副園長ブログ
皆さま1日お疲れ様です。本日、「備中保健所井笠支所」に行っておりました村上です。 とあるウイルスへの、社会福祉法人として、乳幼児施設としての対策についての相談のためです。 保健所の方からは、「三密を避けたり、不要不急の外出を避けるなどの基本を押さえつつ。ウイルス状況は日々変わるので、対策についても日々変わると思って下さい。また、施設に陽性者がいると思って対策を考えることも大事です。」とのアドバイスを受けました。 原則やルールも、もちろん大事ですが、状況に合わせて柔軟に対策をとることが、今後より求められていくことを改めて痛感しました。管理職としては、いっそうアンテナを貼り、正しい情報や知識を得る努力に努めていきたいと思います。 (※本日から岡山県ではデルタ株注意期間に入っています。) さて今年度、とみほ村の富岡保育園は“地域のヒト・モノ・オモイを巡らせる”ことを、暮らしの意識に置くよう取り組んでいます。 (※そのいっかんで、「私設公民館とみほ村」の開所を目指しています。) 巡らせるとは、一方的ではなく、“お互い様”の関係を示しています。 今年度に入ってから、幼児用の玩具や、画用紙に折り紙を頂いたり。孫のために買ったオムツがサイズが大きくなったからと、新品のオムツを寄付して頂いたり。 (※今日は、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方から水槽を寄付して頂きました。) モノだけでなく、オモイについても。毎日ボランティアで園児と遊んで下さる方(カリスマ保育者トシさん)は、最近では早朝に玄関先の鉢の水やりと、亀の飼育タライの水替えを日課のようにして下さったり。 (※昨日は、奥さまも早朝手伝いに来て下さいました。) そんな“地域のヒト・モノ・オモイ”に対して、僕たちトミホクルー(富岡保育園保育者)、園児、保護者は、【笑顔】【感謝】でお応えし、巡らせていきます。 ブログ読者も含めて、地域内外の方、あなたの存在を、とみほ村は必要としています。いっしょに汗を流したり、子どもの遊ぶ姿を眺めながらお茶を飲んだり。互いに笑顔と感謝を巡らせませんか。あなたの勇気ある一歩をお待ちしております。 【現在、寄付を募っているモノ】 ・とみほ村文庫で扱う「本」、「椅子4脚程度」 ・園児たちが最近ハマっています「LEGOブロック」や「お人形」 【現在、参加を募っているコト】 ■とみほ村NOW(ボランティア・インターンシップ) ■とみほ村ワンコインランチ ※ご時世がら事前予約をお願いしています。心身の健康管理を必ず行いお問い合わせ下さいね。 |
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2021-08-04 |
皆さま1日お疲れ様です。本日とみほ村に、富岡保育園の学区にあります笠岡市立中央小学校の校長先生が見学に足を運んで下さいました。 校長先生は、富岡保育園園長に園内を案内されながら、それはそれは、いたるところで園児たちからの洗練を受けたのではないでしょうか。園児たちにとってみれば、校長先生と言えども1人の大人ですから。校長先生から醸し出される雰囲気を読み取って、「あ!この人は大丈夫だな。」と動物的な嗅覚で、何人もすり寄っていくわけです。 ひとりひとりの子どもの素直な声を拾って下さり、また暑い中ではありましたが園内のお庭からいたるところまで見学して下さりありがとうございました。 校長先生から、「小学校とは、こーゆー教育なんだ!と、押し付けるのではなく。小学校まで培ってきた、保育園や幼稚園での教育や環境を理解した上で、小学校は教育していかないといけないと思っている。」とのお声をお聞かせ下さいました。 このような会話は、今までにもよくあったのですが、校長先生自ら1人で足を運ぶ機動力ある行動は、富岡保育園の学区での保幼小連携では初めてでした。 兼ねてからの要望であった、保幼小での保育者や教諭などの風通しの良い関係や、オープンな行き来が現実化する一歩であると感じ、とても嬉しくもありました。 富岡保育園の学区にあります、小学校と中学校は今後小中一貫校の流れを汲むことになります。また、公立幼稚園は、こども園へ移行する動きもあります。 子どもたちや、また保護者たちにとっては、小中一貫校であったり、こども園になる動きについては、行政からの説明を受けたとしても専門用語や社会情勢などを聞いたとしても理解や納得することは難しいかもしれません。 そんな中で、理解や納得ができないままの子どもたちや保護者を守るために、僕たち保育者であったり、このたびの校長先生や学校教諭ができることと言えば⁉︎ やはり、地道に足をつかって、学校や保育園、幼稚園、こども園の垣根を作らず、互いに理解し合ったり、現状を把握する努めをすることではないでしょうか。そして、学校や乳幼児施設だけではなく、地域社会とも垣根を作らず、社会全体で子どもや保護者を守る雰囲気作りと、実際の行動が必要なのではないでしょうか。 (※このたびの校長先生訪問では、園長からは「この5年の富岡保育園保育実践改革における、最大のポイント“子どもを信じること”で、子どもたちの成長を感じる眼が変わり、より保育内容を改めることができた」点についてを伝えました。また副園長からは「このご時世にて黙食をせざるを得ない給食の時間に、是非‼︎お昼の放送でラジオパーソナリティの実力をいかんなく発揮して喋らせてほしい」旨を伝えました。) ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。夏休みを利用しての学生の希望者が増えています。出来る限り事前予約をお願いさせて下さい。 ※ボランティア・インターンシップ(職場体験)をお申し込みの方へ。 このご時世もありますが、暑さも大変厳しいです。体調管理を第一優先して下さい。検温だけに限らず、心身の体力が、子どもたちと向き合える状態にあるかをご自身で判断して頂きたいと思います。 期間や時間帯についてなどは、個々の参加者のご都合にできる限り合わせたいと思っておりますので、必ずお電話くださいね。 お昼ごはんについては、子どもたちや保育者たちと同じメニューで出来る限り食べて頂きたいと思います。食物アレルギーなどがある場合は必ず事前にお申し付けください。 ご時世がら、県外への不要不急な外出が制限されています。ただ、県外へ行かずとも、遠出をせずとも、あなたの生活範囲にも、喜びや豊かさを感じられる場所は必ずあります。その1つが“とみほ村”の富岡保育園であれたらと願っております。 |
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2021-08-03 |
皆さま1日お疲れ様です。本日は「とみほ村だより 富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会 8月号」を地域の方など、あちらこちらに配布させて頂きました村上です。 「村上先生、暑い中ご苦労さまです。よかったら梅ジュースでもどうですか?」との労い(ねぎらい)の声に、遠慮なく頂いたりしておりました。 (※「とみほ村だより」などを定期購読したい方は富岡保育園までお問い合わせ下さい。県内であれば村上が直接、県外であれば郵送などの方法をとらせて頂きます。) さて本日は‥ 「副園長村上職場見学へ行くの巻」をお話しさせて頂きたいと思います。 見学先は、現在「私設公民館とみほ村文庫」を一緒に作っております岡山県笠岡市「カサセイホームズ」の工場です。 ちなみに、見学へ行った理由の1つは、「とみほ村文庫」へ置く机の修繕経過を確認するためです。 (※本当は完成するまで内緒にするつもりだったのですが、言っちゃいましょう。) 実は、この机になる物体。富岡保育園の乳児室の天井裏の蔵に潜む“長持”なんですね。 現在保育園となっている建物と関わった人たちの暮らしへの“想い”をどうにか次世代へ繋げていけないだろうか!?そんな考えから、“長持”を「とみほ村文庫」の机にできないだろうか!?と「カサセイホームズ」さんへ相談したことがキッカケなんです。 杉の木で出来た“長持”を丁寧にペーパーヤスリで磨き、蝶番の部分も特殊なオイルなどで磨いていくと、みるみるうちに当時の面影が。木のひび割れた部分には、細く切った木を組み込んで下さっていたり。また中を開けると、当時入っていた雑具類のメモなどもあって、そのまま保存して下さっていたり。 カサセイホームズの大工さんの丁寧な仕事に、『想いを繋げる想い』が繋がってることをあらためて感じるしだいでした。 (※実は、蔵に潜む長持からなるプレミアムアンティーク家具の机は、ここからもうワンランク‼︎カサセイホームズの大工さんがプレミアムな修繕を施して下さり完成する予定です。完成しましたら必ず報告しますので、しばしお待ち下さい。) 上記のような丁寧な仕事をされるカサセイホームズさんの工場へ見学に行ったわけなのですが‥ 機械や道具類は綺麗に整理整頓されていることが目に入ってきます。 そしてなんといっても、約65年からなる木材屋でもあることから工場の中に、ありとあらゆる木材が、こちらも整理整頓して置かれていることに感激しました。本当にいろいろな種類や形の木材なんです。 その中で、大工さんが、村上からの“想いを繋げる”という注文に真摯に向き合って下さっているわけです。 カサセイホームズの方へ、感謝と同時に尊敬の気持ちが高まっている村上です。 最後に、保育園の公式ブログなので、保育についても触れておきますね。 実は、仕事の没頭する大工さんの“整理整頓された工場”と似た場面を、とみほ村の富岡保育園でも見ることが出来るんです。 富岡保育園では、年齢別や保育者主体の活動がほとんど無いため、子どもたちは“ある悩み(課題)”を抱えることになるんです。 それは、自分(又は仲間)の遊ぶスペースの確保です。 お外の庭では、ビールケースなどを使い、「ここは、俺の場所だぞ!」と誇示するわけです。 お部屋であれば、椅子を持ってきて仕切りに見せたりしながら、「ここは、私たちの場所だからね!」と誇示するわけですね。 (※“壮絶な陣地争い化”する時もあれば、“平和な陣地分け”になるときもあります。) そんな風に、自分(自分と仲間たち)が一生懸命作った場所の中を覗くと‥ お外であれば、スコップをたくさん確保して綺麗に並べていたり、バケツも綺麗に並べていたり、かなり整理整頓されているんです。 お部屋であれば、人形をブロックで組み立てたベットに寝かせていたり、アトリエで作った何かを並べていたり、かなり整理整頓されているんです。 遊びに没頭するから整理整頓されるのか、整理整頓しているから遊びに没頭できるのか。はたまた、たまたま僕が見つけた場面の子どもの性格や特徴がそうだったのか。 ブログ読者の方はどのように思われますか?そして、ブログ読者の仕事場や遊び場は整理整頓されていますか?そして仕事に遊びに没頭されていますか? またお会いする機会がありましたら教えて下さいね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。夏休みを利用する学生の方が増えております。事前予約についてのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-08-02 |
日曜日の早朝、6時過ぎ。とみほ村のお庭では村上より一足先に園庭長が畑や花壇でいそいそと。 最近、僕も水やりをするようになって思うことは‥植物のお手入れには休日がないということ。種類や季節によっては1日水やりをしないだけで枯れてしまうことだってある。付け加えるなら、水やりをし過ぎて枯れることもある。 植物のお手入れに限らず、もちろん子育ても同じくであることは皆さま総意だと思う。日曜日だからと言って子育てが休みになることはない。子どもの年齢や発達過程に限らず、ひとりひとりの特性や性格、またその日の気分ごとによっても関わり方は様々であるだろうし。また、関わりについても、ある価値観の人から見ると「ほっとき過ぎている。」と言われることもあれば。ある価値観の人から見ると「過保護や過干渉だ。」と言われることだってある。 ひとえに、植物のお手入れも、子育ても、むずかしいことには変わりない。水やりの仕方や、子どもとの関わり方のノウハウやマニュアルもあるだろうけれども、それがすべて正解ではない。正解の1つではあるだろうが。 今日のブログ記事は、植物にお手入れをする際、子どもに関わる際に、共通する大事な〇〇について、是非ブログ読者も一緒に参考にしてみませんか?とご紹介させて下さい。 〇〇とは、【言葉】です。 どんな言葉を使うか、投げかけるか、与えるかは、正解不正解がない中でも、大事な鍵を握ると僕は思っています。 今日は「自選 谷川俊太郎詩集」から、1つの詩をご紹介させて頂きます。 ブログ読者がどのような感想を抱くかはそれぞれだと。村上は自省と自戒と励みと希望にかえたいと何度も読みました。 それではいきますね。 『言葉は』 言葉は種子 いにしえからの大地に眠る 言葉は新芽 赤ん坊の唇に生まれる 言葉は蕾 恋人たちの心にひそみ 言葉は花 歌われて大気に開く 言葉は枝 風にのって空をくすぐり 言葉は根っこ ほのかな魂の闇に広がる 言葉は葉っぱ 枯れて新しい季節にのぞみ 言葉は果実 苦しみの夜に実り 喜びの日々に熟して 限りなく深まる意味で 味わい尽くせぬ微妙な味で 人々の心をむすぶ ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。学生の方で夏休み期間を利用する方のお問い合わせが増えております。事前予約を出来る限りお願いさせて下さい。(連絡先はホームページTOP電話番号より) |
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2021-08-01 |
