副園長ブログ
おはようございます。昨日「とみほ村秋のラジオ体操」(10月毎週土曜日午前7時~)にて、ラジオ体操の気持ち良さにハマりつつある村上です。日曜日の早朝からもやってしまいましたよ。 さて、本日は「私設公民館とみほ村文庫」の環境へのこだわりについて語らせてもらいますね。 富岡北地区まちづくり協議会の会議で、「地域の貴重な書物が富岡会館にあるんだけど、あそこは坂の上で寄るのがしんどいが~。なんとか気軽に寄れる場所にあったらいいのにね。」とのお声から‥「だったら駐車場も広く平地にある富岡保育園では!?」との意見もあがり‥富岡保育園園長先生や、土地の持ち主(先代園長先生)に依頼する運びとなり、「社会福祉法人として、使命として作らせてもらおう。」との流れになり‥ 富岡保育園では元々“病後児保育施設”(病気をした後、まだ完全回復にいたっておらず集団保育が難しい園児を預かる)として利用してしたスペースが、病後児童の利用が減ったいきさつもあって、(病院内保育が増えたことが要素の1つ)空き部屋となっていました。(昨年度まで園児のアトリエスペースとして利用していましたが、園児が100名を切った背景もあり、アトリエスペースも移動することになりました。) いきさつについての説明はこの辺りにしまして‥その空いているお部屋を、地域の貴重な書物などを置く場所にするために動き始めたのが年度当初(4月)です。 富岡会館にあった書物だけでなく、地域(富岡北地区)のお家で、「大切にしていた本だけど、もう読まなくなったから。捨てるにはもったいなから、誰か読んでくれたら嬉しいな。」といった本を呼びかけてみますと‥地域内外から1000冊を超える貴重な書物が集まりました。その本たちを置く“本棚”を作成するにあたっては、岡山県の笠岡市で同郷として活躍されている「カサセイホームズ」さんにお願いをしました。 もちろんただの本棚ではありません。普段カサセイホームズさんの大工さんたちが足場板として使用している板を“再利用”してもらい本棚を組んでもらいました。本も地域内外から繋いだもの。その本を置く本棚も同郷の大工さんが普段使ってきた板を繋いだものです。 また天井については、病後児保育施設時代に使用した壁紙のままにしました。なぜなら、空気を綺麗にする要素を当時の大工さんが使用してくれていたからです。(当時の大工さんも実はカサセイホームズさんです。) そして、なんと言っても目玉は‥机です。圧倒的存在感を映し出す机は、なんと‼︎富岡保育園の赤ちゃんのお部屋が蔵であった時(実は2階部分はいまだに蔵のままです。)に大切に保管されていた長持をリメイクしたものなんですね。リメイクにあたってもカサセイホームズの木のスペシャリストに奮闘してもらいました。当時の輝きを超えるように磨きに磨きあげて頂きました。 そして、文庫内の修繕したトイレの“黒塗り板”の壁や、お部屋のポイントポイントで“ベンガラ色に塗った板”の壁には、ある“想い”を付着させているんです。 どちらの板も、本来の建築では、表に出ない板なんですね。たいていは下地で利用する板なんです。下地で利用する板を、職人さんの工夫と技術を添えると、なんと表でもとんでもない存在感を出すんですね。 「なぜ、下地で扱う板を表へ出したか?」 それは、富岡保育園へ関わって下さる“職人さんの見えない工夫や技術”を知ってもらうためでもありますし‥ なんと言っても、そのような“見えない工夫や技術”が大切なんだよ‼︎とのメッセージを強く出したかったからなんです。まさに、保育園で言えば、現場保育者たちの見えない工夫や技術と類似しているからなんです。 保育業界で言えば、ブログ読者も含めてインターネットを広げてみたり、また園を見学しに行くと、きらびやかに子どもたちとにこやかに駆け回る保育者たち像を見るかもしれません。しかし、その下地には、日々オムツの数を確認したり、哺乳瓶を洗ったり、トイレの生花を変えたり、おやつの献立を改良したり、お昼ごはん(給食)で扱うお皿や箸が破損していないかを確認したり‥見えない働き(工夫や技術)があるんです。そしてその働きが無ければ保育園は成り立たないんだってことを強く遺したいとのメッセージでもあります。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-10-03 |
こんにちは。笑い声が絶えない土曜日職員会議を横目に本日のブログを綴っていきたいと思います。内容は分かりませんが、とにかく楽しい雰囲気が燦々と伝わってきますよ。 さて、本日は‼︎急遽企画しました『とみほ村秋のラジオ体操』(※10月毎週土曜日午前7時〜)が無事開催されました。 正直、地域へは富岡北地区まちづくり協議会副会長さんへ回覧用のチラシを持って行った程度で、保護者へは玄関先にチラシを掲示した程度で、宣伝活動を村上がほとんどしていなかったので‥もしかすると僕と早番職員の2人でシュールにラジオ体操をするかもしれないと少し案じておりましたが‥ なんと‼︎20数名の方が早朝7時から参加して下さいました。お仕事前の保護者とお子さま、また休日で朝ごはん前の保護者とお子さま、またお休みの職員。また卒園児で小学校へ通うお子さまと保護者、中学校へ通うお子さまと保護者。もちろん富岡北地区まちづくり協議会の理事の方も大半参加して下さいました。(富岡北地区まちづくり協議会へは大した許可を得ずに協賛欄に記載しましたが、快く承諾してくださいました。)そして、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方がご近所の方へお声かけして下さり、地域の方も足を運んで下さいました。本当にありがとうございました。 このようなご時世ですから、ご近所でも顔を合わす機会が減ったことも事実です。ラジオ体操前に、「〇〇さん、久しぶり〜。」とマスク越しではありますが、そこには会話が生まれていました。また、地域の方と保護者の方との会話も生まれており、「あなたは、どこにお住まいなの?私は‥」と新鮮な朝があちらこちらであって、企画者としてはなにぶん嬉しく思いました。 また、足を運んでくださった方々が口々に、「お庭をきれいにされていますね。花壇に花が溢れているわね。あの〇〇って花は育てるのが難しくて‥」と、とみほ村の自慢の環境に目を運んでも下さいました。 もちろん、『私設公民館とみほ村文庫』へも見学して下さいました。たくさん寄付したもらいました書物を見ながら、「この本は、〇〇の映画の題材になった本で‥」と、青春時代を懐かしく思う会話が飛び交ってもいました。 『とみほ村秋のラジオ体操』は、もちろん気持ちの良い秋を満喫できるように心身の健康を整えるためでもありますし‥そして“私設公民館とみほ村文庫”の存在をPRするためでもありますが‥ 裏目的としては‥ 「地域内外のコミュニケーションの場をデザインすること」 「富岡保育園の保育実践を感じてもらうこと」 の、2点があるんです、実は。 ラジオ体操と言えば、密にならない上に、競争でもないですし、またイベントまでいかない集まりだと思うんです。このご時世で言えば、寄り合いやすいはずです。 また土曜日の7時と言えば、現場職員も少ないですから、気にせず色々なところへ目を配りやすいはずです。お庭環境もそうですが、玄関口には壁新聞などで普段の保育実践も見れますし、あちらこちらに子どもたちが遊んだ名残りであったり、洗濯物などの保育者たちの仕事の名残りも見てとれるはずなんですね。 とにもかくにも、早朝からラジオ体操をすると、少々汗をかきつつ、気持ちが良い。なんだか得をした1日のはじまりでした。 最後に、地域の方への回覧用のチラシを行政協力委員の方へ配布して下さったり、また地域の掲示板へもチラシを貼って下さいました、富岡北地区まちづくり協議会理事の方々、宣伝などのご協力大変ありがとうございました。 「地域へ根付く、寄り添う、貢献する」といった言葉は、デジタルツール(SNSなど)を巧みに利用して実現するものではなく、やはり日々の“草の根”レベルでの挨拶やコミュニケーションから地道に地道に実現されていくものなんだなと改めて確認した日でありました。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。もちろん秋のラジオ体操や私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせもお待ちしております。電話番号はホームページTOPよりお願いします。 |
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2021-10-02 |
皆さま1日お疲れ様です。10月がスタートしましたね。『とみほ村だより10月号』(富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会)を保護者はもちろん地域内外の富岡保育園ファンに配布させてもらっています。 (※『とみほ村だより』を購読希望者はホームページTOP電話番号へお問い合わせください。無料でございます。) ちなみに、購読者の方からは‥ 「毎月ファイリングして保管しています!」 「献立を参考にさせてもらっています。」 「園長先生のコラムを読むのを楽しみにしています。」 「子どもの写真が可愛いです。」 などの感想を頂いています。我が子ではない、我が孫でもないにも関わらず、愛を持って一字一句、ひとつひとつの写真を、吟味し熟読して下さり大変嬉しく思っています。 (※地域内外へのファンの方への配布は、村上とボランティアクルーで行っていますので、多少配布日が異なることもありますがご了承下さい。ポスティングでなく、なるべく顔を合わせ、一言程度でも会話ができれば幸いと考えています。) それでは本日は、購読者から人気を博しております園長先生のコラム記事を紹介したいと思います。 ↓ 『保育園で遊んでばかりで小学校で45分間座っていられるのかしら?』 幼児教育と言えば、体操教室、音楽教室かど、小学校のような教室のイメージを持つ人も少なくありません。しかし、乳幼児期は、学童期とは異なる発達段階にあります。情緒と身体の安定が基礎であること、身体と感覚を使った体験である学びであること、自発的に始まり環境との関わりによる学びであること、教材よりも自然や物、人による学びであること、子どもが必要に応じて学ぶことが効果的な学びです。 のびのびと遊び、情緒と身体が安定した子どもは、意欲的に学習に取り組むことができます。教科書を広げる、字を書く、消しゴムで消すといった行動にも、安定した身体と調整能力が必要です。自分で状況を判断し行動する主体的な生活態度と、分からないことを人に尋ねるコミュニケーション能力を身につけている子どもの場合、保育園と学校の文化の違いは問題になりません。また、小学校以降の計算や応用問題、文章問題を理解するには、子どもたちが生活と遊びの中で、重りや広さ、分かる、比べる、順序づけるなどを身体で感じる数量体験を積むことです。ただわ体験の積み重ねや、思考力、想像力、表現力の高まりは、大人の目には見えにくいものです。保育者は、目に見えにくいものを大切にしながら、環境を構成しています。 何よりも、子どもたちにとって、遊びは楽しいものでなければなりません。今、富岡保育園では、「思わず遊びたくなる」「必要な道具で自由に選べる」「調べてみたくなる」環境づくりを再考しています。園庭には、山土(泥だんごに最適‼︎)と山砂(さらさら)が2トンずつ届きました♪「音楽ゾーン」ができました♪「木工ゾーン」が進行中です♪etc‥ワクワク♪『力いっぱい、主体的に遊ぶ子どもは、たくましく、忍耐強く、他人の幸福と自分の幸福のために、献身的に尽くすような人間になるであろう。フレーベル「人間の教育」より』 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-10-01 |
