富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

他園の事例から学んでみよう

おはようございます。10月土曜日の早朝と言えば⁉︎そうですよね。「とみほ村秋のラジオ体操」の時間です。卒園児の中学生も友だちを誘って参加してくれたりフレッシュな朝のひとときでした。


さて、ラジオ体操後に脳内が冴え渡っています村上が綴る本日のブログは‥

『保育者あるある』な内容で進めていきたいと思いますので、現役保育者ならびに保育者OB、また保護者の方も保育者の裏側を覗くように読んで下さると嬉しいです。


※参考文献は、全国私立保育連盟発行の「保育通信」から、乳幼児教育実践研究家の井桁容子先生の記事からです。


※他園のエピソード記録ですが、富岡保育園内でも、“よくある”内容です。


「困っているH先生」

机の上や重ねてあるベッドの上、本棚など高いところに登ってしまうA君(2歳7ヶ月)に困っています。

そのたびに「そこは登らないほうがいいね」と伝えて降りるように話していますが、周囲にいる子どもたちがA君を真似て登り始めてしまいます。

A君は、保育者の気を引きたいのかなと思い、意識してゆっくり関わる時間を取りながら「そんなことしなくても、いつも見てるよ」と声をかけたり、一緒に園庭の遊具で高いところに登ってみたりしてみましたが、あまり変化がありません。

どうしたら、子どもたちが登ってほしくないところに登らなくなるか、どのように環境設定をしたらよいか悩んでいます。


H先生は、A君が高いところに登ってしまうこと、さらにその行為をほかの子どもたちが真似て、同じことをしてしまうことに悩んでいます。

保育者を困らせる行為の発生源のA君が、どうしたら高いところに登らなくなるかと、懸命に関わりを増やし、その対応を考えて配慮しても、子どもたちの行為がH先生の望んでいる方向にいかないことに困っています。


[井桁容子先生の解説]

H先生の困りごとの、子どもが棚の上や重ねたベッドなど高いところに登ることは、危険なので止めなければならない行為です。

しかも、ほかの子どもたちにも連鎖してしまうことは、「否定せずに見守っている」というわけにはいかないですよね。

その意味では、H先生のA君やほかの子どもへの対応は適切だと思います。

しかし、もう一歩深く考えることができたら、その先が開けていきそうな気がします。

H先生は、A君の行為は保育者の気を引く行為と判断していますが、本当のところはわかりません。

行為を判断する前に、A君のほかの遊びに対する“興味のありどころ”や、生活の中で興味関心を示すこと、家庭での様子など、A君の生活全体からA君をわかろうとするH先生の視点がいまひとつ少ないのです。

また、周辺の子どもたちが真似てしまうということは、自分の遊びに没頭していない様子が窺われます。

また、A君に危ないことと伝えているにもかかわらず、H先生の言葉に耳を貸さないのはなぜでしょうか。

H先生は、原因がA君にあると考えて、高いところに登らない物的な環境設定を何とかしようと考えています。

このH先生の思考を極端に進めて想像すると、保育室に何も置かないほうがよいという引き算の発想につながりそうで気がかりです。

その前に、2歳児クラスの子どもたちが一人ひとりの興味に沿った遊びの環境になっているでしょうか?

玩具の数、配置などの工夫はどうでしょうか?

子どもがおもしろいと感じることがあった時に、H先生はどれくらい共感しているでしょうか?

困ったことが起こると、そのことをなくすことで頭がいっぱいになる保育者は多いと思います。

困ったことがなくなることを、「指導する」「教える」という感覚を持って子どもに接してしまうのです。

それは、保育者自身の「困った」をわかってくれないので何とかしたいという「困り感」から。

そして、いつの間にか、子どもの「困り感」を理解することを忘れてしまいがちなのです。


保育は、保育者にとって困ったことを減らすことが大事なのではなく、「困り感」を感じた時には、自分自身の保育をリフレクション(内省)する時だと捉えることを、そして、学びに変えることができるかどうかを、問われているのだと思います。



僕を含めた現役保育者の方は、かなり胸に刺さる言葉の数々だったのではないでしょうか。

ラジオ体操後にリフレッシュしている脳内でしっかりリフレクション(内省)したいと思っております。


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2021-10-23
普段出入りしない倉庫へ避難

こんにちは。昨日のラジオのゲスト、笠岡市青年会議所の山名さん(笠岡市認定こども園「和光みらい園」副園長様)から紹介して頂きました青年会議所作成の笠岡市PRソング『カムカムカサオカ』をYouTubeで検索してみた村上です。お経のような耳に付着するようなメロディーもさることながら、映像が各地域の場所や人がとても綺麗に映し出されていました。笠岡市以外のブログ読者の方も是非見てみてくださいね。


さて早朝にスーパーボランティアのトシさんと会話をしていますと‥

(※トシさんの朝の黄金ルーティンは‥7時に富岡保育園内の亀の飼育タライの水替え→富岡六丁目の小学生の登校班の見送り→早朝登園してきた富岡保育園園児と戯れる→8時30分に一時帰宅して朝ごはんとなります。黄金ルーティンをこなすと朝ごはんが格別に美味しいそうです。)

トシさん「村上先生‼︎昨日、Kちゃんがな。“おじいちゃん‼︎髪切っとる‼︎”って気づいてくれたんですよ‼︎嬉しかったー‼︎」と、それはそれは嬉しそうにお話ししてくれました。理想的な園児と地域の方との関係作りができているなと思っちゃいました。


そんな、とみほ村の富岡保育園では、本日‼︎防衛委員会の指揮のもと、『垂直訓練』が開催されました。地震などによって津波や高波などが起こった場合、また豪雨による土砂崩れなどが起こった場合を想定して、園内で一番高い位置にある部屋に避難する訓練を行いました。

富岡保育園内で一番高い位置にある部屋は、普段子どもたちが出入りすることのない倉庫です。

近年起こった西日本豪雨などを通じで、二階にある倉庫へも避難できることを想定して、倉庫内を片付けたり、スペース確保に努めておりましたが、実際に園児や保育者を含めた、園内全員が倉庫へ避難する訓練は初めてでした。

「たぶん〇人は入れるよね。」と仮定・想定しているよりも、やはり実際に避難してみることにより、「〇人は入れて、さらに〇人と入れる。」と避難に自信を持つことができました。さらには、階段を上がる時であったりなど“普段出入りしない場所だからこそ”出てきた反省点や改善点、気づきがたくさんあったようです。


防災対策については、「絶対」がない以上、常に改善点をあぶり出して、そのときのベストを尽くせる訓練を心がけていきたいと思っています。

※防災訓練‥毎月、火事や地震などあらゆる災害を想定して行っております。


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2021-10-22
『らんらんピクニックday』って、何なの!?

皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎そうです‼︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」チャンネルの収録に参加しておりました村上です。

ちなみに本日は同じ笠岡市で認定こども園「和光みらい園」で同じく副園長をされています、また笠岡市青年会議所でご活躍されています山名先生をゲストにお招きしてお話しをお聞きしました。

実は、ゲストトークの醍醐味は、収録終わりにあったりするんですね。本番の緊張から解き放たれると余計と盛り上がったりします。

このたびのゲストトークでのパーソナリティ村上の裏課題は【聞く】ことでした。

正直に言いますと、たいていゲストをお招きしてお話しを聞いていますと‥ゲストの話しにキリがついて、その次の自分のターンで次に何を返答するかを考えながら聞いているので、“話半分”な聞き方をしているんですね。さらに、30分という時間内で“良い着地”をしようとすると、上手くまとめようとしますし、余計と話半分に聞いているんです。話半分の話半分ということは、4分の1しか聞けていないことになっちゃいます。

だからこそ、このたびのゲストトークでは、さすがに返答しないことはパーソナリティの役割を放棄しているので、返答内容は考えながらお聞きしましたが‥良い着地を目指したり、まとめようとしないことを念頭にゲストの話を聞きました。まさに行き当たりばったりの旅のような。するとゲストの感情というものがヒシヒシと感じられるんでよね。予定や計画や着地の無い聞き方は、おもむろに相手の感情をそのまんま感じられるんだろうかな⁉︎と本日学びつつある村上でした。

※来週のゲストは‥同じ笠岡市で老健施設などを複数運営されています社会福祉法人「天神会」理事長様をお招きします。どんなトークになるのか⁉︎視聴者の方はもちろんパーソナリティ村上自身が楽しみにしています。乞うご期待くださいね。


さて、本日のとみほ村。(富岡保育園)月に一度の『らんらんピクニックday』でした。

※らんらんピクニックday‥ほぼ唯一存在するような年齢別の活動であり、就学前の園児(classエジソン)が家庭から“空の弁当箱”を持って来て、太陽の台所スタッフ(給食の先生)にお弁当を詰めてもらい、とみほ村内(富岡保育園内)の好きな場所に仲間と(ひとりでひっそり食べたい子どもももちろんいます。)食べる活動です。

今月の『らんらんピクニックday』では、スーパーボランティアのトシさんも弁当箱を持参して、裏庭の築山のてっぺんで5、6人の子どもたちと食べる姿も見られました。

また、このたびの『らんらんピクニックday』では、リーダー係の保育者(月ごとに交替します。)が自称“人見知り”の保育者でした。自称なので、実際の保育現場では、分け隔てなく、どの子どもたちにもひっそりこっそり寄り添っているんですが。ただ自称“人見知り”の保育者にとって初めて参加する『らんらんピクニックday』は、実は内心、緊張していたんじゃないかと思うんです。参加する子どもたちにとっては、4月から数えて7回目の『らんらんピクニックday』ですから、「次は誰と、どこで、どうやって食べようかな~♪」とワクワクでしかないんだと思うのですが、自称“人見知り”の保育者にとっては、ワクワクとドキドキだったんじゃないかと。

蓋を開けてみると‥自称“人見知り”の保育者は、花壇の片隅あたりで、ひとりでひっそりこっそり『らんらんピクニックday』を楽しむ子どもに寄り添ってもらって2人で一緒にお弁当を食べていました。寄り添う子どもが、「先生(自称“人見知り”保育者)、お花が綺麗だね。」と会話をリードしていると、頬を緩めて照れながら、「そうだね。」と、それはそれは仲睦まじく食べていました。年齢や性別とは関係がなく、もちろん子どもや大人といったことでなく、“気が合う”人と一緒に過ごす時間の“素敵さ”が垣間見れた『らんらんピクニックday』でした。


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お弁当作りin太陽の台所
2021-10-21
ドイツのお肉のランク付けは飼育された環境で決めるってホント⁉︎

皆さま1日お疲れ様です。岡山県笠岡市でラジオへの貢献度が10本の指に入っているであろう村上です。なぜかって、毎週木曜日にエフエムゆめウェーブ生放送ラジオの番組を持っていることと、10月毎週土曜日早朝(7時)に地域の方と富岡保育園へ寄り合ってラジオ体操をしていることと、通勤時間にラジオを聴いていること、3点の理由からです。

※明日10月21日(木)13時~エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」は、同じ笠岡市の認定こども園「和光みらい園」・また笠岡市青年会議所でご活躍されているゲストをお招きしてトークします。乞うご期待くださいね。


ちなみに、本日通勤時間にラジオで耳に触れた情報を紹介しますと‥国産のお肉などで“A5”などと表記されるお肉のランク付け。ドイツでのお肉のランク付けは、【飼育された環境】で決められるそうです。

例えば「自由に放牧されていて、有機野菜を餌にした牛」と「〇〇面積の飼育小屋で農薬ありの野菜を餌にした牛」などなどでランク付けされるそうです。

※ご興味ある方は調べてみて下さい。(あくまでもラジオで耳に触れた程度の情報です。)


さて、本日のブログ記事は、ラジオのように耳に触れた程度で読み流して下さいね。

今年度も早いもので10月。卒園や小学校入学を控えた就学前の子どもたちは、そろそろ各学校などで健康診断などを受けて就学へ向けて準備していきます。

その中で「知能発達スクリーニングテスト」という簡易的なテストを受けるんですね。(全国的なものなのか、笠岡市独自なのか、またいつから始められたテストなのか、また調査してみます。)


※ここから下記は村上個人の意見です。


果たして、就学前に「知能発達スクリーニングテスト」を受ける必要があるのか!?

実は、先日近隣の学校へ行きまして、テストの目的や意味についてお聞きしました。

発達障がいなどを判定したり判断するテストではなく、就学してから授業や宿題などで困る可能性があることを早期に発見するためと伺いました。(内容に関しては非公開とのことで教えてもらえませんでした。)

基準に達していない場合は、保護者にお伝えして、気に留めて頂くと、就学の際に担任の先生などへ相談がしやすいとも伺いました。


ただ、いまだに村上は納得できていないんですね。


本当に早期に基準に満たないことを調べる必要があるのでしょうか?また保護者へ知らせる必要があるのでしょうか?

