富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

初登場‼︎『救命救急カード』

皆さま1日お疲れ様です。桜の開花も近づいてきますと、出逢いや別れの季節ともなり、なんだか浮き足だっちゃいますよね。


そんなシーズンって、気が緩んだり、いつも感じないストレスで体調を崩したり‥また思いがけない事故で怪我をしちゃったりしがちですよね。


ただ、気をつけても気をつけても、防げない事故だったりも当然あるわけで、いわゆる【救命救急】が必要な場面です。


救命救急が必要な場面を想像してみて下さいね。あなたが毎日救命救急の対応をしている救命救急隊員ならば、冷静に的確な対応ができると考えられますが‥


偶然の救命救急対応となると‥

そうなんです‼︎冷静さを欠いてしまう可能性が高いんです。

だからこそ、乳幼児の命を守る保育者は、毎年救命救急の練習に加えて、知識のアップデートを行う義務があるんですね。

富岡保育園でも毎年市内で開催される救命救急大会に出場したりして、命を守る訓練を行なっています。


が‼︎

しかし‼︎

それでもまだ‼︎

安心できませんよね。

いざ‼︎って時は、たいてい冷静さを失いかねません。


そんな時に役立ちツールとして

『救命救急カード』を防衛委員会をリーダーに作成しました。

対応にあたるスタッフの役割を瞬時に役割分担して、優先順位の高い対応から取り組めるように配慮されたカードです。


今後も実践や知識のアップデートに基づきリニューアルを続けながら、命を守るつとめを果たしていきたいと思います。

救命救急カード
2021-02-24
感染症対策の秘技『根菜類』

皆さま1日お疲れ様です。祝日の“とみほ村”の早朝は‥園庭では園庭長が春に備えて花壇をせっせと。事務所では園長が“またねの会”に備えて卒園ムービー製作をせっせと。保育LABOでは何に備えてんだか副園長がギターの練習をせっせと。互いに程良い距離感で、なんとなくの気配を感じながら、小鳥の声や春の陽射しが射す、静かな時間を過ごしておりました。


さて、本日は【抗菌】というキーワードについて“そもそも”視点で考えてみたいと思います。

ご時世的にも、乳幼児施設でも、あちらこちら、見渡す限り、子どもや大人が触れる範囲、すべてに「抗菌しなきゃ‼︎」って、風潮が強いですし、なんなら常識的風潮や、「抗菌⁉︎エチケットでしょ‼︎」って風潮があります。ブログ読者の職場や家庭や身の回りではどうでしょうか?村上が過度に【抗菌】に敏感になっているだけでしょうか?


とあるウイルスのお陰様なのか、昨年度から【免疫】というキーワードについて学ぶ機会が増えました、と言うよりと増やしました。

なぜか?

「ウイルス感染対策として、【抗菌】することが本当に正しいのか?」という疑問からです。

床やドアノブ、子どものオモチャなど、ありとあらゆる物や空間を【抗菌】することが本当に正しいのか?


ウイルス感染対策のキーワードである【免疫】という人間という生き物が持つチカラについて調べていくと‥体の中の、『腸』の内には、人間の所有する免疫細胞が70%保有されていることが分かります。

でもって、腸が保有する免疫細胞をコントロールしているのが【腸内細菌】なんですね。そして、困ったことに【抗菌】することによって、【腸内細菌】は大量に死んでいくんです。


整理しますね。

人間は、ウイルス感染対策のために、抗菌(抗生物質や、抗菌成分が入った消毒など)します。

↓ 

抗菌することによって、人間の体の中の腸内細菌が大量に死にます。

腸内細菌が大量に死ぬことによって、免疫システムが狂ってしまい、健康を保つことが難しくなります。


まさかの、ウイルス感染対策の抗菌実践が、ウイルス感染になりやすい心身状況を作り出していることになっているんです。

上記の免疫システムを考慮すると、腸内細菌と上手にお付き合いすることが、ウイルス感染対策の鍵を握っていることが分かりますよね。


では、腸内細菌と上手くお付き合いする方法とは?

結論から言うと‥【腸内細菌の大好物を摂取する機会を作る】なんですね。


では、腸内細菌の大好物とは?

★身の回りの微生物

★食物繊維

上記を踏まえた上で、富岡保育園が実践している腸内細菌とのお付き合いの仕方とは?

お昼ごはんの食材に、豊富に【根菜類】を取り入れて、腸内細菌の大好物である食物繊維を取り入れる‼︎なんですね。おかずや、お汁の具材には、ゴボウやニンジンやらがたくさん入っております。


※とみほ村にあります、富岡保育園に属します「太陽の台所」が提供しますお昼ごはんを試食してみたい方は、是非ホームページTOPのお電話番号へお問い合わせ下さい。(お昼ごはん代は大人の方であればワンコインのお気持ちを頂くかたちをとっております。ご了承下さい。)

2021-02-23
キラキラしている方の共通点

皆様1日お疲れ様です。花粉症真っ盛りなシーズンの到来ですね。鼻水とクシャミと目がウルウルな村上です。


さて、ウルウル村上とは対照的に『瞳がキラキラ』している方について本日ご紹介させて頂きたいと思います。

午前中に2人の来客がありました。御二方ともにガン予防推進をされている共通点があったのですが‥他にも子育てでは「子どもたちがやりたいことがあると、まずはじめに必ず“だったらどうやってやるか”を一緒に考えて応援する」というスタンスに共通点がありました。

と、同時に‼︎もう1つの共通点が。御二方とも、【好奇心が旺盛】なんですね。新しい知識は、まず受け入れることから始めて、まずやってみるスタンスなんですね。大学生や社会人になったお子さまとも、いまだに【好奇心が旺盛】な親子関係を維持しているみたいです。(かれこれ3時間ほど瞳をキラキラさせながらお話を頂きました。ポジティブな語り合いは話題が尽きませんね)


さて、瞳キラキラ常連さんと言えば⁉︎

ブログ読者の方ならお分かりですよね⁉︎

遊べる子どもたちです。

今の瞬間に没頭し

次の瞬間に好奇心を持ち

過去の瞬間に執着しない

そんな生き方、暮らし方をしている、遊べる子どもたちの瞳はいつもキラキラしています。

さきほど会った女の子は、タイヤを四つほど重ねて、中に籠り、タイヤの輪っかの内に溜まった水に土を浸して泥んこを作り、スプーンでさらいながら器にうつし、混ぜながら次の瞬間の好奇心へ瞳をキラキラさせていました。


※実は、トミホクルー内には【とみほ村村長認定遊べる大人】が実在します。その方たちの共通点も【好奇心が旺盛】なんですね。まずは受け入れて“やってみる”から始めるんです。すると自然と瞳がキラキラしているんですね。ウルウル村上の憧れる方々です。


★遊べる大人認定を受けたい方は、是非“とみほ村”村長の村上に、「私は、僕は、〇〇なライフスタイルを楽しんでいます‼︎」と瞳をキラキラさせながら語りに足をお運びくださいね。お待ちしております。(→岡山県笠岡市富岡605)

2021-02-22
555回記念‼︎脱資本主義保育

おはようございます。本日、富岡保育園公式ホームページ副園長ブログ‼︎555回記念‼︎GO‼︎GO‼︎GO‼︎記事を綴りたいと思います。(心身が健康の方のみ読み進めてみて下さいね)


最近、園長先生の息子さんに「大人になったら、村上先生みたいに、保育園にLABO(研究室)を建てたい」と言われて、こっそり喜んでいます村上です。次世代を担う子どもに生き様を憧れていただけるって、大人の役割を少しは果たせているかなってホッともしています。

さて、過去ブログ記事の中でも取り上げています、岡山県笠岡市での保育施設の在り方。間違いなく外せないことは「超がつくほどの少子高齢化」を念頭に考えなきゃいけないんですね。でね、超少子高齢化って聞くと、なんだかネガティブに聞こえてきてしまうのですが‥実は、村上としてはある成熟された意味を感じるんです。

人口増加時代、国は働き手を増やそうと、比例して保育園という施設を各地域に作りました。この施策のお陰で、日本は物的貧困からほぼ抜け出すことができました。僕たちが生活必需品で困らない今があるのは先人たち努力のお陰です。

ただ、この施策の基盤は全て「資本主義」が成立して成功をおさめたレースだということも、今、立ち止まって考える必要があるんだと思います。人口増加と資本主義の相性がとても良いものだということもです。

現在、コロナ禍もあいまって、経済が立ち行かない‼︎と嘆く声も聞こえているのですが、冷静に考察すると‥コロナ禍以前から、人口増加時代(増加率)の終焉とともに資本主義をベースとした経済思考の終焉が見えていたんですね。たくさん物を作って、たくさん物を買って‥消費管理評価時代の終わりがやってきているにも関わらず、「経済をこれから上向きにするためには⁉︎」と延命治療を続けているだけのことに気づかないといけないんですね。ベース、枠組みの転換期がきているってことです。(アメリカ的なベースでなく、日本、地域にマッチしたベースです。)


「村上先生、子どもも減っている地域で保育事業するより、待機児童が増えている地域で保育事業した方が儲かりますよ。」とのアドバイスは、まさに資本主義ベースなんですね。

わざわざ、超少子高齢化地域で、保育事業をする可能性を見出すって、需要の不確かさと、問題の難関性でしかないんだけれども、実は、脱資本主義時代の仕事の在り方が詰まっていると思っています。

脱資本主義時代の指標は「おもしろいかorおもしろくないか」です。あなたの仕事は、活動は、おもしろいですか⁉︎おもしろくないですか⁉︎なんですね。


富岡保育園の経営方針もまさに脱資本主義へと大きな転換期を迎えています。さっそく、資本主義時代の名残りである賞与システムを撤廃しました。保育士の低賃金問題が取り上げられている現代の逆さまの一手です。なぜ撤廃したか?

