富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

給料泥棒なんて言わせない!?

“副園長”という、最もあやしげな役職に就いて、何年になるでしょうか。(30歳くらいからかな)世間一般からは「園長でもなければ、現場でもなければ、あなたはいったい何の仕事をしているの!?この給料泥棒!!」なんて、言われかねないものです。

あながち僕の場合は間違っていなくて、好き放題なことばかりしています。最近では、笠岡市の行政(定住促進センター)の方々とコラボして移住者を増加するキッカケ作りとして、ワーケーション(仕事と観光)の一環であるプログラム(いくじもケーション)に協力してみたり。社会福祉法人で働く人を増やすキッカケ作りとして、プレゼン全国大会(社会福祉ヒーローズ)に参加してみたり。(絶賛特訓中‼︎)

ただ、あやしげで、好き放題しているにも関わらず、ブレないでいられるのは(自称)、ある理由があるからです。

それは‥僕が働く社会福祉法人“伸成会”の理念をしょっちゅう浴びているからです。そして保育目標や基本方針などにも、これまたしょっちゅう浴びているからです。役得(やくとく)なところがあって、新入園児や新入社員などなどに対しての面談や面接などの場にいる機会が多く、その都度、理事長の言葉を隣で聞いているんです。

ブログ読者の方も含め、そろそろこんなツッコミを入れたいんじゃないかと思うんです。「その理事長の言葉をみんなに伝えるのが、副園長の仕事でしょ!この給料泥棒!!」とね。


冒頭のお戯れに付き合っていただきありがとうございました。それでは、本日は社会福祉法人“伸成会”の理念や、富岡保育園・クレヨンKIDSの保育目標や保育方針など伝えていきたいと思います。

【法人理念】

伸びる。成る。子どもも大人も地域も互いに伸び合い、成長し合う「大きな家」でありたい。

【保育理念】

■生活や遊びが豊かになる環境を子どもたちの目線で工夫しながら、元気に楽しく遊びます。

■ともに生活する中で、「大きくなったら先生みたいになりたい!」と期待される大人の見本となる存在であるよう心がけます。

■保育のプロとして、保護者や地域の子育て家庭と連携をとり、ともに子どもの育ちを喜びます。

【保育方針】

■安心して過ごせる環境

■子どもが思わず遊びたくなる環境

■遊びに必要な道具を自由に選べる環境

■子どもが興味関心をもって調べたくなる環境

■さまざまな年齢の子どもや同年齢の子どもと関わり合える環境

■自ら考え、判断し、行動する環境

※園内の居心地の良い場所で、一人ひとりの特性に応じた保育を展開することを目的とし、保育者みんなであたたかく見守ることを大切にする。

【保育目標】『あそべる子ども』

■自ら課題をみつけ、自ら考え行動する子ども

(主体的に行動する子ども)

■やりたいことをやれる子ども

(意欲的な子ども)

■自分を好きになれる子ども

(自尊感情をもてる子ども)

■人の喜びを喜べる子ども

(思いやりのある子ども) 

【保育方法】『見守る保育』 

■たてわりでない異年齢保育 

■子ども主体の保育

■ねらいに応じた選択制の保育

■かかわりを大切にした保育

■チーム保育(職員集団)


これらを日々、実践するためには!?

■職員一人ひとりが仕事もプライベートも楽しむこと。

■仲間に任せる・任せられる、信じる・信じられる、そんな関係性であるか確認すること。

■当事者意識を持ち、思いを共有することで、ポジティブな輪を広げること。

■専門性に基づいて、その時その一瞬を大切にすること。

■丁寧に暮らすことで、笑顔と感謝の無限ループを生み出すこと。


社会福祉法人“伸成会”に属し、理念や目標に向かって取り組む心構えとは!?

■誠実、そして謙虚であれ「私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。控え目で、つつましいこと。そして素直に相手の意見などを受け入れること。」


これらの贈る言葉の締めくくりとして‥

理事長『毎日に感動できる“感性”を持ち続けられることへの感謝を込めて。』


いかがでしたでしょうか?すべてをいつも完璧にすることは難しいかもしれません。が、定期的に、またその都度、この言葉にふれることは、自らの人格形成にとって非常に役立つものだと考えます。今日は副園長としての仕事をまっとうできて嬉しく思います。

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2023-02-16
甘いお話

ー智略ーそれは戦国時代などでは、才知に富んだはかりごとを成す名将に、主に使われていたのではないでしょうか。


「バレンタイン」目前の2月13日にさかのぼります。ある女の子、ハナちゃんが、僕の背中ごしに、話しかけてきました。補足するなら、その声は僕にだけ聞こえるような、秘そ秘そとした声です。

「ねぇ、あした、タロウ君にチョコレートあげたいんだけど。保育園にチョコレートもってきてもいい?」

バレンタインの醍醐味を感じさせる、とても甘いお話しでした。もちろん快諾するのですが、続けてハナちゃんは、秘そ秘そと。

「じゃあ持ってきたら、むらかみ先生に渡すから、むらかみ先生がタロウ君に渡して。」

甘いを通り越して、甘酸っぱいお話しになってきました。が、こちらは快諾できずに、直接渡すことをお願いしました。


2月14日、バレンタイン当日。ハナちゃんは無事にタロウ君に渡せたことを、また聞きしました。そしてハナちゃんの母親に出くわしましたので、一連の甘いお話しをしたところ。

「昨日(13日)の夜に、ハナちゃんが“むらかみ先生にチョコレート持っていっていいか、ちゃんと聞いたから”って、言ってました。」


ハナちゃんはタロウ君に確実にチョコレートを渡したかったんです。ですが、保育園という場所にチョコレート、いわゆるお菓子をお家から持って行くことに、多少の罪悪感があったのでしょう。けれども、タロウ君への想いも大事だったのです。

そこで、ハナちゃんは保育園という場所で、誰に許可をとれば良いか考えたのでしょう。保育園という“社会”の中での人間関係をハナちゃんは日頃からしっかりと観察していたのです。そう、それは智略に富んだものでした。いつも身近にいる先生たちの関係性を分析ながら人選して許可をとったのでしょう。それならば、きっとチョコレートを持ってきたとしても「むらかみ先生(副園長)に、ちゃんと聞いたもん。」との紋所が出せるからです。

子どもたちは、身近な大人たちの一挙手一投足、会話、人間関係を、ひじょうによく観察しています。それに恥じない人物であれるように精進したいとも思いました。


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~追記~

本日(15日)、お昼ごろに、ハナちゃんから声をかけられました。手を優しく口にかざして、それはやはり秘そ秘そと。「むらかみ先生。タロウ君に、チョコ渡せたよ。」


甘過ぎます。

2023-02-15
「いくじもケーション」とは!?

オンライン嫌いな僕にしては珍しく、ある方にオンラインミーティングをお願いしました。今日の10時からです。

ある方とは、笠岡市定住促進センター「いくじもケーション」の担当者です。

たぶん、ブログ読者で「いくじもケーションって、なんやねん!?」ってツッコまれた方がおられるんじゃないかって思うんです。実は僕もです。

担当者が【カサオカスケッチ】というInstagram(SNS)で掲載していた記事から説明しますと。


「いくじもケーション」とは、子どもたちにとっての「第二・第三の地元」を子育てと仕事をしながら作っていくためのワークションプログラムです。

子どもがいくつになっても「ただいま」と言える場所を増やしたい。

地域の人が誰かを「おかえり」と迎え入れる機会を増やしたい。

そんな思いから、このプログラムをはじめました。

平日は、子どもを保育園に通わせながら家族で滞在できます。

休日には「機織り」「魚捌き」「島でのトラッキング」など、白石島ならではの自然や地元の方との触れ合える体験を用意しています。

将来、お子さんが大きくなった時、「あの場所に帰ろうよ」と言いたくなるような、ちょっとした非日常を、家族で過ごしてみませんか。

こんな感じなんです、「いくじもケーション」とは。そして、なんでその担当者とオンラインミーティングをしようとしているかです。

“平日は、子どもを保育園に通わせながら”の保育園が、このたびのプログラムでは“富岡保育園”を選んで下さったんです。

3月に4組のプレ(おためし)参加者を募集しているそうで‥(すでに募集枠を超える応募があったそうで、抽選になるそうです。)

プレ参加者、つまりは県外からでありますので、オンラインで保育園の説明をしなきゃなんです。ようするに、プレのプレで、これから(午前10時)オンラインミーティングを担当者とするわけです。


ちなみに、担当者とは、僕が昨年度まで毎週活動していた地域コミュニティラジオ(富岡保育園付属大学チャンネル)にゲスト出演していただいた、ご縁があるんですね。

担当者の方も、もともと笠岡市へ移住してきた身。その身から、笠岡市の魅力を感じ発信にお務めされているんです。(※笠岡市フリーペーパー「カサオカスケッチ」)

今回は、富岡保育園の“子どもたちを主体とした保育”に魅力を感じて選んで下さいました。と、なると‥富岡保育園としては、ますます保育の質の向上に努めねばなりません。笠岡市、いや岡山県くらいの代表として、励んでいきたいと思っています。


※もしもブログ読者の方で「いくじもケーション」に応募してみたい方は、まずは岡山県笠岡市定住促進センターへお問い合わせしてみて下さいね。


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2023-02-14
2月のお誕生日の子どもの紹介

雨がふると、鬱々となりがちではありますが。先人たちは、その雨ごとの特徴を豊かにとらえ、そしてたくさんの呼び名をつけては味わっていたんです。

冬から春の兆しをとらえた、「寒の雨」や「解霜雨」、また「菜種梅雨」などが、この頃の雨と重なるでしょうか。


さて、とみほ村で活躍する子どもたちの特徴を豊かにとらえたもの。“とみほ村だより”のお誕生日おめでとうコーナーを少し紹介してみたいと思います。

■Aちゃん(4歳)

お散歩に行くか行かないか、ちゃ〜んと基準があるんですよ。行かない日はM先生が残っている日。保育園に残ったM先生をひとり占めしちゃう日なんです。

BちゃんやCちゃん、Dちゃんと仲良しで、お人形を大切に抱いて、廊下やお部屋などお気に入りの場所でのおままごとが大好き。音楽ゾーンでCDの曲を聴きながらノリノリで踊るのも楽しいよね。

生活の流れを把握し、帽子や靴など、必要な時に必要なものを自分で準備!歯磨きだって自分でします。テラスの端っこが気持ちよくてお気に入りポイントだよね!

妹のEちゃんと手をつないで嬉しそうに歩くのですが、ほとんどEちゃんに引っ張られている‥(笑)いえ、いつもEちゃんを気にかけてくれる優しいお姉ちゃん、Aちゃんです。

■Fくん(6歳)

「そんなばなな〜」「めがねをはずすとめがね〜」(笑)「すーすーすーすー‥(10回)、きってもきれないものはな〜んだ!!」

「とうもろこしの実は全部偶数なんだよ」

などなど、だじゃれ、クイズ、雑学の域は未知数!!

