富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

富岡保育園の副園長たる所以

元旦であろうと、いつも通りの時間に目が覚め、いつも通りに動いてしまうのが、富岡保育園の副園長たる所以(ゆえん)なのかもしれません。ただ、そうなると困ってしまうことがあって、それは“初日の出”が見れないことだ。どういうことかと言うと、「初日の出が僕の動きについてこれない」つまりは、初日の出が出る前に動き始めちゃっているわけだ。

通勤ルートを海沿いに走らせてみると、それはこの田舎町ではあり得ないほどの人集り(ひとだかり)ならぬ車だかりが見られた。もちろん初日の出を見るためにだ。そんな車だかりを横目に僕は通り過ぎる。初日の出に興味がないことはない(つまりは初日の出に非常に興味があるということだ)のだか、「初日の出が僕の動きについてこれない」以上、僕はこう思うしかない。それは、「日の出が僕の動きについてこれた、その時の日の出を“初日の出”としよう」と、半ば強引なようで、傲慢でもあり自己中心的な解釈である。

そんな傲慢な気持ちで、元旦から僕は何をしていたんだろうか。いつも通りに保育園の鍵を開け、窓をひらき、新年の風を迎え入れました。玄関口には、丈夫な松と力強い竹に、春を告げる梅と、紅白の南天が施された門松があります。その門松をもって、歳神様におもてなしをした後‥とみほ村の富岡保育園の隅々、全域に渡り、厄除けの御塩を添えていきました。お祝いとお清めを終えたところで、富岡北地区の徳民於賀神社へ御参りしました。その徳を持ち帰った後に、玄関口に幻の神社“とみほ神社”と賽銭箱を備え、深く拝み入りました。

拝み入っていますと、見上げると、薄暗い空から、ところどころに青空が見え始めていたんです。つまりは、初日の出が無事に済まされたのでしょう。


2023年がはじまりました。さっそく傲慢な気持ちが浮き立ったあたりが僕らしくもあるのですが、背筋が伸びるような、つめたい風とともに、応神山から鳴り響く小鳥の囀り(さえずり)に、ちっぽけな自分の存在をあらためて確認しながら‥

今年は、疾風の如くに動き回る所存です。なんてったって、この数年でまいた種がいたるところで芽を出しはじめているんですもの。付箋をしっかり回収しながら、疾風を嵐を巻き起こすものにしていく算段です。

あえて具体的に記さなかったことには理由があって、ブログ読者をミステリーの世界に引き入れようとするつもりはないんです。否応がなく具体的に知っていくことになるからなんです、必ず。それだけの覚悟と呼ぶにふさわしい芯のある動きをするんです。これも、富岡保育園の副園長たる所以(ゆえん)です。


もしもブログ愛読者の方で、私には僕には新年だからって、もう夢も希望も、目標も何もない‥なんて想いが余儀っているものならば、いったん副園長村上にあずけてみませんか、その想いを。村上太志(むらかみたいし)の一挙手一投足にどこからともなく伴走(伴奏)して下さい。

元旦に寝坊して初日の出を見逃した、だなんて後悔はさせませんよ。村上太志といっしょに見た日の出が“初日の出”だ、ってくらいの想いになりますよ、今年は。


さて、こんなとんでもない傲慢なブログを綴る副園長を日々諫めて(いさめる※正す)くださる上司(理事長)から、昨日の大晦日に、法人(社会福祉法人“伸成会”)スタッフ全員にメッセージが届きました。ので、そのメッセージをブログ読者にも届けて、新年の船出としたいと思います。


〈理事長、大晦日の挨拶〉

徒然なるままに…

今年も皆様のおかげで、伸びて成る年となりました。

本当にありがとうございました。


クレヨンkidsのスタートやそれに伴う人の流れ、コロナへの対応など、やってみないと分からないことがたくさんありました。

その度に、気持ちを込めて、前向きに進む姿がありました。

富岡保育園もクレヨンkidsも、信用を積み重ねて、信頼を築きつつあります。

改めて、日頃の細やかなかかわりや温かい声かけの大切さを感じています。

本当にありがとうございます。


バスへの置き去りや不適切な保育など、保育に関するネガティブなニュースばかりがとり立たされて、悔しくて落ち込むこともありました。

しかし伸成会では、井の中の蛙にならないよう、人のふり見て我がふり直せの精神で、誠実に、地に足をつけた運営を心がけました。

先生たちもそれぞれに悩むことや迷うこともあったと思いますが、ぶれることなく子ども主体の生活と遊びを体現してくださいました。


保育・教育は、一朝一夕で結果が出るものではなく、また、結果は目に見える形ではありません。

幸せな子ども時代が過ごせたかどうかが、人としての基礎の部分を左右するのだとしたら、幸せなその場は伸成会でありたいと思います。


社会福祉法人の責務としてだけでなく、ただ人とのかかわりが楽しい、ここがいい、と集って下さる先生たちが宝物です。


来年も健康第一で、それぞれが笑顔と感謝が巡る暮らしを楽しめたら、おのずと、ますます居心地の良い場になると確信しています。


来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、よいお年をお迎えくださいませ。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・園見学・保育実習・古民家一時保育阪本屋・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

あけましておめでとうございます。
2023-01-01
愛でて福を呼ぶ門松、降臨。

ちょこっと前にテレビ(笑点)で芸人さんが、「リバーシブル・クリスマスツリー」と名付けて裏返すと「門松」なんてのはいかがでしょうか、と言って座布団一枚を獲得していました。正直、僕も、なるほどなと深くうなずいちゃいました。だって(日本の場合)クリスマスツリーって、クリスマスが終わると引っ込めて、すぐに門松を出してお正月の準備を慌ただしくするじゃないですか。リバーシブルだったら慌ただしさが半減しそうじゃないですか。リバーシブル思考を使えば、「リバーシブル運動会」にしちゃえば、裏返すと発表会にもなっていて、保育園の先生たちの慌ただしさは半減しそうですよね。他にも「リバーシブル卒園式」なんてのもいかがでしょうか。裏返すと入園式になっちゃったりして。感極まって泣いたと思ったら、裏返すと初心表明して背筋を伸ばしちゃったりして。身体的な慌ただしさは半減しちゃいますが、当日における心の慌ただしさは倍増しそうですね。

“慌ただしい”ところに焦点をあてるばかりしましが、それ以上に、風情であったり情緒であったりの、日本独特な表現なのでしょうか、そのあたりがリバーシブルだと欠けちゃいそうですよね。気持ちを込めるだとか、魂を込めるだとかの、そのあたりも欠けそうですよ。


年末、園庭長が富岡保育園玄関口に立派な門松を気持ちと魂を込めて備えて下さいました。新年の歳神様をお迎えする、おもてなしの心です。落葉しない“松”と、生命力著しい“竹”をメインに、豪華に活けて下さいました。ちなみに用いられた“竹”は、とみほ村ベストオブベストサポーターのトシさんがご用意して下さいました。竹の切り口を見てある子どもが“ニッコリ笑っているみたい”と、福を呼びそうなコメントを残してくれたんだとか。(園庭長・トシさん、ご準備ありがとうございました‼︎)

そんなニッコリ門松を通りすがるご近所さんが見て一言。「立派な門松じゃが。しっかり愛(め)でさせてもらいます。いい正月が迎えられそうです。ありがとうございます。」と、それは感謝の巡る言葉を残して下さいました。(ご近所さん、ありがとうございます‼︎)


笑顔と感謝の巡る門松を愛でたい方は、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園までお気軽にお越しください。

明日、元旦には幻の“とみほ村神社”も出没しているはずです。是非、初詣にいかがでしょうか。元旦の午前中にお越し下さった方には、お年玉特典として村長から「とみほ村ワンコインランチ無料券」をプレゼントさせて頂きますよ。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・就職希望・園見学・保育実習・古民家一時保育阪本屋・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

★就職希望の方へ‥新年度、多少の空き状況はあります。(勤務形態によりますが)ご希望の方は、まずは園見学をオススメします。お気軽にお越しください。(普段なかなか時間に都合がつかないという方は、お正月期間、予約していただければ、副園長村上がご案内させてもらいますよ。※09X33715648)

★入園申し込みについて‥新年度、多少の空き状況はあります。(クレヨンKIDSはすでに定員に達しています)こちらもご希望の方は、まずは園見学をオススメします。お時間に余裕を持って予約して下さい。(たいていご案内には1時間以上はかかりますので)

※井笠圏内(笠岡市だけでなく、井原市、浅口市、里庄町)にお住まいの方で、笠岡市でお仕事をされている方には、広域入所の基準に当てはまる場合もあります。広域入所での入園をご希望の方は、まずは笠岡市役所子育て支援課にてご相談してみて下さい。


それでは、2022年の副園長ブログはここまで。1年間毎日お付き合い下さりありがとうございました。ブログ読者の方が時々、「ブログ読みました!」「〇〇の回のエピソードおもしろかったです!」なんて声をかけて下さるもんですから、日々調子に乗って綴ることができています。感謝、感謝ですね。

もちろん、2023年も、毎日休みなく綴っていきますので、ブログ読者も伴走宜しくお願い致します。(ここで、初心表明や新年の挨拶をしてしまうと“リバーシブル挨拶”になってしまうので、やめておきましょう)


それでは皆さま、良いお年をお迎えください。

2022-12-31
心の臓で富岡保育園にいます

年賀状を書く準備をしつつも‥ついぞ、その片手には司馬遼太郎さんの小説が。「新史 太閤記(下)」の、まさに最終局面にいたもんですから、つい年賀状がそっちのけにならざるを得ませんでした。

勝手ながらもお許しを願いたいのです。なんせ、司馬遼太郎さんの術中に嵌れば、村上太志の頭の中はと言えば、令和時代でもなければ戦国時代なわけですよ。その上で、主人公の秀吉に自分を重ね合わせてしまうものだから、余計と陶酔しては読み込んでしまうわけです。

鬼気迫る信長のような上司ではありませんが、秀吉の信長に対する敬愛めいた崇拝めいたものに似た感情というものを、僕も上司に持っています。100をもらえば、1000にでも10000にしてでも上司に返そうするところであったりもそうですし。心の臓で仕えているという点においてもそうです。

また働くスピード感覚といいましょうか、その量の感覚といいましょうか、あまねく閃きを実現するために、細部に調略をおく仕事術にも、スケールは違えど頷けるところが存分にあるんですね。

そして共感するだけでなく、多くのことを学ぶ、まさに「村上太志の教科書」に認定までしてしまいました。歴史上最高峰の“人間通”である秀吉の、一挙手一投足、振る舞い言動は、食べることに苦難し、草むらの蒲公英(たんぽぽ)をかじる、そんな生き死にを背にしているからこそできる離れ業でもあるのですがね。生き死にを背にしているにも関わらず、その途方もない明るさと大胆さが、他者を“感動”へと引き連れていくんだとも思いました。


2023年が、もうそこまでやって来ています。富岡保育園ならびにクレヨンKIDSに関わる、子どもたち、保護者たち、また先生たち。さらには富岡北地区や天神会の皆さま。そして笠岡市で暮らす様々な人たち。そんな面々の“喜ぶ顔”にどれだけ出会えるか、また作れるか。

“喜ぶ顔”とは、まさに心を動かす“感動”を作ることでもあります。そのためには、秀吉先生のような“人間通”になる必要がありそうです。おもいっきり感謝したり感激したり、それだけ自らも心を躍動させながらも、それでいてその自らを常に俯瞰する心を同時に磨かねばなりません。


露と置き 露と消えぬる わが身かな

浪華のことは 夢のまた夢


秀吉先生の如く、潔く惜しみなく、心身を躍動させたいと決心する、大晦日前日。

ブログ読者も、新年を前に、新年を前にでしかできないほどの、大きな壮大な、志しをたてるのはいかがですか。それだけで、わくわくと胸が熱く血が赤く染まる想いでいられますよ。


※村上太志の教科書「新史 太閤記(上)(下)司馬遼太郎」は、私設公民館とみほ村文庫に所在しています。なんと昭和48年ものです。レンタル可ですよ。そして他にも1000冊を超える書籍が並んでいますので、ご興味ある方はお気軽に足を運んでみてくださいね。


村上太志に年賀状を書いてみようと思われる方は、宛先は[岡山県笠岡市富岡605富岡保育園]で宜しくお願い致します。なにせ、大晦日であろうと、元旦であろうと、そこにおりますので。元旦には、幻の“とみほ村神社”を玄関口に設置する予定です。乞うご期待下さい。

※幻の“とみほ村神社”を製作して下さったのは、僕の友人にあたる木工職人なのですが。この友人、実は一度、富岡保育園へ来園したことがあるのです。その来園した当日の夜に出会った女性と、その日にお付き合いすることになり、今ではお子さまをもうけておられるのだとか。非常に御利益のある幻の神社であることを、内緒話として記しておきますね。(ちなみに、来園した際に、子どもたちから大人気となり、洋服も髪型もボロボロボサボサになるまで遊んで下さいました。そのボロボロボサボサ直後に出会ったそうなんですよ。)


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早朝の冬休みのラジオ体操
2022-12-30
とみほ村2022年忘年会‼︎

今年は、あんなことがあったよね。こんなこともあったよねって。とみほ村の2022年を、僕の記憶の限りで振り返っていきたいと思います。もしも記憶違いや、振り返りが足りていないところがあれば、その時は‥「記憶にございません。」と、どこかの政治家のように答えさせて下さいね。


さて、2022年。ちょうど1年前に遡ると‥同じ笠岡市で高齢者施設などを複数手がけられておられる社会福祉法人天神会様が、従業員のお子さまなどを中心に保育をされている「小規模保育園クレヨンKIDS」の運営に携わるかどうかの話し合いが富岡保育園でなされていました。富岡保育園としては、理念を磨き合っている現時点で、経営規模を拡大することに不安を持っていました。ただ、市内の社会福祉法人からの依頼は、同じ社会福祉法人として受ける使命があるのではないか。また市内の子ども数減少から、富岡保育園で働く従業員を守る手立てはないかと頭を抱えていたこともあり‥この2点が大きな要因となり、「クレヨンKIDS」の運営に携わることになりました。園児や保護者、また天神会の従業員や施設利用者など、すべての人間関係において、まっさらからのスタートということもあり、富岡保育園、つまりは社会福祉法人伸成会としては大きなチャレンジでした。そのチャレンジには、人事面において、富岡保育園で過去に主任・副主任を務めたリーダーたちすべてを配置することにしました。それだけ、大きなチャレンジになると予測していたからです。

ただ、このチャレンジは、もう1つのチャレンジを生み出すことにもなりました。それは、富岡保育園で言えば、主任・副主任といった現場リーダーたちがすべていなくなったのです。つまりは、新しい現場リーダーたちを育てる必要に迫られました。

この人事戦略に関しては、人事担当の僕としては【大成功】だったと、今では言い切れます。もちろん4月から9か月の間に何もなかったわけじゃありません。クレヨンKIDSで言えば、現場リーダーが集うと誰が船頭をとるかが定まらず、チームワークの躍動につながらなかった時期もありました。富岡保育園で言えば、今までの現場リーダーたちに頼っていた部分、目には見えない細かな配慮だったりに、ほころびが出る場面もありました。

