副園長ブログ
おはようございます。早朝に登園していた子どもと近所を散歩しながら、富岡北地区まちづくり協議会回覧板を届けました村上です。あたり一面の草花には霜がおりており、朝日の光と重なり白焼けとなって眩しく映りました。 さて、富岡保育園の建物のウリ⁉︎と言えば‥江戸時代末期天保14年に建てられ、天井裏にある大きな梁や松竹梅の欄間(竹の部分は現在ありません)などが特徴的な古民家でしょうか。職人の技術が随所に張り巡らされた建物に、なんと令和時代からの刺客⁉︎が侵入⁉︎しました。 その刺客とは‥空中を縦横無尽に飛び回る‥ドローンです。 実は昨日、岡山県笠岡市笠岡工業高校土木科の学生と先生が来園されました。来年度へ向けて水面下ですすめているプロジェクトの打ち合わせのためです。 (※決定していないので大きな声では言えませんが‥ココだけの話‥来年度、富岡北地区の航空写真や動画をドローンを使用して撮影して頂く計画をすすめています。昨日は富岡北地区の神社やお寺を実際に歩いて視察しながら、富岡北地区に興味を持っていただきました。) 打ち合わせ後に、小型のドローンを富岡保育園内で試しに飛行してくださいました。江戸時代の建物の中に令和時代のドローンが侵入していったんですね。江戸時代に建築に携わった人たちも、180年後に、まさか部屋の中をドローンが飛び回るなんて思ってもみなかったんじゃないかと思います。もちろん保育施設として、赤ちゃんが床の間でオムツを替えたりするなんてのも思ってもみなかったと思います。 最新の機械(ドローン)を操作する学生に対して、子どもたちの眼差しは憧れの光となって映っていました。学生も含めた大人が、イキイキと、こだわりをもったり、夢中になったり、没頭したり、楽しんだりする本物の姿を“見せる”ことは、子育てには大変有効に働くんじゃないかと思いました。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からよろしくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろ点灯しています。お気をつけてご鑑賞ください。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。※木製であたたかみのある看板が本日カサセイホームズさんから納品されました。看板を見るだけでも一見の価値はありますよ。是非お気軽にお越しください。お問い合わせは富岡保育園へ。(又は館長村上09X33715648) |
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2021-12-14 |
“しもやけ おててが もうかゆい” おはようございます。ある歌の歌詞を口ずさんでみた村上です。 ブログ読者の方ならば、もうお分かりですよね⁉︎そうです。「たきび」という童謡です。 この歌詞のシーンを解説しますと‥ しもやけを発症させている子どもが、落ち葉などで作った焚き火にあたっている最中に、しもやけ部位が温まることにより痒み(かゆみ)を引き起こしているんですね。ただ、このシーンの子どもに注意してほしいことは、「かゆくなっても、しもやけ患部を引っ掻いたり擦ったりしないでね。」ということです。 せっかくなので本日は【しもやけ】について勉強してみましょう。もしもブログ読者で毎年発症しておられる方などおられれば参考にしてみてくださいね。 しもやけのメカニズムは、手足や鼻・耳などを流れる血管が寒さによって収縮し細くなることで“血の流れが悪くなり炎症を起こしてしまい”赤く腫れるように浮腫んで(むくむ)きて、かゆみや痛み、しびれを併発させる状態のことを言います。 ※医学的には「凍瘡」(とうそう)と呼ばれます。(凍傷とは全く別の病態です。) ちなみに、子どもは体が小さいほど、比例して体表面積が大きくなるので、外部からの寒冷の影響を受けやすく、そのため、しもやけの発症リスクが高く、また重症化しやすいんだそうです。 それでは、ここからは最も重要な予防方法を4つ紹介していきますね。メモのご用意を。 ①寒冷にさらされる前に、手袋・耳当て‥ネックウォーマーなどの防寒具を着用する。 ②手袋、靴下、靴などは、ゆるめのサイズを選ぶようにする。きついサイズを着用すると血の巡りが悪くなる。 ③湿気に体温を奪われないようにする。ぬれた手はハンカチですぐに拭き、湿った(しめった)靴下や靴は早めに取りかえる。 ④十分な睡眠と水分・栄養をとる。 ※上記の予防方法を実践しているにも関わらず幼少期から何度もしもやけを繰り返してしまう場合は、小児科や皮膚科の受診をオススメします。 これから冬本番に向かっていきます。冬の遊びを満喫するためには、見守る大人がきちんとした知識を身に付けておくことが必要不可欠です。 ※上記は、株式会社日本学校保健研修社発行『健』2022−1月号を参照しています。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろ点灯しています。お気をつけてご鑑賞くださいね。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。お気軽にお越しください。 |
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2021-12-13 |
それはそれはいそがしそうに、部屋中にちらばっている、ごっこあそびや人形あそび用の服やスカートを集めるひとりのおんなのこ。日が暮れはじめた夕がたのひととき。おんなのこのお迎えの時間までには、まだほんのりとした時間は残っているでしょうし。何をそんなにあわててお片付けをしているのだろうかと思いましたら‥ 「ねぇ、ねぇ。せんせいはどの服がいいの?」 と、おんなのこが尋ねてきたものですから、よくよく片づけられた服やらスカートを見てみたところ。 片付けていたと思ったのは勘違いのようでした。おんなのこは、棚や机に、集めてきたごっこあそびや人形あそびの服やスカートを、きれいに並べていました。赤色のスカートは、赤が際立つように広げていますし、柄が豊かな服は、柄が際立つように広げています。 「ここは、わたしの服屋さんだからね。たぶん、せんせいに似合うのはないと思うけど、見て行ってもいいよ。」 と、おんなのこが、それはそれは気持ちをまっしぐらに伝えてくれたものですから、じっくりと陳列された服やスカートなどを見させてもらいました。 そうしているうちに、おんなのこは、まわりで他のことをして遊んでいる友だちにも声をかけていきます。 「ここ、わたしの服屋なの。好きな服があったら買ってもいいよ。」 その声にときどき、寄っては、服やスカートを見ていく友だち‥ではなく今はお客さんたちでしょう。お客さんがさわった服やスカートは、お客さんがお店から出ると、おんなのこは丁寧にまたきれいに広げて並べ直し、そしてそれを繰り返しています。それはそれはうれしそうにいそがしそうに。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろの点灯です。お気をつけてご鑑賞ください。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時まで開所しています。お気軽にお越しくださいね。(富岡保育園内にあります。) |
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2021-12-12 |
最近良いことが続きに続いて、逆に⁉︎不安を感じてしまう幸せ者の村上です。本当に良いこと尽くめでして、今日も美味しいお肉とお酒で一日を終えられそうです。(※富岡北地区の方々から“猪の肉”と“ボジョレーヌーボ”を先日頂きました。遠慮なく味わわせてもらいますね。) そんなこんなで、本日はブログ愛読者に良いこと話をお裾分けしたいと思います。(本来なら、お肉とお酒を分かち合いたいのですがね。) まず昨日のことに、ガン再発定期検診後‥お会計中に廊下で、とある方にすれ違ったんです。何食わぬ顔で車椅子を押す看護師さん。特に目立った特徴は無いのですが、“なにか”を感じたんですね。どうしても気になってしまい、お会計後に再度すれ違った廊下へ向かいました。大きな病院ですし、たくさんの看護師さんがいるだろうし、もう会える見込みはないだろうと思いながら‥しかし奇跡って起こるもんなんです。なんと、“なにか”を感じた看護師さんがまた通られたんですよ。 村上「看護師さーん、すみません。違ったらすみませんが‥もしかして、ヤマキさんという名前ではありませんか?」 “なにか”を感じる看護師さん「はい、そうですよ。あ!その声‥なんか聞き覚えある。名前はなんて言うんですか?」 村上「むらかみたいし、と言います。3年くらい前に、ここの3階の血液内科で癌治療でお世話になりまして。実は当時、退院後にヤマキさんに御礼に伺ったのですが、産休中でおられなくて‥」 “なにか”を感じる看護師ヤマキさん「あー、わかる、わかる。思い出したよ。そうそう、子どもを産んでね。そうだったんだ~めちゃくちゃ元気そうでよかったよ~。(ヒョウ柄のズボンに、当時の倍ほどふっくらした姿を見て)」 村上「本当に、当時はありがとうございました。お陰様で、この通りめちゃくちゃ元気にさせてもらっています。本当にありがとうございました。」 当時、癌を告知されたと同時にベッドに乗せられ病棟に運び込まれた際、入院の説明などを、それはそれは“丁寧に”して下さり、輸血や初回の抗がん剤治療などが行われた入院1ヶ月目を担当して下さった看護師さんが、ヤマキさんだったんです。かなり動揺して精神的にも追い込まれていた状況の中、ヤマキさんの名前だけは絶対覚えて、退院できたら絶対に御礼を言いに行こう!と決意していたんです。本当に会えて本当に良かったです。 そして良いことは、まだまだ続きに続き‥今日のことに、職員会議終了後‥玄関先のチャイムがすこし控えめに鳴りました。 いつもなら、現場職員に対応を任せるのですが、“なにか”を感じて、村上自ら玄関先へ向かいました。すると、控えめに玄関口を開け、佇む、とある女性。 なんと、10年ほど前、一緒に富岡保育園で働いていた方でした。 控えに佇む女性「お久しぶりです。突然連絡もなしに来てしまいました。」 村上「お久しぶりです〜!!!うわ〜、是非是非、中にお上がり下さい。」 10年ぶりのお久しぶりの女性「ありがとうございます。今日来る前に、予習がてら富岡保育園のホームページを見てきました。村上先生のブログも読みました。あんな文章の才能があったなんてビックリです。」 村上「いえいえいえ〜。読んだ下さってありがとうございます。さぁさぁ、どうぞ、どうぞ。」 お久しぶりの先生は、当時富岡保育園には2年足らずの在籍でした。けれども、ご都合により退職された後にも、園長先生や二代目園長先生とはお手紙などの交流を続けておられたんだそうです。 村上にとっては10年ぶりなはずなのですが、つい最近会ったような“なにか”を感じたんですね。“丁寧な”佇まいや所作、言葉遣いが当時のままで美しく記憶を甦られさせてくれたからだと思います。 (※お久しぶりの丁寧な先生と、園長先生、村上で、近況報告をすることができました。丁寧さへの憧れや尊敬をもつことができた、とても素敵な時間でした。本当にありがとうございました。) ブログ愛読者の方々、いかがでしたでしょうか?良いこと話でお腹いっぱいになって頂けたでしょうか? 人と人との出逢いに“丁寧な”ひとときがあると、記憶は素敵に甦るもののようです。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号へ宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろ点灯しています。お気をつけてご鑑賞くださいね。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時ー17時ごろ開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-12-11 |