社会福祉法人である認可保育園富岡保育園の人件費は、国の補助金から成立しています。補助金の程度は、もちろん利用者の園児の人数が大きく影響します。言い換えるならば、賞与システムを維持するためには、利用する園児の人数を維持する必要性が出てくるんです。つまり、超少子高齢化時代では、地域での園児のパイの奪い合いになってしまうおそれと、その競争に入ると、保育理念をむやみやたらに曲げる必要性が出てきてしまうおそれが出てくるんです。つまりは、保育の質は向上するどころか、質を問うことさえできなくなる可能性が出てくるんです。

賞与システムを撤廃したかわりに、改めて強調していく理念こそ「あるものを皆でシェアする」です。エコノミーさとヒューマニティを取り戻す戦略です。

保育士の低賃金問題の根本は「精神的報酬」の不明確さなんです。たいてい「保育士の精神的報酬は子どもの成長である」と言われていますが、ここで抜け落ちているのが保育士自身の人格的成長なんですね。子どものため、保護者のため、他者に目を向ける視点が主な保育者のウィークポイントこそが自らの人格的成長への振り返りなんですね。富岡保育園は賞与システムを撤廃したかわりに、自らの人格的成長を営める環境にいっそうこだわっていきたいと思っています。


GO‼︎GO‼︎GO‼︎記事なので、まとまりのない問題提起なブログになりました。今ある生活を不足と考える思考から、今ある生活が先人たちの努力のお陰での成熟された時代であると認識してみると‥次なる一手をどのように打つか?どんどん〇〇を作り、不要になったらどんどん〇〇を捨てて‥それとも、あるものを分かち合い、脱資本主義な精神的報酬な需要を作るか‥


ブログ読者の方の今後の戦略も是非教えて頂きたいです。また富岡保育園の所属します“とみほ村”の向かう先も気にかけて下さいね。間違いなく“おもしろい”指標で動いていきますよ。(岡山県笠岡市富岡605まで)

人気スポット“縁側”
2021-02-21
保育業者推奨型園庭の解説

皆さま1日お疲れ様です。ラジオやYouTubeで腸にも腰にも「とにかく散歩がいんです‼︎」と言いふらしております村上です。

※村上個人のいつもの散歩コース(富岡保育園→椿桜公園→富岡公園→徳民於賀神社→応神山→月性庵)を歩いておりますと、なんと‼︎ラジオの視聴者の方に遭遇‼︎「腰痛持ちなんで、前回のラジオで言われていた姿勢に気をつけて歩いています。」と声をかけてくれました。ラジオ・YouTubeリスナーからのレスポンスはとても励みになります。)


さて、本日のテーマは‥【園庭】です。園庭について語ると、日本でも10本の指に入る村上からの、“園庭のデザインの仕方”を本日ご紹介したいと思います。


まず、手始めに‥

ブログ読者の方は、保育園や幼稚園の園庭って、どんな風景を思い浮かべますか?

もしかすると、園庭の端々に、ジャングルジムやら滑り台やらブランコやら鉄棒、砂場があって‥

真ん中にはすぐにでも運動会ができそうな円周の白線か書かれていて‥

と、いった具合の園庭を思い浮かべるかもしれません。

もちろん上記のデザインの園庭も、メリットはあります。遊具で筋肉トレーニングができたり、子どもたちが「何をして遊べば良いか分かりやすい」、大人たちは「提供した遊具や遊びなので、ルールも理解の範囲で、管理がしやすい」といったメリットがあります。

最近、園庭のデザインを仕掛ける保育業者の推奨するデザインが変化してきているんです。

園庭には木々や草花などが豊富で、人口の池や川辺があったり、遊具も木製でアスレチック性が強めのデザインです。

たぶん保育業者が参考にしているのは北欧の乳幼児施設の園庭です。

もちろん、上記のデザインの園庭にも、メリットはあります。自然豊かな環境から生まれる感性が磨かれたりします。けれどもデメリットで言えば、運動会をしたり、「誰がどこで何をしているか」が管理しづらいというデメリットです。


このあたりでそろそろ「従来型の園庭と、保育業者が推奨する園庭、どっちが良いのですか?」とツッコんで下さいましたよね、今。


園庭マニアの村上の答えは‥

「根本的には、どっちもどっち。多少魅力を感じるのは後者の保育業者推奨型園庭かな。」です。


なぜか?

まず、従来型についてのコンセプトは「小学校の予備校」感が否めませんよね。そこを辿っていくと、小学校の遊具は、元々はお国のために運動機能を強化する目的だったりします。

次に保育業者推奨型園庭については、北欧テイストの魅力が満載なのですが‥ただ、この園庭を使いこなすには、保育者自身が北欧テイストの保育を熟知していないとメリットが半減します。せっかく、「誰がとこで何をしているか」分かりづらくしている、つまり管理や評価がしづらい園庭にしているにもかかわらず、管理や評価を今まで通りしちゃうと、ルールだらけの園庭になっちゃいます。

例えば‥「この川は〇歳は近寄ったらいけない。」「ここのアスレチックゾーンは〇歳まで。」などです。


そして、従来型と保育業者推奨型の園庭ともに共通する点は‥

『大人が環境を作り込むことで、子どもの考えるスペースが無くなる』なんですね。

実はこの点については、富岡保育園が4年前に園庭大改造する際に陥りそうな罠だったんです。

固定遊具を全て取っ払って、「子どもが自ら考えて判断して行動できる」園庭を作り込もうと。ただ、ここで気づかないといけないのが、「子どもが考える」と「子どもが考えそうな」の見極めなんです。たいていは「子どもが考えそうな」なんです。結局、大人主体だってことは自覚しておかなくちゃいけないんです。

ここに気づいたところで、園庭大改造計画は途中でストップしました。完成図通りではありません。

ポイントは、『子どもたちが園庭をデザインし続けられる環境スペースを残しているか』です。

このキーポイントを学んだきっかけは、富岡保育園園庭大改造スタート時に、全ての遊具やら何やらを取っ払った時に出来た『空き地空間』と、確信にいたったのは、児童文学書名作「モモ」に出てくる子どもの遊び場への考えを学んだからです。


さて、まだまだ語りたいところですが、ここから先は是非、現地、富岡保育園の園庭にて、子どもの遊ぶ姿や見守る保育者を観察しながら村上が解説させて頂きたいと思いますので、岡山県笠岡市富岡605までお越し下さいね。


2021-02-20
トランスポーター(運び屋)

令和3年2月19日午前10時50分‥

ハリウッド映画で大人気だったアクション映画「トランスポーター」(筋肉隆々の俳優が敵と対峙しながら、スポーツカーなどを駆使し、大事な荷物を運び届ける映画)を彷彿とさせる映画が、とみほ村で上映されました。


宅配便の方から玄関口に届けられた大量の段ボール箱‥中身を富岡保育園保育者(トミホクルー)がカッターナイフを駆使して開けると‥

そこには‥

富岡保育園の園児、いや、本日のとみほ映画村の主役たちが毎日使いこなす、いや、履きこなす‥

『オムツ』が‼︎


トミホクルーが当面使う分量だけを確保すると、残りの『オムツ』たちは倉庫へ運ばなければなりません。

そう‼︎ここで‼︎本日の映画の主役たちがこぞって活躍し始めるんですね‼︎


「ワタシも‼︎」

「ボクも‼︎」

年齢で言えば1歳児、2歳児たちの4.5人が、われ先にと、『オムツ』を倉庫まで運ぼうとします。映画監督の演技指導が素晴らしいのか、僕には主役たちが演じるトランスポーター(運び屋)と、運ぶブツ(オムツ)のサイズが同等、もしくはブツの方が大きく見える、臨場感に度肝を抜く演出に見えました。


もちろん運び届けるシーンでは、ハリウッド映画なみのトラブルも多発しておりました。

「ワタシが先に行く‼︎」

「ボクがコレを運ぶ‼︎」

と、言わんばかりに‥

ただ、ここもハリウッド映画なみに、トラブルが起きるたびに、出演者たちは協力し合うんですね。最後にはブツがたくさん入った段ボールを力を合わせて運んでエンディングを迎えることができました。


続編に乞うご期待‼︎

※とみほ映画村に参加したい方‼︎エキストラ出演は無料ですよ。ぜひ勇気をふるって足をお運びください。どんな映画に見えるか⁉︎はあなたの見守る眼鏡次第‼︎

トランスポーターたち
2021-02-19
村上の振り幅MAXな一日

皆さま1日お疲れ様です。今日のブログは‥日本一幸せな副園長村上の本日の活動報告をサクサクっとしていきますね。ついてきて下さい。


7:30 とみほ村へin

保育LABOに立ち寄り、いつもの腸内環境を整えるR1をグイッと飲み干す。

お昼の生放送ラジオのネタ収集に「新しい腰痛の教科書」酒井慎太郎先生著を読み直す。

富岡保育園の早番クルーから、いつものほうじ茶を頂き飲んで一息つく。

保育LABOに立ち寄ってくれる子どもたちと朝の挨拶をする。


9:00 岡山県笠岡市有機栽培グループの「ピースな畑」のメンバーの方との待ち合わせ場所へ

有機栽培をしておられる畑へ実際に見学へ行く。(MOA自然農法 横畑さん)


11:00 有機栽培の収穫物、野菜やお米の試食会へ

茅葺き屋根が素敵な古民家で、有機栽培をしておられる方々が持ち寄った、人参・大根・お米などなどを食べ比べたり、お味噌汁や漬物などのお料理を頂く。

※乳幼児の食育に関しての話題では、有機栽培をされている方々から貴重なご意見を頂きました。(村上的には、食べている食材が、誰が・どのように・作っているかを知ることと、またその食材を用いてお料理する時の包丁とまな板が奏でる音や、鍋がぐつぐつする音がとても食育には大事だなと改めて学んだ時間でした。努力して育てた食材を持ち寄り、皆でワイワイとお料理して食べる時間が、美味しくないわけがないじゃないですか。)


13:00 岡山県笠岡市エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学チャンネル」の収録へ

本日は、『腰痛がスーっとなおる方法』をメインに30分間お話ししています。

※村上が所属しています岡山県笠岡市富岡北地区まちづくり協議会の会長さん(防災士)が作ってくださった防災アンケートについてもふれています。


14:00 生放送ラジオ後に、いつも立ち寄るcafé(岡山県笠岡市カフェボタン)で、酵素ドリンクを飲んで一息つく。

ラジオの視聴者の方(ガン予防を推進している方)とバッタリ。富岡保育園へ見学希望のお声を頂き、予定調整する。


16:00 とみほ村へin

夕方へ向けて片付けをしているトミホクルー(富岡保育園保育者)や子どもたちと、立ち話をする。(就学前の園児が、明日、小学校へ1日体験入学するにあたっての打ち合わせを兼ねる)


17:00 保育LABOへ帰って横たわる。5分後、副園長補佐から、とみほ村駐車場に見かけたことがない方が困っているとの電話。

岡山県笠岡市で新体操教室をされているロシア人の女性でした。(元オリンピック強化選手)富岡保育園にチラシを配布したいことと、園内を見学したいとのことで、古民家についてや保育実践についてを日本語で説明をする。(日本語を2年間かけて猛勉強されていて、コミュニケーションできる範囲でした)

※ちなみに、ロシアの方はみんながウオッカが好きではないそうです。こぼれ話として、女性でも身長は175くらい、男性は180はあるそうです。当然村上はちっちゃいおっちゃんになっていました。そして、もう一つこぼれ話で、ロシアの方は60、70歳になると元気がないけど、日本人は80歳になっても、とっても元気だよね‼︎と驚いていました。食べ物が違うのかな~と、おっしゃっていました。


18:30 ブログを綴りはじめる

振り幅が大きい一日過ぎて、頭の方が整理がつかず、記事の内容を、たんたんと一日の活動を綴ることに決める。


以上が、本日の“ご縁”だらけの村上の一日でした。

いやー、ホント‼︎幸せすぎますよね。しっかり還元していきますので乞うご期待下さい。


★とみほ村、富岡保育園、保育LABOへの見学はいつでもお受けしております。ご希望の方は、まずはホームページTOPの電話番号へ。または村上へ(09X33715648)お待ちしております。もちろん年齢や性別、職種や人種などなど、まったく問いませんよ‼︎よろしくお願いいたします。

2021-02-18
距離との格闘に勝利した後

こんばんは。ただいま「新しい腰痛の教科書」(酒井慎太郎先生著)を読み進めております村上です。なぜ“腰痛”⁉︎村上が腰痛持ちなんですね。そして保育者あるあるなんですよね“腰痛”って‼︎

もしも保育者経験のあるブログ読者ならば8割方「そうだ、そうだ」と、うなずいて下さったのでは⁉︎

(↑詳細は明日の生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」で‼︎ ※もったいぶってゴメンね‼︎視聴者を増やしたいという腹黒さが出てしまいましたが、ブログでも後日取り扱いますのでお許しを)


さて、本日のテーマは‥

【距離との格闘に勝利】した後

!?