土曜日のランチ中は特に、得意のだじゃれで周りを楽しませてくれるムードメーカーです。

会話が弾むとごはんもおいしい!いっぱい食べられるようになったね〜‼︎

友だちとの関わりが増えてきて、ゲームの話で盛り上がったり、追いかけっこしたり、一緒にブラックで思い通りのものをあーだこーだと言いながら作り上げたりしてるね。最近の大作は「チェンソーマン」‼︎

戸外遊びも好きで、園外散歩にも積極的に参加します!折り紙で難しいところがあると、保育者に聞いて一緒に解決し、完成まであきらめない、頑張り屋さん!!なFくんです。


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2023-02-13
会いに行くアイドル!?

毎月発行される「とみほ村だより~富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS」を、保護者にはもちろん、地域内外の方々にも配布しています。理由は、それを知ってもらうためですね。知ってもらい、なおかつ厚かましくも「とみほ村のことを気にしてほしい」との願いもあります。

ちなみに、地域内外の方々には副園長村上が配達に行きます。つまりは、毎月「副園長村上に会える」という特典付きなんですね。なんだか、会いに行けるアイドルならぬ、会いに行くアイドルのような口ぶりになっちゃいましたがね。なんでもない、ただの中年前のおじさんに変わりありません。

その「会いに行くただの中年前のおじさん」こと、副園長村上が配達に行く先々のこと。『とみほ村ファンクラブ認定証』なんてあれば、皆それぞれお持ちであるほどに、とみほ村のことを好きでいてくれるんです。

「副園長ブログに書いていた、〇〇のエピソード、可愛かったわ。」

「先月の、とみほ村だよりの献立、参考になったわ。」

「笠岡放送の“コドモのホンネ”っていう番組、毎月楽しみにしています!」

それぞれに、とみほ村のことを知ろうとしてくれ、そして気にしてくれ、好きでいてくれるんです。


さて、そんな“とみほ村ファン”ではありますが、例の特典を有効利用して下さる方もおられるんです。忘れないでくださいね、「副園長村上に会える」という特典ですよ。

昨日にさかのぼります。祝日にもかかわらず、お便り片手にお伺いしたのです。すると、「まぁ、お茶でも。」といった具合に、おもてなしを受けちゃったんです。案の定、図にのっておしゃべりをしてしまう副園長村上。するとを、もう一度、今度は「まぁ、せっかくだから、一杯しませんか。」だなんて。

常識のあるものならば、どう答えるのでしょうか。副園長村上の場合は、「ありがとうございます。じゃあ、せっかくなので、一杯いただきます。」と、それは一杯だけにとどまらず、夜深くまで飲んでしゃべって寝てしまうわけです。

Nさん、Mさん、美味しいお食事に、お酒、学びの深まるお話(ただ酔っていたこともあり記憶がうっすらと‥)、数々のおもてなし、本当にありがとうございました。朝のお味噌汁も最高でした。もしかすると味をしめて、またお邪魔するかもしれませんが、宜しくお願い致します。

※このブログ記事は、けっして「副園長村上におもてなしをしろ」「ごはんを食べさせろ、お酒を飲ませろ」だなんてものではありません。くれぐれも誤解のないようにお願い致します。


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地域の方々とclassエジソンでランチ
2023-02-12
唯一無二の“おやつ”

紀元前660年、初代天皇“神武天皇”が即位した日にちなんで、日本国の建国記念日とされているみたいです。まことしやかなわけですが、ドラえもんのタイムマシンに乗らないかぎり、たしかめようもありませんしね。ロマンがあっていいじゃないですか。

そんな“建国記念日”は、ぼくにとって母と、その父、つまりは祖父の誕生日でもあります。母には花より団子なところがありますので、甘いものでも。祖父には、もともと和菓子屋で甘いものにうるさいと言いましょうか、好みに手厳しいこともありますので、団子より花でも送ろうかと思っています。

余談になりますが、祖父の営んでいた和菓子屋“すず屋”には、筆者は幼少期より年に1.2回ほど立ち寄っていました。ただ、当時は“あんこ”が苦手だったんです。今から思えばもったいないことを、数々の和菓子にほとんど手をつけることはありませんでした。それが今では“あんこ”が好きなんですね。味覚や好みは人生の過程で移ろい変わることを実感するものです。もう少し余談になりますが、“あんこ”を好きになったはいいが、ただ美味しいと心底感じる“あんこ”には滅多に出会えないところもあります。なぜなのか、それはほとんど手をつけることがなかった祖父の和菓子の“あんこ”を唯一無二とし美化しているからなのかもしれません。朝早く起きて黙々と“あんこ”を作る、湯けむりとまぎれた祖父の後ろ姿がそうさせていたのだと思います。


さて、ブログ読者にとって唯一無二とし美化しているような“おやつ”なんてあるでしょうか。あそこのスイーツは、あの人が作ったあれが、そんな忘れられない“おやつ”があるでしょうか。

卒園した小学生の子どもたちが、ほとんどの割り合いでこぼすことがあります。

「学校より保育園のほうがいいけん。だって保育園には“おやつ”があって、学校には“おやつ”がないんじゃもん。」

“おやつ”を基準にするだなんて、よっぽど“おやつ”に存在意義があるのでしょう。

現代の世の中では、コンビニスイーツもクオリティが非常に高いうえに、オシャレなカフェやスイーツ店も濫立しています。それは子どもたちの口にも触れる機会だってあるのです。

けれども、それでも保育園の“おやつ”に存在意義があるってことは、なにか特別な価値があるってことなのでしょう。

大好きな友だちと、大好きな先生と、わちゎわちゎわいわい、おしゃべりしたり、機嫌よく過ごす、その“時間”に、なにかがあるのでしょう。


※2月の“おやつ”by太陽の台所をいっきにご紹介してみますね。ひじきおむすび・いちごジャムサンド・鬼プリン・いりこ・マーブルホットケーキ・バナナ・海苔おむすび・シュークリーム・コーンフレーク・わかめおむすび・ふかしいも・アイスクリーム・青りんごゼリー・ドーナツ・ごま塩おむすび・肉まん・ヨーグルト・せんべい・チーズ・じゃこトースト。


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2023-02-11
富岡保育園に所属する誇り

あれから5年‥毎月、血液検査をしてもらっています。そして年に数回、放射性物質を使った検査も行っています。再発への怖れはほとんどありませんが、これだけ定期的に体のすみずみまで調べていると、ある気持ちが芽生えてくるものです。それは、この命をどう使い切ろうかと思っているところです。ある種では、きちんと背中に“死”というものを背負えるようになったからでしょう。そしてこの種の語りは悲壮感を漂わせがちになりましょうが、案外と物事への迷いもなくなりますし、爽快感をもって生きることを助けてもくれます。なにはともあれ、あの頃から常に応援して下さる皆さまに感謝し、多大なる御恩を、その次世代への希望に向けて奉公し続けたいと思っております。


さて、題目に『富岡保育園に所属する誇り』と記しました。これは、ここ最近に取材に来られたライターさんが発した言葉なんです。

富岡保育園には、もちろんのこと園児や保護者の皆様が集っております。が、しかしそれだけにとどまらず、富岡北地区の方々。また富岡北をこえた、笠岡市全域からの方々。さにあらず、市外や県外からも保育実践をともに学ぼうとする方々。保育や幼児教育関係者だけでなく、新聞社やテレビ局、ネットニュースのライターさんなども。あらゆる人たちが、富岡保育園を定期的に、無作為に集うんです。

副園長という立場からは、あらゆる人たちに直視で見てもらうことで、「保育の質が高まる」環境づくりになっていると思っておりました。が、それだけにあらずだって、ライターさんが言うのです。

「これだけ自分の働く場所に、いろいろな人が見に来るなんて、それだけで、そこで働くことに“誇り”が持てるんじゃないでしょうか。」


富岡保育園の集まる保育者たちが、「ここにいることを私は誇りに思う。」なんて、自信を持って言える、そんな職場づくりを目指していきたいものです。

※就職希望の方は、まずはホームページTOP電話番号からお問い合わせ下さい。(担当 副園長村上)


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★ワンコインランチのお問い合わせもありがたいことに増えております。複数人の場合は事前の予約をお願いしておりす。

NEWウッドデッキに、たむろ。
2023-02-10
おそるべしオマチマンの影響力

“◯◯マン”って、呼称であれば、その響きはヒーローめいていますよね。その代表格は間違いなく顔の中に餡子(あんこ)がつまった“アンパンマン”でしょう。海を跨げば、手指で自在に糸を操る“スパイダーマン”もいますよね。

そんでもって実は、岡山県笠岡市富岡北地区にも“◯◯マン”が登場したわけですよ。餡子はつまっていませんし、自在に糸を操ることはしませんが‥愛のつまった、リズミカルな音楽を自在に操る“◯◯マン”なんです。

この“◯◯マン”が、本日、富岡北地区にある富岡会館でコンサートを開催してくださったんです。子どもたちは、ギターを筆頭にしたあらゆる楽器の音に夢中になり、また言葉遊びやポップなダンスに自然と笑顔がはびこっていくわけです。

もちろん子どもを対象とはしているのですが、保育園の先生はもちろん、参加してくださった地域のおじいちゃん、おばあちゃん、また赤ちゃんを抱っこして足を運んでくださったお母さんなども、同様に夢中となり、笑顔がはびこっていました。


コンサート中の印象的な出来事を記すことが適当ではありますが、裏をかいてコンサート後の後談を紹介したいと思います。

お迎えの時間帯になると、自分のお家の人であろうとなかろうと、それは意気揚々と説明しはじめるんです。

「きょうなぁ、めっちゃおもしろかったんで!ビロビロビローンっ音、鳴らすんで“◯◯マン”!」

「ラーメンだいすき、ラーメンたべたい‥って踊りやったんで!」

それはそれは口々に、思い思いに、語るわけです。そして、その言葉を、どのお家の人たちも、いちように立ち止まり耳を傾けてくださり、うんうんうんと喜んで聞いてくれるんです。

“◯◯マン”の影響力は、コンサート中だけにとどまらず、参加者のその髄にまで行き届いているのでしょうか。


北海道の帯広から、はるばるやってきた、オマチマン&ツマチマン。岡山県笠岡市に愛と音楽を届けてくださり誠にありがとうございました。またお会いできる日まで、くれぐれも心身ご自愛ください。

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オマチマン&ツマチマン
宇宙空間へ
大行進
2023-02-09
逆境を乗り越えるチカラ