こんにちは。竹内まりやさんの名曲“September”の聞き納め9月30日、そして木曜日と言えば⁉︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録日でもあります。 ※本日は岡山県笠岡市で67年間に渡り製材工場を営み、木材のプロとして木造住宅会社として地域に貢献されている「株式会社カサセイホームズ」の営業部長の方をゲストにお迎えしたトーク番組予定です。(笠岡放送でお聞きする場合はチャンネルを“123”に合わせて午後13から、再放送は19時からご視聴くださいね。) さて、明日からは全国で一斉に緊急事態宣言や蔓延防止対策などか解除されますが、いわゆるコロナウイルスが消滅した訳ではなく、なぜか少しおさまっているからだということを忘れることなく、今後も富岡保育園でのコロナ禍対策を続けていきたいと思います。 もちろん三密だったりアルコール消毒も大切なのですが‥ リアルにお金の話をしますと‥ 例えば、職員のご家族や知人などで感染者が出たり、濃厚接触者になった場合、当たり前ですが仕事をお休みして頂くことになります。 が、もしも、その職員が、時給日給のような雇用条件であると、当たり前ですが、その月のお給金は減ります。 そして、もしも、その職員のご家庭が、シングル家庭であったり、アパートやマイホームのローンを抱えていたりするならば、間違いなく貯金を切り崩した生活になるのは必至ですし、貯金が無ければ生活費のための借金を抱えることになります。 そのような可能性を持った状態で、心身の免疫を整えて働くことができるでしょうか? 富岡保育園での雇用条件は、時間や能力に応じた月給制度を取り入れています。 ご家庭の子どもが通う学校がクラスターになり休校となった場合、低学年であれば仕事を休んで家にいなければならず仕事を休む場合もあるだろうし。また参観日や個人懇談などがあって早退しなければならないかもしれませんし。子育てに限らず介護であったり様々な事情で遅れて出勤しなければならないかもしれませんし。 諸々の事情があったとしても、毎月安定したお給金が入る見通しがあることは、ご自宅での“安心した暮らし”に繋がることは間違いありません。 コロナ渦で浮き彫りになっている雇用形態は、まさに“臨時職員”や“非常勤職員”といった地に足がつかない形態、つまりは暮らしに不安を抱える状態です。 富岡保育園では、コロナ渦以前から全職員月給制度を取り入れています。二代目園長先生から管理職に伝授された内容は、「家庭が上手くまわる状態を作ってあげなければ、長く勤めることはできない。家庭や家族を1番に考えた雇用形態を提案できるように努めましょうね。」でした。 だからこそ、現在富岡保育園で働いている方は、僕のような独身男性もいれば、所帯をもった男性もいますし、また9割はお子さまやお孫さんのいる主婦の方です。 お金の話しをすると、ファンタジーでメルヘンチックな子どもの世界から飛び出てしまい、大人の事情のように聞こえますが、ファンタジーな世界を守るためデザインするためには、見守る保育者たちの安心した暮らしは必須なのはご納得得られるかと思います。 もちろん、全職員月給制度を取り入れつつ、また長く勤めて頂き、毎年昇給制度を取り入れることで、“賞与制度”は廃止させて頂きました。理由はソロバンを弾けばお分かりかと思います。 管理職として、二代目園長先生からの金言“職員の安心した暮らし”を守っていける努力を今後も続けていきたいと思います。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-30 |
おはようございます。早朝登園した子どもから“保育園ごっこ”に誘われました村上です。「村上先生、先生役できる!?」と、先生役の指導を受けました。赤ちゃんに見立てられたぬいぐるみに、朝の挨拶をしたり、薬の受け渡しや、検温をしたりなど、かなり細かい指導を受けました。村上が保育園の先生デビューできる日も近い!? さて、本日は「保育園・幼稚園・認定こども園の違い」について、お話しそびれていましたので、少しだけ紹介しますね。 (ネットや専門書で扱っている程度の情報ですので、裏情報や都市伝説的な話は期待しないで下さいね。) まず、国が扱っている管轄省庁が違います。「保育園は厚生労働省」「幼稚園は文部科学省」「認定こども園は内閣府」です。 利用できる園児については「保育園は保育に欠ける0歳から就学前の子ども」「幼稚園は満3歳から就学前の子ども」「認定こども園は保育に欠ける欠けないに関わらず0歳から就学前の子ども」となります。※認定こども園については、保育に欠ける子どもと、欠けない子どもでの利用時間が異なります。 あとは、保育園が給食が義務であったり、幼稚園は給食は任意であったりの違いがあります。 そして、よくある質問が、「保育園は預かってもらうところで、幼稚園は教育してもらうところだと思うんですが。認定こども園はどちらなんですか?」です。 なんで、このような質問が当たり前に飛び交ってしまうかと言うと、【保育】という言葉への印象と、【教育】という言葉への印象に影響を受けているからです。 そもそも、【保育】と【教育】を区別すること自体がオワコンです。(終わっているコンテンツ、つまり時代遅れです。) ブログ読者の方にとって、保育とは?教育とは?いかがなものなのでしょうか? 保育とは“乳幼児の心身の健全な発達を守ること”にあります。そのために、教育も必要となります。 そして教育とは“人間に内在する素質や能力を引き出し善良な人間へと導くこと”にあります。 (少し難しい表現を使ってしまいましたが、教育という言葉が日本にヨーロッパから入ってきた際に、福沢諭吉先生はeducationを“発育”と訳したかったそうなのですが、政府が認めなかったという説もあります。なぜ、福沢諭吉先生は“発育”と訳したかったか⁉︎なぜ明治政府は“教育”と訳したかったか⁉︎) 少し話しがそれつつありますので戻りますと、保育と教育は区別するものではなく、『保育の内に教育が含まれている』という理解が適当かと考えます。 根拠としては、国が乳幼児施設に対して示す方針、「保育園は保育所保育指針」「幼稚園は幼稚園教育要領」「認定こども園は幼保連携型認定こども園教育保育要領」の中身が整合が図られている、つまりほぼ同じだからです。 ただ方針は同じでも、実践内容については、保育園でも幼稚園でも認定こども園でも各園に委ねられているのが現状です。(地域性や園児の人数や園の規模などの環境面の違いも含みます。) では、「だったら何で分けるの?」って話しですよね。 分けちゃうから、「保育園は預かってもらうところ、幼稚園は教育してもらえるところ」という誤解が生じてしまうわけです。 それは、時代背景がかなり大きく影響しているのは皆様もお分かりだと思います。 経済の発展や人口の増減など、多様な要素が混沌と混ざり合うなかで、乳幼児施設の価値や印象も変化してきたんですね。 そして現代の超少子高齢化へ向かう日本にとっては、分けることよりも統合していきたいはずなんですね。だからこその“認定こども園”の登場だったのですが、いかんせん厚生労働省と文部科学省との折り合いがつかず、保育園・幼稚園・認定こども園の3つに分かれてしまっているんです。 5年、10年先には、地域によっては、待機児童どころか、保育に欠ける欠けないに関わらない子どもの人数が激減し、“待機園”または廃園も多数出現するかもしれません。 未来のことは誰も分かりませんが、未来に対しての責任は現代の僕たち大人が持たなくてはいけません。 乳幼児の子どもたちが、心身の健全な発達を安全に守ってもらえる場所。また保護者が安心して一緒に子育てに協力してもらえる場所。そんな場所を未来に遺すことが僕たちの責任だと思うんです。 はじめの質問「保育園は預かってもらえるところで、幼稚園は教育してもらえるところだと思うのですが、認定こども園はどちらなのですか?」への答えを明記しておきますね。 『保育園も幼稚園も認定こども園も、国が定める方針に沿って保育(教育の要素を含む)を行なっています。』 ここから数年は、時代錯誤から生まれた誤解を解くにあたって混迷の時代へと突入するかもしれません。保育とは?幼児教育とは?保育士とは?幼稚園教諭とは?英語や最先端デジタル機器を使った時間を設けていると教育をしている⁉︎泥んこ遊びは教育されていない⁉︎ 多くの問いに納得できる答えを出せるように富岡保育園では日々の保育実践と真摯に向き合っていきたいと思います。ブログ愛読者の方、ご指導ご鞭撻よろしくお願いします。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。また10月には毎週土曜日午前7時から“とみほ村秋のラジオ体操”を開催します。心身の健康を共に培いましょう。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-09-29 |
こんにちは。たった今、『とみほ村雑貨』として“ミニドライフラワーブーケ”を委託先へ納品させて頂きました村上です。(※委託先‥岡山県笠岡市café ボタン)お立ち寄りの際には是非手に取ってみて下さいね。 ※『とみほ村雑貨』‥岡山県笠岡市富岡保育園現役保育者が手がける、季節の草花やら木の実をサステナブル(人間・社会・地球環境の持続可能な発展)に利用した暮らしをほんのり豊かにする作品です。 さて、納品がてらシャインマスカットスムージーをグイッと飲みつつ、福音館書店が手がける「月刊たくさんのふしぎ」から『コケのすきまぐらし』(文 田中美穂 絵 平澤朋子)を読んでおります。 (※ちなみに、この本は、富岡保育園の園長先生オススメBOOKコーナーから拝借して来ました。) なぜ、この本に興味を持ったか⁉︎作者の田中美穂さんが岡山県倉敷市美観地区で営む古本屋“蟲文庫”(むしぶんこ)へ行ったことがあるからなんですね。 たしかに、多くは語らずとも謎めいた雰囲気の持ち主の方だなと思ってはおりましたが、まさか【コケ】をここまで愛しておられるとは驚きでした。 田中さんはコケ観察をしていると1時間で1メートルも進んでいないときもあるんだそうです。 同じ場所でも石垣のつなぎ目や壁やその隙間など、ほんの少しの環境の違いで生えているコケは種類も違うんだそうです。(※詳しくは是非読んでみてね。) 興味深いのは、僕も含めた人間も含めて、たいていの動植物は、「より強く・より速く・より大きく」なろうと進化しているのに対して、コケは数億年前からそれほど大きく変わることなく、それぞれの環境に適した体へと、地道に、多様に進化してきたことです。また、湿った場所に生えているイメージがありますが、乾燥したところでは呼吸すらやめて、じっと待って生きていれるんだそうです。しぶといような、したたかなような植物ですよね。 イラストつきで40ページほどですので、幼児や小学生に向いている本でもありますが、是非とあるウイルス渦で、遠出や大きなイベントなどに行かれずストレスを感じている大人の方へも目を通してみてほしい本です。 最後のページの田中さんの文章を紹介させて頂きますね。 ↓ いつもの道をゆっくり歩いてみると、いろいろなコケや、コケの好きな場所が見つかって、いつもとは違う景色が見えてきます。小さなコケをじっと見つめていると、その中にもっと小さな虫が歩いていたり、細い細いクモの糸が張っていたり、まわりの砂や小石もきらきらとして、とてもきれいなことがわかります。 そして少し離れてみると、今度はジャングルを空から眺めているようなコケの森にも見えてきます。コケを見るとによって、これまで気づいていなかった自分の中のすきまがどんどん広がって、見える景色は、ほんとうはいくつもあることに気がつくのです。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・ワンコインランチ・園見学など随時募集しています。「身近に新しい世界を開きたい、見てみたい‼︎」という方は、是非‼︎生命力豊かな子どもたちの育ちを共に見守りませんか⁉︎お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-28 |
おはようございます。富岡北地区の小学生の登校班の集会場所は赤ちゃんを抱っこして寄らせてもらいました村上です。週初めにうつむき加減の小学生も赤ちゃんを見ると、ほんのり笑顔になりますね。 はじめに、お知らせをさせて下さい。 今週の土曜日、10月2日の午前7時から。富岡保育園のお庭で富岡北地区まちづくり協議会協賛にて『とみほ村 秋のラジオ体操』を開催します。 予定では、10月毎週土曜日(2.9.16.23.30)を計画しています。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋‥さまざまな秋を“健康”で楽しめますように。少しはがり身体を動かしてみませんか?ラジオ体操は全身運動になるのと同時に“自律神経”を整える作用もありますよ。心も体もリフレッシュする朝をいっしょに迎えましょう。 ※もちろん富岡北地区でない方も参加できます。駐車場は富岡保育園駐車場をご利用下さい。 ※ラジオ体操後に、園児を抱っこして下さったり遊んで下さることも自由です。お時間が許す範囲で素敵な朝をデザインしてくださいね。 ※ご不明なことがあれば『とみほ村 秋のラジオ体操』代表の副園長村上まで→09X33715648 それでは、週初めに副園長ブログに目を通して下さる愛読者の方へ特典です。 先日、保育実習を終えられた実習生の最終日の日誌を掲載したいと思います。豊かな感性が繰り広げられるエピソードで心を浄化しましょう。 ↓ 【反省・考察】※実習生 今日は実習最終日でした。今までの思い出に浸りながら少人数ではあったが、子どもたちとの時間を噛みしめながら半日を過ごしました。 いつも変わらず保育者の一人としてみてくれる子どもたちが、嬉しくてたまりません。 朝来て、「おはよう」と挨拶をしたら、Y君が「先生。今日は、新しい靴で来たんで‼︎」と見せてくれて、そんなことまで教えてくれるんだと思ったけど‥嬉しそうなY君の顔を見ていたら、“新しい服や新しい靴”は私たち(大人)でも嬉しいように、子どもにとっても嬉しくてたまらないから見せたい‼︎のだと思いました。子どもたちの嬉しい気持ちを受け止め、共感し、共に喜ぶことが大切だと感じることができました。 室内遊びでは、ほとんどの子どもがカルタをしていて、3歳児のH君は保育者に教えてもらいながらカルタの読み手をしていました。 その姿を見て、2歳児のA君は違うカルタを出し、「一緒にしよう」と私を誘ってくれました。「読んで」と頼まれるかと思ったのですがA君は“読み札”を持って読み出しました。 よく観察すると、札に書いてある言葉とは違って、目の前にある“取り札”を見ながら自分で考えて読んでいました。 あまりにも可愛いくて笑ってしまいました。 ひらがなに興味があるのかなと思い教えてみながら、カルタのルールをより理解できるように取り札と読み札のひらがなが一緒であることを確認してみました。すると、A君も、「合ってるー!」と自分の目で確かめ楽しめました。興味のあるもので、いろいろな遊びしたいと思いました。 【指導・助言】※指導担当者 実習20日間ご苦労様でした。今、カルタに興味を持っている子どもが多くおり、字が読めない子どもでも、子どもなりのルールを作って、それを友だち同士で共有し成立させて遊ぶことができているんですよね。自分たちで考えて楽しめています。 その姿に私たち(保育者)もK先生(実習生)と同じように笑ってしまうことがあります。 この20日間、見守る保育の理解に努め、前向きに実習に取り組んで下さる姿を見せて頂き、大変だったと思いますが、何か得るものがあったのではないでしょうか。 K先生のいつも変わらない笑顔を忘れずに、これからも頑張ってください。そして是非また遊びに来て下さいね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-27 |
