副園長ブログ
さきほど、大根やカブの収穫をしてきた数名の子どもと先生の表情に出会いました。自分の手で土に触り大根を掴んだという、“自分で”直接体験したことへの自信のようなものを感じました。大根やカブの大きさや形はマチマチですが、弾けそうなほどの実ぶり。また葉っぱもイキイキと力強さを感じるものでした。 食育活動を考える時、畑の活動は、食物(自然)と僕たち(人間)との【距離を縮める】役割があると思います。距離が近くなればなるほど、“いただきます”“ごちそうさま”との感謝の気持ちが生まれるのは当然ですよね。 畑の活動のほかにも、【距離を縮める】工夫はできます。富岡保育園では、季節の野菜や果物を卸し売り場から選び配達して下さる方と、園児や保育者がほほ毎日顔を合わせます。(広恒商店さん)また乳製品(坂本明乳さん)や、お肉(日山精肉店さん)も同様です。“あの人”が持って来てくれた食材なんです。 そして、食材を調理するのは、富岡保育園の心と体のど真ん中である“太陽の台所”の栄養士と調理師たちです。なぜ給食室ではなく“太陽の台所”と名称しているか!?ブログ愛読者ならばもうお分かりですよね!?(わからない方は富岡保育園までお問い合わせくださいね。) 太陽の台所は、虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)のランチルームへ繋がる縁側と隣接しています。縁側に置いてあるベンチに登ると、窓越しから調理する姿が園児にも観察できるようになっています。園児が調理風景をどの程度観察しているかは、太陽の台所の窓垢から推測してみてください。それはそれは園児が顔面を擦り付けて夢中になって観察する姿が推測できるかもしれません。 また配膳の際には、虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)はセミバイキング形式をとっています。ホテルのバイキング又は、ラグビー部の合宿ごはん風景などを想像するとよいかもしれません。セミバイキングには“太陽の台所”スタッフが園児に取り分けていきます。「シイタケへらして〜。」と園児が台所スタッフに掛け合ってみたり‥「一生懸命作ったんじゃから、いっぱい食べてね。」と台所スタッフが園児を励ますコミュニケーションが生まれています。 誰か分からない人が作って、誰か分からない人が選んで配達して、誰か分からない先生が調理して、調理していない先生から「お残しは、許しまへんでー!」と食育指導を受けても、そこには“実感”が失われている気がしませんか? 信頼している人が作った、信頼している人が選んで配達した、信頼している先生が調理した、信頼している先生が「おいしいね〜!」と声をかけた方が、間違いなく“実感”が生まれるのはブログ読者の方も賛同してくれるのではないでしょうか? ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-31 |
おはようございます。日曜日にはたいてい行きつけのカフェの片隅でモーニングをいただいています村上です。ご時世がらか早朝のお客は村上だけ‥チャイなどの試作中のメニューなどもサービスしてもらいました。毎度ありがとうございます。 さて、そんな行きつけのカフェ(岡山県笠岡市cafeBUTTON)には漫画コーナーがあります。そこでよく繰り返し読む漫画が‥「雑貨店とある」上村五十鈴さん著書です。 とある町にある一軒のお店。そこにはのんびり店長としっかり者の男子高校生が迎えてくれる美味しいスイーツが密かな人気の雑貨店。疲れたサラリーマン、自信がないOL、学校へ行けない少女、家族と似ていないと悩む少年‥そんな彼らを癒してくれる本日のメニューは⁉︎ とにかく漫画を読むだけで優しい気持ちにもなれるのですが、スイーツとして扱う食材の効能だったりにも詳しく言及していて勉強にもなる漫画です。 例えば『訳アリな丸ごと焼きりんご』という、りんごの芯をとって、ラム酒・さとう・バター・レーズン・クリームチーズ・シナモンを詰め込んで(何も詰め込まなくもOK)アルミホイルで包んでオーブンで30分ほど焼いた後に、焼きりんごと相性の良いバニラアイスをのせたスイーツ。 りんごは身体の酸化を防いで老化防止にもなるし、疲労を減らして身体のエネルギーを作る効果もあるし。しかも腸環境を整えて免疫力も上げてくれるから風邪の時にすり下ろしたりんごや手絞りのジュースがいいって話。 またポイントの“訳アリな”りんごとは、傷ついたりんごの事で‥成熟するまでに雹(ひょう)や枝のこすれやツル割れ虫食いなんかで見た目の悪いやつなんだけど‥傷付くとりんごは修復しようと底力を出すからか甘みが増すこと。そしてそれくらいりんごって生命力にあふれた果物なんだろうね〜ってことを、漫画では、ご主人が亡くなって小さい子どもを育てながらもキラキラ生きるお客さんに掛け合わせたストーリー仕立てになっていました。 ブログ読者の方で漫画好きの方がおられれば是非一度読んでみてくださいね。 さて、本日のまとめで「りんごだけでなく、人も傷付くと甘みや深みが増すみたいだよ」って言っちゃうと、何だか沢山の誤解を招きそうなので‥ 本日のまとめは‥メニューの名前。さきほどの“訳アリな丸ごと焼きりんご”も、名前を見るだけで、食べることにワクワクしちゃいますよね。 実は先週末の事務所で、園長先生と元園長先生とが、なにやら頭をひねっていました。ひねっている理由は‥富岡保育園のお昼ごはんのメニューの名前でした。“焼きそば”と記すよりも、“野菜たっぷり焼きそば”と記した方が、食べることにワクワクしちゃいますもんね。2月のメニューも楽しみです。(※完成しました、またブログ内でも紹介させて頂きますので乞うご期待下さいね。) ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ★村上行きつけの岡山県笠岡市のカフェ「cafeBUTTON」には富岡保育園現役保育者が手がける手作り雑貨を委託販売しています。現在は“くるみぼたん”(髪ゴム)を出品中です。気になる方は是非足を運んでみて下さいね。 |
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2022-01-30 |
園長先生と事務長先生のお仕事部屋には園庭に沿っているドアがある。そのドアを、ある歌詞に沿って開ける2人の女の子。 「ゆきだるまつくろう〜♪どあをあけて〜♪いっしょにあそぼう〜♪なぜでてこないの〜♪」 某映画の曲に合わせて、2人の女の子が眉間にシワを寄せながら熱唱し、園長先生と事務長先生に想いをぶつけています。 事務仕事が立て込んでいようとも、さすがに歌詞と歌声から伝わる想いに心が揺れたのか、園長先生も事務長先生も2人の女の子の誘いにのったようです。 こんにちは。園長先生からお聞きしたオモシロエピソードを冒頭に綴りました村上です。 ところで話は変わりますが‥ブログ読者の方で“封蝋”をしたことがある方はおられますか? “封蝋”と書いて“ふうろう”と読みます。 手紙を入れた便箋を綴じる際に、蝋を垂らし刻印で型をつけて封をすることです。 実は、さきほど村上‼︎“封蝋”初体験をして来ました。とあるお手紙カフェにて珈琲を頂きつつ‥鉛筆やら万年筆やらの文房具を選び、お花の模様をしつらえてあるものや、グラデーションの色合いのあるものからお手紙の用紙を選び、また便箋も好みのものを選び、そしてお手紙を綴ります。 お手紙を綴り終えると、最後に数種類の色合いの蝋から4つ選び、アルコールランプで1分ほど溶かします。そして溶かし終え、色が混ざり合った蝋を便箋に垂らしたところに、好みの模様の刻印で型をつけて封をします。 気軽に入ったカフェの時間がなんだかとても貴重に感じる体験でした。また気軽に宛先主に選んだ相手もなんだかとても貴重に感じる体験でした。 文房具や用紙や便箋を選ぶ際にはやはり宛先主を思い浮かべますし、自分の手で、自分の言葉で文字を綴る際にもやはり宛先主を思い浮かべます。最後に自分で溶かす蝋の色を選ぶ際にも同じことが言えます。 内容はともかく、封蝋の形が円ではなく少々不細工であろうとも“何か”が宛先主に伝わる気もしましたし、手紙を綴った時間に“何か”を感じる気もしました。 これとは反対というか逆と言いますか、または別次元と言いますか‥電子メールなどではいかがなものでしょうか?宛先主を思い浮かべることはもちろんするでしょうが、便箋やら封蝋やらの手間暇などかけずとも、あっという間に綴ることができますし、なんならあっという間に届けることができます。 現代業務上、必要な場面は多々あるのかもしれませんが‥ しょうしょう面倒くさいことを言いますと、あっという間に届けることのできるものって、わざわざ届ける必要があることなのか?ブログ読者も考えてみてください。 あっという間に届いたとしても、果たして“何か”が伝わっているのか?“何か”を感じることができるのか? 「伝える・感じる」などの感情には、あっという間ではない時間が必要なのではないでしょうか? 精神論的な、哲学的な、答えのない問いかけブログになってしまい申し訳ございません。いかんせん、すでにブログをスマホでうちこみ効率的で便利なデジタル社会に身を投げ出している村上にとって、『あっという間ではない時間』って、やけに苦手なんですね。『待つ時間』も同様だと言えます。 そんな村上が携わっている、現代の保育・教育・子育ても、実は『あっという間ではない時間』や『待つ時間』が、どんどんと失われているように感じます。それはもしかすると“何か”を失うことなのかもしれません。ブログ読者も考えてみてください。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-29 |
~つぶやきシリーズ①~ 昨日、花壇で水やりをしていたところ、ひとりの女の子が近寄ってきてある質問をしてきました。 「村上先生、なんで冬なのにお花には“水”をあげるん?“お湯”をあげたほうがいいんじゃない!?」 ベストアンサーが見出せず、2人であれやこれやと考えながら‥ 「明日、A先生(植物と会話ができる先生)に聞いてみよう!」 ということになりました。 ブログ読者の方であればどのようにお答えになりますか? ~つぶやきシリーズ②~ ひとりの女の子が、とある危険な遊びに誘ってきました。精巧に作られた泥団子が4つ。その内の1つだけに石が入っているそうなんですね。どんな遊びかというと、泥団子を1つだけ選んで潰して、石の入っている泥団子を当てるゲームです。“泥団子ロシアンルーレット”とでも呼んでみましょうか。 残念ながら村上はハズレをひいてしまい、他の子どもたちもハズレをひいてしまって、最後に残った泥団子が当たりだったようなんですね。 泥団子ロシアンルーレットオーナーの女の子「また作るから、またしよう!その時は、村上先生だけじゃなくて、他の先生も呼んでくるね。でも、赤ちゃんを抱っこしている先生は大変そうだからやめとく。」 とおっしゃられていました。ロシアンルーレットを企画するだけあって、観察力に加えて洞察力が優れた発言にも聞こえました。 ~つふやきシリーズ③~ すこし前から、事務長オススメ玩具“キュボロ”が虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)のお部屋に登場しました。なんでも将棋界のエース藤井聡太さんも幼少期に熱中したのだとか‥ 四角い積み木に、穴やレーンなどがあり、上手く組み合わせると、トンネルや道になるんですね。そこにビー玉を転がし、上手く転がっていくように設計していく遊びです。 そんなキュボロに熱中する男の子2人と遭遇した事務長。なにか2人で言い争いをしている様子。よくよく観察すると、手本となるイラスト通りに作っていた2人は、あるところでつまづいていたんです。手本通りに作ったはずなのに、何かが足りない、何かが上手くいかないんです。 実は上手くいかない原因はキュボロを購入した事務長には分かっていました。 その原因とは、言い争う2人の“何かが”足りない、上手くいかない部分は、“オプションパーツ”の部分だったからです。オプションパーツは購入していなかったんですね。 事務長「オプションパーツを買ってあげてもいいんだけど‥もしかすると、言い争った後に、他の種類のブロックとかを代替えして創作し出す可能性もあるから、もう少し様子を見ておこう。」 と、つぶやいていました。 つぶやきシリーズ三本立て‼︎いかがでしたでしょうか?今後もブログ読者へ“生”の声をお届けできるよう努めていきたいと思います。 ご時世がら、皆さま心身ご自愛くださいね。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習・一時保育・私設公民館とみほ村文庫などご利用の相談はホームページTOP電話番号からよろしくお願い致します。 |
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2022-01-28 |
