副園長ブログ
皆さま1日お疲れ様です。お昼ご飯後に廊下ですれ違った子どもが、自分のお腹を指差して「この中にお昼ごはん入ってるんだよ~♪」と、言われた日には、ニヤニヤが止まらない村上です。 なんて‼︎素敵な言葉なんでしょうか。 さて、実は昨日から読み進めている本があるんです。小学生程度に大人気⁉︎である『ざんねんないきもの事典』です。 サイの角は‥ 実は‥ ただの‥ いぼ‼︎ と、いった、とにかく「おもしろい‼︎」進化の不思議を伝えた本です。 この中で、「進化の道は、けわしい」とのフレーズがあって、今まで地球に登場した生き物の99.9%が絶滅しているのだそうです。環境の変化に、たまたま偶然適応できた結果、たまたま偶然僕たち人間も生き残っているんだな~と。 そして、もう一つ興味深いフレーズが。『進化は一方通行』であること。地球が水に沈んでも、魚のように人間は水中で呼吸できないそうです。 なぜか⁉︎人間の祖先が魚や爬虫類から進化したため、すでに水中呼吸の能力を手離して進化したため、後戻りできないんだそうです。 これ以上語ると難しくなるので、最後は皆さんに問題提起して本日のブログを終えようと思います。 人間で言えば、子どもから大人になるにつれ、遺伝子と環境変化の相互作用から、自らが生活する社会に応じた能力に特化しながら進化していきます。(←「進化」という言葉が適切ではないかもしれませんが、例え話としてご了承下さいね) では、保育者で言えば?現場の保育者と管理職の保育者では役割や責任の種類が異なりますので、それに応じた進化をしていきますよね。 また、保育実践の方法の種類に応じても保育者としての進化は異なる道を辿るのではないでしょうか? 「一斉保育」なのか、「オープン保育」なのか、〇〇保育なのか、△△保育なのか、⬜︎⬜︎保育なのか。同じ保育士資格を要しても、施設や保育実践の方法の種類で、保育者としての進化がなされていくのではなかろうか⁉︎ そして、保育者としての進化も、生き物の進化と同様に、絶滅したり生き残ったり、また一方通行だったりするのでしょうか? 是非、皆さんと議論してみたい問いです。 |
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2020-07-08 |
雨空の最中‥果たして織姫と彦星は再会することができるのか? こんばんは。短冊には「となりの人に感謝と笑顔が巡りますように」と記させて頂きました村上です。皆さまはお願い事の準備はできていますか? さて、本日のテーマ『SNSと自己肯定感』と題させて頂きました。 村上個人の話をしますと、「富岡保育園公式ホームページでのブログ」「個人でのInstagram」「富岡保育園非公式のYouTubeチャンネル」の、3つのSNSを取り扱っています。 SNSあるあるで言えば、「ありのままの自分」を発信するのではなく、「盛った自分、映えた自分」いわゆる、自分を凄そうに見せたり、カッコよく可愛く賢く見せようとした自分を発信するようになります。 だって、せっかく発信するなら“背伸び”したいじゃないですか。 “背伸び”が、その人自身の“成長”に繋がるのであれば、SNSは【成長ツール】として役を果たすと僕は思っています。 しかし‼︎“背伸び”していることを忘れてしまい、自己評価を誤り、“謙虚さを失う”ことになってしまえば、【自己を我がままに肯定してしまうツール】になってしまうのではなかろうか?と。 教育界(幼児教育も含め)では、『自己肯定感』が流行語の様にもてはやされています。もちろん不安定な時代を生き抜く力として必要な力の1つとも言えると思います。 が、しかし‼︎『謙虚さ』を失いかねない諸刃の剣であることも承知したいと思います。 毎日、ブログやInstagram、YouTubeなどを取り扱い、富岡保育園や、保育、幼児教育、また保育士、そして村上太志を発信している村上でありますが、『謙虚さ』を常に傍らにおいて今後も成長ツールとして向き合いたいと思っております。 ご指導ご鞭撻、ご意見ご質問、お待ちしておりまーす。 |
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2020-07-07 |
皆さま1日お疲れ様です。ギックリ腰治りかけの村上です。整骨院の先生からは「治りかけの時こそ油断せずに注意して下さいね」と言われました。 さて、とみほ村では本日から『グループリーダー体験研修』が始まりました。虹(3.4.5歳児生活グループ)光(2歳児生活グループ)空(0.1歳児生活グループ)に、各1名ずつグループリーダーの保育者がおります。グループの管理や調整を行なって頂きながら、主任先生と連携する役割を担います。そして今週1週間は違うメンバーにグループリーダーを担ってもらうことにしました。 目的は、いくつかあるのですが、1つは、“グループリーダー”という立ち位置になると“見える景色”が変わることで、責任感と感謝の循環思考が身につくことができます。 とみほ村(富岡保育園)は、保育者が20数名ほどの小さな組織ではあります。保育者1人1人もちろん個性や性格は違いますし、そして担う役割も異なります。『お互いの人格を尊重し合う組織になるため』には、『他者の役割を理解すること』が認め合う一つの要素になります。 「たった、1週間で理解なんてできっこない」「役割分担を急に変えて現場が混乱するのではないでしょうか」とのご指導ご鞭撻のお声が飛び交ってきそうですが。とみほ村では、常に変化に柔軟であることを皆肝に銘じております。そして慣れた役割では味わえない緊張感が、保育者として、また1人の社会人としての成長の起爆剤になることをお察し頂ければと思っております。 (※「子どもたちに混乱や影響はありませんか?」とのお声も飛び交いそうですが。富岡保育園では、【全保育者が全園児の担任である】との保育実践より、子どもたちはどこの生活グループに所属していようと、全ての保育者と関わりを持っており、また保育者も全ての子どもの理解に日々努めております。ご安心下さい。) |
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2020-07-06 |
おはようございます。日曜日の朝と言えば‥とみほ村玄関前掃き掃除係の村上です。良いことがあっても悪いことがあっても、好きなこと嫌いなことがあっても、必ず原点回帰として戻る行動としてさせて頂いております。(←過去記事の“ピボット理論”をお読み頂くとご理解得やすいかと思います) さて、本日は、いち保育士として(最近は現場にはほとんど顔をだしておりませんが、いちよう資格を持っております)本音で語ってみたいと思います。 なので、もしかすると、言葉が行き過ぎたり、反感を買ってしまうこともあるかもしれませんが、ご了承頂きながら読み進めて欲しいです。 ご近所の方と、「来週は雨が続きそうですね~。」と天気の会話をしていた時のこと。ふと、村上が保育の現場でブイブイ活躍していた10年前程を思い出しました。 梅雨時期の保育と言えば(←あくまでもブイブイ活躍していた村上の保育です)雨の日は、カエルやカタツムリの歌を歌ったり‥カエルやカタツムリの製作をしたり‥カエルやカタツムリを模倣してリズム遊びをして体を動かしたり‥ 何が言いたいかって、「雨の日は」雨に濡れないように、部屋の中の活動を設定して遊ばせていました。 そして、4.5歳くらいになると、傘の扱いに慣れるために、まずは、「傘の練習」をさせていました。開け方、畳み方、さし方、危険な扱いへの注意を徹底的に指導していました。(←あくまでもブイブイ村上の保育です) 今、ふと、思い出すと‥「果たして、子どもたちは本当に楽しかったのだろうか?」と省みることがあります。月の目標に「雨に親しむ」とあっても、雨粒を作らされたり、雨模様の絵を描くだけであって、実際に「雨の日」に、雨粒に当たったり、雨粒の音を聞いたり、また雨によって出来た水溜りに足を入れて感触を味わったりする環境をブイブイ村上は許していませんでした。本音です。 現在の、とみほ村の保育現場では‥2歳児でも傘をさして雨の中を歩き進む光景が見られます。