富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

“懐かしむ”眼差しの正体

こんにちは。〇年かぶりにピアノを弾きました村上です。保育者らしからぬ発言すみませぬ。

本日は、実習生がピアノの弾き歌いを子どもたちとする日だったみたいで。つい影響されて「どんぐりころころ」なんて弾いてみました。

※富岡保育園(とみほ村)では、毎日決まった時間に行う歌の授業などはありません。保育者にもピアノが得意不得意があり、子どもにリクエストされるとピアノが好きな保育者が弾いていたりします。子どもたちの前でピアノやギターなど演奏したり歌いたい‼︎とのご希望があればいつでもお問い合わせ下さい。


さて、ピアノで遊び終えた副園長が足を運んだ先は‥。先日の火災で通行止め期間があったため、駐車場をお借りしていたスーパーマーケット(ニシナ)へ御礼へ行かせて頂きました。快く快諾して下さった背景にはスーパーマーケットも保育園も“地域”の方々がいて存続するものだと改めて度量の深さを学びました。


御礼の帰り道。1人村上の後ろをつけてくる子どもが。近所の卒園児M君です。せっかくなので富岡保育園(とみほ村)へ誘ってみると、少し照れながら遊びに来てくれました。(本当は遊びに来たかったけど恥ずかしかったと推測したので村上が後押ししました。)

卒園児M君が在園していた当時は園庭には滑り台かどの固定遊具があったりしました。けれども、現在の園庭には固定遊具など無く様変わりしています。しかし、M君と園庭に行くと子どもたちが遊んでいる風景を見ながら“懐かしむ”眼差しをおいていました。


なぜ“懐かしむ”眼差しをしたのだろうか?と考えてみると。もちろん知っている先生や建物も風景として見えてるのだろうけど、子どもたちがワチャワチャ裸足で走り回ったり、ケンカして泣きべそをかいたり、そんな、やさしい風景を懐かしんだんだろうなと思いました。

おまけですが‥M君在園時を知る先生から「M君♡久しぶり~‼︎そろそろお昼ごはんの時間だけど食べて帰る?少しは食べれるようになった?保育園の時、全然食べんくて、野菜をペッペッて吐いてたんよ笑。」

M君「食べて帰ってもいいけど、今日はそろそろ帰る笑。」


やさしい思い出。モノやカタチには残らなくても、風や土の香りを頼りに、当時の声や想いを呼び起こせるんだろうなと。

実習生がんばってます。
2020-10-24
「あー。あー。あー。」

おはようございます。本日は岡山県からの監査日です。現在書類などなどへのチェックされています。国の補助金を支給して頂いての保育事業です。今後も不正のない様に実直な取り組みのお約束をさせて頂きます。


さて、とみほ村(富岡保育園)の本日。

雨上がりと言えば‥お分かりですよね。

特に年齢が低ければ低いほど、水たまりへ侵入していくんです。

はじめは、おそるおそる。

慣れてくると、足でちゃぷちゃぷ。

最後はお尻をつけて「あー。いい気持ち。」と言わんばかりな表情。

保育者も全く抵抗が無いという訳ではありません。「あー。あー。あー。」と言いながら、そこそこにあきらめていく。最後は笑顔で見守る眼差しでアイコンタクト。子どもたちも、安心して水たまりに浸かれる。

泥んこの水たまりに、ズボンの下は紙オムツだよね。どんな気持ちがするんだろうかな。大人の僕たちは忘れてしまった感触と感覚に浸っているんでしょう。


安心して服や靴を汚して遊べる。大人と子どもの“信頼関係”が築けている証拠なのかなと思います。もちろん、保育者と保護者が後片付け、泥んこの洗濯をいつも懸命にして下さるおかげなんです。

日々の愛のこもったお洗濯。本当にありがとうございます。引き継ぎご協力応援よろしくお願いします。

まかせてね
いいきもちの後
2020-10-23
保育園選びのポイント

こんばんは。雨が1日降りました。もちろん、とみほ村の子どもたちは‥傘をさして長靴を履いて遊んでいる子どももいれば、お部屋でドレスに着替えて鏡を見てうっとりしている子どももいます。


さて、毎週木曜日はエフエムゆめウェーブ生収録日。本日は「保育園選びのポイント」と「火災避難エピソード」などをお話しさせて頂きました。

「保育園選びのポイント」について改めてブログでも整理整頓してお話しさせて頂きたいと思います。

まず、都内と地方では価値観も違えば、子どもの人数、文化も違うので、一概には「コレが大事なポイントです‼︎」と言えないのだけれども

「保育園選び」って、『パートナー選び』と似たところがあります。恋人や結婚相手を選ぶ時と同じ心境で選んで欲しいんです。


なぜか?


保育者と保護者が良い距離感でお付き合いできていれば、子どもたちは安心して保育園に通えるからです。よく言いますよね。夫婦が仲良しなことが子どもの育つ環境として良いことだと。

子どもたちは親と先生が交わす言葉だったり、交わしている雰囲気で、「あー、私のまわりの大人たちは仲良しで、私のことを守ってくれているんだな。」と思えるわけです。



地域差はありますが、富岡保育園が位置する岡山県、笠岡市などは、少子化真っ只中であり、保育園を保護者が選ぶことができます。

ホームページやママ友などから情報を得ることも良いかもしれませんが、できれば実際に足を運んて頂き、その園の雰囲気、土の香り、職員の眼差しを感じて、『子育てのパートナー』を選んで頂ければと願っています。

(※富岡保育園では園見学は保護者のご希望に合わせてお受けします。お問い合わせお待ちしております。)

2020-10-22
園長から保護者あてのメッセージをご紹介します。

こんにちは。(実はここだけの話、朝投稿したブログ記事が長過ぎたためか上手く登録できず、本日2回目の投稿となっています。)冷たい空気から、子どもたちの賑やかな声、保育者たちの穏やかな眼差しで、あたたまってきております、とみほ村から。


本日は、昨日保護者あてに配布させて頂きました園長からのメッセージをご紹介します。

富岡保育園(とみほ村)の保護者の皆さま


暑かった夏が遠い過去のように、朝晩は肌寒いと感じることが増えた今日この頃です。

いつも保育園活動にご理解・ご協力をありがとうございます。

日中は日差しが強く、気温も上がるので、まだまだ半袖や裸足で過ごしたり、水遊びを楽しんだりする場面があちらこちらで見られます。


新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度のフェスは中止となりました。富岡保育園での数少ない行事を中止することにたいして、寛大に受け止めてくださり、心より感謝しております。