誤解のないように注意書きをはじめに綴らせていただきます。本日のブログの内容は、なにかの専門家や、なにかの支援者にケチをつけるものではありません。むしろ、専門家だけに限らず、また特定の支援者に限らず、誰もが支援には参加できる、していることをお伝えするものです。ご理解よろしくお願いします。 実は富岡保育園では、世間で言われるような“障がい”に対しての特別支援は行っていません。屁理屈かもしれませんが、障がいがあろうと無かろうと全園児に対して特別支援をしているつもりです。なので、“〇〇障がいがあるから”という理由ではなく、“〇〇君(ちゃん)だから”という理由で、ひとりひとりの子どもに向き合っています。 なにかの専門家であれば、子どもたちの特性をつぶさにキャッチして“〇〇障がい”かもしれないと断定できるかもしれない。けれども、その特性のメリット部分とデメリット部分があるとすれば、富岡保育園では、デメリットが働かないような環境構成を作ることに努めています。 よくある例として「切り替えが難しい」との特性があれば、一日の生活時間に大人主導で“切り替える時間”を極力減らすように、時間環境をデザインします。またその子どもだけに留まらず、全園児対象にしてしまえば、切り替えが得意な子どもであれば、より見通しを持った活動が子ども主体でできるので一石二鳥どころの騒ぎではなくなります。 ただ、みんなが特別でいて、特別でない、目立つような浮いたような存在が見られなくなるような上記の取り組みをしていると、ときどき以下のようなご意見をいただくことがあります。 「その子どもの苦手なところ、困るところを補う能力をつける支援をしないのは、その子どもの成長への責任を放棄しているのではありませんか?」 このご意見に対しては色々な想いがあります。もちろんごもっともと感じる反面、ちょっと待ってね‼︎との熱い想いです。 村上の言葉で綴りますと、さらに誤解を生みそうなので、ある著書の言葉を引用させて頂きます。 (※参考著書「子どもたちへのまなざし~心情を想像し合い積み重ねてきた日常切れ目ない関係性~」渡部達也著) 「支援を前提とした関係性は、支援する側とされる側を生み出します。そのとき、支援する側は良かれと思って、される側の足りない部分を補おうとします。中略‥そんな支援される側の子どもたちは、生活面でも絶えず苦手、弱点、短所を指摘され、その改善を求められています。中略‥子どもたちはつぶやきます。どうせボクなんか。どうせワタシなんか。あなたのための支援は、ときに子どもたちを孤立無援な状況に追い込みます。支援者に求められるのは、障がいのある子にも必ずある持ち味を見出すことです。苦手、弱点、短所を指摘し改善を求めるのではなく、得意、利点、長所を見出し、そこに光を当てることです。」 さらに、渡部さんの作る子どもたちの居場所(冒険遊び場たごっこパーク)では、知的障がいの学生が幼児に「子育て支援」を、幼児が学生に「障がい者支援」をし合っている様があり、もちろんお互いにそんな支援をしているつもりはないことも伺えます。 「そんは支援する側・される側ではない自然体の関係性を見ていると、ふと支援され続けるというのも案外、しんどいのかもしれないなと思ったりするのです。自分の持ち味を生かして、誰かを喜ばせたり、助けたり、笑顔にすること。そこに人は生きがいを感じるのではないでしょうか。」 ブログ読者の方はいかがお考えですか? ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-27 |
副園長村上の住んでいると言っても過言でない富岡保育園内にある“保育LABO”と称される四畳半の世界があります。その部屋の小窓から見える景色の中で、村上が最も胸の熱くなる景色を本日ご紹介させて頂きたいと思います。 富岡保育園では早朝より登園した子どもたちは、まずは玄関に入ってすぐの母屋にある保育室で過ごします。朝から快調にお部屋で鬼ごっこをしてスッテンコロリンする子どももいれば‥まだまだエンジンがかからず、押し入れの隅で毛布にくるまってモゾモゾする子どももいます。早朝保育者は、そんなマチマチの子どもたちに対して、朝のひとときをなるべく有意義に過ごしてもらおうと、鼻歌を歌ったり、お花を花瓶に活けてみたり、ときに一緒にモゾモゾゴロゴロしてみたりして、一日の暮らしの準備運動をしていくわけです。 そして、ある程度の子どもたちが登園してきた8時30分を過ぎた頃に、3.4.5歳児の子どもたちは、母家から離れた別棟にある保育室へ前庭を通って移動します。 そして本日ご紹介したい、“村上の胸が熱くなる場面第1位”こそが、この移動シーンなわけです。 実はこの移動シーンは、村上が現場保育者であった10数年前からありました。つまりは、一斉保育から脱却しようと試みる前からありました。 当時は、定刻になったら年齢別にトイレへ行かせて並んで、ちゃんとカバンをかけているか、ちゃんと身だしなみを整えているか、ちゃんと靴を履いているかを確認して、担任の先生を先頭にして移動していました。 現在はというと‥マチマチに登園する子どもたちは、もちろんマチマチのタイミングで遊び出しています。遊びのキリがつくのもマチマチです。早くキリをつけて早く移動したい子どももいれば‥例えばブロックでロボットを作っているとしたら完成させて移動したい子どももいるわけですね。だからこそ現場保育者たちは移動のタイミングをなるべく子どもに委ねているんです。 子どものタイミングでキリをつけ、移動していくシーン。もちろん年齢別でもありませんし、保育者が先頭で整列した様子も見られません。小窓からは、きちんとリュックを背負って歩いていく子どももいれば‥片方の靴を踏んだまま走り抜けていく子どももいれば‥友だち同士で競争しようとするものの途中で転んで泣き伏せる子どももいます。雨の日なんかは、1つの傘に3人くらいで入りながら前庭にできた水溜まりに寄り道しながら移動していくシーンも見られます。 ただの移動シーンのようでいて、実は喜怒哀楽が詰まった子ども同士で培う「生きる力」をマザマザと見せつけられる、されどの移動シーンなわけなんです。 村上の文章力で伝わったでしょうか?気になる方は是非“生”で保育LABOの小窓からご観覧下さい。その際はドリップ珈琲もお出しさせて頂きますよ。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※コロナ関連で来園にお悩みの方、一度ご連絡くださればと思っております。 |
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2022-01-26 |
あーすれば、こーなる。 こーすれば、あーなる。 僕を含めた多くの現代人の思考回路ではないでしょうか。 あーしたが、こーならなかった。 こーしたが、あーならなかった。 こちらも同様の思考回路ですよね。 世の中の全ての事柄は科学が全て解き明かしてくれるとの、人間を地球上の頂点とする思考回路とも言えるかもしれません。 アルゴリズムを徹底的に磨き上げ、理屈通りにならない可能性のあるものは排除していくAI時代。 そのような思考回路と時代だからこそ、“わからない”ことへの不安や恐怖は増していくように思います。代表的な“わからない”こととして、災害であったり、ウイルスなどが挙げられるのではないでしょうか。 “わからない”ことが当たり前とされていた時代。アルゴリズムなどもへったくれもなく、理屈通りにならないことであふれていた時代。もちろん災害やウイルスなどへの不安や恐怖はもちろん存在したんだと思うんです。対策も、その時代その時代において懸命にしたんじゃないかと思うんです。新型〇〇ウイルスが発生したとなれば、現代のように隔離したりもしたでしょうし、感染した人に対して偏見の言葉を浴びせていたのかもしれません。過去を振り返ると“わからない”ことへの対策はアベノマスクくらいで変わっていないのかもしれません。 人間は江戸時代であろうと、縄文時代であろうと、現代の令和時代であろうと、さほど変わっていないことを認める必要があると思うのですが、いかがでしょうか? ただ時代が進むにつれ、大きな違いがひとつ。“わからない”ことへの向き合い方が変わってきたのではないかと思うんです。そんまんま、ありのまま向き合う、誠実さであったり、素直さ、また勇気といった気持ちの部分がないがしろにされているように思うんですね。 木や水や火や石などの自然から遠のけば遠のくほどに、デジタル化が進めば進むほどに、世の中の事柄がどんどんどんどん他人事になっていっています。あらゆる不安や恐怖も他人事となっていくことで、いざ当事者になると絶望に打ちひしがれることが多くあるのではないでしょうか。 災害やウイルスだけでなく、理屈通りに進まない事柄のひとつに“子育て”があるのはブログ読者も検討がつくのではないでしょうか? ひとりひとりの子どもがどのように育つかなんて、本来は“わからない”はずなんです。“わからない”からこそ、もちろん親や先生たちは不安を感じるわけですよね。ただ“わからない”と認めちゃうと、どこか無責任に思われるかもしれない。だからこそ、何か“わかりやすく”成果や評価が得られる〇〇式教育、〇〇式保育、〇〇教室、〇〇マニュアルに一生懸命取り組ませるのかもしれません。 あーすれば、こーなる。 あーしたが、こーならなかった。 と、言い訳や理屈が通るのですが、こちらもどこか他人事に感じずにはいられません。 目の前の子どもに、そのまんま、ありのまま向き合い続けること(見守る)は、成果や評価が得られにくく、言い訳や理屈が通らないことでもあるのかもしれません。けれども、本当の当事者意識を持った子育てとは!?ブログ読者の方も考えてみてください。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-25 |
おはようございます。とあるウイルス感染症について岡山県笠岡市でもかなり身近になってきました。ご自身に限らず、ご家族やその知人の体調や活動にまで影響を及ぼすのは言うまでもありません。 そんな中、保護者様からのお気遣いあふれる協力姿勢に、誠実さを感じるとともに感謝の気持ちでいっぱいです。 現在乳幼児施設の運営は保育者や行政だけで運営することは困難であり、保護者や地域の方、社会全体の協力の上で成り立っています。 何が正しいのかが不透明な現状だからこそ、まずはひとりひとりできる範囲で“当事者意識”をもって誠実な行動や言動をとっていきたいと思います。 さて、実は明日、岡山県「笠岡市定住促進センター」が手がける笠岡市のフリーペーパー“#カサオカスケッチ”という雑誌の取材を受けることになっています村上。 気軽にお受けしちゃいましたが‥笠岡市に貢献できているかあやしいところではあります‥が、自分の活動について振り返る良い機会だと感謝して取り組ませていただこうと思います。 まず、そもそも僕はどんな仕事をしているのか。 ブログ読者の方も知っての通り、岡山県笠岡市富岡保育園の保育者のひとり。乳幼児施設従事者は「子どもの心身の健全な発達を守る」ことが務めであり、そのために、各人に役割があったりしますが、僕の場合はそれが副園長ということになります。 では、副園長は、子どもの心身の健全な発達を守るためにどんな役割を担っているのか。 実はここがポイントで、実際のところ上司である園長先生から「副園長は〇〇して下さいね」と指示を受けたことがないんです。言ってみれば、「副園長の役割は副園長である自分で考えて行動して下さい」ということなんですね。 そんな中で、僕自身が重点的に取り組んでいることを挙げてみたいと思います。まずひとつ、園長先生が発信する“園の理念”を現場保育者たちが保育実践に活かせる仕掛けです。特にこのご時世、乳幼児施設の現場は心身ともにひっ迫しがちで、そんな中、理念に意識を置いて保育実践することは大きな課題だと思っています。 また仕掛け作りと並行して、現場保育者たちが「見守る保育」に自信をもって取り組める環境作りにも重点的に取り組んでいます。まずは現場保育者自身の心身の健康状態が良好である必要がありますので、日々の変化を敏感にキャッチするように努力しています。髪型はもちろんのこと、声のトーンなどにも耳を傾けるようにしています。 また、現場保育者たちに自信をもってもらうには、保護者の方や地域の方を含めた社会全体の乳幼児教育への理解も必要となってきます。 そのために始めたのが、2019年8月26日から延べ891日連続更新している富岡保育園公式ホームページ欄にある“副園長ブログ”でもあり‥2019年12月7日から延べ259本の動画を配信している富岡保育園非公式YouTubeチャンネル“富岡保育園付属大学”でもあり‥2020年10月1日から毎週生出演しています地域のラジオでもあるんですね。 どうしても広報活動が目立ってしまうのですが‥本来の目的は現場保育者たちが保育実践に自信を持ってもらえるための取り組みです。 加えて、子育てが保護者や保育者だけでなく、社会全体で協力し合える仕掛けにも力を入れています。 なぜ、社会全体の協力が必要かと言いますと、人類の歴史を遡ると至極当然でもありますし、現在の社会状況を冷静に見つめると誰もが納得して下さるのではないでしょうか。そのために、富岡保育園が属します富岡北地区の方々との相互連携が必須となってきたんです。保育園と地域が一体となることで、どちらかではなく、どちらにもメリットが働く仕掛けを作らなきゃいけない。だからこそ、富岡北地区まちづくり協議会の活動であったり、地域の居場所作りの一環である「私設公民館とみほ村文庫」への活動が生まれてきたんですね。 近々の自らの活動を振り返ってみると、僕自身が何か直接的に子育てや保育・幼児教育に貢献できていることはほとんどありませんでした。現場保育者や保護者の方、また地域の方々を含めた、身体を張って貢献する方々の【当事者意識にほんの少し火をつける】役目を担っているだけのようです。 こんな村上を明日の取材で、プロのライターさんとカメラマンさんにいかように引き出してもらえるか楽しみでもあります。ブログ読者の方も乞うご期待下さいね。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-24 |