時に傘をひっくり返してコマの様に回す姿だったりもありますし、傘と傘とを合わせてテントにして雨宿りをする子どもたちもいたりします。 部屋の中でリズム遊びで体を動かされなくても、水溜りをチャプチャプ走り回る子どももいます。カエルだって、本物を手にとり逃げられ追いかける姿もあったりします。 本音です。ブイブイ村上は、“一生懸命”という建前を使って、子どもたちを雨に濡らさず汚さず、村上の許す範囲で子どもたちの活動を制限をしていたのだろうか。「雨に親しむ」という梅雨期の目標も名ばかりで、ブイブイ村上の都合の良いように保育展開していたのではなかろうか。 とみほ村(富岡保育園)では、晴れの日は晴れの日を、「雨の日は雨の日を」、子どもたち自らが楽しみをプロデュースして遊びます。すると、もちろん、大人たち(保育者や保護者の方々)は翻弄されます。服や靴や身体も泥々になったりもします。ブイブイ村上の逆の“一生懸命”子どもたちを尊重する大人たちで守られています。本当にありがたいです。 ※現場の保育者、また保護者の方々、泥々の洗濯物、また想定外の遊びの展開への尊重、本当にありがとうございます。子どもたちの健やかな育ちに欠かすことができない環境であります。今後もご協力宜しくお願い致します。 |
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2020-07-05 |
皆さま1日お疲れ様です。腰痛あるある“運転席直角シート”で通勤しました村上です。どこでも生き抜く力があるようです。 さて、本日は少し教育関係者としてはあるまじき発言をしてみたいと思います。是非反論お待ちしております。 昨今、社会性能力の1つとして“生き抜く力”というキーワードがもてはやされています。時代の変化がめまぐるし、どんな将来が待っているか分からない。そんな時、どんな場所や場面でも逆境を乗り越え生き抜いて欲しい‼︎と願うものです。 しかし、今日声を大して言ってみたいのが‥「乗り越える」というフレーズが、忍耐や我慢などを強調させてしまいかねませんか?との問いです。強調させてしまうことで、例えば、不登校や、クラブ活動を退部したり、転職や退職などの、社会的に『逃げる』という活動がネガティブになってしまう。 だけども、人類の歴史を振り返ると、僕たちホモサピエンスは、森や野にいる生き物たちと戦って生き抜いた訳ではなく、逃げて生き延びてきた。その結果、今の僕たちがいるんです。 だからこそ、自分の適応できる場所や場面で生き延びれる力の方が大切なのではないかと提案したいのです。裏返すと、適応できないところでは、“逃げればいい”“あきれめればいい”と思っちゃったりするんです。日本の中でも、東京の新宿と、僕たちの暮らす岡山県笠岡市とでは、全く環境は異なります。もちろん、海外に行けばあらゆる環境があるでしょう。 『逃げる力』こそ『生き延びる力』に通じるのではないかな~と。皆さまはどうお考えですか? |
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2020-07-04 |
皆さま1日お疲れ様です。ココだけの話‥ギックリ腰になっちゃいました村上です。 整骨院へ行くと‥なんと似た症状の方が多数。この時期あるあるだそうで。水分のバランスが影響しているそうです。 (※冷房のお部屋だったりにいることが増えても、水分をしっかり補給するように努めたいと反省しております。) 少し、整骨院話を続けますと‥原因は水分不足だけではなく、筋力不足だったり、疲労が溜まっていたり‥「“複合的な要素”が混ざり合ってギックリ腰になっちゃった」という結論です。 問題の原因を、僕たちは1つにしたがる傾向があります。なぜか⁉︎分かりやすいからです。 しかし、どんな問題も“複合的な要素”が原因になっていることがほとんどです。 例えば、僕たち保育施設で言う問題点から考えてみると‥施設運営の問題点があったとしたら、人的や物的、金銭的、また精神的な要素が混ざり合っていたりします。 また、子育てにおいて、子どもの成長や発達に問題点があるとしたら‥当人だけに限らず、親や保育者などの養育者の環境や状態が混ざり合っていたりします。 大事なのは、★原因を1つだけだと決めつけないこと。そして、★複合的な要素をバランス良く吟味すること。 ここで、最も注意が必要なのは、複合的な要素を考えると、悩んだり彷徨ったり路頭に迷う危険性があります。【側に寄り添って共に考えてくれる(答えは積極的に出してくれなくて良い関係性)信頼できる存在】が問題解決には必要だということです。 ※子育てに限らず、親戚や友人などに相談できない問題があれば、地域の寄り添い機関として是非とみほ村(富岡保育園)へおいで下さいませ。答えが出ないかもしれませんが、一緒に向き合う時間を持ちたいと思っております。(岡山県笠岡市富岡605) |
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2020-07-03 |
皆さま1日お疲れ様です。昨日の夕方、宝石の様な言葉に出会いました村上です。 それは水やりをしていた時のこと。近くにいた女の子(3歳児)が「お花の“おやつ”なんよな♡」と村上に話しかけてきます。 そして、水やりを終えると女の子は「お花、お腹いっぱいになったんじゃな♡」と。 こんな宝石の様な言葉に出会えるなんて。保育者冥利に尽き感謝しております。 さて、午前中に園長と事務長と途中入園の子どもについての打ち合わせをしていた時のこと。 事務所の前の桜の木の下で、数名の男の子の集団の遊びに打ち合わせを他所に虜になってしまいました。 はじめ男の子たちは、「アリを捕まる穴」として穴を掘っていました。 しかし、穴が大きくなればなるほど「自分たちが入れる穴」として穴を掘っていきます。 そして効率よく穴を掘るために役割分担もなされています。「スコップで穴を掘る役割」「水を運んでくる役割」「水を穴に入れる役割」など。子ども集団のマイルールに沿って穴が掘り進められていきます。 さて、この後、穴と子ども集団はどのような展開をなしていったのでしょうか?気になっちゃいますよね。 ↑ 気になる方は、見学、保育体験を随時受付しておりますので、お電話にてのお問い合わせ、また現地へお越し下さい。(岡山県笠岡市富岡605) |
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2020-07-02 |
皆さま1日お疲れ様です。七夕担当の先生たちと一緒に笹を設置しました村上です。是非ブログ読者の方も含め、お願いごとを短冊に書いて飾りに、とみほ村(岡山県笠岡市富岡605)までおいで下さい。 園児たちは、さっそく登園時から親子で笹に短冊を結びつけておりました。 親子でお願いごとを復唱しながら結びつける後ろ姿がなんとも微笑ましく写っておりました。 ご自宅でも、短冊へ記入する際に、親子でお願いごとをキーワードに微笑ましい会話がなされてたんだろうな〜と。 七夕担当者の「親子に微笑ましい会話を作る」仕掛けが見事に的中しているな〜と。 園内の行事が、保育者と子どもだけにとどまらず、保護者や地域の方も当事者として参加できる内容にしていければ。村として、地域の方々の居場所として、場作りができるんだろうなと。 富岡保育園は、“保育園”の新しい価値作りにチャレンジしていきたいと思います。 |
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2020-07-01 |