また、「丁寧に暮らす」ということを一緒に楽しんでくださりありがとうございます。


富岡保育園では、「行事ならではの成長」より、「日頃の遊びが学びである」という概念に重きを置き、実践しています。新年度が始まって半年、子どもたちの遊び=学びを、先生たちはどのように受け止め、どのように伸ばしていこうと考え、どのように共有しているのか、令和2年9月の『Narrative Tree ナラティブツリー』でぜひ、伝えさせてください。


そら(0.1歳児)‥「せんせい、しっかりしてよ‼︎」ミマモリストA(←保育者の名前は略させて頂きます。)

ひかり(2歳児)‥「2人の道」ミマモリストB

ガリレオ(3歳児)‥「楽しみなお昼ごはん」ミマモリストC

ニュートン(4歳児)・エジソン(5歳児)‥「夢中人」ミマモリストD


上記の、4つのナラティブツリーをそれぞれのクラスに入れています。

先生たちそれぞれが、それぞれの感性で捉えた子どもの姿を共有したかったので、必ずしも、ご自分のお子さんのエピソードが配布されているとは限りません。


『遊び込める子は学び込める子』

子どもたちは毎日、遊びを満喫しています。そんな遊びの中に学びを見出す先生たちの思いを感じてくださったら幸いです。


令和2年10月20日

富岡保育園 伊藤季実


ブログ読者の方、4つのナラティブツリー気になりますよね!?また後ほどご紹介していきますので乞うご期待下さい。

2020-10-21
ノーエプロンDAY開催中

皆さま1日お疲れ様です。本日から10日間ノーエプロンDAYを開催しています、とみほ村からです。と、言っても半数以上の職員が元々エプロンをしていないので特別感はありませんが。ノーエプロンのデメリットは、汚れる⁉︎メリットは、自分を表現できることではないでしょうか。家にいるお姉ちゃんやお母さんやお婆ちゃんにより近くなるイメージです。

(※暮らしを彩かる衣食住の「衣」の部分です。どのような保育者像を自分で発信するか⁉︎大事な要素の1つです。)


さて、本日は江戸時代末期にご活躍された「山田方谷」さんについて学ばれている方々が、山田方谷さんが1ヶ月滞在したであろう建物(富岡保育園)に来園されました。過去の偉人に導かれた来客って、ロマンチックですよね。

来客された方々が「なんか、ホッとするなあ~ここは。」とお茶を飲みながら口々に言って下さいます。とみほ村の風景に溶け込んでいました。

とみほ村では、年齢や境遇など多様に様々な方の来園を心待ちににしています。子どもたちの賑やかな姿と、保育者たちの穏やかに見守る姿の風景に、是非溶け込んで下さいね。



※本日、とある保育士養成校の学内実習への協力のために、とみほ村の暮らしMovieを提供させて頂きました。コロナ渦にあって、逆境にある学生の方たちが希望を持って保育者になって欲しい‼︎との想いで作りました。少しでも応援になれば幸いです。

理想郷
2020-10-20
秋の空めがけて

皆さま1日お疲れ様です。園付近の火災から週を明けました、とみほ村です。

保護者の方から「先生、避難をして下さってありがとうございました。」

地域の方から「先生たち、大変だったでしょう。ご苦労様でした。」

と、感謝と労いの言葉をたくさん頂きました。何度も言いますが、このよう感謝が巡った関係性でいられること本当に有り難いことで感謝しています。これに甘んじず、平常時より信頼関係が得られる努めをしていきます。今後とも宜しくお願い致します。

さて、地域の方から労いの言葉とともに‥「先生‼︎コレ、子どもらに遊ばせてあげて。」と、“竹とんぼ”を頂きました。

地域の方の頭の隅に常に富岡保育園(とみほ村)のことがあるんだなと、再度感謝です。

さっそく、子どもたちは秋の空めがけて‼︎


※火災関係での報告

火災の際に園裏側(南側)にある防火水槽の鉄線が放水の際にホースを通すため切って使用していました。さっそく消防署が鉄線の補修をして下さいました。子どもたちの安全を社会全体で守る細やかなお気遣いありがとうございました。

えいっ
子どもを守る
2020-10-19
心身のニュートラルモード

こんにちは。ヨガにハマりつつある村上です。「脱力ポーズ」で身体の全ての力を抜き、何も考えないことに努めることで、心と体を調和させることを理想とするのですが‥これが、なかなか上手く力が抜けないんですね。意識すればするほど力は入るし、考えごともしちゃうし。


『心身のニュートラルモード』を僕自身は常に心がけております。なぜか⁉︎課題や挑戦に対して前向きに取り組めるからです。何かに依存や執着をしていると、心身が縛られてしまい後ろ向きな取り組みになりがちなんです。


ただいま、とみほ村(富岡保育園)では働き方改革をアップデートしている段階です。子どもさんがおられたり、お孫さんがおられたり、また介護をされていたり、各保育者家庭環境は様々でありますが、一人一人が『心身のニュートラルモード』を心がけられるデザインを管理職(園長・副園長・事務長)は考えていかなければなりません。

※すでに、2020年度に入り、コロナ渦とは別に働き方改革をアップデートしていっております。実験を繰り返しながら、現在のとみほ村の運営に最適な働き方(暮らし方)を模索しています。もちろん勤務時間も含め、人生の時間(生きること)をトータルで充実できる取り組みです。詳細を聞いてみたい方は是非とみほ村まで足をお運び下さいね。

2020-10-18
富岡保育園付近の交通に関する臨時のお知らせです。

皆さま1日お疲れ様です。さきほど、園長・副園長にて富岡保育園(とみほ村)全家庭にお電話をさせて頂きました。

実は昨日の火事にともない登園などで利用される道が通行止めになりました。(富岡保育園前の旧2号線。富岡保育園より西側から火事の現場まで)それにともない、通行止めのお知らせや、かわりに利用できそうな交通ルートや駐車場(富岡保育園の南に位置するスーパーマーケット・ニシナの駐車場を利用させて頂けることになりました)の案内をお電話させていただきました。

すると‥ほとんどの方から

「昨日は、先生方、避難に際してありがとうございました。電話もわざわざありがとうございます。」

との、お応えを頂きました。日頃より現場の保育者たちと保護者の『信頼関係』が成り立っていることで、非常時にも感謝が巡った状態で、労いの言葉まで頂きました。大変ありがたい関係です。