初めての場所や先生を前にして受けた、たった一度のテストの点を、学校の先生が入学前から知っておく必要があるのでしょうか?

学級崩壊や不登校などの問題に対してのアプローチであることも伺いましたが、完璧な人間で無い限り、上記のテストの点を見た先生は先入観を持ってしまうのではないでしょうか?

また保護者に知らせることで、今までの家庭生活で問題視せずに過ごせていたにもかかわらず、「知能発達スクリーニングテストという、内容は一般には知ることができないテストの結果が、どんな基準なのかも分からないままに、基準に満たないことを知ってしまった」ことで、とにかく・なんとなく不安になって、子どもに厳しくなってしまったりしないでしょうか?


なんだかクレーマーおじさんみたいた言葉になっしまい申し訳ございません。学校関係者に対して文句や不平不満を述べているわけではございません。

ただ、そろそろ社会全体で変えていかなきゃなんないよね‼︎と、強い気持ちが生まれたことをここに発表しておきます。

去年もそうだったから。昔っからそうしていたから。市役所が言っているから。文部科学省が言っているから。だから正解なんです!と、いった内容でも、疑問に感じたら、声をあげて変えていかなきゃなんないんだと思います。

今回挙げた「知能発達スクリーニングテスト」に関しては、村上は現代から次世代へは行う必要が無いと考えます。

理由としては、まず時代が「インクルーシブ教育」(簡易的に説明すると‥多様性を尊重とした障がいある無しに関わらず、ごちゃ混ぜで学び合う教育です。)を指針に掲げているからです。インクルーシブ教育を実現するためには、子どもに責任を負わすのではなく、子どもが学ぶ環境を構築する大人に責任を向ける必要があるんですね。子どもに「知能発達スクリーニングテスト」を受けさせて基準を満たしているか調べるのではなく、みんなで学び合う中で、ひとりひとりの子どもに合った環境(場所・時間・人・空間など)を日々検討し続けることが必要だと考えます。授業に対して理解が難しい場合は、子どもの理解力ではなく、授業の環境自体に大人が目を向けて改善し続けることです。そうでなければ、インクルーシブ教育という言葉は、ただのお飾りの言葉で終わってしまいます。

また、もう1つの理由は、『子どもの人権』です。子どもの権利条約の中で『人間としての独自性を発揮する権利』と明記されています。独自性を発揮するために、わざわざ数ヶ月後に出会う担任の先生へ先入観を持たせる必要が無いのではないかと考えるからです。そして付け加えるなら、子どもの発達は“行ったり来たり”“凸凹”しているものです。数ヶ月で変わるのはお分かりですよね。


さて、ブログ読者のお考えはいかようでございましょうか?

村上が正しいわけでは無いです。正解・前例主義にとらわれず、皆で意見を出し合って、子どもたちにとっての最適な環境を作っていきませんか?ご協力宜しくお願いします。


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早朝の水やり(大根・カブ)
2021-10-20
4時半起きの凄腕朝活保育者

皆さま1日お疲れ様です。副園長ブログでよく早起き自慢をする本日5時起きの村上です。

しかし‼︎

本日早朝クルーに起床時間を聞くと‥「4時半」‼︎負けました。

ちなみに、早朝クルーの出勤までの朝活を聞いてみると‥「まず身支度をして。それから旦那さんのお昼ごはんを用意してから、朝ごはんを食べて。そしてお風呂掃除とトイレ掃除、洗濯物を干してから、家族の朝ごはんを準備して出勤します。」

感想を村上が一言いいますね。「主婦兼業の方たち、凄すぎます。頭が上がりません。お見それいたしました。これからは早起き自慢しません、ごめんなさい。」


そんなカリスマ主婦兼業保育者の凄腕朝活に刺激されて、本日はとみほ村農園があります山の斜面の草取りやら竹刈りをさせて頂きました。すると、畑から山に延びていたカボチャのツルを発見して片付けようとしますと、運良く雑草に紛れていた大きなカボチャを発見することができました。

さっそく食育園芸委員会クルー(凄腕朝活保育者)に譲渡しますと、太陽の台所クルー(給食の先生)と相談して、本日のお昼ごはんのカレーライスにカボチャを入れることに。採れたての無農薬のカボチャが入ったカレーライスが食べれるって贅沢な話ですよね。


ちなみに、先週にまきました大根の種は順調に芽が出ております。水やりを子どもたちとしていますと、「いつできるんかなー。どうやって食べようかなー。」なんてコメントがこぼれるのがよく聞こえます。

食物を「作る」→「食べる」までの行程をいかに“見える化”するかは食育活動の鍵だと考えております。


⭐︎「ウチの畑で〇〇がたくさんとれたんだけど、子どもたちにいかがですか?園児の家庭ではいかがですか?」などのお声掛けも今年度多数あり有り難く思っております。顔の見える方が作られる無農薬など心身に良い食材を食べられるって、未来を担う子どもたちの健全な育成には必要不可欠なんだと思います。ご協力よろしくお願いします。


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2021-10-19
『アングルを変えてみよう』

皆様お疲れ様です。本日は「私設公民館とみほ村文庫」のレンタル会議室にて‥笠岡市で老健施設を運営されています社会福祉法人“天神会”広報担当の方と富岡保育園保育者を含めた5名で写真研修が開催されました。岡山県笠岡市“柳生写真館”のカメラマンを講師にお迎えして1時間、撮影の心構えや基礎テクニックを学びました。

講師の方が写真愛を熱く語って頂くなかで‥「子どもを写真に撮ること=子どもと遊ぶこと」と思って下さいとおっしゃられました。横からだったり上からだったり、時には寝転んで下からだったり。『アングルを変える』だけで子ども(被写体)の見え方が違って見えるんですね。


「見守る保育」を実践するにあたって、子どもの見方、つまりは『アングルを変える』ことって、とっても大切だなと重ねて感じました。真正面から見るとネガティブに考えてしまいがちな子どもの姿も、上からだったり下からだったり斜めからだったり、見方を変える(アングルを変える)だけでポジティブな姿に考えられることだってあります。乳幼児保育実践家の井桁容子先生の名言である『子どもの見方を変えれば子どもの味方になれる』は、まさにアングル(実際の視覚と心の視覚)を自在に変えることができるプロの保育者の成せる業なんだと思います。


※写真研修については、笠岡市“柳生写真館”に問い合わせしますと個人でも受講することができます。是非ご興味ある方はチャレンジしてみて下さいね。


※本日の講師(柳生写真館カメラマン)の方から、「ここ(とみほ村文庫レンタル会議室スペース)めちゃくちゃ良いですね。締め切りが近い仕事があるんで3日間くらい借りたいです。」とのお言葉を頂きました。5.6名程度の小会議にはうってつけのスペースです。レンタルしてみたい方は富岡保育園公式ホームページTOP電話番号までお問い合わせ下さいね。


★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。また来年度へ向けてての保育園選びのための園見学お問い合わせを多数お受けしています。百聞は一見にしかずです。是非、ご希望の保育園など複数の見学をオススメします。

熱血写真研修
2021-10-18
秩序と自立を扱うテクニック

こんにちは、村上です。ずんずんと秋が深まりつつ、起床時なんてのは少しひんやりと感じますね。ブログ愛読者の方も寝冷えに気をつけて下さいね。


さて、とある新聞に2歳児のことを「魔の2歳児」と表現しつつ、お父さんやお母さんに向けてではなく、お爺ちゃんお婆ちゃんへ向けられた記事が綴られていました。

寝冷えなども含めて、体調を崩しやすい時期にさしかかると、乳幼児施設に通っておられるお孫さんの体調不良から‥保育者から保護者へお迎えのお願いをする連絡が入ることもあります。

そんな時に、保護者の方が、どうしても外せない用事などがある時に、ご活躍される、頼りになる存在こそが、お爺ちゃん・お婆ちゃんなわけですね。

けれども同居などでないかぎり、いくらお孫さんだと言っても、5分や10分でなく長時間預かるとなると大変かと思いますし、なんならば体調不良であるならば余計とご機嫌ななめな状態なものですから、さらに手を焼く可能性があります。

それに加えて、脳内での発達のGAPが1番大きい2歳児あたりは、さらに手を焼くケースがあるかもしれません。

と、いった具合で「魔の2歳児」と表現されていました。

しかし、ここからが“魔”を魔法のように扱う“心がけ”(アドバイス)が記されていましたのでご紹介しますと‥

ポイントは2つ‼︎

1つ目は【秩序】です。例えば、リビングなどでは決まった場所があったり、玄関などで決まった靴置き場があるといった具合に、お孫さんの“決まった〇〇”“いつもの〇〇”に少しでも近づける努力が大切です。

※ただご自宅が違うケースは難しいので、“お気に入りのぬいぐるみ”だったり、いつも扱っている物を保護者から借りておくと良いかもしれません。

そして2つ目は【自立】です。ブログ愛読者ならばご想像つくかと思いますが、大人から見ると出来そうにないことも自分でしようとします。けれども上手くいくとは限らないですので機嫌を損ねることもあります。また、大人の介助が過剰過ぎると、“自分で出来た”という気持ちが薄れて機嫌を損ねることもあります。だからこそ、過保護になり過ぎず、そして放任し過ぎずに見守ることが大切です。


ただ、言うは易く行うは難しのもので、だからこそ子育ては、母親だけ父親だけでなく、お爺ちゃん・お婆ちゃんを含めて、ひとりの子どもに対して大勢で関わる(協力する)ことが本当の鍵です。

脳科学の知識があったり、言葉がけのテクニックがあったとしても、正直どうにもならない場面の方が多くあります。そんな時には、ただ抱っこをして“大丈夫だよ”と背中をさすり続けるだけで良いと僕は思います。


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泣いていた子どもに歩み寄った事務長
2021-10-17
滝平二郎きり絵画集が入庫‼︎

おはようございます。10月16日、土曜日と言えば「とみほ村秋のラジオ体操」が早朝7時から開催されました。すこしずつ朝の空気が冷たくなりつつありますが、雲の隙間から差し込む太陽の光を浴びながら気持ち良く身体を動かすことができました。


ちなみに本日は富岡北地区の秋のお祭りの日でもあるのですが‥なにせこのご時世なので、御神輿など賑やかす行事は中止となっています。ただ、道沿いには、縄張りがされています。

(※門などに縄でできたロープをはわして、等間隔で白い紙をそえたものです。)

ちなみに富岡保育園が所在します、富岡六丁目は、富岡保育園で大活躍されているボランティアのトシさんご家族が縄張りをして下さいました。

意味をトシさんに尋ねると‥「先生!わしも分からん!笑」となっちゃいましたので、インターネットで検索してみると‥

『神域を作り上げ周囲の不浄を断つため』と記されていました。

トシさんのお陰で、富岡保育園へ降りかかる可能性のあった災いが絶たれ、厄払いされました。ありがとうございました。


~おまけ~

本日ラジオ体操に来られた方から、“私設公民館とみほ村文庫”へ1冊の書籍を寄付して頂きました。

「滝平二郎きり絵画集」です。

さっそく早朝出勤していた保育者たちと見させて頂きますと‥とても重厚な作りの画集で、1ページめくるごとに、「うわぁ~‼︎」と感嘆の声が響くほどでした。“荒城の月”や“夕焼け小焼け”などの名詩を滝平二郎さんが出かけた版画で表現されている画集でした。

※滝平二郎(たきだいら じろう)


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トシさんが厄払いしてくれています。
2021-10-16
大事故をゼロに近づける努力

こんにちは。昨晩、富岡北地区まちづくり協議会「まちづくり計画策定会議」に参加しました村上です。計画を作る前段階として、地域の方に“アンケート”を募る予定で、この度はアンケート内容についての議論が2時間ほど繰り広げられました。

(アンケート用紙を、地域住民でも、地域活動に参加していないアパート住人の方へ配布することが、表札も無かったり家族構成が分からないといった要素から難しいとの声もあがりました。)


さて昨日、同じ県内の保育園で遊具での事故が起こりました。(詳細については、新聞やインターネット等でお調べ下さい。)