どーゆーことですか?村上先生!?

って、ツッコミを入れて下さったブログ読者の方、ありがとうございます。ここから詳しく説明していきますので。


このテーマにいたった背景から説明しますね。

本日は“るんるんランチDAY”(※トミホクルーを1人ずつゲストに迎えて園長・副園長・事務長がおもてなしする時間)でした。

本日のゲストは、若手保育者なのですが、他園での経験もある方です。とみほ村の富岡保育園へ仲間入りした当時、実はある悩みを抱えておりました。

その悩みとは‥

設定保育と呼ばれる保育者が準備したり計画した活動が無い富岡保育園で、果たして、保育ってなんなんだろうか?“なにもせずに”見守るだけで保育と呼べれるのだろうか?私は仕事を“ちゃんと”できているのだろうか?

との悩みを抱えておられ、時には、自分の中で葛藤して涙をポロリとする場面もありました。

けれども、この葛藤、涙する時間が、本日のゲストクルーには何にも変え難い学びの時間になっていたんだなと思いました。


ここから少し詳しく因数分解していきますね。

まず、「なにもせずに」と「見守る」をイコール関係に結びつけてしまっていたことが、事の発端でした。(←事件じみた綴りですが、本人にとっては新しい保育観に出会った衝撃は、それ以上だったのかもしれません)

イコール関係で結びつけてしまうと、「見守る」という行為自体への深みも喜びも味わいすらなくなってしまいます。


そして、もつ1つの「ちゃんと」という仕事上の価値観です。もしかすると、ここでいう「ちゃんと」は、ピアノを弾きこなし、クラスの子どもたちのトラブルもサクサクっと解決して皆仲良くまとめあげ、製作物なども季節ごとにパリッと作りあげ、書類も隅々まで丁寧に細かく綴れることが、「ちゃんと」した保育の仕事だという認識だったのかもしれません。

しかし、富岡保育園での「ちゃんと」した仕事とは、「子どもたちの健全な心身の健康を守る」を目的とした保育実践ができているかが指標となっています。そのためには、子どもたちを“どのように見て”“どのように守る”かを保育者自身が常に自問自答し続けることです。


上記の2点についての、本日のゲストクルーの自問自答方法とは?

(↑ココはプロの保育者を目指す方にとっては、めちゃくちゃ役に立つ学び方ですので要チェックです‼︎)

『子どもと自分の距離感』を自問自答し続ける‼︎だったんですね。

手始めに、まずは「目に見える距離感」です。近すぎるのかな?遠すぎるのかな?近寄ったら離れたりしながら適当な距離を探っていきました。

そして、次に「目に見えない距離感」です。実はココが理解できていると、「目に見える適度な距離感」が把握しやすいんですね。「目に見えない距離感」とは、つまりは、“子どもと自分の心の距離感”とも言い換えれるかもしれません。心と言っても、愛情関係や信頼関係など多岐に渡るので、一括りにできないのが困難を極まるところなのですが、ヒントとなるのは保育者自身の心が安定してコントロールされていると、心の適度な距離感を掴みやすいのかもしれません。


少し話がこんがらがってきたので、整理していきますね。

子どもを「見守る距離感」を適度に掴むためには、まずは見守る保育者自身の心身の状態や感覚を客観的に認識することが肝心要になるんですね。(←メタ認知能力と言います。本日のゲストクルーは自己認識を冷静にされていることで周りへの感謝の気持ちなどが滲み出ておりました)

保育者自身が自己認識を正確にできればできるほど、見守る対象の子どもとの心身の距離も適当になってくる、という運びです。

このあたりを常に意識しているか否かがプロの保育者の分かれ道になってくるのは、ブログ読者ならお分かりだと思います。


もちろん村上が完璧にできているか⁉︎そんなこたー、もちろんないです。「あー、今は声をかけるタイミングでなかったかな⁉︎」「さっきの、余計だったかな⁉︎」と、その都度その都度、自省しながらプロフェッショナルを目指しています。

本日のゲストクルーも、見守る距離との格闘(葛藤や悩み)に勝利したことで、現在も見守る保育について学び続けることができているんだと思います。その証拠は保育中の素直な笑顔と心地よい言葉にあらわれているんだと思います。


★見守る?保育?子どもとの心身の距離感?ハテナを学びたい方は、是非、岡山県笠岡市富岡605とみほ村にあります富岡保育園へお越しください。いっしょに自問自答しながら試行錯誤し学びましょう‼︎お待ちしております。

2021-02-17
じっとできない村上の秘策

皆さま1日お疲れ様です。ただいま保育LABO(村上の生活の90%を過ごす場所 岡山県笠岡市富岡605大きな貝塚伊吹の木の下)の内にありますスタンディングデスク下に閉じ籠っています村上です。

ちなみに‥

ブログ読者の方で保育LABOへお越ししたことがない方のために‥

保育LABOは外観は、木の小屋風でいて、カタチは大きな貝塚伊吹の木の下にピッタリはまるテイストでいます。

内観は、畳が四畳半ほどの和室です。真ん中にちゃぶ台があり、側面には木の本棚とがあります。本棚の一角には、書斎スペースと、腰のかけられる椅子スペースがあります。ちなみに全てアサメラという優しい材質の木で作ってあります。

ここまでの話をまとめてみますと、保育LABOの住人の村上は、ちゃぶ台に向かってあぐらを組んでいるか、書斎スペースに向かって正座をしているか、椅子スペースに腰をかけているか、はたまた窓辺にありますスタンディングデスクに向かって立てっているか、もしくはスタンディングデスクの下に籠って転がっているか。

たったの四畳半ほどのスペースに、5パターンのステイホームを作っています。内装を設計する時点で工務店の方と計画的に打ち合わせをして作りました。

なぜか?

村上は1つの場所でじっとすることがとても苦手だからです。ブログやYouTubeや園のmagazineなどの原稿をアウトプットをする際、インプットするために専門書を読むのですが、座ったり立てったり転がったりすることで、なんとか集中力を保てるからです。そしてアイデアを振り絞っていくんですね。

自分の特性を理解した上で仕事環境を整えさせて頂けるなんて、間違いなく日本一恵まれた保育者なんだろうと思います。


と、そんな日本一恵まれた保育者の1人の村上を、卒業しました某大学(岡山短期大学)の冊子に卒業生代表で記事が掲載されるということで、本日保育LABOで取材を受けておりました。どんな記事や写真が掲載されるのか楽しみです。

※担当の記者の方、またカメラマンの方には、ついでに、とみほ村をひとめぐりして頂きました。富岡保育園内の段差がたくさんある室内への生きる力を育む幼児教育への共感であったり、お庭へは、固定遊具をとりはらった跡に、子どもたちがビールケースなどを組み合わせて本日せっせと作り出した秘密基地に感銘を受けて下さいました。お時間の許す限り、保育LABO住人の村上の保育熱血話にお付き合い下さりありがとうございました。

何を組み合わせようかな
2021-02-16
とみほ村の前庭に見える世界

岡山県笠岡市という町には、日常のようでいて非日常のような、そんな、とある村、“とみほ村”があります。

一軒の保育園と、草花がところどころに、草木がところどころにあるだけです。

そこには、にぎやかな子どもと、おだやかな大人と、土の中には春を待ちわびている虫とがいるだけです。


“とみほ村”には、もちろんのこと、お庭があるのですが、なんとなく3つに分かれている気もします。ただ分かれていると思っているのは大人だけなのですが。

“前庭”と“中庭”と“裏庭”とがあるのでしょうが、今日は“前庭”のできごとについてお話してみたいと思うのです。


あらためて、とみほ村の前庭は、大人がおもう広さで言えば、テニスコートの半分ほどでしょうか。円い木のテーブルが1つ。ペットボトルの空きボトルが2、3個。大人が砂場遊びで使って欲しいスコップやプラスチックのお皿などがちらほら。あとは、カゴやビールケースもありました。クルマの古タイヤも2、3個転がっていますね。

ちなみに、僕は前庭にそびえたつ大きな大きな貝塚伊吹の木の下にちょこんと建っている木の小屋の中からながめているのですが。ちょうど窓から見える景色は、前庭の3分の2ほどの世界です。

昨晩の雨でできあがった水たまりに入り浸っている、2歳ほどの女の子が見えます。長靴を履いていたのですが、時間が経つにつれ、ソックスでじんわり水たまりを楽しむと、気がついたら裸足んぼで水たまりをつかまえています。

前庭は、村の玄関口から、すぐのあたりにありますから、保育園から出てくる子どもや大人たちはたいてい行き交いますよね。大人にとっては、たいてい数秒ですませてしまう前庭の世界も、子どもたちにとっては、前に一歩進んだと思いましたら、後ろに二歩進んでみたりして、今度は右に、次に斜めに、気にかかることは全て触ったり掴んだりしてみるんですね。大人の言うところでは好奇心というものなんでしょうが、子どもたちにとっては、そんな難しい言葉はどうでも良いのだと思います。

大人にとってはテニスコートの半分ほどの、たった数秒ですまされる世界の、僕が見える景色はその3分の2ほどしかないんだけど、子どもにとっては、“ぜんぶ”がつまってるんじゃないかと思います。大人には見えない“ぜんぶ”が。




“ぜんぶ”のうちの少しだけでも見たいと、小屋から僕が出ようとすると、小屋の前は泥んこの山でふさがれていました。“ぜんぶ”のうちの1つなんだと思うのだけど、ごめんね、すこし大人の都合でくずさせてもらったからね。

前庭の3分の2
2021-02-15
ラブレターこそ最強の勉強術

皆さま1日お疲れ様です。ブログ読者で東北地方にお住まいの方おられませんか?昨日の地震にて被害に遭われていたり困っていたりしていたらSOSを発信してくださいね‼︎ご無事を祈ります。


さて、本日はバレンタインデーでもありますよね?富岡保育園の卒園児の、とある小学生の男の子に村上は質問しました。

村上「チョコレートもらえたんか?」

とある卒園児の男の子「女子は友チョコばあ。俺には恥ずかしくて渡せんけん、もらえんかったわ。」

と、出来事は、その人自身のとらえようだなと改めて学んだ、自己肯定感と自尊心豊富な男の子の言葉でした。


と、そろそろ本日の話題にいきたいと思います。バレンタインデーと言えば、やっぱりラブレターなんかも添えられていたりすると素敵じゃないですか。

そのラブレターには、文字がたいていは書かれているんだと思うのですが。今日はその“文字”についてのお話です。


卒園が近くなっている今日この頃、保護者の方から「うちの子、字が書けないし、読めもしないんだけど、大丈夫でしょうか?」との質問をたくさん頂きます。

たぶん、この質問の中の文字とは“ひらがな”のことだと思います。


そもそも“ひらがな”って、いったいぜんたい何なの?ってとこを、まずは見守る大人はおさえておかないと、ただの“ひらがな”という文字記号を暗記させるだけになっちゃいかねませんよね。

現代から1200年ほど前にタイムスリップした、奈良時代などが“ひらがな”が作られた時代なんですね。

当時の日本は全て“漢字”で、後世に“伝えたい”ことなどを綴っていましたが、いかんせん、“漢字”って難しいし、面倒くさいですよね?

