富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

村上‼︎“大地獄”行き決定⁉︎

こんばんは。朝活をすると夕方から睡魔が襲ってきております村上です。(午前5時から保育Laboにて、朝読書をしたり、散歩がてら地域の小学生の登校班と歩いたり、園児が登園する横断歩道で交通安全の旗を振ったり、充実した朝活でした。)


さて、虹グループ(3.4.5歳児)のお昼ご飯に久しぶりに参加したところ‥同じちゃぶ台に座っていた子どもたちが何やら面白い手遊びをしていました。

「村上先生は!む・ら・か・み・た・い・し・だから、7で!」

自分の指を使って僕の名前の文字数を教えてくれます。そしてここからが本番なようで‥

「む・ら・か・み・た・い・し‥天国・地獄・大地獄・天国・地獄・大地獄・天国⁉︎」

「あ!村上先生!大地獄じゃー!」


村上の心の声(いや、今あきらかに、天国だったじゃん笑 大地獄行きにしたかっただけやん笑)


今日は午前中、4.5歳児(classエジソン ニュートン)の希望者による硬筆の時間がありました。地域の方が字のお勉強という名目で、鉛筆や消しゴムに親しみ、文字や記号などを書いて遊びます。自分の名前も一緒に書いてみたりもします。そんな時間の後だったからなのか、自分の名前や友達や先生の名前の文字に強く関心を示したようで、「天国・地獄・大地獄手遊び」が楽しまれていたようです。(ほぼ、大地獄行きになるので要注意です笑)


天国・地獄・大地獄手遊び
2019-11-20
SDGs×と“遊ぶ”に欠かせないもの

皆さま1日お疲れ様です。職場体験に来た中学生が学校帰りにお寄り下さり子どもたちと遊んでいる風景を見て、誰に頼まれた訳でもなく、学生が自分で考えて判断し行動した姿に感謝と感動を感じました村上です。今後も小中高大学生や、地域の様々な年齢や職種、国籍や障害などなどの境なく学び合える場になればと思っています。


さて、皆さんに質問があります。よろしいでしょうか?

「“遊ぶ”から『当事者意識』を無くすとどうなりますか?」

難しい質問をして申し訳ありません。実は私事なのですが、現在SDGs(持続可能な世界の開発目標)について勉強中でして‥これは、開発途上国に限らず、先進国も含めた“地球規模”の新しい枠組みです。

“地球規模”と言っても難しい訳でなく、17のゴールのうちの例えば「12 つくる責任 つかう責任」などは、身近な“もったいない”を意識することから始められます。

僕たちの身近にある問題も、“地球規模”の問題へと繋がっていることは明白です。だとするならば、現代を生きる僕たちは、“地球規模”の問題にも目を向けて『当事者意識』を持って考え判断し行動しなければ、次世代へ希望のバトンを繋げません。


そんなことを考えていると、ふと昨日の仕事終わりに保育Laboの前に子どもたちが遊んだ形跡がありました。車⁉︎に見立てたカッコ良いアート作品⁉︎です。この子どもたちは、誰に頼まれた訳でもなく、『当事者意識』を持って自分たちで道具やパーツを集めてきて作りました。むしろ当事者意識が無ければ、重たいものをこんなにも集めて作ろうとは思わないでしょう。


「“遊ぶ”から『当事者意識』を無くすとどうなりますか?」

「“地球規模の問題”から『当事者意識』を無くすとどうなりますか?」


車⁉︎
2019-11-19
アンニョンハセヨ

アンニョンハセヨ。人生初のチマチョゴリを試着させて頂きました村上です。本日「韓国交流フェス」をトミホで開催致しました。

韓国の方や、韓国語を学ぶ方、また大韓民国教育部院長の方に来て頂き、民族衣裳の体験や手作り玩具体験で交流を深めました。トミホの子どもたちは、興味はあるのだが一歩踏み出せない子どももいれば、グイグイ新しいことに関わる子どももいます。保育者は強制することなく見守り、はじめてお会いする方たちと繋ぎ合せていくよう心掛けています。(本日の交流フェスは、子どもはもちろんなのですが、保育者が大変盛り上がっておりました。お世話になりました。) 


多様な人や文化に触れることで、【“他者との違い”が当たり前にあって、それで良い】と感じて欲しいという願いで韓国交流フェス開催にいたりました。子どもたちにとっては、韓国の方が外国人だとかあまり関係ないようで、自分の『好奇心』の赴くままに交流を深めていたように感じました。もしかすると、固定的な画一的、排除的思考は、年齢を重ねていくうちに周りの大人や社会から影響して身についてしまうものなのかと考えてしまう今日この頃です。


多様な価値観の中、皆で平和に暮らすために僕たち大人はどのような環境を子どもたちに作れば良いのか⁉︎今日は大きなヒントを得た1日でもありました。今後も韓国交流会を続けていけるよう友好関係を築いていきたいと思います。

チマチョゴリ体験
韓国日本教育情報交換会
2019-11-18
ルールを知らない遊びへの取り組み方

おはようございます。園の近所の神社まで散歩してきました村上です。イチョウの木やモミジの木など見頃なこの時期、お休みに親子で神社やお寺をお散歩するのも良いかもしれませんね。


さて昨日の職員会議後半。室内ゲーム遊びの玩具について実際に実践をしました。外国産のものはルールが外国語で書かれていました。(遊び終えた後に日本語で書かれたルール説明書が出てきたオチがあったのですが笑)さて、皆で新しいゲームのルールをどのように理解すれば良いか?

ある職員は、googleを使って。ある職員はYouTubeを使って調べます。また頑張って外国語を読もうする職員もいたり、また絵や写真から読み解こうとする強者もいます。そして調べることを辞めて、自分ルールを作ろうとする職員もいます。また理解することをあきらめて、玩具を使って即興の人形劇(猫とネズミ)をする職員も。

結局、なんとかネットを利用して基本的なルールを理解してスタートしたのですが、盛り上がってくるとメンバー独自のルールが追加されたりもしました。


さて、今回集まった職員のメンバーはもちろん異年齢です。理解度や記憶力などももちろんバラバラです。そんな中、「はじめてする遊びを、集まったメンバーでどのように楽しむか?」の問いに、今回のメンバーたちは『ルールを楽しんで作っていく』ことを手段として取り入れました。


※写真は今回実践した室内ゲームの1つ「黒ねこゲーム」です。親が猫になって、黒の帽子の中に「チーズ、ベーコン⁉︎、チョコ」を隠します。そしてネズミたちが猫が指名したものを言い当てるゲームです。記憶力もさることながら、集団心理も作用するドキドキハラハラなゲームです。