ただ、そんな時期や場面を経験してこそ、チームワークは磨かれるものだとも思いました。アクシデントやトラブルがあるからこそ、チームで頭を突き合わせ、現場リーダー、リーダーだけにとどまらずスタッフ全員が【当事者意識】を燃やす結果につながったんだと思いました。

2022年は、まだまだ他にもありましたね。社会福祉法人伸成会で言えば、富岡保育園伊藤園長が理事長にも就任しました。(理事長の新しい名刺が来月には完成予定ですので、乞うご期待下さい。)さらには、富岡保育園2年目となる事務長が、昨年まで元事務長先生に指南を定期的に受けていましたが、今年からは独り立ちして励む年になりました。事務業と言えば、結果のみで評価される、むしろミスなどの結果の場合のみで指摘される、法人の縁の下の力もち的存在ではあります。ミスが起ころうと丁寧に向き合い、試行錯誤しながらひたむきに取り組んで下さいました。

2022年、まだまだ振り返りますよ。同じ笠岡市内で、地域の情報などをケーブルテレビなどで配信されている「笠岡放送」さんと一緒にテレビ番組を作ることなりました。富岡保育園の園児という焦点ではなく、“子ども”の代表として、子どもの本音の部分に迫りながら、地域の方々にその本音や、また笑顔などを届けられたらいいね!ということで始まりました新番組「コドモのホンネ」です。(※毎月第2・4水曜日放送)毎月の収録に、子どもたちがカメラやマイク慣れしていくところも面白いのですが、それ以上に、アナウンサーのアシスタント役として参加する現場リーダーたちの成長ぶりが面白いところなんです。普段の何気ない保育実践を、突然のアナウンサーの質問に、きちんと言語化して説明しなくちゃなんないんです。これ以上の実地研修はありませんよ。最近では、現場リーダーたちは、もはやローカルタレントと言えるくらいの発言や表情で出演しています。

2022年は、地域とのつながりも飛躍した年でした。いわゆる、あらゆるタネが芽を出し始めたようでした。地域の年配者で定期的に集い合っている「いきいきサロン」のメンバーの方々が、毎月ワンコインランチを利用して下さるようになりました。さらには、富岡北地区まちづくり協議会が主催するイベントに、富岡保育園の親子もお誘いしていただけるようになりました。今年は地域の田んぼでの「田んぼの生き物観察会」がありました。また、そうめん流しなどの道具も、まちづくり協議会からこころよく貸していただけることになりました。さらには、そんな地域と富岡保育園のつながりを耳にしてか‥富岡北地区の秋祭りでの、ひとつの役目(お旅所)を依頼してもらえるようにもなりました。地域が超少子高齢化、過疎化する現代にあって、地域と、その地域で活動する事業所(会社、コミュニティ)が、お互いできる範囲で、手を取り合い助け合う、まさに理想的な取り組みに近づいているようにも感じています。


さぁ、2022年、怒涛のように振り返っていきましたが‥僕の性格上、一度振り返ったら、あとは前に進むだけだとも思っています。

すでに、来年、2023年には、新しい取り組みが控えています。(ここまで目を通して下さった方に感謝の気持ちを込めて、控えている取り組みをバラしていきますね。)

笠岡市が定住促進事業として手がけようとしている、「ワーケーション」という取り組みがあります。ワーク(仕事)とバケーション(観光)を合わせて、地方移住の支援や拡大を狙ったものです。その取り組みにあたって、ワーケーション利用者でお子さまがおられた場合に‥【富岡保育園に預けることができる】という特典を、笠岡市定住促進センターの方が盛り込んで下さる計画がすすんでいるんです。つまりは、もしかすると、「富岡保育園に預けたいから、ワーケーションに参加する、笠岡市に移住しよう」と考える方が現れる可能性が出てきたんです。すごいと思いませんか?

そして、もう1つ、すごいと思いませんか並びで言えば、2023年2月には、全国の社会福祉法人から選ばれた7名がプレゼンテーションを行う大会に、岡山県笠岡市社会福祉法人伸成会から代表して、僕が出ちゃうわけです。偉そうにするつもりは毛頭ありませんが、富岡保育園・クレヨンKIDSで日々チャレンジをする現場スタッフたちや、新しい職務についてチャレンジをする理事長や事務長、クレヨンKIDS園長たちの、その“チャレンジ”に内容は違えど僕も取り組めることが、とっても嬉しいんです。果敢にチャレンジし続けるリーダーには勇気がもらえるじゃないですか。


息継ぎする暇もないくらいに、振り返りました、とみほ村の2022年。とあるウイルスで休園を余儀なくされたりと、園児や保護者、地域の方々にご迷惑をかけたり、また現場スタッフたちにも、かなりの心労をかけたのも事実です。けれども、それらがあっても、日頃の“笑顔と感謝”が、コミュニティを健全かつ、前向きなものとしてくれたことも事実です。

なんだか、まとめめいたものを綴っていると、本日がブログ最終回のように思えてくるかもしれませんが、僕が生きている限り、毎日続きますので、お付き合い宜しくお願いしますよ。

それでは、忘年会はこのあたりにして‥本日も素敵な一日をお過ごしください。


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2022-12-29
村上09X33715648

この前、運動がてら、富岡北地区の小学生の登校班に付き添った時の話。

「そろそろ、冬休みじゃろ。家でゴロゴロする時間あったら、保育園に遊びに来いよ。宿題も持ってきてもえんで。」と、ある男の子(卒園児)を誘ったんですね、僕が。半分本気の、半分は冗談のつもりでした。高学年にもなるから来ないだろうと高を括っていたんです。

するとね。今日来てくれたわけですよ、宿題を片手に。ある男の子の優男の風が、子どもたちにすぐに伝わったんでしょう。すぐさま、ある男の子のまわりには人だかりが。午前中の間、何人もの子どもたちの相手をしてくれました。サッカーをしたり、手を繋いで走ってくれたり。そんなに表情や声を極端にあげて感情を表現する方ではないんだけど、額には汗と、目元がゆるんでるところを見ると、とても充実した時間を過ごしたんだろうなと思いました。

ただね。片手には、ちゃんと僕との約束通り“宿題”を持ってきていたんですよ。律儀なのねって。午後には、わざわざ子どもたちとの遊びを断って、僕のところへやってきたんです。真面目なのねって。

誘ったのは僕ですよ。いっしょに“宿題”をやらないわけにはいかない。律儀で真面目な、ある男の子に示しがつかないとばかりに、正面から向き合いました。

向き合ったのだけれども、なんせ、高学年の宿題ですよ。分数やら、なんやら、文章問題やら、なんやらで、困惑しっぱなし。そんな困惑した姿を、優男の風をまとう、ある男の子が読み取ってくれたのでしょう。

「村上先生、分からんかったら、とばしてもええよ。」と、気を遣ってくれたわけです。わけなんだけど、その気持ちが余計と辛かったことは、ここだけの話しにさせて下さい。

ちなみに、「学校で答え合わせしたら、またそこ(困惑した問題)の答え教えてーよ。」と頼んだことも、ここだけの話にさせていただきましょう。


さて、富岡保育園は本日が今年の保育最終日となっています。あちらこちらから、保育者と保護者が、「今年もありがとうございました。来年も宜しくお願いいたします。」との感謝の気持ちがこもった言葉が聞こえてきます。

クレヨンKIDSは、30日が最終日となるので、もうひと踏ん張りです。年末、無事におさめることが出来るように、気を引き締めて丁寧な保育実践を心がけたいと思います。

そして僕、村上は、最終日は‥設けておりません。365日営業年中無休ですので、31日であろうと、元旦であろうと、村上に御用事があれば→09X33715648までお問い合わせ下さい。(学生の宿題については、少し考えさせて下さい。)


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ピカピカ
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2022-12-28
誰もがマイノリティになる⁉︎

「マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件」松井彰彦 塔島ひろみ 編集~障害者、性的マイノリティ、家庭に問題を抱えた人、社会になじめず独自の生き方をしてきた人etcフツウからはみ出した者たちのライフストーリーから見えて来るものとは?


本の町と言ってもよいでしょう、東京都千代田区神保町で購入した一冊。

なぜ、この本の購入にいたったか‥キッカケは、先日参加した、「社会福祉HERO'S TOKYO 2022」プレゼンター説明会での出来事でした。全国から集まった参加者7名の社会福祉法人に属するメンバーたち。

社会福祉といっても多岐に渡るもので、僕のように保育に携わるものもいれば‥介護ロボットを活用しながら介護に励まれている方。SNSで介護の魅力発信に取り組んでおられる方。精神障害者の自立訓練支援を行っている方。就労支援として牡蠣のレストランを励まれている方。またホース(馬)セラピーを活用して放課後デイサービスに取り組んでいる方。さらには障害者入所施設で障害福祉の理解を広げておられる方。

(社会福祉と言えども、本当に多岐に渡りますし、ある種それらを社会福祉と、ひとくくりにすることにも疑問符をつけたくなるところでもあります。)


集まった方々の中で、多く出た意見の1つが「自分は偏見を持っていた」ことです。

障害者と言っても、見た目で分かるもの分からないものがあったり、千差万別あるんですね。その理解が乏しいと偏見につながってしまうんだそうです。知らないことが思わぬ偏見を知らず知らずに生んでいるんです。


参加者の1人は、つい利用者の人が障害者だからといって、自分が教えてあげなきゃ、支援してあげなきゃ、といったスタンスで関わってしまっていたんだそうです。すると、余計と心を閉ざされてしまったそうです。そしてあるキッカケで、その利用者に対して、フツウの年上の方と同様に関わると、みるみる心を開いてくれたんだそうです。


他の参加者からも似たようなケースを聞きました。介護利用者たちに童謡の手遊びをしてもいっこうに盛り上がらない。なぜかって、そりゃあ幼児がする遊びを、介護利用者だからといってさせること自体が馬鹿にしていることになりますよね。フツウの年配者の様に関わると、それは心を開いてくれたそうです。


障害者や、介護を必要とする高齢者、また精神疾患であったりの方たちと、フツウの人の境界線ってどこにあるんでしょうか?

〇〇手帳をもらっているか、そうでないか、なのでしょうか。


マイノリティとは、少数派のことを意味します。

マジョリティは、多数派ですね。

障害者などは少数派、つまりはマイノリティなのでしょうか。そしてフツウの人が多数派、マジョリティなのでしょうか。

フツウの人は、障害者などのマイノリティになることはないのでしょうか。

そしてマイノリティとされる、例えば難病患者であったりはマジョリティになれないのでしょうか。


マイノリティとマジョリティの境界線って、〇〇手帳などが発行される基準だけじゃないはずなんです。

例えば、ある国のある町では、耳が聞こえないろう者の割合が、遺伝的によるものなのか非常に多いそうなんです。すると、その町では手話が当たり前のように繰り広げられているんです。すると、マイノリティと思われそうなろう者も、手話が日常的に使われる環境ではマジョリティになれるんです。


境界線とは、人間が作る環境であったり風潮であったりが、大きく作用するのではないでしょうか。


ふとした瞬間ににマイノリティになる可能性がある社会では、マイノリティに優しい社会を作ることが賢明なのは確かですよね。だって、マジョリティと思っている方も同時に救われるじゃないですか。それにフツウにしがみつこうと、もがくことなく、ありのままの自分でいられるようになるんじゃないでしょうか。


あなたも、またあなたの周りの人や、すれ違う人も、フツウに見えて、案外あらゆるマイノリティを背負っているかもしれませんよ。そしてマイノリティだと自覚していたとしても、よくよく見渡すと似たような境遇であったりのマジョリティの可能性だって見つかるかもしれません。

マイノリティ、マジョリティ、少数派、多数派を行き来する世の中であることを認めておくと、案外、気楽に生きれるかもしれませんね。


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~おまけ~

現在、村上が読み進めている他の本

・「一階革命~私設公民館喫茶ランドリーとまちづくり~」田中元子

・「新史 太閤記~~」司馬遼太郎

2022-12-27
レジェンド早起きたちの金言

薄暗い、早朝に。そぞろに集まった、9名のツワモノ。ツワモノの正体とは‥

本日から、こっそりはじまりました『村上たいしの冬休みのラジオ体操~心も体もリフレッシュ!最高の朝をいっしょに迎えましょう!~』

こたつでみかんを食べながらぬくぬくごろごろすると、幸せを感じる季節がやってまいりました。しかしながら、あらゆるウイルスが元気になる時期でもあります。早寝早起き、運動も免疫を整えるためには大切なことです。

■日にち‥12月26日,27日,28日,1月4日,5日,6日

■時間‥午前7時~

■場所‥富岡保育園のお庭

■持ち物‥布団から出る勇気

■お土産‥ご近所の方との気持ちの良い朝の挨拶

■条件‥0歳~120歳、笑顔と感謝

■協賛‥富岡北地区まちづくり協議会、富岡保育園


ツワモノの正体、お察しがつきましたよね。そうなんです、ラジオ体操参加者のことです。

「おはようございます!あ〜!なんとか起きれたわ〜。」と、安堵しながらやって来られた方もおられれば‥

「わたしは、いつも5時に起きてるから、余裕だった。」と、レジェンド早起きの富岡保育園卒園児の小学生が、おばあちゃんと手を繋いでやって来られたり‥

体操後には、「あ〜!気持ち良かった〜!ちょっと汗かいたわ〜。」と、日ごろから健康を意識されている方のポジティブシンキングに出会わせてもらったり‥


ツワモノの皆さま、村上たいしの、おもいつき⁉︎いや、地域の健康のために集まって下さりありがとうございました。“早起きは三文の徳”と言いますが、それ以上に貴重な時間を持つことができたように感じます。

しかしながら、冬の7時はまだ薄暗く、足もとが、かすみがちです。加えて、心臓などに持病がある方などは、本当に無理をしたらいけない時期でもありますので‥参加される場合は、余裕をもって宜しくお願い致します。


~ラジオ体操終了後のお話し~

7時10分ごろでしょうか。たいてい、いつもこの時間に登園される親子がやって来ました。この時間に登園しようと思うと、親子で毎日レジェンド早起きなんだと思うんですね。本当にすごいです。

兄妹が、横断歩道を渡ってくる足取りが、心なしかいつもより軽く感じられました。なぜだろうかと理由を探してみると、すぐさま分かってしまいました。兄妹ともに、靴がピカピカでした。そして表情もピカピカ光っていました。

~さらにその後の話し~

8時過ぎごろでしょうか。牛乳屋さんが配達に来られました。牛乳屋さんと言えば、キングオブレジェンド早起きだということは誰しもが認めるところだと思います。そんな、キングからさきほど呼び止められ‥「なぁなぁ、村上先生!あの子ども偉いんでー!さっき一緒にきたお父さんを見送る時に“気をつけてね〜いってらっしゃい”って言っとったんよ!すごいよな〜。あんな挨拶できて、偉いよな〜。」と、感心しきりでした。


レジェンド早起きたちの、朝の金言集を本日はお送りしました。

皆さま、本日も素敵な一日を。


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2022-12-26
リアル仮想空間とみほ村とは

リアル仮想空間【とみほ村】村長のムラカミタイシです。

こんな自己紹介をすると、どこか頭がぶっ飛んだ人かと思われそうですが、いかんせん正気です。

そして実際に、このリアル仮想空間【とみほ村】を上手に、また巧みに使いこなす、プレイヤーも多く存在します。

副園長ブログを隅から隅まで読み倒されている方でしたら、冒頭の記述にすんなりと理解が及んだかと思われます。が、しかし初めましての方には、かなりハードルの高いものになってしまうおそれがありますので、少し具体的な説明から記していきますね。


【とみほ村】とは、かなり簡単に言えば【富岡保育園】を略して、それに【村】という概念を加えたものを意味します。『ひとりの子どもを育てるには、ひとつの村が必要である』と、どこかの国の諺(ことわざ)が言うように、保育園を【村】という空間に位置づけたデザインとするために、【とみほ村】を作りました。

なので、もしもブログ読者が自動車のナビやスマホの地図アプリに【とみほ村】と打ち込んでも‥「すみません。そのような場所は見当たりません。もう一度やり直してください。」と言われるだけでしょう。

しかし、見当たらないようでいて、【富岡保育園】に足を踏み入れると、「ここが【とみほ村】か!」と、現実に存在することが分かるんです。

地図アプリでは見当たらないけど、実際にはある。だから“リアル仮想空間”なんですよ。分かっていただけますかね、このトンチを?


