副園長ブログ
おはようございます。さきほど、園の隣のおばちゃんと世間話をしながら玄関先の掃き掃除を一緒にしました村上です。ご近所の方が、園のことを気にかけて下さること本当にありがたいです。 さて、本日は‥見入って目が離せなかった至極のエピソード‼︎をご紹介させて頂きます。(ブログ読者の期待のハードルをあげてみました。) 先日、ひかりグループ(2歳児)のお部屋でのこと‥笑い声⁉︎叫び声⁉︎どちらにもとれる「キャー‼︎」という声が聞こえてきました。目を向けてみると‥ 目の部分がくり抜かれた色々な動物や野菜などの顔が描かれている絵本を、A君(2歳児)が顔にあてがっています。そして周りの友だちがライオンやスイカなどに変身したA君を面白がっている様子でした。 僕が見ていただけで、かれこれ30分以上、A君があてがうキャラクターを変えては変身して驚かせ、周りの友だちも面白がる、という遊びが続きました。が、よくよく子どもたちの声を聞いていると、遊びの中での心情の変化に気づきます。 周りの友だちたちが喜んで叫び続けていると、その中の1人が何だか怖さを感じ始め出しました。それにいち早く気づいたのが変身していたA君。A君は考えました。怖がらせずに面白がってもらいながら遊びを続ける方法を。 次に顔にあてがって変身する前に、周りの友だちに‥ A君「怖くないよ。次は。」 と、前もって伝えることで、安心して面白がってもらおうと。作戦は成功したようで、その後は誰も怖がることなく遊びが続いて行きました。 そして、このエピソードが至極になり得たのが、この後のこぼれ話があるからなんです。 変身するA君と面白がって喜ぶ周りの友だちを、少し離れたところから冷静な表情で見るBちゃんがいました。Bちゃんは入園して3週間ほどの1歳児です。 Bちゃんは、村上の側までやって来て、A君たちを見ろと言わんばかりに、指をさして目を送ります。村上が「わー。面白いね。」と、ありきたりの反応をすると‥ Bちゃんの心の声「もうちょっと面白がって反応して欲しいんだけど。」 と聞こえてきそうな表情で、そこから何度か指を指しながらA君たちの現場へ連れて行かれました。 冷静沈着という言葉がお似合いな表情を見せてくれたBちゃんにとっては、変身するA君に面白がる周りの反応が面白いんだろうかな。 |
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2020-04-19 |
おはようございます。早朝6時過ぎ頃より、園のご近所(応神山や富岡公園など)をお散歩しておりました村上です。決して怪しい者ではありません。 ※自粛生活で頭や体が冴えない時こそ、ご近所を散歩して、『いつも見る景色から新たな発見』を。 そう言えば‥とみほ村(富岡保育園)では、ここ数日の間に、瞬く間に流行したファッション⁉︎があります。写真にも添付しますが、キラキラ光るテープを目にあてがうファッション‥まさしく【キラキラ戦士】たちです。 実は【キラキラ戦士】のルーツには、ある1人の女の子が鍵を握っていたんです。流行する前日、Aちゃん(ニュートン4歳児)は、アトリエで製作活動をしていたのですが‥その際、キラキラ光るテープに惹かれ、とりあえずテープを大事にポケットへ。その日Aちゃんは、友達や先生にキラキラ光るテープを自慢していたのですが‥その際にテープを目にあてがったんです。すると、なんだか景色が変わったのが「おもしろい‼︎」と感じて、今度は景色が変わることを自慢し始めたんですね。 そこからと言うもの、友だち達も、こぞってアトリエに行って景色が変わるテープを持ち、またゴムをつけると更に扱いやすいことに気づき進化していきました。これが【キラキラ戦士】のルーツなんです。 大人から見ると、ついつい無駄⁉︎に思ったり理解⁉︎できない子どもの活動にこそ、新たな発見の予感がする今日この頃です。 ※上級キラキラ戦士のオススメスポットは蛍光灯だそうです。 |
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2020-04-18 |
こんにちは。日夜、聖君ぶっておりますが誰よりも人間らしい村上です。 2週間ほど前より、ガンの再発の可能性があると担当医から告げられ‥体のあちこちが痛いと感じたり、夜になると死が近づいている緊張感で眠れなかったり。投げやりな生活感覚になってしまっていました。(“丁寧な暮らし”を日々発信している立場にも関わらず‥) そして本日、各精密検査の結果を告げられました。「検査結果は陰性でした。少し気になる点はありますが、様子を定期的に見ていきましょう。」 聞いた途端、体と心の力が抜けて、ただただ“ホッ”としました。と、同時に‥ 『なんて自分は人間らしいんだろうと。』と思いました。 言葉には出来ない複雑な感情と向き合う自分と、いつも通り支えてくれる家族や仲間に感謝の気持ちが溢れている今。そして早く保育園に帰って子どもや仲間とお昼ご飯を食べたい今です。 自省とともに、あらためて‥一日一日を一瞬一瞬を丁寧に大事に生きていこう、生かさせて頂こうと。今後も人間らしい村上を皆さまお付き合い宜しくお願いします。 ※添付写真は、昨日のガーデニング委員会活動です。畑に夏野菜を子どもたちと植えた様子です。慎重に植える手つきが愛おしく感じます。 |
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2020-04-17 |
おはようございます。早朝より園長先生とコロナ対策会議をしました副園長村上です。場所は密閉空間ではなく桜の木の下で桜吹雪の伴う環境で行いました。 岡山県笠岡市内の学校も次々と休校宣言や登校日縮小など様々な対策がなされています。日に日に変わらざるを得ない、まさに【変化】が必須な時代へと、コロナウイルスは人類を導きました。 保護者の方からも「保育園、休園になるのでしょうか?」と不安の声が集まってくると予想されます。富岡保育園も、もちろん厚生労働省の指示に従い適切な判断をしていきます。 そんな桜の木の下会議をしている最中、トミホクルー(富岡保育園の保育者)が続々と出勤している光景を目にしました。 皆さんは、この鬼気迫る⁉︎【変化】が伴う日々の中、出勤する保育者たちの顔を想像してみて下さい。表情までもが消毒された鬼気迫る表情に⁉︎ ところがどっこい‼︎ トミホクルーたちは、“いつもと変わらず”談笑しながら出勤して来ました。もしかすると見る人が見れば「こんな時に‼︎のんきだな‼︎」と思われるかもしれません。 しかーし‼︎しかし‼︎ なぜ“いつもと変わらず”談笑することができるのでしょうか?本日は御回答させて頂きます。 ①プロの保育者として意識的に“いつもと変わらず”を徹底しているから。(マスク装着時は、普段以上に目元の表情を笑顔にすること、また話し方は抑揚をつけてゆっくり話すことを心がけています。※理由は子どもの「愛着形成」と「発達」を最大限に考慮するためです。) ②【変化】に慣れているから。 ここ4年で、保育方法を大改革するにあたり‥試行錯誤をすることが当たり前の日々を送ってきました。【変化】することは当たり前だという認識のもと、トミホクルーは保育実践をしていますので、今回のコロナショックの影響にも、“いつもと変わらず”対応できます。 日々【変化】するコロナ時代を生きることになった僕たち。【変化】することを受け入れていく人たちは、新しい暮らしのスタイルを続々と模索し発見しています。保育や教育、また子育ても同様なのではないでしょうか。 変化を受け入れたトミホクルーは、今日も明日も徹底して、“のんきに談笑しながら”出勤します。 |