黒ねこゲーム
2019-11-17
『花のある暮らし』

こんにちは。職員会議のおやつ用に最寄りのパン屋でタルトを購入しました村上です。(岡山県浅口郡里庄町 ソルベーカリー)秋のおやつは茶系多めですね。


さて、さきほど園庭から、「あ‼︎〇〇さん。前髪切ったんやな。似合うわ。」とお台所の調理師が園芸をしている保育士に声をかけていました。職域の境なく会話が飛び交うトミホクルーたちです。

ちなみに‥園芸に精を出して下さっておられる先生は、決して派手ではない園内の草木や野花などを利用して、園内のあちらこちらに生け花をして下さっておられます。『花のある暮らし』は人の心に余裕を作ってくれます。そのような環境が、気持ちを穏やかにして“居心地の良い”保育(子育て)をできる要素となっているのでしょう。


最近、保護者の方がお友達を誘って遊びに来て下さる機会が増えてきました。その1つの要素は『花のある暮らし』から生まれる“居心地の良い”空間なのではないでしょうか。

※『花のある暮らし』を体験したい方は→岡山県笠岡市富岡605まで。仕事や私生活などの疲れを癒されてみませんか。


★お知らせ★

11月18日(月)10時~11時半頃に【韓国文化体験】を富岡保育園で行います。実際に韓国の方に来て頂いて、民族衣装や手作り玩具で遊んだりします。ご興味ある方はふるってご参加下さい。参加費無料当日参加でOKです。

暮らしを豊かにする仕掛け
2019-11-16
裁縫する大人を“見守る”

皆さま1日お疲れ様です。子どもたちの折り紙ブームにあやかって十二面体を折りました村上です。(お台所の先生がトミホでは折り紙チャンピオンだったりもして、子どもたちから憧れていたりもします。)


トミホ(富岡保育園)では、“大人の主体性”を育む仕掛けとして、クラスや担任、資格などの境を無くして、職務を部活動制で今年度取り組んでいます。その中で「保育研究改革部」があります。この部活の1つの専門分野として「日本文化研究」があります。

その担任の職員から「先生たちで、お手玉を作りたい人を募集しています。」と呼びかけられ、集まった先生たちでお手玉作りが始まっていました。側にいる子どもも真剣に針と糸で裁縫する大人を、真剣に見て、心配そうに守って、考えを巡らせながら見守っていました。まさに子どもが大人を“見守る保育”です。

(僕も来週挑戦してみようかと思っております。もしお手玉作りにご興味ある方は、保育研究改革部日本文化課にお問い合わせ下さい。)


大人が“暮らし”を丁寧にすることを心がけることで、子どもたちには大切なことが伝えられるのだろうなと思った場面でした。

お手玉作りスタート
2019-11-15
お腹が減ることに感謝、朝が来ることに感謝

こんにちは。病院の待ち時間にお腹を減らしております村上です。昨年悪性リンパ腫ステージ4という診断がおりて以降、奇跡的に皆さまに救って頂き、ボーナス人生真っ只中でございます。そのため定期的に検査を行なっているのですか‥


あの頃は、お腹が減らない、夜は死ぬのが怖くて眠れない。そんな日々を過ごしいましたので‥「お腹が減ることに感謝しよう。朝が来ることに感謝しよう。」と生きていました。


それが、僕自身生きているのが当たり前に感じると日々感謝できていないことに、定期検査の待ち時間ごとに思い知らされます。


あらためて心を入れ直して

『お腹が減ることに感謝して、朝が来ることに感謝して生きよう』と思います。


※今日の待ち時間読書は木村泰子さん著「みんなの学校が教えてくれたこと」です。学校関係者は勿論、保育園や子育て携わる方、また子育てをひと段落させた方。全ての社会人にオススメしたい本です。

2019-11-14
たどたどしくピアノを弾いていた村上君の1日

皆様1日お疲れ様です。今日は1日中来客の嵐で、1日中おしゃべりをしていた村上です。退職された先生方などの訪問では、「村上君が、たどたどしくピアノを弾いていたのが懐かしいわ」と声をかけて頂き嬉し恥ずかしでありました。


午前中には、市外の保育園の先生方に視察に来て頂きました。お互いの園の課題や悩みなどを共有する中で、未来に繋げたい保育について語ることができました。今後も学び合う関係が築ければ幸いです。

そして午後からは就職活動をされている大学生と進路について、今後の時代を踏まえた持論を語らせて頂きました。(就活されている大学生には必聴の進路話だと思います。もし、聞いてみたい方は→岡山県笠岡市富岡605までお越し下さい。※当園への就職依頼などは一切致しておりませんのでお気軽にどうぞ)


なぜ⁉︎トミホ(富岡保育園)は、園外の方たちに、どんどん来園をお願いしているか?もちろんトミホを好きになって頂きたい、ファンになって頂きたい気持ちがあります。それと同時に、客観的評価を多く頂けることで、普段気付かない保育の課題に出会えること。そして多様な価値観の人から受けるインスパイアで保育に刺激やエッセンスが加わること。


トミホの保育にはマニュアルはありません。それは、暮らす仲間(子どもと大人すべて)の特徴だったり、その日の、その瞬間の感情なども含めて、常に、その時の最善を考えながら保育をしているからです。保育園は、まるで“生き物”のようだとも言えるかもしれません。


トミホ(富岡保育園)で、一緒に語り暮らしみませんか?少しの時間でもかまいませんよ。

→岡山県笠岡市富岡605

(なかなか遠方で難しい、大勢で来園するの難しい。そんな皆さまには、僕はおしゃべりが大好きですので、依頼があればどこへでも出張してお話ししますので、是非ご利用下さい。)

2019-11-13
“出る杭、ここに集結‼︎”

おはようございます。早起きしましたので園の地域にあるパン屋さんに行ってきました村上です。(※なかむらベーカリー)パンを食べながらコーヒーを飲みながら新聞を読んでいますと‥

「岡山イノベーションコンテスト2019」の記事を発見しました。実は昨年、「次世代育成に向けた園庭大改造プロジェクト」と題してチャレンジしたのですが‥惜しくも予選敗退したコンテストなんです。

ファイナリストのビジネスプランを見てみると、ある注目すべき点、時代の流れを予感させる点がありました。それは、高校生の部のプランは全て『日本の文化』に由来するものばかりでした。「文化財踊り×バーチャルアイドル」や、「日本遺産×熱気球体験」、「酒造り×田植え」など。学生の視点には眼を見張るものがあります。


