副園長ブログ
以下、「とみほ村だより8月号 富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS」理事長コラム引用‥ 子どもたちの健康と安全のためにいつもありがとうございます。とみほ村は暑くてアツい夏を楽しんでおります。ぜひ、お立ち寄りくださいませ。 7月26日から開催中の「パリ2024年オリンピック」。各国の選手がしのぎを削って自身の技だけでなく、チームの最高を目指しています。選手にとっては慣れない環境の中でも最高のパフォーマンスと結果が求められ、心も身体も厳しい状態だと思いますが、私たちは、その「挑戦」そのものに大きく感動し、TV越しにでも一瞬一瞬を共有できた喜びにあふれています。ケガのないように思いっきり楽しんで競技していたただきたいと願ってやみません。 さて、今年の開催地フランスの幼児教育の特徴として、3歳からの義務教育化があげられます。3歳になる年の9月からほぼすべての子どもが保育学校「Ecole maternelle(エコール・マテルネル)」に就学します。社会背景による格差を子どもに反映させないことを目指し、2019年より義務教育開始年齢を3歳としました。教育プログラムの内容は、時代と共に変遷(へんせん)しています。1992年EUの成立に伴い、「共に生きる(多様性を認め合う共生)」、2000年代には「言語領域の最重要視」、2015年以降は「言語を『運用する』力の習得」と、「言語にして表現し活動すること」を促しています。また幼児期の発達特性「遊びながら学ぶ」を尊重し、身体活動や芸術活動が再び重要視されています。 1989年〜2014年は、学力重視のため保育学校年長クラスを小学校1・2年とまとめた教育過程を形成していましたが、子どもたちの学力は向上せず、それは幼児期に育つべき「土台」が十分に育ち切っていない(読み書きを教えても体験から得たものがないと表現できない)という反省から、2014年以降は単独過程に戻されています。 年長クラスと小学校低学年をまとめた過程に教員養成を連動し、2歳〜11歳を対象として一元化しました。子どもの発達連続性を理解する上で有用であるため現在も継続しており、保育学校・小学校両方の実習を経て、初等教育教員免許を取得し、いずれかの教員になります。 フランスの保育学校では、「学ぶためと準備がよくできた子どもを育てる」方針が現在も生き続けています。(福山市立大学 大庭三枝氏 参照・要約) このように、時代背景に影響されながら、しなやかに変化し、幼児期の発達重視に回帰しつつも社会要請に対応する努力を惜しまない姿勢から、私たちは学びたいと思います。 “多様性にふれ、異文化や伝統を学び、自分以外の常識や考え方、価値観を受け入れることを学ぶ。これらが世界規模の平和や問題にも目を向けることにつながっていく” 「人」とかかわり合う、「人」と思い合う基礎である乳幼児保育・教育の最前線として、子ども・家庭・地域とつながりながら、情熱と想像力を持って臨みたいと強く感じたオリンピックの夏です。 ※とみほ村だより購読希望(無料)の方は、村上まで(09X33715648)宜しくお願い致します。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-08-01 |
ここのところ、夕刻になると、ちょくちょく富岡保育園界隈を、筆者はパトロールしています。パトロールと言えば、かなり善行に聞こえますが、ほぼほぼダイエット目的でもありますがね。 ただ、道ですれ違った人たちと挨拶ができたり、地域の危険箇所などを見つけたり、それなりの効果もあります。 いただきものの(笠岡市神島「喫茶サンロック」ママから)蛍光色のピンクの帽子をかぶって歩いていますので‥もしも見かけることがあれば、気軽にクラクションでも鳴らして下さいな。 さて、話は変わりますが‥今、読みかけの本がありまして‥「マリコ、東奔西走」林真理子さん著です。 林真理子さんは、有名な作家で、少し前には日大の理事長にも就任されて、、世間では有名なはずなのですが‥筆者の僕は、あまり知らなかったんですね。なので、何で、この本、エッセイを選んで買ったんだろうかと、自分でも不思議に思うところがあったのですが‥読み進めていくうちに、わかったような気がしました。 とにかく、歯切れがいいんだ。それも読むだけで、なんとなく、林真理子さん像が浮かび上がっちゃって‥ちょこっと、ネットで検索してみると、想像の林真理子さんと、本物の林真理子さんが近いわけ。 いろいろと共感できたり、問題提起として考えさせられる文章があるので、少しだけ紹介してみようと思います。 「多様性たら何たらで、“いろんな生き方があってもいいんじゃないですか!”という言葉がひとり歩きしている。確かにそのとおりで、いろんな生き方が認められるのはいいことだ。しかしこれにはある種の冷たさを感じるのは、私だけであろうか。今の世の中、人は断定的な口調を避ける。保守的とどうしたって叩かれるからだ。ああしろ、こうしろ、などという人生訓は前時代的なものになっている。だからたいていの人が、判で押したようにこう言う。“いろんな生き方があってもいいんじゃないですかー」 さて、ブログ読者の皆様は、この文章に、何を思いますか? 実は僕も“多様性”という言葉には、2、3歩引いた感じで向き合っています。 保育や教育現場で、「多様性だ!」と言われ出した、ここ数年を振り返ると‥「逆に、逆になってない!?」と思っちゃうわけです。 見た目や方法論など、上辺は、多様性そうにしておきながら、本質的には、画一性が高まっている気がするんですね。 例えば、“男らしい”とか、“女らしい”とか‥「そういう言葉の表現は、ジェンダー平等時代には、不適切です!」なんて、言われるはずなんですね。だけんど、“男らしい”にも、いろいろあって。“女らしい”にも、いろいろあるんです。いろいろあることすら許容できなく、何がジェンダーだよ!なんて言えば、この世の中では、コテンパンにネットで吊し上げられるわけです。 少し、脱線するようですが‥“らしさ”が無くなっているのは、ジェンダー平等時代のあおりを受けているだけでなく、文明のあおりを受けているような気もするんです。 例えば、一昔前までは、バック駐車などで、たいていの男は、手を助手席に回しながら振り返り、片手で軽やかに駐車をきめていたはずなんです。その、動作に、どこか男の色気を感じものですが‥バックモニターや自動運転時代には、そんな仕草は絶滅危惧種です。これは、タバコを吹かす仕草にも共通するでしょう。電子タバコでは、色気なんて出ませんよね。 話が二転三転しているわけですが‥林真理子さんの文章の続きを、あと少しだけ。 「“いろんな生き方があってもいいんじゃないかー”それよりもはるかに、私の心に刺さった言葉がある。(中略)南米ウルグアイのムヒカ元大統領だ。彼はドキュメンタリーの中で、こう叫んだ。“若者よ、人生を一人で生きるな。仲間をつくれ、家庭をつくれ”(中略)“私たちは幸せになるために、この地球に生まれてきたんだ”と。だけど、幸せになるのって、なんて難しいんだ。みんながそれぞれの答えを出せるほど強いわけじゃない。仕事とか結婚とかまずはありきたりのことからやってみる。“いろんな生き方”が見つかる人は、めったにいるもんじゃないんだから。ホント。」 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 さて、いろいろまわりまわって、この先、どんな時代がやってくるのでしょうか‥どんな時代でも、生き抜ける、生き延びれる‥心と体の体力を、子どもも大人も養っておきたいですね。 林真理子さんのエッセイも、体力作りの一環として、オススメしておきますね。 |
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2024-07-31 |
これだけ暑いと、夏の定義が変わっちゃいそうですよね。 心地よいリズムに合わせて、シャボン玉をしようにも‥35度から40度近くになれば命懸けです。 温度計や熱中症アラートなども用いながら、お外での活動時間を、現在、制限しています。 子どもたちの「お外で遊びたい!」との気持ちも、重々と分かるのですが‥命にはかえられません。 水遊びも、もちろん精力的には取り組んでいますが‥こちらも、同様に制限しています。 熱中症が疑われる症状として、頭痛や倦怠感、また嘔吐や下痢などがあります。会話が成り立たない、返事がおかしいなど、意識障害を感じた場合は、すぐに救急要請をしなければなりません。 「ねぇねぇ、暑いから、お部屋で遊ぼうよ!」 「いや、ここで、あそぶ。」 「35度超えて、38度もあるよ。お部屋に行こう!」 「・・・。」 「熱中症アラート鳴ってるよ!」 「セミがないてる。」 「とりあえず、一緒に、お茶、飲もう!」 「・・・。」 「盆踊りの練習する!?アトリエで、何か一緒に作ろっか!?とにかく、お部屋に入ろうよ!」 「・・・。」 あの手この手で、お部屋へ誘う、保育者たち。 あの手この手で‥話しをすり替えたり、耳をパタリとしながら、お外で遊ぼうとする、園児たち。 暑さへと同様に‥やりとりに関しても、この夏は根気比べがはじまっている気がします。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ※サポーター参加者は、必ず、朝ごはんを食べて、前日に睡眠をしっかりとって来て下さいね。体調不良の場合は、当日のキャンセルも可能ですので、無理はしないことをお約束して下さい。 |
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2024-07-30 |
いろんな失言がありますが‥名前を間違てしまうほど、けったいなものはありませんよね。 昨日、ブログで予告した通り‥母校である笠岡高等学校同窓会「千鳥会」総会に出席しました。まわりまわって、総会での議長も務めさせてもらい‥ほんの少しではありますが、母校の役に立てたんじゃなかろうかと思っていた矢先にです。 300人近くの出席者のうち、同級生も10名ほどいたのですが‥1人の女性、それもクラスメイトでお話しをしたことがあるにも関わらずです。なんと、筆者は名前を呼び間違えてしまったんです。受付をしていたこともあり、名簿には目を通していたのですが、逆にこれが仇となったと言いますか‥訓読みで呼べば良かったのに、音読みで呼んでしまったんです。 さすがに、これには‥「村上君!名前違うけん!」と、ツッコミが入りました。ただ、高校当時と変わらぬ素敵な笑顔と優しさでツッコミを入れてくれた、この女性の器量の良さに救われたのは、言うまでもありません。本当にありがとう。 ちなみに、呼び間違えた原因‥いや、言い訳ですね。高校当時、筆者を含めた、ほとんどの男子たちは(おそらく)女子のことを苗字で呼んでいました。小学生の頃には、違和感なく下の名前で呼べていたものが‥思春期だったからでしょうか。下の名前で呼ぶなんて、小っ恥ずかしかったんですね。なので、苗字、旧姓はバッチリ覚えていたのですが、下の名前はどこかうる覚えだったんです。(これはこれで失礼だ) 富岡保育園では、保育者たちは子どもに対しては、下の名前で“くん”や“ちゃん”を付けて呼んでいます。 ご時世がら“さん”で統一されている保育園もあるかと思います。 保育者同士はというと、“〇〇先生”であったり、“さん”や“ちゃん”を付けて呼び合っています。 ご時世がら、筆者のようなアラフォーの管理者であれば、ハラスメントに考慮しないといけないでしょう。 ただ、何にせよ、どんな呼び方であろうと、間違えずに呼ぶことが、どんなご時世でも大事なんだと思います。 おそらく、筆者を、その器量の良さで救ってくれた女性の名前は生涯忘れませんが‥次にお会いする時には、呼び慣れた旧姓で呼ぶべきか‥それとも、思春期ではなくなり小っ恥ずかしさもなくなった今だからこそ、下の名前で呼ぶべきか‥。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※夏休み期間、大勢の学生が参加されています。一般の方も含めて、必ずご予約のお電話をお願い致します。人数の関係上、お断りする場合もあります。ご了承下さい。 |