私事ですが‥本日、毎月のガン再発検査に行っております村上です。ご時世がら特に病院勤めの医師や看護師や事務の方々など心身ともに疲労が積もっているはずなのですが‥そんな中でもワントーン高いボイス、また患者さんのリズムに合わせた丁寧な声に、プロフェッショナルさを感じずにはいられません。日々、僕を含めた患者の安心をお守り下さりありがとうございます。 さて、本日のブログは‥ブログ読者の方の“想像力”がものを言いますので、是非あたたかい飲み物と甘いお菓子を口に含みながらお読みくださいね。 昨日の、とみほ村の富岡保育園では毎月恒例の“らんらんピクニックday”が開催されていました。ほぼ唯一に近い年齢別活動のようで、就学前園児(classエジソン5歳児)限定です。ご家庭から空(から)の弁当箱を持ってきて頂き、お台所スタッフが中身を作り詰めていきます。そして出来上がったお弁当を携えて、とみほ村の中の“好きな場所”で、友だちと賑やかに、ときにはひとりこっそり食べる活動です。 そんな“らんらんピクニックday”での、とある場面をご紹介したいと思います。 Aちゃん「これ、ミートボール‼︎」 Bちゃん「ハハハハハ(笑)」 Bちゃん「これ、トマト‼︎」 Aちゃん「ハハハハハ(笑)」 なにやら、仲睦まじく、2人の女の子たちが、具材を箸やフォークを使って持ち上げ、そして見せ合いながら、それはそれは朗らかに笑い合っています。 この2人の女の子。実は前日からある準備をしていたんです。 Aちゃん「明日、ここで“らんらんピクニックday”しよう‼︎」 Bちゃん「いいね~‼︎じゃあ、私たちの家を作っておこうよ。」 と、いった具合に‥木製のベンチを2つ運び込む、合わせて正方形に近い面を作りました。そして、手で砂や土などを一生懸命払い除けて、自分たちの食べる場所をキレイにしておきました。 そして、いくつかのビールケースや牛乳瓶ケースを運びこみ四方を囲んでいきます。ある程度、まわりとの境界線ができると、次にインテリアを決めていきます。 Aちゃん「これ(ビールケース)は、私の靴箱で、これ(隣のビールケース)はBちゃんの靴箱ね。」 Bちゃん「わかった。じゃあ、これ(靴箱に見立てたビールケースの間にもう一つビールケースを運び込み)を玄関のドアにしようよ。」 Aちゃん「いいね。じゃあさ、それ(玄関のドアに見立てビールケース)の、ここ(ビールケースのところどころにある穴)に鍵をかけようよ。」 Bちゃん「わかった。じゃあ、ちょっと待ってて‼︎」 (Bちゃんは、あたりから、千日紅のお花を1本と、風船ゴムのカスを1つ拾って持ってきました。) Aちゃん「じゃあ、これ(風船ゴムのカス)が私の鍵で、それ(千日紅のお花)がBちゃんの鍵な‼︎」 2人にとっては、2人だけの、2人しか入れない小さな家の出来上がりでした。もちろん屋根や壁などは大人の目では見えないのはお分かりだと思います。けれども、見えないからと言って、あまりにも楽しそうであるからと言って、平然と大人が土足で踏み入れるような世界ではありませんよね。ましてや声をかけることすら憚る(はばかる)ような素敵な世界に、つい、うっとり見惚れてしまいました。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日18時ごろまでの点灯です。お気をつけてご鑑賞下さいね。 ★私設公民館とみほ村文庫は平日9時~17時ごろの開所です。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-12-10 |
おはようございます。ただいま園長先生オススメの福音館書店による「月刊たくさんのふしぎ~ギアナ高地 謎の山テプイ~寺沢孝毅」を朝読しています村上です。とにかく一言感想を言ってみると‥「そそのかされるわぁ~。」ですね。 ブログ愛読者の方に質問です。 「行ってみたい国、行ってみたい場所はありますか?」 現実的なこと(お金や移動手段など)はひとまず置いておいて、とにかく“行ってみたい”に焦点を当てて考えてくださいね。 ちなみに、村上は先日ラジオゲスト出演して頂いた富岡北地区まちづくり協議会会長さんのオススメの地「ペルーのマチュピチュ」に、いつかは行ってみたいと思っています。 さて、話を冒頭に戻しまて‥ブログ読者の方の大半が思ったこと「まず、ギアナ高地ってどこ?謎の山テプイって何?」 ギアナ高地は、地球儀であらわすならば日本のちょうど裏側。南アメリカ大陸の北部、ベネズエラやコロンビア、ブラジルなどなどの国にまたがる広大な丘です。その広大な丘に100ほどある、巨大な岩山、地元の先住民族ペモン族の言葉で言うならば「魔の山」と称されるのが“テプイ”なんです。 で、ここからが面白いのですが、ギアナ高地に君臨するテプイは、非常に環境が過酷なんです。土なども激しい雨や風にさらされほとんど出来ない状態であるからこそ、植物などはコケ類などにゆっくりゆっくり根付くしかないんです。植物が育ちにくいということは、当然、虫などの生き物も生き残りにくいんです。厳しい環境に耐え続けて命をつないだ種だけが生き残っていくんです。 ちなみに、過酷な環境のテプイ頂上台地には、地球の成り立ちを解き明かす固有種の植物があります。 それは、南アメリカという大陸にヒントが隠されているからです。 約6億年前、地球の南半球には、“ゴンドワナ大陸”と呼ばれる広大な大陸がありました。その後、大陸が切り離されながら移動した結果、ユーラシア・北アメリカ・南アメリカ・アフリカ・インド・オーストラリア・南極などの大陸に分かれていったんです。 が‼︎移動していく大陸のなかで、南アメリカ大陸だけがほとんど同じ位置のまんまだったわけです。だからこそ、ギアナ高地はずっと熱帯にとどまり続け、そこに住む生き物は姿を大きく変えず、古い姿のままの動植物が残っているんです。 さて、今日のブログ記事。「ギアナ高地に興味持った方は是非足を運んでみてね‼︎」とまとめることもできるでしょうし‥「知らないことを知るのって楽しいよね‼︎好奇心が湧くと元気が漲るね‼︎」とまとめても良いかと思うのですが‥ 副園長村上は、【環境】に焦点を当ててまとめてみたいと思います。どんな動植物も、住む環境下によって、生き残る戦略をとっていくわけです。もちろん、僕たち人間も同じように。 現代日本の子どもの環境で言えば、地球温暖化や子どもの貧困が叫ばれるなか‥冷暖房完備、もしくは床暖房完備、また興味や好奇心を本能的に働かせる必要もないままAI機能がオススメするコンテンツで遊ばせてくれるデジタル玩具、年齢別に評価してくれる区切られた教室などなどの【環境】で生き残る戦略をとる乳幼児がいるかもしれません。すると、体温調節機能や好奇心や自己肯定感などは退化させて、例えば承認欲求などを進化させる生存戦略をとるニンゲンも出現してくるかもしれません。 それでは、エド時代末期に建てられた、段差だらけの木造古民家の住まいと、凸凹だらけで鉄筋遊具が無くなった、大きな石や大きくえぐれた築山のあるお庭で育つ、トミホ村のアソベルコドモ族たちは、どのように生存戦略をとっていくのでしょうか?年齢別の活動もほとんど無ければ、指示をしてくれるセンセイもほとんどいなければ、ハイスペックなデジタル玩具も無ければ、ホイクシという限定された大人だけでない多様な大人が日々行き交う環境下で‥ ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろ点灯しています。お気をつけてご鑑賞下さい。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時ー17時ごろ開所しています。お気軽にお越しください。 ★トミホ村アソベルコドモ族の研究を副園長村上と一緒してみたい方も募集しています。研究室“保育LABO”を設置していますよ。 |
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2021-12-09 |
織田信長軍の鉄砲隊に膝を撃ち抜かれ負傷した忍者が、戦国時代からタイムスリップし、なんと‼︎令和時代の富岡保育園へやってきた、嘘のような本当の話を今日はご紹介したいと思います。 先日、岡山県北にある津山城を取り巻く鶴山公園(かくざんこうえん)を盛り上がるボランティアグループ「作州忍者鶴山隊」(さくしゅうにんじゃつるやまたい)のメンバーの方々が岡山県南笠岡市富岡605にやって来られたんですね。 ブログ愛読者の方で察しが良い方ならば、なんとなく予想がついてきたかもしれません。織田信長軍とのエピソードは、作州忍者鶴山隊の方々の設定なのでは⁉︎(←ロマンある物語なので、これ以上は解き明かせません。ご了承ください。) 【私設公民館とみほ村文庫】の記事を中国新聞でご覧になった方が、ボランティア忍者グループのメンバーの方へ「富岡保育園へ行ってみようよ!鉄は熱いうちに打てって言うし、とにかく早く行こう!」とお誘いくださって県北からの園見学が実現されました。 ボランティア忍者の方々から「いやー、この建物を保育園として使っているのが良いよね。天井裏に忍び込んでおこうかな。」「子どもたちが賑やかに遊んでいて、良いねー。最近なかなか、こんな風に遊ぶ子どもたちがいないからさ。良いよねー。元気が出るね。僕も一緒に飛んで走り回りたいんだけどさ。ちょっとさ、鉄砲で撃たれて古傷が痛むんだよね。」などなど、冗舌に園内や文庫内をワクワクしながら見学して下さいました。 また、お庭で遊ぶ子どもたちには「お!みんな!忍者って知ってるか?手裏剣の飛ばし方は知ってるか!?お!もうちょっと膝を曲げて!そうだ!」などと、すぐに子どもたちの好奇心のハートをキャッチしておられました。 帰り際に‥「村上さん!あたたかくなったら、いっしょに楽しいこと、おもしろいことしましょうよ!」と、エネルギーだらけの言葉を贈って下さいました。本当にありがとうございました。 ちなみに、ボランティア忍者のひとりの方は、「街頭紙芝居」をオリジナルの自転車を使って活動されていたり、また岡山県より北に進んだ鳥取県では「鉄道模型のジオラマ」を自作で作り子どもたちなどに鑑賞してもらっているんだそうです。「何歳になっても、僕は子どものまんまで、楽しいこと、おもしろいことがしたいわけ。小学校の時、授業中にパラパラ漫画をずっと描いていたら先生から“おまえ、絵が上手いじゃないか”と怒られるのではなく認めてもらったの。それから絵を描いたりモノを作ったりする活動をずっと続けてんだよね。」 とみほ村には、戦国時代まではいきませんが‥江戸時代末期に建てられた建物を利用した一軒の保育園があります。また、地域内外の学生や年配の方々の憩いの場である私設公民館もあります。ブログ読者の方を含め「保育園の子どもたちと〇〇がしたい!公民館で〇〇がしたい!」とのご要望の声をドシドシ受け付けています。是非お気軽にお問合せくださいね。 ※ボランティアイベントなどの要望の打ち合わの際にも、必ず富岡保育園の保育実践や、とみほ村運営理念のお話をさせて頂きます。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろに点灯しています。お気をつけてご鑑賞下さい。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-12-08 |
「守景(もりかげ)の絵じゃーん‼︎うわー‼︎私この絵が大好きなんよ~‼︎東京の美術館まで観に行ったことあるんよ‼︎」 昨日、【私設公民館とみほ村文庫】に足を運んでくださった方が、日本美術絵画全集第16巻久隅守景(くすみもりかげ)編の表紙絵を見て感動されて放った一言です。 ちなみに江戸時代に狩野派の弟子で一番優秀であった守景の「納涼図屏風」に感動された方はご友人と一緒に、ある目的を持って、とみほ村に来られました。 「村上さん。実は、私の友人、いろいろと疲れているみたいで愚痴っぽくなっちゃってね。ワンコインランチ頼めるかしら⁉︎子どもたちと一緒にご飯でも食べたら元気がでないかしらね⁉︎」 守景ファンの方の目的は友人を元気づけることなんですね。そのために“とみほ村ワンコインランチ”を選んでくださったわけです。 子どもたちとのワンコインランチ後、守景ファンの友人の方の表情は、なんだか晴れ晴れとした、どこか悩みや考え事などが吹き飛んだように見えました。 守景ファンの方「賑やかな中で食事ができて楽しかったわ。私の友人も、今日はよく眠れるんじゃないかしら。サバの味噌煮おいしかったわ〜!ありがとうございました!」 どのご時世でも、学生は学生の悩み。20代は20代の悩み。80代は80代の悩み。独身は独身の悩み。所帯持ちは所帯持ちの悩み。病気や怪我の悩み。悩みがないことへの悩み。考えだしたらキリがありません。最近村上の耳にも「なにが不安か分かりませんが、なんだか不安で、夜なかなかな眠ることができません。」とのお声が入ってきます。 そんな方に朗報です‼︎ とみほ村では、乳幼児の保育を対象とした保育施設「富岡保育園」が一軒あります。そこでは、保育士資格や栄養士、調理師資格を有した職員が主に保育活動をしています。 が‼︎資格を有しておらずとも、とみほ村は、年齢や職種、性別や国籍など一切問わずwelcome(ウエルカム)なんです。 とみほ村で、1日、1時間、30分でも、子どもたちや先生たちなどと、同じ時間を共有する、つまり一緒に暮らしてみてはいかがでしょうか。 【とみほ村おすすめ体験プラン】 ※それぞれの体力やお時間の都合なども含めて調整可能です。 ・10時ごろ~ とみほ村NOW(ボランティア・職場体験など)に参加する。子どもたちと、ままごとをしたり、お庭を散歩したり、絵本を読んだりできます。また、遊んでいる様子を見ながら、縁側で現場保育者たちとほうじ茶などを飲むのもオススメです。 ・11時30分ごろ~ とみほ村ワンコインランチ(500円※食材などの関係で前日までの予約をお願いしています)に参加する。子どもたちと一緒にちゃぶ台を囲んで食事をとります。好きな食べ物や苦手な食べ物の話をしたり、最近の出来事をお話しするのはいかがでしょうか。お替りも自由です。 ・12時30分~ 私設公民館とみほ村文庫で休憩する。ご興味がある本、また今まで関心を持ったことがない本と出会えるかもしれません。古道具やメダカに囲まれながら、ゆっくりしたお時間をお過ごしください。 ・14時ごろ~ 時間を忘れて、ボーッとしていたところ。我にかえり、気をつけて帰路に向かう。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時点灯しています。お気をつけてご鑑賞ください。 ★添付写真の説明‥昨日の16時ごろの空に、浮かぶ泳ぐの表現が当てはまらない、上空の風で刻々と変化する雲を見上げる子どもたちの写真です。「あれは、恐竜みたい!」と言う子どももいれば。「空がぐちゃぐちゃになってるよ!」と言う子どももいました。 |
