け‥頑張ろうコール!が連呼される中、国会議員秘書や、県議、また浅口市議会議長、笠岡市議会議長の挨拶が続きました。

なるほど、なるほど、事務所開きでは、そのような挨拶が適当なのね!と、頭にメモをしながらも、自身の順番が回ってきた時には、もはや原稿は頭の中から飛んでいましたね。まさに、ヤケクソ!声を張るしかない!と、言わんばかりの気持ちでした。

が、しかし、多数の来賓や後援会の方々への配慮から、筆者以降は紹介のみとなったんですね。ビックリするほど安心して、「頑張りましょう!」と一言、声をあげさしてもらいました。


一連のエピソードを、ブログに綴りながら振り返っていますと‥あれ!?これは、この前の、あれのデジャブじゃん!と、面白おかしく思えてきたんですよね。

先日のブログで、富岡保育園の防災訓練担当者に、ある課題を、筆者が提出した話しをしましたよね。

筆者に突然振られた担当者は、それ以降、不安の2文字を型取っていました。

そして、訓練前日に、筆者のところへ、相談しに来てくれたんですね。

「村上せんせい、明日、〜〜で、〜〜で、〜〜な感じの訓練をしようと思うのですが、良いでしょうか?」

「いいと思うよ!〜〜で、〜〜で、〜〜みたいな感じで大丈夫よ!まぁ、何事も経験よ!場慣れ、場慣れ!回数こなさんと!じゃあ、明日、よろしく!」


ちなみに、このたびの防災訓練は、避難後の、避難所を設定して行われました。担当者と、また仲間たち、そして子どもたちも含めて、皆で協働しながら訓練が行われていました。

ただ、しかし、おもしろいもんですね。放つ言葉や、受け止め方って、立場が変われば変わるもんなんですね。

筆者は、富岡保育園では、ちょうど議長のようなポジションにあたるかと思います。園長先生の掲げる旗に向かって、皆が一歩ずつ進んでいくための、アシストをする役割です。このたびの、課題の提出は、そのアシストの1つでした。

ただ、笠岡市議会では、まさに課題を提出された若手保育者と同じ立場にあたるかと思います。議長のアシストに対して、ひるんだことは言うまでありません。

『立場が変われば変わるもん』を理解するには、当法人の理事長が、よく口にする〇〇力が、必要不可欠なのでしょう。(〇〇は、またの機会にお伝えしますね。)

アシストを出す役割と、アシストを受けてゴールを決める役割。両方を務めることができることに、筆者は、もっと感謝しなくちゃいけませんね。反省です。

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2025-03-23
マインドコントロールに要注意!

①信頼関係を築き、対話の基盤をつくる

②未解決の問題を指摘し、不安をあおる

③解決方法を示して期待させる

④成功事例を示して確信させ、権威を築く

⑤日常的に従順な行動をとらせる

⑥財産や人間関係を放棄させ、元の生活に戻れなくする

数字をたどるたびに、じょじょに、怪しげなニオイがプンプンとした、あなた。

安心してください、正常ですから。


3月20日木曜日付け、日本経済新聞39面に掲載されていた記事『オウムは消えたか~地下鉄サリン事件30年~』から‥〇〇と〇〇させる、マインドコントロール6ステップの紹介です。

※立正大学 西田公昭教授(社会心理学)への取材に基づいたものです。

ちなみに、〇〇には『社会と断絶させる』が入ります。

筆者世代以上であれば、記憶にあるはずです。テロ行為にあたったカルト集団「オウム真理教」。組織を拡大させるためにとった手法こそが、冒頭のマインドコントロール。

「外部との交流を制限し、自己の内面に集中することが悟りと解脱の修行に不可欠」と示していたそうです。

苦々しく是が非でも忘れたい事件ではありますが‥過去の教訓を活かさなければ、浮かばれない魂もあるでしょう。

現代は、当時と違って、スマートフォン、そしてSNSという、マインドコントロールには、うってつけの材料がそろっています。

世界中の誰とでもつながるサービスのようでいて、【隔離】の装置にもなりかねない。

闇バイト、投資詐欺などのさまざまな事件において、グループチャットなどへの囲い込みがなされていたことは、もう皆さんも、知っての通りでしょう。


本日、第1回目の社会福祉法人伸成会スタートアップ会議が開かれました。年度末、年度はじまりへ向けて、富岡保育園・クレヨンKIDS所属のパートナーたちと、コミュニティ作りとして大事にしたいことを共通理解する会議です。(次回は来週です。)

どんな“コミュニティ”を作りたいか?また所属したいか?

冒頭のマインドコントロールは、お手本のようでいて、反面、特段の注意を払わねばならないものです。

①の信頼関係や対話は大事ですよね。②の未解決の問題を指摘するあたりまでは分かりますが、不安をあおっていく様子は気をつけねばなりません。そして③以降の、じょじょに、社会から断絶させていく様相があれば、すみやかにそのコミュニティから離れることが賢明です。

当法人は、ちいさな組織で、ちいさな集団ではありますが、【社会とのつながり】を、いっそう強め、安心して所属できるコミュニティでありたいと、再々確認した、今日この頃です。

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職場というコミュニティも居心地が良いものであればなお良し。ただ、伸成会パートナーたちへは、家庭というコミュニティや、お住まいどころの地域コミュニティ、さらにはお友だちのコミュニティ、また趣味などでつながるコミュニティ‥コミュニティ疲れにならない程度に、さまざまなコミュニティに所属し、世界、価値観を広げてもらえたらと、筆者個人は、そう願っております。

2025-03-22
『空に 光がさして 虹になる』

ついつい、この時期、卒園児(classエジソン)に注目しちゃって、目や心が奪われがちになるのですが‥卒園を意識するのは、卒園児だけじゃないみたい。

特に、4月からclassエジソンになる、classニュートン(4歳児)の子どもたちは、すこぶる意識しちゃってんの。

「もうすぐ、私たちの、僕たちの、天下だぞ!」

そこまで言わずとも、「わたしたちが、ぼくたちが、いちばん、うえになるんだぞ!」それくらいの意気込みは、ひしひしと感じます。

富岡保育園では、特段、クラス別の活動があるわけではありませんが‥集団生活において、行政や学校、家庭などとの連携を図る際に、たまに、クラス名があると、都合の良い時があります。なので、いちよう、クラスは残しています。

“いちよう”とは書きましたが、年度替わりに、クラス名が変わることで、子どもたちの感情が揺れ動くのであれば、必要枠として残しておきたいな、とも思っています。

ちなみに、今のクラス名の説明をしますと‥

ちょっと、ややこしい感じで、まずは、3つのグループがあるんですね。

・そら(0.1歳児)

・ひかり(2歳児)

・にじ(3.4.5歳児)

これは、おおよその発達過程をとらえながら、グループ分けしたものです。

ただ、にじグループには、多数の子どもが所属することになりますから、冒頭の都合を考えると、学年別のクラス名がいるよねって、ことになりまして‥

・classガリレオ(3歳児)

・classニュートン(4歳児)

・classエジソン(5歳児)

この3つのクラス名を付けました。ちなみに、この3つの名前。ブログ読者の方は、お分かりかと思います。世界の偉人ですね。なぜ、偉人にあやかったか。

アイデアを出した張本人として答えますと‥偉人になれ!偉くなれ!有名になってくれ!そんな意味じゃありません。この御三方を調べていくと、家庭環境が複雑であったり、さまざまな失敗や、世間的な炎上を起こすんです。ただ、それでも、この御三方は、しぶといんですよ。あきらめないんですよ。(もちろん会ったことはありません。あくまでも伝記を参考にしたものです。)

『どんな境遇でも、たくましく生き延びてほしい』そんな想いで、アイデアを出したと記憶しています。

正直、ピカソでも、ベートーヴェンでも良いのですが、今のところ、子どもたちからも、保護者からも、先生たちからも、特段の意見がないので、このまま継続させてもらおうと思います。

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ちなみに、以前のクラス名は‥

赤(0.1歳児)桃(2歳児)黄(3歳児)緑(4歳児)青(5歳児)でした。

そして、クラス名と同じ色の帽子を、クラス別にかぶってたっけな。

天下獲りへ向けて、着々とお手伝い。
2025-03-21
1000枚と、100枚。

「春分の日」でした。ブログ愛読者の皆さま、いかがお過ごしでしたか。ちょうど「昼と夜の長さが等しくなる日」でもあるようで‥自然と同様に、自らの心身のバランスにも耳を傾けたいものです。

富岡保育園では、今月、三寒四温というだけあって、天候や気温の変化が激しく、その影響からか、気管支系の不調が目立ちました。なかでも「ヒトメタニューモウイルス」というウイルスが、流行しました。高熱や咳などが主な症状のものです。

ただ、この春分の日を境に、じょじょに、天候や気温が高まり、心身のバランスが整えば、子どもも、保護者も、そして保育者も、気持ちの良い年度末を迎えることができるのではないか‥そう願いたいものです。

さて、本日の筆者は‥笠岡市議会議員として、はじめて作成した、議会だよりを手に、まずは富岡東地区にポスティング活動をしておりました。1,000枚を印刷しましたので、笠岡市内、どこまで配布できるか。もしもブログ愛読者で、ご希望の方がおられましたら、お持ちしますので。

ちなみに、ポスティング活動の最中に、畑仕事をしていたり、また親子で遊んでいたり、さまざま方とお話しする機会もいただけました。その中には、4月から職場で人事異動の対象になった方。また高校に進学する学生。新しい生活へ向かう方々もおられました。その表情には、不安や期待が交錯するものが見えたのは言うまでもありません。

富岡保育園でも、そのような感情が交錯する、卒園式まで、残りわずかとなりました。この時期の卒園児たちって、すべてのチカラを振りしぼって、保育園生活を楽しむんですね。“あと、ちょっと”だと、日に日に実感しているんだと思うんです。だからこそ、この時間を、ゆっくり、じっくり味わえるように、僕たち保育者は、注意深く、心を通わせ、共感したいものです。