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2024-07-29 |
「(略)私の姿を見、私の声を聞くうちに二十年前の私や自分たちのいる光景をありありと思い出したのではなかったろうか。」 昭和48年、藤沢周平が直木賞受賞後に、地元に帰郷し、知人たちと再会したときの様子を、そう綴っていました。 ブログ読者の皆さま、おはようございます。急に藤沢周平やらなんやらと‥日経新聞を広げていますと、偶然、作家「藤沢周平」の特集が3ページにもわたってつらつらと。 以前、富岡保育園の畑活動を監修して下さっている、鈴木先生と、歴史小説についてあれやこれやと、お話ししたことがあるんですね。その時、筆者は「司馬遼太郎が好きです」と答えると‥鈴木先生は「ぼくは藤沢周平」と、それはそれは藤沢周平の作品について熱心に語って下さったことがあるんです。 藤沢周平の作品は、司馬遼太郎の英雄的な作品とはまた違って‥下級武士や庶民の哀歓を描いたもので、さりげない仕草などの表現から、人間の心の深くにまで届く想像力が溢れているんです。 日経新聞の特集記事によると‥20代で教員の仕事を結核によってやめることになり‥結婚して長男を授かるや、死産し‥長女が誕生したものの束の間、奥さまが亡くなられ‥けれども、その「打たれ強さ」から、吐き出したいその気持ちを、小説にぶつけたんです。 藤沢周平について語るには、筆者はまだまだ読書が足りていませんので‥朝まで藤沢周平について語り合いたいという方は、富岡保育園の畑活動を監修して下さっている鈴木先生をご紹介しますね。 さて、今日の筆者は‥母校である笠岡高等学校の同窓会組織「千鳥会」の総会に出席予定です。同窓会の類いに出席するのは、卒業以来、はじめてかもしれません。久しぶりに会う友人や先生たちの姿、声を聞いて、二十数年前の自分や光景に、しばし浸ってみようじゃないですか。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 高校三年生の夏‥たしか、夏休みの補講をサボって、筆者は何をしていたのだろうか‥もしかすると、今日、思い出せるかもしれません。 |
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2024-07-28 |
“素直さ”に勝るものはない。およそ、指導者が学習者に、必ず言ってみせるであろう言葉だ。 お昼過ぎ‥保育園で土曜会議がなされていました。今日は、20代保育者、4名が頭を突き合わせていました。 ちゃぶ台に合わせ、一円になり‥手元には、不必要なモノを置かずに‥互いの話す言葉ひとつひとつに、うなずき共感し、また自分の意見をはなつ。 以前‥筆者は、土曜会議で、気をつけてもらいたい何ヶ条かを、現場保育者たちに、つらつらと伝えたことがあったんですね。会議の質を上げることは、保育の質が上がることと同等だと思っているからです。 形式的な内容で、ハイ!チャンチャン!と終わるようなものでは、何ら新しいアイデアも生まれないでしょうし‥現状の課題に真摯に向き合うこともできないでしょう。 会議報告には、まだ目を通していませんが‥20代保育者、4名の“素直に”頭を突き合わせる後ろ姿に、今日の会議の充実さが伺えました。 さて、昨晩は、行政関係者との意見交換会。続けて、後援会関係者との意見交換会。これらの会にのぞむ前に、筆者には秘めたる目標がありました。 それは‥「話を聞くこと」でした。 ついつい、饒舌に、自分のあれやこれやを話しがちな筆者。黙って聞く、人のをことを決して否定せずに受け止める。そのような空気感で、会を進行したいと思っていました。 けれども‥結果は、バツ寄りのサンカクでしたね。聞くことって、話すことよりもエネルギーがいるんですよ。アルコールがまわり、エネルギーが切れてくると、話すことに夢中になっていたようでした。 修行が足らない筆者に、ブログ読者の皆さま‥“黙って聞く”機会の提供を宜しくお願い致します。いつ何時、身体が許す限り、足を運ばせてもらいますので。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-27 |
保育園の玄関口にある、ツバメの巣。今年度に入って、いろいろなドラマを生みました。もちろん、ハッピーな場合もあれば、苦味のある場合も‥。 あれは、春から梅雨へかけての頃でした。雛がじょじょに大きくなってきたなぁと、園児やまわりの大人が口々にしていた‥その矢先‥カラスの餌食になってしまいました。それは、保育園全体を震撼させるほどの、大きなショックでした。 悲しみが、少しほどけてきた頃。同じツバメか定かではありませんが、親ツバメが、また赤ちゃんたちを宿しました。今度こそは!と、いう気持ちが保育園全体に芽生えたんですね。園児たちも、まわりの大人も、毎日毎日、無事を祈りながら見守っていました。 ご近所の年配者も、心配になって、カラス避けを取り繕って下さったり‥また、大きくなるにつれ、巣からこぼれ落ちる雛を救おうと、ご近所の小学生が、数時間置きに、足を運ん下さったり‥ そうこうしていると、5羽いた雛が、1羽、また1羽と巣立っていったんですね。ツバメの親も、あと少しとばかりに、せっせとエサを運んでは、優しく口渡しをしていました。また、その愛くるしい姿に、園児も、まわりの大人も歓喜していました。 今朝‥ツバメの巣を見上げると‥雛の羽が見えましたが‥どうもピクリとも動かない。早朝のスタッフと、話し合い‥おそらく‥だろうと。 そして、もう一度、話し合い‥今、お見送りをすることをやめました。おそらく、もうそろそろ、心配していた園児たち、まわりの大人たち、ご近所の年配者や小学生たちが、保育園に足を運んでくるはずです。 そこで、いろんな想いに出会うことでしょう。お見送りは、それからでも遅くはないはずです。 大空へ、また天国へ‥飛び立ったツバメの雛たち。 貴重な時間をありがとうございました。 これからの無事も、重ねてお祈り申し上げます。 富岡保育園 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-26 |
ページをめくる、河井克行さん著「獄中日記~塀の中に落ちた法務大臣の1160日~」の中に‥ 「国会議員をやっていると、言ってみれば、ベルトコンベアに乗って、行事や予定が向こうから流れてくる。もちろん、膨大な行事情報を調べてくれる秘書さんには大変ご苦労をおかけしたんだけど、自分は流れてきた予定に参加すれば一日一日が終わっていく‥そんな日常だった気がする。これで“忙しい忙しい”と言っていたのである。国会議員は誰しもそうだと思うんだけど、熱病に浮かされたように忙しがることにうつつを抜かす。忙しい自分に酔ってしまう。僕もそうだった。外交のいろんな仕事をさせてもらったけれども、世界各地をあちらこちら安倍晋三総理大臣のメッセンジャー役に忙しくて、その仕事の一つひとつの意味や意義を真剣に考えてこなかった。考える暇もなかった。」 との、回想の文章が綴られていました。別次元ではありますが‥僕も、ここのところ、似たところがあったのでしょう。胸に突き刺さるものがありました。 昨日、議場で行われた、総務文教委員会に出席しました。笠岡市にある笠岡工業の今後について。さらには、笠岡市内の小中学校の適正化について‥などなど。どれもが、笠岡市にとっては重要案件でした。 そして、午後からは、新人議員で、笠岡市の財政について‥財政課の課長に講師をしてもらい勉強しました。基本のキの字くらいではありましたが、財政状況を正しく知ることは、今後、是非が問われる案件への、大きな助けになると確信しました。ちなみに、笠岡市の財政状況は、ある一面から見るとスタンダードでもありますが、ある一面から見ると、非常にジリ貧でもあります。 議場から、保育園へ戻りますと‥インターンシップ生や実習生の活動状況を、副園長補佐から報告を受け、これから始まる、夏のボランティア学生への対応を練り‥。 そして、夕方からは、富岡北地区まちづくり協議会理事会に、顔を出させてもらい‥夏祭りなどの計画を聞き‥ あれよあれよと、夜が来ては‥「ちょっ、待てよ‥自分、忙しさに、酔ってない!?」 忙しさにうつつを抜かして、結局のところ、どの仕事も出来ていないのでは‥。副園長の仕事も、市議の仕事も、掛け合わせると、濃密な成果を上がるはずなのですが‥このままだと、どちらも、中途半端どころではなくなっちまう‥。 塀の中に落ちる前に、気づけているわけですから、自分の仕事の意味や意義を真剣に考えて、そして携わっていきたいと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ・筆者のページをめくっている本たちの紹介 「獄中日記~塀の中に落ちた法務大臣の1160日~」河井克行 「マリコ、東奔西走」林真理子 「もう明日が待っている」鈴木おさむ 「本日は、お日柄もよく」原田マハ 「一番やさしい 自治体予算の本」定野司 |
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2024-07-25 |