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2020-04-16 |
おはようございます。本日何年ぶりかに早番の勤務についた保育者から“余裕のある穏やかな笑顔”で挨拶をして頂けた村上です。 産休や育休中など、また早番勤務でない時なども常に責任感ある“当事者意識”を持って保育にあたられていた結果だと思いました。子どもも保護者も“いつも通り”の朝をお迎えできたようです。 さて、僕たちの園が所在します岡山県笠岡市では、コロナウイルス対策と並行して市長市議選挙がもっぱら活発化しており‥子どもたち曰く「しゃべるクルマ」が横行しております。 全国の皆様もお気づきではあるかと思いますが、もはや国や行政に全てを委ねて生活できる時代ではありません。 国や行政の批判をしている訳ではなく、国や行政が担う役割と一個人の担う役割を理解する必要があるという内容です。 保育者として担わなければならない役割としては、子どもの『命と発達の最大限の保障』です。僕たち大人(保護者の方や、保育者、子どもに携わる方々全て)が“今”できることは? テレビやSNSで流れるNEWS(NEWSを見る際に、「NEWSを作る人たちは見る人たちに何を感じさせたいのだろうか?」と客観的にNEWSを見る癖が無ければ、「情報操作」されやすいかもしれません。)に対して、不平不満や嘆きの言葉をぶつける時があるかもしれません。その言葉を、もし隣で子どもたちが聞いていたならば、子どもたちはどのよう感じてしまうでしょうか? 大人の不安や不安定な表情や言動に、子どもたちは敏感です。子どもたちの発達を考える際に、“安心した環境”を最善に考えるならば、大人は常に【平常心】でいることを心がけなければなりません。 そのために僕たちができることは⁉︎ 持論ですが‥まずは、テレビやSNSなどの情報を最低限に絞ってみるのはいかがでしょうか?(コロナウイルス陰謀論などの人種差別や偏見を生みかねない情報とは無縁でいられるかもしれません。) また、本日の早番の保育者のように“余裕のある穏やかな笑顔”を意識して生活するのはいかがでしょうか。 『暮らしの足元を見つめる良い機会』だと僕自身は改めて自省する日々を送っております。 |
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2020-04-15 |
皆様1日お疲れ様です。 ボールをドアや壁にぶつける子どもに‥ 「コリャー\\\٩(๑`^´๑)۶////」と、口を尖らせ“雷親父”になりきって怒鳴った村上です。全く保育者らしくないと実感しています。 さて、本日は予告通り‥ 【マスクをする保育者の留意点】についてお伝えします。 まず、マスクの正しい扱い方については、「マスクの取り外しには、菌に触れないようにゴムの部分を持って」など、細心の注意を払わない限りマスクの効能は出ません。 ※WHO(世界保健機関)では、感染者でない健常者がマスクをする効果については明確な結果が得られていないと発表しています。 とは言うものの、効果はさておき、マスクをするのが一般常識になりつつある今、マスクを装着する保育者が、保育の面で気をつけなければならない点を今日は順を追って丁寧に説明していきたいと思いますので最後まで付いてきて下さい。 まず、子ども目線から言って‥大人(保育者)が全員マスクをしている姿をご想像下さい。大人の顔の下半分は覆われて見えない状態です。 人は他者の表情を読み取る時に、まず【目】を見て、そして他者の【顔の下半分】を見ます。【顔の下半分】がマスクによって覆われているということは⁉︎ 『マスクをすると他者の表情が読み取りにくい』んです。 加えるなら、愛着形成(アタッチメントの形成)において、愛着関係を作る際に、他者に心を許す場合、判断基準の1つになるのが他者の表情です。 しかーし‼︎表情がマスクによって覆われているということは⁉︎ そう、愛着形成において不利な状況を作っているということになります。 じゃあ、村上先生‼︎どうすれば良いんですか?ってツッコミを入れて下さった方。 『目元の表情を常に笑顔にしておくべし』なんですね。【顔の下半分】で表情を伝えられないマスク装着時は、とにかく目元で表情を伝えるしか方法はありません。 次‼︎もう1つマスクを装着することによって困ったことが起きます。 赤ちゃんなど“ことばの発達”を獲得していく子どもたちは、“ことばの発達”に、まずは聴覚刺激を用います。大人(保育者)が発する“ことば”から学んでいったりするのですが‥ その時、赤ちゃんたちは大人が【抑揚】がつけ、速度が【遅い】言葉を発する時、注意深く学ぶという科学的研究結果が出ています。 そして加えて‼︎視覚刺激です。赤ちゃんたちは大人が言葉を発するときの【口の動き】から言葉を学んでいます。そして【口の動き】に注意深く学ぶ子どもほど、模倣する活動が高まるという研究結果も出ています。 しかーし‼︎【口の動き】から学ぼうとしている赤ちゃんたちにとって、大人がマスクをしている状態は、いわば学べない状態になっているということになります。 じゃあ、どーすれば良いのですか村上先生‼︎とツッコミを入れて下さった方。 視覚刺激がマスクによって使えない状況では、『言葉に【抑揚】をつけて速度を【遅く】して話しかけたり歌いかけるべし』を特に意識する必要があります。 まとめます‼︎ 【マスクをして保育する時のポイント】 『目元の表情は笑顔を表現するべし』 『言葉は抑揚をつけて、ゆっくり話しかけるべし』 コロナウイルス感染予防についてはもちろん最大限の注意を払う必要があります。しかし、それと同時に子どもたちの発達に影響が及ばないように、感染予防をすることでの不利益について検証していく必要があります。 本日は【愛着形成】と【ことばの発達】の重要な2点からお話しさせて頂きました。 |
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2020-04-14 |
皆様1日お疲れ様です。コロナウイルスのNEWSで流れてくる横文字に多少の戸惑いがあります村上です。 ※パンケーキミックス⁉︎ではなく‥パンデミックス(感染症が世界で同時に大流行すること。) ※ウスターソース⁉︎ではなく‥クラスター(集団) ブログで記事を書く際に、読み手にも理解しやすい単語を使っていきたいと自省しました。 さて、本日は‥ 【富岡保育園緊急事態宣言】を保護者の方などへ発信しました。 以下が内容でございます。ブログ読者の方も含めてご理解ご協力宜しくお願い致します。 ↓ 【富岡保育園緊急事態宣言】 『新型コロナウイルス感染症予防・防止のための対策』R2.4.13 富岡保育園 1.感染源を断つこと 37.5度以上の発熱などの風邪の症状(咳・鼻汁・喉痛・頭痛など)、倦怠感(だるい・しんどいなど)が見られる場合、お休みをして下さい。 ※保育者の場合は37.0度以上で出勤停止とさせて頂きます。 2.感染経路を断つこと 手洗い、咳エチケット(マスクやハンカチなどで口・鼻をおおう)の実施、啓蒙をします。 咳・くしゃみの症状(花粉症や喘息を含む)がある方(子ども・保護者・保育者)は必ずマスクを着用して下さい。 消毒液の効果的な使用により、多くの手が触れる場所は適宜、消毒を行います。 3.