今後も、保護者の方々を含め、地域の方々とも、ほどよい距離感での『信頼関係』をしっかり構築しながら、平常時・非常時に備えていきたいと思います。


※富岡保育園(とみほ村)へ、お越しの際に通行止めなどで道が分からない方は、1度保育園へお電話頂けましたらご案内させて頂きます。電話番号はホームページTOPより参照下さい。

2020-10-17
本日園付近で火災がありました‼︎園児・職員全員無事避難しています。

本日お昼過ぎに富岡保育園付近にて火災がありました。園児・職員含め全員無事避難し、さきほど保護者の方へ全員お迎えに来て頂きました。

50mほどの付近ですが、火元では近隣の数軒が燃え移る火災でした。ちょうど富岡保育園内ではお昼寝の時間でした。消防士やご近所の方々の助けも得ながら、保育者の引率のもと避難所(※火災現場の反対側になる場所でした。宝工業さんの敷地を避難所としてお貸ししてもらっています。)まで寝てる途中の子どもを起こしつつ、パニックにならないように、火災状況を汲み取りながら、落ち着いて辿りつくことができました。

日頃の避難訓練の成果ともいえると思いますが、何より子どもたちと保育者の『信頼関係』が成り立っていたこと、また保育園と保護者との『信頼関係』が成り立っていたことが全員の無事に繋がったと、避難現場で指揮をとっていた主任先生からの報告でした。

また火災現場では燻りが続いています。消防士の方や地元の消防団の方々が夜間見守りを継続して下さっています。本当にありがたいことです。


今後も災害に備えて、日頃からの子ども・保護者・また地域の方々との『信頼関係』作りに励みたいと思います。本日ご協力して下さった方々、細心の注意を払って頂き大変ありがとうございました。引き継ぎご協力よろしくお願いします。


通行止めです‼︎
2020-10-16
毎週木曜日はラジオの時間‼︎

こんにちは。さきほどエフエムゆめウェーブ第2回目ラジオ生収録を終えました村上です。

(毎週木曜日13時30分~14時まで。再放送は19時~19時30分まで。エフエムゆめウェーブ79.2MHz、又は笠岡放送123ch、又はスマホアプリFMプラプラでご視聴できます。)

本日の放送内容をネタばらししますと‥キーワードとして「裸足の重要性」「江戸時代の偉人“山田方谷”」「らんらんピクニックDAY」の3本立てでした。

※添付写真は本日の「らんらんピクニックDAY」です。

裸足については、実は僕は足裏マッサージのプロ(世間一般でいわれる足つぼマッサージの資格を持っています。)なもので、ついつい乳幼児期に裸足で遊ぶ重要性には熱弁してしまいました。

※↑詳しく聞きたい方は是非とみほ村(富岡保育園)までお越し下さい。足裏マッサージも無料でご希望に添えますよ。


今日のブログは‥ラジオの終盤で、最近の子どもたちのホッこりエピソードをお届けしたのですが。なにせ、素人なもので、終了時間が迫ると話の落とし所に慌ててしまい。正直、不本意な話になっちゃった。だから副園長ブログでリベンジします‼︎

【おかわりを思い出したタイミング】

今日のお昼ご飯は、五目煮とニンジンしりしり。キノコのお汁にご飯。誰が炊いてくれたんだろ。ふっくら美味しいよね。


私はね。保育園のお昼ごはんが大好きなの。虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)になって、私はガリレオ⁉︎(3歳児class)だったけ⁉︎何が嬉しいって、自分でご飯を取りに行けること。それでね。お台所のB先生に「たくさん入れて下さい‼︎」って頼めるのが余計に嬉しいの。


あとは、自分で食べる場所も選べることが、とっても嬉しいの。今日は誰と食べようかな。仲良しの友だちの近くにしようかな。それとも、さっきまで一緒に遊んでいた友だちの近くにしようかな。今日は、あそこにしようかな。近くにA先生もいるからあそこにしよっと。


私の場合は、お気に入りのお弁当箱に入れて食べるの。毎日ピクニックみたいな気分になるのよ。今日の五目煮も甘さもあって食べやすいわ。隣のお友だちと顔を見合わせて「美味しいよねー♡」ってすると、余計と美味しくなるの。



さてと。今日のデサートはみかんなの。甘酢っぱくて美味しいよね。



お昼ごはんを、優雅に満喫している私を他所に‥他のお友だちったら、さっさと食べちゃって遊びに行っちゃうの。お替りもたくさんしちゃってるよね。



あ!お替り⁉︎私、みかんをお替りしようと思ってたんだ‼︎お台所のB先生‼︎「みかんのお替り下さい‼︎」


お台所のB先生「もう、今日は売り切れだよー。花子(仮称)、もっと早く来んとー。」


近くに座っていたA先生「花子ちゃん、自分のみかん、まだ半分残ってるよー。」


半分残ってるの、私は知ってるの。だって、半分食べた時に「あ!みかんのお替りがなくなっちゃうかも」って気がついたんだもん。早く食べたいけどお台所のB先生たちの作るご飯が美味しいんだもん。あーあ。みかんのお替りほしかったな。

おにぎりが転がりそう
2020-10-15
クリエイティブリユース

こんにちは。本日、庭師の方と園芸施設へ木を見学に行きました村上です。数年前より開始された園庭大改造プロジェクトはまだまだ進行中なんですね。むしろ未完成状態をキープするところに『子どもが園庭をデザインするスペースを残す』というキーワードがあるんです。(※木については、プロである庭師の方に、植えるタイミングや、大きさ、性質や種類などをご相談させ頂いています。)


さて、庭師の方との待ち合わせ時間までに少しだけ園芸施設付近をぶらり。現代人がこれから向かう可能性がある方向性を取り入れた場所があったのでご紹介させて頂きます。

【IDEA R LAB】という、工場や店舗、家庭やアトリエから出る廃材をアートやプロダクトとして生まれ変わらせる『クリエイティブリユース』を軸にした、あたらしい地域づくりを展開されている場所です。

(※岡山県倉敷市玉島中央町)

おもしろいもので、ゴミ箱に捨てたり倉庫で眠ってしまうような廃材も、綺麗に並べたり飾るとアート活動になっちゃう。そして、なんだか、「似てる光景あるような!?」

ブログ愛読者ならもうお分かりですよね?