富岡北地区まちづくり協議会主催「夏のラジオ体操」、5日目最終日。明朝からの雷や雨などにより、開催が危ぶまれましたが‥無事、執り行われましたよ。 もしかして、中止⁉︎と、思った小学生が‥遅れて来ては、涙を流していた場面が、印象的でしたね。それだけ、充実した時間になっていたんでしょう。地域としては誇らしいことでもあります。 さて、本日は「とみほ村だより~富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS7月号」から‥人気コーナー「おたんじょうびおめでとうございます」の一部を紹介したいと思います。 (※現場保育者たちが日頃の姿をまとめて綴ったものです。) ユリちゃん(仮名) 最近、classエジソンのハナちゃん(仮名)に憧れて、肩の開いたお洋服を着たり、リュックサックにたくさんのキーボードを付けたりしています。 したいこと、欲しいもの、思ったこと、経験したことなど、筋道を立ててお話ができ、頼もしいこの頃です。 水遊びは本格的!水中ゴーグルとシュノーケル、時にライフジャケットも装着して、タライプールを満喫中~。 「パンダ来るかな〜。葉っぱ食べてくれるかな〜。」と、ビールケースで囲んだ中に、葉っぱを入れて待ってみたり、ボールを恐竜の卵に見立てて、タイヤの中で温めてみたり。次の日には、恐竜のフィギュアにひもをくくりつけてお散歩したりと、発想力と遊びの幅は無限大!! 紙や箱などをハサミで切って、それに絵を描いて作品を作ることを楽しみ、集中して細かい作業に取り組むことも増えました。できた作品は、先生たちにあげたり、あげなかったり。神と塩のバランスが絶妙な、ユリちゃんです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-24 |
富岡北地区まちづくり協議会主催「夏のラジオ体操」4日目。今日は、元市長さんや、県議さんも、足を運んで下さり、なんだか賑やかではありましたが‥なかでも‥小学生の女の子4人が、みんなの前で、見本となって体操をする姿には、地域の将来へ光がさしたようでもありました。 ちなみに、4人のうち、2人が、富岡保育園の卒園児だったことは、筆者としては、嬉しかったですね。 明日が、最終日となっております。ご都合のつく範囲で、元気に、新しい朝を、一緒に迎えましょう。 さて、本日のブログは、現場保育者たちが綴る、ナラティブツリーの紹介です。ナラティブ(narrative)とは“物語”という意味でもありますが‥書き手だけではなく、読み手と、喜怒哀楽を共有する物語だと認識していただければと思います。 現場保育者たちの、保育活動にまつわる、リアルな声をお楽しみ下さい。 title『小さな先生』 大きな年齢の女の子から「ねぇ、先生!保育園の先生になって!」と、言われることがよくある。 保育園の先生なんだけどなぁ‥と思いつつ‥「いいよ!」と言うと‥ 小さい子や、人形を連れてきて、朝の挨拶(おはよう)と、帰りの挨拶(さようなら)をする流れが始まる。 保育園で行う、保育園ごっこである。 保育園ごっこと言っても、保育園で遊んでいる場面ではなく、先生とママがお話しをしている場面や、先生が電話をしている場面を再現していることが多い。 最近は、子どもたちの中で、先生役を決めて、保育園ごっこをしている姿をよく目にする。 私が、ちょうど目にした保育園ごっこでは、ユリコ(仮名 3歳7ヶ月)が先生役をしていた。 ミホ(仮名 3歳3ヶ月)が、人形を抱いていたので、きっとママ役を演じていたのであろう。 ユリコは、絵本を顔の前で持ち、メモを見るフリをしていた。 ママであるミホに、「えっとぉ‥きのうは、ふつうべん(普通便)だったんですけど、きょうは、まるいうんち(丸いウンチ)だったので、おうちで、ようすをみてあげてください。」と、言っていた。 完璧過ぎるユリコの言葉に、思わず笑ってしまったが‥それと同時に、先生の言葉をよく聞いているんだなぁ‥と、ユリコの優れた観察力に驚嘆した。 言動だけではなく、仕草や表情までもが完璧に再現されていて、「子どもは大人をよく見ている」という言葉が身に染みて感じられた。 普段から、自分の言動を律し、子どもに憧れられる立ち振る舞いを心掛けていきたいと、改めて思う出来事であった。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-23 |
筆者の、ひねくれ者具合は、ブログ愛読者なら、よくよくお分かりかと思います。おそらく、今日のブログも、その一端がのぞくかと思いますが、ご容赦ください。 「令和6年度 笠岡市人権教育指導研修会」に、本日、筆者は参加してきました。 “人権”というキーワードに関して、あらためて、じっくりと考える時間が持て‥保育活動の中にも、たくさんの“人権”要素があり、それは幅広くもあり、また奥深いものだと、再認識させられました。 考える時間の中で、例題が出されたので、紹介しますね。 〈例題〉※登場人物は4歳児たちです。 Aさんが、積み木で家を作り遊んでいるBさん、Cさん、Dさんのところへやってくる。 いつもは、Aさんが先に、積み木を独占して遊び始めていて、後から他の友だちが、仲間に入れてもらおうとすることが多いが‥今回は立場が反対になっている。 Aさん「仲間に入れて!」 Bさん、Cさん「え〜、もう、いっぱいだから入れない。」 Dさん「なんで?まだ入れるよ。いいよAさん、仲間に入れてあげる!」 Bさん、Cさん「でも、Aさんの部屋はないよ。」 Aさんは、3人のやりとりを聞いて顔をこわばらせている。 (1)例題の問題を解決するために、どのような手立てが考えられますか?具体的に答えなさい。 (ア)Aさんに対して (イ)Bさんに対して (ウ)Cさんに対して さて、ブログ読者の皆さまでしたら、どのようにお答えになられますか? ちなみに、筆者は‥なんだか答えることを、ためらっちゃいました‥どことなく、答えが誘導されている質問に思えて仕方なかったからです。 ちょっと、解答例を紹介してみますよ。 〈解答例〉 (ア) ・Aさんに対し「何に困っているの?」と聞き、自分の気持ちを言葉で表現できるように、受容的な態度で接する。「気持ちを伝えてみようか」とBさんやCさんに対して気持ちを伝えられるようにする。 ・「Bさん、Cさんが遊びたかった気持ちはわかるかな?」と言って、友だちの気持ちを理解できるように考えさせる。 (イ) ・Bさん、Cさんに対し「何か嫌なことがあったの?」と聞き、自分の気持ちを言葉で表現できるように受容的な態度で接する。Aさんに自分たちの気持ちを伝えられるように促す。 (ウ) 「DさんはAさんと一緒に遊べると思って、誘ったんだね」「すごい」「やさしいね」とDさんを褒め、困っている友だちに優しく接する気持ちを持たせられるようにする。 (ア・イ・ウ※全員へ向けて) ・全員の話をしっかり聞く。「気持ちは分かるよ」「〇〇と思ったんだね」「そうか、そうか」と子どもたちに共感的な態度で接する。全員に、自分は認められているという気持ちを持たせる。 ・「〇〇な気持ちだったんだね」と、それぞれの話しをしっかりと聞く。その上で、「これから、みんなでどのようにして遊ぶことができるかな?」「どうしたら仲良くできると思う?」と自分たちで、仲良く遊ぶ方法を考えられるようにする。また、より良く解決して仲直りができるように支援する。 〈筆者の解答〉 ・もう少し待つ。 ・もしも4人のうち、誰かから声がかかれば‥まずは、4人で話し合える場を作ることを支援する。 答えは決まっていないので、それぞれの考えで、手立てを模索すれば良いと思っています。 筆者の場合‥登場人物が全員4歳児であること。さらには、暴力などの姿がなかったので、子ども同士で、この例題から伝わってくる“微妙な空気”を存分に味わえば良いと思っていること。それらの理由で、待うことを、答えに挙げました。 “微妙な空気”が流れているわけですから、子どもたち自身、よく分かっちゃいるんですよ、おそらく。 大人が上手い具合にまとめるよりも、子ども同士で、存分に味わった結果、子ども同士、友だちとの距離感がつかめるようになることの方が、大事じゃないかしら。そう、筆者は、考えます。 『仲良く』にも、グラデーションがあるでしょうに‥。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-22 |
日曜日の早朝に‥地域の方たちと寄り合い、ラジオ体操をするなんて‥これほど、スペシャリティなことはないですよ。小学生たちが早起きして、キャッキャッ、キャッキャッと、走り回る姿に‥筆者を含めた地域の方たちは、元気をもらえているんだろうと思います。 ラジオ体操終了後に、数人で、だべっておりました。だべると言っても、内容は、どこか深刻なものでした。 だべり始めたキッカケは‥小学生のお子さまをお持ちの男性からの問いでした。 「今年、秋の祭りは、子どもたちが、かついだり、引っ張ったりするんですか?」 神社のお祭りって、地域ごとに、特有のルールっぽいものがあって‥また、その上で行政は関与できないものなんですね。 なので、地域住民でも、その地元に生まれ育って、尚且つ、お祭り行事などに積極的に参加していないかぎり‥よく分かんないんです。 ちなみに、筆者も、根っからの富岡人ではないので、このような案件には弱いんです。 現在、富岡保育園の所属する地域には‥富岡北地区まちづくり協議会活動に、富岡会館の活動、そして徳民於賀神社の活動があります。 ありますが、これらの活動が、若干と、その地域区分が違うんです。 例えば、富岡北地区まちづくり協議会活動は、富岡東・富岡中・富岡西・大磯の、地区が一緒になってするのですがね。 ややこしいところは、大磯は、神社の活動は違うんです。秋の祭りでは、笠神社へお参りに行かなくちゃいけない地区なんですよね。 これ以上、記しあげても、ブログ読者にとっては「なんのこっちゃ!」なんだと思うのですが‥ もう少し、例えばを続けます。徳民於賀神社の活動では、富岡東・富岡中・富岡西・2号線を挟んだ先の、樋守(ひもり)地区、4つの地区が一緒なんです。慣例で言えば、秋の祭りの、お神輿やお船は、1つずつの地区が持ち回りで、行うんだそうで‥つまりは、4年に1回、当番が回ってくると思っていただければ良いんです。 ただ、しかし‥これは、子どもも、わんさかいて。大人も、特に若い衆が、わんさかいて。わんさか時代には、まだ機能できていたものですが‥寄せ集めても、お神輿が上がるか、お船が引っ張れるか、分かんないくらい。かつ、4年に1回しか参加していないとなると、やっぱり「よく分かんない」わけです。 この案件の、つまりは神社案件の難しいところは、行政が関与できないところ。事務的に、サクサクッと、決めるわけにはいかないんです。 おそらくではありますが、似たように、頭を抱えておられる、地域の方々も、大勢と、いるんじゃないかしら。 「村上先生が、なんとかすりゃあ、ええが!」との声も、聞こえてきそうなのですが‥神社案件も含めて、地域案件は、慎重でなければいけないんです。その地域の歴史もありますし、さらに言えば、一発屋で終わっちゃ一番ダメなんです。住んでいる人にとっては、納得できる範囲で続けられるものが、心地が良いからです。 筆者にできることと言えば‥納得できる範囲を、地域の方々で探れる“場”を作ることくらいでしょうか。となると、やっぱり‥飲むしかないのかなぁ‥。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 明日もラジオ体操ありますよ!6時半スタートです!いっしょに、新しい朝を迎えましょう! |
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2024-07-21 |