集団感染リスクの徹底的回避 園生活中に、37.5度以上の熱やその他の体調不良が続いた場合は、お迎えの要望の連絡をします。3つの留意事項(換気の悪い密閉空間、多くの人の密集、近距離での会話)が同時に重なることを避けます。 園児・保護者・保育者いずれかに新型コロナウイルス感染者が確認された場合、臨時休園も視野に入れています。 ※今後の状況次第では、保育時間の短縮、土曜日保育お休み、職員会議の縮小、園内研修中止を検討しております。また県外・海外への研修は不参加に決定致しました。 ※保護者の方の判断で事態収束まで欠席を希望される場合、登園による感染が心配な場合は、保育園まで御相談下さい。 岡山県内でも感染が確認され、世界規模で拡大しております。富岡保育園として最大限に安心できる暮らしが営める努力をしていきます。 “感謝の気持ち”と“穏やかな笑顔”で皆で協力して子どもたちを守っていきましょう。 ↑ と、明記させて頂きました。土曜日の職員会議では、『消毒液の効果的な使用について』、また本日のお昼のミーティングでは『マスクを使用する場合の保育者の表情について』など、私たちに“今”できることから改善と最善を尽くしていきたいと思います。 ※『マスクを使用する場合の保育者の表情について』は、明日のブログで詳細を公開させて頂きます。ご家庭などでも必ず役に立つ知識と情報です。 |
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2020-04-13 |
『雨桜 憂いて舞し 馳せる春』 ある有名な俳人が詠んだ、今の時代にピッタリの、“儚さから希望を見出そう”とする俳句です。 おはようございます。早朝から、とみほ村の園内を散策しながら俳句を作ってみました、ある有名な俳人の村上です笑 ※普段やらないことをやってみようとすると猛烈に頭を捻りました。 ※春の日差しと子どもたちや先生たちの笑顔に照らされた満開の桜も素晴らしいですが、ひっそりと雨の中散っていく桜も感慨深いものがあります。 さて、昨日の土曜職員会議では‥ 【消毒液の正しい扱い方】について協議され全職員に配信されました。 園庭などの木々の害虫などの管理をして下さっている“消毒液の専門家”から、菌に対して効果がある【消毒液の選び方】【消毒液の作り方】を指導して頂いており、実践した模様です。 ※当園はピューラックスを用いております。 また【消毒液の管理場所】についても、子どもに絶対に害が及ばない場所を考慮しております。 「なんとなく〇〇をやっておけばいい」 「とりあえず〇〇を使っておけばいい」 では、子どもたちはもちろん保護者の方、保育者、とみほ村での安心した暮らしは望めません。一つずつ丁寧に正しい知識と情報をもって保育実践していきたいと思います。 |
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2020-04-12 |
おはようございます。自称幼児教育系YouTuberの村上です。(ただいまチャンネル登録数が39人ですが、しつこくほぼ毎日投稿しています。かれこれ100本以上投稿していますのでご興味があれば「富岡保育園付属大学」と検索してみて下さい。) 本日は明日投稿予定の内容についての予告をさせて頂きたいと思います。 テーマは‥ 【赤ちゃんに歌いかける効果】です。 僕たち養育者(親や保育者などの大人)は、赤ちゃんや子どもと関わる時に、わらべ歌や手遊びを用いたりします。そして大人が赤ちゃんに歌いかける時に、実は無意識にある特徴のある歌いかけをしているんです。 それは‥音声に〇〇をつけて、速度を〇〇するという特徴です。 音声に〇〇をつけて、速度を〇〇した“ことば”を赤ちゃんは好み注視することが明らかになっています。 (※音声に〇〇をつけて、速度を〇〇した“ことば”を聞く赤ちゃんの側頭葉では知覚処理が、平坦に話しかけるより、されています。) そして、音声に〇〇をつけて、速度を〇〇した“ことば”に長くふれた赤ちゃんは、“ことばの数”が多くなると言及されております。 (※参考文献「赤ちゃんの心はどのように育つのか」2019年発行 武蔵野大学教育学博士 今福理博) 〇〇と表記してしまうと気になりますよね。↓下記に答えを記しておきますね。 (音声に“抑揚”をつけて、速度を“遅く”するです。) ただ‼︎歌いかける効果は、聴覚刺激からの効果だけではないんです。実は〇〇刺激からも大きな効果が得られるんです。 (気になる方は4月13日(月)早朝7時の「富岡保育園付属大学」の授業を要チェック) |
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2020-04-11 |
皆さま1日お疲れ様です。とみほ村、随一の“屁理屈”“へそ曲がり”“天の邪鬼”三拍子揃った村上です。 なんだか聞こえが悪いですが、実はこの三拍子が功を奏する時もあるんです。 本日、朝一に園長先生と「コロナ会議」を行い、その後は子育てマネージャーと「発達支援会議」を行い、お昼にはグループリーダー達と「新入園児新着状況確認会議」を行いました。各リーダーたちと話し合う時に、必ず僕は“ズレた意見”を言うように心がけています。(さすが天の邪鬼でょう笑) なぜか? リーダーたちの【選択の幅や思考の幅が広がる助け】になればと思って‥(屁理屈でしょうか笑) 「副園長の仕事って何なんですか?」と問われることがあります。(聞きたくなるのも無理がないくらい雲の様にフワフワしております。) 答えましょう。 「トミホクルー(富岡保育園の保育者)1人1人が“課題”を見つけて前向きに取り組める環境を作ること」が村上の仕事だと思っております。 新年度スタートしたばかりです。子どもも大人も、はやる気持ち、張り切る気持ちが前面に出ている今日この頃ですが‥“焦らずじっくり”【一日一日を大事に暮らす】を念頭に保育に携わりたいと考えております。 ※【富岡保育園コロナ対策】についての詳細を月曜日に保護者向けに書面で配布する予定です。ブログ読者へも発信致しますので宜しくお願いします。 |
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2020-04-10 |
こんばんは。本日、髄液を採取する検査を行いました村上です。聞いただけで痛くなりそうですよね笑 今回は担当医の先生が助手に入り、研修医の先生が注射を行なってくれました。ただでさえ注射嫌いの村上に不安がよぎりました。 研修医の先生「それじゃあ‼︎いきますね‼︎アルコール消毒大丈夫ですか‼︎」 悪気は間違いなく無いと思います。たぶん絶対失敗しないぞと、めちゃくちゃ意気込んで取り組んで下さっているんだと思います。 しかし‼︎ ただ、この場面において、その“元気の良い声量”と、“スピード感ある手際”は‥【不安】を増幅する結果になりました。 (研修医の先生は細心の注意払って下さり痛みの伴わない注射をして下さったのですが‥) 担当医の先生は、助手のポジションにつきながら、僕と研修医の先生を見守っていました。(※担当医の先生との信頼関係があるからこそ、研修医の先生の注射を受けるいきさつになったのです。) 担当医の先生は、僕が研修医の先生に不安をよぎらせていることを察知して、“いつも通りの聞こえる程度の声量”で、「今1本取り終えたところだから。あと2本。あと5分程度かな。」と、落ち着いた口調で声をかけて下さいます。そして担当医の先生へも小さな声で手順を一つずつ“丁寧にゆっくり”と確認しています。 