同じ乳幼児施設で働いているものとして、他人事ではなく、傷たまれない気持ちと、身の引き締まる想いでもあります。

大小関わらず、事故はつきものではありますが、大切なお子さまの命を預かる以上、特に大事故についてのリスクは特にゼロに近づける努力を行う必要があります。

ただ、ゼロに出来ない以上、“ゼロに近づける努力を継続する”ことが鍵を握るんだと思います。

富岡保育園では、0歳から6歳の子どもが、園内の至る所で、あちらこちらで縦横無尽に遊んでいます。とても自由に見える反面、保育者が抱えるリスクは高まります。

だからこそ、富岡保育園の保育者は“常に意識する”努力の継続が必須となります。


【大事故をゼロに近づける努力】

■子どもとの【信頼関係】を築く。

※子どもにとって保育者が安全基地のような存在であることが大切です。

■ひとりひとりの子どもの特徴、性格、発達を冷静に把握する。

※制限や監視といった“見守る”とは対極にある保育実践にならないためには、ひとりひとりの子どもの把握が必須です。そのために、富岡保育園では昼・夕の2回のミーティングや、ミマモリングソフト(発達過程を知るデジタルツール)を実践しています。

■“ヒヤリハット”な場面、場所、時間について仲間の保育者たちと共有する。

※個人では気づかない部分も、仲間の意見などを聞くことにより、保育実践の視野が広がる。


上記を日々の保育実践で怠らないように努力し続けた上で‥【救命救急】についての知識と実践について、富岡保育園では毎年研修を受けて学んでいます。


※先日、ビールケースでこめかみを打って切り傷を作った子どもがいました。その際の救助ポイントとしては‥

・まずは、患者の周りの安全を【冷静に】確認する。

・患者の意識を確認する。声は患者に聞こえる程度で、早口や大声にならないように気を配る。

・切り傷箇所を流水で洗い流す。消毒液では、白血球の働き(傷口を治そうとする)を弱めてしまうので、水道水で行うこと。

・圧迫止血をする。清潔なガーゼやハンカチなどを当てて手でおさえる。1.2分では血小板(血を止める)が作用しないので10分ほどはおさえる。

上記を【冷静に】【慌てず】【迅速に】行うことです。

「どしたんで‼︎血が出とるが‼︎なにしょーたんで‼︎」と、対応する保育者が大声を出して慌てると、間違いなく患者(子ども)は大泣きしますし、余計と傷口が広がったり血が止まらない可能性が高まりますので気をつけなければなりません。


★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など、随時募集しています。ひとりでも多く見守る大人、穏やかな眼差しと優しい手があれば、子どもたちは大事故に繋がるリスクを下げ安心して遊ぶことができます。ご協力よろしくお願いします。

2021-10-15
気軽に子育て相談して下さい

みなさん、こんにちは村上太志です。(むらかみたいし)10月14日木曜日お昼の1時を迎えたところです。さぁ、本日もいきましょう!リニューアルオープンしました富岡保育園付属大学チャンネル。

この番組では、「子どもたちの未来に希望を繋がる」をテーマに、様々なゲストをお迎えして、どう人生をエンジョイしているか伺いながら、“子育て”と“地域”を応援するラジオ番組を作っていきたいと思っております。

さぁ、今週も岡山県笠岡市笠岡駅前にありますエフエムゆめウェーブスタジオより生放送でお届けさせて頂きます。

ケーブルテレビのご視聴の方。ゆめネット笠岡放送123チャンネル。1・2・3です。お間違いの無いようにお願いします。

またスマートフォンをご利用の方は、エフエムプラプラというアプリをダウンロードして頂くと全国どちらからでも無料でご視聴できます。よろしくお願いします。

と、いった口上(こうじょう)を、つらつらっと述べてラジオ番組をはじめております富岡保育園副園長の村上です。

毎週木曜日のお昼13時(再放送は19時から)から30分間おしゃべりし続けて、2年目に突入しちゃいました。

(※正直、しゃべり終えると何をしゃべったかほとんど覚えていません。)

2年目からは、毎週、富岡保育園や富岡北地区まちづくり協議会に関わる方や、岡山県、笠岡市、また子育てなどなどに関わる、あらゆる方をゲストにお迎えしていく予定です。

(※もしも、「私も出たい!」「私の知っている〇〇さんをゲストに!」とのお声があれば富岡保育園公式ホームページTOP電話番号までお願いします。)


ちなみに本日のゲストは‥富岡北地区まちづくり協議会事務局長の神田さんでした。

実は、ご縁のキッカケは昨年あたりからで、富岡北地区まちづくり協議会理事へお誘いして下さったり。また富岡北地区文化講座で山田方谷さんの勉強会へお誘いして下さったりでのご縁なんですね。

今日のラジオ番組内では、幼少期から、学生時代、そして就職してからのあらゆる困難、また定年後には“職場は地元”との精神で、地域活動に取り組んでいることをお話ししてくれました。

とにかく‼︎エネルギッシュな方。好奇心の塊のような方で、常に、何時も、勉強‼︎学び‼︎知見を広げる行動をされている方なんです。

ゲストの神田さんが、地域活動で11年も続けておられる「地域の居場所 ふれあいひろば虹」は毎週金曜日に個人宅で行われています。(※もしもご興味ある方は富岡保育園までお問い合わせ下さるとご紹介しますよ。)コーヒーを飲みながら、雑談をしつつ地域の居場所を守っておられるんだそうです。またその中で、牛乳パックで募金箱を作り、“いのちの会”におさめておられるんだそうです。

(※いのちの会は、赤ちゃんをおそろうか悩まれている女性に、入院費などに必要なお金を提供する組織です。現在、800人ほどの赤ちゃんがこの組織の助けで生まれているんだそうです。)

富岡北地区の「ふれあいひろば虹」に集った方が作った牛乳パックの募金箱が、広島や京都、仙台などにもらわれて、いのちの会に役に立っていると聞くと、とても嬉しいとおっしゃっておられました。


このような感じでラジオ番組を運営をしています。さまざまな方のお話しを聞くことで、「よし‼︎僕も頑張るぞ‼︎」と気合いが入りますね。ブログ読者の方はいかがでしょうか?

(※ちなみに来週のゲストは、岡山県笠岡市で同じく乳幼児施設「和光みらい園」にお勤めであり、また笠岡市青年会議所でご活躍されている山名さんです。乞うご期待下さいね。)


今日のブログ記事は、なんだか村上の番宣ばかりになっちゃいましたね。申し訳ございません。

せめてもの、富岡保育園の番宣もしておきますね。

最近お電話があった内容で、「最近、うちの子どもがなかなか保育園へ行きたがらなくて。車へ乗せるのも一苦労で‥保育園を休もうと思うんです。」とのご相談がありました。

相談内容はさまざまですが、保護者の方が自分の想いを率直にぶつけて下さる関係性とは、やはり普段からの挨拶やコミュニケーションだと思うんですね。このたびの相談は、保護者の方から率直な声が聞けたので、有難いなと思っております。

相談内容は大小関わらず、富岡保育園では主任・副主任・マネージャーを通して、園長・副園長へ報告されます。

相談内容に対しての解決の糸口として、保健師や児童相談員とも繋がる努力も行いますし、必要に応じては懇談や家庭訪問も行います。それぞれの保護者にとってストレスのかからないベストを、いっしょに模索しながら、共に子育てをしていきたいと思っております。


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2021-10-14
暇な村上と喋りたい方募集中

こんばんは。私設公民館とみほ村文庫のカウンターで水槽をそよそよと泳ぐメダカに癒されながらブログを綴っています村上です。夕暮れどきの空と秋の虫の響きが最高にマッチングしています。

(※レンタル会議室としても利用できますので、ご相談くださいね。)


さて、よく僕にぶつけられる質問‥「副園長って、普段何しているんですか?」に答えてみたいと思います。

基本は、「いつも暇していますよ。」と答えるのですが、本日の活動を時間をおってご紹介していきたいと思います。

(※あらかじめ述べておくと、毎日違う活動内容です。くれぐれも忙しい人だと勘違いしないで下さい。基本的には保育LABOで珈琲を飲んでいるか、笠岡市内をブラブラしています。)

6:30 珍しく早番勤務に入る。全部屋の換気や、洗濯物の後始末、玄関の掃除などを行う。

※全部屋を回ることで、現場クルーの日々の工夫がつぶさに発見できて、「こまやかだな~‼︎」と感心する早朝時間でした。

7:00 早朝出勤のクルーや、早朝登園の園児たちと過ごしながら、保護者からの連絡事項をメモする。

※前日の主任先生のノートを見ながら、各保護者に家庭での様子を聞きます。ノートには、鼻水や咳などの症状であったり、転んで怪我をした箇所が細やかに記されていて、とても役に立ちました。

8:30 お外で遊んでいる子どもたちに誘われて、ビールケースで一緒に迷路を作る。

※はじめに集っていた子どもから、次々登園してくる子どもたちが参加することで、メンバーが入れ替わると、迷路のコースもその時々のメンバーで作り変えられるんですよね。それと同時に、次々出勤してくる現場保育者たちが、迷路をする子どもを見守る活動を定期的に入れ替わるんですよね。入れ替わる際には、コミュニケーションで注意事項や連絡事項などを伝達していく連携プレーが生で見れました。

10:00 ピースな畑(井笠地域で有機野菜を推進しているグループ)の方が来園されてお話しを聞く。

※10月30日に「未来の食と農!ハッピー給食プロジェクト」というイベントがあることをお聞きしておりました。ご興味ある方は、“フーズフォーチルドレン岡山”と検索してみてください。

10:30 畑で大根とカブの種まき活動を見学に行く。

※10人ほどの子どもと、畑ボランティアの方(ちなみに僕の父です)と食育園芸委員会の先生2名とピースな畑のメンバーの方で行われました。(他の子どもたちは、木工ゾーンで事務長と竹馬作りに夢中になっていたり、それぞれで遊びが没頭モードになっていました。)種を蒔き、土をかぶせる際の子どもの手つきが、とても優しくあったことが印象的でした。

11:30 来週月曜日に開催する「写真研修in富岡保育園」の準備を園長先生と事務長先生と行う。

※笠岡市「柳生写真館」のプロのカメラマンに来て頂き、子どもたちの活動を保護者の方などへ臨場感を持って伝えるための、カメラワークのコツを伝授して頂きます。

12:00 虹グループ(3.4.5歳児)ランチルームにてお昼ご飯を食べる。

※隣に座っている子どもが、明日学区内の小学校(笠岡市立中央小学校)へ就学前健診へ行くそうで、とても楽しみにしていることをお聞きしました。

12:00 事務長と保育LABOで密談する。

※お供に飲みました珈琲は、笠岡市「辻珈琲」のブランドコーヒー“瀬戸の大地”でした。(密談内容は非公開とさせて頂きます。)

13:30 副園長補佐と保育LABOで密談する。

※補佐には1歳ていどのお子さまがおられるのですが、時々ある夜泣き事情などをお聞きしました。(密談内容は非公開とさせて頂きます。)

15:00 エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」出演依頼をしている方が来園して下さり、園内を案内する。

※決定し次第、公開します。「そんな方たちも、ゲストに呼べるの!?凄っ!!!」とツッコミが入るほどのゲストです。乞うご期待下さい。

16:30 明日の生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」のゲスト、富岡北地区まちづくり協議会事務局長さんが打ち合わせに来られ、お話しをする。

※生放送の臨場感を大事にしたいとの趣旨を伝えて、打ち合わせは一切行いませんでした。ご承諾してくださりありがとうございました。(木曜日お昼の13時から、再放送は夜の19時からです。お見逃しなく‼︎)

18:00 私設公民館とみほ村文庫のカウンターにて水槽のメダカに黄昏れながらブログを綴る。

※遅番クルーが、近くを通りがかったので、少しだけ文庫内にお誘いすると、「保育室から見ると目立たないけど、この窓の風景(メダカの水草越しの窓)はとても眺めがいいし、夕闇の時間に癒されます。」とのお言葉を頂きました。


と、いった具合で、日々、間違いなく副園長活動を楽しませてもらっています。今後もご指導ご鞭撻、ならびに応援とご協力よろしくお願いします。

※「暇な村上としゃべってみたい」と思って下さる方は、富岡保育園公式ホームページTOP電話番号へお問い合わせ下さい。(もしくは09X33715648へ)


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そーっと。
2021-10-13
『他人の靴を履く』

おはようございます。7時半頃。富岡保育園前の横断歩道前にて黄色い旗を持って立てっておりました村上です。すると、ご近所の方が歩み寄って下さり、「村上先生、おはようございます。今日の朝は涼しいですな。」と声をかけて下さいました。加えて自身の健康管理法であったり、家族の事情なんかも話しして下さいました。

(※ちなみにご近所の方の健康管理法は、“ベッドで寝ないこと”だそうです。毎日押し入れから布団の出し入れをすることで、肩や腕周りの筋肉トレーニングやストレッチングになるのだとか。)