久しぶりに‥現場保育者たちの会議に参加させてもらった、筆者。それも、司会として割り込んじゃったんですね。 アイスブレイクならぬ、ホットブレイクと言わんばかりの、今日この頃の気候柄に‥会議のはじめに、トランプゲームをしました。 ちなみに、ゲームの種類は「インディアン・ポーカー」と呼ばれるもので‥ 参加者が、順番に、1枚ずつトランプを取っては‥自らのオデコに掲げるんです。そして、自分には(自分の手札が)見えないようにしながら、他の参加者に(自分の手札を)見せるんです。 他の参加者のカードの強さを確認しながら、ここで自分の手札の選択に迫られます。 「そのまま(ステイ)のカードで勝負するか?」 「カードをチェンジして勝負するか?」 ステイorチェンジ‥選択権は一回のみ‥。 言葉で説明するのは、どうも難しいので、このゲームをやってみたい方は、どうぞ筆者のところまで、足を運んで下さい。 にしても、対面で行う、カードゲームの類いは、大好きです。筆者の強さは、いかがなものでしょうか。勝負してみますか? トランプに、花札‥対面で行うカードゲームは、間違いなく、風を読んだ方に、その女神は降り立ちます。 風と言いましても‥相手の表情や仕草、さらにはその場の空気などを、総合的に感じとる必要があるんですね。 「今は、ヤツがひどく乗ってるから、勝負を降りよう。」 「ここは、あえて小さく負けながら、勝ちの流れを待とう。」 「勝ちが続き過ぎてるので、そろそろ脇を締めよう。」 感じとるには、自らを俯瞰するチカラ‥教育界の流行り言葉で言えば、『メタ認知』を身につける必要があります。 卵が先かニワトリが先かのようになりますが‥ メタ認知を身につけているから、勝負に強いとも言えますが‥ 勝負をすればするほど、メタ認知か身につくとも言えるんじゃないかしら‥ 我が子に、メタ認知を身につけさせたい、空気を読める子どもになってほしい‥との願いには、是非‼︎対面で行うカードゲームを‼︎ 職場などの仲間に、メタ認知を身につけてほしい、チーム全体を見渡せる仲間になってほしい‥との願いには、是非‼︎対面で行うカードゲームを‼︎ もしも、お相手にお困りであれば、是非‼︎筆者を‼︎ ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※学生の夏休み期間は、参加者が混み合います。当園で調整をさせていただき、延期やお断りをお願いするケースもあります。ご了承下さい。 |
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2024-07-20 |
今の学校の授業は、より良い「次」を勝ち取るための手段になっているのだ。 良い会社に入るために良い大学に行き‥ 良い大学に行くために良い高校に行き‥ 良い高校に行くために良い中学に行く‥ こういった「目的に向かって最短コースをとる」ことは「ファストな」アプローチだ。 その逆の「スロー」なアプローチは「自分の心の声を聴き、ほかの人たちの声を聴き、ほんとうに大切だと思うことに取り組む」ことである。 上記は、7月19日付け、日本経済新聞、29面、Slow Innovation代表 野村恭彦さんのコラムから、切り取った文章です。 いろいろと考えさせられますが‥ファストな続きがあるとしたら‥ 良い中学に行くために良い小学校に行き‥ 良い小学校に行くために良い保育園に行き‥ 良い保育園に行くために良い‥ 保育園や幼稚園、こども園などの乳幼児施設に、入園を考えておられる方も、このブログ読者の中にはいるかと思いますので‥ あらためて、入園理由について、いろいろと考えてみませんか? 「何で、お子さまを、入園させたいのでしょうか?」 もちろん、お仕事やご家庭の事情などが理由に挙がるんじゃないかしら。 じゃあ、逆に‥何の逆かは分かりませんが‥お仕事やご家庭の事情が無ければ、入園はお考えにならないのでしょうか? 現在、3歳児から5歳児までの保育料が無償化となっています。各自治体によっては、無償化の幅も広がっていることでしょう。もちろん、広がれば広がるほど、子育ての助けになりますから、良いことに間違いありません。 ただ、逆に‥こちらも何の逆かは分かりませんが‥その価値って0円ではないんですね。おそらく、この様な発言をする副園長は、全国探してもいないかもしれませんが‥無償化と無料は違うんです。 富岡保育園も含めて、全国の乳幼児施設の保育のプロフェッショナルたちは、相応のプライドをもち務めています。 ここで、月額渋沢栄一100人分なんて言っちゃうと、価値がダダ下がりになっちゃうので言いませんが‥ 保育料がかかる場合でも‥「入園させると、損しちゃうかも‥」ってことには、ならないはずなんです。 ここまで、強気に語って大丈夫なの!?と、逆の逆で心配しておられる方もいるんじゃないかしら。 逆の逆の逆で、大丈夫なんです。このプレッシャーをチームの皆で背負い、責任を持つことでこそ、保育の質は上がるからです。 富岡保育園は、より良い「次」を勝ち取るための場所ではありません。 富岡保育園は、より良い「今」を守るための場所です。 共感していただけましたら、見学、体験へお越し下さいませ。ゆっくりと、あなたをお待ちしております。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方は、ホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※学生たちの夏休み期間は、希望者がとても多いため、調整をさせていただくことが、多々あります。ご了承下さい。 |
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2024-07-19 |
車椅子に乗られている方も、ちらほらと。病院の待ち合いにいると、本当にさまざまな方たちを、お見かけします。 私事ではありますが‥今日は、ガンの再発予防を目的として、倉敷中央病院へ出かけおりました。ガンについてのお話しは、この副園長ブログ内でも、たくさんしてきましたので割愛させてもらいますが‥血液検査や診察は、数ヶ月ぶり。ちょうど、選挙戦前に足を運んで以来でした。 結果は、良好で、いつものように医師に感謝を伝えようとしますと‥医師から「村上さん‥ところで、どうだったんですか?」と、問われたんですね。それは、選挙の結果のことだと、すぐに分かったので‥「お陰様で‥。」と、お伝えしました。 すると、医師からは「お忙しいかと思いますが‥くれぐれもお身体を大事に‥」と、いつものような笑顔に、少しだけ注意事項を添えて下さいました。 そう言えば‥数年前には、僕も、看護助手の方に付き添われながら、車椅子に乗って、ここにいたんだったけなと、振り返るわけです。 人間、どうにかなる!こともあれば‥ 人間、どうにもならない!こともある。 あきらめたらいけない時もあれば‥ あきらめたほうがいい時もある。 だからこそ、やっぱり“今”なんだよなぁ。 相田みつをさん風に、想いを馳せたところでございます。 ビールケースの上に立てっては、ジャンプを試みようとする、男の子がいました。2歳くらいかしら。 ジャンプする前に、ひざを少し曲げて、勢いをつけようとするんですね。 けれども、そのタイミングで、ビールケースが、ぐらぐらと揺れるわけです。 何度か、同じように、ひざを曲げては、ぐらぐら‥ひざを曲げては、ぐらぐら‥を繰り返していたのですが‥いい加減に、落っこちそうだったので、手を差し伸べちゃいました。 男の子は、その手に‥筆者の手を握って、力強くジャンプしました。 無事に着地もしたので、筆者はその場から離れたのですが‥男の子は、またもや、ビールケースへ。再チャレンジしたいんですね。 ビールケースの上へ‥そして、ひざを曲げては、やっぱり、ぐらぐら。 「なんで、ぐらぐらするん?」 と、近くの保育者へ、尋ねずにはいられないわけです。 近くの保育者は、男の子の余裕そうな表情を確認しながら‥「なんで、ぐらぐらするんだろうね?」 と、質問には質問を、お返ししていました。 すると、近くにいた、少し年上の女の子がですね。 「それは、地面が〜〜〜〜。」 と、たんたんと、そつなく、わかりやすく答えてくれていました。 その後、男の子は、どのように返答したのでしょうか。そして、再チャレンジは続いたのでしょうか。 頭じゃわかっちゃいるけど、体が‥に期待している筆者です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-18 |
“同じ釜の飯を食った仲”って、どんな仲なんだよ!と、言われれば‥それだけ苦楽を共にした、深い絆で結ばれた仲なんだよ!と、答えるんじゃないかと思います。 当法人(社会福祉法人伸成会)は、認可保育園である富岡保育園と‥委託事業として携わっている小規模保育園のクレヨンKIDS‥2つの施設で働く職員がいます。 現在、月に何度か、クレヨンKIDSの職員が、富岡保育園へランチ研修に参加しています。目的の1つに“3歳児以上の発達過程を肌で把握すること”が挙げられます。クレヨンKIDSは、0.1.2歳児が対象であるため、その過程を体感しておくことは、保育をより豊かなものにするためには必須だと考えています。 ただ、もっと大きな目的としては‥“同じ釜の飯を食った仲”になりたいからなんですね。 同じ法人でも、別の施設で働いていると、法人としての帰属意識が薄れがちになります。そこで、同じ釜の飯を食うことで、【同じ理念の内で一緒に働いている】と体感、実感してもらいたいんです。 ちなみに同じ釜の飯を、一緒に食べることで‥オキシトシンという、幸せホルモンが分泌されるようで‥科学的にも、この仲は立証されるみたいです。 “食べる”ことにまつわる慣用句って、いろいろありますし、あながち間違っちゃいないところに、先人の知恵を感じます。 他で言えば‥“胃袋をつかむ”って、つかんだらどうなるんだよ!と、言われれば‥好意を寄せている人から好意をもらえるんだよ!と、答えるんじゃないかと思います。 たいていは、家庭レベルで、夫婦や恋人同士などで用いられる慣用句だと思うのですが‥ 保育園でも、この慣用句って当てはまるんじゃないかしら。保育園のお昼ごはん(給食)が、おいしい!ってなれば、「保育園に行きたい!」「保育園で働きたい!」ってなりますよ、たぶんね。 胃袋をつかんで離さない、同じ釜の飯を食った仲を支えて下さっている、お台所クルー(給食の先生)たちに感謝、感謝です。 〈本日のお昼ごはん〉 ・炒り豆腐・ウインナーソテー・春雨のコンソメスープ・ごはん・メロン ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 本日、笠岡市議会総務文教委員会で、市の管轄施設を視察に行って参りました。 行程は‥「郷土館→竹喬美術館→図書館→カブトガニ博物館→給食センター→今井小学校跡」でした。 給食センターでは、試食も‥ 今日の笠岡市内の小中学生と同じメニューです。 ・ガーリックライス・フランゴパッサリーニョ・フェジョアーダ・牛乳 オリンピックも近づいており、世界の料理をテーマにした献立でした。ちなみに、今日はブラジル編でした。 |