突然ぶっちゃけますが“バルト三国”に行ってみたい願望が強まっています村上です。おはようございます。 突然過ぎることに加えて、あまり聞き慣れないかもしれない“バルト三国”にビックリされた方もいるかもしれないので、すこし説明しますね。 “バルト三国”とは、エストニア・ラトビア・リトアニアという三つの国のことを指します。場所は、ヨーロッパの北東に位置します。すぐ隣には、ロシア。バルト海を渡りもう少し北に行けばフィンランド。また南にいけばポーランド。人口もエストニアは青森県程度、ラトビアは岡山県程度、リトアニアは広島県程度。面積も、三国合わせても日本の半分にも満たない程度。 では、なぜこんなちっぽけな、またヨーロッパとしても中心でなければ、世界的にも有名でなさそうな国に村上は行ってみたいのか!? バルト三国は、今はヨーロッパとして機能していますが、歴史を振り返ると、あらゆる支配を受けては独立し、またあらゆる支配を受けては独立してきた、波瀾万丈さにあふれている国たちなんですね。支配を受けては、国として窮地に陥りながらも、その支配下で国民たちは試行錯誤した文化を守り、また新たに創造した過程があるんです。実はこのあたりにとても魅力を感じて、是非とも行ってみたい!との願望が増しているんです。ロシアやフィンランドのような北欧文化とは、似ているようでどこか独自性が強い文化を感じるんですね。 ブログ読者も、このご時世があけましたら行ってみたい場所や国はありますか?その国の歴史や文化を調べて想いを馳せるのは悪くはないですよ。※バルト三国について、もっと詳しく知りたい方は、是非自分で調べてみて下さいね。 さて、バルト三国を調べていくと、「とみほ村の未来」について、ついつい重ね合わせて考えてしまいました。エストニアやラトビアやリトアニアに見習うべき点があるようでならないんです。なんならバルト四国として仲間入りさせてもらいたいくらいに。 とみほ村の富岡保育園は、岡山県笠岡市の東にある富岡地区の国道2号線を挟んだ北に位置します。スーパーマーケットなどの商業施設は、国道2号線を挟んだ富岡地区の南に多く建ち並んでいます。乳幼児期施設は、富岡南地区に、200人規模の私立園が1つと、現在は30人程度の公立園が1つあります。ただ数年後には100人に近い程度の子ども園として公立園は新しくリニューアルされる予定でもあります。また富岡南地区からさらに南に進むと、バイパス道路の整備が着々と進み、また市が力を入れている新しい住宅街が建ち並び出してもいます。つまりは国道を挟んで南側に、現在笠岡市は重点的に人を集める政策をとっていることとも考えられます。 では、国道を挟んで北側に位置する富岡北地区はと言いますと‥もちろん南地区へは徒歩圏内でもありますし、また自転車や自動車を利用すれば便利の良い地区だとも言えたす。しかし、例えば若夫婦が新しく住居を構えるには、少し難があるんです。なぜかと言うと、土地の区画に問題があるんです。北地区は、江戸時代に遡るほどに歴史があるがゆえに、当時は建物の玄関の間口によって税金が決まっていたこともあり、間口を狭くして、奥行きの長い細長い土地の区間がメインなんですね。すると、一家に自動車が2台ほど必要とする家族では家が建てづらいんです。対するに、南側は実は埋立地で、歴史としては浅く、その反面、区画などは家が建てやすい条件なんです。 時代の変化により必要とされる建物や場所、家族や家庭の形も変化するのは当たり前だとも思っていますので、現状富岡北地区の住民が減っていることは仕方がないことだとも思っています。 そんな中、富岡保育園も5年以上前には130人をこえる園児がいましたが、笠岡市自体の少子化、また富岡北地区の住民の減少に伴い80人をわる園児の数となっています。ただありがたいことに、現在登園して下さるご家庭の住所は、富岡北地区の方はほんの一握りになってしまいましたが、笠岡市全域から富岡保育園の保育実践に魅力を感じて集ってきて下さっているご家庭が大半を占める形になっています。 なんだか、先細りした、未来のないような文章を連ねましたが、実は僕はこの状況だからこそ、小さくなっている状況だからここ、新しい文化が生まれると確信しています。そこにはお金でもなければ、資本主義やデジタルうんぬんでもなければ、もしくは幸せうんぬんでもなければ、生きることへの新しい価値観が生まれると信じています。そしてすでにその序章は始まっていることをお知らせしておきます。とあるウイルス渦の中でも、とみほ村を取り巻く人たちは常に新しく風通しの良いものでした。動物と暮らす自然生活を営む方がヤギを連れて来園して下さったり‥サラリーマンを辞め、フリースクールを開校した方が焚き火をしに来園して下さったり‥知識人との交流が深い年配者が多くの知識人を誘い合わせて来園して下さったり‥過去例をみない様々な新しい価値観をとみほ村へ持ち寄ってくださっていることをお知らせしておきます。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。(又は村上まで→09X33715648) |
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2022-01-23 |
こんにちは。オシャレなタイトルを綴ってみました、英語はほとんど赤点に近かった村上です。 ちなみに、タイトルにあります【HELP EVER HURT NEVER】の意味は‥【常に助け、決して傷つけない】なんだそうです。 なぜ、この言葉に出会ったか⁉︎実は、“とみほ村だより”を毎月お届けさせて頂いている、とみほ村ファンからお聞きした言葉なんです。 なんとその御方は、昨年あたりから岡山県笠岡市の隣町、浅口郡里庄町出身のシンガーソングライター藤井風さんのファンになったんだそうです。ルックスはもちろん、歌の歌詞であったり、そして今回のタイトルにした藤井風さんの理念に惹かれたんだそうです。藤井風さんは『常に助け決して傷つけない』精神で世界平和を目指しているんだそうで、そこにグッと惹かれたことを打ち明けてくれました。新聞や雑誌の切り抜きはもちろんのこと、YouTubeやDVDなども含めて、藤井風さんの情報を収集するなど、36歳の僕の親世代ではありますが、あらゆるデジタルを駆使するあたりに熱心さが伺えました。そしてなんと、藤井風さんの曲を簡単に編曲した楽譜を入手してピアノまで練習しているようで、そのバイタリティーにただただ圧倒もされました。“人生一生勉強一生青春”という言葉そのものを目にして感じました。 さて、話を藤井風さんから“とみほ村”へ‥【LIVING WITH SMILES AND THANKS】の意味が分かる方おられるでしょうか? とみほ村ファンならば、少々英語が苦手でも分かるんじゃないでしょうか?とみほ村の大切にしている精神です。『笑顔と感謝の巡る暮らし』ですね。この精神をもって、子どもたちの心身の健全な発達を守ることに努めています。また、この精神に惹かれて、ブログ読者も含めたとみほ村ファンは応援してくれているのだと思っています。 だからこそ、僕も含めたトミホクルー(富岡保育園保育者)は、常にこの精神に立ち返り、また育て続けていかなきゃなんないんです。藤井風さんがいくらルックスが良く歌もとんでもなく上手くても、『常に助け、決して傷つけない』という精神を持っていなければ、そして感じられなければファンはいないと思うんです。同様に、とみほ村がいくら魅力的な環境を整えたとしても『笑顔と感謝の巡る暮らし』が感じられなければ、ファンの方は集まってこないと思うんです。 とみほ村を応援して下さるファンの存在は、富岡保育園保育実践への振り返りや反省、向上に多大な影響を与えて下さっています。今後ともご指導ご鞭撻宜しくお願い致します。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ※来年度園児募集、また途中入園希望なども、まずは園見学をして頂くことをオススメしています。 |
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2022-01-22 |
最近やたらと“育”を付けた造語が目立ちます。食を通した育ちを“食育”と呼ぶのはメジャーかもしれませんが、例えば旅を通した育ちを“旅育”なんて呼んでみたりするそうですよ。 そんな中、ある制服会社の広告に“服育”という造語が掲載されていました。いわゆる服を通した育ちのことですよね。 この制服会社の広告には、「制服を通して、子どもたちの教育を考え、成長を見守る服育という考え方を提唱します。子どもが制服を通して自分で着られる、ボタンを留める、脱ぐ、畳むという生活を毎日することで、いつしか“自分でできる、それが自信になる”子どもの自立に相応しい環境を整えてあげるのが大人のやさしさ。服を通して“自分でできる人”を育む環境づくり。これが服育と考えます。」と綴られていました。 その上で、この制服会社はある問いに対しても明記していました。その問いとは⁉︎ 『なんで、みんな同じ服を着るの?』 上記の問いに対しての答えとして‥「親子で過ごす家庭から他人と過ごす社会にデビューする子どもたち。知らない世界はちょっと不安‥。でも同じ仲間がいることは、ちょっと安心。制服が自分の仲間、居場所を教えてくれる目印になります。」と綴られていました。 この制服会社は、制服を通して、「自分でできる人」を育む環境づくりと、「社会の一員として同質性を持つこと」を育む環境づくりを提唱しているわけです。 ブログ読者の方は、“服育”であったり、“制服”に対してどのようなお考えをお持ちですか? 富岡保育園では規定の制服はありません。誤解のないように、制服禁止ではありません。どこかのお店でどこかの制服を購入して着用することはOKです。ただ“みんな同じ服を着る”ことに対しては何らかの“違和感”をもっています。 富岡保育園では、園児だけでなく保育者も含めて“服育”は自己表現を育むためであってほしいと願っています。 「今日はどんな服を着ていこうか?今日の私の気分は‥」と、日々考え判断をします。世間で聞かれます、“判断疲れするから、決められた服の方が良い”とのご意見も承知です。その場合は“毎日決まった服を着る”と、考えて判断すれば良いと思いますが、あくまでも“みんな同じ”“同質性”に対しては違和感を感じます。 “社会=同質”ではなく、“社会=多様”であってほしいと考えます。“自分でできる人”もとっても素晴らしいですが、“自分でできないことを助けてもらう”ことはそれ以上に大事なんじゃないかとも思います。 少々、制服会社に意見をした内容になってしまい申し訳ありません。制服が嫌いなわけではありません。学生時代には太かったり短かったり、長かったり細かったりのアレンジされた制服を着用して、同じ制服でもなるべく他人と違えるよう小細工を施していたことを思い出しもします。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育などへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃まで開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2022-01-21 |