さきほど、ポスティング活動を一旦やめ、保育室へ入りました。休日の保育室は、しんと静かではありますが、子どもたちの息づかいが感じられる、あたたかく癒される空間でもあります。

保育室内に展示している写真を、入れ替えました。約100枚ほどでしょうか。そのどれもが、子どもたちや先生たちの声が聴こえてくるものです。

もしも、お時間の許される方は、ゆっくり、じっくり、観て下さい。感想などあれば、お近くの保育者に伝えて下されば幸いです。

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2025-03-20
ホウレンソウから子どもたちへ

お昼ごろ。富岡保育園の畑を監修してもらっているスズキさんと、食育園芸委員会の職員が、畑の前で、話し込んでいました。

話しの途中に、ほんの少しだけ、筆者が聞いたところ‥冬や春の野菜の収穫時期や、その後の夏野菜へ向けての、土づくりについて、指導を受けていたようです。

その指導の中で、【緑肥】というキーワードを、耳にしました。草も含めて、植物をあえて生やしておいて、肥料にしてしまおう。何も生やさず、すっからぴんにしちゃうと、たくましい土ができないみたい。(ほんのちょっと、耳にしたことを綴っているので、間違っていたら、スズキさん、食育園芸委員の皆様、訂正をお願い致しますね。)

たくましい土づくりには、このような地道さが必要不可欠のようで‥何年かは待っておくことが大事なようです。

「野菜も人間も、同じだよな〜。」って、よく言うもんですよね。化学肥料を使えば、即効性はあるんだけど、たくましさ、しぶとさ、粘り強さなど、目に見えないものが失われがちになっちゃう。

目に見えて分かりやすい教育は、即効性はあるんだけど‥そんな話しの進め方が、この副園長ブログでは定番ですね。


ちょうど、今、ブログを綴っている最中に、スズキさんからメッセージが飛んできました。承諾なしに紹介することをお許し下さい。

最初に出会ったAさん(食育園芸委員)が「昨日、小松菜を植えました。その時、ホウレンソウを摘みました。」

次に出会ったBさん(給食の先生)は「ホウレンソウ、美味しく頂きました。」

3人目のCさん(主任先生)「ホウレンソウごちそうさまでした!」

出会った方たちが口にされたのは、小さな小さな菜園で、今冬を生き延びた“10センチにもみたないホウレンソウ”のことでした。

手間のかかるばかりで、投げ捨てられてもいい野菜を、丁寧に、美味しく調理され、子どもたちに届けてくださる調理員の人たちの心が身に沁みます。

か細いホウレンソウの命が、子どもたちの命にリレーされていることは、些細に、見過ごされることです。

でも“命”って、こんなふうに細やかな、優しい心の持ち主で支えられ、持ちこたえているのかな。

とみほ(富岡保育園)の心が、台所の隅々にまで溢れています。

今日も“命あふれる”とみほに癒されました。

あたたかいメッセージ、ありがたき幸せでございます。本当にいつもありがとうございます。

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2025-03-19
彼と再会して‥

とある市町の、小学校を卒業した卒園児が、家族そろって、富岡保育園へ足を運んでくれました。当時のように気軽に声をかけたり、追いかけたり出来ないくらい、お姉さんになっていたんだよな。毎日会っていると、そうでもないんだろうけど、久しぶりに会うと、びっくりするくらい、成長が早いんだよな、子どもたちって。

この卒園児には、ご兄弟がおられるのですが‥そのうちの1人に対して、筆者は格別の想いがありました‥いや今も、これからも胸の奥にはあるでしょう。

個人情報保護のため、詳細を綴ることはできませんが‥当時、この男の子が生きているだけで、ただそれだけで、胸がいっぱいでした。そして、今日、久しぶりに会うと、園庭を、力いっぱい、軽快に、走っているんですね。喜んでいる、笑っている、その姿を見るだけで、僕は感動しました。感情深くなっちゃうと、しらけちゃいせませんから、精一杯の気持ちで、彼の肩を、ぽんっぽんっとたたき、エールを送りました‥いや、もしかすると、エールを僕がもらったのかもしれません。ありがとう。

ご家族の皆さま、重ねてになりますが、ご卒業おめでとうございます。そして、再会の機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。またお会いできる日を心待ちにしております。お元気で。

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話しは変わりますが‥「小学校接続加算」という、いわゆる、国が求める要件を満たせば、補助金を施設がもらえる制度があります。

“小学校接続”と名の付いているとおり、保育園が小学校と密に連携をとって、スムーズな就学へつなげていく活動を指します。

今までに、このような活動が無かったかと言われれば、そうではないんですね。今までにも、それ相応にあったんです。ただ、ここのところは、特に手厚くなっている、いや、むしろ手厚くしようという、世の中と、国の偉い方たちの流れがあります。

手厚くすることのメリットは、皆さまのご想像通り。「小1プロブレム」という言葉が、いつだったか生まれたと記憶していますが、この活動を進めていくことで、入学後に起きていた問題は減った‥そのような展開になっています。

筆者も、もちろん、小学校接続に対しての活動は賛成です。子どもたちにとって、入学後の負担が減るようなら、間違いなくいいですよね。

けれども、この活動を認める国の要件に対しては、賛成しかねるところもあります。

体系だった、系統だった、要件を満たす証拠として作成される、マニュアルやカリキュラムの類いに、どこか違和感を感じてしまうんです。

わかるんですよ、見通しを立てたい、立てた方が安心であるし、なんだかスッキリ、キレイに見えるもんです。けど、子どもの成長、人間の成長って、そんなにスッキリ簡単に見通しが立つもんじゃないと思うんです。複雑で、凸凹で、行ったり来たりで、尚且つ、今日生きているだけで、明日生きているだけでも、すっごいことだと思うんです。

ちょっと、小学校接続から、話しが逸れちゃいましたが‥今日、彼と再会したことで、あらためて、本当に大事なことを思い起こすことができた気がします。

2025-03-18
目に浮かぶエピソードを紹介

Title ゴールはいつ!?

最近、ひとり歩きが上手になったアンナ(0歳11ヶ月)は“歩くことを”楽しんでいる。

以前まで、移動がハイハイであったのが、ひとりで立ちあがり、行きたい場所に、少し不安定ながらも歩くようになった。

“今”しか見られない、かわいい瞬間だ。

この日も、靴を履いて、園庭へ遊びに出かけいた。

園庭のゲストルーム前から、玄関側の私にむかって、ニコニコ笑顔で歩こうとしていた。

しかし、アンナには、さまざまな試練が待っていた。

まず、ひとつ目は、地面がデコボコしているところがあるため、何度も転んでいた。

けれども、強いアンナは、転ぶたびに、泣くことなく立ちあがり、ふたたび笑顔で歩きはじめる。

ふたつ目は、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちが、かけっこや鬼ごっこをしているため、近くをすごいスピードで走り去っていく。

走り去っていくごとに、その勢いに負けて、尻もちをついている。

だけど、これも、ふたたび立ちあがり、笑顔で歩きはじめる。

そして、みっつ目は、アンナのことが、かわいくてたまらない人のうちの、ひとり、サム(6歳0ヶ月)が、近くまで来て、ちょっかいを出すことだ。

半分くらいまで進んだかと思うと、サムに、ふたたびスタート地点まで戻されていた。

それが3回くらいあっただろうか。サムが、私のところまで来て、アンナがゴールするのを、一緒に待ち、ゴールできた時に、みんなで喜びを分かち合った。

日々、成長する子どもたちを、間近で見ることができ、あらためて素敵な仕事だと感じた。

※ナラティブツリー(現場保育者の綴るエピソード記録)を紹介しました。名前は仮名です。

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2025-03-17
日常生活に潜む教育要素

「もしもし、富岡保育園の村上です。いつもお世話になっております。はい、その件のことで‥はい、はい、はい‥ご迷惑をおかけして申し訳ございません。はい、はい、はい‥すみません。はい、はい、はい‥わかりました。すみません、それでは、宜しくお願いします。」

(ガチャ)

とある市町の役所の方へ、とある用件で、筆者が電話をした、やりとりの一部です。

ブログ読者たちも、おわかりでしょう。この電話中、筆者が、受話器を耳に当てながら、何度も頭を下げたことを。

相手には、決して見えていないにも関わらず、何で、頭を下げるかって!?

やっぱり条件反射なんじゃないかな。謝ったり、お願いをする時って、自然と頭が下がるじゃないですか。

ただ、この情景って、大人には理解が得られそうですが、子どもたちへは、滑稽に映るんじゃないかと思うんです。いや、思っていました。

だって、受話器を耳に当てながら、壁や柱に向かって、何度も頭を下げているんですよ。

偶然、その電話中に、とある卒園児、小学校を卒業するあたりの子どもが通りかかったんです。

そして、電話を終えた、筆者に向けて、一言‥

「先生、カッコよかったよ!」

会話の内容、またその所作に、カッコいい要素は、1ミリも無かったはずなんです。

では、なぜカッコよく映ったのか!?

おそらく‥この、とある卒園児は、筆者が自分のためではなく、会社(保育園)のために、一生懸命、誰かに頭を下げている、そのように受け取ったのではないでしょうか。

子どもたちは、身の回りにいる大人たちの、このような何気ない1つ1つから、社会を知り、そして自分なりの大人像を培っていくのかもしれません。

カッコいいところも、カッコわるいところも、全部見てもらいましょう。受け止め方は、子どもそれぞれで違うんだろうから、任せるしかないんです。

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2025-03-16
答えがある問いばかりではない

『泣く乳児 寝かしつけアプリ~東京科学大開発、抱き歩き支援~』東京科学大のチームが、泣いている乳児の寝かしつけを音声で支援するスマートフォンアプリ「SciBaby(サイベビー)」を開発した。

乳児の脈拍を測るセンサーと連動し、寝かしつけに有効な抱き歩きと、その後の抱き座りのタイミングを知らせる。

約6割の乳児が寝るという。アプリストア「グーグルプレイ」でダウンロードできる。

3月15日付、山陽新聞に掲載されていた記事です。

ちなみに記事は、このようにも続いていました。(省略しながら記しますね)

寝つくまでのデータを分析し、将来、乳児それぞれに最適な寝かしつけを人工知能(AI)が予測することも目指す。

チームの黒田公美教授たちは(行動神経生物学)これまでに、哺乳類の赤ちゃんが親に運ばれる際、リラックスしておとなしくなる「輸送反応」を発見。野生では、危険な状況で子を運ぶことが多く、おとなしい方が有利なためとみられる。2022年には人も5分間の抱き歩きなどが寝かしつけに有効なことを報告していた。

サイベビーは、5分間の抱き歩きや、8分間の抱き座りのタイミングを知らせる。歩行中は音楽が流れ、歩くテンポが分かる。

5分間の歩行で泣きやまないときは追加で5分間延長できる。乳児には指定の腕時計型脈拍センサーの装着が推奨される。


ブログ読者の皆様、いかがでしょうか?