そこで貴族などが好きな人に想いを伝えたりする和歌などを綴るときに、漢字をくずして書かれた文字こそが“ひらがな”なんです。

(※上記は、かなり簡易的に説明してしまっているので、詳細を知りたい方は是非自学自習して下さいね)


“ひらがな”って、小学校一年生になって学ぶコンテンツではなくて、そもそもは貴族が『自分の想いを伝える』ためのツールなんですね。

でね。少し話はそれますが、当時の日本文化には「句読点」なんかも存在しません。「句読点」って、読む側にとっては読み易く、また伝える側にとっては伝え易くするためのツールだと思うのですが、あえてか、1000年以上前の日本では使われていなかったんです。ブログ読者の方、なぜだと思いますか?僕は“句読点がない文字世界”って、“分かりにくい世界”とも思えます。つまりは、分かりにくいからこそ、伝える人、読む人、互いに気持ちを通わせない限り伝わらない世界なんじゃないかと思うわけです。このあたりが奥ゆかしさや慎ましさなどの、日本独特の文化世界に繋がっているんじゃないかと思うんですね。


すみません!脱線が過ぎましたね。話を戻しましょう!

「うちの子、字が書けないし、読めないし、大丈夫なのでしょうか?」の子育て相談への村上からの提案は‥


村上:“ひらがな”って、そもそもが“想いを伝えるためのツール”だからこそ、お子様が秘めている想いだったりをまずはキャッチするところから始めてみたいですよね。「〇〇君、誰かに何か伝えたいことがあるかな?」だったり、「〇〇ちゃんは、いつもお父さんと〇〇をするのが好きだけど、なんでかな?」など想いを引き出すコミュニケーションをしても良いかもしれません。(乳幼児期には文字言葉よりも、コミュニケーションなどの話し言葉を重視して頂きたいです※理由はまた紹介しますね)

自分の伝えたい想いが明確になると、ようやくここらあたりで文字に興味や関心が湧いていくものです。そしてこのタイミングこそが文字の習得の絶好のタイミングの1つなんだと思います。


そろそろまとめますね。ブログ読者の方には「字が書けない、読めない相談」の答えに村上の回答はなっていないじゃないかとツッコんで下さった方もいるんだと思います。

あながち間違っていません。なぜかって“ひらがな”についての歴史を調べると、そんなにやすやすと教えるべきツールでない気がしているのも本音です。

「字が書けない、読めない相談」へは、まずは話し言葉でのコミュニケーションを今以上にとることをオススメします。そしてその中で、お子さまが“自分の伝えたい想い”に気づけると、文字への学びの扉がひらけるんだと考えています。


ブログ読者の方の“文字”への学びについてのお考えもお聞かせ頂ければ嬉しいです。是非、とみほ村へのお越しお待ちしています。(岡山県笠岡市富岡605)

2021-02-14
次世代必須『大喜利能力』

皆さま1日お疲れ様です。古民家保育園“富岡保育園”副園長村上でございます。江戸時代末期に建てられた廻船問屋をリノベーションし続けて現在にいたります。

古い建物に囲まれた暮らしをしていますと、不便だけど味があるモノだったりに興味が湧いていくもので。最近古道具屋さんに(岡山県浅口市寄島町「standard」)通わせて頂いていたりもします。

これが、かなり脳内の柔軟運動になるんですね。例えば、襖(ふすま)の取っ手部分をくり抜いたモノが→コースターとして生まれ変わったり。試験管は→一輪挿しに生まれ変わったり。まさに『大喜利』感覚で、「そーきましたか‼︎」と、うなる使い方が随所に見られるんですね。


さて、先日‥とみほ村にあります古民家保育園(富岡保育園)の、とある男の子たちの遊びの場面に遭遇しました。(写真に添付しています)

“鉛筆削り”と“あやとりの毛糸”と“コマ”を組み合わせて遊んでいます。

さあ、ブログ読者ならば、この3点でどのように遊びますか?


とある男の子たちは

“鉛筆削り”を→“リール”に

“あやとりの毛糸”を→釣り糸に

コマを→“魚”に

見立てて、釣りをして遊んでいました。


「山田くーん‼︎座布団1枚‼︎」と告げたくなるくらいの『大喜利能力』でした。


次世代は、0から1を生み出すチカラももちろん必要ですが、すでに発明されているモノだったりコトだったりを、組み合わせたり、融合させたりする『大喜利能力』が求められる時代になることは予想されます。釣り遊びをする子どもたちに、将来の活躍を秘かに期待しちゃいました。

釣り人たち
2021-02-13
富岡保育園付属大学入試問題

さっそく問題です。

あなたは、6歳ていどの女の子Aちゃんから相談されました。

「ねぇ、ねぇ、なんとかして欲しいんだけど。遊びたくても遊ばれないんだけど。」


あなたは「どうかしたの?」と聞き返します。

すると、Aちゃんは分かりやすく教えてくれました。


Aちゃん「あのな。私(Aちゃん)とBちゃん(6歳ていどの女の子)が学校ごっこして遊んでたら‥DちゃんとEちゃん(4歳ていど)が寄せてって、言ってきたから、寄せてあげたんよ。」


あなた「それは、良いことじゃん。ありがとう。」


Aちゃん「けどな。DちゃんとEちゃんは、もともとCちゃん(6歳ていど)と何かして遊んどったみたいでな。Cちゃんが、はぶててしまって‥(※すねるの方言)」


Aちゃんとあなたの視線の先には、せっかく遊んでいたのに、仲間が他のグループへ寄ってしまったことに対して、すねてしまい、座り込んで顔をふさぎこんでいるCちゃんを目撃することになります。


Aちゃんは、Cちゃんとも仲良しなので、険悪になりたくないので、なんとか丸く収まる方法を考えます。

Aちゃん「Cちゃんも一緒にしよー!って誘ってもダメなんよー。でな、何か他にしたい遊びあるの?って聞いてもダメなんよー。」


Aちゃんなりに気を遣ってCちゃんに提案しても、聞き入れてもらえない。

なんならCちゃんは、仲良しのAちゃんに気を遣ってもらっていることが、プライドに傷がついているかもしれない、そんな雰囲気です。


そんな状況の中、DちゃんEちゃん(4歳ていど)は、のんきに‥

DちゃんEちゃん「早く‼︎遊ぼうー!!!」

と、AちゃんBちゃんを、せかします。


せかされても、AちゃんBちゃんにとっても仲良しの、すねるCちゃんを放っておくことはできません。たまらず‥


Bちゃん「ちょっと待ってよ!あのな、本人(Cちゃん)がな、言ってくれんと分からんから、今は、まだダメなんよ。」


Aちゃんに加えて、Bちゃんまでにも気を遣われて、さらにCちゃんは顔を上げることが出来なくなり、さらにふさぎこみます。


さあ、あなたなら、この難攻不落の難解問題をどのように解きますか?


このたびの富岡保育園付属大学入試問題、ブログ読者もチャレンジしてみて下さいね。


富岡保育園付属大学学長の村上は‥

Cちゃんに事情を聞こうと近づいてみたものの、さらにふさぎこまれてしまい‥

「Aちゃん、困ったねー。どうしよっか。村上先生には分かんないかも。」と、半ばあきらめて立ちすくんでいますと‥


Aちゃん「先生だったら、ちゃんと解決してよね!私たち遊べれないじゃん!」と。


学長は難攻不落問題を解くことができませんでした。


※富岡保育園に見学希望の方は、是非勇気を持って足を運んでみてください。あちらこちらに難攻不落問題が転がっていますよ。お問い合わせはホームページTOPの電話番号、または村上へ(→09X33715648)

2021-02-12
とりかえしのつかない“いじめ”をしてしまったからこそ今できることとは

おはようございます。祝日の朝、富岡保育園、北側にあります応神山のウォーキングコースを少し歩いてきました村上です。道なのか、それとも道でないのか、わからない道を歩くのも面白いものです。小鳥のさえずりが響いて気持ち良い朝でしたよ。


さて、岡山県笠岡市には「笠岡市教育相談室・教育支援センター」があるようです。先日いただいた相談室だよりを見てみると‥

相談内容は多い順に「不登校、就学、家庭環境、発達障害、集団適応」でした。

村上が注目したのは、“いじめ”の欄がゼロだったことです。

なぜ、“いじめ”について注目したのかと言いますと‥学生時代に村上は“いじめ”をした加害者だったからです。どこからどこまでが“いじめ”の範囲かは議論されるところでしょうが、対人関係で他者を傷つけることを言ったりしたならば“いじめ”と言ってもいいと思います。

学生時代の村上は、太った人を見るとデブだとか、やせた人を見たらガリガリだとか、ニキビが出ている人を見るとブツブツだとか‥他者を平気で傷つけることを言っていた馬鹿野郎でした。自省したところで、傷ついた人の心は癒えないんですよね。

そんな馬鹿野郎だからこそ、次世代に僕のような他者を平気で傷つけないためにどうすれば良いか?を考えなきゃいけないと僕は思っています。


けれども岡山県笠岡市って“いじめ”ゼロなの?と相談室だよりを見て思いました。

ホントなの?僕みたいな馬鹿野郎はいないの?

だた、相談内容を見ると、少し気になる点がありました。発達障害、集団適応などは、いわゆる集団の中の少数派という位置だと思います。

何が言いたかというと、もしかすると村上のような、見た目や育った環境の“違い”をからかったり、いじったりする他者の存在があるから、居場所がない学生がいるのではなかろうか?と思ったわけです。


ブログ読者の方はどのように思われますか?