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2021-12-07 |
皆様1日お疲れ様です。さきほど【私設公民館とみほ村文庫】の記事を新聞で読まれた方から寄付金(志)を預かりました、館長の村上です。文庫の備品購入などにあてさせて頂きたいと思います。社会貢献がともにできることに感謝しております。本当にありがとうございました。 ちなみに寄付金(志)を頂戴しました方とは、館長村上、実は面識もなく、また富岡保育園にも足を運ばれたことがないと思うんですね。是非、ご都合がつく範囲で、岡山県笠岡市富岡605までお越し頂ければ幸いです。 そんでもって、本日は‥まだ富岡保育園へ足を運ばれたことが無い方に向けて、『富岡保育園の歴史』を、すこし駆け足になりますがお伝えしたいと思います。がんばってついてきて下さいね。 ↓ ↓ ↓ 『富岡保育園の歴史』 昭和40年、日本が高度経済成長時代のど真ん中にある年。笠岡市富岡地区近辺にも団地が多く形成され乳幼児が激増し、保育施設不足が嘆かれておりました。「ポストの数だけ保育園を!」と言われていた時代です。 そんな地域住民の“声”に現園長の祖母にあたります初代園長先生が、地域の“声”に共感し、笠岡市富岡605にあります、親族が所有しておられた江戸時代に建てられ元廻船問屋であった古民家を利用して、保育園をはじめました。そして昭和43年には児童福祉施設として認可保育園となりました。 また平成3年。現園長の母にあたります二代目園長先生が、より地域住民や社会の“声”に寄り添うことができるように、経営主体を個人から社会福祉法人へと変更しました。平成10年には休日保育、平成15年には病後児保育をはじめました。「本来ならお熱が下がって自宅ですこし用心させたいのですが、どうしても仕事が休めず‥」などの保護者たちの“声”に寄り添うためです。その後、病院内保育施設の充実や、乳幼児医療制度、育休産休制度、有給休暇取得などが時代とともに整いはじめ、休日保育は平成16年まで、病後児保育は平成29年までで、いったん終えることになりました。 そして近年では、令和3年。自主事業として一時預かり事業を始めました。コロナ渦で都心から感染避難された家庭の子どもたちを受け入れたり、笠岡市外で待機児童となってしまった子どもなどを受け入れたり。子ども同士の関係性から得られる健全な発達をのぞむ保護者の“声”に寄り添うためです。 また先月(令和3年11月)には「私設公民館とみほ村文庫」を園内敷地内に開所しました。これも地域住民から「独居老人、つまりひとりで住まわれている年配の方や、また籠り(こもる)がちになっている学生が、元気の出る、癒される居場所を作ってくれないだろうか」との“声”に寄り添って実現しました。 富岡保育園の歴史はまさに、保護者や地域住民、そして社会全体からの“声”に寄り添った証でありますし、またそれらに携わった人と人との“ご縁”にて、約60年にわたり無事に誠実に運営できています。 現在は園長、副園長、事務長、主任、副主任、マネージャー、栄養士、調理師などを含む23名の保育者と、76名からなる園児、また保護者やご近所などの地域の方々とともに、日々を丁寧に暮らしています。 ↑ お読みになられましたブログ読者の方、いかがでしたでしょうか?ご興味や関心を持っていただけましたら、是非一度足をお運びくださいね。お待ちしております。 ※誤解のないように‥見学料や入場料などは一切いただいておりません。“笑顔”と“感謝”の気持ちを共に巡らせることができれば幸いと考えています。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時ごろの点灯となります。お気をつけてご鑑賞くださいね。 ★私設公民館とみほ村文庫‥平日9時~17時開所しています。続々と新着古本が届いていますので、是非是非足を運んでみてくださいね。 |
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2021-12-06 |
突然ですがブログ愛読者の皆様‥ 「お手紙を最近“直筆”で書いたことがありますか?」 パソコンやスマホなどを利用したメールやLINEではなく、文房具の鉛筆やシャープペンシルやボールペン、又は万年筆や筆ペンなどで、紙に直接、自分の手を動かして書くことです。 ふらっと足を運んだ「文房具とお茶」のお店(尾道市【綴る。】)にて、煎茶を飲みつつ‥ 店主さんが、複数の戸棚(元々ウイスキーのお店だったようで、ウイスキーを複数保管しておくために備えつけられたシックな木調の棚)から1つの扉を開き、1枚の紙をとりました。それは直筆で書かれた手紙でした。 複数の戸棚には全て手紙が入っているんだそうです。まだ会ったことがない、むしろ今後も会うことはないかもしれない誰かに向けて直筆で書かれた手紙です。 その手紙に対して、会ったことがなければ、知るよしもない誰かが返事を書くんです。おもしろいですよね? このたび村上が返事にチャレンジした手紙には‥上司か先輩らしき方に分からないことを聞いたら「あなたに教える時間がもったいないことくらい分かる⁉︎」と言われたようで、傷ついてしまっていました。そして「素直さって死じゃん」「分からないことは聞いた方が良いという常識が覆りました。みなさんは最近、常識が覆ったことありますか?」などの言葉が綴られていました。 実は、この手紙の返事を書くことを躊躇った(ためらった)んです。なかなか励ましの言葉や、自分の中で常識が覆った体験が思い浮かばなかったからです。 頭を抱え悩んでいますと、店主さんから「とりあえず、手紙とペンを置いておきますね。手紙を前にしてペンを持つと意外と言葉が思い浮かぶかもしれませんよ。」と声をかけられました。 性別や年齢も分からない相手の顔や想いを浮かべながら、村上が綴った手紙の内容は‥ 「僕の勤めている、とある保育園では不思議なことが起こるんです。ある1人の子どものソックスが片方よく無くなるんです。先生や友だちが探しはじめるのですが、本人はいたって知らん顔で困った様子が無いんです。それもそのはずで、実は片足に2つのソックスを重ねて履いているからなんです。無くしたと思っているのは先生や友だちだけで、本人は無くしたつもりはなく、ただ“片足に2つのソックスを重ねて履くこと”が自分の流行り(ファッション)なわけなんです。バランスが悪いような、靴などを履くときに気持ち悪くないのかなと、僕の常識が覆ったひとときでした。最後に‥僕は『素直さは美』だと思いますよ。素直なあなたのままでいてください。」と、綴ってみました。 するとですね、なんだかココロがスッキリしたんです。なるべく丁寧に字を書き、なるべく丁寧な言葉を選ぶことで、返事を書いている自分自身が気持ち良かったんです。 ※お調子にのって、金木犀(キンモクセイ)のイラストが描かれた手紙セットを購入してしまいました。誰に何を書こうか考えるだけでワクワクドキドキするものですね。 ~おまけ~ ふらっと足を運んだお店パート②「本と音楽」のお店【尾道市“紙片”】にて、保育LABO用にあれやこれやとお買い物をしました。 ご紹介しますと‥ (書籍) ・「美しい痕跡~手書きへの讃歌~」フランチェスカ・ビアゼットン ・「喫茶店で松本隆さんから聞いたこと」山下賢ニ ・「差別はたいてい悪意のない人がする~見えない排除に気づくための10章」キム・ジヘ (CD) ・いろんなためいき ・ちよそら まだ購入して読んでいない本がたくさんあるにもかかわらず‥積読が増えてしまういっぽうなことを店主さんに打ち明けると「購入した時点で読んだようなものです。本という物体からエネルギーをもらえるから安心してください。」と声をかけられました。現在ページをめくるのが、もったいなく、表紙を見たり撫でたりしています。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★私設公民館とみほ村文庫‥平日9時~17時ごろ開所しています。※本などの寄付は常時受け付けております。(状態によってはお断り又は廃棄する場合もありますのでご了承下さい。) ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」‥平日17時~18時点灯しています。(土日は、村上が保育園にいる場合は点灯していることもあります。) |
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2021-12-05 |
おはようございます。テレビを見る習慣はありませんがN〇Kの朝ドラだけは最近欠かさず見ている村上です。N〇Kも働き方改革なのか土曜日の放送は総集編のようで、次週が待ち遠しいものです。 さて、話は変わりますが‥ 昨日【私設公民館とみほ村文庫】へのお問い合わせを多数頂きました。 「大事に保管していた“日本美術全集”を、そちらに寄付したいのですが、いかがでしょうか?」 「写真家の知人がいるのですが、そちらで写真展を開催できないでしょうか?」 「趣味で絵画をしているのですが、そちらで絵を飾って頂けないでしょうか?」 などなど‥大変ありがたいお声かけを頂きました。 私設公民館とみほ村文庫は、利用者の方とともに育つコミュニティスペースです。是非、ご要望やご意見などがありましたら気軽に問い合わせ下さい。 (※できれば直接、文庫を拝見してもらいながら、「〇〇を置いてみたい」「〇〇をやってみたい」などの意見交換ができればと考えています。館長 村上 09X33715648) ちなみに問い合わせが増えた理由として‥実は昨日(12月3日付)“中国新聞”に文庫記事が掲載されたからなんです。 ※取材をして下さった記者の方は、なんと‼︎先代(二代目)の園長先生時代の富岡保育園卒園児‼︎ どんな記事か気になりますよね⁉︎ 中国新聞を購読していない方のために、本日は全文ご紹介しますね。 ↓ ↓ ↓ 【富岡保育園に交流空間~笠岡 寄贈本1000冊や木製テーブル~】 地域住民たちの交流場となる空間が、笠岡市富岡保育園内にお目見えした。病後児保育施設を改修した「とみほ村文庫」。室内には、地域住民から寄贈された約千冊の書籍や、ぬくもりのある木製テーブルなどを配置。地域や世代、職種、国籍を超えた多様な人が集える交流の場を目指す。(谷本和久) 同保育園が2003年に病後児保育施設として整備した木造2階建て建物の1階部分2室計約20平方メートルを改修。本棚や木製ブランイド、木製収納箱の長持ちを利用したテーブルなどを置き、温かみのある木目を基調にした各6畳の文庫室と交流室に整えた。 長持ちをはじめ、小説や雑誌などの書籍、コップなどは全て地元住民から寄贈を受けた。施設を同保育園が提供し、地域住民でつくる富岡北まちづくり協議会が管理する。 同協議会が会合を開く施設が高台にあり、高齢化が進む住民の負担が増す中、協議会メンバーでもある富岡保育園の村上太志副園長(35)の発案で実現した。屋外で遊ぶ園児の声も聞こえ、高齢者の元気にもつながるという。 利用時間は平日午前9時~午後5時。会議など無料で利用できるほか、本の貸し出しや、セルフによるお茶のサービスもある。 同協議会の潮見康雄会長(71)と村上副園長は「地域では高齢者が増えている。家に閉じこもらず、いろんな人とおしゃべりしてみんなが元気になる施設にしたい。気軽に利用してほしい」と呼び掛ける。 ↑ ↑ ↑ とっても素敵な文章を書いて頂けました。本当にありがとうございました。ブログ愛読者の方‼︎読んでしまうと、足を運んでみたくなりますよね⁉︎是非お気軽にお越しください。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時頃点灯しています。交通量の多い道沿いですのでお気をつけてご鑑賞くださいね。 |
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2021-12-04 |