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2024-07-17 |
保育のグラデーション化‥リスペクト型マネジメント‥ストレングスモデル‥ファシリテート‥センスオブワンダー‥ホメオスタシス‥エコロジカル‥ノンヒューマンズ‥ミドルリーダー‥保育ウェブ‥ ある保育雑誌をめくっていきますと、よく分からない、横文字群が羅列されていました。この群衆は、現在の保育界では常識なのでしょうか‥そうであれば、筆者はまさに時代遅れなのでしょう。 1939年生まれの荒井冽さんの、2009年発行の著書「園をみどりのオアシスへ~幼児保育における放牧の思想~」をめくっていきますと‥ 「実際、子どもが外に飛び出したくなるような、緑ゆたかな、広やかな園庭は存在しているでしょうか。残念ながら‥。子どもたちを教室風の保育室に閉じ込め、細かなタイムスケジュールに合わせて叱咤激励し、園庭はといえば、殺風景なただの広がりであるとするなら、もう何をか言わん、ということになります。(中略)遊ぶということは、すなわち外に出ること、というくらいな考え方を持たなければ、生命体として伸びつつある、おさな子たちに対して、申し訳がないと考えるべきです。」 と、よく分かる感想群が綴られていました。この群衆は、現在の保育界では常識⁉︎それとも非常識⁉︎なのでしょうか。 荒井さんの著書に、「偏差値」という言葉の出現についての記述がありました。荒井さん(1939年生まれ)の学生時代には、社会的には用いられていなかったそうです。 ここで、「偏差値」についてを簡単に説明させてもらいますと‥いわゆる平均値からの距離、この子は平均値からどのくらいの位置にあるか、というデータです。 平均値を50とするならば、この子は60、あるいは40である、といった具合です。 偏差値についてを、荒井さんは、このような感想群で綴っています。 「一人ひとりの人間存在の原点としての個々人の意志や希望や願いからスタートするのでは“ない”のであって‥(中略)社会的な使用価値というのでしょうか‥人間の持ち味を横に並べて分類化するのでは“ない”のであって‥単純に上下にそれを並べることによって、人間を序列化していくということであります。」 と、綴った上で、保育の場合の「発達段階」についても感想群を綴っています。 「子どもの発達段階というような、発達のレベルを設定すると言いましょうか、メジャーとして考え、そして一次関数のグラフの横軸に年齢を置きまして、縦軸には発達段階を置きます。このように発達段階ということでレベルを設定すれば、“差”という概念が使えるわけでありますから、“個人差”という言葉が頻繁に出てくるようになります。」 と、荒井さんは綴った上で‥「私の場合は、とても心にひっかかるものがありますから、原稿を書くときには、まず“個人差”という言葉を使ったことはございません。(中略)違ったパーソナリティとおいては“差”という概念は使えないのであって、あの人の顔とこの人の顔の差はいくらか、ということは出てこないわけであります。」 普段、何気なく使っている、その界隈の用語が、もしかすると、常識から外れていたり‥もしくは、非常識であってもその影響から常識化されてしまったり‥専門家、専門化とは、頼りになる反面、おそろしいところもあるのかもしれません。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 筆者が、すこし前から持っている“発達段階のどうたらこうたら”という違和感は、偏差値出現と、もしかすると関連性があるのでしょうか‥。 |
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2024-07-16 |
富岡保育園の畑の近くに水道があるのですが‥連日の大雨の影響もあってか‥排水溝が詰まりに詰まっていました。 ここぞとばかりに、なんやかんやの道具を持ち出して、ほじくり続けていると‥塞いで(ふさぐ)いたであろう塊(かたまり)が、スコーン‼︎とね。 気持ち良く流れ出す水に上機嫌の筆者‥ではありましたが、それも束の間‥ここぞとばかりだったのは、蚊たちも同じだったようで‥なんやかんやと、筆者を刺し続けては‥現在、顔面が、ボッコボコ‼︎とね。 さて、ここぞとばかりには、海外では、とんでもないことになっているようです。アメリカの大統領選挙で、候補者が演説をしている最中に、ここぞとばかりに、バンバン!とね。 幸い、候補者は負傷で済みましたが‥聴衆で亡くなっている方もおられるようです。 どこのどの新聞をめくっても『民主主義が脅かされている』とね。 海の向こうのニュースではありますが‥日本でも、以前、安倍元首相が撃たれ‥現首相の岸田総理も演説中に狙われました。 今、世界では何が起こっているのでしょうか‥大きな世界、小さな世界でも、どこか分断的な思考が過ぎているのかもしれません。 さて、皆さま、この連休をどのようにお過ごしでしょうか。お子さまがおられる方は、天候がおもわしくないと、活動に制限がかかりがちで、ひと苦労ふた苦労かもしれませんね。デパートに備えつけられているゲームセンターでも行ってみますか‥それとも、映画館へ行ってみますか‥あ!アンパンマンの新作がやっているかもしれませんよ!本屋で、お子さまと一緒に絵本を選んで買ってみるのも良いかもしれませんね。手を尽くして、そして疲れたら、最後に銭湯でも行ってみますか。走ったら滑りますので、どうかお気をつけてお入り下さい。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※富岡北地区まちづくり協議会からお知らせです。7月20日~24日、富岡会館前で、夏のラジオ体操が開催されます。時間は、6時半プレイボールです。早起きは三文の徳‼︎早朝から心身を動かして、素敵な一日のスタートをきりませんか?お待ちしております。 |
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2024-07-15 |
日曜日の、富岡保育園。子どもたちがいないぶん、ほかの生き物の声が、たくさん響いています。 電線の上には、数えてみたところ、9羽のツバメがいました。園内には、現在、ツバメの巣が2つあって、ちょうど赤ちゃんたちが、それぞれにいるみたいなんですね。9羽のツバメ‥いや、もう一度数えてみると、12羽になっていました。12羽のツバメは無事に巣立つ時を待っているのでしょうかね。 さて、筆者の早朝の習慣と言えば‥新聞です。現在は、山陽・朝日・日経、3つの新聞に目を通しています。いちよう、全部を斜め読みしていますが‥やっぱり、興味のあるカテゴリーには、目が止まりやすい。生業としている、保育や教育、また最近で言えば政治について‥ここのところは、地域の公共交通についての記事などは探してでも読んでいます。 ただ、自分の興味とは別に、他者の興味のあるカテゴリーにも、目は止まるものなんです。例えば、卒園児が、スケートボードに精を出していると聞けば、スケートボードの記事を見つけると切り抜くわけです。ちなみに、意外かもしれませんが、日本経済新聞が、スケートボードについてを、よくとりあげているんですよ。 他で言えば、現在の5歳児に、電車の好きな園児がいると聞けば、とにかく、どこのどんな電車であろうと、写真が掲載されている記事であれば、切り抜きます。そして、切り抜くと、半ば強引に、手渡します。 7月14日付けの新聞には、『笠岡市』にまつわる、良い記事が、多々あったので、嬉しかったですね。 朝日新聞の一面には‥「石田製帽」さんが、笠岡市内の小学校に寄贈する、約300個の、小さな麦わら帽子の記事が大きく掲載されていました。石田製帽さんでは、麦わらなどの天然素材を、職人がミシンで縫って仕上げるんだそうで‥日差しを止め、熱を逃がしてくれる、昔ながらの素材が見直されていることが、記事にはしっかりと綴られていました。 他には、山陽新聞には、「白石踊」についての記事があがっていました。国の重要無形民俗文化財になっている、笠岡市白石島の踊りの体験ツアーが、優雅に行われたことが綴られていました。ちなみに、1183年の源平水島合戦の死者をともらったことが、はじまりのようで‥伝統ある、白石踊は8月13日から16日には、白石島内の各所で繰り広げられるんだとか。 あ!あと、もう1つ紹介させて下さい。 笠岡市の誇る「竹喬美術館」の記事も掲載されていました。昨日から、西洋美術の名品を紹介する特別展「芸術の都パリの集った巨匠たち」が開幕したんだそうです。ピカソや、シャガールらの名品が集っているみたいです。高校生以下は無料だと記されていましたよ。 そう言えば、ブログを綴っていますと‥ツバメの鳴き声が、いっそう響いてきたので、もう一度、数え直してみると‥9‥12‥いや、14羽いました。 皆さま、素敵な日曜日をお過ごしくださいね。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-14 |
個人的な、1週間の振り返りになりますが‥今週は、「新任議員への市政説明会」に、朝から夕方までほぼ詰めて参加していました。 なので、副園長としては、いささか問題かもしれませんが‥子どもたちや先生たち、また保護者の声を聞く量が足りていませんでした。 であれば、質を求めれば良いのでしょうが、筆者の感覚では“一定の量をこなさない限り質を求めることは出来ない”と思っていますから‥なにかしらの対策を取らないと、副園長の職務を全うできないと危惧しています。二兎を追う者は一兎を得ず‥なんてことにならないように、一石三鳥のごとく励んでまいりたいと思います。ブログ読者の皆様、筆者に忖度なしに是々非々で、ご指導ご鞭撻のほどを宜しくお願い致します。 さて、子どもたちの声を聞く機会を減らしてでも、参加した市政説明会ですから‥それ相応に活かさなきゃ‥「なにやってたんだよ!村上!」ってことになりかねませんよね。 この副園長ブログという尺の中で、少しずつ、笠岡市の現状を紹介していきたいと思いますので‥読者の皆様も、まずは笠岡市を正しく知ってもらって、そして一緒に愛着を沸かしていきましょう。 今日は、笠岡市と言えば‥「水道代が高い!」と印象づいちゃってると思いますので‥『上下水道部』についてを、少しばかり紹介してみます。 確かに、近隣の市町村に比べると高いんですね。県内では、真庭市に次いで2番目だったりもします。 ただ、順位なんかよりも、その理由についてを、皆さんは知りたいはずですよね。 そのためには、水道事業の歴史を少し知ってもらう必要があります。 笠岡市の水道事業は、昭和25年から始まりました。ただ、瀬戸内特有の温暖小雨の気候や、給水区域の拡大、給水人口の増加により、慢性的な水不足に悩まされてきたんですね。 この課題を解決すべく、笠岡市と、現在浅口市になっている、鴨方町、寄島町、そして里庄町で「岡山県西南水道企業団」を設立したんです。昭和47年に、共同導水路を実現させ、現在は、笠岡市に配水する全ての水を岡山県西南水道企業団から受水するにいたっているわけです。 