現場保育者の綴る愛の物語“Narrative Tree”をご紹介したいと思います。

※保育・幼児教育においてエビデンス(科学や統計に基づいた根拠)は重要であります。けれども、エビデンスに基づくものでも、保育や教育とは保育者や教育者からの一方的な行為であってはいけません。子どもの理解やコミュニケーションが非常に大切な要素となります。


title 子どもながらに一生懸命考えている

Aちゃん(3歳2ヶ月)が、木の棒をもちながら遊んでいた。

すると、近くにいたBちゃん(3歳1ヶ月)が、急にAちゃんのもっていた木の棒に手を伸ばし取ろうとした。

すると、Aちゃんは「ダメ!!」と言った。

Bちゃんは少し寂しそうな顔をしていたので、私(筆者)がBちゃんに「貸しては?」と言うと、Bちゃんは「かーしーてー。」と、がんばって言った。

それを聞いて、Aちゃんは貸そうとはせず、どこかへ行ってしまった。

「貸してくれなかったねー。」とBちゃんに話しかけながら一緒にいると‥Aちゃんが帰ってきた。

すると、さっきの棒とは違う棒をBちゃんに差し出した。

その様子を見て、Aちゃんは無視したわけではなくて、貸してあげたいけど、自分も使いたいから違う棒を探してあげたんだなとわかり感心した。


そして、少しするとC君(3歳8ヶ月)がやってきた。

C君もAちゃんの棒を見て取ろうとした。

すると、今度はAちゃんがC君に「ちょうだいって言ってー。」と自分で伝えた。

それを聞いて、C君はAちゃんに「ちょうだい。」と言った。

すると“少しの間があいて”‥Aちゃんが手を叩きながら「すごーい。」と言った。

ちょうだいと、ちゃんと言えたC君を満面の笑みでほめていたのだ。

“少し間”があいた時に、“貸したくないなー”と思っていたのか、その後AちゃんがC君に棒を貸してあげることはなかった‥が、Aちゃんが手を叩いてほめてあげたことで、C君も“貸してもらえなかった”という思いだけでなく、“ほめてもらえた”という達成感めいたものを感じたようで嬉しそうにしていた。

貸したくない‥けど、ちょうだいと言えた友だちをしっかりほめ、そしてその場をのりこえる。そんなAちゃんがすごいなと感じた。

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2023-02-08
悲劇のヒロインと友愛のナイト

あらすじヲ記す。

令和五年、その日。悲劇のヒロインを演じることになるであろうナナが、筆者にある約束を申し出た。

その約束とは、お昼ごはんを“いっしょに”食べようというものだ。もちろん筆者は、「いいよ。」と軽く請け負った。軽さを別の表現で補うなら相槌に近いニュアンスだったのであろう。

そして時が刻々ときざまれた正午。筆者は、午前の仕事にようやっとキリをつけ、お昼ごはんへむかった。実はキリをつける直前まで、ナナとの約束をうっかり忘れていたのである。思い出したところで、自然とむかう足は早まったのである。

筆者は食事場に行くと、いちようにあたりを見回した。大勢の子どもたちや先生たちが座る、いくつかのちゃぶ台から、そのナナを見つけるためである。

食事場が賑やかであったことも相まって、筆者はその群衆を掻い潜り、抜け目ないそぶりでナナの座るちゃぶ台へ腰をおろした。そして約束をうっかり忘れかけていたのにも関わらず、「お待たせ。」なんて言葉をこれも軽く発したのである。

しかし、そのすべての軽さがまずかったのであろう、ナナは目が合うと同時に、顔をうつむかせ、そして大小の涙をこぼしはじめた。

ナナがこぼす理由としては、「“いっしょに”食べるってことは、“となり”で食べるってことなんよ。約束とちがう。」といった、ナナと筆者との約束の相違である。

無論、筆者はうっかりした自らを補うために、それは軽くナナの座るちゃぶ台へ腰をおろしたわけである。が、そのおろした先は、ほぼ満員となっていた子どもたちの、ほんの隙間であった。そしてそれはナナと目が合う向かい側でもあったのである。

本来ならこのあたりで筆者は反省するべきであったのである。約束を軽んじたことにである。だが、しかし筆者は平然にも、ナナに対し反論したのである。それは、「“いっしょ”のちゃぶ台だから、いいじゃん。」との言葉であった。そして、追い討ちをかけるようにして筆者は自らの“となり”に座っていた男の子に同意を求めたのである。

同意を求められた、この日、友愛のナイトを演じることになるであろうイチロウは、非常に苦味のある表情であった。目の前で涙をこぼすナナと、となりで言い訳をする大人に気を遣っていたのである。その苦味は、珈琲やビールなどをはじめて口に含んだもののようであった。イチロウは、筆者の同意に対して賛成も否定もしないままに、不自然に話題と視線を変えたのであった。


気まずさをともなった、令和五年、その日から一夜明けた翌日。結局のところ、「明日は絶対“となり”で食べるけん。」との約束をしたところで手打ちになったことを、筆者はしっかりと覚えていた。

もちろん午前の仕事も、うっかりすることなくキリをつけ、食事場へ向かった。その足どりは、雲のようなふわふわとした軽さではなく、どちらかと言えば火の燃えでるようなものであった。

無事にナナの“となり”で食べることができた筆者は、約束を果たせたことに安堵していた。それは珈琲やビールを好み口に含んだもののようであった。

安堵して食べ終わったところ、ひとりの男の子にすれ違いざまに話しかけられた。いや、この男の子はすれ違ったのではなく、筆者を探していたようであった。

その男の子とは、昨日、筆者の“となり”に座っていたイチロウであった。

「むらかみ先生!今日、ナナちゃんの“となり”でちゃんと食べた!?」

イチロウは一夜のあいだ、あの約束が果たされることを切望していたのである。その念が込められた筆者への問いかけであった。


巧みな文章でこの一件を紛らせようとしたところで、筆者の約束への軽はずみさは良くないことに変わりはない。反故にしてしまったナナちゃん、そして気を遣ってくれたイチロウ君、大変申し訳ありませんでした。

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2023-02-07
二月を逃がさないミーティング

おはようございます。立春がすぎたところで、まだまだ冷んやりするものです。早朝には夜明け前の月が、それは轟々と照ってはいました。なんでも“スノームーン”といって、1年で月がいちばん遠いところにある、そんな小さな満月だったみたいです。

さて、二月を逃さないために、久しぶりにブログ読者と早朝ミーティングをはじめたいと思います。

あたたかいお飲みものとメモのご用意をおねがいします。


地域のお寺さん、吉祥寺さんのご協力のもと「豆まき」を盛大にとりおこなうことができました。(山陽新聞に掲載※2月4日)また、キューティーハニーズの活躍のもと「救急法競技大会」にも無事に参加することができました。

今週からの予定をひとつずつ確認していきたいと思います。


■今日(6日)富岡北地区“いきいきサロン”メンバー10名がワンコインランチに参加してくださいます。※今回はclassエジソン(5歳児)もいっしょにお食事の時間を楽しみたいと思います。

■6日 山陽新聞社取材

※社会福祉ヒーローズ関連(村上)

■8日 クレヨンKIDS絵本贈呈式

※クレヨンKIDS園長先生と、天神会理事長様で式に参加します。どのような絵本がクレヨンKIDSに届くのか楽しみですね。

■8日 笠岡小学校一日体験入学

■8日 瀬戸内海放送取材

※社会福祉ヒーローズ関連(村上)

■9日 オマチマン&ツマチマン コンサート

※リズミカルな音楽や言葉あそびを楽しみたいと思います。(前日に会場準備をします。)

■10.11日 事務長が「見守る保育」全国大会in鹿児島に参加します。

■13日 内科検診(竹迫小児科医)

■13日 市の監査(クレヨンKIDS)

■15日 大島小学校一日体験入学

■16日 らんらんピクニックDAY(classエジソン)

■17日 中央小学校一日体験入学

■20日 園見学(丸亀ひまわりこども園)

※4名の方々が香川県から来園されます。

■20日 オンライン食育研修(栄養士)

■22日 笠岡東地区学校運営協議会

■22日 富岡北地区まちづくり協議会理事会

■27日 社会福祉ヒーローズTOKYO2022リハーサル

■28日 社会福祉ヒーローズTOKYO2022本番


現時点での予定をおさらいしました。二月は、classエジソン(5歳児)の子どもたちが、就学する小学校へ一日体験入学に行く予定となっています。期待感が高まるとともに、不安もちょっぴりあるんだと思うんです。そのような気持ちに、家庭と保育園と小学校がともに手を取り合って寄り添うことができればと思っております。


※年度末に向けて、ご家庭のさまざまな事情などにより転居などもあるかと思います。現在、園見学のお申込みをたくさんいただいています。富岡保育園の保育実践を伝える機会の場として感謝しております。はじめて園見学される場合は、園長or副園長が1時間~2時間ほどかけて案内させてもらいます。ご予約はお電話にて宜しくお願い致します。(受付担当 村上)園見学にあたって、質問などをあらかじめご準備されてもかまいませんし、また副園長ブログを予習がてら目を通して下さることもオススメさせていただきます。


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気持ち良さそうなマットレスだな~。
2023-02-06
リミットは“7分”

以前、岐阜県に織田信長公役を演じた木村拓哉さんが登場するや、大賑わいしたNEWSが飛び込んできましたよね。それほど、織田信長公と木村拓哉さんの相性が良いのかと‥ついつい映画「レジェンド アンド バタフライ」を観に行ってしまいました。

作品の感想は割愛しますが、やはりあの天下布武を掲げた大魔王織田信長公を、2時間強でおさめるだなんてことに、しんどさがあるんじゃないか。が、そこは場面と場面の間なんかを鑑賞者が感じ解かなきゃいけないんだろうかとも思いました。


さて、織田信長公を木村拓哉さんは2時間強で世の中へ送り出しました。これに比するものでは全くないのですが‥

“ある男”を“ある男”が“7分”で世の中へ送り出すみたいなんですよ。

それはすでに今月の末。2月28日開催「社会福祉ヒーローズTOKYO2022」に、岡山県では初出場になります岡山県笠岡市社会福祉法人“伸成会”から、ある男が、社会福祉法人のPRのために出場するみたいなんです。

これ以上ためきれないので、ネタばらししますと‥わたくし“村上太志”を“村上太志”がプレゼン持ち時間“7分”で世の中へ送り出すんです。

織田信長公に比べるまでもない“何者でもない”村上太志です。

木村拓哉さんに比べるまでもない“ただの人”村上太志です。

そして、天下布武も掲げていませんし、大魔王なんて覇気もありませんが‥が、しかし“7分”におさめるだなんて、しんどくありませんかね。

実は、先日、プロデューサーの山田さん(ドキュメント映画監督)に、プレゼンのコンサルをしてもらいました。“7分”におさめるには、やはり視聴者が僕の語る、その句読点の合間を感じ解いてもらわねばなりません。

※当日は、「全国社会福祉法人経営者協議会」が運営するYouTubeチャンネルで13時から無料生配信予定です。(予約もできるみたいですよ。)


ちなみに、「社会福祉ヒーローズ」の公式サイトではプレゼンター7名の紹介もして下さっています。映画で言えば予告みたいなものです。

 

  社会福祉法人伸成会が運営する「富岡保育園」に勤務し、「子ども主体の保育の実現」をテーマに、業界の常識である「一斉保育」を覆す改革などを進めています。

 例えば、異なる年齢の園児が同じ空間で暮らす「異年齢保育」を2017年に導入。そうすることで、これまで大人主導で活動していた子どもたちが自ら考え、判断し行動するように変化していきました。

 また、同年からクラス制や担任制も廃止し、“オープンフリー環境”の保育を実現。一人ひとりの子どもに対し、様々な保育者が多様な価値観をもって関わることこそが、子どもの人権を守り、管理や評価に偏らない子ども主体のサポートにつながってると考えています。

 村上さんは、こうした取組を積極的に発信するため、地域住民にお便りを手配りしたり、ブログ、動画配信やラジオ出演などの活動に積極的に取り組まれました。改革当初は、保護者や保育園の仲間から疑問視する声もあがりましたが、今では多くの共感を得るようになっていると言います。

 村上さんは、実は余命2カ月の宣告を受けた病を患った過去をもちます。しかし、そのような病魔にも打ち勝ち、さらなる保育改革のため、「保育園を中心とした“まちづくり”」という次のプロジェクトを進行中です。

ご興味ある方は、当日(2月28日)13時生配信を見てくださいね。映画同様、予告が過剰過ぎてガッカリするか、もしくは予告を超えて感動するか‥どっちなんでしょうね。

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※「社会福祉ヒーローズTOKYO2022」関連での取材が新聞社やテレビ局やらで今月はじまっています。どのように報じられるかわかりませんが、本人は調子に乗っておりませんので、ご安心ください。

ヒーローズ説明会での一コマin TOKYO
2023-02-05
キューティーハニーズ参戦

あるときは‥おしゃれなネイリスト。

またあるときは‥ディズニーだいすき乙女。

そしてあるときは‥“なにふぁむ”。

(※ジャニーズ「なにわ男子」のファンの呼称)

しかしその実体は‥!!