おはようございます、富岡保育園&富岡北地区まちづくり協議会広報担当村上です。TVなどからは、新しいコロナウイルスの変異株情報、関東圏での地震情報など、なんだか“不安”に陥るニュースが雪崩れこんでおりますが‥ 村上からのとっておきのニュースは⁉︎(※個人情報保護に基づいてすすめていきますね。) コロナ渦により結婚式が延期され、中止も余儀ない状況であった1人のトミホクルー(富岡保育園保育者)‥先日‼︎無事に開催することができ、御親族やご友人とお祝いの時間をともにすることができました。仲間である僕たちトミホクルーからは花束をお贈りさせて頂き真心を添えさせて頂きました。本当におめでとうございます。 続いてのニュースは‥産休中の1人のトミホクルー‥先日‼︎無事に‼︎出産されました。コロナ渦で旦那様の立ち会いの有無が検討されていたようですが、対策をきちんととった上で無事に立ち会うことができたようです。母子ともに本当に無事でなによりです。本当におめでとうございます。出産後の状況が落ち着いたことを身計らって、ご家族が健康であり続けられるスタミナがつくものをお贈りさせて頂きたいと思います。 ブログ愛読者の方、いかがでしょうか?とみほ村からはHappyなニュースが雪崩れこんでおりますよ。もちろん、災害や事件や事故など、人命を脅かす情報を知らせることもニュースの宿命だと思います。 ただ、日常の“暮らしの安心”をつくるには、結婚や出産はもちろんのこと、日々無事であることに対して“Happy”だと自覚し感謝しながら喜ぶことも大事だと思っております。 「ありがとう」 「おめでとう」 「たのしいね」 「おもしろいね」 「うれしいね」 ‥広報担当村上の描く『Happyが渦巻くコミュニティ作り』のキーワードです。 是非、ブログ愛読者も、ご家族や友人や知人などとの会話やお手紙などでも使ってみて下さいね。 ~おまけ~ 【広報担当村上の発信術について】 YouTubeやInstagramなどのSNSを、ここ3年ほど積極的に利用しました。YouTubeでは主に、「しゃべる練習・読書の習慣」を目的に、保育(幼児教育)に関する専門的知識を学ぶことに努め300本ほどの動画を配信しました。Instagramでは、「保育園の先生という職業を選んだ人間は人生楽しんでいるよアピール」を目的に、村上のプライベートをほぼ毎日包み隠すことなくお知らせしてきました。 ただ、最近はローカルラジオや、地域の方に一人一人直接お会いしに行ってお話しすることにシフトチェンジしています。 「インターネット時代、SNS主流の時代に、グローバル時代に、なぜローカルに、なぜネットではなく足を使って発信するのか!?」 いっけん非効率的に見える発信術ですが‥実はここ3年ほどの広報実験から得たひとつの答えがあるんです。 それは‥『インターネット、SNSに夢を見るな』です。 ↑ 理由を知りたい方は‥岡山県笠岡市富岡605富岡保育園内“保育LABO”まで足をお運びください。珈琲を淹れさせて頂きますので、ゆっくりお話ししましょう。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★私設公民館とみほ村文庫‥平日9時~17時ごろ開所しています。(書籍のご寄付はまだまだ受け付けております。加えて現在、革靴用の靴ベラと、お部屋のスリッパのご寄付を募っております。) ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」は平日17時~18時頃点灯しています。お車に気をつけてご鑑賞くださいね。 |
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2021-12-03 |
おはようございます。木曜日と言えば⁉︎ローカルメディア「エフエムゆめウェーブ」生放送ラジオ“富岡保育園付属大学チャンネル”の収録に向かいます村上です。 ※本日のゲストは⁉︎島根県から‼︎江津市「あさりこども園・さくらこども園」の先生方です。富岡保育園が保育実践改革を始めた当初から、「見守る保育」の先輩⁉︎師匠⁉︎として常に相談や悩みを聞いてもらっている園の先生方です。まさに富岡保育園の恩人です。県を跨いで自動車では3時間ほどの距離ですが、いつも“心の拠り所”と感じさせてもらっています。さて、どんなお話が聞けるのでしょうか。乞うご期待くださいね。 (スマートフォンをご利用して頂くと全国どちらからでも無料でご視聴できます。「FMぷらぷら」というアプリをダウンロードして→「エフエムゆめウェーブ」をクリック→「富岡保育園付属大学」を選択下さい。毎週木曜日お昼の13時~13時30分、再放送は19時~19時30分) さて、盛りだくさんの内容になりますが‥ 昨日‼︎ 「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」が富岡保育園前(岡山県笠岡市富岡605)に点灯されました‼︎ ※後日、笠岡放送・山陽新聞に掲載予定です。 昨年度の学生が渾身のサンタクロースやトナカイの絵が描かれたボードへのイルミネーションに加えて‥今年度の学生は、富岡保育園の“古民家”テイストに合わせて、「竹」を利用したイルミネーションを設置して下さいました。また学生が電子機械科の腕を奮って、イルミネーションの光のプログラムなどを艶やかに組んで下さいました。 点灯式には、園児や、またお迎えに来られた保護者や、退勤のタイミングの保育者、また地域の方が、寒空の下参加して下さいました。ご協力ありがとうございました。 ※点灯期間は12月1日~25日の平日17時~18時頃です。交通量が多い道沿いですので、くれぐれも気をつけて鑑賞下さい。 ~こぼれ話~ 点灯式前に、学生の方が、お庭で園児と一緒に遊んで下さいました。たくさん抱っこやおんぶ、鬼ごっこなどして下さり本当にありがとうございました。イルミネーションと同時に、子どもと大人の狭間にいる世代、つまり中高生が乳幼児期の子どもと関わる・触れ合うことは、将来“子育て”に携わる際に必ず役立つと考えています。是非また遊びに来てくださいね。 ~こぼれ話②~ 学生とともに、生徒の引率に2名の先生も来園して下さいました。リーダーの先生は「広報・発信」をメインに笠岡工業高校のYouTubeやInstagramを企画配信しておられる先生でした。(※ご興味ある方は、検索くださいね。2日に1回ペースで更新しているそうです。) そして、もう1人の引率の先生は、学生にまじって、園児と親しんで下さいました。優しさが滲み出る佇まいで、大きな手に、子どもたちから「熊の手みたい!クマ先生!」と呼ばれていました。ただ、子どもたちが、喜び過ぎてしまい、過度に抱っこやおんぶをお願いしたせいで、クマ先生(引率のもう1人の先生)のズボンのお尻のつなぎ目が大きく破れてしまいました。この場をお借りしてお断りさせて頂きます。優しさに甘えてしまったせいにてご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせ場ホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。※12月2日付の山陽新聞に掲載されています。是非ご参照ください。 |
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2021-12-02 |
おはようございます。早朝より園庭長と竹箒(たけぼうき)で落ち葉掃除をしながら、豊かに暮らすコツ(編み物、アルコール、友人との長電話など)について談笑しながらチルっておりました村上です。 ※「チル」‥まったり、のんびりといった意味。クラブシーンなどでダウンテンポ時に使う「chill out(まったりする)」が語源の若者などが扱う俗語。 ちなみに“チルい”と同じく、今年流行した言葉で言えば“親ガチャ”が挙げられます。子どもは親を選べない。人生の勝ち負けは家庭環境で決まる、そんな意味の言葉で若い世代が多用しているそうなんですね。 ちなみに、ガチャとは‥スーパーやゲームセンターに置かれている(又はスマホゲームなどにも出てくる)ガチャガチャ、つまり「何が出てくるか分からない」カプセル玩具のことで、「何をゲットできるかは運任せ」、全ては運で決まり、自分では選べないといった感覚です。 さて、“親ガチャ”というフレーズに対しては、さまざまな議論が起きているようで、「共感できる、うまい例えだ」との肯定派もいれば、「親に失礼、境遇のせいにせずに努力しようよ」との批判派もいるようです。 皆様、ブログ読者の方は、“親ガチャ”という言葉にどのような印象を受けるでしょうか? もしかすると、ブログ読者の世代間でも受け止め方が異なるかもしれません。 戦時中や戦後生まれの方、また高度経済成長時代に育った方、もしくは平成生まれの方‥さまざまな時代背景によって、“親”であったり、“家庭環境”であったり、“人生の勝ち負け”であったり、“努力”であったりに価値観が異なると考えられます。 それでは、昭和61年1月13日生まれ寅年、いたって平和は家庭環境で育ち、死に物狂いの努力とは無縁の、ぬるま湯人生の独身ライフを送っています村上は“親ガチャ”をどう考えるか? まず、歴史を振り返ると‥鴨長明さんが「方丈記」という現代で言えばエッセイ本の冒頭にて“行く川のながれは絶えずしてしかも本の水にあらず”といった具合に、無常の人生観を綴っています。鴨長明さんの生きた時代は災害につぐ災害の世の中だったそうです。そして現代も似たような世の中だとも言えそうなんですね。東日本大震災で津波の恐怖、また原発の恐ろしさを感じて間もなく、今度は世界中を混乱に陥らせることになった新型コロナウイルスの出現。あらゆる災害やウイルス渦によって、若い世代の方は、親も含めた周りの大人の失望感であったりを目にしたり感じてしまっているんだと思います。そんな大人(親も含めて)たちを前に、「誰のせいでもないし、今の自分の置かれている環境はたまたまで、しょーがないよね」といった、あきらめにも近い、また深く考えると、どんよりした気持ちになるから、軽めに表現してチルろうよ(落ち着こうよ)といった気持ちを表現しているんだろうなと。 だとするなら、乳幼児保育に携わり夢や希望を繋げたい村上としては、乳幼児時期から【自分で選ぶことができる】保育環境をデザインをしたいと考えました。 “親ガチャ”とは言わば、大人ガチャ・学校ガチャ・保育園ガチャ、つまりは【社会ガチャ】とも言い表わせそうなんですね。常に大人(親・先生たちなど)の指示する通りしてきた(自分で選ぶことができなかった)若い世代が、結果が出ても出なくとも「しょーがないよね。大人の指示する通りしてきたしね。指示する大人も頑張ってそうだし毎日大変そうだし、疲れてそうだしさ。こんなもんなんじゃない。俺たちの人生。」となっちゃってるのは、僕も含めた大人の責任だと考えています。親や学校や保育園だけの責任ではなく、社会全体の大人が、「災害やウイルス渦や家庭環境の違いや、障害や病気など、それぞれに様々に大変なこともあるけどさ、人生ってのは楽しいもんだし、おもしろいもんだよ。」と伝えたいと僕は考えます。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時開所しています。気軽にお越し下さいね。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」が本日12月1日17時から点灯します。(点灯期間は12月1日~25日の平日17時頃~18時頃です。)交通量が多い道路沿いですので、くれぐれも気をつけて鑑賞下さいね。 |
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2021-12-01 |
灰色の雲の隙間から、ほんのりと淡い水色の空と、その隙間から、小さくさしこむ朝日に照らされ一日のはじまりを迎えた、トミホ村。 十一月も末となり、ゾンブンなハレの国であろうとも冬の支度がはじまりつつあります。早朝当番のセンセイは、ほんのり白い息を吐きながら、静かに洗濯物の片付けや玄関を掃除しています。きりっと引き締しまる空気を部屋の中にとりこむと、自然と心も体も整いだします。もうひとりのセンセイは、お庭の花壇でせっせと植え替えをしています。春にイロトリドリのお花が豊かに咲き誇る景色を期待しながら準備にいそしんでいるようです。 時計の針が七時をすこし過ぎたあたりから、身支度を整えた親子たちがやってきます。センセイたちの「おはよう、Aちゃん。おはようございます、おかあさん(おとうさん)。」との、一日の始まりにふさわしい、ほどよく高めでやさしめの挨拶で迎え入れていきます。眠い目をこすりながらの子どももいますし、スカートが風を切るほど元気な子どももいます。そろそろいつもならばトミホ村の向かいに住まわれているトシさんが朝ごはん前に遊びに来る時間。ではありますが、昨晩夜釣りに出かけていたようなので今日はお昼ごろにやってきそうです。 さてお部屋の中へと入っていった子どもたち。暖房を入れて間もないころには、まだひんやりとした空気ですし、床や畳もどことなく硬く感じます。 ひとりのセンセイが、畳の部屋に円い木のちいさな茶ぶ台を運びこみ、その茶ぶ台に毛布を敷きました。かんたんにできたコタツです。「コタツみたい。」と、ひとりの女の子が毛布の敷かれた机に足を入れて、毛布を体に抱き寄せます。「わたしも、はいる。」と次々に足を入れては毛布をたぐり寄せ、また隣の友だちと体を重ね合わせます。こころもからだも、ぬくぬくとした気持ちになっているのが表情を見れば一目瞭然です。 ぬくもったコタツでは、カルタ遊びが始まり出しました。はたして、それぞれにカードをたぐり寄せることはできるのでしょうか。冬の暮らしがはじまりだしたトミホ村にある一軒の大きな家、富岡保育園の物語です。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろまで開所しています。お気軽にお越しくださいね。 ★「優しく灯るイルミネーションby笠工テクノ工房」岡山県笠岡市富岡北地区富岡保育園前に、笠岡工業の学生たちがイルミネーションをプレゼントして下さいました。点灯式は12月1日17時。点灯期間は12月1日~25日の平日17時頃~18時過ぎ頃です。交通量の多い道路沿いです。鑑賞する際にはくれぐれもご注意くださいね。 |
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2021-11-30 |