さて、昨日のことに、ある女の子4人組が帰り支度をしてお庭を歩いていました。いっけん、いつも通りに見てましたが、よくよく見ると“ある事”に気がつきました。

それは、4人の靴がバラバラに組み合わされて履いていることです。

Aちゃんのaとbの靴と

Bちゃんのaとbのサンダルと

Cちゃんのaとbのサンダルと

Dちゃんのaとbのサンダルが

AちゃんはBaとCb

BちゃんはAaとDb

と、いった具合に履いています。

言葉で説明すると数学ぽくなってしまいますので、写真を添付しますのでご確認ください。


4人組の女の子にとっては、ただたんにオモシロイから、楽しいから。もしかすると、友達の靴が履いてみたいから。理由は好奇心であったり、感覚的なものかもしれません。(組み合わせ方は考えが練られているかもしれませんが)

この光景を見て、ある言葉を思い浮かべてしまいました。英国で保育士資格を取得された作家のブレイディみかこさんが引用していたイギリスのことわざです。

『他人の靴を履く』

意味は、他人の立場にたって物事を考えるとなっています。


たしかに、サイズも少々違うであろうし、歩き方の癖や、足の形などで少々変形した靴の感触もあるだろうし。僕ならば“違和感”を感じてしまうところを、4人組の子どもたちは“違和感”を感じるどころか楽しむ姿を見せてくれました。(もしかすると感じてはいるが、気にならない。もしくは、違和感が逆に新鮮で気持ち良いと感じているのかもしれませんが‥)


家族であれ、友人であれ、知人であれ。また職場など、あらゆるコミュニティで関わる人たちとの間で、多少なりとも癖や感覚の違い、つまりは“違和感”を感じるなかで、4人組の子どもたちが『他人の靴を履きこなす』姿は、とても学びになりました。違和感を楽しみに変えたり、新鮮さに変えてしまう強みです。


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生きる術
2021-10-12
誠心誠意努力をしていきたい

暑い秋ですね。なんだかヘンテコりんな挨拶になりましたが、ブログ愛読者の方、心身の体調維持に気をつけながらお過ごしくださいね。

とみほ村の子どもたちは‥自然に逆らわず、暑い時には暑いように、お庭で水びたしになって遊ぶ子どもが多くいました。もちろん泥だらけの衣類や靴がたっぷりと洗濯場へと置かれることになっていました。現場保育者、また保護者の皆様、夏だけにとどまらず、年中着替えの衣類の準備や、汚れた衣服や靴の洗濯などへのご協力大変ありがとうございます。たびたび申しますが、この大人の協力あってこそ、子どもたちはおもいっきり駆け回り水びたしになり笑い、そして泣いては尻もちをつき立ち上がって遊ぶことができるんだと思います。引き続きご協力よろしくお願いします。

(※衣類や靴などへ“名前”を記入して頂ければ大変助かります。)


さて、本日は富岡保育園園舎の持ち主である二代目園長先生と、園舎とさせて頂いている建物のご先祖さまのお墓へお参りする機会をもつことができました。

富岡北地区では大きな家だったこともあり、当時から近所の子どもたちが集まって遊んでいたんだそうです。そんな折に、地域から保育園の開設を要望され、初代園長先生が大きな家で保育を司ることになったんだそうです。

当時の「富岡保育園開設のお知らせ」の古紙を二代目園長先生から託されましたので、少しだけ内容をご紹介しますね。


『大切なお子様方をお預かりします責任を痛感いたし、明るく楽しく健康な内容と環境を調える事に誠心誠意の努力をつくしたいと存じます。皆様方御協力御願い申し上げます。』

と、記されておりました。

初代園長の頃から、二代目園長先生、そして現三代目園長先生、どの時代も一貫した志で富岡保育園は運営されていることが分かる内容でした。


~こぼれ話~

2018年10月、ちょうど3年前に私事に、僕は癌を患いました。その際に二代目園長先生と三代目園長先生が、富岡保育園のご先祖さま方々のお墓にてお祈りして下さっていたことをお聞きすることができました。想いに生かされ、僕は現在2回目の人生を歩ませてもらうことができています。感謝だけではなく、命を全うするように貢献できる人生を送れるよう誠心誠意の努力をしていきたいと、改め思い直した背筋が伸びる本日でした。


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★私設公民館“とみほ村文庫”は現在プレオープン中です。(貸し本システムはしばしお待ちください。)気になる方は事前に連絡を下さいますと、館長の村上による文庫内の説明が可能となります。


★委託販売“とみほ村雑貨”(富岡保育園現役保育者が出かける人間・社会・地球環境の持続可能な発展をテーマにした暮らしをほんのり豊かにする作品)については、岡山県笠岡市カフェボタンにて取り扱っています。現在は「ミニドライフラワーブーケ」を350YENでおさめています。ご興味ある方は是非。※委託先の場所が分からない場合は富岡保育園へお電話下さいね。

お米とぎとぎ
2021-10-11
ひらがな開発者の想いを汲む

「ミーン、ミーン」と泣き叫ぶ蝉には正直嫌悪感さえ起きてしまっていた夏を思えば‥

「リーン、リーン」と泣き誇るコオロギやスズムシやキリギリスなどへは情緒ささえ感じてしまう秋の夜長‥

同じ虫であるにもかかわらず‥


ちなみに、キリギリスって、仮名文字が謳歌し始めた時代には俳句や短歌などで“機織”(はたおり)とも呼ばれて使われていたんだそうです。鳴き声と機織りの音をインスピレーションさせてだと思います。

虫の例え方さえ、当時の古(いにしえ)の方たちは、一捻りどころでない趣きさを感じさせてくれますよね。


さて、今日はそんな仮名文字について。ひらたく言えば“ひらがな”のことですね。現代で言えば、小学校一年生で必ず習う文字です。

ただ、最近では、「小学校一年生に入る前に、保育園や幼稚園で予習をしておくことが前提」である主義が蔓延っているものの。保育所保育指針や幼稚園教育要領へは一切、平仮名文字を予習しなさい‼︎とは明記されていないんですね。


しかし、お子様をお持ちの方ならば、「少しでも早く文字を覚えさせたい。平仮名を早く取得して、カタカナを早く取得して、漢字を一字でも多く早く取得したならば、小学校一年生で優秀な成績をおさめ、良い大学、良い会社に入れる、で、あろう」との考えがあったりするのかもしれません。(「さすがに小学校一年生から、良い大学まで繋げる考えは無理がありますよ‼︎村上先生‼︎そして読み書きは現代の人生において必要なことですから学ぶことは良いことじゃないですか‼︎」とツッこまれた方。その通りだと思います。行き過ぎた表現方法だったことをお断りさせて頂きます。)


漢字というものが、中国から遣唐使などを通して輸入されていった背景がある中で、貴族などが時には禁断の愛を歌にして相手へ伝えるために、より繊細で柔らかな表現は出来ないであろうか⁉︎と漢字を日本人が独自に改良を加えて作った文字こそが、“ひらがな”なんですね。

つまりは、“ひらがな”は『自分の持つ繊細な感情を想いを寄せる相手へ伝えるため』に開発されたんです。

だからこそ、古の日本人ひらがな開発者の想いを汲むならば、ただ“小学校一年生になるから”だったり“良い大学に入れるため”という理由で無理にひらがなを教え込むよりも‥“伝えたい想いがある”時にこそ、ひらがなを学ぶことがベストなのかもしれませんね。

富岡保育園では、“ひらがな”を教える・覚える特別な授業時間は設けていません。しかし、「先生‼︎〇〇ちゃんに手紙書きたいんだけど、“あ”ってどうやって書くの?」といった、子ども自らが興味を持ち、さらには“伝えたい想い”がある時には積極的に教えています。


~おまけ~

日曜日の朝に某テレビ局(NHK)で俳句などを扱った番組がありました。俳句や短歌など、決まった短い文字数の中で、“相手への想い”だったり、“自分の繊細な感情”を巧みに表現しているんですね。文字数が限られている分、一文字、一文字を、丁寧に、大切に、考えられて使われているのがハッキリと分かるんです。

日々ブログを綴る村上としては、自省の意味を込めて‥綴る文字に対して責任を持ち、古の日本人に対して失礼のないよう、漢字や平仮名やカタカナを使って丁寧に記事を配信していきたいと思います。


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2021-10-10
『時代を超えたラジオ体操』

逆算すると、5時半。

何の時間?と思われた方いますよね⁉︎10月の土曜日の村上の出勤時間です。

本日も早朝の日が照る前、雲から光が差し込みかける7時から「とみほ村秋のラジオ体操」を開催することができました。

たいていご近所の方は早めに来て下さるんですね。予想通り1番乗りの方は6時半でした。だからこそ、1番乗りの方に“最高の朝”を味わって頂けるように準備するのが、企画者(村上)の努め(遊び)なんですね。

5時半入りしてから、まずは全部屋の換気と照明をつけつつ。(早朝は若干薄暗いので、お庭からもお部屋の雰囲気が見えるような演出です。)玄関からお庭の掃き掃除をしつつ。(子どもたちが遊んだ跡はなるべく壊さず見てもらえるような演出です。)その後は、花壇はもちろん玄関先や、通り道へ水をたっぷりとかけていきます。(旅館の玄関に女将さんが水をかけて清めてお招きするイメージです。)そして“私設公民館とみほ村文庫”からピアノのCDを流して準備完了です。(音楽を鳴らすことで、場所を特定しやすい演出です。)


第二回目の「とみほ村秋のラジオ体操」へは初回からのリピーターもいましたし。また、昨日から「明日仕事だから、仕事前に準備が早くできたら、行きます‼︎」と意気込んでおられた保護者(お母さん)と園児も参加して下さいました。

そして、中には‥「うちの息子も、ここへ(富岡保育園)通わせていたんよ。と、言っても‥息子も50歳を超えているんだけどね。なつかしいわ〜。」と、卒園児保護者の方も来て下さいました。富岡保育園が創立して間もない頃の保護者ですから、初代園長先生(現園長先生の祖母)の時だと推測されます。


地域の方に呼びかけさせてもらい、ラジオ体操をはじめて感じていることがあります。

1つ目は、とにかく早朝から、多様な人たちと集まって身体を動かすことは、単純に“気持ち良い”です。

そして2つ目は、お知り合いであれ、はじめましてであれ、“富岡保育園”という共通項で介しているため、安心して一緒に居れることです。

現役の保護者と、50年前の保護者が、隣同士で体操をしているんですから。世代を超えた、いや‼︎時代を超えた早朝のひとときでした。


※来週の10月16日土曜日も早朝7時から「とみほ村秋のラジオ体操」を開催します。富岡北地区でない方も来られています。また朝ごはん前に親子で参加される方もおられます。(ラジオ体操後に朝ごはんを食べると美味しいんだそうです。)7時より前には村上がいますので早めに来られた方はお庭でゆっくりして頂ければと思います。(中庭もありますよ。)


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ラジオ体操前のひととき
2021-10-09
“たかが”と思われがちな実践

おはようございます。本日は早朝から岡山県警の方が富岡保育園前の横断歩道付近でスピード違反の取り締まりを行なって下さっています。ブログ読者の方で来園して下さったことがある方ならばお分かりかもしれませんが‥横断歩道付近の道路(旧2号)は道幅が細かったり、通勤通学の自転車や自動車も多く危険でもあるんですね。連日取り締まり活動をして下さっているお陰で、安全運転への意識が僕も含めて職員ならびに保護者や地域の方にも高まっています。また、子どもたちにとっては、岡山県警の取り締まり課の方のユニホームには憧れでしかないんですね。「おまわりさーん‼︎おはよう‼︎カッコいい‼︎」との歓声に、取り締まり活動の合い間に、「おはようございます‼︎」と野太いカッコいい声で何度も答えて下さいました。本当にありがとうございました。


さて、ヒーロー(おまわりさん)に守られながら、次々に園児や保護者が登園する中‥職員(トミホクルー)もおのおのの出勤時間で登園してきます。

※勤務時間については、各職員によりまちまちであります。

9時ごろに出勤されたA先生(現場保育士)は、まずは早朝クルーが残しているメモに目を通しています。(写真右)保護者からお子さまのご家庭での健康状態や様子など、またお迎えの来る方や時間などの特記事項をお聞きした内容が記されています。次に出勤されたB先生(調理師)は、玄関に配置している“AED”(救命救急道具)の電源作動の確認です。(写真左)B先生が毎日欠かさず確認して下さるお陰で、いざというときに心強い道具(AED)がチカラを発揮できるんですね。


たかがメモに目を通しているだけでしょ⁉︎

たかがAEDの電源確認しているだけでしょ⁉︎


と、思われがちですが‥

この“たかが”を日々怠らないように努めることが園児の命を守る最善の方法なんですね。


されどメモに目を通す‼︎

されどAEDの電源確認をする‼︎


日々の細やかな保育実践をご紹介させて頂きました。

本日も素敵な1日をお送りください。


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されど‼︎
安全運転よろしくお願いします。
早朝から新聞に夢中な2人
2021-10-08
かさおかフレンド歯科へ受診