子どもたちの生活と遊びを見守り、丁寧な暮らしを楽しむ、愛の保育士3人組さっ!!


ブログ読者の方は、突然なんの紹介をはじめたんだと驚かれたかもしれませんよね。

実は、本日、令和5年2月4日(土)、笠岡地区消防組合主催、第5回救急法競技大会に出場した、社会福祉法人伸成会富岡保育園の代表メンバーの紹介なんです。

心肺蘇生、包帯リレー、本結びリレーに挑戦した3人のチーム名は‥『キューティーハニーズ』なのです。


本番では、いつ練習したんだろうかと思うほどに、3人とも冷静に落ち着いて大会に出場しておられました。(なんと、選手宣誓なんかもしちゃったりして。スゴイ!)

実は3人へは、昨年末に大会への出場を僕から打診しました。すると、3人ともにこころよく受けて下さいました。「出場させてもらってありがとうございます!しっかり勉強してきます!」なんて、非常に意欲的なわけですよ。

僕は、このくだりこそが、キューティーハニーズの真骨頂だなって思っていたりします。事実、この3人は、園内の職務でも同じように、どのような仕事でも意欲的に取り組んでくださるんです。


社会福祉法人“伸成会”富岡保育園では、この救急法競技大会、5回ともに出場しているんです。

なぜかって、もちろん“子どもたちの命を守るため”ですよね。保育現場では、ありとあらゆる、おもいもしない、そんなアクシデントがよく起こるのです。

そんな時に、すこしでも慌てず焦らず、落ち着いた処置や手当てができれば、間違いなくいいですよね。

(実は、僕も第1回、2回に出場しました。)


大会だけに終わらず、救急法はアップデートされるものなので、定期的に学ぶことを法人全体(富岡保育園・クレヨンKIDS)で心がけたいと思います。


本日は、キューティーハニーズをはじめ、出場されたチームの方々(20チームほどいました)、また主催してくださった笠岡地区消防組合の皆さま、おつかれさまでした。

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冷静沈着に
2023-02-04
売れ行き絶好調“いわしのフライ”

サクッとした歯ごたえに、香ばしい風味が、そそるのでしょう。“いわしのフライ”の売れ行きが好調でした。いや、絶好調といわんばかりの、おかわりに足を運ぶ子どもたち。

ただ、もちろん非常に美味しかったことは間違い無いのですが、にしても、絶好調だったんです。いつにも増して、お腹がへったんだということは分かるのですが、その理由ですね。


きょうは、2月3日。そうなんですよね、「節分の日」なんです。つまりは、富岡保育園にも、例の、あの、あれがやって来たんです。

白装束の衣類に身を包まれた、長く鋭いツノが印象的な赤鬼。そして、顔面のゆがみが独特な強さを感じさせる黒鬼。この二匹が、やって来たんです。


実はこのたびの二匹の鬼は、富岡北地区にあって、地域の方々をさまざまに見守っておられる“吉祥院さん”の住職様と副住職様が化身してくださったんです。園児の健やかな成長や、保育園の平和のために、ひと肌ふた肌、脱いでくださったわけです。

もちろん、子どもたちはと言えば、ほとんどの子どもが大小の涙をこぼしました。また先生たちも、いつも見せない悲壮な表情を見せていました。そんな人々を、二匹の鬼は見逃さないようでした。じょじょに近づいては、頭をよしよしとなでたりもします。


二匹の鬼の年季の入ったシワには、筆者も圧倒されたところがありました。が、そのうち慣れてくると、やんちゃ者たちが、新聞紙を硬く丸めた豆もどきで、それは鬼の豪速球とばかりに投げつけていきました。かなりの力が込められていたことはご想像の通りです。

二匹の鬼も、さすがにあちこちにぶつけられたもので、相当な痛みがあったんだと思います。退散していかれました。


このストーリーの後談なんですね、“いわしのフライ”は。売れ行きの絶好調さの理由は、たぶんですけれども、『鬼退治』でしょう。涙をこぼしたり、はたまた全力投球をしたり。とにかく大変な格闘をした後だったのですから、お腹が減って当然なわけです。


本日、鬼の化身となってくださった、岡山県笠岡市真言宗“吉祥院”、住職様、そして副住職様。富岡保育園へ福を呼びこむために、尽力して下さり誠にありがとうございました。地域の方々と“子どもたちの未来に希望を繋げる”活動が共にできることに喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。また来年もお願いしに行きますね。

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化身
福を呼びこめ
2023-02-03
脳や心に良い影響を与える言葉

いろいろと、おめでたい日になりそうです、今日は。誕生日のトミホクルー(富岡保育園保育者)がおひとり。さっそくクルー同士でお祝いの言葉が心地よく響いていました。

そして、もうひとり、いやふたりでしょうか。ある園児の保護者さまの結婚記念日みたいなんです、今日は。登園直後に保護者さまにお祝いの言葉をかけてみると‥「え!?なんで知ってるの!?」といった喜びと照れくささが入りまじる表情をしていました。なんで知ってるかと言えば、昨日、その園児が‥「あした、記念日なんよな。」と、つぶやいていたんです。もちろん何の記念日なのか気になるので問いますと‥「パパとママの結婚記念日なんよ。」と、こちらも喜びと照れくささが入りまじる表情で答えてくれました。


乳幼児期に経験する養育環境のうち、暴言や身体的虐待、ネグレクト、親の精神疾患、体罰などの不適切なものは、子どものその後の脳と心の発達に影響を与えます。とくに、思春期に達するころに、精神的側面の問題としてあらわれやすいことがわかっています。

不適切な養育環境で育った方の脳を調べてみると‥その不適切な養育環境を経験した年齢によって、ダメージが大きくみられる脳部位が異なっています。

たとえば、記憶や学習にかかわる海馬がもっともダメージを受けるのは、性的虐待を3歳~5歳の時期に受けた場合であったり‥

またたとえば、脳梁(大脳の左右半球をつなぐ繊維の束)が大きく萎縮していたのは、9歳~10歳の時期に虐待を受けた場合であったり‥

思考や推論、行動抑制にかかわる前頭前野は、14歳~16歳の時期に虐待を受けると大きく萎縮したり‥

この大きくダメージを受ける時期は、それぞれの脳部位の感受性期と一致するんですね。(感受性期には、環境の影響を非常に受けやすいとされています。)

これらは暴言であったり、両親のDVや諍いなどを長時間目撃して育った方の脳でも同じことが言えます。


ある園児の家庭では、おそらく「明日はパパとママの結婚記念日なんよ。」って“愛に満ち溢れた言葉”が食卓でかわされていたんじゃないかって想像できますよね。そのような環境は、ある園児の脳や心に非常に良い影響を与えていることは言うまでもないですよね。


※参考文献「ヒトの発達の謎を解く~胎児期から人類の未来まで~明和政子」


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2023-02-02
セバスチャン先生から学ぶ“味方な見方”

“コドモノミカタ”を、ふたとおりの漢字表記にしてみると‥

「子どもの味方」「子どもの見方」なんてできますよね。

味方な見方”と、“味方でない見方”があれば、同じ場面でも見え方は異なるんじゃないでしょうか。


三つ編みのよく似合うローラが、とつぜん泣き出しました。

とつぜんと言っても、たまたま通りすがった筆者(副園長村上)にとってです。ローラにとっては“なにか”があったのでしょう。

そこへ4.5人の友だちたちが駆けより、ローラをなだめはじめました。筆者は“なにか”は少しさておくことにしました。


しばらくして、ローラを見ると、4.5人の友だちたちの中で、セバスチャン先生に抱かれ、さらになだめられていました。

ローラにとっての“なにか”は、よっぽどのことだったのでしょう。

セバスチャン先生に抱かれたローラの表情は、じょじょになだめられているようで、ただ“なにか”への想いは残っているようでもありました。



さらに、しばらくしてローラを見ると、4.5人の友だちのうち、カチューシャのよく似合うキャメロンにおんぶされていました。

その表情は“なにか”への想いをふっしょくするようでもありました。

“なにか”の正体に筆者も非常に気になるところがあり、セバスチャン先生に問うことにしました。

すると、セバスチャン先生はローラを抱っこした名残りを感じさせるように答えてくれました。

「ローラちゃんのママがお迎えに来たのですが、ローラちゃんは“まだキャメロンちゃんと遊びたかった”ようなんです。それで、涙が出ちゃったみたいで。」


“なにか”の正体があきらかになるころ、ちょうどキャメロンのパパがお迎えにやって来られました。

そして、さらにちょうどそのパパの前を、三つ編みのよく似合うローラをおんぶしたカチューシャのよく似合うキャメロンが通りすぎました。

キャメロンはパパには目もくれないようで、背中にいるローラに笑顔と愛想をふっています。

そんなローラとキャメロンを、はにかみながら見届けるパパのところへ、セバスチャン先生が、ちょうどいいタイミングで駆けよりました。

“なにか”の正体を、それはまだローラを抱っこした名残りを感じさせるように、そして2人の想い合う気持ちを代弁しているようでした。


はにかみながら見届けたパパ、そして想い合う気持ちを代弁したセバスチャン先生、ふたりの“味方な見方”が、筆者の心をさらに揺さぶったことをここに記しておきたいと思います。


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2023-02-01
人生は“選択の連続”ですよね。

Q.「年齢がミックス(異年齢児保育)であるメリットとデメリットを教えて下さい。また富岡保育園では、自由時間が多いとお聞きしたのですが、毎日決められた活動がないと子どもたちは不安になりませんか?」


井笠圏内(笠岡市・浅口市・里庄町・井原市・矢掛町)で「広域入所」のルールが来年度より緩和する予定になっています。それに伴い市外から富岡保育園に興味をもち見学に足を運んでくださる機会が増えています。たくさんの方に富岡保育園での取り組みを伝えることができて非常に感謝しています。

(※園見学には、たいてい園長または副園長が、園内全域を歩いてまわりながら案内させてもらい、その後は保育実践についての理論や、園で大事にしている理念など、また質疑応答も含めて1時間半~2時間はかかる見込みです。)

冒頭の質問は、その見学者から問われたものです。よくあるものなので、すこし順序だてて答えてみたいと思います。


まず、年齢がミックスとの表現に対して、すこし立ち止まって考えてみたいことがあります。例えば、“3歳児”と同じ年齢にくくったクラスがあるとします。が、果たして本当に同じ年齢なのでしょうか?実は最低でも365通りありますよね。屁理屈っぽいかもしれませんが、よくよく考えてみると、誰だか分かんない人が決めた尺で“同じ年齢”とくくられているだけなんです。

もう少し話しを拡大していきますと。僕たち人類は600万年の歴史があるとされています。そのうち、農耕牧畜、つまり定住生活をはじめたとされるのが1万年前です。それまでは、狩猟採取、遊牧生活だったわけです。ほぼほぼ家族単位、または複数家族単位でのコミュニティだったんですね。と、いうことは子育てにあたって、たとえば“同じ年齢”とくくって育てられていたでしょうか?