と、書き連ねましたが、当時の設立や実現に、関わった方々の、寝る暇も惜しむ努力のお陰に成り立っていることを、どうか皆さま、ご想像下さい。 また、笠岡市には有人7島があるのですが‥こちらにも、海底送水管により、送水が可能となったんです。こちらの事業は、昭和50年から56年に、26億8,480万円の総事業費で実現されました。 で、お値段が高い理由として‥笠岡市には水源地が無いので、高梁川から、水をひっぱってこなくちゃいけないんです。加圧ポンプ室35ヶ所、排水地42ヶ所、送水管35.8km、配水管471.5kmを構成して、ひっぱっているわけで‥その管理や維持を考慮すると、やっぱり高いわけです。ただ、コチラも先人の寝る暇を惜しむ努力があったことは、ご想像の、それ以上だと思って下さい。 ちなみに、管の耐用年数が気になるところですよね。コチラは国の基準の40年よりも、診断の結果は、現状、はるかに良い状態のようで‥270年は耐えれるそうです。ただ、もちろん、こまめに、また最近ではAIを駆使して、劣化状態を確認しているそうですよ。 追記しておきますと‥西南水道企業団の経営状態は良好で‥利益は年間3億円ほどだと言うことです。 もちろん、値段は安ければ、それに越したことはありませんが‥未来の笠岡市へも、今のように、安定した水の確保をするために‥ 先人たちの努力に敬意を払い、またそこに誇りを感じながら、水道を使うと‥県内2番目に高いお水も、ありがたく使用できるのではないでしょうか。 あくまでも、事実と、まとめの文章は筆者の想いが混在していますので‥また、読者の皆様のご意見ご感想もお聞かせくださいね。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-13 |
小学生の登校班に、ついて歩くことを日課にしている筆者。あくまでも“ついて歩く”程度なので、警備隊のような姿勢は求めないで下さいね。 このように雨が降ると、傘をさして歩くわけですから、当然、傘と傘がぶつかり合って、遊んでみたり、その先にはケンカになるわけです。 そんな調子から、少し外れた、ひとりの小学生がいました。たまたまではありますが、富岡保育園の卒園児で、現在1年生の女の子ですね。 せっかくだからと、一緒に歩いて行こうかと誘ってみたところ‥ 「ひとりで、行けるけん、ついてこんでええ!(ついて歩かなくてよろしい)」 と、いった威勢の良い声が跳ね返って来ました。つい、3ヶ月前あたりには、「ちょっと、ついてきて!」と園庭に遊びに誘われたものですが‥毎日、この女の子は、30分以上歩きながら“自立”を獲得していっているのでしょう。頼もしいかぎりです。 東京大学医学部名誉教授の養老孟司さん著書「まともバカ~そもそもの始まりは頭の中~」第4章あたりに、こんな記述がありました。 「じつは集団登校というのは私(1937年生まれ)が小学生のときにできたものです。しょっちゅう飛行機が飛ぶから、年中空襲警報、警戒警報がありました。鎌倉は幸い爆撃自体はありませんでしたが、通学の時にも警戒警報がある。危険だから行けない。しかし、学校へ行かないわけにはいかない。(中略)警戒警報解除になると、上級生が連れて一列で行く。学校のほうへ“歩調をとれ”で行くわけです。」 「私は集団登校というやつは、戦争中の特殊事情であるというふうにかたく信じています。子どもは、当然のことですが、仲良し同士連れだって行くのが楽しいです。何々ちゃん、遊びましょうじゃないけれども、一緒に行くのが楽しかった。」 ブログ読者の皆さまの、小学生時代には、登校班というものはありましたか?筆者の小学生時代にはありました。 養老先生の言うところも理解できますし、筆者としては、集団登校の良いところもあると思っています。 例えば、これだけ現代の地域社会で、子ども集団の関係が希薄化する中で、集団登校する時間は、異年齢での子ども集団の関係性を作るには良好な時間じゃないかと思っています。 筆者は“ついて歩く”時には、なるべく大人感を消すように心がけています。せっかく、親などの大人から離れている時間に、また大人がいるとなると、子どもたちにとって、ストレスにもなってはいけませんし、自立の面へ足を引っ張ってはいけないとも考えています。 ちなみに、“ついて歩く”登校班たちは、養老先生の言うところの“歩調をとれ”とは、相反する班たちばかりで‥班が入り乱れて、好きな友だちと歩いていたりします。安全面で、よほどのないことがないかぎりは、筆者は特に注意することなく、一緒に会話を楽しみながら歩いています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 筆者が小学生の頃は‥石蹴りをしながら、時には、ピンポンダッシュという、そこいらのお宅のチャイムを鳴らしながら、登校班で歩いていたっけな‥。ロクデモナイので、注意できないわけだ。 |
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2024-07-12 |
7月11日木曜日、午前6時、岡山県笠岡市は大雨でございます。出勤やお買い物、また通院などで、お車を運転される方‥通学する学生なども含めた歩行者へ気を配りながら、安全運転をお心がけ下さいね。どうか、皆さまご無事で。 さて、本日は‥岡山県に本社があるはずの、ベネッセ!の教育総合研究所が、国公立、私立の保育園、幼稚園、こども園の園長先生、さらには現場の保育者を対象とした調査の結果について、ご紹介してみたいと思います。 日頃のブログ内容には、主に富岡保育園やクレヨンKIDSの先生方の様子を描いていますが‥コチラは全国の先生方の実態です。共通する部分もあるでしょうし、そうでない部分もあると思いますので‥そのあたりを、ふんふんと解読しながら、園長先生や現場の保育者たちの現状把握に努めてまいりましょう。 ちなみに、調査についての回答数は、園長先生3,838人。現場保育者14,963人です。 それでは、テンポ良く紹介していきますよ。 まずは、「園の開所時間」については、「幼稚園の開所時間が以前に比べて長くなっている」との、まとめ。国公立の幼稚園では、16時以降の閉所が増えている傾向が見られているようです。 次、「定員充足率(0歳~2歳)」について‥「定員割れの比率が増えている」との、まとめです。特に、私立保育園、こども園では約4割の園で定員割れが起きているようです。 「定員充足率(3歳~5歳)」について‥「国公立では定員割れが9割」との、まとめ。 「保護者への情報伝達手段」は、「送迎時のやりとり・個人面談は増え、クラス懇談・保護者会・講演会は減少」との、まとめです。間接的な連絡手段は、紙からICTの活用へ移行傾向にあるようです。 それでは、園長が認識している「保護者の園への要望」については、どうでしょうか。「家庭ではできない体験をさせてほしい・集団生活のルールを教えてほしいと、園長は捉えている」との、まとめでした。付け加えると、「保護者が保育者とコミュニケーションをとりたい」と認識している園長の回答も増加していました。 「幼稚園教育要領・保育所保育指針などへの対応」について、「園内研修・勉強会の実施が減っているが、振り返りの機会は変わっていない」との、まとめでした。 「通常の保育時間の活動実態」については、いかがでしょうか。「私立園では、国公立園に比べて、遊びを通した総合的な活動以外に、体操・音楽活動・英語・ひらがなの活動を積極的に行っている」との、まとめがありました。特に私立幼稚園では増加傾向にあり、体操の分野では約7割以上が取り組んでいるとの回答結果でした。 「保育者の状況や園環境」について。こちらは「園では、保育者同士が子どもの姿をよく語り合っており、子どもの“やりたい”気持ちを尊重している」との、まとめでした。ただ、地域とのかかわりについては、とてもあてはまる、と回答した割合は1割台だったようです。 「保育者の資質向上のために必要なこと」について‥「保育者の資質向上のために必要なことは、給与面での処遇改善・職員配置基準の改善・メンタル面のサポート」と、まとめられていました。 「保育者の仕事満足感・負担感」については、「保育者は自分の職場や仕事に満足している一方、給与と仕事量のバランスは悪く、事務作業の量が多くて負担であると感じている」との、まとめが挙げられていました。まとめ以外には、「労働時間が長く負担である・配慮の必要な子どもへの対応が負担である・子どもを預かる責任が重く負担である」などが回答されていたようです。ちなみに、仕事の負担感は、特に国公立園が高い傾向にあったみたいです。 その他の「自由記述から見えてきた課題」では、「障がい・特別な支援を要する子ども、保護者への対応」「保育者の人手不足」「研修時間、職員間の話し合いの確保」「子ども主体の保育、遊びの確保」が、まとめとしてありました。 ブログ読者の皆さま、いかがでしたか?実態と、皆さまの理解と‥共通する部分、そうでない部分があったでしょうか? 日本全国、すべての園で「子どもたちの心身の健全な育ちを守る」ために、日々、試行錯誤しながら、懸命に保育に務めております。 先日、バス置き去り死亡事故の裁判に傍聴された方と、筆者はお電話する機会がありましたが‥上記に挙げられる課題などに、目を背けず、耳を塞がず、忖度せずに、真摯に取り組むことでしか、保育の現場は守れないことを、あらためて実感した次第です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-11 |