とっても便利なアプリ、グッズが開発されたものですね!?

そのうち、保育園に営業にやって来られる業者のカタログにも登場しそうですね!?

赤ちゃんの寝る部屋へ行くと、みんな指定の腕時計型脈拍センサーを装着してたりして!?

もしも、装着させずに、赤ちゃんが寝ないものならば、まさか不適切保育に該当するなんてあるんでしょうか!?

保育士たちは、赤ちゃんの表情に見入ったり、体温に肌を通わせたりすることなく、アプリの指示を忠実に聞き、5分間抱き歩いて、8分間抱き座り、そして布団に寝かせる際に、約20%が起きてしまうリスクを想定しながら、寝かしつけるのでしょうか!?

このアプリ通りに寝ない子どもは、〇〇障害と名づけられ、このアプリを使いこなせない保育士は、もはや保育士ではない日が、近い将来やってくるのでしょうか!?


筆者の頭の中に、ある歌詞とメロディが流れています。

「あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか‥」(『正解』RADWIMPS)

子育ての類いに、いかにも、現代は、答えがあると思い過ぎているんじゃないかしら。

もちろん、少しでも簡単に寝てくれれば、親も保育士も、御の字であることは、間違いありません。

だけども、その寝かしつける間の時間、その過程にこそ、子育ての最も大事なところがつまっているんじゃないだろうか。そう思うのは、筆者が、普段、寝かしつけをしていないからだろうか‥。

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筆者が、現場保育士であった頃‥赤ちゃんの寝かしつけは、とても苦手としていました。なかなか寝ないんだ、ホント。部屋中チョロチョロしてみたりね。こちらが寝かしつけようとする気持ちが強くなればなるほど、泣いちゃったりしてね。「お手上げだー!」って、あきらめちゃった頃に、ストンっと寝てたりしてね。あの手この手、飴と鞭、腹を立てたり、大爆笑しちゃったりしながらね。だけど、アプリに頼らなかったからこそ、その子どもたちと、たくさんの感情を通わせることができたと、思っています。

ピクニックと言えば、お弁当!
2025-03-15
涙と汗の、はしご。

市議会議員の公務にて、笠岡東中学校の卒業式に、参加させていただきました。

ちょうど、富岡保育園の所属する学区であるため、卒業生や、またその保護者の中にも、たくさん知っている顔がありました。

しかし、感慨深いものがありますね。もうね、びっくり、ほんっと、みんな、すっごい、大きくなってたんだ。

保育園を卒園した後に、さまざまなことが、さまざまにあったと思うんです。子どもも、親も。

そのさまざまを、山あり谷ありで乗り切って、今日の卒業式を迎えたと思うんです。

たくさんのご縁の内の、1つのご縁として、筆者も関われたことを、本当に嬉しく思いますし、また感謝したいと思います。

ご卒業おめでとう御座います。

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卒業生が終わりに歌った、RADWIMPSの『正解』という歌。しびれましたね。いまだに、頭の中で流れています。(是非、皆様、YouTubeなどで聴いてみて下さい。)

感動がなかなか引かないもんだから、卒業式後に、富岡保育園の「デラックスらんらんピクニックDAY」に、駆けつけました。

「この子どもたち(保育園児)も、いつかは、ああやって、大きくなるんだろうから、今のうちに、この小さな時の、この一瞬を、大切にしないとな!」

そんな気持ちでね、駆けつけたんです。

ただ、感動なんてしてる場合じゃなくなってね。たくさん鬼ごっこに誘ってもらい、そして、しごいてもらいました。良い思い出をありがとう。

この一瞬を、
大切にしたいです。
2025-03-14
あーした、てんきに、なーれ!

明日、富岡保育園では「デラックスらんらんピクニックDAY」が開催されます。

お家から、お弁当を持って、リュックサックを背負い、そして、最寄りの公園、富岡公園へ、子どもたちと保育者で、歩いて出かけます。

子どもたちにとっては、お弁当を持ってくるだけで、それだけで、ウキウキワクワクが止まらないはずでしょう。いつだったか、ブレーキがきかずに、朝、保育園へ到着した途端、お弁当を食べはじめた子どももいたっけな。可愛かったですよ。

でね、たいてい、はじまるのが、お弁当の中身に加えて、もろもろの装備自慢。お弁当箱、中身を包んだり、区切ったりするフィルム。はしや、フォーク、それらを入れるケース。水筒に、敷物‥。とにかく、全部の持ち物が、特別にキラキラする日なんですよ。想像するに、何日も前から、ご自宅で、それらの装備を、まるまる広げて、ままごとなんかしている子どもも、絶対いるはずですよ。

「デラックスらんらんピクニックDAY」という、呼び名に変わった背景を、メモとして、いちよう残しておきます。知らなくても良いんだけど、知ることで、何かが変わることもあるかもしれないと思って、残しておきます。

筆者が、現場クルーだった頃は「お別れ遠足」という、呼び名でした。行き先は、恐竜公園。5歳児と4歳児の子どもは、歩いて向かっていました。今から考えると、なかなかハードで、リスクを背負って行っていたと思います。これはこれで、楽しみもありましたがね。

他の年齢児は、バスで向かい、到着後、クラス別に、公園内を散歩したり、遊具で遊んだり、お弁当を食べたりしていました。もちろん、これはこれで、楽しみもありましたがね。

「これはこれで、楽しみもありましたがね」ばかりなら、変えなくて、いいんじゃんって、話しですが‥この当時、筆者も含めた現場リーダーたちで、もう一度、目的に立ち返ってみたんですよ。

「お別れ遠足って呼ぶわりに、卒園児と、他の年齢児の交流がほとんどない遠足だよね!?」

「道中(遠距離の散歩やバス移動)の危険回避がメインになっちゃって、肝心の、公園へ到着して以降の楽しめる時間が少ないよね!?」

「遠くに出かけて楽しむことが目的なのか!?それとも、卒園児も含めて、子どもや先生たちの交流が目的なのか!?」

当時、いろいろと、押し問答したわけです。

そして、その結論が、今に至っているわけです。

「近くだけど、いつも遊びに行く公園だけど、リュックサック背負って、お弁当持って行くと、格別だよね!?」

あくまでも、その当時の結論なので、今後も、何かしらの変更や、変化はあるでしょう。あるでしょうし、当時を知るものとしては、どんどん変わっていって欲しいと思っています。

あれやこれや、無駄話をしましたが‥とにかく、明日は、らんらんする気持ちをデラックスに高めて、ピクニック(気軽な食べ物を持って、野山で遊んだり談笑すること)を楽しめたらと願っております。

★明日はワンコインランチの受付は致しません。ご了承下さい。

2025-03-13
時代は、回っているんだろうな。

またまた新聞ネタから、はじめちゃいます。

3月12日付け朝日新聞27面に『千葉知事選 兵庫で“運動”~N国党・立花候補、県政と関係ない主張目立つ~」と見出しが打たれていました。

この見出しを読んだ時、「え!?どおゆうこと!?」と、ハテナマークが筆者の脳裏を飛び交ったんです。

だって、千葉知事選挙を、兵庫でって‥。

よくよく読むと、この候補者は、兵庫県に、いろいろと因縁があるみたいで、それを晴らすためにいろいろと企てがあるみたいだとか。

だけども、千葉県民の納めた税金を、他県での別の活動に使用するだなんて‥。苦情が相次ぐなか、「法律的に止めることができない」んだそうです。


最近の流行りのなのか!?それとも原始から人間の性なのか!?はたまた、たまたま筆者がこのような案件に敏感なのか!?

『法律に、ルールに、公式的なものに、“書いていない”から、やっていいんだ論」って、どうなんですかね!?

今日、午前中に市役所へ相談に行った園の抱える案件。午後に、地域の方から相談のあった案件。ともに、上記の論と類似しているんですよね。

法律も大事。ルールも大事。公式的ものも大事。よく分かるんだ。だけども、もっと、うんと大事なものがあるんじゃなかろうか‥。

つい先日、手に取った「極道ぶっちゃけ話 竹垣悟 著」に、竹垣さんが、「ヤクザが侠客から暴力団に変わり果ててしまった」と嘆いた文章がありました。

弱気を助け強きを挫くものから、暴力によって私的な目的を達するものになってしまった、という意味です。

法律やルールを逆手にとって、その抜け道抜け穴を我が物顔で通るもの。行動の暴力もあれば、論破などに風潮されるような言葉の暴力もあると思います。

竹垣さんの語るものと、筆者の語る、“うんと大事なもの”って、同じだと思うんです。

その我が物顔って、カッコいいか!?子どもたちに自信をもって見せれるか!?法律やルールの、その前のものを置き去りにしたくないと、思っています。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