皆さまこんにちは。昨日久しぶりに実家近くの山(岡山県浅口市竜王山)に登りました村上です。途中の展望台付近から見える寄島町(岡山県浅口市)の町並みと、海に浮かんで見えるほどの瀬戸内海の島々、そしてそれらとの相性が水彩画並みのグラデーションほど合う空は、思いのほか考え事から解放される時間でもありました。 さて、大なり小なり登山する際に、登山者によっては目的が異なるかもしれません。 「絶対に頂上へ行く。」 「頂上へ到達しなくても、途中途中で、心が揺れ動いた景色や生き物の写真をとる。」 などなど、目的が違えば登り方は違うのかもしれません。 また、目的の他にも登り方を変えるのは、「知識があるorない」かではないでしょうか。そしてさらに鍵を握るのは『知識の使い方』ではないでしょうか。 天候状態の変化を読み取ったり、自らや仲間の心身の状態の変化を感じとることで、もしかすると予定していたコースを変更することもあるでしょう。 もしくは、読み取った上で、変化を感じとった上でも、予定していたコースを変更せずに「自分の立てた計画を押し通す」場合もあるかもしれません。(押し通した結果、危険がはらんだとしても、危険は当たり前であるとして、死をもいとわない場合もあるかもしれません。) 山登りに、どちらが正解、どっちが不正解、正解不正解などありませんが‥(命を落とす危険は行為は、複雑さを覚えますが) 「子育て」ではいかがでしょうか? やはり世の中の多くの大人たちにとって、大なり小なり子育てに“ゴール”(頂上or目標)を設定して到達したい気持ちもあるのは否めないかもしれません。ゴールがあると達成感ももちろんあるのかもしれません。 この世に生まれる前には‥「元気で無事に生まれてきて欲しい。」とのゴール(頂上or目標)が、いつしか、「落ち着いて座っていてほしい‥こだわりを持たずに周りに合わせられるようになってほしい‥早くしゃべれるようになってほしい‥早く字が書かれるようになってほしい‥偏差値の高い大学に入ってほしい‥安定した会社(企業)に就職してほしい‥」 これらのゴール(頂上or目標)も、建前では“子ども主体”に決めたように見せても、もしかすると本音の部分では“大人主導”に促していることがあるのかもしれません。 つまりは、もしかすると、子どもたちは大人(親や先生が乳幼児期や学生期間は大部分を占めそうです)が促すコースを進むことが往々にしてあるのかもしれません。 良し悪しは本日のブログでは綴りませんが‥ もしも主導する大人に知識が欠けていたり、また「知識の使い方」を誤っていた場合、その子どもはどこに進んでいくのでしょうか。 現在、「子育て」に関する知識や情報は、かつてないほど乱立、そして過多しています。また科学的知見ですら、その知識や情報を誤った見解で使ってしまうと、偏った言動や行動に向かってしまう可能性も含んでいます。 そのような世の中で、大人(特に親や先生といった職種)に出来ることとは⁉︎ まずは‥「身近な子どもにとっての憧れる大人でいること」 そのうえで‥「知識や情報を分別できるように、常に幅広く“学ぶこと”を続けること」 そして子どもと接する際には、あらゆる知識や情報、教育方法や保育方法、また療育方法などは、ひとまず忘れて‼︎【目の前の子どもを信じて見て感じて寄り添うこと】 なんだか、説教オヤジブログになってしまいまして申し訳ございません。副園長ブログで綴る知識や情報も、ただの1人の人間(村上)の想いや考えでしかありません。ブログ読者の方にとって、価値観が合う時には「うん、うん」と共感してもらって頂き‥合わない、ややこしい、意味が分からない時には「ふーん。そんな考えもあるんだなー」と聞き流して忘れて下さればと思います。 子どもも大人も、パズルのピースのように計算通り組み立てれば整うような、1人の人間、動物、生き物ではないと思っています。なぜかって、私たち僕たちは生きているんですから。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号へ宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろまで開所しています。お気軽ににお越しくださいね。 ★本日、笠岡工業高校地域貢献授業「笠工テクノ工房」さんより、富岡保育園前にイルミネーションを設置して頂きました。点灯式を12月1日17時に開催する予定です。道路沿いですので自動車等に注意して、是非足をお運びくださいね。 |
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2021-11-29 |
おはようございます。日の出のタイミングで朝日を浴びながら早朝に散歩をしておりました村上です。昨日のブログの流れから‥たぶん体内時計のズレが修正されてエネルギーが漲って(みなぎる)いるように感じられます。 本日は保護者の方(又は、人間の身体の構造にとてもお詳しい方。又は歯科医師)からのお誘いで「子ども指導エキスパート」のズーム会議に参加する運びとなっております。エキスパートって響きに、なんだかワクワクドキドキしています。内容は脳科学・体性感覚などを専門的に学んでいる療育の先生や運動指導者などの話し合いに参加する会議だそうです。(3時間パソコンの画面の前でじっとできるかが村上の不安要素ですが‥詳細は後日ブログでもお知らせしますね。) さて、今日のブログ記事は‥子ども指導エキスパートではありませんが、破天荒人生エキスパートと言っても過言ではない、ひとりの母親をご紹介したいと思います。 漫画家でもあり多方面にご活躍のヤマザキマリさんの母親です。※参考文献は「ヴィオラ母さん~私を育てた破天荒な母・リョウコ~」 ヤマザキマリさんの母親リョウコさん。学生時代はまさに箱入り娘であったものの、本当にやりたいと思っていた仕事に就くために実家を飛び出し、神奈川県から単身新天地北海道へ。昭和八年生まれである、その時代に、女性が、そしてなんと交響楽団(札幌交響楽団※設立1年目で女性はリョウコ1人)でヴィオラ演奏者として生きていこうとするのは、まさに破天荒そのもの。両親からは勘当状態になってしまい‥そんなリョウコの理解者ともなる男性と出会い結婚するも早くに先立たれシングルマザーとして2人の幼い娘を抱えることになる。育児も家事も仕事も全てなんとかするしかなかったリョウコ‥ 幼い娘2人で留守番する心細さであったりが鮮明に綴られていたり。母リョウコの海外公演で得たヴァイタリティ溢れるエピソードを聞くことによって心細さが凌駕されていったことが綴られていたり。 ヤマザキマリさん曰く‥「もしかしたら母リョウコ的には、れっきとした母性溢れる母親のつもりだったのかもしれないが、私たちにとっては生きることにまっしぐらな一人の人間だった。自分の子どもたちの育て方や進路について、周りの親子と比較しているような気配も、周りと足並みが揃わないのを不安がっているような様子も一切なかったが、それがどれだけ我々子供にとって気楽なことだったか計り知れない。」 もしもブログ読者の方で‥ 「自分は果たして良い母親(父親)なのか‥」 「子どもはしっかり育つのか‥」 「そもそも正しい子育てが出来ているのか‥」 「子育てと仕事を両立させていくことは大変ではないのか‥」 そんな悩みを抱えている方がいましたら‥ 鼻息荒く駆け抜ける野生の馬のように、自分の選んだ仕事をし子どもを育ててきたリョウコを思い浮かべてみてはいかがでしょうか?自分や子どもの未来に対して、どこまでも開かれ風通しの良い気持ちになるかもしれませんよ。 (隙間風吹くアパートにモナリザのコピー画を飾ったり‥捨て猫や捨て犬を動物禁止のアパートで飼おうとしたり‥洗顔石鹸が無くなったので、洗濯石鹸で洗顔したり‥娘の弁当にジャムを塗った食パンを堂々と入れたり‥アップルパイ作りにハマって毎日作ったり‥仕事の帰りが遅くなる時にはオニギリと決して上手でないイラスト付きの手紙が置いてあったり‥リョウコの、母親とは、家族の繋がりとは、子育てとはにビジョンを持たずに、失望も落胆もなく、思い通りにならないことや理解してもらえないことへの憤りもなく、ただ毅然と前へ進む生き様エピソードがふんだんに疾走感溢れる描写で綴られた著書でした。) ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-11-28 |
夜になると眠くなって 朝になると目が覚める シンプルにとても良い健康状態ですよね。 土曜出勤の保育者たちに、とある質問をして回りました村上です。 村上「今日、何時に起きましたか?」 保育者A「5時半です。」 保育者B「5時半です。」 保育者C「6時です。」 村上「出勤の日と、お休みの日は、起床時間は同じですか?それとも違いますか?」 村上「(子どもさんがおられる方に)子どもさんが保育園くらいの時と、小学生になった時と、起床時間は変わりましたか?」 村上「(子どもさんが学生の場合)子どもさんは学校へ行く時、何時に起きるんですか?」 などなど、プライベート部分に迫る質問をどんどんとしてしまいました。質問の意図は、特に何時に起きろ!何時に寝ろ!などと職員に対してハラスメント的な指示をしたいわけではなく‥ 『心身の健康状態が安定している人たちの生活はどうなっているのだろうか?』 ここを突き止めたくて、心身の健康状態が安定している保育者にインタビューしたんですね。 僕たちの身体には37兆個の細胞があるのですが‥その細胞ひとつひとつに「時計遺伝子」が組み込まれているんですね。ただ、それらの時計の進み方はそれぞれがバラバラなわけです。ほうっておくと、互いにどんどんずれていき、身体は混乱してしまいます。 そこで、脳の中の「視交叉上核(しこうさじょうかく」と呼ばれる部分が、全身の時計を同じ時間に合わせていると考えられています。(オーケストラの指揮者のように) その体内にある時計、つまり「体内時計」は、地球上のほぼ全ての生き物が持っているものです。ただ、生き物によって、それぞれがリズムが違うんですね。例えば、朝「コケコッコー」と鳴くニワトリは23時間40分。ハツカネズミは23時間30分くらい。そして人間は25時間ていどのリズムを刻んでいるんです。言ってみれば、体内時計通りに生活していると24時間のリズムとのズレを感じてしまいます。 そこで‼︎ズレを修正する鍵を握るのが【太陽の光】なんですね。 また、24時間刻みのリズムだけでなく、年間通した季節のリズムも修正してくれるんです。太陽の光は眼でも捉えられますが、人間であれば肌から入れることができます。脳に直接入れる生き物もいたりします。(魚のヤマメ) 心身を健康状態を安定させるためには!?インタビューした保育者たちの生活背景からは【規則正しさ】が見えてきました。 規則正しく生活するためには!?「早寝早起きが良いんです。」という答えだけではなく、規則正しい体内時計にする必要があって、そのためには“体内時計のズレを修正する”役割がある【太陽の光】を身体に取り入れることが人間が生き物である以上絶対条件だということが言えるんだと思います。 本日インタビューした保育者たちは、子どもたちと園庭で鬼ごっこをしたり、通勤で自転車を漕いだり、休みの日にはお住まいの地域清掃活動をしたりしながら【太陽の光】を取り入れています。 もしもブログ読者で「最近、元気が出なくて‥」「落ち込みやすくて‥」「風邪をひきがちで‥」などなど、なかなか心身の健康状態が安定しない場合には、是非参考にしてみてくださいね。 ※参考文献‥「月刊たくさんのふしぎ11月号~からだの中の時計~」 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。「最近、どうも元気が出なくて‥」とのお悩みのある方‼︎是非、【太陽の光】を取り入れながら、子どもたちを一緒に見守りませんか?体内時計のズレが修正されて、規則正しい生活を手に入れることができますよ。お問い合わせはホームページTOP電話番号からよろしくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-11-27 |