「岡山イノベーションコンテスト」のキャッチフレーズは、“出る杭、ここに集結‼︎”です。岡山県で求められているのは、“出る杭”のようです。学生たちの勢いに僕たち大人も負けてられません。

2019-11-13
『優しい笑顔』に引き寄せられて

こんばんは。先日職場体験学習に来られた中学生の評価表を中学校へ届けに行った際、校長先生がまさかの中学校当時の部活動の顧問の先生で頭が上がらなかった村上です。(当時を振り返ることはNGワードも出てきそうなのでやめましょう笑)


さきほど、お迎えが遅くなる乳児のお部屋で夕方一緒に過ごさせて頂いた時のこと‥一緒に保育をしていた保育者から、「そろそろ〇〇ちゃんお迎えだから、オムツのチェックお願いね」「そろそろ〇〇ちゃん、おしっこ出てると思うから、オムツ替えてね」「そろそろ‥」

次々と声をかけてもらい、ズボンを下げてみると‥『的確!』なんですね。100%に近い確率で当たっています。お迎えに来た保護者の帰宅後の家事を考慮すると、送迎時に気持ち良くスムーズに子どもたちが帰れる段取りをしておくことも大切なのだと思いました。(村上の手際と段取りの悪さを周りがフォローして下さる。これも“チーム保育”です。そして、そんな村上の様な保育者がいることを保護者が許容して下さる。これも“チーム保育”ではないでしゃうか。ありがとうございます。)


さて、写真の場面は、お昼のおやつ後の園庭です。丸太の左端をご覧下さい。1人の子どもと保育者がなんだか嬉しそうにお話ししています。会話は聞き取れなかったのですが、輪っかをハンドルに見立てて遊んでいるのでしょう。この子どもと保育者の関係に魅力を感じたのか、次々とハンドルに見立てた輪っかを持って丸太に座り始めました。

今日は小難しいことは言わずシンプルに考察します。他の子どもたちは‥この2人の『優しい笑顔』に引き寄せられたのではないかと考えます。『優しい笑顔』が作り上げる雰囲気の環境は、何よりも勝りますよね。僕も目標にしたい保育者の資質です。

『優しい笑顔』
2019-11-12
目指す保育園像

皆さま1日お疲れ様です。笠岡工業生による挨拶運動に一緒に参加させて頂きました村上です。園児や保護者も、朝から高校生と挨拶を交わすことによって“気持ちの良い朝”を迎えられたようです。有り難い取り組みを今後も一緒に継続できるようにしていきたいと思います。


さて、午後からはトミホ(富岡保育園)が保育をさせて頂いております笠岡東ブロックの「保幼小中高連絡会」がありました。今回は笠岡工業の授業参観もさせて頂き、専門分野で“地域”の課題を請け負い解決していく姿はとても頼ましく感じました。


トミホ(富岡保育園)が保育に携わる街。笠岡市は、今後間違いなく「少子高齢化」に進む街ではないかと考えます。そんな街の情勢を僕は悲観することなく、街に『暮らす人たちの心が豊かになる』努力をすることを考えたい思います。

保育や教育現場はそのためにはどのような場所でなければならないのか?笠岡工業の“地域”を巻き込んだ取り組みはまさにお手本であります。トミホ(富岡保育園)の目指す保育園像は、“地域”の中にあって、『多様な人たちで混じり合い学び合う場』です。具体的に実践に移していけるよう、園内の各部活動へ現在仕掛けを考えてもらっています。乞うご期待ください。


※目指す保育園像に関して、ご意見ご感想ご質問受け付けております。是非、岡山県笠岡市富岡605までお越し下さい。お待ちしております。保育や教育に関しましては、今後、専門分野外の人たちも交えてより多く語る必要性があると考えております。

気持ちの良い朝
イノシシの課題解決
アマモ場の面積を測量中
2019-11-11
“わざわざ”足を運ぶ価値

こんにちは。日曜の朝活で、“わざわざ”早朝の1時間しか営業していない、うどん屋で朝食をとりました村上です。“わざわざ”足を運んだだけあって、余計と美味しく感じました。(倉敷市児島「松屋製麺所」)


さて、来月の12月7日に富岡保育園主催の子育て講演イベントがあります。藤森平司先生がご講演されます「“今”を生きる子どもたちに必要な幼児教育とは?~見守る保育から学ぶ子育てのヒント~」です。全国各地、また世界各地で講演活動をされています藤森先生の講演会。“わざわざ”足を運ぶ価値があると僕より断言させて頂きます。ブログ読者の方にてご興味ある方は、定員に少しだけ空きが作れますので富岡保育園の方へ電話頂ければと思います。

※講演会詳細

とき 令和元年12月7日(土)10時00分~11時30分(受付は9時30分開始です。)

ところ 笠岡市中央公民館4階(笠岡市笠岡1866-1)

対象 子育てに携わる大人(託児所は設けておりせんのでご了承ください。)

参加費 無料

主催 富岡保育園


※藤森平司先生プロフィール

新宿せいが子ども園園長

保育環境研究所ギビングツリー代表


2019-11-10
感受性言葉変換ゲーム

こんにちは。さきほどまで園庭の築山でお昼寝体験をした村上です。今日はとても気候が良く、雲の流れや葉っぱが風に揺られる音だとかも味わえました。


子どもたちは近所の公園(富岡公園)までお散歩に行ってきたようです。帰ってくるなり‥「お土産持って帰ってきたよ~」と、公園内で拾った木の実などを披露してくれました。まさに『秋の宝石』とも言えるんではないでしょうか。園長や引率の職員が口々に「キレイ~♡」と子どもたちと伝え合う場面が印象的でした。

綺麗だと感じたことに対して「キレイだね」と“感受性を言葉に変換”して大人と子どもで伝え合うことは、“ことば”の発達には欠かせません。(感受性言葉変換ゲーム)


午後からは土曜職員会議が始まっております。今日は園庭の危険箇所について、座学だけにとらわれず実際に子どもの動きを想定しながらトミホクルーたちは実地検証をしていました。子どもたちが『自分で考えて判断して行動できる』環境作りは常に日々の試行錯誤の中で行われます。