竹垣さんは、著書の中で、孔子の五徳に触れておられました。

「仁・義・礼・智・信」この五徳を積むことが、人生において大事であるとの教えです。

孔子って言ったら、2500年以上も前の人物ですが‥今の世の中だからこそ、ここへ帰るべきなのかしれませんね。

2025-03-12
「いざ」を「いま」考えよう

問題「災害が起こり、地域の集会所に緊急避難してきたあなた。自分もまわりの人も空腹です。さぁ、どうする?」

※まわりの10人の声↓

「今、妊娠6ヶ月なんです。」

「高血圧で塩分控えめにしないといけない。歯が悪くて、硬いものも食べにくいです。」

「家にあった食べ物をとりあえず持ってきました。」

「みんなで平等に分けるのがいいのかな。」

「私はイスラム教徒なので食べてはいけないものがあります。」

「全員に同じものは配れないね‥。」

「僕の非常袋には米とカンパンが入っています。」

「お昼の残っていたパンはあるけど‥。」

「急いで来たから、子どもが好きなバナナしか持ってこられなかった‥。」

「ぼくは小麦アレルギーなんだ。」


答え‥ブログ読者ならば、どのようにお答えになりますか?答えはありません。

これは、3月11日(火)日本経済新聞21面にあった、「三井住友海上」が出した、【“いざ”を“いま”考える広告】です。

考えるにあたっては、上記のような、いろいろな人の、いろいろな声への『想像力を高めること』から、はじめる必要がありますよね。

急に避難してきた場所にはたいてい充分な食料はありません。

そして、もしもその避難場所が孤立してしまうと、物資や食料がいつ届くかわからない時もあるでしょう。

集まってきた人の中には、食料を何も持たずにやってきた人もいれば、自分の分、家族の分の食料しか持っていない人もいるでしょう。

さらには、アレルギーのある人もいれば、病気や宗教上の問題で食べられないものがある人もいるでしょう。

避難が長引く可能性もある中で、自分が何も持っていなくても、家族の分しか持っていなくても、「分けあいませんか?」と声に出せるでしょうか?

逆に、何も持っていない人たちがいる中で、自分だけ食事をせざるを得ない時はどうするか!?

分けあえたとして、納得できる分け方をみんなで話し合えるだろうか。

これらは極限の状況で、「見知らぬ人同士」が「一緒に乗り越える仲間」になれるかどうかということかもしれません。

日頃から一人ひとりが自分で考えることが、いざという時の行動につながります。

被災時への想像力を高めること。

周りの人への想像力を高めること。

みなさんも、この機会にぜひ考えてみてください。

自分で考えることから、未来は始まる。三井住友海上


多少、言い回しや、句読点など替えたところもありますが、ほぼほぼ、広告のまま、綴りました。

どの角度や視点から答えても、行き詰まったり、何通りもの答えが出てくる問題ですよね。

今日は、このブログでは答えは記しません。なぜかと言うと、その答えも、答えの中の1つの答えでしかないでしょうし、大事なことは、答えを出すことよりも、“考えること”だからです。

この問題を、これから保育現場へ提出して来ようと思います。まずは、保育者と園児で、考えてみてほしいです。

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2025-03-11
社会人が成長するための極意

『笠岡市役所本庁舎建替え令和7年度内に基本構想策定予定』と、おそらく、明日の地元新聞(山陽新聞)に掲載されるんじゃないかと思います。

本日の、「笠岡市議会本会議」一般質問にて、ある議員の質問に対して、市長が明らかにした発言です。

市庁舎建替えに対して、何年も熱い想いで、質問をぶつけておられる議員に言わせると、この発言は、大変重く、そして、遂に、前へ進み出したものだということです。

市の防災拠点となるべくして、大きな方向性を決める市長を中心としたタスクフォースチームと、具体的な案をまとめていく副市長を中心としたプロジェクトチームが、連動して策定にあたるとも補足されました。

(※笠岡市役所本庁舎は築70年ものだそうです。そして、その話し合いがなされている議会棟は築126年だそうですよ。)


さて、市議会議員に当選し、はや10ヶ月が経とうとしています。本会議や、協議会、委員会、さまざまな議会活動にも、じょじょに身体は慣れてきましたが、知識や情報など、すべてにおいて、まだまだ不十分であると、自覚しています。

市の大切なお金をちょうだいしている以上、不十分であるなどと、甘えたことを言っている場合では、ないことは、重々承知の上でございますが‥。

ただ、まずは自覚をしなければ、責任は果たせないとも思っています。

自覚したうえで、筆者がしなければならないことは、議場だけでなく、控え室などでも、積極的に先輩議員たちから知識や情報を得ることです。

控え室などで得られるものは、本を読んだり、インターネットを調べても得られない、生(ナマ)の、生きた知識や情報なんです。これらは【市民生活第一の判断】をとるためには、とても貴重であることは言うまでもありません。


もしも、ブログ読者で、就職して間もない新人さんや、経験に乏しいと自覚されている方がおられれば、筆者の行動を参考にしてみて下さい。

職場であれば、仕事時間よりも、休憩時間や就業時間後などがチャンスだと思います。謙虚で素直な質問には、先輩方は必ず快く答えて下さると思いますし‥また、先輩たちの会話も、耳をジャンボにすると、有益なものが詰まっているかもしれませんよ。

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2025-03-10
笠岡市には『手話通訳者』が4名

さきほど、岡山県浅口市金光町金光教付近にある、レンタルスペース「大谷みかげスクエア」に足を運んできました。

なぜかと言いますと、そこで、今日、手話カフェ『しゅわの木ハルニレ』が開催されていたからなんですね。

「備南聴覚障がい者協会」の顧問にあててもらったご縁から、協会の会長に、このカフェへ誘ってもらったんです。

約20人くらいはいたんじゃないかしら。はじめて参加するコミュニティに、筆者は、正直、緊張のあまり、背中にじんわり汗をかきながら、椅子へかけていました。

さっそく、同じテーブルの方たちが、手話をあつかいながら自己紹介をはじめて下さり、それと同時に、手話のわからない筆者へは、スタッフの方が、音声で通訳をはじめて下さいました。

さまざま身振り手振りの手話が、ものすごいスピードで、目の前で繰り広げられ、筆者は、ただただ見入っているのみでした。

が、振り返って考えてみると‥普段の会話で、あんなに、しゃべる人の“目”を見て聞くことはないなぁと。とにかくわからないなりに、手話をする方の“目”を見ながら、注意深く、その手話を見て、何かを理解しようとしていたんだと思います。音声で同時通訳して下さるわけだから、目をつぶっていても、問題ないのだろうけど‥とにかく、すっごい、集中したんです。目も含めた表情、口の動き、手話の動作、また溢れているだろうその雰囲気を、必死に読み取ろうとね。

聴覚障がい者の特徴として、見た目ではわからないという特徴があります。今日、参加されていた方たちも、聴覚障がい者の方もおられれば、そのご家族、また手話通訳者や、手話を趣味としておられる方、また聴こえるんだけど声が出ない方‥さまざまにおられました。

カフェでは、いろいろな雑談が交わされ、特にはじめて参加する筆者へは、聴覚障がい者を取り巻く現状を教えて下さいました。

学校は、岡山県では一校のみ。東岡山にあるみたいです。遠方から通うには、ご家族の協力が必要不可欠なことは、言うまでもないですよね。

また、緊急サイレンなどが聞こえない危険も、話題の1つとしてのぼりました。

過去に、それが影響して、電車にひかれた方もおられたそうで‥それ以降、電車のホームに、電光掲示板が掲げられたみたいです。

また、現在、変わろうとしている取り組みの1つに、パトカーなどの回転灯を、複数パターンにする動きがあるのだとか。ただのパトロールと、緊急時の時とで、回転パターンを変えると、聴覚障がい者の方も気付くことができるかもしれない。

ただやはり、火事などの災害に対しては、危険を感じるまでに時間を要するようで、そのため逃げ遅れる可能性が高いとも教えてもらいました。

1時間強ほど、参加した、手話カフェ。やっぱり当事者の方々から聞く情報は、生(なま)で、あたたかい。そして、障がいとはつくものの、また筆者には想像もつかないほどの苦労はあるのだろうけど、参加されていた方々、皆、とても明るく、そして優しい。またお邪魔させてもらえたらとも思っていますし、来年度は、一度、富岡保育園でも開催できたらとも思っています。

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2025-03-09
【保育所で虐待通報義務化】

3月8日(土)朝日新聞33面に『保育所で虐待通報義務化~法改正案“地域限定保育士”制度も~』と見出しが打たれていました。

虐待防止対策や、保育人材確保などを盛り込んだ、児童福祉法などの改正案を閣議決定したと、続けて綴られていました。

児童養護施設などでは、職員などが虐待を見つけた場合の通報義務が、法律に明記されているのに対し、保育所については、法令上の規定が今まで無かったんですね。

昨今、保育所での不適切保育が問題になっていることなども踏まえると、通報義務や安全確保措置をとることなどは、当然といったところでしょうか。

また、虐待などで、児童相談所が、子どもを一時保護した時に、子どもが生活する一時保護委託先の施設についても、登録制度を創設すると、記述されていました。

これは、今までは、児童相談所が運用する、一時保護所には、設備・運営基準があったものの、委託先には、その基準が無かった背景があるんですね。

児童養護施設や、里親家庭のほか、自治体の登録を受けたもののみ、児童相談所が委託できるように、改正される見込みのようです。

そして、さらには、児童相談所が一時保護した子どもについて、虐待の“疑い”の段階でも、子どもにとって悪影響がある場合には、保護者との面会や通信を制限できるよう、児童虐待防止法が改正されるようです。

見出しの、補足に、「地域限定保育士」とありましたが‥これは、特定の地域でのみ保育士と同様に勤務できる制度のようです。少し、Google先生に聞いてみると、保育士同様に試験はあるようですが、試験の回数が多いことが違いで、合格率は似たり寄ったりのようです。この地域限定保育士は、登録後3年経過し、かつ1年以上勤務経験を積めば、全国どこでも働くことのできる保育士として登録できるみたいですよ。


今日のブログは、新聞記事を、おしゃべり口調に直しただけのものです。筆者もしっかりと読んで理解したいと思っています。

“虐待”については、法律に明記されているから、やってはいけないものではありません。子育てに携わる者として、また保育所に勤めるものとして、当たり前のことです。

ただ、その“虐待”そのものについての理解を、令和の時代に即したものにしなければ、知らず知らずのうちに、虐待をしている、なんてことになりかねないのが、現代社会です。