僕の友人で今年度4月からフリースクールを立ち上げた男がいます。準備にあたっては微力ながらお手伝いさせて頂いたご縁もあって、現状報告の連絡を取り合っています。今日はその内容をブログ愛読者の方にこっそりと少しだけ紹介しますね。 かなり、ぶっちゃけた話ですが。利用者の学生が少しずつ少しずつですが集まってきており、半年間は貯金を切り崩して出していた従業員(チームのメンバー)の方へのお給金が出せる程度になってきたそうです。そして自分の家族の生活費とマイホームのローン分については深夜にコンビニのバイトなどで捻出させているんだそうです。 お金の話をすると小汚く思われがちですが、フリースクールという福祉や教育の谷間なようでいて国の制度にハマらない、けれどもあらゆる子どもを守るためには必要不可欠なコミュニティを運営するには予想通り厳しい現実があるということです。 それでも続けていく信念とは⁉︎どこから来ているんだろうか⁉︎と、友人ながら思ってしまうわけですね。だからこそ、友人でもありフリースクール代表の男に聞いてみたわけです。 コンビニのバイト疲れ後の男「うちのフリースクールは、引きこもりや不登校の子どもに限定しているわけではないけれど、半数はそういった子どもかな。もちろん、たくさん利用者が来て欲しいとも思うし、けどそれだけ現状の学校生活に困っているってことでもあるから複雑でもあるけど。」 フリースクールを立ち上げて半年の男「実際に引きこもりや不登校の子どもの数にはビックリもするし、自殺の子どもの数にもビックリするんだけど。ただ数字にあらわれない数字もあること。引きこもりや不登校は学生の間の数字であって、大人になってからはウヤムヤになってしまうってこと。重要なのは、大人になった時に引きこもりにならないために学生時代にどのような支援ができるか。それがもちろん学校へ通うことかもしれないし、もしかすると学校は休憩して、うちのフリースクールなどで過ごすことかもしれないし。そのあたりに、どれだけ一人一人と向き合いながら寄り添っていけるかが大事かなと。」 友人ながら尊敬している男「療育機関に10年近く勤めて、一人一人にカリキュラムだったりも作ってきたし。また様々な〇〇プラン教育であったり、欧米から取り入れられた教育方法も魅力的には映るんだけど。ただ、カリキュラムや〇〇教育といったマニュアルのある方法に合わないからこそ、学校というものに息苦しさを感じる子どもがいるってことを理解しなきゃいけないとが、この半年での感想。理解できない、また数値化できないチカラを大人は名前をつけようとして、非認知能力とかであったり、〇〇力などと呼ぶんだけど。理解できない、また数値化できないチカラを、評価しようとしたりすることこそ身も蓋もない元も子もない話なんじゃないかと思ったりもするわけ。」 時には利用者の行き場もない気持ちからくる行動を全身で受け止め青アザを作りながらも真摯に向き合っている言葉には説得力があるもんだなと思いました。続けて、最近フリースクールの学生と爬虫類カフェに行ったエピソードを聞いたり。文字を書くことが難しい学生が、好きなオンラインゲームを極めたいためにアルファベットを書くことができるようになったエピソードなど、刺激的な話をたくさん聞かせてくれました。立ち上げ前よりも、深夜のコンビニバイト疲れがあるだろうけれど、語気は確かに強く、信念もさらに強まっているなと感じました。 勝つも負けるもありませんが、教育や福祉など似たような分野で頑張っている友人がいることは切磋琢磨できますし、僕にとってはこの上なく勇気にもなりました。 富岡保育園は社会福祉法人であり認可保育園です。働くお父さんお母さん、また働き場所をお探しのお父さんお母さん、また産休や育休中などなど、また病気をされたり介護していたりなど様々な家庭の事情に、ひとつずつ真摯に向き合い、サポートしながら共に子育てをしていく場所です。また保育園の先生だけでなく地域内外の様々な方を巻き込んで、より子どもたちの心身の健康を守る場所でもあります。今後も全うできるよう富岡保育園保育者一同で精進して参りたいと思います。ブログ愛読者の方、応援と御協力よろしくお願いします。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 ★友人が立ち上げたフリースクール‥岡山県岡山市南区植松「うえまつフリースクール」です。気になる方はネットなどで検索してみて下さいね。ブログやSNSもしているそうです。 |
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2021-09-26 |
9月25日土曜日、7時前頃だろうか。早朝に出勤してきた保育者が子どもたちを気持ちよく迎え入れるための準備に精を出している。 ちなみに今年度から社会人デビューしたピチピチの保育者でもある。先輩たちに習ったように掃除や洗濯物の片付けを頑張っている。どことなく後ろ姿は板についてきたかのように感じる。ひととおり済ませると、倉庫へ行きオムツの補充に足を運んでいた。 そうこうしていると、次に主婦業を兼任している保育者が出勤してきた。ご家庭で洗濯や朝ごはんを済ませて、一息つく暇もなく出勤してきたのだろうか。掃除をしたり書類に目を通しつつ。今日の新聞を僕(村上)のところへ持ってきて、「この記事の、この写真、卒園児のA君じゃない⁉︎頑張っているよね‼︎」と、教えてくれた。ご家庭での朝の忙しい家事業の合間に新聞に目を通したのだろうか。「新聞をとるのを辞めようかと思うんだけど、地域の情報が入るから、なかなか辞められないんだよね。」とも教えてくれた。 そのうち、つぎつぎに土曜日の、ゆっくりしたような、なかにはもっさりとしたような朝に、親子で登園してくる。社会人デビューして半年の保育者も、主婦業を兼任しながら新聞に目を通してきた保育者も、元気でハキハキとした挨拶ではなく、なるべく親子の土曜日の朝に合わせたようで、もっさりを少し取り除くことができる程度の明るめの挨拶で迎え入れていた。 少しずつ、日が登り外の気温が徐々に上がってくる頃。とある保育園のご近所に住まわれている、そして、とある保育園によくボランティアに来てくださるおじいちゃんの奥さまが玄関前を通られた。 ふたりの女の子「おばあちゃんーー‼︎おはよー‼︎おじいちゃん、まだー???」 奥さま「おはよう。声をかえてくれてありがとね。おじいちゃんはね〜、まだ寝てるの。クスクス。」 ふたりの女の子「クスクス。」 夢の中でクシャミをして起きたのでしょうか。少し経ったころ‥ おじいちゃん「おはようございます‼︎亀の水替えさせて下さい‼︎」 ボランティアにきて下さるおじいちゃんが、いつものように亀の水替えをしにやってきた。 僕(村上)「おはようございます‼︎今日もお願いします。そう言えば、さきほど奥さまが来て下さって、おじいちゃんはまだ寝てると。起きたてですか?」 おじいちゃん「お恥ずかしい。クスクス。」 ふたりの女の子と、社会人デビューして半年の保育者と、主婦業を兼任している保育者「クスクス。おはようございます‼︎」 ゆっくり、もっさりしていた朝だけど、クスクスしていて楽しい朝でもあります。 そこへ、気の利いたスパイスと言えば言い過ぎのようで、アクセントと言えばもう少し効果がありそうな、とあるメロディーが、とある保育園に流れてきはじめたんです。 裏庭の奥のあたりから、ギターの流暢なメロディーが。とある保育園で事務長でいて男性保育士のモデルのようなウェーブのかかった長髪の保育者が奏でてました。 群がり、ギターをさばく手元を凝視する子どももいれば、メロディーに乗り快調に駆け回る子ども。いかようにも、穏やかで気持ちの良い土曜日でした。 ~おまけ~ 実は昨日とある保育園では、亀の水替えを毎日しに来て下さるご近所のおじいちゃんと、ギターを奏でる事務長とで、竹などを使って竹馬作りが夕方の4時頃に開催されました。ノコギリやキリやヤスリなどの本物の道具に興味を示す子どもたちが群がると、おじいちゃんと事務長は、ある程度手を添えつつ、子どもたちにも体験する時間を作ってくれました。事務長とおじいちゃんの木工教室⁉︎今後もアバウトに不定期に開催されそうなので要チェックです。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。また、「私の得意な〇〇を、子どもたちに体験させてあげたいのですが!?」とのお声もドシドシ募集しています。保育士や栄養士、調理師に限らず、社会のいろいろな人たちが子育てに関わること、携わることが、子どもたちの心身の健康に良い影響を与えます。ご協力よろしくお願いします。 |
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2021-09-25 |
皆さま1日お疲れ様です。夕方に子どもたちが遊んでいる部屋へ行きますと、5.6人ほどの女の子のグループが、ベンチに数名と、少し距離を置いて向かい側に1人と、分かれて座って何やら楽しそうにしているんですね。近づいてみると‥ 「村上先生‼︎これから映画が始まるんだから座って‼︎」と。向かい側の子どもがブロックで作ったマイクを通して、「これから物語が始まります。」とアナウンスしているんですね。 ちなみに映画の演目は“プリキュア”というアニメみたいだったのですが、なぜか途中から“おむすびころりんすっとんとん”などもコラボしはじめたり。ベンチに座っていたお客さん役の子どもたちは踊りはじめたり。急展開の連続はハリウッド顔負けでしたよ。 さて、ハリウッド映画⁉︎上映前に、実は村上は、とある場所へ、とある依頼をしに行っておりました。 さて、なんでしょう!? 実は、もうしばらくで完成します“私設公民館とみほ村文庫”の壁に、地域の中学校の美術部などの作品を飾って頂けないだろうか?とのコラボのお願いをしに行っておりました。 富岡保育園と同じ学区にあります岡山県“笠岡東中学校”です。 顧問の先生と部員の学生へ説明をしたところ快く快諾して頂きました。本当にありがとうございます。 地域内外の方たちへ絵画などの学生の芸術が発信できる場、また認められ意欲が生まれる場、そして芸術を味わい心が豊かになる場になればと願っております。 (ちょうど笠岡東中学校では体育祭の準備にとりかかっておられ、とても忙しい中、お話しを聞いて下さいました。本当にありがとうございました。まずは体育祭の無事開催と成功をお祈りしています。) “私設公民館とみほ村文庫”は『地域内外のヒト・モノ・コトが繋がる場所』を目指しております。 乞うご期待くださいね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-24 |