謎‼︎ 未知‼︎ そんなワクワクドキドキする「探検」が現代では難しくなってきている。 インターネットや携帯電話の普及により、世界全体が“高度情報社会時代”に突入してしまい、探検すべき場所やものが激減してしまっている。 たいていのものはインターネットで検索すると、詳しい情報や画像や動画まで出てきてしまい、わざわざ現地へ行く必要もなく、それが何かわかってしまう。 上記のコメントを綴っていたのは、謎や未知を求め、自分の足と目を使って辺境にある未知の土地や民族・あるいは謎のものを探すのが生き甲斐・生業であるノンフィクション作家、高野秀行さんである。 このままでは失業してしまうと悲鳴をあげていたところに出会ったのが“納豆”なんだそうです。納豆って、日本では安価な食べ物で、軽く見られがちで価値のないように思われがちだからこそ、あまり研究されていなかったそうなんです。世界中の納豆を調べていくと、納豆のような伝統食品を作る人は田舎に住んでいる高齢者が多くネットなどやっていないことが多いのだそうです。また納豆であるかの判断が、画像や動画だけ見ては判断しづらく、自分でそこへ行き、匂いを嗅いで味見をしてみなくちゃなんないです。だからこそ、高度情報社会時代において納豆は手付かずのワンダーランド、探検家の心をくすぐるものなんだそうです。 ※「納豆」って、大豆からできていますよね!?実は大豆が大豆になる前のツルマメという植物からでも納豆にできるんです。ツルマメをトチという納豆菌のついた植物の葉で包んで、ある温度であるていど発酵させると納豆になるんだそうです、日本で言えば、縄文時代くらいから、すでに納豆を食べていたんではなかろうか⁉︎説も考えられるのだとか。(←納豆について気になる方は、自分で調べて下さいね。参考文献「月刊たくさんのふしぎ~世界の納豆をめぐる探検~高野秀行」) さて、話を少し保育園関連に戻していきますと‥ 謎‼︎ 未知‼︎ そんなワクワクドキドキする「探検」が現代の子どもたちは難しくなってきているのではないでしょうか? 子どもたちの「探検」の障壁となるのは、実は僕を含めた大人、そして世の中の風潮にあるのかもしれません。 「子どもの心身の健全な発達を守る」と名付けて、ただ同じ年齢というだけで同じ指標において一斉に管理しようとしていたり‥子どもが子どもにしかわからない謎や未知と遭遇しているにも関わらず、大人が過保護や過干渉によって介入していく。また介入したくなくとも、「あそこの親は、あの先生は、子どもを放っておいて!なんて親なの!なんて先生なの!ちゃんと子育てしてほしいわよね!ちゃんと保育してほしいわよね!」なんて言葉が世間にまかり通ってしまい、子どもと大人の距離がどんどんどんどん近くなってしまう。そのため謎や未知に出会う前に、自分の足と目を使わなくてもわかった気になってしまうんですね。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習・一時保育などへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃まで開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2022-01-20 |
突然のお願いですが‥「ブログ読者の皆様。自分の“足”を注意深く観察してみて下さい。」 指の向きはどうですか? 爪の形はどうですか? 土踏まずはありますか? 足の裏はカサカサしていませんか? 富岡保育園では、園児に裸足をオススメしています。が、強制ではありませんので誤解のないようにお願いします。なぜ裸足が良いのか⁉︎5本の足指を自由自在に使いこなすことで、適切な体重のかけ方、筋肉の使い方が促されることにあります。靴を履く場合は、その子どもに合った靴をお選びして頂くことをオススメしています。 “足”で説明すると理解が難しい方は、自分の“手”で考えてみると良いかもしれません。窮屈な手袋やブカブカの手袋をはめてしまうと、自在な手指の扱いが出来にくいのはご想像の範囲かもしれません。 裸足であったり、適切な靴を履いて、しっかり運動することで、土踏まずが形成されていき、第二の心臓と呼ばれるふくらはぎに好影響をもたらし、身体中の血流の巡りを良くさせ“元気”の源になるという寸法です。 ここまでは、どちらかと言えば、お子さま向けのお話。ここからは、お子さまを子育てするブログ読者を含めた大人の話をしますよ。元気な子どもたちの健全な発達を守るためには、見守る大人の健康も同様に大事なのは言うまでもありませんよね。 さぁ、もう一度、ブログ読者の皆様。自分の足を観察してみて下さい。 足指は自在に動きますか? 巻き爪になっていませんか? むくみや冷えを感じませんか? 常に目にする“手”の異変には気づきやすく、ケアも怠らない方は多くいるかもしれませんが、おろそかにしがちな“足”は健康維持をするにあたって、めちゃくちゃ鍵を握ることを覚えておいて下さい。 たいてい年齢とともに落ちていく機能は‥ ①歩くこと ②排泄すること ③食べること この順番を考えると、やはり「歩くこと」を続けられることこそが健康寿命を延ばす鍵だということです。 そして、「歩くこと」の機能を落とさない方法は『毎日歩き続けること』が一番の対策なんです。 では、『毎日歩き続けること』を可能にするための秘訣とは!? 【アキレス腱伸ばし】です。 実は、「歩く」動作のポイントは“アキレス腱の柔らかさ”なんです。 アキレス腱は、ふくらはぎの膨らみを作っている下腿三頭筋と、かかとの骨をつないでいる人体最大の腱(けん)です。 アキレス腱が硬いと、歩く際に、足のアーチに負荷がかかること。アーチに負荷がかかり、アーチが崩れていくと外反母趾などの様々な足の痛みや病気につながります。そして足や脚の血流低下の原因になること。すると冷えやむくみが生じてきてしまいます。 つまり、アキレス腱が硬いと足や脚の健康を脅かしますよ〜!ってことです。 僕も含めて、ブログ読者の皆様。健康寿命を伸ばしたい、元気に子育てをしたい、そんな方たちは‥今から【アキレス腱伸ばし】を毎日定期的に行いましょう。すると、毎日歩き続けることができ、健やかな人生が送れるかもしれませんよ。 ※参加文献「“歩く力”を落とさない!新しい足のトリセツ~日本で唯一の足の総合病院 下北沢病院医師団~」 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・一時保育・ワンコインランチ・「私設公民館とみほ村文庫」へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-19 |
たれか聞くらん朝の声 眠と夢を破りいで 彩なす雲にうちのりて よろづの鳥に歌はれつ 天のかなたにあらはれて 東の空に光あり そこに時あり始あり そこに道あり力あり そこに色あり詞あり そこに声あり命あり そこに名ありとうたひつつ みそらにあがり地にかけり のこんの星ともろともに 光のうちに朝ぞ隠るる 明治時代に活躍した「島崎藤村」の朝の讃歌を冒頭からご紹介させて頂き、理知的ぶりました村上です。おはようございます。正直、深い意味は分かりませんが、なんだか朝には特別な価値があるような気がしますし、その時間を大切にしたいと思っています。 ※「私設公民館とみほ村文庫」へ『日本の詩歌~中央公論社~』を寄付して頂きました。詩の好きな方、お待ちしております。 さて、本日の地元新聞(山陽新聞)に、子どもの就寝時間についての記事が掲載されていました。夜9時以降に就寝する子どもの割合が増えているようです。原因としては、共働きなどの家庭状況が示唆されてもいました。 想像するに‥5時頃まで働き、その後、保育園へ6時頃迎えに行くとします。そこから、お風呂を入れたり、晩御飯を済ませていると、9時なんてあっという間に過ぎてまうんだと思います。もちろんご夫婦で協力し合おうとしても、お仕事時間が違ったりもするだろうし、各家庭さまざまな協力の仕方があるだろうと想像できます。 では、そんな中で、「絶対に9時まで就寝させよう」と鉄則のルールを作ってしまうと、家庭的にしんどいかもしれません。成長ホルモンの分泌が“10時〜2時”がゴールデンタイムだという情報を加味すると、すこし時間に遊びを持たせて「10時くらいまでに寝られれば良しとしようか」とのスタンスにすると余裕が生まれるかもしれません。 では、9時か、10時くらいに就寝できるために保護者の方がストレスなく実践できる方法を考えてみたいと思います。 勝負は、夜ではなく【朝】です。なるべく、毎朝決まった時間に起床する習慣をつくることが鍵です。とにかく眠くてぐずぐずしてしまっていたとしても、カーテンを開けて『太陽の光』を浴びさせるように努めて下さい。曇りや雨でも、実は太陽パワーは浴びれますので、シャーっと勢いよくカーテンを開けましょう。真冬でなければ少し窓を開けて外気を取り入れるのも良いかもしれません。 そして日中は「外遊びを3時間」ていど行うと、さらに太陽の光を浴びて身体のリズムが整うことになります。 お昼寝に関しては、3歳以降は、夜の睡眠時間を考慮しながら進めていくことをオススメします。例えば5歳くらいの子どもが、夜10時間ほど睡眠時間があるにも関わらず、昼に3時間寝てしまうと、夜に眠気が来づらいかもしれませんよね。 まとめますと、家庭でできることは、まずは【朝】起床時に、カーテンを開けて太陽の光を浴びること。なるべく毎朝同じ時間に起床する習慣をつけること。そして保育園でできることは、「外遊びを3時間」ていどできるように1日のスケジュールをデザインすること。またお昼寝に関しては、ひとりひとりの子どもの体力を把握し、家庭と連携して行うこと。 家庭と保育園がともに協力することで、子どもたちは成長ホルモンをしっかり分泌させる健全は発達が促されるようになるのは言うまでもありませんよね。 ※参考文献「スタンフォード式最高の睡眠~西野精治~」 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・「私設公民館とみほ村文庫」などへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-18 |
昨年末、笠岡工業高校電気情報科の学生たちに富岡保育園前に「優しく灯るイルミネーション」を制作して頂き設置してもらいました。富岡保育園の園児や保護者、職員だけにとどまらず、富岡北地区住民の方も含めて、心が癒される取り組みでした。笠岡工業高校では、地域貢献を通した学び(笠工テクノ工房)を充実させているようです。 そんでもって、実はイルミネーションの打ち合わせの際に、「村上先生‼︎環境土木科でシュレッダーなどから出た廃材でフラワーポッドを作ったのですが、富岡保育園で使いませんか?」と、お声かけして頂いたんですね。 ここは、あつかましい村上ですので、「喜んで‼︎」とお受けさせてもらい‥ 本日、笠岡工業高校環境土木科の学生たちがアシスタントになって下さり、主に3.4.5歳児たちがフラワーポッドにそれぞれで色塗りをすることになりました。 (フラワーポッドとは、植木鉢のようなものです。シュレッダーの廃材を加工して、コンクリートを混ぜ、形状を整え固めたものです。色塗りをする絵の具も乾くと木になる環境に良い性質のものを扱って下さいました。) 学生たちと、いろいろな色を混ぜて作ったり、また一心不乱に塗り込む姿であったり。また場所によって色使いを変えてみたり、重ね塗りをしてみたりと、工夫をそれぞれに凝らす姿がありました。 また活動が終わった後に、学生たちと一緒にオヤツを食べたり、電車ごっこや、おんぶや抱っこをしてもらい親しむ時間がもてたことが、何よりの喜びでもあったように思います。 保育園であろうと、高等学校であろうと、私立であろうと、県立であろうと、保育園児であろうと、高校生であろうと、さまざまな垣根を越えて、互いに学び合い、支え合い、社会全体で子育てできる関係でいられることに、重ねて感謝したいと思います。今後とも宜しくお願い致します。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館「とみほ村文庫」などへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ~追記~ フラワーポッド作りを終えた夕方‥ 村上「何色で塗ったの?」 とある女の子「え〜っとな〜。なんか、よーわからん色になったんじゃけど、えー色になったよ。」 |
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2022-01-17 |
最近休日になると出かける場所があります。富岡保育園から車であれば10分もかからない場所にあります笠岡市緑道公園です。笠岡市PR隊ではありませんが、もしも市外の方で例えばカップルや親子で手を繋いで歩いてみると「笠岡市っていいね。この町に住みたいね。」となるかもしれません。公園内には散歩コースがあり、石の彫刻や各種の木々が整えられていたり、すぐ隣の道は瀬戸内海が見渡せるわけです。またサッカーゴールやバスケットゴールなんかもあるんですね。実は最近、元バスケ部村上は、ひとり中年おじさんバスケットに夢中なんです。近くでスケートボードを楽しんでいる若者からの視線も気にならないほど、ひどく夢中になっています。気にする余裕がないのか、もしくは気にならないほどに自分に余裕があるのかは本人も分からないところではありますが。 さて、最近保育・教育雑誌では、なんとも魅力的な保育方法や教育方法であったり、なんとも魅力的なインテリアや園庭デザインであったり、なんとも魅力的な玩具や教材などの紹介や説明が掲載されています。 保育所保育指針なんかで記されている通り「環境を通した保育」を行うにあたっては、もちろん大切なことかもしれませんね。 ただ、どうも最近“置き去りにされている”環境があるような気がしています。あくまでも気がしているだけなのですが。 それは“人的環境”です。つまりは“先生”という存在です。 富岡保育園でも、保育所保育指針にならい「環境を通した保育」に取り組んでいます。また、子ども主体の活動に価値を置いていますので、保育者つまりは先生たちの存在は、どちらかと言えば目立たない、どちらかと言えば受け身のような存在に見られがちなんですね。大人が子どもに一方的に教えるような活動であれば、否応がなく先生は目立って見られるかもしれません。 ただ、どのような活動をするのであれ、先生ひとりひとりの人格と言いましょうか、もっと分かりやすく言うなら、存在や雰囲気は非常に大事なんじゃないかと思うんです。そしてそれは、どんな魅力的な保育方法やインテリアや教材よりもです。 子どもたちが遊んだり勉強したりするなかで、物事を学ぶ最中に‥ 例えば、不平不満や文句を並べ、ネガティブな思考や言い訳ばかりを口ずさむ先生がいたとしたら、いくら魅力的な教育方法や玩具あっても、健全な発達が見込めないように思えます。 逆に、励ましや勇気の出る言葉を並べ、ポジティブな思考や夢や希望を語る先生がいたとしたら、特別な保育方法やインテリアでなくとも、健全な発達が見込めるように思えます。 すこし極端な例え話でしたが、僕は環境の中でも、“人的環境”が最も重要だと考えています。 ブログ読者の方で、幼少期や学生時代の記憶がある方‥どんな最新の教材や玩具よりも、優しい先生であったり、妙な癖のある先生の思い出が蘇ったりしませんか? ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※明日1月17日月曜日「私設公民館とみほ村文庫」は午後から閉館させて頂きます。ご了承ください。 |