おはようございます。早朝より読者スイッチが入っておりました村上です。 本日読破しましたのは「0歳からのらくらく子育てカヨ子ばあちゃん73の言葉」です。脳科学ばあちゃんとして有名な久保田カヨ子さんの著書です。 脳科学的には、現代科学が目まぐるしく新しい知見を見出しているので、2011年に出版されていることからアップデートしなきゃいけない内容もありますが‥ とにかく‼︎歯に衣着せぬ物言いの中に(「一日一回は、大泣きさせない」「おもちゃを次々と与えるのは、子どもをアホにするだけや」などなどの関西弁強めのメッセージ)温かく頼りのあるアドバイスは、痛快‼︎そして何だか近所のおばあちゃんが子育てに協力してくれている気持ちにる本でもあります。(※もしも、子育てに関して頼れる存在が無ければ、この著書でも良いですし、富岡保育園へ来て下されば、一緒に子育てを楽しみたいとも思っています。悩む前にまずはお電話下さいね^ ^) さて、読者をしている最中、8時30分頃、園庭から大泣きをしている子どもAちゃんが(5歳児)。(「一日一回は大泣きすればいい」とのメッセージから、村上はフムフムと見ていました) しかし、なかなか泣き止む様子が見受けられないことから、保育者がAちゃんの側へ寄り添います。1人の保育者ではAちゃんの気持ちにフォローできないと悟ったのか、保育者が代わる代わるフォローに入っていきます。 いっけん、子どもと保育者だけの関わり合いに思われますが、実は‼︎少し離れたところから心配そうな表情を浮かべて見守るB君(2歳児)の姿が。子ども同士の心を動かす関わりが見られた場面でもありました。 ※この後、Aちゃんはどう立ち直ったのか気になりますよね⁉︎代わる代わるフォローしてくれる保育者の気持ちと、自分の気持ちとの葛藤を続けていると‥なんと‼︎防災ベルの誤報が‼︎気持ちを切り替える良いキッカケになったようで、保育者とその場から駆けていきました。 |
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2020-06-30 |
皆さま1日お疲れ様です。下駄をLABOに用意しました村上です。 下駄って面白いんですよね。よく見ると、左右の区別が無いんです。靴などは足にフィットさせようと左右を作るのは当たり前なのですが、なぜなのでしょうか? 日本人が不器用だったから作れなかった⁉︎訳では無さそうですよね。靴と下駄とは目的が違うようです。 日本人の家では清潔な床や畳に素足で過ごすことが基本です。履き物は言わば床や畳を小さくして指に挟んで持ち運べるようにしたいという発想なのではないでしょうか? ↓ 以外は、とみほ村健康推進委員会からの裸足のススメです。ご参照ください。 ↓ 【とみほ村健康推進委員会】 皆さんの足元を見て下さい。どんな履き物を履いていますか?仕事のために高いヒールを履いたり、コンビニへ出かけるためにクロックスを履いてみたり‥すると何だか寝る前に足が浮腫んでいたりすることもあったりするのでは? 実は履き物って、大人はもちろん子どもの健やかな成長にとても影響があるんです。特に土踏まずの形成期にある乳幼児に足指に合わない履き物を履いていたりすると、大人になった時に肩こりや頭痛の原因になったりすることも。 では、どんな履き物(足元)が足指にとっては良いのでしょうか?皆さん、逆立ちを手でする時の手指はどうなっているでしょうか?「手を閉じてグー」になっていますか?たぶんほとんどの方は「手を広げてパー」の状態が安定しやすいのではないでしょうか。足も同様に考えて下さい。 体幹を安定させて土を踏みしめて駆け回るためには、「足指をパー」の状態にさせやすい裸足が1番効果的です。そして、鼻輪のついた下駄や草履なども有効です。子どもの好みやこだわりもあるかと思いますが、夏に向かって開放的な季節になることをキッカケに、足指もしっかり開放的に。 (※ちなみに、草履などの鼻緒が当たる親指の内側には脳への刺激を司る反射区があったりもします。) |
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2020-06-29 |
おはようございます。日曜日の朝のルーティンをこなし保育LABOにて“ほぼムラカミときどきキミちゃん”(富岡保育園の全貌を事細かく説明する雑誌です)を執筆しております村上です。 さて昨日、ガーデニング委員会のクルーが5.6人ほどの子どもたちを率いて畑に行っていたので、村上もついて行ってみました。 ここのところの雨が夏野菜たちには恵みの雨だったようで、キュウリやナスが多く実っていました。 スーパーで売られていたり、調理済みの野菜とは違い、実際に土から伸びた茎から実った野菜を手にとり収穫することにより、手で食べ物を体感することができます。重たさや質感や触り心地、匂い。 この度は収穫したてのキュウリを水で洗って、そのまま『ガブリッ‼︎』塩もマヨネーズもない、何の味付けもされていない、ただのキュウリに「僕も‼︎私も‼︎」と子どもが集まってくる。足らなくなってくると、『ポキッ』と折って分け合いっこ。 ※手で掴んでのまるかじり(大人がひと口サイズに調理していない食べ物)は、離乳食を始める月齢(6ヶ月程度)から是非是非試して頂きたいです。 食育活動を通して、多くの育ちが得られます。(例えば‥食べ物への関心だったり。まるかじりする咀嚼能力向上であったり。分け合いっこする協働性であったり) その中で1番大切なことは、【笑顔と喜びを巡らせる】ことなのかなと。添付した写真の場面で改めて思った今日この頃でした。 |
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2020-06-28 |
おはようございます。早朝よりYouTube撮影を行なっておりました村上です。(※最近は連日「赤ちゃん主導離乳入門編」をお届けさせて頂いております。チャンネル名は「富岡保育園付属大学」で検索してみて下さい) さて、本日のブログは1週間前に村上と、とある生き物好きな男の子とで育みましたドラマをお届けさせて頂きますね。 ↓ 【翻弄される2人】 しずしずと‥雨が滴り落ちる中、なんとなく出かけてみた2人。 1人は、ただ保育園近辺の危険区域を見回りたかった。もう1人は、生き物が大好きで、何かを生け捕りにしたかった。 歩き進んでるいると、大小深さが異なる溝がある。あるたびに覗いては確認する2人。
ただ、雨の中、片手に傘をさしていることが2人には生け捕りに支障をきたしてしまうのである。ザリガニやカニを見つけては生け捕りにしようと試みるが‥ 雨に濡れないように、傘をキープしたまま生け捕りの態勢に入ると、どうしても数秒遅れてしまう。 2人の遅れに、ザリガニやカニは、躊躇なく走り去っていく。 そんなこんなを繰り返し、雨が強まる中、半ば諦めムードが漂ってきた‥ その時‥1匹のカエルと遭遇する。たぶん、このチャンスを逃すと終わりだと野生の勘が働いたのであろう。生き物大好きの男の子は、傘を、もう1人に手渡すと、必死に追いかける。 カエルも男の子の本気さが伝わったのであろう。傘を手渡す数秒の間に、逃げる。 しかし、男の子も負けたもんじゃない。溝の端に両足を広げて跨ぎ、カエルを追い回す。 前に進むカエルに対して、男の子が後ろから手を伸ばすと、どうしてもカエル優勢の避難態勢になってしまっている。もう1人の村上としては、前に逃げるカエルに対しては前からの捕獲を指示したいところであった。 A君の一生懸命さに払拭され、村上も2本の傘を置き、溝に股をかける。 2人で挟み撃ちをすることに。 しかし。形勢は全く逆転して、A君と村上が優位に立ったのも束の間‥一瞬にしてカエルは姿を消してしまう。 どこに行ったのか。2人は目を凝らす。すると溝の色に目が慣れてきたところで、あることに気付いた2人。 カエルが溝に付着している土の色と同化して息を潜めている。 目を凝らすと同時に、カエルの息遣いを嗅ぎ取りながらの、半ば透明人間との対峙にも似たような、手に雲を掴むような戦いに入った。 そう。そんな頭脳戦に戦線は移った。かと、思われのですが、遂に、生き物大好きのA君が殻を破り、ハンターの本性を見せる。 汚れるのを、擦り傷を覚悟に、溝に足を踏み込み、カエルとの距離を一気に縮める。 カエルも息を潜める戦いから、一瞬にして、ギアを上げる。 右に左に乱雑に必死に逃げ回る。が‥戦いの終焉を訪れることになったのは、誰が見てもあきらかであった。 A君の手が、距離を縮めたことにより間髪入れずにカエルに伸びていく。数秒後には、A君の手のひらにカエルがおさめられた。カエルも、もう逃げ回る気力を失ったのだろうか。無抵抗な表情を浮かべていた。 しずしず降りしきる雨の中、肩は雨で濡れ、スボンや靴も汚れ濡れながらも、手のひらにには優しく包みながらカエルがおさめられた。 A君の手のひらにはカエルの息遣いが鼓動が伝わっているのだろうか。 しかし、溝に股をかけながら前に後ろに腰を落としながら動くと、日頃運動不足なのか、足の筋肉が悲鳴を上げてしまっている村上からのドラマ中継でした。 |