農耕牧畜、定住生活がはじまっても、コミュニティの大きさは100人〜150人程度と言われています。さて、その中で子どもたちは“同じ年齢”でくくられて育てられていたでしょうか?

2つの問いの答えは、タイムスリップしないと本当の答えは分かりませんが、大人も子どもも、いろいろな年齢の人が入り混じって育てられていたことはコミュニティの大きさから想像できますよね。

ここで、いったん整理しますと、人類のほとんどの歴史上、子育ては“同じ年齢”でくくられていなかったわけです。そして、これは脳内でも同じことが言えて、脳が発達する際に“同じ年齢”でくくられずに発達がおこなわれていたんです。

生き物の“進化”って、1年や100年単位で変わるもんじゃないんですね。もっともっと長い長い月日をかけて進化していくわけです。もちろん僕たち人類もです。

ここで、いったん結論めいたことを記述すると、僕たち現代人の脳も、実は人類の歴史のそのほとんどを占める狩猟採取民族と、ほとんど変わらないわけです。


では、いつ頃から“同じ年齢”にくくられるようになったのか。200年ほど前は、日本はまだ江戸時代ですよ。150年ほど前あたりでしょう。世界で産業革命がはじまり、日本でも富国強兵、そして資本主義社会への潮流が高まった頃でしょう。

“同じ年齢”でくくる教育方法は、いわば工場員や兵隊などを育成するにあたっては最適なわけです。なぜかと言えば、“比較”しやすい、そして“競争”させやすい。また“評価”もしやすく“管理”も行き届きやすい、そんなメリットがあるんです。

つまりは“同じ年齢”にくくる方法は、身体や脳に効果的だからという理由でないところからはじまっているわけです。


さて、では話しを戻していきましょう。冒頭の質問「年齢がミックス(異年齢児保育)であるメリットとデメリット」についてです。

まずデメリットから答えますと‥“比較”しにくい、“競争”させにくい、“評価”しにくい、“管理”しにくいというデメリットが挙げられます。

そして、メリットについては、現代人も所有する、人類の進化上培われた脳に対して負担が少ない、また600万年という人類史のほとんどでとられていた子育て方法に近いというメリットが挙げられます。


では、冒頭の質問、後半部分「富岡保育園では自由時間が多いとお聞きしましたが、毎日決められた活動がないと子どもたちは不安になりませんか?」について。

文字数の関係上、この部分に対しては、やはり見学に来ていただき、実際の子どもの姿を見てもらってからお話ししたいところです。


もしもあなたが社会人であれば、学生時代を終えて社会に出たとしたら、人生はきまったものがあるのでしょうか。何の仕事に就いて、誰とパートナーとなって、どこで暮らし、誰と友だちになり‥さまざまな“選択の連続”を、誰が決めてくれるのでしょうか。保育園や学校の先生でしょうか、それとも親や親戚でしょうか。

富岡保育園の子どもたちは、保育園に何を着て、何を履いて、何をかぶって‥何をして遊ぼうか、誰と遊ぼうか、どの先生に助けてもらおうか‥日々“選択の連続”をしています。


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2023-01-31
大海原に出る勇気はあるかな?

Q.「富岡保育園、またはクレヨンKIDSに就職したいと思っているのですが‥どうすれば良いですか?」


最近、よくある質問なので、答えてみたいと思います。

手っ取り早く、職員の空き状況や、就職にあたっての条件を知ることよりも‥それよりも、まずは現地へ、富岡保育園やクレヨンKIDSに足を運んでみることが大事です。

保育実践内容や、働き方の価値観などは、足を運んで、実際に見て感じないと分かんないところがあるんです。

「見守る保育」を実践しています!と、言っても、たとえばその「見守る保育」の教科書を読んだから、すぐさま実践にうつせるかと言ったら、そうでもないところが大きいです。例えるなら、野球の参考書を熟読したからと言って、大谷翔平選手の豪速球を打ち返せるわけじゃないですよね。

「働き方」についても、有給休暇が〇日で、賃金が〇万円で、などなどの条件が整えば、気持ち良く働ける、やりがいをもって働ける、次世代へ憧れを作るように働ける、生き様のように働ける‥わけではないんですよね。

やはり、このあたりは足を運んでもらい、見て感じたり、また当事者(現トミホクルー)たちとコミュニケーションをとってもらうことで知ることができるんです。もちろん園長や副園長なども、思いの丈をしっかりと話し合います。

そこんところに共感してくださると、そこから職員の空き状況や就職にあたっての条件などを、いっしょに考えていくことになります。

なので、まずは、富岡保育園の保育実践ならびに働き方への共感が第一関門だと思います。


そして、見事、その第一関門をくぐっちゃうと、その次には第二も第三も無いんです。すぐに大海原に突入しちゃうんです。

ここで、たいてい不安に思われる方が多いんです。なんたって、急に大海原に投げ出されるわけですから。「見守る保育」についての理論や、さまざまな知識、方法などは事前に研修会とかないんですか?って、問いがよくあるんです。

実は、やっぱり無いんです。(←日本語がおかしいと感じると思いますが、そのうち腑に落ちるはずですので、スルーして読み進めてください。)

例えば、野球をしたことがない方が、野球の参考書をいくら熟読しても、野球ができるようにはならないですよね。野球をする環境に入って、たゆまぬ努力をし続けると、もしかすると大谷翔平選手の豪速球にバットが当たるようになるかもしれないわけです。大事なのは、その“環境”に入ることと、たゆまぬ努力をし“続ける”ことです。

富岡保育園という“環境”に入って、「見守る保育」を学び“続ける”こと、それこそが大海原なわけです。


整理整頓しますと‥「富岡保育園、またはクレヨンKIDSに就職したいと思っているのですが‥どうすれば良いですか?」

①まずは現在へ足を運んでみる。見学やボランティア体験をしてみましょう。

②「見守る保育」や「働き方」について、見たり感じたり、またコミュニケーションによって知り共感できるか、できないかを見極めよう。

③共感できたら、面接を申し込んでみよう。(職員の空き状況や条件も詳しく説明致します。)

④面接に受かったら、大海原に出る準備をしよう。


大海原、つまりは富岡保育園で保育実践ならびに働くにあたっての準備が気になりますよね。

「特にないです。」と答えたいところですが、それでも気になる方もおられると思いますので、副園長村上なりに具体的な準備も記述しておきましょう。


まずは、新しい“環境”に入り、その上で学び“続ける”には、それ相応の心身の体力が必要となります。なので、食事・運動・睡眠のバランスを整えることをおすすめします。そして付け加えるなら、日頃から笑顔でいること、また身近なことに感謝する習慣をつくっておくことも大事です。そのことにより免疫力が整い、心身の体力がついてくるでしょう。

そして、もしも食事・運動・睡眠・笑顔・感謝の習慣が整ったならば、もうワンステップ踏みましょう。それは、さまざまな子どもたちや仲間と“心を動かす”ことになりますので、“感受性”を養う必要が出てくるんです。映画を見たり、音楽を聞いたり、絵画を鑑賞したりするのもいいかもしれません。もしくは山に登ったり、海を見たり、公園を散歩して草花を摘んでみるのもいいかもしれません。


ブログ読者の皆様の中で、もしも就職をお考えの方がおられましたら参考にしてみて下さい。いっしょに大海原に出て、そして子どもたちの未来に希望をつなげていきましょう。そんなあなたを心待ちにしています。

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2023-01-30
手強い三匹プラス二匹の鬼

冬から春に向けて、寒波をしのぎながら、土の中では植物や生き物たちがチカラをたくわえているころでしょう。

もうそろそろ、その季節の変わり目である「節分の日」がやってきますね。お豆やら巻き寿司やらの準備をはじめているでしょうか。

身体の方も、それ相応に準備しておきたいですよね。花粉やらも盛んにとんでくるでしょうし、くしゃみや咳や鼻水なんて、しょっちゅうでしょう。あのウイルスのおかげで、人前で「ヘーーークシュン‼︎」なんて、おもいっきり出来にくくなっちゃいましたよね。


さて、心の準備も同時にしときたいとも思っています。せっかくなので、節分にちなんで“鬼”の側面から心を整えてみたいと思います。ブログ読者の方も、お時間ある方はご一緒にどうぞ。

ちょっと仏教っぽいところもあるかもしれませんが、心には“三匹の鬼”がいるみたいなんです。胸に手を当ててみると分かるのかな。

まず、【貪欲】な心をもつ赤鬼。他人と比較ばかりしてしまい、つい必要以上に求めがちな心です。

そして【瞋恚】な心をもつ青鬼。自己中心的で、怒ったり妬んだりする心です。

最後に【愚痴】の心をもつ黒鬼。ゆがんだものの見方をし、不平不満をもらす心です。


いかがでしょうか、三匹ともいましたかね。ちなみに、三匹にとどまらず、あと二匹もいるみたいです。ついでに紹介しておきましょう。

【不健康】な生活習慣をもつ緑鬼。

そして、【後悔】に際悩む黄鬼です。


どの鬼も、そしてどのフレーズも非常に怖いですし、現代社会では意識して気をつけておかないと、自覚のないまま、鬼を飼い慣らしちゃいそうですよね。


では、お時間ある方で、保育に携わっている方は、気持ちも整えていきましょう。

材料として、僕の尊敬します、乳幼児教育実践研究家の井桁容子先生のコラムをほんの少し紹介しますので、参考にしてみてください。


井桁容子先生

「子どもを頭ごなしに叱ったり決めつけたりする大人は、往々にして“育て急ぎ”の傾向が強く、子どもの行為を知ろうともせずに、決めつけ、思い込みから、わからせようとしてしまいがちなので注意が必要です。」