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2022-01-16 |
おはようございます。とみほ村の富岡保育園内には大小さまざまな生花が飾られています。トイレにまであるんですよ。 そのすべてを監修して下さる先生(植物と会話ができる達人)が数日お休みしてしていることで、生花たちがピンチに‼︎配置を変えたり水替えなどで乗り切ることにしたのですが、そのお部屋に合ったように飾ることがなかなか難しいものです。日々、生花たちをお世話して下さる方がいるからこそ、豊かな気持ちで暮らさせてもらっていることを改めて実感し、感謝の気持ちが沸々とわく時間でした。 さて、“HINEKURE力”(ひねくれりょく)に長けている本日の副園長ブログは、昨今教育界で流行しているキーワードをすこしばかり紹介したいと思います。 ■【EdTech】Education(教育)とTechnology(テクノロジー)の略語です。 ■【アクティブ・ラーニング】教師から生徒に一方向に教えるのではなく、子ども自身が進んで学ぶようなスタイル。 ■【GIGAスクール構想】Global and Innovation Gateway for All =みんなのための世界につながる革新という意味。 ■【STEAM教育】Science(科学)Technology(技術)Engineering(工学)Art(アート)Mathematics(数学)の略語。 などなど‥他にもさまざまにありますが‥ブログ読者の方で聞いたことがあった方、また詳細を知っていた方はどのくらいおられたでしょうか? 初耳の方だと、もしかすると‥「よく意味が分かんないけど、なんだかカッコ良さそうだし、凄そう。」との印象を受けませんか? 誤解を承知で意見させて頂くと、聞いたこともないような漢字の羅列や、カタカナや英語などの横文字を駆使してアピールする教育には、一度立ち止まって深呼吸して気をつけて考えてみませんか。実は印象操作されている場合もあるかもしれませんよ。 例えば、上記に挙げた【アクティブ・ラーニング】を取り上げて‥「うちの保育園では、“アクティブ・ラーニング”を全年齢で取り組んでいます‼︎」との謳い文句があるとします。アクティブ・ラーニングとは、子ども自身が進んで学ぶスタイルのことですから、つまりは“遊び”のことですよね。子どもが保育者からさせられる遊びではなく、自らが選んで取り組む遊びのことです。保育所保育指針を守る全国の認可保育園では当たり前のことです。 また【STEAM教育】を取り上げて‥「うちの保育園では、“STEAM教育”に就学前の子どもは取り組みます‼︎」との謳い文句があるとします。ただ、例えば3歳児ほどの子どもが泥団子を作っているとします。泥団子作りの中に、科学・技術・工学・アート・数学の要素が入っていたりしませんか?科学の専門家であれば入っていることを見抜けるだろうし、逆に専門家でない大人が見ると泥団子作りには科学の要素が入っていないように考えるかもしれません。つまりは、STEAM教育も人類史上特段新しい教育ではないとも言えます。 言葉があるからこそ、知ることができ、分かることができるのですが‥ 言葉があることで、知った気になる、分かった気になることもあります。 横文字を駆使してカッコいい言葉を作ることは楽しいことでもありますし、印象操作だってできますが、ただ単にカッコいい言葉なだけです。言葉と“中身や内容”が、かけ離れていることだってあるんです。 ※ちなみにHINEKURE力(ひねくれりょく)と造語を綴りましたが、これも一見カッコよく見えますが、ただの、ひねくれ者ってだけですよ。この技法を上手に使えば、例えば、物忘れがひどくなったことを“忘却力”(ぼうきゃくりょく)などと言えばカッコよくなりますよね。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-15 |
「チャーハン食べに来て。」 ままごと遊びをする子どもからのお誘い。 特定の子どもばかりではないのだけれども、たいていは5.6歳程度の女の子の、誰かからのお誘い。 ただ最近、特に“チャーハン”率が増えたな〜と。 「何でチャーハンなんだろう?」と考えてみたところ‥ 5.6歳程度の仲良しの女の子グループの誰かが、“チャーハン好き”だからなのか。保育園のお昼ごはんメニューにチャーハンは出たことが無いと思うので、たぶん家庭で出されるチャーハンが特別好きだからなのか。はたまた家庭でチャーハンを作る保護者の所作に憧れているからなのか。もしくは、中華料理店に家族などで訪れた時のチャーハンが絶品だったからなのか。 理由はどうあれ、チャーハンを提供してくれる子どもたちの手際の良さには驚きました。微塵切りする所作、フライパンで炒める所作、どれをとっても一流の料理人にしか見えない。 ただ、ときどき仲良しグループの子どもではない子どもがフライパンや鍋に土を投げ入れたりするんですね。華麗なフライパンさばきを披露しているにも関わらず、ちょいちょい無造作に砂や土を投げ入れてくるんです。料理人としては困るだろうから、もちろん「勝手に入れないで。」と注意するわけです。けれども、投げ入れてくる子どもを見ると、歩き出して間もない程度の子どもであったり小さなお友だち。怒ろうにも怒れず、半ばあきらめるしかないような状況なんですね。 けれども、料理人は考えたんだと思うんです。ときどき、ちょいちょい、無造作に砂や土を投げ入れられるたびに「はい、コショウ‼︎」「はい、塩ね‼︎」と、調味料を入れたことにしていたんですね。すると、無造作に見える料理の過程も、あくまでも料理人である自分の計画の範囲であると自分で納得できるのでしょう。 料理人であった子どもの“意識のすり替え”は、たぶん0歳~6歳までの異年齢が混ざり合って遊ぶ中で、自分の遊びを守るために培った能力ではないかと思うんです。 “意識のすり替え”と表現しましたが、『モノの見方』とも表現できると思います。 実はこの能力って、混沌とする時代背景である現代に最も必要な能力のひとつではないかとも考えます。ネガティブな状況をポジティブに、マイナスな局面をプラスに変えることができると、さぞ生きやすいように思いませんか? ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫などへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ちなみに“チャーハン”を作る過程って、とにかく色々な具材を微塵切りにして、華麗に炒めながら、無造作に調味料を振りかけていく様子がご想像できるかと思います。つまりは無造作に砂や土を投げ入れられても完成できる料理だと思うんです。無造作に投げ入れられることを予想してチャーハンというメニューを選んでいるのか。はたまたチャーハンがとにかく好きだからなのか。どうなんでしょうね。 |
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2022-01-14 |
おはようございます。世間を賑わせております感染症への見解として、富岡保育園では“診断”と“症状ともに把握しながら対策をとっていきたいと思っています。ご協力よろしくお願いします。 ※PCR検査などをご自身又はご家族などがお受けする場合は結果が出るまで来園を検討して頂きたいこと。また、診断がなくとも身体の不調を感じる場合も同様に考慮して頂きたいと思っております。 さて木曜日と言えば⁉︎生放送ラジオ「富岡保育園付属大学チャンネル」の放送日でもあります。(お昼の13時~13時30分、再放送19時~19時30分) ※エフエムゆめウェーブ79.2Hz ※ゆめネット笠岡放送123ch ※スマホアプリ「FMぷらぷら」 本日のゲストは笠岡市有機栽培グループ「ピースな畑」代表の若月さんです。昨年秋に富岡保育園で有機栽培で育てたサツマイモを持って来て下さり焼き芋パーティーをして下さったことから、お近づきになることができゲスト出演して頂ける運びになりました。元高校教師という経歴もあったりと、本日はワクワクドキドキの回になりそうです。乞うご期待ください。 さて、本日はラジオの宣伝を続けさせて頂きます。(※3月末にて終了なのでワガママを言わせてください。) 前回放送でゲスト出演して頂いた、昨年までウェイクボードのプロとして活躍されていた貞國さんから、放送終了直前に、保育に関連しそうなお話をお聞きしました。がしかし、司会の村上の時間配分が至らず、全てを放送内でおさめることができませんでしたので、このたびブログにて村上から伝言させていただこうと思います。 ウェイクボードとは、水上で板に乗り、船に引っ張ってもらいながら、水上の上を滑ったり、貞國さんなどのプロはクルクルと空中を跳んだりする競技です。素人の大人の村上が見学すると「かっこいいな。やってみたい。けど、難しそうだし、無理っぽいから、やっぱりやめておこう。」となりがちなんですね。世の中の80パーセントくらいはギブアップ村上のパターンなんだそうです。 ここで、めちゃくちゃお手本になる人物が“赤ちゃん”なんですね。赤ちゃんが周りの歩く人間を見て「いいな。私も歩いてみたいな。けど、難しそうだし、無理っぽいから、やっぱりやめておこう。」とはならないですよね。 “赤ちゃん”は、ふらつこうと、転げてしまおうと、まずは歩こうとします。すると、やっぱり転げちゃう。けれども、じゃあ次は近くの棚に手をかけながら歩いてみようだとか工夫したりしながら、じょじょに歩けるようになります。ブログ読者(ラジオ視聴者)の方もご想像がつくかと思います。 この原理についてを、ウェイクボードのプロとして活躍されていた貞國さんは、自分や塾生に応用して活用するんだそうです。 『テフカスの法則』と言って‥ 【T】Trial 挑戦 【E】Event 出来事 【F】Feedback 結果(プラス思考) 【C】Check 検証 【A】Adjust 調整 【S】Success 成功 まずは、とにかくやってみる。やってみないと何も起こらない上に結果もない。そして、大事なことは出た結果に対して第三者的な視点でプラス思考に検証することで、失敗を“だったら次はこうしてみようかな”と調整することが成功への鍵なんですね。 ただ、歳を重ね、大人になるにつれ、多様な経験から成功より失敗をイメージばかりしがちになるんだそうで、より「石橋を叩いて叩いて叩き割ってしまって、結局渡らない渡れない」ようになるんだそうです。 【P】Plan 計画 【D】Do 実行 【C】Check 検証 【A】Action 改善 よく僕たち大人が仕事などでも応用して活用するPDCAサイクルは、まずは計画からはじます。失敗の確率を下げたいからこそ、計画に計画を重ねるんですよね。 けれども、赤ちゃんを含めた子どもの世界では、石橋を叩き割るPDCAサイクルよりも、とにかくやってみるテフカスの法則の方が、どちらかと言えばすんなりくるんじゃないのかな⁉︎とのアドバイスを受けました。 ブログ読者(ラジオ視聴者)の方、いかがでしょうか?自分のお仕事や私生活にも当てはめて考えてみると面白いかもしれません。また身近に赤ちゃんなどがいましたら、観察してみてください。「あ!この赤ちゃん、テフカスの法則やってる!」となるかもしれませんよ。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2022-01-13 |