おはようございます。昨日、ローカルメディア「山陽新聞」「中国新聞」の取材を受けておりました副園長兼富岡北地区まちづくり協議会理事・広報担当村上です。(※近日中に記事になるかと思います。富岡北地区まちづくり協議会×株式会社カサセイホームズ×社会福祉法人伸成会富岡保育園が協働して手がけた“地域のヒト・モノ・コトを繋げる”『私設公民館とみほ村文庫』についてです。) 実は取材に来た記者から取材終わりにある質問をされたんですね。 記者「今日は素敵な場所を取材させてもらってありがとうございました。以前も富岡保育園に取材へ来させてもらったのですが‥そう言えば‥もう1人、副園長先生っていませんでしたっけ!?ユニークでおもしろい‥」 村上(!?待てよ‥富岡保育園史上、いや初期は分からないけど、ここ最近では、たぶん副園長は村上しかいないはずなんだけどな‥。と、言うことは、以前よりユニークさに欠けてきた!?おもしろくなくなってきている!?) 最近真面目に働きすぎているようなので、本日は反省してサングラスにオレンジのニット帽で早朝からブログを綴っていきますね。 本日のブログは、昨晩⁉︎19時から21時過ぎに開催された富岡北地区まちづくり協議会理事会11月の陣の内容をご紹介させて頂きたいと思います。なにぶん、ブログやラジオ(←副園長村上がパーソナリティを務めるエフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学チャンネル」)にて、会議の様子をお伝えしておりますが‥とにかく、予定調和通りに絶対に終わらないんですね。なぜかって、ひとりひとりの参加者(理事)が、【地域の当事者】として自分の意見を発するからです。責任を持って町に住まわれていることが意見交換(炎のディペードタイム)の際に肌で感じられるほど熱を帯びています。 昨日の議題は‥ ・富岡北地区に住んでいる中高生へのアンケート内容 ・竹を粉々にする機械の今後の扱い ・生ゴミ処理について ・水路に関して ・スマホ教室の検討(地域まちおこし隊平岡さんのご紹介) →1月20日木曜日15時から富岡会館に開催が仮決定しました。(いきいき百歳たいそう13時30分~14時30分の後になります。) ・今月行われた富岡公園・桜椿公園清掃の御礼、また道具(鎌や熊手)の紛失について →草や落ち葉を堆肥処理しようとしている場所を、再度整えないかを検討。 ・桜椿公園のベンチの補修について →業者に依頼せずに、富岡北地区まちづくり協議会の環境美化部を中心に取り組むことに仮決定しました。 ・富岡保育園沿いの道(旧2号線)に笠岡工業高校地域貢献授業「笠工テクノ工房」さんが富岡北地区へイルミネーションを設置して下さることを報告 →12月1日17時頃が点灯式です。(クリスマス頃までの平日の17時~18時頃) などなど、盛りだくさんの内容でした。責任を持って住んでいるからこそ、あらゆる課題が発見されますし、解決へのアプローチにも熱心に意見が飛び交います。常々感じますのが、そのような方たちが住まわれている地域の中で乳幼児施設が運営できていることに、安心感と感謝、また誇りさえ感じます。 ※熱狂の会議を、毎度参加者の意見を汲んだり、議題に向けての方向をとても良い具合に微調整して司会をして下さる会長さんには、実は今月、ラジオのゲストに出演して頂いた経緯があります。その際に、富岡保育園の保護者に対してメッセージを下さいとお願いすると‥『いつまでたっても親は子どもの応援団長です。』とのお言葉を頂戴しました。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★私設公民館とみほ村文庫は平日9時~17時開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-11-26 |
おはようございます。早朝クルーに“ホットゆず”を作ってもらい、子どもたちと一緒におよばれしました村上です。オヤジギャグかもわかりませんが‥“ほっと”する時間を過ごさせて頂きました。 さて、ブログ読者の方で「フランケンシュタイン」という物語を知っておられる方はいますでしょうか? 19世紀はじめごろ、ヨーロッパ人作家が綴った、死がまだ身近だった時代に、生命の謎を解き明かそうとする善良な医師、フランケンシュタイン博士の物語です。 博士は死に打ち勝つために、死体を使って死を理解しようとします。最愛の妻が病の床に伏して決心が固まり、実験をはじめました。ある死体からは臓器を、ある死体からは頭を、といった具合に様々な人体の部位を縫い合わせました。そして縫い合わせた死体に電気という魔法を吹き込めば命が生まれると考えたのです。(←あくまでも物語です。)すると、ある日突然、博士が縫い合わせて電気を吹き込んだ死体が動きはじめたんですね。するとその怪物は愛情を求めはじめ出したんです。しかし博士は恐れ、忌み嫌い、逃げ出したんです。それから怪物は社会から排除され、孤独になり仕返しに人間を殺しまわり、博士の妻も犠牲になったんです。そして最後には博士は自分が生み出してしまった怪物を始末しようとしたのですが追いかけるうちに衰弱死してしまうんですね。(←あくまでも物語です。) ↑ 上記の物語を「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」ヤニス・バルファキス著では経済の仕組みに照らし合わせて例え話で扱っています。 「フランケンシュタイン」の物語って、つまるところ【手段が目的化してしまった結末】が残酷に描かれているようにも感じます。 実は経済だけでなく、保育(乳幼児教育を含む)についても似た観点で学べることがあるんだと思います。 保育の最大の目的は【子どもたちの心身の健全な発達を守ること】にあります。そのために、僕たち乳幼児教育者たちは、あらゆる“良いこと”と思われる保育活動を行うわけですね。ただ目的を達成するための手段が目的化してしまうと、“良いこと”と思われることも、つまりは子どもたちの心身の健全な発達を守ることになり得ない可能性を秘めているんですね。 さきほど登園後に園庭で「お母さんがいいよーーー!」と泣き叫ぶ3歳程度の男の子がいました。そこへ5歳ほどの女の子が「どしたん?お母さんがよかったん?」と慰めにいきます。しかし、男の子は庭の片隅に顔を埋めながら女の子の慰めもある意味でしんどく泣き叫び続けます。保育者はそんな2人の様子を見つつ、女の子に「今は、そっとしてあげておこうか。」と待つすすめをします。 赤ちゃんを連れ添うお母さんと離れ離れになることで泣いてしまうことは、健全な心身の状態であると考えられます。また泣いている友だちを慰めることも健全な心身の状態であると考えられます。2人の健全な心身の状態を守るために、保育者は安全基地として役割に徹しながら見守っていたんだと思います。 もしも泣き止ませることを目的に保育活動をしてしまうと、「泣き止む薬」や「感情を操作する脳内埋め込み型マイクロチップ」などが開発されるととても便利なのかもしれません。が、子どもたちの心身の健全な発達を保障することは‥ ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★本日のエフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学チャンネル」ゲストは岡山県笠岡市定住促進センター片山さんです。笠岡市の魅力をたっぷり届けていただきましょう。乞うご期待下さい。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろまで開所しています。お気軽にお越しください。 |
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2021-11-25 |
富岡保育園はGiving Tree(見守る保育)に加盟させて頂いております。(全国500園以上)毎月、新宿せいが子ども園藤森平司園長先生のメッセージや、加盟園の実践談が綴られた広報誌が配布されます。 藤森平司先生のメッセージは、他国の乳幼児保育(教育)、また保育(教育)だけに限らないあらゆる情報を幅広くキャッチしながら、現代の日本、また次世代に必要な乳幼児保育(教育)を提案して下さいます。本屋に並ぶ保育雑誌に比べると時代を一歩二歩先をいくようで、また常に“本質”に迫るものです。 今月(11月)の藤森平司先生のメッセージには、ある新聞広告の文章が紹介されていました。そして奇しくも(くしくも)僕がよく訪れているカフェのオーナー(岡山県浅口市寄島町元浜倉庫珈琲焙煎所)が僕に紹介してくれたものと同じでした。職種や分野など違えども、“本質”に常に向き合っている方のアンテナは似ているんだなと思いました。 朝日新聞6月28日の新聞2面全面広告 ↓ 人間に戻ろう。 我々はもっと面白い生き物だったはずだ。こんなに情報がなかった頃は、もっと自分で考えて、もっと工夫して、色々なものを生み出した。周りの目だってそんなに気にしなかった。直接的に勇敢だったし、仲間とも正面からぶつかりあった。よく笑い、よく泣いた。それなのに、いつしかネットの情報を頼り、ささいなことでも失敗を恐れ、世の中の空気に合わせて生きるようになってしまった。もう一度、面白かった「人間」に戻ろう。いまこそ五感の力を蘇らせよう。もっと気持ちでつながろう。これからの時代を、世界を、心を豊かにする「いいもの」を創ろう。届けよう。さあ、今日から新しいものづくりのはじまりだ。 アミューズは山梨県西湖に新本社「アミューズ ヴィレッジ」を創設しました。 ↑ ブログ愛読者の方、いかがでしたでしょうか? 様々な情報が溢れている世の中にあって、“本質”に迫ったり向き合う心持ちが綴られているように村上は思いました。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★本日(11月24日)から保育実習生が富岡保育園で共に保育を学んでいます。ご指導ご鞭撻宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」がひっそりと開所しています。平日の9時~17時です。温かいほうじ茶を完備しています。お気軽にお越し下さいね。 |
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2021-11-24 |
こんにちは。勤労感謝の日に「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話。」ヤニス・バルファキス著を読んでいます村上です。“経済”って言葉を前にすると、ついつい後ずさりしてしまう村上ですが、この本は2015年、ギリシャの経済危機時に財務大臣を務めていた著者が娘に語りかけるように“経済”について書かれていますので、前向きに理解していくことができました。 さて、ケアワーカーたちをケアするために賃金値上げの声が少しずつ現実味を帯びており、ケアワーカーの1人である保育士も3%賃金値上げされる見込みであります。もちろん賃金が少しでも値上げされることは喜ばしいことです。 ただ‥現在読み進めている「父から娘に語る~経済の話。」の中に出てくる、古代ギリシャ人たちであれば‥「お金で俺の価値を決めるんじゃねーよ!俺はお金には替えられない仕事に携わるに値する人物だと認められることが大切なんだよ!」と言いかねないかもしれません。それは、現代社会のように労働力を含めた全てが交換価値を持っている時代ではなく、交換できない経験価値が重要視されていた時代に古代ギリシャ人は生きていたことが背景にあるんだと思います。 一般的な保育園での、まつわるお金の話をしますと‥ 基本的には、年齢に応じた園児の人数により、国から補助金を頂き保育園は運営されています。そして補助金のほとんどは人件費、つまりは保育者の賃金にあてられます。 「0歳児の子ども3人に対して保育士1人」と定めて補助金は支給されますが‥ ブログ読者の方で保育士経験が無くとも、子育て経験があればご理解得られるはずです。そもそも「0歳児の子ども3人に対して保育士1人」という基準自体が無理ゲー(無理な話)じゃないですかってことですね。またとんでもなく探索活動が広がる1.2歳児の子どもは6人に対して保育士1人」という基準なんです。「お母さんがいいよー」って泣き叫ぶ子どもを抱っこであやしながら、転んで膝を擦りむいた子どもに手当てをしながら、玩具の取り合いをする子どもを仲裁するんですね。3%賃金が値上げされても、この状況は変わらないんですよね。 まつわるお金の話を続けますと‥3.4.5歳児の子どもは保育料無償となっています。そして0.1.2歳児については、各家庭の所得などの環境に対して保育料が定められています。ただ、保育士基準が他国と比べると過酷極まりない、むしろ保育士は超能力者かスーパーマンであるかのように定められていますが‥認可保育園であれば、各家庭ごとに違う保育料を払っていても、同じ保育園内で受けることができる保育内容は同じなんですね。僕も含めて現場保育者たちは家庭ごとに支払われている保育料を知りませんから、「Aちゃんは高額保育料をおさめているから、手厚く声かけをしよう。」などの、とんでもない劣悪な保育環境にはならないんですね。 なんだかお金の話を、公式ホームページ上のブログで綴るなんて、「とんでもなくお金に執着がある副園長だな。」と誤解を受けそうなのですが‥実はかなりお金に対しては無頓着で、むしろ無頓着に働けている自分はまわりにとんでもなく感謝しなきゃらなんないと最近よく思うようになりました。 ただ、これからは積極的にお金、つまりは経済についての学びをしていかなければとも考えています。それもどのように稼ぐかなどではなく、もっと本質的なところを。岡山県笠岡市という超少子高齢化が進む場所にあって、どうすれば保育の質を向上させ続け保育園を運営させることができるのか。待機児童で溢れ返っている場所や、大学の研究室では出ない、現場に身を置いている当事者でしか出せない答えを探さなくちゃなんないと思っています。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★明日(11月24日)から保育実習生が富岡保育園で共にに保育を学びます。ご指導ご鞭撻宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開けています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2021-11-23 |