リアル仮想空間とみほ村を上手に巧みに使いこなすプレイヤーの共通点は、まさに上記のトンチを“おもしろがる”ところにあるんです。

「なにが“村”だよ!訳わかんない!」って思っちゃうよりも‥

「富岡保育園って“村”なの?なんかおもしろそうじゃん!」って思っちゃう方の方が、断然‼︎上手に巧みに使いこなせちゃうんです。


クドクドと村長のムラカミタイシが説明するよりも、実際に【とみほ村ベストプレイヤー】たちの例を挙げてみましょう。

まずは1人目、子どもの例から。Aちゃんは、先日のクリスマスパーティーにサンタの衣装を着て参加したかったんです。パーティー前日にお父さんに何度も何度もねだった(プレゼン)んだそうです。パーティーにどのようにのぞむかは、本人次第である“とみほ村”。Aちゃんは自らもサンタの衣装を着て参加することを選んで実現させたようです。(お父さん、ご協力ありがとうございました)


次に2人目、先生の例をいきましょう。B先生は年度途中から入った、勤務時間で言えば短めの保育者です。富岡保育園が実践している“見守る保育”についても、人類学だったり脳科学だったりからやってくる理屈には、うとくならざるを得ません。しかし“見守る保育”を、肌で体感しながら、感覚を研ぎ澄まして実践して下さっています。感覚は理屈を凌ぐことは言うまでもないでしょう。B先生のまわりには、B先生を必要とするときに、必要とする子どもたちや先生が、集まっては散っていきを繰り返しています。まさに“見守る保育”が信条とする“安全基地”の役割を体現しておられます。


さらには3人目は、保護者の例にいきましょう。Cさんは、育休期間であることをポジティブにとらえて、とみほ村を上手に巧み使いこなされています。上の子どもの生活リズムを崩さないために、登園時間を一定にする努力をされながら、お迎えの時間を工夫されています。すこし早めに迎えに来る場合には、とみほ村で遊ぶ我が子、また我が子だけでない子どもたちを、保育者と一緒に見守って下さいます。そんな時間には、自然とCさんが抱っこする赤ちゃんのまわりには子どもたちの笑顔や声が集まってきます。また母子共に体調の良い時には、ワンコインランチの利用もして下さいます。


4人目は、学生の例を挙げてみましょう。Dさんは、富岡保育園の卒園生の高校生です。ただ、保育園時代の当時の先生たちはほとんどいませんので、知り合いの仲での居心地の良さはないはずです。けれどもDさんは、学校終わりの放課後に、週に2、3回寄ってくれます。Dさんが放課後やって来ると、Dさんを待ち望んだ子どもたちが群がります。ままごとをする時もあれば、ゆっくり縁側でおしゃべりをしている時もあります。そしてDさんは、バイトの時間になると、穏やかな笑顔で子どもたちや先生に挨拶をして帰っていきます。


そして、5人目、本日挙げる例の最後は‥【とみほ村ベストオブベストプレイヤー】である、Eさんです。種明かしを先にしますと、Eさんはこの副園長ブログにも何度も登場している、トシさんのことです。

トシさんは、とみほ村の目の前のご近所さんでもあります。トシさんは、たいてい朝の7時30分過ぎごろに、「おはようございます!先生!おじゃましてもよろしいでしょうか?」と元気の良い朝の挨拶をして登場します。登園してまだ整わない子どもたちを、抱っこして慰めて下さったりします。9時ごろになると、朝食をとりに帰宅されます。「子どもらと遊んだ後に食べる朝ごはんが、美味いんじゃ!」と、よく言われています。

そして10時ごろになると、再び登場します。お散歩に行く時には、警備がてらに同行してくれたりもします。また子どもたちが喜びそうな風船や折り紙などを、自らのお小遣いで買ってきて下さいます。そうこうしていると、お昼ごはんの時間になります。ワンコインランチへは週に2.3度利用してくれます。「子どもらと賑やかに食べると、食べ過ぎくらい食べてしまうんよ!」と、苦手なピーマンも、子どもの前では頑張って食べてくれるんですね。

食べ終わると、仮眠をとりに帰宅されます。そして3時ごろには再び登場し、薄暗くなる夕方まで、子どもたち、また先生たちや保護者の方を見守って下さいます。

日曜日などの休日にお会いすると、「休みの日は、子どもらの声が聞けれんから寂しいんですよ。」と、365日24時間、とみほ村のことを考えて下さっているんです。


ブログ読者の皆さま、いかがでしょうか?私なら、僕なら、どのように“リアル仮想空間【とみほ村】”でプレイしますか?

プレイの方法は、それぞれでいいんです。365日24時間どっぷり型もいいでしょうし、気楽ごゆるり型でもいいでしょう。プレイヤーが自らで“居心地の良い”使い方をされることが、一番望ましいのです。


さあ!あなたも今日から⁉︎明日から⁉︎とみほ村ベストプレイヤーとなって、人生を躍動させませんか?

岡山県笠岡市富岡605でお待ちしております。


★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)・就職希望・園見学・保育実習・古民家一時保育阪本屋・ワンコインランチ・私設公民館とみほ村文庫へのお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

子ども目線で
2022-12-25
村上たいしの年末アンケート

“こたつでゴロゴロすると気持ちいい”そんな年末に、副園長村上が、保護者様あてにアンケートを出してみました。

※ブログ読者もお時間許す方はやってみて下さいね。(FAXやメールでの回答も可ですよ。)


村上たいしの年末アンケート2022

~こたつでゴロゴロすると気持ちいいよねSP ~

①ワンコインランチに参加したことがありますか (はい いいえ)

②リクエストしたいメニューはありますか (    )

③子育てに関して相談できる人はいますか (はい いいえ)

④富岡保育園にやってほしいイベントはありますか (    )

⑤園の満足度を1〜100で表すと (  )

⑥園長先生と話しをしてみたいことはありますか (    )

⑦笠岡市は好きですか (はい いいえ)

⑧市の政策にご要望があれば教えて下さい (    )

⑨元気ですかー‼︎ (はい いいえ ぼちぼち)

⑩ビールは好きですか (はい いいえ のめない その他)

・ふりーすぺーす (    )


おいそがしいなか回答ありがとうございました。メリークリスマス、そして良いお年を‥村上たいし


と、いった具合のアンケートです。

そもそも何の目的があったのか気になりますよね?

まず、“村上たいしの”って所がポイントの1つです。これって、あくまでも副園長村上の“個人”的興味によるアンケートなんです。なので、特に他の職員に公開することもありませんし、内容が保育実践に即座に反映されることもありません。

が!しかし!村上たいしの個人的興味のセンサーにひっかかったものは、即座よりも早くに反映される可能性もあります。つまりは、それだけ自由度の高い、気楽に取り組めるアンケートでご意見を聞きたかったってことです。


目的の最上位は、ワンコインランチに保護者の方にも、より積極的に参加していただきたい点を考慮した上でアンケート項目を作りました。それだけ富岡保育園の「太陽の台所」が作るお昼ごはんは自慢でもあるんです。さらには来年へ向けて献立メニューを増やす計画を立てていることもあり、保護者の方の案も取り入れたい点もありました。

さらには、笠岡市についての項目を盛り込んだ理由としては、同じ現役世代として、少しでも“まちづくり”に興味や関心を持ったり、また協力できる風潮を作るきっかけになればとの気持ちからでした。


せっかくなので、村上センサーにひっかかったご意見などを少しだけ紹介してみますね。

おもしろいもので、やってほしいイベントは圧倒的に【もちつき】でした。もちつきって日本人のDNAに刻み込まれているのでしょうかね。さっそく、地域の方々(富岡北地区まちづくり協議会や、富岡中いきいいサロンメンバーなど)と話し合ってみたいと思っています。

リクエストメニューは、チキン南蛮・ジビエ料理・シーフードカレー・油淋鶏・チャーハン・コロッケなどがありました。さて、栄養士の先生と相談です。

満足度で言えば、200‼︎と回答された猛者もいました。余計と気が引き締まる思いです。

園長先生と話しをしてみたいことは、育児についてが多かったのですが、「恋バナ」と回答された方もおられました。副園長はプライベートを無法地帯化としていますが、園長先生はベールに包まれているところがありますよね。わざと謎めいたところを残しているのかもしれませんが、恋バナが実現することを秘かに祈ってますね。

笠岡市の政策に関しては、シビアなご意見がいくらかありました。例えば‥「事業者に対する税率を下げてほしい」「井原市のように保育料の完全無償化を‼︎学童も高すぎます‼︎」「市外や県外を越えての広域入所を!」「公園をもっと整備してほしい」「歩道を作ってほしい」などなどがありました。

保育園を利用される現役世代の方々のご意見をもっと笠岡市行政に反映できるように、村上たいしも出来る範囲内で努力したいとも思いました。

ちなみに、「元気ですかー‼︎」との項目については、“いいえ”回答がゼロでした。ただ、しんどい時には「しんどい‥。」と言ってくださいね。頼り合える雰囲気作りを、とみほ村では常に心がけていますのでご安心ください。

最後のアルコールに関しての項目は、まさに村上たいしの完璧なる趣味の範疇で申し訳ありません。申し訳ないのですが、意外にもノッかって下さった方も多く、「梅酒が好きです」「ワインに少しはまってます」「ほろよいが好きです」なんて、ホッコリする回答をいただきました。


“ふりーすぺーす”欄は、どのご意見も掲載したいほどに、ありがたい、非常にありがたい言葉を綴ってくださいました。誠にありがとうございます。

これに甘んじず、日々、保育の質の向上と研鑽を積み、子どもたちの心身の健全な成長を守っていきたいと思います。


代表で1つだけ紹介して終わりますね。

「いつも本当にお世話になっています‼︎入園した頃は、まだ改革中⁉︎でしたが‥最近は子ども主体の保育が定着して、落ち着いた、ゆったりした感じが伝わってきます。先生たちも日々いろいろ考えてくれたり、努力してくださったのだろうなぁと思うと感謝でいっぱいです。先生たちそれぞれが、子どものエピソードを色々話してくれて楽しいし、見守っていただき安心して預けられます。これからもよろしくお願いします。」


たぶん、現場保育者たちが読んだら、泣いちゃうんじゃないかな。


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クリスマスホットケーキ
わくわくするね
ミニサンタさんのバック演奏付き
2022-12-24
ベテランサンタクロースさん

たった2日間の東京生活ではありましたが、その2日間で、すれ違ったり視界に入った人間の数は、今年の岡山(笠岡市)生活での数をゆうに超えたように思います。ある種、人間がごった返していると“自分の存在感”が薄れていくんじゃないかと思うんです。地下鉄なんかを乗り継ぐ様は、アリの巣に迷い込んだ気持ちでしたよ。

さて、田舎者のつぶやきはこのあたりにしまして‥東京へは「社会福祉HERO'S TOKYO2022」のプレゼンテーターをつとめるにあたり、プロのプレゼンコンサルタントの方のワークショップを受講しに行っていたわけです。

このイベントのミッションというのが‥「超高齢社会のニッポン。世界からも注目されるこの課題先進国において、社会福祉法人の仕事は、まさに“最先端で社会的意義のある仕事”。しかし残念ながら“社会福祉の仕事”や“社会福祉法人”への認知度は低く、一般的な“社会福祉イメージ”と現実とのギャップも存在しています。その状況を変えるために私たちは、【社会福祉に携わる人たちを時代の主役にする!】そのためのPRが可能なイベントを企画しました。このイベントにより、とくに若い世代の社会福祉に対するイメージか向上し、実際の求人へと繋いでいくきっかけを提供できるものと考えています。」

イベント本番日時は、2月28日。場所は東京都千代田区大手町三井ホールです。(※YouTube生配信あり)


なんで、ブログ読者とイベントの詳細を共有したかって‥お分かりかと思いますが、「応援してね」ってことです。なんならYouTube生配信も見てねってことです。全国の社会福祉法人から選ばれた7名が、「社会福祉の面白さ」「社会福祉の新しい挑戦」を社会福祉の仕事の魅力を知らない、メディア関係者と学生たちに熱くスピーチします。(※ひとり7分)


ちなみに今回のワークショップでは、『パブリックナラティブ』という、人を巻き込む、人に伝わるスピーチ技術を習いました。この手法は、米国大統領選挙でオバマさんの選挙参謀として初の黒人大統領を誕生させたことで有名な「マーシャル・ガンツ博士」によるものだそうです。

『パブリックナラティブ』の基礎は、3つストーリーにあります。ひとつ目は、SELFです。つまりは自分のストーリー。ふたつ目はUS。相手とのストーリー。そして、みっつ目がNOWで、今のストーリーです。

これらを、聴衆の心に響くように構成していく作業と、そして話し方の練習を、本番までの2ヶ月間、努めていきたいと思います。(ブログ読者の方で、村上がなにやらブツブツひとりごとを言っている姿を見かけたら、練習しているんだなと思っていただけたら幸いです。)


★本日は、富岡保育園ならびにクレヨンKIDSに、あわてんぼうのサンタクロースがやってきたようです。このサンタクロースさん、かれこれ10年以上お世話になっているんです。園児に夢と希望を届けて下さることはもちろん、10年以上の間で、富岡保育園の保育実践の変化や職員のメンバーチェンジなども見届けて下さっているんですよね。サンタクロースさんに園全体が見守られているような気持ちです。毎年ありがとうございます。くれぐれも心身ご自愛いただき、また来年もお会いできることを祈っています。


Merry Christmas


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サンタクロースにしか許されないチカラ
2022-12-23
村上ギアを上げていきます!