先日、「笠岡市観光ガイドボランティア」の方々が岡山県の偉人“山田方谷”が当時泊まったとされる廻船問屋、つまり富岡保育園を見学しに来られました。その際、Uターン組(一度都会へ出られ退職後に笠岡市へ帰って来られた)の方が「笠岡市は全国で1番良い町だと思うんですよ。瀬戸内海が見渡せる絶景を、Uターンしたばかりの頃は飽きずにずっと眺めていましたよ。」とおっしゃられていました。他所の土地を見たり経験することで、故郷の良さが分かるんだろうなと思いました。ちなみに、富岡保育園前の旧2号線の道は「鴨方往来」と呼ばれており、江戸時代では参勤交代の際に地方大名などが通る道だったとか。その土地でしか見られない景色や歴史に想いを馳せると土地への愛着も強まるのでしょうか。 さて、話は変わりますが‥“赤ちゃん”って、なんで赤ちゃんと呼ばれるんでしょうかね? 一説には、命が宿り、血が通っていく様を受けて“赤”を付けているのだとか。血が全身を巡り、体温が上がっていくことで、元気になっていくんですよね。 日本で1番良い町だと笠岡市観光ガイドボランティアの方が豪語する岡山県笠岡市の富岡605富岡保育園では、現在雪がちらついていますが、裸足にサンダルを履いてくる猛者もいます。見ている大人は「うわ~。冷たそう。ソックス履き~。」となりますが、おかまいなしに裸足です。室内も、富岡保育園には床暖房などもありませんから、当然ヒンヤリとした床や畳の上を裸足で歩くことになります。 この猛者の身体はどうなっているのでしょうか。改めて分析しますと、手足の先まで温かい血が巡っていることは容易に想像できます。足の裏を触ってみると若干温かいんですね。体温を測ってみると37度近くありました。 逆に老衰間近の方や、雪山で瀕死の凍傷をされた方をご想像ください。血の巡りが悪く、顔色は青白くなり、皮膚は冷たくなっていくのではないでしょうか。 心臓から解き放たれた血が、手足の先や脳内まで届き、そして跳ね返ってまた心臓までかえってくることを想像してみて下さい。基礎体温が高い身体は、温かく勢い良く身体の隅々まで血が流れているのではないでしょうか。 「血の巡り」「基礎体温」は人間の免疫機能と密接に関わっています。昨今旋風しているとあるウイルスから子どもたちを守るためには⁉︎また自分自身を守るためには⁉︎ まずは『運動』です。運動をしっかりすることで、脳のあらゆる部位に刺激を送り、「身体の隅々まで血を巡らせろ!」と指令を出させる必要があります。 そして、運動してお腹が減った状態で、『食事』をとります。ヨーグルトやお味噌など発酵食品をしっかり摂ることで、第二の脳である腸内環境を鍛えることができます。 食事を済ませた後に、『休息』をとります。食後は脳から胃腸を休めるよう指令が送られます。ゴロゴロしたり、何も考えずにポカーンとすることが大事なんですね。 『運動』『食事』『休息』をバランス良く行うことで、「血の巡り」「基礎体温」がレベルアップし、免疫が整っていくんですね。 とあるウイルスも含めて、空気が乾燥していく冬場はあらゆる感染症に留意する必要があります。正しく怖れて予防することが大事だということは、ブログ読者も含め、この数年で皆さま周知したと思われます。マスクを何枚も何枚も重ねて自宅に閉じ籠り、ろくに運動もせずにお腹も減りもせずに食事をとり、眠りが浅く睡眠薬を飲むような生活を送ってしまっては、血の巡りが悪くなることは目に見えてしまいますよね。とあるウイルスに限らず、あらゆる万病を迎え入れている状況でしょう。 ここはひとつ、できる範囲の運動から見直してみませんか。富岡保育園の猛者を観察していると、園内を所狭しと動いては、ゴロゴロし、動いては、ゴロゴロしています。よく笑って、よく怒って、よく泣いて、よく甘えて、感情をおもいっきり表現もしています。参考にしてみてくださいね。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫などへのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ※来園への制限は現在は行なっていませんが、ご希望の方は、まずは自身の健康状態を把握し免疫を整えて頂くことを条件とさせて頂きます。(くれぐれも裸足は強制ではありません) |
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2022-01-12 |
おはようございます。昨日とあるサウナに入って、すこぶる快調な朝を迎えている村上です。自律神経が整い、血流の流れが良くなったからなのでしょうか。(※参考著書「自律神経の名医が教える!サウナのトリセツ 小林弘幸」) さて、ブログ読者に朗報です!本日のテーマは『頭がよくなる方法をめちゃくちゃ分かりやすくお教えするシリーズ』です。メモのご準備をどうぞ。 まず、さっそく結論から言いますよ! 『運動をしましょう!』 もう一度言いますよ。 『運動をしましょう!』 もしも我が子が乳幼児施設に入っている年齢ほどであれば、値段の高い教材を購入して勉強させるより‥「お外でしっかり遊びましょう」が答えなんです。 もしもご年配であれば脳トレパズルをするよりも、「お外を散歩しましょう」が答えなんです。 (参考著書「最強脳『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業 アンデシュ・ハンセン」※アンデシュ・ハンセンさんは、教育大国スウェーデンの精神科医。この著書は小中学生10万人が読んだ脳力強化バイブルになっています。) それでは、ここからは「なぜ運動すると、頭が良くなる、脳が鍛えられるのか?」を説明していきます。 僕たちの脳は、4万年前にアフリカのサバンナで野生動物から逃げ回りながら生き抜いてきた時の脳と今でも大差なく変わっていないことを、まずは念頭に置いて下さい。農耕革命、産業革命、デジタル革命が起きていても、脳は依然4万年前と同じなんです。 そして、もう一つ念頭に置く必要があるのは、脳の仕組みが分かってきたのは、ここ30.40年ほどで、いまだに未知の部分が大きいということです。 さて、頭が良い、賢い、と言っても色々な種類がありそうです。1つの答えを導くことが得意であったり、たくさんのアイデアを思い浮かべる発想力に優れていたり。またそれらを実現させるには集中力や熱中力が大切になってくるでしょう。それら全てに関係するのは脳内の血液です。よく映画やドラマなどでモジャモジャ頭の博士が歩きながら考え事をして何かを閃いた場面があります。実は歩きながら脳内の血液の流れを良くしていることが閃きに繋がっているんですね。 また人間の脳が、サバンナで野生動物から逃げ回って生き抜いていた頃と変わらないことを念頭に置くと‥人間の脳は、極めて危険に対してストレスを感じやすいように進化しているんです。そうでなければ襲われる可能性が高まるのはお分かりかと思います。ただストレスが継続し続けると、現代で言えば、うつの症状があらわれるんです。そこで鍵を握るのは、ストレスをコントロールする役割がある脳内にある「前頭葉」や「海馬」という部位です。その部位についても、運動することで鍛えられることが分かっているんです。 そろそろブログ読者の方も分かってきたと思います。脳内のあらゆる部位、また集中力や記憶力、我慢や忍耐する力、全てに『運動』が密接に関係して良い影響を与えていることを。この著書を読んだスウェーデンの先生たちは体育を毎日時間割に入れたり、1日のうちに定期的に体を動かすメニューを取り入れたとも記述してありました。 ちなみに、乳幼児や学生だけでなく、大人も同様だということを明記しておきます。『運動』をすることで、年齢関係なく死ぬまで脳は鍛えられます。 じゃあどのような運動が良いのか?過度なスポーツやジムに通わなくとも、生活の中で階段を登ったり、ご近所を散歩してみたり。散歩の時に早歩きと遅歩きを交互にして少し心臓がドキドキするくらい運動することも推奨されていましたよ。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。子どもたちは常に体を動かし脳を鍛えているようです。是非皆さまもご一緒に脳トレしましょう。お待ちしております。 |
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2022-01-11 |
1円玉、41枚。 5円玉は18枚。 10円玉が42枚。 50円玉、5枚。 そして100円玉は7枚。 そしてそしてなんと500円玉、2枚。 合計115枚。2501円ものご寄付をお賽銭箱に承りました。幻の神社“とみほ神社”です。 このたび新年へ向けての、とみほ村への、富岡保育園への、またご自身やご家族、友人や知人への想いや願いが込められたご寄付については、富岡北地区を含めた笠岡市の地域貢献事業「私設公民館とみほ村文庫」の運営費にあてさせて頂きたいと思います。たくさんのご寄付、誠にありがとうございました。 さて、今日は幻の神社“とみほ神社”についてを少しだけお話しさせて下さい。元旦から約10日間、とみほ村の富岡保育園の門の外、旧2号線沿いの道べりに設置されたミニ鳥居とミニお賽銭箱。設置期間中は、嵐がこない限り、休日や夜間であろうと設置したまんまなんですね。 「賽銭泥棒とか、大丈夫なんですか?」とのご意見を昨年頂いたこともありますが、設置したまんまを貫いています。なぜか? 実は、ここに“信用”から“信頼”へと繋がる気持ちが隠されていると思っています。 “信用”とは、何かの保証なりも含めて信じること。 “信頼”とは、理由が明確でなくとも、その人のまんまを信じること。 とみほ村の富岡保育園のことを、利益ぬきに、まんま信じてお賽銭箱にお金を投入して下さる。このお金が何に使われるか知らないけど、信頼しているとみほ村の富岡保育園ならばお任せしても大丈夫だと。 富岡北地区の方ならば、お賽銭箱を夜間も休日も設置したまんまでも、守ってくれるだろうと保証ぬきに信頼している。もしも賽銭泥棒にあっても、地域の方や園児や保護者や保育者が無事であれば大丈夫だと。 小さな社会、小さな共同体、小さなコミュニティを作る、保つ、ヒントはこのあたりにあるんだと思っています。何かの利益や保証など抜きに、この人ならば、この方たちならば大丈夫との気持ちが、ひとりひとりの暮らしに安心感を生み出すんだと思います。 そのためには保証書などではなく“信頼”が必要だということ。信頼を獲得する第一歩は「顔が見える関係」「声が聞こえる関係」を作ること。 その時に見えた表情が笑顔であれば、その時に聞こえた声が優しいものであれば、その積み重ねで信頼を獲得していくのは容易に想像できるのではないでしょうか。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。少人数でのレンタル会議室としても利用可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。 |
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2022-01-10 |
皆さま1日お疲れ様です。ブログ読者の方は休日をどのようにお過ごしでしょうか? 独身村上は基本、単独行動ばかりなのですが‥本日は久しぶりに友人家族らに誘って頂き、とある山の上の公園へ。(倉敷市“向山公園”)敷地も広く、大型総合固定遊具も3種類ほどあったりして子ども心に「楽しそうだな~」とワクワクしたりもしました。 友人家族の子どもたちが遊んでいる様子を観察(職業柄、ついつい遊びの考察を始めてしまうんです)していると、「やっぱり、そうなんだよな〜。」と心の中で自分1人納得しちゃってたんですね。 何を納得したかを少し紹介させていただきますと‥ 子どもたちは、はじめは色とりどりの工夫の凝らされたワクワクしそうな大型総合固定遊具で遊び出すんです。ただ、ひと通り遊具を制覇しちゃうと、ブランコやターザンロープなどの動く遊具以外はリピート率が低いんです。その後は、山の上の公園ということもあり、たくさん落ちている木の枝や、木の実、石っころ、落ち葉などを拾い出すんです。保育園年齢から小学校低学年ほどの5人ほどの子ども集団で、長い枝を片手に冒険ごっこぽく活動しはじめるんです。僕も含めた大人は、子どもたちにとっては敵という存在で、子どもたちが決めた独自のルールで倒されていく遊びも追加されていくんです。その後は砂場ぽいところで、さらに木の枝をたくさん集めて重ねて落ち葉を上にのせてバーベキューのような遊びもはじまりだすんです。 大型総合固定遊具で遊んでいた時間よりも、はるかに没頭して遊び込みますし、ほとんど大人を誘ってくることなく“子ども同士”で自分たちでルールを作ったりなど“考える”こととなるんです。 友人家族たちの子どもたちの遊ぶ様子は、実は僕はある程度予測もできていたので、「やっぱり、そうなんだよな〜。」と納得したんです。子どもは、自分の力の及ぶ範囲で“動く”“動かせる”ものを好みます。また木の枝や石のように、自分の想像力を使えば“何にでも変化”できるものを好みます。 数年前に、富岡保育園の園庭から大型総合固定遊具を撤去する際に、「遊具が無くなったら子どもが遊べなくなるのでは⁉︎」とのご意見をたくさん頂いたこともあります。しかし、僕には「逆に、遊びが豊かになる」との確信がありました。それ以前から、何年も何度も園児を色々な公園に連れていった際に、子どもの遊ぶ様子をずっと観察していると‥たいてい遊具は飽きられて(動くブランコなどは別)自然物の方へと子どもたちは興味や関心を示して、子ども同士で遊びを作り始めて遊ぶ様子をよく目にしていたんです。 大型総合固定遊具を否定しているわけではないので誤解のないようにお願いします。ただ、子どもが“考える”ことを連続的に繰り返す環境を作るには、ある程度の自然物であったり、子どもの力の及ぶ範囲で動かせる、また想像力を使えば変化できるものが必須なんだよね〜という、つぶやきでした。 ついでに、もう一言つぶやかせて頂きますと‥世のお父さんお母さんたち。休日に子どもたちと公園へ出かけたり、「子どもを楽しませよう、喜ばせよう」とする姿勢に大変頭が下がります。そして大尊敬です。気力体力ともにとても使うはずです。くれぐれも心身ご自愛ください。 ★ボランティア・インターンシップ・職場体験・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★古民家一時保育“阪本屋”も行っています。詳細はホームページTOP電話番号からお問い合わせ下さい。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃開所しています。お気軽にお越しください。 |