こんにちは。昼と夜の時間が等しくなるであろう秋分の日にブログ読者の方はどのようにお過ごしでしょうか?村上はと言えば、木曜日ということもありエフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録に行ってまいりました。 ※本日のテーマは『保育園・幼稚園・認定こども園って、どう違うの?』について、かなり分かりやすくお話しさせて頂きました。乳幼児期施設選びのご参考にして下さいね。(お見逃しの方は、YouTubeチャンネル「富岡保育園付属大学」をご確認してみて下さい」。) さて、本日は富岡保育園へ実習に来られた学生の【実習のまとめ】と、【実習指導担当保育者のコメント】を実習日誌から大公開したいと思います。 ※実習生‥保育士養成校から、保育士資格を取得するために、コロナ渦であっても勇気を出して保育現場で保育実践を学ぶ勇者です。 (なにぶん学生が綴った内容ですので、専門知識の説明などが曖昧な場合はありますが懐深く目を通して下さればありがたいです。是非実習生の“心の動き”に思いを寄せて下さいね。) ↓ ↓ ↓ 【実習のまとめ】 保育所実習20日間を無事に終えることができ、一番に言えることはすごく楽しかったということです。 実習と言えば、緊張して保育者の目を気にし、思うように動けずしんどいというキーワードの言葉をよく聞くのですが、ここの園では、思う存分、子どもたちと関われ、小さな成長も感じることができ、わからないことを聞くと、それ以上に教えて下さって毎日が深い学びでした。 部分指導の時も、安全面とやりやすさで方法を2つ迷っていると、どの保育者も「両方やってみたら?」「どっちもやってみたら、どうなるかが自分の目で見れて学びになるし」と失敗も学びの一つとして見て下さって、色々なことに挑戦しやすく、自分で考えて行動しやすかったです。 私はこの園が大好きで、過ごせば過ごすほど子どもが主体になっていると実感でき、日々、子どもの成長を見ることができました。 「実習に対する自己課題」に書いた、個々に合わせた援助の方法も、子どもたちとずっと関われるので、保育者の声かけや関わり方を真似て、日を重ねるごとに1人ひとりに合わせた声かけや、声かけのタイミングができるようになりました。 子どもたちが私を受け入れてくれるたびに嬉しくなり、子どもたちができるようになったことは共に喜び、寂しい時は側に寄り添い、積極的に関わることができました。 1.2.3歳児は友達との関わりが増え、実際に手が出てしまう場面がいくつもありました。 最初は戸惑ってしまい、注意しても変わらない様子で、どうしようと考えていたけれど、保育者の声かけや支援の方法をよく見て実践してみることができました。 手を出したり、他の子どもに迷惑をかけるようなことは、しっかり子どもと向き合い、ダメなことはダメだと伝え、子ども同士が解決できそうな時には見守り、必要に応じて仲立ちをし、お互いの気持ちが伝え合えるようにしていました。それを見ていい方法だと思いました。 全部保育者が間に入り、仲直りしていると、その方法でしか子どもたちは仲直りできなくなるから、見守ることで子どもたちだけで気持ちを伝え、どうすれば仲直りができるかを考えて、行動し、気づいたら「ごめんね」と仲直りできていて驚ろかされました。 私もトラブルを見かけたら「これは入らなくても大丈夫かな」「これは入るべきかな」と何度も考え、行動することができました。 しかし入ってもどうにもならない時が何度かあり、保育者が一緒に入って下さり仲立ちできた時もあるので、もう少し声かけの仕方や子どもの気持ちを受け止め、納得のいく支援ができるようにしたいと思います。 2歳児を希望していたけど、すべての年齢と関われるようにして下さり、発達段階が比べやすく、年齢にあった子どもの姿が見られて理解しやすかったです。 2歳児は本当にイヤイヤ期真っ只中で1人ひとりの声のかけ方やトイレの誘い方、声をかけるタイミングが違うことを実際に感じることができました。 私は2歳児だけがそうなのだと思い込んでいたけど、3歳児にもそのような子どもがいて、発達段階について、たくさん知ることができ、たくさん出会い学ぶことができました。 毎日子どもたちと遊びの中で一緒に発見したり、関わっていて面白かったです。 その反面、氷おにをするようになった時、同じ年齢でも理解している子どもと、理解できない子どもがいて、理解している子どもが怒ってしまう場面があったりして、難しいと感じる場面がありました。 興味があるものが違う同士の子どもで遊ぶと、「〇〇おにがいい」「〇〇かくれんぼがいい」と意見を曲げず、「もういい‼︎」と人数が減ってしまったりで難しかったです。 でもこうなるのは当たり前で、興味や関心をもっていることも1人ひとり違うので、受け止めて意見が言えることがすごいと思うので、上手く興味や関心を広げていけたらいいと思いました。 【指導者のコメント】 20日間の実習お疲れ様でした。 Aさん(実習生)の笑顔と子どもたちを温かい気持ちで受け止めてくれる様子にたくさんの子どもたちが安心して遊んだり生活できたりしていました。 何より、子どもたちのことが“かわいい” “大好き”という気持ちがよく伝わり、信頼関係も深まっていることがよく分かりました。 子どもと同じ目線で関わることでたくさんの学びもあったのではないでしょうか。 見守る保育(子ども主体・異年齢‥)について理解も難しかったかと思いますが、Aさんの子どもを見守る視点がとても素敵でした。 夢に向かって頑張ってくださいね♡応援しています♡ 以上 ↑ 実習生と指導担当者の“生の声”は、いかがでしたでしょうか? 富岡保育園では今後も積極的に実習生をお受けしていきたいと思います。次世代を担う保育者たちの指導に携わる喜びと、共に学べる喜びが味わえる有り難い使命です。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-09-23 |
こんにちは。さきほど絵本作家junaidaさんの「街どろぼう」を数人の子どもたちの前で読みました村上です。 ブログ上では伝わりませんが実を言うと村上の声は突出すべき“しゃがれ声”なんですね。子どもたちにも本人にも聞こえづらい。そんな中、読んでいますと、後ろの方に座っていた子どもが、前に座っている子どもへ、「見えん‼︎見えん‼︎」というわけです。どちらかと言えば“聞こえない‼︎”と言われても仕方ないのですが‥ 【絵本】というツールを、ついつい僕も含めた大人は“言葉”を学ぶツールにしたくなることもあるかと思います。もちろん“言葉”あそびであったり、趣向を凝らした文章もあります。ただ、なるべくは“絵”を通して絵本を楽しんでもらいたいなと。“絵”から物語をイメージする力は乳幼児期にこそ育つものですし、大人になるにつれ“言葉”を習得すればするほど薄れていくものなのかもしれません。 さて、前置きはこのあたりにしまして‥ タイトルにあります『とみほ村ワンコイン雑貨』‼︎ 岡山県笠岡市内、カフェボタンさん(cafe BUTTON)にあります手作り作家さんコーナーの1つの区画を10月からお借りすることが決まりました。 そこへ‼︎トミホクルー(富岡保育園保育者)の中でプライベートで手がけている手作りの小物を出品していきたいと思っております。 現役の保育士や栄養士、調理師が出かける手作りの作品って、気になりませんか? なぜ、おしゃれなカフェとコラボして雑貨を売ろうとしているのか? むしろ売ることは目的ではないんです。 富岡保育園での働き方(暮らし方)改革では、得意なことであったり、趣味であったり、ハマっていることがあれば積極的に応援もしたいと思っているんです。 もちろんダブルワークであったり、副業であったりも可能ですが、働き方の目標としては、『とみほ村(富岡保育園)で豊かに暮らすこと』です。そうすることで、プライベートや、家族や友人や知人などの多様な人間関係へも良い影響を与えることができればと、おこがましくも考えております。 ※10月出品予定は、各種ミニドライフラワーです。場所はカフェボタン(岡山県笠岡市相生1134-5)店内ショーケースです。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いいたします。 |
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2021-09-22 |
皆さま1日お疲れ様です。本日『とみほ村お月見お茶会』にて“萩の花と満月”が描かれた茶器にてお抹茶を頂きました村上です。 日本の文化ではあるものの非日常的な雰囲気にて背筋が伸びるおもいで美味しく頂かせてもらいました。ご馳走さまでした。 『とみほ村お月見お茶会』は、富岡保育園日本文化研究チームが企画したものです。リーダースタッフには、今年度トミホクルー入りしたお茶名人の保育者。また生け花はもちろん植物愛に満ちた園庭長。そしてボランティアスタッフには昨年度退職された日本文化に精通している保育者が、それぞれに“互いの得意を活かし合いながら”準備に実践に活躍して下さいました。 普段、お外でやんちゃに走り回っている子どもも、お茶会に参加すると、茶器などなどの道具類や雰囲気にのまれて⁉︎か、おごそかにお抹茶をいっしょにたてたり飲んだりしたんだそうです。リーダースタッフを含めた見守る保育者たちの凛とした人的環境も作用したんじゃないのかなと思いますし、お茶菓子にも興味が大いにあったのかもしれませんね。 (※参加する予定であった地域の方も含め、「次こそはお茶会に参加したい‼︎」とのお声も頂きました。四季折々に開催されるかもしれませんので、ブログなどを通して前もって告知していきますので、お見逃しなく。) ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 ⭐︎就職希望・入園希望についてのお問い合わせについてもホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。見学や体験などを必ずして頂きたく思っています。(担当:村上) |
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2021-09-21 |
こんにちは。開設準備中の私設公民館“とみほ村文庫”にて、富岡北地区まちづくり協議会理事の方から寄付してもらいました水槽に水草やらを入れながらインテリアをコーディネートしておりました村上です。できる限り寄付して頂いたモノを巡らせる空間に努めてまいりたいと思います。 (※書籍や漫画などの御寄付も随時お待ちしております。「大切な本だけと、もう読まないし、捨てるには惜しいのだけど、誰かに読んでもらえたらな~。」といった本も是非。) さて、今日は番外編‼︎副園長村上の幼少時代について親から聞いた話や自らの記憶を辿って少しばかり紹介したいと思います。 (※富岡保育園や幼児教育とは無縁の内容になってしまうので、ご興味ない方はスマホをそっとお閉じくださいね。) 年齢は定かでなかったり前後してしますのですが、幼い頃は、母親から離れることができずにトイレまで付いて行っていたような男の子だったそうです。 三輪車を好んで乗っていたようなのですが、何度も何度も教えても後ろ方向にしか漕げなかったそうです。しびれを切らした母方の祖父が、「たわけかも分からんぞ。病院へ連れてけ‼︎」(尾張地方の方言です。)と、3歳の頃病院へ行くと主治医から、「もう少し待ってみて。」と言われたそうで。すると3歳半からコマ無しの自転車をスイスイ前方向に漕ぐことができたそうなんです。 また、言葉についても3歳前まで一言も喋ることが無かったそうです。これまた母方の祖父が、「たわけかも分からんぞ。病院へ連れてけ‼︎」(尾張地方の方言です。)と、病院へ連れて行くと主治医から、「もう少し待ってみて。」と、言われたそうで。すると3歳の誕生日を迎えてからすぐに急に文で喋っていたそうなんです。3年間喋らなかったせいなのか、小学生の時には“おしゃべり大魔王”と担任の先生から言われ、今では毎週生放送で30分間1人喋りをしている有り様です。 カッコいいエピソードが思い出せないのが辛いところなのですが。ちょうど秋口や冬にかかろうとすると布団を蹴って寝冷えをしていました。するとトイレへ行く夢をよく見ていました。夢の中ではちゃんと行っているんですね。気持ち良く、そしてほのかに下半身があたたまってくると夢から醒めるんですね。お分かりのように、布団には世界地図ならぬ模様が描かれているわけです。たぶん5年生くらいまではお漏らしをしていたんじゃないかと思います。 ブログ読者の方、大変申し訳ございません。これ以上紹介すると、笠岡市内を歩けなくなってはいけませんので本日はこのあたりで。子育てに全く役立たない内容でしたが、もしかすると、「〇〇がなかなか出来ていないけど、村上よりマシだから、もう少し待ってみようかな。」と心が軽くなると幸いです。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-20 |