またその後は、子どもの姿について生活や遊びの面などから発達をとらえて記録が行われておりました。トミホ(富岡保育園)では、1人の子どもや、1つのクラスについて、固定された1人の保育者が記録することはありません。必ず複数の保育者で行います。なぜか?それは評価に絶対はあり得ないからです。1人の人間の価値観で評価してしまうと、子どもの姿が固定概念化されてしまいます。少しでも多くの保育者で多面的にとらえ話し合いを多く持つことで、子どもの発達が保障されると考えております。

秋の宝石
危険箇所調査部隊
脱固定担任制の記録絵図
2019-11-09
「食欲の秋」は「食育の秋」

皆さま1日お疲れ様です。笠岡市人権部会に初参加しました村上です。「人権」について僕なりに予習をして臨んだ内容をご紹介させて頂きます。(自学自習なので語弊が伴いますし、話し言葉で文が羅列しております。また長文にもなっていますので‥お時間が許す方はお付き合い下さい。)

【人権×保育環境】

「人権」って聞いて、あなたは何を思いますか?まず!ファーストコンタクト!
「人権」かー‥
「とても大切なことだよな」
「でも、なんだか難しそう」
 と、思っちゃうでしょうか?
でも‥実は「人権」は、あなたの暮らしの中にある、とても身近な存在なんです。

少し整理してみましょう!
■「人権」とは?
単に人間であるということに基づく普遍的権利。もーちょっと分かりやすく言うと‥人が生まれつき持つ国家権力によっても侵されない基本的権利です。
(※ウィキペディアより参照しました。)

では、少し「人権」の歴史をのぞいてみましょう!人類の歴史で「人権」という概念が本格的に持たれたのは、意外にも‥近代化して以降なんですね。それまで1786年 フランス人権宣言「人は生まれながらに自由かつ平等だーーー!!!」と叫んだりしてみたものの‥資本主義の波に押されて‥格差社会、貧富の差、そして世界大戦!当時の日本の大日本帝国憲法(明治政府が定めたもので、ヨーロッパのマネでもあります)

これには、自由というものはなかった⁉︎
そりゃそうだ!自由にされちゃ、戦争で統制とれないし負けちゃうし‥が!しかし!戦争の反省を人類はしました。僕たちは、結果を反省できる生き物なんですね。それを活かしてきたからこそ、人類は生き延びた!

ってことで‥
人類は、より自由を排除し、統制をとり、最強の爆弾を作る方向に進むのか!?と、思いきや、これじゃ、人類滅亡しちゃうよね‥自殺行為だよね‥ってことで‥

1948年!世界人権宣言!
※日本国憲法第11条にも近い記載がされています。
国民は!すべての基本的人権があるんだ!ってことで、大枠としては『法律』の基での『自由』を尊重!
※法律による人権侵害は‥現在のところ解決できない矛盾点‥

ザザッと整理したところで‥次は‥じゃあさ!日本の人権問題は、どんなことがあるっけ!?例えば‥
■女性
■子ども
■高齢者
■障害者
■同和地区
■アイヌ民族
■外国人
■エイズやハンセン病
■刑期を終えた人
■犯罪被害者
■インターネット
■ホームレス
■性同一性障害
などなどでしょうか‥こうやって見てみると社会から、分けられてしまった人たちです。そして、たいていは、知識不足から安易に分けてしまっています!
(ハンセン病など、実際現場に僕も行ってみると全くの知識不足を感じましたし‥性についても、現在は男と女だけではありませんし‥)

でもって、どの問題も、人として問題改善に取り組まないといけないのですが‥今日は‥[子ども]についてをピックアップしてみたいと思います!

子どもの人権は‥1989年国連総会にて定められ“自由の尊重”と、“保護”が柱で挙げられました。そんでもって、僕たちの身近にある[子ども]という社会的な弱者に対しての問題は‥
■いじめ
■体罰
■虐待
■買春
などなどでしょうか‥なぜ、そのような行動をとってしまうのか?
(ぜひ、皆さんも家庭の食卓のテーブルで議論してみて欲しいです)

でもって‥子どもの「人権」を考えるときに‥いやいや子どもに権利だの言ってたら‥“わがまま”になっちゃうやん!って、声!聞こえそうですよね?ここなんですよね!ここに大きな落とし穴と解決のヒントがあったりします。

子どもに権利があることを伝える、また自覚してもらうことで、他者の権利についても考えられるようになります。ここが、逆で他者の権利ばかり教えこんでも、「権利」自体がわかっていません。

そんでもって「自由だ!自由だ!ってフランス人権宣言みたいに言っちゃってて、そりゃ、わがままになる一方じゃない!?」って、声も聞こえてきそうなので‥議論したいと思います。

■自由とは?
漢字を噛み砕くと
「自らを由しとする」と書きます。
哲学的には
「意志が選択できる状態」
ちなみに
「選択」という言葉の
「選」は、決められたものから選ぶ
「択」は、動物の血だらけの死骸の中から肉を探り出す‥つまり、決められていない状態から、自らが選びとる。そんな言葉の意味もあったりしますが‥兎にも角にも「権利を主張させる前に、教える前に、まずは、人としての〇〇を教え込まないと、自由になれないだろ!」の逆説的に‥
「自由な状態、意志の選択ができる状態でないと、権利を主張できなくなる」が、僕の持論です。だから「意志の選択」ができる状態の環境を出来る限り作りたい‥当たり前に保育でやっていることが、「意志の選択」ができる状態になっているか?
■挨拶
■あそびの場所、時間
■服装
■持ち物 
などなど‥身近な件から考えてみましょう。子どもにとって、もしかすると1番身近で大切な権利を僕たちはどれだけ「意志の選択」ができる状態に環境を作れているのか?

「意志の選択」を身近なことから、毎日繰り返しすることで、「権利」を自覚し、他者への「権利」も感じられる。これって、僕たちが、教え込むことではなくて、日々の生活、暮らしの中から感じられる、身につくものではないでしょうか⁉︎

この議論は際限がないのですが‥【当事者意識】をもって問題提起し解決策を考え試行錯誤できるか⁉︎が、人権問題では必須だと僕は思っております。

人権問題に関しましては僕は素人⁉︎にわか⁉︎かもしれませんが‥僕の様に素人でも、にわかでも、多くの人が関わって取り組むことが大切だとも思っています。


そんな人権部会を尻目に‥

トミホ(富岡保育園)では、先日収穫したお米の手での脱穀作業⁉︎や、先日種から植えた大根が芽が出てきたことに喜びながら水やりが行われていました。食欲の秋は、食育の秋でもありますね。