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2020-06-27 |
こんにちは。チョコビのTシャツを着て出勤すると、普段話しかけられない子どもから話しかけられ嬉しい村上です。(※「チョコビ」とはクレヨンしんちゃんの好物のお菓子です) さて、早番レギュラーの先生のご都合により、久しぶりに早番勤務をしたのですが‥普段村上が遭遇しないドラマと出会うことができましたのでご紹介させて頂きます。 普段、口を開けば「カエル捕まえに行く‼︎トカゲ捕まえに行く‼︎魚とりにいく‼︎」と、とにかく生き物大好きなA君(4歳児)。早朝登園して、しばらく経つと、絵本ゾーンへ。昆虫図鑑を手に取ると、何やらブツブツ言いながら見入っています。 そこへ、追加メンバーの登場です。普段、メダカの水槽や、ザリガニやカメの水槽に、手を突っ込んでは、捕まえようとするB君(2歳児)です。(水槽に手を入れるたびに村上に「いけません‼︎」と注意をされるB君でもあります)登園して、昆虫図鑑を見入るA君のところへフラッと立ち寄ると、対面で一緒に見入っています。 2人は昆虫図鑑のページをめくるたびに、気に入った昆虫を指差していきます。 そんな昆虫図鑑に夢中な2人のところへ、ゾロゾロと人が集まってきました。A君の仲良しの友達や、B君のお兄ちゃん、また生き物好きな友達です。 5人は、昆虫図鑑以外の本も持ち寄って、何やらブツブツ話し合っています。 村上が窓越しから確認したのは‥昆虫などの生き物がメインでない絵本でも、ページをめくるたびに、小さく表記された生き物を見つけては「あ‼︎ココ‼︎おった‼︎」と興奮して見入っていた5人です。 保育者のテクニックなどで身につける協同性や社会情動的スキルではなく、A君やB君の類いまれな『生き物愛』から始まった学びのドラマ。立ち会えた朝の時間に感謝です。 |
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2020-06-26 |
おはようございます。アジサイの品種の中でも“アナベル”が好きな村上です。今日のような雨の日には特に雨粒も重なり美しく見えます。 さて、本日10時からは、「通報訓練」が行われます。火事を想定して実際に消防署へ119番通報を行います。 目的は「通報係が冷静に状況説明できるか」です。 防災訓練は、毎月定期的に行っております。防衛委員会が訓練ごとに出た課題を考慮しながら計画します。 訓練の評価を、村上や園長先生が行う時には評価基準を設けております。 ■課題に対して試行錯誤の実践が見られるか。 ■課題がで続けているか。 この2点です。 富岡保育園(とみほ村)では、年齢別クラスごとの一斉保育では無いことにより、災害時には、「誰が、どこにいるか」の確認が難しいとの前もった想定ができます。 だからこそ、あらゆる不測の事態を常に想定した訓練を実践する必要があります。 ↑ でも、これって逆に考えると‥「不測の事態に強くなれる」というメリットがあります。 水戸黄門の時代劇の様な毎回お決まりの展開の訓練を行なっていると、課題も出ませんし、不測の事態を想定することが難しくなりますよね。 ↑ 見学者などから、よくある質問の1つ。「みんなが、バラバラだと災害の時、どうするのですか?困りませんか?」 とみほ村関係者(ブログ読者も含め)なら、どのようにお答えになりますか? 村上は「バラバラの状態の時に訓練を行い、課題点を抽出して改善を繰り返しながら、不測の事態に冷静に対処できるチーム保育を心がける」と答えます。 加えて‥「常にまとまった状態で訓練を行なっていて、いざ災害が起こった時にバラバラになってしまった時は、どうするのですか?困りませんか?」と質問してしまうかもしれません。 |
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2020-06-25 |
こんにちは。料理や洗濯などの家事力乏めの村上です。“丁寧な暮らし”をモットーとする、とみほ村においては、努力が必要とされるところです。 さて連日、園庭では泥んこになりながら水遊びをしている、とみほ村の子どもたち。泥んこにまみれた後‥ココからが保育者や保護者の出番ですよね。 【洗濯】です。落ちにくい汚れを洗い、園と家庭とで協力しなければなりません。そして洗濯後には大量の洗濯物を洗濯干しに干すんです。(毎日本当にご協力ありがとうございます) 本日は毎日洗濯干しで使う「パラソルハンガー」(タコ足)を購入しにホームセンターへ行ってまいりました。 しかし‼︎家事力、主婦力ともに乏めの村上にとって、どのパラソルハンガーが適当なのかが分かりません。値段の安いものを選ぶか、またはオススメを選ぶべきか‥ そんな時に、テレビ電話を使い、トミホクルー(富岡保育園保育者)の主婦を兼任されている先生にアドバイスを頂きました。 「毎日使うものだから“丈夫で”なおかつ、使った後に“収納しやすい”ものを選んでね」 今年度、とみほ村では『持続可能性』をテーマにしています。保育用品や備品についても、1つずつ熟考しながら、「使い捨て」にならないように、“丈夫さ”と“収めやすさ”を値段と相談してしながら取り扱っていきたい思います。 家事力や主婦力は、暮らしを丁寧に心がけることで磨かれていくのでしょうか‥ |
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2020-06-24 |
こんばんは。とみほ村の玄関へ入るなり顔面泥んこだらけの子どもに出会うことに驚きを隠せない村上です。エネルギー量が凄い‼︎ さて、岡山県内の保育士養成校より、延期されていた実習が開催されるとの報告がありました。学生にとっても、また未来の子どもたちにとっても嬉しいことです。 事前訪問に今週来て頂けるということで‥実習生に伝えたいことを副園長補佐と一緒にまとめました。今日はその前文部分を大公開したいと思います。 もしもブログ読者の方で実習生の方がおられれば是非読んで頂きたい。僕たち“今”の保育に責任を持つものの想いです。 ↓ 保育実習2020~いっしょに学ぼう~とみほ村 私たちの人生に大きな影響を与えたコロナウイルスの出現。もちろんのこと保育界にも激震が。そして保育士養成校も。渦中の学生たちには「私たちは本当に保育士になれるんだろうか⁉︎」との不安がよぎっているのではないでしょうか。 深呼吸して聞いて下さい。君たちは、誰でも経験できない学生期間を送っています。不安や辛さを感じているかもしれませんが、反面、生きていく上で大切なことを学ばざるを得ない環境に身が置かれています。家族や仲間や先生方などなどへ、感謝の気持ちをを巡らすことができる学生期間になり得ます。 きっと、君たちの未来を“強く優しく”してくれるものです。 私たち、富岡保育園、いや、とみほ村は、子どもたちの“今”に大きな責任を強く持ち保育をしております。“今”に責任を持ち、保育を研鑽し続ける勇気を持つことが、君たち学生が保育士になる上での僕たちができる応援です。 だから、いっしょに学びましょう。保育には答えがありません。日々の一瞬一瞬に心を揺らし感動を共にしましょう。君たちと同じ時代に学べること保育できることに感謝しております。ありがとう。 |
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2020-06-23 |