「保育者は、管理主義、集団主義、教え主義から、子ども一人ひとりの中から学ぶ人に。ねばならない人からおもしろがる人に。言い換えれば、子どもと保育者は、共同探究者の関係です。」

「共同探究者ですから、正確がなくてよいのです。子どもと共に“〇〇かなぁ?”“こうするといいのかなぁ?”と考えていくことが大切だということです。」


身体も心も、そして保育も、すべてつながっています。まずは、自分が無理せずにできることからはじめていきましょう。三匹プラス二匹の鬼は手強そうです。


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何匹いるねん!?作者 栄養士クルー
2023-01-29
村上ナビ

◎笠岡市(幼)4(保)7(こ)8

◎井原市(幼)13(保)9

◎浅口市(幼)3(保)6(こ)5

◎里庄町(幼)2(保)2

◎矢掛町(幼)4(保)4(こ)1


井笠圏内の幼稚園・保育園・こども園の、ざっとした施設数をあげてみました。各市町村の人口や出生数、また面積なども考慮すると、適正であるか分析できると思います。が、いかんせん、僕の検索能力の乏しさもありますので、これ以上はご勘弁ください。

さて、なんで、井笠圏内の乳幼児施設の数をあげてみたかと言えば‥各市町村で定員がいっぱいになっちゃったりしたら、井笠圏内であれば、別の市町村の施設に利用することができますよ、つまりは「広域入所」という制度があるわけです。里帰り出産などの限定したルールであったのが、保護者の職場が利用したい施設の市町村であればOKですよ、つまりはルールが緩和されたわけです。(実質のルール緩和は来年度4月からです。)


ただですね。いちように申してみたいのが、“定員がいっぱいになっちゃったりしたら”という理由でなくとも「広域入所」が利用できればいいなと、僕は思うんです。なぜならばですよ、本当に保護者のため、子どものためを思うならば‥保護者自身が気に入る、そしてもちろん子ども自身に合う、そんな施設を利用できる方がいいじゃないですか。

僕はですね、乳幼児時期を、ただたんの“乳幼児時期”と、すこし制度が軽んじられているんじゃないかって思うところもあるんです。

もしも0歳から利用するならば、6年間、それも朝から夕方までの長時間生活する場ですよ。もちろんお住まいや職場や交通手段などの要素も考慮するのも大事ですが、それ以上に、子どもにとって、そして保護者にとっても、納得の保育内容、またストレスのかからない“居心地の良さ”を考慮することが大事なんだと思うんです。

もしも井笠圏内で自由に乳幼児施設が選べるとなったら、68施設から選べるわけです。さらには転園や掛け持ち制度なんてあれば、利用パターンはさまざまになるんじゃないかと思うんです。


もしも話ばかりしていてもラチがあきませんが‥最後に、もしも広域入所制度で富岡保育園を利用しようと思っている方がいましたら、参考までに、園のご紹介をしておきたいと思います。

(紹介文は、来年度「笠岡市定住促進センター」が取り組む“ワーケーション”事業で、富岡保育園を紹介するものを転用させていただきます。)


【富岡保育園】

ようこそ、晴れの国、岡山県最西南、笠岡市へ。そして富岡保育園へ。

富岡保育園は、瀬戸内海からは自動車で10分ほど。そして振り返ると笠岡市十名山である応神山が聳え立つ町、富岡北地区にあります。園沿いに通る趣きのある旧国道は、江戸時代には参勤交代の道として使われていました。

園の歴史は60年ほどですが、園舎として利用している一部の建物は遡ること江戸時代天保14年築になります。当時は廻船問屋として地域内外の方々が集う場でもありました。

富岡保育園の保育実践は、ひと言でいえば、型にはまらない子ども同士の世界を尊重したものです。年齢やクラスなどの垣根をこえて、一日一日を丁寧に暮らすことを大切にしています。

子どもひとりを育てるにはひとつの村が必要である考えを地域や保護者の方々と共有し、ご年配の方が寄って下さったり、また小中高生が放課後に遊びに来てくれる、そんな場づくりを心がけています。

この機会に、是非、富岡保育園でいっしょに笑顔と感謝を巡らせ、ともに未来へ希望を繋げましょう。そんなあなたを心待ちにしています。





百聞は一見にしかず”です。広域入所希望の方も、まずはお気軽に見学から宜しくお願い致します。

※富岡保育園以外の笠岡市の乳幼児施設の特徴や魅力なども、僕のわかる範囲でナビゲーションすることも可能です。

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ランチルーム
2023-01-28
ソフトクリーム味の、ごはん。

忠告:本日のブログを読む場合は、必ず最後まで目をお通し下さい。


〈1月27日(金)お昼ごはんin富岡保育園〉

・さばの照焼き

・切り干し大根の炒め煮

・春雨スープ

・ごはん~ソフトクリーム味~

・りんご


富岡保育園では、お昼ごはんの“ごはん”については、母家にあるキッチンで、保育士と子どもで炊いています。通称“お米当番”といいます。

保育士のお米当番は毎月当番制ではありますが、子どもについてはアットランダム、つまりは年齢やクラスや順番問わずに参加します。順番など決まっていないからトラブルの元になるのではないかと言われれば、確かにそうなのですがね。ただ、その日の気分や遊びの展開次第などの不特定多数の要素が絡み合って、「きょう、わたし(又は俺)お米当番したい!」って発言になるところもあるので、順番を決めていないわけです。

お米当番に立候補して採用になると、まずはエプロンや三角巾をつけるところからです。慣れてくると、友だち同士で身につけていきますよ。そして、その日あつかうお米、そして炊く道具を太陽の台所(給食室)へ行き借りに行きます。


本日のお米当番は、来年度小学校へ入学する2人の男の子。そして、1歳児の男の子と、今年度から富岡保育園へ就職した保育士でした。

たまたま筆者(副園長村上)は、お米を研ぎ、釜にセットし終えたところに、遭遇しました。すると男の子たちが、非常にニヤニヤしながら近づいてきて、ある“秘密”を打ち明けてくれました。

「むらかみせんせい。あのな。今日の“ごはん”、なんの“ごはん”と思う?」

「あのな。今日の“ごはん”な‥ソフトクリームの味がするんで。」


ほんの間をおいて、お米当番の保育者から詳しく説明をもらいました。

「村上先生。実は、お米を研いで洗う時に“ソフトクリーム味にな〜れ”って、2人が“おまじない”をかけたんです。」


ちなみに、1歳児の男の子も、いっしょにニヤニヤしていたことも書き添えておきましょう。

さらに、書き添えるなら、本日の“ごはん”はソフトクリームにも負けない甘さがあったように筆者は感じました。


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2023-01-27
村上たいし笠岡市民デビュー

私事ながら『笠岡市民デビュー』を果たしました。これで晴れて、身も心も24時間、笠岡まみれになるわけです。どうか、初心者笠岡市民の村上たいしを宜しくお願い致します。


デビューにあたって、笠岡市役所の市民課へ転入の手続きをしに行きました。あいかわらずマイナンバーの暗証番号などでご迷惑をおかけするアナログっぷりを発揮したのですが‥

待ち時間に、ふと、笠岡市の人口動態表が目に入りました。先月からマイナス120と記録されていたんです。お亡くなりになった方や転出者が含まれているのでしょう‥が、まずこの数字が他の地域に比べて多いのか少ないのかも分からない‥けれども、とりあえず村上たいしで、プラス1になったよねって。


さて、昨日は毎月恒例の「富岡北地区まちづくり協議会」in富岡保育園が開催されました。

19時からはじまった会議は、寒波を凌ぐ熱闘ぶりで、20時30分ごろまで行われました。

簡単に内容をご紹介しますと‥

・1月15日に開催された「地域密着型防災教室」の報告。※非常食のカレーライスを試食したそうです。(エビピラフとチキンライスを補充しました。)

・1月22日に開催された「まちづくり交付金説明会」の報告。

・1月28日に開催予定の「笠岡市まちづくり活動報告会」の案内。

・2月12日に開催予定の「笠岡市生涯学習フェスティバル」の案内。

・2月18日に開催予定の「予防の知恵~認知症について~」の案内。

・来年度のまちづくり理事・代議員についてのお願い。

・まちづくり交付金自主財源について、会計からの報告。

・3月18日に開催予定の「応神山登山」の計画。※ロープの購入。

・防災テントに備えつける、防災シートの購入の検討。

・富岡保育園・桜椿公園の堆肥作りについての再検討。※美観と、イノシシなどを考慮。


などなど‥

ブログ読者の方で、こんな風に思われた方いませんか?

「え!?こんなに、やることあるの?」って。

そうなんですよね。行政機関から、地域におろされている“やること”って、けっこうあるんですよ。

“やること”って綴ったことには理由があって、あくまでも仕事ではないんです。ボランティアの範疇なんです。なんですが、ボランティアと言っても、住民であれば直接的に影響を受ける案件もあるので、“やらなきゃなんない”こともあるんです。

むずかしい表現になりますが、仕事ではないんだけど、ボランティアよりかは仕事寄りな活動が実際にはあるんです。


さらには、行政からおろされている“やること”を、中心的にやる人材が、少子高齢化になればなるほど年配者になりやすい現実があります。実際に「富岡北地区まちづくり協議会」でも理事の平均年齢は70を超えています。(たぶん)

ボランティアにもかかわらず仕事寄りな活動となると、定年を迎えていないような現役世代、また特に子育て世代となると、体力はあっても、時間と心のゆとりがないケースが多いため、なかなか参加率が低くなりがちなんです。

でも、だからと言って、年配者ばかりに頼ると、健康面での不安や、体力面での負担をかけ過ぎてしまうことにもなるんです。


整理整頓して考えると、けっこうな無理難題な課題に、過疎化が進む、少子高齢化が進む、そんな地域は大直面しているんです。

だだ、そこへ、なんだかスタイリッシュなコンサルタントにお金をかけて手伝ってもらったところで、ただの予算の無駄遣いだとも思うんです。なぜなら、コンサルタントの方は、その地域に住んでないし暮らす予定もない、つまりは責任が表向きしかないからです。

無理難題だからこそ「答え」を求めがちで、「答え」があると思っているからこそスタイリッシュなコンサルタントに頼ろうとしてしまうのですが‥そもそも「答え」なんてないんです。無理難題な課題は、よくよく考えると、かなり複数の要因が重なった結果なんです。


では、この無理難題な課題にどのように立ち向かうのか。あきらめてしまうのか。

いや、“いま”“ここ”に暮らす人たちで、熱闘するしかないんだと思うんです。あきらめずに、その時その時で「答え」を作るしかないんです。

ポイントは、行政から地域におろされる、ボランティアにもかかわらず仕事寄りな活動の量の調節。そして、年配者と現役世代をつなぐ架け橋的存在。


最後に、ジブリでお馴染みの宮崎駿さんの名言でしめましょう。

『大事なことは、だいたい面倒くさい』


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2023-01-26
景色が非常にくっきり綺麗です。

ラジオ体操と徳民於賀神社への参拝を毎朝の日課としています。きょうのような、非常に冷えこんだ気候の場合、体操をしようにも、ピンと伸びないんですね。どうしても肘や膝などの関節あたりが硬くなっているんです。なので無理せず、じょじょに、ほぐすように心がけています。