とりかえしのつかない“いじめ”をしてしまった村上としては、僕のような馬鹿野郎が出てこないために、乳幼児期から、ある概念を習慣にする取り組みを富岡保育園ではしています。

それは‥

『みんなそれぞれで、それで良い』です。

言い換えるなら『みんな一緒でなくて良い』です。

“みんは一緒”の刷り込みは、他者との違いに敏感になるばかりか、一緒でない他者の否定にもつながりかねません。

そのための具体的な実践として「規定の帽子・制服・体操服・カバンの撤廃」です。持ち物や服装が乳幼児期から揃ってしまうと、“みんな一緒”の概念を視覚的に刷り込みかねないんです。


自分の馬鹿野郎学生時代を棚に上げるつもりはありません。ただとりかえしのつかないことをしてしまったからこそ、自省し自戒しそれを次世代へ活かす働きに努めなきゃと思っています。

アトリエ帰りの外遊び
2021-02-11
しまったら飽きちゃう件

皆様1日お疲れ様です。久しぶりに“とみほ村”のお庭にある築山を走ってみると‥トミホクルー(富岡保育園保育者)から「久しぶりに村上先生が走っている姿を見たわ」と言われました運動不足の村上です。健康のためにも怪我をしない程度に子どもたちと走ろうかな‥と。(※自身の健康目的でも是非とみほ村へお越し下さいね。子どもたちと一緒にいるだけで元気になりますよ♪鬼ごっこなどは、体力に合わせて加減して下さいね。また地面が凸凹しておりますので足元は十分お気をつけ下さいね。←本気の注意事項です‼︎)


さて、よくやく本日の本題へ

【しまったら飽きちゃう件】です。

この言葉をちょうだいしましたのが、トミホクルー(富岡保育園保育者)のうちの栄養士の方です。ご趣味が豊富で、プライベートでは手芸や折り紙などから、アウトドアのキャンプにいたるまで。加えて、仕事の面倒な書類なども、デコレーションなどをアレンジして加えて、楽しんで取り組めるようにしていたり。仕事もプライベートも、まさに『遊べる大人』です。そんな『遊べる大人』の栄養士の方から、実に子どもの深層心理に近い言葉を頂きました。

“しまったら飽きちゃう”です。

手芸で使う毛糸などの材料や用具を片付けてしまってしまうと、飽きちゃうんだそうです。なので、わざと出しておくスペースを作っているんだそうです。


この場面を、とみほ村にあります富岡保育園園児に当てはめて考えてみました。

見学に1度でも来ていただいた方ならば分かると思いますが‥

玄関からいたるところまで、散らかっています。


「!?なにがあったんだ!?ここは!?」

と、思うほどに散らかっています。

驚かれた方は、たいてい

「“お片付け”はいつされるんですか?」とご質問して下さいます。

この質問に対しても、見学者へは懇切丁寧に説明させて頂くのですが‥

実は現在の片付けシーンにいたるまで、約4年間試行錯誤の連続、いや嵐でした。

「使った玩具は、片付けてから、次の遊びに移るべきなのでは?」

「自分が使った玩具は、自分で片付けるべきなのでは?」

あらゆる“片付け【べき】問題”に、何度も何度も保育者同士話し合いました。

本当に何度も何度もです。ちなみに、今でも回数は減りましたが、“片付け【べき】問題”が上がると、話し合い納得解を出します。


この“片付け【べき】問題”への納得解を出すにあたって、栄養士クルーの言葉

“しまったら飽きちゃう”は、とてもヒントになっています。


なぜ片付けるのか?

なぜしまうのか?


このあたりの“そもそも”を話し合っていくと、「お片付けは、いつされるんですか?」の答えに近づけるかもしれませんね。

今日は少し意地悪かもしれませんが、答えを言いませんね。ブログ読者も一度お考え下さい。(気になる方は、是非とみほ村へ。または直接村上までお問い合わせくださいね。※村上への直電は→09X33715648です。)

好きな食べ物調査中
2021-02-10
明日の献立の“肉じゃが”のジャガイモは“とみほ村産”‼︎

皆さま1日お疲れ様です。ついさっき「パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?~ミヒャエル・エンデの夢見た経済・社会~」廣田裕之著書を読破しました村長兼副園長村上です。2001年に出された本ですので、かえって20年経つと、PayPayなどのデジタル通貨や仮想通貨などの新しいお金のシステムが現在は出来てるなと改めて確認できたりするのですが。

20年経っても、変わらないことだってあることも確認できます。それは、お金にまつわる価値観です。特に資本主義全盛期にあって、物質的に豊かになっているはずなのに‥「お金がない、お金がない」と嘆く方がおられるのは、なぜなんでしょうか?そのあたりの真理を知るにあたっては、ミヒャエル・エンデ(児童文学作家)の哲学的思考はとても参考になります。


さて、少しだけ、村長兼副園長にまつわる「お金」について考えてみましょう。社会福祉法人かつ、私立認可保育園に所属しています。基本的には国の補助金から収入を頂いています。シンプルに、社会福祉に貢献して国からお金を頂いて生活しています。とても分かりやすいですよね。村上がしなければならないことは、社会福祉での貢献です。これは、富岡保育園でも言えますし、一般的な保育者にも言えることです。(それに対して、「保育士の賃金問題」が昨今取り上げられていますが、村上個人としては、まずは、賃金うんぬんではなく、保育士が社会福祉にどのように貢献できているか?を整理すること。また保育士だけに関わらず、賃金に納得がいかない方の場合、自分にとってのお金の価値と、自らの将来を具体化した時のお金の使い方を整理することが大事かなと考えます。あくまで、所帯を持たない道楽者のお気楽意見として聞き流して下さい。)


村長兼副園長ということは、村の存続と、富岡保育園の経営部分にも、責を担っております。保育園の経営については、全国の施設で様々に方法があると思います。地域ごとでも異なるはずです。人口過密都市と、人口減少都市では、経営戦略も異なるでしょうし。施設の規模であったりも当然関わってきます。富岡保育園で言えば、間違いなく、人口減少まっただなかの地域にあって、施設の規模は園児が現在90名程度、保育者が20名程度です。園児は、市内の出生数の統計を見る限り、5年後には半減する覚悟を持って経営戦略を打ち出さなければなりません。

全国的にも富岡保育園のように、新しい経営戦略を練らなきゃかけない施設が間違いなく増えてくると思います。それは人口増加時代に企画された保育施設が、現在人口減少時代にあるからです。保育施設としては、〇〇教室など、有名な講師を招いたりして、すぐに結果が出る取り組みを全面に宣伝すると、成長が分かりやすく、保護者満足度も高まり園児を集めることができるかもしれません。ただ、富岡保育園では、社会に出る頃、いや生涯かけた、先の長いゴールを見据えて、成長についても、見守る大人の感性で理解度も左右されやすい保育活動をしております。

上記の現状を整理しつつ、岡山県笠岡市富岡の地域にあって、現在集まっている園児や保護者、保育者を守りつつ、次世代に希望を繋げるような、持続可能な社会福祉を貢献することを念頭に、経営戦略を打ち出していかなければなりません。


ブログに綴っていると、ひとつ分かったことがあります。難局な課題にて整理し切れていないってことです。整理し切れない時こそ、“今”を見つめ直し、地に足をつけなければなりません。自戒の意を込めて、いっそう、ご縁でお会いする方々すべてに感謝していきたいと思います。


※実は4月から新しい経営戦略をすでに計画しています。キーワードは“持続可能な社会福祉”といったところですが、もう少し踏み込んで言うと老子の名言を引用して『足るを知る』です。4月まで秘密にするつもりはありませんので、計画段階からブログなどを通じて、皆で共有しながら進めていきたいと思います。お力添えよろしくお願いいたします。

せっせと
よっこいせと
2021-02-09
“狐の嫁入り”につつまれた夕方のロマン溢れた子どもたち

皆さま1日お疲れ様です。さきほど岡山県笠岡市富岡605富岡保育園では、晴れていたにもかかわらず‥急に雨が‼︎とある保育者が「狐の嫁入りじゃなぁ。」と。

ブログ読者の方で天気雨のことを俗に“狐の嫁入り”と呼ぶのをお知りの方はおられるでしょうか?

由来は諸説あるようなので、ご興味ある方は自学自習して頂ければと思うのですが‥天気雨を“狐の嫁入り”とい言葉になぞらえた人って、とても『ロマン』があると思いませんか?もちろん晴れているにもかかわらず雨が降る現象は科学的にも現在は説明できると思うのですが、村上個人的には『ロマン』ある言葉が好きです。


さて、そんな“狐の嫁入り”につつまれた夕方前の、とみほ村のお庭。とみほ村と外界との境目(白い柵)で遊んでいる子どもたちを見かけました。複数人でスコップを持って、声をかけ合いながら掘っています。付近のイチョウの木の根っこも見えてきたり。

ひとりの男の子が「この穴、外と繋がるかなー?」と浮かれた声をあげると。

ひとりの男の子が「もっと、もっと、掘ろうで!」と励んだ声をあげる。


境目めがけて掘り進める子どもたちは、とみほ村の外の世界、いや、未知の世界を信じて掘っているんだと思いました。『ロマン』でしかないですよ。

未知の世界へ
2021-02-08
保育士の性(サガ)VS有給休暇

おはようございます。日曜日の朝に限って早起きな村上です。山を散歩してみたり、某コーヒーチェーン店ス〇バに開店時間を狙って行ってみたりしているのですが。


スターバッ〇スで朝読していますと、ある人物のことがふと思い浮かびました。富岡保育園の保育実践改革の影のアドバイザーである島根県江津市あさりこども園相山園長先生です。2017年当時に壁をぶっ壊してみたはいいものの、各方面からの炎上で、どうにもこうにもいかない時に、島根県まで自動車を走らせて泣きついて相談しに行った思い出があります。(めちゃくちゃ親切に丁寧にあらゆる実践方法や精神術を教えて頂きました)

懇切丁寧に指導して下さる島根県江津市あさりこども園相山園長先生は、村上の言い回しでも分かるように、人情味はもちろんのこと、めちゃくちゃ論理的思考で事業所の経営をされているんです。哲学的と言ってもよいほどでもあります。

その相山先生のブログ(島根県 あさりこども園 園長のひとりごと →で、検索してみると閲覧できるはず)は欠かさずチェックしています。師匠の動向は気になるものですし、なんなら実践できそうなネタはすぐにでもマネしようと思っているからです。


で、最近の相山先生の課題は「職員の有給休暇取得について」なんですね。(あさりこども園の有給休暇取得についての詳細は相山先生のブログで確認してね)

実は、とみほ村にあります富岡保育園も、今年度「職員の有給休暇取得について」、園長・副園長・事務長で課題として取り組んでおりました。


ここからは富岡保育園の有給休暇取得状況について整理しながら公開していきますね。


まず、とあるウイルスによって、“旅行”に行く機会が極端に減った、むしろ無くなったことにより、泊まりがけなどを目的とした長期休暇を取得しようとする職員の先生方がいませんでした。


加えて、とあるウイルス渦で、お子さまをお持ちの職員は、学校などの行事計画が不安定だったりで、おもいきって有給休暇を取得する決断にしかねる状況もありました。


また職員本人や、ご家族などの健康面の不安から「いつ、とあるウイルスだったりで長期休暇をとらなければならないか分からない」ことによっても、おもいきった有給休暇取得ができなかったように思います。


ただ、一般的な保育士あるあるとして「私が休んだらクラス運営に困る」「休んでしまうと保育の準備や書類などの仕事が溜まってしまう」という理由は無かったと思います。いや、むしろ無いはずなんですね。なぜならば、固定担任制を廃止して「全保育者が全園児の担任である」を今年度定着にいたった背景と、保育者の自己満足のような準備物・書類はしないことを徹底できている背景とがあるからです。


上記を踏まえながらも、有給休暇制度がある以上、有給休暇を全くとらない職員がいますの事業所は罰金を払わなければならない制度があったりしますので、なんとか“気持ち良く有給休暇を取得できるシステムや風潮”をチーム内で構築していかなくちゃいけません。


けれども、それとは裏腹に‥

「卒園シーズン前は、卒園児に1日でも多く会いたいから休みたくない。」

「あんまり長く休むと、子どもたちや仲間とも会えないから寂しい。」

などの『保育士の性』といも言える嬉しい⁉︎困った⁉︎発言も聞かれます。


で、島根県江津市あさりこども園相山園長先生が考えている有給休暇取得プランと、実は富岡保育園が来年度計画している有給休暇取得プランが、近いところにあったことを報告します。(←師匠の考えと近いところがあって単純に嬉しいのですが)