こんにちは。ブログ愛読者の方、休日はどのようにお過ごしでしょうか?岡山県笠岡市は幸運にも台風の影響も大きくなく、本日は綺麗さっぱり秋晴れのようです。 村上はと言いますと、ラジオから流れる竹内まりやさんの“September”のメロディに気をよくしながら自動車のハンドルを握りつつ‥いつも伺う笠岡市内の“心地の良い”そして“居場所”を転々としております。しいて言うなら平日も休日も相も変わらない暮らしをさせて頂いております。 日記のようなブログ記事になりますが‥ はじめに訪れたのは、笠岡市郊外にありますcafe BUTTON。(カフェ ボタン)ほんのりオシャレな朝を迎えるべく、フレンチトーストを頂きながら、オーナーセレクト漫画コーナーから1冊の漫画を手にとりました。「とある雑貨店」という、昔ながらの工芸品に近い雑貨に加えて、店長が気まぐれに創作するお菓子が訪れるお客さんを幸せにする物語です。さつま芋を使った“さつま芋ようかん”の場面には、どんな味がするのかイメージしたものの。 次に訪れましたのは、笠岡市東地区にあります、とみほ村です。富岡保育園があります村ですね。開設準備しています私設公民館“とみほ村文庫”で書籍の整理をしつつ。(※貸し本をする計画もありますのでご期待下さいね。)子どもがいない保育園では、いつも以上に花壇の草花が映え、秋空の雲の動きや、鳥の鳴き声が目や耳に入ってくるものなのですが。あるいは、子どもたちには、いつもこのような環境が無意識のうちに五感から入り込んでいるのではと思いつつ。 現在訪れていますのは、笠岡市駅近くにあります、辻珈琲。ドリップコーヒーを欲張りにも、コロンビアからエチオピアをお替りして頂いております。エチオピアのナチュラルという、正直、珈琲素人には仕分けの意味が分からないまでも、癖が強い中にフルーティーな味わいがある味を口に含みつつ。児童文学書の名著と言われているらしい「大草原の小さな家」を黙々と読んでいます。 ブログ愛読者の方で、「大草原の小さな家」をお読みされたことがある方はいますでしょうか? 30歳まで読書の習慣が全く無かった村上にとって、児童文学書って言わば、通っていない道なんですね。ときどき思ってしまうのが、学生時代に児童文学書を通っていたら、もしかするともっとマシな人間になれたのではなかろうかと思うほど、どれもが素晴らしい物語なんですね。 「大草原の小さな家」は、馬車に必要最低限の物を積み込み、父と母と3人の姉妹、そして愛犬が多難の旅をしつつ、目的地の大草原にたどり着き暮らす物語です。暮らすと言っても、家づくりから始まり、食べ物もウサギなどを狩りしたり、飲み水も小川まで汲みに行くわけなのですが。もちろんのこと、自動車も無ければ、チェーンソーも無ければ、水道なんてものもないわけです。釘ひとつとっても貴重品で、足らない場合は木で釘を作ります。 この物語では、とにかく自力でなんでもこなす父親と、それに対してほとんどを許容する懐の深い母親の子育てに対する情景が見え隠れもしています。 特に母親の子育て像は、大草原という自然と、ワイルド極まりない父親からインスピレーションを受ける娘たちに、普段は優しく微笑みを浮かべているのですが時に厳しくうつる場面もあります。例えば、食事中、父親が話をしている際に割り込むことを注意したりなど細やかな点に対してです。 ふと‥とみほ村の富岡保育園の食事の場面を思い浮かべました。保育園では食事は“楽しむ”ことを最上位の目標にしています。すると、ときどき“しつけ”がなっていないじゃないか⁉︎との意見もあったりします。 “しつけ”とは漢字で書くと“躾”となります。身を美しくと書いて“しつけ”と読みます。 ある意味、各人、各家庭での価値観が強く出るような姿ですよね。もちろん子どもたちと一緒に食事をする大人たち(見守る保育者)各人、各家庭での価値観の範囲で最上位の目標をとらえつつ、注意する場面もあります。 ときどき村上なんかは「注意し過ぎたかな」と省みることもありますよ。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-19 |
皆さま1日お疲れ様です。最近イチオシの英国在住作家“ブレイディみかこさん”の著書「THIS IS JAPAN」を読み進めております村上です。 本日は少しだけ内容をご紹介させてもらいますね。 ちなみに“ブレイディみかこさん”は英国で保育士資格を取得されています。英国版保育士から見た、日本の保育園、保育士とは!?いかように映るのでしょうか? まず、ブレイディさんがビックリされたのは東京都世田谷区の保育施設を見学した際の通園される親子の絵面です。東京都の都会となると、ほぼ車での送迎はできないようで、道がめちゃくちゃ狭かったり入り組んだ場所に保育園があったりだとか。年齢の近い兄弟を自転車の前と後ろに乗せて坂道を一生懸命漕ぐなんて、危ないですし地獄だと。 (↑都会に比べて、岡山県笠岡市富岡保育園は田舎町にあって、自動車が50台ほどとめられる広大な駐車場を敷地主〈元園長先生〉から無料で貸して頂けております。保護者や保育者も自動車で通園、通勤させてもらっており有り難い限りです。) そして、次にブレイディさんが衝撃を受けたのは‥『保育士の配置基準』です。 ※以下を参照してみてくださいね。 【0歳児】 ・日本‥子ども3人に保育士1人 ・英国‥子ども3人に保育士1人 【1歳児】 ・日本‥子ども6人に保育士1人 ・英国‥子ども3人に保育士1人 【2歳児】 ・日本‥子ども6人に保育士1人 ・英国‥子ども4人に保育士1人 【3歳児】 ・日本‥子ども20人に保育士1人 ・英国‥子ども8人に保育士1人 【4歳児】 ・日本‥子ども30人に保育士1人 ・英国‥子ども8人に保育士1人 【5歳児】 ・日本‥子ども30人に保育士1人 ・英国‥基準なし ブレイディさんは、20人の3歳児を園庭で遊ばせている自分の姿を想像してみると‥右側に三輪車で転んで膝を擦りむき流血している子どもがいて。左側には玩具の取り合いをしている子どもがいて。斜め後ろには砂場の砂が目に入ったと泣いている子どもがいて。背後には「おしっこ」と股間を押さえた子どもがいて‥どうやって日本の保育士は現場をこなしているのだろうかと思ったようです。 特に【3歳児】の配置基準の違いに驚かれており‥3歳児と言えば、ベビーっぽくもないし、そのくせ子どもと呼ぶには体の発育が完成していない微妙な年齢でもあり。急速に言葉を操れるようになるので、何でもできるような気分になって身体能力を過信しやすく。また体のバランスを取る能力がまだ整っていないくせに気力は漲り(みなぎり)保育園で大きな怪我をしやすい年齢だろうに、そんなアンバランスな成長過程の子ども20人に保育士1人という配置基準で大丈夫⁉︎なのだろうかと述べておられます。 【3歳児】の子ども20人に保育士1人を例に考えると、ブレイディさんは子どもにアドベンチャーはさせられないのではないだろうか⁉︎保育士が子どもたちにかける言葉も指示が多くなるのではないだろうか⁉︎ディベートしている暇はないのではなかろうか⁉︎ また“決断力”といった、失敗したりたまに成功したりしながら経験の積み重ねの結果身につく後天的スキルの芽が失われるのではないだろうか⁉︎もっともクレイジーでバカバカしいアドベンチャーをやっても許されるはずの幼児期にそれができないと。 また“創造力”も同じく、人間のクリエイティヴィティの目覚めは「他人と違うことをやってみたい」と思うところからはじまると英国の保育士養成校で学んだが、3歳児の子ども20人が保育士1人に「他人とは違うことをやってみたい」と言い出したらたちまちカオスになるのでは⁉︎「そんなわがまま言わないでみんな同じものを同じように作りなさい」と創造力を育てるより「まとめる」ことが最優先になるのでは⁉︎ と綴っておられました。 日本の保育園のあり方、幼児教育のあり方を見直す際に、(子どもの命と成長を守ること)もちろん保育士の“保育の質”を向上させることが挙げられるのですが‥そのためには、ブレイディさんが綴られたように、【保育士配置基準】など、国が動かなければならない部分もありますし、また僕たち現場保育者や保護者、社会があきらめずに声を挙げることも大事なのだと痛感す英国保育士ブレイディみかこさん著書の『THIS IS JAPAN』でした。 ※他にもブレイディさんが見学された園でのオムツ処理の事情や、男性保育士事情、また待機児童問題についても、ブレイディみかこさんのロックな視点から赤裸々に綴られていました。気になる方は最寄りの書店、または村上が所在します富岡保育園保育LABOまで。 ⭐︎就職希望・保育実習・ボランティア・職場体験・ワンコインランチなど随時募集しています。また政府や市議会、行政関係者、また保育士養成校教授などで、「見学ではなく保育園の先生体験をして、保育の現場の事情を肌で感じたい‼︎」とのお声もお待ちしております。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-18 |
ブログにも何度も登場しています、ボランティアクルーのトシさん。エネルギッシュに活躍されるトシさんは年齢不詳なところがありますが、実は世間一般、笠岡市では敬老を祝われる年齢でもあったりするんですね。 世間一般がそうだからではなく、20日の“敬老の日”を利用させてもらって、日頃の御礼をしたい‼︎と現場クルーから声が上がりました。 「トシさんにワンコインランチの招待券をプレゼントしたい‼︎」ということで、子どもたちと現場クルー共同で手作りチケット作りを開始。 もちろんトシさんがボランティアで来られる時間帯を見計らいながらコッソリ内緒で製作していました。 そして本日、トシさんがお昼過ぎにボランティアにやって来て下さったタイミングに‥ わらわらと子どもたちが30人ほど集まりだし、現場保育者が「おじいちゃん‼︎今日は‥」と続けて、日頃の御礼と、感謝の気持ちを込めて子どもたちとワンコインランチ招待券をプレゼントしました。 するの、トシさんが‥「ちょっと先生‼︎いいですか‼︎」と、立ち上がり、まさに何かの式典のごとく手を後ろで組み勢いよく語り始めて下さいました。 トシさん「おじいちゃんの方が、みんなにお礼が言いたいん‼︎だってね‼︎まさかこの年になって、こーんな可愛い子たちと一緒に遊べるなんて、夢にも思ってみなかったんですよ。だからね、おじいちゃん、朝起きたらすぐにみんなの顔見に行こうかなと思ってね。だけど先生方に迷惑がかかんないようにこれでも遠慮しながら、毎日来させてもろーてます‥」 (トシさんの目頭と、周りの保育者の目頭が熱くなり始めたところで) とある女の子「おじいちゃん、大好きー‼︎」 (わらわら集まった子どもたちの視線がトシさんに一点集中するなか) トシさん「ありがとうございます‼︎これからも宜しくお願いします‼︎」 トシさんを囲む子どもたちの輪がどんどんどんどんギュッと熱くなるごとに、トシさんと子どもたち、トシさんと先生たちの結ばれた愛着関係がくっきりと見えるようでした。 このご時世、各地域などでの敬老会は中止になっていることもあると思います。また家庭でも、おじいちゃんおばあちゃんと離れて暮らしていたり、加えて都心部などで行き来が難しかったり。また高齢者施設などで接見が困難であったりと、敬老のお祝い事情も様々かもしれません。 もちろん離れた方へも贈り物やお手紙でお祝いや感謝するもよし。また血の繋がりは無くとも、日頃から笑顔で繋がっているご年配の方へ感謝するもよしだと思います。 本日、突然はじまった、サプライズ“トシさん”敬老会。まさに“笑顔の繋がり”を感じる互いに感謝し合える時間を持つことができたように思います。本当にありがとうございます‼︎是非ワンコインランチお待ちしておりますね。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。「孫が遠くにおって会えんのじゃあ‥。」と感じておられるアナタ。是非とみほ村へ‼︎たくさんの孫たちで溢れていますよ。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-09-17 |
皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録に行かせて頂きました村上です。 ちなみに本日の内容は岡山県笠岡市富岡北地区近郊おすすめグルメをご紹介させて頂きました。 ※以下は富岡保育園から自動車で10分圏内にあります。 ・日山精肉店「A5黒毛和牛サーロインステーキ」 ・なかむらベーカリー「おさつクロワッサン、アップルチーズクロワッサン」 ・はや川ラーメン「ホルモン入り味噌ラーメン」 ・道の駅笠岡ベイファーム「バニラとブドウのミックスソフトクリーム」 ・辻珈琲「ドリップコーヒー“瀬戸の大地”」 もちろん、本日の富岡保育園のお昼ごはんも紹介させて頂きましたよ。 ※本日は月に一度の“らんらんピクニックDAY”でもありました。就学前(classエジソン)の子どもたち限定で、家庭から空の弁当箱を持ってきて頂き、太陽の台所クルー(給食の先生)が一つずつ愛情を込めてお弁当に食材を詰め合わせます。そしてこの弁当箱を持って、富岡保育園内の好きな場所で食べるイベントでもあります。(赤ちゃんの部屋だったり、廊下や、お庭のトンネルの中であったり) 〈令和3年9月16日(木)おひるごはん〉 ・照り焼き肉だんご ・マカロニサラダ ・トマト ・キャベツの味噌汁(ピクニック参加者はキャベツの卵とじ) ・ごはん ・マスカット ※野菜・果物「広恒商店」 ※お米「坂本精米所」 ちなみに、村上は虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)のランチルームにて、子どもたちと“ちゃぶ台”を囲んで食べさせて頂きました。 となりの子どもA君「なぁ村上先生。なんで、4って、“ヨン”と“シ”って言うん?」 村上「それは、おもしろい質問だね。A君は何でだと思う?」 といった会話を楽しませてもらいました。 ちなみに何で“ヨン”と“シ”て言い分けるんでしょうか?ブログ読者の方で分かる方、是非富岡保育園まで‼︎ ~おまけ~ A君のとなりのBちゃん「村上先生、7も“シチ”と“ナナ”って言うんで‼︎」 と教えてくれましたよ。おもしろいですよね。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなと随時募集しています。数字の読み分けの答えが分かる方も是非‼︎お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-16 |