筆者も含めた、当法人の所管する富岡保育園・クレヨンKIDSで働く、すべての保育者が、常に、現代社会に即した理解に努める必要があります。

来年度の園内研修では、現代社会に通ずる、時事ネタなども、それぞれの職員が主体的にアンテナを張っていけるような取り組みを考えていきたいと、今、思いつきました。(←もしも、当法人の職員で、このブログをお読みになっている方は、今からニュースを読む・見る習慣をつけておくと、園内研修の際、役立つかもしれませんよ。)

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2025-03-08
『こやぎ』と『えろがみ』

「あーるぷす、いちまんじゃーく、こやぎの、うーえで、あーるぺん、おどりを、さあ、おどりましょ、へい!らんららら‥」

「ちょっと待って!こやぎの上では踊れんで!」

偶然、耳にした、ひとりの男の子と、ひとりの先生の会話。

気持ち良く口ずさむ鼻歌を、何度か聞き流していたんだと思いますが‥あまりにも、何度も“こやぎ”と連発するので、たまりかねて、ツッコミを入れたのでしょう。

「“こやぎ”じゃなくて、“こやり”なんよ〜。」

合いの手のように、訂正を入れてみたものはいいもの、その後も、その男の子は「こやぎの、うーえで‥」と、気持ち良く歌っていました。そして、ツッコミを入れた先生は、クスッと笑って聞き流して‥いや、聞き入っていましたよ。

ちなみに‥この可愛い、あるある間違い。“仔山羊(こやぎ)”じゃなくて、正しくは“小槍(こやり)なんだけどね。この歌って、手遊びをしながら、リズムで歌詞を覚えるもんだから、余計と間違っちゃうと思うんです。

アルプス一万尺。一尺が30,3センチらしく‥一万尺は3030メートルそうとう。“小槍”は、長野県の槍が岳(日本アルプス)の山頂付近の、突き出た、小さな岩場を指すらしく‥アルペン踊りの、“アルペン”は、ドイツ語で“アルプス山脈”と訳せるそうなので‥つまりは、3030メートルもの高い山の、てっぺんあたりで、仲間と楽しく踊っている構図なんだと思います。

でも、よく考えてみると、酸素も薄そうですし、かなりハードな踊りですよね。

もしも、仔山羊(こやぎ)に乗れるもんなら、“こやぎ”の上で踊った方が楽かもしんない‥。

さて、ふざけたブログ‥いや、笑いに徹したブログの最後は‥もう1つ、可愛い間違いを紹介して終わりたいと思います。

ある親子の会話です。

「ねぇ、かぁか(お母さん)、“えろがみ”とって!」

「“エロがみ”!?(手で口をおさえながら、クスッと笑う)」

「もぉ!かぁか!はやく!“えろがみ”とって!」

色紙(いろがみ)のことみたいです。

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2025-03-07
園見学ご希望の方はご予約下さい

「令和7年第1回笠岡市議会定例会」代表質問が、本日9時半に、キックオフしました。

先発は、“むすびの会”、続けて“公明党”、“創政みらい”、“讃志会”の代表者たちが登壇され、会派の主張や想いを、質問にぶつけておられました。

ちなみに、質問時間は、会派の人数に応じていて、30分の会派もあれば、45分の会派もあったりします。

ちなみに、30分の制限時間は、質問者(ここでは会派の代表者)が、しゃべる時間のみをカウントするもので‥答弁側、市長や部長たち(執行部)が、しゃべる時間はカウントされません。なので、30分の会派も、総時間は1時間半程度くらい費やすこともあります。

執行部(市長や部長たち)に対して、質問者(会派の代表者※議員)は、設けられた〆切日までに、通告書を提出します。(提出先は議会事務局)

筆者は、議員になる以前、「なんで、前もって、質問を提出するんだろう?出来レースになっちゃうじゃないか!」と、疑問に思っていました。

ただ、いざ、議員になってみると、「そりゃあ、前もって、質問事項は伝えておかなきゃならんだろ!」と、正直、思い直しています。

なぜかと言えば、議員や執行部(市長や部長たち)が、議場で登壇して発する言葉は、全て議事録に残るんです。つまりは、それだけ、その言葉は責任が重たいんです。根拠のないものや、適当な思いつきで言葉を発してしまうと、その議員や執行部のイメージや権威を損ねるだけでなく、最終的には市民生活に影響を与え得る事態になってしまうんです。

ですから、前もって質問事項を伝え、きちんとした答弁を執行部は考え、またその答弁を予想した上で、質問者(議員)は、再質問を事前に準備しておく必要があるんです。

質問事項というのも、ただの疑問をぶつけるものではないんです。こんなことがしたいんだ!こんなことはおかしいんじゃないか!もっとこんなことができるんじゃないか!など、熱い想いのゴールを目指して、戦略的に進めていくものなんです。

あえて、この副園長ブログに、内容ではなく、議会の大枠、ルールを、つらつらと綴ったかと言いますと‥

野球やサッカーでも、ただ単に、ホームランやゴールシーンだけ見て楽しむよりも‥ルールを理解すると、より楽しめるものじゃないですか。

議会も、それと同様に、少しでもルールを知ると、「より笠岡市のことを知ってみたい!」と思えるようになるんじゃないか‥そう思って、つらつらと綴ってみました。

明日も9時半からキックオフされます。ご興味の沸いた方は、是非、笠岡市議会傍聴席までお越し下さい。(ゆめネット笠岡放送でも中継しています。)

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2025-03-06
メロゴールドと、かんぺいちゃん

基本的に、この副園長ブログは、いつから読んでも分かるような内容を心がけているつもりです。だって、2,000回を超えているわけですから、はじめっから読まないと分からないようでは、ほとんどの読者が挫折しちゃいますよね。

けれども、ときどき‥ときどき、毎日読んでいるからこそ分かるような、ボーナスブログになるときが、ときどき、あります。ちなみに、今日が、その、ときどきの日です。

富岡保育園沿いに走る、旧2号線を西へ、50メートルほど、てくてくと歩くと、八百屋さんがあります。名前は「ヒロツネ商店」‥道端に、みかんや、バナナ、店内には駄菓子なんかもある、この地域にはなくてはならない、まさに心臓のようなお店です。

富岡保育園も、ありがたいことに、そのお陰を全身で浴びておりまして‥園で調理する、お昼ごはん(給食)や、おやつの食材などを、毎日、新鮮な状態で提供してもらっています。

そんなヒロツネ商店の女将さんと、偶然、店先で、バッタリと、会ったんですね、筆者が。

すると、女将さんから「村上先生、舌がお子ちゃまなのね!」と、甘い笑顔で声をかけられました。

「(ハテ!?なんのことだろう!?)」と、筆者の顔に書いてあったのでしょう。

続けざまに、女将さんは「ビタミンMAX‼︎グレープフルーツっぽい果物‼︎あれは、“メロゴールド”って果物なんよ‼︎」と、またまた甘い笑顔で声をかけられました。

ここで、ハッ‼︎としたんですね、筆者は。いつぞやのブログに、お昼ごはん(給食)について、少しだけコメントしたことがあったんですよ。その内容について、女将さんはしっかり読んでくれていて、わざわざレシーブしてくれたわけですよ。

「旦那が、給食後に、保育園行ったら、子どもたちから、“今日のミカンは酸っぱかった‼︎”って言われたみたいよ‼︎村上先生、子どもたちと、いっしょ‼︎」

「ちなみに、今日の果物は、かんぺいちゃん‼︎メロゴールドとは違って、甘過ぎるくらい甘いから‼︎村上先生のお口には合うと思いますよ‼︎」

優しいレシーブに加えて、甘いスパイクも打って下さいました。ただ、「“かんぺいちゃん”って!?」

本日の、お昼ごはんのメニューです。

コトコトよく煮込んだキャベツのスープ煮。酢も適量加えたシーチキンの香り引き立つマカロニサラダ。そして、白米。そしてそして、“かんぺいちゃん”。

“かんぺいちゃん”を漢字に変換しますと、甘いに平らと書いて“甘平”となります。女将さんのお言葉通り、甘過ぎるくらい甘くて、とっても美味しかったです。

※いつぞやのブログは、2月28日付のものでした。ご参照ください。

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2025-03-05
3月4日火曜日、天気は雨です。

3月4日火曜日、午前8時。岡山県笠岡市では、雨がしとしとと降り続いております。気温も3℃と低めで、肌寒くもあり、体調管理がむずかしいかと思います。皆さま、心身ご自愛のもと、あたたかくしてお過ごしください。

さて、この降り続く雨。日本語の素敵なところで、雨にも名前がついているんですね。なんと400種類以上もあるのだとか。

冬の終わりから、春へかけて。菜の花や桜、さまざまな花が咲く準備をしているこの時期に、降る雨を‥『催花雨』『養花雨』『育花雨』などと呼ぶんだそうです。漢字の並びを眺めるてみると、どことなく、ゆっくりとした優しい印象を受けるのは筆者だけでしょうか。

先週には、近隣の高校で卒業式が行われました。中学校や小学校も、今月の半ば頃にはあるんじゃないかと思います。そして、富岡保育園も含めて、保育園やこども園、幼稚園でも、卒園式がとり行われるでしょう。

子どもも花と似たところがあると思えば‥ちょうど今は、しとしとと雨が土に浸透し、根っこを強くし、芽を出す準備、つぼみを広げる心構えをしている時期だと言えますよね。

私たち大人は、『催花雨』『養花雨』『育花雨』を見習い、ゆっくりとした優しい愛情を、しとしとと注いでいけたら幸いかと思っております。

ちょっと、うまいことを、言おうとし過ぎたブログになりました。

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ちなみに‥近隣の各小中学校の卒業生へ向け、富岡保育園から、祝電を毎年送らせてもらっています。理事長は、その卒業生たちが、富岡保育園を卒園した時の写真を見て、回想しながら、お祝いの文章を作成します。このたび送る学生たちの、当時の写真を、筆者も見たんですね。