コロナ禍ぶりの、実は現在、東京にいます。なぜかと言えば、「社会福祉HERO'S TOKYO 2022」登壇者説明会に参加したからなんですね。

全国の社会福祉法人から7名が東京都千代田区に集結して、次世代の社会福祉を担う若者へ向けてプレゼンテーションを行うわけなのですが‥

まぁ、集まった7名や、企画者たちが面白いんですよ。もちろん、社会福祉と言えども、介護や精神障害者、就労者支援、障害者支援、放課後デイサービスなどなど、多岐に渡るのですが‥とにかく、7名それぞれに面白い。いや、刺激でした。

プレゼンテーションのコンサルタントを受けるにあたり、それぞれの事業や想いを聞くのですが、その一部始終に、学び、ヒントが往々にしてあるんですね。どの時間を切り取っても貴重過ぎて、久しぶりに、一分一秒休まず、脳内をフル稼働させたように思います。


ただ、プレゼンテーションに選ばれた7名も魅力的なのですが、その企画者たちからも余計に学べるところがありました。とにかく、テンポ良く、説明会、コンサルタントの時間が経ちますし、さらには節々に考えさせられる‥言わば、自分の魅力発信の方向性を広げるヒントを的確に下さるんです。

全国には、さまざまな取り組みや想い、また熱量を発している方がおられることを知るだけで、非常に刺激的です。

さらには、刺激を受け合ったことを各々で認め合うことが、より熱量を高めるんだろうなとも思いました。

(※ファシリテーター役、言わば司会役の方は、広告会社さながら映画監督など、さまざまな業界でご活躍されていて、いちいち納得してしまうアドバイスを下さいました。)

本番は、2月28日。ベストヒーローズになると、全国の新聞紙を賑わすようなので、ブログ読者の方、ご期待しておいて下さい。


~おまけ~

東京と言えば、アニキ(株式会社カグヤ )ですよね。さきほど、アニキおすすめの焼き鳥屋で飲んできました。

現在、保育園から高校までの一貫校プロジェクトを作っているのですが‥それだけに限らず、保育士養成校の退学率を下げるためのプロジェクトにも参加しているのだとか。とにかく、アニキの活躍は、僕にとって、刺激でしかありません。


勝ち負けはありませんが、負けられません!もう一段階、ギアを上げていきますね!


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富岡北地区まちづくり協議会12月
2022-12-22
緊急!人権保育部会のご案内

年の瀬、寒さの身にしみる季節となりました。今年も残りわずかとなってまいりましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、突然ではありますが、緊急!人権保育部会を開催いたします!!

この度の一連の保育にまつわる事件・不適切な事例については、皆さま深く心を傷めておられることと存じます。今回の事案は、どこか遠い保育園・こども園のことではなく、当事者意識を持って取り組む必要があると考えます。また、自園だけでなく、笠岡市全体のこととして、皆さまとのコミュニケーションを密にしながら、現場での課題の共有を図ることで保育に活かすことを目的といたします。

日常の保育・教育の中で子どもの健やかな育ちを支えていく中で、皆さまのもやもやを少しでも解消し、改めて子どもひとりひとりを尊重する=人権を考えるのは、「今しかない」とも思っています。


と、いった案内文が、笠岡市保育協議会人権保育部会部長(富岡保育園園長)から笠岡市各園に送信され‥

昨日、緊急!人権保育部会が開催されました。

(※ブログ読者で、「え!?私も参加したかったんだけど!?」と思われていた方は、第2回も計画しますので、ご安心ください。)


集まった方々が、もちろんのこと口を揃えて、その悲痛さを訴えると同時に、自園や自らの保育実践を具体的に振り返る時間になりました。

保育関連のニュースに対して、保育関係者って、どこかで「自分たちは大丈夫」と言いきせて安心しようとするところがあるのかもしれません。そこを、「いや、もしかすると、自分たちも」と省みることって、とっても勇気のいることだと思うんです。その勇気が“当事者意識”につながることは言うまでもありませんよね。


富岡保育園・クレヨンKIDSにおいても、このたび、全クルー“当事者意識”をもった振り返りを行いました。

以下はその一部です。

・今回の事件、胸が痛むと同時に、自分自身の在り方も振り返りきっかけになりました。虐待とは、単に身体的なことだけではなく、心理的、性的、ネグレクトなど、広範囲に及び、日常の自分自身の些細な言動も、もしかすると該当することがあるかもしれない、無意識のうちにしてしまっていることはないだろうか、と省みました。今後も大切な我が子を託してくださっている保護者の立場に常に立ち、自らの言動を戒めながら、保護者や職員、地域の方々に信頼してもらえる保育者になれるよう努力していきたい。

・“子どもがかわいい”、“人に関わる仕事がしたい”、“命に関わる仕事がしたい”など、私と同じような思いを持って保育者になったであろう人がどうして子どもにこんなかわいそうなことをしてしまったんだろうかと悲しくなりました。

・年齢的にも、立場的にも、上の人がその様な事をしていたら注意しにくいと思う‥自分の行動、言動に気をつけることはもちろん、もし間違ったことをしていたら誰からでも声をかけてもらえる様な仲間との関係でありたいと思います。また職員間だけでなく、地域の方やクレヨンKIDSの場合は施設利用者の方との関わりもあるので、そういった方々とも信頼関係を築き、風通しの良い環境、人間関係でありたいと思います。

・保育者間で疑問に思ったこと、困っていることなど、ミーティングで話し合える場が大切だと思いました。子どもたちの気持ちに寄り添った、あたたかい保育、保護者の方や地域の方に対しても、心にゆとりをもち、丁寧に関わっていきたいと改めて思いました。

・いきなりこのような行動(虐待)をするようになったのではなく、なんとなくイライラしている様子だったり、子どもへの口調が強まっていたり、何が兆候があったはずだと思う。それらが見られた時に、自分の心がしんどくなっていることを相談できなかったこと、休めなかったこと。また周りの仲間(保育者)が「大丈夫?」と声がかけられなかったのでは。そのような積み重ねがこの様な結果に招いたのだと思う。

・国の定める保育士の人数が問題だとか、コロナ渦への対応、低い賃金、労働時間の長さなどが指摘されているが、それだけではないと思う。「しつけのつもりだった」という言葉からも保育者が何をもって虐待なのか分かっていないのでは。その行為を繰り返したり、見ているうちに感覚が麻痺してしまったのでは。


などなど。一部ではありますが、僕を含む保育者自身が、「子どものため」という言葉で自分自身をかばうのではなく、正面から自らの保育実践に向き合うことが、この様な悲痛な事件が起きることを防ぐ、ひとつの手立てだと思います。

ブログ読者の方で、この一連の不適切保育に関して、ご意見ご感想などありましたら、村上まで宜しくお願い致します。

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勇気をもって
2022-12-21
タイシ君とメッシ君

ちょっと感覚がずれているのは知っていました。

先日、世界を熱狂の渦に巻いたサッカーW杯。そのまさに主役として伝説的に輝いたメッシ選手。メッシさんって、35歳なんですよ。サッカー選手としてはベテランなんだろうけど、僕よりも“年下”ですよ。(僕は36歳ですので歳で言えば1つ上。学年で言えば2つ上です。僕が中学校3年生なら、メッシさんは中学校1年生ですよ。)

誰と比べてんだよ!って一億総ツッコミに遭いそうなんだけど‥でも、よくよく考えてみたら変な話しだと思いませんか?


だってですよ。例えば、保育園時代であれば、学年が2つ上だとしたら「タイシ君もっと頑張りなさいよ!メッシ君は学年が2つも下なのに〇〇出来てるのよ。」なんて言われかねないじゃないですか。その逆だってあると思います。「メッシ君は年下なんだから、タイシ君の言うことをちゃんと聞きなさい。」

保育園時代だけでなく、小学校や中学校、高校あたりまで、年齢や学年というフィルターで評価や比較がされていくのは、ブログ読者も経験済みですよね?


じゃあ、いつから年齢や学年といったフィルターが解除されるのか?いわゆる、大人になったらでしょうか。社会へ出ると「メッシ君、俺の方が学年が2つ上だから言うことを聞けよ!」だなんて言ってる場合じゃないですし。その逆も考えられますよね。「タイシ君は、メッシ君より年上なんだから、もっと仕事頑張りなさい!」


そろそろお気づきになったでしょうか。年齢や学年といったフィルターで評価や比較をすることは“社会性”といった視点からは大きく的を外しているんですよ。

ブログ読者の方が、もしも社会人ならば‥職場を見渡してみて下さいよ。あなたと年齢が同じであったり、学年が同じの人は、何人いますか?

つまりは、保育園や学校でとられている、年齢や学年で仕分けされた環境は、ある意味で非常に特殊なんです。


僕は1つここで議題をあげてみたいと思うんです。それは『同級生神話説』です。現在、岡山県笠岡市では、公立施設の小中一貫校化が進められています。教育委員会様がどのような考えで進められているかは、深く話し込んでいないので分かりませんが‥市内で子どもの人数か減った地域に対して「同級生が少ないとかわいそうだから」と言った理由ならば、これはタイシ君とメッシ君を比べようとしていることと同じです。

何度も言いますが、年齢や学年といったフィルターでの仕分けは社会性といった視点では【特殊】なんです。

もちろん同級生と仲良くできることも大切ですが、さまざまな年齢の人たちとコミュニケーションを上手く運んだり、お付き合いできる方が、社会へ出た時にはかなり有利に働くでしょうよ。

つまりは、小中一貫校化は、年齢や学年をしっかりと混在させることで(逆に混在させないと、何の意味があるのだろうかと考えてしまいます)岡山県笠岡市という社会に大きなメリットを生む事業になり得る可能性を秘めているんです。


冒頭に記した“感覚がずれている”のは、筆者である僕なのか。それとも年齢や学年といったフィルターなのか。ブログ読者の方はどちらだと思いますか?


※では、なぜ年齢や学年といった【特殊】な仕分け環境を保育園や学校施設が作っているのか?その1つは、間違いなく評価や比較がしやすくなるからですよね。背丈や発達段階などが近いと当人たちも自覚しやすくなります。評価や比較がしやすいと、競争を煽りやすいじゃないですか?競争を煽って、何をさせたいんだって話しですよね。この【特殊】な“もつれ”が、他者と自分を比較してしまい、時に不幸な感情をもらたしてしまうのかもしれません。

※補足として‥タイシ君は、メッシ君と自分を比較していませんのでご安心ください。競争もしていませんし、むしろ尊敬しています。年齢や学年など抜きに、尊敬し合える関係って、有名人だけでなく身近にもたくさんいるといいですよね。


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ノンフィルター
2022-12-20
遊びたいから遊んでんだよ!

富岡保育園へ見学に来て下さると、たいてい園長or副園長あたりが、案内をしていきます。お部屋の役割であったり、入園(就職)した場合に必要とされる持ち物であったり‥それらに加えて、園の理念や、目指す保育目標についても語ります。

それらを語った上で、目の前で起こっている保育現場の姿を解説していきます。例えば、もしも子ども同士でトラブルがなされており、近くの保育者が止めようか、もう少し待とうかとしている場面に遭遇したなら‥「あの場面では、〇〇、〇〇で、それで〇〇が〇〇で‥だから〇〇というチカラが育まれるんですよ。」なんて説明するでしょう。

子どもの発達や成長に対して“言語化”することは保育者の専門性としては大事なことですので、なるべく分かりやすい言葉(専門用語を噛み砕いて)を用いながら説明していきます。


このように“言語化”する風潮になったキッカケは、おそらく‥幼児教育が各国の経済に大きな影響を与えることを、ノーベル賞経済学者が発表したことがその一因なんだと思うんですね。(※ジェームズ・J・ヘックマン)幼児教育が子どもの貧困問題を解決する糸口であることや、人生を通しての健康や、また学力にも影響を及ぼすことを追跡調査の結果で明らかにしたんです。

すると、各国がこぞって幼児教育に国の予算を投資しはじめたんです。もちろん日本もです。(投資額や割合などは各国と比べると少ないかもしれませんが)だからこそ、より国の予算を投資するということで、保育者に対してより専門性を求めるようになったんです。(逆に、それまでの専門性はどこへ⁉︎)

ただですね。僕は(おもいっきり持論です)この保育者の“専門性”というあたりに、多少の、モヤモヤを感じているんです。

なぜかって‥たいてい専門用語なども駆使して言語化して説明する場合、「〇〇は〇〇のチカラが身につくんですよ。」なんて、子どもが遊んでいたり何かの行動や言動をとっているところを【〇〇のチカラ】と紐付けして説明するんですよ。そうすると、あたかも「なるほど。あの遊んでいる姿は、将来や人生に良い影響を与えるんだな。」って紐付けされるわけですよね。

それの何が悪いんだ!ってツッコミを入れて下さった方いますよね?もちろん悪くないし、良いことですよ。けれども、どこか違う気がするんですよ。


正直に言っちゃえば‥子どもは〇〇のチカラを身につけるために遊んじゃいないんですよ。人生のことを考えて遊んでいるわけもないです。もちろん国の経済のことを案じて遊んでいるわけでもないはずです。

『遊びたいから遊んでんだよ!このヤロー!』って答えるはずですよ。(ビートたけしさん風です)


幼児教育という言葉がそもそも必要なんだろうかって、ときどきモヤモヤと思うわけです。幼児教育に関わっていながら。将来や人生ももちろん大事なんだろうし、それに関わるチカラが身につくことも大事なんだろうけど‥それ以上に子ども時代の“今”が蔑ろ(ないがしろ)にされちゃいけないと思うんです。

※養老孟司さん曰く(いわく)‥このような風潮は、乳幼児の死亡率の低下が一因しているのではないかと仰られておられました。もしも明日の命の保障が無い場合、その幼児教育は適当だろうか⁉︎と、今一度、僕たち幼児教育者(大人)はあらためて考える必要があるんだと思うんです。


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※とは、言いつつ‥園見学に来て下さった節には、きちんと1つずつ保育実践について説明致します。質問や相談に対しても丁寧にお答えします。『遊びたいから遊んでんだよ!』だなんては、決して言いませんのでご安心くださいね。

走りたいから走ってんだよ、ね。
2022-12-19
富岡保育園形勢逆転劇への道

素人オセロの醍醐味と言えば‥(プロのオセロを知らないので)終盤に要所を打つと、ものの見事にひっくり返る、形勢逆転劇ではないでしょうか。ブログ読者でオセロをプレイしたことのある方ならば、必ず一度はご経験があるのでは⁉︎

逆転劇に必要なことは、必ずあきらめずに一手ずつ打ち続けること。もしも打つことをあきらめたらそこで試合終了です。そしてもう一つは、どこが要所かを把握しておくこと。闇雲に打ち続けるよりも、とるべき要所を狙って打ち続けることの方が大事です。


さて、地球規模で見ると、人口増加現象にあるにも関わらず、日本では超少子高齢化にともなう人口減少といった矛盾を抱えながら‥さらには岡山県の最南西に位置する笠岡市では、より超少子高齢化であるにも関わらず、それでいて乳幼児施設は近隣市町村よりも多くあるといった、これまた矛盾を抱えながら‥富岡保育園は今後どのような道を辿っていくのでしょうか?