本当は1ヶ月や2ヶ月単位がリフレッシュする目的であると最高なのですが、現在実現可能な範囲でいくと1週間単位でのまとまった有給休暇取得を来年度計画して推し進めてみたいと思っています。メリット・デメリットは必ずあると思うのですが、保育者の心身の健康は保育実践にそのまんま反映されますので、上手く行く方法を4月までに考えていきたいと思います。


※島根県江津市あさりこども園にご興味が出た方は、公式ホームページもありますのでご参照ください。園長先生も含めて職員の先生方全員から、富岡保育園は親身に助けてもらいました。めちゃくちゃ素敵な保育園、コミュニティです。早く会いたいです。

保育士⁉︎の性
2021-02-07
夢を語るために必要な正しいオモチャの選び方

こんばんは。さきほどまで、来園して下さった友人に夢を語り、ついでにギターの指導をしてもらっておりました村上です。普段使わない指の動きと力の入れ様で、指がつってしまいそうになりましたが。


さて、本日も昨日に続いて、“よくある質問シリーズ”いってみましょう‼︎

Q.「子どもに、どんなオモチャを買ってあげれば良いのでしょうか?」


↑この問いに対しては、発達過程理解のプロとしての意見や、玩具開発や営業のプロとしての意見など、あらゆる立場からの答えが考えられますが‥本日は富岡保育園副園長としての意見でいきますね。


A.「無理に買わなくて良いのではないでしょうか。」です。

補足説明していきますね。

富岡保育園の子どもたちの遊びを観察していると、ある面白いことに気づきます。それは‥「大人が使って欲しい使い方で遊んでいない。」です。いわゆる“モノボケ”とでも言いましょうか、「そーゆー、使い方‼︎」と、座布団一枚運んでこなきゃいけないほどのアレンジなんです。

逆を言うと、アレンジできない、「決まりきった使い方しかできないオモチャ」は、初めはウキウキして遊んでいるのですが、そのうち、ほっぽらがっちゃう結末になります。例えば、商業施設などで購入できるオモチャです。「適齢年齢〇歳、オモチャの使い方は〇〇‥」と注意書きが書かれているオモチャです。


では、どんなオモチャがアレンジがきいて、座布団一枚‼︎ってモノボケしながら、ウキウキ思考を巡らせて遊べるのか?

それは意外にも‥お庭などに転がっている“小石”だったり“葉っぱ”だったりなんですね。“空き箱”や“空き缶”や“空き瓶”があれば充分過ぎるほどなんです。

あとは、子どもたちの脳内に『空想世界』が巡り出せば事は足りるんです。


ある意味、アレンジのきかない、「決まりきった使い方しかできないオモチャ」で遊ばされていると、『空想世界』を思い浮かべるチカラは失われていくんですね。夢を見て夢を語るためには『空想世界』を思い浮かべるチカラは欠かせませんよ。


アレンジ玩具
2021-02-06
面倒くさい村上のブログ記事

皆さま1日お疲れ様です。本日のブログは久しぶりに“面倒くさい村上”で、やったりますよ‼︎と筆を進めている村上です。

(面倒くさい村上に対抗できるタフネス精神をお持ち合わせの方のみ読み進めて下さいね)


実は最近‥「富岡保育園って、自由過ぎない!?そんな保育で“ケジメ”がつくの?」

との、ご質問⁉︎疑問⁉︎を耳にしました。

このあたりの質問って、2017年ほどの保育実践改革から、何度も何度もお答えさせていただいているんですが‥質問や疑問に思われちゃう方に限って、また何度も何度も質問や疑問をお持ちになる無限ループなんですね。

なんでなんだろうかな?

実は何度も何度も同じ質問や疑問を思っちゃうのって、「あらかじめ自分の答えがすでに決まっている」ことが多々あるんですね。


保育とは、こーゆーもんなんだ‼︎

保育園とは、こーゆーところなんだ‼︎

幼児教育とは‥

子どもとは‥


あらかじめ定めている答えと、違う答えを説明されてしまうと‥いくら科学的根拠であったりしたを説明しても受け止めきれない‥そんな現象に近いのかもしれません。


もう一度考えてみましょう。

「富岡保育園って、自由過ぎない⁉︎そんな保育でケジメがつくの?」


まず【自由】とは?どのようなことを指すのでしょうか?

富岡保育園では、【自由】とは‥『自ら考え判断し行動すること』を指します。裏返すならば、大きな責任を背負うことを指します。


次に【ケジメ】とは?どのようなことを指すのでしょうか?

辞書で調べると‥道徳や社会規範性に従って言動・行動すること、と書かれています。

道徳や社会規範性など、その時代ごとに変化するものであり、現代のスピード感ある社会変化であれば、なおのこと、「誰かに言われたことに従う」のではなく、「自ら考えて判断するチカラ」こそが、【ケジメ】をつけられるチカラと言っても良いでしょう。


つまり‼︎

富岡保育園が【自由】過ぎると思われるのではあれば、なおのこと、【ケジメ】をつけるチカラがつきますよ‼︎ってことになりませんか?

『自分で考えて判断し行動する』【自由】な言動と行動をする習慣を乳幼児期からすることになるんです。裏返すならば、乳幼児期から自らの言動や行動に責任を持つ習慣もあるってことですよね。ケジメをつけるチカラの土台です。


「富岡保育園って、自由過ぎない⁉︎そんな保育でケジメがつくの?」の質問を、めちゃくちゃ丁寧に因数分解しながら答えたつもりです。

けれども、もしかすると「村上、やっぱり面倒くさいわ〜。ひねくれた屁理屈だわ‼︎」とのご意見も出るのもご承知です。

ただ、その際は村上の方からもご質問してみたいんですね。

「ケジメは不自由の中で育つチカラなのですか?」

「責任感は不自由の中で育つチカラなのですか?」


最後まで目を通して下さった方、面倒くさい村上をお受け止め下さりありがとうございます。皆さまの建設的なご意見・ご感想・ご質問、お待ちしております。

by新しいことを知る喜びを常に持ち続けたい村上より

お布団お片付けおばけ
2021-02-05
Happyな保育園が大好き

皆様1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎ラジオ生放送日ですよね。本日「受験生ブルース」「なごり雪」2曲をかけさせて頂きました村上です。

※「富岡保育園付属大学」チャンネルは、エフエムゆめウェーブorゆめネット笠岡放送orスマートフォンアプリFMプラプラから視聴可能となっています。お時間ある方は是非。


さて、本日はナラティブツリーのご紹介です。

※ナラティブツリーとは‥トミホクルー(富岡保育園保育者)が、暮らしの中で考えたこと感じたこと想ったことなどを赤裸々に綴った物語です。読み手の方の感性も加えて、書き手と読み手とでいっしょに語る物語でもあります。

【Happyな保育園】


令和3年 1月26日(火曜日)


私が子どもたちと外へ出かけようとしている時、玄関からご近所のおじいちゃんが


「先生〜今日も遊ばせてください!」


と、元気に保育園に来られた。


「どーぞ、どーぞ。いつもありがとうございます。」


と、挨拶を交わすと‥




『今日は、ばあちゃんも連れてきたんじゃ。』


と、言われ、おばあちゃんも遊びに来てくれた。



なんとも嬉しい光景だ。




園庭の木の椅子に座った2人の周りには、またたくまに、子どもたちが集まった。

おじいちゃんの膝の上に座るAちゃん(4歳11ヶ月)。


Bくん(3歳9ヶ月)は「服を脱いでー、ポイっ‼︎と入れたら‥」

どうやらお洗濯の話をおばあちゃんに聞いてもらっているもよう。


少し緊張していたおばあちゃんも、子どもの笑顔と共に笑顔で優しく子どもたちを包んでくれた。


おばあちゃんの両手にはたくさんの“小石”や“葉っぱ” でいっぱいになった。

Cちゃん(3歳6ヶ月)や、Dちゃん(2歳8ヶ月)が、たくさんの“お料理”をどんどん作って運ぶと、食べてくれるおばあちゃん。



「楽しいんじゃーー♪」とおじいちゃん。

子どもたちの笑顔に元気をもらっている、おじいちゃんとおばあちゃん。


そんな、おじいちゃんとおばあちゃんに癒される私たち。



ほっこり


にっこり


Happyな保育園が

私は大好きです。


ミマモリスト M


※ブログ読者の方で“とみほ村”にあります富岡保育園へご興味のある方。是非勇気を持って足をお運びください。賑やかな子どもと穏やかな大人でおもてなしさせて頂きます。ままごとはお腹が痛くなるほど食べ過ぎるシーンが待っているかも⁉︎よろしくお願いします。
2021-02-04
【認定】世界一幸せな保育園

はじめに。本日のブログ記事はブログ読者限定記事にさせて下さい。決して他言無用。特にトミホクルー(富岡保育園保育者)には内緒にして下さいね。


実は。さきほどまで保育LABOの中で、ひとり泣いていました。かれこれ1時間ほど。涙が止まらなかったんですね。失恋したわけではなく、情緒不安定なわけでもなく。嬉し泣きと言いますか、感動して泣いていました。

涙のキッカケは‥お昼ごはん時間にありました。本日は“るんるんランチ”と言って、園長・副園長・事務長が、現場クルー1人をゲストとしてお招きしてお昼ごはんを食べる日でした。今日のゲストはお台所スタッフ(給食室)調理師の先生でした。仕事のことやプライベートのことなどをざっくばらんにお話ししていくのですが‥ゲストにお招きした、調理師の先生が、熱く熱く、何人もの子どもたちの成長を目をキラキラ輝かせながら語ってくれるんです。

その時、思ったんですね。

『間違いない‼︎富岡保育園は世界一の保育園に今なってる‼︎』って。

また、それと同時に、この4年間の保育実践改革が報われた思いでした。


2017年11月。突如はじまった、富岡保育園保育実践改革。改革という言葉をそうやすやす使うもんじゃないのかもしれませんが。

『世界一幸せな保育園を作る‼︎』と大きな大きな旗を掲げました。

その代償として、富岡保育園保育者は、間違いなく誰よりも混乱しました。そして、世間一般や、プライベートの仲の良い友人からも冷たい言葉を投げかけられることになってしまいました。むしろ、そのように、晒させてしまったんですね。本当は村上が富岡保育園保育者に謝らないといけませんが。

「そんなことしていいの⁉︎」

「それって保育なの⁉︎」

「運動会もない発表会ない、ないだらけの保育園なんて保育園じゃないじゃん‼︎大丈夫⁉︎」

今まで通りの保育実践をしていれば、多少のトラブルがありながらも今まで通り世間からも好評価を得て、わざわざ世間や仲の良い友人からも厳しい言葉を言われずにすんでいたものを。2017年11月を皮切りに、富岡保育園保育者全員を、とんでもない荒波にのせてしまったんですね。その名残りから、富岡保育園保育者を海賊船に乗ったクルーとして「トミホクルー」と呼んでいるんですね。


(号泣した後なので、記事の内容が支離滅裂になってきましたが許して下さいね)