患者の村上と、研修医の先生は、担当医の先生の“いつも通りの平坦な言葉かけ”に【安心】して検査を終えることができました。 実はこれって、富岡保育園でも、特に乳児のお部屋では徹底したいことで、担当医の先生がお手本になってくれたようでした。 ※もし、これから保育者を志そうとしている方や、またすでに現場へお勤めの方はご参考までに。 新入園児が集っている、そらグループ(0.1歳児)のお部屋。お母さんやお父さんとのマンツーマン関係だった世界から、一気に‼︎知らない大人、知らない子どもたちの世界へ入ることになった新入園児たち。その【不安】を【安心】に変える術として。保育者は【言葉かけのボリュームや口調】と【接する動きや、周りで動くスピード】を調整する必要があります。 “安心感を覚える声のボリューム”と、“安心感を覚える動き”をプロ意識を持って心がけなければなりません。 4月。新年度がスタートして、子どもはもちろん保育者も張り切る毎日ですが、プロフェッショナルはいかなる時も“いつも通り”を心がける必要があるんだと痛感した本日でした。担当医の先生ありがとうございました。そして研修医の先生お疲れ様でした。ブログ読者の方も日記のような記事を最後まで読んで下さりありがとうございました。 |
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2020-04-09 |
皆様1日お疲れ様です。本日、近隣の小学校では入学式が無事執り行われたようで、何人かの卒園児達がピカピカのランドセルと制服に包まれて、とみほ村へ入学の報告に来てくれました。 ※ランドセルを手に取らせて頂くとデザインや機能性が向上していることに感動しました村上です。 さて本日、年一回執り行わせて頂く「フェスティバル」会場を正式にキャンセルしました。今年度フェスは中止です。 理由としては、もちろん“コロナウイルス”が挙げられますが‥ 僕たち保育者(幼児教育者)は、【コロナ時代】に強制的に突入した現代に、何を学び保育実践していかなければならないかを本気で頭を柔軟にして考えなければならないと僕は思っています。(少し言葉が過激になってしまっている部分はボカして読み進めて下さい。) まず“コロナウイルス”の影響で、“密集”を避ける必要性が問われています。自ずと行事やイベントを考慮しなければならなくなったのですが‥ そもそも‼︎ 運動会や発表会などなどを含めた行事に、「子どもの成長を発信する機会を頼りっぱなしになっていた事実」を僕たちは認めなくてはいけないのではないでしょうか。 言い方は過激になりますが‥「運動会をやっておけば、成長が伝えれるよね。」「発表会の見栄えをどんどんよくすれば、成長がより伝えれるよね。」と、まさに【行事依存症】に僕たち保育者はいつぞやからなっていたことを認めなくてはいけないのではないでしょうか? 認めてしまうと、次の一手が考えやすんです。『行事で伝えていた成長を、日常の遊びや生活から見抜いて伝える』ことです。 むしろ、日常の“子どもの暮らしぶりの中に詰まっている成長”を見逃していた事実も判明してしまいます。 富岡保育園では、【コロナ時代】に突入する以前より【行事依存症からの脱却】に踏み切っていました。その分、困惑する混沌とする現代でも、何事もなく“普段の暮らし”を徹底することができていますし、また一層努めていきます‼︎ 【コロナ時代】は激動の世の中に僕たちに“変化をする必要性”を強制的に与えてくれていると僕は感じています。 ブログ読者の方で保育園や教育関係にお勤めの方がおられれば、皆さま【コロナ時代】をいかに乗り切る、また活かして前にお進みしますか? |
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2020-04-08 |
こんにちは。本日8時、出勤時間より早くに到着した先生(トミホクルー)と、保育LABOにて珈琲タイムをもつことができました村上です。豆より挽いた珈琲の香りは会話も有意義にしてくれます。 ※モーニングご希望の方は村上までご連絡下さいね。 さて、昨日より引き続き数字と睨めっこしながら、【昨年度富岡保育園の園児たちの病欠等の統計】を調査していました。予想通りな数値もあれば、事実を誤解して理解していたなと思う数値、また数値には表れない事実もあることが分かりました。 ※保護者の方たちには統計結果を配布する予定です。 現時点での統計結果を少しだけご紹介させて頂きます。 ↓ 【アデノウイルス】 4月~7月に集中して感染しており、1年の総計は8人でした。 【手足口病】 7月~10月に集中して感染。特に0歳児~2歳児に多く感染者がいました。 【RSウイルス】 8月、9月に集中して感染。特に0歳児~2歳児に多く感染者がおり、4.5歳児は0人でした。 【ノロウイルス/嘔吐下痢】 12月に感染者が多くいました。 【年齢児別出席率】 (自己都合欠席、土曜日家庭保育欠席含む) ■5歳児 76.4% ■4歳児 77.8% ■3歳児 76.1% ■2歳児 71.8% ■1歳児 81.6% ■0歳児 64.6% ※年齢が上がるにつれ免疫力も上がるという理由で、出席率も上がると証明できるかと予想していたのですが。1歳児の81.6%には驚きました。数字上には出ない理由として、土曜日保育の出席者が他年齢児より1歳児が多くいたことが1つには挙げられるかもしれません。 ※具体的に欠席理由を見ていくと、年齢が幼いほど感染症でのお休みが多いようです。また年齢が上がるにつれ「しんどい」と自分で訴えることができるようになり、「しんどい・だるい・頭が痛い」などのお休みがありました。4.5歳児の中にはコロナウイルスの影響で小学生に兄姉がいる場合、一緒にお休みされていた子どもが多くいたようです。 ※添付写真は、ある女の子が喜んでつけてきた「お母さん手作りマスク」です。マスクの効果についてはここでは言及しませんが、この女の子は「コロナウイルスから母親が守ってくれている」効果を感じて安心して遊んでいました。 |
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2020-04-07 |
こんにちは。昨日、友人の庭先でBBQをしながら語っておりました村上です。コロナウイルスの影響からかキャンプなどアウトドアで休日を過ごす方が多いそうです。 ※添付写真は、本日のお昼頃。『BBQごっこ』をしているclassエジソン(5歳児)の子どもたち。トングを使ってお肉を入れたり裏返したりする光景に、ご家庭でのBBQシーンが目に浮かびあがります。コロナショックな子どもたちの“ごっこ遊び”にも影響を及ぼしているようです。 さて最近の村上の興味は、もっぱら【感染症】についてです。学べば学ぶほど、知らなかったことばかりで自分の無知さを痛感します。 ※YouTube『富岡保育園付属大学』では「銃・病原菌・鉄」というアメリカの進化生物学者の方が記された本から【感染症】について学んでおります。ちなみに本日のテーマは「突然大流行する感染症の4つの共通点」で喋らせて頂いております。 また、「昨年度の富岡保育園の子どもたちの病欠の原因」について統計をとっている途中であります。年齢別や月別などに分けてみると、傾向が掴めてきそうです。統計結果を明らかにして対策を立てたり、また病気への理解が得られるように努めていきたいと思います。 ※ちなみに、昨年度インフルエンザに罹った子どもは16名でした。(富岡保育園の園児は約110名程です。)10月~2月の間に感染して病欠した結果が出ております。 |