おはようございます。木曜日と言えば⁉︎ローカルラジオFMゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」がお昼の13時からありますよ。

そして‼︎早いもので2020年10月1日からはじめた番組も2年目に突入することになりました。ひとえに、毎週貴重な時間を割いて耳を傾けて下さる視聴者の方、また収録に快く送り出してくれるチームメイト(富岡保育園保育者)、そして自身の整った健康状態のお陰様だと思っています。引き続き感謝しながら愛される番組を目指していきたいと思います。

そんでもって‼︎2年目突入‼︎ということもあり、番組内容をシフトチェンジしてみようと思います。ほとんどが村上の学んだ幼児教育に関する専門的知識の話であったり、僕自身の思い出話が中心でしたが‥本日からは毎週‼︎富岡保育園・富岡北地区まちづくり協議会、また岡山県笠岡市にまつわるゲストをお迎えして、その場限りの赤裸々トークを通じて学びながら、“子育てと地域”を応援する番組づくりをしていきたいと思います。ちなみにリニューアル一発目のゲストは富岡保育園に今年度から新しく仲間入りした事務長です。どんなトークが繰り広げられるか⁉︎乞うご期待くださいね。

(※ゲストへの配慮としてYouTubeチャンネルへの添付配信をやめさせて頂きます。ご了承ください。)


番宣記事になって申し訳ございません。今日は、先日のことに歯医者へ園児を連れて行ったエピソードをご紹介させて頂きます。

歯の事故については、乳幼児施設では多くあるんだと思います。転んで歯を打って、折れた・抜けた。また友だちとぶつかって、折れた・抜けた。歯だけではなく、付近の歯茎(はぐき)への損傷から出血をすることもあります。

そんな際に心がけていることは、とにかく“初期対応”を迅速にすることです。

折れたり抜けたりした歯が、再植(元に戻る)するかどうかの可能性を残せるかは、初期対応にかかっているからです。

まず、折れたり抜けたりした歯を探すことです。近くに他の園児が近寄らない配慮を保育者同士で協力する必要があるのは言うまでもないでしょう。

脱落した歯(折れた・抜けた)を持つ際は、根っこの部分(歯根部)に触れないように、汚れている場合は水道水をチョロチョロと弱めにして軽くすすぎます。この際に、こすったりガーゼで包んだり放置して刺激や乾燥をさせると細胞が死滅するおそれがあります。

軽くすすいだら、「歯の保存液or牛乳」に入れて持参して歯科へただちに受診します。

上記を速やかに遂行するには、もちろん保育者たちの協力と、園児がパニックにならないための言葉かけや配慮が必須なのも言うまでもないでしょう。


このたび引率した園児は、以前に友だちとぶつかって歯を打った結果、折れたり抜けたりした形跡はレントゲンにも無く、その後の経過観察をするための受診でした。

歯医者の先生は、ぶつけた歯をいろいろな角度から軽くコンコンとして本人に痛みを確認しつつ、再度レントゲンをとって無事を確認して下さいました。

その際に歯医者の先生の言葉かけは、園児がパニックにならないための参考になるなと思いましたので紹介してみますね。歯医者さんは必ず、「次にこの歯をコンコンとするからね。」「次は歯のお写真を撮るからね。」「うがいができるかな。グジュグジュぺってできるかな?」などなど。次にどんなことをされのか分からない不安を、丁寧で分かりやすい言葉で説明されていました。

ちなみに、レントゲンを見ながら、素人村上からの永久歯の歯並びへの質問にも答えて下さり‥「今、上下しているのは、永久歯が生えてくる順番が関係しているんです。1番2番と生えて、4番、そして3番、5番と生える子どももいれば。1、2、4、5、3と生える子どももいます。もう少し正確なレントゲンを撮れる年齢になって歯の向きが違えば矯正なども視野に入れる必要があります。」などなど、丁寧に素人の村上にも分かりやすい言葉で説明して下さいました。


※このたび受診させて頂きました歯医者は岡山県笠岡市富岡「かさおかフレンド歯科」です。


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令和3年10月7日10時頃
2021-10-07
明日のラジオゲストは事務長

皆さま1日お疲れ様です。しかし‼︎日中は、暑いですね〜。これでもかって日が照る中、本日とみほ村では「お芋掘り」が粛々と畑で決行されておりました。

とみほ村の畑は、富岡保育園駐車場の北側に、約3メートル×5メートルくらいの広さであります。ナスやピーマンはいまだになり続けてくれていて、お昼ごはんメニューに入れてもらったり、保護者や地域の方などへも配っています。

今回は1番北側に、うねを作っているサツマイモを子どもたちと先生たちが入れ替わり立ち替わりで掘りました。秋晴れが続き土がカチカチだったこともあり、掘るのにかなりの労力を使っていました。ただ、夢中で堀り進めていく中で発見し、傷つけないように大事に大事に掘り、最後に引っこ抜く感触はひとしおだったようです。自称芋掘り名人の子どもは、「俺は四個掘ってGETした‼︎」と、間違いなく俺がやってやったほどの表情で語ってくれました。

ちなみに普段、まったく農作業をしない村上も、最後に鍬(くわ)を持って耕しながら芋が残っていないかを確認する作業に参加させてもらいました。ほんの少ししか耕していないのに、汗は尋常でないほど垂れますし、とにかく現在ブログを綴る腕も力が入らない程度に筋肉痛でもあります。普段、当たり前のように食べている野菜や果物やお米など、比べようもないほどの汗とチカラが結集されたものであります。感謝しないわけにはいかないですよね。農作業後のお昼ごはんは特に感謝と味を噛み締めさせてもらいました。


さて、農作業話のついでに‥

富岡北地区まちづくり協議会の方から、ある本を推奨されて現在読み進めています。

題名は、『本当は危ない国産食品~食が病を引き起こす~』です。

とみほ村の畑はもちろん無農薬ですが、日本は世界的にも農薬の大量消費国なんだそうです。

日常的に飲んでいるペットボトルの緑茶にはほぼ100%農薬が検出されるようです。また、農薬も進化していっており、“ネオニコノイド系”の農薬は浸透性が強く、植物全体に農薬が浸透していることから、洗ったくらいでは農薬は落ちないんだそうです。そして人間の体内に入ると、免疫機能を司る腸内細菌に影響を大きく与えて、自己免疫疾患であったりアトピー性皮膚炎を引き起こすようです。もちろん腸内ですから消化器不良や癌への原因にもなりかねないのはいなめません。また恐ろしいことには、腸内細菌を狂わすことは、脳への影響にも繋がるそうで、特に子どもの脳への影響は大きいと分かっているそうです。

だからこそ、EUなどのヨーロッパ諸国では禁止や制限をかけている農薬があるようですが、なぜか日本では禁止や制限どころか緩和されているのが現状なんだそうです。

農薬は基本的に摂取されることを前提に作られており、その安全基準として「残留農薬基準値」が定められているのですが‥例えば、お茶などはEUに比べて基準値が2500倍ゆるいんですね。また妊婦さんなどへ産科の先生が推奨するほうれん草も基準値がゆるめられている。

なぜ、世界が「残留農薬基準値」を厳しく規制や禁止にしているにも関わらず、日本はゆるめているのか?

基準値を定める農水省とは別の組織“食品安全委員会”のメンバーが実は農水省の天下りであったり、また規制される側の農薬会社には農水省から天下りされていたり。規制する側と規制される側がかなりのズブズブな関係にあることだったり‥

かなり赤裸々に綴られている本です。(子育て世代の方はもちろん、認知症への影響も指摘していたりしますので、全世代で健康にご興味ある方は手に取って読んで、自らで善し悪しは判断して下さい。)


長々と紹介した、農薬の恐ろしさもお伝えしたかったのですが、日本で生きていく以上、まったく農薬から逃れることはできないことも現実です。だからこそ、事実を知る努力と、その上で自分たちの健康を守る努力。そして、社会全体で子どもたちを守る努力をしていこうよとのメッセージが伝えたかったんですね。

とみほ村の畑でも無農薬で野菜を子どもたちと一緒に作って収穫して食べること。また今後は無農薬農家と連携して定期的にお昼ごはんのメニューに入れていけるように働きかけていきたいと思います。


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★明日木曜日エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」はゲスト富岡保育園事務長をお迎えする予定です。乞うご期待下さいね。

無我夢中に掘ってる
2021-10-06
土と健康

おはようございます。朝の空気がじょじょにしんしんとしてきていますね。ブログ読者の方も体調管理が難しい時期だとは思いますが、「食事・運動・睡眠・笑顔・感謝」を意識して免疫力を整え秋を楽しんでもらえればと思います。


さて、昨日のことに井笠地区(岡山県笠岡市を含む)にて有機野菜推進に取り組んでおられる“ピースな畑”というグループのメンバーにお会いしました。あいかわらず、僕よりも倍以上の年齢は重ねているんだと思うのですが、肌ツヤが良く笑顔がとっても素敵な方たちです。

会うたびに思うのが、自分の食べている食材は良いものであるという“自信”と。また良いものを作るにあたって日光や風を浴び土を日々触っていることから生まれるチカラがそうさせているんだろうなと。


今回は、“ピースな畑”のメンバーの知人でもある「一般社団法人MOA自然農法文化事業団」の岡山県担当補佐であるヨコハタさんにお会いする機会がありました。

ヨコハタさんは自然農法へは15歳頃から取り組んでいるそうで‥当時から災害や伝染病などを通じて食糧難の時代が来るだろうから、自給自足生活を心がける必要があると思っていたんだそうです。なんたる15歳なんだ‼︎と思っちゃいました。

昭和33年頃、自然農法と言えば現在に比べてかならニッチ(誰もいない)存在で、周りの農家からは家族一同悪口をよく言われそうなんです。けれども、信念を持って取り組んだ結果は如実にあらわれて、農薬を撒く生産者(農家)が次々と病にかかっている中、ヨコハタさん一家は健康そのもので農業に従事できたんだそうです。

80歳を目前にヨコハタさんは、本来は企業や団体レベルで行うお米の新しい品種作りを自然農法で個人で取り組み、15年に渡り120種類以上から選抜し続け、遂に完成を迎えようとしているんだそうです。コシヒカリやアキタコマチなどの名前に劣らない素敵な名前が付くことを願ってもいます。


そんな、とんでもないエネルギーの持ち主ヨコハタさんから、子育てに関する良い話が聞けました。

「【土】には、たくさんの“菌”があって、手で触ったりすることで身体に取り組込み人間本来の免疫機能を整える作用があるのはもちろんのこと。“気”も含んでいるんだよ。例えば土には農薬などを撒かれて痛めつけられても自力で良い方向に戻そうとするチカラがある。つまりは、土には逆境に強く気が宿っていて、その気を手で触ったり浴びたりすることで、免疫機能が整うんだよ。だから、免疫機能の基礎を培う子どもたちには、しっかり【土】に触れてほしい。そして、農薬などで痛められていない良い土でできた野菜やお米を食べてほしい。」と、おっしゃられていました。


乳幼児施設や学校、また家庭などの子育てに関わる人たちにとって長年の実践と経験から裏付けされた金言ではないでしょうか。


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2021-10-05
S先生のハッとした一場面

おはようございます。秋晴れまっしぐらの、岡山県笠岡市とみほ村(富岡保育園)からブログを綴っていきますよ。

早朝から、保育LABO(村上の住まい)に園庭長が『木斛』を生けて下さいました。

ブログ愛読者の方、『木斛』って知っていますか?