こんにちは。蔵泥棒村上です。と、言うのも‥ 実は、かねてから予告しております「私設公民館とみほ村文庫」の準備が佳境を迎えてきておりまして‥ このたび、とみほ村の富岡保育園内にあります、開かずの間である“蔵”からあるモノを拝借して、文庫内で利用させて頂くために蔵泥棒しました。(←管理者には承諾済みです。)江戸時代又は明治時代のモノを令和で再利用するなんて、ロマンでしかありませんよね。 (※「私設公民館とみほ村文庫」の詳細については、後日発表していきます。再利用するロマンについても、徹底した想いと目的が含まれています。発表したくてウズウズしておりますが、しばしお待ち下さいね。) さて、本日は‥ 「卵が先か?ニワトリが先か?」に似たような呟き(つぶやき)になるかもしれません。 現在、保育や教育業界で、もっぱら流行語の様に扱われている【非認知能力】について。 ブログ読者の方にとっては、馴染みがないか、又はブログ内で何度も出ているので「知ってる、知ってるー!」となるかは個人差があると思いますが‥ 先に結論から言っておきますと‥ 「非認知能力って、新しく生まれた能力ではないよー!新しくできた特別な能力じゃないよ!」 皆さまの目に触れる、例えば、市内の広報誌や、新聞紙、雑誌に、流行語のように扱われている【非認知能力】。 聞き馴染みがないと、ついつい「非認知能力ってのは新しい能力なの⁉︎じゃあさ、その新しい能力を身につけるには、“何をさせたらいいの?”」という図式になりがちなのですが‥ ブログ読者の方。少しお待ち下さい。深呼吸して読み進めて下さいね。 例えば、非認知能力を→「生きる力」「人間力」と言い換えてみると、いかがでしょうか? 「はいはい。なんとなく分かる分かる!テストの点にはあらわれないようなチカラのことでしょ!?」と答える方もいるのではないでしょうか? 落ち着いて聞いて下さいね。「非認知能力は、普通に生きていくだけ身につくチカラです。」 毎日、朝日を浴びて目を覚まし。冷たい水で顔を洗い。家族と挨拶を交わし。眠たい目をこすりながら、歯磨きや着替えを行い。天気予報をボンヤリ眺めながら朝ごはんを食べ‥友だちと外で遊び。ケンカをして。先生に抱っこしてもらったり、時に叱られ‥帰宅後に、靴を脱ぎ散らかしているのを直すハメになり。手洗い、うがいを行い。お風呂に入って水鉄砲で遊び。晩ご飯中に姿勢が悪くて怒られてしまい。寝る前に絵本を読んでもらっていたら寝落ちしてしまい‥ 落ち着いて聞いて下さいね。「非認知能力は、わざわざ、特別な玩具や知育教材を使わずとも。わざわざ、特別な塾や施設に通わずとも。普通に、友だちや家族や近所の人たちと“わちゃわちゃ”しているだけで身につくチカラなんです。」 逆に‼︎ 「友だちや家族や近所の人たちと“わちゃわちゃ”する時間もなく、有名な教材や塾や施設を利用してたとしても‥それは本物の非認知能力とは言えないかもしれない。」 あくまでも、蔵泥棒をするような村上が言うことですから参考までにして頂ければ良いかと思いますが。 「非認知能力を育むために〇〇をしています!」といった取り組みや玩具などについては、村上は用心深くなることも付け加えておきますね。 「非認知能力を育むために!」ではなく‥ 「普通に暮らしていたら、非認知能力って呼ばれるチカラも育まれていることに気づいた!」と、言う方が自然な流れなんじゃないかと思うんですね。 ブログ読者の方は、どのようなお考えをお持ちですか?お時間ある時にお聞かせ頂ければ嬉しいです。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。夏休み期間を利用する学生の問い合わせが増えています。出来る限り“事前予約”をよろしくお願いします。(連絡先はホームページTOP電話番号より) |
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2021-07-31 |
令和3年7月30日、11時ごろのお話し。 0.1歳児生活グループ「そら」のランチルーム付近を、たまたま通りかかった時のこと。 ちょうど、お昼ごはんの準備にとりかかる前の先生たちが何人か集っていた。 ほんの1.2分の間に、保育者たちで何かの打ち合わせをしていた。 「今日はAちゃん〇〇だから、〇〇にしようね。」 「Bちゃんはそろそろ、このお椅子で食べれるかな。」 「Cちゃんは〇〇で、〇〇だから、〇〇にしよう。」 と、次々と保育者同士が、互いに知っている子どもの健康状態や発達過程でのぞましい情報を素早く伝達し確認し合って、お昼ごはんの準備にとりかかりはじめました。 ブログ読者の方は当然、“〇〇が〇〇で〇〇にしよう”といった説明をされて理解できなかったと思います。 実は村上が理解できなかったから、“〇〇が〇〇で〇〇にしよう”といった説明になってしまったんですね。 保育者同士が、短時間の間に、暗号のような、呪文のような情報を、伝達するコミュニケーションをとっているのですが。 素早く解読したり、理解するためには、『保育現場に身を置いて、子どもの細やかな成長や発達を理解すること。仲間とのコミュニケーション量を常日頃からとっておくこと。』が必須なんですね。 村上か一朝一夕に(通りがかりに)暗号(情報)を解読(理解)しようだなんて、虫のいい話なのかもしれません。 とある保育者「村上先生。Dちゃんはひとり遊びが主だったんですけど、今週の水曜日あたりから、保育者に寄っていく姿が多くなってきたんですよ。あと、座る姿勢も少しずつ安定してきました。けど、水遊びの時にタライに入ったりすると、まだ不安定なので注意が必要なのですが。すごい成長しています‼︎」と、通りがかりの村上にDちゃんの成長を短時間でプレゼンしてくれました。 保育者同士の日頃の、合間、合間の、子どもの情報(成長や発達も含むて)の伝達の積み重ねが、子どもたちの健全な心身を守る上で大切であることを改めて学ぶことができました。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。保育者が解読難関な暗号⁉︎を放つシーンを見ることができるかもしれませんよ。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-30 |
こんにちは。さきほどエフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録を終えてきました村上です。 ※本日のテーマは【オリンピック】です。是非視聴する時間を作って頂き、お子さまに“憧れ”をもつ機会を提供して頂ければと思います。 (ちなみに、村上は2004年アテネオリンピック体操男子日本決勝‼︎冨田選手の鉄棒の着地の時‥アナウンサーが「伸身の新月面に描く放物線は栄光への架け橋だ‼︎」とピタッと着地が決まった瞬間、しびれたのを思い出します。) さて早朝に、普段より早くに登園したclassエジソン(5歳児)の男の子と、昨日の富岡北地区まちづくり協議会理事会の会場の片付けを行った後‥ (※昨日の理事会では、夏のラジオ体操が大成功に終わったこと。なんと平均58人が参加しました。そして、今後の計画として文化講座として日本初にマスクを考案した“宮太柱さん”を学ぶこと。加えて、富岡北地区にあります公園や神社の落ち葉などのゴミを“腐葉土”にすること。などなどが話し合われました。) とみほ村農園(駐車場北の畑)に行きミニトマトの収穫をしに行きました。 男の子は「村上先生‼︎それ、まだ緑色で‼︎食べれんじゃろ‼︎」 と、おっちょこちょいの村上にツッコミを入れながら10数個のミニトマトを収穫して園へ帰りました。 もちろん自分でも「俺、トマト好きじゃけん!」と、たくさんたいらげていたのですが。 登園してくる友だち、出勤してくる先生が玄関から入ってくるごとに‥ 男の子は「これ(ミニトマト)俺が村上先生と獲ってきたんで。どうぞ。食べてみ。」 と、次から次へとすすめて、あっという間に完売しました。 ふと思ったことに‥この男の子はトマトがこんなに好きだったけな!? 大人も子どもも同じく、体験の中に“自分”が含まれているだけで、“当事者意識”が生まれるんだろうし。 大人も子どもも同じく、自分の体験したエピソードはシェアしたい、共感してもらいたいんだろうし。 もちろん、この男の子だけでなく、村上もこのブログ記事を通じて、その欲求を、満たしているのは間違いありませんよね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。※ボランティアのお問い合わせ続々とあり、とても感謝しております。出来る限り、事前予約をお願いします。お問い合わせはホームページTOP電話番号から副園長村上をお呼び下さい。お待ちしております。 |
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2021-07-29 |
※本日のブログ記事は、ブログ愛読者に日頃の感謝を込めて。本日の富岡保育園保育者限定「とみほニュース」と同じ内容でお届けさせて頂きます。 皆さま1日お疲れ様です。夕方、とみほ村農園で水やりをしながらミニトマトを盗み食いしておりました村上です。瑞々しい食感に身体が潤いました。駐車場へお迎えに来られていた保護者へも少しばかりお裾分けさせて頂きました。 さて今日は現在読み進めている「バカの壁」養老孟司さん著書から。養老さん独特の哲学感溢れる内容なのですが、随所に脳科学であったりに触れていたりする本です。 (頭の体操にとっては良書だと思います。是非一度目を通してみて下さいね。) 実は、この本を読んでいくうちに富岡保育園副園長村上、自省のヒントを得ることが出来ました。 例えば、僕は保育士であり、保育・幼児教育について専門知識を学び、実践や発信をしています。 しかし‼︎ 専門知識に傾倒(けいとう)していると、“専門バカ”になりかねません。保育・幼児教育の専門家の話については耳を傾けたとしても、その他の分野の方からの意見を受け入れなくなる可能性が多分にあるんですね。 加えて、同じ分野であっても、実践方法であったり、価値観が違えば、受け入れるどころか、対立意識を持ちかねない。 その先に、戦争、テロ、民族間・宗教間の紛争があったりするんですね。 では、そのような思考や行動に陥らないためには? 日本の昔の人は、科学に傾倒せずとも答えを見出していたんですね。 『平家物語』の書き出しにある、「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり」 これは、鐘の音はいつも同じように響くんだけど、その時々で違って聞こえる。それは、【人間がひたすら変わっているから】だということなんですね。聞く方の気分で鐘の音が違って聞こえるんです。 つまりは、「私は、私だー!」という強く個性を主張せずとも、「なるほど。そーゆー考え方もあるんだね。」と常に柔軟な姿勢であれば、新しい発見や学びも深まるって寸法です。 (※個性は無理に主張せずとも、生まれた時から備わっているという考えで話が進められていました。) 少々小難しい話をしてしまい申し訳ありません。最後に現在“脱専門バカに向けて”村上が読み進めている本をご紹介しますね。 ・「バカの壁」養老孟司 ・「天然日和」石田ゆり子 ・「スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?」ジョン・ムーア ・「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」ロバート・フルガム ・「発酵文化人類学」小倉ヒラク ・「谷川俊太郎詩集」谷川俊太郎 ・「ビンテージハウスで楽しむスタイルのある暮らし」 ・「縁側のある家と暮らし」 ・「クマのプーさん」ミルン※岩波世界児童文学集 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。子育てや保育・教育にご興味なくとも、是非とみほ村に足を運んでみて下さい。どんな音が聞こえるか?何を感じるか⁉︎何を学べるか⁉︎は、あなた次第⁉︎専門バカの村上にたくさんのご意見お待ちしております。(お問い合わせはホームページTOP電話番号より) |
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2021-07-28 |