手で脱穀⁉︎
大根の芽に水やり
2019-11-08
『脱いでいた靴を片手に玄関に向かう冒険家』

こんばんは。国際バカロレア教育フォーラムに参加してきました村上です。「国際バカロレア教育」については今日は詳細は述べませんが‥皆さまも推測できるであろうグローバルな社会で生き抜く教育⁉︎

では「生きる力」とはどんな場所で育つのだろう⁉︎そんな問いを考えていますと‥そらグループ(0.1歳児)の男の子が、園庭でひと遊びして満足したのか、『脱いでいた靴を片手に裸足で玄関に向かう姿』を目撃しました。自分の意思で向かうその姿には『冒険心』(非認知能力)が宿っていたように思います。


話は変わりますが‥トミホ(富岡保育園)が属する市内の来年度の保育関連施設の募集がそろそろ始まる時期でもあります。流行りの言葉を使いますと「保活」がスタートする時期でもあります。大切な我が子をどこに預けようか!?保護者の方は真剣に悩まれるでしょう。是非多くの施設を実際に見て、そしてそこで働く人たちとコミュニケーションをとって選んで頂きたいと思います。僕たちトミホクルーも、色々な方とコミュニケーションをとって、保育や幼児教育に1人でも多く一層の関心を示して頂ければと考えております。

(※住所 岡山県笠岡市富岡605 富岡保育園 「保活」に関係なく気軽にお立ち寄り下さいね)


冒険家
2019-11-07
自分で考え“ながら”の究極「木登り」

皆様1日お疲れ様です。笠岡工業高校2年生の学生と先生と一緒に、ある企みしました村上です。「地域探求」の授業にて地域の困りごとや要望を一緒に解決していく取り組みで‥トミホ(富岡保育園)の遊具庫を秘密基地にリノベーションできないか⁉︎園の方針を伝え、また遊具庫に実際に登って遊んでもらいながらデザインを考えてもらいました。年明けにデザインのプレゼンが予定されているので皆様乞うご期待下さい。


さて、工業の先生と昔話に花が咲きました。山で木登りをして落ちたり‥川で泳いで溺れたエピソード‥そんな話をしていると無性に「木登り」がしたくなり‥夕方は子どもたちと「木登り」遊びをしました。園庭の真ん中のユリの木はまだ細い枝もあるので、「どこの枝なら折れないか」「どこから登ったら枝の障害物が少なく登れるか」「どうやって足を運ぶと上の枝に足が届くか」などなど、【自分で考え“ながら”】を連続的にしなければ高く登れません。頭と身体が硬い僕はニュートン(4歳児クラス)の子どもに負けてしまいました。高所恐怖症の僕にとっては、遊具で感じる高さと、「木登り」で感じる高さは雲泥の差がありました。

次世代へ伝えたいこと
童心に戻る
「木登り」大会スタート
2019-11-06
【順番】というルールを作った3人組

皆さま1日お疲れ様です。職場体験に来られる中学生に1時間ほど現代の世の中の仕組みについて、東京大学で行われた21世紀型幼児教育カンファレンスで得た知識と情報を駆使して語らせて頂きました村上です。学生には誠意を込めて“名刺”をお渡しして打ち合わせに入るのですが‥今日の中学生からは「初めて名刺もらったー!」と喜んで頂き、社会人としての初のお付き合いもできたかなと思っております。


お昼ご飯を虹グループ(3.4.5歳児)のお部屋で頂いた後、廊下を歩いていると‥ガリレオ(3歳児)の子どもたちが3人、絵本を囲んで何やら集って会話をしています。何やら質問をし合って互いに答え合っているようです。そして、この会話をよくよく聞いてみると、あるルールが3人の中で存在していたようです。それは、質問する【順番】と答える【順番】が3人の中ではあって、【順番】を守ることで会話が円滑に進んでいたようです。


トミホ(富岡保育園)では、保育者が意図的に整列させて並ぶ活動は設けておりません。そのため、「【順番】を守ることができるようになるんですか?」との質問をよく受けます。この絵本を囲む3人のように、【順番】を守る活動は、身近にたくさん存在しています。そして子どもたち自身が【順番】の必要性を感じて、自分たちの遊びのルールに含めていること。そして自分たちで設けたルールの方が【順番】は守られるようです。


身近に存在する【順番】を守る活動を是非発見したい方は‥↓

岡山県笠岡市富岡605 富岡保育園へ是非足を運んで下さいね。

なにやら円滑に会話が進んでる
2019-11-05
『遊びの発酵』と納豆

こんばんは。連休の終わりは「孔子」と「老子」の思想の違いを面白がっていた村上です。道徳的な成長思考の孔子に対して、自然であるがままであることを大事にする老子。皆さまばどちらの思想が気にいるでしょうか?


10月に提出されました保育研究記録の中から‥【遊びの発酵】がされた場面がありましたのでご紹介を。

ある女の子が落ち葉を何枚か拾って花束の様に重ねて保育者に「見て‼︎」と声をかけました。すると、保育者は「なんだか素敵な音がするね」と答えました。落ち葉が重なって擦れた音が素敵な音に聞こえたのしょう。保育者のエピソードには『秋のいい音』と名付けられていました。

この女の子は、もしかすると素敵な音を出すために狙って落ち葉を集めたわけではないんだと思います。たぶん、落ち葉をたくさん拾って集めるのが嬉しくて。しかし、保育者の「なんだか素敵な音がするね」の言葉かけにより「音」に着目することができ、まさか自分が素敵な音を出しているとは⁉︎と喜んだんだと思います。

ワラの中に豆を入れたことを忘れて、腐ってしまって見つけた豆を食べたら美味しかった。これが「納豆」です。これと落ち葉の花束の擦れた音は似ていませんか?そして保育者の「なんだか素敵な音がするね」の一言が【遊びの発酵】を生み出しました。

保育者が発する言葉かけは、遊びを“発酵”させる重要な役割があるようです。

2019-11-04
【好奇心】の塊(かたまり)

こんにちは。地元のお寺まで散歩してきました村上です。そろそろ紅葉の時期に突入するので楽しみです。


先日、そらグループ(0.1歳児)のベランダ下に、3人の男の子を見かけました。このベランダ下の土は湿気が多いせいなのか、泥団子の仕上げ用の“さら粉”が採れることで人気のゾーンでもあります。

しかし3人の男の子は何やらせっせと掘っています。よく見てみると‥ベランダ下の基礎の石を掘り出そうとしています。「これの方がよく掘れるよ!」「これ使ってみて!」とスコップやスプーンなどの道具で石の周りを掘り、石に最接近する辺りは手でなぞる用に掘っています。