こればかりは、正解や前例がない問題だと思っています。なぜかって、現役世代以上の方々にとって、人口減少という現象は経験したことがないからです。

だからといって、あきらめて何もしないことや、なんとかなるだろうと闇雲にプレイすることは、試合終了を意味するんだろうと思っています。大事なのは、要所を狙って一手ずつ打ち続けることですよね。

富岡保育園は、乳幼児施設であると同時に社会福祉法人でもあります。つまりは“子どもたちの心身を健全に育てる場所”であると同時に“社会に生きる人たちの幸福を育む場所”でもあります。この場所感覚が、要所なんだと思います。要所を勘違いして、富岡保育園を存続することだけを考えてしまうと、ひっくり転んじゃうんだと思うんです。富岡保育園だけではなく、富岡北地区や、笠岡市全体にとって、さらには井笠地区や岡山県、また日本にとって、といった大局観で考えることが、形勢逆転への道なんだと思うんですよ。

一手ずつとは、まさに“日々の丁寧な保育”のことです。これに勝るものはありません。また個人レベルでは、常に保育の研鑽、さらには人間力の向上も、その一手と言えるでしょう。


実は、わたくし副園長村上。先日からネタにしておりました全国社会福祉法人社会福祉協議会が主催するプレゼンテーション大会のプレゼンテーターに、なんと‥第二次選考を通過し、そして最終選考までも通過してしまい‥この2月に東京へ出陣することが決定してしまいました。

伸成会

村上 太志 様

 

いつも大変お世話になっております。

「社会福祉HEROS TOKYO 2022」事務局の野口です。

 

この度は、本イベントにご応募いただき、誠にありがとうございました。

さて、本日1215日(木)に最終審査会を開催いたしました。

厳正なる審査の結果、貴殿には令和5228日(火)の本イベントにおいて、

プレゼンテーターとして登壇いただきたく存じます!

 

ご参考までに、今回のイベントの応募者数は過去最高の68名であり、

1次審査で30名、2次審査で13名を選考いたしました。

そしてこの度、最終審査にて、13名の思いや取組・実践内容に加え、

種別・テーマなど全体バランスを見ながら、

貴殿を含めた最終「7名」の登壇者を選出することとなりました。




もちろん、これも“日々の丁寧な保育”と同じ一手だと思っています。目立ってやろうだとか、優勝を狙ってやろうだとか(心の奥底のヒダには1mmはあるかもしれません)ではなく、このプレゼン大会が、富岡保育園や笠岡市、また乳幼児施設や社会福祉法人などに、どのような貢献につながるかを考えて取り組むことが大事だと思っています。



ちなみにこの木曜日に登壇者説明会が東京都の博報堂本社で開催されるにあたり‥東京のアニキ(株式会社カグヤ取締役)に報告がてら連絡してみたところ‥アニキの方は現在、保育園から高校までの一貫校プロジェクトに奔走しているのだとか。

正直「クーーーッ」と、悔しいとは違うけど、励みのような歯痒いような、やる気が漲る思いをしています。さすがアニキです。



富岡保育園をひっくり返し、富岡北地区、笠岡市をもひっくり返そうとしている村上から、もう1つご報告です。このたび小学生が冬休みに入るタイミングで、『村上たいしの冬休みのラジオ体操』を富岡保育園で開催する計画を立てています。この水曜日に富岡北地区まちづくり協議会理事会で承認を得た後に詳細を発表しようと思いますので、乞うご期待ください。

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方谷の間で、すやすや。
2022-12-18
一皮も二皮も剥けた保育実習

今年、保育士養成校から託されました実習生4名、無事に保育実習を終えることができました。コロナ渦真っ只中の実習は、普段では使わないような神経を使ったでありましょうが、その分、学びは非常に大きいものだったのではないでしょうか。実習生はもちろん、指導にあたった現場保育者も互いに、一皮も二皮も剥けた実習だったように思います。このような機会を持つことができ大変感謝しております。来年以降も、是非、富岡保育園へ保育実習に来て下さいね。市内だけに限らず、県外や海外からも保育実習生が来るような未来を想定して精進したいと思います。


さて、本日は、そんな一皮も二皮も剥けた実習生と現場保育者が綴った“実習日誌”を公開させていただきたいと思います。読むだけで、なんだか涙が出てしまうのは歳のせいでしょうか。もはや“交換日記”のような愛が伝わるものでした。


[実習生]

10日間の実習指導、本当にありがとうございました。久々の富岡保育園で少し緊張もありましたが、とても楽しく実習することができました。

今回の実習では、できるだけ全員の子どもと関わることを意識しました。自分から私に関わろうと毎日声をかけてくれる子どもと、恥ずかしくて話しかけられない子どもと、たぶん私に興味がない子どもと、いろいろな性格の子どもがいます。夏は積極的に話しかけに来る子どもとばかり一緒にいた気がするので、今回は、そうでない子どもにも「〇〇くん、おはよう」と明るく挨拶をしたり、声をかけたりしました。すると、だんだんその子どもたちも自分から話しかけに来てくれ、頼ってくれることも増え、とても嬉しかったです。

特に嬉しかったことは、3歳の男の子が泣いていて、話しを聞き「大丈夫だよ」と声をかけると‥それまでは自分から話しに来たことがなかったのに、次の日「せんせい、きて〜」と、私を頼ってくれたこと。2歳の男の子が苦手なトイレに座ることかできて「せんせい、できたよ」と、走って言いに来てくれたこと。保護者の方から「今日、息子が保育園に行きたくないとグズッていたのに、A先生(実習生)を見た途端、嬉しそうに走って園に入って行ったんです。ありがとうございました。」と、言われたこと。10日間でこんなにも子どもたちの成長を感じることができて嬉しかったし、私が富岡保育園に来たことで、少しでも成長できた子どもがいたら嬉しいなと思いました。

ただ、やっぱり夏と変わらず、子ども同士のトラブルの対応、食事がすすまない3歳未満児への対応がとても難しく、悩むことがありました。トラブルはすぐに仲介に入らず、まずは見守る程度でいいよと先生に教わり、見守っていると‥ジャンケンで解決したり、子ども同士で話し合っていたり、別の子どもが先生のように間に入って頭を撫でたり、「仲直りしぃ〜」と言ったり‥子どもだけでも解決できるようになっていて驚きました。

食事の時、「いらない」と言うメニューは、半分にして「どっちがいい?」などと子どもに決めてもらって少しでも食べられるようにしました。また「先生と一緒に食べよっか」と言い、一緒に食べたりしながら子どもの気持ちも尊重した上で、楽しく食事をすることが大切だと教わりました。

子どもは良い意味でも悪い意味でも保育者のことを、とてもよく見ていて、保育者の真似をする姿がよく見られました。だからこそ私も子どもが成長できるような行動や言動をするべきだと思いました。そして、あらためて、保育者はこの先の子どもの将来に関わる、とても大切な仕事だと思いました。今回の実習を思い出しながら、また気を引き締めて、勉強を頑張ります。

10日間本当にありがとうございました。

[指導保育者]

今回の実習もお疲れ様でした。10日間、A先生がいろいろなことを意識し、考えながら過ごしてくれたことがよく伝わりました。

今回は、前回に比べて、より保育の実践的なことを多く体験できたのではないかと思います。おしめ替えや、食事の配線、介助などですね。おしめ替えをしている時、ズボンの履かせ方について「立って履かせようとすると、転びそうになっちゃって‥どうしたらいいですか?」と、尋ねてくれたことがありましたね。“ズボンの履かせ方”ひとつにも細やかに丁寧に向き合ってくれていることがとても嬉しかったし、尊敬しました!日々の小さな関わりが、子どもとの信頼関係を結ぶ上で、一番大切なことだと思います。だから、朝ぐずっていてもA先生を見ると笑顔で園に来れたんでしょうね。これからもその気持ちを忘れず、子どもの心を尊重できる素敵なA先生でいて下さいね!

最後になりましたが、私たちは同じ保育者として、保育の道を進み、学んでいるA先生を心から応援しています。また困った時や、聞きたいことがある時、何もなくても、ぜひ遊びに来て下さいね。20日間、本当にありがとうございました。


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太陽の台所(給食室)
整理整頓バッチリ(泥棒ではありません)
2022-12-17
リベンジ焼き芋パーティー‼︎

12月16日(金)、本日は岡山県笠岡市による指導監査が行われました。補助金の運用や、書類、また実践においても、すべて不備なくみていただくことが出来ました。これに慢心せず、より気を引き締めて、園運営を行なっていきたいと思います。

丁寧に指導監査を行なって下さった、笠岡市子育て支援課の皆さまありがとうございました。


さて、事務所で指導監査が行われていた、ちょうどその頃‥富岡保育園のお庭では『リベンジ焼き芋パーティー』が開催されていました。

※なんで“リベンジ”なのん?って聞きたくなったあなたは‥申し訳ございませんが、先月のブログ記事に目を通してみて下さいね。

このたびも、笠岡市で有機栽培などを手がけられている、若月さん、鈴木さん、池田さんに助けていただきました。もちろん焼き芋を作る過程も大事なんだけれど、それ以上に、子どもとお話しをしたり、一緒に遊んで下さったり‥子どもたちにとって“家族や先生でない大人”と関わる時間は、価値観を広げるうえで、とても大事なことだと思っています。


本日は、無事すべてのお芋が焼き上がり、子どもたちや先生はもちろん、保護者や地域の小学生たちにも美味しい焼き芋が届きました。

寒い時期に、ホクホクの焼き芋をほおばると、体を寄せ合い、自然と笑顔になるようです。そして「おいしい!」と、気持ちを通わせ合えることで、心もホクホクとあたたまるようでもありました。


若月さん、鈴木さん、池田さん、リベンジ達成、誠にありがとうございました。

また、パーティーを盛り上げるために、お付き合いして下さった保護者の方々、そして、たくさんの子どもたちと関わり合う方々を陰ながらフォローして下さった現場の先生方、本当にありがとうございました。


それにしても、やっぱり焼き芋は最高ですね!


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★俺も、私も、「焼き芋やったるでー!」という猛者がおられましたら、何度でも是非!

リベンジの炎
地域の小学生も、ホクホク。
2022-12-16
都市伝説ではありませんよ。

早起きも過ぎると迷惑になりかねません。早朝5時から村上がカタカタゴソゴソと‥富岡保育園ご近所の皆さま大変申し訳ありません。以後気をつけます。

すこぶる心身がキまっているみたいなので、本日は持論を少々。


こども“家庭”庁が来年度から設置予定になっていますよね。名称にはいろいろと物議を醸すものがありますが‥

1964年、厚生省児童局を児童“家庭”局に改称。福祉事務所に“家庭”児童相談所を設置。

1999年、子ども“家庭”福祉学会設置。児童福祉から子ども“家庭”福祉へ。

2016年、児童福祉法改正により責任の序列化を行う。児童の保護者は、児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う。


小難しい文言を並べましたが、いわゆる子育てにおいて“家庭”が1964年から強調されはじめたんです。

1964年とは、東京五輪開催の年。つまりは日本の高度経済成長期の象徴の年でもあるんですね。

その頃から、家庭、家庭、家庭、家庭と、子育てに保護者責任強化を国が誘導しはじめたんですね。

これには、いろいろな説がありますが‥高度経済成長期、とにかくサラリーマンに働いてもらわないと国は困りますよね。なので、テレビCMなどを有効的に利用しながら、マイホームにマイカー(もちろんローンで縛ることを前提に)と、専業主婦の優しい奥様と子どもの絵面を幸せの象徴と誇張していったんです。がむしゃらに働いても、あったかいマイホーム(もちろんローンを前提に)と家族が待っててくれるから頑張れるよねってことです。そして、子育てを社会から“家庭”へ移行させるために、必殺の『三歳児神話』を流すわけです。3歳までは“家庭”で子育てをすることが正しいって話しです。


整理整頓して考えると、子育てにおいて“家庭”が重要視されはじめた背景には、科学的根拠なんてまったくなくて、ただの国の都合によるところなんです。

そのあたりを知っているか、知っていないかで、現代の子育てに携わる人たちの心の持ちようは変わるんじゃないでしょうか。

「子どものできは親のでき」「親のできは子どものでき」だなんて意識をお持ちではありませんか?親は子どもの所有物ではありませんよね?

世間的や周囲の眼差しに敏感になっていませんか?

親であろうとなかろうと、子どもや保護者に寛容な眼差しを向けることができていますか?

子どもを無条件に受け入れることができていますか?

このあたりに頭を悩まされている方は、高度経済成長期から根強く残る、国の政策から誘発された神話による誤解に染まっている可能性があります。


実は、児童福祉法が改正される前には、責任の所在については、この項目のみで記されていました。

「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う。」

つまりは、地域社会と保護者が一緒に責任をもって子育てしましょうよ!ってことだったんです。


誤解はさらに新たな誤解を招くものです。子育て関連の専門用語である“アタッチメント”という理論があります。いわゆる愛着関係を結ぶことの大切が説かれているものですが‥

アタッチメントとは“ひとりの人がずっと付きっきりで果たすもの”では、ないんです。

複数の心身の健康的な養育者が、アタッチメントの対象となることが、子どもの発達に安定性をもたらすんですね。

※参考資料 日本赤ちゃん学会 日本女子大学 林浩康「社会的養育におけるチーム養育の必要性」


そろそろまとめていきましょう。何が言いたいかって‥「もしかすると、今抱えている子育てに対しての悩みは、誤解から生まれているものかもしれませんよ。」ってことです。

子育ては、ひとりでするもんじゃありません。親だけでするもんじゃありません。家庭だけでするもんじゃありません。地域社会のみんなでするものです。科学的にも人類の歴史的にも、真っ当な意見だと思っています。

ブログ読者の皆様がどのような立場や境遇か分かりませんが‥どのようにでも子育てには関わり、責任を持つことができると思いますよ。実際に一緒に遊んだり見守ったりすることもできるかもしれません。また一緒にが難しければ、子育てをする親に対して励ましの言葉や労いの言葉をかけることだってできるかもしれません。

もちろん富岡保育園、またクレヨンKIDSも、その地域社会の一部として、いや全面に立って関わり、責任を持ちたいと思っています。

※親の立場から本日のブログを考えると、「我が子に、ひとりでも多くの心身の健康な養育者を味方につけれるか」が、子育てのポイントになるんじゃないかと思います。


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みんなの子育てです。
2022-12-15
前歯がぶりちくわの磯辺揚げ

野生のお猿さんは虫歯もなくキレイな歯茎をしています。それに比べて動物園のお猿さんには虫歯や歯周病が見られます。野生のお猿さんも動物園のお猿さんも歯磨きをしません。いったいこの差は何なのでしょうか?

その答えは‥『食事』です。


よく噛む食材なら“唾液”があふれ出て、口の中のプラーク(歯垢)を洗い流してくれます。つまり、噛まない食事では“唾液”は少なくなるということです。

“唾液”の役割を確認していきましょう。

①虫歯予防

②消化を助ける

③消毒

④食塊形成(しょっかいけいせい)

⑤抗がん作用

しっかり“噛むこと”が一番の虫歯予防になることを頭に入れて次に進んでいきましょう。


よく噛んでいない子どもは‥顎(あご)が小さくなり、歯が並びません。

“上あご”の成長は、5歳で40%、10歳で80%ほどです。(前歯の部分の成長は5歳で70%)

食生活が変わらなければ、顎(あご)の大きさも変わらないんです。

顎、あご、顎、あご、連呼していますが‥歯並びガタガタの理由も顎の成長不足に原因があるんですね。

※よく噛まない原因として、軟らかな食材ばかり食べさせたり、麺類のように噛まずに飲み込んでしまうものをよく食べさせたりするなど、噛むことを子どもが経験する機会が少ない場合にも、よく噛まないという状態が見られます。(厚生省ホームページより抜粋)

正常な顎の成長に必要なものとは、適正なストレスなんです。つまりは“しっかりと噛まなくては飲み込めない”食材を活用することです。


さらには熱中症についても歯科的観点で分析してみましょう。

上顎の成長が正常でない場合、“鼻呼吸”ができず、脳をクールダウンすることがスムーズに行えない状態になります。

熱中症にならない子どもになるには、3歳までに“汗腺”をたくさん作ることが鍵になります。そのためには一日一回は汗ばむ機会を作ることが大切です。


成長の起点である口やアゴの成長発育が悪いと、全身の成長発育や関節に影響を及ぼしかねません。

本日は、熊本県生田歯科医院副院長、藤原康生先生の口腔育成講座から、保育関係者が知っておくべき食育のポイントを紹介させて頂きました。

(※藤原先生は、歯科医師でありながら、保育士、介護支援専門員と資格をお持ちなんです。日本摂食支援協会、顎顔面機能咬合研究会、チャイルデント養成講座指導医なたどでもご活躍です。いつかは、藤原先生を岡山県笠岡市にお招きしてご講演して頂こうと思っています!めちゃくちゃ話しも面白くて分かりやすいんですよ!)