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2020-04-06 |
こんばんは。日曜日は決まって保育LABOで自粛生活を送らせて頂いております村上です。桜の木の下での珈琲は格別です。本日6分咲きほどでしたでしょうか。 さて今日は村上の夢について。もう耳にタコができるほど聞いている方もおられるかもしれませんが。 僕の夢は『世界一幸せな保育園』を作ることです。大真面目な顔で、大真面目に語ります。 岡山県という、また笠岡市という、そんな田舎町で、そんな大それた事、本気でいってんの⁉︎とツッコミを入れて下さった方。少年ジャンプで掲載されておりますワンピースという漫画の主人公ルフィが『俺は海賊王になる』と本気で言うのと等しい熱量で常に宣言し続けています。 でもって、最近思うことがあるんです。実は‥『世界一幸せな保育園』になってんじゃない⁉︎と心の底から感じる日々が続いているんです。 お昼ご飯中、保育者Aが「美味しい~♡」と本気で言っていて‥お台所の保育者Bが「さっきC君がお替りに来て、もう無くなったよ‼︎」と。 保育者A「え~。お替りしたかったのに~。」と本気でC君に悔しがる表情を見せる。 こんな場面を見せられたら、『世界一幸せな保育園』になってるかも⁉︎と思っちゃいませんか? ※本日の添付写真は‥昨日土曜日のお昼ご飯前。保育者達は、お花見日和をタイミングを逃さずセッティング。実はこの後、まだご飯は届いていないのにも関わらず、遊びにキリをつけて、いそいそと子どもたちが集まって来ました。子どもたちと保育者たちが“のんびり”と待つ光景に“ほっこり”させて頂きました。 |
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2020-04-05 |
こんにちは。土曜日職員会議の御茶菓子購入が趣味化しております村上です。(本日は浅口市金光町の「洋菓子工房ベルジェ」よりセレクトさせて頂きました。) さて、昨日お昼ご飯前。1人の男の子A君(3歳児の新入園児)が泣いて玄関前に立ちすくんでいました。そこに至るまでに何度か保育者からあやしてもらう場面も多々目撃しましたが‥最終的には玄関前での“1人の時間”を選び、保育者はそんなA君の気持ちを汲み取ったのか、少し距離を置いて目を配っていました。 そうしている間に、1人の女の子Bちゃん(3歳児の継続児)が、玄関前のA君に気付き駆け寄ります。そして下から見上げたA君の顔の表情にBちゃんは何かを察したんですね。 Bちゃん「どしたん?ママがいいん?」 A君「‥(ほぼ泣いています。)」 Bちゃん「ママがいいんじゃな。(何度かうなずく)」 このやりとりは何度か続けられました。そしてお昼ご飯の時間がやってきて少し経った頃でしょうか。さきほど距離をとって見守っていた保育者が、A君Bちゃんのところへ。その後無事ランチルームへ駆けて行ったんです。 このエピソードで2つ焦点を当ててみたいポイントがあります。 1つ目は、A君の気持ちを察して「ママがいいんじゃな。」と共感したBちゃん。実はこの4月から主に生活するお部屋が変わって、朝の登園時に「ママがいいー‼︎」と泣いて本日泣いていたんです。痛いほど気持ちが分かるからこそ、A君への共感は発揮されたのでしょうし、逆にA君もBちゃんからの共感はリアルな共感だったのでしょう。 2つ目。気持ちを汲み取った保育者の距離です。“1人の時間”を選んだA君に対し、その気持ちを尊重するとともに、『いざとなったらすぐに寄り添える』距離をとっていたこと。A君は、この保育者の存在をいつでも確認できる安心感を持って「ママ~‼︎」と泣けていたんだと思います。 |
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2020-04-04 |
こんにちは。お昼ご飯後に数人の子どもとご近所を散歩してきました村上です。“タンポポ”や“タンポポの綿毛”に感動して一緒に摘んで帰りました。 時間は戻りますが‥ 朝の登園場面。ある女の子がお母さんと手を繋いで歩いて来ました。もう片方の手には“ホトケノザ”を大事そうに握って‥なんだかいつもよりにこやかに登園していました。親子で道中に【草花に感動】した光景が目に浮かびました。 コロナウイルスの影響で休日の家庭での過ごし方にも大きく変化を及ぼしている現在。旅行やイベントが自粛傾向にある中、是非ご近所をお散歩して道端に強く逞しく咲き誇っている【草花に感動】してみませんか。 |
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2020-04-03 |
皆様一日お疲れ様です。本日心置きなくお休みを頂いておりました村上です。 とみほ村(富岡保育園)では‥有給制度や勤務時間について徹底して執拗に管理する所存です。 なぜか? 【丁寧に見る】保育を実現するためです。現場の保育者たちは常にあらゆる神経を張り巡らせて保育をしております。オーバーワークや、気持ちに余裕の無い状態では、子どもにとって危険な状態とも言えます。 「休んだら迷惑がかかってしまうかもしれない」「上司や先輩が頑張ってるから残業しないといけない」このようなマインドから抜け出すためには、【信じる⇆信じられる】【任せる⇆任せられる】関係を強固に構築しなくてはいけません。 暮らしの中にある働く時間。1人1人の人生の貴重な時間を、とみほ村で暮らして頂いております。『時間は命』です。一瞬一瞬が、かけがえのない時間になるように。 |
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2020-04-02 |
こんにちは。本日「はじめまして」の会に参加させて頂きました村上です。しかしよく降りますね。 ※在園児たちは朝からヤンチャにお外で‥新入園児親子の方が登園する最中‥傘をさして遊んでいたものの‥お着替えする子どもが続出でした。(現場の保育者、また帰宅後の保護者の方、汚れた衣服や靴の対応本当にありがとうございます。正直、「あー!やめてー!」と、言いたくなること、また時折言いますが‥大人たちの協力あって、子どもたちは汚れても「まっ、いっか」と思える【逆境を生き抜く力】が育まれていくんですね。) さて、「はじめまして」の会へは2年ほど前より新入園児と保護者の方を主だって参加して頂き、在園児たちは“遊びを中断せずに”済むよう普段通りの暮らしの時間にしております。(そのような経緯もあり、参加保育者は、園長、副園長、主任、子育てマネージャーに限らせて頂いおります。) 会が始まろうとした時、5.6人程の先輩園児たちが、自分たちの“遊びに切りをつけて”参加してくれました。新しく入ったお友だちの紹介や園長先生の話に注意深く耳を傾けて拍手をしたり主だって参加して下さいました。最後には主任先生がプログラムの変更をして下さり、先輩園児たちの自己紹介の時間を設けて下さり、短い時間でしたが、優しくささやかな会になりました。 入園、また継続児の進級に際して、目立った演出などは設けておりません。心がけていることは、新しい環境に親子が慣れて頂けるような環境作り、そして1人1人への“丁寧は”言葉がけや見守る配慮です。 2020年改めて【丁寧に見る】ことから保育はじめとさせて頂きます。今年度も気軽にご意見ご感想お聞かせ頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。 |