おはようございます。台風の影響でしょうか、早朝のとみほ村では雨がしとしとと降り注いでおります。雨を表現する擬音語は多々あるのでしょうが、語彙力の乏しさからなかなか適切に表現できないもどかしさを抱えている村上です。 さて、小雨よりも少し粒の大きめな雨の中、園庭長にお庭談義を聞かせていただきました。とみほ村のお庭に現在活躍している植物の名前についてもご教授してもらいましたので、本日はブログ読者へも少しばかりご紹介しますね。 (メモのご準備をお願いします。) ↓ ブラキカム、セダム、タイム、トポス、クレマチス、ペチニア、ジュウニヒトエ、ヤブラン、ハナソバ、タマスダレ、センチニコウ、ワイヤープランツ、アメリカンブルー、リュウキンバイ、ランタナ、リュビラン、クフィア、ムラサキシキブ、ヒャクニチソウ、ポーチュラカ、フレンチラベンダー、マリーゴールド、バラ、ペンタス、ニチニチソウ、ガザニア、ハギ‥などなど。 前庭や中庭、裏庭あたりにある各花壇に園庭長が四季折々に繰り広げて下さる植物環境。最近ではオンブバッタやカナヘビの姿をよく目撃もします。もちろん乳幼児期の子どもたちにとっては植物が身近にある環境から得る効能は計り知れないだろうとも思います。また僕たち(トミホクルー)大人にとっても、“働く環境に植物が身近にあること”からの効能は計り知れないと身をもって体験している日々でもあります。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。「お庭を見せて下さい。」とのお声も是非お待ちしております。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 ~おまけ~ 園庭長の植物愛に影響されて、最近ご自宅でガーデニングを始められている富岡保育園でマネージャーとして活躍されているクルーの好きな詩をご紹介します。 『私と小鳥と鈴と』 私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面を速くは走らない。 私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように、 たくさんの唄は知らないよ。 鈴と小鳥とそれから私、 みんなちがって、みんないい。 金子みすゞ |
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2021-09-15 |
“キャビネ・ド・キュリオジテ”(好奇心の部屋)をご存知でしょうか? 主にヨーロッパの貴族が世界中の珍品を集めて陳列(ちんれつ)した部屋のことだそうです。 例えば、ルイ14世が作らせたヴェルサイユ宮殿(1682年建立)には、当初は敷地内に動物園があって、ゾウやキリンなど珍しい動物がいたそうだとか。 さてさて、本日のブログはフランスの歴史に迫る‼︎わけではなく‥ 『なぜ人はモノを集めたくなるのか?』 このテーマについて深掘りしていきたいと思っています。 発端は、classエジソン(5歳児)の男の子が通園バックに入れておりました、いろいろな色の色水が入ったボトルと、いろいろな種類のペットボトルのキャップを集めた箱を自慢げに見せてくれことにあります。 まさに、骨董品を収集するような、マニア根性あふれる、コレクターの性(さが)を感じる瞬間でした。 『なぜ人はモノを集めたくなるのか?』 脳科学の知見から説明すると‥ (専門用語を少し綴るので適当にお読み下さい) 「人間はモノを見る時、眼球から得たデータを神経を通じて視覚系脳番地に送ります。そこから記憶系脳番地に転送し、モノの形態を認知・記憶します。その時、似たような形状のモノをグループごとに認知すると、脳の同じ部位(脳番地)を集中的に使うことになり、それが刺激となって脳がより強く活性化します。つまりコレクションとは、“脳が活性化しやすい状態を作ること”にほかなりません。脳が活性化し成長すると、人間は喜びや快感を得ます。だから人間はモノをコレクションしたくなる。」だ、そうです。 (※脳内科医 加藤俊徳先生) また、喜びや快感を得るほかに‥ 「人間は右脳で他者認知を高め、左脳で自己認知を高めます。言語を司る左脳は自尊心に関連し、『自分とはなんぞや?』と考える部分です。でも、ふつうの人間は自分の脳の状態を自覚することができませんから、何かの理由や現象を通じて自己認知を行なっています。そのひとつがモノを集めるという行為なのだろうと思います。そうすることで自己認知する。収集品はすなわち自分自身であり、それが他人とは異なる自分を表現してくれると考える」と、加藤先生は述べられておりました。 つまり、色水やペットボトルのキャップを集めていた男の子は、脳の中では活性化された状態にあり喜びや快感を得た状態にあったということ。また、他者とは異なる自分を表現することにより自尊心を高めていたことになります。 ちなみに、はじめに紹介しました“キャビネ・ド・キュリオジテ”(好奇心の部屋)のあったフランス。コレクションの始まりは貴族の道楽だったようですが、本格化したのはむしろ革命以後だったようです。 革命により王様が追放され、貴族の財産が散らばったことにより、それを安く買い転売する人が現れたようです。 日本でも、明治維新や第二次世界大戦以後に、骨董ブームが起きていたりします。 加えるなら、革命中ではなく、革命以後の平和な時。心身が平穏で落ち着いているからこそ収集できるわけなんですね。 つまりは、色水やペットボトルのキャップを集めていた男の子は、心身が平穏であったからこそ収集できたのかもしれないですよね。 ブログ読者の方で、何か収集しているモノはありますか?自分だけにしか分からない価値を創造していたりするでしょうか?あれば、またお聞かせくださいね。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。また「ワシのコレクションを子どもたちに自慢したい!」とのお声もお待ちしております。 |
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2021-09-14 |
おはようございます。富岡保育園の所在します岡山県笠岡市笠岡東学区の小学校も本日から休校が明けました。通います小学生たちにとっては生活リズムが整わない日々が続いたのではないかと。久しぶりに登校班に付いて歩きつつ、休校中の様子を聞いてみますと。たいていは「ゲーム・YouTube」との答えが返ってきました。近隣の公園施設もウイルス対策で閉ざされているようですし、スポーツクラブ活動もストップしている現在では、しょうがない答えだなとも思ってみたりと。子どもたちが学校へ通う意味であったり、勉強する意味であったりも、とあるウイルスの影響により、本質を問いただされている現代だなと思ってみながら、歩かせて頂きました。とにもかくにも、学生たちの心身の健康を願うばかりです。 さて、本日の富岡保育園は‥あいもかわらず、子どもたちの笑い声や泣き声が至るところで聞かれますし。保育者と保護者、保育者と保育者、大人同士も他愛もない世間話の声も聞かれますし。無事に1日がはじまっているようです。 そんな中、もうそろそろ“中秋の名月”いわゆる十五夜を迎える日も近づきつつある今日この頃。日本文化に精通しております退職されたクルーと、お抹茶に精通されております新クルーとが、なにやら話し合いをするそうです。もしかすると、お月見日和に美味しいお茶を振る舞う段取りなのでしょうか。楽しみですね。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。また「私の得意な〇〇を子どもたちに伝えたい。」とのお声もお待ちしております。事前予約はホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-13 |
日曜日の朝のひととき。とは言うものの、いつも通り玄関前の掃き掃除をしつつ。するとご近所のトシさん(とみほ村スーパーボランティアクルー)が亀の飼育だらいの水替えをゴソゴソと。亀もトシさんの声や足音が分かるのでしょうか。トシさんが近づくと、タライの中が騒がしくなるんです。 日曜日のトシさんに私設公民館“とみほ村文庫”の進行状況を見てもらおうと案内させて頂くと‥「おお〜。この本は、確か映画化されたやつじゃのぉ。村上先生、笠岡にも昔は4軒くらい映画館があったんですよ。高校生の頃のガールフレンドとよく映画に‥(ここから先は個人情報保護のもとカットさせて頂きます。)」などなど思い出話に花が咲く時間になりました。 ※私設公民館“とみほ村文庫”開設しましたら、是非ブログ読者も思い出に浸る時間をお過ごしくださいね。 さて、お昼時間には、とみほ村から自動車で10分ほどのラーメン屋(岡山県笠岡市“はや川ラーメン”)にお邪魔させてもらいました。実は数年前に富岡保育園忘年会でも利用させてもらったお店でもあります。(ラーメン屋でもありますが仕出しもされているお店です。) 店主さんから、「ラジオDJ頑張ってるんですね~。保育園もコロナ対策で大変でしょう。」と、何度かお邪魔してはいたのですが、初めて話しかけられたことも驚きではありましたし、ラジオをしていることを知っていることにも驚きました。 同じ笠岡市の地にあって、業界の違いはあれど、気にかけて頂けていることはとても励みになりました。もちろんラーメンの味も落ち着く絶品で、お汁まで全て美味しく頂かせてもらいました。 グルメ記事レポートになってしまっている本日のブログ記事。せっかくですから、もう一軒行きましょうか。 とみほ村から自動車で5分ほどにあります珈琲屋。(岡山県笠岡市“辻珈琲”)実はココは村上の隠れ蓑としてよく利用させてもらっています。笠岡駅前から古びた商店街へ向かう途中にあり、明治時代の建物をリノベーションされたお店でもあります。外観や店内もなるべくは当時の雰囲気を残すつくりになっており、壁や柱なぞはかなりの趣きがあります。 隠れ蓑として利用する理由には古民家特有の落ち着く雰囲気があるのはもちろんなのですが。(店内をいつもジロジロ見て保育園の環境作りに参考にさせてもらっています。※店内は写真NG)理由のもう一つには、店主さんの珈琲へのこだわりある雰囲気にあります。未だに店主さんからお客さんへ向けて世間話などを話しかけている姿を見たことがありません。常に珈琲豆と真摯に対峙しているんです。ちょっとした緊張感の中、こだわりをぶつけた珈琲を頂く時間は、言葉では説明できないものがあります。藍色と深緑とが混ざり合った陶器のコーヒーカップとお皿とが重なり合う音が響きます。 もちろん本日も美味しく頂かせてもらいましたし、なんぞブログで紹介するってことは、何かしらあるのでは⁉︎と思いますよね。実は、“辻珈琲”の玄関先にかけてある暖簾(のれん)がとても心地よいのです。保育LABO(村上がほぼ住んでいる離れの部屋)が完成する以前から、大工さんと、「ココが完成したら暖簾をかけたらいいね。」と語り合いつつ探し求めていたんです、心地よい暖簾を。 そろそろブログ愛読者ならお分かりですよね。保育LABO玄関前に心地よい暖簾をかける予定です。乞うご期待下さい。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・ワンコインランチ・園見学など随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-12 |
あまりにも西の空が美しいもので、うろこ状の雲の隙間からピンク色の夕陽が差し込まれる、なんとも幻想的な光景に、つい夕方のランニングコースの変更を余儀なくしてしまった村上です。もしかしてブログ読者の方も見られましたか? さて、今日はお礼シリーズを綴っていきたいと思います。 まずお昼頃に、とある電話が富岡保育園へかかってきました。 とある電話「もしもし。先日ブログで、“ペットボトルのキャップ”を使った遊びが子どもたちで流行っていて集めているとの記事が掲載されていたのですが。家にたくさんあるのですが持って行ってもよろしいでしょうか?」 との、なんともありがたいお電話を頂きました。さっそく100個ほどの“ペットボトルのキャップ”を持って来て下さったんですね。 “今”子どもたちが楽しんでいることに、少しでも“貢献”できないだろうか⁉︎と考えて下さっての迅速な行動に本当に頭が下がります。本当にありがとうございました。週明けの月曜日より早速使わせていただきます。 続きましてのお礼シリーズは‥ 今年度、富岡保育園へ100個ほどの植木鉢を寄付して下さった富岡北地区の方からお声掛けして頂き‥ なんと‼︎ あとわずかで開設します“私設公民館とみほ村文庫”に、“1000冊ほどの本”をまたまた寄付して下さいました。 圧巻の冊数もさることながら、ご寄付して下さった方の『読書量』に、ただただとんでもなく唖然としました。 読書量への驚きの声を伝えますと‥ 「ちょうど戦後に生まれた僕にとって、【読書は娯楽】だったんだよ。」と述べておられました。 また、読書術についてお聞きしますと‥ 「同じテーマのものでも、なるべくいろいろな著者の本を読むようにしているんだよ。そうすると“考え方の偏りが減る”でしょ。」と述べておられました。 たくさんの本に加え、読書をする喜びや教養までもご寄付して下さったように感じました。本当にありがとうございました。 (※搬入の際に、厚かましくも美味しいコーヒーまで頂いてしまいました。ご馳走様でした。また飲みに行きます‼︎) 富岡保育園公式ホームページにて副園長ブログを毎日ほそぼそとではありますが綴らせて頂き、子どもたちや現場クルーのエピソード、また村上自身について発信させてもらっています。 そんなブログに毎日目を通して下さり、読者の方なりに様々に富岡保育園を応援、また次世代の子どもたちに希望を繋げて下さっていること、誠に感謝‼︎感謝です。 今後もお付き合いして頂けるように、ブログ記事も趣向を凝らし、また誠心誠意を持って綴っていきたいと思います。 ブログ愛読者の方、心身ご自愛しながら宜しくお願いします。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-11 |