「この子は、こうだったよな。」「あの子は、ああだったよな。」と、理事長といくらか会話した後、どことなく、ほんのりとした疲労感をおぼえました。それだけ、一生懸命ぶつかり合っていたのでしょう。間違いなく、いい思い出です。

2025-03-04
富岡保育園の設定保育について

勘違いしている方もいるかもしんないので、あらためて綴っておきますね。

富岡保育園は、設定保育をしないわけではない、やってはいけないわけではない‥“わけではない”を連発したら、こんがらがっちゃったので、シンプルに答えますと‥設定保育の時間もありますし、やっています。

「設定保育」って、もしかすると、保育士用語かもしんないので、説明書きを記しておきます。

設定保育とは「保育士が事前に保育目標や指導案を立て、その計画に基づいて保育を進めていく方法です。」と、Google先生は回答してくれました。一般的に合っていると思いますので、理解の参考にして下さい。

ただ、この方法‥設定保育も行うんだけど、みんながみんな、その方法にハマるわけじゃないよね、ってことを職員間で認識しておくこが、富岡保育園で設定保育をするにあたっては、必要不可欠なことなんです。

年齢も性別も、発達や特性も、趣味や趣向も、何から何まで、ごちゃごちゃに混ざり合った集団ですから、目標や指導案なんかも、たてづらいはずですし、たてたって、みんなにピッタリハマることなんて、まずあり得ないですよね。

そのへんも含めたうえで、「こんなことがやってみたいな!」「あんなことがやってみたいな!」「〇〇ちゃんが〇〇が好きだから、みんなと共有してみたいな!」それなりの動機をもって、富岡保育園の保育士たちは設定保育に取り組んでいます。

ちなみに、年間で数えると、両手くらいなもんでしょうか。そして、今日が、たまたま、その日、設定保育の日だったみたいです。

「ひなまつりパーティー」をしようと、何人かの保育士、また栄養士や調理師たちが、数日前から計画を立てていました。

ねらいは‥日本の伝統行事に親しみ、友だちや保育者と“和”の雰囲気を楽しむ、となっていました。

おそらく、富岡保育園のことを少し知っている方だと「富岡保育園でも、そんな堅苦しい文言、使うんだ!」と、ビックリしたかもしれませんが‥なにせ、保育者たち、みんなプロですからね。

そして、指導案には、さまざまなスケジュールが記されていたした。

・ひな祭りならではの音楽に合わせて、ビールケースとりゲーム(椅子取りゲーム)をする。

・アトリエコーナーで、ひな祭りの塗り絵をしたり、お雛様とお内裏様などを、折り紙やハサミ、ノリやセロテープを使って作る。

それぞれに担当保育士がつき、気をつけるポイントや環境構成などが明記されていました。

その他には、フォトコーナーや、紙芝居コーナーが計画されていました。

また、パーティーは、遊びの時間だけに限らず、お昼ごはんや、おやつの時間まで計画が続いていました。

ほぐした焼き鮭と炒り卵、そして桃の花にくり抜かれたニンジンを彩った、ちらし寿司。

そして、子どもたちが自分で飾り付けできるように、具材を用意した、プリンアラモード。

プロの保育士たちが立てたねらいに、ハマった子どもたちも、もちろんいました。あの有名な、ひな祭りの音楽の合間に、喜びの声がたくさん聞こえてきましたからね。

ただ、その合間には、雨上がりに、泥んこ遊びを楽しむ声も少なからず聞こえてきました。

どちらも、どれもが、それでいいですし、これが、富岡保育園です。

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あかりをつけましょ、ぼんぼりに。
2025-03-03
未来からの視点で、現在を見る。

筆者がハンドルを握る車内のラジオから、偶然、耳に飛び込んできた言葉があります。

『シャバくて、エモい』

この言葉を発していた、なにやらのラジオ番組ゲストは、HIPHOPアーティスト、ラッパーでしょうか、KREVA(くれば)さん。

KREVAさんは、音楽作りに、AIを積極的に使っているそうで‥そのAIの進化の過程で、未来から見た現在の音楽は『シャバくて、エモい』のだろう、と評していました。

シャバくて、エモいって‥Google先生を頼りに調べてみると‥シャバいが、冴えない。エモいが、心が揺さぶられた状態。つまりは、洗練されていく未来から見ると、現在の“冴えないところ”に心が揺さぶられるよね⁉︎って、KREVAさんは言いたかったのでしょうか。

ちなみに、KREVAさんは、朝起きたら、直筆で30分ほど殴り書きするんだとか。スマホも開かず、テレビもラジオも何もかもスイッチをつけず、無音の状態で、脳内に残っている文字をひたすら書いて、書いて、書きまくるみたいです。もしも書くことが無ければ、「書くことが無い」と書きまくるそうですよ。また、直筆で書く行為は、脳の動くスピードをゆるめる作用があるとかないとか、KREVAさんはおっしゃっていました。

そんなKREVAさんの新曲⁉︎‥車内がトンネルに入っちゃったので、曲名を聞きそびれてしまったのですが‥その新曲紹介では「人間、それぞれに、〇〇とは!?という世界に生きてるじゃないですか。例えば、ラッパーとは!?HIPHOPとは!?日本人とは!?とかね。もちろん、その〇〇とは!?に沿う時も必要だとは思うんだけど‥時々は、ふざけんじゃねぇ!って時もあると思って‥その気持ちを曲に‥」と続けていました。

ブログ読者にも、必ず〇〇とは!?という立場なりがあるんじゃないでしょうか。

父親とは!?母親とは!?長男とは!?長女とは!?男とは!?女とは!?先輩とは!?後輩とは!?上司とは!?部下とは!?社長とは!?部長とは!?監督とは!?コーチとは!?キャプテンとは!?

〇〇とは!?について、メリットもあると思うんです。自分なりに解釈して責任を持つことで、自身の成長につながると思うんです。よく言うじゃないですか、「立場が人を育てる」と。

逆に、デメリットもあると思っていて‥〇〇とは!?の解釈に縛られると、自由な発想やアイデアが生まれにくくなったり、固定概念が強まり、柔軟なコミュニケーションが交わしにくくなるおそれがあるんじゃないかと‥まさに、変化に弱い体質になりそうですよね。

筆者で言えば、保育園とは!?富岡保育園とは!?社会福祉法人とは!?伸成会とは!?副園長とは!?管理職とは!?保育士とは!?男性保育士とは!?政治家とは!?市議会議員とは!?笠岡市とは!?笠岡市民とは!?男性とは!?長男とは!?独身とは!?アラフォーとは!?‥それぞれの〇〇とは!?に対して、きちんと沿えるような責任感を強く持ちつつ、それでも時には“ふざけんじゃねぇ!”と、ぶっ壊せるような気概も強く持ちたいと欲しています。

筆者の脳内に残っている文字を、ひたすらブログに綴ってみました。

皆様、素敵な日曜日をお過ごしください。

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2025-03-02
仕事復帰は職場の上司の理解次第

珍しい組み合わせでした。ある日のこと。保護者とお子さまたち、そして、保護者が仕事復帰する職場の上司、この組み合わせで、園の見学にやって来られました。

事情があっての、珍しい組み合わせでしょうから‥見学の案内をする前に、その事情を当たり障りのない程度に、お聞きしました。

(もちろん、個人情報保護のもと、その内容の詳細は明記いたしません。)

いつもであれば、保護者へ、保育内容の説明をしながら、お子さまの現状をお聞きし、ご家族の形態なども把握させてもらいながら、無理のない園生活の進め方を、アドバイスさせてもらいます。

ただ、あくまでもアドバイスですから、保護者のご希望へも、なるべく沿うように努めます。

“なるべく”と記した理由は、その基準は、どこまでもいっても、お子さまの現状であることを、説明の段階では強調させてもらいます。

いつもであれば、このような話しを進めながら、園内を一緒に歩き、各お部屋の案内や、子どもたちの姿に着目し、富岡保育園で大事にしている保育の視点、方針や、目指す目標などを語っていきます。

いつもであれば、ね。

ただ、このたびは「保護者が仕事復帰する上司」が同伴されましたので、いつもであればしないお話しをしました。

どんなお話しだったかと言いますと‥現代における、子育て事情、保育園事情、保護者・子ども事情です。

具体的に言いますと‥赤ちゃんであれ、大人であれ、新しい環境に慣れるまでは、個人差はあるもののストレスがかかること。そのため、免疫力が整いにくく、感染症などにかかりやすくなること。保育園に預けたと思ったら、お熱が出ちゃって呼び出されること。呼び出されたは良いけど、帰宅するとお熱が下がっちゃってることも、よくあること。よくあることだからと、たかを括っていると、入院するハメになっちゃって、お仕事を長期欠席せざるを得ないこと。

もろもろの、あるある話しを並べた理由は‥保護者が仕事復帰後、職場で受けるであろう評価に対しての“リスク”を軽減してあげたいという想いからでした。

経験していれば多少は想像つきます。ただ、経験していても月日が経つと当時の苦労は薄れ想像がぼやけることもあります。上司世代では、男性ならば尚更でしょうし、女性であっても、後者の想像になる可能性があります。

筆者が、もろもろをしつこく並べることによって、少しでも想像がつけば、復帰後の仕事と子育てに、上司が理解を示して下さるんじゃないだろうかと‥そんな淡い希望をもってお話しをしました。

説明と見学を終え、お帰りになられた後のこと‥なんと、上司の方からお電話をいただいたんですね。その内容は、保護者への理解を深めようとする、とても協力的なお声でした。淡い希望は、優しいピンク色に染まったようでした。ありがとうございました。

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豊かな園生活は、上司の理解も必要不可欠です。
2025-03-01
筆者の一日を覗き見できます。

8:30 理事長と来年度の人事について話し合う

9:00 法人内研修中職員の面談を理事長と行う

9:30 クレヨンKIDSへ配布物や配達へ

10:00 笠岡市役所こども育成課へ

11:00 卒園関係の配布物作成

12:00 お昼ごはん(給食 彩り豊かな具のたくさん入ったシチュー・ブロッコリーがシャキシャキしていたグリーンサラダ・もっちりしたシュウマイ・やわらかい白米・ビタミンMAX‼︎グレープフルーツ⁉︎っぽい果物)

13:00 議会事務局へ行き、局長と選挙管理委員会の方からアドバイスをもらう

14:00 一時保育希望者と面談、見学案内

16:00 議会活動報告作成

17:00 明日の園内修繕(照明交換)へ向け段取り

18:00 ブログ執筆開始

18:30 他市町村保護者から電話相談

19:00 ブログ執筆再開

本日の筆者の活動概要を記しました。どこか気になる点はありますでしょうか?