ここのところの筆者の足跡を残しておきたいと思います。もしもご用事がある方は、足跡をたどってみると、バタリと出くわすんじゃないかしら‥。 新任議員の市政説明会に参加しているのですが‥保育関連の「こども部」へは足繁く通っているので、およそのことは把握しやすいのですが‥他の分野については、もっぱらはじめて知ることばかりなんですね。「政策部」「危機管理部」「教育委員会」「市民生活部」などなど‥他の部についても、これから説明を受けるのですが‥ひとつひとつの部の中にも、それぞれ課が設けられていて‥またその課の中に係がいくらか設けられていて‥浅くても、全部の分野を把握するには、それ相応の努力がいることを痛感しています。していますし、それだけの多種多様な分野を、行政のお勤めの方たちが担ってくれていることに、感謝、感謝だと、こちらも痛感しています。 説明会の合間をぬいながら、本日は笠岡市議会議員有志で視察に行ってきました。行き先は「笠岡モノパイル製作所~JFEエンジニアリング株式会社~」です。 とにかく、その工場の規模や、製作物のスケールに、ただただ圧倒されちゃいました。洋上風力発電の風車を支えるモノパイル、いわゆる、海底にぶっさす棒を作っているんです。洋上風力発電については、ヨーロッパなどから15年遅れているらしいですよ、日本は。なので、工場内の、鉄を溶接したり、なんだかんだする機械系は海外製のものが多かったです。工場がフル稼働する時期に入れば、雇用は300人ほど必要になるそうなので‥もしもご興味ある方は是非! にしても、このスケールのものを作るにあたっては、安全面などが、とても配慮されていることが伝わってきました。当たり前かもしれませんが、一歩間違えば、大事故ですもんね。働く方たちが工場内で汗をしたたらせているところを見ては‥「もしかすると、この中に、うちの保護者いたりするのかな⁉︎」と思っちゃうわけです。保護者の方々は、さまざまな仕事や役割を社会で担っているわけで、それらを実際に見たり、想像をふくらませるだけでも、尊敬や労いの気持ちが高まるものです。みんな、すごい! 視察から帰りますと‥笠岡駅前にあります「秋田カラツ店」に、ひとりでふらりと入りました。ここは、食器のデパートなんですよね。実は、富岡保育園の園長先生と、食育の一環として、子どもたちの食欲がそそる食器を模索しているんです、最近‥“器”で、味まで変わるなんてことがあるんですよ。ちなみに、「秋田カラツ店」が、なんと8月末閉店だとお聞きしまして‥これも何かの縁だと、早急に模索計画を実行にうつしていきます。 さて、筆者の足跡についてきて下さっているでしょうか。「秋田カラツ店」後には、笠岡消防署の警防課へお電話を鳴らしました。法人職員の「救命救急講習」の予約のためです。子どもたちの大切な命をお預かりしているわけですから、特に、特に、この講習は必須ですので、きちんと計画を立てて会得したいと思っています。 およその日程や場所などの打ち合わせが終わると同時に、一本の電話が鳴りました。こちらは、「富岡北地区まちづくり協議会」の会報作り担当者からでした。会報に掲載する写真の相談が主でしたが‥他の地域の協議会の活動についても情報を下さいました。 いよいよ、筆者の足跡なんて、どこ吹く風と言わんばかりに‥笠岡市では一過性の大雨が降りました。そのお陰様で、水たまりが出来ますと、子どもたちにとっては、待ってましたとばかりに、泥んこ遊びに興じるわけです。 その泥んこ遊びをしている友だちたちを尻目に、ひとりの男の子が、園内で一番大きい、貝塚伊吹の木を、目を凝らすように見つめていました。 なぜかって‥セミが鳴きはじめたからです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-10 |
山陽新聞、朝日新聞、日本経済新聞、現在三紙を購読していますが‥今日は、どこの記事を見ても「この暑さは災害を超える状況だ」と書かれているんですね。じょじょに気温が高くなれば、暑さに心身が慣れていくのでしょうが‥どっと気温が高くなったものですから、心身に負担がかかってしょうがないわけですよ。 「エアコンのきいた部屋にばかりいたら、体が弱くなるけん、汗をかいて、暑さに強くならんと!」 そんなアドバイスをして下さることもあるのですが‥このアドバイス、当たっているところもあるのですが、現在の災害を超える暑さの中では、不適切なところもあります。無理をせずに、マイペースに暑さに慣れていくことを筆者はオススメしたいです。 ちなみに、保育園などにいる子どもたちはいかがでしょうか。子どもたちは、背が大人より低いため、地面からの照り返しの熱を強く受ける傾向があります。加えて、遊びに没頭すれば、暑さに慣れていないことへの自覚が薄れ、自分の心身のペースを乱しがちになります。その結果、熱中症になりやすかったり、さまざまな夏風邪になりやすかったりもします。ちなみに、現在、手足口病が全国的に流行しているようです。対策としては、心身の免疫力を整えるほかありません。 筆者の知人に、工事現場などで働く方たちがいます。熱中症関連の質問をしてみると‥「たいてい、炭酸飲料をよく飲んでいたり、朝ご飯を食べて来なかったりする若い従業員が熱中症になりやすい」「年を食っていても、梅干しや、漬け物などを頻繁にとっている従業員の方が強い」などの答えが返ってきました。 これからの時代、災害を超える状況の暑さがスタンダードになるかもしれない日本で活躍するには‥「暑さに強い」ことが条件に入るんじゃないでしょうか。 「食事・運動・睡眠」「早寝早起き」などの基本的生活習慣を整えることは、その条件を得るための基本中の基本です。習慣は、いくつになっても努力次第で身につけることができると思いますが‥出来れば、乳幼児期から、その習慣を身につけておくと、その後の人生においては身軽に気楽に生活を整えることができそうですね。 基本中の基本をした上で、プラスアルファは、各個人に合った取り組み、好きな取り組みをしてみるのはいかがでしょうか。ちなみに、筆者は、この暑い時に、サウナへ行きます。自己流ですが‥汗をかく体作りです。そして、朦朧としながら、水風呂につかると、脳内がリセットされる感覚になるので、これもまた気持ち良いものです。 ブログ読者の方で、自己流で暑さ対策として取り組んでいることがあれば、教えて下さい。みんなで、助け合いながら、この災害を超える状況の暑さを乗り越えていきましょう。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※富岡保育園で現在取り組んでいる暑さ対策 ・エアコンは扇風機を同時に回しながら一日中使用しています。設定温度は、25度程度です。本来は27度あたりが適当なのでしょうが、窓を常時開けているため、若干下げています。 ・水分補給は、ほうじ茶、白湯、そして午前の気温が高まった時にアクエリアスを飲んでいます。 ・お昼ごはんには、お味噌汁などで塩分を摂取することを意識しています。また、畑で収穫した野菜や、ご寄付してもらった野菜など、新鮮なうちに適宜、塩などをふりかけたりしながら食べています。 ・気温など高くなり過ぎている場合には、お外の活動を子どもたちに制限させてもらっています。温度計などで実際に目に見える形で、子どもたちに示す努力をしています。(余談になりますが、「今、何度?」と質問してくる子どももチラホラいるようです。) ・園庭に木を植え、木陰のある環境を作っています。また、園庭の随時にミストシャワーも設置しています。 ・昨日から、縁側あたりに、風鈴がつるされました。そよいだ風に、涼やかな音色が聞こえてきます。 |
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2024-07-09 |
本人が言うことでもあるまいが‥筆者は、めずらしく園内に一日腰を据えて居ました。「副園長のくせに!」とツッコまれれば、頭をかくしかありません。ひさしぶりに食べた、太陽の台所クルーたちが作るお昼ごはん、美味しかったです。何度も麻婆豆腐のお替わりに通う、子どもたちの気持ちが良く分かります。 さて、園内に居ると、およそいろいろな声が聞こえてきます。どれもがエネルギーに満ち溢れてきますので、「ここのところ元気が出ないんだよな〜。」とツブヤかれている方がいれば、どうぞ足を運んでみて下さいな。 ある男の子集団の声が、重なり合って聞こえてきました。いちよう筆者も副園長の端くれですから、声で、だいたいの子どもは認定できます。この声は、カンタに、セイキチに、アオタに、シンキチでしょう。 おもしろいことに、この4人。去年の今頃は、この4人で遊ぶことなんて、筆者は見かけたことは一度もありませんでした。去年の今頃で言えば、カンタに、セイキチ、アオタは、それぞれが気の合う年上の友だちと遊んでいました。シンキチで言えば、どちらかと言えば、年下の友だちとよく遊んでいました。 年も変わって、年上の友だちは小学校へ。カンタ、セイキチ、アオタにとっては、気の合う遊び相手を求める日々がはじまったわけで‥それぞれが求めていると、いつの間にか、いっしょに遊ぶようになったって、オチです。よくありそうですよね。 よくよく見れば、カンタもセイキチもアオタも、3人兄弟の家庭で育っていることもあってか、処世術に優れていると言いましょうか、どこか場当たり的なものを上手にこなしながら遊ぶところがあります。 そんな姿が、シンキチの目には憧れに映ったのでしょうか。3人の側で、特に多くを主張することなくついて回っているんですね。年下の友だちと遊んでいた主張の強いシンキチとは、また別のシンキチを見た気がしました。 新年度がはじまって、3ヶ月が経ちました。子どもたちの人間模様にも、少しずつ、いや複雑さもありながら変化が見られています。いろいろなことを吸収しながら、時に試し、時に転んでは、日々の成長が目まぐるしくもあります。 雲ひとつない青空のような、大きくそして広い心と‥草木の揺れる夏風のような、繊細でそして丁寧な言葉で‥子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-08 |
ダブル高気圧だとかなんだとかで、とにかく暑い。ブログ読者の皆様、しっかりめの食事に、しっかりめの睡眠をとって、心身の基本を整えながら熱中症対策をとっていきましょうね。 さて、暑いったらありゃしない時期には、水遊びが気持ちいいわけですよ。けれども、楽しい思いや、思い出を作るためには、『水遊びには危険が伴う』ことを重ねて意識しておかなきゃいけません。 海や川へは、安全対策をとり過ぎるくらいでいいと思います。ライフジャケットを子どもはもちろん、大人も着用しておくほうが賢明でしょう。 また、ご自宅でプール遊びをする時にも、注意が必要です。水の深さが大したことないだろうから大丈夫だろうと慢心した先に、命の危険があります。 富岡保育園では、水遊びへの配慮について、日々、振り返りを行っています。大きなプールはありませんが、子どもたちがタライに水を溜めて遊んだり、なにかしら水を使って気持ちいいことを考えて遊ぶわけです。そしてもちろん、年齢やクラス別なんかで時間帯が分かれていませんから、活動時間帯中、常に、チームでぬかりのない水遊びへの配慮が求められます。 振り返りのポイントの1つに、監視、観察の仕方です。“ながら”になっていないかを確認していきます。ついつい、水遊びをしている子ども以外も、視界に入ってきますから、そちらへの配慮にも自然と体が動いてしまうわけなのですが‥その“ながら”配慮中が、一番危険なんですね。 なので監視、観察するポジションの保育者は、ここのところ蛍光色のビブス(バレーボールなどで着用するもの)を着用するようにしています。仲間の保育者への目印となることが目的です。 「あ!今、この先生が、そのポジションだから、他の配慮は私がしなきゃ!」 「あの先生、このポジションの時間長いから、熱中症になったらいけないから、私が交代しよう!」 固定担任制でなく、流動的に役割を果たしていくチーム保育を実践しているがゆえに、“ながら”になりやすいウィークポイントを改善する、ビブスの着用です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 暑い夏を、安全に過ごすためには、ダブル高気圧、いやダブル見守りが求められます。朝の1時間でも、夕方の30分でも、少しの時間でも多くの大人が子どもを見守って下されば、ありがたいです。ご協力宜しくお願い致します。 |
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2024-07-07 |