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2020-04-01 |
おはようございます。たいてい早朝の6時には保育LABOにて「コーヒーのある暮らし」を営んでおります村上です。モーニングご希望の方はご連絡下さい。(←「何屋ですか?」とツッコミを入れて下さった方ありがとうございます。) さて、地球規模の感染症で世界が激震しております。僕たち岡山県笠岡市富岡保育園も他人事ではありません。正しい知識を持って、きちんと恐れて対策を講じていきたいと思います。大事なことは「誰がなったか」と犯人捜しをするのではなく「これからどのように対策をとるか」です。 コロナウイルスに限らず、あらゆる感染症は現在進行形で人類は戦っています。(人類が唯一完全勝利をおさめているのは「天然痘」のみです。)感染症の歴史について調べると、大きく歴史が変わるだけの威力を持っていることが分かります。(現在調べていますので詳細は少しずつご紹介させて頂きます。) 多くの人々を「死」においやる感染症。現代の日本で「死」と隣り合わせに暮らしている人はどれだけいるでしょうか?あらゆる医療や治安維持などが前進したお陰様で「死」を暮らしの中で意識することは、ほとんどの方が無いのではないでしょうか? 乳幼児期の子どもたちに携わる保育者の1人として。小児医療などの進歩のお陰様で1800年世界の乳幼児死亡率(5歳まで亡くなる子どもの割合)は44%だったのに対し、2016年では4%になりました。そんな現在は、目の前の子どもが元気であることが当たり前になっています。しかし、「死」を隣り合わせとした子どもたちと関わるとしたら⁉︎今の子育て方法、保育方法、教育方法をするのでしょうか? 本日は早朝より「死」というテーマについて向こう見ずにお喋りさせて頂きました。僕自身は常に「死」を暮らしの中で意識しています。だからこそ、後悔しないよう『感謝』の気持ちを伝える暮らしを心がけています。皆さんはいかがですか?是非お話をお聞かせください。 |
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2020-03-31 |
こんばんは。「一期一会」という言葉が身に染みる季節を堪能しております村上です。とみほ村(富岡保育園)の桜は二分咲きです。 さきほど夕方に嬉しい来客が‥村上が新卒(14年前)で入った当時の園児が、4月から社会人になるとの報告をしに来てくれました。園庭に遊具が無くなったり、保育室の環境は当時とは大きく違うものの、懐かしさを味わっていました。 【愛着】という言葉を皆さん知っておられますか? もしかすると、「いつも、べったりと、くっついている関係」と誤解して理解している方はおられませんか⁉︎ 【愛着】とは「いつでも、安心して、くっつける関係」のことを指します。 いつでも安心してくっつける関係があるからこそ、離れて遊ぶことができたり。また学生であるならば、寮に入ったり。社会人であれば県外や海外にでも就職ができたり。(←例えばの話なので、実家に住んだり、地元に就職することに何ら問題はありません。不適切な例えで申し訳ございません。) 【愛着】=【安全基地】と考えるならば分かりやすいかもしれません。そして、本日訪れてくれた卒園児も、【富岡保育園】=【安全基地】と感じているからこそ、久しぶりでもフラッと寄れたのかな⁉︎と思いました。 保護者や保育士の方などから「抱っこ抱っこ‼︎って、まだ言うんですけど、やめたほうが良いですか?」との質問を受けたことがあります。 こんな時、僕はある方の言葉を借りて「抱っこを求める間は、しっかり抱っこを存分にしてあげて下さい。」と答えます。“今”抱っこを求めて受け止めてくれたという経験の積み重ねが【安全基地】という存在へと繋がっていくんだと思っています。 |
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2020-03-30 |
おはようございます。保育LABOと玄関口の掃除から日曜日の朝を始めることができました村上です。掃き掃除を丁寧にしていくと心が整ってきます。 さて、散歩がてら富岡保育園のご近所にある富岡公園に現在来ております。こちらの公園は桜の名所でもあります。(ただいま三分咲き程度です) 富岡公園を見渡すと桜はもちろんですが、他の木々も選定されて整えられております。また花壇にもチューリップやパンジーなどが綺麗に植えられていました。そして富岡公園の上には桜椿公園があり、種類の違う桜や椿が咲いていました。(八分咲き程度の桜もありました。) 公園の管理は地域の方々(富岡北まちづくり協議会の方など)が主だってして下さっております。 保育園のご近所にこのような有り難い環境があることに本当に感謝しなければなりません。また有り難い環境を無償の愛で奉仕活動として、して下さっている方々が保育園のご近所にいて下さること。地域全体で行う子育ての仲間としてとても心強く感じます。 富岡保育園も毎年何度も利用させて頂いております。感謝の気持ちを持って今後も子どもたちと遊びに行きたいと思います。 ※ブログ読者の方へ。お休みなど春のお出かけにはピッタリな公園(岡山県笠岡市富岡公園・桜椿公園)です。奉仕活動されている地域の方々の無償の愛に応えるご利用宜しくお願い致します。 |
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2020-03-29 |
こんにちは。本日、全職員対象の年度末「トミホ村スタート会議」に参加しました村上です。司会の保育者の用意周到の会議計画により無事終えることができました。(法人理念、園の理念の確認。園目標を学び直す。2020年度の保育方法について。職務分担や委員会、防災計画、全園児の連絡事項などなど。) 司会の保育者の工夫は随所にあり‥「当日までに会議内容の周知を全職員に徹底すること」「会場の環境設定」「時間をきちんと意識できる細やかな声かけ」がポイントにありました。会場にはcaféコーナーも設置されており、和やかさを演出され、参加者の言葉や態度にも影響していたように感じました。 子どもやご家庭についての話し合いがなされる場面で、必ず気をつけたいことは、『誠意・敬意が払われているか』だと思っております。司会の方の準備のお陰もあり、きちんと留意しながら会議が進められたのではないでしょうか。 さて、とみほ村の桜の蕾が少しずつ花開き出しました。子どもたちとのお花見も楽しみでもあります。 ※とみほ村、自慢の桜でございます。絶好の写真スポットでもあります。卒園児など、是非ご入学などの際にはお立ち寄り下さい。(桜情報はブログでお知らせします。現在は一分咲きです。) |
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2020-03-28 |