おはようございます。ローカル新聞「山陽新聞」にパラパラッと目を通す朝の習慣があります村上です。 先日の記事で“こども庁創設見送りへ”と記された紙面がありました。子どもや子育ての政策は、厚生労働省や内閣府、文部科学省、警察庁、法務省などにまたがっており、それらの制度の“はざま”に落ちている子どもがいることで、一元化な組織創設への意向が検討されている事案でした。 ただ一元化になるにしろ、ならないにしろ、なったとしても‥少子化や虐待、自殺や子どもの貧困などが全て解決されるわけではありません。子どもや子育てに携わる僕たちだけではなく、社会全体ひとりひとりが他人事ではなく【当事者意識】を持つことが次世代へ希望を繋げる鍵だと考えます。 それでは本日は現場保育者のつぶやき“Narrative Tree”をご紹介しますね。 ※Narrative Tree(ナラティブツリー)‥富岡保育園保育者が綴る、子どもや保育者たちの“心の動き”の物語です。 Title:大発見 2歳児のAちゃん(2歳8ヶ月)。私がそらグループ(0.1歳生活グループ)の子どもたちを連れて園庭に出かけようとしていると側に来たので、「いっしょにお外行く?」と声をかけて、一緒に園庭のテラス前の砂山へ。 おままごとをしようかな~と思い、Aちゃんに「お皿やコップとってくるね。」と伝え、その場を離れ、そして再び戻ってくると‥ 先にスコップを持って遊んでたAちゃんが、「みてー。」とニコニコしながら少し高い位置からスコップから砂をサラサラ落としています。 落ちた砂は丸太の椅子に当たり、“モワ~”っと砂ぼこりが起きています。 Aちゃんは笑顔で私の反応を見ています。 どうやら、少し高いところから丸太の椅子に砂を落とすと“砂ぼこりがたつ”ということを発見したようです。Aちゃんの発見に嬉しくなって、「すごいね~おもしろいね!」と声をかけました。すると、何回も近くの砂をすくって持ってきては、落としてみるAちゃん。 何回か繰り返すうちに湿り気のある黒っぽい砂をたまたま持ってきて落とすと‥当然砂ぼこりはしませんでした。今までどの砂でも砂ぼこりが出ていたのに何で出ないんだろう?とAちゃんは不思議そうにしていました。 その後、いろいろなところの砂を持ってきては、しばらく1人で検証を繰り返していました。 発見し、そして、興味を持っていろいろ試すということを実践するAちゃんの姿に“生きる力”が育っているなぁと感動しました。日々の何気ない日常の中で子どもたちはたくさんのことを発見し、自分なりにいろいろ考え試してみます。これこそが遊ぶことの本質であるのではと感じました。子どもたちの日々の気づきや発見に共感し、これからもじっくり見守っていきたいと思います。 ミマモリスト E ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫利用など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-11-22 |
こんにちは。富岡北地区の一部の方から最近「魔法使い」と呼ばれています村上です。(古い物を何かに蘇えらせることができるという意味みたいです。) さて、本日は富岡保育園が所在する富岡北地区で、富岡公園・桜椿公園の清掃が開催されました。80名程度の方が日曜日の早朝から顔を合わせ、草刈り機や熊手や釜などを携えて清掃を行いました。まだまだ村上の知らない方も大勢おられて、地域住民の方にご挨拶する機会にもなりました。 (富岡北地区まちづくり協議会理事の方が「この人は富岡保育園の副園長先生なんよ。」と紹介して下さることで‥「うちの子どもも昔お世話になったんですよ。」などなどの会話も生まれました。) 地域住民の方が手間暇かけて綺麗にして下さった「富岡公園・桜椿公園」を富岡保育園の園児・職員、マナーを守りたくさん利用させて頂きたいと思います。本日は富岡北地区の方々、大変お疲れ様でした。 ~おまけ~ 清掃後に、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方々で集まってしゃべっていますと‥「村上先生!メリケン粉って知っとる?」と聞かれました。どうも小麦粉のことをそう呼んでいたそうです。 続けて‥「村上先生!天秤焼きって知っとる?」と聞かれました。どうも、メリケン粉(小麦粉)に砂糖を混ぜて焼いた食べ物だそうです。 「昔は、おやつに天秤焼きをしてもらよーたんよ。村上先生、富岡保育園のおやつにもメリケン粉で天秤焼き作って、子どもらに出してあげて。昔の味よ。ワッハッハ」 ※栄養士の先生、また休み明けにご相談させてくださいね。材料は現代では手軽に仕入れることが出来そうです。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫利用など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-11-21 |
皆さま1日お疲れ様です。本日午前には「私設公民館とみほ村文庫」お披露目会を、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方々と、お部屋をリノベーションして下さった株式会社カサセイホームズさんの方々とで開催させて頂きました。(ローカルメディアの「笠岡放送」さんと、岡山県笠岡市が扱う「広報かさおか」さんが取材に来て下さいました。) 地域住民と、地域工務店の方々が“住まい”について話が盛り上がるって、なんだか素敵じゃありませんか。思い出の詰まった物を、場所や使い方を少し変えるだけで現代に合った物として蘇らせることができることを改めて知ることができた、また実践することができた「私設公民館とみほ村文庫」作りでした。ただ、完成はなく、今後利用者の方々が時代に合った、また未来に希望を繋げるような場所として育ってほしいと考えています。ブログ読者の方も是非ご協力よろしくお願いします。 (※現在、古本に加えて、不要になった昔のお写真を集めています。もしも捨てようかお悩みのお写真があればご寄付よろしくお願いします。“地域の思い出のアルバム”を今後作っていく計画です。) さて、本日のテーマは‥ 【保育園の先生である前に‥】 村上は、保育園である前に、日本という国の“国民”であり、岡山県という県の“県民”であり、住所は笠岡市の隣の浅口市であるため浅口市の“市民”であります。また富岡保育園が村コミュニティとして運営されているので、とみほ村の“村民”でもあります。 たいていの人が、それぞれに複数属する〇民の中で生きているのではなかろうかと思うんですね。 ただ、複数属する〇民に対して、おのおので価値観であったり優先順位というものは違うのもたしかなんじゃなかろうかと思うんです。 例えば、村上の場合で言えば、最優先は「とみほ村の村民として」が先立ちますし、「日本の国民として」は後回しな気持ちがします。これは生まれた・生きてきた時代が多少なりとも影響するんだろうなとも思います。 やや話が逸れかけているので戻しますと‥ 兎にも角にも、それぞれに複数属する〇民があろうと、人はたいてい『人と人との間にいる』と言えるんじゃないでしょうか。 今、村上も扱っています“スマート”ファンをはじめ、現代社会は“スマート”さに価値が見出されているように感じます。第一次産業の第一頭の農業ですら“スマート”農業があるくらいです。 “スマート”とはいったい!?無駄が無く「効率的」であったり、無駄なく物を作って利益を上げる「生産的」なことを指すようです。 効率的で生産性が上がれば、社会は「便利」になります。ただ「便利」というモノサシ(価値観)だけで暮らしを営むことは、人が人間としていられることになり得るのでしょうか。 便利になればなるほど『人と人との間』の心身の距離は離れていくのではないでしょうか。 このたび、「私設公民館とみほ村文庫」開設へ向けて、『地域のヒト・モノ・コトを繋げる』を目的に動きました。ただの図書館や公民館やカフェや場所を作るならば、本はAmazon(ネット)で大量に買えば良いですし、リノベーションにも新しい材料で既製品を使えば良いです。 しかし、『地域の人たちが、人と人との間でいられる』ことを目指すには、効率的であったり生産的、また便利からは遠のいたことが必要だと考え動きました。 地域の方から「本があるから取りに来て~」とお声がかかれば、ご自宅にお邪魔させて頂き、一緒に本を段ボールに詰めながら、本のお話や、その当時の思い出話、そしてリビングに招いていただきコーヒーを一緒に飲んだりしました。 地域の工務店の方とは、工務店の方の仕事の合間と村上の仕事の合間に、一緒にペンキ塗りをしながら世間話をたくさんしました。 買えば出来上がりは早いのはもちろん安上がりであったかもしれませんが、あえて手間暇かけて非効率、非生産的に動くことで、おかげさまでたくさんの“ご縁”にめぐりあうことができました。 今回の「私設公民館とみほ村文庫」作りで、村上は保育園の先生である前に、1人の人として『人間でいるためには』を体感して学びました。 もちろんスマートな生き方にも憧れますが、泥臭く、アナログに、人を信じたり頼ったり、感謝したり頭を下げながら、『人間でいるために』人と人との間を生きていこうと思っています、ので‼︎ブログ読者の方‼︎ 今後も、ご指導ご鞭撻、ご協力に応援、なにからなにまでご迷惑をおかけしますが、人間村上を、富岡保育園を、富岡北地区を、よろしくお願いいたします。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★本日の「私設公民館とみほ村文庫お披露目会」の模様は、明日、笠岡放送のニュース内で放送されます。 |
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2021-11-20 |
こんばんは。11月も暮れですが半袖がちょうど良い村上です。寒暖差が1日のなかで大きいので、是非ブログ読者の方も心身ご自愛くださいませ。 さて本日は、明日(11月20日土曜日)お披露目される【私設公民館とみほ村文庫】について、館長の村上の想いを述べたいと思います。 富岡保育園が属する岡山県笠岡市富岡北地区の“まちづくり協議会”の理事に選んで頂き、まちづくりに際しての会議に参加するようになったのが、ちょうど1年前ほどでしょうか。 いつかの会議で、ひとりの理事の方が「富岡北地区の公民館“富岡会館”には地域の大切な本だったりがあるけど、あそこは坂の上だったりで行くのがしんどいし。もっと身近に行ける場所に本が保管できんじゃろうかな。村上先生、富岡保育園は平地で道沿いだし、駐車場も広いから、保育園の中で地域の本を保管できたりせんじゃろうか?」 こんな“地域からの声”が届いたんですね。 富岡保育園も、元々、地域の方から「保育園をしてくれないだろうか?」との声に初代園長先生が応えたことがきっかけで、江戸時代に建てられた大きな民家を保育施設にした経緯があったんですね。 地域からの声に応える努めをすることこそ、社会福祉法人伸成会富岡保育園なんじゃないだろうか。 「地域の大切な本を保管し気軽に読みに行くことができる公民館」を作ることを目標に、ちょうど1年前から動きはじめました。 場所を作るにあたり、アドバイスを頂いたのは、全国各地で保育園や企業をコンサルティングしている「株式会社カグヤ 」の村上の兄貴分からです。全国各地でも、都会から過疎地まで、あらゆる問題を、そこにいる人たちで【自治できる】取り組みを提案されている方です。兄貴分からは、2つのコミュニティを参考にするようススメららました。「クルミドコーヒー」と「喫茶ランドリー」です。2つに共通するのは、お客様や観客、参加者それぞれが“主役”になれるコミュニティ作りなんですね。 場づくりの仕掛けとして、まずは『ヒト・モノ・コトを繋げる、巡らせる』ことを念頭に置きました。 園児減少もあり空いたお部屋を、大切な本が保管できる場所にリノベーションする際、なるべくは元々ある環境を活かすことを地域の工務店(カサセイホームズ)の方にお願いしました。また材料もなるべく工務店の方が不要になった板や釘を使って頂けるようにお願いしました。 そして、保管する本も、富岡会館にあった本に加え、地域の方に呼びかけて、所持しておられる大切な本で寄付できるものを集めさせていただきました。すると、今までお会いすることが無かった地域の方とも多くの“ご縁”を頂くばかりか、本を買った当時の“思い出話”を聞かせてもらったり、また本を取りにお宅へお邪魔すると、リビングに招かれてコーヒーをいただき、地域の方の“暮らし”にふれることもできたりと‥70歳以上の年代には、「読書は娯楽」であり、当時の娯楽を掘り起こすことで、たくさんの“ご縁”や“思い出話”“暮らし”を、次世代へ繋げる・巡らせる力添えになったと実感しています。 ※本以外にも、陶器、マグカップ、椅子、骨董品も寄付して頂きました。 「私設公民館とみほ村文庫」の運営にあたって、まずは地域から集まったモノや想いを大事にすることは欠かせないと考えています。その上で利用者の方が自発的に自治できる場づくりのための最低限のルールを館長としては今後模索しながら提案していきたいと思っております。 【私設公民館とみほ村文庫】 所在地 岡山県笠岡市富岡605富岡保育園内 開所時間 平日9時頃~17時頃 ご利用にあたって ご予約不要で無料でご利用できます。 ※10歳程度のお子さまは保護者同伴をお願いいたします。 ※文庫内にはセルフのお茶をご用意しています。(食事は不可) ※本の貸し出しや、レンタル会議室としての利用も検討しています。 ↑ 上記のルールは、今後の利用者の“声”でもちろん変更していく予定です。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 ★【私設公民館とみほ村文庫】への取材に、11月20日は笠岡放送様、11月25日は山陽新聞様が来られます。ブログ読者の方でローカルメディアに触れられているならば是非チェックしてみて下さいね。 |