さて、そんな藤原先生が伝えたい食育のポイントを3つ挙げますよ。メモのご用意を。

①前歯で噛めるよう食材を大きく

②足は床につけるか正座で食べる

③歯ごたえのある食材、食後の水


“前歯で噛む食育”は【前歯がぶり】を合言葉に、保育士・調理師・栄養士・医師・歯科医師が互いの専門性を生かして、子どもに対して、チームで子育て支援に取り組むことが望まれます。【前歯がぶり】で子どもたちが健康に育っていくよう、さまざまな職種て協働していきましょう。

との、藤原先生からの熱いメッセージでまとめてみたいと思います。


ちなみに‥昨日、富岡保育園のお昼ごはんに“ちくわの磯辺揚げ”が登場しました。子どもたちのお皿に盛られた“ちくわの磯辺揚げ”を見ると、大人の人差し指ていどの大きさでした。

つまりは、ひと口では食べられない大きさ。前歯で噛まないと食べられない大きさでした。

子どもたちは前歯でがぶりと噛んでは、ほおばっていました。次に献立表に並ぶ時には【前歯がぶりちくわの磯辺揚げ】にしてもらおうと思います。

~おまけ~

ちくわの磯辺揚げは、実は副園長村上のリクエスト献立でもありました。希望を叶えて下さりありがとうございました。つい調子に乗って、ちくわの穴に指を入れて食べたり、たて笛のように吹く真似をしてみたり‥食育指導としてはNG⁉︎

~もういっちょ、おまけ~

昨日の3時のおやつ、おにぎりから“さつまいもの天ぷら”に変更がありました。実はこの、さつまいも‥富岡保育園へ牛乳を配達して下さる坂本明乳さんか育てたものなんです。先月、それは巨大なさつまいもを持ってきて、「わし、さつまいもの天ぷら好きなんよ!」と栄養士の先生に告げておられました。つまりは、さつまいもの天ぷらが食べたいというリクエストですよね。坂本明乳さんの念願も無事叶い、甘くてホクホクのさつまいもの天ぷらを食べることができました。


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★坂本明乳さんのように持ち込みで、「〇〇を作ってほしい」とのリクエストもお聞きしますよ。栄養士の先生と相談の上、出来る範囲で実現できるように努力します。

ロングちくわの磯辺揚げ
必殺‼︎前歯がぶり‼︎
その大きさに仰天‼︎
2022-12-14
マニュアルなんてものはない

学校(保育園を含む)や、会社などの組織では、いわゆる“カリキュラム”であったり“マニュアル”であったり“システム”と呼ばれるものが、それは非常に価値のあることだと現代社会では認識されているようです。

例えば、「保育園と小学校の連携をスムーズにするためのカリキュラムを作りましょう!」であったり、「小中一貫校のカリキュラムを作りましょう!」であったり‥何かにつけて“カリキュラム”を作りたがります。(作らせたがります)仕事をするにしても、「マニュアルを覚えましょう!」と号令がかかれば、失敗やトラブルが起きると、「システムに不備があったのではないか!」と、いち早くシステム改善に精を尽くすんだと思います。

カリキュラムやマニュアルやシステムがいけないことではないんですよ。組織全体を上手く回すためには必要だという認識に、現代社会の1つの解になっているのですから。

ただ、あくまでも、個人的に、僕はカリキュラムやマニュアルやシステムが嫌いです。好き嫌いで物を言っています。なぜかという理由を差し置いて、ただ単に嫌いなのです。


『丸腰国家~軍隊を放棄したコスタリカ 60年の平和戦略~足立力也』から。

ーよく「コスタリカは軍隊を廃止した」あるいは「コスタリカで軍隊が廃止された」といわれるが、「国」などという人格を持たない「システム」が軍隊を廃止したのではなく、軍隊が受動的に「廃止された」のでもない。具体的な人物が能動的に軍隊廃止を決定し、実行したのだ。当たり前のことでもあるのだか、私たちは、システムの話になるとしばしば“人という要素”を忘れがちになってしまう。

ー誰かの意志が行動を生み、そのいくつかがシステムとなって後世に残る。軍隊の廃止というと、どうも物事が大きすぎて現実味が湧かないかもしれないが、意志と実行力があれば、人間はそれくらいのことはできるのだ。私たちは、私たち自身に内在する「人の力」を、もっと信じたほうがよい。


富岡保育園では、例えば‥早番クルーの仕事マニュアルなんてものはありません。早番クルーは『登園して来る、子どもや保護者を温かく迎え入れ、気持ちの良い一日のスタートをきれるようにすること』がミッションなわけです。そのミッションの果たし方は、各クルーそれぞれで良いと思っています。むしろ、それぞれでないとおかしいとさえ思っています。なぜかって、人によって、また日によって、“あたたか”であったり“気持ち良さ”って違うじゃないですか。

今日の早番クルーは、洗濯物を畳んだ後に、玄関とベランダを雑巾で拭き掃除していました。雑巾の拭き跡に、朝日が差し込むと、それはそれは気持ち良く感じました。保護者と離れることで泣いてしまう子どもに対しても、微笑とほどほどの声量で「おはよ。」と包み込み、それはそれはあたたかさを感じました。


富岡保育園は「人の力」を信じたいと思っています。


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カリキュラムなんてものもない
2022-12-13
笠岡市広域保育入所緩和へ

先日、笠岡市議会本会議の傍聴席に初めて座りに行きました。気分は小学生の社会見学のようなもので、議長や執行部(市長含む)、議員などが繰り広げる、質問に答弁をワクワクしながら見ていました。

小学生気分で思ったこととしては、案外警備がゆるいのねってこと。傍聴席へは玄関からスルリと誰の許可なくとも入っていけるんです。それと、国会で飛んでいるような野次(ヤジ)も、いちよう笠岡市議会でも飛ぶんだねってこと。議会を盛り上げるために飛ばすのかな。

社会見学で行ったつもりが、たまたま質問事項が子ども、子育てに関することでしたので、ついつい身を乗り出して聞き耳を立てて傍聴して来ました。

笠岡市(人口4万5千人)における少子化は、近隣地域でも群を抜いており、浅口市(3万3千人)や井原市(3万8千人)などよりも出生数は減少しているんですね。

それに対して笠岡市執行部は、企業誘致を最優先して働く場所と財源を確保した上で、子育て環境に投資するとの答弁をされました。また同時に、商業施設とリンクさせた子育てステーションを設置することにより、子育てに優しいイメージ作りをしたいとの答弁もされていました。

それに対して、ある質問をされた議員の方は、企業誘致をここ数年最優先させてきて、500人以上の雇用を確保したが、それが出生数増加につながっていないのではないか。さらに商業施設とリンクさせた子育てステーションの維持には年間でかなりの投資が必要となる見込みだが‥例えば閉園する乳幼児施設や学校施設に初期投資を抑えて子育てステーションを設置する考えはないのか。などなど、ごもっともな質問をされていました。

さらに、質問はすすんで‥急激な少子化から民間保育所協議会から各施設の経営努力だけでは対応できない事態に直面しているとの訴えがある中で、民間保育所への助成金額の見直しであったり、また入園確保が厳しくなる中、市外からも入園できる「笠岡市広域保育実施要綱」の改定はできないだろうか、との、非常に富岡保育園としてもモンモンとしている案件に入りました。

笠岡市執行部からは、広域入所に関しては、井笠圏内、つまり浅口市や里庄町、井原市や矢掛町と、同じ条件にする話し合いがすすめられているとの答弁がありました。

つまりは、『笠岡市で働けば、もれなく富岡保育園にお子さまを入園させることができる』ってことです。

裏返せば、『市外から富岡保育園へお子さまを入園させたい場合は、笠岡市で働けばOK』ってことです。

本決まりしたら、またブログ内でもご報告しますね。


少し妄想を膨らませてしまうと‥「富岡保育園に入園させたいな‥こうなったら笠岡市に引っ越ししようか‥こうなったら笠岡市で就職しようか‥」なんて、地域への貢献の仕方が生まれるかもしれないな〜ってね。


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笠岡市に住もう
笠岡市で働こう
2022-12-12
【番外編】副園長村上初体験

今日のブログは、富岡保育園だったり、笠岡市だったりに直接関係することでないんだけど‥だけど、もしかするといつか参考になるのではないか⁉︎との想いから記す、メモのようなブログです。


本日は倉敷市玉島で来年度開講予定のオルタナティブスクール「竹林のスコレー」の説明会&BBQに参加させてもらいました。オルタナティブって聞くだけで、スマホを閉じようと思った方、お待ちくださいね。オルタナティブとは“代替え”という意味があるそうで、つまりは、既存の学校だけでない“選択肢を増やそうとする”取り組みのことです。さらにスコレーとは、スクールの語源をたどったギリシャ語だそうです。その意味は“余暇”なんだそうで‥本来の余暇という時間感覚の中で、自分の人生のデザインの仕方を学ぶことを「竹林のスコレー」さんは実現しようとしているわけです。


ちなみにこのオルタナティブスクール「竹林のスコレー」は、倉敷市で妊婦さんに自然栽培した野菜を届ける取り組みをされているNPO法人「こうのさと」さんが手がけられておられます。「こうのさと」さんは、野菜を届けたり、オルタナティブスクールを開講したり、また理念の共有する方々とマルシェを開催したりしながら『祝福のまちづくり』を目指しているんだそうです。

※ちなみにこのたびオルタナティブスクール開講にあたり行ったクラウドファンディングでは600万円以上が集まったんだそうです。

説明会&BBQに参加しながら、感じたこととして‥「こうのさと」代表たちの、とにかく物腰の柔らかさと、丁寧な気遣いに圧倒されました。参加者は30名以上、それも僕のような初めましての方も多くおられる中‥参加者同士をつなげるようにコミュニケーションをうながしたり、参加者が主体的に参加できるようにアシスタントしたり。このような姿勢の積み重ねがクラウドファンディング成功であったりにもつながったんだろうなと思いました。定期的に開催されているマルシェなどでの、あらゆる業種の方を巻き込むその仕掛けなどについて、今後ヒントをもらいにまた伺わせてもらおうと企んでいます。


ちなみに、このたび「こうのさと」代表たちにアシストされて、BBQで初めての体験をすることに僕はなりました。

それは‥「鶏肉をさばく」ことです。

※ここからは気を引き締めて読み進めて下さいね。

首の頸動脈を切ることによって殺された鳥(横斑プリマスロック)を、焚き火によって沸かした熱湯で茹でます。その後、毛をむしっていきます。丸裸になった鳥を、ここで遂にさばいていきます。首から包丁を入れていき、無駄がでないように、あらゆる角度にねじったり引っ張ったりしながら、各部位を切り取っていきます。(モモ・砂ずり・肝・ぼんじり、などの焼鳥屋でお目にする部位)

素人の僕では全て難しいので、毛をむしったり、また首や足を切る簡単な包丁さばきを体験させてもらいました。

文字にすると、なんだか単調に感じてしまうのですが、実際には、単調どころか複雑な気持ちでいました。包丁も力を入れないと切り落とせないのですが、わかっちゃいても力が入んないんですよね。

刺身として、また焼鳥としていただくお肉の、その食感と言いましょうかね、味わいと言いましょうか、それはズッシリと噛み締めるものがありました。(とても美味しかったんです、とても)

かわいそうだとかよりも、むしろ、普段自分はこの過程抜きに(知らずに)食べていることに対してどこか申し訳ない気持ちが湧いたと言った方が正直なところです。

野菜にしても、お肉やお魚にしても、その生産・調理過程から遠ざかるいっぽうになってしまっては、食に対しての感謝からも遠ざかってしまうんだろうとも思いました。


しかし、初めての衝撃をともなう体験(鳥をさばく)は、言語化できないような、ある種の人間としての学びがあったように実感しています。現在、ズッシリとした疲労感を味わっているのがその証拠でしょう。


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★来年度入園希望の方へ

定員に多少の空きはあります。が、ご希望の方は、まずは見学をおすすめします。園長又は副園長が1時間ほどかけてご案内させていただきます。

★来年度就職希望の方へ

若干の空き状況はあります。が、ご希望の方は、まずは見学や保育参加体験をおすすめします。お気軽にお問い合わせ下さい。

2022-12-11
歓喜に満ち溢れた筆跡

ブログ内でも紹介しているNarrative Tree(ナラティブツリー)という名の、とみほ村保育者が綴る物語があります。子どもたちはもちろんのこと、保育者自身やまた仲間の“心の動き”をありのままに記したものです。

ちなみに記す道具は、パソコンなどのデジタル機器ではなく、保育者自身の直筆。つまりは“心の動き”が、そのまま筆跡に残るんです。


本日紹介させて頂くのは、ミマモリストA先生のNarrative Tree。毎月、A先生らしく子どもの“心の動き”をとらえ、A先生らしく言葉を紡いでおられるのですが‥ですが、このたびのNarrative Treeの筆跡は、非常に落ち着いたA先生らしくないものでした。どことなく、文字が踊っているような、喜びに満ち溢れていることが、内容を読む前から伝わるものでした。

ブログでは、どうしても筆跡までは伝え切れないことに残念さを感じますが‥内容ももちろんのこと歓喜に満ち溢れていますので、是非目を通して下されば幸いです。


Title 気づき⭐︎

子どもたちが、あるキッカケで、私が妊娠していることに気がついた。

一番最初に気がついたのは、Dちゃん(6歳2ヶ月)で、私のお腹をさすりながら、「赤ちゃん?」と言った。

私が、「そうよ!」と言うと、Dちゃんは嬉しそうに笑い、「お腹、かたいね〜。」と言った。

その様子を見ていたEちゃん(5歳4ヶ月)とFちゃん(5歳10ヶ月)も集まってきて、順番に私のお腹をさすり、嬉しそうにしていた。


《まず、ここで私の思ったことは、子どもたちは、赤ちゃんがいると分かると、こんなにも優しくお腹をさするんだなと感動した。そして、嬉しかった。妹や弟がいてお母さんのお腹をさすったことのある子どももいるだろうけど、その他の子どもも、赤ちゃんがお腹にいると分かると、自然と優しくさすれるのだな〜と驚いた。》


少しすると、Dちゃんが私に、「じゃけぇ、ずっと抱っこできん〜って、よったん?(言ってたん?)」と言ってきた。

実は、私は結構前に、何度もDちゃんに「抱っこして!」とお願いされていたが、お腹のこともあり、「座って抱っこならいいよ〜。」と言い、普通に抱っこしてあげることができていなかった。