こんにちは。本日「またねの会」に参加させて頂きました村上です。卒園する子どもたちを、保護者と保育者が協働してお祝いする素敵な時間になりました。本当におめでとうございました。 さて、会の終了後に設けられたフリータイム。子どもたちは園内のお気に入りの場所、お気に入りの先生、などに想いを寄せる時間、また保護者の方もお話しがしたい先生や保護者友達などと交流する時間がありました。 子ども1人1人、保護者の方1人1人、保育者1人1人が、それぞれにある思い出。想いを馳せる感謝の時間になりました。 ※副園長挨拶で言おうとしていた内容はこちら(前に立って子どもたちや保護者の方の眼差しを受け、感謝の想いに浸ってしまい言葉が出てきませんでした。)↓ みんなに僕の気持ちを正直に伝えようと思います。みんなに毎日会えなくなること、声が聞けれなくなること、本当に寂しいです。みんなのことが大好きだから。 けど、こうやって、みんなが無事にここにいること。一緒に過ごせたこと。本当に感謝しています。ありがとう。 これからも、ずっとずっと、大好きだし。味方だから。ずっとずっと応援するから。だから、また必ず遊びのに来てね。約束だよ。 そして、保護者の皆様。生まれて間もない頃を含め、まだたった5年か6年しかなっていないお子様を‥我が子を信じ、富岡保育園を信頼し預けて下さり本当にありがとうございました。感謝の言葉に尽きます。 これからも子育ての仲間として、パートナーとして今後もお付き合いさせて頂ければと願っております。 本当におめでとうございました。「またね♡」 |
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2020-03-27 |
皆さま1日お疲れ様です。主任先生が作った卒園児(classエジソン)限定おみくじ「〇〇先生とギューをする」で、たくさんの子どもとギューさせて頂きました村上です。普段抱っこする機会も減ってるclassエジソンの子どもたち。「ヒゲが当たって痛い」と笑顔で言って許してくれる姿に愛を感じました。 卒園式改め『またねの会』と題して、明日は卒園をお祝いさせて頂きます。計画・準備に関しては主任先生の用意周到な配慮で各保育者が共同して「またね♡」と普段通りに言える環境に徹底して下さいました。 富岡保育園の「またねの会」は、“普段通り”に徹底的にこだわっています。壁面に「そ・つ・え・ん・し・き」と書かれた文字も無ければ、ピンクの可愛いウサギや、大人が作った卒園児の子どもを型取った壁面製作もありません。“普段お昼ご飯で使っている”ちゃぶ台を保護者と卒園児で囲んで頂けるように。“普段の遊びの風景”見てもらえるよう写真を空間に設定しております。また会場の随所には“本日遊んだ跡”が残されております。 明日参加されます保護者様。普段通りの「またね♡」という気持ちを持ってお祝いさせて頂きます。天候は雲行きが怪しいですが、天気は晴れでも雨でも“良い天気”です。心晴れやかにお会いしましょう。 |
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2020-03-26 |
こんばんは。さきほど遅番の先生方3人と「お疲れ様でした」の挨拶をしました村上です。 ※来年度からは18時30分までの保育となります。 お迎えを心待ちにしている子どもが“安心”できる空間を、またお仕事などでお疲れの、また帰宅後には家事が待っているだろう保護者への言葉のトーンやニュアンスなどにも細心の注意を払って頂き毎日務めておられます。感謝の言葉に尽きます。 さて、本日はそんな春の陽射しや花粉などでお疲れの方へ。心温まるエピソードをご紹介させて頂きます。 ※写真がありませんので、村上の散々たる語彙能力をぶつけてお伝えさせて頂きます。 本日9時頃。保育LABO前のお外での出来事です。なんだかトラブルの匂いがする声が聞こえてきました。 3歳になっているだろう兄A君が、2歳になるであろう妹Bちゃんに「痛かったじゃん!もう!」と、言って手をあげてしまいました。 状況から見るに‥妹Bちゃんが持っていたスコップが兄A君に当たったようです。兄A君は友だちと夢中で遊んでいたようで‥たまたま妹Bちゃんが振り向いたところに兄A君のオデコに妹Bちゃんが持っていたスコップが当たってしまったのです。 村上は保育LABO出窓からその様子を見ていたのですが‥兄A君が手をあげてしまい、妹Bちゃんが泣いてしまった以上、出ていかなくは‥と、思った矢先。 周りで遊んでいた野次馬⁉︎いえ、泣き声を聞いて心配になった子どもたちが一斉に集まって兄A君と妹Bちゃんを取り囲んだんです。 兄A君の表情が一瞬にして雲がかり、なんとも苦しそうな表情を浮かべています。「妹が俺が遊んでいる最中に邪魔をしたきたんだ。そしてスコップを当ててきて痛かっただ。だから叩いてしまったんだ。」と言いたげそうな。 そんな収拾がつきそうもない状況の中、1人の『救世主』が前に出てきたんです。なんと‼︎この救世主がこの後とんでもなく華麗にトラブルを解決してくれるとは、この時誰もが思わなかったでしょう。 救世主「(妹Bちゃんに向けて)どしたん?大丈夫?痛い?この子に叩かれたん?」 兄A君「だって、Bちゃんがスコップで‥(半ベソ)」 救世主「(妹Bちゃんに向けて)この子は、そのスコップが当たって痛かったんだって。」 救世主「(兄A君に向けて妹Bちゃんの変わりに頭を下げながら)ごめんなさい!これで良い?」 救世主「(今度は妹Bちゃんに向けて頭を下げて)この子が叩いてごめんなさい!これで良い?」 『互いの気持ちを一生懸命代弁しようとする救世主の姿』に、兄A君と妹Bちゃんは、互いを許し合うような平和な表情を浮かべて遊びに戻っていきました。そして救世主も許し合った2人を見届けて遊びに戻っていきました。 そしてこのエピソードには、おまけがあるんだと思います。この4歳を迎えた救世主。実は普段よく友だちと小競り合いをしてはトラブルを起こしていた男の子だったんです。そしてトラブルのたびに、ふてたり、泣いたり‥気持ちを整理し切れない場面が多々あったんです。 しかし‼︎『気持ちを上手く整理出来なかった経験』が活かされる日がやってきたんです。気持ちが上手く整理出来ない兄A君と妹Bちゃんの気持ちがめちゃくちゃ分かったんです。 『気持ちを上手く整理出来なかった経験』を何度も身をもって体験したからこそ、気持ちの整理の仕方を学んだ救世主ならではの華麗なるトラブル解決法でした。 |
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2020-03-25 |
こんにちは。「またねの会」(卒園式)が間近になってきた今日この頃‥子どもたち(classエジソン5歳児)から「私がいなくなったら寂しい?」「僕がおらんくなったら寂しい?」との問いを何度も受けました村上です。 寂しくなってしまうので、この際「卒園証書」を渡すのをやめようかとも思ってしまう村上でもあります。(必ずお渡ししますので御安心下さい。) 実は僕が過去に担任職をしていた時代は‥3月となれば卒園に向けて、カウントダウンカレンダーを作ったり。卒園式で歌う歌を毎日練習したり。思い出アルバム製作をしたり。卒園の壁面を皆で共同で作ったり。もちろん目的は、「保育園生活の思い出に気持ちを馳せられるようになること。また就学に向けて期待が持てれるようになること。クラス全員で想いを共有できるようになること。」を掲げて取り組んでいました。 しかし、今年度の卒園児へのトミホクルーのアプローチを見ていると‥特に卒園へ向けて特別な取り組みを設けず、普段通りの生活を保障するよう特に意識して保育活動する様子がありました。 何か特別な取り組みをさせられている訳でもないですが、卒園児はひとりひとり卒園へ向けて複雑な想いを馳せています。そしてその想いにそっと寄り添うには保育者の心の余裕が必要ではないでしょうか。 過去の僕は、5歳児の1人担任ともなると心の余裕どころか、「卒園するためには〇〇させないと‥卒園するためには〇〇した成長が必要がである‥」との、僕の経験の範囲での大人の都合目的を子どもに反映させていたように反省します。 卒園前に必要な保育とは?僕の反省点を踏まえお答えするならば、一生懸命何かをさせるよりも、「最大限の心の余裕を持って子どもに寄り添うこと」だと考えます。もちろんご家庭でも同じことが言えるのではないでしょうか?焦って足し算引き算を教えたり、字を教えたりするよりも、最大限の心の余裕を持って子どもに寄り添い愛を伝えることが何より大切なのでは⁉︎皆さまはどのように思われますか? ※添付写真はお昼ご飯後の虹グループでの1コマ。近所の方から頂いた色々な模様の折り紙を使って没頭しています。ちなみに、「折り紙」って子どもの遊びというイメージが強いですが‥実は宇宙開発の研究にも用いられているって知っていましたか? |