はじめは泥団子を作っていたようですが、掘っているとたまたまベランダ下の基礎部分に当たる石を感じて、そこから「この石はどんな形の石なんだろうか?どれくらい大きい石なんだろうか?」と【好奇心】にかられて掘り始めました。そして、掘れば掘るほど、少しずつ形が大きさが想像できるようになり、「もっと掘って、これ以上に形や大きさを知りたい」と【探究心】をもって掘り進めていました。


人類の歴史は、【好奇心】から、そして【探究心】(好奇心や探究心は“非認知能力”と呼ばれています。)をもって文化を発展させてきました。初めて海に行ったヒトは、少し掘ってみると貝が出てきて、「これって食べれるのかな?」と“好奇心”にかられて食べてみたんだと思います。そして「もっと美味しい食べ方はないのかな?」と“探究心”をもって火などを使って焼いて食べてみたんではないでしょうか。3人の男の子から人類の歴史を感じるとともに‥これ以上掘ってベランダ下の基礎が壊れないか少し心配にもなりました笑

ベランダ下の基礎うがし工事
2019-11-03
脱“フィルターバブル”

こんにちは。さきほど東京大学の赤門を無事にくぐり抜けました村上です。受験に受からなくても入れるんです。学内は、イチョウの木がふんだんにあり、レンガ造りのレトロな建物が並んでいました。ベビーカーを押す親子連れが散歩していたり、外国人の方や高校生の方などが観光に来ていたり、またその風景をスケッチする方もおられたり様々な人たちが満喫していました。僕もそのうちの1人です。


今日は、東京大学で行われる「21世紀幼児教育カンファレンス2020」に参加しに来ております。普段の自分のアンテナでは察知できない学びを得にやってきました。最初に登壇されましたメディアアーティストであり筑波大学副学長であり様々な肩書きを持つ‥落合陽一さんの言葉の中で“フィルターバブル”という、現代人が陥りやすい落とし穴を知りました。デジタル社会において、様々な情報が入ってくるにもかかわらず、AIの認識機能により、自分の興味や関心に寄せた情報ばかりが入ってくるシステム。そのことにより、“自分の考えが正しい”と偏った考え方の社会になってしまう。僕自身も、この世の中の仕組みを把握した上で気をつけなければならないなと。


21世紀は、「男 女」「人 機械」「健常者 障害者」LGBT 目の色 肌の色 宗教 様々な概念のフレームが外され【多様性】をもって、そして個別最適化される時代。そんな時代の仕組みについて僕たち大人は理解した上で、子育てに関わっていきたいなと。


※カンファレンスの内容についてはブログ内で小出ししていきたいた思います。

(登壇者の方の引き込まれる話には様々な身近な例え話がふんだんに盛り込まれており、伝え方の学びにもなっております。)


東京大学潜入
2019-11-02
絵本とダイエット⁉︎

おはようございます。散歩がてら園の近所の小学生の登校班と歩いてきました村上です。黄色のカエルがいたので少し寄り道しながら朝の時間を小学生と楽しみました。


さて園に毎日のように来てくださるボランティアの方より切実な悩みをお聞きしました。

ボランティアの方「子どもたちが何人かやって来て、絵本を読んでと頼まれるのですが‥順番‼︎順番‼︎と言うんですが、なかなか聞き入れてくれなくて‥村上先生どうすれば良いのでしょうか?」


村上「おじいちゃん。嬉しい悲鳴ですね。本当にいつもありがとうございます。たぶん、その子どもたち2.3歳くらいなんですよね⁉︎実は、これって大人にもあり得る行動で‥例えばダイエット中に食べてはいけないと分かっていながらも、つい甘い物を食べてしまう。自分の欲求が理性でコントロールできない状態なんだと思います。その子どもたちも“順番”というルールは理解できていたんだと思いますが、それよりも、おじいちゃんと遊びたい‼︎おじいちゃんに絵本を読んでもらいたい‼︎という欲求が勝ってしまったんだと思います。人気者の悩みでうらやましいです。ちなみに、欲求に負けている自分が客観的に分かる状態になるには30歳くらいかけてまでかかるそうです。(メタ認知による脳の成熟)」


ボランティアの方「そうなんですか。それなら少しどちらかに我慢してもらって順番に読んでも大丈夫なんですね。安心しました。」



ボランティアの方より保育について質問があると僕自身も「なぜなんだろうか?」と【問い】直すキッカケになりとても有り難いです。是非何気ない質問を募集しております。



2019-11-01
ハロウィンの目的をどこにおく⁉︎

こんばんは。ブログ読者の方より声を頂くと嬉しい村上です。今日はハロウィンのイベントか開催されました。前日より担当の若手保育者たちが何やら準備をしている姿が、学生の学祭前日にも重なって微笑ましくもありました。


ところで、皆さん‼︎ハロウィンの由来はご存知でしょうか⁇僕は正直知りません。そして、ハロウィンというイベントを耳にしたのもここ最近でもあります。Wikipediaで調べてみると‥

ハロウィン、あるいはハロウィーン: Halloween または Hallowe'en[※ 1][※ 2])とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているのこと。もともとは収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女お化け仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある[1]

と、出てきました。日本のハロウィンはコスプレなどのアレンジが加えられて近年では盛り上がりを見せています。

さて、子どもへ、正式な由来などを伝える必要があるのでしょうか?あなたならどうしますか?

僕の持論では、行事などのイベントは、その時々で関わる人によって様変わりするものだと思っています。その都度、物語にアレンジが付け加えられたり、その時代に都合良く編集されたりしています。保育園の子どもたちには何を伝える必要があるのか⁉︎


『イベントは、大人も子どもも一緒になってワイワイ楽しむもの』が伝えられれば、【楽しむためには、私はどうすれば良いだろうか?】を考えられる人になれるのではないでしょうか。

ホラー迷路準備中
2019-10-31
チーム保育をグツグツ煮込む

皆さま1日お疲れ様です。おでんが恋しい時期になりました村上です。いろんな具があってダシとゆっくり煮込まれて美味しいおでんが食べられます。ついでに熱燗もグイッといきたいですね。

さて、トミホ(富岡保育園)では、様々な役割分担があります。園長や主任、子育てマネージャーなどなど。また各生活グループも、そら(0.1歳児)、ひかり(2歳児)、にじ(3.4.5歳児)、太陽の台所(一般的には給食室ですが、トミホではお台所と呼んでおります。※なぜ、給食と言わずにお台所と呼ぶかは後日詳細をUPさせて頂きます。)があります。