《抱っこをお願いされたのは、結構前の話しなのに、Dちゃんなりにずっと“なんで小さい子は抱っこするのに、自分は抱っこしてくれないんだろう~”と、心の中で思っていたのではないかと感じ、少し申し訳ない気持ちになった。そして、その時のことを、自分で思い出して、赤ちゃんができていたから“抱っこできん”って言ってたんだと、気付けたことにビックリした。子どもたちは子どもたちなりにたくさん考えているのだなと思った。》


次の日も、私が朝行くと、まず最初にFちゃんが私のお腹をさすり、「赤ちゃん〜♡」と嬉しそうにしていた。

Eちゃんは、私のお腹をさすりながら、「本当に赤ちゃんおるん?」と不思議そうにしていた。私が、「おるよ。」と言うと、嬉しそうにニコッと笑った。

Dちゃんもお腹を何度もさすりに来てくれて、そのたびに嬉しそうにしていた。

そんな子どもたちの様子を見てかわいい♡と思ったし、愛おしく思った。

そして、お腹の子どもを大切にしようと、あらためて思った。

ミマモリストA


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2022-12-10
只者じゃない面接官に敗北

「うまくいかなかったな〜。」って、どこか自分の力不足を感じちゃうことってありますよね⁉︎

そんな時、ブログ読者の方ならば、どのように自分の気持ちをおさめますか

僕の場合は、「かー。くそー。」って無念さを一晩だけ嘆いて、テキーラをグッと飲みます。そしていつもより早起きをした後、力不足を感じた点を分析して、次に活かしたろう‼︎って作戦に移るんですね。転んでもタダじゃ起き上がんない習慣は、たぶん今までに“うまくいった”ためしがないからこそ出来たのかもしれません。学生時代に、憧れたピッチャーになったはいいが、大事な試合でフォアボールばかり出してチームを負けに導いてみたり‥恋愛でも付き合ったはいいが、長続きしなかったり‥そのたびに「かー。くそー。」って嘆きながらも、自分自身をスケールアップさせてきたように思います。


戯れ言はこのあたりにしまして‥

昨日、全国社会福祉法人が開催するプレゼンテーション大会の第二次選考がオンライン面接で行われました。

結論から言いますと、「うまくいかなかったな〜。」「かー。くそー。」といった面接の出来でした。

なぜかって、面接をしている最中に、僕自身が、「なんだか、浮き足だってんぞー。言葉がフワフワしていて、地に足がついてないぞー。」って感じ続けて、そして着地することなく面接を終えてしまったからです。

浮き足だった要因を分析してみると‥まずは不慣れなオンラインでの面接にあったかなと思います。面接官は3名いたのですが、どこに焦点(熱量)をあてて喋ればよいかが定まらず、パソコン画面全体に喋りかけてしまったんです。(熱量の分散)

メイン面接官は広告業などをプロデュースされている男性でした。このメイン面接官の話しの聞き方や、質問の仕方(もちろん内容も)は、画面越しからでも、「プロだな〜。うまいな〜。」と感心させられるものでした。(感心してる場合じゃないのですがね)

そして、もう1人は、威厳のある雰囲気の女性面接官。丁寧に質問して下さったのですが、そんな時に限って固定電話が鳴っちゃったんですよね。一瞬集中力を切らしてしまい質問が聞き取れなかったんです。聞き返そうかと思ったのですが、こちらの不手際によるところなので、質問内容を想像して答えてしまったんです。(つまりは、答えた内容は、的を得ていない可能性が大なんです)

そして、最後の面接官は、フレッシュな女性。若いだとか、カワイイだとか、タイプだとか、そんな人を見た目で判断するようなことはしてはいないはずなのですが‥画面越しでも、ずっと見られていますと、緊張してしまったんですよね。(普段から、他者と目を合わせて喋らないので)


受験生じゃないんだけど、やはりオンライン面接にのぞむ前には、オンラインでの面接練習をすべきだったことは、後の祭りってやつですよね。

ただ、このたびの面接官からの質問で、1つ!もう一度考えて答えてみたい質問がありました。

面接官「保育実践改革を行って、改革して良かったと思いますか?また、それはなぜですか?」


この質問を聞いた時に、「もちのろんすけで良かったです!」と答えたかったのですが‥

ふと何かが、よぎってしまったんです。

それは、「僕だけが良かったと思っていたら、もちのろんすけじゃないよな‥」って、ほんの一瞬の不安です。

改革にあたり、価値観の共有や共感がむずかしい場面もあれば、僕の知識不足や説明不足、また高圧的な態度もあったせいで、富岡保育園を去ってしまわれた方もおられます。責任を持って取り組んでいる以上、申し訳ないとは思わないのですが、改革にはそれなりの代償があって、その代償を背負っている限り、ヒーローめいたことは言えないんじゃなかろうか‥って、よぎっちゃったんです。

その一瞬の不安を見逃さないメイン面接官の方は只者じゃないですよ。

ただ、やっぱり、「改革して良かった!」と自信をもっていることも、今日ここで、改めて宣言したいです。

なぜかって‥言葉で説明できるようなレベルじゃないとも自信過剰に思っています。富岡保育園に来て、園児のキラキラした瞳、保育者や保護者、地域の方のあたたかい声。そして流れる、平和な時間を体感すれば、わかるはずだからです。


「かー!くそー!もっと仕事がんばるぞ!」

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★昨日、笠岡工業高校からミニツリーを寄付していただきました。私設公民館とみほ村文庫に設置しています。夕方、とみほ村のお庭から鑑賞することができますよ。

保育実習、無事終了しました。
2022-12-09
クレヨンKIDSストーリー

岡山県笠岡市神島で複数の高齢者施設運営に尽力されている社会福祉法人天神会様。法人内の500人近い従業員の方たちのお子さまが中心となって利用できる小規模保育園があるんです。その名は“クレヨンKIDS”。

昨年度の今ごろでしょうか。天神会様から依頼のお声がかかり、クレヨンKIDS委託事業に関する3社競合のプレゼンテーションに参加することになりました。

正直なところ‥富岡保育園に加えて運営する施設を増やすことに対して、はじめ乗り気ではありませんでした。(消極的でした)なぜかと言えば、運営規模拡大により、富岡保育園で培った理念であったりが薄まってしまわないだろうかと心配していたんです。

けれども、同じ市内の社会福祉法人からの依頼ともなれば、“社会貢献”としての使命を感じずにはいられなかったことも正直なところでした。

富岡保育園が約60年かけて培った理念や保育実践が、社会から求められているのならば、それは還元するのが筋だろうと、理事長と相談した末に、プレゼンテーションに参加しました。

結果はおわかりの通りですが、見事に合格し、現在9ヶ月目に突入しております。

9ヶ月目に突入‼︎だなんて簡単に記してしまいましたが、たかが9ヶ月されど9ヶ月、幾多の紆余曲折的なドラマがあったわけなんです。

このドラマについて詳しく知りたい方は、僕なんかよりも、クレヨンKIDSで勤めるクルーたちにお聞きした方が最もであろうと思うのです。

ね!クレヨンKIDSの園長先生!

クレヨンKIDSの園長先生をお任せすることになったクルーとは、それこそ昨年度の今ごろでしょうか。新しい環境へのチャレンジに対して、少しでも不安を解消できるように、何度も話し合いの場を設けました。(話し合いと表記しましたが、もしかすると村上からの一方的に近い話しだったかもしれません)

ただ、幾多の紆余曲折なドラマも、仲間や保護者の皆さま、もちろん園児、そして天神会スタッフの皆さま、そして施設利用者の皆さまが、どんどんと協力して下さるおかげで、ハッピーな展開になっているようです。まさに感謝、感謝です。

(小規模保育園クレヨンKIDSに関してご興味ある方は、まずは富岡保育園ホームページTOP電話番号へお問い合わせ下さい。)


本日は、そんなクレヨンKIDSでの、ハッピーなドラマを1つご紹介したいと思います。

Title『いやしの時間』

最近、ちいさい子どもの面倒を見たいA君(2歳1ヶ月)。

でも、力加減がむずかしいようで、いっしょに遊んでいるつもりで上に乗ってしまったり‥危ない時に止めようとして服をひっぱってしまったり‥

相手の子どもはびっくりして泣いてしまうことも、しばしば‥

その都度、やさしく接することを伝えるが、A君からしてみれば、やさしくしているつもりなんです。

その気持ちがわかるので、側で見守ることと、相手の子どもがびっくりしてしまったら、しっかり気持ちを受けとめるように心がけていました。


そんな、ある日のこと。お昼寝の前に、A君はBちゃん(1歳4ヶ月)のことが気になり、Bちゃんが行く所、行く所について行っていました。

いつものように見守っていると、A君は、わかっていたのか⁉︎偶然なのか⁉︎Bちゃんを自分の布団に寝かせて、背中をやさしくトントンしはじめました。

でも、Bちゃんは、まだ寝たくない様子。

起きあがろうとするBちゃんを、優しく布団にもう一度寝かせつけるA君。

A君は、今度は添い寝をしながらやさしくトントンしはじめました。


A君はBちゃんと関わることができて嬉しそう。そして、そんな嬉しそうにするA君に付き合っていたBちゃんは、もしかすると‥「しかたないな〜。」と、すこしお姉さんのような気持ちで、A君の添い寝に付き合ってあげていたのかな‥やさしいA君に、やさしい気持ちを受けとめてあげるやさしいBちゃん。

ミマモリストK


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2022-12-08
結局は基本的生活習慣です。

新型コロナウイルス感染症が確認されて、4回目の冬を迎えようとしています。

新型コロナウイルス感染症が流行して以降、毎年のように乳幼児が感染していた、RSウイルス・手足口病・ヘルパンギーナなどの感染症がほとんど報告されていませんでしたが‥今年度に入り、これらのウイルス感染症が同時に流行することもありました。

また毎年のように流行していたインフルエンザも、新型コロナウイルス感染症拡大以降、流行がほとんど認められなくなりました。

上記のように、ある種のウイルス感染症の流行が、他のウイルス感染症の流行に影響を及ぼすことを「ウイルス干渉」と呼ぶんだそうです。

「ウイルス干渉」が起こるメカニズムとしては‥はじめのウイルスに感染すると、それを排除するために体は自分の免疫を活性化させます。すると、次のウイルスが来ても、体内に入れなかったり、入ったとしても増殖させなかったり、と感染が成立しない状態になるんだそうです。

このように抵抗力を持った人が増えることで、特定のウイルス流行下では、他のウイルスが流行しにくくなるようです。


しかし‼︎感染症流行には、「ウイルス干渉」以外にもさまざまな要因が影響していることも考えられています。(WHO“世界保健機構”によると)例えば、新型コロナウイルス感染症の場合、隔離措置により、類似した感染症患者も隔離され、拡大が防がれたのではないか。また、手洗いやマスクなどの対策が他のウイルス感染症にも効果があったのではないか。また新型コロナウイルス感染症とインフルエンザなど同時流行の懸念があったため、予防接種率が上がったためではないか。などなどの要因が挙げられています。


さて、この冬期には、従来流行するインフルエンザやノロウイルスなどの感染症は流行するのでしょうか。

ブログ読者の皆さまもお分かりの通り、あらゆる感染症に万能な薬も無ければ予防接種もありませんし、例えばノロウイルスなんてものには、新型コロナウイルス対策に作用されているアルコール消毒薬が効きにくいとされていたり‥とにかく、いくら細心の注意や対策をとっても感染経路は断ち切れないんです。

※補足しますと、医療機関やドラッグストアにある薬についても、ウイルスを倒す効果はないんです。ここを誤解してしまうと、薬漬けになってしまいます。あくまでも症状を和らげるものと認識しておきましょう。


では、感染症に対して、僕たち、私たちはまったくなす術がないのか⁉︎打つ手がないのか⁉︎

実は、ちゃんとあるんです。それは人間の身体に宿る“免疫力”を整えることにあります。そして免疫力を整える上で、最も効果のあることは【基本的生活習慣を整えること】です。

早寝早起き、つまりは質の良い睡眠ができるように生活習慣を再度改めましょう。睡眠には、やはり日々の適度な運動が効果的なこともお分かりですよね。さらには、運動をすると、お腹がへりますよね。バランスの良い食事を心がけることが大切です。

小学生で習うことが、実は心身の健康に最も効果的だなんて、僕たちはありがたい教育を受けていたんですよ。

食事!

運動!

睡眠!

三種の神器で、丈夫な身体作りをして、この冬期に備え、乗りきりましょう。


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火の用心‼︎消火器の点検です。
2022-12-07
副園長村上早朝のルーティン

ある理由から、副園長村上のモーニングルーティンを変更しました。(興味がない方は後半からお読みください)


出勤後、まずは強さひきだす乳酸菌R-1を飲みます。(富岡北地区“坂本明乳”さんで定期購入しています)

からの、全保育室の鍵と窓をあけます。(この時に、現場保育者の息遣いなんかを感じとるように心がけています)

からの、玄関先の掃き掃除を行います。(ルーティンを追加するため掃除の範囲を狭めさせてもらいました)

からの、徳民於賀神社へ参拝に行きます。(早朝に犬の散歩をしているご近所さんと挨拶が出来ます)

からの、早番の先生と挨拶を交わした後にラジオ体操をします。(第一・第二で5分程度です)

からの、いったん保育LABOで珈琲を淹れて新聞を読みます。(珈琲豆は笠岡市“辻珈琲”さん・新聞は“山陽新聞”です)

からの、富岡北地区の小学生の登校班について歩きます。(冬期の学生の半ズボン姿に敬意を払いながら、最近の流行っていることなどを聞きます)

からの、富岡保育園前の横断歩道で交通安全の旗を持って立ちます。(園児や保護者はもちろん、通学する学生や、通勤の自動車に乗る方などとも“顔見知り”になれます)

と、いった具合に変更したのですが‥変更にいたった理由ですね。それは、【脳を鍛えるため】なんです。

脳をストレスから守るため、集中力を得るため、アイデアをひき出すため、モチベーションを上がるため‥において最も効果のあることは【運動】なんです。

さらに副園長村上の弱い部分である“自制心”を高めるにも【運動】がもってこいな訳なんです。自制心に関連する脳の部位として【前頭葉】があげられます。運動を習慣にしている人の前頭葉は、脳のほかの領域との連携が強くなり、残りの領域にも影響を与えて制御できるようになります。また前頭葉で新しい血管がつくられ、血液の供給量が増え、老廃物がきれいに取り除かれる特典まであるんです。(※参考文献「運動脳~アンデシュ・ハンセン」)

参考文献によると、歩くよりも、少し息が乱れる“走る”方が効果的なのですが‥体力不足が否めないので、まずは歩くことから始めています。効果のメカニズムに興味のある方は、実際に著書をお読み下さい。“運動しなければ生き延びれなかった”人類の進化の過程が、現代でもかなり大きな要因となって脳に影響を与えていることが分かるでしょう。


ちなみに、脳は子どもだけに限らず、老若男女問わず全世代において鍛えることができるんです。「わたしは、僕は、大人だから手遅れ‥」だなんて勘違いしていたら、もったいないですよ。思いたったが吉日です。ブログ読者も【運動】をしましょう。走れない方は僕のように歩くことから。歩けない方は体操から。どんな薬よりも心身に効き目のある【運動】です。