皆さま1日お疲れ様です。暦の上で“大暑”と言われるだけあって本当に暑いですね。そんな中、ブログ読者の方で、毎日続けておられる健康習慣はありますか? 健康マニア村上独自の毎日続けている健康習慣を少しだけ紹介しますと‥ ■R1(強さを引き出す乳酸菌)を飲む ■キムチ&納豆ぶっかけ冷ややっこを食べる(発酵食品、畑のお肉である大豆食品) ■とみほ村の庭に水やりをする(植物とのコミュニケーション) ■富岡保育園玄関先掃き掃除をする(心の整理整頓) 1つずつの効果については今日は省略させて頂きますが‥とにかく「これをすると僕は元気なんだ。健康なんだ。」と信じ込んでいる節もあります。 さて今日のテーマ【毎日工事したくなる保育園】とありますが‥ 誤解のないように前もって言わせて頂きます。 決して、どこやかしこが壊れている訳でありません。たしかに、江戸時代末期天保14年築である建物を今までリノベーションして利用していますが、先人方が大事に大事に暮らしおられたことが肌で伝わる建物です。ボロボロではありません。 (※古民家再生あるあるである、電気の配線工事、床下湿気工事などなどは定期的にしています) 今日のテーマをおっしゃられたのは、ここのところ工事に入って下さっておられる大工さんです。 (※ここのところの工事とは‥遂に‼︎私設公民館“とみほ村文庫”設置に向けての最終段階のトイレ工事です。詳細は後日報告していきますね。地域と私立保育園と地元企業がコラボレーションする画期的な取り組みです。) 大工さん「村上先生。富岡保育園みたいな現場は、毎日来(き)とーなるわ〜。“環境”が最高じゃわ。」 大工さんの言われるところの“環境”とは、室内現場では夏場の作業を少しでも快適にできるようにエアコンなどの空調設備を整えたり、休憩時間に冷たい飲み物をふるまったりすることも含まれているとは思いますが、それだけじゃないんだと思うんです。 この大工さんが、現場入りした初日。来て早々に、3歳児程度の女の子が近寄って行きました。 女の子「なあなあ、わたし、プールバッグ、“あたらい”のに変わったんで‼︎」 大工さん「“あたらい”!?」 女の子「私、プールバッグ、“あたらい”のに変わったんで‼︎」 大工さん「村上先生、“あたらい”って!?何なんけー?」 村上「あー。“あたらしい”(新しい)プールバッグに今日から変わったんだと思います。見てほしいんじゃないですかね。」 大工さん「そーゆーこと。ははは(笑)」 (※ちなみに、新しいプールバッグに変わった女の子は、村上が大工さんに訳している間に、自分のプールバッグを取りに行き、大工さんに自慢しに帰ってきました。) その後、他の大工さんも変わるがわる来る中、子どもたちはというと‥ ある子ども「誰ー?」 ある子ども「どっから来たーん?」 ある子ども「何しに来たーん?」 ある子ども「何才なーん?」 ある子ども「それ何に使うん?」 ある大工さん「おじちゃんは、大工さんでな。これは、木を切るのに使うから。ちょっと危ないから避けておいてよ。」 ある大工さん「ぼく(←ある子どもに向けて)は何して遊びょーるん?」 などなどの会話が飛び交うんですね。それを見守っている保育者はというと‥ ある保育者「おはようございます。今日もよろしくお願いします。(→質問攻めして近づいていく子どもへ)近づき過ぎると危ないから離れて見てようね。」 ある保育者「おはようございます。暑い中連日お世話になります。今日もよろしくお願いします。」 上記が、富岡保育園の工事現場なんですね。子どもたちが安心して質問攻めできる背景には、もちろん保育者と大工さんの良好なコミュニケーションできる関係性が伝わっているからだと思うんですね。 「私の、僕の、好きな先生たちが、仲良くしている大人(大工さん)だから、私たち、僕たちにとっても安心できる大人なんだろうな。」という気持ちがあるからこそ。(東京大学遠藤教授“安心感の輪”) そして。そんな、“園児や保育者との安心感あるコミュニケーション”の中で工事する大工さんの仕事の質は、材料や道具や資金に関わらず、富岡保育園の現場では質が向上するんじゃなかろうかと、僕は信じ込んでいる節があります。 今後も引き続き、とみほ村を、富岡保育園を、また関わる、携わる、全ての人の暮らしをお守り下さい。よろしくお願いします。 (※岡山県笠岡市“カサセイホームズ”) ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。「富岡保育園に来ると、楽しい1日が暮らせる」と信じ込んで来て下さいね。お問い合わせはホームページTOP電話番号より。お待ちしております。 |
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2021-07-27 |
皆さま1日お疲れ様です。さきほどコロナワクチン2回目を接種しました村上です。(笠岡市では保育士など医療従事者が優先的に接種できる配慮がされています。※強制ではありません。)副反応が起こるという情報がありますので、今日はなるべく“大人しく”ブログを綴っていこうと思います。 さて、今日ブログ読者の方にご紹介しますのは‥とある市内の小中一貫教育推進協議会が扱っています「笠岡東中学校区小中一貫教育推進計画」です。 内容については、最近教育界で流行語となっているような「インクルーシブ教育・ユニバーサルデザイン・ソーシャルスキルトレーニング・非認知能力・主体的対話的深い学び」などなどをグランドデザインしますよ〜と、明記されています。 もしかすると副園長村上は副反応により理解がおぼつかないのでしょうか。「グランドデザインって、なにー?」「インクルーシブとか、ユニバーサルとか、ソーシャルスキルとか、横文字多めで、誰か素人でも分かるように訳してー。」って、なっちゃいました。 例えば“ユニバーサルデザイン”とは?「年齢や障がいの有無に関わらず多様な人たちが利用できる環境を作ること」だと思うのでのですが‥本当に実現するためには、年齢別のクラスを廃止したり、時間割授業をやめたりなど、既存の学校ルールを根本的に変える必要があると、ワクチン接種副反応の兆しが今のところない村上は思うんですね。 是非、とある市内の小中一貫教育推進協議会の方たちには、流行語の付け足しであったり、どこぞの小中一貫校コピペではなく、根本的な学校改革を‼︎期待したいと思います。 さて、せっかくなので、とある市内の「笠岡東中学校区小中一貫教育推進計画」の中身の詳細をのぞいてみたいと思います。 保育園や幼稚園やこども園に通っている就学前の子どもたちに、すぐに影響がありそうな【学習の約束】について、以下の7箇条が記されていました。 【学習の約束】 ①あいさつは先言後礼 ②正しい姿勢で学習「グー・ペタ・ピン」 ③休み時間に次の学習の準備をする ④筆箱の中身をそろえる ⑤話す人は教室の真ん中を向く ⑥話す人を見て話を聞く(うなずき・共感) ⑦並んで静かに移動 もしも、学校教育素人の村上が小中一貫教育推進委員会会長だったら!?まずは、7箇条を撤廃して『ワクワクドキドキしながら学ぼう』の1つにするかもしれません。ワクチンドキドキしながら学べたら、自然と姿勢も良くなるでしょうし、自然と筆箱の中身も充実してくるんじゃないのかな~と、ワクチン接種副反応の兆しが今のところない村上は思うのですが、ブログ読者の方はどのように考えられますか? ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。「村上!教育ちゅーもんわな!」と子育て・保育・教育などについて熱く語って下さる方も是非岡山県笠岡市とみほ村富岡保育園へ足をお運び下さいね。お待ちしております。(お問い合わせはホームページTOP電話番号より) |
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2021-07-26 |
おはようございます。陽射しと蚊が活躍する前の早朝に、少しばかり草取りをしようかと、日曜日のとみほ村へ出かけておりました村上です。すると、すでに園庭長が畑や花壇で汗を拭いながら活躍していました。園庭長のとみほ村愛、植物愛には敬服せざるを得ません。 さて本日は、他園に通われている保護者の方からご質問がありましたので、ブログ読者の方へもシェアしたいと思います。 (保育園あるあるの質問ですので、もしかすると参考になるかもしれませんよ。※個人情報をお守りする上で質問内容については多少変更しています。ご了承下さい。) Q.「うちの子どもが通っている保育園で、クラスに苦手な友だちがいるみたいなんです。しかも度々ちょっかいを出してくるそうで、かなり嫌がっているみたいなんです。担任の先生に相談したのですがなかなか改善されません。どうすれば良いでしょうか?」 さて、ブログ読者の方ならばどのようにお答えされますか? 例えば‥ ・相手の保護者を交えて話し合う。 ・保育者が、いつも以上に観察を働かせて、ちょっかいを出す前に未然に防ぐ。 ・もしも間に合わない場合は、厳しく諭す。 などなどの対処法をお考えになるかもしれません。正解不正解はありませんが、この度は村上が答えた内容についてご紹介しますね。 村上「この度は、お子さまと、お相手の方だったりの性格や特徴、また2人の関係性や背景が全く分からない状況ですので、求められる答えが出せるか分かりませんが。お悩みを打ち明けて下さり、お子さまのために勇気を持ってご相談に来て下さりありがとうございました。」 村上「僕からは2点お話しさせて頂きたいと思います。1つ目は、お子さまでも、また大人の僕たちでも、“苦手な人”“気の合わない人”がいるということ。よく学校や保育園で“みんな仲良く”というフレーズを聞くと思うのですが、苦手な人同士が無理に仲良くしようとすればどうなるでしょうか?気の合わない人同士が仲良くしようとすればどうなるでしょうか?それよりも、苦手な人や気の合わない人を“嫌いにならないための術”を身につける方が社会で生き抜くには適しているのではないかと思うんですね。それには、【距離感】を身につける必要があるのではないかと思うんです。ずっと一緒に同じ部屋、同じ時間を共有するのではなく、互いに必要とする時に一緒にいる方が賢明なんじゃないかと思うんです。だからこそ、お子さまへは、“苦手なお友だちは誰だっていること”と、“苦手なお友だちとは少し離れてみること”を勧めてみてはどうかなと思います。もしかすると、【距離感】を持つことで苦手でなくなることもあるかもしれませんし、気の合う部分も見出せるかもしれません。」 ※参考文献‥「友だち幻想」菅野仁 村上「そしてもう1つ。お子さまが苦手な友だちがいることをあなたに打ち明けてくれたということについて、しっかり認めてあげたらどうかなと思います。もしかすると保育園の先生に言おうとしたけどタイミングを逃してしまったのかもしれない。けれども、あなたにはどんなことがあっても、自分の想いを受け止めてくれるという【安心感】があったからこそ、あなたには打ち明けてくれたんだと思います。どんなことがあっても、何があっても、あの人に言えば、あの人のところへ行けば助けてくれる、認めてくれるという【安心感】があれば、お子さまは小学校や中学校、高校や社会へ出て、もしも人間関係で悩んだとしても“私には、あの人がいるから大丈夫”と自信を持って生き抜くことができるのではないかと思うんです。反対に、【安心感】を絶対的に持てる相手がいないままに、問題を大人が介入して解決していったところでは、絆創膏(ばんそうこう)のような一時的な解決にしかならないかもしれません。是非、お子さまへ【どんなときでも、何があっても、私はあなたの味方だからね。大丈夫】との“愛”を繰り返し繰り返しお伝えしてみてはいかがでしょうか。」 ※参考‥東京大学遠藤教授「安心感の輪」 もしかすると、理想論に過ぎないかもしれませんが紹介させて頂きました。 子育てに関するご質問やご相談に関しては、ほとんどと言っていいほど正解不正解がなく、求められる答えが出来ないのも事実であります。だからこそ、一緒に悩みを分かち合ったり、お子さまへの愛を一緒に確認し合えればと思っています。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。また子育てに関するご相談に関しても是非。年齢や境遇、経験など多様なスタッフがいます。答えは出せずとも“聞く”ことは必ず出来ますのでお気軽にお問い合わせ下さい。(電話番号はホームページTOPより) |
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2021-07-25 |
皆さま一日お疲れ様です。遂にオリンピックが始まりましたね。開催の有無についての意見は各自あるかとは思いますが‥ 各国の入場行進を見ていると、服装はもちろんテンションだったりに“国民性”が顕著にあらわれていましたよね。南米の国などは、ワイワーイ♪って感じでした。 兎にも角にも、無事平和にオリンピックが終わることを日本国民としては祈っています。 さて、そんな最中‥岡山県笠岡市とみほ村では!? 県民性なのか⁉︎それとも市民性なのか⁉︎はたまた“村民性”なのか⁉︎ 園長&副園長「連休の合間の土曜日だから、なんかさ~ワイワーイ♪って感じでお昼ごはん食べようよ♪」と、主任先生へ打診しまして‥ ホットプレートを利用してBBQをすることになりました。 さっそく、早朝から、とみほ村農園へ10人くらいの子どもと先生たちで夏野菜の収穫へ。ムチムチのナスと、プリプリのピーマン、テカテカのトマトをGET‼︎ (さあ!今日は忙しいタイムスケジュールですが、ブログ読者の方もついてきて下さいね。) 収穫してきた野菜を切るグループに。ウインナーや焼きそばなどを購入する買い物グループ、お米などを炊いてオニギリを作るグループなどに、なんとなく分かれて、先生たちも子どもの状況に合わせて、なんとなく配置して準備が進んでいきました。 ちなみに村上は、買い物グループに同伴。友だちに負けまいと買い物カゴへ入れる食材を、何事もなかったのごとく戻す役をさせて頂きました。 さて準備が、なんとなく整ったところで、ワイワーイと焼いて食べていきました。 ボランティアスタッフとして、元事務長先生や、ご近所の方(トシさん)が来て下さり、幼児がホットプレートでヤケドしないように見守って下さったり、乳児へお粥を食べさせて下さったりと、大変助かりました。 1歳児程度の子どもも、ウインナーはもちろん、トマトやオレンジ、またトウモロコシをかぶりついて、最初から最後までホットプレートの番をする姿もあったり。 3歳程度の子どもは、少し食べては、ちょっと遊んで、次が焼けたかなと思ったら、ホットプレートの所まで帰ってきたり。 みんなでワイワーイ♪が苦手な子どもは、隣の部屋で園長先生と少人数でワイワーイ♪とオニギリを食べながら談笑したり。 本日の土曜日職員会議では、現場クルー「うんうん。とにかく楽しかったよね。」と口を揃えての感想でした。 『“ワイワーイ♪って感じで食べるお昼ごはん』は大成功だったのかな。 ※とみほ村の“村民性”なのか、本日のようなイベントは年間を通じて不定期開催しています。年間計画を念入りに立てるよりも、その季節、その時の、子どもや大人の「〇〇したい!」の声を実践に取り入れることに価値を置いています。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。もしも「子どもたちや保育園の先生と〇〇したい!」との持ち込み企画がありましたら気軽にご相談下さい。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-24 |