そして、今年度より部活動制を導入して、園長や主任の指示ではなく、各トミホクルー(富岡保育園の保育者)が主体的に『課題問題解決』できるチーム保育を実践しています。今年度も残り半期になりましたので、前期での反省点を考慮して後期バージョンにリニューアルさせて頂きました。年度途中でもトミホ(富岡保育園)では配置転換などは状況に応じて積極的に行っていきます。

※部活動一覧表です。活動内容は、部員によって考えられていきます。

・地域子育て支援部

・情報危機管理部

・食育園庭管理部

・保健衛生管理部

・保育研究改革部

保育者もいろいろな特徴や特性があって、それが、おでんのようにグツグツ煮込まれながら味が良い塩梅になる時、チーム保育が成熟されるのでは⁉︎と考えております。ブログ読者の方、味見の方を宜しくお願いします。

2019-10-30
傘を杖代わりにして学んだ『確率』

こんばんは。隣町の中学生と職場体験の打ち合わせを済ませました村上です。保育についてはもちろん進路や人生について熱弁する“おせっかいオジサン”でしたが真剣に耳を傾ける誠実な学生たちでした。日本の未来は明るいです。


さて、午前中友達同士がぶつかってしまい、1人の男の子を歯医者へ連れて行くことに。この男の子は歯医者が初めてみたいで、怖いという先入観もなく無事に治療を終えることができました。帰り道、雨が止んでいたので、傘を杖代わりに‥道路に等間隔にあいた穴に、傘が偶然⁉︎入る様をとても喜んでいました。


しかし、実は偶然ではなく、“必然”だということを治療を済ませた男の子は学ぶことになります。自分の杖(傘)をつくタイミングに対して、等間隔にあいた穴があるタイミングが重なる時が、杖(傘)が穴に入る時で、それが一定のタイミングで現れることを体験を通して知りました。ややこしく書きましたが、これって『確率』の理屈と同じですよね。まさか、傘を杖代わりにして歩きながら数学を学んでいるとは誰も気づかないでしょう。そして本人は「おもしろい」から遊んでいます。そして【遊びが学び】になっていることをまざまざと見せつけられた治療後の帰り道でした。

確率の授業中です。
2019-10-29
“大人が失ってしまった”感覚

こんにちは。築山の芝生の上や、そらグループ(0.1歳児)のお部屋にあるベランダで、ひなたぼっこをする子どもがたくさん見られました。気持ちの良い気候を肌で感じられる環境(時間的・空間的・人的)作りを心がけていきたいと思います。


午前中、園の駐車場裏にある畑で「落花生の収穫」が行われました。30人ほどの子ども達(全クラス対象で希望者が参加しました。)と、保育者数名、園芸好きなお爺ちゃんとで行われておりました。もちろん「収穫活動を楽しんでほしい‼︎」「落花生の形や、ツルや根っこなどにも興味をもってほしい‼︎」との気持ちはあります。しかし、子どもたちの楽しみや興味は、畑の“土の感触”だったり、土の中や草に生息していた“虫たち”だったりします。

ツルと同化していたカマキリを見つけて大興奮の子どもたち。収穫した落花生への興味はどこへやら、「どうやったら捕まえられるだろうか⁉︎」「他の場所にもカマキリはいないだろうか⁉︎」と試行錯誤をし始めました。

子どもの遊びは「連続性」と「多様性」で満ち溢れています。また、子どもの視覚、聴覚、感覚は僕たち大人が忘れてしまった、失ってしまったものです。子どもの遊ぶ姿を見て感じとる時が、僕たち大人自身、成長する時なのでしょうか。


(※実際に、視覚の遠近感覚だったり、聴覚の高低音の聞こえは方は大人と子どもでは全く違っております。大人にとって遠く見えるものが、子どもには近くに見えたり。大人が聞こえない音が、子どもには聞こえていたり。ヒトは脳を成熟させるにあたって、生きる上で不要な機能を刈りとっていきます。←興味がある方は‥「ヒトの発達の謎を解く」明和政子 ちくま新書 をお読み下さい。)

興味の移り変わり
2019-10-28
『とにかく やってみる』強さ

皆さま素敵な日曜日を過ごすことかできましたか⁉︎早朝より友人が初めて主催した朝活イベントに参加してきました村上です。

僕の友人は「岡山県に新しい学校を作ろう!」と日々奮闘しております。よく知っている仲なのですが、正直段取りよく行動することが苦手です。ただ‥彼の凄いところは、僕が「朝活のイベントしてみたら⁉︎」「毎日YouTubeあげてみたら⁉︎」とアドバイスをすると即実践にうつします。そして周りから批判の声が聞こえようと、自分の評価軸の中で納得しながらマイペースに行動する強さがあります。

僕自身、彼の志しに対しては大賛成で全面的に応援しています。なぜなら、現在の岡山県の公教育において一斉教育や一斉保育が主流にあって、なじめない子どもへの評価に対し、時代の変化とととに疑問を感じるようになったからです。現代や次世代において、偏差値重視で受験をし、安定した会社に入ることが最も幸せな価値観ではないと思いませんか⁉︎

(※なぜ僕が疑問に思うか詳しいことを知りたい方は‥岡山県笠岡市富岡605まで。人類の歴史を振り返りながら教育の歴史も振り返っていきましょう)


新しいことをする時は、批判を受けるのは当然だと思います。それは、批判をする方が知らないことだから‥見通しがただず不安に思うからです。しかし、志しを強く持ち『とにかく やってみる』を続け、小さな結果を出していくことで認められていきます。そして『とにかく やってみる』熱量は、多くの人を惹きつけ賛同者や応援者が増えていくのではないでしょうか。


僕も自分の志しを省みて、『とにかく やってみる』行動を整理する素敵な早朝の時間になりました。

(朝活イベントで参照した本「遊びが学びに欠かせないわけ」ピーター・グレイ著については後日詳細をUPさせて頂きたいと思います)

2019-10-27
“勇気”を出して【掴んだ情報】

こんばんは。朝は歌謡曲が流れる喫茶店、夕方はヒンドゥー語の曲が流れる喫茶店でコーヒータイムをしておりました村上です。


午前中、大学生がボランティアで保育に参加しました。なんでも、当園の職員が母校でスピーチした話を聞いてです。(「遊具をなくしました。行事もなくしました。‥保育楽しいです‼︎‥」との話だったそうで、どんな保育園なのか確かめたかったそうです)県外からわざわざ電車とバスを利用してやってこられたとのことで‥午後からは僕のもてる保育関連の情報を2時間程伝えさせて頂きました。

この学生は、学校の授業や教科書では得られない情報を掴んで帰ったと思います。それは、“勇気”を出して一歩踏み出したからです。「与えられる情報」と「掴みにいった情報」とには大きな違いがあると僕自身も感じています。僕も学生の“勇気”ある行動力に奮起させられました。若者は素晴らしい!