そうなんです。子どもたちの遊び場なんです。見立て遊び⁉︎そんな名前で呼んじゃいけない気がします。れっきとしたアート活動を子どもたちは毎時しているってことです。

ならべる
2020-10-14
友だちと一緒だから待てるの

皆さま1日お疲れ様です。本日駐車場裏の畑で「芋掘り」が開催されました、とみほ村です。

ある子どもに「どのくらい大きな芋が掘れた?」と聞いてみると‥両手を目一杯に広げて「こーーーんなに、おっきい芋が掘れたよ‼︎」と答えてくれました。

実際のお芋の大きさと、実際に掘った時の大きさの感覚とは、そこに掘れた喜びが入って異なるんだろうなと思いました。


芋掘りエピソードをもう一つ。畑の面積を考えて、大勢の子どもたちを前半と後半グループほどに分かれて芋掘りに出かけていたのですが。たまたま帽子を被り忘れていた子どもが前半に間に合わず後半グループになっちゃいました。たいていこんな時って怒っちゃうか泣いちゃうか。でも帽子を被り忘れた子どもは、帽子を取りに行って他の友だちと待っていたんですね。畑の面積を考えて混み合わない様に配慮した保育者の気持ちを汲み取った訳では無いと思うんです。芋掘りに期待する気持ちと、期待する気持ちを共にする友だちが隣にいたからこそ待てたんじゃないのかな。同じ気持ちの友だちと一緒だからこそ待てるってこともありますよね。


さて、掘ったお芋でどんな調理をして食べるのでしょうか?夕方のとみほ村の玄関口では、掘れたてのお芋と、芋掘りシーンの写真とを掲載しながら、親子と保育者で「何して食べようかな~?」と話が盛り上がっていますよ。

待ったかいがあった
2020-10-13
親子で手を繋いで横断歩道を渡りましょう‼︎

皆さま1日お疲れ様です。横断歩道で交通安全の旗を振りつつ夕暮れの太陽に惚れ惚れしておりました村上です。

親子が横断歩道を渡る際に待って頂く自動車。子どもに手を振ったり笑いかけて下さる方もおられたり。(「早く渡ってくれよ-‼︎」との心の叫びが聞こえてきそうな表情の方も稀におられたり。)

※富岡保育園は交通量の多い道筋に面しています。保育者・保護者の方には園児の横断歩道の渡り方について徹底してご指導させて頂いております。危険が無いように地域の方々も含め見守って下さることに感謝しています。


さて、本日添付させて頂きました写真。題名をつけるとしたら「迷いこんじやった2人」もしくは「2人でひそひそ」でしょうか。

年齢で言えば1歳児の2人。もちろん言葉もはっきり主語や述語、助詞や形容詞なども扱えませんが。けれども、2人は草花にまぎれて、ひっそりと2人で会話しているように見えました。

どんな会話があったのかな~?と、気になるところですが、村上が近過ぎちゃうと、たぶん2人は草花から離れて行っちゃう気がしましたので、少し離れたところから会話は想像するしかありませんでした。

「なんだか、ココ落ち着くね。このお花かわいいよね~。」

「そうだね~。2人だけの内緒にしとこっか⁉︎」

なーんて会話をしてたんじゃないのかな。

ひそひそと
2020-10-12
自分自身を“観察”する時間

こんにちは。認可外保育施設&フリースクール立ち上げに向けて活動している友人のお手伝いに参加させてもらっている村上です。村上の短期大学時代のゼミ(卒業研究)のリーダーでもあった友人です。

この友人のリーダー力の突出している点は何と言っても‥「あいつ、大丈夫かな⁉︎」と、頼りないと言えば頼りない、良く言えば母性をくすぐる。頼まれてもいない友人たちが仕事終わりに夜な夜な手伝いに集まるんですね。

(※岡山県岡山市植松に設立予定です。)


さて、昨日人生初ヨガ体験をした話をさせて下さい。あっという間の1時間だったのてすが‥

日常において、たったの1時間も自分を“観察”することなんてないですよね?

ヨガの講師の方がたびたび「今の自分の状態をしっかり“観察”して下さいね。良いや悪いは判断しなくてよいです。ただありのままの状態を“観察”して下さいね。無理はしないでください。そして必ず呼吸を止めないで下さいね。」と助言をして下さいます。


保育者にとって、子どもたちや保護者の方の観察することは多くなあるのだと思うのですが‥自分自身の状態を“観察”する時間は日常にどれだけ作れているでしょうか?


子どもたちを見守る保育者自体の状態(コンディション)が整っていなければ、「見守る保育眼鏡」は曇ってしまうかもしれませんし、ピントはズレてしまうかもしれません。

子どもや保護者を観察する前に、まずは保育者自身が自分を“観察”する時間を作る必要性があるんじゃないのかなと思ったヨガの時間でした。


2020-10-11
能力の範囲を見誤るな‼︎by副園長

こんにちは。園庭整備に貢献しようと久しぶりにスコップ片手に‥15分ほどでダウンしちゃいました村上です。日頃スマホやペンを片手は文章しか綴っていないので当然の結果ですよね。


今日は富岡保育園(とみほ村)のことではなく、僕の現住所がある地域の問題を少しご紹介しますね。

いやゆる過疎化真っ只中であり、高齢化と空き家の問題が山積みな地域です。問題を解決しようとする活動が起こっているのですか、地域の中で分散化されたコミュニティ組織があり、シガラミが強固なんですね。また田舎特有の年功序列的なコミュニティなので、若い世代の声が反映されにくいんです。ただ、【持続可能性】を考える上では、若い世代を巻き込まないことには、活動も一過性に過ぎないことになりかねません。


富岡保育園(とみほ村)では【持続可能性】を2020何度テーマにおいています。1つずつのモノ・コトを吟味している実情があります。

その際、2つのポイントを必ず心がけています。

1つ目は、村上が明日死んでも変わらず、保育の質を向上していくチーム作りです。死んでもという表記は大げさがしれませんが、常に自分がいない状況でもチームが活性化されていくことを心がけています。実際にガンで1年ほど休職していましたが、休職していた時のチームの方がチーム力は高かったくらいです。

そして2つ目。『能力の範囲』を定めておくことです。ココを見誤ると、オーバーワークになりやすくチームが崩壊してしまいます。自分、自分たちの実力をきちんと把握して、自分たちの『能力の範囲』から出ないことです。裏返すと『能力の範囲』できちんと結果を出し続けることが大切なんです。

また、ボランティアなどを募る際も、【持続可能性】あるボランティアと、一過性に過ぎないボランティアとでは大きな差があります。ポイントは結果がきちん出続けることで、やはり『能力の範囲』を定めておうことが鍵なんだと思います。