同じ瀬戸内海なはずなのに‥その海に惚れ惚れするなんて‥瀬戸大橋を渡り、高松港から、はじめて乗るフェリーに心を弾ませながら到着した先は‥小豆島の土庄港。街の想いを刻んだ、オリーブをモチーフとしたオブジェに‥そしてこの学びの旅を案内して下さる、海面の光がその笑顔に映し出された、ひとりの女性に‥引き込まれるように、小豆島の地に筆者は降りたちました。 小豆島は、面積で言えば、笠岡市よりやや広く‥人口で言えば、2万人ほど少ないところです。3つの町が平成の大合併で、2つの町になったところに、筆者としては当時の町同士の政治のうんぬんかんぬんが興味をそそるところでもあります。 小豆島初心者マークの筆者としては、小豆島は観光地としての特性を活かしつつ、インフラを整理整頓、整備しながら、街を持続させようと励んでいる‥そんな印象でしょうか。 実際に、道中のフェリーでは、たくさんの外国の方をお見かけしましたし‥また案内先でも、保育園や学校、病院の再編を、たくさん教えていただきました。 さて、今回の学びの旅の案内を買って出て下さった、その女性ですね。社会福祉法人聖愛財団「土庄保育園」園長先生です。 もちろん、土庄保育園にも見学に行かせていただきましたよ。二階建ての鉄筋作りの園舎‥オリーブをモチーフとした門に、心がとても軽くなるように迎え入れてもらいました。 当時は120名を超える園児がいたとお聞きしましたが‥少子化、また町立園の再編で、近くに250名定員のこども園ができたことも合間って、現在20名ほどの園児だともお聞きしました。 ただ、人数が少なくなったからと言って、保育の質が下がるわけでもなく、むしろ少なくなったからこそ‥こその、芯の強さからくるのでしょう、気概の感じる、保育室が立ち並んでいました。要所要所に、保育を発信するメッセージ‥現場の先生方の細やかな配慮‥そして細やかさが一番伝わるものとして、園内の随所に、小さな生花をお見かけしました。もしかしたら、誰も見ないところ‥それでも、子どもたちの育ちを豊かにするために愛を込めて生けたのだろうと察することができるものでした。 お寺が発祥である、こちらの園では、仏壇も大なり小なりでお見かけしました。毎日、手を合わせる習慣もあるんじゃないのかなと‥お昼ごはんどきも、お行儀良く‥また、おもてなしに、キュウリの漬物を作っていた子どもが味見もさせてくれましたよ。うん、シャキシャキで美味しかったです。 今回の学びの旅‥人口減少、少子化、近隣の園の再編‥などなど、現在富岡保育園でも向き合っている問題に、早い段階から向き合っている町、園、それらから何かしらのヒントをもらおうじゃないかと‥すがる想いもありながら駆けつけたところがありました。 焦ってもいけませし‥あきらめてもいけませんし‥土庄保育園でお見かけした、あのひとつずつの丁寧な生花のように‥またいたるところで心を鮮やかにさせてくれたオリーブの木々や苗のように‥ひとつずつ丁寧に、できることを着実に、課題に取り組む他ないことを再確認した旅でした。 「おトイレにはハンカチがいるよ」と、筆者に優し過ぎる案内をして下さった女性の、別れ際の笑顔に‥帰路の高速船から見る海は、また青く、そして光り輝いていました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 「土庄保育園」園長先生、ならびに現場の先生方、こころよく迎え入れて下さり、ありがとうございました。そして、キュウリの漬物を作ってくれた子どもたち‥その笑顔と優しさに感動しました。ご馳走様でした。 |
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2024-07-06 |
『プラネタリウム』という言葉の響きを聞くだけで、なんだかワクワクドキドキするのは、筆者だけでしょうか‥。 今日、富岡保育園で開催される「七夕祭り」の企画書に、“プラネタリウム”と記された部分を見つけました。 ひとつの部屋を、黒色のビニールで真っ暗にするようで‥そのビニールのところどころに、おそらく星をくり抜き‥そして、そのくり抜いたところに光が差すと‥お部屋の中が、あら不思議、プラネタリウムなわけですよ、おそらくね。 どんな結果になろうが、プラネタリウムが企画にあがっただけで、筆者は非常に嬉しいです。 そして、何より、この企画をあげたのが‥産休育休明けクルーと、昨年度後半から仲間入りした調理師クルーだそうで‥もちろん、誰が企画をあげても嬉しいのですが‥新しいこと、チャレンジすること、ワクワクドキドキすること、これらを保育者たちが率先して楽しんでくださることに、感謝しています。 ちなみに、筆者が、富岡保育園に働き出してから‥いろいろな企画を見たり、手がけてもきましたが‥プラネタリウムは、この度がはじめてです。 子どもたちも、大人たちも、今日の七夕祭りを、願い事に、またプラネタリウムの星たちに、胸をときめかせながら楽しんで下されば、幸いです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-05 |
昨日の本会議をもって「笠岡市議会6月定例会」が閉会されました。市議会議員として、はじめて参加した定例会。個人質問にもチャレンジすることができ、目まぐるしくもありながら充実した1ヶ月でした。 外から見る議会と、内に入って見る議会とでは、やっぱり違うもので‥その違いを見るのも、筆者は楽しみにしていたところもあります。 1ヶ月続く定例会、途中、途中に、休会日もあるんです。ただ、休会と言っても、その合間に、質問や答弁の内容を詰めていったり‥なんやかんやとあるんですね。なんやかんやって表現になったのは、まだそれだけ筆者が把握できていない証拠です。 本会議終了後に、隣町、福山市で開催された「自治体議会改革講義」に出席してきました。『議会』と『市長』の関係は、『二元代表制』であることを、耳にタコかイカかができるくらい聞いてきました。 議会は、議事機関であること。議事って何やねん!?って話しですが‥審議したり熟議したり監視することと同時に、市長に対して政策の競争ができるチカラをつけなきゃいけませんよ!って話しでした。 議員としての個人活動に励むと同時に、民主主義国家として過半数のチカラをもった『議会人』としての自覚もしっかりもたなきゃならんな!と、いったところです。 さて、勉強することが山積み、パンク寸前の筆者。二元代表制でバランスをとる必要が求められる、市長を含めた執行機関の方たちと、講義後、意見交換会にも参加してきました。笠岡市の部長級の方々、また議長を筆頭に議員全員で、場所が議場でないぶん、ざっくばらんに意見を交換をすることができました。先輩議員の方々とも、つっこんでお話しすることができ‥選挙戦を含めた、一市民の時に抱いていた印象とは大きく異なり、しっかりと人間関係を築き、これから多くを吸収していこうと思ったしだいでした。 ついつい、議員活動報告になりがちな副園長ブログ‥新人なものでお許し下さい。 今日、富岡保育園では、13時過ぎ頃より、保育実習の反省会が行われているはずです。正直なところ、筆者も出席したいのですが、変な圧がかかってしまってはいけませんので‥副園長補佐に一任しました。 富岡保育園の保育実習の指導方法は、他園とは、少々異なるかと思います。なぜかって、保育の方法が違うわけですから、指導方法も変えるのが当然ですよね。“実習生の実習目標を達成”できるように、実習環境を試行錯誤することが、わたしたち保育現場を預かる者の務めです。 例えば‥固定担任制ではありませんので、実習日誌の記入者も固定ではありません。指導経験や、またその方の特性、さらには今後の成長を見込みながら、指導リーダー(今年度から副園長補佐)が実習日誌指導記入者の予定を組んでいきます。 ちなみに、このたびは2年目の若手保育者たちにも、チャレンジしてもらいました。もちろん色々な意図が含まれていることをお察し下さい。 毎日、同じ保育者が指導するメリットもありますが、保育者が交替しながら指導するメリットもあります。ありますし、なんなら、充分過ぎるほどのメリットがあるんです。(どんなメリットがあるか気になる方は、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園までお越し下さいね。) 指導リーダーは、筆者から引き継ぎ、4代目になるでしょうか。保育の内容が見直されるたびに、さらには引き継がれるたびに、実習方法を見直し、実習環境改善に努めています。『実習生』と『現場保育者』の『二元学習制』で、これからも取り組ませていただきたいと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-07-04 |
ブログ読者の周りに、こんな人はいませんか。いわゆる“会話の達人”と思わせる人です。どんなことでも、会話を起こして、そして会話をつなげる人。 達人の術中にハマってしまうと、達人の話しを延々と聞くハメになる‥もしくは、根掘り葉掘り質問されては言わなくても良いことまで言っちゃうハメになる‥。 ただ、達人となると、相手をハメても嫌な気にさせないところまで持っていくんでしょう。会話を終えると、「何の話しをしたか忘れたけど‥楽しい時間だったな、有意義な時間だったな。」そう思わせてしまうのが、会話の達人の領域なんでしょう。 富岡保育園にも、何人かいるのですが‥5歳児の女の子の1人が、その領域に入ろうとしているのかなって。ときたま、筆者の書斎(保育LABO)に訪ねて来ることがあるんですね。 「ちょっと、話したいことがあるんじゃけど。」 そんな切り口で、律儀にノックしてくるんです。 どうぞどうぞと、招き入れると‥ 「あのな‥」と、神妙な面持ちで、話し始めるのですが‥内容は、特段のものではない。 ここで、その内容を紹介すれば良いのですが、正直、どんな話しか忘れるくらいのものです。 会話が落ち着くと、いったん退室するんですね。お邪魔しましたと、こちらも律儀に。 けれども、また少しの間を置くと‥ 「ちょっと、話しそびれたことがあるんじゃけど‥。」 そんな切り口で、再びノックしてくるんです。 たいてい、このやりとりを繰り返し、この女の子の場合は、いくらかタイミングを見計らいながら、会話を終えていくんです。 内容はともかく、やっぱり楽しい時間、有意義な時間だったなって、思っちゃうところがあります。 マンツーマンでの会話、少人数、大人数‥いろいろなケースがあると思います。また、もちろん目的も異なるでしょうし。ただ、達人たちに共通するところは、そのプロセスや経過を楽しんでいるところだと思うんです。筆者自身も、見習いたいところです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 以下は、少人数で行う職員会議の質の向上に向けて、職員にアドバイスをしようと思っていることのメモです。 ちなみに、メモのネタ先は、保育コンサル業などを営んでおられる「株式会社カグヤ 」からです。 一円(いちえん)となって、はじめる一円対話のルールです。
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2024-07-03 |