※富岡保育園では、全ての情報をオープンにお伝えするとともに、保育Laboでは僕が掴みにいった情報もふんだんにお伝えさせて頂きます。是非“勇気”を出して門をくぐりに来て下さい。笑顔の素敵な保育者が出迎えてくれるはずです。

2019-10-26
水溜りに入る“権利”

こんにちは。笠岡市が開催します小中一貫教育研究発表会に参加してきました村上です。新学習指導要領に沿って、どのような学びに繋げていくのか。学校の先生方だけに頼るのではなく、市民全員で考えていかなればと責任をもって取り組む必要があると思っております。


さて、園に帰ってくると、玄関に並べられた“水溜りに入ったであろう”靴たちが何足も並べられております。


今日は昨日からの大雨で園庭に水溜りが何個か出来ておりました。(園庭は、あえて水溜りができる地面の傾斜にしています)朝から、にじグループ(3.4.5歳児)はもちろん、ひかり(2歳児)、そして、そら(0.1歳児)の子どもたちも、水溜りめがけて。はじめは、そろーと近づいて加減しながら‥しかし入ってしまったら、その“水溜りにしかない感触”があるのでしょう‥ここからは皆さまのご想像通りの子どもたちの姿でした。


この姿が見られた背景には、子どもたちの人権を尊重する2つの要素が含まれています。

1つ目は‥「水溜りは、入っちゃダメー!」と、僕なら禁止してしまいそうなのにもかかわらず、水溜りに入りたい気持ちと、“水溜りでしか育まれない”感情を守った保育者たち。

2つ目は‥「すみません。濡れて、まだ靴が乾いていないんです。」との保育者が送迎時に伝えると、僕なら「エー!」となっちゃいそうなのですが‥「大丈夫です。いっぱい遊んだんですね。」と、水溜りに入って遊ぶ子どもの気持ちを受け入れて下さった保護者の方々。

この2つの要素を持って『水溜りに入る“権利”』を尊重することができました。

子どもが健やかに育つための大事な人的環境要素‥今後もご協力ご理解宜しくお願いします。

権利の主張が叶った靴
2019-10-25
「古い」を“四角で囲む”と「固い」

どうも京都大学ファンの村上です。雨の中、冷たい風も吹いていて皆さま体調を整えるよう努めて下さい。今日は京都大学名誉教授の鯨岡先生の講義に参加してきました。


僕たち保育者が当たり前に使ってしまっている「主体性」について‥「プラスの働きだけでしょうか?」との【疑い】をもって【問う】姿勢。また、保育者の教科書である「保育所保育指針」の記載は、「保育する営みを全て網羅していますか?」との【疑い】と【問う】姿勢。「保育の質」や「子どもの最善の利益」など、都合よく使ってしまっている言葉を再度検証する時間でした。

(詳細については、かなり“ややこしい”話なのでブログでは掲載いたしませんので村上本人にご質問して下されば有り難いです)


今日、批判を怖れず取り上げたいのは、昨日ある保育園で起きた体罰事件についてです。

なぜ「子どもの幸せ」を考える保育者がこの様な行動をとってしまったのか?

(「子どもの幸せ」のあり方の価値観の違いなどは今回は議論せずに、その行動に至った保育者の【心の動き】に着目して議論していきたいと思います)


「〇〇したら〇〇になる」との自己“経験”予測から外れた時に体罰が行われています。“経験”を積めば積むほど予測は研ぎ澄まされて、予測外の行動を相手がとれば体罰に繋がります。

“経験”を自分の固定概念で囲んでしまうと、相手の【心の動き】に鈍感になってしまいます。

だからこそ、僕たち保育者(全ての大人でしょうか)は、経験を積むのではなく、経験すればするほど「予測は不可能なんだな。自分はまだ知らないんだな」と『知らないことを知ること』

それが、相手の【心の動き】と自分の【心の動き】の『接面』に柔軟になれる要素ではないでしょうか。また体罰をしてしまわないための僕自身も含めた保育者の在り方なのではないでしょうか。

2019-10-24
同志の“熱量”は伝染する

こんばんは。さきほど美容洗顔エステ体験に行ってきました村上です。どんな分野でも“熱量のある方”の語り口調は引き込まれるものがあります。


さて、今日は午後より東京から大切なお客様(同志と呼ばせて頂いてもよろしいでしょうか)をお迎えして4時間も対談させて頂きました。「株式会社カグヤ」は【子どもの幸せが世界を変える】を理念として、“見守る保育”だったりを全国の園にコンサルティングしたり‥また、理念を実現させるために、全国の地域を持続可能とするために、古民家再生プロジェクトであったり、行政と連携して学校を作ったり、田んぼを復活させたり‥様々な活動を仕掛けている会社です。

なぜ⁉︎そんな東京の全国規模で様々な動きをしている会社の方達と4時間も対談したのか⁉︎できたのか⁉︎

それは‥僕たちトミホ(富岡保育園)の目指す保育と志が共にあるからです。“暮らし”の中に“保育”があること、これは分離して考えてはいけないように‥カグヤの方たちも“暮らし”の中に“仕事”があること、決して分離されるものでない、そしてそれをチームの1人1人が体現して暮らしているところに尊敬し学ばせて頂いております。

今日も様々な刺激ある話題を頂いた中で‥(ブロックチェーンなどの話題もあったのですが、僕の勉強不足もあり‥次回までに基礎知識を把握しておきたいと思います。)「子どもの未来」と「持続可能な地域、国造り」については、僕たち責任世代が本気で取り組まないといけないと強く感じましたし、そして何よりも『“熱量”が人を動かす』ことを改めて再確認させて頂きました。


どんな分野でも“熱量のある方”とお話しさせて頂く時間は財産でありますし勇気にもなります。そして“熱量”は伝染します。勇気の欲しい方⁉︎は↓

(住所 岡山県笠岡市富岡605 富岡保育園)

また、株式会社カグヤの【子どもの幸せが世界を変える】を実現させるための取り組みの詳細については↓

http://www.caguya.co.jp/ 




“熱量”伝染中
2019-10-23
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