読み方は『もっこく』でありまして、なんと‼︎『庭木の王様』なんだそうですね。園庭長が休日に知人から剪定がてら分けて頂いた枝木を生けて下さいました。

ちなみに、木斛(もっこく)は、江戸時代から庭に植える木の中で人気があっそうで『江戸五木』とも呼ばれていたそうです。

※江戸五木‥モッコク、アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキ

そしてそして、ちなみに木斛(もっこく)は、現代でも『三大庭木』に挙げられてもいるんです。

※三大庭木‥モッコク、モチノキ、モクセイ

さらに‼︎木斛(もっこく)の花言葉は『人情家』らしく。情愛を『持つ濃く(もつこく)』ことで良縁に恵まれるんだそうです。

とにかく、なんだか早朝から生けて頂いた枝木(木斛)から凛としたエナジーを受けて良いスタートをきっています。


さて、本日はトミホクルー(富岡保育園保育者)が綴る物語、“ナラティブツリー”をご紹介したいと思いたす。

※ナラティブツリー‥子どもや自分(保育者)の心の動きを赤裸々に綴り、保育者自身の考察や時には悩みや振り返りを記した物語です。


Title 子どもってポジティブ

3歳児のA君(3歳11ヶ月)とB君(3歳6ヶ月)が築山でなにやらフラフープを持って築山の上からフラフープを転がす遊びをしていた。

フラフープを使った楽しそうな遊びを見てやりたくなった2歳児のC君(2歳8ヶ月)。はじめはふたりのフープを取ろうとして、嫌がられ私(保育者)のところに訴えてに来た。

私「フラフープ使いたいね。貸してって言ってみたら?」

と、C君の気持ちを受け止めつつ、どうすればいいかヒントを伝えてみた。

C君は2人のところに戻って、「かーしーてっ」とお願いをした。

しかし、さっきフープを取られそうになったA君は、「あとで貸してあげる。」とやんわり断る。

C君の残念な気持ちを受け止めて、「今はダメだって。悲しいねぇ‥。」と私はC君に声をかけると、側で成り行きを見ていたDちゃん(4歳9ヶ月)が一言。

Cちゃん「ちがうよ〜。あとで貸してくれるって言ったんだよ。」と。


‥たしかに‼︎


フープ遊びをしていた2人の“貸してあげたくない気持ち”を勝手に想像して「今はダメだって」と私は声をかけました。

しかし、たしかにA君は「あとで貸してあげる。」と言っていました。

成り行きを見ていたDちゃんの“ポジティブな”言葉通りの受け止め方に、ハッとした一場面でした。

私にも、「あとで貸してくれるって。一緒に待ってみようか。」という言葉かけも出来たはず。

子どもの気持ちを想像しているつもりでも、決めつけていた自分に反省をしました。


ミマモリスト S


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2021-10-04
『とみほ村文庫のこだわり』

おはようございます。昨日「とみほ村秋のラジオ体操」(10月毎週土曜日午前7時~)にて、ラジオ体操の気持ち良さにハマりつつある村上です。日曜日の早朝からもやってしまいましたよ。


さて、本日は「私設公民館とみほ村文庫」の環境へのこだわりについて語らせてもらいますね。

富岡北地区まちづくり協議会の会議で、「地域の貴重な書物が富岡会館にあるんだけど、あそこは坂の上で寄るのがしんどいが~。なんとか気軽に寄れる場所にあったらいいのにね。」とのお声から‥「だったら駐車場も広く平地にある富岡保育園では!?」との意見もあがり‥富岡保育園園長先生や、土地の持ち主(先代園長先生)に依頼する運びとなり、「社会福祉法人として、使命として作らせてもらおう。」との流れになり‥

富岡保育園では元々“病後児保育施設”(病気をした後、まだ完全回復にいたっておらず集団保育が難しい園児を預かる)として利用してしたスペースが、病後児童の利用が減ったいきさつもあって、(病院内保育が増えたことが要素の1つ)空き部屋となっていました。(昨年度まで園児のアトリエスペースとして利用していましたが、園児が100名を切った背景もあり、アトリエスペースも移動することになりました。)


いきさつについての説明はこの辺りにしまして‥その空いているお部屋を、地域の貴重な書物などを置く場所にするために動き始めたのが年度当初(4月)です。

富岡会館にあった書物だけでなく、地域(富岡北地区)のお家で、「大切にしていた本だけど、もう読まなくなったから。捨てるにはもったいなから、誰か読んでくれたら嬉しいな。」といった本を呼びかけてみますと‥地域内外から1000冊を超える貴重な書物が集まりました。その本たちを置く“本棚”を作成するにあたっては、岡山県の笠岡市で同郷として活躍されている「カサセイホームズ」さんにお願いをしました。

もちろんただの本棚ではありません。普段カサセイホームズさんの大工さんたちが足場板として使用している板を“再利用”してもらい本棚を組んでもらいました。本も地域内外から繋いだもの。その本を置く本棚も同郷の大工さんが普段使ってきた板を繋いだものです。

また天井については、病後児保育施設時代に使用した壁紙のままにしました。なぜなら、空気を綺麗にする要素を当時の大工さんが使用してくれていたからです。(当時の大工さんも実はカサセイホームズさんです。)

そして、なんと言っても目玉は‥机です。圧倒的存在感を映し出す机は、なんと‼︎富岡保育園の赤ちゃんのお部屋が蔵であった時(実は2階部分はいまだに蔵のままです。)に大切に保管されていた長持をリメイクしたものなんですね。リメイクにあたってもカサセイホームズの木のスペシャリストに奮闘してもらいました。当時の輝きを超えるように磨きに磨きあげて頂きました。


そして、文庫内の修繕したトイレの“黒塗り板”の壁や、お部屋のポイントポイントで“ベンガラ色に塗った板”の壁には、ある“想い”を付着させているんです。

どちらの板も、本来の建築では、表に出ない板なんですね。たいていは下地で利用する板なんです。下地で利用する板を、職人さんの工夫と技術を添えると、なんと表でもとんでもない存在感を出すんですね。


「なぜ、下地で扱う板を表へ出したか?」

それは、富岡保育園へ関わって下さる“職人さんの見えない工夫や技術”を知ってもらうためでもありますし‥

なんと言っても、そのような“見えない工夫や技術”が大切なんだよ‼︎とのメッセージを強く出したかったからなんです。まさに、保育園で言えば、現場保育者たちの見えない工夫や技術と類似しているからなんです。

保育業界で言えば、ブログ読者も含めてインターネットを広げてみたり、また園を見学しに行くと、きらびやかに子どもたちとにこやかに駆け回る保育者たち像を見るかもしれません。しかし、その下地には、日々オムツの数を確認したり、哺乳瓶を洗ったり、トイレの生花を変えたり、おやつの献立を改良したり、お昼ごはん(給食)で扱うお皿や箸が破損していないかを確認したり‥見えない働き(工夫や技術)があるんです。そしてその働きが無ければ保育園は成り立たないんだってことを強く遺したいとのメッセージでもあります。


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2021-10-03
副園長ブログ遂に777回目

こんにちは。笑い声が絶えない土曜日職員会議を横目に本日のブログを綴っていきたいと思います。内容は分かりませんが、とにかく楽しい雰囲気が燦々と伝わってきますよ。


さて、本日は‼︎急遽企画しました『とみほ村秋のラジオ体操』(※10月毎週土曜日午前7時〜)が無事開催されました。

正直、地域へは富岡北地区まちづくり協議会副会長さんへ回覧用のチラシを持って行った程度で、保護者へは玄関先にチラシを掲示した程度で、宣伝活動を村上がほとんどしていなかったので‥もしかすると僕と早番職員の2人でシュールにラジオ体操をするかもしれないと少し案じておりましたが‥

なんと‼︎20数名の方が早朝7時から参加して下さいました。お仕事前の保護者とお子さま、また休日で朝ごはん前の保護者とお子さま、またお休みの職員。また卒園児で小学校へ通うお子さまと保護者、中学校へ通うお子さまと保護者。もちろん富岡北地区まちづくり協議会の理事の方も大半参加して下さいました。(富岡北地区まちづくり協議会へは大した許可を得ずに協賛欄に記載しましたが、快く承諾してくださいました。)そして、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方がご近所の方へお声かけして下さり、地域の方も足を運んで下さいました。本当にありがとうございました。


このようなご時世ですから、ご近所でも顔を合わす機会が減ったことも事実です。ラジオ体操前に、「〇〇さん、久しぶり〜。」とマスク越しではありますが、そこには会話が生まれていました。また、地域の方と保護者の方との会話も生まれており、「あなたは、どこにお住まいなの?私は‥」と新鮮な朝があちらこちらであって、企画者としてはなにぶん嬉しく思いました。

また、足を運んでくださった方々が口々に、「お庭をきれいにされていますね。花壇に花が溢れているわね。あの〇〇って花は育てるのが難しくて‥」と、とみほ村の自慢の環境に目を運んでも下さいました。

もちろん、『私設公民館とみほ村文庫』へも見学して下さいました。たくさん寄付したもらいました書物を見ながら、「この本は、〇〇の映画の題材になった本で‥」と、青春時代を懐かしく思う会話が飛び交ってもいました。


『とみほ村秋のラジオ体操』は、もちろん気持ちの良い秋を満喫できるように心身の健康を整えるためでもありますし‥そして“私設公民館とみほ村文庫”の存在をPRするためでもありますが‥

裏目的としては‥

「地域内外のコミュニケーションの場をデザインすること」

「富岡保育園の保育実践を感じてもらうこと」

の、2点があるんです、実は。

ラジオ体操と言えば、密にならない上に、競争でもないですし、またイベントまでいかない集まりだと思うんです。このご時世で言えば、寄り合いやすいはずです。

また土曜日の7時と言えば、現場職員も少ないですから、気にせず色々なところへ目を配りやすいはずです。お庭環境もそうですが、玄関口には壁新聞などで普段の保育実践も見れますし、あちらこちらに子どもたちが遊んだ名残りであったり、洗濯物などの保育者たちの仕事の名残りも見てとれるはずなんですね。


とにもかくにも、早朝からラジオ体操をすると、少々汗をかきつつ、気持ちが良い。なんだか得をした1日のはじまりでした。

最後に、地域の方への回覧用のチラシを行政協力委員の方へ配布して下さったり、また地域の掲示板へもチラシを貼って下さいました、富岡北地区まちづくり協議会理事の方々、宣伝などのご協力大変ありがとうございました。

「地域へ根付く、寄り添う、貢献する」といった言葉は、デジタルツール(SNSなど)を巧みに利用して実現するものではなく、やはり日々の“草の根”レベルでの挨拶やコミュニケーションから地道に地道に実現されていくものなんだなと改めて確認した日でありました。


⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。もちろん秋のラジオ体操や私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせもお待ちしております。電話番号はホームページTOPよりお願いします。

早朝からありがとうございました。
2021-10-02
“とみほ村だより”人気コラム

皆さま1日お疲れ様です。10月がスタートしましたね。『とみほ村だより10月号』(富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会)を保護者はもちろん地域内外の富岡保育園ファンに配布させてもらっています。

(※『とみほ村だより』を購読希望者はホームページTOP電話番号へお問い合わせください。無料でございます。)


ちなみに、購読者の方からは‥

「毎月ファイリングして保管しています!」

「献立を参考にさせてもらっています。」

「園長先生のコラムを読むのを楽しみにしています。」

「子どもの写真が可愛いです。」

などの感想を頂いています。我が子ではない、我が孫でもないにも関わらず、愛を持って一字一句、ひとつひとつの写真を、吟味し熟読して下さり大変嬉しく思っています。

(※地域内外へのファンの方への配布は、村上とボランティアクルーで行っていますので、多少配布日が異なることもありますがご了承下さい。ポスティングでなく、なるべく顔を合わせ、一言程度でも会話ができれば幸いと考えています。)


それでは本日は、購読者から人気を博しております園長先生のコラム記事を紹介したいと思います。

『保育園で遊んでばかりで小学校で45分間座っていられるのかしら?』


 幼児教育と言えば、体操教室、音楽教室かど、小学校のような教室のイメージを持つ人も少なくありません。しかし、乳幼児期は、学童期とは異なる発達段階にあります。情緒と身体の安定が基礎であること、身体と感覚を使った体験である学びであること、自発的に始まり環境との関わりによる学びであること、教材よりも自然や物、人による学びであること、子どもが必要に応じて学ぶことが効果的な学びです。


 のびのびと遊び、情緒と身体が安定した子どもは、意欲的に学習に取り組むことができます。教科書を広げる、字を書く、消しゴムで消すといった行動にも、安定した身体と調整能力が必要です。自分で状況を判断し行動する主体的な生活態度と、分からないことを人に尋ねるコミュニケーション能力を身につけている子どもの場合、保育園と学校の文化の違いは問題になりません。また、小学校以降の計算や応用問題、文章問題を理解するには、子どもたちが生活と遊びの中で、重りや広さ、分かる、比べる、順序づけるなどを身体で感じる数量体験を積むことです。ただわ体験の積み重ねや、思考力、想像力、表現力の高まりは、大人の目には見えにくいものです。保育者は、目に見えにくいものを大切にしながら、環境を構成しています。


 何よりも、子どもたちにとって、遊びは楽しいものでなければなりません。今、富岡保育園では、「思わず遊びたくなる」「必要な道具で自由に選べる」「調べてみたくなる」環境づくりを再考しています。園庭には、山土(泥だんごに最適‼︎)と山砂(さらさら)が2トンずつ届きました♪「音楽ゾーン」ができました♪「木工ゾーン」が進行中です♪etc‥ワクワク♪『力いっぱい、主体的に遊ぶ子どもは、たくましく、忍耐強く、他人の幸福と自分の幸福のために、献身的に尽くすような人間になるであろう。フレーベル「人間の教育」より』


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2021-10-01
お金にまつわる事情をご紹介

こんにちは。竹内まりやさんの名曲“September”の聞き納め9月30日、そして木曜日と言えば⁉︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録日でもあります。

※本日は岡山県笠岡市で67年間に渡り製材工場を営み、木材のプロとして木造住宅会社として地域に貢献されている「株式会社カサセイホームズ」の営業部長の方をゲストにお迎えしたトーク番組予定です。(笠岡放送でお聞きする場合はチャンネルを“123”に合わせて午後13から、再放送は19時からご視聴くださいね。)


さて、明日からは全国で一斉に緊急事態宣言や蔓延防止対策などか解除されますが、いわゆるコロナウイルスが消滅した訳ではなく、なぜか少しおさまっているからだということを忘れることなく、今後も富岡保育園でのコロナ禍対策を続けていきたいと思います。

もちろん三密だったりアルコール消毒も大切なのですが‥

リアルにお金の話をしますと‥

例えば、職員のご家族や知人などで感染者が出たり、濃厚接触者になった場合、当たり前ですが仕事をお休みして頂くことになります。

が、もしも、その職員が、時給日給のような雇用条件であると、当たり前ですが、その月のお給金は減ります。

そして、もしも、その職員のご家庭が、シングル家庭であったり、アパートやマイホームのローンを抱えていたりするならば、間違いなく貯金を切り崩した生活になるのは必至ですし、貯金が無ければ生活費のための借金を抱えることになります。

そのような可能性を持った状態で、心身の免疫を整えて働くことができるでしょうか?