こんにちは。元野球部の村上です。突然ですが‥「皆さんキャッチボールをしたことがありますか?」 本日はキャッチボールを楽しむための極意を伝授させて頂きます‥が、しかし‼︎野球に興味が無くても聞いて欲しいのです。なぜならば人間関係をキャッチボールに例えて話すからです。(←最後まで読んで欲しいのでネタバラシをしました) キャッチボールって、“ボールを投げる人”“ボールをキャッチする人”がいて成立する活動です。投げるだけではダメで、必ず相手がキャッチしてくれないと、投げた人が自分でボールを拾いに行くことになっちゃいます。 キャッチボールの投げる人の基本は、相手が構えているところに、キャッチしやすいところ目がけて投げることです。 キャッチする人の基本は、投げやすいようにグローブを構えることです。 さて、何が言いたいかって‥ブログ通読者なら予想できるかと思いますが‥ 保育園での人間関係を考える上で、子ども同士や、子どもと保育者、保育者と保育者、などなどの関わりがあります。 子ども同士でトラブルが多くあるのは、投げる人が上手くコントロールできなかったりもしますし、キャッチする人がグローブを構えていなかったりするからです。仕方ないですよね。少年野球時代からプロ野球選手のようにキャッチボールをすることなんて無理ですよね。 でもって、本日は、保育者と保育者の人間関係について考えてみたいと思います。(子どもと保育者については、コントロールミスするのは当たり前だから、保育者がボールをそらしてしまったら保育者がボールを拾いに行くだけでいいんですよね) 保育者と保育者がキャッチボールする時、たいていは上手くキャッチボールできるんだと思います。投げるボールのスピードも、キャッチする人の能力に合わせて投げます。キャッチする人も、投げる人の能力に合わせてグローブを構えます。上級者になると、キャッチする時に、グローブの的確な場所でボールをキャッチすると、「パーンッ‼︎」と気持の良い音が鳴って、投げた人に自信をつけたりすることもできます。 しかし‼︎プロ野球選手でもコントロールミスはするように、保育者でもコントロールミスはします。ココからがキャッチボールの極意なんですね。聞いてください。 コントロールミスをした時、“投げた人”は、“キャッチする人”に「ゴメン‼︎次は目がけて投げるから」と声をかけます。 “キャッチする人”は“投げた人”に「ドンマイ‼︎ドンマイ‼︎」と声をかけます。さらに上達して欲しいと願うなら‥“キャッチする人”は“投げる人”の投げ方や球筋をよく観察してアドバイスします。「もう少し、〇〇を△△したら、良くなるんじゃないかな?」と。 そして、その時‼︎“投げた人”が「OK‼︎〇〇を△△してみて投げてみるね」と認めて次の一球を投げるか‥ それとも‼︎「いや‼︎今のは、たまたまミスっただけだから‼︎いちいちアドバイスしてこなくていいから」と聞く耳を持たずに次の一球を投げるのか‥ 皆さまは、どちらがキャッチボールの成長が望めると思われますか? 元野球部、そして元エースでありながら、当時聞く耳を持たずに、ノーコンピッチャーで最後の試合で負けた経験のある村上の実話に基づいた結論を言います。 「自分のことを冷静に下手だと認めている素人の方が、成長は著しい」です。 悲観的に下手だと認めるのではなく、成長するには冷静に下手だと認めて、【素直に学ぶ姿勢】が最も必要であります。 34歳成長期真っ只中の村上。皆さまたくさんのご指導ご鞭撻宜しくお願いいたします。 |
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2020-06-22 |
おはようございます。日曜日の朝と言えば⁉︎とみほ村玄関掃除の村上です。ご近所の方も「そろそろ村上来るかな⁉︎」と気にかけて顔を出して下さり、ゆるやかな談笑もできて素敵な時間でもあります。 さて、皆さんに質問をしますね。【ピボット】という言葉を知っていますか?ビジネス用語だったり、バスケットボールの用語にもあったりする言葉なのですが‥ 「“片足を軸にして”前・後・右・左・斜め‥と体を回転させること」と言った意味です。 ココで1番大事なのが“片足を軸にして”の部分で、片足が浮いて離れてしまったり、ズレだりしてしまったら、反則行為に当たっちゃうんですね。 村上にとっての軸は⁉︎とみほ村での暮らしです。仕事にプライベートに浮き足立つ場面が来たとしても、日曜日に玄関掃除をすれば軸足は離れたりしません。 そして今日は、ここからもうひとこえ‼︎必ず読み進めてみて欲しいのです。 「軸足はどこに置けば離れないのか?」 この問いには村上流の答えがあります。 それは【感謝し合える場所】です。“ありがとう”が溢れた場所では心を真ん中に置くことができ、チャレンジに向かう勇気や凹んでしまった時の安心感も得られます。 富岡保育園職員限定情報交換ツール「とみほニュース」では、日替わりの“ニュース記者”が記事を書きます。またフリー保育者たちがカメラマンとなって伝えたい写真を添付したりもします。 詳細は守秘義務がありますので公開はできないのですが、記事には、子どもたちや仲間への感謝や労りの言葉が記されています。写真には、子どもたちと活動や発達の近況はもちろん、仲間や環境への感謝が伝わる景色が載せられております。 とみほ村が、地域の‥暮らしの‥“軸足”になれるよう住人の1人として【感謝し合える場所】を心がけたいと思っております。 ※↑今日のブログの記事を、これから「とみほニュース」に流したいと思っています。職員よりもブログ読者の方が先に伝わっている記事ってのも面白いですよね。 |
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2020-06-21 |
皆さま1日お疲れ様です。子どもたちが収穫した“すもも”を美味しく頂きました村上です、子どもの頬張る口の周りが紅く染まっていたりして可愛いですよね。 さて皆さまの中で自動車の運転をする方はおられますか?運転する時だったりに、ずっとハンドルから手離しの状態は危険ですよね。(自動運転の自動車は分かりませんが)地面の凸凹だったり、目的地までの道に合わせてハンドルを調整します。 最近、富岡保育園内では、各グループ(太陽、虹、光、空)ごとに、保育者が集まって話し合う場面をよく見かけます。(←村上や園長先生が指示をしている訳ではありません)子どもの成長や発達の変化を読み取り、1日の生活スケジュールの見直しや、保育者の役割分担だったりを調整しています。 年度始めの計画にずっと即して活動しようとすることは、ハンドルを手離しで運転することと同じです。 現場の今後の調整活動を見守っていきたいと思います。(←村上は、つい、でしゃばる癖があるので、相談のタイミングまでは、学びを深めて待っておくスタイルを心がけたいと‥思っています) |
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2020-06-20 |
こんにちは。ガン寛解後の定期検査に行ってまいりました村上です。良好な結果だったことに感謝しております。 本日は『過去は変えられるもの』だと言うことをお伝えしたいと思います。ブログ読者の方も含め、過去には良い経験もあれば苦い経験もあったのではないでしょうか。 もちろん村上もあります。しかし、過去の“良い”や“苦い”は誰が【意味づけ】するのでしょうか? お分かりだと思いますが‥『過去に意味づけするのは“今の自分”しかいない』ですよね。 “今の自分”が成長していけばいくほど、過去への意味づけは全く異なるものになるんだと思います。 過去を美化したり憂いたりする裏側には、今の自分が成長することを放棄していることを正当化しているにすぎません。(←厳しいメッセージかもしれませんが、村上本人に言い聞かせていると思って読んで下されば有り難いです) 富岡保育園の属する社会福祉法人「伸成会」は、“お互いに伸び合う”ことを理念として掲げています。 乳幼児たちが、今の置かれている環境だったりを過去のせいにして憂いたりしている場面を見たことがありますか? 過去に縛られることが無いのは“今”“伸び合う”ことにフォーカスした生き方を子どもたちがしているからではないでしょうか? |
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2020-06-19 |