また、徳民於賀神社へ向かう道中、いくらかの階段を登るのですか、吐く息はもちろん白いですし、耳や手もキーンとしていたむわけです。ただ、冷えこむ気候の場合、身体だけでない変化があることに気がつきました。それは“景色”です。

階段を登り終えた徳民於賀神社からは、富岡北・南地区、また向こう側の山、また日の出前の空が見えるのです。のですが、吐く息が白いほどの気候ともなると、その“景色”が非常にくっきり綺麗に見えるんです。これは気圧や温度や湿度の要因が重なってできるそうです。


さて、富岡保育園でも、なにやら寒波だから“こそ”の変化があるようです。「キャー‼︎さむいー‼︎」って悲鳴と喜びのあいだあたりの声で叫びながら、鬼ごっこをする子どもたちがいつもよりたくさんいます。本能的に身体を動かしてあたためようとしているのでしょうか。ちなみに子どもたちは僕のように関節あたりはかたまっておらず、柔軟に動いている様子です。

そしてもうひとつの変化は‥「こっちにも、あったー‼︎」って、こちらも悲鳴と喜びのあいだあたりの声で叫びながら、あることを知らせています。それは気候の影響でできた、氷を発見した知らせです。ふだん気にも留めないような場所に、氷ができているんです。ちなみに、子どもだけじゃない、大人(保育者)の、それも子ども時代にかえったような声まで聞こえるじゃないですか。


全国的な“寒波”により、被害に遭われたり、大変なおもいをされている方もおられるかと思います。皆さま、くれぐれも出来る範囲の対策をとって、安全にお過ごしできることを祈っています。

富岡保育園近辺で、もしも何かしらのお困りがある方は、富岡保育園までご相談ください。出来る範囲のご協力をしたいと思います。

また、日中、ご自宅におられる方で、ひとりで寂しかったり、また電気代高騰が気になる方は、富岡保育園までおこしください。心身と環境に良い「ウォームシェア」いたしましょう。


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慎重に、
ここにも、
園児の自宅からの持ち込み作品
2023-01-25
鑿と棟梁と一文字

28画を有する“鑿”という漢字がある。さてブログ読者は読めたであろうか。かなりの剛健さ漂う漢字である。音読みでは“ザク”“ゾク”といった読み方で、その漢字の雰囲気を盛り上げてもいる。

さて本題は訓読みにある。“のみ”と読む。鋸(のこぎり)・鉋(かんな)と並ぶ、木工大工道具である。

この鑿(のみ)を用いた音が、現在、富岡保育園で響いているのである。


「だれ?」「なんしょん?」「すげーな?」

矢継ぎ早に質する、子どもたち。その相手は、大工さんなのである。大工仲間から呼称として“棟梁”と呼ばれる大工さんが、現在、富岡保育園の前庭にウッドデッキをこしらえている。

棟梁は、よく顔を見せる大工さんとは、ひと味ちがうものを醸し出しているらしい。鑿を金槌(かなづち)で叩き、正確無比に削る、その表情。そして口は一文字に結び、その幾多の経験がしわに寄せられている。子どもたちの質に対しても、もちろん一文字さを崩さない。質する子どもたちが、言葉での返答がなくとも気にするそぶりがないのは、棟梁の醸し出すものを理解しているからであろう。


「だれ?」「なんしょん?」「すげーな?」矢継ぎ早の質はまだまだ続く。けれども、質する子どもたちは、棟梁の醸し出すものを理解し、凝視に凝視を重ねている。

鑿をあつかう技術を凝視しているのか、それとも棟梁の醸し出すものを凝視しているのか。どちらか、またどちらともなのか。


できあがりが楽しみなようでもあるが、棟梁の技術と醸し出すものを凝視する時間へのカウントダウンは、さみしさを伴う。


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~おまけ~

質する子どもがたくさんになった時、ひとりの子どもが皆にこのように伝えた。

「邪魔せんであげて。仕事する時は黙ってするんで。黙って見っ。」

矢継ぎ早に
醸し出すもの
2023-01-24
二度の予想を裏切る結果を検証

きまって、登園すると、パズルをする女の子がいます。まだ3歳にもなっていないくらいでしょうか。

選ぶパズルは、5歳くらいの子どもでも、何人かで誘い合ってするもの。だけれども、その女の子は、ひとりで黙々とプレイするんです。さまざまな形のピースがどこにハマるのであろうか、記憶しているんではなかろうかと思うほどのプレイぶり。

さて今日も、もちろん女の子はパズルをプレイしはじめました。ただ、ひとりで黙々するつもりであったかもしれませんが、ふたりの姉妹が側にいるなかでです。

姉妹の妹は、パズルをする女の子よりもまだ幼いほどです。当然、このようなことが予想できるんです。「パズルのプレイを邪魔をするかもしれない」との予想です。もちろんその妹にとっては、邪魔ではなく、パズルの形や素材への興味や、そのプレイへの好奇心からのものです。

そんな、〜するかもしれない妹を、姉はそっと側で見守っているんです。重ねて言うと、“そっと”です。

そんな姉の姿に気づいてか、妹は、予想を裏切って、パズルをプレイする女の子を凝視するんです。普段であれば、すぐに手や口が出ているであろう、けれども今日は凝視に凝視を重ねています。

ただ、その凝視も興味や好奇心があふれ出るころには、プレイする女の子が手にとろうとするピースをさわることになるんです。

当然、このようなことが予想できるんです。「やめて、邪魔せんで」とプレイする女の子が不機嫌になる姿です。

しかし、ここでも予想を裏切ることになるんです。プレイする女の子は、ピースをとられたことを目視したところでも黙々さを欠きません。ほかのピースをはめていくのです。そして、そこで“そっと”見守る姉の出番です。姉は“そっと”妹のもつピースを、女の子の側に返していきます。


なんで、二度も予想を裏切る結果になったのか。さまざまな要因、パズルをプレイする女の子の性格であったり、妹の好奇心と自制するチカラの関係であったりなど、その結果に絡みあっているのでしょうが‥鍵を握ったとされるのは、“そっと”見守る姉の存在感だったのではないかと思うんです。

パズルをプレイする女の子も、妹も、その姉の存在があるからこそ、安心して黙々とプレイし、安心して好奇心を持ちながら凝視に凝視を重なることができたんだと思います。(安心感の輪・安全基地)


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“そっと”見守る姉の存在感
2023-01-23
歴史的な余談です。

戦国時代。日本最大にして最強であった海賊、「村上海賊」。瀬戸内海を拠点として、非常に統制と統率を兼ね備えていたとされる海賊である。

その村上海賊は、後に能島村上、因島村上、来島村上の三家に分かれることに。そのうちの能島村上の系図をたどっていくと、「村上隆重」という戦国武将を知ることになる。余談ではあるが、名の“隆”の文字は、中国地方で活躍していた武将、大内義隆もしくは小早川隆景から貰い受けたのだとか。

さて、その村上隆重は、備中の要塞であった「笠岡城」を守ったとされている。また、当時画期的であった、海上の保険料を京や堺の商人から微収しはじめたともされている。


さてのところ、なぜわざわざ、保育園の公式ホームページ内で、戦国時代だとか、海賊だとかの話題を出しているのだろうかと。もう一度、冒頭から読み返してみると分かるはずなのです。

「村上」と「笠岡」が、実は非常に蜜月な関係であることに気づいたでしょうか。そして、それがどうしたと言う方には、さらに説明を加えていかねばなりません。

いわゆる、筆者である、わたしは「村上太志」という名であるのです。そして、村上太志は、現在、岡山県「笠岡市」にある富岡保育園に勤めているわけです。ここで、注釈を入れるならば、勤めている富岡保育園は、元来は廻船問屋であった町の中枢機関である庄屋でありました。「阪本屋」という名であったそうなのです。そして阪本屋の家紋が、「丸に抱き沢瀉」紋なのですね。ちなみに、沢瀉とは、水田などで自生する植物であって、その葉が矢じりに似ていることから勝軍草として武将たちに親しまれていたのだとか。(沢瀉紋については、中国地方の毛利氏が好んで使っていたとされるのですが。ちなみに、村上隆重の“隆”と関係する小早川隆景は毛利元就の三男なんですね。)


そろそろお分かりになっていただけたでしょうか。「村上先生は、何で、そこまで、笠岡市や富岡保育園に尽くすのですか?」との質問の答えですよ、本日のブログは。

もちろん、保育者としてのやりがい、仲間への敬愛、笠岡市の町の方たちへの親しみもあるのですが、ここまでくると、遺伝子レベルなわけなのです。僕の遺伝子が、笠岡市と富岡保育園に尽くせと言っているのです。


もしも戦国時代、笠岡城を守った海賊、村上隆重に記録に残していない系図があったとして。その子孫が、江戸時代に富岡地区の中枢機関である庄屋、阪本屋に仕えていたとして。その奉公人の子孫が、令和時代に、笠岡市の富岡保育園で副園長として仕えていたとしたら。歴史的な余談じゃないですか。


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外遊びにアクセントを添える工事開始
2023-01-22
疑問と矛盾と限界を突破せよ!