そう言えば、合間合間に、何件か電話も入れました。

「笠岡警察署」へ、防犯訓練の打ち合わせ日時の調整。

「寿久園」へ、園庭の木の相談。

「笠岡新聞販売株式会社」へ、政務活動費報告書で扱う領収書の依頼。

「笠岡市カラオケ連盟」へ、活動の相談。

あと、何件かあったかもしれないのですが、記憶が曖昧なため、記しませんね。

さて、いかがでしょうか?気になる点がある方は、挙手でお願い致します。

(・・・)

無いようなので、活動概要を閉じたいと思います。


今日、夕方の時間に‥お迎えに来られた保護者から「村上先生、なんか久しぶりに見た!」とお声をかけてもらえました。とにかく、ありがたいですね。

以前に比べると、たしかに、園内に居る時間、園児や保護者と関わる時間は減っているかもしれません。

その証拠に、今日のお昼ごろ、2歳くらいの子ども3人が揃って、丁寧にお辞儀をしながら「こんにちは」と、筆者に挨拶をし、立ち去ってゆかれました。あれは、まさに、他所行き(よそいき)、お客様用の挨拶だったと確信しています。

いろいろとありますが、まとめますと、園児へ、保護者へ、職員へ、そして市民へ、少しでも役に立てるよう、また声をかけてもらえるよう(何用でもいいので挨拶を交わせるように)日々、至誠を尽くし、励んで参りたいと思います。2月も終わります。3月からも、どうか宜しくお願い申し上げます。

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ままごとの域を超えています。「皿洗い」中です。
2025-02-28
目的がないと、無益なの!?

『目的のない旅行』って、損得勘定をソロバンで弾くような性格だと、気がすすまないんじゃないかな。せっかく旅行に行くんだから、あれも、あそこも、どこも、かしこも、有益になりそうなことを体験したい‥だから分刻みにビッチリ予定をたてると安心するんですね。

昨日のブログで綴りました、筆者の旅行は‥それとは相反するもの‥何の目的もなければ、予定なんかもありませんから、行き当たりばったり、出会った人たちにオススメを聞いてみたり、なんとなく吸い込まれるような感覚で路地裏を歩いてみたり‥有益でないかもしれませんが、何にも縛られることなく、好奇心のおもむくままに探索した時間は、筆者にしてみれば、とても満足のいく時間でした。

いつぞやのブログで、支柱のフタをとる楽しみを見つけた園児のエピソードを記したかと思います。そのエピソードのオチは、いろいろと大人の都合があって、そのフタを筆者が瞬間接着剤でとめちゃったところで終わっていたかと思います。

ただ、このエピソードは、まだオチていなかったんです。アフターエピソードが続いていたんですよ。

支柱のフタをとる楽しみを奪われた、あの園児は‥その後‥それでも探索活動をやめていなかったんです。園内を、行き当たりばったり、好奇心のおもむくままに、ちょこちょこと、うろうろとしていたんです。

そして、なんと最近、新たな楽しみを見つけていたんですよ。それは、とある場所の地面に眠るパイプを発見し、少しずつ少しずつ、地面をなでたりしながは、パイプの全貌を明らかにしようとする、そんな楽しみです。

実は、このパイプ。数年前の園児にも見つかってしまい、危うくパイプを破損する勢いだったので、鉢やらなんやらで隠していたんです。このたび、隠していたことを、筆者も忘れていて、見つけられてしまったものですから、まさしく、してやられたわけですよ。

今のところ、破損する勢いではないので、楽しみを奪わないように、見張る‥いや見守っておこうと思います。

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「旅行と教育って似てるんじゃないかな⁉︎」そんな風に思うのは、筆者だけでしょうか。

こんなチカラが身につきます、あんなチカラが身につきます‥と、ビッチリ予定をたててあると安心するんですかね。

『目的のない教育』って、言っちゃうと、無益なんでしょうかね!?

パイプを見つけた園児も、パイプが目的だったら面白くなかったんじゃないかな!?

行き当たりばったり、たまたま、偶然‥。

好奇心を身につけようと思って、好奇心を働かせているわけじゃないよね!?

2025-02-27
愛読者の声が元気の源です。

政務活動の一環として、広報誌発行の準備をしている筆者。本日は、原稿片手に、レイアウトやデザインなどの調整依頼へ、笠岡市の「アド工房」様へ、お邪魔しました。

お邪魔すると、少しの雑談の中で‥「村上さん、鹿児島視察の際は、いろいろと大変だったみたいだね。僕も、ときどきあるんよ。ストーブのスイッチとか、家の鍵とか、心配な時が。」

一瞬、筆者は、ハテナが飛んだものの、すぐに分かったんです。アド工房様が、この副園長ブログをチェックしてくれていることを。

アド工房様とは、昨年の選挙活動でお世話になって以降のお付き合いになります。お会いした回数など、わずかではあるものの‥ブログなども含め、筆者を見守って下さることへ‥感謝と嬉しい気持ちが沸き立ち‥ついつい、依頼の本題から外れて、余談や少々の泣き言を言ってしまったんですね。

こんなカッコ悪いところも含めて、今後ともお付き合いをお願いしたい。そして、初の広報誌発行へ、ご指導ご鞭撻をお願いしたい。そう思っております。(広報誌は、年度内に配布する予定です。乞うご期待下さい。)


さて、そんなアド工房様との関係をつないでくれている、この副園長ブログ。つい、先日、2,000回記念を迎えたものの‥記念日のブログ記事は、案外、アッサリした印象ではなかったでしょうか。

おそらく愛読者の中には「記念、記念って、言い過ぎると、はしゃぎ過ぎているような‥そしてプレッシャーにもなるから‥あえて、クールを装いながら、記念の印象を薄めて、保育士らしく、園児のエピソードに徹したのではないだろうか⁉︎」と、憶測をした方もいるのではないかと思います。

正直に言います。この憶測は、だいたい合ってます。数字を目標にしているわけではないのですが、大台の数字にのると、やっぱり単純に嬉しいんですよ。

でも、逆に、それだけ数字を重ねているクセに、それくらいの記事しか書けねぇのかよ!と、思われるプレッシャーも、根が繊細なので感じるんです。

それらを総合的に配慮した結果が、2,000回目のブログ記事だったわけ‥ですが‥。

実は、愛読者たちへ、ひとつ隠し事をしていました。

それは‥日時や場所は口には出せませんが‥先日、なんと筆者は『副園長ブログ 2,000回記念 おひとりさま おもいつき ノープラン 日帰り 弾丸旅行』へ出かけていたんです。ちゃっかりしてますよね。あの記事は、帰りの新幹線の車内で、カツサンド片手に綴ったものなんですよね。

旅行先で、20,000歩以上歩いたので、副園長ブログも20,000回を重ねられるように努力したいと思っています。(←計算してみると、54年以上かかるようなので‥二代目か三代目‥何代目かの副園長が綴っていることかと思います。)

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おひとりさま、発見‼︎
2025-02-26
【第2子以降の保育料の無償化】

令和7年度第1回笠岡市定例会が、スタートしました。会期は32日間です。皆様、宜しくお願い致します。

本日は、本会議にて栗尾市長から48の議案が上程されました。令和6年度の補正予算関係から、市職員の就業にあたる条例、脱炭素社会へ向けた取り組み、消防団条例‥広範囲にわたる案件が提出されました。

市職員の就業関係で言えば、当法人(社会福祉法人伸成会)も同様に、【育児】や【介護】などに関わる職員を対象に、国の基準に沿わなければなりません。

ちなみに、たまたまですが、本日の日本経済新聞でも、図やイラストを用いながら、大きくそれらの特集を組んでいました。

ここで、その内容、育児休業や介護休業などの変更点を詳しく記しても良いのですが‥おそらく、当事者にならないと、話半分に聞こえるでしょうから‥気になる方は、お勤めの上司や、会社が契約している社労士さんなどへお聞きしてみて下さい。念の為にお伝えしておくと、変更点は、働く人たちにとってどんどん良い条件になっていますので‥悪くなっていたらどうしよう⁉︎と、焦ったり不安になることはないと思いますよ。

補正予算関係では、額としては6億4,500万円。このブログをお読みの方が気になりそうな所をピックアップしてみると‥

「小学校空調設置事業」に1億1,000万。熱中症などの健康被害を防ぐために、特別教室に空調を設置し、児童生徒が健康に過ごせる環境を整備することを目的とし、事業を進めます。

令和7年度笠岡市当初予算提案説明については‥目指すべきビジョンへ向けて、財政健全化プランに沿いながら、新規事業にも踏み込んでいくことが示唆されました。

高齢者タクシーチケット利用者の利便性の向上、認知症予防の推進。そして干拓地の臭気問題解決へ、臭気報告アプリの導入。

そして、子育て関連では、『第2子以降の保育料の無償化』をこの令和7年度からスタート。18歳までの子ども医療費の無償化については、令和8年度実現するために、システム改修を実施するとの説明がなされました。

他にも、防災拠点としての市役所本庁舎建築に向けた検討や、物価高騰対策、新病院建設への検討など‥新年度へ向けての説明が続きました。

ひとまず、このあたりで〆ますね。

しっかりと説明できるように、勉強していきたいと思います。

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2025-02-25
それってホントにタブーなの!?