おはようございます。しずしず降り注ぐ雨の中、ツバメの鳴き声を聞いておりました村上です。 実は、今年はツバメとの関わりが深いんです。なぜかと言いますと‥(※ご近所の方から生きた情報からお伝えしますね)毎年、ツバメたちが巣を作る辺りに、カラスが侵入しているそうなんです。 たしかに毎年、園の玄関通りで巣を作ろうと飛び回っていたツバメも、今年は園内や、室内にまで。 だったら、カラスがツバメをいじめているの?と、言ったら、そうでもなさそうです。カラスの生息域も違う生き物たちが侵入しているそうなんです。(←長年この土地に住んでおられるご近所の方の情報です) この事実を突き詰めて行くと、「だったら、人間が環境を破壊しているから悪いの?」と、いう話になります。皆さんはいかがでしょう? 僕は、「人間も生き物の1つの種類だし、人間が悪いという意見は、人間の力を過信してるんじゃないのかな。」と思っています。 その時々の環境に適応していった生き物が生き残っていく。自分を貫き環境に適応できなければ恐竜のように儚く絶滅していく運命が待っているだけなのでしょうか。 少し話が壮大になっちゃいましたが‥実はこの『自然淘汰』が園内の子どもの遊ぶ姿からも見てとれるんです。 ご存知の通り、富岡保育園では、大人主導の年齢別クラスで子どもたちは遊んでおりません。(←なぜかは、過去ブログを見て頂ければ詳細が把握できるかと思います)子ども主導の年齢に区切りの無いオープンな状態で子どもたちは遊んでおります。 いっけん、自由で楽しそうに見えるし、聞こえは良いですが、子ども同士での生存競争が如実に行われているのが見てとれます。 大人の理想は、年長児が年少児の面倒を見たら、またその逆に年少児が年長児に憧れたりする場面だと思います。 しかし、現実は甘くないんですね。気の合う子ども集団、遊びの目的が同じ子ども集団など、子どもたちが作った子ども集団で、自分たちの遊びのエリアにバリアをしながら遊んでいきます。バリアに侵入してきた子どもは、もちろんのこと「寄せてもらえんかった(遊びに交じれなかった)」と嘆きます。子どもたちは子ども集団で生息域を守ったり、また広げようとして戦ったりしています。(遊びに交じれなかった子どもは、交じれなかった同士で集団を作ったりもします) 富岡保育園のオープン保育の場では、社会の縮図を超えた『地球の縮図』があったりもします。是非、ご興味のある方はいつでもお越し下さい。(注意点は、“子ども”とと驕った視点では無く、“生き物”としての尊敬の視点で見て頂くと、学びは深まっていきます) |
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2020-06-18 |
皆さま1日お疲れ様です。“かくれんぼ”に誘ってもらい隠れていたところ‥「そんなとこ隠れていたらスグ見つかるよ‼︎」とアドバイスを頂きました村上です。 さて、本日は「サツマイモの苗を植える」活動がありました。(※昨日はお米の稲を植えました。)菜園に詳しい園外の方にお手伝いをして頂きながら無事終えることができました。子どもたちも去ることながら、お手伝いに来られた方からは『社会の“役に立っている”』そんな表情を垣間見ることができました。 そんなこんなで、お昼ご飯前に、光グループ(2歳児生活グループ)のお部屋へ行くと、1人の男の子が保育者と一緒に食卓を拭いています。そして男の子の表情を見ると、菜園のお手伝いの方と同様、“役に立っている”そんな表情が見てとれました。 さらに、この2つの場面に共通する部分は、お手伝いをしてもらった側の言葉です。「すごいですね、すごいね!」との褒める言葉ではなく、「ありがとうございます、ありがとう!」との感謝の言葉なんです。 “感謝”と“褒める”ともにポジティブな用語ですが、“褒める”には評価する部分も見え隠れします。評価するということは、そこには上下関係が生まれます。逆に“感謝”には、年齢など関係なく、1人の人同士の関係が生まれます。そのような関係の中にこそ“役に立っている”という気持ちが生まれるんだろうな~と。 |
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2020-06-17 |
「わーりんけ、わーりんけ♪せーんせいに、ゆーちゃーろ♪」 皆さん1度は口ずさんだことがありますよね? 訳しちゃうと、「悪いことしたよね。先生に言うからね。」だと思います。 (冷静に言われるのも、大きな声で復唱されるのも、当事者だったら腹が立っちゃうかもしれませんね。) たまたま亀の飼育ゾーンを通りかかったところ、亀に向かって砂をかけたお友達がいたようで、周りの友だから叱責されちゃっておりました。 ただ、同調圧力も働いたようで、見ていなかった友だちまでもが、あのフレーズを口ずさみ出します。事実よりもフレーズの韻を踏む楽しさがあるようです。 「わーりんで、わーりんで♪すーなを、かーけた♪」 なんなら、砂をかけた当事者までもが口ずさみ出す勢いです。叱責していた友だち、叱責された友だちも、口ずさんで笑い合っているのが、子ども社会の平和な解決方法を見た気がしました。 余談ですが、僕と隣でその現場を観察していた現場の保育者Aが‥「“わーりんけ、わーりんけ♪”て、世代差があるかもしれません。」と、真剣に分析して言い出しました。 村上「どんな“わーりんけ♪”があるの?」 保育者A『「わーりん“け”」や「わーりん“か”」や「わーりん“で”」「わーりん“じゃ”」などなどあるみたいですよ。』 ブログ読者は、どんな“わーりんけ”を使ったことがありますか?そして保育者Aや村上のように子どもが放つ言葉のおもしろさに心を動かす場面はありますか? |
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2020-06-16 |
こんにちは。昨晩、はじめの黄金の90分間ノンレム睡眠に成功しました村上です。頭が明瞭なうちに午前中はインプットに精を出すことができました。(※もっぱら、最近の村上は【睡眠】【離乳食】【心理学】に興味があったりするんです。) さて、本日は1人の尊敬する県外の園長先生をご紹介させて頂きます。島根県江津市「あさりこども園」の園長先生です。 なぜ島根県!?って疑問を持たれた方。実は、「あさり子ども園」には富岡保育園は多大なる恩があるんです。 語り出すと長くなるので、ザックリと説明しちゃうと‥ 富岡保育園が保育改革を本格的に始めた2017年。保育コンサルタントの方にお願いした訳でもなく、とにかく無我夢中で、(行き当たりばったりで、とも言えます)改革を進めて行きました。 皆様も予想できる範囲だと思いますが‥初めから上手くいくハズなんて無いんですね。「トライ&エラーだー‼︎」と鼓舞し合っても、どうにもこうにも、考えても考えても上手くいかない。チームの至る所で不協和音が生じるのも無理はありませんよね。 そんな時‼︎村上は?自分では余裕の表情を演出していたつもりでしたが、(後日談としね、現場の先生曰く、当時の村上はめちゃくちゃ厳しい表情を浮かべていて怖かったそうです)心の中は、余裕どころか困惑の極みにありました。 そこで‼︎救って下さったのが、岡山県から車で3時間ほどにある島根県あさりこども園の園長先生なんです。 当時を振り返ると、見栄もプライドなんてものも全く無く泣きついて「先生‼︎改革を始めてまだ1カ月なのですが、めちゃくちゃ困ってます。助けて下さい‼︎」とすがる思いで懇願しました。 そんな、はじめましての、どこの馬の骨かも分からない村上の心の声にただただ耳を傾けて頂き、あさりこども園の園長先生は「大丈夫だよ」と優しく笑いかけて下さったのを思い出します。 それ以降、園同士の交流も深くなり、1年に1回あさりこども園に富岡保育園の現場の先生たちが全員行き、悩みを聞いてもらったりアドバイスを頂いたりする関係になっています。(いわば、富岡保育園のカウンセリング園とも言える有り難い存在です。) 少し長くなっちゃいましたが、そんな、あさりこども園の園長先生のブログに、とても興味深い記事を見つけたので、紹介させて下さい。 皆さんは“イヤイヤ期”って言葉を知っていますか?2歳前後くらいの子どもが自立の過程で、“何でも自分でやりたい時期”とも言えるかもしれません。 さて、大人に置き換えて考えてみたいと思います。 誰にも迷惑をかけずにスマートに結果を出すことが良いと皆さまは思いますか? 社会は『迷惑のかけ合いっこ』でなりたっているのではないでしょうか? 大人になるということは、迷惑を堂々とかけて、しっかり感謝をすること。 大人になるということは、他の人が迷惑をかけて来た時に堂々と受け入れて、見返りを求めないこと。 大人が迷惑をかけないようにするのは“大人のイヤイヤ期”と言えるかもしれません。 『迷惑のかけ合いっこ』から『新しいご縁』も生まれてくるのではないでしょうか? ↑ あさりこども園園長先生の言葉をご紹介させて頂きました。皆さまはどのようなご感想をお持ちになられましたか? ※不定期でつぶやかれておられるブログはこちら↓ |