Q.「なぜ、従来の保育(一斉型)から変えようと思ったのですか?」


昨日の夕方、とある方から問われました。

一般的といいましょうか、表向きには、「これからの時代に必要とされるチカラや人材を育てるため」だと答えるものですが、とある方は問いをどんどんと続けます。


とある方とは、来月2月28日に開催される「社会福祉HERO'S TOKYO 2022」でプレゼンターのコンサルタントをして下さる山田さんです。

山田さんは、ドキュメンタリー映画の監督もされていることもあるのか、僕が保育実践改革に携わったキッカケや動機には、幼少期からのナニかが関わっているんじゃないかと、問いを家族構成から生い立ちに至るまで続けられました。

自分自身の人生を、客観的視点から深掘りする機会なんて、滅多にないじゃないですか。山田さんのお陰でもあるのか、歯と歯に挟まった食べ残しがスッキリとれていくようでもありました。


いわゆる、サラリーマン家庭に育って、物欲的観点では裕福ではありませんでしたが、姉と妹にはさまれ、思い出すとそれは“あるがまま”に育ててもらった背景があります。昭和61年生まれの、目の前には海、そして裏には山のある環境。記憶のある幼少期、3歳くらいからは自転車に乗って友だちと町中をフラフラしていました。友だちと言っても、近所のお姉さんやお兄さんだったりしましたし、もちろん公園なんて場所にはお父さんお母さんなんて存在の人はいませんでした。間違いなく“子どもたちだけの世界”だったんです。ただ、ときおり近所のおじちゃんおばちゃんに、ドヤされる、つまりは叱られたりすることもありましたが。


実は、この幼少期の記憶の中にも、保育実践改革に携わったキッカケがあるのではないかって、コンサルタントの山田さんが言うわけです。もっともな話しではありますが、現代、令和生まれの3歳くらいの子どもが町中を自転車でフラフラしたり、公園で子どもたちだけで遊んでいたら‥それは保護者は誰かしらから「我が子なんだから、ちゃんと見なさいよ」なんて言われるんじゃないでしょうか。(僕らの幼少期は、我が子ではなく“その町の子”だったのでしょう)

つまりは、子どもたちにとって、近所の公園であろうと、常に大人の管理下、監視下でいなくちゃなんないんです。それに加えて、もしも保育園や幼稚園までもが、そうであるなら、子どもたちは、いつ、どのようなタイミングで“子どもたちだけの世界”を経験することができるのでしょうか。それは、僕のような“あるがまま”に育ててもらう経験をも損失しかねないんじゃないだろうか。


と、いった具合の疑問を持ちはじめていたんです。ちょうど、主任保育士に任命された25歳ほどからでしょうか。その疑問とは、矛盾するように、自らの保育実践は、非常に管理が行き届くようになり、さらには“子どもたちが楽しそうに遊ぶことができる”ようにテクニックも磨かれていくんです。言葉を選ばずに言えば、「子どもたちをコントロールすること」が得意になっていったんです。それは、自分が育ってきた環境、あるがままとは対称的でもあったかもしれません。


『保育への疑問と自らの実践への矛盾』が、そのキッカケであったこととして浮かんだと同時に、より背中を押すような動機もあったことに気づけました。それは、主任保育士になったことでの気づきでした。

現場のリーダーとなると、指示や指導する場面もあるのですが、それ以上に現場スタッフの生の声がより届くんです。もちろん喜びや楽しみの声もありますが、いかんせん、悩みや不平不満などもです。ただ、その悩みや不平不満に限っては、たいてい毎年同じタイミングで同じ内容であるケースが多いんです。大なり小なりはあったとしても、同じ課題に毎回同じように取り組んで、そしてまた同じ悩みや不平不満が出てくるんです。つまりは、なにか根本めいた、ひっくり返すような、そんな思い切った解決策をとらねばならない、ある意味の限界を感じちゃっていたんです。


はじめの問い、「なぜ、従来の保育(一斉型)から変えようと思ったのですか?」に対して、深掘りしていくと‥『保育への疑問と自らの保育実践への矛盾、そして限界』を抱えていた、そんなタイミングで、「見守る保育」と出会ったこと、そしてそれらへの突破口を見つけることができたことに、理由があったんだと、あらためて分かりました。


思い返せば、豊臣秀吉の「一夜城」ではありませんが、2017年11月に、一夜にしてクラスを仕切る壁を壊してはじまった保育実践改革。その衝撃は、5.6年も経てば、記憶の深みへと沈んでいくものでしたが、あらためて山田さんのお陰で追憶することとなりました。だとするなら、保育実践改革が今現在も続けられていることに対して、当時の仲間から現在の仲間に至るまで、感謝を尽くさねばならないんです。

「ありがとう」の気持ちを込めて‥これからも、疑問には真摯にぶつかり、矛盾に対してあきらめず、限界には仲間と力を合わせて突破する、そんなコミュニティでありたいと思っています。


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2023-01-21
あの素晴らしい快感をもう一度

痛いような‥気持ちいいような‥そんな感触に出会うことってあるじゃないですか。“イタキモチイイ”なんて略しちゃう方もいるかもしれませんね。


学生時代では工作などで、また社会人となれば事務仕事などで活用する“セロテープ”という代物があるじゃないですか。便利なんですよね、固形や液体のノリに比べて断然汚れないんです。ベタベタせずとも貼り付けることができるんです。

その便利な代物である“セロテープ”で遊んでいる、ひとりの女の子を見つけました。まだ2歳くらいでしょうね。セロテープを「ビビビビーーー」と効果音が出るほど引っ張って、切り口でうまい具合に切り離すんです。たぶん、このあたりで、すでに楽しそうなんです。「ビビビビーーー」って引っ張るほどに快感が生まれてんじゃないでしょうかね。

さて、その快感から次のステップにうつったようです。切り離したセロテープを唇に、まぶたに貼り付けていくんです。たぶん、ここでも何らかの快感はあるのでしょう、非常に喜ぶ表情がセロテープごしに見えます。

おそらく、この女の子はセロテープで整形された自分の顔面を鏡でも見たことがあるのでしょう。「見て、見て。」という仕草にてきめんに現れています。

そして、上半期の快感を済ませたところで、下半期の快感にうつったようです。今度は、唇やまぶたからセロテープをはがしていくんです。

便利なセロテープの効能通り、はがすことは出来る訳ですが、あの“イタキモチイイ”の感触に出会うことにもなるんです。「ペリペリペリペリ」と効果音が出るほどに、皮膚からセロテープが少しずつ少しずつはがれていく‥その瞬間、瞬間に、非常に喜ぶ表情が見えるんです。


さて、ブログ読者の皆様は、この快感、セロテープを活用したものですね、経験はおありでしょうか。僕はあったように記憶します。

あの快感を、忘れることのないように、子どもたちを見守らなければと、セロテープごしに見えた女の子の表情に思ったところです。


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ビビビビビーーー
ペリペリペリペリ
2023-01-20
コバルトブルー×オレンジ

オレンジのジャンパーを想像してみて下さい。それも蛍光がかったものです。そしてその背中には“富岡北地区まちづくり協議会”とコバルトブルーで刻印されていたとしたら。

それはそれは目立つでしょ。どう見ても目に入るでしょ。

実は最近、その目立って仕方がないジャンパーを普段着としてオシャレに着こなしているツワモノがいるみたいなんです。誰でしょうかって、どう考えても僕ですよね。副園長村上です。

目立ちたい願望の現れなのか、それとも通気性がまったくないジャンパーに保温性の機能を求めて愛用しているのか、本人しか知る由がありませんが。


本日、富岡保育園も含まれている学区「笠岡東中学校区学校運営協議会」に、園長の代行として、もちろんコバルトブルーで文字をあしらったオレンジのジャンバーを着て参加してきました。(場所は笠岡東中学校)

内容については、学区の小学校である中央小学校、神内小学校、そして学区の中学校である笠岡東中学校の現状報告。

そして、学区で行う小中一貫教育にあたっての学園名の協議。

などなどです。

印象的な内容と言えば‥中学校での部活指導を地域に移行する取り組みが難航している現状。

また、頭髪なども含めた校則の見直しを、学生と取り組んでいること。

小中一貫校といった、新たな取り組みは“手探り”だからこそ、あらゆるチャレンジがしやすい利点があるとも感じました。

(他に印象的であったのは、サイクル授業といって、先生が学年やクラスを横断して授業するスタイルです。これは学生にとってはいろいろな先生と出会える利点と、加えて先生のスキルアップにもつながっているそうです。)

グループ別のディペードでは、テーマが「メディアコントロール」でした。思春期の脳の仕組み上(自制心より好奇心が非常に強くなる)かなり困難だとの意見を述べてさせてもらったのはオレンジジャンパーです。ただ、困難であるにしても、中学生くらいになると、スマホからネットを利用して、見知らぬ人と連絡を取り合って犯罪に巻き込まれるリスクがあり、困難な課題に粘り強く答えを作っていかなきゃなんないんです。(ブログ読者で「メディアコントロール」についてのご意見がありましたら、副園長村上まで宜しくお願い致します。)


さて、会議も無事終わり、帰り路につくにあたって、教室わきの廊下を歩いていたところ‥

ひとりの精悍な青年が、教室から現れ、ニコニコと立ちすくんでいるんです。あのコバルトブルーで文字を背中にあしらった、オレンジのジャンパーを着る僕の前に。

その青年はマスクをしているため、すぐに分からなかったんです、誰だか。

コバルトオレンジは勇気を出して2、3歩、その青年に近づくと、名札が目に入りました。その瞬間誰だかすぐに分かりました。(富岡保育園の卒園児でした。)

コバルトオレンジ「おー!A君じゃが!めちゃくちゃ背も高くなっとるし、めちゃくちゃカッコええが!」

精悍な青年A君「(無言でニコニコ)」

コバルトオレンジ「けど、よく気づいたな!教室の窓、ちょっとしか開いとらんかったけど。」

精悍な青年A君「だって、そのオレンジ、めっちゃ目立っとるもん!」


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ちなみに‥精悍な青年A君は、高校受験を控え補習に取り組んでいる最中でした。しっかり熱い握手を交わし、コバルトオレンジのエネルギーを注入しておきました。fight‼︎

笠岡東中学校区学校運営協議会
2023-01-19
“このくらい”って大事だよね

半袖を勝ち誇ったように着こなす、ひとりの男の子に僕は問いました。寒さについてです。すると、返ってきた答えは‥

「“このくらい”全然さむくないし。だって太陽の光が当たるもん!」


半袖の男の子は、話しを続けてくれました。

「今日、これからダイコンを抜きに行くんで!」


話しのついでに、もうひとつ僕は問いました。これから抜くダイコンの大きさについてです。すると、返ってきた答えは‥

「サツマイモの時は“このくらい”だったけど‥ダイコンは“このくらい”かな。」

半袖かつダイコンを抜きに行こうと勇む男の子は、両手の手の平の幅で“このくらい”の大きさを予測してくれました。


“このくらい”の寒さ、“このくらい”の大きさ‥ひとりの男の子は、どうして、どうやって、この“このくらい”という言葉を使うに至ったのでしょうか。

それは自らの【体験】からなんじゃないかと思うんです。

鳥肌がたつほどの寒さや、汗が滴り落ちるほどの暑さを、自分の肌で【体験】しているからこそ。

また、ダイコンを抜くのははじめてでも、同じ野菜のサツマイモを掘った【体験】があるからこそ。


(“このくらい”って、数字だったりの正確さをともなわない、【目分量】なところがありますよね。この【目分量】のできるチカラと、【生きる】チカラと、リンクしているんじゃないかって思うのは、僕だけでしょうか。)


逆に、体験していなければ、手の平の幅を使ってダイコンの大きさを予測することなく、図鑑やスマホに記されている〇〇㎝と答えるしかないんです。

ただ、〇〇㎝と答えるしかなければ、つまりは図鑑やスマホの記述を信じるしかないってことでもありますよね。

もしもテストの問題に「2mのダイコンを、夏に半袖を着て収穫している男性が‥」なんて記述があったとしたら。

まずは、問題を【疑う】必要が出てきますよね。理由は、半袖かつ大根を抜きに行こうと勇んだ体験のある男の子であれば分かるはずなんです。

“このくらい”は、決して2メートルもなかったはず。そして、半袖では抜いたけども、夏のような暑い日ではなく、太陽の光が当たると寒さがやわらぐ冬だったはず。だからです。


体験が乏しくなれば、テストの点数だけでなく、生きるチカラも乏しくなるのではないでしょうか。

ブログ読者の皆様のご意見をまたお聞かせください。


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予測より、すこし小さめなダイコン
2023-01-18
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