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2022-01-09 |
く〜。冷えますね。こんな時期は熱燗(あつかん)をグイッといきたくなりますね。あては魚の煮付けくらいにしておきましょうか。 いつかの小料理屋で食べた“ノドグロ”の煮付けが美味しかった。(※ノドグロの食べ頃は秋〜冬) ちなみに、“ノドグロ”の名前の由来って知ってますか? 実はその名の通り、「喉(のど)の奥が墨汁で塗りつぶされたように真っ黒だから」なんですね。お腹を捌いてみると喉だけでなくお腹の内側までベットリと黒くなっているそうなんです。 これには理由があって、彼ら(ノドグロ)のエサとなる深海生物にはホタルイカやサクラエビのように光を放つものが多いんです。こうしたエサが口の中やお腹の中で光り、外へ透けてしまうと、今度は自分がより大きな魚に見つかって食べられてしまうので、そうならないために、喉やお腹の内側を黒塗りにすることで光を遮っているんですね。 ノドグロはアカムツとも呼ばれている『深海魚』です。 ブログ読者の方で、『深海魚』と聞いてどのような感想をお持ちになりますか? なぜ深海魚たちは、深海という厳しい世界で暮らすのか?深海は真っ暗だし、食べ物が少ないし。明るくて他の生き物がたくさんいる浅い海の方が暮らしやすいのでは? 深海暮らしの利点で言えば、敵が少ないこと。浅い海だとエサは多いかもしれないけど、サメやイルカなど肉食生物もうじゃうじゃいるので、より安全に暮らしたいのであれば、深海で静かに生きていくという選択肢が生まれてもおかしくありませんよね。 ただ、冒頭に紹介したノドグロのように、その生態について分かっていることもあれば、【謎】が深海魚には多く隠されているんです。 例えば、チカメエチオピアという魚を捌いてみると、おでこの辺りにぎっしりと筋肉が詰まっているんですが、何を動かす筋肉なのか魚類研究者たちが話し合っても今のところ答えが出ないんだそうです。(←さかなクンでも分からないのかな⁉︎) この度参照させて頂いている本「月刊たくさんのふしぎ~釣って食べて調べる深海魚~平坂寛」著書の平坂さんは、研究にあたって釣りをするわけですが、ときどき図鑑にも掲載されていない未知の深海魚に出会うこともあるんだそうです。正体不明、未知、謎、まさにロマンが詰まった深海。 さて、本日のブログ。深海魚好き、生き物好き、魚釣り好き、酒好きの方向けかと誤解されそうなので、じょじょに保育園公式ホームページ向けに軌道修正しますね。 例えば子どもの世界を“深海”と一度考えてみませんか? 子どもたちは、自分がより楽しめる環境で、その環境の中で独自に遊びを発展させ進化させていくと考えてみますと‥その世界には必ず『正体不明・未知・謎』があるわけです。 けれども、僕も含めた保育者・教育者は、子どもたちに分かりやすいエサ(大人が決めた遊びや教育)を与えて、分かりやすく育てようとすることで、大人にとってはより安全に、しかし子どもにとっては多くの危険(周りの大人が決めたちっぽけな価値観)によって安全(健全な発達)が奪われるかもしれないんですね。 つまりは、子どもの心身の健全な発達を守ろうとするなら、子どもに対して『正体不明・未知・謎』という感覚は必ずあって当然だと大人が理解しなきゃいけない。なんでもかんでも子どものことを全て分かろうとする方がおこがましいと思わなきゃいけないんじゃないかと思うんですね。 目の前の子どもが、もしも「なんで、こんなことするのかな?なんで、こんな遊びにハマっているのかな?」と感じたら‥素直に「ロマンに溢れているな〜‼︎」と感動したら良いんじゃないでかなと思います。すると、見守る大人も無理に釣り上げよう、分かろうとストレスを持つことなく、子どもも深海で独自に、その子どもひとりひとりに合った発達がされていくのかもしれません。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号までお問い合わせ下さいね。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃まで開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2022-01-08 |
「ちょっと聞いて‼︎‼︎‼︎」 ひとりの女の子の一言に背筋と心がビクンとした。 「村上先生‼︎あのな‼︎わたしの方のコレ(枝)は、フォークと〇〇と〇〇と〇〇でな。それでな、Bちゃん(となりの友だちを指して)のコレ(石)は、ダイヤモンドと〇〇と〇〇と〇〇と〇〇と〇〇と‥なんよ。ちょっと待っててね。他のも見つけてくるから。」 昨日たまたま出会した、ひとりの女の子とその友だち。自分たちの遊びについてを、それはそれは矢継ぎ早にプレゼンしてくれました。村上と共に聞いていた園長先生、事務長先生、三者三様に、女の子のプレゼンに圧倒されながら、ただただ頷く(うなずく)こととなりました。 実は、村上が背筋と心がビクンとなった理由は、女の子のプレゼン内容が素晴らしいだけではなかったんですね。 「ちょっと聞いて‼︎‼︎‼︎」の一言に自分の保育実践を省みたからなんです。 就学前(小学校へ入学前)の保護者の方から‥ 「学校へ行って、先生の話をちゃんと聞くことができるか心配なのですが‥」との相談をよくお聞きします。 【学校の先生の話をちゃんと聞く方法とは⁉︎】 ブログ読者の方も一緒に考えてみましょう。 村上が現場保育者だった頃に行っていた方法は‥“正しい姿勢で決められた時間じっと座る練習”をさせていました。何度も繰り返すとじっと座ることができるようになってくるので効果抜群との錯覚に陥るのですが、当時の村上に一言物申すなら「全くの逆効果だよ!」 まるで我慢比べであって、子どもにとっては自分の意思をあきらめる作業を連続的に繰り返しているだけ。話を理解しようと聞くのではなく、「じっとしていたら先生に怒られずに済むから、じっとしておこう」との解釈になっていることが往々にしてあるんじゃないかと思います。 (今日のブログ内容は過去の村上の保育実践に対して、かなり物申す内容ですが、しばしお付き合い下さいね。) 「じゃあ、じっとする訓練をさせずに、どうやったら先生の話をちゃんと聞くことができるのか?」とのツッコミが入りますよね。 実は答えがあるんです。 それは、「子どもの話をちゃんと聞く」です。詳しく言うと、「子どもが“ねぇねぇ先生‼︎お母さん‼︎お父さん‼︎話を聞いて”とのタイミングで、心身ともに向き合って聞く」ことです。 つまりは、自分の話をちゃんと聞いてもらった経験のある子どもは、他者(学校の先生)の話をちゃんと聞くことができる理論です。 年が明け。ランドセルなどの学校用品を買い揃えると同時に、ある不安が生まれる時期でもあります。 「入学するにあたって、うちの子に、うちのクラスの子どもに、何かをさせねば‼︎」 何の訓練をさせようか⁉︎ 何の習い事をさせようか⁉︎ 実は就学前(学校へ入学する前)の時期に1番大切なことは『子どもの話をちゃんと聞く機会をたくさん作ること』なんですね。 ここで焦って、訓練や習い事に気を取られていては、子どもが“ねぇねぇ”という時間や気持ちが奪われてしまうんですね。 時間が無くなってくると、「〇〇ちゃん、何か先生(お母さん・お父さん)に話をしたいことある!?うん!?なんでも聞くよ!?早く言ってみて!?」と、なっちゃうかもしれませんが、これでは、子どもの話をちゃんと聞いたことにはなりませんよね。 年明け、就学前、1月、2月、3月、往ぬる、逃げる、去る。なんだか慌ただしくなりがちですが、就学前の子どもへのアプローチで意識したい点は、「見守る大人が余裕を持つこと、余裕を見せること」です。 矢継ぎ早にプレゼンしてくれた女の子も、もしかすると村上がもっと余裕を持った態度を示していたら、ゆっくりと話をすることができたかもしれませんしね。「ちょっと聞いて‼︎‼︎‼︎」の一言は、自分の保育実践を改める必要性を十分感じるものでした。 ※じゃあ、正しい姿勢で聞くには!?のツッコミも聞こえてきそうですので、後日お答えしますね。乞うご期待下さい。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃開所しています。レンタル会議室としても利用できます。お気軽にお越しくださいね。 |
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2022-01-07 |
おはようございます。雪がちらつく岡山県笠岡市富岡605とみほ村から本日のブログを綴っていきたいと思います。お車を運転する方はくれぐれもお気をつけ下さいね。 まずはじめに‥昨日「私設公民館とみほ村文庫」を富岡北地区まちづくり協議会事務局の方と市役所の方々が“レンタル会議室”としてご利用してくださいました。1000冊ほどの多様な書籍も魅力充分ではありますが、長持ちをリメイクした長机がある小スペースでは少人数での話し合いにピッタリな空間になっています。昨日は3名での会議で、ほんのり子どもたちの賑やかな声が聞こえながら会議も盛り上がったとお聞きしています。 富岡北地区の方に限らず、少人数での話し合いなどで場所をお探しの方。ファミレスやオンライン、また職場の会議室だけでなく、是非「私設公民館とみほ村文庫~レンタル会議室~」をご利用してみて下さいね。 ※レンタル会議室は予約制としています。エアコン完備、温かいほうじ茶をご用意しています。利用料は無料です。お問い合わせは富岡保育園ホームページTOP電話番号又は店長村上まで(→09X33715648) 次に‥新年2022年“とみほ村だより”1月号は先日発行されております。 ※「とみほ村だより」・・富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会の予定や計画 保護者の方々には配布済みではありますが、地域の方やブログ読者などへはまだ配布できておりませんので、しばしお待ち下さいね。 ※「とみほ村だより」を購読されたい方は富岡保育園ホームページTOP電話番号又は村上までお問い合わせ下さいね。遠方の方は郵送させて頂きますよ。 このたび1月号は3枚綴りとなっています。1枚目は富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会の予定、また富岡保育園園長先生のコラム。2枚目は1月に誕生日を迎える園児や職員紹介記事。そして3枚目は富岡保育園“太陽の台所チーム”が作りますお昼ごはんとおやつの献立が掲載されています。 ご興味がわいてきたでしょうか? 最後に園長先生コラムを紹介させて頂きますね。 ↓ 新年あけましておめでとうございます。 今年も、この富岡北地区で「遊べる子ども」に向かい、多様な関わりをいただきながら毎日を丁寧に暮らせることに感謝申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。 心が育まれる時期の0.1.2歳児。おむつ交換や着替えをさせてあげる時、座っている位置を変えて欲しい時、一対一で接する時、「〇〇しようね」「もう少しこっちに座ってくれるかな」「お腹すいたね」と、言葉を添えて目を見ること、この数秒の一瞬に、子どもたちは保育者の自分に対する想いの質を感じ取るのです。マスクをしていてもしっかりと伝わることです。自分の今の状況や心情を感じ取ってもらえずに、一方的な関わりが日々繰り返されると無力感が育ってきます。私たち保育者は、作業効率のよさだけを求めてさっさとこなすのではなく、子どもの心を育む専門家であることを忘れてはならないのです。何気ない日常での関わりの一瞬一瞬の中で、子どもの心は育まれています。(井桁容子氏) とみほ村の富岡保育園では、それぞれの子どものありのままを受け入れ、その時々の心情に寄り添うことを日々実践しています。それは途方もなく根気強い取り組みであり、すぐに結果が見えるものではないことです。ただ、そのそばには必ず子どもの幸せがあります。 皆様と、やわらかくあたたかくつながり合うコミュニティを目指します。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時頃開所しています。お気軽にお越し下さいね。 |