会社組織だけでなく、地域などのコミュニティでも大事な2つのポイントを今日はご紹介させて頂きました。是非ご参考にしてみて下さい。

2020-10-10
大炎上ブログ記事⁉︎(クレームは村上まで)

皆さま1日お疲れ様です。さきほどまで倉庫の片付けをしておりました村上です。

過去に開催していた行事で使用していた用具なども処分させて頂きました。片付けながら思ったことは、保育園って、子どもが主役なはずなんだけど、画用紙などの保育教材・用具って、かなりの割合で大人が消耗させていたんだなと。実際、とみほ村(富岡保育園)では、お部屋に保育者が作る壁面(ウサギやゾウなどの可愛い製作物)を無くして画用紙をここ数年購入した記憶はありません。環境的にももちろん良いだろうし、処分したものたちを作るにあたっては当然多くの時間を費やす必要がありました。(村上も園児が帰ってから残って作ったりしていました。)

「紙と時間の無駄遣いである」と言ってしまうと、全国各地の保育者たちから大炎上してしまいそうなので言いませんが‥持続可能性ある地球人として、未来へ希望を繋げるために必要なモノ・コトを吟味しなければいけない時代に突入していることもお伝えしたいと思います。


さらに本日はもう1つ話題を。昨日保育業者の方が来園されて「園庭を見学させて下さい。写真も撮って良いでしょうか?」と訪ねて来られました。

なんでも、園庭を改造しようとする園からの問い合わせが多く、その園の方々たちから「富岡保育園の園庭のように‥」との要望があるそうです。

園庭も1つの環境としてとても大事だと思います。大改造することによって、もしかすると大きく育つ力が変わるかもしれません。(※園庭については、もちろん富岡保育園も1つずつに熱い意味を込めています。また今後も進化させていくにあたり、デザイン戦略もあります。)

ただ、園庭が変わったからといって‥水たまりがせっかく出来たのにも関わらず、「水たまりに入っちゃダメ‼︎」凸凹の地面を作ったからと言って、「ソコは危ないから行っちゃダメ‼︎」と言ってしまっては、ただの見物用の園庭になってしまいます。

1番大改造を求められるのは、見守る保育者の「見守る眼鏡」です。どの視点で、どのような価値観をチームで共有して保育するのか?ここを抜きには園庭大改造はありえない⁉︎と村上は思っています。

ただ、「富岡保育園のように‥」とオーダーがあるというお話については、園全体(保育園・保護者・園児・地域の方)での見守る保育の価値観共有の努力の賜物なのではないかと思っています。

ほっとミルク
2020-10-09
ロマンのある地域への想い

こんにちは。本日、岡山県笠岡市富岡地区の方3名が“ある目的”を携えてご来園されました。

“ある目的”とは?

実は、とみほ村(富岡保育園)の建物は江戸時代天保14年、さかのぼること170年以上も前に建てられた歴史があるんです。

今でも当時の面影が柱や欄間や蔵などから感じられたりもします。

本日ご来園された地域の方は、岡山県笠岡市について、また富岡地区の歴史について調べられている70代の方でした。村上や園長先生も初めて聞く歴史の用語ばかりでした。(※現在、古文書の解読に取り組んでいるそうです。ワンピースという漫画のニコロビンと似ているなと思いました。ロマンがそこにはあるのでしょう。)なんでも、この辺り(笠岡市)は山田方谷(やまだほうこく)という幕末に活躍された方が貢献された土地だとか‥


歴史を繋げるには、書物を調べたり、書き記すことも大事ですが、人々で言い伝える文化が最も大切なのでは。「むかしは、あそこに〇〇があって、あの辺りは〇〇じゃったんで。あそこの山の方で、よー遊びょーたんで。あその〇〇さんは、今は〇〇しょーて‥」と、熱弁される言葉にはハッキリと『地域を大事にしたい』という想いが伝わってきました。


是非是非、むかし話も含めて、とみほ村(富岡保育園)へお寄り頂きたいです。子どもや保育者にとって、あなたの語る言葉一つ一つがとても知恵となり肥やしなります。

※見学料やお土産等一切お受けしておりません。手ぶらで気軽にお立ち寄りくださいね。

2020-10-08
誰でも舞台に上がれるんだけれども、くれぐれも⁉︎

あるエッセイを引用しながら、見守る保育者の人種についてお話しさせて頂きたいと思います。

見守る保育者って、誰でもなれる資格があるんだと思いたす。誰でもなれると表記しちゃうと、「あんたは副園長という立場であぐらを組んでいるから言えるんだよ。もっと現場を見てものを言えよ。」と言われちゃいそうなんだけれども。子どもに寄り添い愛があれば、見守る保育者の舞台に上がれるんだと思います。

例えていうならばプロレスのリングのようなもの。場外からもリングの隙間や上からくぐって登って舞台に上がれるんです。けれども、舞台に長くいることが難しいんですね。なぜか⁉︎子どもに寄り添い愛を保つためには、それ相応の心身の体力がいるんだと思います。

見守る保育者の保育時間は、サラリーマンの営業のような、車屋さんの事務のような、大人の時間軸ではないんです。子どもが没頭して遊んだら、友だちとケンカしたり騒いだりする子どもの時間軸なんです。大人の時間軸と子どもの時間軸の大きな違いは、効率さや手際さを求めると利益が出るのか、それとは逆に効率さや手際さを求めてしまうと利益が出なくなるのかだと思うんです。

見守る保育者は効率さや手際さを求めてしまうと、子どもの時間軸での心情に寄り添うことができなくなってしまう。ある意味、効率さや手際さを求めたくても求めてしまうと舞台から降りなくてはいけなくなるんです。


とみほ村では是非いろいろな方たちに見守る保育の舞台で共に子どもと寄り添い愛を捧ぎたいと願っています。くれぐれも効率さや手際さを求めてしまわないように。子どもの時間軸で舞台を楽しみましょう。


※参考エッセイは村上春樹『職業としての小説家』より引用させて頂きました。

それ、
2020-10-07
「スーパーマーケット」と「古道具屋」

皆さま1日お疲れ様です。本日、園庭をデザインして下さった庭師の方と、園庭の未来⁉︎についてお話しさせて頂きました村上です。まだまだ進化していきますので乞うご期待‼︎(※詳細を言いたくて仕方ないのですが‥現実味を帯びてきてから発表していきますので、しばしお待ち下さいね。)


さて、園庭にしても、室内にしても、昨日のブログ記事からも理解できるように‥0歳児~5歳児の子どもたちが、あらゆる場所・時間に、グチャグチャのゴチャゴチャに遊んでいます。