富岡保育園での雇用条件は、時間や能力に応じた月給制度を取り入れています。

ご家庭の子どもが通う学校がクラスターになり休校となった場合、低学年であれば仕事を休んで家にいなければならず仕事を休む場合もあるだろうし。また参観日や個人懇談などがあって早退しなければならないかもしれませんし。子育てに限らず介護であったり様々な事情で遅れて出勤しなければならないかもしれませんし。

諸々の事情があったとしても、毎月安定したお給金が入る見通しがあることは、ご自宅での“安心した暮らし”に繋がることは間違いありません。

コロナ渦で浮き彫りになっている雇用形態は、まさに“臨時職員”や“非常勤職員”といった地に足がつかない形態、つまりは暮らしに不安を抱える状態です。


富岡保育園では、コロナ渦以前から全職員月給制度を取り入れています。二代目園長先生から管理職に伝授された内容は、「家庭が上手くまわる状態を作ってあげなければ、長く勤めることはできない。家庭や家族を1番に考えた雇用形態を提案できるように努めましょうね。」でした。

だからこそ、現在富岡保育園で働いている方は、僕のような独身男性もいれば、所帯をもった男性もいますし、また9割はお子さまやお孫さんのいる主婦の方です。


お金の話しをすると、ファンタジーでメルヘンチックな子どもの世界から飛び出てしまい、大人の事情のように聞こえますが、ファンタジーな世界を守るためデザインするためには、見守る保育者たちの安心した暮らしは必須なのはご納得得られるかと思います。


もちろん、全職員月給制度を取り入れつつ、また長く勤めて頂き、毎年昇給制度を取り入れることで、“賞与制度”は廃止させて頂きました。理由はソロバンを弾けばお分かりかと思います。

管理職として、二代目園長先生からの金言“職員の安心した暮らし”を守っていける努力を今後も続けていきたいと思います。


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2021-09-30
保育園は預かるところ⁉︎幼稚園は教育するところ⁉︎認定こども園は‥⁉︎

おはようございます。早朝登園した子どもから“保育園ごっこ”に誘われました村上です。「村上先生、先生役できる!?」と、先生役の指導を受けました。赤ちゃんに見立てられたぬいぐるみに、朝の挨拶をしたり、薬の受け渡しや、検温をしたりなど、かなり細かい指導を受けました。村上が保育園の先生デビューできる日も近い!?


さて、本日は「保育園・幼稚園・認定こども園の違い」について、お話しそびれていましたので、少しだけ紹介しますね。

(ネットや専門書で扱っている程度の情報ですので、裏情報や都市伝説的な話は期待しないで下さいね。)


まず、国が扱っている管轄省庁が違います。「保育園は厚生労働省」「幼稚園は文部科学省」「認定こども園は内閣府」です。

利用できる園児については「保育園は保育に欠ける0歳から就学前の子ども」「幼稚園は満3歳から就学前の子ども」「認定こども園は保育に欠ける欠けないに関わらず0歳から就学前の子ども」となります。※認定こども園については、保育に欠ける子どもと、欠けない子どもでの利用時間が異なります。

あとは、保育園が給食が義務であったり、幼稚園は給食は任意であったりの違いがあります。


そして、よくある質問が、「保育園は預かってもらうところで、幼稚園は教育してもらうところだと思うんですが。認定こども園はどちらなんですか?」です。

なんで、このような質問が当たり前に飛び交ってしまうかと言うと、【保育】という言葉への印象と、【教育】という言葉への印象に影響を受けているからです。


そもそも、【保育】と【教育】を区別すること自体がオワコンです。(終わっているコンテンツ、つまり時代遅れです。)

ブログ読者の方にとって、保育とは?教育とは?いかがなものなのでしょうか?

保育とは“乳幼児の心身の健全な発達を守ること”にあります。そのために、教育も必要となります。

そして教育とは“人間に内在する素質や能力を引き出し善良な人間へと導くこと”にあります。

(少し難しい表現を使ってしまいましたが、教育という言葉が日本にヨーロッパから入ってきた際に、福沢諭吉先生はeducationを“発育”と訳したかったそうなのですが、政府が認めなかったという説もあります。なぜ、福沢諭吉先生は“発育”と訳したかったか⁉︎なぜ明治政府は“教育”と訳したかったか⁉︎)


少し話しがそれつつありますので戻りますと、保育と教育は区別するものではなく、『保育の内に教育が含まれている』という理解が適当かと考えます。

根拠としては、国が乳幼児施設に対して示す方針、「保育園は保育所保育指針」「幼稚園は幼稚園教育要領」「認定こども園は幼保連携型認定こども園教育保育要領」の中身が整合が図られている、つまりほぼ同じだからです。

ただ方針は同じでも、実践内容については、保育園でも幼稚園でも認定こども園でも各園に委ねられているのが現状です。(地域性や園児の人数や園の規模などの環境面の違いも含みます。)


では、「だったら何で分けるの?」って話しですよね。

分けちゃうから、「保育園は預かってもらうところ、幼稚園は教育してもらえるところ」という誤解が生じてしまうわけです。

それは、時代背景がかなり大きく影響しているのは皆様もお分かりだと思います。

経済の発展や人口の増減など、多様な要素が混沌と混ざり合うなかで、乳幼児施設の価値や印象も変化してきたんですね。

そして現代の超少子高齢化へ向かう日本にとっては、分けることよりも統合していきたいはずなんですね。だからこその“認定こども園”の登場だったのですが、いかんせん厚生労働省と文部科学省との折り合いがつかず、保育園・幼稚園・認定こども園の3つに分かれてしまっているんです。


5年、10年先には、地域によっては、待機児童どころか、保育に欠ける欠けないに関わらない子どもの人数が激減し、“待機園”または廃園も多数出現するかもしれません。

未来のことは誰も分かりませんが、未来に対しての責任は現代の僕たち大人が持たなくてはいけません。

乳幼児の子どもたちが、心身の健全な発達を安全に守ってもらえる場所。また保護者が安心して一緒に子育てに協力してもらえる場所。そんな場所を未来に遺すことが僕たちの責任だと思うんです。


はじめの質問「保育園は預かってもらえるところで、幼稚園は教育してもらえるところだと思うのですが、認定こども園はどちらなのですか?」への答えを明記しておきますね。

『保育園も幼稚園も認定こども園も、国が定める方針に沿って保育(教育の要素を含む)を行なっています。』


ここから数年は、時代錯誤から生まれた誤解を解くにあたって混迷の時代へと突入するかもしれません。保育とは?幼児教育とは?保育士とは?幼稚園教諭とは?英語や最先端デジタル機器を使った時間を設けていると教育をしている⁉︎泥んこ遊びは教育されていない⁉︎

多くの問いに納得できる答えを出せるように富岡保育園では日々の保育実践と真摯に向き合っていきたいと思います。ブログ愛読者の方、ご指導ご鞭撻よろしくお願いします。


⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。また10月には毎週土曜日午前7時から“とみほ村秋のラジオ体操”を開催します。心身の健康を共に培いましょう。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。

何を学んでいるか読み解いてみよう
2021-09-29
園長先生のオススメBOOK

こんにちは。たった今、『とみほ村雑貨』として“ミニドライフラワーブーケ”を委託先へ納品させて頂きました村上です。(※委託先‥岡山県笠岡市café ボタン)お立ち寄りの際には是非手に取ってみて下さいね。

※『とみほ村雑貨』‥岡山県笠岡市富岡保育園現役保育者が手がける、季節の草花やら木の実をサステナブル(人間・社会・地球環境の持続可能な発展)に利用した暮らしをほんのり豊かにする作品です。


さて、納品がてらシャインマスカットスムージーをグイッと飲みつつ、福音館書店が手がける「月刊たくさんのふしぎ」から『コケのすきまぐらし』(文 田中美穂 絵 平澤朋子)を読んでおります。

(※ちなみに、この本は、富岡保育園の園長先生オススメBOOKコーナーから拝借して来ました。)

なぜ、この本に興味を持ったか⁉︎作者の田中美穂さんが岡山県倉敷市美観地区で営む古本屋“蟲文庫”(むしぶんこ)へ行ったことがあるからなんですね。

たしかに、多くは語らずとも謎めいた雰囲気の持ち主の方だなと思ってはおりましたが、まさか【コケ】をここまで愛しておられるとは驚きでした。

田中さんはコケ観察をしていると1時間で1メートルも進んでいないときもあるんだそうです。

同じ場所でも石垣のつなぎ目や壁やその隙間など、ほんの少しの環境の違いで生えているコケは種類も違うんだそうです。(※詳しくは是非読んでみてね。)

興味深いのは、僕も含めた人間も含めて、たいていの動植物は、「より強く・より速く・より大きく」なろうと進化しているのに対して、コケは数億年前からそれほど大きく変わることなく、それぞれの環境に適した体へと、地道に、多様に進化してきたことです。また、湿った場所に生えているイメージがありますが、乾燥したところでは呼吸すらやめて、じっと待って生きていれるんだそうです。しぶといような、したたかなような植物ですよね。


イラストつきで40ページほどですので、幼児や小学生に向いている本でもありますが、是非とあるウイルス渦で、遠出や大きなイベントなどに行かれずストレスを感じている大人の方へも目を通してみてほしい本です。


最後のページの田中さんの文章を紹介させて頂きますね。

 いつもの道をゆっくり歩いてみると、いろいろなコケや、コケの好きな場所が見つかって、いつもとは違う景色が見えてきます。小さなコケをじっと見つめていると、その中にもっと小さな虫が歩いていたり、細い細いクモの糸が張っていたり、まわりの砂や小石もきらきらとして、とてもきれいなことがわかります。


 そして少し離れてみると、今度はジャングルを空から眺めているようなコケの森にも見えてきます。コケを見るとによって、これまで気づいていなかった自分の中のすきまがどんどん広がって、見える景色は、ほんとうはいくつもあることに気がつくのです。


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2021-09-28
とみほ村秋のラジオ体操〜10月毎週土曜日午前7時〜

おはようございます。富岡北地区の小学生の登校班の集会場所は赤ちゃんを抱っこして寄らせてもらいました村上です。週初めにうつむき加減の小学生も赤ちゃんを見ると、ほんのり笑顔になりますね。


はじめに、お知らせをさせて下さい。

今週の土曜日、10月2日の午前7時から。富岡保育園のお庭で富岡北地区まちづくり協議会協賛にて『とみほ村 秋のラジオ体操』を開催します。

予定では、10月毎週土曜日(2.9.16.23.30)を計画しています。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋‥さまざまな秋を“健康”で楽しめますように。少しはがり身体を動かしてみませんか?ラジオ体操は全身運動になるのと同時に“自律神経”を整える作用もありますよ。心も体もリフレッシュする朝をいっしょに迎えましょう。