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2020-03-24 |
こんばんは。いまだに注射の時は目をつむってしまう村上です。 本日はPET CT検査を受けに‥看護師の方から手順の説明を受けるのですが、とにかく『ひとつひとつ丁寧に』教えて下さいました。僕の前や後の人にも同様にです。 看護師の方(ベテランぽかったです)にとっては、“毎日、日に何度も”同じ説明を繰り返すことになります。少々省いたりしても分からないであろうとは思うのですが、患者の方にとっては初めてであろうと複数回目であろうと、心の中に“不安”があるはずです。しかし『ひとつひとつ丁寧に』対応して頂くうちに“不安”は“安心”へと変わっていきました。 さて、本日「とみほニュース」内では、除菌漂白剤の扱い方についての見直し点がUPされておりました。食器やタオル、嘔吐物などの洗濯などで“毎日、日に何度も”扱うものです。『ひとつひとつ丁寧に』見直していくことで、日々の生活に“安心”できるのだと思います。 |
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2020-03-23 |
おはようございます。日曜日の朝からLABOでドリップコーヒーを、とみほ村の仲間より頂いたコップと作って頂いたコースターで嗜んでいます村上です。子どもたちも保育者たちもいない日曜日の保育園の朝は小鳥のさえずりがよく聞こえるほどに静かです。 さて、本日は題名にあります『富岡保育園』が『不便な保育園』の代名詞であることを証明してみたいと思います。 (もしかすると富岡保育園の営業妨害になる恐れがありますが‥ここは真実に基づいて記載したいと思いますので、富岡保育園園長先生お許し下さい。) 『富岡保育園』に登園しますと‥まず、玄関口の保育者と挨拶から始まります。子どもと保護者の方に保育者が消毒をして、手を握って挨拶します。そして保護者の方に家での様子や健康状態について“会話”によって情報交換をします。実は、一般的な保育園ではあるはずの毎日の“手帳”が無いので“会話”でやりとりするしかないんです。 (今流行しております指紋認証や顔認証対応などの情報交換が素早く的確に出来る便利なデジタルロボットも『富岡保育園』の玄関口には残念ながらありません。) “手帳”があれば、保護者の方も家で落ち着いて詳細を記載することができますし、保育者も伝え忘れする率も減りますし、園での出来事をお昼寝の時間などに細やかに書いてお伝えすることができるはず。にも関わらず、『富岡保育園』には無い。不便極まりないでしょう。 “会話”を通じての情報交換には、保育者・保護者ともに気をつけていても伝え忘れが少なからず生じますが、伝え忘れがあると自負し合っている分、互いに『許し合える』気持ちが持てます。許し合わなければ“手帳”が無い情報交換は成立しません。また、情報交換は必ずしなければなりませんので、必然的に“会話”も必ずしなければなりません。“会話”を通じて、保育者は「保護者の方のコンディション」を、保護者は「保育者のコンディション」を確認し合えます。子育てに携わる者同士の意思の疎通や連携には、実は文字に出来無いあたりが重要なのかも。 便利を追いかけるならば、必ず便利の裏側を見なければなりません。“便利”と表裏一体になっているのは“忙しさ”と僕は考えています。「忙しいから便利を求める」となれば、「便利を求めれば忙しくなる」と逆説も成り立つかもしれません。と、なれば『不便を許し合っていると心に余裕が出来る保育園』が『富岡保育園』なのかもしれません。 ※添付写真は『富岡保育園』の玄関口です。バリアフリーが当たり前のご時世に、早速段差だらけの不便さです。歩くことがままならない子どもは、ハイハイをして乗り越えなければなりません。またヨチヨチ歩きの子どもには必ず誰かが手を添えなければなりません。年配の方が来られた場合は必ず腰に手を添えたり、気をつけて頂く言葉かけも必要です。“不便”ですよね。“不便”だからこそ、“会話”が生まれ、手を添え助け合うこともできますが。いかがでしょうか。 |
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2020-03-22 |
こんにちは。現在某スペシャリティーコーヒーショップのマネジメント本を貪り読んでいる村上でる。チームの理念を何度も何度も語ることで目標へのベクトルが大きくなるとのことで‥トミホクルー限定の「とみほニュース」にブログを始める前は、毎日3000字程度でしょうか、園の目指す保育について園長先生と擦り合わせた内容を語っておりました。(読むのに20分程度かかるそうです。)しかし、最近は「僕の伝える任務は終わったかな」とサボっていたのも事実。気持ちを改め再開させようと思っております。 さて、先日お昼寝から起きたAちゃん(0歳児)を抱っこさせて頂きました。気温も高く少し園庭を回って、虹グループ(3.4.5歳児)の廊下、縁側へ。日向ぼっこで気持ち良く座っていますと‥B君(3歳児)Cちゃん(4歳児)がすぐに村上とAちゃんのところへ。 B君「かわいいな。赤ちゃん。」 Cちゃん「Aちゃん。私好きなんよ。」 B君とCちゃんともに弟がいます。普段から面倒見が良い姿でもあります。ただ自分の弟でないのにも関わらず、“赤ちゃんという生命体そのもの”に「かわいい。」「好き。」という言葉、感情を示していました。 そして、2人ともAちゃんを笑顔で覗き込み、3人で見つめ合う様子がとても印象的でした。 “赤ちゃんという生命体そのもの”は、僕たち人類が抱えている問題に対して大きなヒントを与えてくれる存在なんだと僕は思っています。そんな大きく貴重な存在だからこそ、親だけで育てるのはもったいない⁉︎保育者はもちろん、B君やCちゃんのような子どもも含めて、多様な人たちで関わることが健全ではないでしょうか。そして関わる人全ての心に優しさを運んでくれる存在でもあります。 ※年度末です。学生の方は進学や就職であったり。社会人の方は転勤など‥各々の方で転機でもある季節かもしれません。期待も高ますと同時に、不安も抱える季節かもしれません。もし不安や悩みをお抱えの方がおられれば、岡山県笠岡市富岡保育園へおいで下さり、『赤ちゃんを抱っこ』しに来て下さい。お待ちしております。 |
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2020-03-21 |