な・の・で

もちろん、綺麗に片付くなんてことはありません。“片付け”に関しては、何度も何度も試行錯誤を重ねたり、子ども同士や、保育者同士、また子どもと保育者で話し合い、ルールなども決めましたが‥

子どもが100人集まる暮らしの場です。自宅に子どもが1人や2人いてて片付かない現実があれば、片付かなくて当たり前なんですね。


じゃあさ‼︎

片付かないのが当たり前だということを肯定的に考えてみると、片付いてない場面にどんなメリットが隠れているかを考えてみたくなるんです。(※村上は生来の捻くれ者なので、逆転発想大好きなんです。)


最近、「古道具屋」見物にハマっているのですが‥古道具屋の陳列の仕方って、実はお客様を心躍らせる工夫がされているんです。

スーパーマーケットなどは、写真や文字などで場所を指定していており、お客様が探しやすい工夫がされているのですが。古道具屋は逆なんですね。どこに何があるか、写真や文字で指定されていないんです。探し物がある場合、探しにくいのです。けれども、古道具屋の店内を巡っていると心躍るのです。

なぜなのでしょうか?


古道具屋で探し物をする場合、どこにあるのかを探す時間に価値があるんだと思います。なかなか見つからない時間と、やっと見つかった時間と。

また、探し物をしていなくても、目に入った興味のひく古道具を「これは、〇〇に使ったらオシャレかな~。〇〇に置いたら素敵かな~。」と、あちらこちらに試行錯誤の考えを巡らせ心が躍るんだと思います。


片付かない場。それは、スーパーマーケットよりも古道具屋に近い感覚が子どもたちにはあるのでは⁉︎

目に入った物を「コレは〇〇に使ったら面白そうだな。」

手にとった物を「コレは〇〇と組み合わせたら面白そうだな。」

どこに何があるか不安定な分、探しながら代用しながら工夫しながらが当たり前になってくる。

片付かない場を肯定して考えてみました。

(※もちろん、きちんと整理整頓された場も、とみほ村の内にあります。その1つが保育LABOです。保育LABO管理人村上は、常に整理整頓された空間を子どもたちに見える様に努めています。)

2020-10-06
あきらめない結果生まれた術

皆さま1日お疲れ様です。「ポテト・スープが大好きな猫」という、気難しそうなおじいさんと気難しそうな猫とが気難しいけど通じ合っている物語を朝読書しました村上です。


とみほ村(富岡保育園)って、ブログ愛読者ならお分かりの様に、0歳児~5歳児の子どもたちがグチャグチャにゴチャゴチャに集い戯れながら暮らしているイメージですよね⁉︎

「グチャグチャやゴチャゴチャ」という表現が適切かはさて置き、玄関先から、至るところにランダムに子ども集団が存在します。

すると、必ず発生する問題があるんですね。皆さまもご想像の通り‥「せっかく作った作品(泥団子であったり製作物など)が壊されてしまうのではないか?」「低年齢児が右往左往するならば、ハサミなどの危険道具が置かないのではないか?」

そうなんです。ご想像通りなんです。壊されちゃうし、置けません。

では、あきらめちゃうのか?


ココからが、正念場⁉︎いや、遊べる子どもたちの本領発揮する場面なんですね。

せっかく作った泥団子を壊されないように明日続きをしようと思うのならば、見つからないところに隠すんです。

ハサミがすぐに使えないのならば、紙に折れ線をつけて手でちぎる⁉︎いや切っていくんですね。

もちろん、年齢別に場所や時間を区切れば問題は起こらないかもしれません。けれども、とみほ村は、グチャグチャゴチャゴチャしたグループ感で子ども同士の学び合いに価値を見出しています。

だからこそ生まれた“泥団子隠し術”“手ハサミ術”なのかもしれません。

隠し術
手ハサミ
2020-10-05
人材育成を実話に基づいてご紹介します。

こんにちは。古書店にて児童文学書を購入していました村上です。

(※岡山県玉野市ココカ書店)

僕は勘違いしていたんですね。児童文学書って子どもが読むだけのものだと思ってたんです。けれども、子どもの気持ちを大人が理解するツールでもあるんですね。 

(※本日は「くまのプーさん」を購入しました。)


さて、本日は【人材育成】について。実話に基づいてお話ししますね。僕の体験談です。

僕は20歳の頃より現場の保育者として当園に働かせて頂くことになりました。そして25歳から主任の職務につきました。現場でリーダーのポジションの経験をしたことのないままです。そんでもって、31歳の時に副園長の職につきました。全国の保育施設を見渡しても異例の超スピードです。


「リーダーとは〇〇である」と言った、講義や指導を受けたことは一切ありません。あったのは、“責任”と“役割”を『信じて任せてもらったこと』です。これが村上太志が現在に至るまでの育成のされ方です。


現在、とみほ村(富岡保育園)では、年功序列制度でなく、リーダー職をなるだけ多くの人が体験できるようにしています。そしてなるべく若手の時に。

チーム保育の質を向上させるために、チーム全体のことを配慮できるようにならなければなりません。そのためには、それ相応の“責任”と“役割”を信じて任せてもらわなければならないことを村上が身をもって体験したからこそできる人材育成です。


そして本当のリーダーとは‥『信じて任せることができる』人です。村上が好き放題、縦横無尽に活動できるのも、『信じて任せて下さるリーダー』がいるからこそです。だからこそ成長の伸びしろがたくさんできるわけです。(伸びしろのある分、失敗しろもありますが)(加えて、責任と役割の重要性を理解すればするほど伸びしろがあります)


みなさんには、信じて任せてもらえるリーダーはいますか?

また、あなたは信じて任せることができますか?

リーダーとは⁉︎皆さまのご意見ご指導お待ちしております。

2020-10-04
ライナスの青色の毛布

早朝のとみほ村。(富岡保育園)なにやらニヤニヤしながら洗濯物を干す保育者たち。

物干し竿には、数個‥数匹⁉︎の“ぬいぐるみ”が干されていました。

保育者Y「子どもがよく遊ぶからよく汚れていました。この“パンダのぬいぐるみ”の『鼻先』の汚れがどうしてもとれなかったんです。実は、そらグループ(0.1歳児生活グループ)のAちゃんのお気に入りにで、いつでも手離さずに、鼻先を時々噛んだりしているんです。」


ブログ読者の方で、スヌーピーのライナスという登場人物を知っておられる方はいるでしょうか?