たとえばの話。 あなたが生後数ヶ月の我が子を、とある保育園に預けることに。 あなたは、仕事前の早朝、保育園へ。門をくぐる前、あなたは顔認証センサーに顔を認証してもらうことに。 玄関にはロボットが配置してある。あなたはロボットから「オハヨウゴザイマス。ゴビョウイナイニ、テノヒラヲ、コノウエニオイテクダサイ。」と平たく言われることに。 あなたはロボットの手の平に、あなたの手の平と、我が子の手の平を順番に当てることに。 モニターには、あなたの名前や体温。もちろん我が子の名前や体温。加えて、保育園の利用時間や家庭や健康状態などをタッチパネルで打ち込むことに。 また親切なロボットのモニターは、保育料金などの支払いについての詳細も明らかにしてくれる。あなたは先々月に諸事情により支払いが1日遅れたことがあったようで、ロボットはそのことをもちろん把握している。 玄関先のロボットが得た情報は、すぐさま職員室や各クラス、また給食室のモニターに映し出され集計されていく。ロボットが故障しない限り、完璧な管理システムであろう。 あなたがロボットと向き合う事柄を終えると、廊下の奥から保育園の先生が現れるだろう。ただ、すでに先生はあなたがロボットに出した情報を知っているので、あなたと先生は特に話すことはないようだ。生後数ヶ月の我が子を預けると、あなたは指紋認証と顔認証のゲートをくぐり仕事へ向かうことになる。 さて、あなたの我が子は、先生に抱きかかえられ、自分のクラスに。保育室の扉にはもちろん指紋認証のタッチパネルがあり、先生たちが手をかざすだろう。 保育室に入ると、あなたの我が子は、オムツを履き替えることに。あなたの我が子が通う保育園はトイレトレーニングにとても実績があるようだ。なんと、ICチップ入りの特殊なオムツが取り扱っているようで。オシッコが出ると、センサーで知らせてくれるんだそうだ。もちろんICチップで排泄データを集積しており、あなた(保護者)へも転送してくれるだろう。 あなたの我が子が遊ぶ保育室は、空調設備はもちろん採光システムはバッチリなようだ。雨の日であろうと曇りの日であろうと、生後数ヶ月の子どもが必要とする光の量を人口ライトで照らしてくれる。 床だって、冬ならば暖かくなり、夏ならば冷たくなるので、寒さや冷たさを無駄に味わう必要はなくなるだろう。 生後数ヶ月の子ども同士が、相手に興味をもって戯れ合ったりした時に、ひっかいたり噛み付かないように、1人ずつに小分けされたスペースを、透明な強化ガラスを使って作っている。 そろそろ、あなたの我が子は朝寝の時間のようだ。ベビーベットに入られると、我が子の心臓あたりに特殊なICチップ入りのバッチをつけられるだろう。これはとても便利なもので、あなたの我が子の心臓が正常に動いているかどうかを、保育室や職員室に転送してくれる。もしも命の危険を察知するとすぐさま救急車が呼んでくれる優れものである。 たとえばの話であるが、実は現実にあるであろう話でもある。ロボット、顔認証や指紋認証システム、排泄や睡眠のIT管理などなど、どれをとっても、不完全でミスをしがちな保育園の先生がするよりも、管理は行き届くだろうと。 いや、ちょっと待って下さいよ。 あなたにお伺いしてみたいのですが、あなたは管理の行き届いた、ある保育園へ我が子を預けたいと思われますか? 確認しますと、あなたは、わざわざ保育園の先生と無駄に話す必要は無くなるでしょう。顔認証や指紋認証がありますから、お互い顔を覚えなくても済むでしょう。 健康状態や家庭の状況も、いちいち変化や変更があってもロボットのパネルに打ち込んだり、打ち込み忘れても、仕事中にパソコンからメールで送ることだってできます。 子どもも、暑さで熱中症や紫外線の問題に悩まされることなく、汗もわざわざかくことなく快適に遊べるでしょう。また友だちとのトラブルだってありませんから、怪我や謝罪の必要もありませんから安心です。 オムツ替えやトイレトレーニングも、先生たちが気遣ったり、声をかけたり、オムツを触られずに、あなたの我が子は済ませることができるでしょう。 睡眠について同じことが言えるでしょう。特殊なICチップに守られてあなたの我が子は、先生たちに無駄に心配されることなく、そしてどれだけ眠たくても眠たくなくても毎日一定の時間眠り体を休めることができるでしょう。 完璧な管理システムに加えて、保育園の先生とのコミュニケーションも最低限に済むだろし、便利で快適かつ効率的であり、安心と安全が行き届いている保育園です。 もしも、あなたが僕ならば。へそ曲がりかもしれませんし、時代遅れと言われるかもしれませんが、とある疑問を持ってしまうかもしれません。 その疑問とは? 「人間の子どもを預ける保育園なの!?それともロボットの子どもを預ける保育園なの!?」 とみほ村の富岡保育園は、いまだに江戸時代末期に建てられた建物を使っています。お部屋からお部屋は段差だらけです。玄関先には、今日の夕ご飯について一緒に悩む先生がいるでしょう。時にはお荷物を渡しそびれてしまったり、もしかすると、あなたが衣類に名前を記し忘れてしまうかもしれませんが、笑って確認合って終わります。 暑い時には、汗をたくさんかいて、廊下でゴロゴロしてみたり。寒い時にはお外で氷を見つけて遊ぶでしょう。遊びに夢中になって排泄に失敗することもあるでしょうし、眠たくない時には寝ない選択もとることだってあるでしょう。 子ども同士を、1人ずつ強化ガラスで区切ることはないですから、トラブルだって起こるでしょう。顔をひっかかれてしまったりもするでしょう。その時5歳の女の子は「この赤ちゃん、私のこと好きで顔触ってたら、ひっかいた。」と言うでしょう。 便利で管理が行き届けば行き届くほど、“人と人との関わり”は必要なくなるのは、ブログ読者もお分かりですよね? ただ、保育園って場所は“人と人が関わる”場所ですよね? 先生と子ども、子どもと子ども、先生と保護者、あらゆる人たちが、関わり合い、日々をすったもんだと暮らす場所だと、僕を含めた、また富岡保育園園長を筆頭とした現富岡保育園保育者は認識しています。 もしも、富岡保育園の玄関先にロボットや認識モニター、また睡眠や排泄にICTが導入されていたら、「村上先生‼︎気を確かに‼︎保育園って、どんな場所なのか、思い出して下さい‼︎」と叱咤して下さい。よろしくお願い致します。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実践など随時募集しています。時代遅れの⁉︎富岡保育園へのお問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願い致します。 |
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2021-07-23 |
おはようございます。木曜日と言えば⁉︎祝日であろうと生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」収録を控えております村上です。 ※毎週木曜日お昼の13時から〜ローカルラジオ局エフエムゆめウェーブ、ケーブルテレビゆめネット笠岡放送にてご視聴できます。(YouTube「富岡保育園付属大学」チャンネルでも視聴可です。) さて、本日のテーマ『山田方谷さんの置き土産』にあります“山田方谷”って、いったい全体、誰!?と、ツッコミを下さったブログ読者の方いますよね? 実は、近年、富岡保育園へお越しの来客の内、子育てや保育、教育などの目的以外に、ある目的を持って来園される方がいるんです。 それは「山田方谷さんに関連する地を求めて」来られる来客です。なんでも、山田方谷さんが、富岡保育園の前身であった廻船問屋「阪本屋敷」の際に、約1ヶ月滞在していたという資料があるそうなんです。 さて、「山田方谷さん」について、少し調べてみたのですが‥ (本日のラジオで詳しく紹介しますので、是非‼︎) 江戸時代の幕末期の有名人と関連がある人なんです。 例えば、江戸幕府最後の将軍徳川慶喜さんの側近である老人板倉勝静さんの師匠が、「山田方谷さん」なんですよね。 板倉勝静さんとは、備中松山藩、現在岡山県高梁市の藩主。当時の備中松山藩は、火の車の財政で、借金数十億円だったんです。それを、藩主の板倉勝静さんと師匠「山田方谷さん」のタッグで、赤字から黒字数十億円にしたというんです。 そんな、経済と政治に抜きんでた「山田方谷さん」は数々の塾を開き、全国から弟子が殺到する教育者でもあるんです。 つまり、全国の経済・政治を動かすTOPから尊敬されていたんですね「山田方谷さん」は。 そして時代は、幕末から明治維新へ。新政府で、かの有名な大久保利通さんは‥(現在岡山県笠岡市は当時“小田県”であったのですが)小田県の県令である矢野さんを呼び寄せて「小田県を治めるには山田翁に教えを求めなさい!」と助言するんです。 そこで、小田県県令矢野さんは、「山田方谷さん」に、富岡保育園の前身である阪本屋敷に来て頂き、小田県殖産商社などの設立に協力して頂くことになるんです。 ブログ読者の方、「山田方谷さん」の偉人レベルが伝わったでしょうか? 日本の歴史で有名な人物、徳川慶喜さんや大久保利通さんからも尊敬されていた人物なんですね。 そんな「山田方谷さん」は、とにかく“THE誠実”なんです。陽明学を基礎として、一に誠意‼︎二に誠意‼︎三に誠意を持って誠実を貫くべし‼︎といった人物像なんですね。 そんな誠実の塊のような「山田方谷さん」が富岡保育園へ遺して下さった“置き土産”とは??? 実は、2021年度、社会福祉法人伸成会理事長兼、富岡保育園園長が掲げたスローガンが【誠実で素直な学び】なんです。 年齢や経験、職歴など一切問わず、携わる全ての人に対し『誠実さ』と『素直さ』を持って学び続ける人でいよう‼︎との号令なんですね。 まさにこれこそ、一に誠意‼︎二に誠意‼︎三に誠意を持って誠実を貫く、徳川幕府最後の将軍徳川慶喜さんからも尊敬されいた「山田方谷さん」が遺して下さった“置き土産”なんだと思います。 (※ラジオやYouTubeでは、「山田方谷さん」の幼少期からの詳細を紹介しています。是非ご参照くださいね。) ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。あなたもTHE誠実‼︎を目指して、とみほ村で暮らしてみませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 |
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2021-07-22 |
こんにちは。お昼ごはんを虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)で一緒に食べさせて頂きました村上です。デザートはスイカでした。 子どもにとっては大好物⁉︎と思いきや‥同じ“ちゃぶ台”に座った5歳児の男の子「スイカ嫌いなんよ。だって、種がたくさんあるけん面倒なんじゃもん。」 種なしスイーツが品種改良によって増えたせいなのか原因は複数ありそうですが‥次世代には、志村けんさんなどがスイカをいっきに食べて笑わせる芸は無くなっちゃうのかなと思うと寂しい気持ちにもなりますよね。 さて、前置きはこのあたりで‥本日のテーマ『ヤンキー“はないちもんめ”』のお話しをしたいと思います。 まず、ブログ読者の方で、“はないちもんめ”を知らない方⁉︎いませんよね⁉︎幼少期にした思い出はうっすらあるのではないでしょうか? “はないちもんめ”とは? 「こどもの遊びのひとつ。2組に分かれて、歌を歌いながら歩き、メンバーのやりとりをする遊び。花を買う際に値段を値切って嬉しい買い手側と、値切られて悲しい売り手側の様子がもとになっている。」だ、そうです。 (確認の意味を込めて説明させて頂きました。※ちなみに「花」とは当時では女性をさすようで、「人買い」が由来なんだとか。現代では考えつかないような恐ろしさを秘めた伝承遊びでもあります。) 上記に説明した“はないちもんめ”をある6人の子ども集団が楽しんでいました。1人の女の子はルールをよく理解しているようで‥ 「2つに分かれて手を繋いで‼︎」 「かーってうれしい、はないちもんめ‼︎で、次には、まけーってかなしい、はないちもんめ‼︎って言うんよ‼︎分かった⁉︎」 と、ルールの説明をしながら遊びを続けていきます。 そして、動作については、ルールを説明する女の子を他のメンバーが見様見真似していくわけです。 歌いながら歩いて前に進み、歌詞で“はないちもんめ”の【め】の部分になると、【片足を蹴り上げる】動作が入るわけです。この動作が、この遊びにリズムをつけて楽しさを倍増させていくわけですよね。 しかし‼︎2つに分かれた子どもたちが、手を繋いで一定の距離を保ちながら前に後ろに進むとなると‥まれに、距離が近づきすぎるときがある。2つに分かれたチームの距離が近づき過ぎてしまい、“はないちもんめ”の【め】の部分で【足を蹴り上げる】動作が入ると、どうなるか⁉︎ブログ愛読者ならお分かりですよね? 蹴り上げた足が、相手チームのメンバーに当たるんです。 はじめは、わざとではなく、たまたま距離が縮まったせいだったことが原因だったのですが‥次第に、“はないちもんめ”の【め】の部分になると、【相手チームにキックする】動作に変わっていってしまったんです。 すると、その後の展開もご想像つきますよね? 抗争に‥少々言い間違えましたが、ケンカに‼︎発展しちゃうんです。 ルールを先頭にたって説明しながら遊びを続けていた女の子は‥「チームのメンバーを相談して取り合っこする」ことを楽しみたかったはずなのですが。まさか【相手チームにキックする】してしまうなんて思ってもみなかった。かなり困惑した表情を浮かべています。 さて、その後、この6人の『ヤンキー“はないちもんめ”』はどのよう展開になったのでしょうか? その後、上半身裸にキャップ姿の男の子が加勢する編が、待ち受けていようとは‥ ※チーム抗争を軸にしたヤンキー映画ではありません。あくまでも、岡山県笠岡市という田舎町の、とみほ村という平和な村にある富岡保育園の、0歳~6歳のお茶目な子どもたちの姿を紹介しているだけに過ぎません。誤解のようによろしくお願いします。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。子ども集団の時に激化する抗争、いやケンカに巻き込まれないように気をつけておこし下さいね。お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 |