令和3年頃。9月10日そして朝の6時半。とみほ村の玄関先では、大きな鉢に紫式部(お花の名前)などを黙々と寄せ植えている植物を愛してやまない園庭長を見つけることができる。 とみほ村の富岡保育園内に入っていくと、自宅でラジオ体操を日課にしている保育者が、洗濯物を取り込んでは畳み、下駄箱掃除や赤ちゃんが外の空気をいっぱいに吸いこみながらハイハイするベランダを拭き掃除している。ちなみにラジオ体操を日課にする健康管理に勤勉な保育者は、とみほ村へは梅雨頃から新しくやってこられた方である。時々、むかし話を聞くと驚きがやまないものである。また本日の早朝にも少し聞いてみると‥「はじめて就職した大阪の幼稚園は500人くらい園児がいました。500人の子どもと保護者、そしてバスの経路など、あの頃は全て覚えてましたね‥」などと、やっぱり今日も驚かされました。だって、500人って言えば、とみほ村の富岡保育園が所在します岡山県笠岡市富岡北地区の人口とどの程度変わるのだろうかと考えただけで目をまるくせざるを得ない数字ですもんね。 7時を過ぎた頃、いつも早朝に来る親子たちが順番に登園してきます。いつも同じ時間に早朝にやってくる親子たちは、もちろん朝の支度に忙しいのではあるのだろうけれども‥たいていは朝ごはんをきちんと食べてきていたり、親子で服装もパリッと整えてこられていたりと、健康そのものに見えますし、やはり早起きは三文の徳なんだろうなとも実感します。 8時頃になりますと、とみほ村の前の道路では、通勤通学の自動車や自転車のラッシュが見られます。ハンドルを片手にパンをかじったり、タバコを吸いながら通勤される方たちも、横断歩道を渡る親子へは、頑張って愛想笑いもしてくれますし、授業に遅刻せまいとリュックサックを背負い早足にペダルを漕ぐ学生も「おはようございます‼︎」と挨拶をしつつ颯爽と駆け抜けていきます。 それと同時に出勤してこられたのは、昨年あたりからガラケーからスマホに替えられました保育者。今年度あたりから現場リーダーとして活躍されていたりで、自宅に帰ってからも、寝る時には枕元にスマホを置くように努めているんだそうなんです。いつなんどき、仲間や保育園から緊急の連絡が入ってくるか分からない。何かあったらすぐに知らせようとのリーダーたる所以でしょう。そんなリーダーに守られている仲間や親子は安心感をたくさん得られるんでしょう。 さて、安心感をたくさん下さる保育者から、ある面白い話を聞きました。それは、最近一部の子どもたちで流行りに流行っている遊びの話です。 なんでも、“ペットボトルのキャップ”を使って遊ぶんだそうです。アトリエゾーンからたくさんのペットボトルのキャップを集めたり。それでも足りずに、自宅からたくさんのペットボトルのキャップを持ってくるんだそうです。 遊び方は、まずはペットボトルのキャップの色や絵柄や模様、またキャップのほんの少しの形状の違いを比べながら、「俺の〇〇で〇〇のキャップの方が強い」と、仲間うちで、なにならキャップの強さやカッコ良さを競い合うところから始まるんだそうです。 そして、次には、キャップを床に置き、人差し指に力を目一杯入れて弾き飛ばす遊びです。どのくらいの距離をとばせたかだとか、カーブしたり変化する飛び方に興奮したりしながら競い合うんだそうです。 他にも、床に置くのではなく、キャップを親指と人差し指で持ち、思いっきり“つまんで”空中を飛ばす技もあるようです。 はっきり言いますと、飛ばし方、遊び方は無限にあるのではなかろうかと思うほど、ペットボトルのキャップに夢中な子どもたちの目はランランと踊っているのだそうです。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。「うちにもペットボトルのキャップたくさんあるから寄付します!」とのお声もお待ちしております。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-10 |
皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録をさせていただきました村上です。 (※ラジオをお見逃しの方は、YouTubeチャンネル「富岡保育園付属大学」をご確認して見て下さいね。) ちなみに、本日のテーマは「走る」です。村上太志が過去にフルマラソンなどを走った際のエピソードなどを紹介しながら、実は今週ほどから走りはじめた村上の感想をお話ししています。 なぜ、「走る」のか?理由はあってもなくても良いんだと思うのですが。普段、保育の専門書などを読んでいると、“頭でっかち”になりがちな自分がいるんですね。頭では分かっているけど状態です。すると、脳と身体が切り離されていくようにも思うんです。なので、副園長村上にとっては、「走る」ことは、等身大の自分自身を知るためだと言いたいです。 (※いつまで続くか分かりませんがあたたかく見守ってくださいね。) さて、木曜日と言えばシリーズ第二弾を紹介しておきましょう。富岡保育園では毎週木曜日はお昼寝で利用するお布団のクリーニング配送DAYでもあります。 (※利用させてもらっているお店は、岡山県笠岡市“オオモトクリーニング”です。毎回、一枚一枚丁寧にクリーニングをして下さっています。) (※富岡保育園では、お昼寝で利用する布団は園で用意させてもらっています。ご家庭から毎週お布団を持って来ていただくと、天候不慮であったりご兄弟が多くいたりすると、とても大変ですよね。ですから、少しでもご家庭の負担を共有させてもらうための保育実践でもあります。) 使用した布団と、クリーニングした布団とを交換する作業を、たいてい午後16時頃にオオモトクリーニングの方が来られて行います。 そして、さきほど交換作業が、クリーニング屋の方と保育者の間で行われていたのですが‥ そこへ、4歳児と思われる女の子と、ままごと遊びから抜け出したかのごとくドレスを身にまとった3歳児ほどの女の子が現れたんですね。 「わたしも、する〜!!!」 はっきり言うと、クリーニング屋の方と保育者の大人同士で行う方が、効率良く短時間で手際良く行える交換作業なんです。 しかし、保育者は「順番ね。」と一歩下がり、交換作業の席を譲り、クリーニング屋の方はと言うと‥大人同士だと、複数枚をいっきに交換できるところを、クリーニング屋の方から見て、その女の子たちが持てそうな枚数分を渡していくわけなんですね。 ほんのささいな場面ではありますが、見守る保育者(クリーニング屋の方を含む)たちが、「子どもたちに“役割を担う満足感”を味わわせてあげたい」との想いを連携させたからこそ実現できた場面なんだと思います。 また、富岡保育園では、特別な行事は無くとも、ささいな場面の積み重ね、つまり日々の暮らしこそを、乳幼児期に最も大切にしたいと考えております。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学など随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-09 |
おはようございます。昨日の夕方ごろ、とみほ村の前庭では事務長がギターの練習を‥奏でられるメロディーに自然と子どもたちや保護者の方が集まるんですね。そんな和やかで緩やかな景色を保育LABOの小窓からこっそり見ていました村上です。 さて、とあるウイルス渦の中、励んでおります保育実習生が富岡保育園へは来ております。各実習生、心身の体調に細心の注意を払って下さり、無事日々の実習に臨んで下さっています。次世代の保育界を担う人材として、1人でも多く希望を持って保育者になってほしいと願っております。 本日のブログでは、実習生が毎日綴ります“実習日誌”の中身を大公開したいと思います。 (※個人情報などに配慮しつつ記載させていただきますので、ブログ読者の方も是非、実習生の学びをシェアしましょう。) その前に‼︎このたび紹介します日誌の前日には、実習生がフィンガーペインティングを計画・準備して、子どもたちと一緒に遊びました。それを踏まえて読み進めてみて下さいね。 (※フィンガーペインティング‥手に絵の具をつけて、ペタペタ・ヌルヌルと色々な感触を味わいながら描く遊び) ↓ 今日は戸外遊びの方にいて、子どもたちと沢山の発見ができました。 園庭のタイヤの中に水が溜まり、その下の土はコンクリートが固まる前のようになっていました。 4歳児の男の子が、「昨日やった絵の具みたい!」と、手で触っているのを見て、私も気になり同じように感触を味わってみました。 すると、本当にただの水を含んだ土ではなく、ぷにぷにしていて、握った時も絵の具を握った時と同じ感触でした。 昨日行った活動と“照らし合わせて”、絵の具の感触が十分に味わうことができていたからこその『発見』だと考え、なんだか嬉しくなりました。 (後半省略) ↑ との記載がありました。“子ども主体の保育”や“見守る保育”という言葉を聞くと、「大人は何もしたらいけない」と勘違いする方もおられます。 決してそうではなく、大人が仕掛ける遊びの体験であったりも、子どもたちの学びを広げる重要なツールです。 ただ、このたびの実習生の日誌からも分かるように、大人が仕掛けた遊びの体験に“意味”を持たせるのは、あくまでも子どもなんですね。 もしも、保育者(実習生)から、「はい!今日は昨日行ったフィンガーペインティングで味わった絵の具の感触を、園庭のどこかで見つけてみましょう!」 などと、大人主導で繋げてしまう(実習生の日誌では“照らし合わせる”との表記)と、『発見』した時の喜びは台無しになっちゃいますよね。 あくまでも“キッカケを転がす”程度の感覚が大事なのではないかと思うんです。自ら『発見』するからこそ、体験が経験として学びが血や骨となるんだと思うんですね。 ~ちなみに~ このたび紹介した日誌に対して、指導保育者からは以下のメッセージが届けられていました。 「Aさん(実習生)も泥や土に触れ、子どもたちと一緒に感触を楽しみ、共感・共有して下さったのですね。子どもと同じ目線に立ち、同じ時間、同じ遊びを一緒に味わうことで、保育者である私たち大人も新たな発見をすることが多いです。また子どもたちは固定概念が無いので、日々その発想や考えに驚かされます。本当に子どもって面白いんです。今後も子どもたちと同じ目線で見たり、考えたり、気持ちを受け止めたりしながら、多様なことに気づき学んでいってほしいと願います。」 ⭐︎就職希望・保育実習・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学など随時募集しています。ともに子どもたちと同じ目線で見たり考えたり学んでみませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 |
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2021-09-08 |
おはようございます。早朝から園庭長や御近所のボランティアの方(トシさん)が、「一生青春って言葉が似合うわ~。」と言い合っている姿に、一種の憧れをいだていおりました村上です。身近に素敵な方たちがいるって最高の環境ですよね。 さて、先日のことに、とある方のところへお礼参り⁉︎に行ってきました。岡山県笠岡市で有機栽培に励んでおられます「ピースな畑」というグループのメンバーのお宅です。8月末に、富岡保育園へ有機栽培でできたピッチピチのトマトをたくさん届けて下さったんですね。その際に子どもたちと一緒に遊んで下さったりした場面を写真におさめていたのでお届けさせていただいたんです。 有機栽培に励んでおられる方「素敵な写真をありがとうございます‼︎ホント、子どもたちが子どもらしく自由に生き生きしてて、楽しかった〜‼︎ちょうど1歳くらいの子どもの部屋に行くと、僕のところへ何度も繰り返し絵本を持ってくる子どもがいたんだけどね。絵本の内容を全部覚えてるの。ページをめくる前に“次は〇〇が出てくるよ”って教えてくれるの。1歳くらいの子どもがだよ。すごいよね!」と、感動したシーンについてお話ししてくれました。 続けて「子どもの成長と、野菜の成長って似てると思わない⁉︎例えば、農薬や化学肥料を使って育てた野菜は均一に早くに大きくなるけど、すぐに腐ってしまったり栄養素に欠けたりするんだよね。でも、自然農法で育てられた野菜は、形はいびつだったり、成長の速度は遅いかもしれないけど、身も栄養素もぎっしり詰まっているよね。」 さらに続けて「日本の有機栽培率は全国で0.5%しかないわけ。それを政府は有機栽培率を上げていきましょう‼︎と号令をかけて、現在笠岡市でも大規模農家でドローンなどを使って効率良く育てようとしているんだけど、工場農法の延長線上にしかなっていないのが現実かな。有機栽培でも抜け道があって、遺伝子組み替えはNGでも、遺伝子操作はグレーみたいなところがあるの。例えば、野菜の中の成長しようとする遺伝子を除いて他をカットするわけ。そうするとぐんぐんと成長するわけ。だけど、カットすることによっての影響は分からないまま無視されていくわけだよね。」 などなど、金言とも言えるお話をたくさん頂いたのですが、なにせ、とれたてのめちゃくちゃ美味しい有機野菜で煮込まれたカレーを頂きながら聞いていたもので‥メモもとれず‥(紹介した内容については、もしかすると聞き違いがあったりするかもしれないので、気になる方は自学自習orピースな畑の方にお尋ね下さい。※Facebookを代表の方はやっているそうです。) 子どもの成長についても、ある種の農薬や化学肥料のような早期教育で均一に育ったとしても、社会へ出るころに、心がもろく腐ってしまうことがあるのでしょうか? また、子どもの個性について、ある種の遺伝子操作のような療法で育ってしまうと、奪われた個性がどのようにその後の育ちに影響するか分からないままに大人になっていくのでしょうか? たくさんの課題を頂けた有り難い時間でした。有機栽培グループ「ピースな畑」の方たちは岡山県笠岡市で学校給食に有機野菜を導入しようと働きかけているそうです。次世代の子どもに少しでも心身に良い食べ物を口にして欲しいという願いからです。実現へ向けて僕たちも出来る範囲で応援したいと思っています。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・就職希望・ワンコインランチなど随時募集しています。またご家庭で育てられた野菜など「無農薬で作った野菜なんじゃけど、子どもたちに是非!」という方もどしどしお問い合わせ下さいね。電話番号はホームページTOPより。 |