ライナスは片時も“青色の毛布”を手離しません。


ある特定の物であったりに愛着を示すと、「親の愛情不足ではないか!?」との意見がのぼりますが、全くの誤解なんですね。多様な環境の変化の中で、安心感を得る材料としての特定の物に愛着を示すということは、いわば、「自立」しようとしている成長の証とも言えます。無理に手離させたりしないように、あたたかく見守っていきましょうね。


にしても、ぬいぐるみが大勢物干し竿に干されている風景は、保育園ならでは⁉︎少しシュールだけれども優しい気持ちになれる、僕はそう思います。

優しい洗濯もの
2020-10-03
中秋の名月あやかるお抹茶会

おはようございます。昨晩の“中秋の名月”をご堪能なされましたでしょうか?絵に描いたような満月が夜空に浮かんおり想いにフけっていました村上です。


実は、昨日とみほ村では“中秋の名月”にあやかり「お抹茶会」が開催されていました。日本文化師の保育者が、1ヶ月ほどかけて準備していたんです。

季節にあやかった茶器、花器、お菓子などなどを入念に選び、子どもたちと保育者や見学者などに振る舞っておられました。

礼儀作法など厳しく指導するわけではないのですが、子どもたちはお抹茶会ゾーンに足を踏み入れると、日本文化師の保育者が設定した雰囲気にのまれながら、「なんとなく、自分なりに礼儀正しく振る舞う」姿が見られていました。


よくある質問の中に「富岡保育園では設定保育の時間はないのですか?」とあります。昨日のお抹茶会は、どちらかと言えば設定保育の時間だと思います。大人が設定する時間に心がけなければならないのは『目的を見失わないこと』です。日本文化師の保育者は、『中秋の名月にあやかったお抹茶を味わう』という目的を果たすことを心がけ、自らも堪能されていたことが印象的でした。

雰囲気作り
あやかる
たしなむ
2020-10-02
ラジオ生放送収録無事終了

皆さま1日お疲れ様です。さきほどエフエムゆめウェーブ「自分のラジオ番組をつくっちゃおう!」の企画に参加させて頂き、【村上太志の“富岡保育園付属大学チャンネル”】を生放送収録を無事終えました村上です。


いや~30分、素人ながらしゃべり倒しました。おもしろいもので、しゃべっていると、小学生の時に放送委員会に入っていたことを思い出したり、意外にも放送業界に興味があったことに気づき、少し夢が叶った感覚でもありました。

さて、素人ラジオDJ村上の側には、放送局の方が見守って下さっているわけです。声量や、話す速度、時間、CMの入り口、挿入曲などなど。あらゆることに気を回しながら、素人ラジオDJ村上が気持ちよくしゃべれる環境を作って下さっていました。

これって、まさに、気持ちよく泣いたり笑ったり遊んだりする子どもを見守る保育者と似た位置だと思いませんか?

気持ち良く感じるポイントとしては、あらゆることに気を回していることを当の本人に気づかれないことです。放送局の方の気配を一切感じることなく、しかし何かあったらフォローしてくれるという安心感を持ってしゃべりました。


過去のブログ記事に記載しましたが、愛着形成において、常にくっついておくことが大事だと勘違いしないことです。大事なのは「いつでも、くっついても良いのだなと思える安心感」を持てることです。その安心感が強く持てば持つほど、子どもたちの世界はどんどん広がっていくのです。(安心感の輪)


なにはともあれ、エフエムゆめウェーブの方々、見守る保育を素人ラジオDJ村上にして下さりありがとうございました。


※笠岡放送123chでもご視聴できます。毎週木曜日午後13時30分~14時まで。(再放送は午後19時~19時30分まで)お時間許す方は聞いてやって下さい。

2020-10-01
あっちゃ、こっちゃ

こんにちは。雨あがりの、とみほ村の朝。ブログ愛読者ならば、もう、お分かりでしょう。


そうなんです。園庭では、あっちゃこっちゃで、泥んこだらけの子どもたち。長靴でチャプチャプするくらいなら可愛いいもんです。しまいには、裸足で‼︎ズボンを履いたまんま、お尻を浸して「良い気持ち」と言わんばかりのご満悦の表情。

11時半前になると、お台所から美味しいお昼ご飯のにおいが。そろそろお昼ご飯の時間です。泥んこだらけの服や靴のお着替えをする子どもを援助する保育者たち。泥んこだらけだと、脱ぐのも一苦労なんですね。友だち同士で引っ張り合って助け合うんだけど、引っ張り過ぎてケンカになっちゃう時もある。泥んこになった服や靴を、保護者に渡す前に水洗いをするのだけれども、本日はいつも以上に大量なんですね。何足も、何枚も洗いながら。洗いながら、お着替えをする時に、なかなか袖から手が通らず苦労する子どもを援助したり。はたまた、洗いながら、遊びにキリがなかなかつかない子どもを気にかけたり。1人で何役も、あっちゃこっちゃとアンテナを張る保育者。


そんな保育者を見ると、お手伝いしたくなるんですね。何人かの女の子たちが「洗濯、手伝う〜!」と、ゴシゴシ泥んこ服を洗うわけです。

そんな時に保育者がお手伝いをする女の子たちにかけた言葉が「ありがとう。洗濯母さんみたいだね。助かる~。」


とみほ村の暮らしは、みんなで支えている


感謝の巡った場面でした。


保育者たちはもちろん、またそんな場面を温かく許して下さり家庭でもお洗濯をして下さる保護者の方々。日々本当にありがとうございます。そしてこれからも子どもの健全な育ちと暮らしをともに守っていきましょう。


洗濯しながら
ありがとね
2020-09-30
非常事態の時こそトラブルが起きやすいんです‼︎

こんにちは。連日「とみほ村新聞」配達をさせて頂いています村上です。本日は笠岡市内のスーパーや郵便局などなどの施設へ。お忙しいなか対応して下さった店員の方々ありがとうございました。少しでも多くの方に目に留まって頂き、とみほ村(富岡保育園)へ足を運んで下さったら幸いです。