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2021-11-19 |
他人は“良い人”であるだろうから、まずは信じてみる。 他人は“悪い人”かもしれないから、まずは疑ってみる。 どっちが正しいか、どっちが間違っているか。 どっちが楽なのか、どっちが傷つくのか。 正解がない、“心”の持ち方だと思います。 本日、とみほ村に、産業廃棄物処理のために、「有限会社三輪産業」の方が来られて、園内などで出た廃棄物の処理にあたって下さいました。 いつもは、2人組で来られるのですが、今日は1人で作業にあたられています。ホースなどの準備や片付けなども全て1人で行うため、活動量も多く、額には汗が滴り落ちていました。 そんな中、とみほ村の子どもたちは、特殊な働く車(産業廃棄物処理車)の装備に、また廃棄物が車に吸い込まれていく様子に、夢中であり、またどんどんと大勢の子どもたちが群がっていきます。 群がる子どもたちの口からは、「これは、何?」「あれは、何?」「何で、〇〇しとん?」などと、三輪産業の方へ質問の集中砲火が飛んでいきます。 ただでさえ、いつもは2人でするところを1人でしなきゃいけない大変さがあるにもかかわらず‥三輪産業の方は、1つずつの質問に丁寧に答えて下さるんですね。「これは、〇〇っていうんだよ。」「あれはねー。あれは、スピードをコントロールするやつで、適当に触ると爆発するかも⁉︎笑」などなど、質問する子どもたちの心をさらにくすぐす解答をして下さっていました。 村上「今日はありがとうございました。1人で大変な中、園児が面倒をおかけしましてすみませんでした。」 三輪産業の方「いえいえこちらこそ。2人だと作業は早く済みますが‥1人だと子どもたちと戯れることができて楽しいですし。うちには高校生2人と小学生がいるんですけどね。こういう感じ(戯れる感じ)が懐かしくて‥」 とみほ村には、もちろん保育者(保育士・栄養士・調理師など)や保護者(母親・父親・祖父母など)が、大人として子どもたちと関わります。しかし、他にも今日のような産業廃棄物処理をする方や、電気や水道を直して下さる方など、多種多様ないろいろな大人の方も子どもたちと関わる場面があります。 そのような場面で、とみほ村では基本的に『他人は“良い人”で信じることができる存在だよ』との“心”の持ち方を子どもたちに伝えたいと思っています。 そのためには、普段子どもたちに関わっている保護者や保育者が他人を信じている姿(眼差し・気持ち)を見せることが大事だと考えます。 本日も、三輪産業の方(産業廃棄物処理業車)と保育者たちの間には感謝の言葉の伝え合いの場面がありました。だからこそ、子どもたちは安心して質問できたんだと思いますし、三輪産業の方も安心して答えることができたんだと思いたます。 本日もありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からよろしくお願いいたします。 ★本日(11月18日木曜日)エフエムゆめウェーブ(79.2Hz)生放送ラジオ「富岡保育園付属大学チャンネル」のゲストは‥富岡北地区まちづくり協議会会長の潮見さんです。乞うご期待下さいね。(お昼の13時から※再放送19時から) |
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2021-11-18 |
皆様1日お疲れ様です。さきほど園の駐車場北側にある山の斜面で元理事長先生を見かけました村上です。竹や草刈り、そして山の斜面敷地内の真ん中に丸太で作った階段(林道)の整備をして下さっていました。 重労働にも関わらず定期的にして下さり本当にありがとうございます、との感謝の意を伝えますと‥ 元理事長先生「いやいや、ちょっとずつさせてもらよーるんよ。この丸太で作った階段も、コンクリートにすれば楽でいいんだろうけどね。ただ、上の畑やお墓に行かれる人が通るときに、林道が自然の丸太で作られていると風情があっていいと思わない⁉︎ロマンがあると思うんよ、コンクリートより。まぁ、壊れるから定期的に整備せにゃーいけんけどね。」 元理事長先生の言葉は、僕(村上)にとって、とても考えさせられるものでした。 はっきり言えば、この山の斜面は私有地であるから、どのように管理しても良いわけです。上の畑やお墓に行く道も、他にもありますし、なんならば“ここは私有地です。通るべからず。”と看板を立てることだってできます。 しかしながら、ご近所の方だったりが、「畑や墓に近道になるなら、どうぞ通って下さい。そして、せっかく通ってくれるならば、風情を感じながら通っていただきましょう。」との気持ちで元理事長先生は草刈りや林道の整備にあたっているんです。 なぜ、そんな気持ちになれるんだろうかと考えていると‥元理事長先生の代から絶対に引き継いでもらいたい精神を告げられたことを思い出しました。 それは‥『お互い様』です。 『お互い様』について考えるときに、必ずぶつかるもの、それは『自己責任』という言葉です。 例えば、林道が整備されていなかったとして、お墓に行くにあたって遠回りになったとしても、それは自己責任だと言えます。また、林道が通れたとしても、周りの草などで怪我をおっても自己責任だと言えます。 しかし、もしも、遠回りのルートだと足腰に不安がありお墓参りができない人がいたとします。また林道を通っていても視力が弱く、障害物を避けられない人がいたとします。そのような方に対しても『自己責任』という言葉をぶつけることは、果たして正しいのでしょうか。 実は最近読み進めている本「ふつうに生きるって何?~小学生の僕が考えたみんなの幸せ~」井手英策さん著の中で、『お互い様』について考えた内容があり、元理事長先生の山の斜面の整備姿がとてもリンクしたんです。 (少しだけ内容を紹介しますね↓) 自分の生活をしっかり管理し、人に迷惑をかけないようにがんばっている人は偉い人です。でも、みんながみんな偉い人になれるわけではありませんし、どんなに偉い人だって失敗することがあります。 そうだとしたら、責任をしっかり果たそうとがんばる世界ともうひとつ、「おたがいさまの世界」を作ったらいいのではないでしょうか。ここまでは自分でやれるからがんばる、でも、ここからは自分だけじゃ無理だからみんなで力を出し合い、たより合う。みんな「おたがいさまの世界」です。 失敗してもいいんだという安心感があれば、私たちはもっとおだかやに生きていけそうですし、自分の責任もまた、しっかり果たそうという気持ちになれるはずです。 自分がどうして家族や友達にきびしくなってしまうのか、腹が立ってしまうのか、その理由をちょっとだけ考えてみてはいかがでしょう。そうすれば、いまよりもずっとやさしくて、あたたかな社会ができるにちがいありません。 ↓ まさに元理事長先生の整備姿は、“おだやか”そのものでしたし、言葉は“やさしい”ものでした。『お互い様』の精神を実践し、手本となって下さっていることに感謝し、見習えるよう精進したいとの思いでもあります。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2021-11-17 |
皆さま1日お疲れ様です。本日、かなり久しぶりに県外へ園見学に行かせて頂きました村上です。 ※島根県江津市浅利町あさりこども園 もちろん、まだまだコロナ渦が完全に終息した訳でもなければ、個人として、また園としても配慮に徹底しなければいけません。 ただ、ブログ読者の方も含めて考えてみてほしいのが‥ 『制限するルール』は、行政機関から通達されることはあっても‥ 『どのように動くかルール』は、行政機関では決めづらいですし、地域差や個人差、また世間の風潮なども加味すると、通達されることは当分ないと思われます。 では、通達されるまで、もしも数10年かかっても待ち続けるのか。動かずに、自分たちで出来る範囲、出来る限りを尽くすことに徹底するのか。 それとも、“自分たちの責任の範囲で”ルールを模索して作り、徐々に動けるコミュニティ体力をつけていくのか。 このたびは、岡山県笠岡市富岡保育園の関係者、ならびに島根県江津市浅利町あさりこども園関係者に、コロナ感染者がいないこと。また富岡保育園からの見学者(副園長と主任)がワクチン接種を行なっている、そして体調が良いこと。そして案内や説明をして下さる、あさりこども園の先生方の体調がよいこと。これらを確認した上で、県外への園見学に行くことができました。 ※県内外への研修や園見学なども含めて、自園ならびに他園などに迷惑がかからず、かつ責任がとれるような、『どのように動くかルール』を作っていきたいと思います。 島根県江津市浅利町あさりこども園は、2017年に富岡保育園が保育実践大改革をして以来、保育について悩んだり課題が詰まると、「見守る保育」の先輩園として、何度も何度も相談に行かせてもらい、アドバイスを頂いた園でもあるんですね。 コロナ対策などはもちろん、コロナ渦での保育の質向上へ向けての学びの方法。また人口減少が避けられない過疎地での今後の乳幼児施設の存在意義のヒント。そして園児が減少する見込みを、どのように保育実践へプラスの価値観を設けることができるかへのヒント。またオススメのコミュニティ施設の紹介など。短い時間でしたが、今回もたくさんの有り難い情報・知識・学びを提出して下さいました。毎度温かく迎え入れて下さり本当にありがとうございます。 ※実はコロナ渦前に、「見守る保育」実践園中四国大会の次回開催者に富岡保育園が選ばれていて、県内の保育士養成校なども絡めた大がかりな計画を進めていましたが、ご時世がら頓挫してしまいました。その際、島根県江津市浅利町あさりこども園の方々には、実践例の発表をお願いしていました。なんと、この2年ほど、計画は頓挫してしまいましたが、あさりこども園ではいつでも発表できるように保育研究を積み重ねていたんだそうです。あらためて尊敬するとともに、その高い向上心にめちゃくちゃ刺激を受けた1日でした。またお会いできる日を心待ちにして、頑張ります!!! ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ※他園からの園見学(研修)なども、前向きに受け入れを考えています。相談を一緒にしましょうね。 |
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2021-11-16 |
おはようございます。保育LABO(村上の所在地)へ園庭長からマリーゴールドを活けて頂き、とても良い香りのなか仕事をさせてもらっています村上です。 ※マリーゴールドは、富岡公園の花壇の植え替えのために不要になったものを、富岡北地区まちづくり協議会の方から頂きました。 さて、本日はNarrative Treeの紹介です。 ※Narrative Tree(ナラティブツリー)‥見守る保育者が綴る、子ども、子どもたちの“心の動き”であったり、保育者自身の“心の動き”を赤裸々に伝える物語です。保育実践の振り返りであったり、子どもたちの育っているチカラを読み取る役割も担っています。 Title 「ぼくの!!」「かえっこもいいね」 保育者がお昼寝に誘うと、カエルの小さなぬいぐるみを持ってくるA君(1歳6ヶ月)。 それを見て、すかさず自分の物にしようと、カエルを引っ張るB君(1歳6ヶ月)。 A君も全力で話さない‼︎ このカエルの小さなぬいぐるみは、以前までは手で押すと「キュッキュッ」と音がしていました。その音に合わせて、みんなで“かえるのうた”を歌ってたりもしていた、そんなカエルなんです。 案の定、自分の物にならずに、ひっくり返って大泣きするB君。 保育者「B君も欲しいねぇ。選びに行こうか?」 と、B君を抱き、ぬいぐるみのある棚に行くと、カエルの大きさに似た、手に持ちやすいカモをB君は選びました。 2人で(A君とB君)布団によこになると、カエルとカモでツンツンと遊び始めました。 片手に1つずつ、両手にぬいぐるみを持ちたがるA君。B君のカモを持つので、「かえっこ?」と聞いてみる保育者に合わせてくれたのか‥ かえっこして遊び始め、子守唄の代わりに、“かえるのうた”を歌う保育者のトントンで、いつもより早く眠りに入りました。 カモを飛ばせてあげたのか、ポンと投げるA君。数分前の取り合い、大泣きはすっかり忘れさられ、安眠の表情の2人。 大泣きしても、ケロッと気分を変えて相手と向き合える、“気持ちの修正力”!“関係の収束力”!に感服しました。 ミマモリスト M ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からよろしくお願いします。ミマモリストMのように、子どもの気持ちを代弁しながら、そして育まれていく子どもたちのチカラに一緒に感動しませんか。 |
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2021-11-15 |