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2021-07-21 |
おはようございます。6時15分富岡会館前に集合し、富岡北地区ラジオ体操に張り切って参加しました富岡北地区まちづくり協議会理事兼広報担当村上です。関節がバキバキというのは若くない⁉︎運動不足⁉︎の証拠でしょうか。 (※7月20日~24日、富岡北地区では夏休みに入った小学生を含む地域の方でラジオ体操を行います。富岡会館前6時30分開始です。夏バテしない健康習慣をつけるにはもってこい‼︎ですし、早朝からご近所の方や学生たちと「おはよう〜。」と挨拶し合えることって、なんだかhappyになれますよ。お時間ある方は是非ご参加下さい。) (※ちなみに、本日ラジオ体操でお会いしたご近所の方が、「早起きして時間があるから」と、ラジオ体操終了後に富岡保育園に寄って下さり、亀を飼育しているタライを洗ってくれたり。自宅近くの溝からザリガニを捕まえて持ってきてくれたり。“早起きは三文の徳”以上の効果を目の当たりに。ご近所の方々ありがとうございました。) さて、そんな早朝から盛り上がっています、富岡北地区にあります、とみほ村の富岡保育園。コチラも朝からギラギラ照る太陽のもと、子どもたちはと言えば‥ 裏庭の木々で、これでもかと鳴くセミを捕まえようと。ただ、セミも賢いようで、子どもたちが捕まえようと群がれば群がるほど、木々の高いところへ登って逃げていくんですね。今日はいまのところ捕獲ゼロみたいです。 少し目を移すと、タライにお水を溜めて優雅に浸かっている子どもたちが。とっても気持ち良さそうな表情の延長線上には、保育者が、泥んこになった子どもたちを洗い流しています。お水で爽やかになった子どもとは対照的に、保育者の額には大粒の汗が流れ落ちています。 大粒の汗を流しながら、泥んこになった子どもに水をかけ流しながら、「気持ち良くなったね♡」と声をかける保育者の姿に‥ ある絵本がリンクしました。 その絵本とは!? 「なつみはなんにでもなれる」(※ヨシタケシンスケさん作 富岡保育園園長兼保護者推薦本)です。 主人公なつみが、家事をする母親相手に、「聞いて聞いて!」「見て見て!」と言わんばかりに、あらゆるクイズを出していく展開なんですね。主人公なつみの表現力もさることながら、母親が家事をしながらも付き合ってあげる姿が現実的でもあり魅力的なんです。はじめは少々面倒くさい様子だった母親も、途中から主人公なつみの変化球の入った表現に本気でツッコミを入れちゃうんですね。 「主人公なつみの母親」と「大粒の汗を流しながら保育する保育者」がリンクしたのは言うまでも無いのですが、どのあたりがリンクしたのか? 2人に共通する点は、“やらなきゃいけないことが目の前にある”にも関わらず、“子どもが一生懸命話しかけてくる場面”があることです。子育てや保育、幼児教育の本には、そういった時に、「少しでも手を止めて話を聞いてあげましょう。」と書かれていると思います。 しかし、少しといっても、さじ加減があったり。ずっと手を止めてしまうと、家事や業務に支障をきたしかねない時だって現実にはありますよね。 そんな時に、主人公なつみの母親も、大粒の汗を流す保育者も、家事をしながらも、「うんうん」とうなずきながら、それでいて、時には声をかける。気が全部向けられていないことへゴメンねと思いながらも、それでいて、愛をそそぐ。 日常の何気ない1コマから伝わる、子どもたちへの愛に、こっそり感動した本日でした。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。富岡保育園保育者(トミホクルー)と一緒に大粒の汗を流しながら、子どもへ愛をそそぎませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-20 |
皆さま1日お疲れ様です。煮えたぎるような暑さでした岡山県笠岡市富岡保育園の副園長村上です。皆さま、熱中症&紫外線対策をしっかりしてこの夏を乗り切りましょう。 さて、とある保護者から、「子どもが寝る前に絵本の読み聞かせをするのですが。最近は、いつも同じ本を選んで私のところへ持ってくるんです。それで、その本に出てくる“ボス猫”が登場すると、“むらかみせんせいだー‼︎”って言って喜ぶんです。」 ブログ読者の方、どんな絵本か気になりますよね?威厳のない村上を“ボス猫”扱いしてくれるなんて、ありがたい園児がいるとは思っていなかったので、さっそく保護者推薦絵本『11ぴきのねこ』(馬場のぼる 作)を買って読んでみました。 とにかく買って一目散(いちもくさん)に気になったのは、もちろん“ボス猫”です。いったい、どんなキャラクターなのか? “ボス猫”のキャラクター像が、一目(ひとめ)で分かる絵が、なんと表紙に描かれているんですね。 表表紙(おもてびょうし)には、10ぴきのねこが魚の形をした夕焼け雲を仰いでいるんですが。あれ!?1ぴき足りないぞってなりますよね? 絵本をひっくり返すと答えが分かるんです。1ぴきの虎柄のねこが、魚の形をした夕焼け雲の下で、芝生に寝転んでいるんです。間違いないですよね!?この虎柄のねここそ“ボス猫”です。 ちなみに物語の中では“ボス猫”は「とらねこたいしょう」(虎猫大将)と呼ばれていて、先頭にたって、あらゆる局面を仕切っているリーダー的存在でした。ただ何か特別な能力は無さそうで、困難な局面では仲間と一緒にやられたり、一緒に話し合ったり、一緒に獲物を食べたりするキャラクターでした。 “ボス猫”扱いしてくれた園児のおかげで素敵な絵本『11ぴきのねこ』に出会うことが出来ました。お家でのエピソードを赤裸々に紹介して下さった保護者の方、ありがとうございました。 虎猫大将(とらねこたいしょう)の様に、仲間と共に痛みや喜びを分かち合うリーダーになれるよう、精進していきたいと思います。 ありきたりな読書感想文⁉︎ブログになっちゃいました。ブログ読者の方で、オススメの絵本などあれば是非ご紹介下さいね。お子様やお孫さんと絵本エピソードも添えて下さると嬉しいです。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-19 |
僕は富岡保育園の通っている男の子の1人である。 特徴を1つ挙げろと言われれば、怒るとき。“腰に両手を当てて口を尖らせる”典型的な怒りんぼを演じることだろうか。 さて、僕は世間様で言えば3歳児であるようだ。けれども僕は何歳だろうと僕には違いない。 お父さんやお母さんは、僕が言葉を話すことが遅かったせいで心配していたんだけれども。すっかりおしゃべりな僕になってしまった。 最近の僕の口癖は「だぁいすき(大好き)」のようだ。ついつい言ってしまう。朝、出勤してきた先生ひとりひとりに、「せんせい。だぁいすき‼︎」と、ついつい言ってしまう口癖に、誰も悪い気はしていないようだから、良しとしようじゃないか。 ついでにお父さんやお母さんが心配していることをもう1つ紹介しようじゃないか。それは「トイレトレーニング」だ。いわゆる、オムツではなくて布パンツを履くこと。つまりは、オシッ〇やウン〇をトイレに行ってすること。 僕に言わせれば、トイレトレーニングが捗らない(はかどらない)原因は、僕では無いような気もする。原因は、僕も履いている科学の進歩で進化しまくったオムツなんじゃないかと思うときもある。だって、オムツの中でいくらオシッ〇をしても漏れないし(もれない)たくさん吸収してくれるんだもの。もしかすると言い訳に聞こえちゃうかな? ただ最近、僕はついに重い腰、いや進まない足をトイレへ運ぶようになったんです。なぜかって?理由の1つには、だぁいすき(大好き)な先生が、「トイレに行く!?」と甘く軽やかに誘ってくれるから。そしてもう1つは、だぁいすき(大好き)な友だちたちもトイレへ行ってるから、ついつい僕も憧れているような、負けず嫌いなような、連れションのようなでトイレへ行くようになったみたい。お父さんとお母さん、もう少しでトイレトレーニング完了しそうだから、安心して待っていてね。 僕には、いろいろ心配してくれる大好きなお父さんとお母さん。甘く軽やかに僕の名前を呼んでくれる大好きな先生たち。時に、ケンカもするけど仲良くしてくれる大好きな友だち。たくさんの大好きな人に囲まれている僕なんだけど。もう1人、かけがえのない大好きな人がいる。 それは、保育園の近所に住んでいる、おばあちゃん。お父さんやお母さんが仕事の時、大好き先生がいる保育園がお休みの時、僕はおばあちゃんと一緒にいる。おばあちゃんは、僕が3歳児になろうと、なんだろうと、おんぶをして散歩に連れてってくれる。富岡保育園の近所をぐるりと回ってくれる。日曜日の保育園をおんぶしてもらった背中から覗くと(のぞく)「早く保育園に行きたいな〜。早く大好きな先生に会いたいな〜。早く大好きな友だちに会いたいなー。」って切なくなるんだけど。それでも、大好きなおばあちゃんの背中があったかくて優しいから、僕は大丈夫なんだ。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。日曜日ショートストーリーズ「大好きが口癖の僕」の“僕”を見つけに、是非‼︎岡山県笠岡市富岡605富岡保育園まで足を運んでみませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号よりお待ちしております。 |
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2021-07-18 |
2019年8月26日からSTARTしました富岡保育園公式ホームページ内「副園長ブログ」も、このたび700回目となりました。 まずは毎日、暮らしの合間に目を通して下さり富岡保育園を応援して下さっているファン(ブログ愛読者)の方へ心よりお礼申し上げます。ありがとうございます。 また、ブログネタが途切れないのは、ひとえに、とみほ村の人たち(園児・保護者・保育者・地域の方々など)の暮らしが豊かであるが故。平和な日常を送れていることへどこぞの神様やご先祖様へお礼申し上げます。ありがとうございます。 そして、生まれてこのかた、釣りへ行けば10分もしないうちに飽き。バイトをしようと思うならば3ヶ月で飽き。何事も続かない性格である私、村上が、まさか700日も。そんな自分へも御礼申し上げておきましょう。ありがとうございます。 さて、700回記念SPということで、「富岡保育園の未来や村上太志の未来、夢や想いを熱く語ったろー‼︎」と、意気込んでいたのですが。 本日は内容を変更させて頂きまして‥ とみほ村(富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会)にまつわる、とある“現役の偉人”を紹介させて頂きたいと思います。 ※個人情報をお守りしながらお伝えさせて頂きます。 その名は“トシさん”と称します。 実は“トシさん”は、富岡保育園とはいろいろなご縁のある方なんですね。息子さんやお孫さんが富岡保育園卒だったり。 またご自身の幼少期には、富岡保育園がまだ保育園でなかった“大きな家”だった頃。ご近所だったこともあり、大きな家に友だちたちと出入りして遊んでいたそうなんです。 そして、まわりまわって、現在。ほぼ毎日、午前中に午後に小一時間ほど、富岡保育園へ足を運んで下さり、子どもたちと遊んで下さいます。 僕(村上)よりも倍以上の年齢ではありますが、子どもたちと鬼ごっこや水遊びに駆け回り。竹細工などで玩具を作ってきて下さったり。またお小遣いから子どもたちに人気のキラキラ光る折り紙を買ってきてくれたり。 園児の中には、実のおじいちゃんと関わることがない子どももいます。その子どもにとっては間違いなく“自分のおじいちゃん”でもあるんだと思います。 さて、このあたりまでの説明でもトシさんのバイタリティや社会貢献度など伝わるかと思うのですが。実はココからが、偉人と呼ぶに相応しい内容になっておりますので、是非最後まで目を通して下さいね。 実は、トシさんのジーパンの後ろポッケには、たいてい、あるものが忍ばされているんですね。 それは、“メモ帳とボールペン”です。 卒園したり入園したりする子どもたちの名前などを把握するため。また退職したり就職したりする保育者の名前を把握するため。 先日の七夕まつり。子どもたちの短冊の願いに全て目を通して確認して、「〇〇ちゃんは、〇〇ってお願いごとじゃったな~。いいお願いごとじゃな~。」と声をかけられていたり。 笠岡市内で一年生になる子どもたちが、ケーブルTVで目標を宣言する時には、テレビを録画して富岡保育園の子どもたち1人1人の目標をメモして、「〇〇君は、〇〇って目標じゃったな~。頑張れよ~‼︎」と声をかけられていたり。 『保育士よりも保育士』なトシさん。 トシさん列伝はまだまだあるのですが、もう1つだけ紹介させて下さい。 さかのぼること2年前ほど。職員の顔写真と誕生日などを紹介するチラシを園長先生が作ったことがありました。保護者や富岡保育園に足を運んで下さる方へ配布して、職員との良い距離感を構築できたら良いなと思って企画したんですね。 すると、トシさんは、職員の誕生日ごとに、お小遣いから花束を買ってプレゼントして下さるように。それも、職員ごとのイメージで、お花をセレクトして下さる細やかなご配慮。 『紳士でいてロマンチスト』なトシさん。 たぶん、サプライズのプレゼントってブログなどで紹介するなんて野暮なことなのかもしれません。ただ、どうしてもどうしてもブログ愛読者には紹介したかったんです。(なので、内緒にしておいて下さいね。) 人間として、男として、保育士として、また生涯青春を生きておられる人として。偉人“トシさん”に、僕は憧れるとともに、最大の敬意を示して学ばせて頂きたいと思っています。 これからも、とみほ村(富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会)を宜しくお願いいたします。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。「私も、僕も、“トシさん”みたいに富岡保育園で活躍したい‼︎」と『第二のトシさん』『二代目トシさん』を狙っているアナタ‼︎岡山県笠岡市富岡605まで気軽に足を運んで下さいね。お待ちしております。 ※お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-17 |