★『とみほ村イルミネーション2022』がスタートしました。クリスマスまで平日16時過ぎ〜18時過ぎまで点灯します。是非通りかかる方はご覧ください。笠岡工業高校の生徒ならびに先生の皆さま、お忙しいなか製作・設置にご協力くださり誠にありがとうございました。優しい光に心か癒されております。

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イルミネーション点灯式
2022-12-06
脱‼︎ブラックボックス保育園

時事ネタを扱うことに関しては、いささか抵抗があるのですが‥“当事者意識”をもって取り上げて考えてみたいと思います。

ブログ読者も知っての通り、ある保育園の保育士3名が暴行容疑で逮捕されました。カッターナイフで脅したり、宙吊りにしたりといった体罰やまた暴言などの虐待を繰り返していたとのことです。

またそれに加えて、園長が虐待行為を口外しないよう約束させる誓約書を全ての保育士に書かせていた疑いがあり、犯人隠蔽容疑で刑事告発されるとのことです。

非常に憤りを感じる、心が痛むニュースではありますが、「他園のことだから関係ない」ではなく、「同じ保育・幼児教育に携わる者」として再発防止策を考えなきゃいけないと思っています。

まず、“保育士として”という以前の問題で“人として”の倫理観に欠けるようなことが、なぜ保育施設(教育機関)で行われてしまったのか。

もちろん新聞などでひろった内容しか分かっておりませんし、施設内の詳しい環境(人・物・空間)も分かっておりませんが‥

逮捕された保育士、また刑事告発される園長が、もとから倫理観に欠けた人間だったのか⁉︎それとも欠けるような人間になってしまう環境であったのか⁉︎

後者の要因を考えるときに、僕は(持論です)保育施設(教育機関)の【ブラックボックス化】が大きな原因なんじゃなかろうかと思うんです。

ブログ読者の方で、お子さまの通う(通っていた・もしくは知っている)保育園や学校に、参観日や運動会、発表会などの、運営側が指定した日にち以外で園内を見学したことがある方はいますでしょうか。

園内にいくら防犯カメラなどを設置したところで、防犯カメラの管理を園がするとなると“都合の良くない”ことは消したり隠したりできますよね。

それよりも、参観日などを指定することなく“いつでも”園内を見学できる状態を作っておくことの方が望ましいと思いませんか。さらに、保護者だけに限らず、地域の方々などあらゆる人に見学してもらうことが、さらに良いとも考えます。

ただこのように論じると、「いつでも、だれでもが、園内を見学されると、防犯面で危ないんじゃないか。個人情報など守られるのか。それに子どもたちが気が散って集中できないじゃないか。」なんて意見が飛んできそうですよね。

けれども、そもそも防犯面や個人情報を考慮し過ぎて、【ブラックボックス化】つまりは園内の“見えない化”がすすんでしまったことで、園内にいる保育士か犯罪を犯すなんて、元も子もない事態が起きているんですよ。僕は(持論です)オープン化、つまりは見える化をすすめた方が、逆に防犯面や個人情報に対しての意識は高まるんじゃないかとさえ思うんです。

また、見学者の影響で気が散って集中できない遊び(授業)なんて、そもそも必要がどうかを考えないといけないんじゃないかとも思うんです。だって、もしも見学者が来ていなかったら、“仕方なく集中している”ってことになりませんか。(屁理屈ですかね)

よくこの時期(冬期)になると、保育施設では、カーテンを閉め切っている部屋があります。おおかた予測がつくのですが、たぶん発表会の練習をしているんだろうと思うんです。これもカーテンを閉める理由としては、子どもたちの気を散らさないためであったり、また本番まで内緒にしておく、なんてことが挙げられるんじゃないかと思うんです。でもよく考えてみると怖くないですかね。カーテンを閉め切った部屋で、小さな子どもたちと先生で何が行われているのか。何かをさせるために、罵声を浴びせる・浴びせられることが常態化してしまう可能性が高まりかねないんじゃないでしょうか。

ある保育園に限らず、また逮捕された保育士や告発される園長に限らず、僕も含めた保育者(教育者)は考え直す時が来ているんだと思います。「これは保育として仕方ないこと・これは教育として仕方ないこと」なんて思ってやっていることは、もしかすると一般的な倫理観から大きく外れていることがあるんじゃないかと思うんです。

あらためて、ひとつずつ、「これって、変!?おかしい!?」なんて事柄を、園内から、また園外からも率直に意見交換(指導・助言)してもらえる土壌(環境)を作っていかなければならないと強く思いました。


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12月5日午前7時過ぎ
12月5日午前8時半過ぎ
2022-12-05
耳の痛い言葉を連ねて、自省

友人である岡山県岡山市「うえまつフリースクール」代表の横山君とは定期的に飲みニケーションをしています。子どもを対象とした仕事柄もそうですが、仕事に取り組む姿勢やスピード感などが、類似していることもあって話しが弾むんです。(もちろん飲みの方も)

お互いの現状、課題点、今後の展望などを、オフレコで赤裸々に話し合います。彼は天性の聞き上手なので、僕の場合はまだ誰にも言っていないところまでも話します。(今後ブログ愛読者にも話していきますね)

ちなみに、横山君が代表を務める「うえまつフリースクール」では、岡山県玉野市から通う学生に関しては、3つの小学校で【出席扱い】として認定されることになったんだそうです。つまりは、フリースクールに通った日数が、その3つの小学校では出席扱いになるってことです。適応教室以外での認定は、岡山県内では前例がなかったそうで、玉野市教育委員会ならびに、認定して下さった各小学校の校長先生に感謝していました。(出席扱いになるかは校長先生の判断のようです)

ただ、フリースクールに通う学生は、不安定さをもった子どもが多くいることから、経営面にも不安定さが直撃する現状があるんですね。(フリースクールには公的な補助金が出ませんので)でも、だからこそ公的な補助金なりの支援をして施設を守り、さまざまな子どもたちを守らなきゃなんないのに、とも強く思うところです。(岡山市でフリースクール連盟を立ち上げているそうですが、それとは別に運営を持続させる次の一手をすでに模索しているそうです※内容はまだオフレコです)

ちなみに、村上も横山君に負けじと(若干ライバル視しているのか)次の一手を模索しています。富岡保育園の場合は、認可保育園であり公的な補助金なりの支援で守られている、いわば非常にありがたい施設運営ではあります。が、つまりは、富岡保育園は国や県や市といった行政機関と両輪で動いているわけです。どちらかが浮き足だったり、またはパンクしたりしまっては持続させることはできないんですね。

今年度、コロナ渦の影響⁉︎いやお陰様で、笠岡市の行政の方と関わる機会が多分にありました。(コロナウイルスによる休園対応や処置なども含めて)多分にあったことで、お互いの価値観であったり、熱量やスピード感なども含めて、以前よりも知ることができました。もちろん折り合いをつけながら上手くやっていくことが、両輪を動かすために最も大事ではありますが、ただそれだけでは持続させれないこともよく分かりました。ブログ読者の方もお分かりかと思いますが、タイヤの空気圧を調整したり、時にはタイヤ交換だったりもしないと、事故の元じゃないですか。もちろん自分の能力を過信することなく謙虚な姿勢を持ち続けながらも、行政機関に対して“なにかしら”のアクションを起こして、いっしょに両輪を動かし続けたい、つまりは子どもたちを守っていきたいと思っています。(“なにかしら”はまだオフレコです)


“なにかしら”のアクションを起こす準備をしながら“謙虚”な姿勢を保つために、本日はライブネット生命創業者である出口治明さんの著書「座右の書“貞観政要”~中国古典に学ぶ世界最高のリーダー論」から‥いいリーダーに共通する10の思慮と、9の徳行を紹介したいと思います。(現代文で記しますね)

【十思】

①欲しいものがあらわれたときは、老子の「足るを知る」を思い出して、自戒すること。

②宮殿の増築などの大事業をするときは、老子の「止まるを知る」を思い出して立ち止まって考え、人民を過度に働かせてはいけない。

③大きなリスクを冒してまで、野望を果たそうとしてはいけない。自分の力を過信せず、「自分の能力はそれほど高くない」と謙虚になって自制すること。

④「もっと欲しい」などと満ち溢れるような状態になりたい気持ちが起こったら、「大海は、たくさんの小さな川の水が下へと集まってできたものである」ことを思い出して、謙虚に振る舞う。

⑤遊びたくなったら、自ら制限を設けて、節度を持って遊ぶこと。

⑥怠けそうになったら、何事にも一所懸命取り組んでいた初心を思い出すこと。最後までやり遂げることができたときも、威張ったり自慢したりせず、謙虚さを忘れないこと。

⑦自分の目や耳が塞がれていると思ったら、下の者の意見を率直に聞くこと。

⑧讒言(目上の人に、ある人の悪口を言うこと)や中傷を恐れるなら、まずは、自分の立ち振る舞いを正すこと。自分の身を正すことができれば、悪を退けることもできるし、部下を茶坊主にすることもない。

⑨部下の手柄をほめるときに、恩賞をあたえすぎてはいけない。部下を喜ばせようとして大盤振る舞いをすると、特的の部下を増長させることになりかねない。

⑩部下を叱責するときは、感情に任せて怒りをぶつけてはならない。信賞必罰は、公正であることが望ましい。

【九徳】

①寛大な心を持ちながら、不正を許さない厳しさをあわせ持つ。

②柔和な姿勢を持って、むやみに人と争わない。しかし、自分のなすべきことに対しては、必ずやり遂げる力を持つ。

③真面目だが、尊大なところがなくて丁寧である。

④事態を収束させる能力がありながら、慎み深く、謙虚である。相手を決して見下さい。

⑤威張ったりせず、普段はおとなしいが、毅然とした態度や強い芯を持つ。

⑥正直で率直にものをいうが、冷淡ではなく、温かい心を持つ。

⑦物事の細かい点には拘泥しない。おおまかであるが、しっかりしている。

⑧剛健だか、心が充実している。

⑨いかなる困難でも正しいことをやり遂げる強さを持つ。


とんでもなく耳の痛い言葉が連なっておりますが‥出口先生いわく『自分の立ち位置を確認し、それに見合った振る舞いを演じ続けていれば、それはやがて、その人の本性になる』とのことです。つまりは、誰でも、もちろん村上も、後天的に“いいリーダー”になり得る可能性があるってことですよ。自分にあきらめずに自省して努めていきたいと思っています。


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最近子どもに使い込まれているピアノの調律
2022-12-04
保育者はみんな実習生だった

富岡保育園では、11月28日~12月8日まで、2人の大学生が保育実習に励まれています。富岡保育園では県内外から制限なく実習生を受け入れています。

目的は「実習生をうちに就職させるため」ではありません。これは本当です。実習生の受け入れは、保育現場の使命であり、次世代の保育者育成は、次世代の子どもたちの未来を明るくすることに直結するからです。

ただ、本当に“次世代”のことだけを考えているからと言えば、それは違います。もちのろんすけで“今”を明るくすることにも直結すると考えています。

実習生の“学ぶ”姿勢は、現役保育者の“学び直す”姿勢につながります。富岡保育園では実習生に対して現場保育者に「教える・指導する」ことを任務としていません。「いっしょに学ぶ・楽しむ」ことです。

実習日誌にしても、大学教授やどこぞやの専門家が綴るものではなく、現場保育者のありのままのリアルな言葉で綴れば良いと考えています。専門用語をたくさん記せば助言として正しいのでしょうか。保育実践には解決できないことが多くあります。実習生の言葉に気持ちを傾け、解決できずとも、いっしょに悩んだり考えることの方が学びは保障されるのではないでしょうか。


先日、富岡保育園の中では保育者経験の短い、いわゆる、つい1.2年前までは実習生だった保育者に日誌の担当をお願いしました。その保育者に「先生は、富岡保育園の中で一番、実習生の気持ちが分かると思うんよ。気負わずに、実習生に手紙を書くと思って取り組んでみてね。」と伝えさせてもらいました。

さて、どんな日誌になったのか。ブログ読者も僕といっしょに読んでみましょう。

まずは実習生の反省と考察からです。

[反省・考察]

今日は子どもの受け入れ(登園時)を見させていただきました。お迎えは誰が来るのか、今日の子どもの体調など、保護者と情報の共有をしていることが分かりました。そして受け入れをした保育者以外の保育者とも共有をすることも分かりました。全員(保育者)との共有は大切だと思いました。

今日は、にじ組(3.4.5歳児生活グループ)の子どもたちと鬼ごっこをしていたのですが、ひかり組(2歳児生活グループ)の子どもたちも一緒に走りたいとのことで、私は一緒に(つまりは2歳児に合わせてゆっくり)走っていました。しかし、大きい子どもたちにとっては物足りなかったのか、怒り出してしまいました。

異年齢の保育だからこそ、年齢を超えて遊ぶことができる機会が増えるし、小さい子どもは大きい子どもと関わることで成長できると思います。ただ、そのぶん大きい子どもは小さい子どもに合わせた遊びになってしまうこともあるので、物足りないなと感じてしまうこともあるのかなと思いました。(以下略)

では、次に1.2年前まで実習生だった保育者の指導と助言にいきましょう。

[指導・助言]

おつかれさまです。子どもたちの受け入れ、またお迎えの際には保護者と情報の共有をします。体調面などももちろんですが、世間話などもよくします。A先生(実習生)ともたくさんお話ししたいので、またいろいろ教えて下さいね。

いつも穏やかに子どもたちと関わって遊んで下さりありがとうございます。同年齢だけでなく、異年齢の友だちと関わることで、新しい発見や学びがあるのと同時に、トラブルも起きたり‥むずかしいですよね。

私も年少児といる時に、年長児から鬼ごっこなど誘われたりすることがあります。こんな時どうしたら良いのだろうかと対応に困ったら、いつでも私たちを頼って下さいね。A先生もチーム保育の一員です。

ブログ読者の皆さまいかがでしょうか。私だったら、僕だったら、どうやって助言するかなと考えて読むと、学びのおこぼれにあずかれるんじゃないかと思いますよ。

(保育者の助言で「年少児といる時に年長児に誘われたりする」と記述がありましたが、その時に実際、どのような対策をしたのかな〜と気になりましたが‥)

このたびの助言内容の筋は『普段のコミュニケーションの重要性』を訴えているんだと思いました。それは“保育者と保護者”の関係性だけでなく、“保育者と保育者”の関係性にも言えることだということでしょう。世間話などを話せる関係性作りは、困ったり頼りたいときなど、ここぞという時に非常に有益なのでしょう。


ちなみに副園長村上だったら、物足りないと感じてしまった子どもたちにどのように対応するか‥むずかしいですね。

まずは大きい子どもたちに説明します。(僕の場合は“子ども扱いせずに”大人に説明するように話します。)そのうえで、この物足りない現状をどうすれば良いかを“子どもたちと一緒に考えたい”と思います。すると、もしかすると打開策が見つかるかもしれません。(見つからないこともあるでしょう。)

大事なのは、物足りなく感じさせないことではなく、物足りなく感じたら打開策を考える習性を身につけることなんじゃないかと思います。(おじさんが綴ると、どこか説教くさいですね。)


実習生のA先生も、日誌担当保育者も、複数の子どもから、複数の遊びに誘われるってことは、それだけ子どもたちから愛され、心を許されているってことなのでしょう。うらやましい悩みですね。


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実習生と保育者の学びの結晶
2022-12-03
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