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2021-09-07 |
おはようございます。月曜日の早朝はゴミの日でもある。ゴミ袋を抱えゴミ捨てに行くならば、近所の方と、「朝晩は涼しくなりましたね~。」「そうじゃな~。」と、他愛もない会話ができることに平和さを感じています村上です。 さて、とみほ村の裏庭には、桜の木や、百合の木、ドングリの木など、複数の木々が立ち並んでいますし。また秋の風が吹く頃には、地面には落ち葉があちらこちらに見てとれます。ゴミ捨て後に、竹ぼうきではきつつも、ある程度集めたところで、ふと竹ぼうきを動かす手を止めたんですね。 なぜかって? 先日、ある現場保育士が綴ったNarrative Tree(見守るエピソード記録)を思い出したからなんです。 ブログ愛読者の方にも是非目を通して頂きたいと思いますので、紹介させてもらいますね。 Title 先輩のレストラン 園庭を歩いていると、あるグループがままごとをしているところに立ち合った。 メンバーは、Aちゃん(5歳9ヶ月)Bちゃん(5歳11ヶ月)Cちゃん(5歳6ヶ月)Dちゃん(4歳6ヶ月)だ。 イスやビールケースでザックリと仕切られたその空間に、思わず声をかけてしまった。 「すごく、ステキだね!これは何をしてるの?」と尋ねると、「レストラン!」と教えてくれた。 確かに、並んだお皿や調理台、食品置き場⁉︎のようなものも決めてあるように見える。 自分たちの世界を創り上げる姿に感心しつつ、ふと廊下の方に目をやると、室内のままごとセットが、メルちゃん(人形)のお客さん付きで綺麗に並べられていた。 お皿にごはんが乗っているところから、こちらもレストランのようなことをしていたのかな⁉︎と予想がついた。 「こっちでも誰かレストランをしてたのかな~?」と私が言うと、「Eちゃん(3歳11ヶ月)たちがしてたよ~。」と教えてくれた。 今回はこの2つの状況(ままごと:レストラン)を見て感じたことを書こうと思う。 私が立ち合ったグループの子どもたちのままごとでは、土や水、草、ツルなどの自然物を使っている。 →自分の思ったように形を変えられる。素材同士を混ぜたり、もどしたりできる。 ※既製品では難しい。(ケーキの玩具はケーキの形から変えられない。) 見た目や形が変わっていくことで、「次はこうしてみようかな?」とアイデアが浮かびやすくなり、長く遊びこむことができているのではないかなと思う。 現に、その後しばらく経ってもこのグループの子どもたちはままごとで遊んでいたのに対して、室内のままごとセットで遊んでいた子どもたちは、そのまま玩具を残してどこか別のゾーンに行ってしまっている。 また、自分たちでたくさん考え創りあげた遊びは愛着も湧く。昼食前、「お片付けしてよう。」と外遊びをしている子どもたちに声をかけると、たいていの子どもは、「ここに残しておきたい!」と言ってくる。 逆に、室内遊びのままごとセットは、“みんなのもの”という認識も強いのか、自分から積極的に片付けたり、整えたりする子どもは少ないように感じる。 今回、同じ遊び(ままごと:レストラン)でも年齢によって、発展のさせ方に違いがあると再認識できた。また、立ち合ったグループの子どもたちの成長をとても感じることになった。 もしかしたら‥廊下でままごとをしていた子どもたちは、外のお姉さんたちの遊びを見ながらままごとをしていたのかもしれない。彼らや彼女らが、もう少し大きくなる頃には、より深く遊び込めるままごとをしているか、それよりももっと発展したままごとになっているか、楽しみでもある。 ミマモリストH この度のミマモリストHのエピソード物語では“既製品の玩具”と“自然物”との対比がキーポイントだったように思う。 ここで、さらに村上からブログ愛読者に問おうてみたいと思います。ミマモリストHは、「同じ遊びでも年齢によって発展のさせ方が違う」との考察をしました。さらに、もう一歩踏み込んで、「同じ遊びでも扱う玩具(既製品or自然物)で発展のしようや想像力の働かせた方が違う」とも考察しています。もちろん年齢によって、自然物を使いこなしてままごとが出来るようになるとの見方もできますが。もしも既製品玩具が無ければEちゃん(3歳11ヶ月)のままごと遊びはどのようにか発展していたのではないでしょうか?そうであるならば、既製品の玩具は子どもたちから想像力を奪いかねない⁉︎とも思ってしまいます。 ※参考者‥児童文学書『モモ』 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・就職希望・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-06 |
こんにちは。本日もブレイディみかこさんに染まっております村上です。 ※ブレイディみかこ‥ロンドンの日系企業で勤務した後、英国で保育士資格を取得、最底辺保育所で働きながらライター活動を開始。2017年、『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞などなど。 『ワイルドサイドをほっつき歩け~ハマータウンのおっさんたち~』の中で、英国の世代についてどんなものがあるのか紹介されている。いわゆる日本で言えば、団塊世代とかバブル世代とかゆとり世代とかのことである。ちなみに36歳に近づこうとしている村上は、英国では“ミレニアル世代”と言うらしい。 “ミレニアル世代”は、様々なテクノロジーの恩恵にあずかり恵まれた世代である一方、アメリカ同時多発テロ事件など多くのテロが世界中で起きた時代に育った世代なんだそうだ。日本で言えば、氷河期世代であったりプレッシャー世代と呼ばれる世代のようで、こちらも阪神淡路大震災であったり東日本大震災が起きたり。経済低迷の時代に就職することになったりと、英国と日本とでも世代間の類似はありそうだなとの印象である。 あるんだけれども、大勢の人々の性格や個性を“世代”で括ることには無理がある、が話のネタとしては面白いよね~と、ブレイディみかこさん綴っている。 育ってきた社会環境(これにしたって貧富の差とか、親の人間性とかで環境には差が出る、ということにはいちよう念を押しておくが)というか、つまり冷戦中だったとか、紛争だらけの時代だったとか、生まれたときからインターネットがあったとか、スマホを使いながら育ったとか、そういう要素によって、目や耳にした(いじった)メディアの形態や多感な時期に触れた情報の質が違えば、世代間で差が出る部分はないとは言えない。さらに、それが特定の世代の生活習慣や考え方などにまったく影響を及ぼしていないとは、誰にも断定なできないのである、とブレイディみかこさん続けて綴っている。 たしかに僕(村上)たちの世代のようにお風呂はボタン1つ押せば湯が沸いて入れる世代と、火を起こして湯を沸かしお風呂にはいっていた世代で言えば“暮らし”への価値観が違って当然なのかもしれない。 また「宿題なんて面倒だな〜。」と勉強を仕方なくしてきた村上と、友人の昨年亡くなった90を超える祖母のように、「わたしらの頃は、おなご(女の子)は勉強なんとせんと家の手伝いをせー、と言われとったんよ。」と勉強をしたくとも出来ずに、まともに字の読み書きができない友人の昨年亡くなった祖母の世代では“勉強”への価値観が違って当然なのかもしれない。 世代間や、育ってきた環境、また社会で揉まれてきた環境などで得た、さまざまな価値観が共存する、とみほ村の富岡保育園。富岡保育園では、保育を“丁寧な暮らし”と位置づけている。さきほども述べたが、“暮らし”への価値観も、ボタン1つで洗濯ができる全自動洗濯機しかなかった世代と、一生懸命冷たい水で手洗いでゴシゴシした世代とでは価値観が違って当然とも言えるんだけど。そんな中で、【笑顔と感謝を巡らせる】という共通の目標の中で暮らしを営むことにより、さまざまな世代の保育者、保護者、園児、地域の方々などが共存している。 つまりは、笑顔と感謝が無ければ、どんな小さなコミュニティであれ共存ではなく闘争に発展しかねない、とも言えそうだ。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・就職希望・園見学など随時募集しています。さまざまな世代からのお問い合わせお待ちしております。ともに笑顔と感謝を巡らせ暮らしましょう。ホームページTOP電話番号より事前予約をお願いします。 |
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2021-09-05 |
皆さま1日お疲れ様です。最近推しのブレイディみかこさんの「ワイルドサイドをほっつき歩け~ハマータウンのおっさんたち~」を読んでおります村上です。英国って、海外旅行に一度も行ったことが無い僕からすれば、なにやらオシャレな雰囲気が漂っているわけなのですが、EU離脱問題やら移民差別問題やら、地べたの生活部分であらゆる問題が潜んでいるんだな~と。 さて、本日のブログは年度途中からトミホクルーの仲間入りをしました現場保育士が綴りますNarrative Tree(ナラティブツリー※富岡保育園保育者が愛に溢れた観察眼で綴ります物語)を紹介させていただきたいと思います。 Title 見てみて~ A君(1歳5ヶ月)が泣いていたので、ひとりの保育者が抱っこをしてお散歩をしていた。すると、急に誰かにポンポンと叩かれ振り返ると、そこにはB君(2歳3ヶ月)がニコニコしながら立てっていた。 「どうしたの?」と保育者が聞くと、B君は「ん、ん」とビールケースの方を指差しながら何かを訴えていた。 保育者が「ん?ビールケース?」と声をかけていると、急にB君がビールケースまで歩いて行き、ビールケースの上に乗って両足で飛び降りたんです。 思わず保育者が「すごーい‼︎」と大喜びをすると、B君は嬉しかったのか、満面の笑みを見せてくれた。 その後、保育者が違うところを見ていると、またB君が肩をポンポンと叩いて「ねーねー」と知らせてくれた。振り返って見ると、もう一度ビールケースの上に乗って飛び降りをしていたので、保育者は今度は拍手をしながら「すごいね〜」と褒めると、B君も自分で拍手をしながら嬉しそうにしていた。 保育者が褒めてくれたのが嬉しくて、その後、何度も何度も繰り返しビールケースの上に乗っては、飛び降りて嬉しそうに保育者の方を見ていた。 その様子を保育者に抱っこされたまま見ていたA君は、いつの間にか泣くのをやめて興味津々に見ていた。 次はどうするかな〜と保育者が見守っていると、ビールケースの隣にあった、“さっきよりも高いビールケース”の上に乗り、両足で飛び降りた。 さっきよりもちょっと背の高いビールケースから飛び降りることが出来たのが嬉しかったのか、2つのビールケースを行ったり来たりしながら、その後も何度も飛び降り、楽しんでいた。 『できるようになったことが嬉しくて、何度も何度も挑戦する気持ち』 『できるようになったことを見て欲しい気持ち』 とても素直でかわいいな〜と感じた。そして子どもの様子を見守っていると、保育者に言われていないにも関わらず“自分で考えてさらに難しいことにも挑戦する”様子を見ることができ、見守ることの大切さやおもしろさを感じることができた。 ミマモリスト F ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)園見学・保育実習・ワンコインランチ・就職希望など随時募集しています。子どもたちを見守るおもしろさを一緒に味わってみませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 |
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2021-09-04 |