皆さま1日お疲れ様です。本日もドサ回り村上でした。 ※本日は岡山県の保育士養成校へ。「ボランティアの募集の貼り紙」と、「とみほ村の極秘スペシャル学生応援DVD」をお渡ししました。(DVDについては貸し出しや購入など一切受付していません。ご了承下さい。) さて、今日は空グループ(0.1歳児)と、光グループ(2歳児)のランチルームの写真を添付しますね。 部屋としては戸を仕切りに離れていますが、戸は開けっぱなしで続いた部屋になっています。 0.1歳児の延長線上に2歳児の子どもたちが食事をとっています。 なぜ、このような配置をとっているか、ブログ読者の方お分かりでしょうか? ポイントは【見る】です。0.1歳児の子どもたちは、食べながら、また食べ終わったあと、延長線上にいる、自分よりも少しだけ身体が大きい2歳児が食べている光景を【見る】ことになります。 スプーンから箸に移行している2歳児の先輩を目の当たりにすることでしょう。 食べ終わって食器を片付けに行こうとする2歳児の先輩を目の当たりにすることでしょう。 もちろん苦手な食べ物に「食べたくない‼︎」と言葉を使って嫌っている2歳児の先輩を目の当たりにすることだってあるでしょう。 子どもにとっての“学び”は、もちろん大人から言われたり指導されることで学ぶこともあるかと思いますが‥ 富岡保育園では【子ども同士】の学びに1番の価値を見出した保育実践に取り組んでいます。0.1歳児が、自分よりも少しだけ大きな2歳児の先輩から学ぶことは、大人からの学びをゆうに超えているんじゃないかと考えます。 家族構成が核家族化、兄弟が7人や8人などいる家庭が少ない、また近所付き合いが薄くなった現代。【子ども同士】の機会を作るには!? [核家族で一人っ子の子どもさんがいたとして、家庭ではなかなか食事が進まない。けれども保育園ではおかわりまでしてよく食べる。]というケースがあったとしましょう。 もちろん、その日の食事の内容や大人の援助などに問題点があったかもしれませんが‥核家族で一人っ子の家庭と保育園の、1番の環境の違いは、間違いなく【子ども同士】の機会の有無です。 あるある話ですが、苦手か食べ物だったり、食べるのが遅くなりがちな子どもも、友だちや、自分よりも少しだけ大きな先輩の姿を見て、憧れたり真似をすることで、[おかわりまでして食べる]というケースにいたることがあります。 富岡保育園では、今後いっそう【子ども同士】の機会に価値を見出して保育実践に取り組んでいきたいと思います。是非‼︎「うち、兄弟がいないんで〜。」など、【子ども同士】の機会をご要望の方は、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園まで足を運んで下さいね。 ※【子ども同士】の機会を多く作ると反面、“トラブル”ももちろん多くなります。その際“トラブル”をネガティブに捉えるか⁉︎それとも教材のようにポジティブに捉えるか⁉︎富岡保育園での“トラブル”の捉え方について今後詳しくお話ししていきたいと思います。乞うご期待下さいね。 |
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2021-07-16 |
こんにちは。近隣の中学校・高等学校・大学を“ドサまわり”中の村上です。 なぜ⁉︎“ドサまわり”(営業)しているのか? 学生が夏休みに入る前に、学生が見る掲示板へ「とみほ村NOW」のチラシを貼って見て頂くためです。 ※「とみほ村NOW」とは、ボランティア・インターンシップ(職場体験)など、学生だけでなく、年齢や性別や国籍など一切問わず、とみほ村で子どもたちや保育者たちと丁寧に暮らしを体験してもらう取り組みです。夏休みの期間、是非‼︎学生には積極的に足を運んで頂けると、子どもも保育者も大変喜びます。お待ちしています。 さて、今日のブログのテーマは‥久しぶりに真面目に。 【非認知能力とアタッチメント】 まず、ブログ読者の方で「非認知能力」という言葉を聞いたことがある方はいますでしょうか? 最近の教育界の流行語のようにも見えますが、以前であれば「生きる力」だったり「人間力」と呼ばれていたものです。 ※東京大学大学院教育学研究科、遠藤利彦教授の言葉を借りると‥「非認知能力とは、自己と社会性に関わる心の力」です。 さて、「非認知能力・生きる力・人間力」を伸ばすには、それこそ、乳幼児期から何か特別な早期教育を受けておく必要があるのでしょうか? 遠藤教授によれば‥「実のところ、早期教育のような特別な働きかけをする中で育成されるものでない。むしろ、保護者や保育者など大人と子どもの【日常の当たり前の関係性】の中で自然と培われるものである。」とのことです。 では‥保護者や保育者などの大人と子どもの【日常の当たり前の関係性】を培う中で、最も重要な鍵を握るのは? さあ、ブログ読者の方ならば、どのようにお答えになりますか? 【日常の当たり前】ですよ。どこぞの有名な塾に入れたり、どこぞの有名なメーカー玩具を使わせたり、教材をさせることではなさそうです。 遠藤教授によれば‥「最も重要な鍵を握るのは、【アタッチメント】である。」 ※「アタッチメント」とは‥子どもが怖くて不安な時に特定の信頼できる大人の人にくっついて、もう大丈夫だという安心感に浸れること。 では、【アタッチメント】が、どのように【非認知能力】に営業を及ぼすのでしょうか? (少し専門用語が多めですが、頑張ってついてきて下さいね。) ①アタッチメントが、最も根源的なところでの“人を信じる力”の形成に通じているということ。 ※無条件かつ一貫して、特定の大人から確実に守ってもらうという経験の蓄積を通して、子どもはそうしてくれる他者と、そうしてもらえる自分に対して、“信頼の感覚”を獲得することができるようになります。 ②アタッチメントが、自律性の発達に深く関与するということ。 ※自分や他者への“基本的な信頼感”があると、「あそこへ行けば絶対に守ってもらえる」との“見通し”が持てることで、不安から解放され、「一人でいられる力・一人で何かをする力」を身につけることができるようになります。 ③アタッチメントが、心の理解能力や思いやりの発達に寄与するということ。 ※子どもが不安や恐れの感情を持って近づいてきた時、大人は感情を立て直すだけでなく、“感情に寄り添い・同調する”ことで、子どもの心の状態を映し出す役割を果たしています。“感覚に寄り添い・同調する”ことを繰り返しさせることで、子どもは自分の身体の内面を理解し、他者の内面も理解できるようになります。 今日のブログ内容、少し難しかったでしょうか?遠藤教授が1番言いたいのは、「非認知能力を培うには、大人による何か特別な働きかけではなく、アタッチメントを通して【日常の当たり前】の営みが大切であるということ。」です。 |
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2021-07-15 |
「かーしーて。」 早朝に登園してきた子どもたちが、色紙やら新聞紙やら広告のチラシやらで、何かを作っている。 道具として、ハサミやマジックやセロテープを使っている。その道具の“貸し借りの際の合言葉”が「かーしーて。」なのだ。 ブログ読者の方は思われたかもしれません。「いちいち説明しなくても、それくらい分かりますよ、村上先生。」 そうなんです。いたって、特別で無さそうな、当たり前のような、一般常識のような合言葉、「かーしーて。」 ただ、この現場をもう少し詳しく伝えますと、貸し借りをしている子どもたちは、2歳児、3歳児、4歳児、5歳児の同年齢でない子どもです。 そして、ハサミは1つと、マジックは1本、セロテープ台は1つです。 とみほ村の富岡保育園では、もしかするとブログ読者の方がご想像されるような、1人の園児に1つのお道具箱があって、その中にノリやハサミやマジックやクレヨンなどが1セットずつある。「1人に1つずつ」つまり「個人用の道具」は【ありません】。 園内にある定数のハサミやマジックを、『皆でシェア』して使うのが日常なんですね。 上記の取り組みに対して‥ ・個人用の道具が無いと、物を大切にする気持ちが育たないのではないか。 ・子どもが使いたい時に使えない状況は、環境を整えていることになるのか。 などのご意見がありました。 しかし‼︎ 上記のご意見を別角度から考えてみると‥ ・“個人”への意識が強まり過ぎると、“シェアする”という気持ちが生まれにくいのではないか。 ・“貸し借り”が日常化すれば、自ずと「他者への思いやり」だったり、「我慢する」といった気持ちが育まれるのではないか。 さて、別角度の考えは、村上の屁理屈なのでしょうか。それともブログ読者の方もご賛同頂けますでしょうか。 早朝に登園してきた子どもたちは、保育者に「貸してあげなさい。」だったり、「借してって言いなさい。」だったりの言葉の補足は一切受けていませんでした。 もちろん、たまたまかもしれませんし、たまたまそのような特性や性格の子ども集団だったのかもしれません。 けれども、もしかすると、“貸し借り”を日常的にすることによって、【スムーズにいった経験】と【うまくいかずトラブルになった経験】、両方を経験していたことで、互いに思いやりを持ち合うことができたのではないでしょうか。 ※富岡保育園での保育実践では、「え!?これ、なんで、ないの?」と、いった内容にお気づきになるかもしれません。普通の保育園、一般常識から考えた保育園では「あって当たり前でしょ!」といった内容について、1つずつ改めて考え直し、現代、そして次世代に必要かどうかを再考して取り組んでいます。疑問やご意見がありましたら是非気軽にお尋ね下さい。副園長村上と珈琲を飲みながらお話しさせて頂きたいと思います。(コーヒー豆の状況も合わせて、事前予約して頂けるとありがたいです。) ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-14 |
おはようございます。午後から大雨との予報。つかの間の晴れ間が差し込む早朝の時間。 早朝の時間には、保護者から家庭での健康状態をお聞きしてメモをとったり、欠席や遅刻などの電話連絡をとったり。検温や排便の確認をしたり。少人数の保育者が複数の業務を掛け持ちながら、それでいて“気持ちの良い朝”をデザインできるように努めています。 そんな朝に、1人の0歳児の子どもAちゃんが登園してきました。Aちゃんは最近人見知りをするようになってきた発達過程の子どもでもあります。 お母さんから離れがたく泣いて登園するやいなや、抱っこしてもらいたい保育者たちは、各自が、他の保護者とお話をしていたり、電話を受け取っていたり。そんな折に、抱っこできる最有力候補に躍り出てしまったのが‥なんと、村上だったんですね。よりによって園内での人見知り相手候補No. 1の村上です。 もちろんAちゃんは、村上が抱っこすれば泣きました。ただ、ここから先にAちゃんの【生き延びる力】と、周りの保育者たちの【チーム保育力】を知ることなったんですね。 村上に抱っこされ泣いているAちゃんに対して、登園した園児の伝達事項を確認している保育者は、「あら、Aちゃん、村上先生に慣れたの⁉︎良かったね~。」と、笑顔で言って行きます。 村上本人の心の声としては、「え⁉︎全然、慣れてないよ~。Aちゃん泣いてますけど~。」 Aちゃんの心の声としては、「え⁉︎全然、私、慣れていないんだけど。早く抱っこ代わってよ~。」 2人の心の声がダダ漏れの中、次に現れた、園児の検温をしている保育者は、「あらあら。Aちゃん抱っこしてもらって良かったね。もう慣れたんだ。よかったよかった。」と、笑顔で言って行きます。 村上本人の心の声としては、「え⁉︎全然、慣れていないよ~。むしろ余計泣いている気がするんだけど~。」 Aちゃんの心の声としては、「え⁉︎全然、私、慣れていないんだけど。早く抱っこ代わってよ~。むしろ、もしかして代わるつもりないの。何、その笑顔は⁉︎」 2人の心の声は、どんどんダダ漏れになる中。このダダ漏れが繰り返されていくと、少しの変化が起きました。 Aちゃんが、少し泣き止んでくれたんです。もしかするとAちゃんは、今日の朝の場面を理解して、村上に抱っこされることを許してくれたのかもしれません。 Aちゃんの心の声としては、「いつもの先生の仕事が落ち着くまでは、暇な村上で手を打っておこうかな。ゆっくり抱っこしてもらうには、ベストではないけどベターな選択でしょ。(生き延びる力)それに、いつもの先生が“笑顔”でいてくれるってことは、村上は危険ではなく安心⁉︎大丈夫な存在だってことよね。(愛着関係)」 Aちゃんが村上に抱っこを許してくれた最大の要因は、Aちゃんと愛着関係を築いている保育者の笑顔と振る舞いにあったと考えます。 子育て真っ最中の方で、もしかすると、「私以外の人が抱っこすると泣くんですよ~。どうすれば良いのでしょうか?」とお悩みの方。上記のエピソードはもしかするとヒントになるかもしれませんよ。 1人で抱っこをしながら、例えばお料理や洗濯やお掃除など複数の家事をこなすのは至難の業です。そんな時に、「頼れる存在を育てる」ことも、子育てのテクニックの1つかもしれません。 本日の朝の村上のように、周りから煽てられる(おだてる)と、例えAちゃんが泣いていたとしても悪い気はしないですよね。むしろ「ホントに慣れたの⁉︎」と錯覚さえ起こしてしまう。錯覚して良い気になった村上に抱っこされるAちゃんも、愛着関係にある人が笑顔で勧めるからこそ、「村上で手を打っておこうかな。」と思えたわけです。そして、これを繰り返していくと、私以外の抱っこをできる人を育成することができるわけですね。 そんなこんなで、Aちゃんは今頃は、たぶんいつもの先生にゆっくり抱っこしてもらいながら遊んでいることでしょう。少しの時間、おだてられた村上にお付き合いしてくれてありがとうございました。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。「人見知りする赤ちゃんから泣かれちゃいました。どーしよー。」と困ってしまう場面があるかもしれませんが、大丈夫です。周りで愛着関係を築いている保育者が笑顔でいてくれていますので、安心して抱っこしてあげて下さい。お待ちしておりますね。 |