先日、ある保育者と、ある保護者が、親密にお話しをしていました。お話しの中身は、あるアーティストの、あるライブにまつわるものだったとかで‥。それはそれは、御二方とも、意気揚々と盛り上がっておられました。

ちなみに、その、ある保護者の、小学生になるお子さまと筆者は仲が良いもんですから、それらのお話しをふってみると‥案外、冷静に、保護者の推しぶりを評価されていました。

「お母さん、好きなんよなぁ。私も、まぁまぁ好きじゃけど‥。ライブはどっちでも(行っても行かなくも)ええかなぁ。」


子育てにまつわるお話しとして‥子どもを“ほうっておいて”保護者が遊びに出かける、楽しみに行くなんてことが、ことさらタブーのように語られることがあります。

“ほうっておく”という言葉が、誤解を招くんでしょう。この、ある保護者で言えば、おそらく、家庭内で話し合って、ライブのチケットをとって、お子さまたちの行き場を確保して出かけたんだと思います。決してほうっておいてなんかないですよね。

意気揚々と帰り、意気揚々と子どもたちと関わることができるなら、子どもたちにとっては、間違いなくそちらがいいでしょうよ。

ただ、少し注釈をつけさせてもらうと、家族や個人事情で、それらができる、できないがあるはずなので‥あくまでも、令和の一般論としてお聞き下さいね。

そして、もう少し注釈をつけてみると‥この令和の時代って、お子さまと保護者の距離感が近くなりがちなんだと思います。これは、保護者が求めずとも、社会がそうさせてしまっているんだと思います。少しでも、お子さまが離れたところで、トラブルやアクシデントが起ると、それ見たかと「あの親は何してたんだ!」と、言葉にせずとも、そんな雰囲気を作られるじゃないですか。

そして、そんな雰囲気を変えることって、時代に抗うことでもあるので、一朝一夕にできるもんじゃない、何世代か先だと思ったほうがいいかもしれない。

だからこそ、大事なのは、働きに出るなり社会とつながるなりして、お子さまと公式的に距離感をとること。そして、保育園に預けている間でも、また家族と調整などでもして、お子さまと距離感をとる機会を意識的に作ることだと思うんです。

これね、女性の社会進出や、産休育休を経て保育園に預けるなどしながらも、保護者とお子さまとの関わり合いは、割合的には増してんじゃないかと思うわけ。なので、現代の保護者たちは、引け目をとることなく、どんどんと、羽を伸ばせばいいと、個人的には思っています。

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ほうっておかれた間のあの成長は、現代では、どこの間で成長できるんでしょうね‥。

こんな間もあります。
2025-02-24
ザザーッ!ザザーッ!ザザーッ!

彼は、勢いよく駆け上がった。高さは、ゆうに1メートルを超えるであろう、その築山を‥。

その築山は、富岡保育園の裏庭の、ちょうど真ん中あたりに、まさに真っ直ぐに伸びている百合の木のほとりに作られている‥。

彼は、てっぺんあたりまで駆け上がると、それと同時に、ジャンプして身体を反転させ‥。

そして、反転させた身体を、そのまま築山にうずめ‥しばし呼吸を整えると、このように言ったのだ。

「へんしん!!!」

彼に、何かの変化が起こったのだろう。今度は身体を寝かせ、築山をグルグルと転がり落ちはじめたのである。

そして、築山のふもとで、彼は、その敵に、パンチとキックをお見舞いするやいなや、「かめんらいだー!」と言い放ち決めポーズをとったのだ。

だが、その敵も、生半可に弱いわけではないのだろう。彼は、その後も、何度も何度も‥ザザーッ!ザザーッ!ザザーッ!と、築山を派手に転がっては‥「へんしん!!!」と、次々と、変身技を繰り出し、粘り強く格闘を続けていたのだ。

彼の服や帽子も、おそらくその隙間にも、築山の土や小石がザラザラと、もしかするとドロドロと入ってきていたのではないか‥。

けれども、変身スーツに身を纏っていたのであろう。そして、格闘中に、それらを気にするなんて、仮面ライダーの名が廃るのであろう。

彼は、へっちゃらで、ザザーッ!ザザーッ!と転がり、そして繰り出し続けたのだ。


このシーンを、筆者は30分くらい見続けていたんじゃないだろうか。彼には、その敵がハッキリと見えていたのでしょう。壮絶な格闘シーンに、目が離せなくなったのは言うまでもありません。

本日、遂に2000回目を迎えた、副園長ブログ‥。いざ、その日が来ると、特別な感情は全く湧いてこないもんですね。

結局のところ、一日一日、一球入魂しただけのこと。そして、愛読者の皆様が、それを受け止めてくれただけのこと。それだけなんですね。なんて嬉しいことなんでしょう。本当にありがとうございます。

ネタの提供をしてくれた3歳児の彼、仮面ライダーKに負けることのないよう、これからも、ザザーッ!ザザーッ!ザザーッ!と、粘り強くブログを綴っていきますので、今後もどうかお贔屓に‥宜しくお願い申し上げます。

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ザザーッ!
ザザーッ!
ザザーッ!
2025-02-23
1999回目のカクカクシカジカ

本日、1999回目のブログ更新となります。記念すべき2000回を目前に、どんなブログを綴りましょうか‥。


こんな誤解は、していないと思うんです。けれど、もしも100人に1人でも、こんな誤解をしちゃってると、筆者の実像とはかけ離れてしまうので、ちゃんと訂正をしておきたいと思うんです。

副園長だから、市議会議員だから‥よっぽど清廉潔白、明瞭解析な人物だろうと‥園内では職員に指導や助言をし、ブログなどでは専門的知識や情報を解説し‥よっぽど優れた保育を織りなすのだろうと‥こんな誤解を、ただの1人でもしているならば、筆者の実像、事実を、正しく、美化せず、お伝えしておこうと思うんです。

ちょうど、昨日のことでした。1年間のうち、片手で数えるほどしか参加しない、子どもたちとの鬼ごっこ。39歳、運動不足ながらも、気合いを入れて、駆け回ったんですね。俊敏性の欠如は、大人ならではの知恵でカバーし、逃げ回る子どもたちを追い詰めてはタッチに成功していきました。

しかし‥と言いましょうか、これも想定内だったのですが‥タッチされた子どもが、その追い詰め方が気に入らずに、悔しくて泣いちゃったんです。

すると、筆者と一緒に鬼役をしていた子どもが、困っちゃったんですね。タッチをしたら、この結果になることは、この子どもも想定はしていたんだけれども‥だからと言って見逃すわけにもいかず‥そしてタッチをしたら、案の定、泣いちゃったわけです。困った表情は、優しさのあらわれと言って間違いないでしょう。

そんな場面で筆者は、どうしたかと言いますと‥事実を伝えますね。

筆者は「ええ!ええ!ほっときゃええわ!なんも悪いことしてないんじゃけぇ!」と、優しさとは無縁の言葉を吐き捨てたんです。

困惑していた子どもも、それならばと奮起して、鬼役をまっとうしたのですが‥終わってみれば、放っておかれた子どもが怒りはじめて、とんでもなく後味の悪い始末になっちゃったんです。

鬼役の子どもをはじめ、その他の子どもにしてみれば、この始末も想定内だったようで‥怒りはじめた子どもと距離をとりながら、いったん遊びを休憩しはじめたんです。

しかし、ただ、1つ、子どもたちにしてみれば想定外だったことがあって‥それは、鬼ごっこに誘った保育園の先生、そうです、筆者が優しくなかったことが想定外だったんです。泣いちゃった時点で、思いやりのある言葉と、譲歩策を提示してくれるのが保育園の先生なんじゃないか‥だから、遂には怒りはじめちゃったじゃないかと。

怒りはじめちゃった子どもも、そんな筆者の態度に、気持ちの着地地点が見つけれなくなっちゃったんです。次々に、モノやヒトに当たりはじめたもんですから、筆者も何かしらの対応をしなきゃいけないわけです。

おそらく驕って(おごる)いたんだと思うんです。いくら怒りはじめたからって、ビシッと叱ってしまえばおさまるだろうと。

けれども、蓋を開けてみたらご覧の通りですよ。普段から信頼関係を深く築けていないことが、こんなにも露呈するだなんて。おさまるどころか、余計と収拾がつかなくなっちゃって‥取り乱す子どもも、そして筆者も、着地地点に濃い霧がかかっちゃったんです。

「(驕っていたよなぁ。優しくなかったよなぁ。不適切だったよなぁ。しかし、どうするべ、これから‥。この子どもも立ち直るキッカケに困っているよなぁ。)」

おそらく20代の若かりし頃であれば、この濃い霧に向かって、闇雲にもがいていたと思います。もがく体力もありましたし、その頃は現場で信頼関係も築けていたでしょうから、子どももそれを許容してくれていたんだと思います。

年の功なのか定かではありませんが‥自分の保育に対しての反省、自問自答を繰り返しながら、もがくことをやめて、少し、その子どもから離れて、待つことにしてみました。どうなるかは分かりませんが、時間が何かしらの解決をしてくれるだろうと願って。

そんな間に、ちょうど、その子どものお母さんがお迎えにこられたんですね。取り繕う体力すら残っていなかった筆者は、そのまんま正直に、このようにお伝えしました。

「お母さん、すみません。〇〇君、僕たちと一緒に鬼ごっこをしていたんですけど‥カクカクシカジカありましてね。それで、カクカクシカジカとなって‥最後に僕が叱ってしまったら、このように収拾がつかなくなっちゃいまして。申し訳ないのですが、もしもよろしければ、お母さんから〇〇君に声をかけてくれませんか?至らず、すみません、お願いします。」


どんな関わり方をすれば良かったのだろうか‥あの時、あの子どもへ‥

自戒と自責、矛盾に葛藤を抱えながら、それでいて、今の立場と職務に仕えています。これが、筆者の実像です。


その後‥カクカクシカジカあった子どもは、お母さんの登場で立ち直るキッカケを作ってくれました。お母さんへはご迷惑をおかけしてしまいましたが、結果オーライだったと、驕りを捨てて筆者は思っています。

そして、優しさのあまり困惑した子どもや、この場面に近かった仲間の先生たちへは、いろいろと断りを入れに行きました。これが、事実です。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

360度、いろんなことがあるんですね。
2025-02-22
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