2017年当時、夢にまで見た光景が、2021年の“とみほ村”にある一軒の保育園でどこやかしこで広がっているんです。その一つの光景こそが「保育士や栄養士や調理師などの職種の垣根なく、子どもたちのことを目を輝かせながら語る」なんです。

まさに、本日のゲスト、調理師クルーがそうだったんです。「◯◯君は、前まで、ニンジンしか食べなかったんですけど、ゴボウやダイコンなど、1つずつ食べれるようになった食材が増えて、実はこの2日ほどは完食しているんですよ!」って、目をキラキラ輝かせながら語って語って語って下さるんです。また最近は、調理師クルーが保育士クルーに、保育室の環境をアドバイスして下さっていて、それがめちゃくちゃ功を奏して、お昼ごはんの時間のクオリティがめちゃくちゃ上がっているんです。


夢なんじゃないかと、何回も目をこすりましたが、現実みたいです。富岡保育園は世界一幸せな保育園みたいです。

 

現在でも、実際、世間一般からや仲の良い友人たちからも、富岡保育園保育実践への理解が得られず、トミホクルーは辛い思いにさらされているのも事実です。けれども、2017年当時の改革スタート混乱期にはなかった、富岡保育園保育実践への自信と確信がトミホクルーにはあります。だからこそ少々厳しい言葉にさらされようと笑っていられるんです。だって、富岡保育園へ行けば、目をキラキラ輝かせながら子どもたちのことを語れるんですから。


ひとしきり泣きますと、全ての光景に感謝が生まれます。本当はトミホクルーひとりひとりに言わなきゃなのですが、恥ずかしがり屋なので、ここで。

いっしょに勇気を持って、とんでもない荒波の中、保育実践改革にチャレンジして下さり、本当にありがとうございました。

世間の辛辣な評価を耳にしながらも、いつも、温かい言葉を巡らせて下さり、優しい笑顔を巡らせて下さり、本当にありがとう。トミホクルーと仲間でいられること、本当にありがとう。世界一幸せな保育園を作ってくれて、本当にありがとう。伝えなきゃいけない“ありがとう”はまだまだあるんだけど、トミホクルーがこれからも目をキラキラ輝かせながら語れる環境を守るために、村上はまだまだめちゃくちゃ頑張りますので、どうぞこれからも宜しくお願いします。


※くれぐれも、トミホクルー(富岡保育園保育者)には本日のブログ記事は内緒にして下さいね。


※私も‼︎僕も‼︎目をキラキラ輝かせて語りたい‼︎世界一幸せな保育園に行ってみたい‼︎そんなあなた‼︎是非勇気を出して“とみほ村”にあります富岡保育園へお越しください。笑顔と感謝だけはお忘れなく。お問い合わせはホームページTOPの電話番号、または35歳涙もろくなってきた本当はクールな村長兼副園長村上(09X33715648)まで。

2021-02-03
124年ぶり⁉︎そんなの関係ねぇ⁉︎本日『泥んこ日和』

こんにちは。1年って実は365.244‥日らしいってことを、本日2月2日の節分の日に知りました村上です。(地球が太陽を回るスピードが影響しているみたいです)なんと、124年ぶりに定番の2月3日ではないんですね。

※詳しいことは、自学自習する理科⁉︎物理⁉︎地学⁉︎の先生に聞いてみて下さいね。


言ってみれば、いつもより特別感のある節分の日ってことです。トミホクルー(富岡保育園保育者)も、もちろん豆まきの準備をしますよ。今年は、“鬼”のキーワードで大流行している鬼◯の刃のキャラクターへの的当てゲームなども園庭などで行いました。


が‼︎


しかし‼︎


今日岡山県笠岡市富岡地区は、とても暖かい気候でした。陽射しが眩しいほど。加えて、昨晩雨が降って、園庭にはいくらか“水たまり”ができているんです。

ブログ愛読者の方ならば、富岡保育園の園児たちがどのように動いたかお察しして頂けましたでしょうか?


お察しの通り‥本日、最高の『泥んこ日和』だったんですね。そらグループ(0.1歳児生活グループ)の子どもなんて、加減知らずで、靴からズボンから上着から、泥んこだらけです。陽射しの暖かさと、水たまりからほじる泥んこの冷たさとが、気持ち良いのが、夢中になっている表情からよく伝わります。


子どもたちは、124ぶりだろうと、節分の日だろうと、興味の赴くままに、夢中になって遊ぶんです。見守る大人は、玄関先にイワシや柊などのお飾りもしながら、節分の日を豊かにし、暮らしを丁寧にデザインしていきます。

泥んこ日和でしょ
泥んこ日和ですよね
2021-02-02
オススメ“子守り歌”を紹介♪

皆様1日お疲れ様です。本日笠岡市の「議長・副議長、市民相談会」に参加しておりました村上です。名前の通り、笠岡市民の方々が、市議会の議員さんに提案だったり要望を出す会であります。

初参加の村上の忖度なしの感想はと言うと‥

「笠岡市が時代から遅れる理由が何となく分かるよーな‥」

「“行政”と“民間”では、そもそも経営の思考回路が違いすぎて、共通解を得ることは難しいよーな‥」

です。

ポジティブ村上太志としては珍しくネガティブ⁉︎な感想に感じるかもしれませんが‥

実は、初体験の感想から、ポジティブに得た学びがきちんとあります。

【能力の輪】が明確になりました‼︎ってことです。

“既定路線で変わらないことに対して時代の変化から矛盾が生じても忍耐できる”という能力は村上には無いことが明確になりました。そして、そのような能力を活かせる行政などの環境は村上の活躍の場として不向きであることも明確になりました。

村上の【能力の輪】の核となる場所は、“とみほ村”です。“とみほ村”が『子どもたちの未来へ希望を繋げる』ために笑顔と感謝を巡らせる場所であり続けることです。実現持続させるための忍耐はめちゃくちゃしますよ‼︎(2017年の保育実践改革の際も市内や県内の同業者から大炎上しましたが全トミホクルーでトライアンドエラーを毎日繰り返しながら世間の批判の声を耐えました。)


話は少しそれましたが、決して行政を批判したり、変わらないことを批判するブログではありません。おのおので、【能力の輪】を明確にして、得意とする部分で貢献し合うことが大事だよね~って話なんです。慎重に物事を1つずつ進めていくメリットもあれば、思い切った決断で物事をスピーディーに進めていくメリットもあります。もちろんその間もあります。


※本日の添付写真は‥

笠岡市が大々的に進めている『シマヲカナデル』プロジェクト。※笠岡市の島が日本遺産に選ばれたことからのPRを含みます。その一環として、歌手の中西圭三さんが「島へ行こう」という歌を作られており‥本日、富岡保育園でも園庭で流してみると‥“子守り歌”にピッタリ⁉︎赤ちゃんが保育者の胸の内でスヤスヤ、いい気持ちで寝ているんです。老若男女問わず、心に優しく響く歌です。YouTubeなどからも「シマヲカナデル 島へ行こう」と検索して頂ければご視聴できると思いますので是非♪

すやすや
2021-02-01
適材適所の“見守る”距離

皆さま1日お疲れ様です。日曜日恒例の“とみほ村”玄関掃き掃除、早朝カフェ、を中止しまして‥実家の消防団活動に勤しんでおりました村上です。昨年とあるウイルスにてお祭りなどの行事が中止になったため、お祭りに使う道具の点検や修理などをしたんですね。使う時期に使わないと虫喰いなどで穴が空いていたりするわけです。


さて、余談はこのあたりにしまして‥

本日のテーマ

【適材適所の“見守る”距離】

について、ある体験から考えてみたいと思います。


実は先日、記憶の範囲では初体験。岡山県倉敷市美観地区にあります「大原美術館」にひとりお忍びで行って参りました。美術館という場所へ、学校の遠足などではなく、自ら行こうなんて人生初だったんです。

息を呑みながら、入り口を通り、館内へ。絵画素人の僕でも知っている画家の名前の絵も展示していたり‥繊細な絵から迫力のある絵などに心を躍らされていました。


しかし、絵を見る際に、離れて見ると繊細に感じていた絵が、近づいて見ると、迫力のある絵に感じたり‥

また逆に、離れて見ると迫力のある絵が、近づいて見ると、繊細な色づかいをしていたり‥


ある程度“離れた距離”から見ると『全体』を俯瞰的に捉えることができますし。

ある程度“近づいた距離”から見ると『部分』に詳しく理解することができます。

どちらが必要かと言えば、『全体』と『部分』両方で絵を楽しみたい村上としては、どちらも必要でした。ですから、前後左右、角度などを変えながら鑑賞しておりました。


さて、本日のテーマになぞらえて‥

子どもを“見守る”距離について。実はよくこんな質問をされるのです。

「どのくらい、どれくらい、どうやって、見守れば良いのですか?」と。

それに対して、村上はどのように答えるのかと言いますと‥

「常に、どのように、どれくらい、どうやって“見守る”かを考え試行錯誤することが、良いのではないでしょうか?」と。

答えになっていないような答えをするんです。

なぜかって、美術館に行った際の村上同様、「全体を見たいのか?」「部分を見たいのか?」で、距離や角度も違えば、“見守る人”の感性だって必ず影響するじゃないですか。絵画素人の村上と、絵画大好きなAさんと、絵画プロのBさんでは、もしも「どのように、どれくらい、どうやって」の方法が同じでも、捉え方や感じ方は、同じではないのではないでしょうか。



★“とみほ村”にあります「富岡保育園」への見学は随時お受けしております。希望者の方は是非ホームページTOPにありますお電話へお問い合わせ下さい。また「富岡北地区まちづくり協議会」の活動にご興味がある方も是非お問い合わせ頂ければ嬉しいです。(→村長兼副園長村上09X33715648)

コレは遠過ぎ⁉︎
2021-01-31
新たな課題出現‼︎【農業】

皆さま1日お疲れ様です。さっそくブログ読者の方に質問しますね。「有機栽培って知っていますか?協生農法って知っていますか?」

※ちなみにブロガー村上は知りませんでした。


実は先日、岡山県笠岡市で有機栽培の促進に尽力している「ピースな畑」の方が来園して下さいました。富岡保育園の保育実践に共感して頂きながら、有機栽培(化学肥料や農薬を使わない農法)の子どもへの発達の影響を教えて頂きました。

少しだけ、紹介すると‥

『子どもへの健康促進、発達障害、ガンの予防になると考えられている』そうです。発達障害については、遺伝的要因レベルで言うと、人類の歴史上、短期間で変わるレベルでないとの考えがあるようで、やはり着目するのは“環境要因”となるようです。

そしてその“環境要因”の1つして、口から直接摂取して体内に取り入れる食物が原因と挙げられているんだそうです。

あるデータに基づくと、国別に、発達障害の率と、“農薬”の面積に基づいた使用量が、なんとほぼ一致するそうなんです。

※上記については村上も学び途中です。データは“生協おかやま”の配布物より。


学び途中の村上に、たまたま‥「富岡北地区まちづくり協議会」の理事の方が興味使い本を貸して下さいました。

「本当は危ない国産食品~食が病を引き起こす~」奥野修司さん著です。

※読破してから紹介しますね。


そんなこんなしてました‥「富岡保育園」の園長先生からも興味深い情報を入手しました。

東京大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻修士課程修了の、現在「ソニーコンピュータサイエンス研究所」船橋真俊さんが進めているプロジェクト『協生農法』です。農薬も肥料も使わず、なんと土を耕すこともなく、循環する生態系の仕組みを上手に活用しながら植物を育てる農法だそうです。


農業に全く従事していない村上、また知識も一切持ち合わせていません。けれども、上記の農法って、「なんだか、昔の人がしていたんだろうな」と思いました。そして、いつの頃からか、文明の力(農薬や肥料)で、旬の時期など関係なく、綺麗で形の整った、必要以上の植物(野菜や果物も含む)を育てることができるようになった僕たち人間たち。


考えていくうちに、もしかして“教育”にも似たようなことが言えるのではないでしょうか?