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2021-07-13 |
「おめでとうございます。」 とみほ村の富岡保育園玄関前に、地道に、そして懸命にツバメの親鳥が作った“巣”。そこで3羽ほどの雛鳥が顔を見せてくれるようになりました。 さっそく、玄関前では保育者や園児だけではなく、保護者の方も口々に「可愛い♡」と呼びかけています。 そんなツバメの巣を早朝に園に乳製品を運んで下さる牛乳屋さん(坂本明乳)と一緒に見ていた時のこと。 村上「ツバメの“巣”は何でできているんですかね?何回も何回も通って、上手に作りますよね。」 牛乳屋さん「村上先生‼︎ツバメの“巣”は、【田んぼの泥】で出来とんで。じゃけぇ、田植えの前に出来とんじゃが。」 その後、少し調べてみると‥日本のツバメと中国のツバメでは種類が違って、“巣”の材料も違うんですね。 日本のツバメの巣の材料は牛乳屋さんのおっしゃられた通り田んぼの泥だったり。中国のツバメの巣は空気中の埃などを唾液で固めるんだそうです。 ※中国のツバメの巣は高級食材として食べられていますが、日本のツバメの巣は食べられません。ご注意下さい。 ただ、巣の材料などは違っていても、日本も中国も「ツバメの巣」=「縁起の良いもの」との認識も一緒なんですね。 とみほ村の富岡保育園も玄関前に“縁起の良いツバメの巣”があると‥“なんだか良い事が起こりそう”との気持ちに彩かることができます。むしろ‼︎すでに‼︎良いことずくめ⁉︎ ■良いことずくめ① ご近所の方から“とみほ村ワンコインランチ”の予約が入りました。ご利用ありがとうございます。 ■良いことずくめ② 富岡会館館長さんから“とみほ村文庫”で使えるかもしれない、富岡会館で使わなくなった丸椅子を寄付して頂けるお話しをもらいました。さっそく市役所まで足を運んで下さって、公的な物に関しての誓約書などの話も整えて下さいました。ありがとうございます。 ■良いことずくめ③ 笠岡市内の中学校の先生から“とみほ村NOW”にしたい学生の問い合わせを頂きました。学生の活気は、とみほ村の夏には必需品です。ご協力本当にありがとうございます。 以上、良いことずくめ3本立てシリーズ紹介でした。 「ツバメさん、ありがとうございます♡」 ※とみほ村ワンコインランチ 太陽の台所(富岡保育園給食室)クルーが一生懸命作るお昼ごはんを、園児や先生たちと一緒に食べながら、“人と人との繋がり合い”を楽しんで頂く取り組みです。 (食材の関係上、事前予約をお願いしています。) ※とみほ村文庫 私設公民館として、地域の学生や年配の方も含めて、多様な人たちが、目的もなくとも“ふらっと寄れる”場を現在作っています。家でもない学校でもないけれど、あなたにとって“居場所”を1つでも多く持つことは心身の健康にとても良い影響を与えるのではないでしょうか。 (現在、トイレを修繕中です。) ※とみほ村NOW ボランティア・インターンシップ(職場体験)を含めて、学生だけにとどまらず、年齢や性別、学歴や職歴など一切問わず、とみほ村の“今”を肌で感じて頂きながら、村民と丁寧に暮らして頂きます。 (事前予約はホームページTOP電話番号からお願いします。) |
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2021-07-12 |
おはようございます。日曜日の朝と言えば⁉︎“いつもの”喫茶店で“いつもの”席で“いつもの”モーニングを食べております村上です。変わったことと言えば、指定席の前に地球儀が飾られていたこと。「この惑星の片隅で珈琲を飲んでるんだな~。」と、自らのちっぽけさに多少笑ってしまいました。 さて、副園長ブログも今日で694回目となります。毎日書きゃ良いブログって訳でないのは重々承知しております。もちろん中身、内容、質が大事だということも重々承知しております。 ただ、1つ明らかなことは、量を、数を、こなさいことには質の向上はないと僕は思っています。ネット上に、しかも保育園の公式ホームページということもあり、文章に対して緊張感を持たないといけないことも重々承知した上で。僕は毎日どんな手を使っても振り絞って次世代に希望を繋がる発信をしていきたいと思っています。 と、いったところで、長い講釈はこのあたりにしまして。保育園の公式ホームページ上にブログを開設するにあたって、富岡保育園園長先生より“ある一冊の本”を手渡されました。 ブログ読者の方、“ある一冊の本”とは一体どんな本か!?ご想像つきますでしょうか?「ブログの書き方」「大人の語彙力」といったHOWTO本でしょうか。 正解は‥ 『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』コピーライター梅田さん著書です。 この一冊から、富岡保育園園長先生が、これからブログを始めようとする副園長村上へ伝えようとするメッセージが読み取れるんです。 言ってみれば、現在、日曜日の早朝から優雅に喫茶店で珈琲をすすっている村上の傍ら‥ 朝から、昨晩の食事の食器の片付けから始まり。我が子の運動靴をタワシで一生懸命こすり。洗濯物を回して、干そうとすると、ポケットからティッシュが出てきて取らないといけないハメになったり。買い物へ行けば、駄菓子コーナーに近寄らないように道順を考えながら進んでいったり‥ とにかく、毎日毎日、終わりにのない、また感謝されることもほとんどない『名もなき家事』に勤しんでいる方たちが、あなた(副園長村上)のブログを見るのよ!!!だから、あなた(副園長村上)は、『名もなき家事』に勤しんでいる方に敬意を示し、労いの言葉と、共感を持ち、応援するように努力しなさい!!! とのメッセージが、“ある一冊の本”(やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた)に詰まっていたんですね。 あらためて。ブログ読者の方。日々の『名もなき家事』の合間を縫って、つたない文章に目を通して下さりありがとうございます。 子育てや保育・幼児教育の専門的知識・情報について、なるべく専門用語を噛み砕きながら伝える努力をすること。 富岡保育園の園児たちのエピソードを気持ち良く読める文章を綴る努力をすること。 副園長自らを含めた富岡保育園保育者や保育実践について、風通しの良い赤裸々の情報を公開すること。 などなど。貴重な時間に目を通して下さったことを後悔させないように、感謝の気持ちを込めて、今後も副園長ブログを綴っていきたいと思います。 ブログ読者の方の心身のご自愛をお祈りすると同時に、本日も素敵な一日をお過ごしください。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。(お問い合わせはホームページTOP電話番号より) ⭐︎「やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。」の本の内容が気になる方は、富岡保育園非公式YouTubeチャンネル『富岡保育園付属大学』を検索して下さいね。 |
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2021-07-11 |
こんにちは。さきほど、とみほ村の富岡保育園が所在します岡山県笠岡市「富岡北地区」の“まちづくり協議会企画事業部”会議に参加しました副園長村上です。 (↑早口で読むと早口言葉みたいになるような紹介になってしまいましたね。) 会議内容は、まちづくり協議会の在り方や、計画の意義についてなどなど。過疎化や少子高齢化が進む地域にあって、地域を存続させるための中心的コミュニティになるべく、地域の方々へ、まちづくりの【見える化】をすることが現在の課題です。 (↑富岡北地区まちづくり協議会の活動にご興味ある方は是非‼︎副園長村上まで。) さて、本日は令和3年7月10日土曜日に副園長村上が耳にした“生の声”を紹介していきたいと思います。 まず1人目‥富岡保育園のご近所の方です。午前に園児と保育者たちが“とみほ村農園”より夏野菜を収穫していました。ナスとピーマンを2つずつほど園児とお裾分けに行かせて頂いた時の“生の声”です。 “生の声”『あら、こんにちは。いつもありがとうね~。美味しそうなナスにピーマンじゃが。さっそく今日のお昼ごはんに使わせてもらうね。ありがとう!』 お裾分けに対して、とても気持ち良くお受けして下さり、一緒にお裾分けに出かけた園児も大満足でした。 次に2人目‥この方も富岡保育園の御近所。7月の村だより(富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会)をお配りさせて頂いた時の“生の声”です。 “生の声”『わざわざありがとうね。いつも子どもたちの声が聞けて私は嬉しいです。また来てね。(←村上のお供で訪ねた園児へ向けて)』 日頃、ご迷惑をお掛けしているのは重々承知ながら、“子どもたちの声が聞けて嬉しい”との“生の声”に感謝と感動を感じずにはいられませんでした。 さて最後の3人目は‥今年度富岡保育園保育者新クルーの事務長です。事務長は保育士の資格を持っている男性保育士でもあります。事務業を現在学びつつ、富岡保育園保育実践の核となる「見守る保育」を学ぶため、本日土曜日の午前に現場保育に参加した時の“生の声”です。 “生の声”『現場の先生たちは、本当に凄いわ。子どもたちが、あっちゃこっちゃで、いろいろあって。収集がつかなくて、ついつい、いろいろ言っちゃうんよな〜。難しいわ〜。』 現場保育者と事務長が、保育実践への共通理解が相互にできると、意思の疎通がスムーズになるのは言うまでもありませんよね。事務職の方が現場へ積極的に携わって学ぼうとチャレンジして下さるって、とても有り難いことです。 (ちなみに副園長村上も、ときおり保育現場へ参加させて頂きますが、事務長と似たような感想を持ちます。“見守る”って言うは易しなのですが‥“子どもたちとの信頼関係・愛着関係”が構築されていることが基盤にあってこそなんですね。ついつい必要以上に声をかけてしまったりは、よくあります。) 以上、3名の“生の声”をお届けさせて頂きました。いかがだったでしょうか? 是非‼︎ブログ読者の方の“生の声”もお聞かせ下さいね。お待ちしております。 (岡山県笠岡市富岡605※お問い合わせはホームページTOP電話番号より) |
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2021-07-10 |
皆さま1日お疲れ様です。午前中に近年よくおこります局所的大雨にて、とみほ村(富岡保育園)はドシャ降りでした。さすがの子どもたちもお外へは出られず‥「雨、凄いな~。」と口をこぼしていました。 そんな矢先‼︎トラブル発生‼︎ 虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)の縁側あたりの屋根から“雨漏り”が‼︎ ゲストルーム(お客さん対応するお部屋)の天井から“雨漏り”が‼︎ さっそく、業者(岡山県笠岡市カサセイホームズ)の方をお呼びして、原因の解明へ。 『古民家あるある』として、改築や修繕で屋根の向きが違っていたりするところへは、板金をして補修をかけているんです。 この度は、建築専門の板金屋(中西板金)の方もお呼びして、雨がおさまった後、屋根に登って頂くと‥屋根の谷間あたりの樋(とい)に、なんと‼︎ピッタリ‼︎ボールが‼︎加えて、樋までの通路にもピッタリ‼︎ボールが‼︎ハマってるんです。多量の降水量がハマったボールが水路を塞いだせいで流れていかなかったことが原因の1つとして挙げられました。 さっそく、板金屋の方が、雨漏り付近の樋を全面お掃除して下さいました。 すると‼︎出てくるわ、出てくるわ‼︎ 落ち葉が腐葉土化した残骸‼︎投げて入ったであろう玩具の山‼︎ “普段見えないところ”が、とても綺麗になり、雨漏り修繕に加えて、気持ちもなんだかとてもスッキリ‼︎ 保育・幼児教育において、近年「環境を通した保育」が保育所保育指針や幼稚園教育要領などで明記されています。 「環境を通した保育」とは、もちろん保育者たちが、子どもたちの興味や関心を示せるような、主体的に遊べるような環境を作ることを指すのだと思います。例えば、ままごと遊びのゾーンを作ったり、折り紙がいつでもできるように整えたり、園庭へ行けば虫やお花などの自然に触れられるように。 しかし‼︎保育園や幼稚園などの乳幼児施設の環境とは‼︎保育者だけに限らず、本日の建築専門の板金屋さんも含めて多様な方たちが協力して整え守っていくものだということを、改めて確認した、ドシャ降りにあった今日でした。 おまけ‥ 板金屋の方が、雨漏りの原因を調べたり、樋のお掃除をして下さっている際。子どもたちが寄って「なんしょーん?」と。すると板金屋の方は、泥まみれの手袋と、水を出しているホースを片手に、「水遊びしょんでー♡」と満面の笑顔で答えて下さっていました。 “雨漏り”は園としては大変困りますが、本日の板金屋さんのように、子どもたちへ満面の笑顔を向けて下さる方から守られていることって、園としてはとても安心に繋がるんですね。 今後も、とみほ村を、富岡保育園を、お守り下さい。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-07-09 |