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2020-06-15 |
おはようございます。日曜日の朝よりYouTube撮影に勤しんでおりました村上です。(明日からは「赤ちゃん主導の離乳入門」をお届けさせて頂きます) さて、皆さん‼︎『思考の飽和点』という言葉を聞いたことがありますか? 思い悩んだら、気持ちの整理がつかなかったり‥考えても考えても答えが見つからない‥これが『思考の飽和点』の状態です。 では、そんな時、僕たちはどうすれば良いのか?その答えを「あそべる子ども」が教えてくれます。 子どもたちって、悩んだり整理できずに考え込む時間ないほど、とにかく、手を動かし足を動かし遊びに夢中になっています。 考えても考えても答えが見つからない飽和点まで行き着いたら、もう手と足を動かし行動するしかないんですね。村上の場合、副園長職で行き詰まったりすると、考えることを一旦やめて、玄関の掃き掃除をしてみたり、素早く丁寧に体を動かすことに夢中になるよう心がけたりもします。 保育者(養育者)は自分の人生を豊かにする術を子どもたちから学べる機会が多くあり、とても有り難い‼︎と感謝の気持ちを持たなくちゃいけませよね。何度も救われている村上の呟きでした。 |
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2020-06-14 |
よく降りますね。さきほどお昼寝を20分ほどしました村上です。(2時間以上してしまうと短命や認知症のリスクが高まるので気をつけたいところです。※参考著書「スタンフォード式最高の睡眠」西野精治) さて、頭が明瞭なうちに本日は‥生物学について。 と‼︎言っても、村上は生物学の専門家ではありません。 が‼︎保育の専門家ではありますが、多様な学びが専門分野にも活かされるのは言うまでもありませんよね。 て‼︎ことで、【生物】とは?生物の定義をめちゃくちゃ簡単にお伝えしますね。 ①外界と膜で仕切られている。 ②代謝(物質やエネルギーの流れ)を行う。 ③自分の複製を作る。 ね‼︎意外に簡単な定義でしょ? 仕切っている膜を、『細胞膜』なんて言いますが、実はこの『細胞膜』って不思議なんです。 生物は進化を続けているにも関わらず、『細胞膜』は何十億年も進化していないんです‼︎驚きでしょ。 そんでもって、色々な環境に適応しながらも「リン皮質」を『細胞膜』として使い続けているんです。 加えて、何十億年も進化していない、『細胞膜』って頑固なのかな⁉︎と思わせておいて、外界との出入りはあるんです。閉じたり開いたりするんです。 で‼︎今日は、ココから無理くりに、「富岡保育園」と「生物」を重ね合わせたいと思います。 生き生きと生きる生き物の定義は「膜・代謝・複製」でしたよね? では、生き生きと生きる保育園とは? 『細胞膜』に当たるのは? 保育園の『理念』ではないでしょうか? 時代や地域の環境を閉じたり開けたりしながらも、『理念』は変わらないんです。 『理念』が変わらなければ代謝や複製も健全に行われていきますが、『理念』が変わってしまったら⁉︎生き生きと生きる保育園では無くなるでしょう。 富岡保育園の『理念』をおさらいしておきましょう。※簡潔にいきますね。 法人の『理念』は「お互いに成長し合う“大きな家”であること。」 園の『理念』は「あそべる子どもの実現へ向けて、環境を整える。そして子どもにとって憧れる存在であること。そして、保護者や地域の方々と手を取り合い喜びを分かち合うこと。」 『理念』の実現へ向けた今年度の富岡保育園指針は【地に足をつけ、感謝の気持ちを持つこと】です。 是非、富岡保育園へお越しの際には、共に感謝の気持ちを持ち合えたら幸いです。 |
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2020-06-13 |
皆さま1日お疲れ様です。梅雨入りしたのかな⁉︎雨の滴がのったアジサイに魅せられちゃいます村上です。 さて、本日は先日ご家庭に配布しました「とみほ式夏のウルトラ対策術」の一部をご紹介させて頂きます。ブログ読者の方も是非ご参考にしてみて下さい。 ↓ 【とみほ式 夏のウルトラ対策術】 突然ですが、大人の皆さまに質問があります。「夏はお好きですか?」 夏と言えばアウトドア真っ盛り‼︎「大好きです‼︎」とお答えになる方もおられれば、「紫外線が気になります。熱中症にも気をつけなくっちゃ。」とお答えになる方もいると思います。 実は‼︎大人の方が気にしている【紫外線】【熱中症】は、子どもたちこそが注意しなければならない対策を講じなければならないものなのです。 では、さっそく具体的な理由や対策を説明していきたすね。 まず【紫外線】とは?ザックリ言うと太陽光線のうちエネルギーの高い光のことです。 ■メリット‥ビタミンDを得ることができるためカルシウムを作る助けになります。 ■デメリット‥日焼けや皮膚ガン、肌の老化の原因になります。また18歳未満で受けた紫外線量によっては白内障を発症するリスクが高まります。(WHO調べ) メリットとデメリットについて知った上で次は保育園でできる対策を挙げてみたいと思います。 【紫外線対策】 ■日陰で遊べる環境を作る。 ※木の陰やテントなど積極的に使用します。 ■帽子をかぶって遊ぶように声かけをします。 ※ツバの広い帽子が有効的です。 ■衣服で肌を覆う。 ※気温が高く水遊びをする際も、服を着用したまま遊ぶよう声かけをします。 ※なるべく袖のないランニングタイプよりも、袖のある半袖シャツや、ラッシュガードなどが肌を守るには最適です。 ■日焼けクリームについて 100人の子どもを2時間おきに塗り直すことは現実的に難しいです。こすったり汗をかくと効果は薄れます。しかしご家庭での使用は正しく使うことを前提にオススメさせて頂きます。 ★紫外線について、もっと知りたい方は「日本小児皮膚科学会」などのサイトを参考にしてみて下さい。 では、次は【熱中症】についてです。近年では真夏は外出に身の危険を感じほどの暑さを記憶されている方はおられるのではないでしょうか? 実際に平成24年と平成30年では、熱中症による救急搬送人員数が2倍になっていたりもします。(総務省消防庁調べ) 【熱中症】とは?体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなる症状を指します。痙攣や頭痛だったりを引き起こします。 【熱中症対策】 ★環境編 木の陰やテント、室内ではエアコンや扇風機などを利用して、「涼しく、湿度を低くする」ことで血液の冷却効果を上げていきます。 ★血液量編 水分(お茶)を細めに補給することができる環境を作り脱水になりそうな数を減らします。お昼ご飯では汁物を多くメニューに入れ塩分も積極的に摂取していきます。 ★心機能・筋肉運動 無理をせず、休憩する時間を持てているか子ども1人1人を把握していきます。 ※応急処置が可能であるように園内研修などを通して最新の情報と適切な準備を行なっていきます。(一時救命処置としてAEDについても毎年更新しております。また胸骨圧迫なども救命救急大会などで学んでおります。)家庭で発症した場合も含めて参考例を下記に記しておきます。 【熱中症応急処置】 ①熱中症を疑う症状があるか? ※めまい、筋肉痛、大量の発汗、頭痛、吐き気、痙攣など ②呼びかけに応えれるか? ※反応しない場合は直ぐに救急車を呼びましょう‼︎ ③反応した場合、涼しい場所へ避難させ、服をゆるめ体を冷やしてあげましょう。 ※首、脇の下、太ももを集中的に冷やしましょう。 ④水分・塩分を補給する。 ※大量に汗をかいている場合は、塩分の入ったスポーツドリンクや経口補水液が適当です。 ⑤症状に改善があるか?ないか? ※ある場合は、そのまま安静にして十分な休息をとります。 ※無い場合は、医療機関へ受診しましょう。 【紫外線】と【熱中症】について、まずは正しく仕組みを知ることで対策も可能になります。子どもたちが夏を元気に楽しめるために保育園と家庭で協力していければと思っております。もちろん大人も元気に夏を乗り切りたいですよね。 |