さて、本日は防災訓練がありました。火災発生場所や避難場所などは防衛委員会のみ知る情報として行われました。

大きなベルの音が鳴り、その後ハンドマイクで火災場所・避難場所が放送されるのですが‥


なんと‼︎


ハンドマイクの電池が切れていたんですね。(昨日、事前に防衛委員会が確認した時は音が出た様なのですが)ハンドマイク設置後はじめての電池交換をしました。

防災訓練ごとに、定期的に防災グッズの確認をする必要性と、このような『非常事態の時こそトラブルが起きやすい』ことを常に意識しておく必要性を感じた本日でした。

避難訓練
2020-09-29
番宣&謝罪をさせて頂きます‼︎

皆さま1日お疲れ様です。本日は番宣と謝罪をさせて頂きます。

まずは番宣から‥

10月1日からエフエムゆめウェーブ「自分のラジオ番組を作っちゃおう‼︎」の企画に参加させて頂くことになりました。そして本日はCM収録もしちゃいました。

↓CM全文です。

「村上太志の富岡保育園付属大学チャンネル。この番組では子どもたちの未来へ希望を繋げるをテーマに。僕が勤める岡山県笠岡市富岡保育園の子どもや先生たちから学んだエピソードをお届けします。毎週木曜日午後1時30分より、再放送は夜7時から。お会いしましょう」


尺は20秒。素人ですから、息継ぎのミスなども含めてテイク◯回。貴重な体験をさせて頂きました。

FM79.2MHz、ゆめネット笠岡放送ケーブルテレビ123chで視聴できます。お時間許される方は是非。


そして、ココからは謝罪です。本日CM収録後、とみほ村(富岡保育園)に帰りますと‥保育LABOの玄関前に、ビールケースなどで高々と作られた城が。夕方子どもたちが「できた‼︎」と達成感に満ちたコメントを残した城だったそうなのですが。わたくし、そんな気持ちを踏みにじるかのような行動に出てしまいました。


壊したんですね。


もしかすると、明日その城を使って遊ぶイメージを膨らませて帰ったかもしれないにも関わらず。この場をお借りして謝罪させて頂きます。


ごめんね。

2020-09-28
手のひら・足の裏・ほっぺ

こんばんは。本日は地元の消防団員として“救命救急講習”を受けさせて頂きました村上です。実は、夏に職場でも受けさせて頂いたので、今年2回目なんです。

つい気を緩めて参加していますと、恐ろしいデータと、なんと最新の知見を学ぶことができラッキーだったんですね。(やはり、学ぶときは積極的でなかればならないと反省しました。)


恐ろしいデータとは‥日本で心臓突然死で死んでいる方が、年間8万人近くいて、1日約200人なんです。そのうち、胸骨圧迫をすれば2倍生存確率が上がり、AEDを使用すれば6倍生存確率が上がるというデータもあるんです。このデータを見る限り、救命救急講習を受ける価値が分かりますよね。


さらに、最新の知見もご紹介させて頂きます。(少し涼しくなってきて、熱中症などの危険は減りましたが知っておきましょう。)熱中症などの症状が見られる時に、首元や、脇の下、足の付け根を冷やすのが定石だったのですが‥実は「手のひら・足の裏・ほっぺ」を冷やす方が効率的に身体を冷やす効果があることが科学的根拠に基づき分かったそうです。

2020-09-27
面影があるか否かの判断基準

皆さま1日お疲れ様です。本日も早朝より「とみほ村新聞」を配達しておりました村上です。実際に地域のお宅を歩いて回って分かるのが‥坂の上にお家があったり、玄関までに数段階段があったり、駐車場と離れてお家があったり。高齢者にとっては、しんどい生活条件があるのだと理解しました。

そんな中、岡山県笠岡市富岡地区も、少子高齢化の一途を辿っているのは明白で、もちろん空き家もたくさんあります。配達する際、空き家かそうでないかの判断を村上はどこでしたか⁉︎

一戸建ての場合、たいていお庭があるのですが‥お庭の手入れ具合を見ます。玄関先などにお花が少しでも咲いていると“暮らし”の面影が見えて、空き家ではないと判断します。


この判断基準を、保育施設に照らし合わせてみましょう。子どもたちが遊んでいるか、いないかの判断を、子どもたちがいない場面で判断する際、僕は園庭を見ます。スコップや泥団子などが少しでも転がっていると、子どもの面影が見えて、遊んでいるなと判断します。

加えて、園内にお花が活けてあったりすると、“暮らし”ているなと判断します。


ブログ読者の判断基準は如何様でしょうか?

なごり
秋の七草を詠む
2020-09-26
ひとりでぼんやりする時間

皆さま1日お疲れ様です。「村上先生って、保育園で何の仕事しているんですか?」と、しばしば質問を受ける村上です。

たいてい暇をしていますが‥最近では、地域のラジオ番組に参加が内定したので内容を考えたり。県内の保育士養成校の学内研修への教材協力をしたり。GT(見守る保育実践園※全国加盟500園程)新聞の記事を依頼されたので執筆をしたり。今年度延期になってしまった富岡保育園主催のGT四国保育研修会の、次回の予告編を作成していたり。市内の敬老会がコロナ渦で中止になってしまったので、高齢者施設へ富岡保育園写真集を作りお届けできないかを園長先生と思案したり。ほぼムラカミときどきキミちゃんmagazine”が好評のため次号の原稿を書いてみたり。とみほ村新聞300件ほどご近所さんなどへ配りに歩いたり。などなどですね。言ってみれば、やらなくても別に良いことだらけなのですが、村上のやりたいことをやらせて頂けるのは現場の保育者たちにお任せできるという安心感があるからでもあります。帰る場所、仲間がいるからこそ“ひとり”フットワーク軽く活動させて頂いています。感謝しかないですね。


本日は最後にひとり何もしない時間について、脳神経科学専門の早稲田大学理工学術院教授 枝川義邦先生のお言葉をご紹介したいと思います。

「何もしない、ぼんやりした時間」こそが、ひらめきを生む秘訣です。

人間の脳内は大きく3つの領域があって【生きる】【感じる】【考える】ための脳があります。

【考える】ため消費される脳エネルギーは3%ほど。ウンウン唸って考え事をしていても、97%のうち23割は【生きる】【感じる】に費やされるんです。では残りの7割は?「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN)の働きに使われるんです。

DMNの詳細は本日は省略しますね。


DMNの働きこそが、実はアイデアやひらめきを生む原動力になっていて、そんでもって、『脳が休んでいるとき』こそが活発に動くんです。


少し難しい用語も出てきましたが、ブログ読者の方思い当たる節はありませんでしたか?ついつい空き時間にスマホを見てしまったり。脳過労状態にある僕たち。大人だけに限らず、子どもも気をつけなきゃいけないかもしれません。もしも分刻みでスケジュールが組まれている乳幼児がいるとしたら⁉︎いつどこで何時ひとりぼんやりすることができるのでしょうか?遊びのアイデアやひらめきを生むためには、必須である『ひとりでぼんやりする時間』を。

ひとりの大切な時間
2020-09-25
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