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2022-01-06 |
おはようございます。年末年始感がじょじょに解きほぐされていけども、結局暴飲暴食した垢が身体に如実に表れてしまっている哀愁漂う村上です。 ただいま、とみほ村のお庭では、元旦に魔除けの意味を込めて園内の随所に盛った塩を見つけた子どもたちが、「雪がここにも、ここにもあるー!」と盛り上がっている声が聞こえてきたりもします。 さて、昨日ある電話がかかってきました。乳幼児施設などへデジタルサービスを促す営業電話でした。例えば、玄関のドアを顔認証や指紋認証システムを使って入れるようにすれば、防犯対策にもなりますよね。また、お部屋へ入る際に検温システムなど健康状態を把握できるAI機器を置いておけば、園児の健康状態や人数確認なども素早く管理できるわけです。 これらの技術が進歩していけば、もしかすると、園児の表情からオススメの遊びを提案する仕組みだってそのうちできると思います。園内に張り巡らされたAI機能搭載付きカメラから、ひとりひとりの園児の視線や表情をつぶさに把握し、瞬時に分析したり、行動言動履歴などを処理して、必要なケアを保育士に知らせていくことになります。 とっても便利ですし、なんならミスやトラブルだって起きてもAI機器メーカーの責任に出来そうですし‥無駄も大きく省けて、より良い働き方改革が出来そうですが‥このたびは丁重にお断りさせて頂きました。 デジタルアレルギーなわけではないですし、なんなら現在もスマホを利用してブログを綴っているわけですけども。僕の脳裏にある物語のキャラクターが思い浮かんだんですね。 それは、ミヒャエル・エンデ作の児童文学書「モモ」に登場する、時間貯蓄銀行の外交員“灰色の男たち”です。この物語は時間を節約しようとすればするほど心がすさんでいく様を描いているんですね。 (※このたびの営業電話を下さった方を灰色の男たちに例えている訳ではありませんので誤解のないようにお願いします。) デジタルサービスを全て否定したり拒絶するわけでもありませんし、取り入れる必要がある範囲で取り入れていけば良いかとは思うんですね。 ただ、そんなことを考えているところに、ある新聞記事が目に入ってきたんです。その記事は“所さんの幸福論”と題され、芸能界きっての自由と遊び心を忘れない人柄に迫った内容でした。 今後のデジタル時代を生き抜くヒントが隠されている所さんの言葉がありましたので、抜粋しながら紹介してもよろしいでしょうか? ↓ ↓ ↓ 「面倒くささや試行錯誤を楽しむ。こだわりというより、楽しくなるまでやめない。」 「朝起きたら、幸せだと思うのが大事。生きているのを確認できたんだから。」 「いつもやりたいことがあるから、寝る時は遠足の前の晩と同じ。目覚めると嬉しくてしょうがないんだ。」 「何でも手を出すこと。仕事もそうだけど、向き不向きなんてさんざんやってから言うべきなの。富士山に登る途中で来るんじゃなかったと後悔するのはいいけれど、登りもしないでつまらないと言っちゃだめだよ。」 「目的も発表のあてもない方が魅力的なの。『何のためにやっている?』とか、自分の中で解釈していくのが楽しいんだ。」 「『暮らす』ために、物語がいっぱい欲しい。」 「コンビニやインターネットは便利だが、早く手に入れちゃうと物語が足りないんだ。」 「お茶を入れてもらうより、入れる人の方が、熱い思いをしたり、湯飲みを洗わなきゃと考えたりして、いろんな経験ができるから幸せなんだよ。」 「みんな、しゃきっとしているのがベストだと思いすぎ。腹が痛かったら痛いなりの楽しさを探す。笑う人の所に人は寄ってくるからさ。」 ↑ いかがでしょうか?ヒントになりそうでしょうか?デジタル時代を生き抜く、また子育てだったりにも応用できそうな『面倒くささを楽しむ』所さんの幸福論を紹介させて頂きました。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は平日9時~17時ごろ開所しています。お気軽にお越しくださいね。 |
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2022-01-05 |
僕らは色とりどりの命と この場所で共に生きている それぞれ人も草木も花も鳥も 片寄せ合いながら 僕らは求めるものも 描いてる未来も違うけれど 手と手を取り合えたなら きっと笑い合える日が来るから 僕にはいま何ができるかな 昨年末、大晦日恒例の某テレビ局紅白歌合戦を缶ビール片手に鑑賞していたところ出会った一曲。 なんでも小説をもとに曲作りをする“YOASOBI”というグループと、某テレビ局SDGs番組「ひろがれ!いろとりどり」のメンバーである“ミドリーズ”がコラボして歌っていた『ツバメ』という曲である。 ブログ読者の方で知っておられた方は、冒頭の詩は、サビ部分の歌詞だと気づいたかもしれません。 現代メディア推しの持続可能性推しの、さらには今流行りの歌手であったりは、どことなくヘソ曲がりなのか気おくれしがちなのですが‥素直に好きになりました。YOASOBIなんて知りもしなかったくせに、ボーカルのIKURAちゃんの歌声と、ミドリーズのダンスをYouTubeで何度も再生したことを告白しておきましょう。 さて、今日のブログでは‥「いろとりどりの世界観を表すにあたって、なんで緑色を推したのか?」 素人感覚で言えば、虹色だったりの方がピンときそうかなと思ったんですね。ミドリーズでなくてもニジイローズでも良いのでは⁉︎関係者の方が語呂合わせがピンと来なかったからなのかな⁉︎と思ってみたのですが‥ 【緑色】って、実はとんでもない奇跡的な色だということを知った時には、ミドリーズが正解だということに大賛成しました。 ある新聞に【緑色】についての記事が掲載されていましたので抜粋しながら紹介しますね。 「伝統的な染織の世界で、緑というのは神秘の色だ。緑色をした草木はこれほど身近にあふれているのに、紅や黄、だいだいなど他のどの色とも違い、一つの植物から直接染めることができないという。」 「だから黄色く染めた糸に藍の青を重ねる。その作業を何度も繰り返す。手間はかかるが、力強く、鮮やかな緑は古来、そうまでして身につけたい色だったのだろう。」 との記述がありました。 実際に色彩素人の体験でも、夏におこなうペインティング遊びで色々な色を混ぜ合っていくと最後には緑色になるんですよね。 これって裏返すと、緑色はいろとりどりの世界でしか存在しない色なのでは。 虹色は例えるなら、ある意味では“個”をとても尊重した世界。黄色の人は黄色、青色の人は青色。 緑色は例えるなら、ある意味では“個”が混ざり合った世界。黄色の人も青色の人も混ざり合って緑色でいいじゃん。 もしかすると、個人へのストレスがなく安らぎを与えてくれるのは緑色なのでは‥ ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。※入園希望の方も必ず園見学をオススメします。お時間の許す限り富岡保育園の保育実践についてご説明させていただきたいと思います。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は新年は5日から開所します。お気軽にお越しくださいね。 |
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2022-01-04 |
おはようございます。続々と届いています富岡保育園宛ての年賀状に想いを寄せております村上です。在園児や卒園児、また全国の乳幼児施設園の方々、また地域の方々、また業者の方々など、新年早々に繋がりを感じることができる有り難い手紙です。 さて、その中の1通の年賀状がとてもとっても印象的でしたのでご紹介させてください。 (※個人情報保護に努めながら進めます) ↓ あけましおめでとうございます。 わたしはおはなをそだてています。 Kせんせいにみてもらいたいです。 チューリップのきゅうこんをうえました。 となりにはストックがさいています。 Kせんせいにあいたいです。 またほいくえんにあそびにいきます。 ↑ K先生よりも先に拝読してしまい申し訳ございません。ただあまりにも愛のこもった文章と、やさしいチューリップの絵に大変心が潤ってしまったので‥是非ブログ読者の方へもと‥。 実は差し出し人の卒園児と、K先生は在園中に、ある対象への想いを共有し継承することで深い繋がりを持ったように思います。 K先生は毎日とみほ村のお庭の花壇や、富岡保育園内の生花のお手入れをされています。ただの業務ではなく、まさに愛を込めて植物のお世話をしています。僕も含めて子どもたちや仲間の先生たちも“K先生は植物と話ができる”と本当に信じています。 そんなK先生のまわりにはお花が好きな子どもたちや、お花を愛しているK先生の姿に憧れる子どもたちが沸々と集まってくるんです。(子どもだけにかかわらず大人たちも)その集まる子どもたちの中でも、ひときわ“植物を愛する気持ち”が通じ合っていた子どもが、このたびの年賀状の差し出し人なわけですね。 (お正月休み明けには必ず年賀状をK先生にお届けしますので、植物愛を継承する差し出し人様、ご安心くださいね。) ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ★「私設公民館とみほ村文庫」は新年は5日から開所します。お気軽にお越しくださいね。 ★お正月期間にお急ぎのお問い合わせがある方は村上まで(←09X33715648) |
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2022-01-03 |
おはようございます。昨日、富岡保育園前に構えました「幻の神社“とみほ神社”」へ元旦より参拝して下さった方、誠にありがとうございました。お会いできた方にはお年賀として“とみほ村ワンコインランチ無料券”を配布させて頂きたしたので、またの来園をお待ちしていますね。 ※本日も幻の如く“とみほ神社”が構えられています。もしもお寄りの方は、とみほ村に家紋の暖簾がかかった小屋がありますので、そこに幻の神主村上がゴロゴロしていますのでお声掛けして下さると嬉しいです。お気をつけてお越しくださいね。 さて、せっかく見た“初夢”の内容を忘れてしまい‥思い出そうにも思い出せない村上でありますが。元旦に続きまして「日の出」を自宅近くの海岸から拝ませて頂きました。 おもしろいもので、元旦つまりは“初”がつく「日の出」の時には大勢の方々がスマホや一眼レフを構えていたのですが、たった1日経っただけで、ほとんど誰も見かけないんですね。 おもしろいと思いませんか?だって、元旦つまりは“初”がつくか付かないかだけで、なんなら1日経ったけども今日の方が天候が良くより美しく見えたんですよ。 日の出つまりは太陽さんにとっては、元旦であろうと1月2日であろうと、3月や4月、12月であろうと、いつも通りに活動しているだけです。太陽さんにとってのいつも通りの活動を、人間が勝手に方角とか時間という概念を考えて、「元旦の初日の出は美しい」などと言っているだけなんですよね。 ちょっとひねくれた文脈で申し訳ないのですが。太陽さんを“子ども”と訳して、人間を“保育者”と訳してもらっても良いでしょうか。 実は富岡保育園の保育実践を知る上で重要なヒントが隠されているんです。 太陽さんを見守る人間は、元旦の初日の出に特別な価値を見出します。けれども、太陽さんにとってはいつも通り活動しているだけ。つまりは元旦という概念をもっている人間主体で感動しているってことです。太陽さん主体で感動するには、風や雲の動き、気温などの天候を詳しくキャッチする必要があるでしょう。 子どもを見守る保育者が、保育者が決めたもしくは作った活動の中で、子どもを評価することは、つまりは保育者主体に感動しているようなものだとも言えないでしょうか。 子どもは元旦であろうと、1月2日、運動会や発表会、またテストの日であろうと、その子どものペースで発達しているだけです。子ども主体に感動するには、ひとりひとりの子どもの発達を詳しくキャッチする必要があるのは言うまでもないでしょう。 富岡保育園の保育実践に大人主導の保育実践が最小限にしてある理由もここにあります。 ★ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチ・保育実習など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号からよろしくお願いします。お正月は村上まで(←09X33715648) ★「私設公民館とみほ村文庫」は新年は5日から開所します。もしもお正月に利用したい方は村上まで(←09X33715648) |
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2022-01-02 |