おはようございます。富岡保育園が位置する岡山県笠岡市では大雨警報ならびに、雷注意報が出ています。早朝から雷の音がゴロゴロ鳴り響いています。 さあ、今日も一緒に学びましょう‼︎ テーマは【落雷事故】です。 日本では落雷被害が最も多い月は8月です。落雷事故は毎年発生しており、被害者の15%強が亡くなっています。 (雷がなると、怖く感じるのは、生存本能が働いている証拠でしょうか。) 雷は、大気中で発生する「放電現象」で音と光を伴います。(雷鳴と電光) ※雷のメカニズムについて、詳しく知りたい方は個人的に調べてみて下さいね。雷の多くは雲の中で起こります。しかし、雲と地上の間で起こるものもあり、これを「落雷」と呼びます。 ※ちなみに、「落雷」は光が雲から一気に落ちてくるように見えるのですが‥地表から上昇し登っていく電気の柱(リターンストローク)のことを「落雷」と私たちは認識しているんです。 落雷にやって人体に損傷をうけることを「雷撃症」(らいげきしょう)と言います。 原因は3つあります。 ■直撃雷‥人の体に直接落雷する。 ■側撃雷‥落雷した物体の近くで空気を介して通電する。(建物の軒下や樹木など) ■落雷した場所近くの地面に生じる接地電流を受ける。 (専門用語が出てきていますが、頑張ってついてきて下さいね。) 雷撃症により、皮膚が真っ黒こげになったり、臓器が傷つくことは少ないとされていますが‥一方‼︎短時間で極まて大きい電流が全身を流れる‥ ↓ 瞬時に「意識不明・呼吸停止・心停止・不整脈・手足の麻痺」を来たします。 他には、皮膚の表面にシダの葉のような模様のヤケド(雷紋)も見られたり、鼓膜が破れ音が聞こえなくなったり。落雷の衝撃波で吹き飛ばされて大怪我をすることもあります。 では、ココからが本日のポイントですね‼︎ 子どもが「雷撃症」になったときは、どのように対応するべきか? ↓ ①まずは、自分自身の安全確保と避難を優先して下さい。(可能なら雷撃症の子どもを連れて避難して下さい。体に触れても感電する心配はありません。) ↓ ②直ちに【救急車】を呼んで下さい。呼びかけや肩を叩き反応の有無を確認して下さい。(鼓膜が破れて声が聞こえない場合もあるので、肩は必ず叩いてね。) ↓ ③通常の呼吸が感じられない場合、直ちに‼︎【AEDの要請】と【心肺蘇生法】を開始して下さい。 ※皮膚にヤケドなどがあったとしても、それらの処置は後回しにして【心肺蘇生法】を優先して下さい。 ※雷撃症により心臓が止まった場合、一定時間経過すると再び動き出すことが多いのですが、心臓が止まっている間に血流が途絶え、低酸素状態になった“脳”が深刻なダメージ(重度の障害)を負います。 【雷から身を守るための注意】 ★雷鳴が聞こえる場所にいれば危険だと認識して下さい。 ※稲光など関係なく、雷鳴が聞こえた時点で真上の雲に雷が発生してます。 ★安全な場所へ避難して下さい。 ※樹木や電柱など、高さのあるものは落雷の危険が高まります。 ※頭をなるべく低くしてしゃがみ、耳を塞ぎます。そして両足を閉じてお尻と膝を地面につけないようにして下さい。(←接地電流を避けるため) ※雷鳴が聞こえなくなり、30分以上経つとリスクは低くなり、移動を開始しても良いと言われています。 以上‼︎「落雷事故」への簡単な知識と対処法を一緒に学びました。これから8月へ向けて、雷の多いシーズンに入ります。正しい知識や情報をもとに、子どもたちが安全に遊べる環境作りに努めていきたいと思います。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。一緒に子育て・保育について学びましょう。お問い合わせはホームページTOP電話番号よりお待ちしております。 |
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2021-07-08 |
おはようございます。保育LABO(たいてい村上が所在しています、本がたくさんあるお部屋です。ドリップ珈琲も作れます。気軽に寄って下さいね。)前の鉢に入れていた水草(ホテイアオイ)に花が咲いて感動した朝を迎えております村上です。 さて、本日も一緒に学びましょう‼︎ テーマは【食物アレルギー】です。 参照は今年度5月発売の『健』(学校関係の保健専門誌)より まず「食物アレルギー」とは? ↓ 「原因食物を摂取して、免疫反応が起こり、不利益な症状が起こること。」です。(テストに出るかも) ここでいう“免疫”とは? 「害をもたらす異物が入ったとき、排除するために働く機能のこと」をさすよ! 免疫反応って、めちゃくちゃ大事なんです。 ただ‼︎ 病原性を持たないものにまで出してしまい 身体に害を及ぼすような免疫反応があるんです。 そ れ を 「アレルギー」と呼ぶんです。 (ほおほお。) ちなみに「食物アレルギー」の原因は‥よくわからないことが多いです。 では、次に「食物アレルギー」の症状へ ↓ ↓ ↓ 皮膚や粘膜、呼吸器や消化器、神経や循環器と、さまざな“臓器”に現れます。 複数の臓器に症状が現れることを 「アナフィラキシー」と言い さ ら に 血圧低下や意識障害を伴うと「アナフィラキシーショック」と呼びます。 ※死に至るケースあり 重症なアレルギー反応は【食物摂取後30分以内】に起こることが多いです。(←要チェックポイント‼︎テストに出ます‼︎) ※食べた後に口の周りが赤くなるという訴えもよくあるのだか、これは食べ物がついて、かぶれただけということも多く、食物アレルギーとは区別して考えてね。 さあ、徐々に理解が深まってきたところで、どの程度食べられるか?を、知るには? ■皮膚テスト ■血液検査 ■食物経口負荷試験 ★最も信頼がおけるのは、食物経口負荷試験です。皮膚テストや血液検査で陽性が出ていても、実際に食べると問題がないことが多く、検査の結果だけで制限するのは好ましくないと考えられています。 ち な み に ■食物経口負荷試験ってのは? 原因と思われる食べ物を食べてもらい、どのくらいの量でどのような反応が起こるかを調べます。 では、続きまして、治療法とケア編です。 (頑張ってついてきてね) アナフィラキシーを起こすような食べ物は食べないことが原則‼︎ で す が そうではない食べ物の場合は、『症状が出ない最大の量を見つけ、それより少ない量で食べ続けた方が良い』とされています。 以前は、少しでも症状が出る食物は除去するという治療法だったのですが、最近では、アレルギーがさらに悪化するとの見解もあるので、食物に対する耐性を誘導し、改善していく治療が進められています。 また、乳幼児期に食物アレルギーを起こしやすい、卵・牛乳、などは、ある程度月齢が進んでから与えた方が良いとされてきたが、最近では‼︎なるべく、早くから少量を与えたほうが食物アレルギーを起こしにくいと証明されるようになったんですね。 ※乳幼児期に顔などの湿疹が酷いと、バリア機能が低下した皮膚から食物抗原が侵入してアレルギーを引き起こすこともわかってきました。 つまり、以前は「食物アレルギーで湿疹が出ている」との見解だったのですが ↓ ↓ 今では『湿疹があるから食物アレルギーが引き起こされる』が、主流の見解になっています。 ※アレルギー症状が出ないように食べさせることが大切ですが‥量を間違えたり、体調が悪かったりすると症状が出る場合があります。 ※症状が出やすい子どもは医師からあらかじめ薬をもらっていることが多いです。 さて、そろそろ最終段階ですよ‼︎ ★集団生活での注意事項‼︎‼︎‼︎ ■強いアレルギー反応がある子どもでは原因食物を除去。 ■除去した配膳を間違えないように細心の注意。 ■エピペンを預かっている場合は、打ち方をマスターしておくこと。 ただ、一方で‼︎ ■少しでも発疹が出ると過剰に心配してしまうきらいがあるので注意したいです。 ■血液検査で全てが分かるわけではないので強要はしないこと。 ■同じ食べ物で同じような反応が繰り返し起こるかを慎重に見極めること。 ■心配な食物があれば、まずは【自宅で少量食べて、反応を見てもらうこと】がオススメであること。 と、ザッと、「食物アレルギー」についてのおさらいでした。ブログ読者の方で、「え!?食物アレルギーへの対応って変わったの!?」と驚かれた方もいるかもしれません。常にアンテナを張り、正しい知識や情報を得る努力をして、子どもたちへの健全な育ちへの責任を果たしていきたいと思います。 ☆7月7日富岡保育園お昼ごはん ・七目煮豆(五目煮豆七夕スペシャルver) ・ナゲットサラダ ・からふる天の川にゅうめん ・ごはん ・オレンジ ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。一緒に子育て、保育について学びましょう。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いいたします。 |
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2021-07-07 |
ブログ読者の方に質問です。 「夏と言えば?」 あなたなら、どのようにお答えになるでしょうか。 今日は『夏と言えばシリーズ第一弾』 「夏と言えば‥“とびひ”で困っちゃいます。」のお声から、“とびひ”について理解を一緒に深めていきたいと思います。 「とびひ」とは、飛び火と書けるように火の粉が飛び散るかのごとく、発疹が広がることが、そう呼ばれています。 医学用語では「伝染性膿痂疹」(でんせんせいのうかしん)と呼びます。 傷んだ皮膚に細菌が感染して起こる病気です。 原因菌の大部分は“黄色ブドウ球菌”です。(一部は溶血性連鎖球菌です。) ちなみに黄色ブドウ球菌は健康な人の約20%の鼻腔(鼻の穴の内側)に棲みついていますし、正常な皮膚にもいるんです。つまり、この菌がいるだけで病気になるのではなく、皮膚が損傷してそこで細菌が異常に増えると“とびひ”になるわけです。 「皮膚」は人間の身体の内と外を区切る大切な臓器ですが、バリア機能という防御機構があるので、正常な皮膚では簡単に異物は侵入ができない。 けれども‼︎ 怪我や虫刺され、あせもなどで皮膚が荒れるとバリア機能が低下するので、細菌が侵入してしまいやすいんですね。 かゆみがあるので引っ掻くと、細菌が【爪の間】などに入って他の部位へ広がっていくんです。 (専門用語も出てきていますが、頑張ってついてきて下さいね。) 黄色ブドウ球菌が原因の“とびひ”は高温多湿な夏に発生が多くなります。 皮膚が傷み→膿(うみ)を含んだ水疱ができ→水疱が擦れたり掻いたりすることで破れ→表面がジクジクしたり、かさぶたができたりします。 黄色ブドウ球菌は鼻腔(鼻の穴の内側)に常にいますので、【普段から鼻をいじる癖のある子ども】では、まず鼻の入り口に小さな“とびひ”ができ、そこから全身へ広がります。 (だんだん謎が解明されてきましたね。) 最後に、治療法・ホームケア編です‼︎ 範囲の狭い軽傷な“とびひ”では、患部を“消毒”して【清潔】にし、抗菌薬の軟膏(なんこう)を塗ります。 ※しかし‼︎黄色ブドウ球菌には抗菌薬の種類によっては効かない場合があるので注意。 患部がジクジクしている時は、【通気性の良いガーゼ】で覆っておきます。 ※ばんそうこうを貼ると、密閉されて感染がさらに悪化するので使用しないで下さい‼︎ 範囲の広い“とびひ”の場合は、抗菌薬の内服が必要となります。ただし、効きにくい抗菌薬があるので、数日様子を見て改善が無ければ、抗菌薬の変更する必要があります。 ホームケアでは、【入浴は積極的に】行いましょう。泡立てた石鹸で患部をそっと洗い、丁寧に流します。出来れば家族で最後が望ましいです。 また、【手洗い】をしっかり行い、【爪をよく切る】ことも大事です。また鼻腔(鼻の穴の内側)から広がることが多いので、【鼻を触らない】よう注意することをお忘れなく。 ※集団生活(保育園など)では、登園・登校はしても良いことになっています。飛沫感染でないので、患部を直接触らせなければ他人に感染させることはありません。また正常な皮膚であれば、細菌に触れてもすぐに感染することはないので、【皮膚を清潔にしておくこと】が大切です。ただし、患部が広範囲であったり、熱などの症状がある場合は、集団生活を休んだほうが良いのは言うまでもありません。 [本日のまとめ] ■“とびひ”は、傷んだ皮膚から細菌が侵入して起こる病気である。 ■黄色ブドウ球菌が原因の場合、鼻腔(鼻の穴の内側)から広がりやすいので、【鼻を触らせないこと】が大事である。 ■手洗い、入浴など【皮膚を清潔】に常にしておくことを心がけること。 ■種類によっては効かない抗菌薬もあるので、お医者さんへ受診すること。 以上、本日の『夏と言えばシリーズ第一弾』でした。お勉強にお付き合いして頂きありがとうございました。 ★ボランティア・インターンシップ・園見学・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。子育てや保育について一緒に勉強しましょう。 |
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2021-07-06 |