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2020-06-12 |
祝‼︎300回記念‼︎おめでとうございます‼︎ ブログ読者の方のお陰様で続けられている副園長ブログでございます。 今後もお付き合い宜しくお願いします。 それでは‼︎本日は‼︎300回記念ということで‥普段絶対ブログでは述べない内容をお届けしたいと思います。 「ところで、村上って、何で、保育園の先生になったの?」 この問いに誠意を持ってお答えしたいと思います。 実は‥ 幼い頃から子どもが好きだった訳でもなく、保育園の先生になりたい夢を描いていた訳でもないんです。(幼い頃はプロ野球選手になりたいな~と淡い夢を描いていました。) ちょこっと省きますが、高校3年生の村上。進学校へ行ったは良いのだけれども‥280人中278位をキープするようになっていた村上。夢や希望なんてものは全く無く、あるのは‥「僕って、どうなりたいんだろう‥?」と答えの見つからない問いに自問自答する日々。 すると、学校へ行くことすら億劫になっちゃうんですね。不登校と言っても過言ではない村上を、当時の担任の先生が救ってくれたんです。 「たいし‼︎学校来なくても良いから、私の息子の幼稚園にボランティアで行き。」 この言葉に、当時の村上は‥(やりたくない分からない勉強をするよりかは子どもたちと遊んだ方がマシだろ)と思い、家の近くの幼稚園にボランティアに行くことになったんです。 そこからが村上の転機だったのは言うまでもありません。1日ボランティアに行く予定が、子どもたちの「またお兄ちゃん来てね~。」を、まともに受け止めて、なんと‼︎1ヶ月学校を休んで幼稚園にボランティアに行ったんです。 当時を振り返ると、自分の気持ちに素直に向き合えない村上にとって、『自分の気持ちに素直でしかない子どもたち』の存在は、めちゃくちゃ影響を受けたんだと思います。 そんなこんなで、『自分の気持ちに素直な子どもたち』の空間の居心地の良さに、自分の進路を重ねたんです。 これが、村上の保育園の先生になった理由です。 初心に帰る時に必ず振り返ることは「子どもたちに救われた」ことで今の自分があるんだということです。 さて、皆様は、どのようなキッカケで今のポジションにいたりしますか?幼い頃からの憧れだったり目標だったりとは違うかもしれません。 しかし、全ての過程に感謝の気持ちを込めて前に進むことで、“いま ここ”の自分を受け止め成長させることができるのではないでしょうか。 皆さま。是非語り合いましょう。 |
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2020-06-11 |
こんにちは。園のご近所小学生の登校班の見守り隊村上です。 (頼まれた訳ではなく勝手にしてます。小学生の実態をリサーチできたりして楽しんでいる村上です。) 今日はその中の1人の女の子が「昨日、消しゴム忘れたんよー。で、結局手で消したんよー。」と。 (友だちか誰かに借りれば良かったのにー。と、つい言ってしまいました村上です。) そして女の子は続けて「今日、入れたか見てみよーと!」歩きながらランドセルを開けて確認すると‥ 驚愕の事実が‼︎‼︎‼︎ 女の子が驚きのコメントを「あ‼︎筆箱忘れとる‼︎」 (うっかり者やん‼︎と思っちゃいました村上です。) すると‼︎もう1つの驚愕の事実が‼︎ 後ろの上級生の男の子が「俺‼︎筆箱2つ持っとるけん、貸そうか?」 (おい‼︎筆箱2つ持って行く小学生おるんかい‼︎と不思議がりながら、思いやりある行動に感心した村上です。) うっかり者の女の子は「大丈夫です。先生に言って借ります。」 (上級生に借りるの恥ずかしかったのかな。学校の先生に正直に言って借りるんだよー、と願った村上です。) 朝からドラマ満載の小学生ワールドでしたが‥とみほ村の保育園児ワールドも負けてません。 実は今日ブログ読者にお届けしたいエピソードはここからなんです。前置きが長くなり申し訳ありませんでした。 近頃、特に女の子の中で水面下で空前のブームを引き起こしている、ごっこ遊びがあるんです。 それは‼︎ 『妊婦ごっこ』なんです。 実は、とみほ村保育者の中で妊婦の方がおられ‥添付写真にもあるように、子どもたちはおそるおそる優しく触る姿がよく見られます。すると、妊婦の保育者も触る子どもも(そしてお腹の中の赤ちゃんも)ニッコリ目を合わせるんですね。 そして、妊婦のお腹の感触やお腹の中の赤ちゃんの感触を感じた子どもたちが‥部屋の隅で密かに盛り上がっているのが‥服の中にお人形を入れて優しく声をかけたりトントンする『妊婦ごっこ』なんです。 子育てで大事なことと言えば‥『愛着』だと誰もが答えると思われます。そして愛着行動を示す時に、“オキシトシン”という愛情ホルモンが親子に分泌されるのです。 「“オキシトシン”がたくさん分泌されているから、子育てができる」と仮定するのか⁉︎ それとも‥ 「子育てにたくさん関わるから“オキシトシン”がたくさん分泌されて、より子育てにたくさん関わろうとする」と仮定するのか⁉︎ どちらなのか⁉︎どっちともなのかな。 『妊婦ごっこ』に勤しむ子どもたちを見ると、服の中に入れた人形とでも“オキシトシン”は分泌されてるのかな?と、思ってしまう村上からの遊びの中継でした。 |
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2020-06-10 |
皆様1日お疲れ様です。夏が近づくと早起きになるのは歳を取ったせい⁉︎なのか村上でございます。5時ごろに園に行くと、ご近所の方も早起きなようで。ゆっくり談話でき良い時間を持つことができました。まさに“早起きは三文の徳”です。 さて、昨日の夕方頃‥お迎えの時間のことです。1人の男の子がお父さんを呼んでオタマジャクシの入った窯のところへ。 「お父さん‼︎お父さん‼︎見て‼︎見て‼︎オタマジャクシがカエルになりそうで‼︎」 興奮気味に伝える男の子の声に、他の子どもや先生たちまで群がっていきます。 (想像つきますよね。いちよう写真を添付しておきます。) このお話には続きがあって‥何と、カエルになりかけのオタマジャクシを競って捕まえようとする子どもたちが群がり、あわや乱闘寸前に‼︎お父さんや先生が「かわいそうだから見るだけにしよーよー。」と嘆いても耳には入らないようです。 この光景を傍観しておりました村上は、ふと人間の世界と重ねてしまいました。 “カエル”は人間で言えば“大人”の様な存在ですよね。 オタマジャクシは人間で言えば“子ども”の様な存在ですよね。 まだ歩くこともできない赤ちゃん時代はソッと見守ってもらえるにも関わらず‥歩くことできるようになり、友だちを作ることができるようになり、学校に行くことができるようになり‥成長すればするほど、自立を阻止するかのように大人たちに過干渉される子どもたち。 小さな卵の時には、ソッと見守られ、オタマジャクシになり、手や足が生えて、成長していくたびに、子どもたちに過干渉されるオタマジャクシたち。 何とか過干渉から逃げ切ってカエルになって跳びたって欲しいと切に願う本日でした。 |
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2020-06-09 |