教育現場での、“農薬”とは?

教育現場での、“化学肥料”とは?

“農薬”や“化学肥料”に類似する教育をすると、その子どもの『旬な時期』でないうちに企画通りの形に揃った人間が育っちゃうのかもしれません。すると、植物同様に、弊害が起きる可能性だってあるのかもしれませんよね。


ゆらゆらしたブログ内容でしたが‥本日紹介したデータや著書や情報は、どれもが『子どもたちの生きる未来』を真剣に考えた内容です。正しいのか⁉︎それとも間違っているのか⁉︎ブログ読者の方も含めて一緒に学んでいきましょう。

おじいちゃんもおばあちゃんも学ぶ
2021-01-30
【途中】の存在価値

こんにちは。月に一度の定期検査(持病の悪性リンパ腫)に行かせて頂いております村上です。無事に異常なしでございました。今後も社会福祉に村上なりにいっそう従事していきたいと思います。


ちなみに、かかりつけ病院は急性期医療を担う倉敷中央病院です。診察の待ち合い時間には、様々な事情を抱えた(村上の主観)患者さんを見かけることが多く‥その度に、“自分だけ”という特別感ではなく、“それぞれに”という『大らかさ』を学ぶ機会になっています。


なにはともあれ、「病気」「病気でない」という二極的考えに陥る前に病気には「なる前」「なった後」など【途中】が必ず存在していることを忘れないようにもしなきゃいけません。基本的に病院で病気と診断があった時は「病気に気づいた時」なだけです。大事なのは、やはり『日頃から自分の心身に丁寧に向き合うこと』だと思います。すると少しの変化にも早めに気づいて調整することが出来るんですね。


本日のブログ、なんだか、説教じみて申し訳ありません。いち、ガン患者の意見としてお聞き頂ければと思います。


さて、添付写真の男の子。“とみほ村”の大人や子ども全ての胃袋の管理をしている『太陽の台所』前で、1時間以上もジーッと見たり、ウロウロしたり、ゴロゴロしていました。

実はある目的があったんですね。おやつの「みかんゼリー」の作り方を知りたかったんです。みかんゼリーは、何度も保育園でも出ていますし、たぶんご自宅でも食べたことがあるのではないかと思うんです。けれども、「みかんゼリー」になる【途中】はまだ味わったことがなかったのかもしれません。

みかんゼリーまでの途中
2021-01-29
タイヤにうずまる世界へ

皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎ブログ読者の方ならお察しですよね⁉︎「富岡保育園付属大学チャンネル」生放送ラジオの収録日でした。本日30分“初恋”について語り尽くしてきました村上です。

(“初恋”エピソードと、“子育て応援”とどのような関係があるかは視聴してからのお楽しみです。ラジオ視聴を見逃してしまったアナタのために‼︎YouTubeチャンネル『富岡保育園付属大学』でもコピペして配信していますのでチェックしてくださいね。)


さて、本日午前中は法人監査がありました。富岡保育園は【伸成会】という社会福祉法人です。前園長先生が、「大人も子どもも、成長し合える、大きな家のような存在」との想いで命名された名前です。

※監査は一切の不正なく無事済みましたことをここに報告させて頂きます。


最後に‥監査終わりに、保育LABOの窓から、ひとりの女の子が見えました。タイヤに向かって、顔をうずめています。それも、かれこれ小一時間に迫るほど、うずめっぱなしなんです。

時々、周りの、大胆に遊ぶ子どもたちが、砂を散らしたり、足が当たったりするのですが‥少し顔をあげて、大きな瞳で「邪魔しないでよね」と言わんばかり見つめると、すぐさま、タイヤに向かって、顔をうずめます。

小一時間ほど気になって見ていた村上は内心では「何をしているのか気になる‼︎タイヤの中に何があるんだ!?」と、すぐさま駆けつけて確認したかったのですが、あまりにも、のめり込んでいる女の子に、邪魔をしたらいけないと感じて、窓から見ておりました。

それから少し時が経ち、お昼ごはんの時間に。けれども女の子は、なかなかタイヤから顔を上げないんですね。周りの子どもたちが行っちゃっても、保育者が「唐揚げだよ〜♡」と誘っても。

そして、また少しばかり時が経ち。女の子はムクッと顔を上げ、ランチルームへと駆け出していったんです。

今だ‼︎と、思い、村上は女の子の残したタイヤへ。なかを覗くと‥タイヤの中にあったであろう、小石や木の破片を、タイヤの輪に沿って、均等に、並べているんですね。


またもや、本物の遊びに出会えたことに感動しました。無我夢中にタイヤに向かって顔をうずめ、のめり込むように、ただただタイヤの内にあったであろう、石や木の破片を拾って並べて遊ぶ女の子。


※「本当の遊びって⁉︎」いったいどんな遊び?と、ツッコミを入れて下さった方。一度、富岡保育園へ足を運んで下さいませんか?子どもたちの遊ぶ姿を見て感じて頂きながら話し合いができればと思っています。

タイヤのなかの世界
のめり込む
2021-01-28
地域の縁の下力持ち的存在へ

こんばんは。さきほどまで「富岡北地区まちづくり協議会」の定例会に参加しておりました理事の村上です。この度は、活動費や活動予定などを話し合う場で‥“まちづくり”の活動範囲って、イベントだけでなく、地域の公園の掃除用具入れの管理だったり‥見映えする活動よりかは、地域の縁の下の力持ち的活動がメインだったりします。

※来月の「富岡北地区まちづくり協議会」理事会は2月24日(水曜日)19時より「富岡保育園」での開催に決まりました。「富岡保育園」×「富岡北地区まちづくり協議会」のコラボ活動が一歩前進したと村上は心でガッツポーズしています。


さて、本日午前中に笠岡市市議会議員、まなべ陽子さんが園を視察しに来て下さいました。昨年末にまなべさんへ村上の方から厚かましくも富岡保育園の保育実践にまつわる資料を一方的に送ったことがキッカケで興味を持って下さり結果実現しました。

私立保育園の現状や、子育て世代の家庭の現状を、実際に見て頂くことで、笠岡市の子育て環境改善に働きかけられた時間になりました。

まなべさんはとても物腰が柔らかく、村上の熱弁にも「ウンウン」と声を出して相槌を打ちながら聞いて下さいました。聞き上手である上に、鋭い質問力で、熱弁にさらに拍車がかかりましたよ。

ちなみに、話し合いの中で、「不登校の学生など、学校に行きづらい時がある子どもが、寄りかかれる場所を、現在ある地域の施設などに登録してもらい、その場所へ行けば出席扱いなる」との計画があるようで、是非実現に向かって欲しいと願っています。実現した際には1番に駆けつけて登録したいと思っています。『地域全体が学校』となれば、子育て家庭への安心感は強まるのではないかなと考えます。


※本日添付写真は、最近「石集め」にハマっている男の子です。“とみほ村”のどこにこんな石が眠っていたのか?というほど、いらいろな石を発掘していますよ。

石採掘に没頭中
2021-01-27
【炎上覚悟のブログ】現役保育者たちからのご意見お待ちしております‼︎

皆様1日お疲れ様です。勤務表作りに勤しんでおりました村上です。俗に言う“働き方改革”を実は富岡保育園では数年前から取り組んでいるのですが‥基本的には“やるべきことを減らして保育に集中できる”ことを念頭に各自職務にあたって頂いております。勤務表には、おのおのの家庭環境や心身の体力など、数値化できない部分をどれだけ反映することができるかで、持続可能な働き方になるのではないかと、毎月試行錯誤を凝らしております。


さて、最近おもしろいパンフレットを見つけました。3月のお雛様飾りの準備を手助けする保育材料です。お雛様の冠や扇などのパーツがすでに〇個で〇円といった、セットで購入できるお雛様キットです。コレさえあれば、現場の保育者も、どんなお雛様飾りを作ろうか悩む時間も削減できますし、パーツを切って準備する時間も削減できます。加えて、子どもたちも、どんなお雛様を作ろうか考える時間も削減できますし、後ろがシール生地だと、のりで貼る時間も削減できます。言ってみれば一石二鳥どころではない効率的なお雛様作りができるんです。

コレって、村上のモットーとする“やるべきことを減らして保育に集中する”に当てはまるのでしょうか?

村上の答えは「NOーーー‼︎」です。

悩まず、考えず、手をかけずしての遊びって、“そもそも”する必要があるの?と問いかけたいと思います。

そんなに時間を削減してまで、お雛様飾り製作をやらなきゃいけないんでしょうか?

こんなことを言うと「お雛様飾りもだけど、鯉のぼりだって、七夕さまだって、クリスマスだって、節分の鬼だって、作らなきゃいけないんですよ!大変なんですよ!あなた!現場のこと何にも分かってないですよ!」

って言われかねないのですが‥本当に作らなきゃいけないのでしょうか?ちなみに保育所保育指針や幼稚園教育要領には明記されておりません。


「季節を感じるための製作なんですよ!日本文化を学ぶための製作なんですよ!いや、村上さん!あなた分かってない!製作を通して、手先の発達だったり、いろいろあるんですよ!」

と、ツッコミを入れたくなりましたか?

本当にそうなのでしょうか?

外で気持ち良く風にあたって季節を感じるのではいけないのでしょうか?

日本の文化は製作をしなきゃ感じられないのでしょうか?

泥団子を作ることは手先の発達にまったく好適影響はないのでしょうか?

村上は屁理屈なのでしょうか?


添付写真の女の子。とみほ村のお庭に180年ほど佇む貝塚伊吹の木の下で、捨てる手前のダンボールと、スコップを数本とで、なにやら、ゴソゴソしています。

実はこの女の子。この写真の場面に行く前に、奥のベンチにもたれかかりながら数十分、天を仰いで考えごとをしていたんです。

どうするのかな⁉︎と距離を置いて見守っていると、考えがまとまったのか、それとも急に考えが天から降ってきたのか、ダンボールを少しばかりチギリ、土を入れて挟んで、それを残りのダンボール内のスペースに置いて‥そして、また考え事を始めるんですね。


こーゆー場面が“本物の遊び”なんじゃないかと思うわけです。僕は。そして、こーゆー場面の“本物の遊び”を守ることができるように、保育者は業務という“やるべきことを減らして保育に集中する”必要があるんだと思います。


田舎町の、一介の副園長の考えです。ブログ読者の方。是非ご意見ご感想お聞かせ下さいね。

天を仰いだのち
2021-01-26
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