※もちろん富岡北地区でない方も参加できます。駐車場は富岡保育園駐車場をご利用下さい。

※ラジオ体操後に、園児を抱っこして下さったり遊んで下さることも自由です。お時間が許す範囲で素敵な朝をデザインしてくださいね。

※ご不明なことがあれば『とみほ村 秋のラジオ体操』代表の副園長村上まで→09X33715648


それでは、週初めに副園長ブログに目を通して下さる愛読者の方へ特典です。

先日、保育実習を終えられた実習生の最終日の日誌を掲載したいと思います。豊かな感性が繰り広げられるエピソードで心を浄化しましょう。

【反省・考察】※実習生

今日は実習最終日でした。今までの思い出に浸りながら少人数ではあったが、子どもたちとの時間を噛みしめながら半日を過ごしました。

いつも変わらず保育者の一人としてみてくれる子どもたちが、嬉しくてたまりません。

朝来て、「おはよう」と挨拶をしたら、Y君が「先生。今日は、新しい靴で来たんで‼︎」と見せてくれて、そんなことまで教えてくれるんだと思ったけど‥嬉しそうなY君の顔を見ていたら、“新しい服や新しい靴”は私たち(大人)でも嬉しいように、子どもにとっても嬉しくてたまらないから見せたい‼︎のだと思いました。子どもたちの嬉しい気持ちを受け止め、共感し、共に喜ぶことが大切だと感じることができました。


室内遊びでは、ほとんどの子どもがカルタをしていて、3歳児のH君は保育者に教えてもらいながらカルタの読み手をしていました。

その姿を見て、2歳児のA君は違うカルタを出し、「一緒にしよう」と私を誘ってくれました。「読んで」と頼まれるかと思ったのですがA君は“読み札”を持って読み出しました。

よく観察すると、札に書いてある言葉とは違って、目の前にある“取り札”を見ながら自分で考えて読んでいました。

あまりにも可愛いくて笑ってしまいました。

ひらがなに興味があるのかなと思い教えてみながら、カルタのルールをより理解できるように取り札と読み札のひらがなが一緒であることを確認してみました。すると、A君も、「合ってるー!」と自分の目で確かめ楽しめました。興味のあるもので、いろいろな遊びしたいと思いました。


【指導・助言】※指導担当者

実習20日間ご苦労様でした。今、カルタに興味を持っている子どもが多くおり、字が読めない子どもでも、子どもなりのルールを作って、それを友だち同士で共有し成立させて遊ぶことができているんですよね。自分たちで考えて楽しめています。

その姿に私たち(保育者)もK先生(実習生)と同じように笑ってしまうことがあります。

この20日間、見守る保育の理解に努め、前向きに実習に取り組んで下さる姿を見せて頂き、大変だったと思いますが、何か得るものがあったのではないでしょうか。

K先生のいつも変わらない笑顔を忘れずに、これからも頑張ってください。そして是非また遊びに来て下さいね。



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2021-09-27
語気と信念が強まっていた男

僕の友人で今年度4月からフリースクールを立ち上げた男がいます。準備にあたっては微力ながらお手伝いさせて頂いたご縁もあって、現状報告の連絡を取り合っています。今日はその内容をブログ愛読者の方にこっそりと少しだけ紹介しますね。


かなり、ぶっちゃけた話ですが。利用者の学生が少しずつ少しずつですが集まってきており、半年間は貯金を切り崩して出していた従業員(チームのメンバー)の方へのお給金が出せる程度になってきたそうです。そして自分の家族の生活費とマイホームのローン分については深夜にコンビニのバイトなどで捻出させているんだそうです。

お金の話をすると小汚く思われがちですが、フリースクールという福祉や教育の谷間なようでいて国の制度にハマらない、けれどもあらゆる子どもを守るためには必要不可欠なコミュニティを運営するには予想通り厳しい現実があるということです。

それでも続けていく信念とは⁉︎どこから来ているんだろうか⁉︎と、友人ながら思ってしまうわけですね。だからこそ、友人でもありフリースクール代表の男に聞いてみたわけです。

コンビニのバイト疲れ後の男「うちのフリースクールは、引きこもりや不登校の子どもに限定しているわけではないけれど、半数はそういった子どもかな。もちろん、たくさん利用者が来て欲しいとも思うし、けどそれだけ現状の学校生活に困っているってことでもあるから複雑でもあるけど。」

フリースクールを立ち上げて半年の男「実際に引きこもりや不登校の子どもの数にはビックリもするし、自殺の子どもの数にもビックリするんだけど。ただ数字にあらわれない数字もあること。引きこもりや不登校は学生の間の数字であって、大人になってからはウヤムヤになってしまうってこと。重要なのは、大人になった時に引きこもりにならないために学生時代にどのような支援ができるか。それがもちろん学校へ通うことかもしれないし、もしかすると学校は休憩して、うちのフリースクールなどで過ごすことかもしれないし。そのあたりに、どれだけ一人一人と向き合いながら寄り添っていけるかが大事かなと。」

友人ながら尊敬している男「療育機関に10年近く勤めて、一人一人にカリキュラムだったりも作ってきたし。また様々な〇〇プラン教育であったり、欧米から取り入れられた教育方法も魅力的には映るんだけど。ただ、カリキュラムや〇〇教育といったマニュアルのある方法に合わないからこそ、学校というものに息苦しさを感じる子どもがいるってことを理解しなきゃいけないとが、この半年での感想。理解できない、また数値化できないチカラを大人は名前をつけようとして、非認知能力とかであったり、〇〇力などと呼ぶんだけど。理解できない、また数値化できないチカラを、評価しようとしたりすることこそ身も蓋もない元も子もない話なんじゃないかと思ったりもするわけ。」


時には利用者の行き場もない気持ちからくる行動を全身で受け止め青アザを作りながらも真摯に向き合っている言葉には説得力があるもんだなと思いました。続けて、最近フリースクールの学生と爬虫類カフェに行ったエピソードを聞いたり。文字を書くことが難しい学生が、好きなオンラインゲームを極めたいためにアルファベットを書くことができるようになったエピソードなど、刺激的な話をたくさん聞かせてくれました。立ち上げ前よりも、深夜のコンビニバイト疲れがあるだろうけれど、語気は確かに強く、信念もさらに強まっているなと感じました。


勝つも負けるもありませんが、教育や福祉など似たような分野で頑張っている友人がいることは切磋琢磨できますし、僕にとってはこの上なく勇気にもなりました。

富岡保育園は社会福祉法人であり認可保育園です。働くお父さんお母さん、また働き場所をお探しのお父さんお母さん、また産休や育休中などなど、また病気をされたり介護していたりなど様々な家庭の事情に、ひとつずつ真摯に向き合い、サポートしながら共に子育てをしていく場所です。また保育園の先生だけでなく地域内外の様々な方を巻き込んで、より子どもたちの心身の健康を守る場所でもあります。今後も全うできるよう富岡保育園保育者一同で精進して参りたいと思います。ブログ愛読者の方、応援と御協力よろしくお願いします。


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2021-09-26
とある保育園の、とあるお話

9月25日土曜日、7時前頃だろうか。早朝に出勤してきた保育者が子どもたちを気持ちよく迎え入れるための準備に精を出している。

ちなみに今年度から社会人デビューしたピチピチの保育者でもある。先輩たちに習ったように掃除や洗濯物の片付けを頑張っている。どことなく後ろ姿は板についてきたかのように感じる。ひととおり済ませると、倉庫へ行きオムツの補充に足を運んでいた。

そうこうしていると、次に主婦業を兼任している保育者が出勤してきた。ご家庭で洗濯や朝ごはんを済ませて、一息つく暇もなく出勤してきたのだろうか。掃除をしたり書類に目を通しつつ。今日の新聞を僕(村上)のところへ持ってきて、「この記事の、この写真、卒園児のA君じゃない⁉︎頑張っているよね‼︎」と、教えてくれた。ご家庭での朝の忙しい家事業の合間に新聞に目を通したのだろうか。「新聞をとるのを辞めようかと思うんだけど、地域の情報が入るから、なかなか辞められないんだよね。」とも教えてくれた。


そのうち、つぎつぎに土曜日の、ゆっくりしたような、なかにはもっさりとしたような朝に、親子で登園してくる。社会人デビューして半年の保育者も、主婦業を兼任しながら新聞に目を通してきた保育者も、元気でハキハキとした挨拶ではなく、なるべく親子の土曜日の朝に合わせたようで、もっさりを少し取り除くことができる程度の明るめの挨拶で迎え入れていた。


少しずつ、日が登り外の気温が徐々に上がってくる頃。とある保育園のご近所に住まわれている、そして、とある保育園によくボランティアに来てくださるおじいちゃんの奥さまが玄関前を通られた。

ふたりの女の子「おばあちゃんーー‼︎おはよー‼︎おじいちゃん、まだー???」

奥さま「おはよう。声をかえてくれてありがとね。おじいちゃんはね〜、まだ寝てるの。クスクス。」

ふたりの女の子「クスクス。」


夢の中でクシャミをして起きたのでしょうか。少し経ったころ‥

おじいちゃん「おはようございます‼︎亀の水替えさせて下さい‼︎」

ボランティアにきて下さるおじいちゃんが、いつものように亀の水替えをしにやってきた。

僕(村上)「おはようございます‼︎今日もお願いします。そう言えば、さきほど奥さまが来て下さって、おじいちゃんはまだ寝てると。起きたてですか?」

おじいちゃん「お恥ずかしい。クスクス。」

ふたりの女の子と、社会人デビューして半年の保育者と、主婦業を兼任している保育者「クスクス。おはようございます‼︎」


ゆっくり、もっさりしていた朝だけど、クスクスしていて楽しい朝でもあります。


そこへ、気の利いたスパイスと言えば言い過ぎのようで、アクセントと言えばもう少し効果がありそうな、とあるメロディーが、とある保育園に流れてきはじめたんです。

裏庭の奥のあたりから、ギターの流暢なメロディーが。とある保育園で事務長でいて男性保育士のモデルのようなウェーブのかかった長髪の保育者が奏でてました。

群がり、ギターをさばく手元を凝視する子どももいれば、メロディーに乗り快調に駆け回る子ども。いかようにも、穏やかで気持ちの良い土曜日でした。


~おまけ~

実は昨日とある保育園では、亀の水替えを毎日しに来て下さるご近所のおじいちゃんと、ギターを奏でる事務長とで、竹などを使って竹馬作りが夕方の4時頃に開催されました。ノコギリやキリやヤスリなどの本物の道具に興味を示す子どもたちが群がると、おじいちゃんと事務長は、ある程度手を添えつつ、子どもたちにも体験する時間を作ってくれました。事務長とおじいちゃんの木工教室⁉︎今後もアバウトに不定期に開催されそうなので要チェックです。


⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。また、「私の得意な〇〇を、子どもたちに体験させてあげたいのですが!?」とのお声もドシドシ募集しています。保育士や栄養士、調理師に限らず、社会のいろいろな人たちが子育てに関わること、携わることが、子どもたちの心身の健康に良い影響を与えます。ご協力よろしくお願いします。

撮影:主婦業兼任保育者
2021-09-25
ハリウッド映画顔負けの展開

皆さま1日お疲れ様です。夕方に子どもたちが遊んでいる部屋へ行きますと、5.6人ほどの女の子のグループが、ベンチに数名と、少し距離を置いて向かい側に1人と、分かれて座って何やら楽しそうにしているんですね。近づいてみると‥

「村上先生‼︎これから映画が始まるんだから座って‼︎」と。向かい側の子どもがブロックで作ったマイクを通して、「これから物語が始まります。」とアナウンスしているんですね。

ちなみに映画の演目は“プリキュア”というアニメみたいだったのですが、なぜか途中から“おむすびころりんすっとんとん”などもコラボしはじめたり。ベンチに座っていたお客さん役の子どもたちは踊りはじめたり。急展開の連続はハリウッド顔負けでしたよ。


さて、ハリウッド映画⁉︎上映前に、実は村上は、とある場所へ、とある依頼をしに行っておりました。

さて、なんでしょう!?


実は、もうしばらくで完成します“私設公民館とみほ村文庫”の壁に、地域の中学校の美術部などの作品を飾って頂けないだろうか?とのコラボのお願いをしに行っておりました。

富岡保育園と同じ学区にあります岡山県“笠岡東中学校”です。

顧問の先生と部員の学生へ説明をしたところ快く快諾して頂きました。本当にありがとうございます。

地域内外の方たちへ絵画などの学生の芸術が発信できる場、また認められ意欲が生まれる場、そして芸術を味わい心が豊かになる場になればと願っております。

(ちょうど笠岡東中学校では体育祭の準備にとりかかっておられ、とても忙しい中、お話しを聞いて下さいました。本当にありがとうございました。まずは体育祭の無事開催と成功をお祈りしています。)


“私設公民館とみほ村文庫”は『地域内外のヒト・モノ・コトが繋がる場所』を目指しております。

乞うご期待くださいね。


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あまりにも美しい夕日と子どもと先生
2021-09-24
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